JP2020050308A - 鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2020050308A
JP2020050308A JP2018184417A JP2018184417A JP2020050308A JP 2020050308 A JP2020050308 A JP 2020050308A JP 2018184417 A JP2018184417 A JP 2018184417A JP 2018184417 A JP2018184417 A JP 2018184417A JP 2020050308 A JP2020050308 A JP 2020050308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
carrier
vehicle
surface portion
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018184417A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6966986B2 (ja
Inventor
崇 鴫原
Takashi Shigihara
崇 鴫原
宮崎 寛之
Hiroyuki Miyazaki
寛之 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018184417A priority Critical patent/JP6966986B2/ja
Priority to CN201910914241.XA priority patent/CN110962967B/zh
Publication of JP2020050308A publication Critical patent/JP2020050308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6966986B2 publication Critical patent/JP6966986B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J7/00Luggage carriers
    • B62J7/02Luggage carriers characterised by the arrangement thereof on cycles
    • B62J7/04Luggage carriers characterised by the arrangement thereof on cycles arranged above or behind the rear wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/28Other additional equipment, e.g. back-rests for children

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】鞍乗型車両において、荷掛部の視認性を向上する。【解決手段】実施形態の自動二輪車1は、乗員が着座するシート8と、シート8の後方であって、車両1の上面部に配置されるリアキャリア40と、リアキャリア40に設けられ、下方に突出する荷掛部43,44と、を備え、キャリア下方上面部49には、鏡面状の表面を有する鏡面状表面部50が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、乗員が着座するシートの後方に、乗員が把持可能なリアグリップを備えた構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−286399号公報
ところで、リアグリップは、その下面に荷掛用のフック(例えば、荷物を縛り付けるためのゴム紐の端末に設けられるフック)を掛けるための荷掛部を有するリアキャリアとして機能する場合が多い。荷掛部はリアキャリアの下面にあるため、荷掛部にフックが掛けられているかを確認することは困難な場合がある。そのため、リアキャリアにおける荷掛部の視認性の向上が望まれている。
そこで本発明は、鞍乗型車両において、荷掛部の視認性を向上することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、乗員が着座するシート(8)と、前記シート(8)の後方であって、車両(1)の上面部に配置されるリアキャリア(40)と、前記リアキャリア(40)に設けられ、下方に突出する荷掛部(43,44)と、を備え、前記リアキャリア(40)の下方の車両上面部(49)には、鏡面状の表面を有する鏡面状表面部(50)が設けられていることを特徴とする鞍乗型車両である。
請求項2に記載した発明は、前記鏡面状表面部(50)の少なくとも一部は、前記荷掛部(43,44)よりも前方に位置することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記シート(8)の下方の部位を覆うボディカバー(21)と、前記車両(1)の後部に取り付けられたリアライト(24)と、を更に備え、前記鏡面状表面部(50)は、前記ボディカバー(21)および前記リアライト(24)のそれぞれに隣接して配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記鏡面状表面部(50)は、左右一体に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、リアキャリアの下方の車両上面部には、鏡面状の表面を有する鏡面状表面部が設けられていることで、以下の効果を奏する。鏡面状表面部の鏡面反射(反射の法則)により、鏡面状表面部を見ることで荷掛部を容易に視認することができる。したがって、荷掛部の視認性を向上することができる。
請求項2に記載した発明によれば、鏡面状表面部の少なくとも一部は、荷掛部よりも前方に位置することで、以下の効果を奏する。シートに着座した状態、もしくはシートに対して乗り降りする場合において、前方から鏡面状表面部を見ることで荷掛部を容易に視認することができる。したがって、後方にある荷掛部の視認性のさらなる向上に寄与する。
請求項3に記載した発明によれば、鏡面状表面部は、シートの下方の部位を覆うボディカバーに隣接して配置されるとともに、車両の後部に取り付けられたリアライトに隣接して配置されていることで、以下の効果を奏する。ボディカバーの輪郭線から上方の領域とリアライトの輪郭線から前方の領域とを広い範囲で鏡面状の領域とすることができる。加えて、鏡面状表面部とリアライトとの間に別途ボディカバーを設定する必要がないので、製造コストを削減することができる。
請求項4に記載した発明によれば、鏡面状表面部が左右一体に形成されていることで、以下の効果を奏する。鏡面状表面部が左右で別個独立に形成されている場合と比較して、部品点数を抑えることができる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の要部拡大図である。 実施形態に係る自動二輪車の後部の上面図である。 実施形態に係る自動二輪車の後面図である。 図2のV−V断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車体の左右中心(車幅方向中心)を示す車体左右中心線CLが示されている。
<車両全体>
図1は、鞍乗型車両の一例として、ユニットスイング式の自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、前輪3と、後輪4と、を備える。前輪3は、ハンドル2によって操向される。後輪4は、動力源を含むパワーユニット10(スイングユニット)によって駆動される。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。自動二輪車1は、シート8に着座した乗員が足を載せるステップフロア9を有する。実施形態の自動二輪車1は、スクータ型の車両である。
ハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム11の前端のヘッドパイプ12に操向可能に支持されている。車体フレーム11の外周は車体カバー20で覆われている。図1において、符号6はフロントフォーク、符号7はリアクッションをそれぞれ示す。
左右フロントフォーク6の上部には、ブリッジ15が架設されている。ブリッジ15の車幅方向中央には、ステムパイプ16が立設されている。ステムパイプ16は、ヘッドパイプ12に操舵可能に嵌合支持されている。これにより、フロントフォーク6がヘッドパイプ12に操向可能に支持されている。ステムパイプ16の上部には、運転者(乗員)が把持可能に車幅方向に延在するハンドル2が取り付けられている。
車体フレーム11は、複数種の鋼材を溶接等により一体に接合して形成されている。車体フレーム11は、ヘッドパイプ12、メインフレーム13およびリアフレーム14を備える。
ヘッドパイプ12は、車両の前部に配置されている。側面視で、ヘッドパイプ12は、ヘッドパイプ12の上端が後方に位置し、かつ、ヘッドパイプ12の下端が前方に位置するように傾斜している。ヘッドパイプ12は、車体フレーム11の前端部に位置している。
メインフレーム13は、ヘッドパイプ12から斜め後下方に向けて延出する下方延出部13aと、下方延出部13aから湾曲して後方に向けて延出する後方延出部13bと、を備える。下方延出部13aおよび後方延出部13bは、同一の部材で一体に形成されている。
リアフレーム14は、左右一対設けられている。リアフレーム14は、メインフレーム13の後端から湾曲して斜め後上方に向けて延出する。左右リアフレーム14の適所には、左右リアフレーム14の車幅方向間をわたすように車幅方向に延びるクロスメンバ(不図示)が設けられている。
パワーユニット10は、内燃機関であるエンジン30と、エンジン30の回転動力を後輪に伝達する動力伝達機構35と、を備える。
エンジン30は、クランクケース31と、クランクケース31に結合されて前上方に突出するシリンダ32と、を備える。
例えば、動力伝達機構35は、ベルト式の無段変速機構を含む。エンジン30の回転動力は動力伝達機構35を介して適宜減速されて後輪4に伝達される。
パワーユニット10は、クランクケース31の前下端部に設けられたリンク部材36を介して、車体フレーム11に上下方向に揺動可能に支持されている。パワーユニット10の後端部とリアフレーム14の後部との間には、パワーユニット10の揺動を減衰するリアクッション7が介装されている。パワーユニット10の上部には、エアクリーナ37等の吸気系部品が設けられている。
車体カバー20は、ボディカバー21、レッグシールド22およびハンドルカバー23を備える。例えば、車体カバー20は、樹脂製である。
ボディカバー21は、略水平状態で配置されたステップフロア9の後部から延出し、車体後部を覆っている。ボディカバー21の上方には、運転者が着座するシート8が設けられている。ボディカバー21は、シート8の下方の部位を覆っている。ボディカバー21の後方には、車両の後部に取り付けられたリアライト24が設けられている。リアライト24の上方には、リアアッパーカバー25が設けられている。ボディカバー21の後部には、後下方に延出するリアフェンダ27が設けられている。前輪3の上方には、フロントフェンダ17が設けられている。フロントフェンダ17は、ブリッジ15に固定されている。
レッグシールド22は、シート8に着座した運転者の脚を前方から覆うように、ステップフロア9の前端部から立設されている。レッグシールド22は、ヘッドパイプ12等の全周を覆っている。レッグシールド22は、前側に位置してレッグシールド22の前面部を形成するフロントカバー22aと、フロントカバー22aの後側に位置してレッグシールド22の後面部を形成するインナーカバー22bと、を備える。
ハンドルカバー23は、レッグシールド22の上方に設けられている。ハンドルカバー23は、運転者が把持するハンドルグリップおよび操作レバー(例えば、ブレーキレバー)を露出させるように、ハンドル2の車幅方向中央近傍を覆っている。
<車体後部構造>
図2に示すように、シート8の後方には、リアキャリア40が設けられている。リアキャリア40は、車両の上面部に配置されている。リアキャリア40は、荷物などが載置される荷台として機能するキャリア本体41と、同乗者(乗員)が把持可能なパッセンジャーグリップ42(リアグリップ)と、を備える。パッセンジャーグリップ42は、左右一対設けられている。キャリア本体41および左右パッセンジャーグリップ42は、同一の部材で一体に形成されている。
側面視で、キャリア本体41は、キャリア本体41の前端が下方に位置し、かつ、キャリア本体41の後端が上方に位置するように傾斜している。キャリア本体41には、下方に突出する荷掛部43,44が設けられている。荷掛部43,44は、複数設けられている。複数の荷掛部43,44には、キャリア本体41の前部に位置する左右一対の前側突起43、キャリア本体41の後部に位置する左右一対の後側突起44が含まれる。側面視で、前側突起43は、リアアッパーカバー25に向けて指向している。側面視で、後側突起44は、リアアッパーカバー25の後方に位置している。
図3において車体左右中心線CLよりも左側は、リアキャリア40が取り付けられている状態を示す。一方、車体左右中心線CLよりも右側は、リアキャリア40が取り外されている状態を示す。図3において符号29は、車両右側部に配置されたマフラを示す。
上面視で、キャリア本体41は、シート8よりも後方に配置されている。上面視で、キャリア本体41は、キャリア本体41の前端が車幅方向外方に位置し、キャリア本体41の後端が車幅方向内方に位置する外形を有する。
上面視で、キャリア本体41の前縁は、シート8の後縁に沿うように、後方に凸の湾曲形状を有する。
上面視で、キャリア本体41の後縁は、リアアッパーカバー25の後縁に沿うように、後方に凸の湾曲形状を有する。上面視で、キャリア本体41の後縁は、リアアッパーカバー25の後方であって、リアフェンダ27の後端の前方に配置されている。
上面視で、キャリア本体41の車幅方向外縁は、リアフェンダ27の車幅方向外縁に沿うように傾斜している。
上面視で、キャリア本体41の前部の車幅方向中央には、円形状の貫通孔41aが設けられている。上面視で、キャリア本体41の後部の車幅方向中央には、矩形状の貫通孔41bが設けられている。上面視で、キャリア本体41の車幅方向外側部には、台形状の貫通孔41cが設けられている。
図2に示すように、パッセンジャーグリップ42は、キャリア本体41の前部から斜め前上方に向けて延出する第一延在部45と、第一延在部45の前端から斜め前下方に向けて延出する第二延在部46と、第二延在部46の前端から斜め前下方に向けて延出するグリップ取付部47と、を備える。第一延在部45、第二延在部46およびグリップ取付部47は、同一の部材で一体に形成されている。
側面視で、パッセンジャーグリップ42(第一延在部45および第二延在部46)とリアアッパーカバー25(車両上面部)との間には、握り込み用の空間39が形成されている。側面視で、第一延在部45および第二延在部46の連結部は、上方に凸の湾曲形状を有する。上面視にて、空間39を通して鏡面状表面部50を視認できる(図3参照)。
図3に示すように、第一延在部45は、キャリア本体41の前部の車幅方向外側部から車幅方向外方に延出している。上面視で、第一延在部45は、第一延在部45の車幅方向外端が前方に位置し、かつ、第一延在部45の車幅方向内端が後方に位置するように傾斜している。
上面視で、第二延在部46は、第一延在部45の前端から前方に向けて延出している。第二延在部46は、第一延在部45よりも細い。
上面視で、グリップ取付部47の車幅方向内側部には、円形状の貫通孔47aが設けられている。
上面視で、パッセンジャーグリップ42(第一延在部45および第二延在部46)とシート8後部との間には、握り込み用の空間39が形成されている。上面視で、第一延在部45および第二延在部46の連結部は、車幅方向外方に凸の湾曲形状を有する。
図3に示すように、リアキャリア40は、複数個所(例えば実施形態では3箇所)で車体フレーム11に取り付けられている。例えば、キャリア本体41前部の貫通孔41aにボルト等の締結部材を挿通することにより、リアキャリア40が車体フレーム11(例えば不図示のクロスメンバ)に締結固定される。例えば、グリップ取付部47の貫通孔47aにボルト等の締結部材を挿通することにより、リアキャリア40が車体フレーム11(例えばリアフレーム14)に締結固定される。
図2に示すように、リアキャリア40の下方の車両上面部49(以下「キャリア下方上面部49」ともいう。)は、キャリア下方上面部49の前端が下方に位置し、かつ、キャリア下方上面部49の後端が上方に位置するように傾斜している。キャリア下方上面部49には、鏡面状の表面を有する鏡面状表面部50が設けられている。鏡面状表面部50は、塗装、メッキ、鏡面仕上げ等が施されることにより、外光などを反射可能な反射面として構成されている。例えば、鏡面状表面部50は、クロムメッキの表面処理が施されたガーニッシュである。
側面視で、鏡面状表面部50の少なくとも一部は、荷掛部43,44よりも前方に位置する。側面視で、鏡面状表面部50の全部は、後側突起44よりも前方に位置する。側面視で、鏡面状表面部50の一部は、前側突起43よりも前方に位置する。鏡面状表面部50は、ボディカバー21およびリアライト24のそれぞれに隣接して配置されている。図中符号24aはリアライト上部、図中符号24bはリアライト下部をそれぞれ示す。
鏡面状表面部50は、ボディカバー21およびリアアッパーカバー25のそれぞれに隣接する第一鏡面部51と、ボディカバー21およびリアライト上部24aのそれぞれに隣接する第二鏡面部52と、リアライト上部24aおよびリアライト下部24bのそれぞれに隣接する第三鏡面部53と、を備える。第一鏡面部51、第二鏡面部52および第三鏡面部53は、同一の部材で一体に形成されている。
側面視で、第一鏡面部51は、ボディカバー21とリアアッパーカバー25とを前後に区画している。第一鏡面部51は、前側突起43よりも前方に位置する。第一鏡面部51は、握り込み用の空間39に臨む位置に配置されている。側面視で、第一鏡面部51は、ボディカバー21の車幅方向外縁部21aよりも上側に配置されている。
側面視で、第二鏡面部52は、リアライト上部24aとボディカバー21とを上下に区画している。側面視で、第二鏡面部52は、ボディカバー21の車幅方向外縁部21aよりも下側に配置されている。
図4は、リアキャリア40が取り外されている状態の車両後面図に相当する。
図4に示すように、第三鏡面部53は、リアライト上部24aとリアライト下部24bとを上下に区画している。後面視で、第三鏡面部53は、車幅方向に直線状に延在している。後面視で、左右第二鏡面部52と第三鏡面部53との一体化部分は、車体左右中心線CLを対称軸として線対称のU字形状を有する。鏡面状表面部50は、左右一体に形成されている。鏡面状表面部50における左側部分と右側部分とは、同一の部材で一体に形成されている。
図5は、リアキャリア40の下方の車両上面(キャリア下方上面部49の上面)に直交する断面に相当する。
図5に示すように、キャリア下方上面部49は、車幅方向外方に凸の湾曲形状をなす車幅方向外縁部49a(以下「凸面49a」という。)を有する。凸面49aは、ボディカバー21の車幅方向外縁部21aと連続している(図2参照)。
断面視で、第一鏡面部51は、上方に凸の湾曲形状を有する。断面視で、第一鏡面部51は、凸面49aの曲率半径よりも大きい。これにより、第一鏡面部51がリアキャリア40の下方の車両上部に広範囲に配置されるため、シート8(図2参照)に着座した状態、もしくはシート8に対して乗り降りする場合において、第一鏡面部51を視認しやすい。また、第一鏡面部51は凸の湾曲形状であるため、更に広範囲を視認できる。
以上説明したように、上記実施形態の自動二輪車1は、乗員が着座するシート8と、シート8の後方であって、車両1の上面部に配置されるリアキャリア40と、リアキャリア40に設けられ、下方に突出する荷掛部43,44と、を備え、キャリア下方上面部49には、鏡面状の表面を有する鏡面状表面部50が設けられている。
この構成によれば、鏡面状表面部50の鏡面反射(反射の法則)により、鏡面状表面部50を見ることで荷掛部43,44を容易に視認することができる。したがって、荷掛部43,44の視認性を向上することができる。
上記実施形態では、鏡面状表面部50の少なくとも一部は、荷掛部43,44よりも前方に位置することで、以下の効果を奏する。シート8に着座した状態、もしくはシート8に対して乗り降りする場合において、前方から鏡面状表面部50を見ることで荷掛部43,44を容易に視認することができる。したがって、後方にある荷掛部43,44の視認性のさらなる向上に寄与する。
上記実施形態では、鏡面状表面部50は、シート8の下方の部位を覆うボディカバー21に隣接して配置されるとともに、車両1の後部に取り付けられたリアライト24に隣接して配置されていることで、以下の効果を奏する。ボディカバー21の輪郭線から上方の領域とリアライト24の輪郭線から前方の領域とを広い範囲で鏡面状の領域とすることができる。加えて、鏡面状表面部50とリアライト24との間に別途ボディカバーを設定する必要がないので、製造コストを削減することができる。
上記実施形態では、鏡面状表面部50が左右一体に形成されていることで、以下の効果を奏する。鏡面状表面部50が左右で別個独立に形成されている場合と比較して、部品点数を抑えることができる。
<変形例>
上記実施形態では、鏡面状表面部50の一部が前側突起43よりも前方に位置する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、鏡面状表面部50の全部が前側突起43よりも前方に位置していてもよい。例えば、鏡面状表面部50の少なくとも一部が、前側突起43よりも前方に位置していてもよい。
上記実施形態では、第一鏡面部51、第二鏡面部52および第三鏡面部53が同一の部材で一体に形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一鏡面部51、第二鏡面部52および第三鏡面部53は、それぞれ別個独立に形成されていてもよい。例えば、第一鏡面部51、第二鏡面部52および第三鏡面部53は、互いに離反して設けられていてもよい。
上記実施形態では、荷掛部として、リアキャリア40と一体形成される荷掛突起を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、荷掛部は、棒材を溶接等で組んで構成された構造体において外枠を構成する部位でもよい。荷掛部は、荷掛用のフックを掛けるものであれば種々の構造を採用することができる。
上記実施形態では、リアキャリア40をスクータ型車両に適用した例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、リアキャリア40をモータサイクル等のスクータ型車両以外の車両に適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
8 シート
21 ボディカバー
24 リアライト
40 リアキャリア
43 前側突起(荷掛部)
44 後側突起(荷掛部)
49 キャリア下方上面部(リアキャリアの下方の車両上面部)
50 鏡面状表面部

Claims (4)

  1. 乗員が着座するシート(8)と、
    前記シート(8)の後方であって、車両(1)の上面部に配置されるリアキャリア(40)と、
    前記リアキャリア(40)に設けられ、下方に突出する荷掛部(43,44)と、を備え、
    前記リアキャリア(40)の下方の車両上面部(49)には、鏡面状の表面を有する鏡面状表面部(50)が設けられていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記鏡面状表面部(50)の少なくとも一部は、前記荷掛部(43,44)よりも前方に位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記シート(8)の下方の部位を覆うボディカバー(21)と、
    前記車両(1)の後部に取り付けられたリアライト(24)と、を更に備え、
    前記鏡面状表面部(50)は、前記ボディカバー(21)および前記リアライト(24)のそれぞれに隣接して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記鏡面状表面部(50)は、左右一体に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
JP2018184417A 2018-09-28 2018-09-28 鞍乗型車両 Active JP6966986B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018184417A JP6966986B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 鞍乗型車両
CN201910914241.XA CN110962967B (zh) 2018-09-28 2019-09-25 跨骑型车辆

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018184417A JP6966986B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 鞍乗型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020050308A true JP2020050308A (ja) 2020-04-02
JP6966986B2 JP6966986B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=69995581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018184417A Active JP6966986B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 鞍乗型車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6966986B2 (ja)
CN (1) CN110962967B (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11139370A (ja) * 1997-11-12 1999-05-25 Suzuki Motor Corp スクータ型自動二輪車のリヤーキャリア装置
EP1473216A1 (en) * 2003-04-28 2004-11-03 Faco S.R.L. Tray for detachable coupling of a container on a rack for motorcycles
JP2008074290A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Honda Motor Co Ltd 車両用通信装置の取付構造
JP2010036623A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Honda Motor Co Ltd グラブレール取付部構造
JP2010058537A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Honda Motor Co Ltd エンブレム表示装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3497522B2 (ja) * 1993-05-07 2004-02-16 本田技研工業株式会社 自動二輪車のリヤグリップ装置
JP4464647B2 (ja) * 2003-09-18 2010-05-19 本田技研工業株式会社 キャリア装置
CN201058584Y (zh) * 2007-02-16 2008-05-14 陈人辉 汽车前轮辅助观视装置
KR101012912B1 (ko) * 2008-10-02 2011-02-08 최홍석 모터사이클의 보조등받이
CN103895752A (zh) * 2012-12-26 2014-07-02 刘勇 带挂钩的摩托车后货架
CN205168718U (zh) * 2015-09-29 2016-04-20 重庆盛镁镁业有限公司 一种质量轻的摩托车后货架
JP6180484B2 (ja) * 2015-09-30 2017-08-16 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のグラブレール構造
CN206437111U (zh) * 2017-01-05 2017-08-25 鹤山国机南联摩托车工业有限公司 一种摩托车后扶手组件
CN207482069U (zh) * 2017-07-20 2018-06-12 浙江春风动力股份有限公司 一种车辆

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11139370A (ja) * 1997-11-12 1999-05-25 Suzuki Motor Corp スクータ型自動二輪車のリヤーキャリア装置
EP1473216A1 (en) * 2003-04-28 2004-11-03 Faco S.R.L. Tray for detachable coupling of a container on a rack for motorcycles
JP2008074290A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Honda Motor Co Ltd 車両用通信装置の取付構造
JP2010036623A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Honda Motor Co Ltd グラブレール取付部構造
JP2010058537A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Honda Motor Co Ltd エンブレム表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110962967A (zh) 2020-04-07
CN110962967B (zh) 2022-05-13
JP6966986B2 (ja) 2021-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5508898B2 (ja) 鞍乗型車両
US8899668B2 (en) Air guide structure for saddle type vehicle
US9260151B2 (en) Rear structure of saddle riding type vehicle
JP5289883B2 (ja) 鞍乗型車両
CA2944812C (en) Saddle type vehicle with improved boarding
CN111232116B (zh) 鞍乘型车辆的扶手杆
JP5460511B2 (ja) 車両用のリヤフェンダ
JP5806643B2 (ja) 鞍乗り型車両の車体カバー構造
JP6837465B2 (ja) 鞍乗り型車両のガード構造
EP3690206B1 (en) Attachment structure for exhaust gas sensor
JP6966986B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6861665B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6866413B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6997692B2 (ja) 鞍乗り型車両
CN108688754B (zh) 一种跨步式车辆
JP2010201974A (ja) 鞍乗り型車両
JP6501431B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6351172B2 (ja) 車体後部構造
WO2017018309A1 (ja) 鞍乗り型車両
JP2020050219A (ja) 鞍乗型車両
JP2011148453A (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
WO2017134832A1 (ja) 鞍乗型車両
JP7385637B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6961006B2 (ja) 鞍乗型車両の支持部材構造
JP2011218867A (ja) 自動二輪車のグラブバー構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6966986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150