JP6470928B2 - パウチ容器用包材およびパウチ容器 - Google Patents

パウチ容器用包材およびパウチ容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6470928B2
JP6470928B2 JP2014183226A JP2014183226A JP6470928B2 JP 6470928 B2 JP6470928 B2 JP 6470928B2 JP 2014183226 A JP2014183226 A JP 2014183226A JP 2014183226 A JP2014183226 A JP 2014183226A JP 6470928 B2 JP6470928 B2 JP 6470928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
seal portion
exterior
pouch container
exterior film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014183226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016055891A (ja
Inventor
広樹 金光
広樹 金光
純平 峪
純平 峪
忠 高野
忠 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal Inc
Original Assignee
Fuji Seal Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seal Inc filed Critical Fuji Seal Inc
Priority to JP2014183226A priority Critical patent/JP6470928B2/ja
Publication of JP2016055891A publication Critical patent/JP2016055891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6470928B2 publication Critical patent/JP6470928B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、パウチ容器用包材およびパウチ容器に関する。
パウチ容器は、たとえばスポーツドリンク等の飲料、アイスクリームやゼリー等の食品等の容器として広く使用されている。図16は、従来のパウチ容器用包材の一例を示している(特許文献1参照)。同図に示されたパウチ容器Xは、一対の外装フィルム91、底ガセットフィルム92およびスパウト97を備えている。
一対の外装フィルム91は、正面側と背面側とに配置されている。底ガセットフィルム92は、一対の外装フィルム91の底端部の間に位置している。一対の外装フィルム91の天端部どうしが接合されることにより、天側シール部93aが形成されている。天側シール部93aの中央付近には、天地方向にスパウト97が取り付けられている。また、一対の外装フィルム91の両側端部どうしが接合されることにより、一対のサイドシール部93bが形成されている。また、一対の外装フィルム91の底端部と底ガセットフィルム92の端部どうしがそれぞれ接合されることにより、一対の底側シール部93cが形成されている。そして、天側シール部93a、一対のサイドシール部93bおよび一対の底側シール部93cと一対の外装フィルム91および底ガセットフィルム92とによって、収容空間95が規定されている。
図17は、パウチ容器用包材Xを用いて製造されたパウチ容器Yを示している。たとえば、パウチ容器用包材Xのスパウト97を通じて内容物98が充填されることにより、パウチ容器Yが製造される。内容物98が充填されることにより、一対の外装フィルム91は、同図に示すように互いの中央部が離間するように膨らんだ形状となる。これに伴い、一対のサイドシール部93bは、両側方に向かって突出する。たとえば、パウチ容器Yの購入者などが内容物98である飲料を飲用するためにパウチ容器Yを把持しようとすると、両側方に突出した一対のサイドシール部93bの外端縁が購入者の手に直接的に当接することとなる。このようなことでは、購入者に不快感を与えてしまうという問題があった。
特開2010−30632号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、突出したシール部の外端縁が直接的に購入者の手に当接することを抑制し、シール部が面接触しやすくなることで触感が改善されたパウチ容器用包材およびパウチ容器を提供することをその課題とする。
本発明の第一の側面によって提供されるパウチ容器用包材は、主フィルムと、副のフィルムと、前記主フィルムおよび前記副フィルムの端部どうしが接合されることにより形成されたシール部と、前記シール部の内端縁によって規定された収容空間と、を備えるパウチ容器用包材であって、前記シール部の前記内端縁を跨いで前記シール部および前記収容空間の少なくとも一部ずつに重なるように前記主フィルムに接合された補強部材を備えることにより、前記収容空間に内容物が充填された際に前記シール部の外端縁が前記副フィルム側に位置する傾向が与えられていることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記補強部材は、前記シール部の前記内端縁のみを跨ぐように前記主フィルムに接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主フィルムとして、一の外装フィルムと、前記副フィルムとして、他の外装フィルムと、を備え、前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの両側端部どうしが接合されることにより、一対の前記シール部としての一対のサイドシール部が形成されており、前記補強部材は、前記サイドシール部の前記内端縁を跨ぐように前記一の外装フィルムに接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主フィルムとしての一の外装フィルムおよび他の外装フィルムと、前記副フィルムとしての一対のサイドガセットフィルムと、を備え、前記一対のサイドガセットフィルムは、折り畳まれた状態で前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの両側端部に挟まれており、前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの各側端部と前記各サイドガセットフィルムの各側端部とが接合されることにより前記シール部としてのサイドシール部が形成されており、前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの底端部どうしが接合されることにより、底側シール部が形成されており、前記補強部材は、前記サイドシール部の前記内端縁を跨ぐように前記一の外装フィルムに接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記補強部材は、前記サイドシール部の前記内端縁を跨ぐように前記他の外装フィルムに接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主フィルムとしての一の外装フィルムと、前記副フィルムとしての他の外装フィルムおよび一対のサイドガセットフィルムと、を備え、前記一対のサイドガセットフィルムは、折り畳まれた状態で前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの両側端部に挟まれており、前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの各側端部と前記各サイドガセットフィルムの各側端部とが接合されることによりサイドシール部が形成されており、前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの底端部どうしが接合されることにより、前記シール部としての底側シール部が形成されており、前記補強部材は、前記底側シール部の前記内端縁を跨ぐように前記一の外装フィルムに接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シール部の外端縁は、前記外装フィルムの外端縁と一致している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シール部は、外端縁から内端縁に向けて凹む凹部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シール部は、前記外装フィルムの外端縁に沿って延びており、前記補強部材は、前記シール部の両端を避けた位置に設けられている。
本発明の第二の側面によって提供されるパウチ容器は、本発明の第一の側面によって提供されるパウチ容器用包材と、前記包材の前記収容空間に密封状態で収容された内容物と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、前記パウチ容器用包材を用いて前記パウチ容器を製造した際に、前記収容空間に充填された前記内容物によって、前記主フィルムおよび前記副フィルムが膨出形状となる。これらが接合された前記シール部は、収容空間の側方に突出しようとする。しかし、前記主フィルムに接合された前記補強部材の存在により、前記シール部は、その外端縁が前記副フィルム側に位置し、全体として前記主フィルムに沿った向きに揃えられる。この結果、突出した前記シール部の外端縁が直接的に購入者の手に当接することを抑制し、主フィルム側から把持したときにシール部の主フィルム側面が購入者の手に面接触することになるので、触感を改善することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づくパウチ容器用包材を示す正面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のパウチ容器用包材の製造方法の一例を示す要部正面図である。 本発明の第1実施形態に基づくパウチ容器を示す断面図である。 図1のパウチ容器用包材の変形例を示す正面図である。 図1のパウチ容器用包材の他の変形例を示す正面図である。 図1のパウチ容器用包材の他の変形例を示す正面図である。 図1のパウチ容器用包材の他の変形例を示す正面図である。 図1のパウチ容器用包材の他の変形例を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に基づくパウチ容器用包材を示す正面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に基づくパウチ容器を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に基づくパウチ容器用包材を示す正面図である。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態に基づくパウチ容器を示す断面図である。 従来のパウチ容器用包材の一例を示す正面図である。 図16のXVII−XVII線に沿う従来のパウチ容器を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。なお、内容物が充填されたパウチ容器を店頭で自立させた状態で、購入者側を正面側、反対側を背面側、その左右方向を側方、鉛直上方側を天側、鉛直方向下方側を底側、とする。各フィルムについては、パウチ容器の状態で外部に露出する面を表面、反対側の面を裏面、とする。また、前記自立状態における鉛直方向を上下方向、左右方向を幅方向、とする。
本発明で言う主フィルムおよび副フィルムは、互いの端部どうしが接合されることによりシール部を形成するものである。前記シール部の内端縁は、収容空間の境界の少なくとも一部を構成する。前記収容空間に内容物が充填された際には、前記収容空間の内圧が前記主フィルムおよび前記副フィルムの張力を生じさせ、これらの張力は、前記シール部を起立させるように作用する。ここで、前記主フィルムは、本発明で言う補強部材が接合されるものである。これにより、前記シール部が起立しようとする際には、前記主フィルムと前記副フィルムとが曲がる度合いにアンバランスが生じ、前記主フィルムの方が相対的に曲がりにくい。この結果、前記シール部の外端縁が、後述するように前記副フィルム側に位置する傾向が与えられている。以降の実施形態においては、前記主フィルム、前記副フィルムおよび前記シール部となりうる構成要素が適宜例示される。
図1および図2は、本発明の第1実施形態に基づくパウチ容器用包材を示している。本実施形態のパウチ容器用包材A1は、外装フィルム1A,1B、底ガセットフィルム2およびスパウト7を備え、天側シール部41、一対のサイドシール部42および一対の底側シール部43が形成されている、いわゆるスタンディングパウチと称されるものである。このパウチ容器用包材A1は、2つの補強部材6を備えている。図1は、パウチ容器用包材A1の正面図であり、図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。なお、図1においては、理解の便宜上、後述する天側シール部41、サイドシール部42および底側シール部43に離散点によって構成されたハッチングを付しており、補強部材6に斜線によって構成されたハッチングを付している。
外装フィルム1A,1Bは、天側にスパウト7を挟んでおり、本実施形態においては、便宜上外装フィルム1Aが正面側に、外装フィルム1Bが背面側に配置されているものとする。本実施形態においては、外装フィルム1A,1Bは、正面視において略矩形状とされており、天辺、一対の側辺および底辺を有している。なお、外装フィルム1Aは、本発明で言う主フィルムに相当する。外装フィルム1Bは、本発明で言う副フィルムに相当する。
底ガセットフィルム2は、折り目21において折り畳まれた状態で外装フィルム1A,1Bの間に位置している。底ガセットフィルム2の一対の底辺は、本実施形態においては、外装フィルム1A,1Bの底辺と各々が一致している。また、底ガセットフィルム2には、一対の切欠き22が形成されている。切欠き22は、底ガセットフィルム2の一部が切り欠かれた部位であり、厚さ方向に貫通している。
外装フィルム1A,1Bおよび底ガセットフィルム2は、通常、樹脂フィルムから構成される。該樹脂フィルムには、耐衝撃性、耐磨耗性、及び耐熱性等、包装体としての基本的な性能を備えることが要求される。また、上記各シール部は、通常、ヒートシールにより形成されるので、シートにはヒートシール性も要求される。シートとしては、ベースフィルム層と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好適であり、高いガスバリア性や遮光性が要求される場合には、ベースフィルム層とシーラント層との間にバリア層を設けることが好適である。なお、ベースフィルム層そのものにバリア性を付与してもよい。この場合は、バリア層をベースフィルム層として用い、バリア層とシーラント層とを有する複層シートとなる。
ここで、ベースフィルム層、シーラント層、及びガスバリア層の構成材料を例示する。なお、これら各層の積層は、慣用のラミネート法、例えば、共押出しラミネーション、接着剤によるドライラミネーション、熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーション等により行うことができる。
ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)等)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルスルフォン(PES)等から構成される一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムが例示できる。
シーラント層を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等から構成される一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムが例示できる。
ガスバリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等の樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物等を蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。
外装フィルム1A,1Bまたは底ガセットフィルム2には、内容物の商品名や原材料・使用上の注意事項等の商品説明、その他各種デザイン等を表示するための印刷層(図示せず)を設けることができる。例えば、印刷層は、グラビア印刷等の公知の方法により、ベースフィルム層の内側の面に形成できる。
天側シール部41は、外装フィルム1A,1Bの天辺に沿う天端部どうしがヒートシールによって接合されたものである。天側シール部41は、その中央にスパウト7を挟んでいる。外装フィルム1A,1Bの天端部とスパウト7とは、ヒートシール等により密閉状態で接合されている。
サイドシール部42は、外装フィルム1Aの側辺に沿う端部11Aおよび外装フィルム1Bの側辺に沿う端部11Bどうしがヒートシールによって接合された部分である。内端縁42aは、端部11Aと端部11Bとがヒートシールされた領域の内側の端縁である。サイドシール部42は、本発明で言うシール部に相当する。
底側シール部43は、外装フィルム1Aの底辺に沿う底端部および外装フィルム1Bの底辺に沿う底端部と底ガセットフィルム2とがヒートシールによって接合された部分である。なお、本実施形態においては、底側シール部43は、外装フィルム1A,1Bの底辺から側辺に沿うように上方へと延びる部分とを有している。また、底ガセットフィルム2に切欠き22が形成されていることにより、切欠き22においては、外装フィルム1A,1B同士が部分的に対面する。このため、底側シール部43を形成する際には、切欠き22を通して外装フィルム1A,1B同士が接合されることとなる。この部位は、内容物を充填した後などにおいて底ガセットフィルム2の左右端が開いてしまうことを防止する機能を果たす。
収容空間5は、内容物が充填される空間である。本実施形態においては、収容空間5は、天側シール部41、一対のサイドシール部42および底側シール部43と、外装フィルム1A,1Bおよび底ガセットフィルム2とによって規定されている。より詳しくは、サイドシール部42の内端縁42aが、収容空間5を規定しているといえる。
補強部材6は、サイドシール部42の内端縁42aを跨いで、正面視においてサイドシール部42および収容空間5の少なくとも一部ずつに重なるように外装フィルム1Aに接合されている。本例においては、2つの補強部材6が外装フィルム1Aの左右両側に設けられている。また、各補強部材6は、上下方向に長く延びる細長状である。さらに、各補強部材6は、サイドシール部42の内端縁42aのみを跨ぐように外装フィルム1Aに接合されている。言い換えると、各補強部材6は、サイドシール部42の上下両端を避けた位置に設けられており、より具体的には、サイドシール部42の中央部分を含む領域に設けられている。また、本例においては、補強部材6の外端縁は、外装フィルム1Aの外端縁である側辺と一致している。なお、補強部材6は、内端縁42aを跨いでサイドシール部42および収容空間5の少なくとも一部ずつに重なる構成であればよく、その形状、大きさおよび位置や個数は、特に限定されない。
補強部材6は、外装フィルム1Aを部分的に補強することにより、後述する効果を奏しうるものであれば、その材質等は特に限定されない。補強部材6の具体的構成としては、たとえば、樹脂などからなるシート状の基材と、この基材に積層された接着層とを具備する構成が挙げられる。あるいは、補強部材6は、液状材料などを塗布し、これを硬化させることによって得られた構成であってもよい。この場合、補強部材6を外装フィルム1Aに接着する工程などは経ないが、完成した補強部材6が外装フィルム1Aに接合された構成に含まれる。
本実施形態においては、補強部材6の片面全体が接着面とされている、所謂タックシールと称されるものが使用される場合を例に説明する。補強部材6の層構成は基材と、前記接着面を構成すべく該基材の裏面全体に積層された接着剤層とを有する。なお、前記基材の表面(及び/又は裏面)には、種々の意匠印刷が施されていてもよい。また、前記基材の表面にオーバーコートニスやマットニスなどの層を設けたり、前記基材にエンボス(凹凸)を設けることにより、補強部材6に滑り止め加工を施してもよい。さらには、補強部材6の層構成は、2層以上の基材が積層された複層構造でもよく、またそれらの層が剥離可能に構成されていてもよい。
前記基材は、柔軟なシート(シートとは、一般にフィルムと呼ばれるものを含む意味である)から形成されており、例えば、各種紙(合成紙)や各種樹脂フィルムを使用することができる。紙基材としては、上質紙、アート紙、和紙、グラフト紙、及びボイル紙などが挙げられる。樹脂フィルムとしては、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系、ポリスチレン系(PS)、ならびにポリ乳酸(PLA)、ポリアミド、およびポリメチルメタクリレート(PMMA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、ポリ塩化ビニル(PVC)等のビニル系の樹脂から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが挙げられる。また、樹脂フィルムは、発泡させたものであってもよい。前記基材の厚みは、特に限定されないが、例えば、10〜200μm程度である。
前記接着剤層は、前記基材の裏面全体に接着剤を従来公知の手法を用いて塗布(印刷)することにより設けられている。なお、前記接着剤は、前記基材の裏面全体にベタ状に設けてもよいし、或いは、網目状に設けても良い。接着剤としては、例えば、エラストマー系(アクリルゴム、二トリルゴム、ウレタンゴム、スチレンブタジエンゴム等)、熱硬化性樹脂系(ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等)、熱可塑性樹脂系(アクリル樹脂、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等)などの接着剤を使用することができる。特に、常温で粘着性を有する、溶剤型、エマルジョン型またはホットメルト型の感圧性接着剤を使用することが好ましい。
図3は、パウチ容器用包材A1の製造方法の一例を示している。本製造方法においては、フィルム材料1A',1B'、2つのフィルム材料2'および複数の補強用材料6'を用いて、各々がパウチ容器用包材A1となる複数の中間品を順次製造する。フィルム材料1A',1B'は、各々の幅が2つのパウチ容器用包材A1の上下寸法の合計よりも若干広い帯状のフィルム材料である。2つのフィルム材料2'は、フィルム材料1A',1B'の両側端部の間に、折り目21'で折られた状態で挟まれる。また、各フィルム材料2'には、切欠き22となるべき切り欠きが形成される。
これらのフィルム材料1A',1B'および2つのフィルム材料2'を搬送しつつ、複数の補強用材料6'を図示された箇所に貼付する。各補強用材料6'は、各々がパウチ容器用包材A1となる2つの中間品に跨るように貼付され、2つの補強部材6を合わせた大きさよりも大である。フィルム材料1A',1B'および2つのフィルム材料2'に足しひてヒートシールを施すことにより、上述したサイドシール部42および底側シール部43となる部分を形成する。そして、図示された切断線CLに沿ってフィルム材料1A',1B'、2つのフィルム材料2'および複数の補強用材料6'を切断することにより、複数の前記中間品が形成される。この後は、前記中間品にスパウト7を挿入した状態でヒートシールを施すことにより、天側シール部41を形成する。以上の工程を経ることにより、パウチ容器用包材A1が完成する。
図4は、パウチ容器用包材A1を用いて製造されたパウチ容器の一例を示しており、図1におけるII−II線に沿う断面図に相当する。このパウチ容器B1は、たとえば、パウチ容器用包材A1のスパウト7から内容物8を供給することにより、収容空間5に8が充填されている。スパウト7に蓋を取り付けるなどの手法によって収容空間5密閉状態とすることにより、パウチ容器B1が完成する。パウチ容器B1においては、外装フィルム1Aおよび外装フィルム1Bが膨らんだ形状となっている。
次に、パウチ容器用包材A1およびパウチ容器B1の作用について説明する。
本実施形態によれば、図4に示すように、パウチ容器用包材A1を用いてパウチ容器B1を製造した際に、収容空間5に充填された内容物8によって、外装フィルム1Aおよび外装フィルム1Bが膨出形状となる。これらがヒートシールされたサイドシール部42は、収容空間5の側方に突出しようとする。しかし、外装フィルム1Aにのみ接合された補強部材6の存在により、サイドシール部42は、その外端縁が外装フィルム1B側に位置し、全体として外装フィルム1Aに沿った向きに揃えられる。この結果、突出したサイドシール部42の外端縁が直接的に購入者の手に当接することを抑制し、外装フィルム1A側から把持したときにサイドシール部42の外装フィルム1A側面が購入者の手に面接触することになるので、触感を改善することができる。
外装フィルム1Aの両側方に設けられた一対のサイドシール部42に2つの補強部材6を各別に設けることにより、一対のサイドシール部42を同じ側(本実施形態における背面側)に向かわせることができる。これにより、購入者がパウチ容器B1の正面側(外装フィルム1A側)からパウチ容器B1を把持すると、両側辺に至るまで大きく湾曲した外装フィルム1Aに手を沿わせるようにパウチ容器B1を快適に保持することができる。
図4に示した製造方法によれば、補強部材6の外端縁を外装フィルム1Aの外端縁である側辺に容易に一致させることができる。補強部材6が外装フィルム1Aの側辺まで至っていることにより、サイドシール部42を意図した方向により確実に向かわせることができる。
サイドシール部42の両端は、天側シール部41や底側シール部43に繋がる部分である。このような部分は、サイドシール部42の中央寄り部分などと比べて剛性が高い。このため、仮に補強部材6を設けたとしても、内容物8が充填された際に突出する方向を意図した方向に向かわせにくい。また、サイドシール部42の両端は、たとえばパウチ容器B1を把持する場所とはなる可能性が低く、突出していることによる不都合は比較的軽微であるといえる。したがって、補強部材6をサイドシール部42の両端を避けた位置に設けることは、補強部材6の材料を節約することに繋がり、合理的である。
図5〜図15は、本発明の変形例または他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図5は、パウチ容器用包材A1の変形例を示す正面図である。本変形例のパウチ容器用包材A1においては、補強部材6の構成が上述した例と異なっている。本変形例の補強部材6は、外端縁が外装フィルム1Aの外端縁である側辺と一致しておらず、該側辺よりも内包に位置している。ただし、補強部材6の外端縁は、サイドシール部42の内端縁42aと外装フィルム1Aの側辺との間に位置している。このため、本変形例においても、補強部材6は、サイドシール部42の内端縁42aを跨いで、正面視においてサイドシール部42および収容空間5の少なくとも一部ずつに重なるように外装フィルム1Aに接合されている。
このような変形例によっても、突出したサイドシール部42の外端縁が直接的に購入者の手に当接することを抑制し、外装フィルム1A側から把持したときにサイドシール部42の外装フィルム1A側面が購入者の手に面接触することになるので、触感を改善することが可能である。また、以下の変形例および実施形態においては、補強部材6の外端縁が外装フィルム1Aの外端縁に一致した構成となっているが、これらの変形例および実施形態において、本変形例が適用できることはもちろんである。
図6は、パウチ容器用包材A1の他の変形例を示す正面図である。本変形例においては、2つの補強部材6が、上下方向に離間して設けられている。各補強部材6は、外装フィルム1Aの両側辺に一致する両外端縁を有しており、左右方向に長く延びる帯状である。そして、1つの補強部材6が2つの内端縁42aに跨っている。また、本変形例においても、2つの補強部材6は、サイドシール部42の両端を避けた位置に設けられている。このような変形例によっても、突出したサイドシール部42の外端縁が直接的に購入者の手に当接することを抑制し、外装フィルム1A側から把持したときにサイドシール部42の外装フィルム1A側面が購入者の手に面接触することになるので、触感を改善することが可能である。
図7は、パウチ容器用包材A1の他の変形例を示す正面図である。本変形例においては、上述した例における補強部材6よりも顕著に大面積である補強部材6が採用されている。この補強部材6は、外装フィルム1Aの両側辺に一致する両外端縁を有している。また、補強部材6は、上下方向寸法が天側シール部41と底側シール部43との間のほとんどを占める大きさとされている。
このような変形例によっても、突出したサイドシール部42の外端縁が直接的に購入者の手に当接することを抑制し、外装フィルム1A側から把持したときにサイドシール部42の外装フィルム1A側面が購入者の手に面接触することになるので、触感を改善することが可能である。また、補強部材6に印刷などによってロゴや模様などを施せば、パウチ容器用包材A1およびパウチ容器B1を正面から観察した場合の見栄えを向上したり、購入者の注意を惹くという効果が期待できる。
図8は、パウチ容器用包材A1の他の変形例を示す正面図である。本変形例においては、各サイドシール部42に2つの凹部42bが形成されている。各凹部42bは、サイドシール部42の外端縁である側辺から内端縁42aに向かって凹んでいる。2つの凹部42bは、上下方向に離間しており、補強部材6と重なる位置に設けられている。これに対応して、各補強部材6には、凹部42bと一致する凹部6bが設けられている。凹部42bと凹部6bとは、たとえば図4に示した製造方法において、CLに沿って補強部材6と外装フィルム1A,1Bとが一括して切断されることにより形成される。
このような変形例によっても、突出したサイドシール部42の外端縁が直接的に購入者の手に当接することを抑制し、外装フィルム1A側から把持したときにサイドシール部42の外装フィルム1A側面が購入者の手に面接触することになるので、触感を改善することが可能である。特に、サイドシール部42のうち2つの凹部42bによって挟まれた部分は、比較的高剛性であるサイドシール部42の両端によって保持される度合いが小さくなり、サイドシール部42とは独立して動きやすい。このため、補強部材6によってサイドシール部42の外端縁が直接的に購入者の手に当接することをさらに抑制することができる。なお、本変形例においては、図1に示した例と類似した形状の補強部材6が採用されているが、図5〜図7に示された例における補強部材6をはじめ様々な構成の補強部材6を適宜採用できる。
図9は、パウチ容器用包材A1の他の変形例を示す正面図である。本変形例においては、各サイドシール部42に2つの凹部42bが形成されている。そして、2つの凹部42bは、補強部材6を挟んで補強部材6とは離間した位置に設けられている。このような変形例によっても、補強部材6によってサイドシール部42の外端縁が直接的に購入者の手に当接することをさらに抑制することができる。なお、本変形例においては、図6に示した例と類似した形状の補強部材6が採用されているが、図1、図5および図7に示された例における補強部材6をはじめ様々な構成の補強部材6を適宜採用できる。
図10および図11は、本発明の第2実施形態に基づくパウチ容器用包材を示している。本実施形態のパウチ容器用包材A2は、パウチ容器用包材としての基本構成が上述したパウチ容器用包材A1と異なっている。パウチ容器用包材A2は、外装フィルム1A,1B、1対のサイドガセットフィルム3およびスパウト7を備えている、いわゆるサイドガセットパウチと称されるものである。このパウチ容器用包材A2は、4つの補強部材6を備えている。
図10は、パウチ容器用包材A2を示す正面図であり、図11は、図10のXI−XI線に沿う断面図である。また、図10におけるハッチングは、図1と同様である。
一対のサイドガセットフィルム3は、上下方向に延びる折り目31で折り畳まれた状態で、外装フィルム1A,1Bの両側端部に挟まれている。本実施形態においては、外装フィルム1Aに接合された補強部材6に着目した場合、外装フィルム1Aが、本発明で言う主フィルムに相当する。また、サイドガセットフィルム3が、本発明で言う副フィルムに相当する。その一方、外装フィルム1Bに接合された補強部材6に着目した場合、外装フィルム1Bが本発明で言う主フィルムに相当し、サイドガセットフィルム3が本発明で言う副フィルムに相当する。なお、サイドガセットフィルム3の材質等は、上述した外装フィルム1A,1Bおよび底ガセットフィルム2と同様である。
パウチ容器用包材A2は、天側シール部41、4つのサイドシール部42および底側シール部43が形成されている。天側シール部41は、外装フィルム1Aおよび外装フィルム1Bの天端部中央部分どうしがスパウト7を挟んでヒートシールされている。底側シール部43は、外装フィルム1Aおよび外装フィルム1Bの底端部どうしがヒートシールされている。
4つのサイドシール部42のうち2つのサイドシール部42は、外装フィルム1Aの端部11Aとサイドガセットフィルム3の端部33とが上下方向に沿ってヒートシールされている。他の2つのサイドシール部42は、外装フィルム1Bの端部11Bとサイドガセットフィルム3の端部33とが上下方向に沿ってヒートシールされている。各サイドガセットフィルム3には、2つずつの切欠き32が形成されている。切欠き32は、サイドシール部42を形成する際に、外装フィルム1Aと外装フィルム1Bとを接合するためのものである。これにより、サイドガセットフィルム3が上端付近において意図せず拡開することを回避することができる。
本実施形態においては、図11に示すように、2つの補強部材6が外装フィルム1Aに接合されており、他の2つの補強部材6が外装フィルム1Bに接合されている。なお、これらの補強部材6は、図1に示した例における補強部材6と同様の構成であるが、これに限定されるものではない。4つの補強部材6は、いずれもが内端縁42aを跨いでサイドシール部42および収容空間5の少なくとも一部ずつに重なるように外装フィルム1Aおよび外装フィルム1Bのいずれかに接合されている。
図12は、パウチ容器用包材A2を用いて製造されたパウチ容器の一例を示しており、図10におけるXI−XI線に沿う断面図に相当する。このパウチ容器B2は、たとえば、パウチ容器用包材A2のスパウト7から内容物8を供給することにより、収容空間5に8が充填されており、外装フィルム1A、外装フィルム1Bおよび一対のサイドガセットフィルム3が膨らんだ形状となっている。
本実施形態によれば、図12に示すように、4つのサイドシール部42が4つの補強部材6によって、それぞれ内側に傾けられる。このため、パウチ容器B2の購入者が、外装フィルム1A側および外装フィルム1B側のいずれからパウチ容器B2を把持した場合であっても、サイドシール部42の外端縁が購入者の手に強く当接することを回避可能であり、購入者がパウチ容器B2を快適に保持することができる。
図13および図14は、本発明の第3実施形態に基づくパウチ容器用包材を示している。本実施形態のパウチ容器用包材A3は、パウチ容器用包材としての基本構成は上述したパウチ容器用包材A2と共通であるものの、補強部材6が設けられた態様が異なっている。すなわち、本実施形態における補強部材6に着目した場合、外装フィルム1Aが本発明で言う主フィルムに相当し、外装フィルム1Bが本発明で言う副フィルムに相当する。
図13は、パウチ容器用包材A3を示す正面図であり、図14は、図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。また、図13におけるハッチングは、図1と同様である。
本実施形態においては、補強部材6が、外装フィルム1Aの底端部に設けられている。そして、外装フィルム1Aが本発明で言う外装フィルムに相当し、外装フィルム1Bが本発明で言う他のフィルムに相当する。補強部材6は、底側シール部43の内端縁43aを跨いで底側シール部43および収容空間5の少なくとも一部ずつと重なるように設けられている。
また、本実施形態においては、印字領域65の内部に印字表示66が形成されている。印字領域65は、パウチ容器用包材A3を用いてパウチ容器を製造した際に、このパウチ容器において底面に位置する表示領域となることが意図された領域である。印字表示66の典型例としては、インクジェットプリンタなどによって印字された製造日時や製造番号などである。印字表示66は、外装フィルム1Bの底側シール部43付近に形成され、補強部材6は印字表示66の反対側に当たる外装フィルム1Aに接合される。
図15は、パウチ容器用包材A3を用いて製造されたパウチ容器の一例を示しており、図13におけるXIV−XIV線に沿う断面図に相当する。パウチ容器B3においては、外装フィルム1Aおよび外装フィルム1Bが膨らんだ形状となっている。
本実施形態によれば、図15に示すように、底側シール部43は、外装フィルム1Aに沿って斜め下方もしくは側方に向かう格好となる。これにより、補強部材6の外端縁が購入者の手に直接的に当節することを抑制することができる。また、たとえばパウチ容器B3の搬送中や陳列時において底側シール部43の外端縁が傷つくことなどを防止することができる。
さらに、本実施形態においては、補強部材6および底側シール部43が図15に示す姿勢となることにより、パウチ容器B3の底面に位置した印字領域65が、搬送時のダンボール内面や陳列時の陳列棚の棚面などと直接触れることを抑制することができる。これにより、店員や購入者は、パウチ容器B3の製造番号などを示す印字表示66を容易に確認することができるとともに、印字領域65に形成された印字表示66が摩擦等によって薄くなったり一部が欠けたりすることを防止することができる。
なお、パウチ容器用包材A2とパウチ容器用包材A3とを組み合わせた構成が実現できることはもちろんである。このような実施形態において、サイドシール部42と重なるように外装フィルム1Bに接合された補強部材6に着目した場合、外装フィルム1Bは、本発明で言う主フィルムに相当する。一方、底側シール部43と重なるように外装フィルム1Aに接合された補強部材6に着目した場合、外装フィルム1Bは、本発明で言う副フィルムに相当する。このように、いずれのフィルムが主フィルムおよび副フィルムに相当するかは、接合される補強部材との関係によって定義されるものであることが理解される。
本発明に係るパウチ容器用包材およびパウチ容器は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るパウチ容器用包材およびパウチ容器の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明は、主フィルムに補強部材が接合され、副フィルムになんら他の部材が接合されない構成に限定されるものではない。たとえば、主フィルムに補強部材が接合され、この補強部材と重なるように、副フィルムに他のシート状の部材などが接合された構成であってもよい。この場合、前記他のシート状の部材は、主フィルムに接合された補強部材よりも相対的に厚さが薄い、あるいは材料が軟らかいなどにより、前記補強部材よりも曲がりやすいものが選択される。このような構成によっても、本発明で言うシール部の外端縁が前記副フィルム側に位置する傾向が与えられ、本発明が意図する効果を奏することが期待できる。
A1〜A3 パウチ容器用包材
B1〜B3 パウチ容器
1A 外装フィルム
1B 外装フィルム
11A 端部
11B 端部
2 底ガセットフィルム
21 折り目
22 切欠き
3 サイドガセットフィルム
31 折り目
32 切欠き
33 端部
41 天側シール部
42 サイドシール部
42a 内端縁
42b 凹部
43 底側シール部
43a 内端縁
5 収容空間
6 補強部材
6b 凹部
65 印字領域
66 印字表示
7 スパウト
8 内容物

Claims (10)

  1. 主フィルムと、
    副フィルムと、
    前記主フィルムおよび前記副フィルムの端部どうしが接合されることにより形成されたシール部と、
    前記シール部の内端縁によって規定された収容空間と、
    を備えるパウチ容器用包材であって、
    前記シール部の内端縁を跨いで前記シール部および前記収容空間の少なくとも一部ずつに重なるように前記主フィルムに接合され補強部材を備えるとともに、
    前記補強部材の外端縁が、前記シール部の内端縁に対して前記主フィルムの外端縁と同じ側に位置し、前記補強部材の内端縁が、前記シール部の内端縁を挟んで前記補強部材の外端縁から最も離間し且つ前記収容空間に重なることにより、前記収容空間に内容物が充填された際に前記シール部の外端縁が前記副フィルム側に位置する傾向が与えられていることを特徴とする、パウチ容器用包材。
  2. 前記補強部材は、前記シール部の内端縁のみを跨ぐように前記主フィルムに接合されている、請求項1に記載のパウチ容器用包材。
  3. 前記主フィルムとして、一の外装フィルムと、
    前記副フィルムとして、他の外装フィルムと、を備え、
    前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの両側端部どうしが接合されることにより、一対の前記シール部としての一対のサイドシール部が形成されており、
    前記補強部材は、前記サイドシール部の内端縁を跨ぐように前記一の外装フィルムに接合されている、請求項1または2に記載のパウチ容器用包材。
  4. 前記主フィルムとしての一の外装フィルムおよび他の外装フィルムと、
    前記副フィルムとしての一対のサイドガセットフィルムと、を備え、
    前記一対のサイドガセットフィルムは、折り畳まれた状態で前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの両側端部に挟まれており、
    前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの各側端部と前記各サイドガセットフィルムの各側端部とが接合されることにより前記シール部としてのサイドシール部が形成されており、
    前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの底端部どうしが接合されることにより、底側シール部が形成されており、
    前記補強部材は、前記サイドシール部の内端縁を跨ぐように前記一の外装フィルムに接合されている、請求項1または2に記載のパウチ容器用包材。
  5. 前記補強部材は、前記サイドシール部の内端縁を跨ぐように前記他の外装フィルムに接合されている、請求項4に記載のパウチ容器用包材。
  6. 主フィルムとしての一の外装フィルムと、
    副フィルムとしての他の外装フィルムおよび一対のサイドガセットフィルムと、
    前記主フィルムおよび前記副フィルムの端部どうしが接合されることにより形成されたシール部と、
    前記シール部の内端縁によって規定された収容空間と、
    を備え、
    前記一対のサイドガセットフィルムは、折り畳まれた状態で前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの両側端部に挟まれており、
    前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの各側端部と前記各サイドガセットフィルムの各側端部とが接合されることによりサイドシール部が形成されており、
    前記一の外装フィルムおよび前記他の外装フィルムの底端部どうしが接合されることにより、前記シール部としての底側シール部が形成されており、
    前記底側シール部の内端縁を跨いで前記底側シール部および前記収容空間の少なくとも一部ずつに重なるように前記一の外装フィルムに接合された補強部材を備えることにより、前記収容空間に内容物が充填された際に前記底側シール部の外端縁が前記他の外装フィルム側に位置する傾向が与えられていることを特徴とする、パウチ容器用包材。
  7. 前記シール部の外端縁は、前記主フィルムの外端縁と一致している、請求項1ないし6のいずれかに記載のパウチ容器用包材。
  8. 前記シール部は、外端縁から内端縁に向けて凹む凹部を有する、請求項1ないし7のいずれかに記載のパウチ容器用包材。
  9. 前記シール部は、前記主フィルムの外端縁に沿って延びており、
    前記補強部材は、前記主フィルムの外端縁が沿う方向における前記シール部の両端を避けた位置に設けられている、請求項1ないし8のいずれかに記載のパウチ容器用包材。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載のパウチ容器用包材と、
    前記包材の前記収容空間に密封状態で収容された内容物と、
    を備えることを特徴とする、パウチ容器。
JP2014183226A 2014-09-09 2014-09-09 パウチ容器用包材およびパウチ容器 Expired - Fee Related JP6470928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014183226A JP6470928B2 (ja) 2014-09-09 2014-09-09 パウチ容器用包材およびパウチ容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014183226A JP6470928B2 (ja) 2014-09-09 2014-09-09 パウチ容器用包材およびパウチ容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016055891A JP2016055891A (ja) 2016-04-21
JP6470928B2 true JP6470928B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=55757259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014183226A Expired - Fee Related JP6470928B2 (ja) 2014-09-09 2014-09-09 パウチ容器用包材およびパウチ容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6470928B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019172282A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社フジシール パウチ容器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2391175B (en) * 2002-07-04 2005-12-28 Bristol Myers Squibb Co Pouch for collecting human waste
JP4421277B2 (ja) * 2003-12-08 2010-02-24 藤森工業株式会社 包装袋、その製造方法及び部材の溶着方法
JP5202814B2 (ja) * 2006-03-28 2013-06-05 藤森工業株式会社 スタンディングパウチおよびその製造方法
JP2011037489A (ja) * 2009-08-12 2011-02-24 Fuji Seal International Inc パウチ容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016055891A (ja) 2016-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6002982B2 (ja) パウチ容器
JP2019001550A (ja) パウチ容器
JP6111537B2 (ja) 紙容器の製造方法
JP4953655B2 (ja) 包装体
JP6470928B2 (ja) パウチ容器用包材およびパウチ容器
JP7069589B2 (ja) 包装袋
JP2014151917A (ja) スキンパック包装体およびスキンパック包装体の製造方法
JP5200305B2 (ja) 商品包装袋
JP5621797B2 (ja) ブリスター包装体
JP6456092B2 (ja) 包装袋用注出ユニットおよびファスナー付き包装袋
JP4390978B2 (ja) バッグインカートン
JP2012081967A (ja) 再封機能付き包装袋
JP6953872B2 (ja) ジッパーテープ
JP5548884B2 (ja) タックラベル付きのパウチ包装体
JP6813273B2 (ja) 包装構造
JP6655437B2 (ja) パウチ容器用筒状フィルム、パウチ容器用包材及びパウチ容器
JP6566617B2 (ja) 組み合わせ容器包装体、内容器包装体および内容器
JP2015006906A (ja) ガゼット袋
JP2019172282A (ja) パウチ容器
JP2006069645A (ja) ピロー包装体及びその製造方法
JP5648396B2 (ja) 包装袋
JP6939200B2 (ja) 包装袋
JP6912917B2 (ja) パウチ包装体及びパウチ容器
JP2013049472A (ja) 包装袋
JP2018167875A (ja) 容器包装体及び容器包装体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6470928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees