JP2017165463A - パウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器 - Google Patents

パウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 縦シール部の強度を向上させることが可能なパウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器を提供すること。【解決手段】 x方向に沿って延びる一対の端縁105を有する本体フィルム1Aと、x方向に沿って延びる帯状のシールテープ3と、本体フィルム1Aのうち一対の端縁105をそれぞれ含む一対の端部106とシールテープ3とが熱接合された縦シール部20と、を備えるパウチ容器用筒状フィルム1であって、シールテープ3は、x方向と直角であるy方向に主に延伸された延伸層32を有する。【選択図】 図4

Description

本発明は、パウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器に関する。
パウチ容器は、たとえばスポーツドリンク等の飲料、アイスクリームやゼリー等の食品及び医療用液体等の容器として広く使用されている。特許文献1には、パウチ容器の制造に用いられるパウチ容器用筒状フィルムが開示されている(同文献の図10)。この筒状フィルムは、本体フィルムの一対の端縁を互いに対向させた状態で、これらの端縁をそれぞれ含む一対の端部とシールテープとが熱接合によって接合されている。この接合部分は、筒状フィルムの軸方向に延びる縦シール部を構成する。たとえば、筒状フィルムの所定箇所の接合やスパウトの取り付け及び内容物の充填を経ることにより、パウチ容器が製造される。
しかしながら、内容物が充填された後は、縦シール部に張力が負荷される。特に、筒状フィルムを用いて製造されたパウチ容器においては、筒状フィルムにおける幅方向により大きな張力が生じやすい。パウチ容器から内容物が漏れることを防止する観点から、縦シール部の強度を高めることが望まれる。
特開2002−308289号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、縦シール部の強度を向上させることが可能なパウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供されるパウチ容器用筒状フィルムは、軸方向に沿って延びる一対の端縁を有する本体フィルムと、前記軸方向に沿って延びる帯状のシールテープと、前記本体フィルムのうち前記一対の端縁をそれぞれ含む一対の端部と前記シールテープとが熱接合された縦シール部と、を備えるパウチ容器用筒状フィルムであって、前記シールテープは、前記軸方向と直角である幅方向に主に延伸された延伸層を有することを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シールテープは、前記一対の端部と熱接合される熱接合層を更に有し、前記熱接合層及び前記延伸層は、同種の樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記本体フィルムは、前記シールテープの前記熱接合層と熱接合されたシーラント層を有し、前記シーラント層は、前記熱接合層と同種の樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記熱接合層は、未延伸の樹脂層からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記熱接合層及び前記延伸層は、オレフィン系樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記熱接合層及び前記延伸層は、ポリエチレン系樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シールテープは、前記延伸層を挟んで前記熱接合層とは反対側に位置する内面層を更に有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内面層は、未延伸の樹脂層からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内面層は、前記熱接合層及び前記延伸層と同種の樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内面層、前記熱接合層及び前記延伸層は、オレフィン系樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内面層、前記熱接合層及び前記延伸層は、ポリエチレン系樹脂からなる。
本発明の第2の側面によって提供されるパウチ容器用包材は、本発明の第1の側面によって提供されるパウチ容器用筒状フィルムと、スパウトと、を備えることを特徴としている。
本発明の第3の側面によって提供されるパウチ容器は、本発明の第2の側面によって提供されるパウチ容器用包材と、前記本体フィルムによって構成された密閉状態の収容空間に充填された内容物と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、前記筒状フィルムの前記縦シール部は、前記延伸層を有する前記シールテープによって構成されている。前記延伸層の延伸方向は、前記筒状フィルムの前記幅方向に一致している。このため、前記縦シール部に前記方向の張力が負荷された場合に、前記シールテープが過大に伸ばされてしまうことを抑制することが可能である。したがって、前記縦シール部の強度を向上させることができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係るパウチ容器用筒状フィルムの製造装置の一例を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う要部拡大断面図である。 本発明に係るパウチ容器用筒状フィルムの一例を示す要部平面図である。 図3のIV−IV線に沿う要部拡大断面図である。 本発明に係るパウチ容器用包材の一例を示す平面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図5のVII−VII線に沿う断面図である。 図5のVIII−VIII線に沿う断面図である。 本発明に係るパウチ容器の一例を示す斜視図である。 本発明に係るパウチ容器用筒状フィルムの他の例を示す要部拡大断面図である。 本発明に係るパウチ容器用筒状フィルムの他の例を示す要部拡大断面図である。 本発明に係るパウチ容器用筒状フィルムの他の例を示す要部拡大断面図である。 本発明に係るパウチ容器の他の例を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明にかかるパウチ容器用筒状フィルムの製造装置の一例を示している。同図において、後述する筒状フィルム1の軸方向を、x方向と定義する。また、後述するシールテープ3の幅方向をy方向と定義する。また、x方向及びy方向と直角である方向をz方向と定義する。
フィルムロール71は、材料となる本体フィルム1Aを供給するものであり、同図に示す製造ラインにおいて最も上流側に位置している。テープロール72は、本製造方法に用いられるシールテープ3を供給するものである。
ここで、本体フィルム1Aは、通常、樹脂フィルムから構成される。該樹脂フィルムには、耐衝撃性、耐磨耗性、及び耐熱性等、包装体としての基本的な性能を備えることが要求される。また、パウチ容器を製造するために形成されるシール部は、通常、ヒートシールにより形成されるので、シートにはヒートシール性も要求される。本体フィルム1Aとしては、ベース層と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好適であり、高いガスバリア性や遮光性が要求される場合には、ベース層とシーラント層との間や、ベース層が複層構成のときはその層間等にバリア層を設けることが好適である。なお、ベース層そのものにバリア性を付与してもよい。この場合は、バリア層をベース層として用い、バリア層とシーラント層とを有する複層シートとなる。
ここで、ベース層、シーラント層、及びバリア層の構成材料を例示する。なお、これら各層の積層は、慣用のラミネート法、例えば、共押出しラミネーション、接着剤によるドライラミネーション、熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーション等により行うことができる。また、上述の各層が単体の層として形成された後に互いに接合されることによって本体フィルム1Aを形成してもよいし、たとえばある層上に他の層を形成するための溶融樹脂等の材料を押出しや塗布等によって配置した後に当該材料を冷却させることにより、複数の層が積層された本体フィルム1Aを形成してもよい。なお、後述するシールテープ3を構成する各層の積層についても同様である。
ベース層を構成する樹脂としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)等)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルスルフォン(PES)等が挙げられる。ベース層は、これらの樹脂からなる一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムによって構成してもよい。
シーラント層を構成する樹脂は、好ましくはオレフィン系樹脂であり、より好ましくはポリエチレン系樹脂である。より具体的には、シーラント層を構成するオレフィン系樹脂として、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等が挙げられる。シーラント層は、これらの樹脂からなる一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムによって構成してもよい。
バリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等の樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベース層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物等を蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。
本体フィルム1Aには、内容物の商品名や原材料・使用上の注意事項等の商品説明、その他各種デザイン等を表示するための印刷層(図示せず)を設けることができる。例えば、印刷層は、グラビア印刷等の公知の方法により、ベース層の内側の面に形成できる。なお、上述した本体フィルム1Aの構成は、後述する筒状フィルム1、パウチ容器用包材A1及びパウチ容器B1などに継承される。
図2は、図1のII−II線に沿う要部拡大断面図であり、後述する接合工程の直前の本体フィルム1Aを模式的に表している。図示された例においては、本体フィルム1Aは、ベース層101,104、シーラント層102及びバリア層103によって構成されている。ベース層101が本体フィルム1Aの最外層を構成しており、シーラント層102が筒状フィルム1の最内層を構成している。バリア層103及びベース層104は、ベース層101とシーラント層102との間に介在している。本例においては、ベース層が二層設けられている構成であり、具体的にはベース層101とベース層104の間にバリア層103が配置されている。なお、ベース層101とベース層104とは、同種の樹脂からなるものであってもよいし、異種の樹脂からなるものであってもよい。
シールテープ3は、x方向に長く延びる帯状であり、後述する接合工程において本体フィルム1Aと接合されるものである。図示された例においては、シールテープ3は、熱接合層31、延伸層32及び内面層33によって構成されている。
熱接合層31は、シールテープ3の一方側の表面を構成する層であり、図示された状態において本体フィルム1Aのシーラント層102に対面している。熱接合層31を構成する樹脂は、図示された例において本体フィルム1Aのシーラント層102と良好な熱接合性を発揮するものが選択され、シーラント層102と同系統の樹脂が選択され、より好ましくは同種の樹脂が選択される。
延伸層32は、熱接合層31の外表面とは反対側に位置する層であり、図示された例においては、熱接合層31と内面層33との間に介在している。延伸層32を構成するフィルムは、延伸方向Sに主に延伸された延伸フィルムである。ここで延伸方向Sに主に延伸された延伸フィルムとは、シールテープ3の長手方向(図1におけるx方向、所謂MD方向)に比してシールテープ3の幅方向(延伸方向S、図1における所謂TD方向)の方がより延伸されているフィルムをいう。筒状フィルム1の製造においては、シールテープ3の延伸方向Sが主にy方向(幅方向)に一致する姿勢で、シールテープ3が使用される。また、延伸層32を構成する樹脂は、熱接合層31と同系統の樹脂が選択され、より好適には同種の樹脂が選択される。
内面層33は、延伸層32を挟んで熱接合層31とは反対側に位置する層であり、シールテープ3の他方側の表面を構成している。内面層33を構成する樹脂は、延伸層32と同系統の樹脂が選択され、より好適には同種の樹脂が選択される。
以上に述べた熱接合層31、延伸層32及び内面層33の構成としては、少なくともいずれか同士が同系統の樹脂からなるものであっても、互いに異種の樹脂からなるものであってもよいが、これらすべての層が同系統の樹脂からなる構成が好ましく、これらすべての層が同種の樹脂からなる構成が特に好ましく、さらにこれらの層とシーラント層102とが同種の樹脂からなる構成が最も好ましい。これら各層を構成する樹脂の具体例としては、好ましくはオレフィン系樹脂であり、より好ましくはポリエチレン系樹脂である。より具体的には、このようなオレフィン系樹脂として、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等が例示できる。また、熱接合層31及び内面層33としては、これらの樹脂からなる一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムを用いることができ、好ましくは未延伸フィルムが用いられる。以下においては、熱接合層31、内面層33及びシーラント層102が未延伸フィルムからなる場合を例に説明する。
なお、熱接合層31及び内面層33を構成する未延伸フィルムは、典型的にはいずれの方向にも全く延伸されていないフィルムを指すが、延伸層32を構成する延伸フィルムと比較して、実質的に未延伸であると扱うことが可能な構成を含む。たとえば、熱接合層31及び内面層33となるフィルム材料が送られる際に、ロール等によって張力が負荷されることによって、送り方向であるx方向(軸方向)にわずかに延伸される場合があるが、その場合も含むものである。
熱接合層31と延伸層32とが、互いに同種の樹脂からなることにより、熱接合層31と延伸層32とは、接着材層等を用いない熱接合等によって接合されている。また、延伸層32と内面層33とが、互いに同種の樹脂からなることにより、延伸層32と内面層33とは、接着材層等を用いない熱接合等によって接合されている。
このような構成のシールテープ3の特性を例示すると、JISK7127規格によって測定された延伸方向S(幅方向)の引張強度(単位:MPa)が、x方向(長手方向)の同規格の引張強度(単位:MPa)の通常1.2倍以上であり、好ましくは1.5倍以上である。また、同規格によって測定されたx方向(長手方向)の引張伸度(%)が、延伸方向S(幅方向)の同規格の引張伸度(%)の通常2倍以上であり、好ましくは3倍以上である。
図1に戻り、フィルムロール71から送り出された本体フィルム1Aは、本製造ラインの下流側に向けて搬送される。その搬送経路途上に、テープロール72からシールテープ3が送り出される。さらに、シールテープ3が供給される位置において、本体フィルム1Aは、一対の端縁105同士が近接するように丸められる。そして、シールバー731を用いて、本体フィルム1Aの一対の端縁105をそれぞれ含む一対の端部106同士が重なり合う状態で、本体フィルム1Aの一対の端部106の内面とシールテープ3の熱接合層31とを熱シールにより接合する。次いで、冷却部732によってシール部分を冷却することにより、本体フィルム1Aの一対の端部106とシールテープ3の熱接合層31とをより強固に接合する。これにより、図3及び図4に示すように、x方向(軸方向)に延びる縦シール部20を有する筒状フィルム1が形成される。
次いで、シフトローラ751及びシフトローラ752によって、筒状フィルム1を平坦に折り畳みつつ、y方向におけるシールテープ3の位置をシフトさせる。具体的には、シールバー731及び冷却部732によって縦シール部20が形成された直後は、シールテープ3がy方向において筒状フィルム1の略中央に位置している。図3及び図4は、シフトローラ752のx方向下流側における筒状フィルム1を示している。図3に示すように、縦シール部20及びシールテープ3は、シフトローラ751及びシフトローラ752によって、y方向における一方側へと移動させられる。
シフトローラ751及びシフトローラ752を通過することにより、筒状フィルム1は、両端に折り線18を有する平坦な帯状となる。この帯状となった本体フィルム1Aを、本実施形態においては、たとえば中間ロール711に一旦巻き取る。
図示された例においては、図3及び図4に示すように、一対の端部106のy方向における一部同士が重なっている。また、図中下方の端縁105と図中上方の端部106とが接する箇所は、本体フィルム1Aのシーラント層102及びシールテープ3の熱接合層31が、熱接合の際に軟化することにより、隙間を埋める格好となっている。また本体フィルム1Aにおいて、シールテープ3の延伸層32の延伸方向Sは、x方向に対して直角であるy方向に一致している。
筒状フィルム1は、所定箇所の接合やスパウトの取り付け等を経ることにより、パウチ容器用包材を形成するために用いられる。図5〜図8は、筒状フィルム1を用いて形成されたパウチ容器用包材の一例を示している。
図示されたパウチ容器用包材A1は、筒状フィルム1を用いて形成されるものであり、一対の主フィルム部10、底フィルム部11、縦シール部20、第1底シール部21、一対の第2底シール部22、天シール部23及びスパウト5を備えている。なお、これらの構成要素は、パウチ容器用包材A1が図示されたように平坦状に折り畳まれた状態を前提に定義づけられている。たとえば、パウチ容器用包材A1が拡開された状態やさらに折り畳まれた状態においては、各構成要素は、以下の説明にある要件とは異なる態様をとりうる。しかし、図示された折り畳み状態において、個々の要件を満たすものであれば、本発明が意図する構成にあたる。
一対の主フィルム部10は、パウチ容器用包材A1の大部分を構成する部材である。一対の主フィルム部10は、z方向において互いに対面しており、y方向両端同士がシール部などを介することなく一体的に繋がっている。このため、胴部全面に連続したデザイン印刷を施すことができ、意匠性を向上させることができる。また、一対の主フィルム部10のうち紙面手前側に位置する主フィルム部10は、縦シール部20を有している。縦シール部20は、当該主フィルム部10をx方向に縦断している。また、各主フィルム部10は、台形部10aを有している。台形部10aは、x方向図中下端側(第2底シール部22側)に位置しており、x方向において前記下端側(第2底シール部22側)に向かうほどy方向寸法である幅が小となる台形状の領域である。台形部10aの下辺は主フィルム部10のx方向図中下端であり、台形部10aの上辺は台形部10aの各斜辺の図中上端を結んでy方向に延びる仮想線である。また、台形部10aの各斜辺は、折り曲げ部16とされている。
底フィルム部11は、一対の台形部10aの間において折り畳まれて挟まれている。底フィルム部11は、一対の主フィルム部10の一対の台形部10aの2つの下辺及び4つの斜辺に繋がっている。なお、底フィルム部11と一対の台形部10aの2つの下辺とは、後述する一対の第2底シール部22を介して繋がっている。また、底フィルム部11と一対の台形部10aの4つの斜辺とは折り曲げ部16を介して繋がっている。
第1底シール部21は、一対の台形部10aの下辺に到達しており、底フィルム部11を横断している。第1底シール部21は、底フィルム部11のy方向両側部分同士が熱シールなどによって接合されたものである。第1底シール部21は、底フィルム部11とともに、一対の台形部10aの間において折り畳まれて挟まれている。
一対の第2底シール部22は、各々が一対の台形部10aのx方向の端部(下辺)と該端部に隣接する底フィルム部11の端部とが熱シールなどにより接合されたものである。各第2底シール部22は、y方向に延びている。また、第2底シール部22の長さは、主フィルム部10の図中x方向上方に位置する矩形状部分のy方向寸法よりも小である。また、一対の第2底シール部22のうち紙面手前側に位置するものには、縦シール部20が到達している。縦シール部20の到達箇所は、第2底シール部22の中央を避けており、第2底シール部22の一端付近である。
天シール部23は、一対の主フィルム部10のx方向図中上端部同士が熱シールなどにより接合されたものである。一対の主フィルム部10、底フィルム部11、第1底シール部21、一対の第2底シール部22及び天シール部23が形成されることにより、パウチ容器用包材A1には、内容物を収容するための収容空間19が設けられている。また、天シール部23のy方向両端には、一対の切欠き部17が設けられている。
スパウト5は、一対の主フィルム部10のx方向図中上端部に挟まれており、図6に示すように天シール部23の一部として、一対の主フィルム部10と密閉状態となるように接合されている。スパウト5は、収容空間19に内容物を充填するための充填口や、内容物を注出するための注出口として用いられる。なお、図示されたスパウト5は、蓋部品が装着されている。いまだ内容物が充填されていないパウチ容器用包材A1においては、前記蓋部品は未装着としてもよい。
図9は、パウチ容器用包材A1を用いて製造されたパウチ容器B1を示している。このパウチ容器B1は、パウチ容器用包材A1の収容空間19に内容物6が充填されており、スパウト5に前記蓋部品が装着されることにより、密閉状態で内容物6を収容している。
パウチ容器B1を製造するには、パウチ容器用包材A1を用意し、スパウト5にノズルを挿入する等して内容物6を充填する。そして、スパウト5に上述した蓋部品を装着することによりパウチ容器用包材A1を封止し、収容空間19を密閉状態とする。これにより、パウチ容器B1が得られる。
図9は、所定量の内容物6を収容するパウチ容器B1が、スパウト5が鉛直方向上方を向く姿勢とされた場合に、斜め下方から見た図である。この図から理解されるように、底フィルム部11の一部ずつ、第1底シール部21及び一対の第2底シール部22は、平らな底面を構成している。また、4本の折り曲げ部16は、内容物6の重量によって開かれている。
次に、筒状フィルム1、パウチ容器用包材A1及びパウチ容器B1の作用について説明する。
本実施形態によれば、筒状フィルム1の縦シール部20は、延伸層32を有するシールテープ3によって構成されている。延伸層32の延伸方向Sは、筒状フィルム1のy方向に一致している。このため、縦シール部20にy方向の張力が負荷された場合に、シールテープ3が過大に伸ばされてしまうことを抑制することが可能である。したがって、縦シール部20の強度を向上させることができる。
本体フィルム1Aと熱接合される熱接合層31は、延伸層32と同種の樹脂からなる。このため、シールテープ3の製造において、熱接合層31と延伸層32とを熱接合によって接合することが可能であり、熱接合層31と延伸層32との間に接着剤層等を介在させる必要が無い。これにより、パウチ容器B1においてシールテープ3の端面から内容物6に接着剤層の成分が溶け出すことや内容物6が接着剤層と熱接合層31または延伸層32との界面に浸入することを回避することができる。
熱接合層31が未延伸フィルムからなることにより、熱接合層31と筒状フィルム1のシーラント層102とをより強固に熱接合することができる。
熱接合層31及び延伸層32が、オレフィン系樹脂からなることにより、熱接合層31及び延伸層32の接合強度を高めることができる。特に、熱接合層31及び延伸層32が、ポリエチレン系樹脂からなる構成は、熱接合層31及び延伸層32の接合強度を高めるのに好適である。
シールテープ3が内面層33を有することにより、たとえばパウチ容器用包材A1の第2底シール部22を形成する際に、シールテープ3の内面層33と本体フィルム1Aの内面とを適切に熱接合することができる。また、延伸層32と内面層33とが同種の樹脂からなることにより、延伸層32と内面層33との間に接着剤層等を介在させる必要が無い。これにより、パウチ容器B1においてシールテープ3の端面から内容物6に接着剤層の成分が溶け出すことや内容物6が接着剤層と延伸層32と内面層33との界面に浸入することを回避することができる。
内面層33が未延伸フィルムからなることにより、内面層33と筒状フィルム1のシーラント層102とをより強固に熱接合することができる。
図10〜図13は、本発明の他の例を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図10は、筒状フィルム1の他の例を示している。図示された例においては、シールテープ3が熱接合層31及び延伸層32によって構成されており、内面層33を有していない。このような筒状フィルム1によっても、縦シール部20の強度を高めることができる。また、延伸層32と筒状フィルム1のシーラント層102とが同種の樹脂によって構成すれば、パウチ容器用包材A1及びパウチ容器B1の製造過程において、延伸層32とシーラント層102とを適切に熱接合することができる。
図11は、筒状フィルム1の他の例を示している。図示された例においては、シールテープ3が延伸層32のみによって構成されている。このような例においては、延伸層32と筒状フィルム1のシーラント層102とが同種の樹脂によって構成されることが好ましい。
図12は、筒状フィルム1の他の例を示している。図示された例においては、本体フィルム1Aの一対の端縁105が互いに対向しており、一対の端部106同士は重ね合わされていない。シールテープ3は、一対の端部106の双方に跨るように接合されている。このような筒状フィルム1によっても、縦シール部20の強度を高めることができる。また、本例の一対の端縁105及び一対の端部106の構成は、図10及び図11の例に適用できることはもちろんである。なお、筒状フィルム1は、1つの縦シール部20のみを有することによって筒状に形成されたものに限定されるものではない。筒状フィルム1は、複数の縦シール部20を有する構成であってもよく、あるいは、縦シール部20以外の他のシール部を有することにより、筒状に形成されていてもよい。これらの場合、筒状フィルム1は、本体フィルム1A以外の他のフィルム材料を有する構成であってもよい。
図13は、パウチ容器用包材A1及びパウチ容器B1の他の例を示している。図示された例においては、縦シール部20がパウチ容器用包材A1及びパウチ容器B1のy方向における略中央に配置されている。すなわち、縦シール部20がスパウト5と接する位置に配置されている。また、パウチ容器用包材A1には、一対の肩シール部27が形成されている。肩シール部27は、天シール部23の両端に繋がっている。主フィルム部10に繋がる底フィルム部14は、第3底シール部26が形成されており、x方向視において略矩形状である。主フィルム部10に繋がる2つの側面フィルム部12は、主フィルム部10のy方向両端に配置されている。側面フィルム部12には、折り線13が形成されており、内方に織り込まれている。
本発明に係るパウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るパウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1 :パウチ容器用包材
B1 :パウチ容器
1 :筒状フィルム
1A :本体フィルム
3 :シールテープ
5 :スパウト
6 :内容物
10 :主フィルム部
10a :台形部
11 :底フィルム部
12 :側面フィルム部
13 :折り線
14 :底フィルム部
16 :折り曲げ部
17 :切欠き部
18 :折り線
19 :収容空間
20 :縦シール部
21 :第1底シール部
22 :第2底シール部
23 :天シール部
31 :熱接合層
32 :延伸層
33 :内面層
71 :フィルムロール
72 :テープロール
101 :ベース層
102 :シーラント層
103 :バリア層
104 :中間層
105 :端縁
106 :端部
711 :中間ロール
731 :シールバー
732 :冷却部
751,752 :シフトローラ
S :延伸方向

Claims (13)

  1. 軸方向に沿って延びる一対の端縁を有する本体フィルムと、
    前記軸方向に沿って延びる帯状のシールテープと、
    前記本体フィルムのうち前記一対の端縁をそれぞれ含む一対の端部と前記シールテープとが熱接合された縦シール部と、を備えるパウチ容器用筒状フィルムであって、
    前記シールテープは、前記軸方向と直角である幅方向に主に延伸された延伸層を有することを特徴とする、パウチ容器用筒状フィルム。
  2. 前記シールテープは、前記一対の端部と熱接合される熱接合層を更に有し、
    前記熱接合層及び前記延伸層は、同種の樹脂からなる、請求項1に記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  3. 前記本体フィルムは、前記シールテープの前記熱接合層と熱接合されたシーラント層を有し、
    前記シーラント層は、前記熱接合層と同種の樹脂からなる、請求項2に記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  4. 前記熱接合層は、未延伸の樹脂層からなる、請求項2または3に記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  5. 前記熱接合層及び前記延伸層は、オレフィン系樹脂からなる、請求項2ないし4のいずれかに記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  6. 前記熱接合層及び前記延伸層は、ポリエチレン系樹脂からなる、請求項5に記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  7. 前記シールテープは、前記延伸層を挟んで前記熱接合層とは反対側に位置する内面層を更に有する、請求項2ないし6のいずれかに記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  8. 前記内面層は、未延伸の樹脂層からなる、請求項7に記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  9. 前記内面層は、前記熱接合層及び前記延伸層と同種の樹脂からなる、請求項7または8に記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  10. 前記内面層、前記熱接合層及び前記延伸層は、オレフィン系樹脂からなる、請求項9に記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  11. 前記内面層、前記熱接合層及び前記延伸層は、ポリエチレン系樹脂からなる、請求項10に記載のパウチ容器用筒状フィルム。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載のパウチ容器用筒状フィルムと、スパウトと、を備えることを特徴とする、パウチ容器用包材。
  13. 請求項12に記載のパウチ容器用包材と、
    前記本体フィルムによって構成された密閉状態の収容空間に充填された内容物と、
    を備えることを特徴とする、パウチ容器。
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