JP2020035943A - 電極埋設部材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
表面及び裏面を有しセラミックスから構成される板状の基体と、前記表面に沿って前記基体に埋設されたヒーター電極、高周波発生用電極、又は静電吸着電極としての電極と、前記電極に接続された状態で前記基体に埋設された導電性を有するビアとを備える電極埋設部材の製造方法であって、
セラミックス原料粉末にバインダーを添加した複数のグリーンシートを準備する工程と、
箔、メッシュ、織布、不織布からなる前記電極を準備する工程と、
前記複数のグリーンシートのうち第1のグリーンシートに前記第1のグリーンシートを貫通するビアホールを形成し、前記第1のグリーンシートの前記ビアホールに前記ビアとなる導電性ペーストを充填することにより前記第1のグリーンシートであるビアグリーンシートを準備する工程と、
前記複数のグリーンシートのうち前記第1のグリーンシートとは異なる第2のグリーンシートと、前記ビアグリーンシートとを前記電極を挟んで、積層することで前記電極に前記ビアが接する積層体を形成する工程と、
前記積層体を焼成することにより前記基体となる焼結体を得る工程と、
を含むことを特徴とする。
前記積層体の外表面から前記ビアとなる導電性ペーストまで達する端子穴を加工し、少なくとも前記ビアとなる導電性ペーストと接続されるように前記端子穴を画定する積層体の内側面に導電性ペーストを塗布し、
前記焼結体を得る工程では、前記ビアとなる導電性ペーストが前記電極に押し付けられた状態で前記積層体を焼成することが好ましい。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。なお、図面は、電極埋設部材1を概念的(模式的)に示すものとする。
図2Aに示すように、セラミックス粉末としての窒化アルミニウム粉末に、焼結助剤として、酸化イットリウム粉末を4質量%、酸化カルシウム粉末を0.2質量%添加してスラリーを作製する。次に、例えばドクターブレード法により、スラリーをシート状に形成してセラミックスのグリーンシート21を得る。
図2Bに示すように、電極3がヒーター電極の場合、線形0.1mm、メッシュサイズ#50、平織りのモリブデン製メッシュを、所定の形状に裁断することで電極3を得る。なお、メッシュサイズは上記に限定されず、#20〜#200が好適であるが、この範囲外であってもよい。また、織り方は、平織りが好適であるがこれ以外の織り方であってもよい。また素材は、モリブデンが好適な素材として採用としたが、これに限定されず、タングステンも好適な素材であり、さらにはこれら以外の素材を採用しても差し支えない。ヒーター電極としての電極3の素材、線径、メッシュサイズ、織り方等は所定のヒーター抵抗値が得られるように適宜選択される。
図3Aに示すように、第1のグリーンシート21(図2A参照)を積層し、電極埋設部材1(図1参照)としたときのビア4の位置に打ち抜きによりビアホール23を形成し、このビアホール23に導電性ペースト34(図3B参照)を充填することでビアグリーンシート22を得る。なお、実施形態では、ビアグリーンシート22を2層としたが、これに限定されず、1層、3層、4層以上であってもよい。また、実施形態では、ビアホール23の数を、2つとしたが、1つ、3つ、4つ以上であっても差し支えない。
図3Bに示すように、第2のグリーンシート21上に電極3を積層し、電極3上にビアグリーンシート22を積層し、ビアグリーンシート22上に第2のグリーンシート21を積層し、熱プレスし、さらに所定の形状に加工することで図4Aに示す円板状の積層体31が形成される。
図4Bに示すように、積層体31(図4A参照)の外表面からビアホール23内に充填された導電性ペースト34まで達するように端子穴5を加工する。導電性ペースト33を、端子穴5から露出したビアホール23内の導電性ペースト34及び端子穴5を画定する積層体31の内側面に塗布する。これにより、グリーン積層体32を得る。
グリーン積層体32を、ステンレス板上にアルミナを溶射したパンチングメタル上に載置し、500℃〜600℃の還元雰囲気にて脱脂を行い、脱脂体を形成する。この脱脂体を還元雰囲気の中において1800℃で焼成する。グリーン積層体32の有機成分を脱脂した後還元雰囲気で本焼成される。
図5Bに示すように、焼結体35のニッケルのメッキ膜7にロウ材9によって端子8をロウ付けする。これで電極埋設部材1が得られる。なお、ロウ材9に活性金属としてTiを添加してもよく、Ag系のロウ材、ニッケル系のロウ材を用いることもできる。また、端子穴5の底面にコバール、ニッケル、タングステン、モリブデン等の低熱膨張金属からなる端子をAu−Ni系のロウ材で真空ロウ付けしてもよい。
2 … 基体
2a… 表面
2b… 裏面
3 … 電極
4 … ビア
5 … 端子穴
7 … メッキ膜
8 … 端子
21… グリーンシート
22… ビアグリーンシート
23… ビアホール
31… 積層体
32… グリーン積層体
33… 導電性ペースト
34… 導電性ペースト
35… 焼結体
Claims (4)
- 表面及び裏面を有しセラミックスから構成される板状の基体と、前記表面に沿って前記基体に埋設されたヒーター電極、高周波発生用電極、又は静電吸着電極としての電極と、前記電極に接続された状態で前記基体に埋設された導電性を有するビアとを備える電極埋設部材の製造方法であって、
セラミックス原料粉末にバインダーを添加した複数のグリーンシートを準備する工程と、
箔、メッシュ、織布、又は不織布からなる前記電極を準備する工程と、
前記複数のグリーンシートのうち第1のグリーンシートに前記第1のグリーンシートを貫通するビアホールを形成し、前記第1のグリーンシートの前記ビアホールに前記ビアとなる導電性ペーストを充填することにより前記第1のグリーンシートであるビアグリーンシートを準備する工程と、
前記複数のグリーンシートのうち前記第1のグリーンシートとは異なる第2のグリーンシートと、前記ビアグリーンシートとを前記電極を挟んで、積層することで前記電極に前記ビアが接する積層体を形成する工程と、
前記積層体を焼成することにより前記基体となる焼結体を得る工程と、
を含むことを特徴とする電極埋設部材の製造方法。 - 請求項1に記載の電極埋設部材の製造方法であって、
前記積層体の外表面から前記ビアとなる導電性ペーストまで達する端子穴を加工し、少なくとも前記ビアとなる導電性ペーストと接続されるように前記端子穴を画定する前記積層体の内側面に導電性ペーストを塗布し、
前記焼結体を得る工程では、前記ビアとなる導電性ペーストが前記電極に押し付けられた状態で前記積層体を焼成すること特徴とする電極埋設部材の製造方法。 - 請求項2に記載の電極埋設部材の製造方法であって、
前記焼結体を得る工程の後に、前記端子穴内の前記導電性ペーストが焼成された導通性部材にニッケルのメッキを行うことによりメッキ膜を形成し、当該メッキ膜の上に端子をロウ付けする工程を含むことを特徴とする電極埋設部材の製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項記載の電極埋設部材の製造方法であって、
前記焼結体を得る工程は、ホットプレス焼成を含む工程であることを特徴とする電極埋設部材の製造方法。
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