JP2006335420A - 合掌部付き袋体とその製造方法 - Google Patents
合掌部付き袋体とその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006335420A JP2006335420A JP2005162015A JP2005162015A JP2006335420A JP 2006335420 A JP2006335420 A JP 2006335420A JP 2005162015 A JP2005162015 A JP 2005162015A JP 2005162015 A JP2005162015 A JP 2005162015A JP 2006335420 A JP2006335420 A JP 2006335420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- palm
- bag body
- film
- palm portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】袋体11の場合は、袋両側部における表側構成要素12と裏側構成要素13との間にガゼット片14が介在され、ガゼット片14の介在により当該両構成要素12・13の端部が間接的に対接し、表側構成要素12と裏側構成要素13とのうちのいずれか一方がその外面側に合掌部15を有し、各ガゼット片14が合掌部15と交差する向きに配設されている。袋体11の製造方法は、長手方向に沿う合掌部15を有する帯状フィルム21と偏平な帯状フィルム21とを互いに並行させ、屈伸自在な折り込み形状のものであって合掌部15と交差する向きを保持したガゼット片14を並行状態の帯状フィルム21・21間に介在させ、さらにガゼット片14のある袋両側部間の寸法を袋一単位分の幅とした場合、ガゼット片介在後の当該帯状フィルム21・21を袋一単位分の幅ごとに接着切断するものである。
【選択図】図1
Description
(1) 「開口部となる合掌部」の両端にある屈伸自在なガゼット片が、袋両側部において表側構成要素と裏側構成要素との間に介在して両構成要素相互を間接的に対接させている。したがって袋体が内容物で膨らむとしても、合掌部の両端ではガゼット片の伸びでその膨らみがほとんど吸収されてしまう。すなわち合掌部には、その長手方向などにテンションが作用したりはしない。このような開口部(合掌部)は倒伏しがたいものであり、別の観点では開口部(合掌部)の起立状態に安定性があるから、起立状態の開口部から内容物の取り出すのが容易に行える。
(2) 安定した起立状態の合掌部は、自明のとおり、内容物入り袋体を設置したときに目立ちやすいものである。これは合掌部の外面側に表示(例:印刷表示)を施したときにそれがよく目立ち、判読なども容易に行えるということである。したがって袋体について、合掌部の外面側に注意事項・商品名・ブランド・宣伝文など所望ないし所要の表示を施しておけば、それが消費者やユーザなどの受け手に伝わりやすくなる。
(3) 袋両側部にわたる合掌部(開口部)は袋幅を最大限活用した大きさのものである。このような開口部は広くて内容物が取り出しやすく、上記との相乗効果で内容物の取り出しがさらに簡単に行える。
(4) テンションの影響を回避するために合掌部の一部の切り落としたり、その切り落としに起因した開口部の狭小化を補償するために合掌部をサイズアップしたりすることがないから資源の無駄使いを誘発せず、そのために要していた加工手数も省略できるから、これらを総合して生産性の向上やコストダウンがはかれる。
(5) 切り落とし工程や煩雑な接着工程などを必要とせず、少ない工程数での袋体の連続製造が可能になるから、合掌部付き袋体の合理的な生産が実現する。
(11) 折り込み工程
折り込み工程においては帯状フィルム21が図5(a)のように二つ折りにされる。この帯状フィルム21において、二つ折りされて互いに対面する一端部側の内面と他端部側の内面には、雌雄一対の部材からなるチャック16の雄形部材・雌形部材がその両端部に沿って設けられている。したがって、折り込み工程を終えたときの帯状フィルム21は、図5(a)のような二つ折り状態になるとともにチャック16の雄形部材と雌形部材とが互いに咬み合った状態になる。
(12) 折り変え工程
折り変え工程においては、二つ折り状態でチャック16の咬み合った帯状フィルム21が、ガイド部材を介した操作によって図5(b)の状態に折り変えられる。この工程を経ることで、帯状フィルム21のチャック16を有する部分(合掌部15)が上面側に位置するようになる。
(13) 切り離し工程
切り離し工程のとき、折り変え後の帯状フィルム21が図5(b)の左側折り曲げ部と右側折り曲げ部とが切開されて上下に切り離される。これで上下に二分された帯状フィルム21の各分離部は、袋体11における二つの構成要素、すなわち、チャック16付き合掌部15を有する表側構成要素12や単に偏平な裏側構成要素13になるものである。
(14) ガゼット仮付け工程
ガゼット仮付け工程では、上下に分離した帯状フィルム21・21の間に二つ折り状のガゼット片14・14が介在されてそこに仮付けされる。この場合の各ガゼット片14・14は、帯状フィルム21の長手方向すなわち図5(b)の横方向と交差(直角交差)する向きを保持している。
(15) 接着切断工程
接着切断工程によるときは、ガゼット片14・14が仮付けされた後の上下帯状フィルム21・21が所定部で接着切断される。かくて既述の袋体11すなわち図1〜図4で説明したような袋体11が得られる。
(21) 折り込み工程
折り込み工程においては口径が一定の筒状フィルム21が図6(a)のように偏平に折り込まれる。この筒状フィルム21の内面で一方の筒口から他方の筒口にわたる直線状の対向部には、雌雄一対の部材からなるチャック16の雄形部材・雌形部材が設けられている。したがって、折り込み工程を終えて図6(a)の偏平状態に折り込まれた筒状フィルム21は、チャック16の雄形部材と雌形部材とが咬み合い状態になる。筒状のフィルム21をこのように折り込んだものはフラットなフィルムを二つ折りしたものと実質的に同一といえる。
(22) 折り変え工程
折り変え工程においては、偏平に折り込まれてチャック16の咬み合った筒状フィルム21がガイド部材による操作で図6(b)の状態に折り変えられる。この工程を経ることで、筒状フィルム21のチャック16を有する部分(合掌部15)が上面側に位置するようになる。
(23) 切り離し工程
切り離し工程では、折り変え後の筒状フィルム21について、図6(b)の左側折り曲げ部と右側折り曲げ部とが切開されてそれらの箇所が切り離される。これで所定部が切り離された筒状フィルム21の各分離部は、袋体11における二つの構成要素、すなわち、チャック16付き合掌部15を有する表側構成要素12や単に偏平な裏側構成要素13になる。
(24) ガゼット仮付け工程
ガゼット仮付け工程のときは、互いに分離した二枚のフィルム21・21の間に二つ折り状のガゼット片14・14が介在されてそこに仮付けされる。この場合の各ガゼット片14・14もフィルム21の長手方向すなわち図6(b)の横方向と交差(直角交差)する向きを保持している。
(25) 接着切断工程
接着切断工程によるときは、ガゼット片14・14が仮付けされた後の上下帯状フィルム21・21が所定部で接着切断される。これで既述の袋体11が得られる。
(31) 折り込み工程
折り込み工程においては帯状フィルム21が図7(a)のように二つ折りにされる。この帯状フィルム21で互いに対面する折り曲げ部付近の直線状対向部には、雌雄一対の部材からなるチャック16の雄形部材・雌形部材が設けられている。したがって、かかる折り込み工程を終えたときの帯状フィルム21も前例と同様、二つ折り状態になるとともにチャック16の雄形部材と雌形部材とが互いに咬み合った状態になる。
(32) 前接着工程
前接着工程では、図7(a)の二つ折り状態にある帯状フィルム21がその所定部を一定間隔で前接着される。それによって帯状フィルム21には二つの前接着部22・22が形成される。図7(a)を参照して、前接着部22・22の寸法(丈)Hは合掌部15の丈に等しく、前接着部22・22間の寸法Wは袋体11の袋幅に等しいものである。したがって、この工程での前接着は合掌部15の丈や袋幅を決定するものといえる。
(33) 折り変え工程
折り変え工程においては、偏平に折り込まれてチャック16の咬み合った帯状フィルム21で前接着後のものが前述したガイド部材による操作で折り変えられる。この場合も前記と同様、帯状フィルム21のチャック16を有する部分(合掌部15)が上面側に位置するようになる。
(34) 切り離し工程
切り離し工程では、前接着かつ折り変え後の筒状フィルム21について、左側折り曲げ部と右側折り曲げ部とが図7(b)のごとく切開されてそれらの箇所が切り離される。これで所定部が切り離された筒状フィルム21の各分離部は、袋体11における二つの構成要素、すなわち、チャック16付き合掌部15を有する表側構成要素12や単に偏平な裏側構成要素13になる。
(35) ガゼット仮付け工程
ガゼット仮付け工程のときは、互いに分離した二枚のフィルム21・21の間に二つ折り状のガゼット片14・14が介在されてそこに仮付けされる。この場合の各ガゼット片14・14もフィルム21の長手方向すなわち図7(b)の横方向と交差(直角交差)する向きを保持している。
(36) 接着切断工程
接着切断工程によるときは、ガゼット片14・14が仮付けされた後の上下帯状フィルム21・21が所定部で接着切断される。これで既述の袋体11が得られる。
12 表側構成要素
13 裏側構成要素
14 ガゼット片
15 合掌部
16 チャック
17 ノッチ
18 斜め接着
19 粘着剤層
21 フィルム
22 前接着部
23 カット装置
24 案内ロール
25 仮付け装置
26 案内ロール
27 接着装置
28 接着装置
29 冷却装置
31 斜め接着装置
32 冷却装置
33 下側シール装置
34 上側シール装置
35 冷却装置
36 ドローロール
37 カッタ部
Claims (5)
- 袋両側部における表側構成要素と裏側構成要素との間にガゼット片が介在されているとともに当該ガゼット片の介在により当該両構成要素の端部が間接的に対接していること、および、表側構成要素と裏側構成要素とのうちのいずれか一方がその外面側に合掌部を有していること、および、袋両側部において表側構成要素と裏側構成要素との間に介在されたそれぞれのガゼット片が合掌部と交差する向きに配設されていることを特徴とする合掌部付き袋体。
- 開口部となる合掌部を有し、その開口部開閉用のチャックが合掌部の長手方向にわたって設けられている請求項1に記載の合掌部付き袋体。
- 長手方向に沿う合掌部を有する帯状フィルムと偏平な帯状フィルムとを互いに並行させること、および、屈伸自在な折り込み形状のものであって合掌部と交差する向きを保持したガゼット片を並行状態の帯状フィルム間に介在させること、および、ガゼット片のある袋両側部間の寸法を袋一単位分の幅とした場合、ガゼット片介在後の当該帯状フィルムを袋一単位分の幅ごとに接着切断することを特徴とする合掌部付き袋体の製造方法。
- 長手方向に沿う合掌部を有する帯状フィルムとしてその合掌部の長手方向にわたり開口部開閉用のチャックが設けられたものを用いる請求項3に記載の合掌部付き袋体の製造方法。
- 合掌部の丈と袋幅とを決定するためのものであってチャックと交差する方向の前接着を帯状フィルムに一定間隔で施す請求項4に記載の合掌部付き袋体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005162015A JP2006335420A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 合掌部付き袋体とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005162015A JP2006335420A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 合掌部付き袋体とその製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011285572A Division JP2012091871A (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | 合掌部付き袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006335420A true JP2006335420A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37556301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005162015A Pending JP2006335420A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 合掌部付き袋体とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006335420A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008280080A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Seisan Nipponsha:Kk | 合成樹脂製袋体 |
JP2008290764A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Seisan Nipponsha:Kk | 合成樹脂製袋体 |
JP2013151308A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-08 | Taiki:Kk | シート用収納袋及びシートが収納されたシート用収納袋 |
US20170210513A1 (en) * | 2014-01-30 | 2017-07-27 | Ashok Chaturvedi | Method of making packages having re-closable zipper on one panel and package thereof |
JP2018172173A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 調理用パウチ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0231850U (ja) * | 1988-08-20 | 1990-02-28 | ||
JPH11292158A (ja) * | 1998-04-13 | 1999-10-26 | Showa Highpolymer Co Ltd | プラスチック袋体 |
JP2003267402A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-25 | Koji Onuma | ジッパー付きガセット袋及びその製造方法 |
-
2005
- 2005-06-01 JP JP2005162015A patent/JP2006335420A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0231850U (ja) * | 1988-08-20 | 1990-02-28 | ||
JPH11292158A (ja) * | 1998-04-13 | 1999-10-26 | Showa Highpolymer Co Ltd | プラスチック袋体 |
JP2003267402A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-25 | Koji Onuma | ジッパー付きガセット袋及びその製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008280080A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Seisan Nipponsha:Kk | 合成樹脂製袋体 |
JP2008290764A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Seisan Nipponsha:Kk | 合成樹脂製袋体 |
JP2013151308A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-08 | Taiki:Kk | シート用収納袋及びシートが収納されたシート用収納袋 |
US20170210513A1 (en) * | 2014-01-30 | 2017-07-27 | Ashok Chaturvedi | Method of making packages having re-closable zipper on one panel and package thereof |
JP2018172173A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 調理用パウチ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI518008B (zh) | Easy to tear the folder chain, and with easy to tear the folder with the bag | |
JP2006008211A (ja) | チャックテープ付き袋 | |
CN108024600B (zh) | 带有卡扣带的袋体、袋体、袋体的制造方法及袋体的制造装置 | |
JP2008105719A (ja) | 包装袋 | |
EP2848553A1 (en) | Gusset bag with spout | |
JP2006335420A (ja) | 合掌部付き袋体とその製造方法 | |
JP2013071733A (ja) | 包装袋 | |
JP2008230658A (ja) | 易開封性ガセット袋 | |
TW201718359A (zh) | 附有夾鏈帶之袋體 | |
JP2008239187A (ja) | 易開封性ガセット袋 | |
JP5929067B2 (ja) | 再封可能な包装袋 | |
JP2012091871A (ja) | 合掌部付き袋体 | |
TW201919956A (zh) | 袋體、袋體之製造方法及製造裝置 | |
JP2016113209A (ja) | 包装袋 | |
JP2009113839A (ja) | 収容袋および取っ手 | |
JP2008100488A (ja) | サンドイッチ用包装材の製造方法 | |
JP2003212248A (ja) | チャックテープ付き袋およびその製造方法 | |
JP2004237995A (ja) | ガセットタイプ包装袋 | |
WO2023002925A1 (ja) | 容器、容器の製造方法、容器の製造装置、シールバーおよびフィルム組立体 | |
JP2007191198A (ja) | 包装袋及び包装体 | |
JP2015016878A (ja) | 袋体および包装体 | |
JP2014069883A (ja) | 包装袋及びその製造方法 | |
JP2004275381A (ja) | 輸液バッグ用外装袋及び袋形成基材 | |
JP5459114B2 (ja) | 包装袋の製造方法 | |
JP2017165463A (ja) | パウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080407 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110411 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111011 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111227 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120111 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20120330 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121018 |