JP2020024691A - 印刷受発注管理システム、印刷受発注サーバ、印刷受発注管理方法及びプログラム - Google Patents

印刷受発注管理システム、印刷受発注サーバ、印刷受発注管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供する。【解決手段】印刷受発注管理システムは、インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されているデータに基づいて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを決定し、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷受発注管理システム、印刷受発注サーバ、データ収集サーバ、印刷受発注管理方法及びプログラムに関する。
現在、インターネットを通じて印刷の依頼を受け付け、指定された配送先に、指定された期日に、印刷物を納品するサービスが実用化されている。
このサービスを実現する手法には、印刷を受け付けた事業者が自社の印刷設備を用いて対応する手法、受け付けた依頼を提携する複数の印刷事業者に提供し、最初に受託を表明した印刷事業者に印刷を発注する手法等がある。
この他、特許文献1には、インターネットを通じて印刷の依頼を受け付けた事業者が提携する印刷事業者の中から最適な一社を選択して発注するシステムが記載されている。
特開2013−16159号公報
今日実用化されているシステムには、解決されていない問題がある。
例えば印刷の依頼を受け付ける事業者(以下「窓口事業者」という。)が印刷事業者の選定に使用する情報と、提携先である印刷事業者が管理する情報とのずれの問題である。このずれは、多くの場合、窓口事業者が管理する情報の更新に人が介在することにより生じている。人が介在する理由は、サービスに参加する印刷事業者が異なれば、システム内に複数の製造メーカが製造した印刷装置が混在し、システム全体で統一したデータの扱いができないためである。また、同じ製造メーカが製造した印刷装置であっても、新旧の機種の間でデータの形式が異なる場合もある。
このような事情もあり、窓口事業者は、印刷を発注する印刷事業者の選定に使用する情報を、人手を介することなくリアルタイムに更新できる仕組みを必要としている。特に、印刷の発注後に、印刷の発注先である印刷事業者に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合、窓口事業者は、遅滞なく、他の印刷事業者を選定して印刷を再発注する必要があるが、情報の更新に人手が介在する現在のシステムでは、この種の事象の発生や影響の範囲をリアルタイムに検知することができない。
また、現在のシステムは、高い技能を有しながらも生産能力が小さい多数の印刷事業者を活用する仕組みが不十分である。結果的に、印刷の発注は、納品地の近くに位置する事業規模が小さい印刷事業者よりも、納品地から離れるが事業規模が大きい印刷事業者に集中する傾向にあり、印刷を依頼したユーザが希望する納品地への配送に余分なコストや時間が必要になる。
本発明は、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されているデータに基づいて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを決定し、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する印刷受発注管理システムである。
請求項2に記載の発明は、機種の違いを問わないデータ形式に整備されている前記データには、生産装置の現在の稼働状況、生産装置の現在の能力、センサにより検知された生産中の印刷物の品質情報、生産に関するスケジュール、消耗品の在庫に関する情報、故障の記録に関する情報、メンテナンスの記録に関する情報のいずれか1つ又は複数が含まれる、請求項1に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項3に記載の発明は、機種の違いを問わないデータ形式に整備されている前記データには、工場内の生産装置を操作する作業員個人の技術力と作業員個人の出勤スケジュールが含まれており、予め定めた条件を満たす技術力を有する作業員が配置される時間帯での印刷の実行が可能な工場に印刷を発注する、請求項1又は2に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項4に記載の発明は、1つの前記印刷の依頼が複数の納品先を含む場合、複数の納品先毎に、当該印刷の依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する、請求項1に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記印刷の依頼は、納品先の住所を指定するダイレクトメールの印刷である、請求項4に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項6に記載の発明は、印刷の発注後も発注先の工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知すると、当該工場に対する発注の全部又は一部を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼の条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場に印刷を発注する、請求項1に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項7に記載の発明は、人工知能を用いて、印刷を発注する工場を決定する、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項8に記載の発明は、インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、依頼の条件を満たす工場を決定して印刷を発注する印刷受発注サーバであり、インターネットを通じて印刷の依頼を受け付ける受付手段と、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されているデータに基づいて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する決定手段と、決定された工場に印刷を発注する発注手段とを有する、印刷受発注サーバである。
請求項9に記載の発明は、1つの前記印刷の依頼が複数の納品先を含む場合、前記決定手段は、複数の納品先毎に、当該印刷の依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する、請求項8に記載の印刷受発注サーバである。
請求項10に記載の発明は、前記決定手段は、印刷の発注後も発注先の工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知すると、当該工場に対する発注の全部又は一部を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼の条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、前記発注手段は、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場に印刷を発注する、請求項8に記載の印刷受発注サーバである。
請求項11に記載の発明は、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータを、機種の違いを問わないデータ形式に整備する整備手段を有する、請求項8に記載の印刷受発注サーバである。
請求項12に記載の発明は、前記決定手段は、人工知能を用いて、印刷を発注する工場を決定する、請求項8〜11のうちいずれか1項に記載の印刷受発注サーバである。
請求項13に記載の発明は、印刷の依頼を受け付ける印刷受発注サーバと通信可能に接続されるデータ収集サーバであり、工場内から、印刷物の生産に関係するデータを収集する第1の通信手段と、前記第1の通信手段を通じて収集される時間に伴って変化するデータを、機種の違いを問わないデータ形式のデータに整備する整備手段と、整備後のデータを前記印刷受発注サーバに対して自動的に送信する第2の通信手段とを有する、データ収集サーバである。
請求項14に記載の発明は、前記整備後のデータには、生産装置の現在の稼働状況、生産装置の現在の能力、センサにより検知された生産中の印刷物の品質情報、生産に関するスケジュール、消耗品の在庫に関する情報、故障の記録に関する情報、メンテナンスの記録に関する情報のいずれか1つ又は複数が含まれる、請求項13に記載のデータ収集サーバである。
請求項15に記載の発明は、前記整備後のデータには、工場内の生産装置を操作する作業員個人の技術力と作業員個人の出勤スケジュールが含まれる、請求項13又は14に記載のデータ収集サーバである。
請求項16に記載の発明は、インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されているデータに基づいて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを決定し、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する印刷受発注管理方法である。
請求項17に記載の発明は、インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、依頼の条件を満たす工場を決定して印刷を発注する印刷受発注サーバのコンピュータに、インターネットを通じて印刷の依頼を受け付ける機能と、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されているデータに基づいて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する機能と、決定された工場に印刷を発注する機能とを実行させるプログラムである。
請求項18に記載の発明は、印刷の依頼を受け付ける印刷受発注サーバと通信可能に接続されるデータ収集サーバのコンピュータに、工場内から、印刷物の生産に関係するデータを収集する機能と、収集された時間に伴って変化するデータを、機種の違いを問わないデータ形式のデータに整備する機能と、整備後のデータを前記印刷受発注サーバに対して自動的に送信する機能とを実行させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
請求項2記載の発明によれば、工場側の状態に応じて発注先を決定できる。
請求項3記載の発明によれば、品質が高い工場に発注できる。
請求項4記載の発明によれば、納品地に近い1つ又は複数の工場に印刷を発注できる。
請求項5記載の発明によれば、ダイレクトメールが配布される地域の工場に発注できる。
請求項6記載の発明によれば、印刷の発注後に発注先の工場で故障などが発生した場合にも自動的に他の工場に印刷を発注することができる。
請求項7記載の発明によれば、発注先となる工場の決定の精度の向上を期待できる。
請求項8記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
請求項9記載の発明によれば、納品地に近い1つ又は複数の工場に印刷を発注できる。
請求項10記載の発明によれば、印刷の発注後に発注先の工場で故障などが発生した場合にも自動的に他の工場に印刷を発注することができる。
請求項11記載の発明によれば、各工場から収集されるデータ形式が異なる場合でも発注先となる工場の決定の精度の向上を期待できる。
請求項12記載の発明によれば、発注先となる工場の決定の精度の向上を期待できる。
請求項13記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
請求項14記載の発明によれば、工場側の状態に応じて発注先を決定できる。
請求項15記載の発明によれば、品質が高い工場に発注できる。
請求項16記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
請求項17記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
請求項18記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
印刷受発注管理システムの例を概念的に説明する図である。 工場内の接続関係及び工場と印刷受発注サーバの接続関係の例を説明する図である。 印刷受発注サーバのハードウェア上の構成例を示す図である。 印刷受発注サーバの機能上の構成例を示す図である。 データ収集サーバのハードウェア上の構成例を示す図である。 データ収集サーバの機能上の構成例を示す図である。 工場内で発生する動的なデータの収集を説明する図である。 印刷オーダの受信から発注に伴うデータの流れを説明する図である。 印刷の発注後に発注先の工場で故障などのイベントが発生した場合の再発注を自動的に実行する例を説明する図である。 ダイレクトメールの印刷が依頼された場合における分散的な発注の例を説明する図である。 発注先の決定に工場で勤務する作業者のスケジュールも考慮される例を説明する図である。(A)は印刷スケジュールの例を示し、(B)は作業員Aの出勤スケジュールの例を示し、(C)は作業員Bの出勤スケジュールの例を示し、(D)は作業員Cの出勤スケジュールを示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<システム全体の構成>
本実施の形態に係るシステム全体の構成を図1及び図2を用いて説明する。
図1は、ネット印刷システム1の例を概念的に説明する図である。図2は、工場400内の接続関係及び工場400と印刷受発注サーバ300の接続関係の例を説明する図である。
なお、図1及び図2は概念図であり、実際の構成や接続関係は図1及び図2に示す内容に限らない。
ネット印刷システム1は、インターネット100経由で印刷を依頼するユーザが操作するユーザ端末200と、ユーザ端末200から印刷の依頼を受け付ける印刷受発注サーバ300と、印刷受発注サーバ300から発注を受けた印刷を実行する工場400とで構成される。
ユーザ端末200は、ユーザ側に設けられる端末であり、例えば印刷を依頼するユーザが操作するインターネット端末、プロセスの進捗の状況に応じて印刷の依頼を自動的に出力する管理端末である。管理端末の具体例には、EC(=Electronic Commerce)、WMS(=Warehouse Management System)、MA(=Marketing Automation)、CRM(=Customer Relationship Management)、SCM(=Supply Chain Management)、ERP(=Enterprise Resource Planning)などがある。もっとも、印刷受発注サーバ300による印刷の依頼の受付は、インターネット100経由に限らない。例えばネット印刷システム1を通じて提供されるネット印刷サービスを提供する窓口事業者の従業員が、印刷受発注サーバ300に接続された不図示の端末を操作して印刷の依頼を印刷受発注サーバ300に入力してもよい。
本実施の形態の場合、ネット印刷システム1を構成する工場400の全ては、1つの国又は地域に存在する必要はなく、複数の国又は地域に分散して存在してもよい。図1の場合、6つの工場400は、日本とアメリカに分散して存在している。
本実施の形態において、工場400とは、印刷物の生産に用いられる装置(以下「生産装置」ともいう。)が配置されている場所の意味で使用する。従って、工場400は、生産装置が1台だけ配置されている印刷所や事業所も含む。
また、工場400は、印刷専用の場所である必要はなく、区画の一部に生産装置が配置されている場所でもよい。例えば配送事業者、郵便事業者、電気事業者、ガス事業者、公益法人、医療事業者等の施設や事業所も、区画の一部に印刷物の生産装置が配置されていれば、本実施の形態における工場400に含まれる。換言すると、印刷物の生産装置を配置していれば、事業者の業種は問わない。この意味で、配送事業者、郵便事業者、電気事業者、ガス事業者、公益法人、医療事業者等も印刷事業者に含まれる。
本実施の形態の場合、工場400は、複数の印刷事業者が管理している。図1の場合、印刷事業者W、X、Y、Zの4社である。これは、紙面の制約のためであり、実際には数の制約はない。なお、印刷事業者W、X、Y、Zは、異なる法人である。また、印刷事業者W、X、Y、Zは、資本関係や系列関係などの業務上の関係を有する必要はない。むしろ本実施の形態では、資本関係や系列関係などの業務上の関係を有しない印刷事業者W、X、Y、Zを想定する。
なお、印刷事業者は工場400を所有している必要はなく、印刷物を生産する生産装置を所有している必要もない。
また、本実施の形態の場合、印刷受発注サーバ300に接続される工場400の数は印刷事業者毎に異なってよい。
図1の場合、印刷事業者W、X、Zが接続する工場400の数は1つであるが、印刷事業者Yが接続する工場400の数は3つである。すなわち、各印刷事業者が印刷受発注サーバ300に接続する工場400の数は任意である。
本実施の形態の場合、工場400には、印刷に関連する情報を収集して印刷受発注サーバ300に登録するデータ収集サーバ500と、印刷物を生産する印刷装置600と、印刷物に加工を施す加工装置700と、印刷のスケジュールを管理するワークフロー管理装置800と、人員の配置を管理する人員管理装置900と、消耗品の在庫を管理する在庫管理装置1000と、印刷物の品質、工場内の環境、工場内の人の動き等を検知するセンサ1100が配置されている。
ここでの印刷装置600と加工装置700は、いずれも生産装置の一例である。図1の例では、印刷装置600と加工装置の700の両方が工場に配置されているが、いずれか一方だけが工場400に配置されてもよい。換言すると、工場400は、印刷専用の工場でもよいし、加工専用の工場でもよい。
また、ワークフロー管理装置800と人員管理装置900は、生産管理装置の一例である。また、在庫管理装置1000は、在庫管理装置の一例である。
なお、本実施の形態では、印刷受発注サーバ300とデータ収集サーバ500とで構成されるシステムを印刷受発注管理システムと呼ぶ。
本実施の形態の場合、データ収集サーバ500は、印刷受発注サーバ300を運用する窓口事業者が各工場400に設置する。
図1の場合、工場400内には印刷装置600を1台だけ描いているが、これは作図上の制約によるものであり、配置される台数は任意である。従って、工場400に配置される印刷装置600の台数は1台でもよいし、複数台でもよい。印刷装置600の製造メーカは、工場400毎に異なってもよい。また、工場400内には、複数の製造メーカの印刷装置600が混在してもよい。
加工装置700についても、印刷装置600と同様である。すなわち、加工装置700は、工場400内に1台に限る必要はなく、複数台でもよい。また、加工装置700の製造メーカは、工場400毎に異なってもよい。また、工場400内には、複数の製造メーカの加工装置700が混在してもよい。
ワークフロー管理装置800は、工場内での生産を一括管理する装置である。例えばワークフロー管理装置800は、印刷ジョブの受注処理、同じ仕様の印刷ジョブをまとめた面付け処理、印刷スケジュールや加工スケジュールの管理、印刷や加工の進捗管理等を実行する。
ワークフロー管理装置800は、工場内のネットワークを通じて、印刷装置600や加工装置700と接続され、各種のデータを受け渡しする。例えば受信した印刷データ(版データ)は、印刷スケジュールに従って、ワークフロー管理装置800から印刷装置600に送信される。
本実施の形態におけるワークフロー管理装置800は、(i) 用紙等の記録材が印刷の過程で搬送される経路上に配置され、印刷の不良や異常を検知するセンサ1100からの出力データ、(ii)印刷物が加工の過程で搬送される経路上に配置され、加工の不良や異常を検知するセンサ1100からの出力データ、(iii) 完成品としての印刷物の汚れや不良等の品質を管理するセンサ1100からの出力データ等も管理する。
ここでのセンサ1100は、印刷装置600や加工装置700の筐体内に配置されていてもよいし、印刷装置600や加工装置700とは別に配置されていてもよい。これらセンサ1100から出力されるデータの形式は、センサ1100の種類や製造メーカによって異なる。
また、本実施の形態におけるワークフロー管理装置800は、生産された商品(加工を別工場で行う場合には加工前の印刷物)の納品に使用する配送サービス会社の情報も管理する。配送サービス会社の情報には、配送サービスを提供する事業者の名称、サービスの名称、配送サービスの詳細、出荷日、出荷番号、発注単位の請求額、発注元単位の総請求額、工場外での利用を禁止する情報を指定する情報等も管理する。
ワークフロー管理装置800は、これらの情報の管理や機能の提供をコンピュータ上で動作するアプリケーションプログラムを通じて実現する。
本実施の形態における人員管理装置900は、工場内での作業に従事する作業員別の技能、出勤スケジュール等を管理する。また、本実施の形態における人員管理装置900は、作業員に取り付けた行動センサの出力の履歴も管理する。ここでの行動センサは、センサ1100の一例である。行動センサは、例えば作業員が携帯してもよいし、衣服等に取り付けられていてもよい。また、行動センサは、例えばカメラでもよい。カメラを行動センサとして用いる場合、人員管理装置900は、撮像された画像内の作業員の移動や作業を、顔認識技術によって特定された作業員に紐付けて管理してもよい。
また、センサ1100は、作業員が作業に用いる機材に取り付けられていてもよい。この場合、人員管理装置900は、工場内での機材の移動を作業員と紐付けて管理してもよい。
本実施の形態における在庫管理装置1000は、印刷装置600で消費される用紙、インク、トナー、加工装置700で消費されるフィルム等の部材の在庫に関する情報を管理する。なお、在庫に関する情報は、在庫を識別する符号(すなわち在庫ID)、部材の名称、部材のカテゴリ、在庫数、部材を供給する事業者を識別する符号(すなわちサプライヤID)、事業者の名称、事業者が供給する部材のタイプ等を含んでよい。
在庫に関する情報は、例えば在庫を識別する符号を部材の消費時に読み取ることにより更新される。また、在庫や在庫の包装に付されているICタグに記録されている情報の読み取りにより更新される。
データ収集サーバ500は、印刷装置600、加工装置700、ワークフロー管理装置800、人員管理装置900、在庫管理装置1000、センサ1100と通信し、各装置から印刷に関する各種の情報を収集する。ここでの通信は、有線によっても無線によっても構わない。
データ収集サーバ500は、例えば印刷装置600から、装置を識別する符号(すなわち装置ID)、装置名、装置のスペック情報、装置のステータス、ステータスの詳細、印刷の種類(タイプ)、印刷の速度、速度の単位、取扱可能な用紙の最大サイズと最小サイズ、色空間と色基準の情報、日次生産能力等の情報を収集する。
ここでのステータスは、例えばアイドル状態、故障、使用中、メンテナンス中によって特定される。これらの情報の記述の形式は、印刷装置600の製造メーカによって異なり、同じ製造メーカでも機種によって異なる場合がある。
また、データ収集サーバ500は、例えば加工装置700から、装置を識別する符号(すなわち装置ID)、装置名、装置のスペック情報、装置のステータス、ステータスの詳細、加工の種類(タイプ)、加工の速度、速度の単位、日次生産能力等の情報を収集する。
ここでのステータスは、印刷装置600の場合と同じである。また、加工の種類には、例えば折り加工、角丸加工、孔開け加工、ミシン加工、スジ入れ加工、表面加工、箔押し加工、パネル加工、型抜き加工等がある。これらの情報の記述の形式は、印刷装置600の製造メーカによって異なり、同じ製造メーカでも機種によって異なる場合がある。
また、データ収集サーバ500は、例えばワークフロー管理装置800から、受注情報、印刷スケジュール、加工スケジュール、各スケジュールの進捗情報、各生産装置の稼働状況、各生産装置の稼働率、各生産装置のメンテナンス記録等の情報を取得する。
また、データ収集サーバ500は、人員管理装置900から、工場内での作業に従事する作業員別の技能、出勤スケジュール等の情報を取得する。
また、データ収集サーバ500は、在庫管理装置1000から、生産装置で消費される消耗品の在庫に関する情報を収集する。
データ収集サーバ500は、各装置やセンサ1100における情報の発生と同時に取得する。すなわち、本実施の形態におけるデータ収集サーバ500は、工場内での生産に伴い発生し、時間とともに変化する情報を自動的に収集する。
また、本実施の形態におけるデータ収集サーバ500は、収集した情報を機種の違いを問わない形式の情報に整備(クレンジング)する機能を備え、クレンジング後(整備後)の情報を印刷受発注サーバ300に送信する。ここでの機種の違いには、製造メーカの違いが含まれる。
本実施の形態の場合、データ収集サーバ500は、クレンジング後(整備後)の情報を分析した情報もセキュリティが確保された回線等を通じて印刷受発注サーバ300に送信する。クレンジング後(整備後)の情報を分析した情報も、機種の違いを問わない形式の情報の一例である。なお、クレンジング後(整備後)の情報を分析した情報には、例えば生産装置の現在時点での稼働空き状況、生産装置の将来時制での稼働空き状況の予測、在庫量の予測等が含まれてもよい。なお、稼働空き状況の計算には、メンテナンスの予定や休日等も反映される。
本実施の形態の場合、印刷データは、印刷受発注サーバ300からワークフロー管理装置800に直接送信されているが、データ収集サーバ500を経由してワークフロー管理装置800に与えることも可能である。
<各サーバの構成>
<印刷受発注サーバの構成>
ここでは、印刷受発注サーバ300の構成について説明する。
図3は、印刷受発注サーバ300のハードウェア上の構成例を示す図である。
図3に示すように、印刷受発注サーバ300は、プログラム(基本ソフトウェアを含む)の実行を通じて装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)301と、BIOS(Basic Input Output System)を記憶するROM(Read Only Memory)302と、プログラムの実行領域として使用されるRAM(Random Access Memory)303とを有している。
CPU301、ROM302、RAM303は、いわゆるコンピュータを構成し、各種の情報処理を実行する。なお、ROM302は、例えば不揮発性の半導体メモリによって構成される。
ハードディスク装置(HDD)304は、基本ソフトウェア、各工場400のデータ収集サーバ500からアップロードされた情報を解析するアプリケーションプログラム、ユーザが指定した印刷の条件を満たす工場400を決定するアプリケーションプログラム、受注した印刷の依頼を管理する情報、各工場400に関する情報等を記憶する。
本実施の形態では、情報の解析に人工知能を使用する。もっとも、予め定めた規則に従って情報を解析するアプリケーションプログラムでもよい。
受注した印刷の依頼を管理する情報には、例えば受注ID、依頼者に関する情報、依頼時に指定された条件、印刷データに関する情報、請求ID、請求に関する情報、受注した印刷の進捗状況等が含まれる。図3の場合、依頼者に関する情報は、依頼者データベース(依頼者DB)304Aに記憶される。また、依頼時に指定された条件、請求に関する情報、受注した印刷の進捗状況等の情報は、依頼データベース(依頼DB)304Bに記憶される。依頼者データベース(依頼者DB)304Aと依頼データベース(依頼DB)304Bは、ハードディスク装置304の記憶領域の一部に記憶される。
ここでの依頼者に関する情報には、例えば依頼者を識別する符号(すなわち顧客ID)、依頼者の名称、依頼者の居住地又は所在地、依頼者側の担当者に関する情報、依頼者の連絡先、依頼者の業種、顧客別に用意されたサービス上の管理番号、請求先の情報等が含まれる。
依頼時に指定された条件には、例えば希望の納期、希望の印刷事業者、希望の工場、印刷を実行する国又は地域、希望のアプリケーション、希望の金額、希望の配送方法、希望の用紙の種類、用紙の重量、希望の色プロファイル、希望の生産数量、仕上がりサイズ、片面又は両面印刷の指定、加工のタイプ、文書レイアウトのセクションの指定、製品の形態、単商品又は複数商品等を含む。ここでのアプリケーションは、例えばダイレクトメール、本等の印刷物の種別の指定に用いられる。ここでのダイレクトメールには、個人を宛先とする印刷物の配送に限らず、事業者を宛先とする印刷物の配送も含まれる。
なお、製品の形態には、例えば書籍、ポストカード、ちらし、名刺、チケット、カタログ、伝票、封筒、シール、ラベル、袋、箱(パッケージ)等がある。
印刷データに関する情報には、例えば印刷データ、印刷データのファイルフォーマット等がある。
本実施の形態の場合、データ収集サーバ500から受信される情報は、ハードディスク装置304の一部の記憶領域である工場データベース(工場DB)304Cに記憶される。工場データベース(工場DB)304Cは、蓄積手段及び蓄積装置の一例である。
本実施の形態の場合、工場データベース304Cには、データ収集サーバ500からアップロードされる新たな情報が自動的に蓄積され更新される。
工場データベース304Cには、データ収集サーバ500からアップロードされた情報に基づいて印刷受発注サーバ300が算出する情報も記録される。
データ収集サーバ500からアップロードされた情報に基づいて算出される情報には、例えば各工場の品質を評価した情報、各工場の過去の状態や現在の状況、過去の実績から計算される生産能力、予測されるスケジュール等が含まれる。
また、工場データベース304Cには、工場400の所在地、営業日等の登録情報も記録される。ここでの登録情報は時間の経過に伴って変化しない、いわゆる静的な情報である。
また、工場データベース304Cには、印刷の依頼者であるユーザによる工場400の評価、インターネット等を通じて受け付けた印刷をサービスに参加する工場400に発注する事業者による工場400の評価、過去の納期での遅延に関する記録、過去の納品に対して確認された品質の不良に関する記録等も記録される。
本実施の形態の場合、これらの情報の算出にも、人工知能を使用する。もっとも、予め定めた規則に従って情報を算出するアプリケーションプログラムを用いてもよい。
後述するように、データ収集サーバ500は、新たなデータが発生するたび、又は、事象の変化が検知されるたび、それらの情報を印刷受発注サーバ300にアップロードする。このため、工場データベース304Cの情報は、本実施の形態に係るネット印刷サービスに参加する工場400の状況をリアルタイムで反映している。換言すると、工場データベース304Cの情報と工場400内の状況は同期関係にある。
図1の例では、工場データベース304Cをハードディスク装置304に記憶しているが、工場データベース304Cは、クラウドサーバ上に記憶してもよい。
なお、クラウドサーバに記憶する場合、印刷受発注サーバ300と工場データベース304Cとは同じ国又は地域に存在する必要はなく、異なる国又は地域に分散してもよい。
また、本実施の形態におけるハードディスク装置304には、印刷の依頼者が指定した条件を満たす発注先を決定する際に使用する受発注関係の学習済みモデル304Dが記憶されている。
学習済みモデル304Dは、工場データベース304Cで管理される工場400の中から印刷の条件に適合する発注先を決定するための規則を与える。本実施の形態の場合、学習済みモデル304Dは、蓄積された受発注の記録、決定された発注先に対する依頼者による発注先に対する評価の登録や更新、印刷受発注サーバ300内で計算される工場に対する評価の登録や更新等を学習する人工知能により常に更新される。
この他、印刷受発注サーバ300には、CPU301で実行されるアプリケーションプログラムの操作画面の表示に用いられる表示部305、当該操作画面を操作する作業者の入力に用いられる操作入力部306、インターネット100との通信に用いられる通信インタフェース(通信IF)307が設けられている。
ここでの表示部305及び操作入力部306は、印刷受発注サーバ300の筐体に対して外付けされていてもよい。また、印刷受発注サーバ300には、不図示の印刷装置が接続されていてもよい。
図3に示す各部は、不図示のバスや不図示の通信線を通じて互いに接続されている。
図4は、印刷受発注サーバ300の機能上の構成例を示す図である。
図4に示す機能上の構成は、CPU301(図3参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。ここでの機能上の構成は、単一のプログラムに限らず、複数のプログラムの連携によって実現されてもよい。
機能面から見た印刷受発注サーバ300は、印刷の依頼を受け付けるオーダ受付部311と、受け付けた依頼の条件に対して最適な発注先を自動的に決定する発注先決定部312と、決定された発注先である1つ又は複数の工場400(図1参照)に対して印刷を発注する発注部313と、過去の受発注関係を学習して学習済みモデル304Dを更新する受発注関係学習部(AI)314と、工場データベース(工場DB)304Cに蓄積する分析データを計算する分析データ計算部315としての機能を有している。
オーダ受付部311は、Webサーバ等を通じて印刷の依頼を受け付ける受付手段の一例であり、受け付けた印刷の依頼を受注IDによって管理する。オーダ受付部311は、依頼者データベース304Aに依頼者に関する情報を登録し、又は、登録されている依頼者の情報を読み出す。
また、オーダ受付部311は、受け付けた依頼の条件等を依頼データベース304Bで管理する。依頼の条件には、印刷物を納品する場所、すなわち納品地の希望が含まれる。納品地は、個人の住所地に限らず、事業者の居所も含まれる。
また、納品地とは別に、印刷に使用する工場400が存在する場所の希望が含まれてもよい。ここでの希望は、例えば国又は地域、国又は地域内の行政単位、行政単位の集合を表現する名称等で指定してもよい。なお、行政単位の階層的な構造や各階層の呼び方は国や地域によっても異なる。
発注先決定部312は、依頼の条件を満たす工場400(図1参照)を発注先として決定する。発注先決定部312は、決定手段の一例である。発注先として決定される工場400は、1つの依頼に対して1つの場合もあれば、1つの依頼に対して複数の場合もあり得る。本実施の形態の場合、依頼の条件に含まれる納品地に近い工場400への発注を優先する。
発注先の決定には、工場データベース304Cと学習済みモデル304Dが用いられる。学習済みモデル304Dには、より適切な発注先を決定するためのモデルが記録されている。また、工場データベース304Cには、工場400側と同期する情報(状態、生産能力、スケジュール)に加え、工場400(図1参照)の品質に対する評価、過去の受発注の記録等が蓄積されている。ここでの評価は品質情報の一例である。
発注部313は、発注先に決定された工場400(図1参照)に配置されているデータ収集サーバ500に対して発注情報(例えば印刷のアプリケーション、加工の内容、部数、納品先、価格情報等)を送信するとともに、ワークフロー管理装置800(図1参照)に対して印刷データを送信する。ここでの発注部313は、発注手段の一例である。また、発注情報は、発注データの一例である。前述したように、発注部313は、印刷データをデータ収集サーバ500に送信してもよい。
本実施の形態における受発注関係学習部314は、人工知能(AI)の機能を用いて工場データベース304Cに記憶されている印刷の条件に対して決定された発注先、発注先としての工場を評価した情報等の関係を学習し、学習の成果を学習済みモデル304Dに反映する。
なお、工場データベース304Cに記憶されている情報は、機種の違いを問わない形式の情報に整備された後のデータ又はそれらを処理したデータであるので学習の精度が高まり易い。
分析データ計算部315は、各工場400から自動的に工場データベース304Cに蓄積される生産装置の稼働の状態、生産能力、スケジュール等の情報に基づいて、各生産装置についての現在及び過去の稼働の状態、生産装置の将来時制での稼働空き状況の予測、将来の在庫量等を分析する。
なお、データ収集サーバ500(図1参照)で同等の分析処理が実行されている場合には、分析データ計算部315を設けなくてもよい。
<データ収集サーバの構成>
次に、データ収集サーバ500の構成について説明する。
図5は、データ収集サーバ500のハードウェア上の構成例を示す図である。
図5に示すように、データ収集サーバ500は、プログラム(基本ソフトウェアを含む)の実行を通じて装置全体を制御するCPU501と、BIOSを記憶するROM502と、プログラムの実行領域として使用されるRAM503とを有している。
CPU501、ROM502、RAM503は、いわゆるコンピュータを構成し、各種の情報処理を実行する。なお、ROM502は、例えば不揮発性の半導体メモリによって構成される。
ハードディスク装置504は、基本ソフトウェア、印刷受発注サーバ300から受信された発注情報、工場400内から収集された生データが記憶される生データデータベース(生データDB)504A、生データを機種の違いを問わない形式の情報に整備(クレンジング)した後の生データが記録されるクレンジング済み生データデータベース(クレンジング済み生データDB)504B、クレンジング済みの生データを分析した結果が記憶される分析結果データベース(分析結果DB)504C等を記憶する。
本実施の形態では、データ収集サーバ500が、工場内から収集するデータを生データという。
印刷装置600からは、製造メーカや機種に依存したデータ形式により、例えば装置ID、装置名、装置のスペック情報、装置のステータス、ステータスの詳細、印刷の種類(タイプ)、印刷の速度、速度の単位、取扱可能な用紙の最大サイズと最小サイズ、色空間と色基準の情報、日次生産能力等の情報が工場内ネットワークを通じて自動的に収集される。
加工装置700からは、製造メーカや機種に依存したデータ形式により、例えば装置ID、装置名、装置のスペック情報、装置のステータス、ステータスの詳細、加工の種類(タイプ)、加工の速度、速度の単位、日次生産能力等の情報が工場内ネットワークを通じて自動的に収集される。
ワークフロー管理装置800からは、データを管理するアプリケーションプログラムに依存したデータ形式により、例えば受注情報、印刷スケジュール、スケジュールの進捗情報、各生産装置の稼働状況、各生産装置の稼働率、各生産装置のメンテナンス記録等の情報が工場内ネットワークを通じて自動的に収集される。
人員管理装置900からは、データを管理するアプリケーションプログラムに依存したデータ形式により、工場内での作業に従事する作業員別の技能、出勤スケジュール等の情報が工場内ネットワークを通じて自動的に収集される。
在庫管理装置1000からは、データを管理するアプリケーションプログラムに依存したデータ形式により、生産装置で消費される消耗品の在庫に関する情報が工場内ネットワークを通じて自動的に収集される。
また、不図示の検査装置等に搭載されるセンサ1100からは、製造メーカや機種に依存したデータ形式により、各センサの出力がIoTネットワーク等を通じて自動的に収集される。
本実施の形態の場合、分析結果データベース504Cには、例えば生産装置の現在時点での稼働空き状況、生産装置の将来時制での稼働空き状況の予測、在庫量の予測、生産装置の稼働スケジュール等が分析結果として記憶される。分析結果の内容やデータの形式は、工場400の違いによらず統一した内容と形式で記録される。
なお、生データのクレンジング(整備)やクレンジング後(整備後)の生データの分析には、人工知能を使用してもよい。もっとも、予め定めた規則に従って情報を解析するアプリケーションプログラムを使用してもよい。
この他、データ収集サーバ500には、CPU501で実行されるアプリケーションプログラムの操作画面の表示に用いられる表示部505、当該操作画面を操作する作業者の入力に用いられる操作入力部506、インターネット100や不図示の工場内ネットワークとの通信に用いられる通信インタフェース(通信IF)507が設けられている。
ここで、工場内ネットワークとの通信には、例えばLAN(Local Area Network)を使用する。工場内ネットワークとの通信に用いられる通信インタフェース507のうちデータの収集に用いられる通信部は、第1の通信手段の一例である。工場内ネットワークとの通信に用いられる通信インタフェース507のうち発注情報の送信に用いられる通信部は、第2の通信手段の一例である。
ここでの表示部505及び操作入力部506は、データ収集サーバ500の筐体に対して外付けされていてもよい。
図5に示す各部は、不図示のバスや不図示の通信線を通じて互いに接続されている。
図6は、データ収集サーバ500の機能上の構成例を示す図である。
図6に示す機能上の構成は、CPU501(図5参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。ここでの機能上の構成は、単一のプログラムに限らず、複数のプログラムの連携によって実現されてもよい。
機能面から見たデータ収集サーバ500は、工場400内の印刷装置600、加工装置700、ワークフロー管理装置800、人員管理装置900、在庫管理装置1000、センサ1100との通信により各装置やセンサから発注先の決定に使用される情報を生データとして収集する生データ収集部511と、収集された生データを機種の違いを問わない形式にクレンジング(整備)するクレンジング部512と、クレンジング済みの生データを分析して発注先の決定や各工場400に固有の問題の改善に有用な情報を生成するデータ分析部513と、クレンジング済みの生データや分析結果を印刷受発注サーバ300(図1参照)にアップロードするデータアップロード部514と、印刷受発注サーバ300から発注情報を受信する発注情報受信部515としての機能を有している。
生データ収集部511は、工場内の生産装置等との通信により、生産装置等の状況、生産能力、スケジュール等を表す情報をリアルタイムで収集する。データの収集は、生データ収集部511による生産装置等への送信指示に対する応答として実現してもよいし、生産装置等から一方的に出力されるデータの受信によって実現してもよい。
収集の対象とするデータは、基本的に、時間の経過に伴って動的に変化する。もっとも、変化の周期はデータの種類によって異なる。
なお、生産装置等で発生又は管理される情報の全てを収集してもよいが、変化が検知された情報だけを選択的に収集してもよい。変化を検知する機能は、生データ収集部511に設けられてもよいし、生産装置等に設けられてもよい。
クレンジング部512は、製造メーカや機種等に依存するデータの形式等の違いを予め定めたデータの形式にクレンジング(整備)する。クレンジングは、ハードウェアに依存したデータ形式のデータだけでなく、アプリケーションプログラムに依存したデータ形式のデータも対象とされる。クレンジングでは、例えばデータフォーマットの変換だけでなく、表記の揺れや情報の重複も取り除かれる。クレンジング部512は、整備手段の一例である。
クレンジング部512は、作業員の個人情報の匿名化、印刷受発注サーバ300(図1参照)への情報の提供を禁止する情報の除去等を実行してもよい。なお、印刷受発注サーバ300へのアップロードは禁止するが、データ収集サーバ500によるデータ分析での使用が許可されているデータについては、クレンジング部512が印刷受発注サーバ300への送信を禁止するフラグ等を付した上でクレンジング(整備)を行ってもよい。
データ分析部513は、クレンジング後の生データを分析し、個々の生産装置又は工場全体での稼働率、生産装置の故障の予測、メンテナンスの予測、エラーパターンの予測、生産装置の状態、生産装置の生産能力、生産能力を向上させるスケジュール案、利益率を向上させるスケジュール案等を出力する。
データ分析部513は、分析の結果を表示部505(図5参照)の作業画面に表示する機能も備えている。
データアップロード部514は、クレンジング済みの生データやその分析結果を印刷受発注サーバ300に自動的にアップロードする。
このうち、クレンジング済みの生データは、データ処理の後、遅滞なく自動的にアップロードされる。このアップロードにより、印刷受発注サーバ300が発注先の決定に使用する工場データベース304C(図4参照)のデータと、アップロード元である工場400(図1参照)内のデータとが同期される。
前述したように、印刷受発注サーバ300へのアップロードが禁止されているデータは、アップロードの対象から除外される。本実施の形態の場合、データアップロード部514には、例えば予め定めた情報以外の情報がアップロードされないようにフィルタリングする機能が設けられている。
本実施の形態におけるデータアップロード部514は、通信内容の安全が保たれた状態で印刷受発注サーバ300との通信を実行する。
発注情報受信部515は、印刷受発注サーバ300からの発注情報の通知を受信する。発注情報受信部515は、ワークフロー管理装置800(図1参照)と連携し、発注情報の一部をワークフロー管理装置800と共有する。
<印刷受発注管理方法の例>
以下では、ネット印刷システム1(図1参照)において実行される印刷受発注管理方法の例を説明する。
図7は、工場400内で発生する動的なデータの収集を説明する図である。
図7には、工場400内に存在するデータ収集サーバ500で収集されたデータが、インターネット上に存在する印刷受発注サーバ300に集約されるまでのデータの流れを概念的に示している。
図7における生産装置等は、印刷装置600(図1参照)、加工装置700(図1参照)、ワークフロー管理装置800(図1参照)、人員管理装置900(図1参照)、在庫管理装置1000(図1参照)、センサ1100(図1参照)である。
図7の場合、生産装置等でデータの発生や変化を検知するイベントが発生すると、イベントに関する生データが生産装置等からデータ収集サーバ500に自動的に送信される。データ収集サーバ500は、受信した生データを蓄積した後、クレンジング(整備)し、更に分析して印刷受発注サーバ300にアップロードする。本実施の形態の場合、分析の対象であるデータはクレンジング済みであるので、分析後に印刷受発注サーバ300にアップロードされるデータもクレンジング後のデータの一形態である。印刷受発注サーバ300は、新たに受信されたデータで蓄積データを更新する。
図中のアップロード#1では、分析処理の実行後にアップロードを実行しているが、分析処理の実行前にクレンジング後の生データをアップロードしてもよい。アップロード#2は、クレンジング(整備)後のデータを分析前にアップロードしている。なお、分析結果のアップロードは、アップロード#2−1として別途実行される。
また、図7では、イベント単位でアップロードを実行しているが、複数のイベントに対応する生データをまとめてアップロードしてもよい。
ただし、印刷受発注サーバ300に蓄積されるデータと工場400内のデータとを同期させる観点からは、イベントの発生からアップロードまでの時間は短いほど好ましい。
図8は、印刷オーダの受信から発注に伴うデータの流れを説明する図である。
図8には、印刷受発注サーバ300で印刷オーダが受信されてから発注先が決定されて、発注情報が工場400側のデータ収集サーバ500に送信されるまでのデータの流れを概念的に示している。工場データベース304C(図3参照)を参照して発注先を決定する。工場データベース304Cでは、工場400内に配置された生産装置等の最新の情報が、機種の違いを問わない形式で管理されている。
図8に示す印刷オーダ#1の事例は、1つの工場400Aが発注先#1に決定される場合に対応する。このため、発注#1が工場400Aに配置されたデータ収集サーバ500に送信されている。
なお、データ収集サーバ500は、連携するワークフロー管理装置800(図1参照)等に受信した発注情報を転送する。
図8に示す印刷オーダ#2の事例は、2つの工場400A及び400Bが発注先#2に決定される場合に対応する。1つの印刷オーダを複数の発注に分割する事例は、例えば1つの工場だけでは、印刷オーダで指定された印刷の条件を満たすことができない場合、後述するように納品先が複数の地域に分散している場合等に発生する。
図8の例では、発注#2Aが工場400Aのデータ収集サーバ500に送信され、発注#2Bが工場400Bのデータ収集サーバ500に送信されている。
次に、印刷の発注後に発注先の工場で納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合の動作について説明する。
従前のシステムの場合、ユーザから印刷の依頼を受け付ける事業者は、発注後に発注先の工場内部で納期や品質に影響する事象が発生しても、影響が確定して印刷事業者側から連絡を受けない限り知り得ない。また、知り得る場合でも、人手を介して情報が更新される分、対応が遅れてしまう。
図9は、印刷の発注後に発注先の工場で故障などのイベントが発生した場合の再発注を自動的に実行する例を説明する図である。
図9には、図8との対応部分に対応する符号を付して示している。
図9の場合も、印刷オーダ#1を受信した印刷受発注サーバ300は、発注先#1として工場400Aを決定し、そのデータ収集サーバ500に発注#1を送信する点で、図8の例と共通する。
勿論、データ収集サーバ500は、受信した発注#1をワークフロー管理装置800(図1参照)等に転送し、印刷のスケジュールを更新する。
ここでは、発注#1に対応する印刷のスケジュールが登録された後に、工場400A内の印刷装置600(図1参照)や加工装置700(図1参照)に故障などのイベントが発生した場合を想定する。
故障は、納期や品質に影響を及ぼす事象の一例である。なお、故障は、発注#1に対応する印刷を開始する前に発生するかもしれないし、印刷の途中で発生するかもしれないし、印刷は終了しているが加工が開始する前に発生するかもしれないし、加工の途中で発生するかもしれない。
また、故障の発生は、発注#1に対応する印刷が予定されている印刷装置600で発生した場合や同じく加工が予定されている加工装置700で発生した場合に限らない。印刷や加工が予定されている生産装置とは別の生産装置で故障が発生した場合でも、工場側の事情でスケジュール自体が変更され、その結果、発注#1の納期や品質に影響が及ぶ可能性もある。
また、工場400Aが発注先#1として決定された理由の1つに、技能が高い特定の作業員が勤務している時間帯での印刷等の実行が可能であることが含まれる場合、該当する作業員が発注#1の印刷等の実行時に作業に従事しないことも、図9で想定する故障などのイベントに含まれる。
いずれにしても、納期や品質に影響が及ぶ事象の発生は、データ収集サーバ500が工場内から自動的に収集する生データの数値の変化として現れる。故障などの種類や内容によっては、センサ1100(図1参照)によって直接検知される。
前述したように、データ収集サーバ500は、収集された生データを即座にクレンジング(整備)し、クレンジング後(整備後)の生データ又は分析結果を自動的に印刷受発注サーバ300にアップロードする。すなわち、自動アップロードする。
事象の発生から自動アップロードまでに人手が介在しないので、極めて短時間のうちに印刷受発注サーバ300に情報が伝達される。
この自動アップロードにより、印刷受発注サーバ300の工場データベース304C(図3参照)の蓄積データが更新される。
印刷受発注サーバ300の発注先決定部312(図4参照)は、決定された発注先に印刷を発注した後も、工場データベース304Cの蓄積データを通じて、納期や品質に影響が及ぶ事象の発生を監視している。
図9の場合には、故障などのイベントの影響が及ぶ印刷オーダ#1につて、その依頼の条件を満たす新しい発注先#1を決定する。図9では、工場400Bが新しい発注先#1である。
よって、印刷受発注サーバ300は、工場400Bのデータ収集サーバ500に対して新しい発注#1を送信する。この新しい発注#1は、工場400Bのデータ収集サーバ500で受信され、ワークフロー管理装置800(図1参照)等に転送される。
ここでの新しい発注#1の内容は、工場400A内での印刷や加工の進捗の状況によって異なる。例えば工場400Aでの印刷が開始される前であれば、全ての印刷が新しく決定された工場400Bに発注される。また例えば工場400Aでの印刷の一部が既に終了している場合には、残りの印刷と加工が新しく決定された工場400Bに発注される。なお、印刷が既に開始している場合における残りの印刷の発注は、完全な意味での残りとするか、依頼していた印刷の全体を再発注するかは、予め定めた規則に基づいて決定する。勿論、加工についても同様である。
図9の場合、印刷受発注サーバ300は、新しい発注#1の送信後に、故障などのイベントが発生した工場400Aに対して発注#1の取り消しを送信している。
なお、工場400Aに対する発注#1の取り消しの送信を、工場400Bに対する新しい発注#1の送信よりも前又は同時に実行してもよい。
発注#1の取り消しを受信した工場400Aのデータ収集サーバ500は、受信した発注#1の取り消しをワークフロー管理装置800等に転送し、印刷のスケジュール等を更新する。
図10は、ダイレクトメールの印刷が依頼された場合における分散的な発注の例を説明する図である。
図10には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
ここでは、ユーザ端末200の1つから宛先を1000名とするダイレクトメールの印刷が印刷受発注サーバ300に依頼されている。
印刷受発注サーバ300は、例えばダイレクトメールを送付する宛先の情報に基づいて地域別の印刷オーダに分割する。図10の例では、地域AAに対応する150名分の印刷オーダと、地域BBに対応する500名分の印刷オーダと、地域CCに対応する300名分の印刷オーダと、地域DDに対応する50名分の印刷オーダに分割している。
因みに、地域AA、BB、CCは日本であり、地域DDはアメリカである。
図10の場合、地域BBに対応する500名分の印刷オーダは、印刷事業者Yの工場1に対する400名分の印刷オーダと、印刷事業者Zの工場1に対する100名分の印刷オーダに更に分割される。
結果的に、印刷事業者Xには150名分の印刷オーダが発注され、印刷事業者Yには700名分の印刷オーダが発注され、印刷事業者Zには100名分の印刷オーダが発注され、印刷事業者Wには50名分の印刷オーダが発注される。
ここで、印刷の条件を満たす1つの印刷事業者に発注する場合であれば、印刷事業者Yが発注先に決定されたかもしれないが、本実施の形態の場合には、送付先に近い工場に印刷オーダが分散されて発注される。この結果、印刷後の送付に要する時間や配送等に要する費用の削減が可能になる。
図11は、発注先の決定に工場で勤務する作業者のスケジュールも考慮される例を説明する図である。(A)は印刷スケジュールの例を示し、(B)は作業員Aの出勤スケジュールの例を示し、(C)は作業員Bの出勤スケジュールの例を示し、(D)は作業員Cの出勤スケジュールを示す。
図11では、作業員個人の技術力を技能レベルで表現する。本実施の形態では、最も高い技能レベルをA、次に高い技能レベルをB、最も低い技能レベルをCとする。技能レベルは、工場内の人員管理装置900(図1参照)で管理されており、前述したように、データ収集サーバ500(図1参照)を通じて印刷受発注サーバ300(図1参照)にアップロードされている。
(A)に示す印刷スケジュールでは、予定がある期間を塗りつぶしで示し、空き時間を空白で示している。
また、(B)〜(D)に示す勤務スケジュールでは、出勤時間帯を塗りつぶしで示し、出勤しない時間帯を空白で示している。
図11の場合、2018年7月26日に2つの印刷の予約が入っていない時間帯が存在する。
ただし、1つ目の空き時間に出勤するのは、技能レベルCの作業員Bであり、2つ目の空き時間に出勤するのは技能レベルBの作業員Cである。
例えば印刷の条件として技能レベルAの作業員の操作が要求される場合、これら2人が作業する空き時間に発注することはできない。
一方、2018年7月27日に認められる印刷スケジュールの1つ目の空き時間に出勤するのは技能レベルAの作業員Aである。この場合、印刷の条件が満たされることになり、同時間帯を指定した印刷が発注される。
なお、作業員個人の技能レベルを用いる発注先の決定は、品質に関する評価が高い発注先を決定する過程でも使用され得る。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に記載の範囲に限定されない。上述の実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば前述の実施の形態では、印刷や加工を行う印刷事業者の工場400(図1参照)内に配置したデータ収集サーバ500(図1参照)が工場400内に配置された生産装置等で発生した又は管理される情報等を収集して印刷受発注サーバ300にアップロードしているが、アップロードする情報に生産された印刷物の出荷スケジュールを含めてもよい。
また、データ収集サーバ500を、工場400からの印刷物の出荷や配送を請け負う各地域の配送事業者の事業所内に設け、集配スケジュールや配送に従事する従業員の出勤スケジュール等を収集し、印刷受発注サーバ300(図1参照)にアップロードしてもよい。
この場合、印刷受発注サーバ300は、工場400からの出荷スケジュールや配送事業者の事業所毎の集配スケジュールも含め、印刷の発注先を決定することが可能になる。この例の場合、印刷受発注サーバ300は、配送事業者についての遅延の履歴や評価の情報も管理する。
また、前述の実施の形態では、クレンジング(整備)をデータ収集サーバ500(図1参照)で実行しているが、データ収集サーバ500で収集された生データをセキュリティが確保された回線等を通じて印刷受発注サーバ300(図1参照)に送信し、印刷受発注サーバ300側でクレンジング(整備)を実行してもよい。クラウドサーバへの生データ等の送信には、クレンジング機能を有しないデータ収集サーバ500を用いてもよいし、ワークフロー管理装置800(図1参照)や不図示の端末装置を用いてもよい。例えば発注先の決定に用いる生データ等の送信には、専用のAPI(Application Programming Interface)を使用してもよい。
または、工場400内で自動的に収集された生データ又は分析済みのデータを蓄積するクラウドサーバ上でクレンジング(整備)を実行し、クレンジング後のデータを印刷受発注サーバ300に送信してもよい。ここでのクラウドサーバも、データ収集サーバ500の一形態である。
<まとめ>
前述した実施の形態には、以下のアイデアが含まれる。
アイデア1は、インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、依頼の条件を満たす印刷事業者の特定の工場を決定して印刷を発注する印刷受発注サーバと、印刷事業者の工場に配置され、工場内から自動的に収集される情報を前記印刷受発注サーバに送信するデータ収集サーバとを有し、前記印刷受発注サーバは、インターネットを通じて印刷の依頼を受け付ける受付手段と、印刷事業者の工場の所在地を含む登録情報、印刷事業者の工場から自動的に収集される情報、工場を評価した情報、納期の遅延に関する記録、品質の不良に関する記録を蓄積する蓄積手段と、納品地を含む依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する決定手段と、決定された前記特定の工場に配置された前記データ収集サーバに発注データを送信する発注手段とを有し、前記データ収集サーバは、工場内に設置された生産装置、工場内に設置されたセンサ、生産に関するスケジュールを管理する生産管理装置、消耗品の在庫を管理する在庫管理装置と通信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段を通じて収集される時間に伴って変化するデータを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積されているデータを、機種の違いを問わない形式の情報に整備する整備手段と、整備後の情報を前記印刷受発注サーバに対して自動的に送信するとともに、当該印刷受発注サーバから前記発注データを受信して前記生産管理装置に出力する第2の通信手段とを有する、印刷受発注管理システムである。
このアイデア1によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注した印刷事業者の側に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
アイデア2は、前記データ収集サーバが前記印刷受発注サーバに送信する情報は、前記生産装置の現在の稼働状況、当該生産装置の現在の能力、前記センサにより検知された生産中の印刷物の品質情報、前記生産に関するスケジュール、前記消耗品の在庫に関する情報、故障の記録に関する情報、メンテナンスの記録に関する情報を含む、アイデア1に記載の印刷受発注管理システムである。
このアイデア2によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注した印刷事業者の側に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
アイデア3は、前記生産に関するスケジュールは、前記生産装置を操作する作業員個人の技術力と出勤スケジュールを含み、前記印刷受発注サーバにおける前記決定手段は、予め定めた条件を満たす技術力を有する作業員が配置される時間帯での印刷の実行が可能な工場を前記特定の工場として決定する、アイデア2に記載の印刷受発注管理システムである。
このアイデア3によれば、品質が高い工場に発注できる。
アイデア4は、前記印刷受発注サーバにおける前記決定手段は、人工知能を用いて、前記印刷の依頼に対する前記特定の工場を決定する、アイデア1に記載の印刷受発注管理システムである。
このアイデア4によれば、発注先となる工場の決定の精度の向上を期待できる。
アイデア5は、1つの前記印刷の依頼が複数の納品先を含む場合、前記印刷受発注サーバの前記決定手段は、複数の納品先毎に、当該印刷の依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する、アイデア1に記載の印刷受発注管理システムである。
このアイデア5によれば、納品地に近い1つ又は複数の工場に印刷を発注できる。
アイデア6は、前記印刷の依頼は、納品先として個人の住所を指定するダイレクトメールである、アイデア5に記載の印刷受発注管理システムである。
このアイデア6によれば、ダイレクトメールが配布される地域の工場に発注できる。
アイデア7は、前記印刷受発注サーバにおける前記決定手段は、印刷の発注後も発注先の前記工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知すると、当該工場に対する発注を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼の条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、前記印刷受発注サーバにおける前記発注手段は、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場に配置された前記データ収集サーバに前記発注データを送信する、アイデア1に記載の印刷受発注管理システムである。
このアイデア7によれば、印刷の発注後に発注先の工場で故障などが発生した場合にも自動的に他の工場に印刷を発注することができる。
アイデア8は、インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、依頼の条件を満たす印刷事業者の特定の工場を決定して印刷を発注する印刷受発注サーバであり、インターネットを通じて印刷の依頼を受け付ける受付手段と、印刷事業者の工場の所在地を含む登録情報、機種の違いを問わない形式に整備された状態で印刷事業者の各工場から自動的に収集される情報、工場を評価した情報、納期の遅延に関する記録、品質の不良に関する記録を蓄積する蓄積手段と、納品地を含む依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する決定手段と、決定された前記特定の工場に配置されたデータ収集サーバに発注データを送信する発注手段とを有する、印刷受発注サーバである。
このアイデア8によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注した印刷事業者の側に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
アイデア9は、前記決定手段は、人工知能を用いて、前記印刷の依頼に対する前記特定の工場を決定する、アイデア8に記載の印刷受発注サーバである。
アイデア9によれば、発注先となる工場の決定の精度の向上を期待できる。
アイデア10は、1つの前記印刷の依頼が複数の納品先を含む場合、前記決定手段は、複数の納品先毎に、当該印刷の依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する、アイデア8に記載の印刷受発注サーバである。
このアイデア10によれば、納品地に近い1つ又は複数の工場に印刷を発注できる。
アイデア11は、前記決定手段は、印刷の発注後も発注先の前記工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知すると、当該工場に対する発注を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼の条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、前記印刷受発注サーバにおける前記発注手段は、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場に配置された前記データ収集サーバに前記発注データを送信する、アイデア8に記載の印刷受発注サーバである。
このアイデア11によれば、印刷の発注後に発注先の工場で故障などが発生した場合にも自動的に他の工場に印刷を発注することができる。
アイデア12は、ユーザの印刷の依頼を受け付ける事業者の印刷受発注サーバから印刷を受注する印刷事業者の工場に配置されるデータ収集サーバであり、工場内に設置された生産装置、工場内に設置されたセンサ、生産に関するスケジュールを管理する生産管理装置、消耗品の在庫を管理する在庫管理装置と通信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段を通じて収集される時間に伴って変化するデータを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積されているデータを、機種の違いを問わない形式の情報に整備する整備手段と、整備後の情報を前記印刷受発注サーバに対して自動的に送信するとともに、当該印刷受発注サーバから発注データを受信して前記生産管理装置に出力する第2の通信手段とを有する、データ収集サーバである。
このアイデア12によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注した印刷事業者の側に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
アイデア13は、前記印刷受発注サーバに送信する前記整備後の情報は、前記生産装置の現在の稼働状況、当該生産装置の現在の能力、前記センサにより検知された生産中の印刷物の品質情報、前記生産に関するスケジュール、前記消耗品の在庫に関する情報、故障の記録に関する情報、メンテナンスの記録に関する情報を含む、アイデア12に記載のデータ収集サーバである。
このアイデア13によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注した印刷事業者の側に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
アイデア14は、前記生産に関するスケジュールには、前記生産装置を操作する作業員個人の技術力と出勤スケジュールが含まれる、アイデア13に記載のデータ収集サーバである。
このアイデア14によれば、品質が高い工場に発注できる。
アイデア15は、インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、依頼の条件を満たす印刷事業者の特定の工場を決定して印刷を発注する印刷受発注サーバと、印刷事業者の工場に配置され、工場内から自動的に収集される情報を前記印刷受発注サーバに送信するデータ収集サーバとを有する印刷受発注管理システムにおいて実行される印刷受発注管理方法において、前記印刷受発注サーバは、インターネットを通じて印刷の依頼を受け付けると、蓄積装置に蓄積されている印刷事業者の工場の所在地を含む登録情報、機種の違いを問わない形式に整備された状態で印刷事業者の各工場から自動的に収集される情報、工場を評価した情報、納期の遅延に関する記録、品質の不良に関する記録を用いて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定し、決定された前記特定の工場に配置された前記データ収集サーバに対して発注データを送信する処理を実行し、前記データ収集サーバは、工場内に設置された生産装置、工場内に設置されたセンサ、生産に関するスケジュールを管理する生産管理装置、消耗品の在庫を管理する在庫管理装置と通信して時間に伴って変化するデータを収集し、収集したデータを、機種の違いを問わない形式の情報に整備して前記印刷受発注サーバに対して自動的に送信する処理を実行するとともに、当該印刷受発注サーバから受信した前記発注データを前記生産管理装置に出力する印刷受発注管理方法である。
このアイデア15によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注した印刷事業者の側に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
アイデア16は、インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、依頼の条件を満たす印刷事業者の特定の工場を決定して印刷を発注する印刷受発注サーバのコンピュータに、インターネットを通じて印刷の依頼を受け付ける機能と、機種の違いを問わない形式に整備された状態で印刷事業者の各工場から自動的に収集される情報を蓄積手段に蓄積する機能と、前記蓄積手段に蓄積されている、印刷事業者の工場の所在地を含む登録情報、印刷事業者の各工場から自動的に収集される情報、工場を評価した情報、納期の遅延に関する記録、品質の不良に関する記録を用い、納品地を含む依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する機能と、決定された前記特定の工場に配置されたデータ収集サーバに発注データを送信する機能とを実行させるプログラムである。
このアイデア16によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注した印刷事業者の側に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
アイデア17は、ユーザの印刷の依頼を受け付ける事業者の印刷受発注サーバから印刷を受注する印刷事業者の工場に配置されるデータ収集サーバのコンピュータに、工場内に設置された生産装置、工場内に設置されたセンサ、生産に関するスケジュールを管理する生産管理装置、消耗品の在庫を管理する在庫管理装置と通信する機能と、前記通信する機能を通じて収集される時間に伴って変化するデータを蓄積手段に蓄積する機能と、前記蓄積手段に蓄積されているデータを、機種の違いを問わない形式の情報に整備する機能と、整備後の情報を前記印刷受発注サーバに対して自動的に送信する機能と、前記印刷受発注サーバから発注データを受信して前記生産管理装置に出力する機能とを実行させるプログラムである。
このアイデア17によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注した印刷事業者の側に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
1…ネット印刷システム、100…インターネット、200…ユーザ端末、300…印刷受発注サーバ、304A…依頼者データベース、304B…依頼データベース、304C…工場データベース、304D…学習済みモデル、311…オーダ受付部、312…発注先決定部、313…発注部、314…受発注関係学習部、315…分析データ計算部、400…工場、500…データ収集サーバ、504A…生データデータベース、504B…クレンジング済み生データデータベース、504C…分析結果データベース、511…生データ収集部、512…クレンジング部、513…データ分析部、514…データアップロード部、515…発注情報受信部、600…印刷装置、700…加工装置、800…ワークフロー管理装置、900…人員管理装置、1000…在庫管理装置、1100…センサ
請求項1に記載の発明は、インターネットを通じてユーザの端末から、納品地の指定を含む印刷の依頼データを受け付ける手段と、工場内において、印刷物の品質情報、及び、印刷物の生産装置で消費される消耗品の在庫に関する情報の両方又は一方を自動的に収集する手段と自動的に収集された前記情報を、機種の違いを問わないデータ形式に整備する手段と、機種の違いを問わないデータ形式に整備されデータに基づいて、納品地を含む前記依頼データの条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定する手段と、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する手段とを有する印刷受発注管理システムである。
請求項2に記載の発明は、インターネットを通じてユーザの端末から、納品地の指定を含む印刷の依頼データを受け付ける手段と工場内において、時間に伴って変化するデータを自動的に収集する手段と自動的に収集された前記データを、機種の違いを問わないデータ形式に整備する手段と、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータに基づいて、納品地を含む前記依頼データの条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定する手段と、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する手段と、印刷の発注後も発注先の工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知すると、当該事象が検知された工場に対する発注の全部又は一部を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼データの条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場への印刷発注を決定する手段とを有する印刷受発注管理システムである。
請求項3に記載の発明は、機種の違いを問わないデータ形式に整備されている前記データに、印刷物の生産装置を操作する作業員個人の技術力と作業員個人の出勤スケジュールが含まれている場合印刷の発注先を決定する前記手段は、予め定めた条件を満たす技術力を有する作業員が配置される時間帯での印刷の実行が可能な工場への印刷発注を決定する、請求項1又は2に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項4に記載の発明は、1つの前記印刷の依頼データが複数の納品先を含む場合、印刷の発注先を決定する前記手段は、複数の納品先毎に、当該印刷の依頼データの条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定する、請求項1又は2に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記印刷の依頼データは、納品先の住所を指定するダイレクトメールの印刷である、請求項1又は2に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項に記載の発明は、印刷の発注先を決定する前記手段は、前記印刷の依頼データの条件と、当該条件に対して決定された発注先の記録との関係を学習する人工知能により発注先を決定する規則を学習し、学習された当該規則を使用して印刷を発注する工場を決定する、請求項1〜のうちいずれか1項に記載の印刷受発注管理システムである。
請求項7に記載の発明は、インターネットを通じてユーザの端末から、納品地の指定を含む印刷の依頼データを受け付けると、当該依頼データの条件を満たす印刷物の生産が可能な生産装置を備える工場を印刷の発注先に決定して印刷を発注する印刷受発注サーバであり、前記印刷の依頼データを受け付ける手段と、印刷物の品質情報、及び、印刷物の生産装置で消費される消耗品の在庫に関する情報の両方又は一方を各工場から自動的に取得して機種の違いを問わないデータ形式に整備する、又は、機種の違いを問わないデータ形式に整備された、印刷物の品質情報、及び、印刷物の生産装置で消費される消耗品の在庫に関する情報の両方又は一方を各工場から取得する手段と、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータに基づいて、納品地を含む前記依頼データの条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定する手段と、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する手段とを有する、印刷受発注サーバである。
請求項8に記載の発明は、インターネットを通じてユーザの端末から、納品地の指定を含む印刷の依頼データを受け付けると、当該依頼データの条件を満たす印刷物の生産が可能な生産装置を備える工場を印刷の発注先に決定して印刷を発注する印刷受発注サーバであり、前記印刷の依頼データを受け付ける手段と、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータを各工場から取得して、機種の違いを問わないデータ形式に整備する、又は、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータを各工場から取得する手段と、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータに基づいて、納品地を含む前記依頼データの条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定する手段と、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する手段と、印刷の発注後も発注先の工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知すると、当該事象が検知された工場に対する発注の全部又は一部を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼データの条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場への印刷の発注を決定する手段とを有する印刷受発注サーバである。
請求項9に記載の発明は、機種の違いを問わないデータ形式に整備されている前記データに、印刷物の生産装置を操作する作業員個人の技術力と作業員個人の出勤スケジュールが含まれている場合印刷の発注先を決定する前記手段は、予め定めた条件を満たす技術力を有する作業員が配置される時間帯での印刷の実行が可能な工場への印刷の発注を決定する、請求項7又は8に記載の印刷受発注サーバである。
請求項10に記載の発明は、1つの前記印刷の依頼データが複数の納品先を含む場合、印刷の発注先を決定する前記手段は、複数の納品先毎に、当該印刷の依頼データの条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定する、請求項7又は8に記載の印刷受発注サーバである。
請求項11に記載の発明は、前記印刷の依頼データは、納品先の住所を指定するダイレクトメールの印刷である、請求項7又は8に記載の印刷受発注サーバである。
請求項12に記載の発明は、印刷の発注先を決定する前記手段は、前記印刷の依頼データの条件と、当該条件に対して決定された発注先の記録との関係を学習する人工知能により発注先を決定する規則を学習し、学習された当該規則を使用して印刷を発注する工場を決定する、請求項7〜11のうちいずれか1項に記載の印刷受発注サーバである。
請求項13に記載の発明は、インターネットを通じてユーザの端末から、納品地の指定を含む印刷の依頼データを受け付けると、当該依頼データの条件を満たす印刷物の生産が可能な生産装置を備える工場を印刷の発注先に決定して印刷を発注する装置が実行する印刷受発注管理方法であって、前記装置は、前記印刷の依頼データを受け付け、前記装置は、印刷物の品質情報、及び、印刷物の生産装置で消費される消耗品の在庫に関する情報の両方又は一方を各工場から自動的に取得して機種の違いを問わないデータ形式に整備し、又は、機種の違いを問わないデータ形式に整備された、印刷物の品質情報、及び、印刷物の生産装置で消費される消耗品の在庫に関する情報の両方又は一方を各工場から取得し、前記装置は、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータに基づいて、納品地を含む前記依頼データの条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定し、前記装置は、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する印刷受発注管理方法である。
請求項14に記載の発明は、インターネットを通じてユーザの端末から、納品地の指定を含む印刷の依頼データを受け付けると、当該依頼データの条件を満たす印刷物の生産が可能な生産装置を備える工場を印刷の発注先に決定して印刷を発注する装置が実行する印刷受発注管理方法であって、前記装置は、前記印刷の依頼データを受け付け前記装置は、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータを各工場から取得して、機種の違いを問わないデータ形式に整備し、又は、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータを各工場から取得し、前記装置は、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータに基づいて、納品地を含む前記依頼データの条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定し、前記装置は、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注し、前記装置は、印刷の発注後も発注先の工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知した場合、当該事象が検知された工場に対する発注の全部又は一部を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼データの条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場への印刷の発注を決定する、印刷受発注管理方法である。
請求項15に記載の発明は、インターネットを通じてユーザの端末から、納品地の指定を含む印刷の依頼データを受け付けると、当該依頼データの条件を満たす印刷物の生産が可能な生産装置を備える工場を印刷の発注先に決定して印刷を発注する印刷受発注サーバのコンピュータに、前記印刷の依頼データを受け付ける機能と、印刷物の品質情報、及び、印刷物の生産装置で消費される消耗品の在庫に関する情報の両方又は一方を各工場から自動的に取得して機種の違いを問わないデータ形式に整備する、又は、機種の違いを問わないデータ形式に整備された、印刷物の品質情報、及び、印刷物の生産装置で消費される消耗品の在庫に関する情報の両方又は一方を各工場から取得する機能と、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータに基づいて、納品地を含む前記依頼データの条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定する機能と、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する機能とを実現させるプログラムである。
請求項16に記載の発明は、インターネットを通じてユーザの端末から、納品地の指定を含む印刷の依頼データを受け付けると、当該依頼データの条件を満たす印刷物の生産が可能な生産装置を備える工場を印刷の発注先に決定して印刷を発注する印刷受発注サーバのコンピュータに、前記印刷の依頼データを受け付ける機能と工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータを各工場から取得して、機種の違いを問わないデータ形式に整備する、又は、工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータを各工場から取得する機能と、機種の違いを問わないデータ形式に整備されたデータに基づいて、納品地を含む前記依頼データの条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを印刷の発注先に決定する機能と、決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する機能と、印刷の発注後も発注先の工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知した場合、当該事象が検知された工場に対する発注の全部又は一部を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼データの条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場への印刷の発注を決定する機能とを実現させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
請求項2記載の発明によれば、印刷の発注後に発注先の工場で故障などが発生した場合にも自動的に他の工場に印刷を発注することができる。
請求項3記載の発明によれば、品質が高い工場に発注できる。
請求項4記載の発明によれば、納品地に近い1つ又は複数の工場に印刷を発注できる。
請求項5記載の発明によれば、ダイレクトメールが配布される地域の工場に発注できる。
請求項記載の発明によれば、発注先となる工場の決定の精度の向上を期待できる。
請求項記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
請求項8記載の発明によれば、印刷の発注後に発注先の工場で故障などが発生した場合にも自動的に他の工場に印刷を発注することができる。
請求項9記載の発明によれば、品質が高い工場に発注できる。
請求項10記載の発明によれば、納品地に近い1つ又は複数の工場に印刷を発注できる。
請求項11記載の発明によれば、ダイレクトメールが配布される地域の工場に発注できる。
請求項12記載の発明によれば、発注先となる工場の決定の精度の向上を期待できる。
請求項13記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
請求項14記載の発明によれば、印刷の発注後に発注先の工場で故障などが発生した場合にも自動的に他の工場に印刷を発注することができる。
請求項15記載の発明によれば、印刷の依頼時に指定された納品地の近くに位置する工場に印刷が発注され易く、発注先の工場に納期や品質に影響を及ぼす事象が発生した場合には遅滞なく対策が可能な仕組みを提供できる。
請求項16記載の発明によれば、印刷の発注後に発注先の工場で故障などが発生した場合にも自動的に他の工場に印刷を発注することができる

Claims (18)

  1. インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、
    工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されているデータに基づいて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを決定し、
    決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する
    印刷受発注管理システム。
  2. 機種の違いを問わないデータ形式に整備されている前記データには、生産装置の現在の稼働状況、生産装置の現在の能力、センサにより検知された生産中の印刷物の品質情報、生産に関するスケジュール、消耗品の在庫に関する情報、故障の記録に関する情報、メンテナンスの記録に関する情報のいずれか1つ又は複数が含まれる、
    請求項1に記載の印刷受発注管理システム。
  3. 機種の違いを問わないデータ形式に整備されている前記データには、工場内の生産装置を操作する作業員個人の技術力と作業員個人の出勤スケジュールが含まれており、
    予め定めた条件を満たす技術力を有する作業員が配置される時間帯での印刷の実行が可能な工場に印刷を発注する、請求項1又は2に記載の印刷受発注管理システム。
  4. 1つの前記印刷の依頼が複数の納品先を含む場合、複数の納品先毎に、当該印刷の依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する、請求項1に記載の印刷受発注管理システム。
  5. 前記印刷の依頼は、納品先の住所を指定するダイレクトメールの印刷である、請求項4に記載の印刷受発注管理システム。
  6. 印刷の発注後も発注先の工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知すると、当該工場に対する発注の全部又は一部を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼の条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場に印刷を発注する、
    請求項1に記載の印刷受発注管理システム。
  7. 人工知能を用いて、印刷を発注する工場を決定する、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の印刷受発注管理システム。
  8. インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、依頼の条件を満たす工場を決定して印刷を発注する印刷受発注サーバであり、
    インターネットを通じて印刷の依頼を受け付ける受付手段と、
    工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されているデータに基づいて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する決定手段と、
    決定された工場に印刷を発注する発注手段と
    を有する、印刷受発注サーバ。
  9. 1つの前記印刷の依頼が複数の納品先を含む場合、前記決定手段は、複数の納品先毎に、当該印刷の依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する、請求項8に記載の印刷受発注サーバ。
  10. 前記決定手段は、印刷の発注後も発注先の工場から収集される情報を監視し、納期又は品質に影響を及ぼす事象の発生を検知すると、当該工場に対する発注の全部又は一部を取り消すとともに、当該発注に対応する依頼の条件を満たす他の1つの工場又は他の複数の工場の組み合わせを決定し、
    前記発注手段は、決定された他の1つの工場又は他の複数の工場に印刷を発注する、
    請求項8に記載の印刷受発注サーバ。
  11. 工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータを、機種の違いを問わないデータ形式に整備する整備手段を有する、請求項8に記載の印刷受発注サーバ。
  12. 前記決定手段は、人工知能を用いて、印刷を発注する工場を決定する、請求項8〜11のうちいずれか1項に記載の印刷受発注サーバ。
  13. 印刷の依頼を受け付ける印刷受発注サーバと通信可能に接続されるデータ収集サーバであり、
    工場内から、印刷物の生産に関係するデータを収集する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段を通じて収集される時間に伴って変化するデータを、機種の違いを問わないデータ形式のデータに整備する整備手段と、
    整備後のデータを前記印刷受発注サーバに対して自動的に送信する第2の通信手段と
    を有する、データ収集サーバ。
  14. 前記整備後のデータには、
    生産装置の現在の稼働状況、生産装置の現在の能力、センサにより検知された生産中の印刷物の品質情報、生産に関するスケジュール、消耗品の在庫に関する情報、故障の記録に関する情報、メンテナンスの記録に関する情報のいずれか1つ又は複数が含まれる、
    請求項13に記載のデータ収集サーバ。
  15. 前記整備後のデータには、工場内の生産装置を操作する作業員個人の技術力と作業員個人の出勤スケジュールが含まれる、請求項13又は14に記載のデータ収集サーバ。
  16. インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、
    工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されているデータに基づいて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つ又は複数の工場の組み合わせを決定し、
    決定された1つ又は複数の工場に対して印刷を発注する
    印刷受発注管理方法。
  17. インターネットを通じてユーザから、納品地の指定を含む印刷の依頼を受け付けると、依頼の条件を満たす工場を決定して印刷を発注する印刷受発注サーバのコンピュータに、
    インターネットを通じて印刷の依頼を受け付ける機能と、
    工場内において自動的に収集される時間に伴って変化するデータであり、機種の違いを問わないデータ形式に整備されているデータに基づいて、納品地を含む依頼の条件を満たす1つの工場又は複数の工場の組み合わせを決定する機能と、
    決定された工場に印刷を発注する機能と
    を実行させるプログラム。
  18. 印刷の依頼を受け付ける印刷受発注サーバと通信可能に接続されるデータ収集サーバのコンピュータに、
    工場内から、印刷物の生産に関係するデータを収集する機能と、
    収集された時間に伴って変化するデータを、機種の違いを問わないデータ形式のデータに整備する機能と、
    整備後のデータを前記印刷受発注サーバに対して自動的に送信する機能と
    を実行させるプログラム。
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