JP2020012248A - 斜面安定化構造及び斜面安定化工法 - Google Patents
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Abstract
Description
斜面に、少なくとも横方向に伸長するように所定の間隔をあけて並列状態で敷設された複数の帯状に形成された帯状網体と、
該帯状網体の伸長方向に間隔をおいて配置され、該帯状網体を貫通する複数のアンカーと、
該アンカーの頭部に取付けられ、前記帯状網体を斜面に対して上方から緊張固定するプレートと、
を備えたことを特徴とする。
前記複数の帯状網体が斜面に格子状に敷設された網状フレームを備え、
前記アンカーは、前記帯状網体の交差部に位置することを特徴とする。
前記網状フレームの格子開口を形成する前記帯状網体の側辺部に取り付けられ、該格子開口を囲む連続するループ状の補強部材を備えたことを特徴とする。
前記帯状網体の少なくとも一方の側辺部に取り付けられ、該帯状網体の伸長方向に伸びるロープ状又は棒状の補強部材を備えたことを特徴とする。
前記帯状網体の幅方向に伸長して、両端部が前記帯状網体の側辺部に取付けられ、前記帯状網体の幅寸法を維持する棒状体を備えたことを特徴とする。
前記プレートは、設置状態で、下面から突出して前記帯状網体の網目を貫通する少なくとも1つの突起部を有することを特徴とする。
斜面に、横方向に間隔を置いて複数配置されるアンカーの列が上下方向に所定の間隔をあけて複数形成されるように、複数のアンカーを打設する工程と、
複数の帯状に形成された帯状網体を、少なくとも前記アンカーの列と重なって横方向に伸長するように、斜面に間隔をあけて並列状態で敷設する工程と、
前記アンカーの頭部にプレートを取付けて前記帯状網体を斜面に対して上方から緊張固定する工程と、を含むことを特徴とする。
前記帯状網体は、斜面に格子状に敷設され、前記アンカーは、前記帯状網体の交差部分に位置するように打設されることを特徴とする。
図1は、斜面安定化構造の第1の実施の形態を模式的に示す斜視図であり、図2は、斜面安定化構造の平面図、図3は、図2の要部拡大平面図である。斜面安定化構造10は、自然斜面や、切土・盛土等の法面を含む斜面に適用され、斜面の崩壊を防止するものであり、本実施の形態では、立木82のある斜面80に適用した例を示している。
次に、図6及び図7を用いて、斜面安定化構造10の第2の実施の形態について説明する。なお、図6及び図7では、第1の実施の形態と対応する部位に同一符号を付している。また、以下に説明する第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
次に、図8を用いて、斜面安定化構造10の第3の実施の形態について説明する。なお、図8では、第1の実施の形態と対応する部位に同一符号を付している。また、以下に説明する第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
次に、図9を用いて補強部材の取付位置の他の例を説明する。図9(a)において2点鎖線で示すように、変形例の補強部材32は、網状フレーム12の格子開口28を囲む態様で帯状網体20の側辺部に連続するループ状に取付けられる。ここで、連続するループ状とは、1本又は2本以上の紐状の補強部材を結び付けてループ状にしたものを含む意味である。図示例では、四角形の格子開口28に沿って四角形状にロープ状の補強部材32が設けられている。なお、補強部材32は、所要の引張力を受けた際に、ループの長さがほぼ変わらず、格子開口28を維持可能となるように、弾性性能が低く伸縮し難い部材、例えば、金属材料等で形成されることが好ましい。図9(b)に示すように、補強部材32は、縦長帯状網体21及び横長帯状網体22のそれぞれの網目を通るように波状に絡められた状態で取り付けられている。なお、図示していないが、第2の実施の形態に示す三角形状の格子開口を有する網状フレーム12に対しても、同様に、格子開口を囲むように補強部材32を取付けることが可能である。補強部材32は、網状フレーム12が敷設された後に、格子開口28に沿って取付けられる。
次に、図10及び図11を用いてプレートの他の例を説明する。本変形例のプレート60は、略十字形状の平板からなるプレート本体62と、十字の中央部に形成された貫通孔64と、プレート本体62の一方の面から突出する複数の突起部66とを備える。突起部66は、プレート本体62の中央部から4方向に延びる各延長部63において、1つ以上設けられていることが好ましく、本変形例では、それぞれの延長部63に3つの突起部66が形成されている。
次に、図12を用いてプレートのさらに他の例を説明する。本変形例のプレート60は、変形例2に記載したものと同様のプレート本体62、貫通孔64及び複数の突起部66を備えるとともに、プレート本体62の中央部上面(突起部66が形成される面と反対の面)から突出し、貫通孔64と連通する筒体67と、プレート本体62の上面に設けられた複数のリブ68とを有する。リブ68は、各延出部63に設けられ、プレート本体62の上面から突出し、プレート本体62の筒体67から延出部62の先端へ向かって延びる板状に形成されている。リブ68の高さは、延出部63の先端から基端に向かって高くなるように形成されている。
12 網状フレーム
20 帯状網体
30,32 補強部材
40 棒状体
50 アンカー
52,60 プレート
54 ナット
80 斜面
82 立木
85 滑り面
88 不動層
Claims (8)
- 斜面に、少なくとも横方向に伸長するように所定の間隔をあけて並列状態で敷設された複数の帯状に形成された帯状網体と、
該帯状網体の伸長方向に間隔をおいて配置され、該帯状網体を貫通する複数のアンカーと、
該アンカーの頭部に取付けられ、前記帯状網体を斜面に対して上方から緊張固定するプレートと、
を備えたことを特徴とする斜面安定化構造。 - 前記複数の帯状網体が斜面に格子状に敷設された網状フレームを備え、
前記アンカーは、前記帯状網体の交差部に位置することを特徴とする請求項1に斜面安定化構造。 - 前記網状フレームの格子開口を形成する前記帯状網体の側辺部に取り付けられ、該格子開口を囲む連続するループ状の補強部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の斜面安定化構造。
- 前記帯状網体の少なくとも一方の側辺部に取り付けられ、該帯状網体の伸長方向に伸長するロープ状又は棒状の補強部材を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の斜面安定化構造。
- 前記帯状網体の幅方向に伸長して、両端部が前記帯状網体の側辺部に取付けられ、前記帯状網体の幅寸法を維持する棒状体を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の斜面安定化構造。
- 前記プレートは、設置状態で、下面から突出して前記帯状網体の網目を貫通する少なくとも1つの突起部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の斜面安定化構造。
- 斜面に、横方向に間隔をおいて複数配置されるアンカーの列が上下方向に所定の間隔をあけて複数形成されるように、複数のアンカーを打設する工程と、
複数の帯状に形成された帯状網体を、少なくとも前記アンカーの列と重なって横方向に伸長するように、斜面に間隔をあけて並列状態で敷設する工程と、
前記アンカーの頭部にプレートを取付けて前記帯状網体を斜面に対して上方から緊張固定する工程と、を含むことを特徴とする斜面安定化工法。 - 前記帯状網体は、斜面に格子状に敷設され、前記アンカーは、前記帯状網体の交差部分に位置するように打設されることを特徴とする請求項7に記載の斜面安定化工法。
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JP2021156136A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 日鉄建材株式会社 | 斜面安定化構造 |
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JPH10298997A (ja) * | 1997-05-02 | 1998-11-10 | Tokyo Seiko Co Ltd | 地面等の被覆シート付きネツト |
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JP6132416B1 (ja) * | 2016-07-07 | 2017-05-24 | 株式会社ダイカ | 斜面安定化構造 |
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2018
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