JP2020066452A - 鮮度保持包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】青果物の呼吸をコントロールしながら、十分な空間抗菌効果を長時間に渡って発揮することができる青果物用の鮮度保持包装袋を提供すること。【解決手段】少なくとも2枚のフィルムからなる包装袋であって、前記2枚のフィルムのうち少なくとも一方が抗菌フィルムであり、前記抗菌フィルムが、基材、接着層、および熱融着樹脂層を積層してなり、前記接着層は、沸点が130〜260℃のアルデヒドまたはアルコール化合物からなる群から選択される抗菌性薬剤を含み、前記抗菌フィルムを20分間にわたって150℃に加熱した際の前記抗菌性薬剤の揮発量が0.1〜1.5g/m2であることを特徴とする鮮度保持包装袋。【選択図】図1

Description

本発明は青果物用の鮮度保持包装袋に関する。
近年、青果物用の包装材として、青果物の鮮度を長時間保つためにガスの透過率をコントロールした包装材が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に示された包材は、青果物の鮮度を保つために、青果物の呼吸を考慮して一定量の酸素と水分を包材内に存在させているため、カビが生えやすく青果物が腐敗する恐れがある。
また、青果物の呼吸を維持しながらカビの生育を抑えるために、ガス透過性をコントロールしたフィルムに、抗菌剤として銀などの金属イオンを練りこんだ包装材が提案されている。(特許文献2参照)。しかしこういった抗菌剤では、フィルムに接触した部分でしか抗菌性を発揮することが出来ず、フィルム表面と接触していない箇所ではやはりカビによる腐敗が起こる可能性がある。
こういった現象を防ぐためには、揮発性の抗菌剤を使い、袋内の空間全体に抗菌剤を行き渡らせる必要がある。そこで、ガス透過性をコントロールしたフィルムに揮発性の抗菌剤を含有させた包装材が提案されている(特許文献3参照)。ただし、ガス透過性のあるフィルムを使うということは、揮発性の抗菌剤も透過しやすいことを意味しており、抗菌効果が長続きしないため、いずれカビが生えてきてしまう。
この問題に対処するために、揮発性の抗菌剤を使い、かつ、ガスの透過性を抑えた包装材が提案されている(特許文献4,5参照)これらの提案では、ガスの透過性を抑えることで抗菌剤が袋外部へ揮発することを抑え、効果の持続性を保っている。
しかしながら、青果物の呼吸については一切触れられておらず、提案されているガス透過量が青果物の呼吸という観点から適切であるかは不明である。
特開2014−172632号公報 特開平6−105650号公報 特開2017−124841号公報 特開2018−35111号公報 特開2010−57382号公報
上記の問題に鑑み、本発明の課題は、青果物の呼吸をコントロールしながら、十分な空間抗菌効果を長時間に渡って発揮することができる青果物用の鮮度保持機能を有する包装袋を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明では以下のような構成を提案する。
第1の発明は、少なくとも2枚のフィルムからなる包装袋であって、前記2枚のフィルムのうち少なくとも一方が抗菌フィルムであり、前記抗菌フィルムが、基材、接着層、お
よび熱融着樹脂層を積層してなり、前記接着層は、沸点が130〜260℃のアルデヒドまたはアルコール化合物からなる群から選択される抗菌性薬剤を含み、前記抗菌フィルムを20分間にわたって150℃に加熱した際の前記抗菌性薬剤の揮発量が0.1〜1.5g/mであることを特徴とする鮮度保持包装袋である。
第2の発明は、前記2枚のフィルムのうち一方が抗菌フィルムであって、もう一方がガス透過性フィルムであることを特徴とする鮮度保持包装袋である。
第3の発明は 前記ガス透過性フィルムの水蒸気透過量と酸素透過量がそれぞれ、20g/m/atm/day以下と2,000〜15,000cc/m/atm/dayであることを特徴とする鮮度保持包装袋である。
第4の発明は、前記ガス透過性フィルムの酸素透過量が4,500〜9,000cc/m/atm/dayであることを特徴とする鮮度保持包装袋である。
第5の発明は、前記熱融着樹脂層が、ポリオレフィン系樹脂からなる層を少なくとも1層有することを特徴とする鮮度保持包装袋である。
第6の発明は、前記ポリオレフィン系樹脂が、環状ポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする鮮度保持包装袋である。
第7の発明は、前記熱融着樹脂層が、20μm以上50μm以下の厚みを有することを特徴とする鮮度保持包装袋である。
第8の発明は、前記抗菌性薬剤が、(E)−2−ヘキセナール、ヘキサナール、シンナムアルデヒド、シトラール、デカナール、2−ノナノール、オイゲノール、カルバクロール、及びリナロールからなる群から選択される一つ以上を含むことを特徴とする鮮度保持包装袋である。
上記の構成を採用することにより、本発明の鮮度保持包装袋は、ガス透過性フィルムによって青果物の呼吸をコントロールしながら、抗菌フィルムによって十分な空間抗菌効果を長時間に渡って発揮することができる。
本発明の包装袋を示す概略断面図である。 本発明の抗菌フィルムを示す概略断面図である。
本発明の包装材は、青果物の包装に用いられる包装袋であり、前記包装袋が少なくとも2枚のフィルムを重ねて周端部をシールしてなる。前記2枚のフィルムのうち、少なくとも一方のフィルムが抗菌フィルムであって、この抗菌フィルムは、包装袋の外側から順に基材、接着層、および熱融着樹脂層を積層してなり、接着層は、沸点が130〜260℃のアルデヒドまたはアルコール化合物からなる群から選択される抗菌性薬剤を含み、前記抗菌フィルムを20分間にわたって150℃に加熱した際の前記抗菌性薬剤の揮発量が0.1〜1.5g/mであることを特徴とする。
さらに、前記包装袋のフィルムのもう一方がガス透過性フィルムであることが望ましい。
図1に、本発明の包装袋の概略断面図を示す。
図1の包装袋4は、抗菌フィルム1、ガス透過性フィルム2からなり、内容物3が袋内に充填されてなる。
次に、図2は本発明の包装袋に含まれる抗菌フィルム1の概略断面図を示す。この抗菌フィルム1は、包装袋4の外側から順に、基材10、接着層20および熱融着樹脂層30を積層してなる。
(基材)
図2に示す基材10は、優れた機械的強度および優れた耐熱性を有するフィルムであることが望ましい。また、基材10は、用いる抗菌性薬剤の透過性が低い材料で形成すること、即ち、包装袋の外部には抗菌性薬剤の揮発成分が透過しにくい構成であることが望ましい。
基材10を形成するための材料の非制限的な例は、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリプロピレン(PP)、および、ナイロン(登録商標)などのポリアミド(PA)からなる群から選択される合成樹脂を含む。基材10は、単層であってもよいし、複数層の積層構造を有してもよい。
また基材10は、10μm〜50μmの膜厚を有することが好ましい。この範囲内の膜厚を有することにより、良好な加工性および取り扱い性を得ることができる。必要に応じて、基材10は、可塑剤、酸化防止剤、着色剤、充填材、紫外線吸収剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、難燃化剤、増粘剤などの、当該技術において知られている任意の添加剤を含有してもよい。
(熱融着樹脂層)
図2の熱融着樹脂層30は、加熱時に被着材に対する優れた接着性を必要とするため、ポリオレフィン系樹脂を用いる。ポリオレフィン系樹脂の例としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、および、環状オレフィンコポリマー(COC)からなる群から選択される樹脂を含む。
好ましいポリオレフィン系樹脂は、環状オレフィンコポリマー(COC)である。COCを用いることで、抗菌性薬剤の徐放性を高めることが可能となる。また、熱融着樹脂層30は、単層であってもよいし、複数層の積層構造を有してもよい。
さらに、熱融着樹脂層30は、20μm〜50μmの膜厚を有していることが好ましい。前述の範囲内の膜厚を有することにより、抗菌性薬剤の徐放性、良好な加工性、取り扱い性、開封性、熱接着性を得ることができる。熱融着樹脂層30の膜厚が20μm未満だと、抗菌性薬剤の徐放性を得ることができず、長時間効果を持続させることが出来ない。また、50μmを超えると、抗菌性薬剤の透過性が悪くなり、十分な抗菌効果を得ることが出来ない。熱融着樹脂層30は必要に応じて、接着促進剤、可塑剤、酸化防止剤、着色剤、充填材、紫外線吸収剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、難燃化剤、増粘剤、防曇剤、スリップ剤などの当該技術において知られている任意の添加剤を含有してもよい。
(接着層)
図2の接着層20は、抗菌性薬剤と接着剤とを含む。接着層20は、抗菌性薬剤の貯蔵および放出の機能と、基材10と熱融着樹脂層30とを接着させる機能とを有する。用いることができる接着剤の非制限的な例は、ポリエステル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ポリエーテル系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、エチレン−酢酸ビニル系接着剤、塩化ビニル系接着剤、シリコーン系接着剤、およびゴム系接着剤を含む。
接着層20は、1種または複数種の抗菌性薬剤を含んでもよい。接着層20に含まれる抗菌性薬剤は、沸点が130℃以上260℃以下のアルコールまたはアルデヒド化合物で
ある。沸点が130℃未満であると、揮発性が良すぎるがために、長時間効果を持続させることが出来ない。また、沸点が260℃を超えると、揮発しにくくなり効果を発現するために必要な薬剤量を得ることが出来ない。
用いることができるアルデヒドまたはアルコール化合物の非制限的な例は、(E)−2−ヘキセナール(沸点146℃)、ヘキサナール(沸点131℃)、シンナムアルデヒド(沸点252℃)、アニスアルデヒド(沸点248℃)、ペリルアルデヒド(沸点237℃)、シトラール(3,7−ジメチル−2,6−オクタジエナール)(沸点229℃)、シトロネラール(沸点201℃)、デカナール(沸点208℃)、ヒドロキシシトロネラール(沸点241℃)、2−ノナノール(沸点198℃)、オイゲノール(沸点253℃)、カルバクロール(沸点237℃)、リナロール(沸点198℃)、2−フェニルエタノール(沸点215℃)、2−フェノキシエタノール(沸点244.7℃)を含む。好ましいアルデヒドまたはアルコール化合物は、(E)−2−ヘキセナール、ヘキサナール、シンナムアルデヒド、シトラール、デカナール、2−ノナノール、オイゲノール、カルバクロール、およびリナロールを含む。
接着層20は、好ましくは1μm〜10μmの膜厚を有する。この範囲内の膜厚を有することにより、基材10と熱融着樹脂層30との接着強度(以下、「ラミネート強度」と称する場合がある)を十分に高くして、使用時または流通時の基材10および/または熱融着樹脂層30の剥離(デラミネーション)を防止することができる。それと同時に、接着層20を形成する際の加工性が向上する。
より好ましくは、接着層20は、2μm〜7μmの膜厚を有する。この範囲内の膜厚を有することにより、ラミネート強度をさらに増大させることができ、かつ、接着層20形成時の乾燥時間短縮および乾燥不良の防止が可能となる。
必要に応じて、接着層20は、着色剤、充填材、紫外線吸収剤、増粘剤などの当該技術において知られている任意の添加剤を含有してもよい。
(抗菌フィルム)
本発明の包装袋の抗菌フィルムにおいて、所望される空間抗菌効果は、抗菌性薬剤の揮発量に依存する。抗菌フィルムは、20分間にわたって150℃に加熱した際に、0.1〜1.5g/mの揮発量で抗菌性薬剤を揮発することにより、所望される空間抗菌効果を達成することができる。揮発量が0.1g/m未満であると、十分な空間抗菌効果を発現することができないことがある。また、揮発量が1.5g/mを超えると、ラミネート強度が不十分となり、デラミネーションの原因となる。
本発明の包装袋の抗菌フィルムは、図2に示す基材10の上に、接着剤および抗菌性薬剤を含む組成物を塗布して接着層20を形成し、接着層20の上に熱融着樹脂層30を形成することで製造することができる。熱融着樹脂層30の形成方法は、熱融着樹脂の押出ラミネート、熱融着フィルムのドライラミネートなどの当該技術において知られている任意の技術によって実施することができる。
また、本発明の包装袋の抗菌フィルムは、基材10の接着層20と反対側の面上、基材10と接着層20との間、接着層20と熱融着樹脂層30との間、または熱融着樹脂層30の接着剤層2と反対側の面上に追加の層を含んでもよい。追加の層の非制限的な例は、着色層、遮光層、ガスバリア層、水蒸気透過層、UV吸収層、保香層、遮熱層などを含む。
(ガス透過性フィルム)
図1のガス透過性フィルム2は、その水蒸気透過量が20g/m/atm/day以下であり、酸素透過量が2,000〜15,000cc/m/atm/dayであることが好ましい。
この範囲内のガス透過量を有することで青果物のしおれやカビの生育を抑えることができると同時に、青果物の呼吸を適性にコントロールすることができる。
ガス透過性フィルム2の水蒸気透過量が20g/m/atm/dayを超えてしまうと、青果物の蒸散作用により萎れやすくなってしまう。また、酸素透過量が2,000cc/m/atm/day以下だと、極端な低酸素状態となり品質低下の原因となる。酸素透過量が15,000cc/m/atm/dayを超えてしまうと、青果物が十分に呼吸できる状態となり劣化が加速する。さらに、抗菌性薬剤の透過量も増えるため、空間抗菌効果を長時間維持することが難しくなる。
より好ましくは、酸素透過量が4,500〜9,000cc/m/atm/dayである。この範囲内の酸素透過量を有することで、青果物の呼吸をより適性にコントロールすることができ、青果物の鮮度をより長く保つことが可能となる。
また、本発明の包装袋のガス透過性フィルムは、前述したガス透過性を有していれば、加熱した熱融着樹脂層30による接着が可能であることを条件として、PE、PET、PEN、PP、PAなどの当該技術において知られている任意の材料を用いて形成することができる。
なお、ガス透過性フィルムの酸素透過量および水蒸気透過量の制御は、公知の技術を用いてよい。例えば、後述の実施例に示すように、基材フィルムに微細な穴を開けてその穴の面積密度(開口率)を制御する方法でもよいし、ガス透過性フィルムの材料を所望の酸素透過量あるいは水蒸気透過量を有する材料に変更する方法でもよい。
本発明の包装袋は、前記抗菌フィルムと前記ガス透過性フィルムを熱融着樹脂層30が内側に配置した状態で周縁部を加熱して貼り合わせることによって形成することができる。あるいはまた、2枚の前記抗菌フィルムを熱融着樹脂層30が内側に配置した状態で周縁部を加熱して貼り合わせることによって形成してもよい。包装袋は、矩形、円形、三角形を含む任意の形状を有してもよい。また包装袋の底部に底部フィルムを貼り合わせて自立型包装袋としてもよい。
本発明の包装袋を用いて包装される青果物の非制限的な例は、たとえばピーマン、パプリカ、なす、きゅうり、ブロッコリー、ほうれん草、トマト、とうもろこし、枝豆、ごぼう、にんじん、オクラなどの野菜や、ぶどう、イチゴ、バナナ、みかん、レモン、りんご、梨のような果実などを含む。
以下、本発明の包装袋について実施例および比較例を示す。
(実施例1)
最初に、ウレタン接着剤および抗菌性薬剤シンナムアルデヒド(沸点252℃)を含む塗布組成物を調製した。得られた塗布組成物を、12μmの膜厚を有するPET(東洋紡株式会社製E5100)製の基材10に塗布し、80℃の温度で乾燥させて接着層20を形成した。最後に、接着層20の上に、30μmの膜厚を有するPE/COC積層フィルム(DIC株式会社製M3400MP)を貼り合わせて熱融着樹脂層30を形成し、抗菌フィルムを得た。
続いて、得られた抗菌フィルムから、2cmの面積を有するサンプルを切り出した。サンプルを20mLバイアル瓶に導入し、20分間にわたって150℃に加熱した。バイ
アル瓶内の気体1mLを採取し、ガスクロマトグラフにて分析して、シンナムアルデヒドの揮発量を求めた。本実施例の抗菌フィルムのシンナムアルデヒドの揮発量は0.5g/mであった。
次に、一定の割合で開孔された20μmの膜厚を有するOPPフィルムにウレタン接着剤を塗布し、80℃の温度で乾燥させた後、PEフィルムを貼り合わせてガス透過性フィルム2を得た。水蒸気透過量はJIS K 7129、酸素透過量はJIS K 7126に則って測定した。本実施例のガス透過性フィルムの水蒸気透過量は10g/m/atm/day、酸素透過量は6,000cc/m/atm/dayであった。
次に、得られた抗菌フィルムとガス透過性フィルムからそれぞれ1枚ずつフィルムを切り出し、熱融着樹脂層30が対向するように貼り合わせて、18cm×18cmの内寸を有するパウチを得た。得られたパウチの中にパプリカ1個を入れ、10℃の恒温槽にて30日間保存した。
その後、カビの生育が視覚的に観察されない場合を「○」、生育が視覚的に表面積の1/3以下で見られた場合を[△]、生育が視覚的に表面積の1/3より広範囲で観察された場合を「×」と評価した。
さらに、包装したパプリカの外観も評価した。萎れや変色などの外観異常がない場合を「○」、萎れや変色などの外観異常が表面積の1/3以下で見られた場合を[△]、しおれや変色などの外観異常が表面積の1/3より広範囲に見られた場合を「×」と評価した。
次に、作製した抗菌フィルムから、15mmの幅および10cmの長さを有するサンプルを切り出した。引張速度を300mm/minに変更したことを除いてJIS K6854−3:1999に準拠して、基材10と熱融着樹脂層30とのT字剥離試験を行い、剥離接着強さを測定した。
得られた剥離接着強さを、本実施例の抗菌フィルムのラミネート強度とした。1N以上のラミネート強度を「○」、0.5N以上1N未満のラミネート強度を「△」、0.5N未満のラミネート強度を「×」と評価した。
得られた包装袋の各数値および評価結果を下記の表1に示す。
(実施例2)
ガス透過性フィルム2の酸素透過量を9,000cc/m/atm/dayに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例3)
ガス透過性フィルム2の水蒸気透過量を20g/m/atm/dayに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例4)
熱融着樹脂層30をPEフィルム(フタムラ化学株式会社製LL−XMTD)に変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例5)
シンナムアルデヒドの使用量を変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた抗菌フィルムは、1.5g/mの揮発量を示した。得られた包装袋の各数値お
よび評価結果を表1に示す。
(実施例6)
シンナムアルデヒドの使用量を変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた抗菌フィルムは、0.1g/mの揮発量を示した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例7)
熱融着樹脂層30をPEフィルム(フタムラ化学株式会社製LL−XMTD)に変更したこと、および、膜厚を50μmに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例8)
熱融着樹脂層30をPEフィルム(フタムラ化学株式会社製LL−XMTN)に変更したこと、および、膜厚を20μmに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例9)
ガス透過性フィルム2の酸素透過量を4,500cc/m/atm/dayに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例10)
熱融着樹脂層30をCOCフィルム(倉敷紡績株式会社製Coxec ME−1)に変更したこと、および、ガス透過性フィルム2の水蒸気過量を1.0g/m/atm/dayに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例11)
熱融着樹脂層30をPEフィルム(フタムラ化学株式会社製LL−XMTD)に変更したこと、および、ガス透過性フィルム2を使用せずに抗菌フィルム1のみでパウチを得たことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例12)
ガス透過性フィルム2の酸素透過量を16,000cc/m/atm/dayに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例13)
ガス透過性フィルム2の酸素透過量を1,500cc/m/atm/dayに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例14)
ガス透過性フィルム2の水蒸気透過量を30g/m/atm/dayに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例15)
抗菌フィルムの作成方法を以下のように変更したこと、および、熱融着樹脂層30の膜厚を60μmに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
最初に、ウレタン接着剤およびシンナムアルデヒドを含む塗布組成物を調製した。得られた塗布組成物を、12μmの膜厚を有するPET(東洋紡株式会社製E5100)製の基材10に塗布し、80℃の温度で乾燥させて接着層20を形成した。最後に、接着層20の上に、PE樹脂(日本ポリエチレン株式会社製LC600A)を押出ラミネート法によって貼り合わせて、熱融着樹脂層30を形成し、抗菌フィルムを得た。
(実施例16)
抗菌フィルムの作成方法を以下のように変更したこと、および、熱融着樹脂層30の膜厚を10μmに変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
最初に、ウレタン接着剤およびシンナムアルデヒドを含む塗布組成物を調製した。得られた塗布組成物を、12μmの膜厚を有するPET(東洋紡株式会社製E5100)製の基材10に塗布し、80℃の温度で乾燥させて接着層20を形成した。最後に、接着層20の上に、PE樹脂(日本ポリエチレン株式会社製LC600A)を押出ラミネート法によって貼り合わせて、熱融着樹脂層30を形成し、抗菌フィルムを得た。
(実施例17)
シンナムアルデヒドに代えてヘキサナール(沸点131℃)を含む塗布組成物を調製したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(実施例18)
シンナムアルデヒドに代えてカルバクロール(沸点237℃)を含む塗布組成物を調製したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(比較例1)
シンナムアルデヒドに代えてヘキシルシンナムアルデヒド(沸点308℃)を含む塗布組成物を調製したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(比較例2)
シンナムアルデヒドに代えてエタノール(沸点78℃)を含む塗布組成物を調製したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(比較例3)
シンナムアルデヒドの使用量を変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた抗菌フィルムは、0.01g/mの揮発量を示した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
(比較例4)
シンナムアルデヒドの使用量を変更したことを除いて、実施例1の手順を繰り返した。得られた抗菌フィルムは、2.0g/mの揮発量を示した。得られた包装袋の各数値および評価結果を表1に示す。
Figure 2020066452
表1から、実施例1〜18ではいずれもラミネート強度が充分であり、抗カビ性評価、外観評価とも良好であった。
一方、比較例1は、沸点260℃を超えるアルデヒド化合物(沸点308℃)を抗菌性薬剤として用いると、揮発して熱融着樹脂層を透過する抗菌性薬剤が少なすぎるため、抗カビ性が得られなかった。
また、比較例2では、沸点が130℃未満のアルコール化合物を抗菌性薬剤として用いた場合、徐放性に欠けるため、長時間の抗カビ性が得られなかった。
さらに、比較例3では、揮発量が少なすぎて薬剤量が十分でないため、抗カビ性が得られないことが分かった。比較例4では、逆に揮発量が多すぎると、接着層中の抗菌性薬剤の含有量が多くなることで、ラミネート強度が低下することが分かった。
以上の結果を総合すると、沸点が130℃〜260℃のアルコールまたはアルデヒド化合物を抗菌性薬剤として用い、揮発量を0.1〜1.5g/mに設定し、熱融着樹脂層30にポリオレフィン系樹脂を用いて膜厚を20〜50μmとした抗菌フィルムとガス透過性をコントロールしたガス透過性フィルムを用いることにより、優れた抗カビ持続性と青果物の外観維持を両立できることが明らかとなった。
1 抗菌フィルム
2 ガス透過性フィルム
3 内容物
4 包装袋
10 基材
20 接着層
30 熱融着樹脂層

Claims (8)

  1. 少なくとも2枚のフィルムからなる包装袋であって、
    前記2枚のフィルムのうち少なくとも一方が抗菌フィルムであり、
    前記抗菌フィルムが、基材、接着層、および熱融着樹脂層を積層してなり、
    前記接着層は、沸点が130〜260℃のアルデヒドまたはアルコール化合物からなる群から選択される抗菌性薬剤を含み、
    前記抗菌フィルムを20分間にわたって150℃に加熱した際の前記抗菌性薬剤の揮発量が0.1〜1.5g/mであることを特徴とする鮮度保持包装袋。
  2. 前記2枚のフィルムのうち一方が抗菌フィルムであって、もう一方がガス透過性フィルムであることを特徴とする請求項1に記載の鮮度保持包装袋。
  3. 前記ガス透過性フィルムの水蒸気透過量と酸素透過量がそれぞれ、20g/m/atm/day以下と2,000〜15,000cc/m/atm/dayであることを特徴とする請求項1または2に記載の鮮度保持包装袋。
  4. 前記ガス透過性フィルムの酸素透過量が4,500〜9,000cc/m/atm/dayであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鮮度保持包装袋。
  5. 前記熱融着樹脂層が、ポリオレフィン系樹脂からなる層を少なくとも1層有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鮮度保持包装袋。
  6. 前記ポリオレフィン系樹脂が、環状ポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鮮度保持包装袋。
  7. 前記熱融着樹脂層が、20μm以上50μm以下の厚みを有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鮮度保持包装袋。
  8. 前記抗菌性薬剤が、(E)−2−ヘキセナール、ヘキサナール、シンナムアルデヒド、シトラール、デカナール、2−ノナノール、オイゲノール、カルバクロール、及びリナロールからなる群から選択される一つ以上を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鮮度保持包装袋。
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