JP2020035804A - 半導体装置、電子回路および半導体装置の検査方法 - Google Patents

半導体装置、電子回路および半導体装置の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチボンディングにおいて一部のワイヤのみが断線した場合には、機能・特性面でその断線を直接検知することはできない。【解決手段】半導体装置は、第一、第二および第三のパッドを有する半導体チップと、電源電位または基準電位が供給される第一および第二の外部端子と、前記第一の外部端子と前記第一および第二のパッドとを接続する第一および第二のワイヤと、前記第二の外部端子と前記第三のパッドとを接続する第三のワイヤと、を備える。前記半導体チップは、さらに、前記第一および第二のパッドに接続される第一の内部配線と、前記第三のパッドに接続される第二の内部配線と、検出回路と、を備える。前記検出回路は、前記第一および第二の内部配線に電流を流す電流源と、前記電流源と前記第一および第二の内部配線との間に接続される第一および第二の抵抗素子と、前記第一および第二の抵抗素子に生じる相対的な電位差を増幅して検出信号を出力する増幅回路と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は半導体装置に関し、例えばマルチボンディングが行われる半導体装置に適用可能である。
半導体チップに設けられている電極パッドは、ワイヤを介してリード端子にワイヤボンディングされている。リード端子は、半導体チップ内に形成されている回路にワイヤを介して電源電圧を供給し、信号を入出力し、あるいは半導体チップ内の回路の出力電圧を受け入れる役割を果たす。半導体チップに複数の電極パッドを設け、それぞれの電極パッドを同一のリード端子にワイヤボンディングする場合がある(いわゆるマルチボンディング)。
特開2016−145720号公報 特開2007−165368号公報
複数のワイヤが接続されている一の外部端子(例えば接地端子)において一部のワイヤのみが断線(ワイヤ自身の切断、外部端子とワイヤとの分離、電極パッドとワイヤとの分離等のオープン状態)になった場合でも、別のワイヤの電気的接続は維持されるので、機能・特性面でその断線を直接検知することはできない。
その他の課題と新規な特徴は、本開示の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本開示のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、半導体装置は、二つの電源電位または基準電位に接続される接続線にそれぞれ所定電流を流し、当該二つの接続線の電圧の差分を増幅して出力する検出回路を備える。
上記半導体装置によれば、オープン状態を検知することができる。
実施形態の半導体装置の構成を示す図 実施例の半導体装置の構成を示す図 封止体に実装された半導体チップとワイヤと外部端子との関係を表す図 図2の電流源の構成を示す回路図 図2の増幅回路の構成を示す回路図 図2の増幅回路の出力先を示すブロック図 トリミング回路の構成を示す図 トリミングのフローチャート 第一変形例の半導体装置の構成を示す図 第二変形例の電子回路の構成を示す図 図10の電子回路の初回の検査処理動作を示すフローチャート 図10の電子回路の二回目以降の検査処理動作を示すフローチャート
以下、実施形態、実施例および変形例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。
まず、実施形態の半導体装置について図1を用いて説明する。図1は実施形態の半導体装置の構成を示す図である。
半導体装置1は、第一パッド21a、第二パッド21bおよび第三パッド22を有する半導体チップ2と、第一外部端子3と、第二外部端子4と、第一外部端子3と第一パッド21aとを接続する第一ワイヤ5aと、第一外部端子3と第二パッド21bとを接続する第二ワイヤ5bと、第二外部端子4と第三パッド22とを接続する第三ワイヤ6と、を備える。
半導体チップ2は、さらに、第一パッド21aおよび第二パッド21bに接続される第一内部配線23と、第三パッド22に接続される第二内部配線24と、検出回路25と、を備える。検出回路25は、第一内部配線23および第二内部配線24に電流を流す電流源Dと、電流源251と第一内部配線23との間に接続される第一抵抗素子Rs1と、電流源251と第二内部配線24との間に接続される第二抵抗素子Rs2と、第一抵抗素子Rs1と第二抵抗素子Rs2に生じる相対的な電位差(ΔV=Va−Vb)を増幅して検出信号(DTCT)を出力する増幅回路252と、を備える。
第一外部端子3および第二外部端子4には第一電位(V1)が供給され、電流源251には第二電位(V2)が供給される。例えば、第一外部端子3および第二外部端子4は接地用外部端子で基準電位(V1=0)が供給され、電流源251には電源電位(V2)が供給される。ここで、電源電位は正電位でも負電位でもよい。よって、V2>V1=0、またはV2<V1=0である。
また、第一外部端子3および第二外部端子4は電源用外部端子で電源電位(V1)が供給され、電流源251には接地電位(V2)が供給されてもよい。ここで、電源電位は正電位でも負電位でもよい。よって、V1>V2=0、またはV1<V2=0である。
また、第一外部端子3および第二外部端子4は電源用外部端子で正電位の電源電位(V1)が供給され、電流源251には負電位の電源電位(V2)が供給されてもよい。よって、V1>0>V2である。
また、第一外部端子3および第二外部端子4は電源用外部端子で負正電位の電源電位(V1)が供給され、電流源251には正電位の電源電位(V2)が供給されてもよい。よって、V2>0>V1である。
実施形態によれば、半導体装置1内にある第一外部端子3に接続された第一ワイヤ5aおよび第二ワイヤ5bの何れか一つが断線しても、その抵抗値の変化に伴う電位差の変化から断線故障を検出することができる。すなわち、第一ワイヤ5aまたは第二ワイヤ5b自身の切断、第一外部端子3と第一ワイヤ5aまたは第二ワイヤ5bとの分離、第一パッド21aと第一ワイヤ5aとの分離、第二パッド21bと第二ワイヤ5bとの分離等のオープン故障を検出することができる。
以下、第一外部端子3および第二外部端子4は接地用外部端子で基準電位(V1=0)が供給され、電流源251には正電位の電源電位(V2)が供給される例について説明する。
次に、実施例の半導体装置について図2、3を用いて説明する。図2は実施例の半導体装置の構成を示す図である。図3は封止体に実装された半導体チップとワイヤと外部端子との関係を表す図である。
半導体装置1は、例えばマイクロコントローラ(以下、MCUという。)と連携してシステムを構成する車載用ASICである。
図2に示すように、実施例の半導体装置1は、半導体チップ2と、接地電位が供給される第一外部端子3と、接地電位が供給される第二外部端子4と、第一ワイヤ5aと、第二ワイヤ5bと、第三ワイヤ6と、これらを封止する封止体7と、を備える。半導体チップ2は第一パッド21a、第二パッド21bおよび第三パッド22を有する。第一ワイヤ5aは第一外部端子3と第一パッド21aとを接続するボンディングワイヤである。第二ワイヤ5bは第一外部端子3と第二パッド21bとを接続するボンディングワイヤである。第三ワイヤ6は第二外部端子4と第三パッド22とを接続するボンディングワイヤである。ボンディングワイヤは例えば金、アルミニウム、銅などの金属細線である。
図3に示すように、半導体装置1は第一外部端子3および第二外部端子4以外にも、電源電圧が供給される外部端子および信号を入力および/または出力する外部端子を備え、半導体チップ2は電源電電圧が供給される外部端子とボンディングワイヤで接続されるパッドおよび信号を入力および/または出力する外部端子とボンディングワイヤで接続されるパッドを備える。
例えば、半導体チップ2はリードフレームのダイパッド(不図示)に搭載され、第一外部端子3はリードフレームのインナリード3aとアウタリード3bで構成され、第二外部端子4はリードフレームのインナリード4aとアウタリード4bで構成されている。インナリード3a、4aは封止体7の内側に位置し、第一ワイヤ5a、第二ワイヤ5b、第三ワイヤ6が接続される。アウタリード3b,4bは封止体7の外側に位置し、プリント基板等に設けられる外部配線とはんだ等で接続される。封止体7は例えば樹脂であり、すなわち、半導体チップ2等は樹脂封止されている。
図2に示すように、半導体チップ2は、さらに、第一内部配線23と、第二内部配線24と、検出回路25と、検査時のみ検出回路25の動作を有効にする検査モード制御回路(TEST MODE CONTROLLER)26とを備える。第一内部配線23および第二内部配線24はアルミニウムや銅等の金属膜で形成されている。第一外部端子3および第二外部端子4から第一内部配線23および第二内部配線24を介して内部の集積回路まで至る配線等のインピーダンス、特に配線抵抗は小さく、例えば1Ω未満である。
検出回路25は、検出回路25内の第一内部配線23および第二内部配線24に電流を流す電流源251と、電流源251に接続される第一抵抗素子Rs1および第二抵抗素子Rs2と、第一抵抗素子Rs1と第二抵抗素子Rs2とに生じる相対的な電位差(ΔV)をA倍に増幅した電圧(A・ΔV)を検出信号(DTCT)として出力する増幅回路252と、を備える。電流源251は基準電圧(VREF)に基づいて電流を生成するカレントミラー電流源であり、第一電流源251aと第二電流源251bとを有する。
検査モード制御回路26は、例えば半導体装置1の外部からの制御信号によってワイヤ故障の有無を診断する動作モード(検査モード)に設定され、検査モードの時のみ検出回路25の動作を有効にする一方、検出回路25以外の回路の動作を無効にする。
次に、検出回路25の詳細について図4、5を用いて説明する。図4は図2の電流源の構成を示す回路図である。図5は図2の増幅回路の構成を示す回路図である。
図4に示すように、電流源251は、例えば、定電流レギュレータCCR1と、カレントミラー回路CMC1と、スイッチCSW1と、を備える。定電流レギュレータCCR1はオペアンプOP1と抵抗値がrcの抵抗素子RcとNチャネル型MOSトランジスタMN1とを有し、基準電圧(VREF)に基づいて定電流(=VREF/rc)を生成する。カレントミラー回路CMC1はダイオード接続されたPチャネル型MOSトランジスタMP2とPチャネル型MOSトランジスタMP3,MP4とを有し、定電流レギュレータCCR1で生成された定電流をコピーし二つのチャネル(Pチャネル型MOSトランジスタMP3,MP4)から電流(I0)を出力する。スイッチCSW1はカレントミラー回路CMC1のPチャネル型MOSトランジスタMP2,MP3,MP4のゲートと電源(VDD)との間に設けられたPチャネル型MOSトランジスタMP1を有し、カレントミラー回路CMC1のON/OFFを制御する。
通常動作時、検査モード制御回路26から送出される制御信号(DM1)がローレベルになり、Pチャネル型MOSトランジスタMP1はON状態になるため、カレントミラー回路CMC1のPチャネル型MOSトランジスタMP2のゲート−ソース間の電圧はゼロになり、カレントミラー回路CMC1はOFFになる。すなわち、第一抵抗素子Rs1および第一抵抗素子Rs2へ電流は出力されない。
検査モード動作時、制御信号(DM1)がハイレベルになり、カレントミラー回路CMC1にあるPチャネル型MOSトランジスタMP2に電流(=VREF/rc)が流れ、Pチャネル型MOSトランジスタMP2のゲート−ソース間の電圧が大きくなる。これによってカレントミラー回路CMC1はON(アクティブ状態)になり、二つの出力チャネル(Pチャネル型MOSトランジスタMP3,MP4)にはPチャネル型MOSトランジスタMP2に流れる電流の整数倍にコピーされた電流(I0)が流れる。これらの電流が、それぞれ第一抵抗素子Rs1および第一抵抗素子Rs2に出力される。
図5に示すように、増幅回路252は、電流源CCR2、カレントミラー回路CMC2等を有する差動増幅器であり、カレントミラー回路CMC2のON/OFFを制御するスイッチCSW2と、回路の内部ノードN1,N2を固定するNチャネル型MOSトランジスタMN11,MN12と、出力ノードN3を固定するNチャネル型MOSトランジスタMN13と、を備える。Pチャネル型MOSトランジスタMP15,MP16およびNチャネル型MOSトランジスタMN14,MN15は差動増幅器のコア回路を構成する。第一内部ノードNaが接続される非反転入力端子(+)はPチャネル型MOSトランジスタMP16のゲートに接続され、第二内部ノードNbが入力される反転入力端子(−)はPチャネル型MOSトランジスタMP15のゲートに接続される。検出信号(DTCT)はNチャネル型MOSトランジスタMN16のドレインが出力される。スイッチCSW2はカレントミラー回路CMC2のPチャネル型MOSトランジスタMP12,MP13,MP14のゲートと電源(VDD)との間に設けられたPチャネル型MOSトランジスタMP11を有する。
通常動作時、検査モード制御回路26から出力される制御信号(DM1)がローレベルになり、Pチャネル型MOSトランジスタMP11はON状態になるため、カレントミラー回路CMC2は停止し増幅回路252内の各部には電流が流れなくなる。このとき、制御信号(DM2)はハイレベルになり、Nチャネル型MOSトランジスタMN11,M12,MN13はONになり増幅回路252の内部ノードN1,N2および出力ノードN3を接地電位に落としてNチャネル型MOSトランジスタMN14,MN15,MN16をOFFにする。
検査モード動作時、制御信号(DM1)がハイレベル、制御信号(DM2)がローレベルになり、Pチャネル型MOSトランジスタMP11、Nチャネル型MOSトランジスタMN11,M12,MN13はOFFになり、増幅回路252内の各部に電流が流れるので、正常に増幅動作が行われる。
検査モード動作時では、上述したように、検査モード制御回路26は電流源251および増幅回路252を動作可能状態(オン状態)にする。これにより、第一電流源251aの電流(I0)が、第一抵抗素子Rs1を経由して第一外部端子3に流れ、第二電流源251bの電流(I0)が、第二抵抗素子Rs2を経由して第二外部端子4に流れる。その経路上のインピーダンス、すなわち、第一外部端子3の抵抗値、第一ワイヤ5aの抵抗値、第二ワイヤ5bの抵抗値、第一内部配線23の抵抗値および第一抵抗素子Rs1の抵抗値と、第一電流源251aの電流(I0)との積できまる電圧降下が発生し、第一外部端子3に接続されている第一内部ノードNaの電位(Va)が上昇する。また、第二外部端子4の抵抗値、第三ワイヤ6の抵抗値、第二内部配線24の抵抗値、第二抵抗素子Rs2の抵抗値と、第二電流源251bの電流(I0)との積できまる電圧降下が発生し、第二外部端子4に接続されている第二内部ノードNbの電位(Vb)が上昇する。増幅回路252はVaとVbとの電位差(ΔV=Va−Vb)を増幅し、アナログ電圧(A・ΔV)を検出信号(DTCT)として送出する。ここで、Aは増幅回路252の増幅度である。
ワイヤ一本の抵抗値をrとすると、ワイヤが一本切れた場合の第一外部端子3までのワイヤの抵抗値はr/2→rに増加する。この変化によって、増幅回路252の入力電圧差(ΔV)は、(r×I0)/2だけ増加する。例えば、r=0.1Ω、I0=1mAであれば、ΔVの増分は50μVになる。
第一ワイヤ5aおよび第二ワイヤ5bのいずれか一方が断線した場合には、ΔVが正方向に増加し、検出信号(DTCT)の電圧も増加する。この検出信号(DTCT)の電圧変化によって、片方のワイヤのみの断線故障を検知することができる。
次に、検出信号(DTCT)による断線故障の検知について図6を用いて説明する。図6は図2の増幅回路の出力先を示すブロック図である。
図6に示すように、送出された検出信号(DTCT)は、例えば、検出回路25に比較器253を設け、所定の閾値電圧(Vth1)と比較する。これによって、半導体装置1内で独立してワイヤの断線の有無を診断することができる。断線と診断される場合は、比較器253の結果に基づいてただちに半導体チップ2を停止させてもよいし、断線したことを示すフラグを検査モード制御回路26内のレジスタ262に格納し、例えばシリアルインタフェース等のI/Oインタフェース28を介して半導体装置1の外部へ送出してもよい。その場合は、半導体装置1の外部装置、例えばMCUに入力され、MCUによって半導体装置1の動作状態を制御することができる。また、MCUからの制御信号はI/Oインタフェース28を介して検査モード制御回路26に入力し、検査モード制御回路26は半導体装置1の動作を制御する。なお、後述するトリミングのため、検出信号(DTCT)は出力パッド30を介して半導体装置1の外部に出力することが可能である。よって、半導体装置1の出荷前の最終動作確認工程において、テスタによりワイヤの断線の有無を検査することができる。
次に、上述とは別の断線故障の検知について説明する。
図2に示すように、第一外部端子3に接続される第一内部配線23と第二外部端子4に接続される第二内部配線24との間に第一ダイオード27aおよび第二ダイオード27bが互いに逆方向になるように接続されている。すなわち、第一ダイオード27aは第一内部配線23から第二内部配線24に電流が流れるように設けられ、第二ダイオード27bは第二内部配線24から第一内部配線23に電流が流れるように設けられている。なお、第一ダイオード27aおよび第二ダイオード27bは第一内部配線23と第二内部配線24との間にESD保護素子27を配置し、その寄生ダイオードとして形成してもよい。
これにより、第一ワイヤ5aおよび第二ワイヤ5bの両方が断線した場合または半導体装置1の外側で第一外部端子3の実装がオープンになった場合でも、第一外部端子3に接続される第一内部配線23は第一ダイオード27aを経由して第二外部端子4に電流が流れるため、第一ダイオード27aでの電圧降下分だけ第一内部ノードNaの電位(Va)が上昇し、検出信号(DTCT)も正方向に増加する。この検出信号(DTCT)の電圧変化によって、第一ワイヤ5aおよび第二ワイヤ5bの両方の断線故障および第一外部端子3の実装のオープン故障を検知することができる。
また、第三ワイヤ6が断線した場合または半導体装置1の外側で第二外部端子4の実装がオープンになった場合は、第二外部端子4に接続される第二内部配線24は第二ダイオード27bを経由して第一外部端子3に電流が流れるため、第二ダイオード27bでの電圧降下分だけ第二内部ノードNbの電位(Vb)が上昇し、検出信号(DTCT)が負方向に増加する。この検出信号(DTCT)の電圧変化によって、第三ワイヤ6の断線故障および第二外部端子4の実装のオープン故障を検知することができる。
次に、第一抵抗素子Rs1および第二抵抗Rs2のトリミングについて図7、8を用いて説明する。図7はトリミング回路の構成を示す図である。図8はトリミングのフローチャートである。
図7に示すように、第一抵抗素子Rs1および第二抵抗Rs2は複数の抵抗素子Rsが縦続接続されて構成されている。トリミング回路29は、抵抗素子Rsに並列に接続されるスイッチ29a,29b,29cと、スイッチ29a,29b,29cの開閉を制御するデコーダ&ヒューズ回路292と、を備える。デコーダ&ヒューズ回路292はトリミング信号(TRM)をデコードしてスイッチ29a,29b,29cの開閉を制御する信号(CSa,CSb,CSc)を生成し、信号(CSa,CSb,CSc)を固定するための電気ヒューズを備える。I/Oインタフェース28を介してMCUから入力される制御信号に基づいて検査モード制御回路26の論理回路(LOGIC)263はトリミング信号(TRM)を生成する。なお、図7では、分かり易くするため抵抗素子Rsは五個、スイッチは三個の例を示しているが、これに限定されるものではなく、トリミングの精度に合わせて抵抗素子Rsおよびスイッチの個数を変更してもよいことはいうまでもない。
上述の構成により、第一抵抗素子Rs1および第二抵抗素子Rs2はトリミング可能である。半導体装置1の出荷前の動作確認工程において第一抵抗素子Rs1および第二抵抗素子Rs2のトリミングを行う。このトリミング方法について図8を用いて説明する。
図示しない半導体試験装置(テスタ)は半導体装置1の検査モード制御回路26を検査モードに設定し、検査モード制御回路26は検出回路25を有効にする(ステップS1)。テスタは出力パッド30から出力される検出信号(DTCT)の電圧(A・ΔV)を計測する(ステップS2)。テスタは検出信号(DTCT)の電圧(A・ΔV)が所定の範囲内(例えば、0±0.01V)かどうかを判定する(ステップS3)。NOの場合は、テスタは電圧(A・ΔV)に基づいた制御信号を検査モード制御回路26に送出し、トリミング回路29によって、スイッチ29a,29b,29cを開閉し、第一抵抗素子Rs1または第二抵抗素子Rs2の抵抗値を変更し(ステップS4)、ステップS2に戻る。YESの場合は、電気ヒューズを切断してスイッチ29a,29b,29cを開閉し固定しトリミングを終了する(ステップS5)。
なお、正常時は増幅回路252の二つの入力電圧差(ΔV)が所定値(例えばゼロ)になるように第一抵抗素子Rs1または第二抵抗素子Rs2をトリミングする例を説明したが、入力電圧差(ΔV)の所定値は0Vに限定されるものではなく、例えば1Vや−1V等であってもよい。
また、本実施例において、第一外部端子3に第一ワイヤ5aおよび第二ワイヤ5bの二本が接続される構成を示しているが、インピーダンスの変化を利用してその電圧変化からワイヤ断線を検出するので、三本以上のワイヤであってもよい。
実施例の構成によれば、第一外部端子3および第二外部端子4に係る経路のどこかで断線によるオープン故障が発生した場合を検知することができるだけでなく、二本以上のワイヤ(例えば第一ワイヤ5a、第二ワイヤ5b)を有する第一外部端子3において、ワイヤのいずれか一方が断線した場合でも検知することができる。
また、実施例の構成において、第一抵抗素子Rs1および第二抵抗素子Rs2がトリミング可能であるので、初期状態における増幅回路252の入力電圧差(ΔV)を任意の値(例えばゼロV)に調整できるので、その後の検出量の変化を把握しやすくなる。
実施例の半導体装置は、接地端子(第一外部端子3または第二外部端子4)のワイヤの断線有無を任意のタイミングで検査し故障診断することが可能である。二つ以上の接地端子の何れかの経路におけるオープン故障した場合の機能的影響について、暴走等の致命的な機能喪失が無いようにすることが可能である。
<変形例>
以下、実施例の代表的な変形例について、幾つか例示する。以下の変形例の説明において、上述の実施例にて説明されているものと同様の構成および機能を有する部分に対しては、上述の実施例と同様の符号が用いられ得るものとする。そして、かかる部分の説明については、技術的に矛盾しない範囲内において、上述の実施例における説明が適宜援用され得るものとする。また、上述の実施例の一部、および、複数の変形例の全部または一部が、技術的に矛盾しない範囲内において、適宜、複合的に適用され得る。
(第一変形例)
図9は第一変形例の半導体装置の構成を示す図である。
第一変形例においては、実施例(図2)の半導体装置に対して、更に、第三外部端子8第四ワイヤ9aおよび第五ワイヤ9bが加わる構成である。これに伴い、半導体チップ2は、さらに、第三外部端子8と第四ワイヤ9aによって接続される第四パッド30aと、第三外部端子8と第五ワイヤ9bによって接続される第五パッド30bと、第四パッド30aおよび第五パッド30bに接続される第三内部配線31と、を備える。半導体チップ2は、さらに、第三内部配線31から第二内部配線24に電流を流すように接続される第三ダイオード27cと、第二内部配線24から第三内部配線31に電流を流すように接続される第四ダイオード27dと、を備える。また、検出回路25は、さらに、第三内部配線31に電流を流す第三電流源251cと、第三電流源251cに接続される第三抵抗素子Rs3と、選択スイッチ254と、を備える。選択スイッチ254は、検査モード制御回路26の制御により、第一内部ノードNaの電位(Va)と第三内部ノードNcの電位(Vc)のいずれか一方を選択し増幅回路252に入力する。
なお、実施例は二本のワイヤを有する接地用外部端子が一つしかないことに対し、第一変形例は実施例と同様の接地用外部端子が二つある場合に相当するものである。ワイヤが二本接続された接地用外部端子が二つであることに限定されるものではなく、三つ以上あってもよい。
第一変形例において、二本のワイヤが接続される接地用外部端子は二つある。検査モードにおいて、ワイヤの断線の有無を検出したい側の第一内部ノードNaの電位(Va)または第三内部ノードNcの電位(Vc)を選択スイッチ254によって選択し、増幅回路252に入力する。
第一変形例によれば、実施例の効果に加え、診断したい接地用外部端子が複数ある場合でも、少ない回路構成によって選択的に断線故障の有無を診断することができる。特に、複数のドライバーチャネルを有する半導体装置においては、チャネル毎に接地用外部端子を備えるケースが多いため、少ない回路構成にて、各接地用外部端子の断線診断を行うことができる。
(第二変形例)
図10は第二変形例の電子回路の構成を示す図である。
第二変形例の電子回路100は半導体装置1とMCU40とを備える。第二変形例においては、実施例(図2)の半導体装置1に対して、さらに、検出信号(DTCT)を外部に送出する出力端子10と、増幅回路252の出力が接続される出力パッド32と、出力端子10と出力パッド30とを接続するワイヤ11と、入力端子12と、入力パッド33と、入力端子12と入力パッド33とを接続するワイヤ13と、を備える。
MCU40は、出力端子10が接続される入力端子41と、検出信号(DTCT)をデジタル信号に変換するA/D変換器42と、演算処理回路であるCPU43と、フラッシュメモリ44と、シリアルインタフェース等のI/Oインタフェース45と、入力端子12が接続される出力端子46と、を備える。CPU43の動作を制御するソフトウェアプログラムは例えばフラッシュメモリ44に書き込まれている。
次に、電子回路100に組み込まれた半導体装置1の初回の検査について図11を用いて説明する。図11は図10の電子回路における初回の検査処理動作を示すフローチャートである。
電子回路100に組み込まれた半導体装置1の検査の初期値をMCU40に記録するために、半導体装置1は検査モード制御回路26を検査モードに設定して検出回路25を有効にする(ステップS11)。半導体装置1はアナログ電圧である検出信号(DTCT)を出力パッド30、ワイヤ11および出力端子10を介して外部のMCU40へ送出する(ステップS12)。MCU40は入力端子41から入力された検出信号(DTCT)をA/D変換器42によってデジタル信号に変換する(ステップS13)。MCU40はデジタル信号に変換された検出信号をCPU43によってフラッシュメモリ44に記録する(ステップS14)。このフラッシュメモリ44に記録された検査信号の初期値をVD0とする。
次に、電子回路100の半導体装置1が使用され、任意の時間が経過後(例えば所定時間の経過後)に検査する場合(二回目以降の検査)について図12を用いて説明する。図12は図10の電子回路の二回目以降の検査処理動作を示すフローチャートである。
半導体装置1は、ステップS11と同様に検査モード制御回路26を検査モードに設定して検出回路25を有効にする(ステップS21)。半導体装置1は、ステップS12と同様にアナログ電圧である検出信号(DTCT)を外部のMCU40へ送出する(ステップS22)。MCU40は、ステップS13と同様に入力された検出信号(DTCT)をA/D変換器42によってデジタル信号に変換する(ステップS23)。ここで、デジタル信号に変換された検査信号の値をV1とする。
MCU40内のCPU43にて、フラッシュメモリ44から前回の検出信号の値(VD0)を読み出し(ステップS24)、ステップS23でデジタ変換されたVD1とステップS24で読み出されたV0とから、変化量(dV=|VD1−VD0|)を演算する(ステップS25)。次に、CPU43にて、予め設定された所定の閾値(Vth2)と変化量(dV)とを比較し(ステップS26)、dVがVth2を超過する場合(YESの場合)は、半導体装置1の第一ワイヤ5a等のワイヤが劣化しインピーダンスが増加したと見なして、異常と判定する(ステップS27)。これは、ワイヤの断線の予兆を検出する予測診断である。ただし、ワイヤが断線している場合も検出することができる。なお、所定の閾値(Vth2)は、例えば第一ワイヤ5a等のワイヤの酸化、ワイヤと半導体チップ2の第一パッド21a等のパッドとの接触面の酸化や、外部からの応力ストレスによるワイヤとパッドとの接触面積の縮退などの経時劣化要因から使用者によって任意に設定される。
ステップS27の予測診断でCPU43が半導体装置1を異常と判定した場合は、CPU43は、出力端子46から半導体装置1へ制御信号を送出する。該制御信号により、例えば検査モード制御回路26が半導体チップ2の動作を無効にして半導体装置1を停止させたり、検査モード制御回路26が半導体チップ2を低消費電力へ移行するモードや安全動作のため機能動作を限定するモード(例えば、大電流が流れる回路に限定してその機能を抑制または停止させる)に移行させたりする。
ステップS26でNOの場合は、VD1を新たなVD0としてフラッシュメモリ44に記録(上書き)する(ステップS28)。新たに記録されたVD0は、次回検査時に再び図8のフローに則り比較演算する際の基準として使用される。
第二変形例によれば、ワイヤ断線の有無を0または1で判断するだけでなく、フラッシュメモリに格納された前回の検出信号の値と比較することで検出信号の変化、すなわち、ワイヤ抵抗の変化をモニタすることができる。つまり、単なるワイヤ断線の有無だけでなく、マイクロコントローラでの演算処理によって、ワイヤ断線の可能性を予測診断することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態、実施例および変形例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態、実施例および変形例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、実施例では、半導体チップ2はリードフレームのダイパッドに搭載される例を説明したが、半導体チップ2は配線基板に搭載され、ワイヤは配線基板の表面の端子に接続され、半導体チップ2とワイヤと配線基板の表面が封止され、配線基板の裏面の端子が封止体の外に露出するようにしてもよい。
また、実施例では、比較器253を検出回路25内に設ける例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば検査モード制御回路26内に設けてもよい。
また、実施例では、レジスタ262を検査モード制御回路26内に設ける例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば検出回路25内に設けてもよい。
また、実施例では、論理回路(LOGIC)263を検査モード制御回路26内に設ける例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば検出回路25内に設けてもよい。
第二変形例では、MCUによりワイヤ断線の予測診断を行う例を説明したが、半導体装置1内にA/D変換器、CPUおよびフラッシュメモリを設けて、半導体装置1によりワイヤ断線の予測診断を行うようにしてもよい。
第二変形例では、新しい検出信号の値(VD1)と前回の検出信号の値(VD0)の差分により断線予測し、VD1を新たなVD0としてフラッシュメモリ44に格納する例を説明したが、初回の検出信号の値をVD0、二回目の検出信号の値をVD1、n回目の検出信号の値をVDn−1として、それぞれフラッシュメモリ44に格納し、検出信号の値の増加傾向により予測診断を行ってもよい。
1・・・半導体装置
2・・・・半導体チップ
21a・・・第一パッド
21b・・・第二パッド
22・・・・第三パッド
23・・・・第一内部配線
24・・・・第二内部配線
25・・・・検出回路
251・・・・電流源
252・・・・増幅回路
Rs1・・・・第一抵抗素子
Rs2・・・・第二抵抗素子
3・・・・第一外部端子
4・・・・第二外部端子
5a・・・第一ワイヤ
5b・・・第二ワイヤ
6・・・・第三ワイヤ

Claims (14)

  1. 第一、第二および第三のパッドを有する半導体チップと、
    電源電位または基準電位が供給される第一および第二の外部端子と、
    前記第一の外部端子と前記第一および第二のパッドとを接続する第一および第二のワイヤと、
    前記第二の外部端子と前記第三のパッドとを接続する第三のワイヤと、
    を備え、
    前記半導体チップは、さらに、
    前記第一および第二のパッドに接続される第一の内部配線と、
    前記第三のパッドに接続される第二の内部配線と、
    検出回路と、
    を備え、
    前記検出回路は、
    前記第一および第二の内部配線に電流を流す電流源と、
    前記電流源と前記第一および第二の内部配線との間に接続される第一および第二の抵抗素子と、
    前記第一および第二の抵抗素子に生じる相対的な電位差を増幅して検出信号を出力する増幅回路と、
    を備える半導体装置。
  2. 請求項1の半導体装置において、
    前記半導体チップは、さらに、検査時のみ前記検出回路の動作を有効にする検査モード制御回路を備え、
    前記電流源は基準電圧に基づいて電流を生成し、前記第一の内部配線に電流を流す第一のカレントミラー電流源と、前記第二の内部配線に電流を流す第二のカレントミラー電流源とを有する半導体装置。
  3. 請求項1の半導体装置において、
    前記第一および第二の抵抗素子はトリミング可能な抵抗素子である半導体装置。
  4. 請求項1の半導体装置において、
    さらに、前記第一の内部配線と前記第二の内部配線との間に接続される第一および第二のダイオードを備え、
    前記第一のダイオードの通電方向と前記第二のダイオードの通電方向とが互いに逆向きになるように接続されている半導体装置。
  5. 請求項2の半導体装置において、さらに、
    第三の外部端子と、
    前記第三の外部端子に接続される第四および第五のワイヤと、
    を備え、
    前記半導体チップは、さらに、
    前記第四のワイヤが接続される第四のパッドと、
    前記第五のワイヤが接続される第五のパッドと、
    前記第四および第五のパッドに接続される第三の内部配線と、
    を備え、
    前記検出回路は、さらに、
    前記第三の内部配線に電流を流す第三のカレントミラー電流源と、
    前記第三のカレントミラー電流源と前記第三の内部配線との間に接続される第三の抵抗素子と、
    前記第一のカレントミラー電流源と前記第一の抵抗素子との第一の接続ノードと、前記第三のカレントミラー電流源と前記第三の抵抗素子との第三の接続ノードと、を選択して前記増幅回路に入力する選択スイッチと、
    を備える半導体装置。
  6. 第一半導体装置と第二半導体装置とを備える電子回路であって、
    前記第一半導体装置は、
    第一、第二および第三のパッドと、前記第一および第二のパッドに接続される第一の内部配線と、前記第三のパッドに接続される第二の内部配線と、検出回路と、を有する半導体チップと、
    電源電位または基準電位が供給される第一および第二の外部端子と、
    前記第一の外部端子と前記第一および第二のパッドとを接続する第一および第二のワイヤと、
    前記第二の外部端子と前記第三のパッドとを接続する第三のワイヤと、
    を備え、
    前記検出回路は、
    前記第一および第二の内部配線に電流を流す電流源と、
    前記電流源と前記第一および第二の内部配線との間に接続される第一および第二の抵抗素子と、
    前記第一および第二の抵抗素子に生じる相対的な電位差を増幅して検出信号を出力する増幅回路と、
    を備え、
    前記第二半導体装置は、
    前記第一半導体装置から出力される検出信号をデジタルに変換し出力するアナログ/デジタル変換器と、
    前記アナログ/デジタル変換器から出力されるデジタル信号を演算する演算処理回路と、
    前記演算処理回路によって制御され、前記デジタル信号を記録するフラッシュメモリと、
    を備え、
    前記演算処理回路は、前記アナログ/デジタル変換器から出力される前記デジタル信号と前記フラッシュメモリに記録されている第二のデジタル信号との差分を演算し、前記差分が所定の閾値を超える場合は前記第一半導体装置に制御信号を出力する電子回路。
  7. 請求項6の電子回路において、
    前記半導体チップは、さらに、検査時のみ前記検出回路の動作を有効にする検査モード制御回路を備え、
    前記電流源は基準電圧に基づいて電流を生成し、前記第一の内部配線に電流を流す第一のカレントミラー電流源と、前記第二の内部配線に電流を流す第二のカレントミラー電流源とを有する電子回路。
  8. 請求項6の電子回路において、
    前記第一および第二の抵抗素子はトリミング可能な抵抗素子である電子回路。
  9. 請求項6の電子回路において、
    前記半導体チップは、さらに、前記第一の内部配線と前記第二の内部配線との間に接続される第一および第二のダイオードを備え、
    前記第一のダイオードの通電方向と前記第二のダイオードの通電方向とが互いに逆向きになるように接続されている電子回路。
  10. 請求項7の電子回路において、
    前記第一半導体装置は、さらに、
    第三の外部端子と、
    前記第三の外部端子に接続される第四および第五のワイヤと、
    を備え、
    前記半導体チップは、さらに、
    前記第四のワイヤが接続される第四のパッドと、
    前記第五のワイヤが接続される第五のパッドと、
    前記第四および第五のパッドに接続される第三の内部配線と、
    を備え、
    前記検出回路は、さらに、
    前記第三の内部配線に電流を流す第三のカレントミラー電流源と、
    前記第三のカレントミラー電流源と前記第三の内部配線との間に接続される第三の抵抗素子と、
    前記第一のカレントミラー電流源と前記第一の抵抗素子との第一の接続ノードと、前記第三のカレントミラー電流源と前記第三の抵抗素子との第三の接続ノードと、を選択して前記増幅回路に入力する選択スイッチと、
    を備える電子回路。
  11. 第一、第二および第三のパッドと前記第一および第二のパッドに接続される第一の内部配線と前記第三のパッドに接続される第二の内部配線とを有する半導体チップと、電源電位または基準電位が供給される第一および第二の外部端子と、前記第一の外部端子と前記第一および第二のパッドとを接続する第一および第二のワイヤと、前記第二の外部端子と前記第三のパッドとを接続する第三のワイヤと、を備える半導体装置の検査方法であって、
    (a1)前記第一の内部配線と第一の抵抗素子に電流を流すステップと、
    (b1)前記第二の内部配線と第二の抵抗素子に電流を流すステップと、
    (c1)前記第一および第二の抵抗素子に生じる相対的な電位差を増幅して検出信号を出力するステップと、
    を含む半導体装置の検査方法。
  12. 請求項11の半導体装置の検査方法において、さらに、
    (d1)前記検出信号をデジタル変換したVD0を得るステップと、
    (e1)前記VD0をメモリに記録するステップと、
    を含み、
    前記(a1)から(e1)ステップは前記半導体装置がシステムに組み込まれた後に行う半導体装置の検査方法。
  13. 請求項12の半導体装置の検査方法において、さらに、
    (a2)前記第一の内部配線と前記第一の抵抗素子に電流を流すステップと、
    (b2)前記第二の内部配線と前記第二の抵抗素子に電流を流すステップと、
    (c2)前記第一および第二の抵抗素子に生じる相対的な電位差を増幅して検出信号を出力するステップと、
    (d2)前記(c2)ステップで出力された前記検出信号をデジタル変換したVD1を得るステップと、
    (f)前記VD0と前記VD1との差分が所定値を超えている場合、ワイヤ劣化と判定するステップと、
    (g)前記VD0と前記VD1との差分が所定値を超えていない場合、前記VD1を前記メモリに記録するステップと、
    を含み、
    前記(a2)から(d2)ステップは前記(a1)から(e1)ステップが行われてから所定期間経過後に行う半導体装置の検査方法。
  14. 請求項13の半導体装置の検査方法において、さらに、
    (h)前記(f)ステップ後、前記半導体装置を停止させたり、低消費電力モードに移行させたり、または安全動作のため機能動作を限定するモードに移行させたりするステップを含む半導体装置の検査方法。
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