JP2020004817A - 補正方法、基板処理装置、及び基板処理システム - Google Patents

補正方法、基板処理装置、及び基板処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】作業者の負担を軽減することができる補正方法を提供する。【解決手段】補正方法は、取得ステップと、生成ステップと、補正ステップとを含む。取得ステップでは、エッチング実行時の実行条件のうちの少なくとも1つの実行条件と、エッチングの実行結果を示す少なくとも1つの特徴量とを取得する。生成ステップでは、少なくとも1つの実行条件と、少なくとも1つの特徴量とに基づいて、基板処理装置100の設定条件のうちの少なくとも1つの設定条件を補正する補正データを生成する。補正ステップでは、基板処理装置100が、補正データに基づいて、少なくとも1つの設定条件を補正する。【選択図】図13

Description

本発明は、補正方法、基板処理装置、及び基板処理システムに関する。
基板をエッチングする基板処理装置が知られている。基板処理装置の状態は、基板処理装置を構成する部品の経年劣化や、基板処理装置を構成する部品の交換に起因する部品の位置のバラツキ等に基づいて変動する。このため、最適なエッチングが実行されるように、基板処理装置の各種の設定条件を適宜補正する必要がある。具体的には、エッチング処理した基板の膜厚を測定し、エッチング量が所期の値を示さない場合に、設定条件を補正する必要がある。基板の膜厚は、膜厚測定装置を用いて測定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−134065号公報
しかしながら、設定条件の補正は、長い時間を費やして作業者が手動で行っており、作業者の負担となっていた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者の負担を軽減することができる補正方法、基板処理装置、及び基板処理システムを提供することにある。
本発明の補正方法は、基板をエッチングする基板処理装置の設定条件を補正する補正方法であって、前記エッチング実行時の実行条件のうちの少なくとも1つの実行条件と、前記エッチングの実行結果を示す少なくとも1つの特徴量とを取得する取得ステップと、前記少なくとも1つの実行条件と前記少なくとも1つの特徴量とに基づいて、前記設定条件のうちの少なくとも1つの設定条件を補正する補正データを生成する生成ステップと、前記基板処理装置が前記補正データに基づいて前記少なくとも1つの設定条件を補正する補正ステップとを含む。
ある実施形態では、前記取得ステップにおいて、機械学習によって生成された学習済みモデルに、前記少なくとも1つの実行条件と前記少なくとも1つの特徴量とが入力される。
ある実施形態では、前記生成ステップにおいて、前記学習済みモデルから前記補正データが出力される。
ある実施形態では、補正方法は、教師情報を機械学習させて前記学習済みモデルを生成する学習ステップを更に含む。
ある実施形態では、前記教師情報は、前記少なくとも1つの特徴量が最適な値を示す場合に得た情報であり、前記少なくとも1つの特徴量と、前記少なくとも1つの実行条件と、前記少なくとも1つの設定条件とを含む。
ある実施形態では、前記少なくとも1つの特徴量は、エッチング量と、エッチング量の均一性とのうちの少なくとも一方を含む。
ある実施形態では、前記基板処理装置は、処理室と、第1ノズルと、供給流路と、液受け部と、第2ノズルと、ファンフィルタユニットと、排気ファンとを備える。前記処理室は、前記基板を収容する。前記第1ノズルは、前記基板をエッチングする処理液を前記基板に向けて吐出する。前記供給流路は、前記第1ノズルに前記処理液を供給する。前記液受け部は、前記基板から飛散した前記処理液を受ける。前記第2ノズルは、前記基板に向けてガスを噴出する。前記ファンフィルタユニットは、前記処理室内へ空気を送る。前記排気ファンは、前記処理室から気体を排気する。
ある実施形態では、前記エッチング実行時の実行条件は、前記第1ノズルの先端における前記処理液の温度と、前記第2ノズルの先端における前記ガスの温度と、前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量と、前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量と、前記第1ノズルから前記処理液が吐出を開始するタイミングと、前記第2ノズルから前記ガスが噴出を開始するタイミングと、前記第1ノズルからの前記処理液の吐出が停止するタイミングと、前記第2ノズルからの前記ガスの噴出が停止するタイミングと、前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の変更タイミングと、前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の変更タイミングと、前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の立ち上がり特性と、前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の立ち上がり特性と、前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の立ち下がり特性と、前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の立ち下がり特性と、前記第1ノズルの先端から前記処理液がボタ落ちしているか否かを示す情報と、前記供給流路を流れる前記処理液の濃度と、前記処理液の吐出が停止した後に前記第1ノズルから前記供給流路の上流側に向けて前記処理液が吸い込まれる速度と、吸い込まれた前記処理液が停止する位置と、前記基板を覆う前記処理液の膜厚分布と、前記第1ノズルの位置と、前記第1ノズルの移動速度と、前記第1ノズルの加速度と、前記第1ノズルの位置の変更タイミングと、前記第1ノズルの移動速度の変更タイミングと、前記液受け部への前記処理液の付着の有無を示す情報と、前記液受け部に付着している前記処理液の量と、前記基板の回転速度と、前記基板の加速度と、前記基板の回転速度の変更タイミングと、前記基板の表面温度と、前記基板の偏心量と、前記基板の面振れ量と、前記液受け部の位置と、前記液受け部の移動速度と、前記液受け部の加速度と、前記液受け部の位置の変更タイミングと、前記液受け部の移動速度の変更タイミングと、前記ファンフィルタユニットが前記処理室内に送る空気の風速と、前記ファンフィルタユニットが前記処理室内に送る空気の風量と、前記処理室から排気される気体の風速と、前記処理室から排気される気体の風量とのうちの少なくとも1つを含む。
ある実施形態では、前記基板処理装置は、処理室と、第1ノズルと、第1供給流路と、循環流路と、第2供給流路と、加熱部と、液受け部と、第2ノズルと、第3供給流路と、ファンフィルタユニットと、排気ファンと、排気ダクトと、バルブとを備える。前記処理室は、前記基板を収容する。前記第1ノズルは、前記基板をエッチングする処理液を前記基板に向けて吐出する。前記第1供給流路は、前記第1ノズルに前記処理液を供給する。前記循環流路は、前記第1供給流路に接続し、前記処理液が循環する。前記第2供給流路は、前記循環流路に前記処理液を供給する。前記加熱部は、前記基板を加熱する。前記液受け部は、前記基板から飛散した前記処理液を受け止める。前記第2ノズルは、前記基板に向けてガスを噴出する。前記第3供給流路は、前記第2ノズルに前記ガスを供給する。前記ファンフィルタユニットは、前記処理室内へ空気を送る。前記排気ファンは、前記処理室から気体を排気する。前記排気ダクトには、前記処理室から排気される気体が流れる。前記バルブは、前記排気ダクトに設置される。
ある実施形態では、前記基板処理装置の設定条件は、前記循環流路における前記処理液の温度と、前記第1供給流路における前記処理液の温度と、前記第3供給流路における前記ガスの温度と、前記循環流路における前記処理液の濃度と、前記第1供給流路における前記処理液の濃度と、前記第2供給流路の圧力と、前記第3供給流路の圧力と、前記循環流路の圧力と、前記循環流路を流れる前記処理液の流量と、前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量と、前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量と、前記第1ノズルからの前記処理液の吐出を開始させる信号の発生タイミングと、前記第2ノズルからの前記ガスの噴出を開始させる信号の発生タイミングと、前記第1ノズルからの前記処理液の吐出を停止させる信号の発生タイミングと、前記第2ノズルからの前記ガスの噴出を停止させる信号の発生タイミングと、前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量を変更する信号の発生タイミングと、前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量を変更する信号の発生タイミングと、前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の立ち上がり特性と、前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の立ち上がり特性と、前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の立ち下がり特性と、前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の立ち下がり特性と、前記処理液の吐出が停止した後に前記第1ノズルから前記第1供給流路の上流側に向けて前記処理液が吸い込まれる速度と、吸い込まれた前記処理液が停止する位置と、前記基板の回転速度と、前記基板の加速度と、前記基板の回転速度の変更タイミングと、前記第1ノズルの位置と、前記第1ノズルの移動速度と、前記第1ノズルの加速度と、前記第1ノズルの位置の変更タイミングと、前記第1ノズルの移動速度の変更タイミングと、前記基板を加熱する温度と、前記液受け部の位置と、前記液受け部の移動速度と、前記液受け部の加速度と、前記液受け部の位置の変更タイミングと、前記液受け部の移動速度の変更タイミングと、前記ファンフィルタユニットの差圧と、前記バルブの差圧と、前記処理室から排気される気体の風速と、前記処理室から排気される気体の風量と、前記処理室内の光量とのうちの少なくとも1つを含む。
本発明の基板処理装置は、基板をエッチングする。前記基板処理装置は、制御部を備える。前記制御部は、前記エッチング実行時の実行条件のうちの少なくとも1つの実行条件と、前記エッチングの実行結果を示す少なくとも1つの特徴量とに基づいて、前記基板処理装置の設定条件のうちの少なくとも1つの設定条件を補正する補正データを生成する。前記制御部は、前記補正データに基づいて前記少なくとも1つの設定条件を補正する。
本実施形態の基板処理システムは、基板処理装置と、補正データ生成装置とを備える。前記基板処理装置は、基板をエッチングする。前記補正データ生成装置は、前記基板処理装置の設定条件を補正する補正データを出力する。前記補正データ生成装置は、制御部を備える。前記制御部は、前記エッチング実行時の実行条件のうちの少なくとも1つの実行条件と、前記エッチングの実行結果を示す少なくとも1つの特徴量とに基づいて、前記基板処理装置の設定条件のうちの少なくとも1つの設定条件を補正する補正データを生成する。前記基板処理装置は、前記補正データに基づいて前記少なくとも1つの設定条件を補正する。
本発明によれば、作業者の負担を軽減することができる。
本発明の実施形態1における基板処理装置の模式図である。 本発明の実施形態1における基板処理方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1における基板処理装置のブロック図である。 エッチング処理時における処理液ノズルの位置の変化及び移動速度の変化の一例を示す図である。 本発明の実施形態1における基板処理装置のブロック図である。 本発明の実施形態1における処理液供給部の模式図である。 本発明の実施形態1におけるガス供給部の模式図である。 本発明の実施形態1における処理液循環部、第1処理液成分供給部、第2処理液成分供給部、及び処理液回収部を示す模式図である。 本発明の実施形態1における基板処理装置のブロック図である。 本発明の実施形態1における基板処理システムの模式図である。 処理済み基板の半径位置ごとのエッチング量の一例を示す図である。 本発明の実施形態1における基板処理装置のブロック図である。 本発明の実施形態1における補正方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1における学習済みモデルの模式図である。 本発明の実施形態1における学習方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における基板処理システムの模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
図1を参照して、本実施形態の基板処理装置100を説明する。図1は、本実施形態の基板処理装置100の模式図である。基板処理装置100は、基板Wに処理液Lを供給して処理液Lで基板Wをエッチングする。本実施形態の基板処理装置100は、基板Wを一枚ずつエッチングする枚葉式の装置である。また、本実施形態において、基板Wは半導体ウエハである。基板Wは略円板状である。
図1に示すように、基板処理装置100は、箱型の隔壁21と、ファンフィルタユニット(FFU)22と、排気部23とを備える。隔壁21は、基板Wを収容する処理室2(チャンバー)を区画する。
FFU22は、隔壁21の上部から処理室2に清浄空気を送る。具体的には、FFU22は、給気ファンと、フィルタとを有する。FFU22は、フィルタによってろ過された空気を処理室2に送る。
排気部23は、処理室2の下部に配置される。排気部23は、処理室2内の気体を排気する。FFU22及び排気部23によって、処理室2内を上方から下方に流れるダウンフロー(下降流)が形成される。基板Wのエッチングは、処理室2内にダウンフローが形成されている状態で行われる。
排気部23は、排気ファン231と、排気ダクト232と、バルブ233とを備える。排気ファン231は、排気ダクト232に配置される。排気ファン231は、処理室2から気体を排気する。具体的には、排気ファン231が駆動することにより、処理室2内の気体が排気ダクト232に流入する。この結果、処理室2から排気される気体が排気ダクト232を流れる。
排気ダクト232は、基板処理装置100が設置される工場に設けられた排気設備に気体を案内する。したがって、排気ファン231が駆動することにより、処理室2内の気体が排気ダクト232を介して排気設備に案内される。
バルブ233は、排気ダクト232に設置される。詳しくは、バルブ233は、気体が排気ダクト232を流れる方向に対して排気ファン231よりも下流側に配置される。バルブ233は、排気ダクト232によって形成される気体の流路(排気流路)の圧力(排気圧)を制御する。バルブ233は、例えば、オートバルブである。
図1に示すように、基板処理装置100は、スピンチャック3を更に備える。スピンチャック3は基板Wを水平に保持する。また、スピンチャック3は、基板Wを保持した状態で、鉛直方向に延びる回転軸線AX1を中心に基板Wを回転させる。具体的には、スピンチャック3は、スピンベース31と、複数のチャックピン32と、回転軸33と、スピンモータ34、モータエンコーダ35とを備える。
本実施形態のスピンベース31は、円板状である。スピンベース31は水平な姿勢で保持される。複数のチャックピン32のそれぞれは、スピンベース31の上方で基板Wを水平な姿勢で保持する。回転軸33は、スピンベース31の中央部から下方に延びる。スピンモータ34は、回転軸33を回転方向Drに回転させることにより、回転軸線AX1を中心に基板W及びスピンベース31を回転させる。モータエンコーダ35は、スピンモータ34の回転速度を示す信号を生成する。換言すると、モータエンコーダ35は、基板Wの回転速度を示す信号を生成する。
図1に示すように、基板処理装置100は、処理液ノズル41と、処理液供給配管42と、ノズルアーム43と、ノズル移動部44とを更に備える。
処理液ノズル41は、スピンチャック3に保持されている基板Wに向けて処理液Lを吐出する。基板Wに処理液Lが供給されることで、基板Wがエッチングされる。処理液Lは、例えば、燐酸(エッチング成分)を主成分とする水溶液、フッ酸(エッチング成分)を主成分とする水溶液、硝酸(エッチング成分)を主成分とする水溶液、フッ酸(エッチング成分)と硝酸(エッチング成分)とを混合した水溶液、水酸化アンモニウム(エッチング成分)を主成分とする水溶液、及び、水酸化アンモニウム(エッチング成分)と過酸化水素水(エッチング成分)とを混合した水溶液のいずれかである。
処理液供給配管42は、処理液ノズル41に処理液Lを供給する。処理液供給配管42は、処理液ノズル41に向けて処理液Lが流れる処理液供給流路を形成する。
ノズルアーム43は、処理液ノズル41を支持する。具体的には、処理液ノズル41は、ノズルアーム43の先端部に取り付けられる。ノズル移動部44は、スピンチャック3の周囲で鉛直方向に延びる回転軸線AX2を中心にノズルアーム43を回動させる。この結果、処理液ノズル41が、回転軸線AX2を中心に回動する。処理液ノズル41は、回転軸線AX2を中心に回動しながら、基板Wに向けて処理液Lを吐出する。換言すると、処理液ノズル41は、スキャンノズルである。
図1に示すように、基板処理装置100は、加熱部5を更に備える。加熱部5は、基板Wを加熱する。具体的には、加熱部5は、赤外線ヒータ51と、ヒータアーム52と、ヒータ移動部53とを備える。
赤外線ヒータ51は、赤外線を基板Wに照射する。より詳しくは、赤外線ヒータ51は、赤外線ランプ51aを有する。赤外線ランプ51aは、赤外線を発生する。
ヒータアーム52は、赤外線ヒータ51を支持する。具体的には、赤外線ヒータ51は、ヒータアーム52の先端部に取り付けられる。ヒータ移動部53は、スピンチャック3の周囲で鉛直方向に延びる回転軸線AX3を中心にヒータアーム52を回動させる。この結果、赤外線ヒータ51が、回転軸線AX3を中心に回動する。赤外線ヒータ51は、回転軸線AX3を中心に回動しながら、基板Wを加熱する。
図1に示すように、基板処理装置100は、リンス液供給部6を更に備える。リンス液供給部6は、基板Wにリンス液を供給する。基板Wにリンス液が供給されることで、基板Wがリンス処理される。リンス液は、例えば、純水(脱イオン水:Deionzied Water)である。なお、リンス液は、純水に限らず、炭酸水、電解イオン水、水素水、オゾン水、IPA(イソプロピルアルコール)、及び希釈濃度(例えば、10〜100ppm程度)の塩酸水のいずれかであってもよい。
具体的には、リンス液供給部6は、リンス液ノズル61と、リンス液供給配管62と、リンス液バルブ63とを備える。リンス液ノズル61は、スピンチャック3に保持されている基板Wに向けてリンス液を吐出する。リンス液供給配管62は、リンス液ノズル61にリンス液を供給する。本実施形態のリンス液ノズル61は、リンス液ノズル61の吐出口が静止された状態でリンス液を吐出する固定ノズルである。なお、リンス液ノズル61は、スキャンノズルであってもよい。
リンス液バルブ63は、リンス液ノズル61へのリンス液の供給及び供給停止を切り替える。詳しくは、リンス液バルブ63が開くと、リンス液ノズル61から基板Wに向けてリンス液が吐出される。一方、リンス液バルブ63が閉じると、リンス液の吐出が停止する。リンス液バルブ63は、例えば、モータバルブである。
図1に示すように、基板処理装置100は、ガスノズル71と、ガス供給配管72と、液受け部8とを更に備える。
ガスノズル71は、基板Wに向けてガスGを噴出する。ガスGは、窒素のような不活性成分を含む不活性ガスである。詳しくは、ガスノズル71は、基板Wを乾燥させる際に、基板Wに向けてガスGを噴出する。
ガス供給配管72は、ガスノズル71にガスGを供給する。ガス供給配管72は、ガスノズル71に向けてガスGが流れるガス供給流路を形成する。
液受け部8は、スピンチャック3に保持されている基板Wよりも外方に配置される。液受け部8は略筒形状を有する。液受け部8は、鉛直方向に移動可能である。液受け部8は、基板Wから飛散した処理液Lを受け止める。詳しくは、スピンチャック3が基板Wを回転させている状態で、処理液Lが基板Wに供給されると、基板Wに供給された処理液Lが基板Wの周囲に振り切られる。この結果、基板Wの周囲に処理液Lが飛散して、基板Wから飛散した処理液Lが液受け部8によって受け止められる。液受け部8に受け止められた処理液Lは、図8を参照して説明する処理液回収部600に送られる。なお、液受け部8は、基板Wから飛散するリンス液も、処理液Lと同様に受け止める。
ここで、図1及び図2を参照して、本実施形態の基板処理装置100が実行する基板処理方法を説明する。図2は、本実施形態の基板処理方法を示すフローチャートである。図2に示すように、本実施形態の基板処理方法は、ステップS1〜ステップS5を含む。
基板処理装置100が基板Wを処理する場合、まず、基板Wが処理室2に搬入される(ステップS1)。詳しくは、搬送ロボットが基板Wを処理室2に搬入する。搬入された基板Wは、スピンチャック3によって保持される。なお、基板Wを処理室2に搬入する際、液受け部8は退避位置に位置する。液受け部8が退避位置に位置する場合、液受け部8の上端部8a(図1)は、スピンベース31よりも下方に位置する。スピンチャック3が基板Wを保持すると、液受け部8は、基板Wから飛散する処理液L及びリンス液を受け止めることができる液受け位置まで上方に移動する。液受け部8が液受け位置に位置する場合、液受け部8の上端部8aはスピンベース31よりも上方に位置する。
スピンチャック3が基板Wを保持した後に、基板Wが処理液Lでエッチングされる(ステップS2)。具体的には、基板Wに処理液Lを供給する前に、スピンチャック3が基板Wを回転させる。基板Wの回転速度が所定の回転速度に達した後に、処理液Lの供給が開始される。
詳しくは、処理液ノズル41が、回転軸線AX2を中心に回動しながら、処理液Lを吐出する。処理液ノズル41は、少なくとも基板Wの上面全域が処理液Lで覆われまで、処理液Lを吐出する。なお、本実施形態では、処理液Lの吐出が停止した後、処理液ノズル41から処理液供給配管42の上流側に向けて処理液Lが吸い込まれる(サックバック)。
処理液ノズル41による処理液Lの吐出が停止すると、加熱部5が基板W及び処理液Lを加熱する。具体的には、赤外線ヒータ51が、回転軸線AX3を中心に回動しながら、基板W及び処理液Lを加熱する。
基板W及び処理液Lの加熱後、基板Wにリンス液が供給される(ステップS3)。基板Wにリンス液を供給することにより、基板Wの表面上の処理液Lが除去される。具体的には、処理液Lはリンス液によって基板Wの外方に押し流され、基板Wの周囲に排出される。この結果、基板W上の処理液Lの液膜が、基板Wの上面全域を覆うリンス液の液膜に置換される。
基板Wの表面上の処理液Lをリンス液に置換した後、基板Wを乾燥させる(ステップS4)。具体的には、基板Wの回転速度を、エッチング処理時及びリンス処理時の回転速度よりも増大させる。この結果、基板W上のリンス液に大きな遠心力が付与され、基板Wに付着しているリンス液が基板Wの周囲に振り切られる。このようにして、基板Wからリンス液を除去し、基板Wを乾燥させる。また、基板Wを乾燥させる際には、ガスノズル71から基板Wに向けてガスGを噴出させる。この結果、基板Wの表面に向かう不活性ガスの気流が形成されて、基板Wの乾燥が促進される。また、基板Wの乾燥が促進されることで、ウォーターマークの発生を抑制することができる。スピンチャック3は、例えば、基板Wの高速回転を開始してから所定時間が経過した後、基板Wの回転を停止させる。
基板Wの回転を停止させた後、処理室2から基板Wを搬出して(ステップS5)、図2に示す処理を終了する。具体的には、基板Wの回転が停止した後、液受け部8が液受け位置から退避位置まで移動する。また、スピンチャック3による基板Wの保持が解除される。液受け部8が退避位置まで移動し、かつスピンチャック3による基板Wの保持が解除されると、搬送ロボットが基板Wを処理室2から搬出する。この結果、基板処理装置100による1枚の基板Wの処理が終了する。
続いて、再び図1を参照して、本実施形態の基板処理装置100を説明する。図1に示すように、基板処理装置100は、サーモグラフィカメラ101と、ビデオカメラ102と、調光ランプ103とを更に備える。
サーモグラフィカメラ101は、処理室2内の温度分布を検出する。処理室2内の温度分布は、処理液ノズル41の先端における処理液Lの温度、ガスノズル71の先端におけるガスGの温度、基板Wの表面の温度、隔壁21の温度、液受け部8の温度、ノズルアーム43の温度、及びスピンベース31の温度等を示す。
ビデオカメラ102は、処理室2内を撮像する。具体的には、ビデオカメラ102は、処理液ノズル41、処理液供給配管42、ノズルアーム43、チャックピン32、液受け部8、及び基板W等を撮像する。調光ランプ103は、処理室2を照らす光を発生する。
続いて図1及び図3を参照して、本実施形態の基板処理装置100を説明する。図3は、基板処理装置100のブロック図である。図3に示すように、基板処理装置100は、液受け移動部81と、制御部10とを更に備える。
制御部10は、プロセッサ11及び記憶部12を備える。プロセッサ11は、例えば、中央処理演算機(CPU)である。あるいは、プロセッサ11は、汎用演算機である。記憶部12は、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。記憶部12は、主記憶装置と、補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、例えば、半導体メモリーによって構成される。補助記憶装置は、例えば、半導体メモリー及び/又はハードディスクドライブによって構成される。記憶部12は、リムーバブルメディアを含んでいてもよい。
プロセッサ11は、記憶部12が記憶しているコンピュータープログラムを実行して、FFU22と、排気部23と、スピンチャック3と、ノズル移動部44と、加熱部5と、リンス液供給部6と、液受け移動部81と、調光ランプ103と、サーモグラフィカメラ101と、ビデオカメラ102とを制御する。
具体的には、プロセッサ11は、FFU22が備える給気ファンを制御する。プロセッサ11は、給気ファンを制御して、FFU22の差圧を調整することができる。FFU22の差圧は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、排気部23が備える排気ファン231及びバルブ233を制御する。プロセッサ11は、排気ファン231を制御して、排気ダクト232を流れる気体の風速(排気風速)、及び排気ダクト232を流れる気体の風量(排気風量)を調整することができる。また、プロセッサ11は、バルブ233を制御して、排気圧を調整することができる。排気風速、排気風量及び排気圧は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、スピンチャック3が備えるチャックピン32及びスピンモータ34を制御する。プロセッサ11は、スピンモータ34を制御して、基板Wの回転速度、基板Wの回転加速度、及び基板Wの回転速度の変更タイミングを調整することができる。基板Wの回転速度等は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、スピンチャック3が備えるモータエンコーダ35から信号を受信する。図1を参照して説明したように、モータエンコーダ35は、基板Wの回転速度を示す信号を出力する。プロセッサ11は、モータエンコーダ35から受信した信号に基づいて、基板Wの回転速度、基板Wの回転加速度、及び基板Wの回転加速度の変更タイミングを検出する。検出された基板Wの回転速度等は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、検出した基板Wの回転速度等を示す情報を記憶部12に記憶させる。
ノズル移動部44は、モータ441及びモータエンコーダ442を備える。以下、モータ441を「ノズルモータ441」と記載する。ノズルモータ441が駆動することにより、処理液ノズル41が回転軸線A2を中心に回動する。モータエンコーダ442は、ノズルモータ441の回転速度及び回転位置を示す信号を生成する。換言すると、モータエンコーダ442は、処理液ノズル41の移動速度及び半径方向の位置を示す信号を生成する。
プロセッサ11は、ノズルモータ441を制御する。プロセッサ11は、ノズルモータ441を制御して、処理液ノズル41の半径方向の位置、処理液ノズル41の移動速度、処理液ノズル41の加速度、処理液ノズル41の位置の変更タイミング、及び処理液ノズル41の移動速度の変更タイミングを調整することができる。処理液ノズル41の半径方向の位置等は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、モータエンコーダ442から、ノズルモータ441の回転速度及び回転位置を示す信号を受信する。プロセッサ11は、モータエンコーダ442から受信した信号に基づいて、処理液ノズル41の半径方向の位置、処理液ノズル41の移動速度、処理液ノズル41の加速度、処理液ノズル41の位置の変更タイミング、及び処理液ノズル41の移動速度の変更タイミングを検出する。検出された処理液ノズル41の半径方向の位置等は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、検出した処理液ノズル41の半径方向の位置等を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、リンス液供給部6が備えるリンス液バルブ63を制御する。また、プロセッサ11は、加熱部5が備える赤外線ランプ51a及びヒータ移動部53を制御する。プロセッサ11は、赤外線ランプ51aを制御して、基板Wを加熱する温度(基板加熱温度)を調整することができる。基板加熱温度は、基板処理装置100の設定条件である。
液受け移動部81は、液受け部8を鉛直方向に移動させる。液受け移動部81は、モータ811及びモータエンコーダ812を備える。以下、モータ811を「液受けモータ811」と記載する。液受けモータ811が駆動することにより、液受け部8が鉛直方向に移動する。モータエンコーダ812は、液受けモータ811の回転速度及び回転位置を示す信号を生成する。換言すると、モータエンコーダ812は、液受け部8の移動速度及び鉛直方向の位置を示す信号を生成する。
プロセッサ11は、液受けモータ811を制御する。プロセッサ11は、液受けモータ811を制御して、液受け部8の鉛直方向の位置、液受け部8の移動速度、液受け部8の加速度、液受け部8の位置の変更タイミング、及び液受け部8の移動速度の変更タイミングを調整することができる。液受け部8の鉛直方向の位置等は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、モータエンコーダ812から、液受けモータ811の回転速度及び回転位置を示す信号を受信する。プロセッサ11は、モータエンコーダ812から受信した信号に基づいて、液受け部8の鉛直方向の位置、液受け部8の移動速度、液受け部8の加速度、液受け部8の位置の変更タイミング、及び液受け部8の移動速度の変更タイミングを検出する。検出された液受け部8の鉛直方向の位置等は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、検出した液受け部8の鉛直方向の位置等を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、調光ランプ103を制御して、処理室2内の光量を調整することができる。処理室2内の光量は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、サーモグラフィカメラ101から、処理室2内の温度分布を示す画像信号を受信する。プロセッサ11は、サーモグラフィカメラ101から受信した画像信号に基づいて、処理液ノズル41の先端における処理液Lの温度、ガスノズル71の先端におけるガスGの温度、基板Wの表面の温度、隔壁21の温度、液受け部8の温度、ノズルアーム43の温度、及びスピンベース31の温度等を検出する。検出された温度は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、検出した温度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、ビデオカメラ102から撮像信号を受信する。以下、プロセッサ11が撮像信号に基づいて検出する情報について説明する。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、処理液ノズル41から処理液Lが吐出を開始するタイミング(処理液Lの吐出開始タイミング)と、処理液ノズル41からの処理液Lの吐出が停止するタイミング(処理液Lの吐出停止タイミング)と、処理液ノズル41から処理液Lが吐出する流量の変更タイミング(処理液Lの吐出流量変更タイミング)と、処理液ノズル41から処理液Lが吐出する流量の立ち上がり特性(処理液Lの吐出流量立ち上がり特性)と、処理液ノズル41から処理液Lが吐出する流量の立ち下がり特性(処理液Lの吐出流量立ち下がり特性)と、ガスノズル71からガスGが噴出を開始するタイミング(ガスGの噴出開始タイミング)と、ガスノズル71からのガスGの噴出が停止するタイミング(ガスGの噴出停止タイミング)と、ガスノズル71からガスGが噴出する流量の変更タイミング(ガスGの噴出流量変更タイミング)と、ガスノズル71からガスGが噴出する流量の立ち上がり特性(ガスGの噴出流量立ち上がり特性)と、ガスノズル71からガスGが噴出する流量の立ち下がり特性(ガスGの噴出流量立ち下がり特性)とを検出する。検出された処理液Lの吐出開始タイミング等は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、検出した処理液Lの吐出開始タイミング等を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、処理液ノズル41から処理液供給配管42の上流側に向けて吸い込まれる処理液Lの移動速度(サックバック速度)と、吸い込まれた処理液Lの停止位置(サックバック停止位置)とを検出する。検出されたサックバック速度及びサックバック停止位置は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、検出したサックバック速度及びサックバック停止位置を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、処理液ノズル41の先端から処理液Lがボタ落ちしているか否か(ボタ落ちの有無)を検出する。ボタ落ちの有無は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、ボタ落ちの有無を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、基板Wの表面全域を覆う処理液Lの膜厚分布を検出する。処理液Lの膜厚分布は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、処理液Lの膜厚分布を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、液受け部8の上面及び外側面における処理液Lの付着の有無を検出する。液受け部8の上面及び外側面における処理液Lの付着の有無は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、液受け部8の上面及び外側面における処理液Lの付着の有無を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、液受け部8の上面及び外側面に付着している処理液Lの量を検出する。液受け部8の上面及び外側面に付着している処理液Lの量は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、液受け部8の上面及び外側面に付着している処理液Lの量を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、処理液ノズル41の位置と、ノズルアーム43の形状と、ヒータアーム52の形状と、リンス液ノズル61の位置と、ガスノズル71の位置とを検出する。更に、プロセッサ11は、撮像信号に基づいて検出した処理液ノズル41の位置と、記憶部12に記憶されている処理液ノズル41の規定位置とに基づいて、処理液ノズル41の位置の規定位置からのずれ量を検出する。換言すると、処理液ノズル41の位置の変化を検出する。同様に、プロセッサ11は、撮像信号に基づいて検出したノズルアーム43の形状、ヒータアーム52の形状、リンス液ノズル61の位置、及びガスノズル71の位置と、記憶部12に記憶されているノズルアーム43の規定形状、ヒータアーム52の規定形状、リンス液ノズル61の規定位置、及びガスノズル71の規定位置とに基づいて、ノズルアーム43の形状の変化、ヒータアーム52の形状の変化、リンス液ノズル61の位置の変化、及びガスノズル71の位置の変化を検出する。処理液ノズル41の位置の変化等は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、処理液ノズル41の位置の変化等を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、液受け部8の位置と、液受け部8の形状とを検出する。更に、プロセッサ11は、撮像信号に基づいて検出した液受け部8の位置と、記憶部12に記憶されている液受け部8の規定位置とに基づいて、液受け部8の位置の規定位置からのずれ量、すなわち液受け部8の位置の変化を検出する。同様に、プロセッサ11は、撮像信号に基づいて検出した液受け部8の形状と、記憶部12に記憶されている液受け部8の規定形状とに基づいて、液受け部8の形状の変化を検出する。液受け部8の位置の変化、及び液受け部8の形状の変化は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、液受け部8の位置の変化、及び液受け部8の形状の変化を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、チャックピン32の形状を検出する。更に、プロセッサ11は、撮像信号に基づいて検出したチャックピン32の形状と、記憶部12に記憶されているチャックピン32の規定形状とに基づいて、チャックピン32の形状の規定形状からの変化量、すなわちチャックピン32の形状の変化を検出する。プロセッサ11は更に、チャックピン32の形状の変化から、チャックピン32の摩耗度を検出する。チャックピン32の形状の変化、及びチャックピン32の摩耗度は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、チャックピン32の形状の変化、及びチャックピン32の摩耗度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、処理室2内を流れる気体の気流の分布(気流分布)を検出する。気流分布は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、気流分布を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、撮像信号に基づいて、基板Wの偏心量と、基板Wの面振れ量とを検出する。基板Wの偏心量、及び基板Wの面振れ量は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、基板Wの偏心量、及び基板Wの面振れ量を示す情報を記憶部12に記憶させる。
以上、図1及び図3を参照して基板処理装置100を説明した。続いて、図4を参照して、エッチング処理時における処理液ノズル41の移動について説明する。図4は、エッチング処理時における処理液ノズル41の位置の変化及び移動速度の変化の一例を示す図である。図4において、縦軸は処理液ノズル41の移動速度を示し、横軸は基板Wの半径位置を示す。
図4に示すように、エッチング処理時に、処理液ノズル41は、基板Wの中心から半径位置cまで移動する。具体的には、処理液ノズル41は、基板Wの中心から半径位置aまで加速しながら移動する。半径位置aに到達したときの処理液ノズル41の移動速度は「Va」である。その後、処理液ノズル41は、半径位置aから半径位置bまで減速しながら移動する。半径位置bに到達したときの処理液ノズル41の移動速度は「Vb」である。処理液ノズル41は、半径位置bに到達すると、半径位置bから半径位置cまで更に減速しながら移動して、半径位置cにおいて停止する。このように、処理液ノズル41は、エッチング処理時に加速し、且つ減速する。
続いて図1及び図5を参照して、本実施形態の基板処理装置100を説明する。図5は、基板処理装置100のブロック図である。図5に示すように、基板処理装置100は、表面温度センサ104と、表面電位センサ105とを更に備える。
表面温度センサ104は、赤外線ヒータ51が基板Wを加熱する温度を検出する。具体的には、表面温度センサ104は、赤外線ヒータ51の表面温度を検出する。プロセッサ11は、表面温度センサ104から、赤外線ヒータ51が基板Wを加熱する温度(基板加熱温度)を示す信号を受信する。基板加熱温度は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、基板加熱温度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
表面電位センサ105は、基板Wの表面の電位を検出する。プロセッサ11は、表面電位センサ105から、基板Wの表面の電位(基板表面電位)を示す信号を受信する。基板表面電位は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、基板表面電位を示す情報を記憶部12に記憶させる。
図5に示すように、基板処理装置100は、第1差圧計106と、給気風速計107と、給気風量計108とを更に備える。
第1差圧計106は、FFU22の差圧を検出する。第1差圧計106は、例えば、微差圧計である。プロセッサ11は、第1差圧計106から、FFU22の差圧を示す信号を受信する。FFU21の差圧は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、FFU22の差圧を示す情報を記憶部12に記憶させる。
給気風速計107は、FFU22が処理室2内に送る空気の風速(給気風速)を検出する。プロセッサ11は、給気風速計107から、給気風速を示す信号を受信する。給気風速は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、給気風速を示す情報を記憶部12に記憶させる。
給気風量計108は、FFU22が処理室2内に送る空気の風量(給気風量)を検出する。プロセッサ11は、給気風量計108から、給気風量を示す信号を受信する。給気風量は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、給気風量を示す情報を記憶部12に記憶させる。
図5に示すように、基板処理装置100は、第2差圧計109と、排気風速計110と、排気風量計111とを更に備える。
第2差圧計109は、バルブ233の差圧を検出する。第2差圧計109は、例えば、微差圧計である。プロセッサ11は、第2差圧計109から、バルブ233の差圧を示す信号を受信する。バルブ233の差圧は、排気圧に対応する。排気圧は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、バルブ233の差圧(排気圧)を示す情報を記憶部12に記憶させる。
排気風速計110は、処理室2から排気される気体の風速(排気風速)を検出する。プロセッサ11は、排気風速計110から、排気風速を示す信号を受信する。排気風速は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、排気風速を示す情報を記憶部12に記憶させる。
排気風量計111は、処理室2から排気される気体の風量(排気風量)を検出する。プロセッサ11は、排気風量計111から、排気風量を示す信号を受信する。排気風量は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、排気風量を示す情報を記憶部12に記憶させる。
図5に示すように、基板処理装置100は、光量センサ112と、雰囲気濃度センサ113と、湿度センサ114と、酸素濃度センサ115と、アンモニア濃度センサ116と、VOC濃度センサ117とを更に備える。
光量センサ112は、処理室2内の光量を検出する。プロセッサ11は、光量センサ112から、処理室2内の光量を示す信号を受信する。処理室2内の光量は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、処理室2内の光量を示す情報を記憶部12に記憶させる。
雰囲気濃度センサ113は、処理室2内で気体となった処理液Lの濃度(処理液雰囲気濃度)を検出する。プロセッサ11は、雰囲気濃度センサ113から、処理液雰囲気濃度を示す信号を受信する。処理液雰囲気濃度は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、処理液雰囲気濃度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
湿度センサ114は、処理室2内の湿度を検出する。プロセッサ11は、湿度センサ114から、処理室2内の湿度を示す信号を受信する。処理室2内の湿度は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、処理室2内の湿度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
酸素濃度センサ115は、処理室2内の酸素濃度を検出する。プロセッサ11は、酸素濃度センサ115から、処理室2内の酸素濃度を示す信号を受信する。処理室2内の酸素濃度は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、処理室2内の酸素濃度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
アンモニア濃度センサ116は、処理室2内のアンモニア濃度を検出する。プロセッサ11は、アンモニア濃度センサ116から、処理室2内のアンモニア濃度を示す信号を受信する。処理室2内のアンモニア濃度は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、処理室2内のアンモニア濃度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
VOC濃度センサ117は、処理室2内の揮発性有機化合物(VOC)の濃度(VOC濃度)を検出する。プロセッサ11は、VOC濃度センサ117から、処理室2内のVOC濃度を示す信号を受信する。処理室2内のVOC濃度は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、処理室2内のVOC濃度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
続いて図6を参照して、本実施形態の処理液供給部40を説明する。図6は、本実施形態の処理液供給部40の模式図である。図6に示すように、基板処理装置100は処理液供給部40を備える。処理液供給部40は、処理液ノズル41に処理液Lを供給する。処理液供給部40は、図1を参照して説明した処理液供給配管42に加えて、温度センサ421と、濃度センサ422と、バルブ423と、ミキシングバルブ424と、流量計425と、加熱ヒータ426と、サックバックバルブ427とを更に備える。
温度センサ421は、処理液供給配管42を流れる処理液Lの温度を検出する。濃度センサ422は、処理液供給配管42を流れる処理液Lに含まれるエッチング成分の濃度を検出する。以下、処理液供給配管42を流れる処理液Lに含まれるエッチング成分の濃度を「第1処理液濃度」と記載する場合がある。
バルブ423は、処理液供給配管42に配置される。バルブ423は、処理液ノズル41への処理液Lの供給及び供給停止を切り替える。また、バルブ423は、処理液供給配管42においてバルブ423よりも下流へ流れる処理液Lの流量を制御する。更に、バルブ423は、処理液ノズル41から吐出する処理液Lの吐出流量を制御する。また、バルブ423は、処理液Lの吐出流量の立ち上がり特性及び立ち下がり特性を制御する。詳しくは、バルブ423が開くと、処理液ノズル41から基板Wに向けて処理液Lが吐出される。一方、バルブ423が閉じると、処理液Lの吐出が停止する。また、バルブ423の開度に応じて、バルブ423よりも下流へ流れる処理液Lの流量が調整される。したがって、バルブ423の開度に応じて、処理液Lの吐出流量が調整される。また、バルブ423を開く速度に応じて、処理液Lの吐出流量の立ち上がり特性が調整され、バルブ423を閉じる速度に応じて、処理液Lの吐出流量の立ち下がり特性が調整される。バルブ423は、例えば、モータバルブである。
ミキシングバルブ424は、処理液供給配管42に配置される。ミキシングバルブ424が開くと、処理液供給配管42に純水が流入して、第1処理液濃度が希釈される。
流量計425は、処理液供給配管42を流れる処理液Lの流量を検出する。換言すると、処理液Lの吐出流量を検出する。加熱ヒータ426は、処理液供給配管42を流れる処理液Lを加熱する。
サックバックバルブ427は、処理液供給配管42に配置される。サックバックバルブ427は、バルブ423よりも下流側に設けられて処理液供給流路の容積を変化させる。より具体的には、サックバックバルブ427は、ダイヤフラムを有し、加圧空気を流入させてダイヤフラムを変形させることで、処理液供給流路の容積を変化させる。加圧空気の流入により処理液供給流路の容積が大きくなると、処理液ノズル41が有する流路の圧力、及び処理液供給流路の圧力が瞬間的に小さくなり、処理液ノズル41の開口付近に残留している処理液Lに対して吸引力が作用する。本実施形態では、処理液Lの吐出が停止した後、図3及び図5を参照して説明した制御部10(プロセッサ11)が、サックバックバルブ427を制御して、サックバックバルブ427に加圧空気を流入させる。この結果、処理液ノズル41から処理液供給配管42の上流側に向けて処理液Lが吸い込まれる。
続いて図7を参照して、ガス供給部70を説明する。図7は、ガス供給部70の模式図である。図7に示すように、基板処理装置100はガス供給部70を備える。ガス供給部70は、図1を参照して説明したガス供給配管72に加えて、レギュレータ721と、温度センサ722と、圧力センサ723と、濃度センサ724と、バルブ725と、流量計726と、加熱ヒータ727とを更に備える。
レギュレータ721は、ガス供給配管72に配置される。レギュレータ721は、ガス供給流路の圧力を調整する。レギュレータ721は、例えば、電空レギュレータである。
温度センサ722は、ガス供給配管72を流れるガスGの温度を検出する。圧力センサ723は、ガス供給流路の圧力を検出する。濃度センサ724は、ガスGに含まれる不活性成分の濃度を検出する。以下、ガス供給配管72を流れるガスGの温度を「ガスGの温度」と記載する場合がある。また、ガスGに含まれる不活性成分の濃度を「ガスGの濃度」と記載する場合がある。
バルブ725は、ガス供給配管72に配置される。バルブ725は、ガスノズル71から噴出するガスGの噴出流量を制御する。また、バルブ725は、ガスGの噴出流量の立ち上がり特性及び立ち下がり特性を制御する。詳しくは、バルブ725の開度に応じて、ガスGの噴出流量が調整される。また、バルブ725を開く速度に応じて、ガスGの噴出流量の立ち上がり特性が調整され、バルブ725を閉じる速度に応じて、ガスGの噴出流量の立ち下がり特性が調整される。バルブ725は、例えば、モータバルブである。
流量計726は、ガス供給配管72を流れるガスGの流量を検出する。換言すると、ガスGの噴出流量を検出する。加熱ヒータ727は、ガス供給配管72を流れるガスGを加熱する。
続いて図8を参照して、処理液循環部300と、第1処理液成分供給部510と、第2処理液成分供給部520と、処理液回収部600とを説明する。図8は、本実施形態の処理液循環部300、第1処理液成分供給部510、第2処理液成分供給部520、及び処理液回収部600を示す模式図である。図8に示すように、基板処理装置100は、処理液循環部300、第1処理液成分供給部510、第2処理液成分供給部520、及び処理液回収部600を更に備える。
処理液循環部300は、処理液Lを循環させる。具体的には、処理液循環部300は、調合槽301と、循環配管302と、加熱ヒータ303と、ポンプ304と、バルブ305と、リリーフバルブ306と、リリーフ配管307と、温度センサ308と、濃度センサ309と、圧力センサ310と、流量計311とを備える。
調合槽301は、処理液Lを収容する。循環配管302は、処理液Lが循環する循環流路を形成する。循環配管302に、処理液供給配管42が接続する。
加熱ヒータ303は、循環配管302を流れる処理液Lを加熱する。ポンプ304は、循環配管302に配置される。ポンプ304は、調合槽301から処理液Lを吸い上げて、循環配管302に処理液Lを送る。
バルブ305は、循環配管302に配置される。バルブ305は、循環配管302を流れる処理液Lの流量を制御する。詳しくは、バルブ305の開度に応じて、循環配管302を流れる処理液Lの流量が調整される。バルブ305は、例えば、モータバルブである。以下、循環配管302を流れる処理液Lの流量を「処理液循環流量」と記載する場合がある。
リリーフバルブ306は、循環配管302に配置される。リリーフ配管307は、リリーフバルブ306に接続する。リリーフバルブ306が開くと、循環配管302からリリーフ配管307に処理液Lが流入する。リリーフ配管307は、リリーフバルブ306から流入した処理液Lを調合槽301へ案内する。リリーフバルブ306の開度に応じて、循環流路の圧力が調整される。
温度センサ308は、循環配管302を流れる処理液Lの温度を検出する。濃度センサ309は、循環配管302を流れる処理液Lに含まれるエッチング成分の濃度を検出する。圧力センサ310は、循環流路の圧力を検出する。流量計311は、処理液循環流量を検出する。以下、循環配管302を流れる処理液Lの温度を「第2処理液温度」と記載する場合がある。また、循環配管302を流れる処理液Lに含まれるエッチング成分の濃度を「第2処理液濃度」と記載する場合がある。
第1処理液成分供給部510は、調合槽301に第1処理液成分L1を供給する。第2処理液成分供給部520は、調合槽301に第2処理液成分L2を供給する。調合槽301において、第1処理液成分L1と第2処理液成分L2とが調合されて、処理液Lが生成される。例えば、第1処理液成分L1は燐酸、フッ酸、硝酸、又は水酸化アンモニウムであり、第2処理液成分L2は純水である。あるいは、第1処理液成分L1はフッ酸であり、第2処理液成分L2は硝酸水溶液である。あるいは、第1処理液成分L1は硝酸水溶液であり、第2処理液成分L2はフッ酸である。あるいは、第1処理液成分L1は水酸化アンモニウムであり、第2処理液成分L2は過酸化水素水である。あるいは、第1処理液成分L1は過酸化水素水であり、第2処理液成分L2は水酸化アンモニウムである。
第1処理液成分供給部510は、配管511と、レギュレータ512と、圧力センサ513と、定量吐出ポンプ514とを備える。配管511は、第1処理液成分L1が流れる第1処理液成分供給流路を形成する。配管511は、第1処理液成分L1を調合槽301まで案内する。
レギュレータ512は、配管511に配置される。レギュレータ512は、第1処理液成分供給流路の圧力を調整する。レギュレータ512は、例えば、電空レギュレータである。
圧力センサ513は、第1処理液成分供給流路の圧力を検出する。定量吐出ポンプ514は、配管511に配置される。定量吐出ポンプ514は、第1処理液成分L1を一定量ずつ吐出する。
第2処理液成分供給部520は、配管521と、レギュレータ522と、圧力センサ523とを備える。配管521は、第2処理液成分L2が流れる第2処理液成分供給流路を形成する。配管521は、第2処理液成分L2を調合槽301まで案内する。
レギュレータ522は、配管521に配置される。レギュレータ522は、第2処理液成分供給流路の圧力を調整する。レギュレータ522は、例えば、電空レギュレータである。圧力センサ523は、第2処理液成分供給流路の圧力を検出する。
処理液回収部600は、処理室2から送られてくる使用後の処理液Lを調合槽301へ供給する。処理液回収部600は、回収槽601と、第1回収配管602と、第2回収配管603と、ポンプ604とを備える。
第1回収配管602は、処理室2から回収槽601まで使用後の処理液Lを案内する。回収槽601は、使用後の処理液Lを収容する。第2回収配管603は、回収槽601から調合槽301まで使用後の処理液Lを案内する。ポンプ604は、第2回収配管603に配置される。ポンプ604は、回収槽601から使用後の処理液Lを吸い上げて、第2回収配管603に使用後の処理液Lを送る。
続いて図6〜図9を参照して、本実施形態の基板処理装置100を説明する。図9は基板処理装置100のブロック図である。図9に示すように、プロセッサ11は、記憶部12に記憶されているコンピュータープログラムを実行して、処理液供給部40、ガス供給部70、処理液循環部300、第1処理液成分供給部510、第2処理液成分供給部520、及び処理液回収部600を制御する。
具体的には、プロセッサ11は、処理液供給部40が備えるバルブ423、ミキシングバルブ424、加熱ヒータ426、及びサックバックバルブ427を制御する。
プロセッサ11は、バルブ423及びミキシングバルブ424を制御して、処理液供給配管42を流れる処理液Lに含まれるエッチング成分の濃度(第1処理液濃度)を調整することができる。第1処理液濃度は、基板処理装置100の設定条件である。更に、プロセッサ11は、バルブ423を制御して、処理液ノズル41から吐出する処理液Lの吐出流量を調整することができる。また、プロセッサ11は、バルブ423を制御して、処理液Lの吐出流量の立ち上がり特性及び立ち下がり特性を調整することができる。処理液Lの吐出流量、処理液Lの吐出流量の立ち上がり特性、及び処理液Lの吐出流量の立ち下がり特性は、基板処理装置100の設定条件である。
また、プロセッサ11は、処理液ノズル41からの処理液Lの吐出を開始させる信号の発生タイミングを調整して、処理液Lの吐出開始タイミングを調整することができる。具体的には、処理液Lの吐出を開始させる信号は、バルブ423を開く信号であり、バルブ423を開く信号の発生タイミングを調整して、処理液Lの吐出開始タイミングを調整することができる。バルブ423を開く信号の発生タイミングは、基板処理装置100の設定条件である。
また、プロセッサ11は、処理液ノズル41からの処理液Lの吐出を停止させる信号の発生タイミングを調整して、処理液Lの吐出停止タイミングを調整することができる。具体的には、処理液Lの吐出を停止させる信号は、バルブ423を閉じる信号であり、バルブ423を閉じる信号の発生タイミングを調整して、処理液Lの吐出停止タイミングを調整することができる。バルブ423を閉じる信号の発生タイミングは、基板処理装置100の設定条件である。
また、プロセッサ11は、処理液ノズル41から処理液Lが吐出する流量を変更させる信号の発生タイミングを調整して、処理液Lの吐出流量変更タイミングを調整することができる。具体的には、処理液Lが吐出する流量を変更させる信号は、バルブ423の開度を変更する信号であり、バルブ423の開度を変更する信号の発生タイミングを調整して、処理液Lの吐出流量変更タイミングを調整することができる。バルブ423の開度を変更する信号の発生タイミングは、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、加熱ヒータ426を制御して、処理液供給配管42を流れる処理液Lの温度を調整することができる。以下、処理液供給配管42を流れる処理液Lの温度を「第1処理液温度」と記載する場合がある。第1処理液温度は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、サックバックバルブ427を制御して、図1及び図3を参照して説明したサックバック速度及びサックバック停止位置を調整することができる。サックバック速度及びサックバック停止位置は、基板処理装置100の設定条件である。
また、プロセッサ11は、処理液供給部40が備える温度センサ421、濃度センサ422、及び流量計425から信号を受信する。温度センサ421が出力する信号は、第1処理液温度を示す。濃度センサ422が出力する信号は、第1処理液濃度を示す。流量計425が出力する信号は、処理液Lの吐出流量を示す。第1処理液温度、第1処理液濃度、及び処理液Lの吐出流量は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、第1処理液温度、第1処理液濃度、及び処理液Lの吐出流量を示す情報を記憶部12に記憶させる。更に、プロセッサ11は、濃度センサ422が出力する信号に基づいて、処理液Lの純度を検出する。処理液Lの純度は、エッチング実行時の実行条件であり、プロセッサ11は、処理液Lの純度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、ガス供給部70が備えるレギュレータ721、バルブ725、及び加熱ヒータ727を制御する。
プロセッサ11は、レギュレータ721を制御して、ガス供給流路の圧力を調整することができる。ガス供給流路の圧力は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、バルブ725を制御して、ガスノズル71から噴出するガスGの噴出流量を調整することができる。また、プロセッサ11は、バルブ725を制御して、ガスGの噴出流量の立ち上がり特性及び立ち下がり特性を調整することができる。ガスGの噴出流量、ガスGの噴出流量の立ち上がり特性、及びガスGの噴出流量の立ち下がり特性は、基板処理装置100の設定条件である。
また、プロセッサ11は、ガスノズル71からのガスGの噴出を開始させる信号の発生タイミングを調整して、ガスGの噴出開始タイミングを調整することができる。具体的には、ガスGの噴出を開始させる信号は、バルブ725を開く信号であり、バルブ725を開く信号の発生タイミングを調整して、ガスGの噴出開始タイミングを調整することができる。バルブ725を開く信号の発生タイミングは、基板処理装置100の設定条件である。
また、プロセッサ11は、ガスノズル71からのガスGの噴出を停止させる信号の発生タイミングを調整して、ガスGの噴出停止タイミングを調整することができる。具体的には、ガスGの噴出を停止させる信号は、バルブ725を閉じる信号であり、バルブ725を閉じる信号の発生タイミングを調整して、ガスGの噴出停止タイミングを調整することができる。バルブ725を閉じる信号の発生タイミングは、基板処理装置100の設定条件である。
また、プロセッサ11は、ガスノズル71からガスGが噴出する流量を変更させる信号の発生タイミングを調整して、ガスGの噴出流量変更タイミングを調整することができる。具体的には、ガスGが噴出する流量を変更させる信号は、バルブ725の開度を変更する信号であり、バルブ725の開度を変更する信号の発生タイミングを調整して、ガスGの噴出流量変更タイミングを調整することができる。バルブ725の開度を変更する信号の発生タイミングは、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、加熱ヒータ727を制御して、ガス供給配管72を流れるガスGの温度を調整することができる。ガスGの温度は、基板処理装置100の設定条件である。
また、プロセッサ11は、処理液供給部40が備える温度センサ722、圧力センサ723、濃度センサ724、及び流量計726から信号を受信する。温度センサ722が出力する信号は、ガス供給配管72を流れるガスGの温度を示す。圧力センサ723が出力する信号は、ガス供給流路の圧力を示す。濃度センサ724が出力する信号は、ガスGに含まれる不活性成分の濃度(ガスGの濃度)を示す。流量計726が出力する信号は、ガスGの噴出流量を示す。ガスGの温度、ガス供給流路の圧力、ガスGの濃度、及びガスGの噴出流量は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、ガスGの温度、ガス供給流路の圧力、ガスGの濃度、及びガスGの噴出流量を示す情報を記憶部12に記憶させる。更に、プロセッサ11は、濃度センサ724が出力する信号に基づいて、ガスGの純度を検出する。ガスGの純度は、エッチング実行時の実行条件であり、プロセッサ11は、ガスGの純度を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、処理液循環部300が備える加熱ヒータ303、ポンプ304、バルブ305、リリーフバルブ306を制御する。
プロセッサ11は、加熱ヒータ303を制御して、循環配管302を流れる処理液Lの温度(第2処理液温度)を調整することができる。第2処理液温度は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、バルブ305を制御して、循環配管302を流れる処理液Lの流量(処理液循環流量)を調整することができる。処理液循環流量は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、リリーフバルブ306を制御して、循環流路の圧力を調整することができる。循環流路の圧力は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、処理液循環部300が備える温度センサ308、濃度センサ309、圧力センサ310、及び流量計311から信号を受信する。温度センサ308が出力する信号は、循環配管302を流れる処理液Lの温度(第2処理液温度)を示す。濃度センサ309が出力する信号は、循環配管302を流れる処理液Lに含まれるエッチング成分の濃度(第2処理液濃度)を示す。圧力センサ310が出力する信号は、循環流路の圧力を示す。流量計311が出力する信号は、処理液循環流量を示す。第2処理液温度、第2処理液濃度、循環流路の圧力、及び処理液循環流量は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、第2処理液温度、第2処理液濃度、循環流路の圧力、及び処理液循環流量を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、第1処理液成分供給部510が備えるレギュレータ512及び定量吐出ポンプ514を制御する。プロセッサ11は、レギュレータ512を制御して、第1処理液成分供給流路の圧力を調整することができる。また、プロセッサ11は、定量吐出ポンプ514を制御して、第2処理液濃度を調整することができる。第1処理液成分供給流路の圧力、及び第2処理液濃度は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、第1処理液成分供給部510が備える圧力センサ513から信号を受信する。圧力センサ513が出力する信号は、第1処理液成分供給流路の圧力を示す。第1処理液成分供給流路の圧力は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、第1処理液成分供給流路の圧力を示す情報を記憶部12に記憶させる。
プロセッサ11は、第2処理液成分供給部520が備えるレギュレータ522を制御して、第2処理液成分供給流路の圧力を調整することができる。第2処理液成分供給流路の圧力は、基板処理装置100の設定条件である。
プロセッサ11は、第2処理液成分供給部520が備える圧力センサ523から信号を受信する。圧力センサ523が出力する信号は、第2処理液成分供給流路の圧力を示す。第2処理液成分供給流路の圧力は、エッチング実行時の実行条件である。プロセッサ11は、第2処理液成分供給流路の圧力を示す情報を記憶部12に記憶させる。
続いて図10を参照して、本実施形態の基板処理システム1000を説明する。図10は本実施形態の基板処理システム1000の模式図である。図10に示すように、基板処理システム1000は、基板処理装置100と、検査装置200とを備える。
基板処理装置100は、図1及び図2を参照して説明したように、基板Wをエッチングする。以下、エッチングされる前の基板W(処理室2に搬入される前の基板W)を「未処理基板Wb」と記載する場合がある。また、エッチングされた後の基板Wを「処理済み基板Wa」と記載する場合がある。
検査装置200は、処理済み基板Waを検査して、処理済み基板Waの検査結果データを作成する。検査結果データは、エッチングの実行結果を示す。具体的には、検査装置200は、処理済み基板Waの半径位置ごとに膜厚を測定する。また、検査装置200は、測定した膜厚のデータと、未処理基板Wbの膜厚分布のデータとに基づいて、処理済み基板Waの半径位置ごとのエッチング量を示すデータを作成する。
続いて図11を参照して、処理済み基板Waの半径位置ごとのエッチング量について説明する。図11は、処理済み基板Waの半径位置ごとのエッチング量の一例を示す図である。換言すると、図11は、エッチングプロファイルの一例を示す。エッチングプロファイルは、処理済み基板Waの半径位置ごとのエッチング量をプロットして作製される。図11において、縦軸はエッチング量を示し、横軸は処理済み基板Waの半径位置を示す。
エッチング量は、処理済み基板Waの全域において目標値と一致していることが望ましいが、図11に示すように、実際のエッチング量にはバラツキがある。したがって、エッチング量は、基板処理装置100の性能又は状態の指標となる。換言すると、処理済み基板Waの全域におけるエッチング量は、エッチングの実行結果の特徴量である。
また、エッチング量は、処理済み基板Waの全域において均一であることが望ましい。したがって、エッチング量の均一性(分散)は、基板処理装置100の状態又は性能の指標となる。換言すると、エッチング量の均一性は、エッチングの実行結果の特徴量である。
なお、エッチング量の均一性を示すデータは、分散に限定されない。例えば、エッチング量の最大値Emax及び最小値Emin、並びにエッチング量の平均値も、エッチング量の均一性を示す。したがって、エッチング量の最大値Emax及び最小値Emin、並びにエッチング量の平均値も、エッチングの実行結果の特徴量である。また、エッチングプロファイルもエッチング量の均一性を示す。したがって、エッチングプロファイルも、エッチングの実行結果の特徴量である。
続いて図12を参照して本実施形態の基板処理装置100を説明する。図12は本実施形態の基板処理装置100のブロック図である。図12に示すように基板処理装置100は入力部13を更に備える。
入力部13は、作業者が操作するユーザインタフェース装置である。入力部13は、作業者の操作に応じたデータをプロセッサ11に入力する。例えば、入力部13は、キーボード及びマウスを含む。なお、入力部13は、タッチディスプレイを含んでもよい。本実施形態において、作業者は、入力部13を操作して、エッチングの実行結果の特徴量をプロセッサ11に入力する。プロセッサ11は、エッチングの実行結果の特徴量を記憶部12に記憶させる。
具体的には、作業者は、入力部13を操作して、処理済み基板Waの全域におけるエッチング量を示すデータと、エッチング量の均一性を示すデータとを入力する。処理済み基板Waの全域におけるエッチング量を示すデータは、エッチングプロファイルであり得る。なお、作業者は、処理済み基板Waの全域におけるエッチング量と、エッチング量の均一性(分散)とのうちの一方を入力してもよい。また、作業者は、分散に替えて、あるいは分散に加えて、エッチング量の最大値Emax及び最小値Eminと、エッチング量の平均値とのうちの少なくとも一方を入力してもよい。エッチング量の均一性(分散)は、作業者が算出してもよいし、検査装置200が算出してもよい。同様に、エッチング量の最大値Emax及び最小値Emin、並びにエッチング量の平均値は、作業者が算出してもよいし、検査装置200が算出してもよい。
プロセッサ11は、図3、図5及び図9を参照して説明した各種の実行条件と、エッチングの実行結果の特徴量とを記憶部12に記憶させる。また、記憶部12には、実行条件として、未処理基板Wbが有する膜の種類を示すデータと、未処理基板Wbの膜厚分布を示すデータと、未処理基板Wbの厚みを示すデータと、未処理基板Wbの表面状態を示すデータとが予め記憶されている。膜の種類は、例えば、シリコン酸化膜、及びシリコン窒化膜のうちの少なくとも一方を含む。
プロセッサ11は、各種の実行条件と、エッチングの実行結果の特徴量とに基づいて、図3及び図9を参照して説明した各種の設定条件のうちの少なくとも1つ設定条件を補正する補正データを生成する。
続いて図13を参照して、本実施形態の基板処理装置100が実行する設定条件の補正方法について説明する。図13は、本実施形態の補正方法を示すフローチャートである。図13に示すように、本実施形態の補正方法は、ステップS11〜ステップS13を含む。
設定条件を補正する場合、プロセッサ11は、まず、図3、図5、図9、及び図12を参照して説明した実行条件と、図12を参照して説明した特徴量とを記憶部12に記憶させる(ステップS11)。
次に、プロセッサ11は、記憶部12から実行条件及び特徴量を読み出して取得し、取得した実行条件及び特徴量に基づき、図3及び図9を参照して説明した各種の設定条件のうちの少なくとも1つ設定条件を補正する補正データを生成する(ステップS12)。
次に、プロセッサ11は、補正データに基づいて、対応する設定条件を補正して(ステップS13)、図13に示す処理を終了する。
本実施形態のプロセッサ11は、機械学習によって生成された学習済みモデルを用いて、補正データを生成する。具体的には、プロセッサ11は、記憶部12から読み出して取得した実行条件及び特徴量を学習済みモデルに入力する。この結果、学習済みモデルから補正データが出力される。機械学習は、例えば、教師あり学習、教師なし学習、半教師あり学習、強化学習、及び深層学習のうちのいずれかである。
続いて図14を参照して、本実施形態の学習済みモデル130を説明する。図14は学習済みモデル130の模式図である。図14に示すように、学習済みモデル130は、ニューラルネットワークである。プロセッサ11は、ニューラルネットワークを用いて補正データを生成する。以下、学習済みモデル130を「ニューラルネットワーク130」と記載する場合がある。
図14に示すように、ニューラルネットワーク130は、入力層131と、中間層132と、出力層133とを有する。プロセッサ11は、記憶部12から読み出して取得した実行条件及び特徴量を入力層131に入力する。この結果、出力層133から補正データが出力される。なお、補正対象となる設定条件は予め定められてもよいし、ニューラルネットワーク130が補正対象となる設定条件を決定してもよい。また、図14に示すニューラルネットワーク130は中間層132が1層であるが、ニューラルネットワーク130は多層構造であってもよい。
続いて図15を参照して、本実施形態の基板処理装置100が実行する機械学習について説明する。図15は、本実施形態の学習方法を示すフローチャートである。図15に示すように、本実施形態の学習方法は、ステップS21〜ステップS23を含む。
機械学習を実行する場合、プロセッサ11に教師情報(教師データ)が入力される(ステップS21)。プロセッサ11は、入力された教師情報を記憶部12に記憶させる。教師情報は、図12を参照して説明した特徴量が最適な値を示す場合に得られる情報である。すなわち、教師情報は、特徴量が最適な値を示す場合に得た実行条件と、最適な値を示す特徴量とを含む。更に、教師情報は、特徴量が最適な値を示す場合に得た設定条件を含む。
次に、プロセッサ11は、記憶部12から教師情報(実行条件、特徴量及び設定条件)を読み出して取得し、取得した教師情報に基づいて機械学習を実行し(ステップS22)、学習済みモデル130を生成して(ステップS23)、図15に示す処理を終了する。具体的には、プロセッサ11は、複数の教師情報から、実行条件及び設定条件に応じたエッチング量の変化、並びに実行条件及び設定条件に応じたエッチング量の均一性の変化を測定し、測定結果に基づいて重み係数を更新する。
以上、実施形態1について説明した。本実施形態によれば、作業者が手動で設定条件を変更することなく、設定条件を補正(調整)することができる。したがって、作業者の負担を軽減することができる。
なお、設定条件は、本実施形態において説明した設定条件のうちの一部であってもよい。
また、実行条件に、基板処理装置100が設置される工場の環境条件を加えてもよい。具体的には、基板処理装置100が設置される雰囲気の温度、湿度、酸素濃度、アンモニア濃度、VOC濃度及び気圧、並びに工場が設置されている場所の高度を示す情報を、実行条件としてプロセッサ11に入力してもよい。この場合、工場に設置された温度センサ、湿度センサ、酸素濃度センサ、アンモニア濃度センサ、VOC濃度センサ、気圧センサ、及び高度センサから、温度データ、湿度データ、酸素濃度データ、アンモニア濃度データ、VOC濃度データ、気圧データ、及び高度データがプロセッサ11に入力される。
[実施形態2]
続いて図16を参照して、本発明の実施形態2について説明する。但し、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態2は、補正データ生成装置1100が補正データを生成する点で実施形態1と異なる。
図16は、実施形態2に係る基板処理システム1000の模式図である。図16に示すように、実施形態2に係る基板処理システム1000は、基板処理装置100と、検査装置200と、補正データ生成装置1100とを備える。
基板処理装置100は、通信インターフェイス14を備える。通信インターフェイス14は、補正データ生成装置1100との間の通信を制御する。具体的には、通信インターフェイス14は、実行条件を示すデータを補正データ生成装置1100に送信する。また、通信インターフェイス14は、補正データを補正データ生成装置1100から受信する。通信インターフェイス14は、例えば、LANボード又は無線LANボードである。基板処理装置100は、補正データ生成装置1100から受信した補正データに基づいて、補正対象の設定条件を補正(調整)する。
検査装置200は、通信インターフェイス201を備える。通信インターフェイス201は、補正データ生成装置1100との間の通信を制御する。具体的には、通信インターフェイス201は、特徴量を示すデータを補正データ生成装置1100に送信する。通信インターフェイス201は、例えば、LANボード又は無線LANボードである。
補正データ生成装置1100は、通信インターフェイス1101と、制御部1110とを備える。補正データ生成装置1100は、例えば、サーバ装置である。
通信インターフェイス1101は、基板処理装置100との間の通信、及び検査装置200との間の通信を制御する。具体的には、通信インターフェイス1101は、基板処理装置100から実行条件を示すデータを受信する。また、通信インターフェイス1101は、検査装置200から特徴量を示すデータを受信する。更に、通信インターフェイス1101は、基板処理装置100に対して補正データを送信する。
制御部1110は、基板処理装置100から受信した実行条件と、検査装置200から特徴量とに基づいて補正データを生成する。具体的には、制御部1110は、プロセッサ1111と、記憶部1112とを備える。プロセッサ1111は、例えば、中央処理演算機(CPU)である。あるいは、プロセッサ1111は、汎用演算機である。記憶部1112は、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。記憶部1112は、主記憶装置と、補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、例えば、半導体メモリーによって構成される。補助記憶装置は、例えば、半導体メモリー及び/又はハードディスクドライブによって構成される。記憶部1112は、リムーバブルメディアを含んでいてもよい。
プロセッサ1111は、実施形態1において説明したプロセッサ11と同様に、実行条件及び特徴量に基づいて補正データを生成する。プロセッサ1111は、補正データを生成すると、通信インターフェイス1101を介して、基板処理装置100に補正データを送信する。また、プロセッサ1111は、実施形態1において説明したプロセッサ11と同様に、教師情報(教師データ)に基づいて、学習済みモデル130を生成する。なお、教師情報のうち、実行条件を示すデータ及び設定条件を示すデータは、基板処理装置100が補正データ生成装置1100に送信する。また、教師情報のうち、特徴量を示すデータは、検査装置200が補正データ生成装置1100に送信する。
以上、実施形態2について説明した。本実施形態によれば、実施形態1と同様に、作業者が手動で設定条件を変更することなく、設定条件を補正(調整)することができる。したがって、作業者の負担を軽減することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、本発明の実施形態では、検査装置200が膜厚を測定したが、基板処理装置100が、膜厚を測定する膜厚測定センサを備えてもよい。
また、本発明の実施形態では、処理済み基板Waの半径位置ごとのエッチング量をプロットしてエッチングプロファイルを作製したが、処理済み基板Waの厚みの測定結果に基づいてエッチングプロファイルを作製してもよい。
また、本発明の実施形態では、サーモグラフィカメラ101が生成する画像信号(温度分布データ)に基づいて、プロセッサ11が、処理液ノズル41の先端における処理液Lの温度と、ガスノズル71の先端におけるガスGの温度とを検出したが、プロセッサ11は、温度センサ421及び温度センサ722の出力信号に基づいて、処理液ノズル41の先端における処理液Lの温度と、ガスノズル71の先端におけるガスGの温度とを検出してもよい。
また、本発明の実施形態では、プロセッサ11は、ビデオカメラ102が生成する撮像信号に基づいて、処理液Lの吐出開始タイミング、処理液Lの吐出停止タイミング、処理液Lの吐出流量変更タイミング、処理液Lの吐出流量立ち上がり特性、処理液Lの吐出流量立ち下がり特性、ガスGの噴出開始タイミング、ガスGの噴出停止タイミング、ガスGの噴出流量変更タイミング、ガスGの噴出流量立ち上がり特性、及びガスGの噴出流量立ち下がり特性を検出したが、プロセッサ11は、流量計425及び流量計726の出力信号に基づいて、処理液Lの吐出開始タイミング等を検出してもよい。
また、本発明の実施形態では、濃度センサ422を用いて処理液Lの純度を検出したが、比抵抗計を用いて処理液Lの純度を検出してもよい。同様に、本発明の実施形態では、濃度センサ724を用いてガスGの純度を検出したが、比抵抗計を用いてガスGの純度を検出してもよい。
また、本発明の実施形態では、ビデオカメラ102を用いて基板Wの偏心量及び基板Wの面振れ量を検出したが、変位センサを用いて基板Wの偏心量及び基板Wの面振れ量を検出してもよい。
また、本発明の実施形態において説明した実行条件のうちの一部を用いて補正データを生成してもよい。なお、好ましくは、使用する実行条件は、排気風速、排気風量、基板Wの回転速度、基板Wの回転加速度、基板Wの回転速度の変更タイミング、処理液ノズル41の半径方向の位置、処理液ノズル41の移動速度、処理液ノズル41の加速度、処理液ノズル41の半径方向の位置の変更タイミング、処理液ノズル41の移動速度の変更タイミング、液受け部8の鉛直方向の位置、液受け部8の移動速度、液受け部8の加速度、液受け部8の鉛直方向の位置の変更タイミング、液受け部8の移動速度の変更タイミング、処理液ノズル41の先端における処理液Lの温度、ガスノズル71の先端におけるガスGの温度、基板表面温度、処理液Lの吐出開始タイミング、処理液Lの吐出停止タイミング、処理液Lの吐出流量変更タイミング、処理液Lの吐出流量立ち上がり特性、処理液Lの吐出流量立ち下がり特性、ガスGの噴出開始タイミング、ガスGの噴出停止タイミング、ガスGの噴出流量変更タイミング、ガスGの噴出流量立ち上がり特性、ガスGの噴出流量立ち下がり特性、処理液Lのサックバック速度、処理液Lのサックバック停止位置、処理液Lのボタ落ちの有無、処理液Lの膜厚分布、液受け部8の上面及び外側面における処理液Lの付着の有無、液受け部8の上面及び外側面に付着している処理液Lの量、基板Wの偏心量、基板Wの面振れ量、給気風速、給気風量、第1処理液濃度、処理液Lの吐出流量、ガスGの噴出流量、FFU21の差圧、基板加熱温度、処理室2内の光量、液受け部8の温度、ノズルアーム43の温度、スピンベース31の温度、隔壁21の温度、処理液Lの純度、ガスGの純度、処理液ノズル41の位置の変化、ノズルアーム43の形状の変化、ヒータアーム52の形状の変化、リンス液ノズル61の位置の変化、ガスノズル71の位置の変化、液受け部8の位置の変化、液受け部8の形状の変化、チャックピン32の形状の変化、チャックピン32の摩耗度、気流分布、基板表面電位、バルブ233の差圧、処理液雰囲気濃度、処理室2内の湿度、処理室2内の酸素濃度、処理室2内のアンモニア濃度、処理室2内のVOC濃度、及び循環流路の圧力のうちの少なくとも1つを含む。より好ましくは、使用する実行条件は、排気風速、排気風量、基板Wの回転速度、基板Wの回転加速度、基板Wの回転速度の変更タイミング、処理液ノズル41の半径方向の位置、処理液ノズル41の移動速度、処理液ノズル41の加速度、処理液ノズル41の半径方向の位置の変更タイミング、処理液ノズル41の移動速度の変更タイミング、液受け部8の鉛直方向の位置、液受け部8の移動速度、液受け部8の加速度、液受け部8の鉛直方向の位置の変更タイミング、液受け部8の移動速度の変更タイミング、処理液ノズル41の先端における処理液Lの温度、ガスノズル71の先端におけるガスGの温度、基板表面温度、処理液Lの吐出開始タイミング、処理液Lの吐出停止タイミング、処理液Lの吐出流量変更タイミング、処理液Lの吐出流量立ち上がり特性、処理液Lの吐出流量立ち下がり特性、ガスGの噴出開始タイミング、ガスGの噴出停止タイミング、ガスGの噴出流量変更タイミング、ガスGの噴出流量立ち上がり特性、ガスGの噴出流量立ち下がり特性、処理液Lのサックバック速度、処理液Lのサックバック停止位置、処理液Lのボタ落ちの有無、処理液Lの膜厚分布、液受け部8の上面及び外側面における処理液Lの付着の有無、液受け部8の上面及び外側面に付着している処理液Lの量、基板Wの偏心量、基板Wの面振れ量、給気風速、給気風量、第1処理液濃度、処理液Lの吐出流量、ガスGの噴出流量のうちの少なくとも1つを含む。
また、本発明の実施形態において、基板Wは半導体ウエハであったが、基板Wは、液晶表示装置用基板、電界放出ディスプレイ(Field Emission Display:FED)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板及び太陽電池用基板のうちのいずれかであってもよい。
また、本発明の実施形態において、スピンチャック3は、複数のチャックピン32を基板Wの周端面に接触させる挟持式のチャックであったが、スピンチャック3は、非デバイス形成面である基板Wの裏面(下面)をスピンベース31の上面に吸着させることにより基板Wを水平に保持するバキューム式のチャックであってもよい。
また、本発明の実施形態において、基板処理装置100は、基板Wを1枚ずつ処理する枚葉型であったが、基板処理装置100は複数の基板Wを同時に処理するバッチ型であってもよい。
本発明は、基板を処理する基板処理装置に好適に用いられる。
2 処理室
8 液受け部
10 制御部
40 処理液供給部
41 処理液ノズル
70 ガス供給部
71 ガスノズル
72 ガス供給配管
100 基板処理装置
200 検査装置
231 排気ファン
232 排気ダクト
233 バルブ
300 処理液循環部
510 第1処理液成分供給部
520 第2処理液成分供給部
1000 基板処理システム
1100 補正データ生成装置
1110 制御部
W 基板

Claims (8)

  1. 基板をエッチングする基板処理装置の設定条件を補正する補正方法であって、
    前記エッチング実行時の実行条件のうちの少なくとも1つの実行条件と、前記エッチングの実行結果を示す少なくとも1つの特徴量とを取得する取得ステップと、
    前記少なくとも1つの実行条件と前記少なくとも1つの特徴量とに基づいて、前記設定条件のうちの少なくとも1つの設定条件を補正する補正データを生成する生成ステップと、
    前記基板処理装置が前記補正データに基づいて前記少なくとも1つの設定条件を補正する補正ステップと
    を含む補正方法。
  2. 前記取得ステップにおいて、機械学習によって生成された学習済みモデルに、前記少なくとも1つの実行条件と前記少なくとも1つの特徴量とが入力され、
    前記生成ステップにおいて、前記学習済みモデルから前記補正データが出力される、請求項1に記載の補正方法。
  3. 教師情報を機械学習させて前記学習済みモデルを生成する学習ステップを更に含み、
    前記教師情報は、前記少なくとも1つの特徴量が最適な値を示す場合に得た情報であり、前記少なくとも1つの特徴量と、前記少なくとも1つの実行条件と、前記少なくとも1つの設定条件とを含む、請求項2に記載の補正方法。
  4. 前記少なくとも1つの特徴量は、エッチング量と、エッチング量の均一性とのうちの少なくとも一方を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の補正方法。
  5. 前記基板処理装置は、
    前記基板を収容する処理室と、
    前記基板をエッチングする処理液を前記基板に向けて吐出する第1ノズルと、
    前記第1ノズルに前記処理液を供給する供給流路と、
    前記基板から飛散した前記処理液を受ける液受け部と、
    前記基板に向けてガスを噴出する第2ノズルと、
    前記処理室内へ空気を送るファンフィルタユニットと、
    前記処理室から気体を排気する排気ファンと
    を備え、
    前記エッチング実行時の実行条件は、
    前記第1ノズルの先端における前記処理液の温度と、
    前記第2ノズルの先端における前記ガスの温度と、
    前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量と、
    前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量と、
    前記第1ノズルから前記処理液が吐出を開始するタイミングと、
    前記第2ノズルから前記ガスが噴出を開始するタイミングと、
    前記第1ノズルからの前記処理液の吐出が停止するタイミングと、
    前記第2ノズルからの前記ガスの噴出が停止するタイミングと、
    前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の変更タイミングと、
    前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の変更タイミングと、
    前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の立ち上がり特性と、
    前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の立ち上がり特性と、
    前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の立ち下がり特性と、
    前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の立ち下がり特性と、
    前記第1ノズルの先端から前記処理液がボタ落ちしているか否かを示す情報と、
    前記供給流路を流れる前記処理液の濃度と、
    前記処理液の吐出が停止した後に、前記第1ノズルから前記供給流路の上流側に向けて前記処理液が吸い込まれる速度と、
    吸い込まれた前記処理液が停止する位置と、
    前記基板を覆う前記処理液の膜厚分布と、
    前記第1ノズルの位置と、
    前記第1ノズルの移動速度と、
    前記第1ノズルの加速度と、
    前記第1ノズルの位置の変更タイミングと、
    前記第1ノズルの移動速度の変更タイミングと、
    前記液受け部への前記処理液の付着の有無を示す情報と、
    前記液受け部に付着している前記処理液の量と、
    前記基板の回転速度と、
    前記基板の加速度と、
    前記基板の回転速度の変更タイミングと、
    前記基板の表面温度と、
    前記基板の偏心量と、
    前記基板の面振れ量と、
    前記液受け部の位置と、
    前記液受け部の移動速度と、
    前記液受け部の加速度と、
    前記液受け部の位置の変更タイミングと、
    前記液受け部の移動速度の変更タイミングと、
    前記ファンフィルタユニットが前記処理室内に送る空気の風速と、
    前記ファンフィルタユニットが前記処理室内に送る空気の風量と、
    前記処理室から排気される気体の風速と、
    前記処理室から排気される気体の風量と
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の補正方法。
  6. 前記基板処理装置は、
    前記基板を収容する処理室と、
    前記基板をエッチングする処理液を前記基板に向けて吐出する第1ノズルと、
    前記第1ノズルに前記処理液を供給する第1供給流路と、
    前記第1供給流路に接続し、前記処理液が循環する循環流路と、
    前記循環流路に前記処理液を供給する第2供給流路と、
    前記基板を加熱する加熱部と、
    前記基板から飛散した前記処理液を受け止める液受け部と、
    前記基板に向けてガスを噴出する第2ノズルと、
    前記第2ノズルに前記ガスを供給する第3供給流路と、
    前記処理室内へ空気を送るファンフィルタユニットと、
    前記処理室から気体を排気する排気ファンと、
    前記処理室から排気される気体が流れる排気ダクトと、
    前記排気ダクトに設置されたバルブと
    を備え、
    前記基板処理装置の設定条件は、
    前記循環流路における前記処理液の温度と、
    前記第1供給流路における前記処理液の温度と、
    前記第3供給流路における前記ガスの温度と、
    前記循環流路における前記処理液の濃度と、
    前記第1供給流路における前記処理液の濃度と、
    前記第2供給流路の圧力と、
    前記第3供給流路の圧力と、
    前記循環流路の圧力と、
    前記循環流路を流れる前記処理液の流量と、
    前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量と、
    前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量と、
    前記第1ノズルからの前記処理液の吐出を開始させる信号の発生タイミングと、
    前記第2ノズルからの前記ガスの噴出を開始させる信号の発生タイミングと、
    前記第1ノズルからの前記処理液の吐出を停止させる信号の発生タイミングと、
    前記第2ノズルからの前記ガスの噴出を停止させる信号の発生タイミングと、
    前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量を変更する信号の発生タイミングと、
    前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量を変更する信号の発生タイミングと、
    前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の立ち上がり特性と、
    前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の立ち上がり特性と、
    前記第1ノズルから前記処理液が吐出する流量の立ち下がり特性と、
    前記第2ノズルから前記ガスが噴出する流量の立ち下がり特性と、
    前記処理液の吐出が停止した後に、前記第1ノズルから前記第1供給流路の上流側に向けて前記処理液が吸い込まれる速度と、
    吸い込まれた前記処理液が停止する位置と、
    前記基板の回転速度と、
    前記基板の加速度と、
    前記基板の回転速度の変更タイミングと、
    前記第1ノズルの位置と、
    前記第1ノズルの移動速度と、
    前記第1ノズルの加速度と、
    前記第1ノズルの位置の変更タイミングと、
    前記第1ノズルの移動速度の変更タイミングと、
    前記基板を加熱する温度と、
    前記液受け部の位置と、
    前記液受け部の移動速度と、
    前記液受け部の加速度と、
    前記液受け部の位置の変更タイミングと、
    前記液受け部の移動速度の変更タイミングと、
    前記ファンフィルタユニットの差圧と、
    前記バルブの差圧と、
    前記処理室から排気される気体の風速と、
    前記処理室から排気される気体の風量と、
    前記処理室内の光量と
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の補正方法。
  7. 基板をエッチングする基板処理装置であって、
    前記エッチング実行時の実行条件のうちの少なくとも1つの実行条件と、前記エッチングの実行結果を示す少なくとも1つの特徴量とに基づいて、前記基板処理装置の設定条件のうちの少なくとも1つの設定条件を補正する補正データを生成する制御部を備え、
    前記制御部は、前記補正データに基づいて前記少なくとも1つの設定条件を補正する、基板処理装置。
  8. 基板をエッチングする基板処理装置と、前記基板処理装置の設定条件を補正する補正データを出力する補正データ生成装置とを備える基板処理システムであって、
    前記補正データ生成装置は、前記エッチング実行時の実行条件のうちの少なくとも1つの実行条件と、前記エッチングの実行結果を示す少なくとも1つの特徴量とに基づいて、前記基板処理装置の設定条件のうちの少なくとも1つの設定条件を補正する補正データを生成する制御部を備え、
    前記基板処理装置は、前記補正データに基づいて前記少なくとも1つの設定条件を補正する、基板処理システム。
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