JP2020058961A - 防犯スプレー - Google Patents

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勇希 高塚
秀孝 船木
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秀孝 船木
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【課題】環境に優しく着色対象者及び周囲の人々の健康を害することがなく、また、簡便な構造を有する防犯スプレーを提供する。【解決手段】噴射剤と、炭酸塩及び蛍光顔料を含む薬剤と、前記噴射剤及び前記薬剤が充填された本体と、前記薬剤を噴射するノズルと、前記ノズルからの噴射操作を行うためのレバーと、を具備すること、を特徴とする防犯スプレー。【選択図】図1

Description

本発明は、容器内に充填された蛍光顔料を含む薬剤を噴射する防犯スプレーに関する。
従来から、金融機関、商業施設、オフィスビル及び教育現場等では、防犯のために例えば下記の特許文献1及び2に開示されているような防犯スプレー等を携帯することが行われている。
特許文献1には、液状のダメージ成分と蓄圧ガスが充填されたボンベに、操作レバーとバルブおよび噴射ノズルが設けられ、操作レバーを握ることで噴射ノズルからダメージ成分を噴射する防犯噴射器が開示されている。
また、特許文献2には、防犯用組成物が充填されたボンベと、防犯用組成物を噴射する噴射口と、噴射口からの噴射操作を行うための操作部と、警告音を発する警告ブザーとを備え、操作部の近傍に警告ブザーから警告音の発生を開始するスイッチが設けられている防犯用スプレー装置が開示されている。
特開2004−191023号公報 特開2008−192043号公報
しかしながら、特許文献1に記載の防犯噴射器は、目や鼻や喉などの粘膜部分を刺激し、催涙の他、くしゃみやせきを誘導するようなダメージ成分を使用しており、環境にとっても、また、周囲にいる人々はもとより着色対象者(挙動不審者や犯人等を含む。)の健康にとっても好ましくない。
また、特許文献2に記載の防犯用スプレー装置は、操作部の近傍に警告ブザーから警告音の発生を開始するスイッチが設けられていることから、装置の構造が煩雑になって部品点数が増えてしまう。
そこで、本発明の目的は、環境に優しく着色対象者及び周囲の人々の健康を害することがなく、また、簡便な構造を有する防犯スプレーを提供することにある。
上述した課題を解決すべく、本発明は、
噴射剤と、
炭酸塩及び蛍光顔料を含む薬剤と、
前記噴射剤及び前記薬剤が充填された本体と、
前記薬剤を噴射するノズルと、
前記ノズルからの噴射操作を行うためのレバーと、
を具備すること、を特徴とする 防犯スプレー、
を提供する。
上記の本発明の防犯スプレーにおいては、前記蛍光顔料が、スチレン・アクリロニトリル系顔料であること、が好ましい。
また、上記の本発明の防犯スプレーにおいては、前記本体内に、前記ノズルから前記本体内を連通する内管を更に具備すること、が好ましい。
更に、上記の本発明の防犯スプレーにおいては、前記薬剤のpHが中性域(例えばpH7±2)であること、が好ましい。
本発明のエアゾール型防犯スプレーによれば、簡便な構造を有し、また、炭酸塩及び蛍光顔料を含む薬剤を使用しているため、環境に優しく、着色対象者及び周囲の人々の健康を害することがない。
本発明の防犯スプレーの代表的な実施形態の概略断面図である。
以下、本発明の防犯スプレーの代表的な実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、本発明はこれら図面に限定されるものではない。また、図面は、本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。
図1に示す本発明の一実施形態に係るエアゾール型の防犯スプレー1は、主として、密閉型の金属製圧力容器からなる本体2と、本体2の上部に設けられた噴射装置4と、で構成されている。本体2には、図示しないが、噴射剤と、炭酸塩及び蛍光顔料を含む薬剤と、が充填されている。
そして、噴射装置4は、薬剤を噴射するノズル6と、ノズル6からの噴射操作を行うためのレバー8と、レバー8の操作を制限又は解除するための安全ロック10(従来公知のものでよい)と、を具備している。また、本体2には、本体2内に充填された薬剤を外部に噴射するために、本体2からノズル6へと連通する内管12が設けられている。
本体2は、本実施形態の防犯スプレー1のエアゾール缶として機能するものであり、密閉可能であって、蓄圧ガスからなる噴射剤によって薬剤を充填可能に構成されている。蓄圧ガスを充填保持する程度の強度は、例えば、本体2を金属製とすることで容易に実現できる。本体2を構成する金属としては、例えば鉄、ステンレス又はアルミニウム等、従来公知で入手容易な金属を適宜選択して用いることができる。
本体2には、噴射剤及び薬剤を充填及び補充可能な開口部を有し、当該開口部には本体2内の薬剤の噴射を可能とする噴射装置4が、カシメ等によって密封して装着されている。
本体2の形状や大きさについては特に制限はないが、携帯性や操作時の取扱性等の観点から、本体の容量は100mL〜500mL程度であればよく、例えば、細長い円筒状体とすればよい。また、円筒状体は外径が30〜100mm程度で、高さが100〜300mm程度とすればよい。
本実施形態において本体2内に充填される薬剤は、蛍光顔料を含んでいる。この蛍光顔料の色は、好ましくは、ピンク色、黄色、赤色、緑色、オレンジ色などの明色であるのが好ましい。これにより容易にマーキング能力を発揮することができる。つまり、着色対象者が着用している布製品等に対して十分な着色が可能であるとともに、塗布された薬剤は複数回洗濯しても完全には除去されず、しかも、薬剤はブラックライトに反応して発光するため、色が目立ちにくい服装であってもブラックライトを照射することによって着色対象者(薬剤を塗布された者)の発見・判別が容易である。
かかる蛍光顔料としては、有機蛍光顔料を用いることができ、例えばスチレン・アクリロニトリル系顔料を用いるのが好ましい。
なお、皮膚表面に存在する生体物質と反応して呈色する試薬等もマーキング成分として、本実施形態の薬剤に混合させて用いることができる。例えば、タンパク質と反応するニンヒドリン試薬等を使用することができる。
また、匂いを付与する各種香料も併用できる。香料は警察犬等を利用した追跡に効果的である。香料の種類には特に制限は無いが、例えば女性が身に付ける香水等に使用されているものと区別容易であることが好ましい。例えば植物由来の甘草(カンゾウ)、益智(ヤクチ)、生姜(ショウキュウ)等の薬草や、木香(モッコウ)、丁字(チョウジ)等の、刺激臭を有する香料が挙げられる。また、例えば桂皮(ケイヒ)等の異臭性のある香料も挙げられる。
本実施形態の薬剤は、炭酸塩を含むことにより、初期火災の消火にも役立つ。かかる炭酸塩としては、例えば炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム等の炭酸塩類や、リン酸カリウム、リン酸アンモニウム等のリン酸塩類等、消火機能を発揮するものであればよい。
上記の薬剤は液状(乃至は分散液状)であり、液状の媒体(乃至は分散媒)として、例えば水、イソプロピルアルコール、エタノール等のアルコール又はエチレングリコール等のグリコール等の安全性が高い溶媒を使用することができる。また、薬剤に塗料を用いる場合には、乾性油、合成樹脂溶剤、樹脂エマルジョン又は合成ラテックス等の展色剤(ビヒクル)も結果的に本実施形態の薬剤の一成分となる。
また、グリコールや尿素等を含む場合は、不凍液としての役割も果たし、この場合、寒冷地や寒冷期においても、本実施形態の防犯スプレー1を使用して確実にターゲティング能力を発揮することができる。
なお、薬剤は、より高い消火効果を得るという観点から、上記炭酸塩等に加えて、パーフルオロアルキル化合物を含むのが好ましいことを、本発明者は実験により見出している。
噴射剤はいわば蓄圧ガスであり、安全性の高いガスを用いればよい。例えば、空気、窒素ガス(不活性ガス)又は炭酸ガス等が挙げられる。上記の噴射剤は圧縮されて本体2に充填されることになる。一般的なエアゾール製品にはLPガスが用いられることもあるが、本実施形態では消火機能も有するため、上記のような安全性の高いガスを用いるのが好ましい。
上記の噴射装置4は、本体2に薬剤とともに充填される噴射剤の圧力により、薬剤を外部に噴射させる装置である。噴射装置4としては、特に制限なく従来公知のものを使用できる。
本実施形態では、防犯スプレー1は、本体2の内部においておおよそその底部にまで到達して薬剤をノズル6へと送る内管12と、弁室(図示せず)を介して内管12と連通し、弁室内の弁の開閉によって薬剤を噴射するノズル6と、弁の開閉操作を行なう操作部としてのレバー8と、を具備する。弁室及びその弁としては、従来公知のものを用いればよい。
ノズル6は、薬剤を噴射する噴射口として機能するものであり、着色対象者が逃亡しようとしても確実に付着させられるように、拡散を抑えて直線的に薬剤を噴射可能に形成されていることが好ましい(高指向性)。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の設計変更が可能であり、それらも本発明に含まれる。
1・・・防犯スプレー、
2・・・本体、
4・・・噴射装置、
6・・・ノズル、
8・・・レバー、
10・・・安全ロック、
12・・・内管。

Claims (4)

  1. 噴射剤と、
    炭酸塩及び蛍光顔料を含む薬剤 と、
    前記噴射剤及び前記薬剤が充填された本体と、
    前記薬剤を噴射するノズルと、
    前記ノズルからの噴射操作を行うためのレバーと、
    を具備すること、を特徴とする防犯スプレー。
  2. 前記蛍光顔料が、スチレン・アクリロニトリル系顔料であること、
    を特徴とする請求項1に記載の防犯スプレー。
  3. 前記本体内において、前記ノズルから前記本体内を連通する内管を更に具備すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の防犯スプレー。
  4. 前記薬剤のpHが中性域であること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防犯スプレー。
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