JP2020014398A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】脱穀物タンクの下すぼまり部の内部に設けられ、脱穀物タンクから脱穀物を排出する底スクリューと、底スクリューに接続され、底スクリューからの脱穀物を搬送して機体外に向けて排出する脱穀物排出装置と、が備えられ、脱穀物タンクに、下すぼまり部の底部分に開口された点検口、及び、点検口を開閉する蓋体が備えられたコンバインにおいて、蓋体を小型かつ簡素な構造の枢支構造によってスムーズに開閉できる状態で支持できるようにする。【解決手段】蓋体27は、底スクリュー22のスクリュー軸芯に対して非平行な軸芯P2を揺動支点にする上下揺動によって開閉する状態で支持されている。【選択図】図2

Description

本発明は、収穫部によって収穫された収穫物を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置によって得られた脱穀物を貯留する脱穀物タンクと、が備えられたコンバインに関する。
上記したコンバインにおいて、脱穀物タンクの底部に形成された下すぼまり部と、下すぼまり部の内部に設けられ、脱穀物タンクから脱穀物を排出する底スクリューと、底スクリューに接続され、底スクリューからの脱穀物を搬送して機体外に向けて排出する脱穀物排出装置と、が備えられものがある。このコンバインは、脱穀物タンクに貯留された脱穀物を底スクリューと脱穀物排出装置とによって脱穀物タンクから取り出すよう構成されたものである。
この種のコンバインにおいて、たとえば特許文献1に示されるように、脱穀物タンク(文献1では穀粒タンク)の下すぼまり部(文献1では底部)に点検口(文献1ではメンテナンス開口)が開口され、点検口を開閉する蓋体を備えられたものがある。これは、下すぼまり部に残った脱穀物を点検口から取り出す清掃などを可能にされたものである。
特開2011−229429号公報
上記したコンバインにおいて、蓋体を底スクリューのスクリュー軸芯に平行な軸芯を揺動支点にして開閉するよう構成した場合、蓋体の開閉がスムーズにできるようにするのには、蓋体を下すぼまり部に揺動可能に支持させるヒンジ部材を、蓋体のうち、底スクリューの搬送方向に沿う方向での複数箇所に設けたり、ヒンジ部材の長さを、蓋体の底スクリューのスクリュー軸芯に沿う方向での長さに対応する長さにしたりする必要があるので、蓋体の枢支構造が大型になる。
本発明は、蓋体を小型かつ簡素な構造の枢支構造によってスムーズに開閉できる状態で支持できるコンバインを提供する。
本発明によるコンバインは、
収穫部によって収穫された収穫物を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置によって得られた脱穀物を貯留すると共に、底部に形成された下すぼまり部を有する脱穀物タンクと、前記下すぼまり部の内部に設けられ、前記脱穀物タンクから脱穀物を排出する底スクリューと、前記底スクリューに接続され、前記底スクリューからの脱穀物を搬送して機体外に向けて排出する脱穀物排出装置と、が備えられ、前記脱穀物タンクに、前記下すぼまり部の底部分に開口された点検口、及び、前記点検口を開閉する蓋体が備えられ、前記蓋体は、前記底スクリューのスクリュー軸芯に対して非平行な軸芯を揺動支点にする上下揺動によって開閉するものである。
本構成によると、スクリュー軸芯に対して非平行な方向に沿う枢支軸芯を連結軸芯とする状態で蓋体を下すぼまり部に支持すればよいので、蓋体の枢支構造を小型に済ませつつ蓋体をスムーズに開閉できる。また、蓋体を開けると、蓋体は、蓋体のうち揺動支点側と反対側が点検口に対して下降した状態の傾斜姿勢になるので、点検口から出る脱穀物を流下案内させるガイド部材に蓋体を活用できるので、特別なガイド部材を準備しなくても脱穀物を取り出しやすい。
本発明においては、前記蓋体に、蓋底板部、及び、前記蓋底板部の両横端部から立ち上がる一対の蓋側板部が備えられ、前記一対の蓋側板部は、当該蓋側板部どうしの間隔が前記蓋側板部の上端側ほど広くなる状態で、かつ、前記下すぼまり部における側板部に沿う状態で傾斜していると好適である。
本構成によると、蓋体の閉状態において、蓋側板部が下すぼまり部の側板部に沿うので蓋体がずれ動かず、脱穀物が点検口から漏れ出ないように点検口をしっかり閉じることができる。また、点検口から出る脱穀物を流下案内させるガイド部材に蓋体を活用するとき、脱穀物が蓋側板部によって受け止められて蓋体からこぼれ出にくいので、脱穀物をより取り出しやすい。
本発明においては、前記蓋体に、当該蓋体の閉状態において前記点検口に入り込み、前記蓋底板部の内面と前記底部分の内面とを面一にする内側蓋部と、前記点検口の周囲で前記底部分の外側面に当接する外側蓋部と、が備えられ、前記蓋底板部と前記底部分とにわたって設けられ、前記蓋体を前記下すぼまり部に揺動開閉可能に支持するヒンジ部材が備えられ、前記ヒンジ部材を前記底部分に連結する連結軸が前記底部分から外側向きに突設されており、前記蓋体を閉状態に固定するロック機構に、前記下すぼまり部から外側向きに突設されたネジ軸と、前記蓋側板部に形成された長孔部と、前記長孔部に挿通された前記ネジ軸に締結されるナット具とが備えられていると好適である。
本構成によると、蓋体の閉じ状態において、蓋体の内面と底部分の内面とが面一になるので、さらに、連結軸が下すぼまり部の内部に突出しないので、点検口及び連結軸の存在にかかわらず、脱穀物が下すぼまり部の内部をスムーズに流動し、かつ、脱穀物が下すぼまり部内に残らず、脱穀物を迅速かつ取り残しなく取り出せる。
蓋体を開閉するとき、蓋側板部の外側でナット具を操作することによって蓋体の閉じ固定を解除したり、蓋体を閉じ状態に固定したりできるので、蓋体を開閉しやすい。
本発明においては、前記軸芯は、前記蓋体における前記底スクリューの搬送方向上手側での端部に設けられていると好適である。
本構成によると、下すぼまり部内に残っている脱穀物を底スクリューの回転によって点検口から排出させるとき、底スクリューによって押し出される脱穀物が開いている蓋体の傾斜方向に沿う方向に押し出されるので、脱穀物をスムーズに取り出せる。
本発明においては、前記点検口は、前記底部分における前記底スクリューの搬送方向での中心箇所に対して前記脱穀物排出装置が位置する側に偏倚していると好適である。
本構成によると、脱穀物排出装置の清掃と下すぼまり部の清掃とを同時に行う場合、脱穀物排出装置と蓋体とが近いので清掃作業を行ないやすい。
コンバインの全体を示す左側面図である。 脱穀部タンクを示す縦断後面図である。 脱穀物タンクを示す縦断側面図である。 開状態の点検口及び蓋体を示す後面図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、コンバインの機体に関し、図1に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、矢印Uの方向を「機体上方」、矢印Dの方向を「機体下方」、紙面表側の方向を「機体左方」、紙面裏側の方向を「機体右方」とする。
〔コンバインの全体の構成について〕
図1に示されるように、コンバインは、機体フレーム1と、機体フレーム1の前部に駆動可能に装備された左右一対の前車輪2と、機体フレーム1の後部に操向可能に装備された左右一対の後車輪3とを有する機体を備えている。機体フレーム1には、左右一対の機体前後方向に延びるメインフレーム1aが備えられている。機体の前部に搭乗型の運転部4が形成されている。運転部4には、搭乗空間を覆うキャビン5が備えられている。機体フレーム1の前部には、収穫搬送装置6が連結されている。収穫搬送装置6には、機体の前方に設けられ、作業走行時に機体の前方に位置する水稲や麦あるいは菜種などの作物の穀稈を刈り取って収穫する収穫部7と、収穫部7の後部に前部が連結され、収穫部7が収穫した刈取り後の穀稈を搬送するフィーダ8と、が備えられている。フィーダ8は、機体左右向きの連結軸芯P1を揺動支点にして昇降する状態で機体フレーム1に連結されている。収穫部7は、フィーダ8に連結された油圧式の昇降シリンダ9の伸縮作動によってフィーダ8が揺動昇降されることにより、下降作業状態と上昇非作業状態とにわたって昇降操作される。機体の後部に、フィーダ8が搬送する刈り取り後の穀稈を脱穀対象物として受け入れて脱穀処理し、脱穀処理後の処理物に選別処理を施す脱穀装置10が設けられている。脱穀装置10の前部の上方に、脱穀装置10から供給搬送装置(図示せず)によって搬送される脱穀物としての単粒化穀粒を回収して貯留する脱穀物タンク11が設けられている。脱穀物タンク11の下部の左横側部分に、貯留された穀粒を排出する脱穀物排出装置12が接続されている。脱穀装置10の後部の上方に、エンジン13を有する原動部14が形成されている。
〔収穫部の構成について〕
収穫部7においては、図1に示されるように、収穫部7の前端部における左右端部に、未刈り穀稈を収穫対象の穀稈と収穫対象外の穀稈とに梳き分けるデバイダ15が設けられている。収穫部7の前部上方に、収穫対象穀稈の穂先側を後方に向けて掻き込む回転リール16が設けられている。デバイダ15の後方に、掻き込まれた穀稈の株元を切断するバリカン型の刈取装置17が設けられている。刈取装置17の後方に、刈取り穀稈をフィーダ8の前側箇所に寄せ集め、寄せ集めた刈取り穀稈の株元から穂先までの全体をフィーダ8に供給するオーガ18が設けられている。
〔脱穀物タンク及び脱穀物排出装置の構成について〕
図1,3に示されるように、脱穀物タンク11の前壁部11fにおける下部が下端側ほど後方に位置する傾斜状態に構成され、脱穀物タンク11の後壁部11rにおける下部が下端側ほど前方に位置する傾斜状態に構成され、脱穀物タンク11の底部に、当該底部の全幅に亘る下すぼまり部20が形成されている。下すぼまり部20には、図2,3に示されるように、水平姿勢の底部分20aと、底部分20aの前端部から立ち上がる前側の側板部20bと、底部分20aの後端部から立ち上がる後側の側板部20bと、が備えられている。図2に示されるように、下すぼまり部20の脱穀物タンク左横側の端部に排出口21が開口されている。図2,3に示されるように、下すぼまり部20の内部に底スクリュー22が回転可能に設けられている。下すぼまり部20の脱穀物タンク右横側の外部において、底スクリュー22のスクリュー軸22aに駆動プーリ23が相対回転不能に支持されている。
図1,2に示されるように、脱穀物タンク11の底部の左横端部分に、接続ケース24が設けられている。脱穀物排出装置12は、接続ケース24から延出されている。脱穀物排出装置12と底スクリュー22とは、接続ケース24を介して接続されている。脱穀物排出装置12と底スクリュー22とは、接続ケース24の内部で連動連結され、底スクリュー22から脱穀物排出装置12への動力伝達が可能になっている。
具体的には、脱穀物排出装置12は、接続ケース24から延びるスクリューコンベヤによって構成されている。スクリューコンベヤの搬送筒が接続ケース24を介して排出口21に連通している。接続ケース24の内部において、スクリューコンベヤのスクリュー軸と、底スクリュー22のスクリュー軸22aとが連結され、底スクリュー22の動力がスクリューコンベヤに伝達されるようになっている。
接続ケース24は、脱穀物タンク11に回転可能に支持されている。図1に示されるように、接続ケース24に、油圧シリンダ25が連結され、油圧シリンダ25の伸縮作動による接続ケース24の回転操作が可能になっている。
脱穀物タンク11から穀粒を取り出すのには、油圧シリンダ25によって接続ケース24を回転操作することにより、脱穀物排出装置12を機体の横側部に沿った格納状態から機体の横外側に張り出た使用状態に状態変更する。
エンジン13の動力が駆動プーリ23に伝達される動力伝達系をオン状態に切り換えることにより、駆動プーリ23が駆動されて底スクリュー22が駆動され、底スクリュー22の動力が脱穀物排出装置12に伝達されて、脱穀物排出装置12が駆動される。底スクリュー22及び脱穀物排出装置12が駆動されると、脱穀物タンク11に貯留されている穀粒が底スクリュー22によって排出口21を通して接続ケース24の内部に排出される。接続ケース24の内部に排出された穀粒が脱穀物排出装置12に受け継がれて脱穀物排出装置12によって搬送され、脱穀物排出装置12の先端部に設けられている吐出口12a(図1参照)から吐出される。
〔点検口及び蓋体の構成について〕
図2,3に示されるように、下すぼまり部20に、下すぼまり部20の底部分20aに開口された点検口26、及び、点検口26を開閉する蓋体27が備えられている。
詳述すると、点検口26は、底部分20aにおける底スクリュー22の搬送方向での中心箇所に対して脱穀物排出装置12が位置する側に偏倚する状態で設けられている。点検口26と脱穀物排出装置12とが近くに位置し、下すぼまり部20に残った穀粒を点検口26から排出する清掃などの作業と、脱穀物排出装置12を点検するなどの作業とを同時に行いやすい。
図2,4に示されるように、蓋体27における底スクリュー22の搬送方向上手側での端部と底部分20aとにわたってヒンジ部材28が設けられている。ヒンジ部材28と底部分20aとの連結は、底部分20aから外側向きに突設された連結軸29によって行われている。連結軸29は、底部分20aの内側に突出しない状態で底部分20aに支持されている。具体的には、連結軸29は、底部分20aの外面側に形成された支持部30から突設されている。本実施形態では、連結軸29として連結ネジが採用されている。連結軸29としては、連結ネジに限らず、連結棒、連結ピンなどの採用が可能である。蓋体27のうち、底スクリュー22の搬送方向上手側での端部に、底スクリュー22のスクリュー軸芯に対して非平行な枢支用の軸芯P2がヒンジ部材28によって設けられ、蓋体27は、軸芯P2を揺動支点にした上下揺動によって開閉する状態で下すぼまり部20に支持されている。本実施形態では、スクリュー軸芯に対して非平行な軸芯P2として、平面視でスクリュー軸芯に対して直交する軸芯P2を採用しているが、これに限らない。本発明の構成における「スクリュー軸芯に対して非平行な軸芯」は、平面視でスクリュー軸芯に対して直交する軸芯の他、平面視でスクリュー軸芯に対して直交する角度から少しはずれた軸芯、すなわち、平面視でスクリュー軸芯に対してほぼ直交する軸芯を含む。
蓋体27には、図3,4に示されるように、外側蓋部27aと、内側蓋部27bと、が備えられている。外側蓋部27aには、蓋底板部27cと、蓋底板部27cの両横端部から立ち上がる蓋側板部27dと、が備えられている。両横端部の蓋側板部27dは、図4に示されるように、蓋側板部27dどうしの間隔が蓋側板部27dの上端側ほど広くなる状態で傾斜している。
図2,3に示されるように、外側蓋部27aは、蓋体27の閉状態において、一方の蓋側板部27dが下すぼまり部20における前側の側板部20bの外側面に沿うように、かつ、他方の蓋側板部27dが下すぼまり部20における後側の側板部20bの外側面に沿うように、さらに、蓋底板部27cが点検口26の周囲で底部分20aの外側面に当接するように構成されている。
図2,3に示されるように、内側蓋部27bは、蓋体27の閉状態において、点検口26に入り込んで蓋底板部27cの内面27Sと、底部分20aの内面20Sとを面一にするように構成されている。
図2,3に示されるように、下すぼまり部20の前後側と蓋体27の遊端部とにわたり、蓋体27を閉状態に固定するロック機構31が設けられている。前側のロック機構31及び後側のロック機構31のそれぞれには、図3,4に示されるように、下すぼまり部20の側板部20bから外側向きに突設されたネジ軸31aと、蓋側板部27dに形成された長孔部32と、ネジ軸31aに締結されるナット具31bとが備えられている。本実施形態では、長孔部32として切欠き孔部が採用されているが、これに限らない。すなわち、蓋側板部27dの傾斜角や立上がり長さなどによっては、蓋側板部27dの上側に開口しない形状の長孔部を採用可能である。本実施形態では、ナット具31bとして蝶ナットが採用されているが、これに限らない。たとえば、六角ナット、袋付きナットなど各種のナット部材の採用が可能である。
前側及び後側のロック機構31においては、蓋体27が閉状態に向かって揺動していくに伴ってネジ軸31aが長孔部32に入り込んでいき、蓋体27が閉状態になると、ネジ軸31aが長孔部32を挿通した状態になる。ネジ軸31aが長孔部32を挿通した状態になると、ナット具31bをネジ軸31aに締結する。すると、ナット具31b及びネジ軸31aによる締め付け力によって蓋側板部27dが側板部20bに締め付けられて、蓋体27が閉状態に固定される。ナット具31bのネジ軸31aに対する締結を解除することにより、蓋側板部27dの側板部20bへの締め付けが解除されて蓋体27の閉状態での固定が解除され、蓋体27の閉状態から開状態への状態変更が可能になる。
通常時には、図2,3に示されるように、蓋体27を軸芯P2が揺動支点となる状態で下すぼまり部20に対して上昇揺動させて下すぼまり部20に当接させると、蓋体27が閉状態になって点検口26が閉じられる。蓋体27が閉状態になると、前後のネジ軸31aにナット具31bを締結することにより、蓋体27が前後のロック機構31によって閉状態に固定され、脱穀物タンク11の穀粒を底スクリュー22と脱穀物排出装置12とによって取り出すことができる。蓋底板部27cの内面27Sと底部分20aの内面20Sとが内側蓋部27bによって面一にされており、穀粒が点検口26に入り込まないでスムーズに取り出すことができる。蓋底板部27cが点検口26の周囲で底部分20aの外側面に当接すると共に一対の蓋側板部27dが前後側の側板部20bに沿っていて点検口26がしっかり閉じられており、穀粒が点検口26から漏れ出ないようにしつつ取り出すことができる。
下すぼまり部20に穀粒が残った場合、図4に示されるように、前後のネジ軸31aに対するナット具31bの締結を解除し、蓋体27を軸芯P2が揺動支点となる状態で下すぼまり部20に対して下降揺動させると、蓋体27の遊端側が下すぼまり部20に対して下方に離間して蓋体27が開状態になって点検口26が開かれ、下すぼまり部20の穀粒を点検口26から取り出すことができる。脱穀物タンク11と脱穀装置10の天板10tとの間に天板10tの弧状によってできている空きスペースに蓋体27の遊端側を入り込ませて蓋体27の遊端側を大幅に下降させることができ、穀粒を取り出しやすい。蓋体27は、底スクリュー22のスクリュー軸芯に対して非平行な軸芯P2を揺動支点にして開くことにより、点検口26から穀粒を落下案内させるガイド部材に蓋体27を活用することができて、かつ、蓋体27を流下する穀粒が蓋体27からこぼれ落ちることが蓋側板部27dによって防止されるので、穀粒を取り出しやすい。蓋体27は、蓋体27の底スクリュー22による搬送方向上手側の端部に位置する軸芯P2を揺動支点にして開くことにより、底スクリュー22を回転させて穀粒を底スクリュー22によって点検口26から押し出し排出させるとき、穀粒が開いている蓋体27の傾斜方向に沿う方向に押し出され、穀粒がスムーズに排出される。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、蓋側板部27dを備える蓋体27を採用した例を示したが、蓋側板部27dを備えない平板状の蓋体を採用して実施してもよい。
(2)上記した実施形態では、蓋体27における底スクリュー22の搬送方向上手側の端部に設けられた軸芯P2を揺動支点とする蓋体27が採用された例を示したが、蓋体27における底スクリュー22の搬送方向下手側の端部に設けられた軸芯を揺動支点とする蓋体を採用して実施してもよい。
(3)上記した実施形態では、点検口26が底部分20aにおける底スクリュー22の搬送方向での中心箇所に対して脱穀物排出装置12が位置する側に偏倚している例を示したが、底部分20aにおける底スクリュー22の搬送方向での中央部に設けて実施してもよい。また、底部分20aにおける底スクリュー22の搬送方向での中心箇所に対して脱穀物排出装置12が位置する側と反対側に偏倚する状態で設けて実施してもよい。
(4)上記した実施形態では、蓋体27に内側蓋部27bを設けた例を示したが、内側蓋部27bを設けないで実施してもよい。
本発明は、前車輪及び後車輪に限らず、クローラ式走行装置、あるいは、車輪とミニクローラとを組み合わせた走行装置を有するコンバインに適用できる。
7 収穫部
10 脱穀装置
11 脱穀物タンク
12 脱穀物排出装置
20 下すぼまり部
20a 底部分
20b 側板部
20S 内面
22 底スクリュー
26 点検口
27 蓋
27a 外側蓋部
27b 内側蓋部
27c 蓋底板部
27d 蓋側板部
27S 内面
28 ヒンジ部材
29 連結軸
31 ロック機構
31a ネジ軸
31b ナット具
32 長孔部

Claims (5)

  1. 収穫部によって収穫された収穫物を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置によって得られた脱穀物を貯留すると共に、底部に形成された下すぼまり部を有する脱穀物タンクと、
    前記下すぼまり部の内部に設けられ、前記脱穀物タンクから脱穀物を排出する底スクリューと、
    前記底スクリューに接続され、前記底スクリューからの脱穀物を搬送して機体外に向けて排出する脱穀物排出装置と、が備えられ、
    前記脱穀物タンクに、前記下すぼまり部の底部分に開口された点検口、及び、前記点検口を開閉する蓋体が備えられ、
    前記蓋体は、前記底スクリューのスクリュー軸芯に対して非平行な軸芯を揺動支点にする上下揺動によって開閉するコンバイン。
  2. 前記蓋体に、蓋底板部、及び、前記蓋底板部の両横端部から立ち上がる一対の蓋側板部が備えられ、
    前記一対の蓋側板部は、当該蓋側板部どうしの間隔が前記蓋側板部の上端側ほど広くなる状態で、かつ、前記下すぼまり部における側板部に沿う状態で傾斜している請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記蓋体に、当該蓋体の閉状態において前記点検口に入り込み、前記蓋底板部の内面と前記底部分の内面とを面一にする内側蓋部と、前記点検口の周囲で前記底部分の外側面に当接する外側蓋部と、が備えられ、
    前記蓋底板部と前記底部分とにわたって設けられ、前記蓋体を前記下すぼまり部に揺動開閉可能に支持するヒンジ部材が備えられ、
    前記ヒンジ部材を前記底部分に連結する連結軸が前記底部分から外側向きに突設されており、
    前記蓋体を閉状態に固定するロック機構に、前記下すぼまり部から外側向きに突設されたネジ軸と、前記蓋側板部に形成された長孔部と、前記長孔部に挿通された前記ネジ軸に締結されるナット具とが備えられている請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記軸芯は、前記蓋体における前記底スクリューの搬送方向上手側での端部に設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記点検口は、前記底部分における前記底スクリューの搬送方向での中心箇所に対して前記脱穀物排出装置が位置する側に偏倚している請求項1から4のいずれか一項に記載のコンバイン。
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