JPH07284436A - 電気加熱式寝具 - Google Patents

電気加熱式寝具

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JPH07284436A
JPH07284436A JP10487894A JP10487894A JPH07284436A JP H07284436 A JPH07284436 A JP H07284436A JP 10487894 A JP10487894 A JP 10487894A JP 10487894 A JP10487894 A JP 10487894A JP H07284436 A JPH07284436 A JP H07284436A
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temperature
heater
bedding
target
stage
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JP10487894A
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Kazumichi Kimura
和道 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 就寝時に設定された温度段階が室温や寝具の
表面温度に比して高温域にあったとしても、布団の中を
適温に保つことにより布団を剥いだりすることがなくユ
ーザが風邪を挽き込むようなことがない電気火熱式寝具
を提供する。 【構成】 電源スイッチ投入後、発熱温度算定部29
は、温度段階設定情報を記憶部33に書込み、目標発熱
温度設定値が属する目標温度段階を求める。次いで、室
温センサ19からの室温検出値と表面温度センサ17か
らの表面温度検出値とに基づき、目標温度段階に温度段
階を変更する時間を求める。内部タイマ31からの通知
により上記時間に達したことを認識すると、ヒータ制御
部37に通知し、以後は目標温度段階でのヒータ45の
通電量制御が行われる。なお、異常状態判定部27から
異常状態との判定結果が出力されたときは、警報ブザー
43が鳴動し、又、ヒータ45は通電が遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気毛布のよう
な電気加熱式寝具の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気加熱式寝具は、就寝時にユー
ザが、ヒータの発熱温度領域を区切ることにより設定さ
れた複数個の温度段階が表示されている目盛中から所望
の温度段階を選択すると、コントローラは、その温度段
階の範囲内で、室温検出値に基づき、起床時までヒータ
の発熱温度制御を行うようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
電気加熱式寝具では、室温や寝具の表面温度がそれほど
低くなく比較的短時間で布団の中が暖まるにも拘らず、
就寝時に温度段階が比較的高温域に設定されたようなと
きには、ヒータへの通電量制御が該温度段階で起床時ま
で継続されることとなる。そのため、布団の中が不快な
ほど暑くなり過ぎてしまって布団を蹴飛ばしたり、遂に
は布団を剥いだりしてユーザが風邪を挽き込むような不
具合が生じた。
【0004】従って本発明の目的は、就寝時に設定され
た温度段階が室温や寝具の表面温度に比して高温域にあ
ったとしても、布団の中が不快なほど暑くなり過ぎるこ
とがなく布団を蹴飛ばしたり、布団を剥いだりしてユー
ザが風邪を挽き込むようなことがない電気加熱式寝具を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電気ヒータにより加熱する寝具において、
ユーザが任意に設定できる温度段階設定器と、就寝中の
適正温度を決定する適正温度決定手段と、前記電気ヒー
タの通電開始時には前記温度段階設定器からの設定値に
基づき、前記通電量を制御し、所定時間経過後に、前記
適正温度決定手段からの決定値に基づく通電量制御に移
行する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、ユーザが就寝時に、温度段
階をいずれに設定しても、所定時間経過後には、就寝中
の適正温度に基づく通電量制御に移行することとなるの
で、これにより、布団の中が不快なほど暑くなり過ぎる
ことがないから、布団を蹴飛ばしたり、布団を剥いだり
してユーザが風邪を挽き込むようなことはない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。
【0008】図1は、本発明の一実施例に係る電気加熱
式寝具の全体構成を示す。
【0009】この電気加熱式寝具は、敷毛布本体1を始
め、敷毛布側コード3、コントローラ5及び電源コード
7を備える。敷毛布本体1は、被覆されたヒータ(図2
において、符号45で示す)と、このヒータ45に一体
的に取付けられた表面温度センサ(図2において、符号
17で示す)と、上記ヒータ45に電気的に接続された
本体プラグ9を有する。なお、上記表面温度センサ45
には、例えばナイロンサーミスタが採用されている。敷
毛布側コード3の一端側には、前記本体プラグ9に接続
されるコネクタ11が取付けられ、又、他端側には、前
記コントローラ5が接続されている。電源コード7の一
端側には、商用電源に接続するための差込みプラグ13
が取付けられ、又、他端側には、前記コントローラ5が
接続されている。
【0010】コントローラ5には、電源スイッチ(図示
しない)を始め、図2で示したマイクロコンピュータ1
5、室温センサ19、温度段階設定器21、暖房時間設
定機能付き電動時計23、目標発熱温度設定器25、警
報ブザー駆動回路39、ヒータ駆動回路41及び警報ブ
ザー43が設けられている。
【0011】マイクロコンピュータ15は、CPU16
と、記憶部33とを備えており、CPU16は、異常状
態判定部27を始め、発熱温度算定部29、内部タイマ
31、警報ブザー制御部35及びヒータ制御部37を有
する。
【0012】温度段階設定器21は、ヒータ45の起動
時に、その発熱温度上限値と発熱温度下限値との間にお
いて設定されている複数個の温度段階中、所望の温度段
階の選択がユーザによって行えるように構成されてい
る。本実施例では、ヒータ45の発熱温度上限値(例え
ば、60℃)からヒータ45の発熱温度下限値(例え
ば、36℃)までの間に2.4℃刻みで10個の温度段
階が設定されている。ユーザによって設定された温度段
階は、温度段階設定情報として温度段階設定器21から
発熱温度算定部29に出力され、発熱温度算定部29に
より記憶部33に書込まれる。上記温度段階設定情報
は、暖房時間設定機能付き電動時計23により設定され
た暖房時間が経過すると、発熱温度算定部29により記
憶部33から消去される。
【0013】前記電動時計23は、商用電源からの給電
によって駆動し通常の時計として機能するのみならず、
1回につき最長で例えば8時間までの暖房時間がユーザ
の所望に応じて設定可能に構成されている。前記電動時
計23は、ユーザによって設定された暖房時間が経過す
ると、内部タイマ31、ヒータ制御部37及びヒータ駆
動回路41を介してヒータ45をオフする限時動作機能
を有する。又、前記電動時計23は、内部タイマ31、
警報ブザー制御部35及び警報ブザー駆動回路39を介
して警報ブザー43をオンする所謂目覚し時計としての
機能とを有する。
【0014】目標発熱温度設定器25は、ヒータ45が
起動状態から定常状態に移行した後、前記電動時計23
によって設定された暖房時間が経過するまでの間におけ
るヒータ45の目標発熱温度値を設定するためのもので
ある。この目標発熱温度値は、就寝中の人間にとって最
も快適とされる敷毛布本体1の表面温度値を指し、表面
温度センサ17によって検出されるものであって、例え
ば、40.8℃〜43.2℃の温度領域内に存在してお
り、上記設定器25は、この温度領域内において、ユー
ザが所望する温度値を選択的に設定可能に構成されてい
る。
【0015】ユーザによって設定された目標発熱温度値
は、目標発熱温度値設定情報として目標発熱温度設定器
25から発熱温度算定部29に出力され、発熱温度算定
部29により記憶部33に書込まれる。上記目標発熱温
度値設定情報は、暖房時間設定機能付き電動時計23に
より設定された暖房時間が経過すると、発熱温度算定部
29により記憶部33から消去される。
【0016】なお、ユーザによって目標発熱温度値が設
定されない場合には、記憶部33に予め記憶されている
適正温度値(例えば、40.0℃)が上記目標発熱温度
値としてヒータ45の通電量制御に適用されることとな
る。
【0017】記憶部33には、制御プログラム等が内蔵
され、又、必要データが記憶される。記憶部33に記憶
される不揮発性固定データとしては、上述した目標発熱
温度値の適正値データ(例えば、41.0℃)と、敷毛
布本体1の表面温度が異常高温になっているか否かを判
定するための基準となる表面温度閾値データとが挙げら
れる。又、記憶部33に記憶される書込み/消去可能な
データとしては、前記温度段階設定情報及び目標発熱温
度値設定情報が挙げられる。
【0018】更に、記憶部33には、室温が低い程、敷
毛布1の表面温度が低い程、設定温度段階から目標温度
段階への移行時間が長くなるように、予め実験を行うこ
とによって得られた移行時間データに関するテーブルが
複数蓄積されている。
【0019】異常状態判定部27は、表面温度センサ1
7から出力された敷毛布本体1の表面温度値が、記憶部
33に記憶されている表面温度閾値より大きいと認識し
たときには、異常状態と判定し、その判定結果を警報ブ
ザー制御部35及びヒータ制御部37に通知する。
【0020】発熱温度算定部29は、温度段階設定器2
1から出力された前記温度段階設定情報を記憶部33に
書込む。この情報は、発熱温度算定部29が内部タイマ
31からの通知により前記電動時計23によって設定さ
れた暖房時間が経過したことを認識したときに、記憶部
33から消去される。
【0021】発熱温度算定部29は、又、目標発熱温度
設定器25から出力された前記目標発熱温度値設定情報
を記憶部33に書込む。この情報も上記と同様に、発熱
温度算定部29が前記設定された暖房時間が経過したこ
とを認識したときに、記憶部33から消去される。な
お、上述した温度段階設定情報が出力され、内部タイマ
31からの通知により暖房時間が設定された後、所定時
間が経過しても前記目標発熱温度値設定情報が出力され
なかったときには、発熱温度算定部29は、既述のよう
に、記憶部33に記憶されている前記適正温度値データ
を目標発熱温度値としてヒータ45の通電量制御に適用
することとなる。
【0022】発熱温度算定部29は、更に、前記目標発
熱温度値設定情報又は前記適正温度値データに基づき、
これらの属する温度段階を求める。そして、室温センサ
19からの室温検出値と表面温度センサ17からの表面
温度検出値とに基づき、発熱温度算定部29は、ヒータ
45の通電量制御を行う温度段階を前記設定温度段階か
ら目標温度段階に変更する時間を求める。内部タイマ3
1からの通知により上記時間が経過したことを認識した
時点で、発熱温度算定部29は、ヒータ制御部37に温
度段階を変更すべき旨通知する。
【0023】内部タイマ31は、前記電動時計23にお
いて暖房時間が設定された時点で起動し、上記暖房時間
が経過するまでの間、所定時間間隔毎に時間計数値を発
熱温度算定部29に出力する。そして上記暖房時間が経
過すると、内部タイマ31は、ヒータ制御部37及び警
報ブザー制御部35に対し、暖房時間が経過した旨通知
して駆動を停止する。
【0024】ヒータ制御部37は、発熱温度算定部29
からの通知に基づき、ヒータ駆動回路41の半導体スイ
ッチング素子(図示しない)をオン/オフすることによ
り、ヒータ45の通電量を制御する。この通電量制御に
よって、ヒータ45の発熱温度が制御される。例えば、
前記温度段階が最も高温域である段階10(60.0℃
〜57.6℃)に設定されているときに、入力された室
温検出値及び表面温度検出値に基づきヒータ45の発熱
温度値を低下させるべきであると判断した旨の通知が発
熱温度算定部29からあった場合には、ヒータ制御部3
7は、上記温度範囲内において最低温度値になるように
ヒータ45の通電量制御を行う。
【0025】ヒータ制御部37は、更に、内部タイマ3
1から暖房時間が経過した旨の通知があったとき及び異
常状態判定部27から異常状態を検出した旨の通知があ
ったときには、ヒータ45への通電を断つべくヒータ駆
動回路41を制御する。
【0026】警報ブザー制御部35は、内部タイマ31
から暖房時間が経過した旨の通知があったとき及び異常
状態判定部27から異常状態を検出した旨の通知があっ
たときには、警報ブザー43を所定時間駆動すべく警報
ブザー駆動回路39を制御する。
【0027】次に、上記構成の制御動作を図3及び図4
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0028】まず、敷毛布側コード3のコネクタ11が
敷毛布本体1の本体プラグ9に接続され、電源コード7
の差込みプラグ13がコンセント(図示しない)に差込
まれた後、電源スイッチ(図示しない)が投入されたこ
とを認識すると(ステップS1)、CPU16は、ステ
ップS2乃至ステップS4で示した処理を行う。即ち、
ステップS2で温度段階が設定されたか否か、ステップ
S3で暖房時間が設定されたか否か、ステップS4で目
標発熱温度が設定されたか否かが夫々チェックされる。
ステップS3で暖房時間が設定されたことが確認された
時点が、内部タイマ31の起動時点である。次に、ステ
ップS4で設定された目標発熱温度値に基づき、該温度
値が属する温度段階(例えば、段階3)を求める(ステ
ップS6)。
【0029】一方、ステップS4で目標発熱温度が設定
されていないと判断すると、前述した適温値(41.0
℃)が属する温度段階(例えば、段階3)をステップS
6において求めることとなる。
【0030】ステップS7で内部タイマ31の駆動状態
が確認され、ステップS8で室温検出値が読み込まれ、
ステップS9で表面温度検出値が読み込まれる。そし
て、ステップS10において、前記設定温度段階、前記
目標温度段階、前記室温検出値及び前記表面温度検出値
に基づき、前記設定温度段階から前記目標温度段階に温
度段階を変更する時間を求める。
【0031】ヒータ45の通電量制御は、前記設定温度
段階での暖房が開始されてからステップS10において
求められた変更時間に達するまでの間は、前記設定温度
段階(例えば、段階10)で行われ、変更時間に達した
以後は、前記目標温度段階(例えば、段階3)で行われ
る(ステップS11、ステップS12)。
【0032】次に、ステップS13で異常状態と認識し
たときには、ヒータ45に対する通電が遮断されるとと
もに(ステップS15)、警報ブザー43が所定時間駆
動される(ステップS16)。
【0033】一方、ステップS13で異常状態でないと
認識したときには、内部タイマ31がタイムアップする
までの間、即ち、本実施例では、ステップS3で設定さ
れた暖房時間(8時間)が経過するまでの間、ステップ
S12で示した処理が継続される。そして、上記暖房時
間が経過したことを認識すると、上記ステップS15及
びステップS16の処理に移行し、一連の処理動作が終
了する。
【0034】以上説明したように、本発明に係る一実施
例によれば、ユーザが温度段階をいずれに設定しても、
前記室温検出値及び前記表面温度検出値に基づき、前記
設定温度段階から前記目標温度段階に温度段階を変更す
る時間が自動的に求められ、ヒータ45への通電が開始
されてから上記時間が経過した時点で自動的に温度段階
が前記目標温度段階に変更されることとなる。そのた
め、春先で室温がそれほど低くないにも拘らず、ユーザ
が子供で最も高温域である段階10(60.0℃〜5
7.6℃)に設定したとしても、室温がかなり低い真冬
時よりも相当短時間で温度段階が上記段階3(即ち、適
温値領域)に変更されることとなるので、布団の中が暑
過ぎて布団を蹴飛ばしたり、布団を剥いだりして風邪を
挽き込むような不具合は解消される。
【0035】又、暖房時間設定機能付き電動時計23に
よって設定された暖房時間が経過すると、ヒータ45へ
の通電が停止されるとともに警報ブザー43が所定時間
鳴動するので、就寝時に、起床する時刻に合せて暖房時
間を設定しておけば、前記電動時計23は起床時の目覚
しにもなる。
【0036】又、敷毛布1の表面温度が、予め定められ
た表面温度閾値を超えたときには、異常状態判定部27
が異常状態と判定し、ヒータ制御部37を介して直ちに
ヒータ45への通電を遮断するとともに、警報ブザー制
御部35を介して警報ブザー43を駆動することとして
いるので、敷毛布1の表面が異常高温になってユーザが
火傷したり或いは火災の原因徒なる等の不具合が生じる
のを未然に防止することができる。
【0037】又、警報ブザー43も駆動するため、ユー
ザが設定した暖房時間が経過する前に警報ブザー43が
鳴動すれば、それによってユーザは、敷毛布1に異常が
生じたことを容易に認識でき、以後の使用を中止するで
あろうから、故障した敷毛布1の使用を継続することに
より発生するであろう事故を未然に防止することができ
る。
【0038】又、設定された温度段階及び目標温度段階
において、敷毛布1の表面温度値が室温検出値に見合っ
た値になるように制御されるので、睡眠に快適な温度環
境を実現できる。
【0039】更には、ヒータ45への通電開始に先立
ち、ユーザが好みの目標発熱温度値を設定し忘れた場合
でも、記憶部33に予め記憶されている適温値(例え
ば、41.0℃)に基づき、目標温度段階を決定するこ
とつぃているので、設定された暖房時間が経過するまで
の間、設定温度段階でのヒータ45の通電量制御が継続
されることはない。
【0040】図5は、本発明の他の実施例に係る電気加
熱式寝具の全体構成を示す。
【0041】この電気加熱式寝具は、就寝時にユーザ
が、コントローラ50に設けられている温度段階設定器
52を用いて所望の温度段階を設定すると、暖房開始時
から一定時間(例えば、10分間)経過する毎に、温度
段階が上記設定温度段階から段階的に変更される。そし
て、予め決められた目標温度段階(例えば、「3」)に
達すると、以後は所定の暖房時間(例えば、8時間。こ
の時間は、変更不可)が経過するまで目標温度段階でヒ
ータへの通電量制御が行われることを主たる特徴とす
る。
【0042】前述した実施例におけると同様に、コント
ローラ50には、上記温度段階設定器52に加えて、室
温センサと、マイクロコンピュータが設けられ、一方、
敷毛布本体1には、表面温度センサが設けられている
(いずれも図示省略)。
【0043】本実施例でも、上記温度段階設定器52
は、前述した実施例におけると同様に10個の温度段階
が設定可能となっている。又、コントローラ50の裏面
には、上述した目標温度段階をユーザの好みに応じて選
択的に設定可能なように、目標温度段階設定用の爪(図
示しない)が設けられている。本実施例では、上記目標
温度段階設定用の爪は、適温値(例えば、41.0℃)
の属する温度段階(例えば、段階3)を中心として両側
に1段階(段階4と段階2)の範囲を限度として移動可
能となっている。上記目標温度段階設定用の爪により設
定された目標温度段階は、温度段階設定器52からマイ
クロコンピュータに通知される。
【0044】上記構成において、例えば、目標温度段階
が「4」に設定された状態で、ユーザが最も高温域の温
度段階である「10」を選択したとすると、暖房開始か
ら10分までは温度段階「10」で、暖房開始から10
分経過すると温度段階「9」で、暖房開始から20分経
過すると温度段階「8」で、夫々ヒータの通電量制御が
実行される。このようにして、暖房開始から60分経過
後には、目標温度段階である「4」に移行し、暖房時間
(例えば、8時間)が経過するまでの間、目標温度段階
「4」でヒータの通電量制御が実行される。上記通電量
制御は、マイクロコンピュータにより、室温検出値と表
面温度検出値とに基づいて実行される。
【0045】上記構成によれば、ユーザがいずれの温度
段階を設定しても、最長でも1時間程度で設定温度段階
から目標温度段階に温度段階が変更されるので、布団の
中が暑過ぎて布団を蹴飛ばしたり、布団を剥いだりして
風邪を挽き込むような不具合は解消される。
【0046】又、操作が極めて簡単であるので、子供や
高齢者のようなユーザにも使い勝手がよい。
【0047】なお、図1に記載されている各部と同一物
には、同一符号を付してそれらの説明を省略する。
【0048】上述した内容は、あくまで本発明に係る実
施例に関するものであって、本発明が上記内容のみに限
定されることを意味するものではなく、例えば、敷毛布
に代えて掛け毛布に本発明を適用することとしても差支
えない。
【0049】又、シングル用の毛布のみならず、ダブル
の毛布についても本発明は適用が可能である。
【0050】更には、ユーザが就寝途中で目覚めたとき
に、前記温度段階野移行をリセットして就寝時の温度段
階の設定が行えるように、リセットボタン(図示しな
い)を設けることとしても差支えない。
【0051】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、就寝時
に設定された温度段階が室温や寝具の表面温度に比して
高温域にあったとしても、布団の中が不快なほど暑くな
り過ぎることがなく布団を蹴飛ばしたり、布団を剥いだ
りしてユーザが風邪を挽き込むようなことがない電気加
熱式寝具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電気加熱式寝具を示し
た斜視図。
【図2】図1の電気加熱式寝具の制御系統を示すブロッ
ク図。
【図3】図2の制御動作を示したフローチャート。
【図4】図2の制御動作を示したフローチャート。
【図5】本発明の他の実施例に係る電気加熱式寝具を示
した斜視図。
【符号の説明】
16 CPU 21 温度段階設定器 45 ヒータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気ヒータにより加熱する寝具におい
    て、 ユーザが任意に設定できる温度段階設定器と、 就寝中の適正温度を決定する適正温度決定手段と、 前記電気ヒータの通電開始時には前記温度段階設定器か
    らの設定値に基づき、前記通電量を制御し、所定時間経
    過後に、前記適正温度決定手段からの決定値に基づく通
    電量制御に移行する制御手段と、 を備えることを特徴とする電気加熱式寝具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気加熱式寝具におい
    て、 入力された駆動指令に基づき、所定時間鳴動する警報発
    生手段と、 前記表面温度検出値が、予め設定された表面温度基準値
    より高いときに異常状態と判定して前記警報発生手段に
    駆動指令を出力する異常状態判定手段と、 を備えることを特徴とする電気加熱式寝具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の電気加熱式
    寝具において、 前記電気ヒータの駆動時間を設定する限時動作機能付き
    電動時計を備え、 前記警報発生手段は、前記電動時計の限時動作に際して
    所定時間鳴動することを特徴とする電気加熱式寝具。
JP10487894A 1994-04-19 1994-04-19 電気加熱式寝具 Pending JPH07284436A (ja)

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