JP2020063055A - 飲料供給装置 - Google Patents

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幸司 庄野
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Abstract

【課題】故障履歴の消去を容易に行うことができる飲料供給装置を提供する。【解決手段】飲料供給装置1は、動作履歴を記録する記憶部82と、飲料の供給を制御する制御部81と、利用者の操作を受け付ける操作部と、を有している。制御部81は、故障を判定した場合に、記憶部82に故障履歴を記録する一方、操作部に対して、予め定められた消去操作が行われた場合に、記憶部82から故障履歴を消去する。【選択図】図2

Description

本発明は、飲料供給装置に関する。
給水ノズルから水を供給するウォーターサーバーが従来より提案されている。ウォーターサーバーは、冷水を供給(出水)する冷水機能、温水を供給(出水)する温水機能、又は常温水を供給(出水)する常温水機能といった各種の機能を備えている。ウォーターサーバーには、フラッシュメモリ等の記憶部が搭載されており、この記憶部には動作履歴が記録されている(例えば特許文献1参照)。動作履歴は、ウォーターサーバーの動作に関する履歴情報であり、動作時間、各機能の実行回数、故障履歴等がこれに該当する。
動作履歴の一つである故障履歴は、故障の発生に基づいて記録される。故障が解消されない限り、故障履歴が消去されることはない。故障履歴が記録されている場合、電源投入がなされても、装置は故障動作モードとなる。そのため、故障の解消には、故障部品の交換等の故障対応の他に、故障履歴の消去が必要となる。故障履歴の消去は、保守管理者が所有する専用治具(コンピューター)をウォーターサーバーに接続した上で、専用治具を用いて行う必要がある。
特開2017−114490号公報
しかしながら、従来の手法にあっては、故障対応の他に、専用治具による故障履歴の消去作業が必要となる。そのため、専用治具を携行しなければならず、加えて、専用治具の取り付け及びその取り外しといった作業が増え、作業効率が悪いという不都合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、故障履歴の消去を容易に行うことができる飲料供給装置を提供することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、給水ノズルから飲料を供給する飲料供給装置を提供する。この飲料供給装置は、動作履歴を記録する記憶部と、飲料の供給を制御する制御部と、利用者の操作を受け付ける操作部と、を有し、制御部は、故障を判定した場合に、記憶部に故障履歴を記録し、操作部に対して、予め定められた消去操作が行われた場合に、記憶部から故障履歴を消去する。
ここで、本発明において、制御部は、記憶部に故障履歴が記録された場合には、通常動作モードを禁止して機能の一部又は全部を制限し、記憶部から故障履歴が消去された場合に、通常動作モードを許可することが好ましい。
また、本発明において、消去操作は、所定の期間に亘って操作部への操作が継続されることであることが好ましい。
また、本発明において、制御部は、電源投入に基づき初期動作を実行し、消去操作は、初期動作の開始から初期動作の終了までの期間に亘って操作部への操作が継続されることであることが好ましい。
本発明の飲料供給装置によれば、専用治具を用いることなく、故障履歴の消去を容易に行うことができる。
本実施形態に係る飲料供給装置の外観を示す斜視図 本実施形態に係る飲料供給装置のシステム構成を示すブロック図 操作パネルの正面図 記憶部に記憶される動作履歴の説明図 飲料供給装置に動作を示すフローチャート 飲料供給装置の動作の変形例を示すフローチャート 飲料供給装置の動作の変形例を示すフローチャート 飲料供給装置の動作の変形例を示すフローチャート
以下、本実施形態に係る飲料供給装置1について説明する。ここで、図1は、本実施形態に係る飲料供給装置1の外観を示す斜視図である。また、図2は、本実施形態に係る飲料供給装置1のシステム構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る飲料供給装置1は、飲料ボトル5から取り入れた水を給水ノズル20から供給するウォーターサーバーである。飲料供給装置1は、装置本体である筐体10と、給水ノズル20と、操作パネル30とを備えている。
筐体10は、その内部に、ヒーター40により加熱される水(温水)が貯留される温水タンク(図示せず)、冷却機構45により冷却される水(冷水)が貯留される冷水タンク(図示せず)、及び各種の配管(図示せず)を備えている。各種の配管により、飲料ボトル5に貯留された水が筐体10の内部へと取り入れられ、温水タンク又は冷水タンクへと供給される。また、各種の配管により、温水タンク内の温水、冷水タンク内の冷水又は飲料ボトル5から取り入れられた水(常温水)が給水ノズル20へと供給される。
筐体10の正面(前面)10aの中央部には、所要の大きさを備える筐体開口10a1が設けられている。筐体開口10a1には、化粧パネル11が配設されている。
化粧パネル11の上部には、膨出部12が設けられている。膨出部12は、上側から下側にかけて筐体10の手前側に向かって傾斜する面形状として構成されている。膨出部12の表面には、操作パネル30が配設されている。
また、膨出部12よりも下側には、上側から下側にかけて筐体10の奥側に向かって傾斜する傾斜壁部13と、当該傾斜壁部13の下側に連設されて、上下方向に延在する縦壁部14とが設けられている。傾斜壁部13と、縦壁部14と、筐体10をなす左右の側面10b,10cとにより、給水ノズル20から供給される水を受けるための給水空間Sが形成される。
給水空間Sの下端には、コップ等の容器を載置したり、容器から溢れた水を受け止めたりするためのドリップトレイ15が配置されている。飲料供給装置1の使用時には、ドリップトレイ15上の所定位置に容器を置き、操作パネル30に対して所定の給水操作を行うことで、給水ノズル20から供給される水を容器で受けることができる。また、容器を手に持ったまま、後述する第2給水スイッチ35を押し操作することで、給水ノズル20から供給される水を容器で受けることができる。
筐体10の上部には、ボトル載置部16が設けられている。ボトル載置部16には、水が貯留された飲料ボトル5を載置することができる。ボトル載置部16に載置された飲料ボトル5内の水は、装置周囲の温度に応じた常温となる。
給水ノズル20は、冷水、温水又は常温水を供給(出水)するためのものである。傾斜壁部13には開口部が設けられており、この開口部には、先端部が下向きに突き出すように、給水ノズル20が配置されている。給水ノズル20の周囲は、保護カバー21により覆われている。給水ノズル20は、筐体10内に収容された配管の最下流に接続されている。もっとも、給水ノズル20は、配管の一部を流用することも可能である。
操作パネル30は、膨出部12の表面に配設されている。操作パネル30は、飲料供給装置1に対する利用者の操作を受け付けたり、飲料供給装置1に関する情報を表示したりする。利用者は、操作パネル30に対して操作を行うことで飲料供給装置1が備える複数の機能の中から所望の機能を選択したり、選択した機能を実行したりすることができる。また、利用者は、操作パネル30上の情報を視認することで、飲料供給装置1が備える機能を認識したり、現在どの機能が選択されているかを認識したりすることができる。
図3は、操作パネル30の正面図である。操作パネル30は、パネル操作部31と、表示部32とを備えている。
パネル操作部31は、飲料供給装置1が備える機能を操作するための、利用者からの操作を受け付ける操作部である。パネル操作部31は、ジョグダイヤル31aと、給水決定スイッチ31bと、ロック解除スイッチ31cとを備えている。
表示部32は、飲料供給装置1が備える複数の機能を表示するとともに、現在選択されている機能を表示するものである。本実施形態に係る飲料供給装置1は、ユーザーが選択することができる機能として、冷水機能、温水機能、常温水機能、省エネ機能、クリーニング機能、加熱機能及び警報機能を含む7つの機能を備えている。表示部32は、これらの7つの機能と対応して、冷水表示部32a、温水表示部32b、常温水表示部32c、省エネ表示部32d、クリーニング表示部32e、加熱表示部32f及び水分補給表示部(警報表示部)32gを備えている。個々の表示部32a〜32gは、操作パネル30上に描画されたアイコンと、操作パネル30の裏面に配置されて、当該操作パネル30を透過照明する光源(図示せず)とで構成されている。光源としては、例えばLEDを用いることができる。
ジョグダイヤル31aは、円筒形状の操作部材(ダイヤルスイッチ)であり、表示部32a〜32gによって示される各種の機能を選択するための操作部である。ジョグダイヤル31aは、その中心軸を中心に回転可能に操作パネル30上に配置され、回転操作を行うことができる。ジョグダイヤル31aの周囲には、各機能の表示部32a〜32gが周方向に沿って所定のピッチで配置されている。ジョグダイヤル31aを回転操作し、複数の表示部32a〜32gの中から1つの表示部32a〜32gを選択することで、その表示部32a〜32gに対応する機能を選択することができる。また、ジョグダイヤル31aにより選択された表示部32a〜32gは、光源が点灯し、他の表示部32a〜32gは、光源が消灯する。
給水決定スイッチ31bは、ジョグダイヤル31aにより選択されている機能を実行するための操作部である。給水決定スイッチ31bは、指で押している間だけオンになり、指を離すとオフとなるモーメンタリスイッチである。例えば冷水表示部32aが選択されているときに給水決定スイッチ31bが操作されると、冷水を供給する冷水機能が実行される。これにより、給水ノズル20から冷水が供給される。温水表示部32b又は常温水表示部32cが選択されているときも同様で、給水決定スイッチ31bが操作されると、温水を供給する温水機能又は常温水を供給する常温水機能が実行される。これにより、給水ノズル20から温水又は常温水が供給される。
また、省エネ表示部32dが選択されているときに給水決定スイッチ31bが操作されると、省エネ機能が実行される。省エネ機能は、飲料供給装置1を省エネモードで運転させる機能である。省エネ機能が実行されると、冷水タンク内の冷水温度を標準温度よりも上げる処理及び温水タンク内の温水温度を標準温度よりも下げる処理の少なくとも一方が実施され、電力消費の抑制が図られる。
クリーニング表示部32eが選択されているときに給水決定スイッチ31bが操作されると、クリーニング機能が実行される。クリーニング機能は、筐体10内の配管、冷水タンク及び温水タンクをクリーニングさせる機能である。クリーニング機能が実行されると、冷水タンク内の冷水を殺菌するためのUV−LED(紫外線LED)ライトを点灯させる処理が実施され、これにより冷水タンクの殺菌が行われる。なお、クリーニング機能は、この方法に限られるものではなく、配管、冷水タンク及び温水タンク内で温水を循環させるものであってもよいし、その他の方法であってもよい。
加熱表示部32fが選択されているときに給水決定スイッチ31bが操作されると、加熱機能が実行される。加熱機能は、温水タンク内の温水の加熱を行う機能である。加熱機能が実行されると、例えば通常は80℃程度の温水タンク内の温水を90℃以上に昇温させる処理が実施される。
水分補給表示部32gが選択されているときに給水決定スイッチ31bが操作されると、警報機能が実行される。警報機能は、飲料供給装置1を熱中症警告モードで運転させる機能である。警報機能が実行されると、飲料供給装置1が熱中症の可能性を判断して警告を行う処理が実施され、利用者に水分摂取を促すことができる。
ロック解除スイッチ31cは、いわゆるチャイルドロック状態を解除するための操作部である。ロック解除スイッチ31cは、指で押している間だけオンになり、指を離すとオフとなるモーメンタリスイッチである。チャイルドロック状態とは、温水表示部32bが選択されているときに給水決定スイッチ31bが操作されても温水機能の実行を禁止する状態である。このロック解除スイッチ31cが特定時間(例えば3秒)連続して長押しされることにより、チャイルドロック状態が解除される。
なお、チャイルドロック状態は、温水機能の実行禁止に限らず、冷水機能や常温水機能の実行禁止に適用してもよい。さらに、チャイルドロック状態は、他の機能の実行禁止に適用してもよい。
また、飲料供給装置1は、第2給水スイッチ35、完全ロックスイッチ36及びヒーター制御スイッチ37を備えている。これらのスイッチ35〜37は、飲料供給装置1が備える機能を操作するための、利用者からの操作を受け付ける操作部に相当する。
第2給水スイッチ35は、冷水機能又は常温水機能を実行するための操作部である。第2給水スイッチ35は、化粧パネル11の縦壁部14に設けられており、手で押している間だけオンになり、手を離すとオフとなるモーメンタリスイッチである。例えばジョグダイヤル31aにおいて冷水表示部32aが選択されているときに、第2給水スイッチ35が操作されると、冷水を供給する冷水機能が実行される。これにより、給水ノズル20から冷水が供給される。常温水表示部32cが選択されているときも同様で、第2給水スイッチ35が操作されると、常温水を供給する常温水機能が実行される。これにより、給水ノズル20から常温水が供給される。
完全ロックスイッチ36は、操作パネル30及び第2給水スイッチ35に対する操作が無効となる完全ロックの実行、解除を切り替えるための操作部である。完全ロックスイッチ36は、筐体10の裏面(後面)に設けられている。完全ロックスイッチ36は、押し操作されるたびにオンオフが切り替わるオルタネイトスイッチである。すなわち、完全ロックスイッチ36は、指で押してオンになると、その後オンを継続し、再度指で押すとオフとなり、その後オフを継続する。完全ロックスイッチ36をオンすることで、完全ロックが実行され、完全ロックスイッチ36がオフとなるまで完全ロックは解除されない。完全ロックが実行されると、操作パネル30(パネル操作部31)及び第2給水スイッチ35に対する操作が無効となるモードへと切り替わる。
ヒーター制御スイッチ37は、ヒーター40の動作状態を切り替えるための操作部である。ヒーター制御スイッチ37は、筐体10の裏面(後面)に設けられている。ヒーター制御スイッチ37は、押し操作されるたびにオンオフが切り替わるオルタネイトスイッチである。ヒーター制御スイッチ37をオンすることで、後述する制御装置80によるヒーター40のオンオフ制御が可能となり、ヒーター制御スイッチ37がオフとなるまでこの状態が継続される。一方、ヒーター制御スイッチ37をオフすると、制御装置80の制御指令に拘わらず、ヒーター40はオフで固定となる。
さらに、飲料供給装置1は、温水温度センサー42と、冷水温度センサー47と、電磁弁60と、音声出力部70と、制御装置80とを備えている。
温水温度センサー42は、温水タンク内の温水の温度を検知する検知手段である。温水温度センサー42は、例えばサーミスタ等を用いて温度を測定する電子素子を利用したセンサーである。
冷水温度センサー47は、冷水タンク内の冷水の温度を検知する検知手段である。冷水温度センサー47は、例えばサーミスタ等を用いて温度を測定する電子素子を利用したセンサーである。
電磁弁60は、給水ノズル20からの水の供給を制御する。電磁弁60は、開弁状態において給水ノズル20からの水の供給(出水)を許可し、閉弁状態において給水ノズル20からの水の供給(出水)を停止する。この電磁弁60は、冷水タンクからの冷水の供給を制御する冷水電磁弁と、温水タンクからの温水の供給を制御する温水電磁弁と、常温水の供給を制御する常温水電磁弁とを含んでいる。
音声出力部70は、筐体10の周囲に所定の音声を出力するものであり、スピーカー及び音声IC等を備えている。音声出力部70により、飲料供給装置1に関する各種の音声、警報音等が出力される。
制御装置80は、飲料供給装置1の制御を行う。制御装置80は、制御部81及び記憶部82を有している。
制御部81は、飲料供給装置1内の各種構成を統括的に制御するものであり、CPU等のプロセッサを備えている。制御部81は、パネル操作部31、第2給水スイッチ35、完全ロックスイッチ36及びヒーター制御スイッチ37からの操作信号、並びに、温水温度センサー42、冷水温度センサー47及び装置周辺の温度・湿度を検出する温湿度センサー(図示せず)を含む各種センサーからのセンサー信号等に基づいて、表示部32、ヒーター40、冷却機構45、電磁弁60及び音声出力部70を制御する。制御部81の制御により、(1)温水タンク内の温水を所定の温度に調整したり、(2)冷水タンク内の冷水を所定の温度に調整したり、(3)冷水、温水及び常温水のいずれかを給水ノズル20から供給(出水)したりすることができる。
記憶部82は、各種のデータ及びプログラムを記憶するものであり、ROM、フラッシュメモリ等を備えている。記憶部82には、動作履歴が記録される。動作履歴は、飲料供給装置1の動作に関する履歴を示すものである。図4に示すように、動作履歴としては、飲料供給装置1の動作時間、冷水供給回数、常温水供給回数、温水供給回数等が挙げられる。また、動作履歴には、故障履歴が含まれる。
本実施形態との関係において、制御部81は、装置内の各要素の状態を監視し、これら要素の状態が予め定められた故障条件に該当する場合には、飲料供給装置1の故障を判定する。制御部81は、故障を判定した場合、記憶部82に故障履歴を記録する。例えば、制御部81は、動作履歴を構成する「故障履歴」の項目を「無」から「有」へと更新するといった如くである。一方、制御部81は、予め定められた消去操作が行われた場合に、記憶部82から故障履歴を消去する。例えば、制御部81は、「故障履歴」の項目を「有」から「無」へと更新するといった如くである。
また、制御部81は、故障を判定した場合、すなわち、記憶部82に故障履歴が記録された場合には、通常動作モードを禁止して、飲料供給装置1が備える機能を制限した故障動作モードに切り替える。ここで、通常動作モードとは、飲料供給装置1が備える機能の全部を実行可能な動作モードをいう。また、故障動作モードは、飲料供給装置1が備える機能の一部又は全部を制限した動作モードをいう。
記憶部82に故障履歴が一旦記録されると、故障履歴が消去されるまでは、制御部81は、故障動作モードを実行する。故障履歴が記録された状態では、電源投入が再度なされた場合であっても、制御部81は、故障動作モードを実行する。一方、記憶部82から故障履歴が消去された後に電源投入が再度なされた場合、制御部81は、通常動作モードへの復帰を許可する。
次に、本実施形態に係る飲料供給装置1の動作について説明する。図5は、飲料供給装置1の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、記憶部82から故障履歴を消去するための処理を示しており、飲料供給装置1への電源投入をトリガーとして制御部81により実行される。
まず、ステップS10において、制御部81は、初期動作を開始する。初期動作は、電源投入後に必ず実行される処理であり、飲料供給装置1がその機能に従って動作するために必要な各種の処理を含んでいる。すなわち、初期動作は、通常動作モード、故障動作モードに拘わらず、これらの動作モードに先立ち、電源投入後に必ず実行されることとなる。
初期動作では、例えば、フラッシュメモリ制御、ロック設定、音量設定、音声ICのリセット解除を含む処理が行われる。フラッシュメモリ制御は、記憶部82を構成するフラッシュメモリから、設定データ及び動作履歴を読み込んだり、これらのデータを利用してフラッシュメモリの故障判定を行ったりする処理である。ロック設定は、制御部81に接続されたディップスイッチ(図示せず)のHi、Lowを判定し、チャイルドロック設定を行う処理である。音量設定は、制御部81に接続されたディップスイッチのHi、Lowを判定し、音声出力部70の音量設定を行う処理である。
また、制御部81は、初期動作の開始と同時に、操作パネル30の表示部32の全部を一定時間だけ点灯する。
ステップS11において、制御部81は、第2給水スイッチ35が操作されているか、すなわち、第2給水スイッチ35がオンであるか否かを判断する。第2給水スイッチ35がオンである場合には、ステップS11において肯定判定され、ステップS12に進む。一方、第2給水スイッチ35がオフである場合には、ステップS11において否定判定され、ステップS14に進む。
ステップS12において、制御部81は、初期動作が終了したか否かを判断する。初期動作は、電源投入から所定の時間(例えば約5秒)経過後に終了する。初期動作が終了した場合には、ステップS12において肯定判定され、音声出力部70から所定の音声(例えば「ピッ」の音)を出力した上で、ステップS13に進む。一方、初期動作が終了していない場合には、ステップS12において否定判定され、ステップS11に戻る。なお、初期動作は、これに関する全ての処理、具体的には、フラッシュメモリ制御、ロック設定、音量設定及び音声ICのリセット解除が終了したタイミングで終了してもよい。
ステップS13において、制御部81は、記憶部82(動作履歴)から故障履歴を消去する。具体的には、制御部81は、動作履歴のうち「故障履歴」の項目を「有」から「無」へと更新する。
ステップS14において、制御部81は、故障履歴の消去判定を停止する。
ステップS15において、制御部81は、初期動作が終了したか否かを判断する。この判断は、ステップS12の処理と同様である。初期動作が終了した場合には、音声出力部70から所定の音声(例えば「ピッ」の音)を出力した上で、本ルーチンを終了する。一方、初期動作が終了していない場合には、ステップS15において否定判定され、ステップS15に戻る。
このように本実施形態において、制御部81は、故障を判定した場合に、記憶部82に故障履歴を記録する。一方、制御部81は、第2給水スイッチ35に対して、予め定められた消去操作が行われた場合に、記憶部82から故障履歴を消去している。具体的には、制御部81は、初期動作の開始からその終了までの期間に亘って第2給水スイッチ35への操作(押し操作)が継続された場合に、記憶部82から故障履歴を消去している。
この構成によれば、飲料供給装置1に搭載された、利用者の操作を受け付けるインターフェース(操作部)を操作することで、記憶部82から故障履歴を消去することができる。専用治具を利用する必要がないので、故障履歴の消去を簡単に行うことができる。また、専用治具の取り付け、取り外し等の作業がないので、作業効率の向上を図ることができる。
また、本実施形態において、制御部81は、記憶部82に故障履歴が記録されている場合には、通常動作モードを禁止して、機能の一部又は全部を制限している。そして、制御部81は、記憶部82から故障履歴が消去された場合に、通常動作モードを許可している。
この構成によれば、第2給水スイッチ35の操作により、故障履歴を簡単に消去することができるので、簡単な操作で通常動作モードへの復帰を図ることができる。これにより、故障時における復帰作業の短縮を図り、飲料供給装置1の本来の機能を速やかに利用することができる。
なお、上述した実施形態では、第2給水スイッチ35を操作することで、故障履歴を消去する方法について説明した。しかしながら、故障履歴の消去は、第2給水スイッチ35に限らず、飲料供給装置1が備える他の操作部、具体的には、ジョグダイヤル31a、給水決定スイッチ31b、ロック解除スイッチ31c、完全ロックスイッチ36及びヒーター制御スイッチ37のいずれを用いるものであってもよい。もっとも、上述した故障履歴の消去方法においては、初期動作の開始からその終了までの期間に亘って継続的な操作を判定する必要があるため、第2給水スイッチ35と同じモーメンタリスイッチであるロック解除スイッチ31c又は給水決定スイッチ31bを用いることが好ましい。
また、本実施形態では、飲料供給装置1が備える複数の操作部のうち、1つの操作部を単独で操作することで、故障履歴を消去する方法について説明した。しかしながら、複数の操作部のうち、2つ以上の操作部を操作して、故障履歴を消去するものであってもよい。以下、複数の操作部を用いる代表的な方法について説明する。
以下、第1の代表的な方法について説明する。図6は、飲料供給装置1の動作の変形例を示すフローチャートである。このフローチャートは、記憶部82から故障履歴を消去するための処理を示しており、飲料供給装置1への電源投入をトリガーとして制御部81により実行される。この変形例に示すステップS20,S22〜S25の各処理は、図5に示すステップS10,S12〜S15の各処理に対応している。以下、相違する処理について説明する。
ステップS21において、制御部81は、給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35の両方が操作されているか、すなわち、給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35がそれぞれオンであるか否かを判断する。給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35がそれぞれオンである場合には、ステップS21において肯定判定され、ステップS22に進む。一方、給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35の一方又は両方がオフである場合には、ステップS21において否定判定され、ステップS24に進む。
このように図6に示す変形例では、初期動作の開始から初期動作の終了までの期間に亘って、給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35への操作が継続された場合に、記憶部82から故障履歴が消去されることとなる。
以下、第2の代表的な方法について説明する。図7は、飲料供給装置1の動作の変形例を示すフローチャートである。このフローチャートは、記憶部82から故障履歴を消去するための処理を示しており、飲料供給装置1への電源投入をトリガーとして制御部81により実行される。この変形例に示すステップS30〜S32,S34〜36の各処理は、図5に示すステップS10〜S12,S13〜S15の各処理に対応している。以下、相違する処理について説明する。
ステップS32において肯定判定されると、ステップS33に進む。ステップS33において、制御部81は、初期動作の開始からその終了までの間に、ジョグダイヤル31aが操作されたか否かを判断する。初期動作の間にジョグダイヤル31aが操作された場合には、ステップS33において肯定判定され、ステップS34に進む。一方、初期動作の間にジョグダイヤル31aが操作されなかった場合には、ステップS33において否定判定され、本ルーチンを終了する。
このように図7に示す変形例では、初期動作の開始から初期動作の終了までの期間に亘って、第2給水スイッチ35への操作が継続され、かつ、当該期間においてジョグダイヤル31aが操作された場合に、記憶部82から故障履歴が消去されることとなる。
以下、第3の代表的な方法について説明する。図8は、飲料供給装置1の動作の変形例を示すフローチャートである。このフローチャートは、記憶部82から故障履歴を消去するための処理を示しており、完全ロックスイッチ36がオフされたことをトリガーとして制御部81により実行される。
まず、ステップS40において、制御部81は、給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35の両方が操作されているか、すなわち、給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35がそれぞれオンであるか否かを判断する。給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35がそれぞれオンである場合には、ステップS40において肯定判定され、ステップS41に進む。一方、給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35の一方又は両方がオフである場合には、ステップS40において否定判定され、本ルーチンを抜ける。
ステップS41において、制御部81は、給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35がオンされてからの経過時間(オン経過時間)が、所定の判定期間(例えば1分)に到達したか否を判断する。オン経過時間が判定期間に到達した場合には、ステップS41において肯定判定され、ステップS42に進む。一方、オン経過時間が判定期間に到達していない場合には、ステップS41において否定判定され、ステップS40に戻る。
ステップS42において、制御部81は、記憶部82(動作履歴)から故障履歴を消去する。具体的には、制御部81は、動作履歴のうち「故障履歴」の項目を「有」から「無」へと更新する。
このように図8に示す変形例では、完全ロックスイッチ36がオフの状態で、所定の判定期間に亘って、給水決定スイッチ31b及び第2給水スイッチ35への操作が継続された場合に、記憶部82から故障履歴が消去されることとなる。
このような変形例に示す方法によれば、飲料供給装置1に搭載された、利用者の操作を受け付けるインターフェース(操作部)を操作することで、記憶部82から故障履歴を消去することができる。このため、専用治具を利用する必要がないので、故障履歴の消去を簡単に行うことができる。また、保守管理者にとっては、専用治具の取り付け、取り外し等の作業がないので、作業効率の向上を図ることができる。
また、2つ以上の操作部を操作する必要があるので、利用者が誤って故障履歴を消去することを抑制することができる。
加えて、図8に示す方法では、初期動作の期間に限らず、完全ロックスイッチ36をオフした上で所定の操作を行うことで、記憶部82から故障履歴を消去することができる。これにより、電源投入に基づく初期動作に限らず、任意のタイミングで、故障履歴を消去することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態に係る飲料供給装置は、飲料ボトルからの水を供給するウォーターサーバーである。しかしながら、本発明は、ウォーターサーバーに限らず、水以外の清涼飲料水、コーヒー、お茶等の他の種類の飲料を供給するものであってもよいし、複数種の飲料を供給するものであってもよい。
また、本実施形態に係る飲料供給装置は、筐体の上部に飲料ボトルが載置されるものであるが、これに限らず、筐体の内部の下部等に飲料ボトルを収容するタイプのものであってもよい。
また、本実施形態では、記憶部から故障履歴が消去された後に、電源投入が再度なされた場合に、通常動作モードを許可している。しかしながら、電源の再投入を待つことなく、記憶部から故障履歴が消去された時に、通常動作モードを許可するものであってもよい。
1 飲料供給装置
5 飲料ボトル
10 筐体
10a 正面
10a1 筐体開口
10b 側面
10c 側面
11 化粧パネル
12 膨出部
13 傾斜壁部
14 縦壁部
15 ドリップトレイ
16 ボトル載置部
20 給水ノズル
21 保護カバー
30 操作パネル
31 パネル操作部
31a ジョグダイヤル
31b 給水決定スイッチ
31c ロック解除スイッチ
32 表示部
32a 冷水表示部
32b 温水表示部
32c 常温水表示部
32d 省エネ表示部
32e クリーニング表示部
32f 加熱表示部
32g 水分補給表示部
35 第2給水スイッチ
36 完全ロックスイッチ
37 ヒーター制御スイッチ
40 ヒーター
42 温水温度センサー
45 冷却機構
47 冷水温度センサー
60 電磁弁
70 音声出力部
80 制御装置
81 制御部
82 記憶部
S 給水空間

Claims (4)

  1. 給水ノズルから飲料を供給する飲料供給装置において、
    動作履歴を記録する記憶部と、
    飲料の供給を制御する制御部と、
    利用者の操作を受け付ける操作部と、を有し、
    前記制御部は、
    故障を判定した場合に、前記記憶部に故障履歴を記録し、
    前記操作部に対して、予め定められた消去操作が行われた場合に、前記記憶部から故障履歴を消去する
    飲料供給装置。
  2. 前記制御部は、
    前記記憶部に故障履歴が記録された場合には、通常動作モードを禁止して機能の一部又は全部を制限し、
    前記記憶部から故障履歴が消去された場合に、前記通常動作モードを許可する
    請求項1記載の飲料供給装置。
  3. 前記消去操作は、所定の期間に亘って前記操作部への操作が継続されることである
    請求項1又は2記載の飲料供給装置。
  4. 前記制御部は、電源投入に基づき初期動作を実行し、
    前記消去操作は、前記初期動作の開始から前記初期動作の終了までの期間に亘って前記操作部への操作が継続されることである
    請求項3記載の飲料供給装置。
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