JP2020052209A - 防音材 - Google Patents
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Abstract
Description
[防音材の構成]
図1は、本発明の一実施形態である防音材の構成を模式的に示す斜視図である。防音材10は、繊維材からなる中間層13と、前記中間層13の一方の面に積層された、空隙が連通している多孔質材からなる第1の吸音層11と、前記中間層13のもう一方の面に積層された、空隙が連通している多孔質材からなる第2の吸音層15と、前記中間層13と前記第1の吸音層との間に積層された、接合材からなる第1の接合層12と、前記中間層と前記第2の吸音層との間に積層された第2の接合層14とを、備えた積層構成を有する。さらに、防音材10は、前記中間層13と前記第1の吸音層11との間には接合材がない開口部16を、前記中間層13と前記第2の吸音層15との間には接合材がない開口部17を有する。防音材10は、例えば、輸送機器、建設機械・機器、電子・電気機器、家電などの発音体から発せられる音を吸音するための部材として用いられる。
上記第1の接合層12、及び第2の接合層14は、それぞれ中間層13と第1の吸音層11、中間層13と第2の吸音層15とを接合するための層であり、中間層13と第1の吸音層13、中間層13と第2の吸音層15とが積層される際に接触する接触面に接合材を使用して、後述する所定の接合面積率の範囲となるように形成する。上記接合材としては、形状及び寸法を容易、正確に実現することができて、連通した空隙を実質的に有しない材料を使用する。
上記中間層13の繊維材は、1〜17μmの範囲の平均繊維径及び5〜200cm3/cm2・secの範囲の通気量を有する。繊維材とは、繊維によってその形状が支持されており、繊維と繊維の間に空間を有し、気体がその空間を通過することができる材料をいう。繊維材は、好ましくはシート状である。不織布、織布及び編み物はここでいう繊維材に含まれる。反対に、樹脂発泡体又は樹脂フィルム材は、仮に通気性を有する材料であってもここでいう繊維材に含まれない。
上記第1の吸音層11、及び第2の吸音層15は、空隙が連通している多孔質材からなる。空隙が連通している多孔質材としては、吸音材として使用されるものであれば限定されるものではないが、フェルト、合成繊維からなる不織布(ニードルパンチによる合成繊維の混合品又は合成繊維100 %のフェルトを含む)等の繊維材や連続気泡を有するフォーム材等が挙げられる。
本発明の防音材10は、比較的緻密な構造の繊維材からなる中間層13と、空隙が連通している粗な構造の多孔質材からなる第1の吸音層11、及び第2の吸音層15とを用い、該中間層13の一方の面に第1の吸音層11を、もう一方の面に第2の吸音層15を、それぞれ第1の接合層12、第2の接合層14により接合して得られる。中間層13と第1の吸音層11、中間層13と第2の吸音層15との結合方法としては、前述したように、各々の層を、塗工された粘着剤又は両面粘着テープ(基材レス両面粘着テープも含む)を用いて、所定の接合面積率となるように貼り合わせる方法が好ましい。具体的には、まず、第1の吸音層11又は中間層13のいずれか一方の面に、あらかた所定の幅にスリットされた両面粘着テープ(基材レス両面テープも含む)、パンチングされた両面テープ又は離型フィルムにストライプ状やドット状に粘着剤を塗工したシート等からなる第1の接合層12を所定の接合面積率となるように貼り合わせ、又は転写した後、両層を圧着・接合する。中間層13と第1の吸音層11との圧着は、常温の環境下において、非加熱で行うことができる。しかしながら、必要に応じて加熱しながら圧着を行うこともできる。次いで、同様にして、得られた中間層13と第1の吸音層11からなる積層体の中間層13の表面に、第2の吸音層15を、第2の接合層14により、所定の接合面積率となるように貼り合わせ、又は転写した後、両層を圧着・接合する。
JIS A 1405−2に準拠した音響インピーダンス管(内径:Φ29.0mm)を用いて、第2の吸音層を音源側として、1/3オクターブバンド中心周波数1000〜4000Hzの周波数範囲で垂直入射吸音率を測定した。具体的には、1000、1250、1600、2000、2500、3150,4000Hzの垂直入射吸音率を測定した。測定は、背後空気層を取らない剛壁密着で行った。吸音可能な周波数帯域が拡大された防音材として実用上有効か否かについての判定を以下の基準に従い評価した。
顕微鏡で500倍の拡大写真を取り、100本の繊維を任意に選び出し、その平均値を求め、小数点以下1桁を四捨五入し、平均繊維径を求めた。
JIS L 1096に準拠したフラジール形通気性試験機により測定した。フラジール形通気性試験機は、大栄科学精器製作所社製のDAP−360(製品型番)を使用した。測定条件は、差圧125Pa、測定孔径Φ70mmとし、3箇所以上を測定し、その平均値で求めた。
JIS−L−1913−B法に準じて測定した。荷重に関しては、中間層の場合は20kPa、吸音層の場合は0.02kPaの荷重とし、3箇所以上測定し、その平均値で求めた。
JIS−L−1913に準じて測定した。
ダイヤルゲージにて、測定子の径10mm、終圧0.8Nで3箇所以上測定し、その平均値で求めた。
接合層に用いた材料について、厚さ500μmの試料を準備し、株式会社日立ハイテクサイエンス社製の粘弾性測定装置DMA6100(製品名)を用いて、動的粘弾性を測定し、貯蔵弾性率を求めた。測定条件は、周波数1Hzのせん断ひずみを与えながら、昇温速度5℃/分とし、−80℃から80℃まで温度を変化させ、貯蔵弾性率(G’)を測定し、25℃における値を求めた。
(中間層)
中間層として、3μmの平均繊維径、21cm3/cm2・secの通気量、20g/m2の目付、0.33g/cm3の平均見かけ密度及び0.06mmの厚さを有するポリエステル繊維材を準備した。このポリエステル繊維材は、繊維が縦方向に配列している。
第1の吸音層、第2の吸音層として、19μmの平均繊維径、165cm3/cm2・secの通気量、200g/m2の目付、0.02g/cm3の平均見かけ密度及び10mmの厚さを有するポリエステル繊維フェルトを準備した。
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅2.6mmの棒状に裁断した。第1の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン=2.6mm/23.6mm/2.6mmとなるように平行に配置・貼合し、第1の接合層(セパ付き)を形成した。
第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例1と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅13.85mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン=13.85mm/1.1mm/13.85mmとなるように平行に配置・貼合し、第2の接合層(セパ付き)を形成した。
第1の接合層の形成を下記とした以外は、実施例1と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅4.8mmの棒状に裁断した。第1の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン=4.8mm/19.2mm/4.8mmとなるように平行に配置・貼合し、第1の接合層(セパ付き)を形成した。
第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例3と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅4.8mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン/スペース/ライン/スペース/ライン/スペース/ライン=4.8mm/1.2mm/4.8mm/1.2mm/4.8mm/1.2mm/4.8mm/1.2mm/4.8mmとなるように平行に配置・貼合し、第2の接合層を形成(セパ付き)した。
第1の接合層の形成を下記とした以外は、実施例2と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅4.8mmの棒状に裁断した。第1の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン=4.8mm/19.2mm/4.8mmとなるように平行に配置・貼合し、第1の接合層(セパ付き)を形成した。
第1の接合層及び第2の接合層の形成をそれぞれ下記とした以外は、実施例1と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅6mm及び幅5mmの棒状に裁断した。第1の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン/スペース/ライン=6mm/5.9mm/5mm/5.9mm/6mmとなるように平行に配置・貼合し、第1の接合層(セパ付き)を形成した。
第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例6と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅4.8mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン=4.8mm/19.2mm/4.8mmとなるように平行に配置・貼合し、第2の接合層(セパ付き)を形成した。
第2の接合層形成を下記とした以外は、実施例6と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅6mm及び幅5mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン/スペース/ライン=6mm/5.9mm/5mm/5.9mm/6mmとなるように平行に配置・貼合し、第2の接合層(セパ付き)を形成した。
第1の接合層の形成を下記とした以外は、実施例7と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅4.8mmの棒状に裁断した。第1の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン/スペース/ライン/スペース/ライン/スペース/ライン=4.8mm/1.2mm/4.8mm/1.2mm/4.8mm/1.2mm/4.8mm/1.2mm/4.8mmとなるように平行に配置・貼合し、第1の接合層(セパ付き)を形成した。
第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例9と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅4.8mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン/スペース/ライン=4.8mm/7.2mm/4.8mm/7.2mm/4.8mmとなるように平行に配置・貼合し、第2の接合層(セパ付き)を形成した。
第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例10と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅4.8mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン/スペース/ライン/スペース/ライン/スペース/ライン=4.8mm/1.2mm/4.8mm/1.2mm/4.8mm/1.2mm/4.8mm/1.2mm/4.8mmとなるように平行に配置・貼合し、第2の接合層(セパ付き)を形成した。
第1の接合層の形成を下記とした以外は、実施例2と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅13.85mmの棒状に裁断した。第1の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン=13.85mm/1.1mm/13.85mmとなるように平行に配置・貼合し、第1の接合層(セパ付き)を形成した。
第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例12と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅2.6mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン=2.6mm/23.6mm/2.6mmとなるように平行に配置・貼合し、第2の接合層(セパ付き)を形成した。
中間層を下記とした以外は、実施例3と同様にして防音材を得た。
中間層として、10μmの平均繊維径、80cm3/cm2・secの通気量、94g/m2の目付、0.02g/cm3の平均見かけ密度及び4mmの厚さを有するアクリル/ポリエステル混合繊維材を準備した。このアクリル/ポリエステル混合繊維材は、アクリル繊維とポリエステル繊維の混合比率がアクリル繊維/ポリエステル繊維=63/37(質量比)であり、繊維の配列はランダムである。
中間層を下記とした以外は、実施例7と同様にして防音材を得た。
中間層として、10μmの平均繊維径、80cm3/cm2・secの通気量、94g/m2の目付、0.02g/cm3の平均見かけ密度及び4mmの厚さを有するアクリル/ポリエステル混合繊維材を準備した。このアクリル/ポリエステル混合繊維材は、アクリル繊維とポリエステル繊維の混合比率がアクリル繊維/ポリエステル繊維=63/37(質量比)であり、繊維の配列はランダムである。
中間層を下記とした以外は、実施例10と同様にして防音材を得た。
中間層として、10μmの平均繊維径、80cm3/cm2・secの通気量、94g/m2の目付、0.02g/cm3の平均見かけ密度及び4mmの厚さを有するアクリル/ポリエステル混合繊維材を準備した。このアクリル/ポリエステル混合繊維材は、アクリル繊維とポリエステル繊維の混合比率がアクリル繊維/ポリエステル繊維=63/37(質量比)であり、繊維の配列はランダムである。
第1の接合層及び第2の接合層の接合材として、アクリル系粘着剤を使用した新タック化成社製基材レス両面粘着テープ「KF4#100」(商品名、基材:なし、粘着テープ厚さ:0.1mm、両面セパ付、粘着剤の貯蔵弾性率:1.1×105Pa)を用いた以外は、実施例9と同様にして防音材を得た。
第1の接合層及び第2の接合層の接合材として、アクリル系粘着剤(2−メトキシエチルアクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/4−ヒドロキシブチルアクリレート/ヘキサメチレンジイソシアネート系架橋剤=40質量部/59質量部/1質量部/0.7質量部)を使用した基材レス両面粘着テープ(基材:なし、粘着テープ厚さ:0.1mm、両面セパ付、粘着剤の貯蔵弾性率:6.0×104Pa)を用いた以外は、実施例9と同様にして防音材を得た。
第1の接合層及び第2の接合層の接合材として、ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5933スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:3.0mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.6×105Pa)を用いた以外は、実施例9と同様にして防音材を得た。
中間層を下記とした以外は、実施例9と同様にして防音材を得た。
中間層として、6μmの平均繊維径、9cm3/cm2・secの通気量、60g/m2の目付、0.12g/cm3の平均見かけ密度及び0.5mmの厚さを有するアクリル/ポリエステル混合繊維材を準備した。このアクリル/ポリエステル混合繊維材は、アクリル繊維とポリエステル繊維の混合比率がアクリル繊維/ポリエステル繊維=80/20(質量比)であり、繊維の配列はランダムである。
中間層を下記とした以外は、実施例9と同様にして防音材を得た。
10μmの平均繊維径、190cm3/cm2・secの通気量、85g/m2の目付、0.14g/cm3の平均見かけ密度及び0.6mmの厚さを有するポリエステル繊維材を準備した。このポリエステル繊維材は、繊維の配列はランダムである
第1の吸音層及び第2の吸音層を下記とした以外は、実施例9と同様にして防音材を得た。
第1の吸音層及び第2の吸音層として、19μmの平均繊維径、265cm3/cm2・secの通気量、100g/m2の目付、0.02g/cm3の平均見かけ密度及び5mmの厚さを有するポリエステル繊維フェルトを準備した。
第1の吸音層及び第2の吸音層を下記とした以外は、実施例9と同様にして防音材を得た。
中間層及び第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例9と同様にして防音材を得た。
中間層として、17μmの平均繊維径、197cm3/cm2・secの通気量、85g/m2の目付、0.14g/cm3の平均見かけ密度及び0.6mmの厚さを有するポリエステル繊維材を準備した。
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5933スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅6mm及び幅5mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン/スペース/ライン=6mm/5.9mm/5mm/5.9mm/6mmとなるように平行に配置・貼合し、第2の接合層(セパ付き)を形成した。
中間層を接合層により接合せず、第2の吸音層を使用しない以外は、実施例1と同様にして防音材を得た。すなわち、厚さが10mmの第1の吸音層のみの防音材を得た。
中間層を接合層により接合せず、第2の吸音層を使用せず、第1の吸音層を下記とした以外は、実施例1と同様にして防音材を得た。すなわち、厚さが20mmの第1の吸音層のみの防音材を得た。
(第1の吸音層)
第1の吸音層として、19μmの平均繊維径、96cm3/cm2・secの通気量、400g/m2の目付、0.02g/cm3の平均見かけ密度及び20mmの厚さを有するポリエステル繊維フェルトを準備した。
比較例2で用いた第1の吸音層の上に、第2の吸音層として、比較例1で用いた第1の吸音層を粘着テープで接合せずに、単に重ね合わせたものを防音材とした。防音材の総厚さは、30mmであった。
第1の接合層及び第2の接合層の形成及び接合を下記とした以外は、実施例1と同様にして防音材を得た。
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を100mm×100mmの大きさに裁断した。第1の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、上記粘着テープを配置・貼合し、第1の接合層(セパ付き)を形成した。
第1の接合層の形成を下記とした以外は、実施例7と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅4.8mmの棒状に裁断した。第1の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン/スペース/ライン=4.8mm/7.2mm/4.8mm/7.2mm/4.8mmとなるように平行に配置・貼合し、第1の接合層(セパ付き)を形成した。
第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例3と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅4.8mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン=4.8mm/19.2mm/4.8mmとなるように平行に配置・貼合し、第2の接合層(セパ付き)を形成した。
第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例1と同様にして防音材を得た。
(接合層の形成)
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を幅2.6mmの棒状に裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、棒状の粘着テープを、ライン(粘着テープ接合部)/スペース(開口部)/ライン=2.6mm/23.6mm/2.6mmとなるように平行に配置・貼合し、第2接合層を形成した。
実施例1で用いた第1の吸音層、中間層及び第2の吸音層を、粘着テープで接合せずに、単に重ね合わせたものを防音材とした。防音材の総厚さは、20.1mmであった。
第2の接合層の形成を下記とした以外は、実施例3と同様にして防音材を得た。
ブチルゴム系粘着剤を使用したマクセル社製両面粘着テープ「No.5938スーパーブチルテープ」(商品名、基材:ポリエチレンネット、粘着テープ厚さ:0.5mm、片面セパ、粘着剤の貯蔵弾性率:3.5×105Pa)を100mm×100mmの大きさに裁断した。第2の吸音層のフェルトを広げ、その表面に、上記粘着テープを配置・貼合し、第2の接合層(セパ付き)を形成した。
中間層を下記とした以外は、比較例6と同様にして防音材を得た。
中間層として、17μmの平均繊維径、197cm3/cm2・secの通気量、85g/m2の目付、0.14g/cm3の平均見かけ密度及び0.6mmの厚さを有するポリエステル繊維材を準備した。
中間層を下記とした以外は、実施例24と同様にして防音材を得た。
中間層として、0.2cm3/cm2・secの通気量、66g/m2の目付、0.03g/cm3の平均見かけ密度及び2mmの厚さを有する独立気泡タイプのポリエチレンフォーム材を準備した。
中間層を下記とした以外は、実施例24と同様にして防音材を得た。
中間層として、46g/m2の目付、0.92g/cm3の平均見かけ密度及び0.05mmの厚さを有するポリエチレンフィルム材を準備した。
11 第1の吸音層
12 第1の接合層
13 中間層
14 第2の接合層
15 第2の吸音層
16、17 通気性の開口部
Claims (13)
- 順番に積層された第1の吸音層、第1の接合層、中間層、第2の接合層、及び第2の吸音層を有し、
第1の吸音層、及び第2の吸音層は、それぞれ独立して、空隙が連通してなる多孔質材から成り、
前記中間層は、1〜17μmの平均繊維径および5〜200cm3/cm2・secの通気量を有する繊維材から成り、
前記第1の接合層における前記第1の吸音層と前記中間層との接触面全体に対する接合面積率をS1、前記第2の接合層における前記第2の吸音層と前記中間層との接触面全体に対する接合面積率をS2とした場合、前記S1、及び前記S2のうち、いずれか一方の接合面積率は、5〜95%の範囲であり、もう一方の接合面積率は、52〜95%の範囲である防音材。 - 前記S1、及び前記S2のうち、いずれか一方の接合面積率は、5〜95%の範囲であり、もう一方の接合面積率は、80〜95%の範囲である請求項1に記載の防音材。
- 前記接合材は、塗工された粘着剤又は両面粘着テープである請求項1又は2に記載の防音材。
- 前記塗工された粘着剤又は両面粘着テープの粘着剤は、25℃におけるせん断貯蔵弾性率が1.0×104〜1.0×106Paの範囲である請求項3に記載の防音材。
- 前記第1の接合層、及び第2の接合層は、複数の棒状層から形成されている請求項1に記載の防音材。
- 前記複数の棒状層は、縞模様を形成する請求項5に記載の防音材。
- 隣り合った棒状層同士の間隔は1mm以上である請求項6に記載の防音材。
- 前記中間層は、10〜100cm3/cm2・secの通気量を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の防音材。
- 前記第1の吸音層、及び第2の吸音層は、繊維材であって、前記繊維材の目付量は、100〜300g/m2である請求項1〜8のいずれか一項に記載の防音材。
- 前記防音材の総厚さは、10〜30mmである請求項1〜9のいずれか一項に記載の防音材。
- 前記防音材は、JIS A1405−2に準拠して測定した垂直入射吸音率が、1/3オクターブバンドの中心周波数1600、2000、2500、3150および4000Hzの全てにおいて55%以上である請求項1〜10のいずれか一項に記載の防音材。
- 前記防音材は、JIS A1405−2に準拠して測定した垂直入射吸音率が、1/3オクターブバンドの中心周波数1250、1600、2000、2500、3150および4000Hzの全てにおいて55%以上である請求項1〜10のいずれか一項に記載の防音材。
- 前記防音材は、JIS A1405−2に準拠して測定した垂直入射吸音率が、1/3オクターブバンドの中心周波数1000、1250、1600、2000、2500、3150、4000Hzの全てにおいて55%以上である請求項1〜10のいずれか一項に記載の防音材。
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