JP2004141579A - エアゾール式消火用具 - Google Patents

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fire extinguishing
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aerosol
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Tamotsu Horiguchi
堀口 保
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HORIGUCHI KK
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HORIGUCHI KK
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Abstract

【課題】消化液としてハロンガスを使用しない環境を破壊する恐れのない消化液を使用すると共に、最後まで完全に消化液を使い尽くすこができる、しかも容器内部が消火液で腐食する恐れがない。
【解決手段】エアゾール式消火用具10は、容器12と、該容器内に配設され、所定の圧力で圧縮された消火液を収納した内袋14と、該内袋の開口に取付られた固定具18と、該固定具の先端に取付られたノズル20とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、エアゾール式消火用具に関する。
【0001】
【従来の技術】
従来のエアゾール式消火器は、消化液としてハロンガスを使用しているので環境を破壊する恐れがある。また、容器内に消火液をそのまま収容しているので、最後まで完全に使いきれないで容器内部に消火液が残存し、また、容器内部が消火液で腐食する恐れがある。
【0002】
【発明が解決しようとする技術課題】
本発明は、従来のこのような問題点を解決することを鑑みてなされたもので、その目的は、消化液としてハロンガスを使用しない環境を破壊する恐れのない消化液を使用すると共に、最後まで完全に消化液を使い尽くすこができる、しかも容器内部が消火液で腐食する恐れがないエアゾール式消火用具を提供することにある。
【0003】
【技術課題を達成するための手段】
請求項1に係るエアゾール式消火用具は、容器と、該容器内に配設され、所定の圧力で圧縮された消火液を収納した内袋と、該内袋の開口に取付られた固定具と、該固定具の先端に取付られたノズルとを備える。
【0004】
請求項2に係るエアゾール式消火用具は、前記内袋が、4重構成のアルミラミネートからなることを特徴とする。
【0005】
請求項3に係るエアゾール式消火用具は、前記内袋が、消火液と共に空気を充填し、該空気の充填量は、約1〜3グラムであることを特徴とする。
【0006】
請求項3に係るエアゾール式消火用具は、容器と、該容器内に配設され、所定の圧力で圧縮された消火液を収納した内袋と、該内袋の開口に取付られた固定具と、該固定具の先端に取付られたノズルとを備え、前記消火液は、スルフォン酸系活性剤、液状セルローズ、ミネラル塩、エチレングリコール(冷却剤)、炭酸ナトリウム、非塩素系水を備え、かつ粘度;40℃で26、0℃で60、水素イオン濃度;8.1、表面張力;27.5dyne/cmであることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して詳述する。
図1は、本発明に係るエアゾール式消火用具の概略図である。図2は、内袋組立体の概略図である。該図において、符号10は、エアゾール式消火用具である。エアゾール式消火用具10は、真ちゅうでメッキされた鋼製の容器12と、容器12内に挿設され、その内部に消火液を収納している内袋14と、内袋14の開口に取付られている固定具18と、さらに、固定具18の先端に取付られたノズル20を備える。前記内袋14は、4重構成のアルミラミネートから構成される。そして、内袋は、固定具18に取り付けられノズルに連通する内管16を備える。内管16は、内袋14の内方に向かって数cm延出している。又、内袋は、その内に所定の圧力で圧縮された空気又は窒素を収容する。気体圧縮量は、約1〜3グラムである。よって、空気又は窒素ガスが消火液と共に圧縮噴射される。充填圧力は一定に維持され、外部の圧力や温度変化に影響を受けず、充填された薬剤の99%が噴射される。
【0008】
容器12内部には、図2に示された4重に施され特殊加工された内袋14が収納されており、内袋14に消火液が保管されている。かくして、消化液が容器12内部と直接接していないので薬剤による容器内部の変質や腐食がなく、また零下の温度においても液体が固まることがないので正常に作用する。消火液の寿命は半永久的である。また、温度が高い場所や夏の炎天下の駐車中の自動車内に保管しても安全である。
【0009】
本発明に係るエアゾール式消火用具は、噴射と同時に消火液ガスが燃焼発火地点を包み酸素を遮断すると共に、発火地点及びその周辺までも急速に冷却する作用を有する。冷却効果が優れているためにエンジンや機械等が過熱し火災及び故障の恐れがある時に使用しても破損や性能に影響を与えることはない。
【0010】
消火液の成分は、スルフォン酸系活性剤、液状セルローズ、ミネラル塩、エチレングリコール(冷却剤)、炭酸ナトリウム、非塩素系水を備え、かつ粘度;40℃で26、0℃で60、水素イオン濃度;8.1、表面張力;27.5dyne/cmである。この消火液は無色透明の液体で、環境に対して無害である。
【0011】
【発明の効果】
本発明に係るエアゾール式消火用具によれば、消化液としてハロンガスを使用しない環境を破壊する恐れのない消化液を使用すると共に、最後まで完全に消化液を使い尽くすこができる、しかも容器内部が消火液で腐食する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るエアゾール式消火用具を示す概略図である。
【図2】図2は、内袋組立体を示す概略図である。
【符号の説明】
10;エアゾール式消火用具
12;容器
14;内袋
16;内管
18;固定具
20;ノズル

Claims (4)

  1. 容器と、該容器内に配設され、所定の圧力で圧縮された消火液を収納した内袋と、該内袋の開口に取付られた固定具と、該固定具の先端に取付られたノズルとを備えるエアゾール式消火用具。
  2. 前記内袋は、4重構成のアルミラミネートからなることを特徴とする請求項1記載のエアゾール式消火用具。
  3. 前記内袋は、消火液と共に空気を充填し、該空気の充填量は、約1〜3グラムであることを特徴とする請求項2記載のエアゾール式消火用具。
  4. 容器と、該容器内に配設され、所定の圧力で圧縮された消火液を収納した内袋と、該内袋の開口に取付られた固定具と、該固定具の先端に取付られたノズルとを備え、前記消火液は、スルフォン酸系活性剤、液状セルローズ、ミネラル塩、エチレングリコール(冷却剤)、炭酸ナトリウム、非塩素系水を備え、かつ粘度は、40℃で26、0℃で60、水素イオン濃度;8.1、表面張力;27.5dyne/cmであることを特徴とするエアゾール式消火用具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008033220A2 (en) * 2006-09-11 2008-03-20 Brk Brands, Inc. Liquid wet chemical fire extinguishing spray
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