JP2020007120A - コンペンシーブ下クリアランスの調整方法および装置 - Google Patents
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Abstract
Description
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるコンペンシーブ下クリアランスの調整装置が取り付けられているカウンターウェイトを示す図である。この図1では、カウンターウェイト10の下部が示されている。参照番号15は、ウェイトを示している。カウンターウェイト10のおもり枠は、左右の縦枠11A、11Bと、下枠12と、図示しない上枠とで構成されている。おもり枠には、多数のウェイト15が積み上げるようにして積載されている。参照番号13、14は、ウェイト15が脱落しないようにするおもり押さえを示している。
コンペンシーブ23は、昇降路最下部のピットに配置され、カウンターウェイト10を案内するガイドレール(図示せず)に沿って上下に動けるように設置されている。本実施形態において、調整の対象となるコンペンシーブ下クリアランスCとは、コンペンシーブ23とピット床面24との間の距離のことである。
本実施形態では、ロープ固定ブラケット17、19は、上下2段に構成されており、ジャッキボルト20A、20Bを以下のように操作しながら、ロープ固定ブラケット17、19を片方ずつ動かし、コンペンロープ16A乃至16Dを引き上げる。ロープ固定ブラケット17、19のうち、どちらを先にしてもよいが、ここでは、下段のロープ固定ブラケット17を先に引き上げる例について説明する。
下段のロープ固定ブラケット17を縦枠11A、11Bに締結していたボルト、ナットを外し、下段のロープ固定ブラケット17を動ける状態にする。次いで、図2に示されるように、ジャッキボルト20A、20Bの上端部に締結されている回り止めナット44Aを緩めておく。ジャッキボルト20A、20Bの雄ねじ21b、22bには、ナット44B、44Cが螺合しており、ナット44B、44Cはロープ固定ブラケット19の水平な面を挟み付けている。このうち、下側のナット44Cをレンチなどの工具を用いて回し、図2に示す位置よりも下げておく。
次に、本発明の第2実施形態によるコンペンシーブ下クリアランスの調整装置について、図 4を参照して説明する。
縦枠11A、11Bには、その長さ方向と平行にボールねじ30A、30Bが配置されている。ボールねじ30A、30Bは、縦枠11A、11Bに固定されたモータ32A、32Bによって駆動される。ボールねじ30Aには、ロープ固定ブラケット17、19に固定されているボールナット31a、31bが螺合している。同様に、ボールねじ30Bには、ロープ固定ブラケット17、19に固定されているボールナット33a、33bが螺合するようになっている。カウンターウェイト10には、操作盤35が設置されており、モータ32A、32Bの始動、停止を操作盤35から行えるようになっている。モータ32A、32Bに駆動されてボールねじ30A、30Bが回転すると、ロープ固定ブラケット17、19が同時に上に移動し、コンペンロープ16A乃至16Dを引き上げるので、コンペンシーブ下クリアランスを調整することができる。
次に、本発明の第3実施形態によるコンペンシーブ下クリアランスの調整装置について、図5を参照して説明する。
次に、本発明の第4実施形態によるコンペンシーブ下クリアランスの調整装置について、図6を参照して説明する。
ロープ固定ブラケット17の両端部には、ジャッキボルト40A、40Bが連結されている。ジャッキボルト40A、40Bの上端側のねじ部42bは、縦枠11A、11Bに固定したブロック41A、41Bを貫通して上に突き出ており、ナット46A、46Bで締結されている。ナット46Aを緩めてから下側のナット46Bを回すことで、ジャッキボルト40A、40Bを上に動かし、固定ブラケット17ごとコンペンロープ16A乃至16Dを引き上げることができる。
以上のような第4実施形態は、昇降行程が低く、コンペンシーブ下クリアランスの調整代が比較的小さいエレベータに適している。
次に、本発明の第5実施形態によるコンペンシーブ下クリアランスの調整装置について、図7を参照して説明する。
Claims (7)
- 乗りかごとカウンターウェイトから垂れ下がるコンペンロープにテンションを付加するコンペンシーブとピット床面との間のクリアランスを調整する装置であって、
前記コンペンシーブの端末が止着され、前記カウンターウェイトの縦枠に対して水平な姿勢で着脱可能に取り付けられるロープ固定ブラケットと、
前記縦枠に配置され、前記ロープ固定ブラケットを前記コンペンロープごと揚重するネジ式の簡易揚重機構と、を備えることを特徴とするコンペンシーブ下クリアランスの調整装置。 - 前記ロープ固定ブラケットは、それぞれ前記コンペンロープが止着された上下2段構成のロープ固定ブラケットからなり、
前記ネジ式の簡易揚重機構は、下段の前記ロープ固定ブラケットと上段のロープ固定ブラケットとをナットの締結により連結する一対のジャッキボルトからなることを特徴とする請求項1に記載のコンペンシーブ下クリアランスの調整装置。 - 前記ロープ固定ブラケットは、それぞれ前記コンペンロープが止着された上下2段構成のロープ固定ブラケットからなり、前記ネジ式簡易揚重機構は、下段の前記ロープ固定ブラケットと上段のロープ固定ブラケットとを連結する一対のボールねじ機構と、前記ボールねじ機構を駆動するモータと、前記モータの始動、停止を操作するための操作盤と、からなることを特徴とする請求項1に記載のコンペンシーブ下クリアランスの調整装置。
- 前記ロープ固定ブラケットは、前記コンペンロープが止着された1段構成のロープ固定ブラケットからなることを特徴とする請求項1に記載のコンペンシーブ下クリアランスの調整装置。
- 前記ロープ固定ブラケットの両端部には、前記縦枠に沿って摺動可能であり、前記ブラケットが振れないように拘束する振れ止めを設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンペンシーブ下クリアランスの調整装置。
- 前記ロープ固定ブラケットには、その傾斜を判別するための水準器を配置したことを特徴とする請求項1に記載のコンペンシーブ下クリアランスの調整装置。
- 乗りかごとカウンターウェイトから垂れ下がるコンペンロープにテンションを付加するコンペンシーブとピット床面との間のクリアランスを調整する方法であって、
請求項1乃至6のいずれに記載したネジ式の簡易揚重機構を、前記コンペンシーブの端末が止着され、前記カウンターウェイトの縦枠に対して水平に着脱可能に取り付けられるロープ固定ブラケットに設置し、
前記ネジ式簡易揚重機構を操作し、前記ロープ固定ブラケットを前記コンペンロープごと揚重し、前記コンペンシーブとピット床面の間のクリアランスを調整することを特徴とするコンペンシーブ下クリアランスの調整方法。
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