JP2020016539A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020016539A
JP2020016539A JP2018139467A JP2018139467A JP2020016539A JP 2020016539 A JP2020016539 A JP 2020016539A JP 2018139467 A JP2018139467 A JP 2018139467A JP 2018139467 A JP2018139467 A JP 2018139467A JP 2020016539 A JP2020016539 A JP 2020016539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
hand
long
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018139467A
Other languages
English (en)
Inventor
浩三 小野
Kozo Ono
浩三 小野
恒夫 内田
Tsuneo Uchida
恒夫 内田
智康 加古
Tomoyasu Kako
智康 加古
拓夫 山本
Takuo Yamamoto
拓夫 山本
久徳 今枝
Hisanori Imaeda
久徳 今枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2018139467A priority Critical patent/JP2020016539A/ja
Publication of JP2020016539A publication Critical patent/JP2020016539A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】指針発光における斬新な演出等が可能な表示装置を提供する。【解決手段】表示装置は、短針部および短針部よりも径方向外側まで延伸する長針部を有し回転軸線周りに回転する指針を備える。表示装置は、短針部を発光させる照明光を射出する内周光源53と、長針部を発光させる照明光を射出する軸部光源52と、内周光源53および軸部光源52の照明制御を行う制御部50aとを備える。制御部50aは、長針部の発光に先行して短針部の発光を実行し、短針部の発光の実行から遅延して長針部の発光を実行する起動遅延部50a2を有する。【選択図】図11

Description

この明細書における開示は、表示装置に関する。
特許文献1には、延伸方向に2つの発光領域が形成された指針を有する計器装置が開示されている。この指針は、第1出射面を有する第1導光部材と、第1出射面よりも回動軸から遠い位置に設けられた第2出射面を有する第2導光部材とを有する。計器装置には、第1導光部材に光を照射する第1発光素子と、第2導光部材に光を照射する第2発光素子と、第1発光素子および第2発光素子の点灯を制御する点灯回路が設けられている。計器装置は、2つの発光素子の点灯をそれぞれ制御することで、2つの出射面のそれぞれの発光状態を変更し、指針の表示モードを切り替える。
特開平11‐281409号公報
特許文献1には、車両の起動等による指針発光についての照明制御に関する開示がなされていない。したがって、特許文献1に開示された技術では、指針の異なる発光領域を利用して、指針発光についての斬新な演出をすることができない。
開示される目的は、指針発光における斬新な演出が可能な表示装置を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された表示装置のひとつは、回転軸線(Ra)周りに回転する指針であって、照明光により発光する短針部(14;214)および短針部よりも径方向外側まで延伸するように形成されて照明光により発光する長針部(15;215)を有する指針(100)と、短針部を発光させる照明光および長針部を発光させる照明光を射出する光源部(52a)と、光源部の照明制御を行う制御部(50a)と、を備え、制御部は、長針部の発光に先行して短針部の発光を実行し、短針部の発光の実行から遅延して長針部の発光を実行する起動遅延部(50a2)を有する。
この開示によれば、表示装置は、短針部を発光し、短針部の発光から遅延して長針部を発光させる。これにより、視認者に対して、指針の発光領域が段階的に長くなるように視認させることができる。以上により、指針発光における斬新な見栄えと演出とが可能な表示装置を提供することができる。
第1実施形態に係る表示装置の正面図である。 図1のII‐II線断面図である。 指針導光体を視認側から見た図である。 図3のIV‐IV線断面図である。 指針導光体を反視認側から見た図である。 図5のVI‐VI線断面図である。 指針キャップを視認側から見た図である。 図7のVIII‐VIII線断面図である。 指針キャップを反視認側から見た図である。 図9のX‐X線断面図である。 表示装置の制御構成を示すブロック図である。 車両が起動したときからの照明制御を示すフローチャートである。 車両が起動したときからの照明制御のタイミングチャートである。 表示装置における照明演出を示すイメージ図である。 車両起動状態終了時の照明制御を示すフローチャートである。 車両起動状態終了時の照明制御を示すタイミングチャートである。 第2実施形態における指針を視認側から見た図である。 図17のXVIII‐XVIII線断面図である。 第2実施形態における指針を反視認側から見た図である。
(第1実施形態)
第1実施形態の表示装置1について、図1〜図16を参照しながら説明する。表示装置1は、車両のコンビネーションメータとして提供される。表示装置1は、車両の運転席の前方で、表示面20aを運転席に向けて取り付けられている。以下において表示面20aに垂直な方向を奥行方向とし、奥行方向における運転席側を視認側、視認側と反対側を反視認側と表記する。表示装置1は、運転席に着座した乗員に対して所定の情報を表示する表示機能を提供する。表示装置1は、表示機能の一例として、車両の速度情報を表示するスピードメータとしての機能を有する。表示装置1は、図1において二点鎖線で示す領域A内にて速度情報の表示機能を発揮する。
表示装置1は、回転軸線Ra周りに回転する指針100、表示面20aを有する表示板20、表示導光体30、基板50およびこれらを収容する筐体70を備えている。以下の説明において、回転軸線Raを中心とした円周方向および径方向を、単に「周方向」および「径方向」と表記する。また、回転軸線Raの延びる方向を単に「軸方向」と表記する。
筐体70は、図2に示すようにガラス板71、見返し板72、アッパケース部73およびロアケース部74を備えて構成されている。ガラス板71は、透光性の合成樹脂等により湾曲した板状に形成されている。ガラス板71は、見返し板72の視認側の開口を覆うように見返し板72に対して取り付けられている。第1実施形態のガラス板71は、例えば黒またはグレーに着色されて所定の透過率で光を透過させるスモークガラスとして提供される。
見返し板72は、例えば合成樹脂等により形成され、表示面20aを全周取り囲む筒状に形成されている。見返し板72は、例えば表示領域を挟んで下方側の部分が、上方側の部分よりもより視認側に張り出すように形成されている。見返し板72は、表示板20の外縁部分を視認側から抑え込み、アッパケース部73に対して固定している。
アッパケース部73は、例えば遮光性の合成樹脂等により形成されている。アッパケースは、見返し板72とロアケース部74との間で、収容された構成部品を取り囲んでいる。
ロアケース部74は、例えばアッパケース部73と同様に遮光性の合成樹脂等により形成されている。ロアケース部74は、表示装置1の反視認側を覆う部材であり、基板50等を反視認側から保持している。
指針100は、回転軸線Ra周りに回転して表示板20上を指示する。指針100は、指針導光体10と、指針キャップ19とを有している。
指針導光体10は、透光性を有する材料によって一体に形成されている。図3〜図6に示すように、指針導光体10は、軸部11と、回動中心部12と、指示部13とを有して形成されている。
軸部11は、奥行方向に延びる略円柱形状に形成されている。軸部11は、表示板20を奥行方向に貫通する配置で設けられている。軸部11の中心軸線は、指針100の回転軸線Raと略一致している。換言すれば、軸部11は指針100の回転軸である。
回動中心部12は、軸部11の視認側の端部に設けられた部分である。回動中心部12は、奥行方向の投影視で円形状であり、その中心が軸部11の軸心と略一致している。回動中心部12には、短針導光面12aと、長針導光面12bとが形成されている。
短針導光面12aは、回動中心部12において、奥行方向に軸部11を投影した範囲よりも径方向で外側に形成された傾斜面である。短針導光面12aは、図4に示すように、反視認側から視認側に向かうにつれて回転軸線Raに接近するように、軸方向および指示部13の延伸方向に対して傾斜している。短針導光面12aは、反視認側から回動中心部12に入射した照明光を、指示部13に向けて反射する反射面を提供する。
長針導光面12bは、短針導光面12aよりも視認側で回動中心部12の中心付近に形成された傾斜面である。長針導光面12bは、図4に示すように、反視認側から視認側に向かうにつれて指示部13に接近するように、軸方向および指示部13の延伸方向に対して傾斜している。長針導光面12bは、軸部11から回動中心部12に進入した照明光を指示部13に向けて反射する反射面を提供する。
指示部13は、回動中心部12から径方向外側に突出するように延伸した部分である。指示部13は、延伸方向先端側に向かうにつれて幅寸法が徐々に小さくなる針状に形成されている。指示部13は、短針部14と長針部15を有して形成されている。指示部13は、視認側の面である視認側面13aを有する。
短針部14は、段差面16と短針底部14aとを有する。短針底部14aは、短針部14において指示部13の反視認側の面を提供する。短針底部14aは、回動中心部12における短針導光面12aの反視認側の端部と奥行方向において略同じ位置となっている。短針底部14aには、その全長にわたって微細加工に基づく反射部14bが施されており、短針導光面12aから反射された照明光を視認側に反射可能である。短針部14は、照明光を反射部14bにて反射することで発光する。反射部14bは、図4に示すように、短針底部14aの外表面から内側に向かって形成された微細な多数の断面三角柱状の凹部の集合体によって構成されており、短針部14に導光された照明光をその凹部の斜面にて視認側へ反射するものである。この凹部の集合体は照明光が消灯されている場合には人の目に見えない程度の大きさに設定されている。短針底部14aは、短針反射面の一例である。
段差面16は、指示部13の反視認側の面に形成されている。段差面16は、短針導光面12aから反射された照明光が長針部15に進入することを抑制する。段差面16は、短針部14の先端を規定している。
長針部15は、その自由端が短針部14よりも径方向外側まで延出し、短針部14よりも相対的に長い寸法を有している。長針部15は、径方向で後述の指標部21における目盛指標付近まで延びている。長針部15は、短針部14に対して厚みが小さくなるように形成されている。長針部15の底部である長針底部15aは、短針底部14aよりも反視認側に位置している。長針底部15aは、長針導光面12bの反視認側の端部と奥行方向で略同じ位置に形成されている。長針底部15aは、段差面16を介して短針底部14aと接続されている。長針底部15aには、短針底部14aと同様に微細加工に基づく反射部15bが施されている。反射部15bは、長針底部15aの略全長にわたって設けられている。より具体的には、反射部15bは、長針底部15aのうち短針部14の段差面16から延出する自由端側の領域も含めて、軸部11に接続される領域を除いた短針部14と対面する領域に亘って施されている。長針底部15aは、長針導光面12bにて反射された軸部光源52からの照明光を反射部15bにて視認側へと反射させることで発光する。長針底部15aは、長針反射面の一例である。
視認側面13aは、指示部13の視認側の平面である。視認側面13aは、短針底部14aと奥行方向で対向する領域である短針領域面13a1と、長針底部15aと奥行方向で対向する領域である長針領域面13a2とを有している。視認側面13aは、短針領域面13a1にて、短針底部14aから反射された照明光を外部へと射出する。視認側面13aは、長針領域面13a2にて、長針底部15aから反射された照明光を外部へと射出する。長針領域面13a2と短針領域面13a1とは、段差なく連続するように形成され、所謂面一の関係となっている。
指針キャップ19は、黒色に着色されたポリプロピレン樹脂やABS樹脂などの遮光性の樹脂材料により形成されている。指針キャップ19は、指針導光体10の回動中心部12および指示部13を覆う部材である。指針キャップ19は、図7〜図10に示すように円筒壁部19a、延伸壁部19b、ピン19cを有している。円筒壁部19aは、反視認側に開口した有底の円筒形状に形成されている部分である。円筒壁部19aは、回動中心部12を視認側から覆っている。延伸壁部19bは、円筒壁部19aの側壁から径方向外側に延伸するように形成されている。延伸壁部19bは、指示部13の側面を覆う側壁を提供する。ピン19cは、円筒壁部19aの底部における反視認側の面から突出するように形成されている。ピン19cは、回転軸線Raを挟んで2つ設けられている。ピン19cは、それぞれ対応する貫通孔12cに挿通される。短針部14および長針部15は、この貫通孔12cに指針キャップ19のピン19cを通して貫通孔12cから露出したピン19cの先端を熱かしめすることによって、指針キャップ19に固定されるとともに、短針部14および長針部15同士が互いに位置ずれすることなく固定される。
表示板20は、例えば合成樹脂材料等からなる透光性の基材を成形することで形成されている。表示板20は、全体として略平板状に形成されている。表示板20には、指針100の軸部11が挿通される開口部20bが形成されている。表示板20には、指標部21が形成されている。
指標部21は、透光性の塗料を用いた印刷等により形成されている。指標部21は、指針100の軸部11周りに円弧状に配列されるように形成されている。指標部21は、例えば所定の間隔で設けられた目盛指標と、目盛指標の内周側で対応する目盛指標が示す速度値を数字で表す数字指標とを含む。
表示導光体30は、透光性の合成樹脂等により一体物として形成されている。表示導光体30は、表示板20と基板50との間に設けられている。表示導光体30は、導光板部35、表示導入部31、内周導入部33、内周反射部34および射出端部36を有する。
導光板部35は、円環平板形状に形成された部分である。導光板部35は、軸部11を中心に取り囲むように設けられている。導光板部35は、表示板20の反視認側の面に沿って広がるように設けられている。導光板部35は、表示板20における指標部21が形成された領域を反視認側から覆うように配置されている。導光板部35の内周縁は、表示板20の開口部20bよりも軸部11に近接している。換言すれば、導光板部35は開口部20bから視認側に露出している。
表示導入部31は、導光板部35の外周端部から反視認側に延びる柱状に形成されている。表示導入部31は、表示光源54と同数形成されている。複数の表示導入部31の端部は、それぞれ対応する表示光源54に近接している。表示導入部31は、表示光源54から射出された照明光を導光板部35へと導く。
内周導入部33は、導光板部35の反視認側の面から反視認側へと延びる柱状に形成されている。内周導入部33は、内周光源53と同数形成されている。複数の内周導入部33の端部は、それぞれ対応する内周光源53に近接している。内周導入部33は、導光板部35における表示板20の指標部21と対応する領域よりも内周側に設けられている。内周導入部33は、内周光源53から射出された照明光を導光板部35へと導く。
内周反射部34は、導光板部35の視認側の面に形成された溝の一部である。より具体的には、内周反射部34は、軸部11を取り囲むように形成された溝の内周側の壁面であり、反視認側から視認側に向かうにしたがって軸部11に近づくように傾斜する傾斜面である。内周反射部34は、少なくとも内周導入部33の根元部に奥行方向で向かい合う領域に設けられている。内周反射部34は、内周導入部33から導入された照明光を射出端部36に向けて反射する反射面として機能する。
射出端部36は、導光板部35における指針100の軸部11側の端部である。射出端部36は、表示板20の開口部20bよりも径方向で軸部11に近接するように形成され、ており、平面視で円形状の開口を形成している。射出端部36には、導光板部35の内部を導光した照明光を、視認側へと反射する反射面が形成されている。射出端部36は、反射面にて照明光を視認側へと反射させ、指針100の回動中心部12へと射出する。
アッパケース部73は、表示導光体30と基板50との間に遮光壁部73aを有している。遮光壁部73aの反視認側の端部は、基板50の視認側の面に接触している。遮光壁部73aの視認側の端部は、導光板部35の反視認側の面に接触している。遮光壁部73aの視認側の端部は、導光板部35の反視認側の面に沿って広がる平板上の壁部に連続している。遮光壁部73aは、径方向において表示板20の指標部21よりも内周側で、内周光源53および内周導入部33を取り囲むように形成されている。遮光壁部73aは、内周光源53および内周導入部33に近接して設けられている。遮光壁部73aは、内周光源53から射出された照明光の指標部21への到達を阻害する。
基板50は、樹脂やセラミックスなどの絶縁材料により平板状に形成された絶縁基材に、銅などの導電性材料による配線パターンを設けたプリント配線基板である。基板50は、一面を視認側に向け、他面を反視認側に向ける姿勢で表示導光体30の反視認側に配置されている。基板50には、ステッパモータ51、光源部52a、複数の表示光源54および制御部50aが設けられている。
ステッパモータ51は、指針100を回動させるモータである。ステッパモータ51は、基板50の視認側の面上に設けられ、指針100の軸部11と連結されている。ステッパモータ51は、制御部50aと電気的に接続され、制御部50aによってその駆動を制御される。ステッパモータ51は、軸部11を回転駆動することで、指針100全体を回転軸線Ra周りに回動させる。
光源部52aは、軸部光源52および複数の内周光源53を含む。軸部光源52、複数の内周光源53、複数の表示光源54は、それぞれLED(発光ダイオード)によって提供される。光源52、53、54は、それぞれ基板50の視認側の面上に設けられている。光源52、53、54は、それぞれ制御部50aと電気的に接続されており、制御部50aによってその点灯および消灯を制御される。
軸部光源52は、軸部11の反視認側の端部と対向する位置に設けられている。軸部光源52は、長針部15を発光させる照明光を射出する。軸部光源52は、長針光源の一例である。
複数の内周光源53は、それぞれ表示導光体30における内周導入部33の反視認側の端部と対向する位置に設けられている。複数の内周光源53は、指針100の短針部14を発光させる照明光を射出する短針光源の一例である。
複数の表示光源54は、径方向において複数の内周光源53より外周側で、それぞれ対応する表示導入部31の反視認側の端部と対向する位置に設けられている。複数の表示光源54は、指標部21を発光させる照明光を射出する光源の一例である。
制御部50aは、例えばマイクロコントローラなどにより構成されている。制御部50aは、車両で用いられているエンジンECUやボデーECUなどから表示装置1に表示させる車両情報を取得する。制御部50aは、車両情報に従って、ステッパモータ51の回転制御および光源52、53、54の輝度制御などを行う。制御部50aは図11に示すように、機能ブロックとして起動遅延部50a2、終了遅延部50a4を有する。
起動遅延部50a2は、イグニッションスイッチ60がONされたと判定された場合、起動演出を実行する。乗員によるイグニッションスイッチ60のONに基づいて例えば光源52、53と電源とを接続するリレー等のスイッチ手段がON状態となり、光源52、53への電力が供給される状態となる。ここで起動遅延部50a2は、光源52、53に電力が供給される際に光源52への電力供給時期に対して光源53への電力供給時期を遅延させる。これにより、まず指針100の発光領域が段階的に長くなるように発光し、その後に指標部21が発光するように指針100の発光と指標部21の発光とを時間的に遅延させる。より具体的には、起動遅延部50a2は、まず内周光源53の点灯を実行し、内周光源53の点灯の実行から遅延して軸部光源52の点灯を実行し、さらに軸部光源52の点灯から遅延して表示光源54の点灯を実行する点灯制御を実施する。
終了遅延部50a4は、イグニッションスイッチ60がOFFされたと判定された場合に、終了演出を実行する。乗員によるイグニッションスイッチ60のOFFに基づいてまず指標部21の発光が停止し、その後に指針100の発光領域が段階的に短くなり、最終的に指針100の発光が停止するように時間的に遅延させる。より具体的には、終了遅延部50a4は、まず表示光源54の消灯を実行し、表示光源54の消灯の実行から遅延して軸部光源52の消灯を実行し、さらに軸部光源52の消灯から遅延して内周光源53の消灯を実行する消灯制御を実施する。
なお、イグニッションスイッチ60とは一般的にはキースイッチ、スタートスイッチ、点火スイッチとも呼称されている。キースイッチ、点火スイッチはいわゆる携帯可能なキー式であり、スタートスイッチは車両自体に固定されているいわゆる押しボタン式である。
次に、第1実施形態において制御部50aが実行する制御の一例について、図12〜図16を参照しながら説明する。まず、車両の起動時に制御部50aが実行する照明制御の一例を図12のフローチャートを参照して説明する。
まずステップS10で、イグニッションスイッチ60(図12のIG参照)がON状態であるか否かを判定する。ON状態であると判定すると、ステップS11へと進む。
ステップS11では、イグニッションスイッチ60がOFF状態からON状態へと切り替わった時点からの経過時間tが、所定時間ts1に到達したか否かを判定する。ステップS11の判定処理は、経過時間tが所定時間ts1に到達するまで繰り返される。経過時間tが所定時間ts1に到達したと判定した場合には、ステップS12へと進む。
ステップS12では、内周光源53を点灯する。これにより、指針100の短針部14が発光を開始する。なおこのとき表示光源54および軸部光源52は消灯状態である。ステップS13の処理を実行後、ステップS13へと進む。
ステップS13では、イグニッションスイッチ60がOFF状態からON状態へと切り替わった時点からの経過時間tが、所定時間ts1+ts2に到達したか否かを判定する。換言すれば、ステップS13では、内周光源53の点灯処理が実行されてから経過した時間が所定時間ts2に到達したか否かを判定する。ステップS13の判定処理は、経過時間tが所定時間ts1+ts2に到達するまで繰り返される。経過時間tが所定時間ts1+ts2に到達したと判定した場合には、ステップS14へと進む。第1実施形態において時間ts2は、時間ts1よりも長い。
ステップS14では、軸部光源52を点灯させる処理を実行する。これにより、指針100の指示部13が根元から長針部15の先端まで発光する。このとき内周光源53は点灯状態である。または、軸部光源52の点灯と同時に内周光源53を消灯状態としてもよい。またこのとき、表示光源54は消灯状態である。このため、ステップS14の処理を実行した時点では、領域A内において指針100のみが発光により視認可能な状態となる。ステップS14の処理を実行すると、ステップS15へと進む。
ステップS15では、経過時間tが、所定時間ts1+ts2+ts3に到達したか否かを判定する。換言すれば、ステップS15では、軸部光源52の点灯処理が実行されてから経過した時間が所定時間ts3に到達したか否かを判定する。ステップS15の判定処理は、経過時間tが所定時間ts1+ts2+ts3に到達するまで繰り返される。経過時間tが所定時間ts1+ts2+ts3に到達したと判定した場合には、ステップS16へと進む。第1実施形態において時間ts3は、時間ts2と同程度の長さである。
ステップS16では、表示光源54を点灯し、指標部21を発光させる。ステップS16の処理を実行した後、図12のフローチャートを終了する。ステップS11〜ステップS16までの処理が、起動遅延部50a2の発揮する機能に相当する。
図12のフローチャートにおける処理の実行に伴う各光源52、53、54の発光タイミングについて図13のタイミングチャートを参照して説明する。制御部50aは、イグニッションスイッチ60がON状態となった時点から時間ts1だけ経過した時点で内周光源53を点灯させる。制御部50aは、内周光源53の点灯から時間ts2だけ遅延させて軸部光源52を点灯させる。次に、軸部光源52の点灯から時間ts3だけ遅延させて表示光源54を点灯させる。第1実施形態において制御部50aは、各光源52、53、54を点灯処理する際に、消灯状態から点灯状態へと瞬時に切り替える。
ここまで説明したイグニッションスイッチ60がON状態となったときからの演出制御による表示装置1の発光状態の変化について、図14を参照しながら説明する。
領域Aにおける発光状態は、図14の実線の矢印で示した順に変化する。すなわち、イグニッションスイッチ60がONされる前のOFF時において、内周光源53、軸部光源52および表示光源54は消灯状態であるため、図14の左端に示すように指針100および指標部21は非発光状態である。
イグニッションスイッチ60がON状態になってから時間ts1後に内周光源53が点灯すると、内周光源53から射出された照明光は、内周導入部33内を導光し、内周反射部34にて反射される。反射された照明光は射出端部36から回動中心部12へと入射し、短針導光面12aにて反射されて指示部13へと向かう。指示部13を導光する照明光は、全体として段差面16側へと向かいつつ短針底部14aの反射部14bにて反射される。反射された照明光は、長針部15のうち短針底部14aと対向する領域を通過して視認側へと指向される。一方で段差面16に到達した照明光は、短針底部14aの方向へ戻されるため、段差面16によって長針部15の短針部14よりも径方向外側へ延出した部分への進入を阻害される。
したがって内周光源53が点灯すると、図14の左から2番目に示すように、指示部13における短針部14に相当する領域が発光し、長針部15および指標部21は発光しない。
次に、内周光源53の点灯から時間ts2経過して軸部光源52が点灯すると、軸部光源52から射出された照明光は、軸部11内を全反射しながら視認側へと向かい回動中心部12へと入射し、長針導光面12bにて反射されて指示部13へと向かう。指示部13を導光する照明光は、全体として長針部15の先端側へと向かいつつ反射部15bで視認側へと反射される。
したがって、軸部光源52からの照明光によって、図14の左から3番目に示すように、指示部13における短針部14に相当する領域および長針部15に相当する領域がともに発光する。これにより、指針100の発光領域が、短針部14のみから、短針部14および長針部15の両方へと変化する。すなわち、短針部14の発光から時間的に遅延して長針部15が発光し、指針100の発光領域が段階的に長くなるように視認される。
次に、軸部光源52の点灯から時間ts3経過して表示光源54が点灯すると、表示光源54から射出された照明光は、導光板部35内を導光されつつ視認側に射出されて指標部21を発光させる。したがって、表示光源54からの照明光によって、図14の右端に示すように、指標部21が発光する。これにより、指針100の発光領域が段階的に長くなった後に、遅れて指標部21が発光するように視認される。
次にイグニッションスイッチ60がOFF状態になってからの制御部50aが実行する照明制御の一例を図15のフローチャートを参照して説明する。
まずステップS20で、イグニッションスイッチ60(IG)がOFF状態であるか否かを判定する。ON状態であると判定すると、ステップS21へと進む。
ステップS21では、イグニッションスイッチ60がON状態からOFF状態へと切り替わった時点からの経過時間tが、所定時間te1に到達したか否かを判定する。ステップS21の判定処理は、経過時間tが所定時間te1に到達するまで繰り返される。経過時間tが所定時間te1に到達したと判定した場合には、ステップS22へと進む。
ステップS22では、表示光源54を消灯する。これにより、指標部21が発光を停止する。なおこのとき内周光源53および軸部光源52は点灯状態である。ステップS22の処理を実行後、ステップS23へと進む。
ステップS23では、イグニッションスイッチ60がON状態からOFF状態へと切り替わった時点からの経過時間tが、所定時間te1+te2に到達したか否かを判定する。換言すれば、ステップS23では、表示光源54の消灯処理が実行されてから経過した時間が所定時間te2に到達したか否かを判定する。ステップS23の判定処理は、経過時間tが所定時間te1+te2に到達するまで繰り返される。経過時間tが所定時間te1+te2に到達したと判定した場合には、ステップS24へと進む。第1実施形態において時間te2は、時間te1よりも長い。
ステップS24では、軸部光源52を消灯させる処理を実行する。これにより、指針100の指示部13が短針部14の先端から長針部15の先端まで発光を停止する。なおこのとき、内周光源53は点灯状態である。ステップS24の処理を実行すると、ステップS25へと進む。
ステップS25では、経過時間tが、所定時間te1+te2+te3に到達したか否かを判定する。換言すれば、ステップS25では、軸部光源52の消灯処理が実行されてから経過した時間が所定時間te3に到達したか否かを判定する。ステップS25の判定処理は、経過時間tが所定時間te1+te2+te3に到達するまで繰り返される。経過時間tが所定時間te1+te2+te3に到達したと判定した場合には、ステップS26へと進む。第1実施形態において時間te3は、時間te2と同程度の長さである。
ステップS26では、内周光源53を処理し、短針部14の発光を停止させる。ステップS26の処理を実行した後、図12のフローチャートを終了する。ステップS21〜ステップS26までの処理が、終了遅延部50a4の発揮する機能に相当する。
図15のフローチャートにおける処理の実行に伴う各光源52、53、54の発光タイミングについて図16のタイミングチャートを参照して説明する。制御部50aは、イグニッションスイッチ60がOFF状態になった時点から時間te1だけ経過した時点で表示光源54を消灯させる。制御部50aは、表示光源54の消灯から時間te2だけ遅延させて、軸部光源52を消灯させる。次に制御部50aは、軸部光源52の消灯から時間te3だけ遅延させて、内周光源53を消灯させる。第1実施形態において制御部50aは、各光源52、53、54を消灯処理する際に、点灯状態から消灯状態へと瞬時に切り替える。
図14に戻り、ここまで説明したイグニッションスイッチ60がOFF状態となってからの演出制御による表示装置1の発光状態の変化について説明する。
イグニッションスイッチ60がOFF状態となった後の領域Aにおける発光状態は、図14の破線の矢印で示した順に変化する。すなわち、車両の停止前において、内周光源53、軸部光源52および表示光源54は点灯状態であるため、図14の右端に示すように指針100および指標部21は発光状態である。
車両が停止して時間te1後に表示光源54が消灯すると、図14の右から2番目に示すように、指標部21が発光を停止し、領域A内において指針100のみが発光した状態となる。
次に、表示光源54の点灯から時間te2経過して軸部光源52が消灯すると、図14の右から3番目に示すように、指示部13における長針部15の先端から短針部14の先端までの領域が発光を停止する。これにより、指針100の発光領域が、短針部14および長針部15の両方から、短針部14のみへと変化する。
次に、軸部光源52の消灯から時間te3経過して内周光源53が消灯すると、図14の左端に示すように、短針部14が発光を停止する。長針部15の発光停止が短針部14の発光停止に遅延して実行されることで、指針100の発光領域が段階的に短くなり、最終的に消滅するように視認される。
次に第1実施形態の表示装置1の構成と、表示装置1がもたらす作用効果について説明する。
表示装置1は、回転軸線Ra周りに回転し、照明光により発光する短針部14および短針部14よりも径方向外側まで延伸するように形成されて照明光により発光する長針部15を有する指針100を備える。表示装置1は、短針部14を発光させる照明光を射出する内周光源53と、長針部15を発光させる照明光を射出する軸部光源52と、内周光源53および軸部光源52の照明制御を行う制御部50aとを備える。制御部50aは、イグニッションスイッチ60がON状態となった場合に、内周光源53の点灯を実行し、内周光源53の点灯の実行から遅延して軸部光源52の点灯を実行する起動遅延部50a2を有する。
これによれば、表示装置1は、車両が起動すると、短針部14を発光し、短針部14の発光から遅延して長針部15を発光させる。これにより、視認者に対して、指針100の発光領域が段階的に長くなるように視認させることができる。以上により、車両が起動したときからの斬新な演出が可能な表示装置1を提供することができる。
表示装置1は、照明光によって発光し指針100によって指示される指標部21が形成された表示板20と、指標部21を発光させる照明光を射出する表示光源54とを備える。起動遅延部50a2は、軸部光源52の点灯の実行から遅延して表示光源54の点灯を実行する。
これによれば、表示装置1は、イグニッションスイッチ60がON状態になると、長針部15の発光から遅延させて指標部21を発光させる。したがって、視認者に対して、指標部21の発光に先行して指針100の発光領域が段階的に長くなるように視認させることができる。すなわち、指標部21が発光していない状態で指針100の発光領域が段階的に長くなる演出を実行するので、この演出をより際立たせることが可能となり、演出の斬新性を高めることができる。
制御部50aは、車両の起動状態が終了した場合に、軸部光源52の消灯を実行し、軸部光源52の消灯の実行から遅延して内周光源53の消灯を実行する終了遅延部50a4を有する。
これによれば、表示装置1は、イグニッションスイッチ60がOFF状態になると、長針部15の発光を停止し、長針部15の発光の停止から遅延して短針部14の発光を停止させる。これにより、視認者に対して、指針100の発光領域が段階的に短くなるように視認させることができる。以上により、車両終了時に斬新な演出が可能な表示装置1を提供することができる。
終了遅延部50a4は、軸部光源52の消灯の実行に先行して表示光源54の消灯を実行する。これによれば、表示装置1は、車両の起動状態の終了時に、長針部15の発光の停止に先行して指標部21の発光を停止させる。したがって、視認者に対して、指標部21の発光を停止させた後に指針100の発光領域が段階的に短くなるように視認させることができる。すなわち、指標部21が発光していない状態で指針100の発光領域が段階的に短くなる演出を実行するので、この演出をより際立たせることが可能となり、演出の斬新性を高めることができる。
指針100は、短針部14において内周光源53から射出された照明光を視認側へと反射する短針底部14aと、短針底部14aよりも視認側に形成されて、長針部15において軸部光源52から射出された照明光を視認側へと反射する長針底部15aとを有する。指針100は、短針底部14aにて反射された照明光および長針底部15aにて反射された照明光を外部へと射出する、面一に形成された視認側面13aを有する。
これによれば、指針100は、短針底部14aにて反射された照明光と、長針底部15aにて反射された照明光とを、いずれも面一に形成された視認側面13aから視認側へと射出することができる。すなわち、長針部15および短針部14を有する指針100であっても、視認側面13aが面一であるため、視認側から視認した場合の見栄えを向上できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態における表示装置1の変形例について説明する。図17〜図19において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第2実施形態の指針導光体10において、短針導光面212aは、長針導光面212bよりも奥行方向で視認側に形成されている。短針導光面212aは、回動中心部12の外周の略全周にわたって形成されたテーパ面である。短針導光面212aは、視認側に向かうにつれて径が小さくなる形状であり、反視認側から回動中心部12に入射した照明光を指示部13に向けて反射する反射面を提供する。
長針導光面212bは、短針導光面212aよりも反視認側で回動中心部12の中心付近に形成された傾斜面である。長針導光面212bは、反視認側から視認側に向かうにつれて指示部13に接近するように、軸方向および指示部13の延伸方向に対して傾斜している。長針導光面212bは、軸部11から回動中心部12に進入した照明光を指示部13に向けて反射する反射面を提供する。
短針部214は、奥行方向で長針部215の視認側に設けられている。段差面216は、指示部13の視認側に位置している。段差面216の反視認側の端部は、短針導光面212aの反視認側の端部と略同じ位置となっている。
長針部215は、反視認側の面、すなわち長針底部215aが長針導光面212bの反視認側の端部と奥行方向で略同じ位置となるように形成されている。長針底部15aには、短針底部14aと同様に微細加工の施された反射部215bが形成されている。長針部15は、長針導光面12bにて反射された軸部光源52からの照明光を長針底部15aにて視認側へと反射させることで発光する。
指針キャップ219は、黒色に着色されたポリプロピレン樹脂やABS樹脂などの遮光性の樹脂材料により有底の円筒状に形成されている。指針キャップ219は、開口を反視認側に向けて回動中心部12を覆っている。
第2実施形態の指針導光体10において、内周光源53から射出された照明光は、短針導光面212aにて反射され、全体として段差面216へと向かいつつ短針部214内部を導光する。照明光の一部は、短針導光面212aにて反射されて短針部214の視認側の面から射出されることで、短針部214を発光させる。また、軸部光源52から射出された照明光は、長針導光面212bにて長針部215に向けて反射される。照明光は、全体として長針部215の先端へと向かいつつ、長針底部215aにて視認側へと反射され、指示部13全体を発光させる。
(他の実施形態)
この明細書における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上述の実施形態において、長針部15の反射部15bは、短針部14の段差面16よりも径方向外側に延出する領域および短針部14と奥行方向に対向する領域に形成されているとした。これに代えて、長針部15のうち短針部14の段差面16から延出する自由端側の底部のみに反射部15bを形成してもよい。この場合には、長針部15の全体を発光させるためには、導光面12aと導光面12bの両方に照明光を入射させる。これにより、短針部14の反射部14bで反射して視認側に指向する光と、長針部15の自由端側の反射部15bで反射して視認側に指向する光との合成により長針部15の全長が発光しているように視認される。
上述の実施形態において、各光源52、53、54を点灯処理する際には、消灯状態から点灯状態へと瞬間的に切り替えるとしたが、これに代えて消灯状態から徐々に輝度が大きくなるように点灯処理してもよい。また消灯処理についても同様に、点灯状態から消灯状態へと瞬間的に切り替える代わりに、点灯状態から徐々に輝度が小さくなるように消灯処理してもよい。
上述の実施形態において、起動遅延部50a2は、まず内周光源53の点灯を実行し、内周光源53の点灯の実行から遅延して軸部光源52の点灯を実行し、さらに軸部光源52の点灯から遅延して表示光源54の点灯を実行するとした。これに代えて起動遅延部50a2は、表示光源54の点灯を、軸部光源52の点灯と同時または軸部光源52の点灯に先行して実行してもよい。例えば、起動遅延部50a2は、内周光源53と軸部光源52とを同時に点灯させ、短針部14と指標部21とが同時に発光するように点灯制御してもよい。
上述の実施形態において、終了遅延部50a4は、まず表示光源54の消灯を実行し、表示光源54の消灯の実行から遅延して軸部光源52の消灯を実行し、さらに軸部光源52の消灯から遅延して内周光源53の消灯を実行するとした。これに代えて終了遅延部50a4は、表示光源54の点灯を、軸部光源52の点灯と同時または軸部光源52の点灯に遅延して実行してもよい。
上述の実施形態において、反射部14b、15bは微細加工によって形成されているとしたが、反射部14b、15bの構成はこれに限定されない。例えば、反射部14b、14bはシボ加工によって形成されていてもよい。
上述の実施形態において、起動遅延部50a2は、光源52、53への電力が供給される状態となった場合に、起動演出を開始するとした。これに代えて、例えば起動遅延部50a2は、車両の起動スイッチから出力された起動信号が制御部50aにて受信された場合に起動演出を開始する構成であってもよい。 上述の実施形態において、イグニッションスイッチ60がONされると、指針100の長さが段階的に長く視認されるように発光制御しているが、例えば車両のドアを開いたときに指針の発光制御を行ってもよい。あるいは座席に座席スイッチを設けて乗員が座席に着座したときに指針の発光制御を行うようにしてもよい。
1 表示装置、 100 指針、 13a 視認側面、 13a1 短針領域面、 13a2 長針領域面、 14、214 短針部、 14a 短針底部(短針反射面)、 15、215 長針部、 15a 長針底部(長針反射面)、 20 表示板、 21 指標部、 50a 制御部、 50a2 起動遅延部、 50a4 終了遅延部、 52a 光源部、 52 軸部光源(長針光源)、 53 内周光源(短針光源)、 54 表示光源、 Ra 回転軸線。

Claims (8)

  1. 回転軸線(Ra)周りに回転する指針であって、照明光により発光する短針部(14;214)および前記短針部よりも径方向外側まで延伸するように形成されて照明光により発光する長針部(15;215)を有する指針(100)と、
    前記短針部を発光させる照明光および前記長針部を発光させる照明光を射出する光源部(52a)と、
    前記光源部の照明制御を行う制御部(50a)と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記長針部の発光に先行して前記短針部の発光を実行し、前記短針部の発光の実行から遅延して前記長針部の発光を実行する起動遅延部(50a2)を有する表示装置。
  2. 前記光源部は、
    前記短針部を発光させる照明光を射出する短針光源(53)と、
    前記長針部を発光させる照明光を射出する長針光源(52)と、
    を有し、
    前記起動遅延部は、
    車両が起動した場合に、前記短針光源の点灯を実行し、前記短針光源の点灯の実行から遅延して前記長針光源の点灯を実行する請求項1に記載の表示装置。
  3. 照明光によって発光し前記指針によって指示される指標部(21)が形成された表示板(20)と、
    前記指標部を発光させる照明光を射出する表示光源(54)と、
    を備え、
    前記起動遅延部は、
    前記長針部の発光の実行から遅延して前記表示光源の点灯を実行する請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、
    車両の起動状態が終了した場合に、前記長針部の発光停止を実行し、前記長針部の発光停止の実行から遅延して前記短針部の発光停止を実行する終了遅延部(50a4)を有する請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  5. 照明光によって発光し前記指針によって指示される指標部(21)が形成された表示板(20)と、
    前記指標部を発光させる照明光を射出する表示光源(54)と、
    を備え、
    前記終了遅延部は、
    前記長針部の発光停止の実行に先行して前記表示光源の消灯を実行する請求項4に記載の表示装置。
  6. 照明光によって発光し前記指針によって指示される指標部(21)が形成された表示板(20)と、
    前記指標部を発光させる照明光を射出する表示光源(54)と、
    を備え、
    前記制御部は、
    車両の起動状態が終了した場合に、前記長針部の発光停止を実行し、前記長針部の発光停止の実行から遅延して前記短針部の発光停止を実行する終了遅延部(50a4)と、
    を有し、
    前記起動遅延部は、
    前記長針部の発光の実行から遅延して前記表示光源の点灯を実行する請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  7. 前記終了遅延部は、
    前記長針部の発光停止の実行に先行して前記表示光源の消灯を実行する請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記指針は、
    前記短針部(14)において前記光源部から射出された照明光を視認側へと反射する短針反射面(14a)と、
    前記短針反射面よりも前記視認側に形成されて、前記長針部(15)において前記光源部から射出された照明光を前記視認側へと反射する長針反射面(15a)と、
    前記短針反射面と対向する前記視認側の面である短針領域面(13a1)と、
    前記長針反射面と対向する前記視認側の面である長針領域面(13a2)と、
    を有し、
    前記短針領域面と前記長針領域面とは面一に連続している請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の表示装置。
JP2018139467A 2018-07-25 2018-07-25 表示装置 Pending JP2020016539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018139467A JP2020016539A (ja) 2018-07-25 2018-07-25 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018139467A JP2020016539A (ja) 2018-07-25 2018-07-25 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020016539A true JP2020016539A (ja) 2020-01-30

Family

ID=69579517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018139467A Pending JP2020016539A (ja) 2018-07-25 2018-07-25 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020016539A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11281409A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Nippon Seiki Kk 計器装置
JP2003121212A (ja) * 2001-10-09 2003-04-23 Denso Corp 自動車用計器
JP2004226363A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Denso Corp 車両用計器
JP2007033366A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Nippon Seiki Co Ltd 指示計器
JP2007187576A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Denso Corp 車両用指針計器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11281409A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Nippon Seiki Kk 計器装置
JP2003121212A (ja) * 2001-10-09 2003-04-23 Denso Corp 自動車用計器
JP2004226363A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Denso Corp 車両用計器
JP2007033366A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Nippon Seiki Co Ltd 指示計器
JP2007187576A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Denso Corp 車両用指針計器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6302551B1 (en) Meter for vehicle
US10040354B2 (en) Display apparatus
JP2016057101A (ja) 表示装置
JP2007085858A (ja) 車両用指針計器
JP2008311056A (ja) 表示装置
JP3864898B2 (ja) 表示装置
JP2005091218A (ja) 車両用表示装置
JP4748051B2 (ja) 表示装置
JP2020016539A (ja) 表示装置
JP3855954B2 (ja) 車両用指針計器
JP4218604B2 (ja) 車両用指針計器
JP2006047269A (ja) 指針計器
JP4933069B2 (ja) 車両用指針計器
JP2008020306A (ja) 指針計器
JP2020016540A (ja) 表示装置
JP2005326183A (ja) 表示装置
JP2006064526A (ja) 車両用指針計器
JP4228977B2 (ja) 表示装置
JP3812540B2 (ja) 車両用計器
JP2004325179A (ja) 車両用表示装置
JP2004325102A (ja) 計器照明装置
JP2006220622A (ja) 指針計器
JP2007033366A (ja) 指示計器
JP2001091309A (ja) 車両用メータの照明装置
JP2005300361A (ja) 車両用指針計器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220726