JP2020049174A - 紙製飲用ストロー - Google Patents
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Abstract
【課題】 廃棄やリサイクルが容易に行え、また製造が容易な紙製飲用ストローを得る。【解決手段】 矩形状に形成された耐水性を有する紙シート2の長辺側の開放端縁部3,4を重ね合わせて二重シート部材5とし、二重シート部材5の長辺側の重なり合う開放端縁部3,4を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し筒状体6とすることにより、容易に筒状体6を形成することができ、廃棄やリサイクルを容易に行うことができるようにした。【選択図】 図1
Description
本発明は、容器から液体食品等を飲用する際に用いられる紙製飲用ストローに関する。
飲用ストローは、コップなどの容器に入った液体食品等(以下飲料等という。)を吸引する用具として多用されている。従来、飲用ストローは、その殆どがプラスチックで製造されている。しかし、近年、プラスチック製品のゴミによる環境汚染といった問題が大きく取り上げられるに至り、かかる問題の解決手段の1つとして、プラスチックに代わる廃棄やリサイクルが容易に行える材料で製造された製品が様々な分野で求められている。
飲用ストローもまた、プラスチックに代わる廃棄やリサイクルが容易に行える材料で製造されたものが求められており、このような飲用ストローとして紙製の飲用ストローが提案されている。
従来、紙製の飲用ストローとして、紙基材の両面にプラスチックフィルムを積層した耐水性を有する耐水紙を所定形状に裁断加工し、所定の形状となった裁断紙をそのまま丸めてストローの形状に成形し、接合端部を熱圧着して繋ぎ、筒状体としたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
従来、紙製の飲用ストローとして、紙基材の両面にプラスチックフィルムを積層した耐水性を有する耐水紙を所定形状に裁断加工し、所定の形状となった裁断紙をそのまま丸めてストローの形状に成形し、接合端部を熱圧着して繋ぎ、筒状体としたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載の紙製の飲用ストローは、ストローの形状に丸めた耐水紙の接合端部をヒートシーラーで熱圧着して繋ぐので、耐水紙は、紙基材の両面にプラスチックフィルムを積層することを必須の要件とし、しかもプラスチックフィルムの厚さは、熱により溶融させて接合端部を圧着して繋ぐに必要な厚さにしなければならず、そのため特にリサイクル処理には手間がかかり面倒であるといった問題ある。
本発明の目的は、廃棄やリサイクルが容易に行え、また製造が容易な紙製飲用ストローを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、矩形状に形成された耐水性を有する紙シートの長辺側の開放端縁部を重ね合わせて二重シート部材とし、前記二重シート部材の長辺側の重なり合う開放端縁部を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し筒状体としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、耐水性を有する紙シートを重ね合わせた前記二重シート部材の長辺側の重なり合う開放端縁部を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し前記筒状体としたので、容易に前記筒状体を形成することができ、そして、圧縮により接着した接着部が重なり合う前記開放端縁部間をシールすることになり、重なり合う前記開放端縁部間からの空気漏れを防ぎ、飲料を確実に吸い込むことができる。
また、重なり合う開放端縁部の接着は重なり合う開放端縁部の圧縮により接着したので、耐水性を有する紙シートは、特許文献1に記載の紙製飲用ストローを形成する耐水紙のようなプラスチックフィルムを積層する必要はないので、廃棄やリサイクルを容易に行うことができる。
また、重なり合う開放端縁部の接着は重なり合う開放端縁部の圧縮により接着したので、耐水性を有する紙シートは、特許文献1に記載の紙製飲用ストローを形成する耐水紙のようなプラスチックフィルムを積層する必要はないので、廃棄やリサイクルを容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、重なり合う前記開放端縁部の圧縮による接着は、重なり合う前記開放端縁部を対向面に互いに噛み合い可能な歯部を有する一対の圧縮部材で挟み、重ね合わせた方向から圧力をかけて噛み合わせることによるものであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、重なり合う前記開放端縁部を前記圧縮部材で挟み、重ね合わせた方向から圧力をかけて前記歯部を噛み合わせることにより、重なり合う前記開放端縁部が前記圧縮部材の歯部の噛み合いにより圧縮されて結合することになり、重なり合う前記開放端縁部を確実に接着することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の、重なり合う前記開放端縁部の圧縮による接着は、前記開放端縁部を、目打ちにより重なり合う前記開放端縁部の一方の開放端縁部から他方の開放端縁部の表面まで打ち抜き接合することによるものであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、目打ちにより重なり合う前記開放端縁部の一方の開放端縁部から他方の開放端縁部の表面まで打ち抜き接合することにより、重なり合う前記開放端縁部は目打ちで打ち抜かれた部分で互いに圧縮されて密に圧接した嵌合状態となって結合することになり、重なり合う前記開放端縁部を確実に接着することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の、重なり合う前記開放端縁部の圧縮による接着は、重なり合う前記開放端縁部の一方の開放端縁部に貫通孔を設け、他方の開放端縁部には、前記一方の開放端縁部に設けた貫通孔に対応する箇所に、前記貫通孔より僅かに広幅の差し込み片部をスリットで形作り、前記差し込み片部を立ち上げて前記貫通孔に折り込み圧入することによるものであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、重なり合う前記開放端縁部の一方の開放端縁部に設けた貫通孔に、他方の開放端縁部にスリットで形作った差し込み片部を立ち上げて折り込み圧入することにより、差し込み片部が貫通孔に圧縮されて密に圧接した嵌合状態となって結合することになり、重なり合う前記開放端縁部を確実に接着することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4までのいずれか1項に記載の、前記二重シート部材は1枚の紙シートを二つ折りして形成され、前記二重シート部材の長辺の一側で重なり合う前記開放端縁部を接着して前記筒状体としたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、1枚の紙シートを二つ折りして前記二重シート部材が形成され、前記二重シート部材の長辺の一側で重なり合う前記開放端縁部を接着して前記筒状体としたので、前記筒状体を容易に形成することができ、そして、接着した前記開放端縁部がリブとなって前記筒状体の直進性を維持することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から4までのいずれか1項に記載の、前記二重シート部材は少なくとも2枚の紙シートを重ね合わせて形成され、前記二重シート部材の長辺の両側で重なり合う前記開放端縁部を接着して前記筒状体としたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、2枚の紙シートを重ね合わせて前記二重シート部材が形成され、前記二重シート部材の長辺の両側で重なり合う前記開放端縁部を接着して前記筒状体としたので、前記筒状体を容易に形成することができ、そして、形成された前記筒状体の長手方向両側に形成される接着した前記開放端縁部がリブとなって前記筒状体の直進性を一層確実に維持することができる。
以上のように、本発明に係る紙製飲用ストローによれば、廃棄やリサイクルを容易に行うことができ、また容易に製造することができる。
以下、本発明に係る紙製飲用ストローの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図4は本発明に係る紙製飲用ストローの実施の形態の第1例を示すものであり、図1は第1例の紙製飲用ストローを示す一部省略斜視図、図2は図1に示す紙製飲用ストローの展開図、図3は図1に示す紙製飲用ストローの重なり合う開放端縁部を接着する手段の一例を示す説明図、図4は図1に示す紙製飲用ストローの重なり合う開放端縁部を接着する手段の他例を示す説明図である。
図1乃至図4は本発明に係る紙製飲用ストローの実施の形態の第1例を示すものであり、図1は第1例の紙製飲用ストローを示す一部省略斜視図、図2は図1に示す紙製飲用ストローの展開図、図3は図1に示す紙製飲用ストローの重なり合う開放端縁部を接着する手段の一例を示す説明図、図4は図1に示す紙製飲用ストローの重なり合う開放端縁部を接着する手段の他例を示す説明図である。
第1例の紙製飲用ストロー1は、矩形状に形成された耐水性を有する紙シート2の長辺側の開放端縁部3,4を重ね合わせて二重シート部材5とし、重なり合う開放端縁部3,4を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し筒状体6としている。
耐水性を有する紙シート2の例としては、パラフィン、蜜蝋、柿渋、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、ロジン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー(AKD)、湿潤紙力剤等の耐水化剤を基紙に塗工、含浸、印刷、含有させてなり、プラスチックフィルム等の積層を有さないものが挙げられる。
耐水性を有する紙シート2の例としては、パラフィン、蜜蝋、柿渋、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、ロジン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー(AKD)、湿潤紙力剤等の耐水化剤を基紙に塗工、含浸、印刷、含有させてなり、プラスチックフィルム等の積層を有さないものが挙げられる。
第1例では、二重シート部材5は1枚の紙シート2を二つ折りして形成されている。
更に詳細には、図2の展開図に示すように、1枚の紙シート2に、等間隔で長さ方向に3本の縦折線a,b,cが付され、紙シート2の長辺側の開放端側に縦折線d,eを介して開放端縁部3,4が形成されている。
更に詳細には、図2の展開図に示すように、1枚の紙シート2に、等間隔で長さ方向に3本の縦折線a,b,cが付され、紙シート2の長辺側の開放端側に縦折線d,eを介して開放端縁部3,4が形成されている。
重なり合う開放端縁部3,4の圧縮による接着にあっては、第1例では、重なり合う開放端縁部3,4を対向面に互いに噛み合い可能な歯部7を有する一対の圧縮部材8,9で挟み、重ね合わせた方向から圧力をかけて噛み合わせることにより行っている。
一対の圧縮部材8,9にあっては、第1例では、外周縁に互いに噛み合う歯部7を有する歯車状の一対の圧縮部材8,9が使用されているが(図3参照。)、一対の圧縮部材8,9が直線状の圧縮部材8,9でもよく(図4参照。)、また、図示しないが歯車状の圧縮部材と直線状の圧縮部材との組み合わせであってもよい。
上記のようにして二重シート部材5の重なり合う開放端縁部3,4を圧縮して接着し扁平状態の筒状体6としたら、二重シート部材5を縦折線a,b,cを谷折りし押し広げることにより、四角形の筒状体6からなる紙製飲用ストロー1が完成する。
このように構成された第1例の紙製飲用ストロー1によれば、耐水性を有する紙シート2を重ね合わせた二重シート部材5の長辺側の重なり合う開放端縁部3,4を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し筒状体6としたので、容易に筒状体6を形成することができる。そして、開放端縁部3,4の接着は、開放端縁部3,4の圧縮により接着したので、耐水性を有する紙シート2に、特許文献1に記載の紙製飲用ストローを形成する耐水紙のようなプラスチックフィルムを積層する必要はないので、廃棄やリサイクルを容易に行うことができる。
また、第1例では、重なり合う開放端縁部3,4を圧縮部材8,9で挟み、重ね合わせた方向から圧力をかけて歯部7を噛み合わせることにより、重なり合う開放端縁部3,4が圧縮部材8,9の歯部7の噛み合いにより圧縮されて結合することになり、重なり合う開放端縁部3,4を確実に接着することができる。
そして、圧縮部材8,9の歯部7の噛み合いにより圧縮され結合して接着した接着部10が重なり合う開放端縁部3,4間をシールすることになり、重なり合う開放端縁部3,4間からの空気漏れを防ぎ、飲料を確実に吸い込むことができる。
そして、圧縮部材8,9の歯部7の噛み合いにより圧縮され結合して接着した接着部10が重なり合う開放端縁部3,4間をシールすることになり、重なり合う開放端縁部3,4間からの空気漏れを防ぎ、飲料を確実に吸い込むことができる。
また、第1例では、1枚の紙シート2を二つ折りして二重シート部材5が形成されており、二重シート部材5の長辺の一側で重なり合う開放端縁部3,4を接着して筒状体6としたので、構成が簡単であり、筒状体6を容易に形成することができ、そして、接着した開放端縁部3,4がリブとなって筒状体6の直進性を維持することができる。
また、第1例では、未使用時には、筒状体6を扁平状態にしておくことができるので、保管や搬送に便利である。
また、第1例では、未使用時には、筒状体6を扁平状態にしておくことができるので、保管や搬送に便利である。
図5、図6は本発明に係る紙製飲用ストローの実施の形態の第2例を示すものであり、図5は第2例の紙製飲用ストローを示す一部省略斜視図、図6は図5に示す紙製飲用ストローの重なり合う開放端縁部を接着する手段の一例を示す説明図である。
第2例の紙製飲用ストロー1について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第2例の紙製飲用ストロー1について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第2例の紙製飲用ストロー1は、第1例と同様に、矩形状に形成された耐水性を有する紙シート2の長辺側の開放端縁部3,4を重ね合わせて二重シート部材5とし、重なり合う開放端縁部3,4を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し筒状体6としている。
第2例では、二重シート部材5は2枚の紙シート2を重ね合わせて形成され、二重シート部材5の長辺の両側で重なり合う開放端縁部3,4を接着して筒状体6としている。
重なり合う開放端縁部3,4の圧縮による接着にあっては、第2例では、第1例と同様であり、重なり合う開放端縁部3,4を対向面に互いに噛み合い可能な歯部7を有する一対の圧縮部材8,9で挟み、重ね合わせた方向から圧力をかけて噛み合わせることにより行っている。
重なり合う開放端縁部3,4の圧縮による接着にあっては、第2例では、第1例と同様であり、重なり合う開放端縁部3,4を対向面に互いに噛み合い可能な歯部7を有する一対の圧縮部材8,9で挟み、重ね合わせた方向から圧力をかけて噛み合わせることにより行っている。
圧縮部材8,9にあっては、第2例では、外周縁に互いに噛み合う歯部7を有する歯車状の一対の圧縮部材8,9が使用されているが(図6参照。)、第1例で示した直線状の圧縮部材8,9でもよく(図4参照。)、また、図示しないが歯車状の圧縮部材と直線状の圧縮部材との組み合わせであってもよい。
上記のようにして二重シート部材5の重なり合う開放端縁部3,4を圧縮して接着し扁平状態の筒状体6としたら、扁平状態の筒状体6を押し広げることにより、四角形の筒状体6からなる紙製飲用ストロー1が完成する。
このように構成された第2例の紙製飲用ストロー1によれば、2枚の紙シート2を重ね合わせて二重シート部材5が形成され、二重シート部材5の長辺の両側で重なり合う開放端縁部3,4を接着して筒状体6としたので、筒状体6を容易に形成することができ、そして、形成された筒状体6の長手方向両側に形成される接着した開放端縁部3,4がリブとなって筒状体6の直進性を一層確実に維持することができる。
その他の効果は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
その他の効果は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
図7乃至図9は本発明に係る紙製飲用ストローの実施の形態の第3例を示すものであり、図7は第3例の紙製飲用ストローを示す一部省略斜視図、図8は図7に示す紙製飲用ストローの重なり合う開放端縁部を接着する手段の一例を示す説明図、図9は図8のA−A線説明断面図である。
第3例の紙製飲用ストロー1について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第3例の紙製飲用ストロー1について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第3例の紙製飲用ストロー1は、第1例と同様に、矩形状に形成された耐水性を有する紙シート2の長辺側の開放端縁部3,4を重ね合わせて二重シート部材5とし、重なり合う開放端縁部3,4を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し筒状体6としている。
第3例では、二重シート部材5は1枚の紙シート2を筒状に丸め、丸めた紙シート2の長辺側の開放端縁部3,4を筒内外方向に重ねて形成され、二重シート部材5の重なり合う開放端縁部3,4を接着して筒状体6としている。
重なり合う開放端縁部3,4の圧縮による接着にあっては、第3例では、第1例と同様であり、重なり合う開放端縁部3,4を対向面に互いに噛み合い可能な歯部7を有する一対の圧縮部材8,9で挟み、重ね合わせた方向から圧力をかけて噛み合わせることにより行っている。
圧縮部材8,9にあっては、第3例では、歯車状の圧縮部材8と直線状の圧縮部材9とを組み合わせたものが使用されている。そして、二重シート部材5内に、直線状の圧縮部材9が挿入されて重なり合う開放端縁部3,4の内面に歯部7を当て、重なり合う開放端縁部3,4の外面に歯車状の圧縮部材8の歯部7を当てるようにして開放端縁部3,4を挟み、重ね合わせた方向から圧力をかけて噛み合わせるようになっている(図8,図9参照。)。
上記のようにして二重シート部材5の重なり合う開放端縁部3,4を圧縮して接着することにより、円形の筒状体6からなる紙製飲用ストロー1が完成する。
上記のようにして二重シート部材5の重なり合う開放端縁部3,4を圧縮して接着することにより、円形の筒状体6からなる紙製飲用ストロー1が完成する。
このように構成された第3例の紙製飲用ストロー1によれば、重なり合う開放端縁部3,4が筒状体から外方へ突出せず、また円形の筒状体6からなるので、従来、一般に使用されている飲用ストロー1と違和感なく使用することができる。
その他の効果は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
その他の効果は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
図10乃至図12は本発明に係る紙製飲用ストローの実施の形態の第4例を示すものであり、図10は第4例の紙製飲用ストローを示す一部省略斜視図、図11は図10に示す紙製飲用ストローの重なり合う開放端縁部を接着する手段の一例を示す説明図、図12は図11に示す紙製飲用ストローの重なり合う開放端縁部の接着状態を示す説明図である。
第4例の紙製飲用ストロー1について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第4例の紙製飲用ストロー1について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第4例の紙製飲用ストロー1は、第1例と同様に、矩形状に形成された耐水性を有する紙シート2の長辺側の開放端縁部3,4を重ね合わせて二重シート部材5とし、重なり合う開放端縁部3,4を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し筒状体6としている。
第4例では、第1例と同様に、二重シート部材5は1枚の紙シート2を二つ折りして形成され、二重シート部材の長辺の一側で重なり合う開放端縁部3,4を接着して筒状体6としている。
重なり合う開放端縁部3,4の圧縮による接着にあっては、第4例では、第1例と異なり、開放端縁部3,4を、目打ち11を使用して重なり合う開放端縁部3,4の一方の開放端縁部3から他方の開放端縁部4の表面まで打ち抜き、打ち抜き部位12で開放端縁部3,4を圧縮されて密に接合するようになっている(図11、図12参照。)。
上記のようにして二重シート部材5の重なり合う開放端縁部3,4を圧縮して接着することにより、四角形の筒状体6からなる紙製飲用ストロー1が完成する。
上記のようにして二重シート部材5の重なり合う開放端縁部3,4を圧縮して接着することにより、四角形の筒状体6からなる紙製飲用ストロー1が完成する。
このように構成された第4例の紙製飲用ストロー1によれば、目打ち11を使用して重なり合う開放端縁部3,4の一方の開放端縁部3から他方の開放端縁部4の表面まで打ち抜き接合することにより、重なり合う開放端縁部3,4は目打ち11で打ち抜かれた打ち抜き部位12が互いに圧縮されて密に圧接した嵌合状態となって結合することになり(図12参照。)、重なり合う開放端縁部3,4を確実に接着することができる。
そして、重なり合う開放端縁部3,4にあって、目打ち11で打ち抜かれた打ち抜き部位12が圧縮されて密に圧接した嵌合状態となって結合することにより、一定ピッチで連続して接着した接着部10と他の接着部10との間における重なり合う開放端縁部3,4間の対向面3a、4aは圧接状態となって、重なり合う開放端縁部3,4間をシールすることになり、重なり合う開放端縁部3,4間からの空気漏れを防ぎ、飲料を確実に吸い込むことができる。
その他の効果は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
その他の効果は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
図13、図14は本発明に係る紙製飲用ストローの実施の形態の第5例を示すものであり、図13は第5例の紙製飲用ストローを示す一部省略斜視図、図14は図13に示す紙製飲用ストローの展開図である。
第5例の紙製飲用ストロー1について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第5例の紙製飲用ストロー1について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第5例の紙製飲用ストロー1は、第1例と同様に、矩形状に形成された耐水性を有する紙シート2の長辺側の開放端縁部3,4を重ね合わせて二重シート部材5とし、重なり合う開放端縁部3,4を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し筒状体6としている。
第5例では、第1例と同様に、二重シート部材5は1枚の紙シート2を二つ折りして形成され、二重シート部材の長辺の一側で重なり合う開放端縁部3,4を接着して筒状体6としている。
重なり合う開放端縁部3,4の圧縮による接着にあっては、第5例では、第1例と異なり、重なり合う開放端縁部3,4の一方の開放端縁部3に貫通孔13を設け、他方の開放端縁部4には、一方の開放端縁部3に設けた貫通孔13に対応する箇所に、貫通孔13より僅かに広幅の差し込み片部14をスリット15で形作り(図14参照)、差し込み片部14を立ち上げて貫通孔13に折り込み圧入するようになっている。
上記のようにして二重シート部材5の重なり合う開放端縁部3,4を圧縮して接着することにより、四角形の筒状体6からなる紙製飲用ストロー1が完成する。
上記のようにして二重シート部材5の重なり合う開放端縁部3,4を圧縮して接着することにより、四角形の筒状体6からなる紙製飲用ストロー1が完成する。
このように構成された第5例の紙製飲用ストロー1によれば、重なり合う開放端縁部3,4の一方の開放端縁部3に設けた貫通孔12に、他方の開放端縁部4にスリット15で形作った差し込み片部14を立ち上げて折り込み圧入することにより、差し込み片部14が貫通孔13に圧縮されて密に圧接した嵌合状態となって結合することになり、重なり合う開放端縁部3,4を確実に接着することができる。
そして、重なり合う開放端縁部3,4にあって、重なり合う開放端縁部3,4の一方の開放端縁部3に設けた貫通孔13に、他方の開放端縁部4にスリット15で形作った差し込み片部14が圧縮されて密に圧接した嵌合状態となって結合することにより、第4例と同様に、一定ピッチで連続して接着した接着部10と他の接着部10との間における重なり合う開放端縁部3,4間の対向面は圧接状態となって、重なり合う開放端縁部3,4間をシールすることになり、重なり合う開放端縁部3,4間からの空気漏れを防ぎ、飲料を確実に吸い込むことができる。
1 紙製飲用ストロー
2 紙シート
3、4 開放端縁部
3a、4a 対向面
5 二重シート部材
6 筒状体
7 歯部
8、9 圧縮部材
10 接着部
11 目打ち
12 打ち抜き部位
13 貫通孔
14 差し込み片部
15 スリット
2 紙シート
3、4 開放端縁部
3a、4a 対向面
5 二重シート部材
6 筒状体
7 歯部
8、9 圧縮部材
10 接着部
11 目打ち
12 打ち抜き部位
13 貫通孔
14 差し込み片部
15 スリット
Claims (6)
- 矩形状に形成された耐水性を有する紙シートの長辺側の開放端縁部を重ね合わせて二重シート部材とし、前記二重シート部材の長辺側の重なり合う開放端縁部を長さ方向に沿って連続的に一定ピッチで圧縮して接着し筒状体としたことを特徴とする紙製飲用ストロー。
- 重なり合う前記開放端縁部の圧縮による接着は、重なり合う前記開放端縁部を対向面に互いに噛み合い可能な歯部を有する一対の圧縮部材で挟み、重ね合わせた方向から圧力をかけて噛み合わせることによるものであることを特徴とする請求項1に記載の紙製飲用ストロー。
- 重なり合う前記開放端縁部の圧縮による接着は、重なり合う前記開放端縁部を、目打ちにより重なり合う前記開放端縁部の一方の開放端縁部から他方の開放端縁部の表面まで打ち抜き接合することによるものであることを特徴とする請求項1に記載の紙製飲用ストロー。
- 重なり合う前記開放端縁部の圧縮による接着は、重なり合う前記開放端縁部の一方の開放端縁部に貫通孔を設け、他方の開放端縁部には、前記一方の開放端縁部に設けた貫通孔に対応する箇所に、前記貫通孔より僅かに広幅の差し込み片部をスリットで形作り、前記差し込み片部を立ち上げて前記貫通孔に折り込み圧入することによるものであることを特徴とする請求項1に記載の紙製飲用ストロー。
- 前記二重シート部材は1枚の紙シートを二つ折りして形成され、前記二重シート部材の長辺の一側で重なり合う前記開放端縁部を接着して前記筒状体としたことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の紙製飲用ストロー。
- 前記二重シート部材は少なくとも2枚の紙シートを重ね合わせて形成され、前記二重シート部材の長辺の両側で重なり合う前記開放端縁部を接着して前記筒状体としたことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の紙製飲用ストロー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184471A JP2020049174A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 紙製飲用ストロー |
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Cited By (1)
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CN114619710A (zh) * | 2021-06-07 | 2022-06-14 | 湖南臻诚高分子新材料有限公司 | 一种泡热水不变软不散开低迁移的纸吸管的制备方法 |
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- 2018-09-28 JP JP2018184471A patent/JP2020049174A/ja active Pending
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