JP2020016014A - 床遮音構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、床遮音構造に不織布を用いても床表面が柔らかくなるのを防止し得るようにする。【解決手段】床下地材5の上に、不織布6と、床遮音シート7と、床仕上材8とが順に積層される。不織布6は、圧縮された圧縮不織布9となっている。圧縮不織布9は、不織布6の厚みを1/2〜1/5の厚みに圧縮したものとされる。少なくとも圧縮不織布9は、加圧した状態で床下地材5に固定するのが好ましい。また、少なくとも圧縮不織布9は、狭いピッチ13,14で床下地材5に固定するのが好ましい。【選択図】図1

Description

この発明は、床遮音構造に関するものである。
近年、住宅などの建物では、階下へ衝撃音が伝わるのを抑制するために、床に遮音構造(床遮音構造)が採用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2013−249606号公報 特開平06−066011号公報
上記特許文献1、2に記載された床遮音構造では、床下地材と床仕上材との間に不織布などを介在させるようにしているが、不織布を用いると、床表面が柔らかくなってしまうという問題があった。床表面が柔らかくなると、歩行感が悪くなったり、また、家具にガタツキが発生して、ガタツキ音を生じさせたりするなどの不具合が生じる。
そこで、本発明は、主に、上記した問題点を解決することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の床遮音構造は、床下地材の上に、不織布と、床遮音シートと、床仕上材とが順に積層され、前記不織布は、圧縮された圧縮不織布であり、該圧縮不織布は、前記不織布の厚みを1/2〜1/5の厚みに圧縮したものであることを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、床遮音構造に不織布を用いても床表面が柔らかくなるのを防止することなどができる。
本実施の形態にかかる床遮音構造の縦断面図である。 不織布を圧縮して圧縮不織布にする状態を示す縦断面図である。 (a)は圧縮不織布の場合の施工状態を示す斜視図、(b)は不織布の場合の施工状態を示す斜視図である。 (a)は圧縮不織布の場合の固定状態を示す平面図、(b)は不織布の場合の固定状態を示す平面図である。 (a)は不織布の内部構造を示す縦断面図、(b)は圧縮不織布の内部構造を示す縦断面図である。 図1の床遮音構造の遮音性能を示すグラフである(縦軸:音圧レベル、横軸:1/1オクターブバンド周波数)。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図6は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1に示すように、住宅などの建物1の床2に対し、階下へ衝撃音が伝わるのを防止するために、遮音構造(床遮音構造)を採用する。そして、この床遮音構造の床2(遮音床)を以下のようにする。
(1)床下地材5の上に、不織布6と、床遮音シート7と、床仕上材8とを順に積層する。そして、不織布6を圧縮された圧縮不織布9にする。
ここで、床下地材5は、例えば、パーチクルボードや合板などとすることができる。床下地材5には、例えば、厚さ20mmの一般的なものを使用することができる。
不織布6は、ポリエステル99%以上のもの(ポリエステル不織布)を使用するのが好ましい。一般にポリエステルは、標準状態での水分率が0.4%〜0.5%(20℃・65%RH)であり、乾湿状態での水分率が0.1%〜0.3%(20℃・20%RH)、0.6%〜0.7%(20℃・95%RH)であるため、水による影響がほぼない素材である。また、一般にポリエステルは、融点が110℃であり、軟化点が90℃であるため、温度による影響がほぼない素材である。よって、ポリエステルの不織布6は、床2に使用するのに適している。
床遮音シート7は、どのようなものを使用しても良いが、例えば、床下スペーサーなどとして使われているものを使用できる。床下スペーサーとして使われている床遮音シート7には、硬質発泡体などによって構成されたものがある。硬質発泡体は、特に、防音性に優れ、しかも、リサイクル性や焼却廃棄性に優れている点で、ポリオレフィン系樹脂を用いたものとするのが好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、アイソタクチックもしくはシンジオタクチックホモポリプロピレン、ブロックプロピレン共重合体、ランダムプロピレン共重合体、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体などが挙げられる。これらは単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせて併用しても良い。
また、硬質発泡体は、面方向の発泡を抑制することによって厚み方向にその長軸を配向したアスペクト比の平均値が1.1〜4.0の紡錘形気泡(要するに、厚み方向に縦長の気泡)を有するものが好ましい。このように、紡錘形気泡を有することによって、硬質発泡体は、厚み方向に高い圧縮強度を有すると共に、カッターナイフなどで容易に切断可能なものとなる。
硬質発泡体は、発泡倍率が3〜20倍、および、圧縮弾性率が5MPa以上のものが好ましい。発泡倍率が3倍未満の場合には、十分なアスペクト比(気泡の長軸と短軸の比)が得られないため、所望強度が得られないことがあり、また、発泡倍率が20倍を超える場合には個々の気泡における気泡壁が薄くなって、十分な圧縮強度を発現し得ないことがあるためである。
また、圧縮弾性率が5MPa未満の場合は床下スペーサーとしての十分な剛性が得られないことがある。圧縮弾性率の上限は特に認められないが、50MPaを超える場合には、脆くなって、施工時などに欠けや割れが起こり易くなることがあるので注意を要する。
紡錘形気泡のアスペクト比の平均値が1.1を下回ると、気泡がほぼ球形となり、紡錘形に起因する圧縮弾性率、圧縮強度の向上が得られず、良好な歩行感が得られ難くなる。アスペクト比の平均値が4.0を越えると、硬質発泡体が衝撃を受けたときに破壊が起こり易くなり、割れや欠けが発生し易くなる。硬質発泡体に内在する気泡の、面方向の最大径の平均値は500μm以上であることが好ましい。
硬質発泡体を得る製造方法は特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン系樹脂および変性用モノマーを溶融混和して変性ポリオレフィンを得、変性ポリオレフィンに熱分解型化学発泡剤を分散させ、得られた発泡性樹脂組成物を一旦シート状の原反に賦形した後、得られた発泡性シートを熱分解型化学発泡剤の分解温度以上に加熱して化学発泡させる方法が好ましい。
床仕上材8は、フローリング材などとすることができる。床仕上材8には、例えば、厚さ6mmの一般的なものを使用することができる。
床仕上材8と床遮音シート7と不織布6は、ステープル11(図3)などの固定具によって床下地材5に固定される。そして、これらの構成を用いることにより、床2は、軽量床などとなる。但し、床2は、軽量床に限るものではない。また、床下地材5や、不織布6や、床遮音シート7や、床仕上材8には、上記以外のものを使用することができる。更に、床遮音構造には、上記以外の遮音材などを適宜介在させることも可能である。
圧縮不織布9は、文字通り、不織布6を圧縮したものである。圧縮不織布9については、後述する。
(2)図2に示すように、圧縮不織布9は、不織布6の厚みを1/2〜1/5の厚みに圧縮したものとするのが好ましい。
ここで、圧縮不織布9を不織布6の厚みの1/2よりも小さい厚みに圧縮するのは、不織布6を1/2の厚みにならない程度に軽く圧縮しただけだと、まだフカフカしていて歩行感の悪さなどが残ることによる。そして、不織布6の厚みを1/2〜1/5の厚みに圧縮して圧縮不織布9とするのは、上記したフカフカ感などをなくしたり、圧縮不織布9を床遮音シート7よりも圧縮され難いものにしたりするためである。圧縮不織布9は、不織布6の厚みの1/4以下の厚みに圧縮するのが最も好ましい。これにより、圧縮不織布9を床遮音シート7とほぼ同じ程度かそれよりも圧縮され難いものにすることができる。不織布6の圧縮の上限は、物理的な限界や製造上の限界までとなるが、実用上の不織布6の圧縮の上限は、1/5程度になる。
(3)圧縮不織布9には、2mm厚の不織布6を0.5mm厚に圧縮したものを用いるのが好ましい。
ここで、2mm厚の不織布6は、目付量が50g/m2で、例えば、電車のバネ受材(耐久性:20年以上)や、排水ろ過装置(半永久使用可能)などとして使われているものを用いるのが好ましい。この不織布6を用いて圧縮不織布9を形成する。圧縮の方法は特に限定されない。なお、カーペットなどの下地材として使われている既存の不織布は、8mm厚で目付量が200g/m2のものなどとなっており、この実施例の圧縮不織布9に使われる不織布6とは異なっている。
(4)図3(a)に示すように、少なくとも圧縮不織布9は、加圧した状態で床下地材5に固定するのが好ましい。
ここで、少なくとも圧縮不織布9を加圧した状態で床下地材5に固定するのは、床下地材5と圧縮不織布9との間(特に、固定点周辺)の密着性を高めると共に、圧縮不織布9を更に圧縮させて、遮音効果をより向上させるためである。
圧縮不織布9は、図3(a)に示すように、作業員が体重をかけた状態で施工することにより、簡単かつ確実に上から加圧することができる。この場合の圧縮不織布9にかかる加圧力は、作業員の体重程度(例えば、成人男性などの場合、加圧力は概ね50kg〜80kg程度、成人女性などの場合、加圧力は概ね40kg〜60kg程度)となる。但し、作業員の体重には個人差があるので、圧縮不織布9に作用させる加圧力は、上記に限るものではない。また、圧縮不織布9に作用させる加圧力は、作業員の体重に限るものではなく、重錘などを適宜使用したり、作業員の体重と重錘とを併用したりすることができる。
具体的には、床下地材5の上に、圧縮不織布9と、床遮音シート7と、床仕上材8とを順に積層した状態で作業員が床仕上材8の上に乗り、床仕上材8の縁部の位置を固定点にすると共に、固定点を両足で挟んだ状態で、両足の間をステープル11などの固定具で固定する。
これに対し、圧縮不織布9ではない不織布6を施工していたこれまでの場合には、図3(b)に示すように、不織布6は、作業員が体重をかけない(加圧しない)状態で施工されているので、この実施例の場合とは固定の仕方が全く異なったものとなっている。
(5)また、図4(a)に示すように、少なくとも圧縮不織布9は、狭いピッチ13,14で床下地材5に固定するのが好ましい。
ここで、少なくとも圧縮不織布9を狭いピッチ13,14で床下地材5に固定するのは、圧縮不織布9は固定点で部分的に圧縮されるので、隣接する固定点での部分的な圧縮の影響(や上記した加圧力の影響)が及んでいる範囲内に次の固定点を形成させるためである。具体的には、作業員は、床仕上材8の上に乗った状態で、床仕上材8の縁部に沿って横へ僅かに移動しながら、図4(a)のように、狭い間隔で固定点を多数形成して行くようにする。この時の固定点間のピッチ13,14は、概ね10mm〜20mm、好ましくは15mm程度とする。なお、上記のようにして圧縮不織布9を床下地材5に固定した後で、床遮音シート7や床仕上材8を後から施工することも施工的には可能である。
これに対し、圧縮不織布9ではない不織布6を施工していたこれまでの場合には、図4(b)に示すように、ステープル11などによる固定点も、不織布6の四隅やせいぜい1m程度の間隔の広いピッチ15,16などとされているだけなので、この実施例の場合とは固定の仕方が全く異なったものとなっている。
(6)上記床遮音構造を建物1に採用する。
ここで、建物1は、例えば、戸建て住宅や、アパートやマンションなどの集合住宅などとすることができる。但し、床遮音構造を適用可能な建物1は、上記に限るものではない。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(作用効果1)床仕上材8に加えられた衝撃音は床遮音シート7によって遮音され、階下へ伝わるのが抑制される。そして、床遮音シート7の下側に圧縮不織布9を設置することで、床遮音シート7の遮音効果を圧縮不織布9によって更に向上させることができる。
この際、圧縮不織布9は、不織布6を圧縮したものとなっているので、床2の表面が柔らかくなるのを防止できる。そのため、不織布6を圧縮せずにそのまま用いた場合のように、床2の表面が柔らかくなることによる歩行感の悪化を防止できる。また、床2の表面が柔らかくなることにより、家具にガタツキが発生したり、ガタツキ音が生じたりする不具合を解消することができる。よって、これまで床2には使用し難い素材であった不織布6を、圧縮不織布9に加工して使用することで、床2に対して良好に使用できるようになる。
しかも、図5(a)に示すような不織布6を、図5(b)に示すような圧縮不織布9となるように圧縮することで、圧縮不織布9は圧縮していない不織布6よりも内部の空気層の個数が多くなるため、圧縮していない不織布6よりも吸音性が高くなる。よって、圧縮不織布9を用いることで(圧縮していない不織布6を用いるよりも)床2の遮音効果を上げることができる。
(作用効果2)圧縮不織布9は、不織布6の厚みを1/2〜1/5の厚みに圧縮したものとするのが好ましい。このように、不織布6の厚みを1/2〜1/5の厚みに圧縮して圧縮不織布9にすることで、圧縮不織布9は歩行感の悪さなどの原因となるフカフカ感をなくしたり抑制したりすることができ、また、圧縮不織布9は、床遮音シート7とほぼ同じ程度かそれよりも圧縮され難いものなどとなる。そのため、床2の表面に荷重が作用した場合でも、圧縮不織布9はほとんど圧縮されなくなるので、床2の沈みを最小限に抑えることができる。
(作用効果3)圧縮不織布9には、2mm厚の不織布6を0.5mm厚に圧縮したものを用いるのが好ましい。これにより、床2の表面に荷重(例えば、400kg/m2など)が作用した場合でも、圧縮不織布9は0.4mm厚にまでしか圧縮されなくなるので、床2の沈みを最小限に抑えることができる。また、2mm厚の不織布6を0.5mm厚に圧縮した圧縮不織布9は、非常に薄く、また、床遮音シート7よりも圧縮され難いものとなるため、仮に、圧縮不織布9が重なって施工されたり、シワになったまま施工されたりした場合でも、床2の仕上げ総厚(例えば、規定総厚13mm以内)に対する寸法誤差を0.3mm以下にまで抑えることができる。よって、施工が容易となる。これに対し、市販の防音床材などには、規定総厚13mm〜15mmに対して、3.5mm〜5.5mmも沈み込むようなものがある。よって、この実施例のように、0.5mm厚に圧縮した圧縮不織布9を用いることで、市販の防音床材の10倍以上の沈み込み防止効果が得られるので、施工的に有利となる。
図6は、この実施例の圧縮不織布9を用いた床遮音構造の効果を示すグラフである。このグラフは、騒音分析のためのオクターブバンド分析(定比幅分析)を行った結果をまとめたものであり、縦軸が音圧レベル(dB)、横軸が1/1オクターブバンド周波数(Hz)となっている。オクターブバンドとは、1kHzを基準に一定の比率の幅の周波数フィルタによって分割された周波数帯域のことである。オクターブは倍音であり、1/1オクターブバンド分析では、125Hz、250Hz、500Hz、1000Hz、2000Hzとなる。このグラフによれば、圧縮不織布9を用いていないもの(線a)と比べて、圧縮不織布9を用いたこの実施例のもの(線b)では、各周波数で遮音効果が改善されることが確認された(125Hzで2.0dB、250Hzで5.1dB、500Hzで10.8dB、1000Hzで9.8dB、2000Hzで7.1dBの改善効果)。なお、線aの床は、厚さ6mmの床仕上材8の下に、厚さ5.5mmの床遮音シート7を配置したのみの床遮音構造となっているのに対し、線bの床2は、厚さ6mmの床仕上材8の下に、厚さ5.5mmの床遮音シート7と0.5mm厚に圧縮した圧縮不織布9とを積層配置した床遮音構造となっている。
(作用効果4)少なくとも圧縮不織布9は、加圧した状態で床下地材5に固定するのが好ましい。これにより、床下地材5と圧縮不織布9との間(特に、固定点周辺)の密着性が高まり、また、圧縮不織布9自体も更なる圧縮が期待できるので、遮音効果をより向上させることができる。この際、床下地材5と、圧縮不織布9と、床遮音シート7と、床仕上材8とを加圧した状態で同時に固定することによって、床下地材5と、圧縮不織布9と、床遮音シート7と、床仕上材8との間の密着性が高まり、遮音効果をより向上させることができる。
(作用効果5)また、少なくとも圧縮不織布9は、狭いピッチ13,14(概ね10mm〜20mm)で床下地材5に固定するのが好ましい。これにより、固定点が増えるため、そして、隣接する固定点での部分的な圧縮の影響(や上記した加圧力の影響)が及んでいる範囲内に次の固定点を形成することができるため、床下地材5と圧縮不織布9との間(特に、固定点周辺)の密着性が更に高まり、また、圧縮不織布9自体も更なる圧縮が期待できるので、遮音効果を更に向上させることができる。この際、床下地材5と、圧縮不織布9と、床遮音シート7と、床仕上材8とを同時に狭いピッチ13,14で固定することによって、床下地材5と、圧縮不織布9と、床遮音シート7と、床仕上材8との間の密着性が更に高まり、遮音効果を更に向上させることができる。
(作用効果6)この実施例の建物1によれば、床遮音構造を採用することにより、上記と同様の作用効果を得ることができる。
1 建物
2 床
5 床下地材
6 不織布
7 床遮音シート
8 床仕上材
9 圧縮不織布

Claims (3)

  1. 床下地材の上に、不織布と、床遮音シートと、床仕上材とが順に積層され、
    前記不織布は、圧縮された圧縮不織布であり、
    該圧縮不織布は、前記不織布の厚みを1/2〜1/5の厚みに圧縮したものであることを特徴とする床遮音構造。
  2. 請求項1に記載の床遮音構造において、
    少なくとも前記圧縮不織布は、加圧した状態で前記床下地材に固定されていることを特徴とする床遮音構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の床遮音構造において、
    少なくとも前記圧縮不織布は、10mm〜20mmのピッチで前記床下地材に固定されていることを特徴とする床遮音構造。
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