JP2020040483A - 車両の自転車搭載構造 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に開示された構造は、リフトゲートの後面側つまり車外側に自転車を搭載可能なキャリアを備えたもので、当該キャリアは、リフトゲート後面に沿って上下方向に延びる長尺状支持フレームと、自転車の前輪を上記長尺状支持フレームに固定するストラップと自転車のフレームチューブを上記長尺状支持部材に固定するフレーム支持部材と、自転車の後輪を上記長尺状支持フレームに固定する車輪支持部材とを備えている。
要するに、自転車の搭載容易化と、自転車の車両からの突出量低減との両立を図ることができる。
上記構成によれば、上記ロック部は非ロック時にその遊端がテールゲートの下端より下方に突出するので、ロック部による後輪ロックをしない状態でテールゲートを閉じると、ロック部が荷室開口下縁を形成する車体に当ることになり、ロック部による後輪のロックがなされていないロック忘れを気付かせ、注意喚起を図ることができる。
上記構成によれば、自転車をキャリアに搭載する前に、当該自転車を上記棚部に仮預けすることができるので、自転車の搭載性向上を図ることができる。
上記構成によれば、棚部による自転車の仮預けと、スリットによるロック部の下方突出に基づくロック忘れに対する注意喚起との両立を図ることができる。
上記構成によれば、前輪受け部が後輪受け部に対して前方に位置しているので、自転車の上げ下ろしを楽な姿勢で行なうことができる。
上記構成によれば、キャリア上部を構成する前輪受け部の高さ調整のみで、サイズが異なる自転車に対応することができる。
上記構成によれば、複数のキャリアをテールゲートの車室内側にコンパクトにレイアウトすることができ、複数台の自転車を干渉することなく車両に搭載することができる。
図面は車両の自転車搭載構造を示し、図1は当該自転車搭載構造を備えた車両を、そのテールゲートを横開き開放した状態で示す側面図、図2は図1の要部拡大側面図、図3は図2の平面図、図4はテールゲート閉成時の平面図、図5は図4の車両左側の側面図である。
図1に示すように、車両側部にはフロントドア1とリヤドア2とが設けられており、車室3内部にはフロントシート4とリヤシート5とが設けられている。また、リヤシート5の後方には隔壁6を設け、該隔壁6で車室3と荷室7とを車両前後方向に仕切っている。
すなわち、テールゲート10の車室内側におけるテールゲート10に近接する位置(テールゲート近接位置)とテールゲート10から離間した位置(テールゲート離間位置)との複数にキャリアX,Yを設け、図2に示すテールゲート10の開放時においてテールゲート近接位置の第1キャリアXと、テールゲート離間位置の第2キャリアYとは、車両前後方向かつ上下方向にオフセットして配置されている。
換言すれば、図4に示すテールゲート10の閉成時においては第1キャリアXと,第2キャリアYとは、車幅方向かつ上下方向にオフセットして配置されている。
スライダ20の周囲を囲繞して上下方向に延びる固定要素としてのスライダガイド24(いわゆるガードレール)と、該スライダガイド24の下端に一体または一体的に形成されて当該スライダガイド24下端からテールゲート10の遊端方向(図2の車両後方)に延びる連結部25と、を有する後輪受け部26と、
上記連結部25にヒンジ部30を介して連結され、自転車BIC1,BIC2の後輪92を上記後輪受け部26に対してロックするロック部としての後輪ロックバー27と、
を備えている。
さらに、図2、図3に示すように、テールゲート10の車室内側下部におけるキャリアXの近傍位置には、自転車BIC1,BIC2を仮預けする棚部14が設けられている。
加えて、図6に示すように、上記スライダ20の反対向面部20dの上方部には、複数の開口22と一直線上に並ぶ別の開口46が設けられており、図13に示すように前輪受け部23を後輪受け部26に格納して、キャリアX,Yを上下方向にコンパクト化する場合、上記開口46にピン44を挿入し、前輪受け部23を図13の格納状態に固定すべく構成している。
まず、図9に示すように、ヒンジ部11を支点としてテールゲート10を横開きに開放し、荷室7の後方を車外と連通させると共に、自転車BIC1の前輪91を棚部14に仮預けする。このように、自転車BIC1の前輪91を棚部14に一旦仮預けするので、棚部14を有さない構造と比較して、自転車BIC1の搭載性向上を図ることができる。
図2、図3に示す自転車BIC1,BIC2の搭載後、ヒンジ部11を支点としてテールゲート10を閉じると、図4に示すように自転車BIC1,BIC2は荷室7内に格納されると共に、図5に示すように、当該自転車BIC1,BIC2の上部一部は荷室7から車外に突出する。
なお、図中矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
要するに、自転車の搭載容易化と、自転車の車両からの突出量低減との両立を図ることができる。
この構成によれば、キャリアX,Y上部を構成する前輪受け部23の高さ調整のみで、サイズが異なる自転車に対応することができる。
この構成によれば、複数のキャリアX,Yをテールゲート10の車室内側にコンパクトにレイアウトすることができ、複数台の自転車BIC1,BIC2を干渉することなく車両に搭載することができる。
図14に示すこの実施例では、テールゲート10の車室内側下部に設けられる自転車仮預け用の棚部14を、図3で示した実施例の棚部14に対して幅広に形成したものである。すなわち、図14に示すテールゲート10の開放時においては、当該テールゲート10の内面から車幅方向内方へ第1キャリアXにおけるスライダガイド24の第3面部24dと略対応する位置まで突出させており、テールゲート10の閉成時においては、当該テールゲート10の前面から車両前方へスライダガイド24の第3面部24dと略対応する位置まで突出させたもので、該棚部14にはロック部としての後輪ロックバー27がテールゲート10下端よりも下方に突出することを許容するスリット14aが設けられている。
図15に示すこの実施例では、テールゲート10を開放した車両側面視において、キャリアZは、前輪受け部23(詳しくは、前輪受け部23で受止められる自転車BIC1の前輪91の下部91a)が、後輪受け部26(詳しくは、後輪受け部26で受止められる自転車BIC1の後輪92の下部92a)に対して前方位置に設けられたものである。
この構成によれば、前輪受け部23が後輪受け部26に対して前方に位置しているので、自転車BIC1の上げ下ろしを楽な姿勢で行なうことができる。
この発明のロック部は、実施例の後輪ロックバー27に対応するも、
この発明は、上記実施例の構成のみに限定されるものではない。
9…荷室開口
10…テールゲート
11…ヒンジ部
14…棚部
14a…スリット
23…前輪受け部
26…後輪受け部
27…後輪ロックバー(ロック部)
91…前輪
92…後輪
BIC1,BIC2…自転車
X,Y,Z…キャリア
Claims (9)
- 車両後部の荷室開口を覆うテールゲートと、該テールゲートに装備されたキャリアとを備え、
上記キャリアに自転車を搭載可能と成した車両の自転車搭載構造であって、
上記テールゲートは車両後端部の車幅方向一端側のヒンジ部を介して横開きする構造であって、
上記テールゲートの車室内側に上記自転車搭載用のキャリアが設けられた
車両の自転車搭載構造。 - 上記車両は荷室上方が開放されたオープンデッキ車両であり、
上記自転車は前輪が上方に、後輪が下方に位置する縦置き状に上記キャリアに搭載されると共に、上記自転車の上部一部が上記荷室から車外に突出するよう構成された
請求項1に記載の車両の自転車搭載構造。 - 上記キャリアは、上側に位置して自転車の前輪を受ける前輪受け部と、
下側に位置して自転車の後輪を受ける後輪受け部と、
自転車の後輪を上記後輪受け部に対してロックするロック部とを備えた
請求項2に記載の車両の自転車搭載構造。 - 上記ロック部は回動可能に形成されると共に、非ロック時にその遊端が上記テールゲートの下端より下方に突出する
請求項3に記載の車両の自転車搭載構造。 - 上記テールゲートの車室内側下部におけるキャリア近傍位置に上記自転車を仮預けする棚部が設けられた
請求項1〜4の何れか一項に記載の車両の自転車搭載構造。 - 上記棚部には上記ロック部がテールゲート下端より下方に突出することを許容するスリットが設けられた
請求項5に記載の車両の自転車搭載構造。 - 上記テールゲートを開放した車両側面視において、上記前輪受け部が上記後輪受け部に対して前方位置に設けられた
請求項3〜6の何れか一項に記載の車両の自転車搭載構造。 - 上記前輪受け部は上記後輪受け部に対して高さ調整可能に構成された
請求項3〜7の何れか一項に記載の車両の自転車搭載構造。 - 上記テールゲートの車室内側におけるテールゲート近接位置とテールゲート離間位置との複数にキャリアを設け、
テールゲート開放時においてテールゲート近接位置の第一キャリアと、テールゲート離間位置の第2キャリアとは、
車両前後方向かつ上下方向にオフセットして配置された
請求項1〜8の何れか一項に記載の車両の自転車搭載構造。
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CN113928206A (zh) * | 2020-06-29 | 2022-01-14 | 瑞维安知识产权控股有限责任公司 | 用于机动车辆的集成尾板货物系统 |
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