JP2020005383A - 配線部材の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線部材とは別に形成された面状部材に配線部材を容易に固定可能な技術を提供することを目的とする。【解決手段】配線部材の固定構造1は、車両に設けられる面状部材10と、前記面状部材10の主面13上に配設された配線部材20と、前記配線部材20を前記面状部材10に固定している固定用部材40と、を備える。前記固定用部材40は、前記面状部材10に挿し込まれている収容部44と、前記収容部44から外方に延びるように設けられた係止突起50と、前記収容部44に収まり前記係止突起50を外側に広げて前記面状部材10の内部に係止させている突起拡張部62とを含む。【選択図】図2

Description

この発明は、配線部材を面状部材に固定する技術に関する。
特許文献1は、防音および凹凸形状の平滑化等を目的として自動車底部のボディとフロアマットとの間に配設される面状部材としてのウレタン材(サイレンサなどとも呼ばれる)に配線部材としてのワイヤーハーネスを埋設して固定する技術を開示している。
特開昭63−166635号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ワイヤーハーネスをインサート部品としてインサート成形する必要が有る。
そこで本発明は、配線部材とは別に形成された面状部材に配線部材を容易に固定可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る配線部材の固定構造は、車両に設けられる面状部材と、前記面状部材の主面上に配設された配線部材と、前記面状部材に挿し込まれている収容部と、前記収容部から外方に延びるように設けられた係止突起と、前記収容部に収まり前記係止突起を外側に広げて前記面状部材の内部に係止させている突起拡張部とを含み、前記配線部材を前記面状部材に固定している固定用部材と、を備える。
第2の態様に係る配線部材の固定構造は、第1の態様に係る配線部材の固定構造であって、前記固定用部材は、前記収容部と、前記係止突起と、被係止部とを有する第1部材と、前記突起拡張部と、前記被係止部に係止している係止部とを有する第2部材と、を備える。
第3の態様に係る配線部材の固定構造は、第2の態様に係る配線部材の固定構造であって、前記被係止部は、前記収容部の内周面に設けられ、前記係止部は、前記突起拡張部の外周面に設けられている。
第4の態様に係る配線部材の固定構造は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る配線部材の固定構造であって、前記収容部は、前記面状部材の主面に予め形成された凹部に収められており、前記係止突起は、前記突起拡張部によって広げられる前の状態で、前記凹部に収まるように形成されている。
第5の態様に係る配線部材の固定構造は、第1から第4のいずれか1つの態様に係る配線部材の固定構造であって、前記面状部材は、前記係止突起よりも柔らかく形成され、前記係止突起は、前記面状部材に突き刺さり可能な先細り形状に形成されている。
第6の態様に係る配線部材の固定構造は、第1から第5のいずれか1つの態様に係る配線部材の固定構造であって、前記収容部は、全体に筒状を呈するように周方向に並ぶ複数の分割片と、前記係止突起と反対側において前記複数の分割片を周方向に繋げる連結筒部と、を有し、前記係止突起は、前記複数の分割片の先端にそれぞれ設けられた分割係止突起を有している。
第7の態様に係る配線部材の固定構造は、第1から第6のいずれか1つの態様に係る配線部材の固定構造であって、前記固定用部材は、前記収容部から外方に延びるように形成されて前記面状部材の主面に引っ掛かっている収容部抜止片をさらに含む。
第8の態様に係る配線部材の固定構造は、第1から第7のいずれか1つの態様に係る配線部材の固定構造であって、前記固定用部材は、前記突起拡張部から外方に延びるように形成されて前記収容部の縁部に引っ掛かっている突起拡張部抜止片をさらに含む。
第9の態様に係る配線部材の固定構造は、第1から第8のいずれか1つの態様に係る配線部材の固定構造であって、前記固定用部材の先端部が前記面状部材の内部に収まっている。
各態様によると、固定用部材の係止突起が面状部材の内部に係止することによって、固定用部材が面状部材に固定される。この固定用部材を用いることによって、配線部材とは別に形成された面状部材に配線部材を容易に固定可能となる。
第2の態様によると、第2部材を第1部材に挿し込むことによって、係止突起を拡張させて面状部材に係止させることができる。
第3の態様によると、第2部材を第1部材に挿し込むことによって、係止突起の拡張と、第1部材と第2部材との係止とを併せて行うことができる。
第4の態様によると、凹部に対して収容部を係止突起側から挿し込み容易となる。
第5の態様によると、柔らかい面状部材に対して固定用部材が係止しやすい。
第6の態様によると、収容部に突起拡張部が収められた際に係止突起が拡張しやすい。
第7の態様によると、収容部が面状部材に対して他方主面側に抜けることを抑制することができる。
第8の態様によると、突起拡張部が収容部に対して前方に抜けることを抑制することができる。
第9の態様によると、面状部材の他方主面の外方にある例えば車体パネルなどの部材に固定用部材が接触することを抑制できる。
実施形態に係る配線部材の固定構造を示す平面図である。 図1のII−II線に沿って切断した概略断面図である。 実施形態に係る配線部材の固定構造を示す分解斜視図である。 実施形態に係る配線部材の固定構造を示す分解断面図である。 配線部材の固定構造の第1変形例を示す分解斜視図である。 配線部材の固定構造の第2変形例を示す側面図である。
{実施形態}
以下、実施形態に係る配線部材の固定構造1について説明する。図1は、実施形態に係る配線部材の固定構造を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿って切断した概略断面図である。図3は、実施形態に係る配線部材の固定構造1を示す分解斜視図である。図4は、実施形態に係る配線部材の固定構造1を示す分解断面図である。なお、図4における仮想線は、固定用部材40が変形する様子を示している。
配線部材の固定構造1は、車両において配線部材20を固定するためのものである。配線部材の固定構造1は、面状部材10と、配線部材20と、固定用部材40とを備える。
<面状部材>
面状部材10は、車両に設けられる部材である。面状部材10は、例えば、車両の床、天井、側面(ドア)などに設けられる部材である。面状部材10は、防音、緩衝などの目的で設けられる部材である。面状部材10は、例えば、柔らかく形成された部材である。以下では、面状部材10がサイレンサであるもの、特に車両においてフロアマットとボディとの間に配設されるフロアサイレンサであるものとして説明する。具体的には、面状部材10は、本体部12を含む。
本体部12は、一方主面13及び他方主面14を有する。一方主面13上に配線部材20が配設されている。また一方主面13には、収容部44が収められる凹部16が予め形成されている。
凹部16は、本体部12の一部に形成されている。凹部16は、一方主面13の一部が凹むように形成されている。図2に示す例では、凹部16として貫通孔が形成されている。つまり一方主面13と反対側において他方主面14も凹むように凹部16が形成されている。もっとも凹部16としては、一方主面13のみが凹む有底穴が形成されていてもよい。凹部16が貫通孔の場合、形成が容易となる。凹部16が有底穴の場合、防音性の低下を抑制できる。
面状部材10の本体部12は、防音性を有する材料によって板状に形成されている。ここでは、面状部材10の本体部12は、発泡ポリウレタン等の樹脂発泡体のチップに、接着剤(バインダ)を塗布するなどして混在させたものを蒸気雰囲気下で圧縮させつつ一体に固着させることによって形成されるものとして説明する。かかる接着剤としてはウレタンチップ用接着剤などチップの素材に応じた周知の接着剤を用いることができる。凹部16は、本体部12の成形時又は成形後に、例えばプレス機などによって形成される。
もっとも、面状部材10の本体部12の製造方法は上記したものに限られない。例えば、面状部材10の本体部12は、ポリウレタン等の樹脂材料を発泡させつつモールド成形して形成されるものであってもよいし、不織布を材料として形成されるものであってもよい。また例えば面状部材10の本体部12は、無数の繊維状部材が圧縮されて形成されるものであってもよい。この場合、無数の繊維状部材は絡み合って結合されていてもよいし、接着剤等によって固着されていてもよい。係る繊維状部材は、天然繊維であってもよいし、化学繊維であってもよい。
図2に示す例では面状部材10の本体部12のうち凹部16が形成されていない部分は平坦に形成されているが、ボディの形状に沿わせること、又は部分的にかさ上げすること等を目的として厚み方向に凹凸を呈する部分を有していてもよい。
<配線部材>
配線部材20は、車両に搭載された部品につながれて、当該部品に及び/又は当該部品から電気又は光を伝送する部材である。配線部材20は、面状部材10の一方主面13上に配設されている。配線部材20は、偏平に形成された配線体を含む。以下では、偏平な配線体がシート材付配線体22であるものとして説明する。シート材付配線体22は、複数の線状伝送部材24と、シート材30とを含む。
線状伝送部材24は、電気又は光を伝送する線状の部材であればよい。例えば、線状伝送部材24は、芯線と芯線の周囲の被覆とを有する一般電線であってもよいし、裸導線、シールド線、エナメル線、ニクロム線、光ファイバ等であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材24としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。
ここでは線状伝送部材24は、電気又は光を伝送する伝送線本体と、伝送線本体を覆う外皮とを有する。以下では、線状伝送部材24が一般電線24(以下、単に電線24と呼ぶ)であるものとして説明する。つまり電線24は、伝送線本体としての芯線26と、伝送線本体を覆う外皮としての絶縁被覆28とを有する。
芯線26は、1本又は複数本の素線で構成される。素線は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導体で形成される。芯線26が複数本の素線で構成される場合、複数本の素線は撚られていることが好ましい。絶縁被覆28は、PVC(ポリ塩化ビニル)、PE(ポリエチレン)などの樹脂材料が芯線26の周囲に押出成形されるなどして形成される。ここでは電線24は、横断面が円形のいわゆる丸電線である。
複数の電線24は、シート材30の主面上に配設されている。シート材30上における電線24の経路は、適宜設定されていればよい。図1に示す例では、電線24は、シート材30上において直線状に配設されているが、曲がって配設されていてもよいし、直線状部分と曲げの部分との両方を有するように配設されていてもよい。また図1に示す例では、複数の電線24は、シート材30上に並設されているが、複数の電線24の少なくとも一部が異なる経路で延びていてもよい。
電線24の端部には、例えばコネクタが設けられ、当該コネクタが、配線部材20の接続先である部品などに設けられた相手側コネクタに接続される。係るコネクタは、例えば電線24の端部がハウジングの電線収容部に収容されて形成される。図1に示す例では、電線24の端部がシート材30の外方に延出しているが、電線24の端部がシート材30上に位置していてもよい。この場合、ハウジングは、シート材30に直接固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。また電線24の端部は面状部材10上に位置していてもよいし、面状部材10の外方に延出していてもよい。
シート材30は、複数の電線24を偏平な状態に保つ。ここでは、シート材30上に電線24が配設される。電線24とシート材30とは、固定されている。係る固定態様として、接触部位固定であってもよいし、非接触部位固定であってもよいし、両者が併用されていてもよい。ここで接触部位固定とは、電線24とシート材30とが接触する部分がくっついて固定されているものである。また、非接触部位固定とは、接触部位固定でない固定態様であり、例えば、縫糸、別のシート材、粘着テープなどが、電線24をシート材30に向けて押え込んだり、電線24とシート材30とを挟み込んだりして、その状態に維持するものである。以下では、電線24とシート材30とが、接触部位固定の状態にあるものとして説明する。
係る接触部位固定の態様として、接触部位間接固定であってもよいし、接触部位直接固定であってもよいし、異なる領域で両者が併用されていてもよい。ここで接触部位間接固定とは、電線24とシート材30とが、その間に設けられた接着剤、粘着剤、両面粘着テープなどを介して間接的にくっついて固定されているものである。また接触部位直接固定とは、電線24とシート材30とが別に設けられた接着剤等を介さずに直接くっついて固定されているものである。接触部位直接固定では、例えば電線24とシート材30とのうち少なくとも一方に含まれる樹脂が溶かされることによってくっついて固定されることが考えられる。以下では、電線24とシート材30とが、接触部位直接固定の状態にあるものとして説明する。
係る接触部位直接固定の状態が形成されるに当たり、樹脂は、例えば、熱によって溶かされることも考えられるし、溶剤によって溶かされることも考えられる。つまり、接触部位直接固定の状態としては、熱による接触部位直接固定の状態であってもよいし、溶剤による接触部位直接固定の状態であってもよい。好ましくは、熱による接触部位直接固定の状態であるとよい。
このとき接触部位直接固定の状態を形成する手段は特に限定されるものではなく、溶着、融着、溶接等の公知の手段を用いることができる。例えば、溶着によって熱による接触部位直接固定の状態を形成する場合、超音波溶着、加熱加圧溶着、熱風溶着、高周波溶着など種々の溶着手段を採用することができる。またこれらの手段によって接触部位直接固定の状態が形成されると、電線24とシート材30とは、その手段による接触部位直接固定の状態とされる。具体的には、例えば、超音波溶着によって接触部位直接固定の状態が形成されると、電線24とシート材30とは、超音波溶着による接触部位直接固定の状態とされる。
接触部位直接固定の場合、電線24の被覆に含まれる樹脂と、シート材30に含まれる樹脂とのうちいずれか一方のみが溶けていてもよいし、両方が共に溶けていてもよい。前者の事例の場合、溶けた方の樹脂が溶けない方の樹脂の外面にくっついた状態となり、比較的はっきりした界面が形成されることがある。後者の事例の場合、両方の樹脂が混ざり合ってはっきりした界面が形成されないことがある。特に、電線24の被覆とシート材30とが、同じ樹脂材料など相溶しやすい樹脂を含む場合などに、両方の樹脂が混ざり合ってはっきりした界面が形成されないことがある。
シート材30を構成する材料は、特に限定されるものではない。シート材30を構成する材料は、例えば、PVC、PE、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)などの樹脂を含むものであってもよいし、アルミニウム又は銅などの金属を含むものであってもよい。しかしながら、電線24とシート材30とが接触部位直接固定の状態に形成されている場合、電線24の絶縁被覆28とシート材30とが同じ樹脂材料など相溶しやすい樹脂材料で形成されていることが好ましい。
シート材30は、織布、編布、不織布などの繊維を有するものであってもよいし、押出成形または射出成形などによって繊維を有さずに結合されて形成されたものであってもよい。後者の場合、シート材30は、発泡成形された発泡体であってもよいし、発泡成形されずに充実な断面を有するように成形されたものであってもよい。
またシート材30は、1層構造を有するものであってもよいし、複数層構造を有するものであってもよい。シート材30が複数層構造を有するものである場合、例えば、樹脂層と樹脂層とが積層されていることが考えられる。また例えば、樹脂層と金属層とが積層されていることが考えられる。また例えば、金属層と金属層とが積層されていることが考えられる。シート材30が、樹脂層と樹脂層とが積層されて構成されているものである場合、繊維を有する層同士又は繊維を有しない層同士が重ねられてもよいし、繊維を有する層と繊維を有しない層とが重ねられてもよい。
シート材30が複数層構造を有するものである場合、別々に成形されたシート状部材を貼り合わせてシート材30が成形されてもよいし、一の押出成形または射出成形などによってシート材30が成形されてもよい。
<固定用部材>
固定用部材40は、配線部材20を面状部材10に固定している部材である。固定用部材40は、収容部44と、係止突起50と、突起拡張部62とを含む。固定用部材40は、収容部抜止片54をさらに含む。固定用部材40は、突起拡張部抜止片64をさらに含む。
ここでは、固定用部材40は、第1部材42と第2部材60とに分かれている。第1部材42は、収容部44と、係止突起50と、被係止部56とを有する。第1部材42は、収容部抜止片54をさらに有する。第2部材60は、突起拡張部62と、係止部66とを有する。第2部材60は、突起拡張部抜止片64をさらに有する。係止部66が被係止部56に係止することによって第1部材42と第2部材60とが係止している。
収容部44は、面状部材10に挿し込まれている。ここでは収容部44は、凹部16に収められている。収容部44は、突起拡張部62が挿入される挿入口45を有している。ここでは収容部44は、全体に筒状を呈するように周方向に並ぶ複数の分割片46と、複数の分割片46を周方向に繋げる連結筒部47と、を有する。
ここでは周方向に8つの分割片46が並んでいる。各分割片46は、その一端部側で連結筒部47によって繋げられている。各分割片46は、その一端部に薄肉に形成された部分を有している。当該薄肉部は、ヒンジ部として機能する。つまり、収容部44に突起拡張部62が挿し込まれた際、主として薄肉部の部分が弾性変形し、これより他端部側が曲がる。各分割片46は、同じ形状に形成されている。もちろん、一部の分割片46が相互に別の形状に形成されている場合もあり得る。
隣り合う分割片46は、周方向に間隔をあけて並んでいる。図3に示す例では、隣り合う分割片46の間隔は、連結筒部47との連結部分周辺における分割片46の周方向の寸法よりも小さい間隔とされている。もちろん隣り合う分割片46の間隔は、連結筒部47との連結部分周辺における分割片46の周方向の寸法と同じかそれよりも大きい間隔であってもよい。つまり隣り合う分割片46の間隔は、特に限定されるものではなく、適宜設定することができる。
連結筒部47は、複数の分割片46をその一端部側で繋げている。収容部44において、連結筒部47によって複数の分割片46が繋がる部分が、突起拡張部62が挿入される挿入口45とされている。以下では、収容部44及び分割片46において、挿入口45側を基端部と称し、挿入口45側とは反対側を先端部と称することがある。
図4に示すように収容部44の内周面はテーパ面48とされ、挿入時のガイドとして機能する。より詳細には、収容部44は、突起拡張部62が収容される前の状態で挿入口45から奥に行くほど空間が狭くなるように形成されている。ここでは各分割片46の内周面が、基端部から先端部に向けて徐々に近づくように形成されている。より詳細にはここでは各分割片46の内周面が、基端部から先端部に向けて徐々に中心に寄るように形成されている。突起拡張部62が挿入された際に、各分割片46の内周面が突起拡張部62によって徐々に押されることによって、各分割片46の先端部が外側に徐々に広がるように薄肉部で曲がる。
係止突起50は、収容部44から外方に延びるように設けられている。係止突起50は、収容部44の先端に設けられている。係止突起50は、複数の分割片46にそれぞれ設けられた分割係止突起52を有している。分割係止突起52は、分割片46の先端に設けられている。なおここではすべての分割片46に分割係止突起52が設けられているものとして説明するが、このことは必須の構成ではない。一部の分割片には、分割係止突起52が設けられていない場合もあり得る。
係止突起50は、突起拡張部62によって広げられる前の状態で、凹部16に収まるように形成されている。ここでは、突起拡張部62によって広げられる前の状態で、全ての分割係止突起52が変形することなく同時に凹部16に収まるように形成されている。
係止突起50は、面状部材10の内部に突き刺さっている。係止突起50は、面状部材10の内部のうち予め穴の形成されていない部分に突き刺さっている。ここでは各分割係止突起52が、凹部16の内周面から面状部材10の内部に突き刺さっている。特に各分割係止突起52は、凹部16の内周面のうち予め穴の形成されていない部分に突き刺さっている。
係止突起50は、面状部材10の内部に突き刺さり可能な先細り形状に形成されている。これにより係止突起50は、面状部材10の内部のうち予め穴の形成されていない部分に突き刺さり可能である。特に係止突起50は、凹部16の内周面のうち穴の形成されていない部分に突き刺さり可能である。ここでは分割係止突起52は、面状部材10の内部に突き刺さり可能な先細り形状に形成されている。これにより分割係止突起52は、面状部材10の内部のうち予め穴の形成されていない部分に突き刺さり可能である。特に分割係止突起52は、凹部16の内周面のうち穴の形成されていない部分に突き刺さり可能である。具体的には図2、図3に示すように分割係止突起52において、厚み寸法と周方向の寸法とのうち厚み寸法のみが先細り形状に形成されている。なおここでは分割係止突起52の周方向の寸法は、基端から先端に行くにつれて次第に大きくなっているが、変わらなくてもよい。さらに分割係止突起52において、厚み寸法と周方向の寸法とのうち周方向の寸法のみが先細り形状に形成されていてもよいし、両者が先細り形状とされていてもよい。
図4に示す例では、係止突起50は、突起拡張部62によって広げられる前の状態で、突起拡張部62の挿入方向と直交する方向に延びるように形成されている。そして係止突起50は、突起拡張部62によって広げられた状態で、図2に示すように、挿入口45側に延びる。これにより固定用部材40が面状部材10から抜けにくくなっている。ここでは分割係止突起52が、分割片46の先端部から分割片46の延びる方向と鋭角をなしつつ分割片46の基端部の位置する側に向かうように延びること、及び突起拡張部62によって分割片46が曲げられることによって、係止突起50が上記のような動作をする。
収容部抜止片54は、収容部44から外方に延びるように形成されて面状部材10の一方主面13に引っ掛かっている。ここでは収容部抜止片54は、収容部44の基端部から外方に向けて延びるように形成されている。特にここでは連結筒部47の周縁部がそのまま外方に延長されて、収容部抜止片54とされている。従って収容部抜止片54は鍔状に形成されている。収容部抜止片54は、凹部16よりも大きく形成されており、凹部16の周縁部に引っ掛かっている。
図4に示すように収容部抜止片54は、突起拡張部62によって広げられる前の状態で、突起拡張部62の挿入方向と直交する方向に延びるように形成されている。従って、突起拡張部62によって広げられる前の状態で、係止突起50と収容部抜止片54とが平行な状態にある。収容部抜止片54は、面状部材10に対して第1部材42が挿入方向前方に抜けることを抑制する抜け止めとして機能する。これに対して係止突起50は、主として、面状部材10に対して第1部材42が挿入方向後方に戻ることを抑制する戻り止めとして機能する。
突起拡張部62は、収容部44に収まっている。突起拡張部62は、係止突起50を外側に広げて面状部材10の内部に係止させている。ここでは突起拡張部62は、収容部44を広げて、もって係止突起50を広げている。より詳細には突起拡張部62は、各分割片46を広げて、もって分割係止突起52を広げている。
突起拡張部62は、例えば柱状又は筒状に形成される。図2に示す例では、突起拡張部62は円筒状に形成されている。従って突起拡張部62には貫通孔62hが形成されているが、このことは必須の構成ではない。突起拡張部62の先端部の周縁部は、テーパ面63とされ、挿入時のガイドとして機能する。より詳細には、突起拡張部62の先端部が収容部44の内周面に当接した後、さらに力がかけられると、突起拡張部62は収容部44を広げつつ、奥へ案内されていく。
突起拡張部抜止片64は、突起拡張部62から外方に延びるように形成されて収容部44の縁部に引っ掛かっている。ここでは突起拡張部抜止片64は、突起拡張部62の基端部から外方に延びるように形成されている。突起拡張部抜止片64は鍔状に形成されている。突起拡張部抜止片64は、突起拡張部62の延在方向と直交する方向に延びるように形成されている。突起拡張部抜止片64は、挿入口45よりも大きく形成されており、挿入口45の周縁部である連結筒部47に引っ掛かっている。特にここでは突起拡張部抜止片64は、凹部16よりも大きく形成されて、収容部抜止片54に引っ掛かっている。
第1部材42及び第2部材60は、被係止部56と係止部66とが係止することによって、係止している。被係止部56は、収容部44の内周面に設けられている。係止部66は、突起拡張部62の外周面に設けられている。被係止部56と係止部66として共に係止凸部が形成されている。被係止部56及び係止部66は、第1部材42に対して第2部材60が挿入方向後方に戻ることを抑制する戻り止めとして機能する。突起拡張部抜止片64が第1部材42に対して第2部材60が挿入方向前方に抜けることを抑制する抜け止めとして機能する。
被係止部56と係止部66とが係止した状態で、第1部材42における収容部抜止片54から被係止部56までの部分が、第2部材60における突起拡張部抜止片64から係止部66までの部分に挟持されていることが好ましい。これにより、第1部材42及び第2部材60は、係止した状態でがたつき難くなる。なお、第1部材42及び第2部材60が、係止した状態でがたつく場合は、収容部抜止片54と突起拡張部抜止片64との間にシート材30などの別部材をかますことによってがたつきを抑制できる。
図2に示すように、固定用部材40が面状部材10に係止した状態で、固定用部材40の先端部が面状部材10の内部に収まっている。つまり、固定用部材40の先端部が他方主面14の外方に突出していない。
さらにここでは図4に示すように、固定用部材40が面状部材10に係止する前の状態で、第1部材42の先端部が面状部材10の内部に収まっている。つまり、第1部材42の先端部が他方主面14の外方に突出していない。第1部材42において収容部抜止片54からの高さ寸法が、凹部16が形成された部分における面状部材10の厚み寸法よりも小さい。
かかる第1部材42及び第2部材60は、それぞれ金属又は樹脂等を材料として、例えば金型を用いた射出成形などによって形成された一体成形品であることが考えられる。第1部材42が樹脂を材料として成形される場合であって、面状部材10のうち予め穴が形成されていない部分に係止突起50が突き刺さる場合、係止突起50は面状部材10よりも硬質に形成されているとよい。
<面状部材への配線部材の固定>
ここでは面状部材10と、これに係止する固定用部材40とによって偏平なシート状配線体の一部(ここではシート材30)を挟持することによって、配線部材20を面状部材10に固定している。より詳細には、シート材30は電線24が配設される電線配設部32の側方に延出する固定片34を有している。固定片34には貫通孔35が形成されている。そして、収容部44がこの貫通孔35に挿通される態様で、収容部抜止片54と面状部材10との間に固定片34が挟持されている。
なお図1に示す例では、方形状に形成されたシート材30の四隅に固定片34が設けられているが、このことは必須の構成ではない。固定片34が設けられる位置は、適宜設定されていればよい。また固定片34を構成するシート材は、電線配設部32を構成するシート材30に別に設けられて、両者が固定されていてもよい。また固定片34が設けられずに、電線配設部32において電線24と電線24との間に収容部44が挿通されていてもよい。また収容部44を通す貫通孔35が予め形成されていなくてもよい。
またシート材30が電線24の片側のみを覆うシート材付配線体22において、シート材30と電線24とのうちシート材30が面状部材10側に配設されているが、このことは必須の構成ではない。シート材30と電線24とのうち電線24が面状部材10側に配設されていてもよい。
<製造工程>
配線部材の固定構造1を車両に適用するに当たり、固定用部材40を配線部材20に取付ける工程(a)と、固定用部材40を面状部材10に固定する工程(b)と、配線部材20を面状部材10に対して配策する工程(c)と、面状部材10を車両に組付ける工程(d)とが行われることが考えられる。なお、工程(a)乃至工程(c)は、配線部材の固定構造1を製造する工程である。
これらの工程(a)乃至工程(d)の手順は特に限定されるものではなく、工程(a)乃至工程(d)は任意の順に行われればよい。しかしながら、工程(a)乃至工程(c)の後に工程(d)が行われることが好ましい。つまり、固定用部材40によって配線部材20が面状部材10に固定されて、これらが一体化した配線部材の固定構造1(面状部材モジュールとみなすこともできる)となった状態で、当該面状部材モジュールが車両に組付けられることが好ましい。これにより、面状部材10及び配線部材20の車両への組付工程を容易化できる。
<効果等>
以上のように構成された配線部材の固定構造1によると、固定用部材40の係止突起50が面状部材10の内部に係止することによって、固定用部材40が面状部材10に固定される。この固定用部材40を用いることによって、配線部材20とは別に形成された面状部材10に配線部材20を容易に固定可能となる。
また固定用部材40が第1部材42及び第2部材60に分かれている。このとき、第2部材60を第1部材42に挿し込むことによって、第1部材42を面状部材10に係止させることができる。
また被係止部56が収容部44の内周面に設けられ、係止部66が突起拡張部62の外周面に設けられているため、第2部材60を第1部材42に挿し込むことによって、係止突起50の拡張と、第1部材42と第2部材60との係止とを併せて行うことができる。
また突起拡張部62によって広げられる前の状態で係止突起50が凹部16に収まる大きさに形成されているため、凹部16に対して収容部44を係止突起50側から挿し込み容易となる。
また係止突起50が面状部材10の内部に突き刺さり可能な先細り形状に形成されているため、面状部材10が柔らかい部材でも固定用部材40が係止しやすい。
また収容部44及び係止突起50が周方向に分割されているため、収容部44に突起拡張部62が収められた際に係止突起50が拡張しやすい。
また収容部抜止片54が設けられているため、収容部44が面状部材10に対して前方に抜けることを抑制することができる。
また突起拡張部抜止片64が設けられているため、突起拡張部62が収容部44に対して前方に抜けることを抑制することができる。
また固定用部材40の先端部が他方主面14の外方に突出していないため、面状部材10の他方主面14の外方にある例えば車体パネルなどの部材に固定用部材40が接触することを抑制できる。また面状部材10を平坦面に置いた状態で、面状部材10に固定用部材40を取付ける作業を行うことができる。特に、面状部材10を平坦面に置いた状態で、凹部16の他方主面14側が当該平坦面によって塞がれていても、面状部材10に固定用部材40を取付ける作業を行うことができる。
{第1変形例}
図5は、配線部材の固定構造1の第1変形例を示す分解斜視図である。
第1変形例に係る配線部材の固定構造101において、シート材付配線体22への固定用部材40の取付態様が上記配線部材の固定構造1におけるシート材付配線体22への固定用部材40の取付態様とは異なる。
具体的には、シート材付配線体22を固定するに当たり、これまでシート材30が第1部材42と面状部材10との間に挟持されているものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。例えば、シート材30が第1部材42と第2部材60との間に挟持されていてもよい。また例えば、シート材30の主面(電線24が配設される主面又はその裏側の主面)に第2部材60の突起拡張部抜止片64の主面がくっつけられるなどしてもよい。また例えば、第1部材42又は第2部材60に収容部抜止片54又は突起拡張部抜止片64のほかに抜止片がもう1つ設けられ、第1部材42又は第2部材60において1組の抜止片同士の間にシート材30が挟持されていてもよい。
図5に示す例では、シート材30が第1部材42と第2部材60との間に挟持されている。この場合、シート材30に形成される貫通孔135は、係止部66よりも小さく形成されるとよい。
シート材30の主面に第2部材60の突起拡張部抜止片64の主面がくっつけられる場合、シート材30の主面と突起拡張部抜止片64の主面とは、接着剤などを介して間接的にくっつけられていてもよいし、溶着などにより直接的にくっつけられていてもよい。
{第2変形例}
図6は、配線部材の固定構造1の第2変形例を示す側面図である。
第2変形例に係る配線部材の固定構造201において、配線部材220の形状及び配線部材220への固定用部材240の取付態様が上記配線部材の固定構造1における配線部材20の形状及び配線部材20への固定用部材40の取付態様とは異なる。
具体的には、配線部材220の形状に関し、複数の線状伝送部材24が結束部材38によって束ねられて配線部材220とされている。ここでは複数の線状伝送部材24が丸断面形状に束ねられて配線部材220とされている。
結束部材38の種類、及び結束部材38によって複数の線状伝送部材24を束ねる方法は特に限定されるものではない。例えば、粘着テープが複数の線状伝送部材24の周りに荒巻又は二重巻などの態様で螺旋状に巻き付けられて複数の線状伝送部材24が束ねられることが考えられる。また例えば、保護シート材がすし巻き状又は合掌合せ状に巻き付けられて複数の線状伝送部材24が束ねられることが考えられる。また例えば、複数の線状伝送部材24がコルゲートチューブなどの筒部材に収容されて束ねられることが考えられる。また例えば、線状伝送部材24に対して長手方向に沿って間隔をあけた複数箇所でその周囲に粘着テープ又は結束バンド等が巻き付けられて複数の線状伝送部材24が束ねられることが考えられる。
また配線部材220への固定用部材240の取付態様に関し、固定用部材240は配線部材220を固定するための固定部70としての延出片72を有する。そして結束部材80によって延出片72と配線部材220とが結束されている。これにより固定用部材240が配線部材220に取付けられている。
図6に示す例では、係る延出片72が第2部材260に設けられている。具体的には延出片72は、突起拡張部抜止片64の周縁部から一の方向に沿って延長する態様で設けられている。配線部材220は、突起拡張部62の上に配設される。もっとも、係る延出片72は、突起拡張部62に対してオフセットした位置に設けられていてもよい。より詳細には、突起拡張部抜止片64の周縁部が第1の方向に沿って延長した延長部から当該第1の方向と交差する第2の方向に延長する態様で延出片が設けられていてもよい。
また図6に示す例では、係る延出片72が相互に反対向きに一対設けられているが、1つのみであってもよい。
係る結束部材80としては、特に限定されるものではない。結束部材80は、固定用部材240とは別に設けられていてもよいし、固定用部材240と一体化されていてもよい。結束部材80が固定用部材240と別に設けられた部材である場合、係る結束部材80として例えば粘着テープ、結束バンド等が採用されることが考えられる。また、結束部材80が固定用部材240と一体化されている場合、係る結束部材80として例えばバンド部とバンド固定部とを含む結束バンド構造が固定用部材240の固定部70として設けられていることが考えられる。
結束部材80は、複数の線状伝送部材24を束ねる結束部材38のある位置に重ねられるように巻き付けられていてもよいし、複数の線状伝送部材24を束ねる結束部材38のない位置に巻き付けられていてもよい。
もっとも図6に示す例では、第2部材260に固定部70が設けられているが、このことは必須の構成ではない。第1部材42に固定部70が設けられていてもよい。この場合、固定部70は、収容部44に対してオフセットした位置に設けられているとよい。
{その他の変形例}
これまで偏平な配線体がシート材付配線体22であるものとして説明したが、このことは必須の構成ではない。偏平な配線体は、複数の芯線26が一の被覆で一括被覆されたいわゆるFFC(フレキシブルフラットケーブル)、又はベースとなる絶縁フィルムに貼り合わされた導体箔に回路が形成されたいわゆるFPC(フレキシブルプリント基板)などであってもよい。また偏平な配線体は、それぞれ被覆を有する複数の線状伝送部材24が、さらに別の一の被覆で一括被覆されたものであってもよい。このとき偏平な配線体は、複数の伝送線本体又は複数の線状伝送部材が被覆部材に一括して挟まれている構造を有していてもよい。
また偏平な配線体がシート材付配線体22である場合でも、その構成は上記したものに限られない。線状伝送部材24の形状に関し、例えば、線状伝送部材24の外形が断面角形状に形成されていてもよい。この場合、シート材30と線状伝送部材24との接触面積を容易に増やすことができる。またシート材付配線体22が、上記シート材30とは反対側から線状伝送部材24を覆うカバーを有していてもよい。つまり複数の線状伝送部材24がシート材30とカバーとに一括して挟まれていてもよい。係るカバーとしてはシート材30と一体であってもよいし、別体であってもよい。係るカバーとしては、シート材30とは別体である場合、シート材30と同種のものであってもよいし、シート材30とは材料、構造、機能等が異なるものであってもよい。
これまで面状部材10に係止突起50が刺さる穴が予め形成されていないものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。面状部材10に係止突起50が刺さる穴が予め形成されていてもよい。この場合、係止突起50の先端は先細り形状に形成されていない場合もあり得る。
これまで収容部44が分割されているものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。収容部44は分割されていなくてもよい。また収容部44が分割されている場合でも8つに分割されていなくてもよい。2つ乃至7つに分割されていてもよいし、9つ以上に分割されていてもよい。
また固定用部材40の一部の構成は省略されていてもよい。例えば、収容部抜止片54が省略されていてもよい。この場合、係止突起50が面状部材10に係止することによって、面状部材10に対する第1部材42の抜け止め及び戻り止めが図られるとよい。また例えば、突起拡張部抜止片64が省略されていてもよい。この場合、被係止部56及び係止部66が係止することによって、第1部材42に対する第2部材60の抜け止め及び戻り止めが図られるとよい。
被係止部56及び係止部66の位置及び形状等は、上記したものに限られない。係止部66及び被係止部56の位置に関し、例えば、被係止部56が収容部抜止片54に設けられ、係止部66が突起拡張部抜止片64に設けられていてもよい。また例えば、被係止部56が収容部44の先端に設けられ、係止部66が突起拡張部62の先端に設けられていてもよい。また被係止部56及び係止部66の形状に関し、例えば、いずれか一方が係止凹部とされていてもよい。具体的には、例えば、収容部44の内周面に被係止部56として貫通孔35が形成され、係止部66が当該貫通孔35に係止するように形成されていてもよい。
これまで固定用部材40が、収容部44、係止突起50を有する第1部材42と、突起拡張部62を有する第2部材60とに分かれているものとして説明してきたが、このことは必須の構成ではない。収容部44、係止突起50、及び突起拡張部62を有するように一体に成形されて固定用部材とされていてもよい。このような一体的な固定部材として、例えば、筒状の収容部44の一端に、収容部44の内部に通された棒状の突起拡張部62が連なり、当該突起拡張部62が引っ張られることによって、収容部44の中間部が座屈して外側に広がり、係止突起50とされていることが考えられる。
また固定用部材40が第1部材42と第2部材60とに分かれている場合でも、その構成は上記したものに限られない。例えば、第1部材42と第2部材60とは、離れないように連結されていることが考えられる。また例えば、第1部材42に対して係止突起50側から第2部材60が挿し込まれるように形成されていることが考えられる。
第1部材42と第2部材60とが離れないように連結されている場合、第1部材42と第2部材60とは、例えば、ヒンジ又は柔軟性を有する長尺な帯状片などによって連結されていることが考えられる。かかるヒンジ又は帯状片は、例えば、第1部材42の収容部抜止片54の縁部と、第2部材60の突起拡張部抜止片64の縁部とをつなぐように設けられていることが考えられる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 配線部材の固定構造
10 面状部材
12 本体部
13 一方主面
14 他方主面
16 凹部
20 配線部材
22 シート材付配線体
24 線状伝送部材
26 芯線
28 絶縁被覆
30 シート材
32 電線配設部
34 固定片
35 貫通孔
40 固定用部材
42 第1部材
44 収容部
45 挿入口
46 分割片
47 連結筒部
50 係止突起
52 分割係止突起
54 収容部抜止片
56 被係止部
60 第2部材
62 突起拡張部
64 突起拡張部抜止片
66 係止部
上記課題を解決するため、第1の態様に係る配線部材の固定構造は、車両に設けられる面状部材と、前記面状部材の主面上に配設された配線部材と、前記面状部材に挿し込まれている収容部と、前記収容部から外方に延びるように設けられた係止突起と、前記収容部に収まり前記係止突起を外側に広げて前記面状部材の内部に係止させている突起拡張部とを含み、前記配線部材を前記面状部材に固定している固定用部材と、を備え、前記固定用部材は、前記突起拡張部が前記収容部に収まる前の状態で前記配線部材に固定される固定部を有している
第2の態様に係る配線部材の固定構造は、第1の態様に係る配線部材の固定構造であって、前記配線部材はシート材を含み、前記固定部は前記シート材における主面にくっついている
第3の態様に係る配線部材の固定構造は、第の態様に係る配線部材の固定構造であって、前記配線部材はシート材を含み、前記固定部は前記シート材を挟持している

Claims (9)

  1. 車両に設けられる面状部材と、
    前記面状部材の主面上に配設された配線部材と、
    前記面状部材に挿し込まれている収容部と、前記収容部から外方に延びるように設けられた係止突起と、前記収容部に収まり前記係止突起を外側に広げて前記面状部材の内部に係止させている突起拡張部とを含み、前記配線部材を前記面状部材に固定している固定用部材と、
    を備える、配線部材の固定構造。
  2. 請求項1に記載の配線部材の固定構造であって、
    前記固定用部材は、
    前記収容部と、前記係止突起と、被係止部とを有する第1部材と、
    前記突起拡張部と、前記被係止部に係止している係止部とを有する第2部材と、を備える、配線部材の固定構造。
  3. 請求項2に記載の配線部材の固定構造であって、
    前記被係止部は、前記収容部の内周面に設けられ、
    前記係止部は、前記突起拡張部の外周面に設けられている、配線部材の固定構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配線部材の固定構造であって、
    前記収容部は、前記面状部材の主面に予め形成された凹部に収められており、
    前記係止突起は、前記突起拡張部によって広げられる前の状態で、前記凹部に収まるように形成されている、配線部材の固定構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線部材の固定構造であって、
    前記面状部材は、前記係止突起よりも柔らかく形成され、
    前記係止突起は、前記面状部材に突き刺さり可能な先細り形状に形成されている、配線部材の固定構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の配線部材の固定構造であって、
    前記収容部は、全体に筒状を呈するように周方向に並ぶ複数の分割片と、前記係止突起と反対側において前記複数の分割片を周方向に繋げる連結筒部と、を有し、
    前記係止突起は、前記複数の分割片の先端にそれぞれ設けられた分割係止突起を有している、配線部材の固定構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の配線部材の固定構造であって、
    前記固定用部材は、前記収容部から外方に延びるように形成されて前記面状部材の主面に引っ掛かっている収容部抜止片をさらに含む、配線部材の固定構造。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の配線部材の固定構造であって、
    前記固定用部材は、前記突起拡張部から外方に延びるように形成されて前記収容部の縁部に引っ掛かっている突起拡張部抜止片をさらに含む、配線部材の固定構造。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の配線部材の固定構造であって、
    前記固定用部材の先端部が前記面状部材の内部に収まっている、配線部材の固定構造。
JP2018121917A 2018-06-27 2018-06-27 配線部材の固定構造 Active JP6601537B1 (ja)

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