JP2020040709A - ラベルロールの保持機構及びラベル発行装置 - Google Patents

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【課題】ラベル発行装置及びラベル発行装置に備えられるラベルロールの保持機構において、使用するラベルロールの種類によらず、容易にラベルロールを保持させられるようにする。【解決手段】ラベルロール3を保持する保持機構1は、ラベルロール3の中空部3aに挿し込まれると共に、中空部3aの内周面に摺接し、ラベルロール3からラベル用紙31を送出可能に支持するロール支持部12と、ラベルロール3の中空部3aに挿し込まれると共に、ラベルロール3の回転を規制する規制部13とを有する。規制部13は、ラベルロール3からラベル用紙31が送りされている時には、ラベルロール3の中空部3aの内周面から離反し、ラベル用紙31の送り出しが停止している時には、ラベルロール3の中空部3aの内周面に当接し、ラベルロール3の回転を規制する。【選択図】図4

Description

本発明は、商品等に貼付するラベルを発行するラベル発行装置、及び当該ラベル発行装置においてラベルロールを保持する保持機構に関する。
従来、ラベル発行装置の使用においては、ラベル用紙を巻回させたラベルロールが弛むことにより、ラベル用紙が汚れたり、ラベル発行装置や周辺機器に不具合を生じさせたりすることがないようにする必要があった。
他方、ラベル発行装置において使用されるラベルロールには、ラベルの印字面が外側にくるように巻いた外巻きロール、ラベルの印字面が内側にくるように巻いた内巻きロールなど、仕様の異なるものがあり、また、ラベルロールの内径も物によって異なる。
そのため、ラベルロールをラベル発行装置に保持させる際には、使用するラベルロールに応じて、ラベルロールの弛みを防ぐ専用のアタッチメントを取り付けるのが一般的であった。
特開2012−030807号公報 特許第5434384号公報
しかし、使用するラベルロールに応じてアタッチメントを取り替えるのは面倒であるし、ラベルロールをセットするのにも余計な手間がかかる。
そこで本発明は、ラベル発行装置及びラベル発行装置に備えられるラベルロールの保持機構において、使用するラベルロールの種類によらず、容易にラベルロールを保持させられるようにすることを目的の一つとする。
上記目的を達成するため、本発明に係るラベルロールの保持機構は、台紙上にラベルを仮着させたラベル用紙をロール状に巻回させると共に、中心部に円形の中空部が設けられたラベルロールを保持する保持機構であって、前記ラベルロールの中空部に挿し込まれると共に、前記中空部の内周面に摺接し、前記ラベルロールから前記ラベル用紙を送出可能に支持するロール支持部と、前記ラベルロールの中空部に挿し込まれると共に、前記ラベルロールの回転を規制する規制部と、を有し、前記規制部は、前記ラベルロールから前記ラベル用紙が送りされている時には、前記ラベルロールの中空部の内周面から離反し、前記ラベル用紙の送り出しが停止している時には、前記ラベルロールの中空部の内周面に当接し、前記ラベルロールの回転を規制することを特徴とする。
また、本発明は、当該ラベルロールの保持機構を備えたラベル発行装置として構成してもよい。
本発明によれば、ラベル発行装置及びラベル発行装置に備えられるラベルロールの保持機構において、使用するラベルロールの種類によらず、容易にラベルロールを保持させられる。
本発明の実施形態に係るラベル発行装置を示した外観斜視図であって、ラベルロールを取り付けた状態を示す。 本発明の実施形態に係るラベル発行装置を示した外観斜視図であって、ラベルロールを取り外した状態を示す。 本発明の実施形態に係るラベルロールの保持機構を示した外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るラベルロールの保持機構の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るラベルロールの保持機構の平面図である。 本発明の実施形態に係るラベルロールの保持機構によってラベルロールを保持した状態であって、ラベル用紙の送り出しを停止している状態を模式的に示す模式図である。 本発明の実施形態に係るラベルロールの保持機構によってラベルロールを保持した状態であって、ラベル用紙の送り出しを行っている状態を模式的に示す模式図である。 本発明の実施形態に係るラベルロールの保持機構によってラベルロールを保持した状態であって、ラベル用紙の送り出しを停止している状態を模式的に示す模式図である。 本発明の実施形態に係るラベル発行装置において、保持機構が取り付けられる部分を示した部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態に係るラベル発行装置L、及びラベル発行装置Lにおいてラベルロール3を保持する保持機構1について、図を参照して説明する。
図1及び図2に示されるように、ラベル発行装置Lは、ラベルロール3を保持する保持機構1と、ラベル31bへの印字やラベル31bの貼付を行う装置本体2とからなる。
●保持機構1
保持機構1は、ラベル用紙31を印字部22へ送出可能にラベルロール3を保持する機構であり、図3〜図5に示されるように、支持板11、ロール支持部12、規制部13、位置決め部14、取付板15、押えカバー16を備える。
ここで、ラベルロール3は、長尺の帯状の台紙31a上にラベル31bを一定間隔で仮着させたラベル用紙31をロール状に巻回させたものであり、中心部には円形の中空部3aが設けられている。ラベル31bは、一面側が粘着材の付着した接着面、他面側が印字される印字面を構成しており、接着面を剥離紙からなる台紙31aに剥離可能に接着させている。
なお、本例のラベルロール3は、ボール紙等からなる幅広なリング状の紙管とも称される巻芯32にラベル用紙31を巻回させたものを用いているが、巻芯32の材質は問わないし、巻芯32を用いることなく、中空部3aを設けた状態にラベル用紙31を巻回させたものであってもよい。また、本例のラベルロール3は、ラベル31bを外側に向けた所謂外巻きロールであるが、印字部22や貼付部23の構成如何により、ラベル31bを内側に向けた所謂内巻きルールを使用する場合もある。
支持板11は、平板状の部材であって、ラベルロール3にロール支持部12が挿し込まれた際、ラベルロール3の幅方向の端部ないしは側面に当接し、押えカバー16と共にラベルロール3を挟持し、ラベルロール3が幅方向に揺動するのを規制する。
ロール支持部12は、ラベルロール3を回転可能に支持する部分であって、摺接部121と軸部122からなる。
摺接部121は、軸部122に比して大径の円柱形状からなる部材であって、ラベルロール3の中空部3aに挿し込まれる。この摺接部121は、ラベルロール3の中空部3aの直径よりも小さい直径で構成され、外周面が部分的に中空部3aの内周面に摺接し、ラベルロール3からラベル用紙31を送出可能に支持する。
軸部122は、摺接部121よりも小径の棒状部材であって、摺接部121と共にラベルロール3の中空部3aに挿し込まれる。この軸部122は、摺接部121の中心を貫くように摺接部121の中心から両側へ延び出しており、一端が支持板11に直角に取り付けられ、他端には押えカバー16が着脱自在に取り付けられる。
なお、本例において、摺接部121は支持板11側に偏った位置に設けられ、押えカバー16は摺接部121から押えカバー16側へはみ出した軸部122の任意の箇所で位置決めすることができるようになっている。これにより、摺接部121から押えカバー16側へはみ出した軸部122の長さ分だけ取付板15と押えカバー16の離間距離を調整して、幅の異なる複数種類のラベルロール3を支持板11と押えカバー16で挟持することができる。
また、摺接部121と軸部122は、一体的に構成されていてもよいし、軸部122がラベルロール3の中空部3aに摺接する摺接面を有していてもよい。
規制部13は、支持板11からロール支持部12と平行に延び出した棒状の部材である。
この規制部13は、ラベル用紙31の送り出しを停止している状態(ラベル31bの印字や貼付を行っていない状態)においては、ラベルロール3の中空部3aの内周面に当接し、当接した部分の摩擦力によってラベルロール3の回転を規制する。
一方、規制部13は、ラベル用紙31を印字部22へ送り出している状態(ラベル31bの印字や貼付を行っている状態)においては、ラベルロール3の中空部3aから離反し、ラベルロール3を回転可能とする。
この規制部13により、ラベル用紙31の送り出しを行っていないときには、ラベルロール3が弛み、ラベル用紙31が垂れ下がるのを防ぎ、ラベル用紙31を送り出すときには、ラベルロール3に当接せず、回転を妨げない。
なお、規制部13の形状は、本実施形態では断面円形からなるが、ラベル用紙31の送り出しを行っていないときにラベルロール3の中空部3aの内周面と当接し、当接した箇所においてラベルロール3の回転を規制させられる摩擦力を生じさせられれば、その形状は特に限定されない。
また、ラベルロール3の中空部3aの内周面と当接する規制部13の外周面は、摩擦力を高くするのが好適である。
規制部13の外周面の摩擦力を高める手段の一つは、本例のように、規制部13の外周面上に摩擦係数の大きい制動部材131を取り付ける。本実施形態では、制動部材131としてのゴムを一定間隔で巻回させた例を示している。制動部材131の取り付け方はこれに限らず、外周面全体にゴムを巻回させたり、覆ったりしてもよい。また、ラベル31bの発行を行う際に、ラベルロール3の中空部3aの内周面から離反し得る程度の粘着力を有する粘着物で制動部材131を構成してもよく、このような制動部材131は規制部13に着脱容易に取り換えできるものであってもよい。また、規制部13の外周面の摩擦力を高める他の手段では、規制部13自体を制動部材131で構成してもよい。また、制動部材131を設けることなく、規制部13の外周面に溝や凹凸を形成して摩擦力を高めてもよい。
ここで、ロール支持部12と規制部13の位置関係について詳述する。
図6は、ラベル発行装置Lにおいて、ラベル用紙31の送り出しを停止させている状態(ラベル31bの印字や貼付を行っていない状態)のラベルロール3、摺接部121、及び規制部13の位置関係を模式的に示している。
この状態では、規制部13がラベルロール3の中空部3aの内周面に当接し、当該当接している部分において作用する摩擦力によってラベルロール3の回転が規制されている。
他方、図7は、ラベル発行装置Lにおいて、ラベル用紙31の送り出しを行っている状態(ラベル31bへの印字や貼付を行っている状態)のラベルロール3、摺接部121、及び規制部13の位置関係を模式的に示している。
この状態では、規制部13がラベルロール3の中空部3aの内周面から離反しており、ラベルロール3は、規制部13による摩擦力から解放され、摺接部121に摺接しながら回転する。
ラベル用紙31の送り出しを停止している状態から、ラベル用紙31の送り出しを行っている状態へ遷移するときの動作について説明すると、フィード部21の駆動回転によってラベルロール3からラベル用紙31が引き出されると、ラベル用紙31を介してラベルロール3に送出方向xの引張力が作用する。ラベルロール3にこの引張力が作用する結果、ラベルロール3は幅方向と直交する向きに揺動し、ラベルロール3の中心が停止時の中心O1から動作時の中心O2に変位する。図6、図7の例では、ラベルロール3の中心は図示右上に移動しており、これにより規制部13がラベルロール3の内周面から離反する。
ラベル用紙31の送り出しを行っている状態から、ラベル用紙31の送り出しを停止した状態へ遷移するときの動作について説明すると、フィード部21の駆動が停止すると、ラベル用紙31を介してラベルロール3に作用していた引張力が消えるか、僅かにしか作用しなくなり、ラベルロール3の中心は、動作時の中心O2から停止時の中心O1に変位する。図6、図7の例では、ラベルロール3の中心は図示左下に移動しており、これにより規制部13がラベルロール3の内周面に当接する。
ラベルロール3は上記のように動くところ、摺接部121と規制部13が設けられる位置は静止状態において、摺接部121が中空部3aと当接する当接箇所b11と、規制部13が中空部3aと当接する当接箇所b21との距離が、中空部3aの断面形状を構成する円の直径よりも短く、且つ、規制部13の中心が、摺接部121の中心及びラベルロール3の中心O1よりも、ラベルロール3の幅方向と直交する向きであってラベル用紙31の送出時にラベルロール3が揺動する側に決定される。ただし、摺接部121と規制部13が相互に干渉するのを防ぐため、摺接部121と規制部13が互いに接触しない位置である必要がある。
これにより、少なくとも、摺接部121はラベルロール3の中空部3aの内周面を形成する所定の弧a1のいずれかの部分に当接し、規制部13はラベルロール3の中空部3aの内周面を形成する所定の弧a2のいずれかの部分に当接する。
したがって、例えば、図8に示されるように、摺接部121が当接箇所b12において中空部3aに当接するように設けられる場合には、規制部13は、所定の弧a3のいずれかの部分において中空部3aに当接する位置に設けられる。なお、直線mは、摺接部121の中心とラベルロール3又は中空部3aの中心とを結ぶ直線であり、この直線m上に規制部13の中心がくるときは、摺接部121の当接箇所12bと規制部13の当接箇所b22の距離が中空部3aの直径と等しくなることから、規制部13の中心及び当接箇所b22がこの直線m上に位置しないように規制部3の位置は決定される。
なお、図6乃至図8では、ラベルロール3は反時計回りに回転し、その下方から印字部22側へラベル用紙31が引き出される例を示しているが、ラベル用紙31の送り出し時に規制部13が中空部3aから離反すると共にラベル用紙31の送り出しを停止しているときに規制部13が中空部3aに当接する限り、ラベル用紙31が引き出される位置や向き、あるいはラベルロール3の回転方向は問わない。即ち、ラベルロール3の上方からラベル用紙31が引き出されてもよいし、一旦、印字部22側とは反対の向きにラベル用紙31が引き出されるようになっていてもよく、また、ラベルロール3が時計回りに回転してもよい。
また、図6乃至図8の例と異なり、ラベルロール3からラベル用紙31を送り出すときにラベルロール3が印字部22から離れる方向に揺動するように構成されている場合、規制部13は、摺接部121よりも印字部22から離れる側に設けられる。
位置決め部14は、装置本体2に対するラベルロール3の位置を幅方向の任意の位置に調整可能に位置決めする。この位置決め部14は、取付板15から折曲して延び出した部分に設けられた貫通孔14a、支持板11から折曲して延び出した部分に設けられた貫通孔14b、貫通孔14a、14bに挿し込まれる調整ネジ14cからなる。
貫通孔14a、14bはいずれも、ラベルロール3の幅方向に長さを有しており、この幅方向の長さを可動範囲としてラベルロール3の位置を調整できる。調整ネジ14cは、貫通孔14a、14bに挿し込まれて締められることにより、取付板15に対して支持板11を固定する。
この位置決め部14により、ラベルロール3の位置を調整する場合には、取付板15に対して支持板11をラベルロール3の幅方向に適宜にスライドさせ、所望の位置で貫通孔14a、14bに調整ネジ14cを挿し込むと共に締め、取付板15に対する支持板11の位置を固定する。これにより、ラベルロール3は貫通孔14a、14bの長さ分だけ、ラベルロール3を幅方向の任意の位置に固定し、印字部22とラベルロール3のセンターの位置を合わせることができる。
取付板15は、装置本体2に取り付けられる部分であって、取付板15には、貫通孔15aと切欠部15bが設けられている。
図9に示されるように、装置本体2には、貫通孔15aと切欠部15bに対応した位置に取付部25が設けられている。取付部25は、軸棒の先端に拡径した頭部を有した形状からなり、貫通孔15aと切欠部15bにこの取付部25を軸棒部分から挿し込んで係合させることができる。取付板15が装置本体2に取り付けられると、保持機構1は装置本体2と貼付装置を一体的に構成する。
なお、本例に関わらず、保持機構1と装置本体2は脱離不能に構成されていてもよい。
押えカバー16は、平板状の部材であって、支持板11と平行に設けられ、ラベルロール3にロール支持部12が挿し込まれた際、ラベルロール3の幅方向の端部ないしは側面に当接し、支持板11と共にラベルロール3を挟持し、ラベルロール3が幅方向に揺動するのを規制する。
また、押えカバー16には、ロール支持部12の軸部122が挿し込まれる貫挿孔16aが設けられており、軸部122を貫挿孔16aの任意の位置まで挿し込んだ状態で固定することができる。これにより、軸部122を挿し込む長さに応じて取付板15と押えカバー16の離間距離を調整し、幅の異なる複数種類のラベルロール3を支持板11と押えカバー16で挟持することができる。
●装置本体2
装置本体2は図1及び図2に示されるように、フィード部21、印字部22、貼付部23、巻取り部24を備える。
フィード部21は、モータによって駆動回転するローラであって、ラベルロール3からラベル用紙31を引き出すと共に、所定の搬送路を介して、引き出したラベル用紙31を印字部22へ送り出す。
印字部22は、サーマルヘッド221と、サーマルヘッド221と対向した位置に配置された押えローラ222とで構成されている。サーマルヘッド221は、フィード部21によって送り出されたラベル用紙31上のラベル31bに1ドットラインずつ印字する。印字内容は特に限定されないが、スーパーマーケット等であれば、商品の品名や値段、バーコードなどの商品データが印字される。
貼付部23は、台紙31aから剥離したラベル31bの印字面に吸着してラベル31bを保持すると共に、当該保持したラベル31bを接着面から商品等の貼付対象物に押し付けることにより、貼付対象物にラベル31bを貼り付ける。
この貼付部23は、ラベル31bを保持する側に吸着面を向けた4つの吸盤様の吸着部材によって構成される。吸着面の中央には吸付口が設けられており、吸付口から吸気することによってラベル31bを吸着面上に吸着させる。また、貼付部23は、吸着面上に吸着させたラベル31bを貼付対象物に貼付させる際、当該貼付対象物の方向に基部を伸長させ、ラベル31bを貼付対象物に押し当てる。これにより、ラベル31bが貼付対象物に貼付される。
巻取り部24は、駆動回転する棒状の部分であり、ラベルロール3から送り出される搬送路の最下流において、印字部22による印字工程、及び貼付部23による貼付工程を経てラベル31bが剥離した台紙31aを巻き取る。
●動作
続いて、ラベル発行装置Lの一連の動作について説明する。
まず、ラベル用紙31の送り出しを停止させている状態から、フィード部21を駆動回転させ、ラベル発行装置Lによってラベル31bに印字が行われると共に、商品等の貼付対象物にラベル31bが貼付される工程について説明する。
フィード部21が駆動回転し始めると、ラベルロール3は、ラベル用紙31を引き出す引張力を受けてその位置を幅方向と直交する向きに変位させる。これに応じて、規制部13がラベルロール3の中空部3aの内周面から離反すると、ラベルロール3が回転し始め、ラベルロール3からラベル用紙31が引き出される。ラベルロール3から引き出されたラベル用紙31は、印字部22に送り出されると、押えローラ222によってサーマルヘッド221上に押さえつけられ、ラベル31bの印字面に商品データ等が印字される。
押えローラ222の貼付部23側の端部において、ラベル用紙31は、送出方向とは反対側へ折り返すように引っ張られる。このとき、ラベル31bの台紙31aへの接着力がラベル31bの曲げに対する抵抗力に負けて、ラベル31bは台紙31aに追随することなく台紙31aから自動的に剥離する。
吸着部は、台紙31aから剥離したラベル31bの印字面に吸着してラベル31bを保持し、所定の搬送路上を搬送されてきた商品等の貼付対象物にラベル31bを接着させる。一方、ラベル31bが剥離された台紙31aは、巻取り部24の方向へ導かれて巻取り部24に巻き取られる。
次に、ラベル31bの貼付を行っていた状態から、ラベル31bの貼付を終了、即ち、ラベル用紙31の送り出しを停止する動作について説明する。
フィード部21の駆動回転を停止させると、ラベル用紙31の送り出しが停止する。これによりラベルロール3は、ラベル用紙31の引き出しによって作用していた引張力から解放される。ラベルロール3は引張力からの解放に応じてその位置を変位させ、中空部3aの内周面に規制部13が当接する。規制部13が中空部3aの内周面に当接すると、当接した箇所における摩擦力によってラベルロール3は回転を規制される。その結果、ラベルロール3から引き出されているラベル用紙31は弛むことなく、ラベル31bの貼付を停止した際の位置を維持する。
以上の本実施形態に係るラベル発行装置L及びラベルロール3の保持機構1によれば、使用するラベルロール3の種類によらず、容易にラベルロール3を保持し、ラベル31bの貼付を行うことができる。また、使用するラベルロール3に応じて特別な制御や部品などを要することもないし、弛みを防ぐために動力を要することもない。さらに、ラベルロール3の中空部3aに制動をかけるため、制動によってラベル31bを傷つけたりすることもない。
L ラベル発行装置
1 保持機構
11 支持板
12 ロール支持部
121 摺接部
122 軸部
13 規制部
131 制動部材
14 位置決め部
14a 貫通孔
14b 貫通孔
14c 調整ネジ
15 取付板
15a 貫通孔
15b 切欠部
16 押えカバー
16a 貫挿孔
2 装置本体
21 フィード部
22 印字部
221 サーマルヘッド
222 押えローラ
23 貼付部
24 巻取り部
25 取付部
3 ラベルロール
3a 中空部
31 ラベル用紙
31a 台紙
31b ラベル
32 巻芯
O1 中心
O2 中心

Claims (5)

  1. 台紙上にラベルを仮着させたラベル用紙をロール状に巻回させると共に、中心部に円形の中空部が設けられたラベルロールを保持する保持機構であって、
    前記ラベルロールの中空部に挿し込まれると共に、前記中空部の内周面に摺接し、前記ラベルロールから前記ラベル用紙を送り出し可能に支持するロール支持部と、
    前記ラベルロールの中空部に挿し込まれると共に、前記ラベルロールの回転を規制する規制部と、を有し、
    前記規制部は、前記ラベルロールから前記ラベル用紙が送りされている時には、前記ラベルロールの中空部の内周面から離反し、前記ラベル用紙の送り出しが停止している時には、前記ラベルロールの中空部の内周面に当接し、前記ラベルロールの回転を規制する、
    ことを特徴とするラベルロールの保持機構。
  2. 前記規制部は、前記ラベルロールの幅方向と直交する向きであって、前記ラベル用紙が送り出されるときにラベル―ルが揺動する側に設けられている、
    請求項1記載のラベルロールの保持機構。
  3. 前記ラベルロールの幅方向の所定の位置に、前記ラベルロールを調整可能に位置決めする位置決め手段、をさらに有する、
    請求項1又は2記載のラベルロールの保持機構。
  4. 前記規制部の表面には、前記ラベルロールの中空部の内周面との摩擦力を高める制動部材が取り付けられている、
    請求項1乃至3いずれかの項に記載のラベルロールの保持機構。
  5. 前記請求項1乃至4いずれかの項に記載のラベルロールの保持機構、を備える、
    ラベル発行装置。

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