JP2892209B2 - 脱穀フィードチェンの取付構造 - Google Patents

脱穀フィードチェンの取付構造

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀機に刈取穀稈を供
給する脱穀フィードチェンの取付構造に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、脱穀機を搭載したコンバイン等
においては、刈取部からの刈取穀稈を引き継いで脱穀機
に沿って後方に搬送する脱穀フィードチェンが設けられ
ている。この種の脱穀フィードチェンは、機体側に固定
されるチェンステーに支持されているが、従来のチェン
ステーは、後部側が機体に強固に固定されて脱穀機枠の
強度メンバーを構成しており、一方、前部側には、チェ
ン張りのアイドラー機構等が組込まれて複雑な構造とな
っており、さらに刈取穀稈を引き継ぐために、刈取部に
向けて突出状となっている。このため、チェンステー全
体が大形となり、しかも構造の複雑な前部側は、部分組
立を行わなければならないので、脱穀フィードチェンの
組付けが容易でなく、しかも保守点検作業時には、その
都度チェンステー全体を取外さなければならないので、
分解組立が容易でないという欠点があった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き
欠点を解消すべく創案されたものであって、刈取部側に
突出した大形の脱穀フィードチェンであっても、脱穀フ
ィードチェンを支持するチェンステーをコンパクトな部
材で構成でき、しかも構造の複雑な前部側のみを部分組
立できて組付作業を容易にできるようにし、また保守点
検作業時にもその都度チェンステー全体を取外すことな
く、容易に分解組立てをすることができる脱穀フィード
チェンの取付構造を提供することを目的としたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明が講じた技術的手段は、刈取部からの刈取穀
稈を引き継いで、脱穀機に沿って後方に搬送する脱穀フ
ィードチェンにおいて、上記脱穀フィードチェンを機体
側に固定されるチェンステーで支持すると共に、上記チ
ェンステーを前後二分割状に形成して、刈取部側に突出
する前部側と、後方に延設される後部側とを着脱可能と
したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】したがって本発明によれば、前後二分割状に形
成したチェンステーは、前部側と後部側のコンパクトな
部材となるので、前部側を部分組立したのち、容易に機
体側に組付固定することができる。そしてチェンステー
に支持された脱穀フィードチェンは、刈取部側に突出し
たチェンステーの前部側を取外せば、後方に延設される
後部側を取外すことなく分解組立できるので、保守点検
作業が容易となる。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を添付した図面に基い
て詳述する。1はコンバインであって、走行装置2を備
えた機体の前部に刈取部3が装着され、該刈取部3の後
方一側に脱穀機4が搭載されており、後方他側には運転
操作部5、穀粒タンク部6が配設されている。7は脱穀
機4に沿って設けられた脱穀フィードチェンである。
【0007】上記刈取部3は、図4、図5に示すように
機体フレーム8に前処理支持フレーム9が立設され、該
前処理支持フレーム9に前処理フレーム10が搖動フレ
ーム11、前処理リンク12を介して支持されていて、
油圧シリンダ13の作動により刈取部3が上下動するよ
うになっている。14は前処理フレーム10から前方に
突出するデバイダ、15は引起しタインを内装した穀稈
引起しケースであって、該穀稈引起しケース15の後方
に、掻込みスターホイール16、掻込みベルト17、お
よび掻込みタイン18が配設されている。19は前処理
フレーム10の下方に設けたレシプロ式の刈刃である。
20は刈取穀稈を横送りする横送りチェン、21は横送
りタイン、また22は接続チェンであって、その搬送終
端に扱深さ調節装置23が設けられている。上記扱深さ
調節装置23は、扱深穂先タイン24と扱深株元チェン
25とで上下一体に形成され、搬送終端部を支点に上下
動して搬送始部における株元の挾持位置を変えて扱深さ
を調節し、ついで刈取穀稈を穂先側がわづかに上った姿
勢で前記脱穀フィードチェン7側に供給する。26は扱
深さ調節装置23に付設された補助チェンである。また
27は走行部ミッション、28は前処理部伝動ケース、
29はその入力プーリ中心である。
【0008】前記脱穀機4は図6、図7に示すように、
脱穀部フレーム30の前後隔壁31、32で形成された
扱室33内に多数の扱刃34を植設した扱胴35が軸架
され、扱胴35の下方に扱網36が張設されている。扱
室33下方には左右の枠体37、37で形成された選別
室38内に、扱網36の下方から後方に延設した搖動選
別体39が架設されており、その前部下方に唐箕40、
後部下方に吸引ファン41が配設されている。42は一
番螺旋、43は二番還元螺旋、44は二番選別用のター
ボファンである。また扱胴35の後方一側には処理胴4
5が設けられている。
【0009】46は、前記脱穀フィードチェン7を支持
するチェンステーであって、該チェンステー46が上記
脱穀部フレーム30の側面に固定されていて、脱穀部フ
レーム30の補強材を兼ねている。また脱穀フィードチ
ェン7の搬送終端には、機体後方に向けて排藁チェン4
7が配設され、該排藁チェン47の搬送終端部下方に
は、排藁カッタ48が設けられている。49は脱穀フィ
ードチェン7の駆動スプロケットである。そして上記チ
ェンステー46は図1、図2に示すように前部チェンス
テー50と後部チェンステー51とのコンパクトな部材
に分割状に形成されている。前部チェンステー50は脱
穀機4よりも前方に突出し、その上面には前端側が下方
に湾曲したチェン摺動面52が形成されている。また前
部チェンステー50には、脱穀フィードチェン7を緊張
させるアイドラースプロケット53が前方に向けて付勢
弾持されている。すなわち、54は上方に開口した断面
形コ字状のアイドラーブラケットであって、該アイドラ
ーブラケット54の前端部に設けた左右方向の支持軸5
5に、アイドラースプロケット53が軸支されており、
アイドラーブラケット54の後部上面側の開口端は丸棒
56で連結補強されている。また57は圧縮ロッドであ
って、該圧縮ロッド57の後端が、前部チェンステー5
0の後部壁58に設けた取付孔59に挿通され、圧縮ロ
ッド57の前部に設けたリング60と後部壁58との対
向間に圧縮スプリング61が介装されている。62は抜
け止め用スナップピンである。一方、前部チェンステー
50の下面には前記アイドラーブラケット54を支承す
る継面コ字状の取付ガイドフレーム63が垂下状に固定
されている。そして、アイドラーブラケット54を取付
ガイドフレーム63内に前方から挿入すれば、圧縮ロッ
ド57が丸棒56の下方に進入し、丸棒56が外れ止め
となってリング60により押圧縮小した圧縮スプリング
61が、アイドラーブラケット54を前方に付勢弾持す
るようになっている。
【0010】64は前部チェンステー50の内側、すな
わち、脱穀フィードチェン7による株元の挾持位置より
も穂先側に設けた穂先側掻き込み用のスターホイールで
あって、該スターホイール64の先端径が、回動する脱
穀フィードチェン7の先端軌跡よりも上方となるように
大きく形成されている。65は上記スターホイール64
の回転軸であって、前記取付ガイドフレーム63に軸支
されていて、回転軸65に固定したスプロケット66が
取付ガイドフレーム63内に位置している。そして前部
チェンステー50の摺動面52に設けた開口部67から
スプロケット66を突出させることにより、スプロケッ
ト66が脱穀フィードチェン7と噛合して自動的に回転
するようになっている。またスプロケット66の下端側
は前記アイドラーブラケット54内に臨んでおり、かつ
スプロケット66の歯底位置が丸棒56の上方位置とな
るように配設されている。さらに、上記開口部67はス
プロケット66の軸心に対して前方側が長く後方側が短
かくなっていて、スプロケット66で藁屑等を引き込む
のを可及的に少なくし、またアイドラーブラケット54
に溜った藁屑等を掻き出すようになっている。68は脱
穀フィードチェン7の外れ防止板であって、該外れ防止
板68に、スターホイール64に穀稈が巻付くのを防止
する巻付防止板69が溶着固定されている。上記巻付防
止板69は、その外周縁をスターホイール64のほぼ歯
底径に沿わせると共に、脱穀フィードチェン7の搬送作
用を妨げないように、スターホイール64の掻き込み作
用が終了する直前から下方に向けて湾曲状に形成されて
いる。
【0011】そして前部チェンステー50には後方に突
出する左右の連結部材70、71が固定されていて、該
連結部材70、71を取付ボルトで後部チェンステー5
1に連結固定すると共に、内側の連結部材71に設けた
取付座72を前処理支持フレーム9に連結することによ
り、一体的に組立てた前部チェンステー50と後方に延
設される後部チェンステー51とが着脱可能となってい
る。
【0012】上記の如き構成において、刈取脱穀作業を
行うに当り、刈取部3で刈取り搬送された刈取穀稈は、
扱深さ調節装置23から脱穀フィードチェン7に引き継
がれ、脱穀機4に沿って後方に搬送される過程で脱穀処
理される。そして刈取穀稈を脱穀フィードチェン7で引
き継ぐ際には、前部チェンステー50に設けたスターホ
イール64が脱穀フィードチェン7による刈取穀稈の挾
持位置よりも穂先側を掻き込み案内し、しかもスターホ
イール64の先端径が脱穀フィードチェン7の先端軌跡
よりも上方に形成されているので、刈取穀稈が穂先側を
上にした姿勢で供給されても、穂先側に搬送遅れを生じ
たり、穀稈の詰りを生じたりすることなく確実に引き継
ぐことができる。このとき巻付防止板69により、スタ
ーホイール64の回転軸65に穀稈が巻付くのが防止さ
れる。そしてスターホイール64は、スプロケット66
が脱穀フィードチェン7に噛合して自動的に回転駆動す
るので、殊更駆動装置等を設ける必要はなく、しかもス
プロケット66が取付ガイドフレーム63内に位置する
ので、全体構造をコンパクトにすることができる。一
方、アイドラーブラケット54を前方から取付ガイドフ
レーム63に挿入してアイドラースプロケットを組付け
るに当り、取付ガイドフレーム63内にスターホイール
64のスプロケット66が位置し、アイドラーブラケッ
ト54に圧縮ロッド57の外れ止めとなる丸棒56が設
けてあっても、スプロケット66の歯底位置が丸棒56
の上方位置となっているので丸棒56がスプロケット6
6を空転させながら円滑に挿入することができる。そし
て脱穀フィードチェン7を機体に組付ける際には、脱穀
フィードチェン7を支持するチェンステー46が、コン
パクトな部材としての前部チェンステー50と後部チェ
ンステー51とに分割されているので、取扱いが容易な
うえ、構造の複雑な前部チェンステー50のみを予め部
分組立しておくことができるので、脱穀フレーム30に
固定した後部チェンステー51に、連結部材70、71
を介して前部チェンステー50を連結するのみで、容易
に組付固定することができる。また保守点検作業等の際
には、前部チェンステー50を取外せば、簡単に脱穀フ
ィードチェン7を分解することができるので、脱穀部フ
レーム30の補強材を兼ねた後部チェンステー51をい
ちいち取外す必要はなく、能率よく作業を行うことがで
きる。
【0013】
【発明の効果】これを要するに本発明は、刈取部からの
刈取穀稈を引き継いで、脱穀機に沿って後方に搬送する
脱穀フィードチェンにおいて、上記脱穀フィードチェン
を機体側に固定されるチェンステーで支持すると共に、
上記チェンステーを前後二分割状に形成して、刈取部側
に突出する前部側と、後方に延設される後部側とを着脱
可能としたから、脱穀フィードチェンが刈取穀稈の引き
継ぎ側から脱穀機の後方に至るものでありながら、脱穀
フィードチェンを支持するチェンステーを、刈取部側に
突出する前部側と後方に延設される後部側とに二分割状
に形成されたコンパクトな部材とすることができ、しか
も前部側の構造が複雑であっても、着脱可能な前部側と
後部側とは、予め前部側を部分組立してから、それぞれ
機体側に固定することができるので、容易に組立作業を
行うことがでる。そしてチェンステーの前部側を取外せ
ば、殊更後部側を取外すことなく簡単に脱穀フィードチ
ェンを分解することができるので、保守整備作業が容易
となって脱穀作業の能率化を図ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の分解斜視図である。
【図2】同上矢印A方向断面図である。
【図3】コンバインの全体斜視図である。
【図4】刈取部の側面図である。
【図5】同上平面図である。
【図6】脱穀部の縦断側面図である。
【図7】同上斜視図である。
【符号の説明】
3 刈取部 4 脱穀機 7 脱穀フィードチェン 46 チェンステー 50 前部チェンステー 51 後部チェンステー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部からの刈取穀稈を引き継いで、脱
    穀機に沿って後方に搬送する脱穀フィードチェンにおい
    て、上記脱穀フィードチェンを機体側に固定されるチェ
    ンステーで支持すると共に、上記チェンステーを前後二
    分割状に形成して、刈取部側に突出する前部側と、後方
    に延設される後部側とを着脱可能としたことを特徴とす
    る脱穀フィードチェンの取付構造。
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