JP2020026710A - ナット取付構造及び建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 形鋼に対するナットの溶接の作業性を向上させたナット取付構造及び建物を提供する。【解決手段】 形鋼(梁21)にナットNを取り付けるナット取付構造である。このナット取付構造は、形鋼(梁21)の一面の幅に亘って切り欠かれた切欠き部Cを備えている。また、このナット取付構造は、切欠き部Cを塞ぐように設けられた補助部品30を備えている。さらに、このナット取付構造は、補助部品30の内面に溶接固定されたナットNを備えている。【選択図】図8

Description

本発明は、形鋼にナットを取り付けるナット取付構造及び建物に関するものである。
従来、溶接によって形鋼に固定されたナットと、ボルトとによって、相手部品を形鋼に取り付けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ボルトと、天井梁の裏側に溶接により固着された裏ナットとにより、天井梁と、上階建物ユニットの床梁とを、相互に連結する構成が開示されている。
特開2000−257161号公報
しかしながら、特許文献1では、裏ナットをサイズの大きな梁に溶接するため、溶接の作業性が悪い、という問題がある。特に、梁がリップ溝形鋼や角形鋼管などである場合、溶接の作業性が非常に悪くなる。
そこで、本発明は、溶接の作業性を向上させたナット取付構造及び建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のナット取付構造は、形鋼にナットを取り付けるナット取付構造であって、前記形鋼の一面の幅に亘って切り欠かれた切欠き部と、前記切欠き部を塞ぐように設けられた補助部品と、前記補助部品の内面に溶接固定されたナットと、を備えることを特徴とする。
ここで、本発明のナット取付構造は、前記補助部品の縁部を支持する支持部材を備えてもよい。また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品の幅は、前記形鋼の前記一面の幅より広くしてもよい。
また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品は、前記形鋼の前記一面の幅方向の一方の縁部から突出してもよい。また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品の上面は、前記形鋼の上面と、同じ高さとしてもよい。
また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品の上面は、前記形鋼の上面より、高くしてもよい。また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品の上面は、前記形鋼の上面より、低くしてもよい。
また、本発明のナット取付構造は、前記補助部品と形鋼を覆う防水シートを備えてもよい。さらに、本発明の建物は、前記ナット取付構造を有してもよい。
このように構成された本発明のナット取付構造では、前記形鋼の一面の幅に亘って切り欠かれた切欠き部と、前記切欠き部を塞ぐように設けられた補助部品と、前記補助部品の内面に溶接固定されたナットと、を備えることで、ナットを、形鋼より小さくて取り回しがよい補助部品に対して溶接することができるので、ナットの取付作業性を向上させることができる。
また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品の縁部を支持する支持部材を備えることで、ナットとボルトによって補助部品に取り付けられる相手部品の荷重を、支持部材に分散することができるので、形鋼の耐荷重性能を向上させることができる。
また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品の幅は、前記形鋼の一面の幅より広いことで、補助部品に取り付けられる、形鋼の一面の幅方向におけるナットの配置ピッチを広げることができるので、サイズの大きい相手部品を、ナットとボルトによって補助部品に取り付けることができる。
また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品は、前記形鋼の一面の幅方向の一方の縁部から突出することで、補助部品を、形鋼の一面の幅方向の何れかの縁部に揃えることができるので、補助部品を形鋼に対して、所望の位置に配置することができる。
また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品本体の上面は、前記形鋼の上面と、同じ高さとすることで、相手部品の取付座を、補助部品と形鋼とを跨いで当接した状態で取り付けることもできるので、相手部品の取付座を大きくして、相手部品を形鋼に安定した姿勢で取り付けることができる。
また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品本体の上面は、前記形鋼の上面より、高いことで、補助部品の下方に、スペースを確保することができるので、形鋼の下方に、ナットや、ナットに結合されるボルトのスペースがなかったとしても、相手部品を結合することができる。
また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品本体の上面は、前記形鋼の上面より、低いことで、ナットとボルトで補助部品に固定される相手部品を、切欠き部の側面に当接させることで、位置決めをすることができるので、相手部品を補助部品の所望の位置に取り付けることができる。
また、本発明のナット取付構造では、前記補助部品と形鋼と間の隙間を塞ぐ防水シートを備えることで、補助部品と形鋼の内部に水が浸入することを防止することができる。
さらに、本発明の建物では、上記ナット取付構造を有するので、様々な形やサイズの相手部品を形鋼に取り付けることができる。
実施例1のユニット建物の構成を示す斜視図である。 実施例1の支柱の腰壁への取付構造を示す斜視図である。 実施例1の補助部品の構成を示す斜視図である。 実施例1の腰壁の梁の構成を示す斜視図である。 実施例1の補助部品を切欠き部へ配置した状態を説明する側面図である。 実施例1の補助部品を切欠き部へ配置した状態を説明する断面図である。 実施例1の支柱の腰壁への取付手順を示す分解斜視図である。 実施例1の支柱の腰壁への取付手順を示す分解斜視図である。 実施例1の支柱の腰壁への取付手順を示す分解斜視図である。 実施例2の補助部品の構成を示す側面図である。 実施例3の補助部品の構成を示す側面図である。
以下、本発明によるナット取付構造及び建物を実現する実施形態を、図面に示す実施例1〜実施例3に基づいて説明する。
ナット取付構造は、例えば、工場で予め製造された建物ユニットを建築現場へ搬送して、建築現場で複数の建物ユニットを並べて組み立てることによって構築するユニット建物に適用される。
[ユニット建物の構成]
図1は、実施例1のユニット建物の構成を示す斜視図である。以下、図1に基づいて、実施例1のユニット建物の構成を説明する。
ユニット建物1は、図1に示すように、基礎2の上に、下階の建物ユニット3が設置され、下階の建物ユニット3の上に上階の建物ユニット4と、建物ユニットとしてのバルコニーユニット5とが設置され、上階の建物ユニット4とバルコニーユニット5との上に屋根パネル9が設置されたものとなっている。
建物ユニット3,4は、隅角部に配置される角形鋼管から成る柱と、柱の下端部間を連結した溝形鋼から成る床大梁と、柱の上端部間を連結した溝形鋼から成る天井大梁と、からなる骨組構造体である。
バルコニーユニット5は、腰壁6と、腰壁6の上面から立ち上がる手摺7と、屋根パネル9と腰壁6との間に配置される相手部品としての支柱10と、を有する。支柱10は、屋根パネル9の荷重を、腰壁6に伝える役割を担う。
[支柱の腰壁への取付構造]
図2は、実施例1の支柱10の腰壁6への取り付け構造を示す斜視図である。図3は、実施例1の補助部品の構成を示す斜視図である。図4は、実施例1の腰壁6の梁の構成を示す斜視図である。図5は、実施例1の補助部品を切欠き部へ配置した状態を説明する側面図である。図6は、実施例1の補助部品を切欠き部へ配置した状態を説明する断面図である。以下、図2〜図6に基づいて、実施例1の支柱10の腰壁6への取付構造を説明する。なお、腰壁6の長手方向を長手方向Yとし、腰壁6の幅方向を幅方向Xとし、上下方向を上下方向Zとする。
支柱10の腰壁6への取付構造は、支柱10が、補助部品30を介して、腰壁6の梁21に取り付けられるようになっている。
(支柱の構成)
支柱10は、上下方向Zに延在する支柱本体11と、支柱10の下端に形成された取付座12と、取付座12と支柱本体11を接続する接続部13と、を備える。
支柱本体11は、例えば、断面円形状に形成される。なお、支柱10は、断面多角形状に形成されてもよい。
取付座12は、矩形の板状に形成される。取付座12の隅角部には、4つの支持プレート15が溶接によって固定される。支持プレート15と取付座12には、後述するボルトBが挿入される4つの貫通穴12aが形成される。接続部13は、例えば、断面十字状に形成されて、支柱本体11と、取付座12とを接続する。
(補助部品の構成)
補助部品30は、鋼材で形成され、図3に示すように、補助部品本体31と、補助部品本体31の側壁を形成する側壁部32,33と、補助部品本体31に取り付けられる補強プレート35と、補強プレート35に取り付けられる4つのナットNと、を備える。
補助部品本体31は、幅方向Xにおいて、幅W1を有する。補助部品本体31は、長手方向Yにおいて、長さL1を有する。補助部品本体31は、上下方向Zにおいて、高さH1を有する。
補助部品本体31は、中間片31aと、第1片31bと、第2片31cと、から溝型に形成される。中間片31aは、矩形の板状に形成される。中間片31aの長手方向Yの両端部から、第1片31bと第2片31cとが、上下方向Zに延在する。
側壁部32,33は、矩形の板状に形成される。側壁部32,33は、補助部品本体31の幅方向Xの両端部に配置され、補助部品本体31に溶接によって固定される。なお、側壁部32,33は、角部を面取りして、側壁部32,33を補助部品本体31に配置し易くしてもよい。
補強プレート35は、矩形の板状に形成される。補強プレート35には、4つのナットNが溶接によって固定される。補強プレート35は、中間片31aと、第2片31cとに、溶接によって固定される。すなわち、ナットNは、補助部品30の内面側に溶接固定される。
ナットNと、補強プレート35と、中間片31aとは、互いに溶接された状態で、タップ穴36が形成される。
(腰壁)
腰壁6は、図2及び図4に示すように、長手方向Yに延在した形鋼としての梁21と、梁21と補助部品30を支持する支持部材22,23と、梁21の外周を覆う化粧板40と、梁21と補助部品30とを覆う防水シート50と、を備える。
梁21は、図4に示すように、幅方向Xにおいて、幅W1より小さい幅W2を有する。梁21は、長手方向Yに延在するウェブ部21aと、ウェブ部21aの上端から幅方向Xに延在する第1フランジ部21bと、第1フランジ部21bの先端から下方に延在するリップ部21dと、ウェブ部21aの下端から幅方向Xに延在する第2フランジ部21cと、から構成される形鋼である。
梁21の上部には、梁21の幅方向Xの全域に亘って切り欠かれた切欠き部Cが形成される。すなわち、切欠き部Cは、梁21の一面としての上面の幅に亘って切り欠かれることで、形成される。切欠き部Cは、ウェブ部21aと、第1フランジ部21bと、リップ部21dとに跨って形成される。切欠き部Cは、ウェブ部21aに形成された底面C1と、リップ部21dに形成された底面C2と、ウェブ部21aと第1フランジ部21bとリップ部21dに跨って形成された切欠き部Cの一方の側面C3と他方の側面C4と、によって形成される。
切欠き部Cは、長手方向Yにおいて、長さL1を有する。切欠き部Cは、上下方向Zにおいて、高さH1を有する。
支持部材22,23は、鋼材で形成される。支持部材22,23は、上下方向Zに延在する支持部材本体22a,23aと、支持部材本体22a,23aの下端から、幅方向Xに延在した座部22b,23bとでL字に形成される。
支持部材22は、長手方向Yにおいて、側面C3に跨るように配置される。支持部材23は、長手方向Yにおいて、側面C4に跨るように配置される。支持部材本体22a,23aの上端と、底面C2とは、上下方向Zにおいて、同じ高さとなるように形成される。
支持部材本体22a,23aの上部は、リップ部21dに溶接によって固定される。座部22b,23bは、第2フランジ部21cに溶接によって固定される。
支持部材本体23aの下部には、化粧板40との間に配置されるスペーサ24が配置される。第2フランジ部21cの下面にもスペーサ25が配置される。
(補助部品の切欠き部への取付)
図5及び図6に示すように、補助部品30は、中間片31aが上方になる姿勢で、切欠き部Cに嵌めるように配置される。すなわち、補助部品30は、切欠き部Cを塞ぐように配置される。切欠き部Cに配置された補助部品30は、溶接によって梁21に固定される。
第1片31bの先端(縁部)が、底面C1と、底面C2と、支持部材本体22aの先端に支持される。第2片31cの先端(縁部)が、底面C1と、底面C2と、支持部材本体23aの先端に支持される。すなわち、支持部材22,23は、補助部品30の下端を支持する。言い換えると、支持部材22,23は、補助部品30の縁部を支持する。
図5に示すように、第1片31bの外面は、側面C3に当接する。第2片31cの外面は、側面C4に当接する。すなわち、補助部品30は、長手方向Yにおいて、切欠き部Cによって挟まれるように支持される。
補助部品30の上面は、梁21の上面と、上下方向Zで、同じ高さに位置する。すなわち、中間片31aの上面と、第1フランジ部21bの上面とは、同一平面上にある面一の状態となる。
図6に示すように、幅方向Xにおいて、補助部品30の側壁部32の外面と、梁21のリップ部21dの外面とは、同じ位置にある。幅方向Xにおいて、補助部品30の側壁部33の外面は、梁21のウェブ部21aの外面から突出した位置にある。
なお、幅方向Xにおいて、補助部品30の側壁部33の外面と、梁21のウェブ部21aの外面とが、同じ位置にあってもよい。この場合、幅方向Xにおいて、補助部品30の側壁部32の外面は、梁21のリップ部21dの外面から突出する。すなわち、補助部品30は、幅方向Xにおける梁21の一方の縁部から突出する。言い換えると、補助部品30は、梁21の長手方向に直交する方向における梁21の一方の縁部から突出する。
(支柱の腰壁への取付手順)
図7〜図9は、実施例1の支柱の腰壁への取付手順を示す分解斜視図である。以下、図7〜図9に基づいて、実施例1の支柱の腰壁への取付手順を説明する。
まず、図7に示すように、補助部品30を梁21の切欠き部Cへ配置する。この際、側壁部32が、リップ部21dと、幅方向Xにおいて同じ位置になるように揃えて配置する。次に、補助部品30を梁21に溶接によって固定する。
次に、図8に示すように、支柱10を梁21に配置する。この際、支柱10の取付座12を、補助部品30の中間片31aに載置する。次に、4つのボルトBを、取付座12と支持プレート15の貫通穴12aに挿入して、タップ穴36に捻じ込んで、ナットNに取り付ける。次に、図9に示すように、梁21に防水シート50を貼り付け、化粧板40を取り付ける。
次に、実施例1のナット取付構造及び建物の作用を説明する。実施例1のナット取付構造は、形鋼(梁21)にナットNを取り付けるナット取付構造である。このナット取付構造は、形鋼(梁21)の一面の幅に亘って切り欠かれた切欠き部Cと、切欠き部Cを塞ぐように設けられた補助部品30と、補助部品30の内面側に溶接固定されたナットNと、を備える(図8)。
これにより、ナットNを、形鋼(梁21)より小さくて取り回しがよい補助部品30に対して溶接することができる。そのため、ナットNの取付作業性を向上させることができる。
実施例1のナット取付構造は、補助部品30の縁部を支持する支持部材22,23を備える(図5,図6)。これにより、ナットNとボルトBによって補助部品30に取り付けられる相手部品(支柱10)の荷重を、支持部材22,23に分散することができる。そのため、形鋼(梁21)の耐荷重性能を向上させることができる。
実施例1のナット取付構造では、補助部品30の幅は、形鋼(梁21)の一面の幅より広い(図6)。これにより、補助部品30に取り付けられる、形鋼(梁21)の一面の幅方向におけるナットNの配置ピッチを広げることができる。そのため、サイズの大きい相手部品(支柱10)を、ナットNとボルトBによって補助部品30に取り付けることができる。
また、形鋼(梁21)に取り付ける相手部品(支柱10)の取付座12を大きくすることができる。そのため、相手部品(支柱10)を形鋼(梁21)に安定した姿勢で、取り付けることができる。
実施例1のナット取付構造では、補助部品30は、形鋼(梁21)の一面の幅方向の一方の縁部から突出する(図6)。これにより、補助部品30を、形鋼(梁21)の一面の幅方向の何れかの縁部に揃えることができる。そのため、補助部品30を形鋼(梁21)に対して、所望の位置に配置することができる。
実施例1のナット取付構造では、補助部品30の上面は、形鋼(梁21)の上面と、同じ高さである(図5)。これにより、相手部品(支柱10)の取付座12を、補助部品30と形鋼(梁21)とを跨いで当接した状態で取り付けることもできる。そのため、相手部品(支柱10)の取付座12を大きくして、相手部品(支柱10)を形鋼(梁21)に安定した姿勢で取り付けることができる。
実施例1のナット取付構造は、補助部品30と形鋼(梁21)を覆う防水シート50を備える(図9)。これにより、補助部品30と形鋼(梁21)の内部に水が浸入することを防止することができる。
実施例1の建物は、ナット取付構造を有する(図1)。これにより、様々な形やサイズの相手部品(支柱10)を形鋼(梁21)に取り付けることができる。
実施例2におけるナット取付構造について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
実施例2のナット取付構造は、補助部品の形状が異なる点で、実施例1のナット取付構造と相違する。
[補助部品の構成]
図10は、実施例2の補助部品の構成を示す側面図である。以下、実施例2の補助部品の構成を説明する。
補助部品130の補助部品本体131は、上下方向Zにおいて、高さH1より高い高さH2を有する。補助部品130の上面は、梁21の上面から、上下方向Zで、高い位置にある。
次に、実施例2のナット取付構造の作用を説明する。実施例2のナット取付構造は、補助部品30の上面は、形鋼(梁21)の上面より、高い(図10)。
これにより、補助部品30の下方に、スペースを確保することができる。そのため、形鋼(梁21)の下方に、ナットNや、ナットNに結合されるボルトBのスペースがなかったとしても、相手部品(支柱10)を結合することができる。なお、実施例2のこの他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるため、説明を省略する。
実施例3におけるナット取付構造について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
実施例3のナット取付構造は、補助部品の形状が異なる点で、実施例1のナット取付構造と相違する。
[補助部品の構成]
図11は、実施例3の補助部品の構成を示す側面図である。以下、実施例3の補助部品の構成を説明する。
補助部品230の補助部品本体231は、上下方向Zにおいて、高さH1より低い高さH3を有する。補助部品230の上面は、梁21の上面から、上下方向Zで、低い位置にある。
次に、実施例3のナット取付構造の作用を説明する。実施例3のナット取付構造は、補助部品30の上面は、形鋼(梁21)の上面より、低い(図11)。
これにより、ナットNとボルトBで補助部品30に固定される相手部品(支柱10)を、側面C3,C4に当接させることで、位置決めをすることができる。そのため、相手部品(支柱10)を補助部品30の所望の位置に取り付けることができる。なお、実施例3のこの他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるため、説明を省略する。
以上、本発明のナット取付構造及び建物を実施例1〜3に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1〜実施例3では、梁21の上方に補助部品30を設け、支柱10の下端を補助部品30に取り付ける例を示した。しかし、梁21の下方に補助部品30を設け、支柱の上端を補助部品30に取り付けてもよい。また、梁21の側方に補助部品30を設け、横架材の端部を補助部品30に取り付けてもよい。この場合、切欠き部Cは、梁21の一面としての側面の幅に亘って形成される。
実施例1〜実施例3では、ナットNは、補強プレート35を介して補助部品30に溶接される例を示した。しかし、ナットNは、補助部品30に直接溶接されてもよい。
実施例1〜実施例3では、形鋼を、ウェブ部21aと、第1フランジ部21bと、リップ部21dと、第2フランジ部21cと、からなる梁21とする例を示した。しかし、形鋼としては、この態様に限定されず、リップ溝形鋼や角形鋼管などであってもよい。
実施例1〜実施例3では、補助部品30は、幅方向Xにおいて、梁21のウェブ部21aから突出するように設けられる例を示した。しかし、補助部品30は、幅方向Xにおいて、梁21のリップ部21dから突出するように設けられてもよいし、梁21のウェブ部21aとリップ部21dの両方から突出するように設けられてもよい。
実施例1〜実施例3では、ナットNとボルトBによって補助部品30に取り付けられる相手部品を支柱10とする例を示した。しかし、ナットNとボルトBによって補助部品30に取り付けられる相手部品は、この態様に限定されない。
実施例1〜実施例3では、本発明のナット取付構造をユニット建物のバルコニーユニットに適用する例を示した。しかし、本発明のナット取付構造は、在来工法の建物や、ツーバイフォー工法の建物の形鋼が配置される箇所に適用できる。
1 ユニット建物
5 バルコニーユニット
10 支柱(相手部品の一例)
22,23 支持部材
21 梁(形鋼の一例)
30 補助部品
C 切欠き部
B ボルト
N ナット

Claims (9)

  1. 形鋼にナットを取り付けるナット取付構造であって、
    前記形鋼の一面の幅に亘って切り欠かれた切欠き部と、
    前記切欠き部を塞ぐように設けられた補助部品と、
    前記補助部品の内面側に溶接固定されたナットと、を備える
    ことを特徴とする、ナット取付構造。
  2. 前記補助部品の縁部を支持する支持部材を備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載のナット取付構造。
  3. 前記補助部品の幅は、前記形鋼の前記一面の幅より広い
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のナット取付構造。
  4. 前記補助部品は、前記形鋼の前記一面の幅方向の一方の縁部から突出する
    ことを特徴とする、請求項3に記載のナット取付構造。
  5. 前記補助部品の上面は、前記形鋼の上面と、同じ高さである
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のナット取付構造。
  6. 前記補助部品の上面は、前記形鋼の上面より、高い
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のナット取付構造。
  7. 前記補助部品の上面は、前記形鋼の上面より、低い
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のナット取付構造。
  8. 前記補助部品と前記形鋼を覆う防水シートを備える
    ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載のナット取付構造。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載のナット取付構造を有する建物。
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Citations (5)

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