JP2020016540A - 表示装置 - Google Patents

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JP2020016540A
JP2020016540A JP2018139468A JP2018139468A JP2020016540A JP 2020016540 A JP2020016540 A JP 2020016540A JP 2018139468 A JP2018139468 A JP 2018139468A JP 2018139468 A JP2018139468 A JP 2018139468A JP 2020016540 A JP2020016540 A JP 2020016540A
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浩三 小野
Kozo Ono
浩三 小野
恒夫 内田
Tsuneo Uchida
恒夫 内田
智康 加古
Tomoyasu Kako
智康 加古
拓夫 山本
Takuo Yamamoto
拓夫 山本
久徳 今枝
Hisanori Imaeda
久徳 今枝
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Abstract

【課題】少なくとも2種類の指標部を有する場合において指示する指標部に対応して指針の発光領域を切替可能な表示装置を提供する。【解決手段】表示装置は指針と表示板とを備える。指針は、回転軸線を中心として径方向外側に対して長さの異なるそれぞれ発光する二つの導光体を積層関係に配置して構成されている。表示装置は、二つの導光体に対する照明光の導光を制御して指針を相対的に長さの短い短針部、長さの長い長針部として発光させる制御部50aを備える。表示板は、短針部により指示され照明光により発光するパワーメータ指標部および長針部により指示され照明光により発光するタコメータ指標部を有する。制御部50aは、短針部およびパワーメータ指標部との組合せに基づくパワーメータ表示モードと、長針部およびタコメータ指標部との組合せに基づくタコメータ表示モードとの間で表示モードを切り替えるモード切替部50a1を有する。【選択図】図6

Description

この明細書における開示は、表示装置に関する。
特許文献1には、指針により文字盤に形成された2種類の指標を指示する指針計器が開示されている。この指針計器は、指針と、指針の回動軌跡に沿って形成された第1指標部と、第1指標部の内側に形成された第2指標部とを備える。さらに指針計器は、指針を発光表示させる指針光源と、第1指標部を照明する第1光源と、第2指標部を照明する第2光源とを備える。指針計器は、第1指標部を指示する場合に第1光源を点灯させ、第2指標部を指示する場合に第2光源を点灯させる。指針計器は、第1指標部を指示する場合と第2指標部を指示する場合とで同様に指針光源を点灯し、指針を発光表示させる。
特開2009‐128242号公報
特許文献1の技術では、第1指標部を指示する場合と、第2指標部を指示する場合とで、指針の発光状態は同様である。すなわち指針は、いずれの指標部を指示する場合においても同じ領域が発光する。したがって特許文献1の技術では、指針の発光領域を、指示する指標部に対応して切り替えることができなかった。
開示される目的は、少なくとも2種類の指標部を有する場合において、指示する指標部に対応して指針の発光領域を切替可能な表示装置を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された表示装置のひとつは回転軸線(Ra)周りに回転する指針であって、回転軸線を中心として径方向外側に対して異なる長さを有しており、照明光によりそれぞれ発光する二つの導光体を積層関係に配置して構成された指針(100)と、指針の長さの異なる二つの導光体に対する照明光の導光を制御することにより、指針を相対的に長さの短い短針部、長さの長い長針部として発光、制御させる制御部(50a)と、短針部によって指示されるとともに、照明光の導光によって発光する短針側指標部(21)および長針部によって指示されるとともに、照明光の導光によって発光する長針側指標部(22)を有する表示板(20)と、を備え、制御部は、短針部および短針側指標部との組合せに基づく表示モードと、長針部および長針側指標部との組合せに基づく表示モードとの間で表示モードを切り替えるモード切替部(50a1)を有する。
この開示によれば、発光する短針部にて発光する短針側指標部を指示する。また、発光する長針部にて発光する長針側指標部を指示する。そして、表示装置は、短針部と長針部とに基づく指標部の指示表示モードを切り替えることで、指示する指標部に対応して指針の発光領域を切替可能な表示装置を提供することができる。
第1実施形態に係る表示装置の正面図である。 図1のII‐II線断面図である。 指針導光体を視認側から見た図である。 図3のIV‐IV線断面図である。 指針導光体を反視認側から見た図である。 表示装置の制御構成を示すブロック図である。 第1実施形態における表示装置の表示領域を示す図である。 パワーメータ表示モードにおける表示領域の発光状態を示す図である。 タコメータ表示モードにおける表示領域の発光状態を示す図である。 車両起動時の照明制御を示すフローチャートである。 パワーメータ表示モードにおける車両起動時の照明制御のタイミングチャートである。 タコメータ表示モードにおける車両起動時の照明制御のタイミングチャートである。 モード切替制御を示すフローチャートである。 モード切替制御を示すタイミングチャートである。 車両停止時の照明制御を示すフローチャートである。 パワーメータ表示モードにおける車両停止時の照明制御のタイミングチャートである。 タコメータ表示モードにおける車両停止時の照明制御のタイミングチャートである。 第2実施形態におけるモード切替制御を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるモード切替制御を示すタイミングチャートである。
(第1実施形態)
第1実施形態の表示装置1について、図1〜図17を参照しながら説明する。表示装置1は、車両のコンビネーションメータとして提供される。表示装置1は、車両の運転席の前方で、表示面20aを運転席に向けて取り付けられている。以下において表示面20aに垂直な方向を奥行方向とし、奥行方向における運転席側を視認側、視認側と反対側を反視認側と表記する。表示装置1は、運転席に着座した乗員に対して種々の情報を表示する表示機能を提供する。表示装置1は、表示機能の一例として、エンジン回転数を表示するタコメータとしての機能と、モータへの電力の出力状態やモータからの電力の回生状態を表示するパワーメータとしての機能とを有する。
表示装置1は、回転軸線Ra周りに回転する指針100、表示面20aを有する表示板20、内周表示導光体30、外周表示導光体40、基板50およびこれらを収容する筐体70を備えている。以下の説明において、回転軸線Raを中心とした円周方向および径方向を、単に「周方向」および「径方向」と表記する。また、回転軸線Raの延びる方向を単に「軸方向」と表記する。
筐体70は、図2に示すようにガラス板71、見返し板72、アッパケース部73およびロアケース部74を備えて構成されている。ガラス板71は、透光性の合成樹脂等により湾曲した板状に形成されている。ガラス板71は、見返し板72の視認側の開口を覆うように見返し板72に対して取り付けられている。第1実施形態のガラス板71は、例えば黒またはグレーに着色されて所定の透過率で光を透過させるスモークガラスとして提供される。
見返し板72は、例えば合成樹脂等により形成され、表示面20aを全周取り囲む筒状に形成されている。見返し板72は、例えば表示領域を挟んで下方側の部分が、上方側の部分よりもより視認側に張り出すように形成されている。見返し板72は、表示板20の外縁部分を視認側から抑え込み、アッパケース部73に対して固定している。
アッパケース部73は、例えば遮光性の合成樹脂等により形成されている。アッパケースは、見返し板72とロアケース部74との間で、収容された構成部品を取り囲んでいる。
ロアケース部74は、例えばアッパケース部73と同様に遮光性の合成樹脂等により形成されている。ロアケース部74は、表示装置1の反視認側を覆う部材であり、基板50等を反視認側から保持している。
指針100は、回転軸線Ra周りに回転して表示板20上を指示する。指針100は、指針導光体10と、指針キャップ19とを有している。
指針導光体10は、透光性を有する材料によって形成されている。図3〜図5に示すように、指針導光体10は、軸部11と、回動中心部12と、指示部13とを有して形成されている。指針導光体10は、長針部15の形成された導光体と、短針部14の形成された導光体とを奥行方向に積層することで形成されている。この二つの導光体は、回転軸線Raを中心として径方向外側に異なる長さを有するように形成されている。
軸部11は、奥行方向に延びる略円柱形状に形成されている。軸部11は、表示板20を奥行方向に貫通する配置で設けられている。軸部11の中心軸線は、指針100の回転軸線Raと略一致している。換言すれば、軸部11は指針100の回転軸である。
回動中心部12は、軸部11の視認側の端部に設けられた部分である。回動中心部12は、奥行方向の投影視で円形状であり、その中心が軸部11の軸心と略一致している。回動中心部12には、短針反射面12aと、長針反射面12bとが形成されている。
短針反射面12aは、回動中心部12において、奥行方向に軸部11を投影した範囲よりも径方向で外側に形成された傾斜面である。短針反射面12aは、図4に示すように、反視認側から視認側に向かうにつれて回転軸線Raに接近するように、軸方向および指示部13の延伸方向に対して傾斜している。短針反射面12aは、反視認側から回動中心部12に入射した照明光を、指示部13に向けて反射する反射面を提供する。
長針反射面12bは、短針反射面12aよりも視認側で回動中心部12の中心付近に形成された傾斜面である。長針反射面12bは、図4に示すように、反視認側から視認側に向かうにつれて指示部13に接近するように、軸方向および指示部13の延伸方向に対して傾斜している。長針反射面12bは、軸部11から回動中心部12に進入した照明光を指示部13に向けて反射する反射面を提供する。
指示部13は、回動中心部12から径方向外側に突出するように延伸した部分である。指示部13は、延伸方向先端側に向かうにつれて幅寸法が徐々に小さくなる針状に形成されている。指示部13は、短針部14と長針部15を有して形成されている。
短針部14は、段差面16と短針底部14aとを有する。短針底部14aは、短針部14において指示部13の反視認側の面を提供する。短針底部14aは、回動中心部12における短針反射面12aの反視認側の端部と奥行方向において略同じ位置となっている。短針底部14aには、その全長に亘って微細加工に基づく反射部14bが施されており、短針反射面12aから反射された照明光を視認側に反射可能である。短針部14は、照明光を反射部14bにて反射することで発光する。反射部14bは、図4に示すように、短針底部14aの外表面から内側に向かって形成された微細な多数の断面三角柱状の凹部の集合体によって構成されており、短針部14に導光された照明光をその凹部の斜面にて視認側へ反射するものである。この凹部の集合体は照明光が消灯されている場合には人の目に見えない程度の大きさに設定されている。
段差面16は、指示部13の反視認側の面に形成されている。段差面16は、短針反射面12aから反射された照明光が長針部15に進入することを抑制する。段差面16は、短針部14の先端を規定している。
長針部15は、その自由端が短針部14の段差面16よりも径方向外側まで延出し、短針部14よりも相対的に長い寸法を有している。長針部15は、径方向でタコメータ指標部22における目盛指標の大部分と重なる範囲まで延びている。長針部15の先端は目盛指標の外周端部よりわずかに径方向内側に位置する。短針部14と長針部15とは別の導光体で構成されていて積層関係に配置されており、短針部14と長針部15とが接している面はそれぞれ鏡面に形成されている。
長針部15の底部である長針底部15aには、短針底部14aと同様に微細加工に基づく反射部15bが施されている。反射部15bは、長針底部15aの略全長に亘って設けられている。より具体的には、反射部15bは、長針底部15aのうち短針部14の段差面16から延出する自由端側の領域も含めて、軸部11に接続される領域を除いた短針部14と対面する領域に亘って施されている。長針底部15aは、長針反射面12bの反視認側の端部と奥行方向で略同じ位置に形成されている。長針部15は、長針反射面12bにて反射された軸部光源52からの照明光を反射部15bにて視認側へと反射させることで発光する。
指針キャップ19は、黒色に着色されたポリプロピレン樹脂やABS樹脂などの遮光性の樹脂材料により有底の円筒状に形成されている。指針キャップ19は、開口を反視認側に向けて回動中心部12を覆っている。
指針キャップ19の背面には二つの図示しないピンが形成されている。そして、短針部14および長針部15のうち軸部11側に位置する回動中心部12には図3、図5に示すように軸部11を挟んで対向する位置に貫通孔12cが二つ形成されている。短針部14および長針部15は、この貫通孔12cに指針キャップ19のピンを通して貫通孔12cから露出したピンの先端を熱かしめすることによって、指針キャップ19に固定されるとともに、短針部14および長針部15同士が互いに位置ずれすることなく固定される。
表示板20は、例えば合成樹脂材料等からなる透光性の基材を成形することで形成されている。表示板20は、全体として略平板状に形成されている。表示板20には、指針100の軸部11が挿通される開口部20bが形成されている。表示板20には、パワーメータ指標部21と、タコメータ指標部22とが形成されている。
パワーメータ指標部21およびタコメータ指標部22は、透光性の塗料を用いた印刷等により形成されている。パワーメータ指標部21は、指針100の軸部11周りに円弧状に配列されるように形成されている。パワーメータ指標部21は、例えば出力電力量および回生電力量を示す目盛指標と、目盛指標の内周側で電力量のレベルを区分して示すゾーン指標とを含む。パワーメータ指標部21は、短針側指標部の一例である。
タコメータ指標部22は、パワーメータ指標部21よりも外周側に設けられている。タコメータ指標部22は、パワーメータ指標部21と略一致する周方向範囲において、指針100の軸部周りに円弧状に配列されるように形成されている。タコメータ指標部22は、エンジンの回転数を示す目盛指標および数字指標を含む。タコメータ指標部22は、長針側指標部の一例である。
内周表示導光体30は、複数の光導入部31と、内周照明板部32と、射出端部33とを有している。光導入部31は、内周照明板部32の反視認側の面から反視認側へと延びる柱状に形成されている。複数の光導入部31の端部は、それぞれ対応する内周光源53に近接している。光導入部31は、内周光源53から射出された照明光を内周照明板部32へと導く。
内周照明板部32は、表示板20の反視認側の面に沿って広がるように形成されている。内周照明板部32は、例えば一部が欠けた円環平板状に形成されており、表示板20におけるパワーメータ指標部21が形成された領域を反視認側から覆うように配置されている。内周照明板部32は、光導入部31から導入された照明光の一部を視認側の面から射出しつつ残りを射出端部33へ導く。内周照明板部32は、視認側の面から照明光を射出することで、パワーメータ指標部21を照明する。
射出端部33は、内周照明板部32における指針100の軸部11側の端部である。射出端部33は、表示板20の開口部20bよりも径方向で軸部11に近接するように形成されている。射出端部33には、内周照明板部32の内部を導光した照明光を、視認側へと反射する反射面が形成されている。射出端部33は、反射面にて照明光を視認側へと反射させ、指針100の回動中心部12へと射出する。
外周表示導光体40は、複数の光導入部41と、外周照明板部42を有している。光導入部41は、外周照明板部42の外周端部から反視認側に延びる柱状に形成されている。複数の光導入部41の端部は、それぞれ対応する外周光源54に近接している。光導入部41は、外周光源54から射出された照明光を外周照明板部42へと導く。
外周照明板部42は、表示板20の反視認側の面に沿って広がるように形成されている。外周照明板部42は、例えば一部が欠けた円環平板状に形成されており、表示板20におけるタコメータ指標部22が形成された領域を反視認側から覆うように配置されている。すなわち外周照明板部42は、内周照明板部32の外周を取り囲むように配置されている。外周照明板部42は、光導入部41から導入された照明光を内部で導光しつつ視認側の面から射出する。外周照明板部42は、照明光の射出によってタコメータ指標部22を照明する。
アッパケース部73は、内周表示導光体30と外周表示導光体40との間に遮光壁部73aを有している。遮光壁部73aの視認側の端部は、表示板20の反視認側の面に接触し、反視認側の端部は、基板50の視認側の面に接触している。遮光壁部73aは、表示板20と基板50との間の空間を、径方向に区画している。遮光壁部73aによって区画された空間のうち内周側には内周光源53および内周表示導光体30が収容され、外周側には外周光源54および外周表示導光体40が収容される。遮光壁部73aは、外周表示導光体40および外周光源54から射出された照明光の内周表示導光体30への進入と、内周表示導光体30および内周光源53から射出された照明光の外周表示導光体40への進入をそれぞれ防ぐ。
基板50は、樹脂やセラミックスなどの絶縁材料により平板状に形成された絶縁基材に、銅などの導電性材料による配線パターンを設けたプリント配線基板である。基板50は、一面を視認側に向け、他面を反視認側に向ける姿勢で表示導光体30、40の反視認側に配置されている。基板50には、ステッパモータ51、軸部光源52、複数の内周光源53、複数の外周光源54および制御部50aが設けられている。
ステッパモータ51は、指針100を回動させるモータである。ステッパモータ51は、基板50の視認側の面上に設けられ、指針100の軸部11と連結されている。ステッパモータ51は、制御部50aと電気的に接続され、制御部50aによってその駆動を制御される。ステッパモータ51は、軸部11を回転駆動することで、指針100全体を回転軸線Ra周りに回動させる。
軸部光源52、複数の内周光源53、複数の外周光源54は、それぞれLED(発光ダイオード)によって提供される。光源52、53、54は、それぞれ基板50の視認側の面上に設けられている。光源52、53、54は、それぞれ制御部50aと電気的に接続されており、制御部50aによってその点灯および消灯を制御される。
軸部光源52は、軸部11の反視認側の端部と対向する位置に設けられている。軸部光源52は、長針部15を発光させる照明光を射出する。軸部光源52は、長針光源の一例である。
複数の内周光源53は、それぞれ内周表示導光体30における光導入部31の反視認側の端部と対向する位置に設けられている。複数の内周光源53は、パワーメータ指標部21を発光させる照明光を射出する光源の一例であるとともに、指針100の短針部14を発光させる照明光を射出する短針光源の一例でもある。
複数の外周光源54は、それぞれ外周表示導光体40における光導入部41の反視認側の端部と対向する位置に設けられている。複数の外周光源54は、タコメータ指標部22を発光させる照明光を射出する光源の一例である。
制御部50aは、例えばマイクロコントローラなどにより構成されている。制御部50aは、車両で用いられているエンジンECUやボデーECUなどから表示装置1に表示させる車両情報を取得する。制御部50aは、車両情報に従って、ステッパモータ51の回転制御および光源52、53、54の輝度制御などを行う。制御部50aは、光源52、53の点灯、消灯を切り替えることで、指針100の長針部15が形成された導光体に対する導光、短針部14が形成された導光体に対する導光を制御可能である。制御部50aは、これにより指針100を相対的に長さの長い長針部15、長さの短い短針部14としてそれぞれ発光させることができる。制御部50aは図6に示すように機能ブロックとしてモード切替部50a1を有する。
モード切替部50a1は、表示モードを設定する。モード切替部50a1は、乗員のボタン操作等によって入力された切替トリガ信号に基づいて、表示モードの設定をパワーメータ表示モードとタコメータ表示モードとで切り替える。
モード切替部50a1は、より細かい機能ブロックとして光源制御部50a2と指針制御部50a3と、移行判定部50a4とを有する。光源制御部50a2は、光源52、53、54の輝度を制御する。光源制御部50a2は、モード切替部50a1にて設定された表示モードに基づいて、各光源の点灯、消灯を切り替える。
指針制御部50a3は、モード切替部50a1にて設定された表示モードに基づいて、指針100の制御を切り替える。すなわち、パワーメータ表示モードが設定された場合には、電力量に基づいた指針100の回動制御を実行し、タコメータ表示モードが設定された場合には、エンジン回転数に基づいた回動制御を実行する。指針制御部50a3は、表示モードの設定が切り替わった際に、切替前の表示モードに対応した指針100の回動制御から切替後の表示モードに対応した指針100の回動制御に移行する移行処理を実行する。
移行判定部50a4は、指針制御部50a3における移行処理が終了したか否かを判定する。移行判定部50a4は、例えば表示モードを設定が切り替わった時点から、予め設定された時間が経過したか否かに基づいて、移行処理の終了を判定する。または移行判定部50a4は、ステッパモータ51の回転角をセンサ等により検出することで移行処理の終了を判定してもよい。
ここまで説明した表示装置1におけるパワーメータ表示モードおよびタコメータ表示モードの各発光状態を図7〜図9を参照して順に説明する。
パワーメータ表示モードでは、内周光源53が点灯し、且つ軸部光源52および外周光源54は消灯する。内周光源53から射出された照明光は、内周表示導光体30内を導光され、一部は内周照明板部32から視認側に射出されてパワーメータ指標部21を発光させる。内周光源53から射出された照明光の残りは、射出端部33から回動中心部12へと入射し、短針反射面12aにて反射されて指示部13へと向かう。指示部13を導光する照明光は、全体として段差面16側へと向かいつつ短針底部14aの反射部14bにて反射される。反射された照明光は、長針部15のうち短針底部14aと対向する領域を通過して視認側へと指向される。一方で段差面16に到達した照明光は、短針底部14aの方向へ戻されるため、段差面16によって長針部15の短針部14よりも径方向外側へ延出した部分への進入を阻害される。また、短針反射面12aを反射して短針部14に入射した照明光は短針部14の上述の鏡面によってほとんど全反射されて短針底部14aの方向に偏向されるため、照明光の一部が長針部15に入射することはない。
したがってパワーメータ表示モードでは、図8に示すように、パワーメータ指標部21および短針部14が発光し、タコメータ指標部22および長針部15は発光しない。これにより、発光するパワーメータ指標部21が発光する短針部14の先端によって指示される。すなわち、指針100における短針部14までの発光と表示板20におけるパワーメータ指標部21の発光とが組み合わされ、表示領域をパワーメータとして視認可能となる。パワーメータ表示モードは、短針部14および短針側指標部との組合せに基づく表示モードの一例である。
タコメータ表示モードでは、軸部光源52および外周光源54が点灯し、且つ内周光源53は消灯する。外周光源54から射出された照明光は、外周表示導光体40内を導光され、外周照明板部42から視認側に射出されてタコメータ指標部22を発光させる。一方、軸部光源52から射出された照明光は、軸部11内を全反射しながら視認側へと向かい回動中心部12へと入射し、長針反射面12bにて反射されて指示部13へと向かう。指示部13を導光する照明光は、全体として長針部15の先端側へと向かいつつその反射部15bで視認側へと反射される。
したがってタコメータ表示モードでは、図9に示すように、タコメータ指標部22が発光する。さらに、軸部光源52からの照明光によって短針部14および長針部15がともに発光し、タコメータ指標部22は発光しない。これにより、発光するタコメータ指標部22が発光する長針部15の先端によって指示される。すなわち、指針100における長針部15までの発光と表示板20におけるタコメータ指標部22の発光とが組み合わされ、表示領域をタコメータとして視認可能となる。タコメータ表示モードは、長針部15および長針側指標部との組合せに基づく表示モードの一例である。
次に、第1実施形態において制御部50aが実行する制御について、図10〜図17を参照しながら説明する。まず、車両の起動時に制御部50aが実行する照明制御を図10〜図12を用いて説明する。
ステップS10で、イグニッションがON状態であるか否かを判定する。ON状態であると判定すると、ステップS11へと進む。
ステップS11では、表示モードがパワーメータ表示モードに設定されているか否かを判定する。パワーメータ表示モードに設定されていると判定すると、ステップS12へと進む。
ステップS12では、イグニッションがOFFからONへと切り替わった時点、すなわち車両が停止状態から起動状態に切り替わった時点からの経過時間tが、所定時間ts1に到達したか否かを判定する。ステップS12の判定処理は、経過時間tが所定時間ts1に到達するまで繰り返される。経過時間tが所定時間ts1に到達したと判定した場合には、ステップS13へと進む。
ステップS13では、内周光源53を点灯する。これにより、指針100の短針部14とパワーメータ指標部21が同時に発光を開始する。なおこのとき外周光源54および軸部光源52は消灯状態である。これによりパワーメータ表示モードでの発光表示が開始される。ステップS13の処理を実行後、図10のフローチャートの処理が終了される。
一方ステップS11にて表示モードがパワーメータ表示モードに設定されていない、すなわちタコメータ表示モードに設定されていると判定された場合には、ステップS14へと進む。ステップS14では、ステップS12と同様に、経過時間tが所定時間ts1に到達したか否かを判定する。所定時間ts1に到達したと判定されると、ステップS15へと進む。
ステップS15では、軸部光源52を点灯させる処理を実行する。これにより、指針100の指示部13が根元から長針部15の先端まで発光する。なおこのとき、内周光源53および外周光源54は消灯状態である。このため、ステップS15の処理を実行した時点では、表示領域内において指針100のみが発光により視認可能な状態となる。ステップS15の処理を実行すると、ステップS16へと進む。
ステップS16では、経過時間tが、ts1+ts2に到達したか否かを判定する。換言すれば、ステップS16では、軸部光源52を点灯した時点からts2だけ時間が経過したか否かを判定する。ステップS16の判定処理は、経過時間tがts1+ts2に到達するまで繰り返し実行される。到達したと判定された場合には、ステップS17へと進む。
ステップS17では、外周光源54を点灯し、タコメータ指標部22を発光させる。ステップS17の処理を実行した後、図10のフローチャートを終了する。
これにより、長針部15までの発光により指針100の発光から時間ts2だけ遅れて、タコメータ指標部22が発光する。ステップS15〜ステップS17の処理により、タコメータ表示モードが実現される。また、ステップS16の処理によって指針100の発光開始からts2だけ遅れてタコメータ指標部22が発光するため、先に指針100だけが発光して視認される斬新な照明が提供される。
図10のフローチャートの実行に伴う各光源52、53、54の発光タイミングについて図11および図12のタイミングチャートを参照して説明する。パワーメータ表示モードが設定されていた場合、制御部50aは、図11に示すようにイグニッションがONとなった時点から時間ts1だけ経過した時点で内周光源53を点灯させる。これにより、イグニッションのONから時間ts1経過後にパワーメータ指標部21および指針100が同時に発光する。
タコメータ表示モードが設定されていた場合、制御部50aは、図12に示すようにイグニッションがONとなった時点から時間ts1だけ経過した時点で軸部光源52を点灯させる。これにより、イグニッションのONから時間ts1経過後に指針100が長針部15まで発光する。さらに制御部50aは、イグニッションのONから時間ts1+ts2だけ経過した時点、換言すれば軸部光源52の点灯から時間ts2だけ経過した時点で、外周光源54を点灯させる。これにより、指針100の発光から時間ts2だけ遅れてタコメータ指標部22が発光を開始する。
次に、第1実施形態の表示装置1が実行する車両起動中における表示モードの切替制御について、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS20では、切替トリガの入力を検知したか否かを判定する。切替トリガの入力を検知したと判定されると、ステップS21へと進む。
ステップS21では、その時点での表示モードがパワーメータ表示モードであるか否かを判定する。パワーメータ表示モードであると判定された場合には、パワーメータ表示モードからタコメータ表示モードに切り替えるためにステップS22へと進む。
ステップS22では、内周光源53を消灯する処理と、外周光源54を点灯する処理とを実行する。この2つの処理は、略同時に実行される。ステップS22の後にはステップS23へと進む。
ステップS23では、切替トリガが検知された時点から時間tc1だけ経過したか否かを判定する。時間tc1は、切替トリガが入力されてから指針100の回動態様がパワーメータ表示からタコメータ表示になるまでの時間として予め設定された時間である。
ステップS22にて時間tc1が経過したと判定された場合には、ステップS24へと進む。ステップS24では、軸部光源52を点灯する処理を実行する。ステップS24の実行後図13のフローチャートを終了する。
一方ステップS21でパワーメータ表示モードではない、すなわちタコメータ表示モードであると判定された場合には、ステップS25へと進む。ステップS25では、軸部光源52を消灯処理する。
ステップS26では、切替トリガが検知された時点から時間tc2だけ経過したか否かを判定する。時間tc2は、切替トリガが入力されてから指針100の回動態様がタコメータ表示からパワーメータ表示になるまでの時間として予め設定された時間である。
ステップS26にて時間tc2が経過したと判定された場合には、ステップS27へと進む。ステップS27では、内周光源53を点灯する処理と、外周光源54を消灯する処理とを実行する。この2つの処理は、略同時に実行される。ステップS26の実行後図13のフローチャートを終了する。
図13のフローチャートの実行に伴う各光源52、53、54の発光タイミングについて図14のタイミングチャートを参照して説明する。まずパワーメータ表示モードからタコメータ表示モードへと切り替わる場合について説明する。制御部50aは、表示モードの切替トリガが入力されたタイミングと略同時のタイミングで、内周光源53を消灯し、また外周光源54を点灯する。これにより、パワーメータ指標部21の発光状態からタコメータ指標部22の発光状態へと切り替わるように視認される。また、指標部21、22の切り替わりと同時に、指針100が消灯されて視認されない状態となる。
切替トリガの入力から時間tc1だけ経過すると、制御部50aは軸部光源52を点灯する。これにより、指針100の指示部13が長針部15まで発光し、指針100によるタコメータ指標部22の指示が視認される。
次にタコメータ表示モードからパワーメータ表示モードへと切り替わる場合について説明する。制御部50aは、表示モードの切替トリガが入力されたタイミングと略同時のタイミングで、軸部光源52を消灯する。これにより、指針100が消灯されて視認されない状態となる。
切替トリガの入力から時間tc2だけ経過すると、制御部50aは内周光源53および外周光源54を同時に点灯する。これにより、タコメータ指標部22の発光状態からパワーメータ指標部21の発光状態へと切り替わるように視認される。また、内周光源53により指示部13が短針部14まで発光し、指針100によるパワーメータ指標部21の指示が視認される。
次に第1実施形態の表示装置1が実行する車両停止時における照明制御について、図15のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS30で、イグニッションがOFF状態であるか否かを判定する。OFF状態であると判定すると、ステップS31へと進む。
ステップS31では、表示モードがパワーメータ表示モードに設定されているか否かを判定する。パワーメータ表示モードに設定されていると判定すると、ステップS32へと進む。
ステップS32では、イグニッションがONからOFFへと切り替わった時点、すなわち車両が起動状態から停止状態に切り替わった時点からの経過時間tが、所定時間te1に到達したか否かを判定する。ステップS32の判定処理は、経過時間tが所定時間te1に到達するまで繰り返される。経過時間tが所定時間te1に到達したと判定した場合には、ステップS33へと進む。
ステップS33では、内周光源53を消灯する。これにより、指針100の短針部14とパワーメータ指標部21が同時に発光を停止する。ステップS33の処理を実行後、図15のフローチャートの処理が終了される。
一方ステップS31にて表示モードがパワーメータ表示モードに設定されていない、すなわちタコメータ表示モードに設定されていると判定された場合には、ステップS34へと進む。ステップS34では、ステップS32と同様に、経過時間tが所定時間te1に到達したか否かを判定する。所定時間te1に到達したと判定されると、ステップS35へと進む。
ステップS35では、外周光源54を消灯させる処理を実行する。これにより、タコメータ指標部22が発光を停止する。なおこのとき、軸部光源52は点灯状態である。このため、ステップS35の処理を実行した時点では、表示領域内において指針100のみが発光により視認可能な状態となる。ステップS35の処理を実行すると、ステップS36へと進む。
ステップS36では、経過時間tが、te1+te2に到達したか否かを判定する。換言すれば、ステップS36では、軸部光源52を点灯した時点からte2だけ時間が経過したか否かを判定する。ステップS36の判定処理は、経過時間tがte1+te2に到達するまで繰り返し実行される。到達したと判定された場合には、ステップS37へと進む。
ステップS37では、軸部光源52を消灯し、タコメータ指標部22の発光を停止させる。ステップS37の処理を実行した後、図15のフローチャートを終了する。
図15のフローチャートの実行に伴う各光源52、53、54の発光タイミングについて図16および図17のタイミングチャートを参照して説明する。パワーメータ表示モードが設定されていた場合、制御部50aは、図16に示すようにイグニッションがONとなった時点から時間te1だけ経過した時点で内周光源53を消灯させる。これにより、イグニッションのOFFから時間te1経過後にパワーメータ指標部21および指針100が同時に発光を停止する。
タコメータ表示モードが設定されていた場合、制御部50aは、図17に示すようにイグニッションがOFFとなった時点から時間te1だけ経過した時点で軸部光源52を点灯させる。これにより、イグニッションのONから時間te1経過後に指針100の発光が停止する。さらに制御部50aは、イグニッションのONから時間te1+te2だけ経過した時点、換言すれば軸部光源52の点灯から時間te2だけ経過した時点で、外周光源54を消灯させる。これにより、指針100の発光から時間te2だけ遅れてタコメータ指標部22が発光を停止する。
次に第1実施形態の表示装置1の構成と、表示装置1がもたらす作用効果について説明する。
表示装置1は、回転軸線Raを中心として径方向外側に対して異なる長さを有しており、照明光によりそれぞれ発光する二つの導光体を積層関係に配置して構成された指針100を備える。表示装置1は、光源52、53の照明制御を行う制御部50aを有する。制御部50aは、指針100の長さの異なる二つの導光体に対する照明光の導光を制御し、指針100を相対的に長さの短い短針部14、長さの長い長針部15として発光させる。表示装置1は、短針部14によって指示されて照明光により発光するパワーメータ指標部21および長針部15によって指示されて照明光により発光するタコメータ指標部22を有する表示板20を備える。制御部50aは、短針部14およびパワーメータ指標部21を発光させるパワーメータ表示モードと、長針部15およびタコメータ指標部22を発光させるタコメータ表示モードとの間で表示モードを切り替えるモード切替部50a1を有する。
これによれば、表示装置1は、パワーメータ表示モードにて発光するパワーメータ指標部21を発光する短針部14で指示する。表示装置1は、タコメータ表示モードにて発光するタコメータ指標部22を発光する長針部15で指示する。表示装置1は、短針部14と長針部15とに基づく指標部21、22の指示表示モードを切り替えることで、指示する指標部21、22に対応して切り替えることができる。以上により、2種類の指標部21、22を有する場合において、指示する指標部21、22に対応して指針100の発光領域を切替可能な表示装置1を提供することができる。
制御部50aは、表示モードを切り替える際に、切替前の表示モードに対応した指針100の回動制御から切替後の表示モードに対応した指針100の回動制御に移行する移行処理を実行する指針制御部50a3と、移行処理が終了したか否かを判定する移行判定部50a4と、を有する。モード切替部50a1は、表示モードを切り替える際に、移行処理が終了したと判定されるまで、軸部光源52および内周光源53を消灯する。
これによれば、表示装置1は、表示モードの切り替え時に、指針100の回動制御の移行処理が終了するまで指針100を発光させない。したがって、回動制御の移行処理中における指針100の回動が乗員に視認されることを抑制できる。すなわち、表示モードの切り替え中における指針100の回動によって乗員に違和感を与えることを抑制することが可能な表示装置1を提供できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態における表示装置1の変形例について説明する。図18、図19において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第2実施形態の表示装置1は、表示モード切替時の照明制御が第1実施形態と相違する。第2実施形態において制御部50aが実行する表示モードの切替制御について、図18のフローチャートを参照して説明する。図18のフローチャートにおいて、ステップS220、S221の処理は、それぞれ第1実施形態におけるステップS20、S21の処理と同様であるので説明を省略する。
ステップS222では、内周光源53を消灯する処理と、外周光源54を点灯する処理と、軸部光源52を点灯する処理とを実行する。この3つの処理は、略同時に実行される。すなわち、軸部光源52の点灯と内周光源53の消灯とを同時に行うので、両方が同時に消灯状態になることがない。換言すれば、指針100の発光が維持された状態となる。ステップS222の処理を実行すると図18のフローチャートを終了する。
一方ステップS221でパワーメータ表示モードではない、すなわちタコメータ表示モードであると判定された場合には、ステップS225へと進む。ステップS25では、軸部光源52を消灯する処理と、内周光源53を点灯する処理と、外周光源54を消灯する処理とを実行する。この3つの処理は、略同時に実行される。すなわち、軸部光源52の消灯と内周光源53の点灯とを同時に行うので、両方が同時に消灯状態になることがなく、指針100の発光が維持された状態となる。ステップS225の処理を実行すると、図18のフローチャートを終了する。
図18のフローチャートの実行に伴う各光源52、53、54の発光タイミングについて図19のタイミングチャートを参照して説明する。まずパワーメータ表示モードからタコメータ表示モードへと切り替わる場合について説明する。制御部50aは、表示モードの切替トリガが入力されたタイミングと略同時のタイミングで、内周光源53を消灯し、また外周光源54および軸部光源52を点灯する。これにより、パワーメータ指標部21の発光状態からタコメータ指標部22の発光状態へと切り替わるように視認される。また、指標部21、22の切り替わりと同時に、指針100の指示部13が、短針部14までの発光状態から長針部15までの発光状態へと移行し、指針100によるタコメータ指標部22の指示が視認される。これにより指針100の発光が維持された状態で指針100の発光領域が切り替わり、パワーメータ表示モードからタコメータ表示モードへと切り替わる。
次にタコメータ表示モードからパワーメータ表示モードへと切り替わる場合について説明する。制御部50aは、表示モードの切替トリガが入力されたタイミングと略同時のタイミングで、軸部光源52および外周光源54を消灯し、同時に内周光源53を点灯する。これにより、タコメータ指標部22の発光状態からパワーメータ指標部21の発光状態へと切り替わるように視認される。また、指標部21、22の切り替わりと同時に内周光源53により指示部13が短針部14まで発光し、指針100によるパワーメータ指標部21の指示が視認される。これにより指針100の発光が維持された状態で指針100の発光領域が切り替わり、タコメータ表示モードからパワーメータ表示モードへと切り替わる。
モード切替部50a1は、表示モードを切り替える際に、軸部光源52および内周光源53の両方を消灯状態にすることなく、指針100の発光を維持した状態で表示モードの切り替えを実行する。これによれば、表示モードの切り替え時に、指針100は常に発光された状態で乗員に視認される。例えばパワーメータ表示モードからタコメータ表示モードへと切り替わる場合、指針100は、短針部14まで発光している状態から長針部15まで発光している状態へと、発光状態が途切れることなく移行する。これにより、表示モードを切り替える際に、指針100の発光状態のスムーズな切替を乗員に視認させることが可能な表示装置1を提供できる。
(他の実施形態)
この明細書における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上述の実施形態において、短針部14、長針部15をそれぞれ照明する光源を、各短針部14、長針部15の駆動端側に配置する構成としてもよい。 上述の実施形態において、長針部15および短針部14との組合せにおいては、長針部15側が視認側に位置しているが、その逆として短針部14が視認側に位置するようにしてもよい。
また、図4のように、短針部14の上側に長針部15を積層し、長針部15については、長針部15のうち短針部14の段差面16から延出する自由端側の底部のみに反射部15bを形成してもよい。この場合には、長針部15の全体を発光するためには、反射面12aと反射面12bの両方に照明光を入射させる。これにより、短針部14の反射部14bで反射して視認側に指向する光と、長針部15の自由端側の反射部15bで反射して視認側に指向する光との合成により長針部15の全長が発光しているように視認される。 上述の実施形態において、外周光源54はタコメータ指標部22を照明し、内周光源53は、パワーメータ指標部21を照明する構成であるとした。これに代えて、各指標部21、22の少なくとも1つが、別の情報を表示する指標部であってもよい。
100 指針、 14 短針部、 15 長針部、 20 表示板、 21 パワーメータ指標部(短針側指標部)、 22 タコメータ指標部(長針側指標部)、 50a 制御部、 50a1 モード切替部、 50a3 指針制御部、 50a4 移行判定部、 52 軸部光源(長針光源)、 53 内周光源(短針光源)、 54 外周光源、 Ra 回転軸線。

Claims (3)

  1. 回転軸線(Ra)周りに回転する指針であって、前記回転軸線を中心として径方向外側に対して異なる長さを有しており、照明光によりそれぞれ発光する二つの導光体を積層関係に配置して構成された指針(100)と、
    前記指針の長さの異なる二つの前記導光体に対する照明光の導光を制御することにより、前記指針を相対的に長さの短い短針部、長さの長い長針部として発光させる制御部(50a)と、
    前記短針部によって指示されるとともに、照明光の導光によって発光する短針側指標部(21)および前記長針部によって指示されるとともに、照明光の導光によって発光する長針側指標部(22)を有する表示板(20)と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記短針部および前記短針側指標部との組合せに基づく表示モードと、前記長針部および前記長針側指標部との組合せに基づく表示モードとの間で表示モードを切り替えるモード切替部(50a1)を有する表示装置。
  2. 前記制御部は、
    前記表示モードを切り替える際に、切替前の表示モードに対応した前記指針の回動制御から切替後の表示モードに対応した前記指針の回動制御に移行する移行処理を実行する指針制御部(50a3)と、
    前記移行処理が終了したか否かを判定する移行判定部(50a4)と、
    を有し、
    前記モード切替部は、
    前記表示モードを切り替える際に、前記移行処理が終了したと判定されるまで、前記指針を消灯する請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記モード切替部は、
    前記表示モードを切り替える際に、前記指針の発光を維持した状態で前記表示モードの切り替えを実行する請求項1に記載の表示装置。
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