JP2020003895A - スケジュール管理装置及びスケジュール管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、緊急の対応が必要な案件が発生すると、その案件の難易度と作業員のスキルとから対応できる作業員を割り当てるとともに、当該作業員が作業する予定のもともとの案件の作業が時間的に間に合わなくなる場合には、他の作業員にもともとの案件を変更する技術が提案されている。また、特許文献2には、緊急の対応が必要な案件が発生すると、その案件も含めて各作業員が未対応の案件を取得し、その時点での各作業員の場所やスキルと、各案件の難易度や場所から、新たに各作業員の作業スケジュールを再作成する技術が提案されている。
例えば、顧客にとって利用頻度が高い機能について作業が迅速になされないと、顧客の不満につながりやすく、このような案件は重要度が高いといえる。また、大口顧客や不満を抱えている顧客に対して対応を誤ることで、失注や大きなクレームにつながることが考えられ、このような顧客の案件も重要度が高いといえる。
そして、重要度の高い案件に対して、上記したような作業現場で突発的に発生した顧客からの様々な要望や質問に対する適切な対応ができないと、クレーム対応などの別の業務が発生する場合もあり、結果として、全体の作業効率が悪化する恐れもある。
保守対象の保守作業に関する案件の難易度及び重要度を含む案件情報を取得する案件情報取得手段と、
前記保守対象の保守作業を行う作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルを含む作業員情報を取得する作業員情報取得手段と、
前記案件情報に含まれる案件の難易度及び重要度と、前記作業員情報に含まれる作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルとに基づいて、案件に対して対応可能な作業員を割り当てる割当手段と、
前記割当手段による割当結果に基づいて、作業員の作業スケジュールを作成するスケジュール作成手段と、
を備えることを特徴とする。
保守対象の保守作業を実施する作業員が保持する端末装置と、
前記スケジュール管理装置と、を備え、
前記スケジュール管理装置は、作業員の作業スケジュールを作成して前記端末装置に送信することを特徴とする。
まず、本実施の形態に係るスケジュール管理システム1の構成について説明する。
図1は、スケジュール管理システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、スケジュール管理システム1は、スケジュール管理装置10と、一乃至複数の画像形成装置20と、一乃至複数の端末装置30と、を備えて構成されている。なお、図1においては、便宜上、画像形成装置20及び端末装置30の数を1つとしている。
スケジュール管理システム1を構成する各装置は、通信ネットワークNにデータ通信可能に接続される。通信ネットワークNは、具体的には、電話回線、専用線、移動体通信網、通信衛星網、CATV回線等の様々な通信回線を適用可能なLAN(Local Area Network)である。なお、WAN(Wide Area Network)やインターネット等の様々なネットワーク形態を適用してもよい。
スケジュール管理装置10は、例えば、サービスセンターなどに設置されるデスクトップPC(Personal Computer)等の情報処理装置である。
スケジュール管理装置10は、保守対象である画像形成装置20の保守作業に関する案件の管理をするとともに、その案件に対応する作業員(サービスマン)の作業スケジュールを作成、管理する。
図2に示すように、スケジュール管理装置10は、例えば、制御部(案件情報取得手段、作業員情報取得手段、割当手段、スケジュール作成手段、確定手段、案件検知手段、履歴情報取得手段)11と、操作表示部12と、記憶部13と、通信部14と、を備えて構成されている。
制御部11は、スケジュール管理装置10の動作を中央制御する。具体的には、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory )などを備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部13に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、スケジュール管理装置10の各部を統括制御する。
操作表示部12は、制御部11から入力される表示制御信号に従って、各種設定画面、各種ボタン、各機能の動作状況等の表示を行う。操作表示部12は、画面上に表示されたボタンが手指やタッチペン等で押下された場合、押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置に対応付けられた操作信号を制御部11に出力する。なお、タッチパネルは感圧式に限らず、例えば静電式や光式等であってもよい。また、操作表示部12は、表示画面外に各種ハードキーを備え、ハードキーが押下された場合、押下されたキーに対応付けられた操作信号を制御部11に出力する。
例えば、記憶部13には、装置情報テーブル131、案件情報テーブル132、スケジュール情報テーブル133、顧客情報テーブル134、作業員情報テーブル135、履歴情報テーブル136等が格納されている。
例えば、図3(a)に示すように、装置情報には、装置番号、データ取得日、画像形成枚数、FAX利用数、スキャン利用数、ジャム回数、クレーム回数、依頼内容等の情報が含まれる。これらの情報は、画像形成装置20から装置情報が送信されてくると、或いは、サービスセンターに顧客から対応依頼が入ると蓄積されていく。
例えば、図3(b)に示すように、案件情報には、案件NO.、装置番号、顧客名、作業場所、難易度、重要度、作業時間、許容時間、必要部品等の情報が含まれる。これらの情報は、例えば新たな案件が発生したタイミングなどで随時更新される。
このうち、難易度及び重要度は、後述の新規案件登録処理において、その程度を示す値がそれぞれ算出され、設定される。また、作業時間及び許容時間も、後述の新規案件登録処理において、それぞれの時間が設定される。
例えば、図3(c)に示すように、スケジュール情報には、作業員名、案件NO.、装置番号、顧客名、作業場所、確定フラグ、作業時間、移動開始時刻、作業開始時刻、作業終了時刻等の情報が含まれる。これらの情報は、例えばスケジュールが作成(更新)されたタイミングなどで随時更新される。
なお、確定フラグは、その作業者が案件を担当することが確定されていることを示すフラグである。
例えば、図3(d)に示すように、顧客情報には、顧客名、装置番号、顧客住所、売上規模、売上高、利益額、不満スコア、利用頻度、保守契約、CE指名等の情報が含まれる。これらの情報は、何らかの変更が発生したタイミングで更新される。
例えば、図3(e)に示すように、作業員情報には、作業員名、年齢、性別、所属、現在値、移動手段、保守作業スキル、ITスキル、コミュニケーションスキル、保有部品等の情報が含まれる。これらの情報は、作業員の状況に応じて随時更新される。
このうち、保守作業スキルは、難易度対応スキルとして機能し、所定の算出式によりそのスキルの程度を示す値が設定されている。
また、ITスキル、コミュニケーションスキルは、重要度対応スキルとして機能し、所定の算出式によりそのスキルの程度を示す値が設定されている。これは、近年、より顧客満足度が重要視されており、これに必要なスキルとしてコミュニケーションスキルが、そして近年の画像形成装置は豊富なネットワーク機能が搭載されており、顧客がこれを活用するために作業員にはITスキルが、それぞれ必要とされているからである。
例えば、図3(f)に示すように、履歴情報には、案件NO.、訪問日、装置番号、使用部品、作業内容、作業時間等の情報が含まれる。これらの情報は、案件対応が終了すると更新される。
画像形成装置20は、例えば、プリンター機能、スキャナー機能、コピー機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を有する複合機である。画像形成装置20は、原稿から画像を読み取って得られた画像データ又は外部機器から受信した画像データに基づいて、用紙上に画像を形成する。
図4に示すように、画像形成装置20は、制御部21と、画像読取部22と、操作表示部23と、画像形成部24と、記憶部25と、通信部26と、を備えて構成されている。
操作表示部23は、制御部21から入力される表示制御信号に従って、各種設定画面、各種ボタン、各機能の動作状況等の表示を行う。操作表示部23は、画面上に表示されたボタンが手指やタッチペン等で押下された場合、押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置に対応付けられた操作信号を制御部31に出力する。なお、タッチパネルは感圧式に限らず、例えば静電式や光式等であってもよい。また、操作表示部23は、表示画面外に各種ハードキーを備え、ハードキーが押下された場合、押下されたキーに対応付けられた操作信号を制御部31に出力する。画像形成装置20のユーザーは、操作表示部23を操作して、画像形成に関する各種設定、装置の起動、停止操作などを行うことができる。
端末装置30は、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイス、携帯電話機等の各作業員が所持して使用する携帯型端末機器である。ただし、端末装置30は、デスクトップPC等の据え置き型の端末装置であってもよい。
端末装置30には、Webブラウザなどのアプリケーションソフトウェアが搭載されている。端末装置30は、通信ネットワークNを用いて、スケジュール管理装置10や他の端末装置30との間で相互に通信を行う。
図5に示すように、端末装置30は、例えば、制御部31と、操作表示部(確定手段)32と、記憶部33と、通信部34と、を備えて構成されている。
操作表示部32は、制御部31から入力される表示制御信号に従って、各種設定画面、各種ボタン、各機能の動作状況等の表示を行う。操作表示部32は、画面上に表示されたボタンが手指やタッチペン等で押下された場合、押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置に対応付けられた操作信号を制御部31に出力する。なお、タッチパネルは感圧式に限らず、例えば静電式や光式等であってもよい。また、操作表示部32は、表示画面外に各種ハードキーを備え、ハードキーが押下された場合、押下されたキーに対応付けられた操作信号を制御部31に出力する。作業員は、操作表示部32を介して、保守作業のスケジュールを確認、確定することができる。
例えば、記憶部33には、その端末装置30を保有する作業員の保守作業のスケジュール情報が格納される。なお、このスケジュール情報は、スケジュール管理装置10により作成され、送信されてくる。
次に、本実施の形態に係るスケジュール管理システム1の動作について説明する。
スケジュール管理装置10は、画像形成装置20から受信した装置情報の分析結果に基づき、或いは、サービスセンターに対する顧客からの対応依頼に基づき、画像形成装置20の保守作業の案件を登録する新規案件登録処理を実行する。
また、スケジュール管理装置10は、新規案件登録処理にて登録された案件を、作業員に割り当てて、作業員の作業スケジュールを作成するスケジュール作成処理を実行する。
また、端末装置30は、スケジュール管理装置10から受信したスケジュール情報に基づきスケジュール画面を表示するとともに、作業員による確定指示操作に従って、案件ごとにスケジュールを確定するスケジュール確定処理を実行する。
以下、これら各処理の詳細について説明する。
図6は、スケジュール管理装置10により実行される新規案件登録処理を示すフローチャートである。
スケジュール管理装置10において、例えば、サービスセンターの業務開始前のバッチ処理が実施されたことや、サービスセンターに顧客から対応依頼が入ったことをトリガーとして、制御部11は、かかる処理を実行する。
例えば、制御部11は、装置情報から把握できる装置の利用状況と、過去の傾向等に基づいて、故障確率が高いと判断される装置を、保守作業が必要と判断することができる。
ここで、故障確率を判断するための装置情報としては、例えば、画像形成枚数、ローラー等の駆動時間、回転数、紙詰まりの発生回数、サンプル画像を作成して検査した際の画質劣化度合いなどの情報が、スケジュール管理装置10に送信される。
従って、上記の例では、保守作業によるダウンタイム時間が長い案件、顧客による利用頻度が高い機能についての保守作業となる案件、利益の高い顧客の案件、不満の高まっている顧客の案件について、重要度が高くなる。
図7は、作業時間設定処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、制御部11は、その案件の情報(装置番号、保守作業の対象となる機能)から、履歴情報テーブル136を参照して、過去の類似案件を検索する(ステップS151)。
そして、類似案件があったか否かを判断し(ステップS152)、類似案件があった場合(ステップS152:YES)、制御部11は、類似案件の作業時間をその案件の作業時間として設定し(ステップS153)、本処理を終了する。
一方、類似案件がない場合(ステップS152:NO)、制御部11は、予め定められた規定の作業時間を設定し(ステップS154)、本処理を終了する。なお、ステップS154においては、管理者が任意で作業時間を設定しても良い。
図8は、許容期間設定処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、制御部11は、顧客情報テーブル134を参照して、その案件の顧客の保守契約に許容期間が定められているか否かを判断する(ステップS161)。
そして、許容期間が定められていた場合(ステップS161:YES)、制御部11は、定められた許容期間をその案件の許容期間として設定し(ステップS162)、本処理を終了する。
一方、許容期間が定められていない場合(ステップS161:NO)、制御部11は、予め設定された規定の許容期間をその案件の許容期間として設定し(ステップS163)、本処理を終了する。なお、ステップS163においては、管理者が任意で許容期間を設定しても良い。
一方、サービスセンターに顧客の対応依頼がないと判断した場合(ステップS19:NO)、制御部11は、本処理を終了する。
なお、本実施の形態では、スケジュール管理装置10側で分析する例を示したが、画像形成装置20が自己診断して結果を送信しても良いし、中継サーバーで画像形成装置20から装置情報を受信・分析してスケジュール管理装置10に送信するようにしても良い。
図9は、スケジュール管理装置10により実行されるスケジュール作成処理を示すフローチャートである。
スケジュール管理装置10において、例えば、上記新規案件登録処理により新規案件が登録されたことをトリガーとして、制御部11は、かかる処理を実行する。
具体的に、制御部11は、当日対応案件の難易度及び重要度と、作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルとに基づいて、条件を満たす作業員(案件に対して対応可能な作業員)を抽出する。
ここで、案件の難易度及び重要度により、作業員に必要とされる難易度対応スキル及び重要度対応スキルが定義されている。そして、その必要とされる難易度対応スキル及び重要度対応スキルを満たす作業員が、対応可能な作業員として抽出される。
なお、必要とされるスキルとしては、必須スキルの他、推奨スキルが含まれても良い。そして、必須スキルの他、推奨スキルを保持する作業員が、より対応力が高い作業員として抽出される。
すなわち、制御部11は、上記ステップS33において、複数の当日対応案件のそれぞれに対して対応可能な作業員を抽出しているが、重要度の高い案件から順番に、作業員を割り当てていく。
このとき、制御部11は、当日対応案件の作業場所と、各作業員の確定案件の作業場所とに基づいて、各案件の近隣に位置する作業員を割り当てる。また、制御部11は、その案件の作業において必要な部品を保有している作業員を割り当てる。また、制御部11は、その案件の許容期間内で作業可能な作業員を割り当てる。
ここで、「条件を緩和する」とは、作業員の必要スキルの程度を低くすることである。
具体的に、制御部11は、翌日以降対応案件の難易度及び重要度と、作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルとに基づいて、条件を満たす作業員(案件に対して対応可能な作業員)を抽出する。
具体的に、制御部11は、翌日以降対応案件の作業場所及び必要な部品と、各作業員の確定案件及び未確定案件の作業場所及び保有部品に基づいて、当日訪問可能と判断される案件を取得し、当日対応案件として予定を割り振る。
一方、確定通知を受信した場合(ステップS41:YES)、制御部11は、確定された案件に対して確定フラグをたて(ステップS42)、本処理を終了する。
なお、かかる処理は上記新規案件登録処理により新規案件が登録されたタイミングでなされるため、サービスセンターの業務開始前の所定時刻の他、サービスセンターに顧客から依頼が入った際にも、実行される。
そのため、サービスセンターに顧客から依頼が入った際には、すぐに作業員のスケジュールが調整されるので、迅速な対応が可能となる。
また、図10は、端末装置30により実行されるスケジュール確定処理を示すフローチャートである。
端末装置30において、例えば、スケジュール管理装置10から送信されたスケジュール更新通知を受信したことをトリガーとして、制御部31は、かかる処理を実行する。
作業員は、アポイントメント取得後、端末装置30の操作表示部32を介して確定指示操作を行う。
一方、確定指示操作が行われたと判断すると(ステップS52:YES)、制御部31は、当該案件を確定として設定し(ステップS53)、確定したことを示す確定通知をスケジュール管理装置10に送信し(ステップS54)、本処理を終了する。
なお、割り当てられた案件が、所定時間以上、確定されない場合には、他の作業員に再度割り当てても良いし、管理者から作業員に直接連絡するなどの対応をしても良い。
図11(a)は、ある作業員に対して、作業開始時刻前に送信されたスケジュールを示すスケジュール画面の一例である。図11(b)は、その作業員に対して、日中(突発的な案件が入ったことにより)、変更されて送信されたスケジュールを示すスケジュール画面の一例である。
図11(a)では、「9時〜10時:AA商事」「10時〜11時:BB工務店」「11時〜12時:CC工業」の3つの案件が、確定されている。また、「13時〜15時:株式会社EE」の案件が、未確定な状態である。
図11(b)では、「13時〜15時:DD印刷」が新たに割り当てられ、図11(a)の画面において未確定であった「13時〜15時:株式会社EE」の案件が、「15時30分〜17時:株式会社EE」に変更されている。
以上のように、本実施の形態によれば、制御部11は、保守対象の保守作業に関する案件の難易度及び重要度を含む案件情報と、保守対象の保守作業を行う作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルを含む作業員情報を取得し、案件情報に含まれる案件の難易度及び重要度と、作業員情報に含まれる作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルに基づいて、案件に対して対応可能な作業員を割り当て、その割当結果に基づいて、作業員の作業スケジュールを作成する。
このため、案件の重要度を考慮して作業員を割り当てることで、より適切な作業員の配置が可能となる。よって、全体としての作業効率をより高めるとともに、顧客に対してより適切な対応が可能となる。
このため、案件の重要度が高い程、優先的に作業員を配置することができる。
このため、確定案件(例えば、顧客との間で合意がとられていたような案件)については、作業員の再割り当てが行われず、他の作業員に振り替えられることがないため、例えば、顧客の合意を得た作業員と異なる作業員が作業現場に現れることで顧客に不信感を与えるなどのおそれを防ぐことができる。
このため、既存のスケジュール(作業場所)を加味して、作業員を割り当てることで、より迅速な対応が可能となる。
このため、顧客からの対応依頼時と、装置からの定期的な情報提供時において、新規案件の発生を検知することができる。
このため、作業員にとって無理のないスケジュールを作成できる。
このため、予め定められた保守契約がある場合には、これに基づき許容期間を設定することができる。
このため、作業員の保有している部品を加味して作業員を割り当てることで、より迅速な対応が可能となる。
このため、保守作業によるダウンタイム時間が長い案件、顧客による利用頻度が高い機能についての保守作業となる案件、利益の高い顧客の案件、不満の高まっている顧客の案件について、重要度を高くできる。よって、これらの案件に対して、より適切な作業員を配置することが可能となる。
このため、ITスキル、コミュニケーションスキルの高い作業員について、重要度対応スキルを高くできる。よって、重要度の高い案件に対して、ITスキル、コミュニケーションスキルの高い作業員を配置することが可能となる。
このため、過去の実績に基づいて作業時間を設定することで、より正確な作業スケジュールとすることができる。
このため、画像形成装置に保守作業において、案件の重要度も考慮して作業員を割り振ることが可能となる。
10 スケジュール管理装置
11 制御部(案件情報取得手段、作業員情報取得手段、割当手段、スケジュール作成手段、確定手段、案件検知手段、履歴情報取得手段)
12 操作表示部
13 記憶部
131 装置情報テーブル
132 案件情報テーブル
133 スケジュール情報テーブル
134 顧客情報テーブル
135 作業員情報テーブル
136 履歴情報テーブル
14 通信部
20 画像形成装置
21 制御部
22 画像読取部
23 操作表示部
24 画像形成部
25 記憶部
26 通信部
30 端末装置
31 制御部
32 操作表示部(確定手段)
33 記憶部
34 通信部
保守対象の保守作業に関する案件の難易度及び重要度を含む案件情報を取得する案件情報取得手段と、
前記保守対象の保守作業を行う作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルを含む作業員情報を取得する作業員情報取得手段と、
前記案件情報に含まれる案件の難易度及び重要度と、前記作業員情報に含まれる作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルとに基づいて、案件に対して対応可能な作業員を割り当てる割当手段と、
前記割当手段による割当結果に基づいて、作業員の作業スケジュールを作成するスケジュール作成手段と、
を備え、
前記案件情報には、案件の作業完了までの許容期間が含まれ、
前記案件情報取得手段は、保守対象の装置の保守契約において許容期間が定められているか否かを判断し、保守契約に許容期間が定められている場合には、当該保守契約に定められた許容期間を案件の許容期間として設定し、保守契約に許容期間が定められていない場合には、規定の期間を案件の許容期間に設定し、
前記割当手段は、案件の許容期間内で作業可能な作業員を割り当てることを特徴とする。
Claims (13)
- 保守対象の保守作業に関する案件の難易度及び重要度を含む案件情報を取得する案件情報取得手段と、
前記保守対象の保守作業を行う作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルを含む作業員情報を取得する作業員情報取得手段と、
前記案件情報に含まれる案件の難易度及び重要度と、前記作業員情報に含まれる作業員の難易度対応スキル及び重要度対応スキルとに基づいて、案件に対して対応可能な作業員を割り当てる割当手段と、
前記割当手段による割当結果に基づいて、作業員の作業スケジュールを作成するスケジュール作成手段と、
を備えることを特徴とするスケジュール管理装置。 - 前記割当手段は、複数の案件のそれぞれに対して対応可能な作業員を抽出し、重要度の高い案件から順番に、作業員を割り当てることを特徴とする請求項1に記載のスケジュール管理装置。
- 案件ごとに作業員の割り当てを確定させる確定手段を備え、
前記割当手段は、新規案件が発生した場合、作業員の割り当てが確定していない未確定案件及び前記新規案件に対して、作業員を割り当て、
前記スケジュール作成手段は、前記割当手段による割当結果に基づいて、前記作業スケジュールを更新することを特徴とする請求項1又は2に記載のスケジュール管理装置。 - 前記案件情報には、案件の作業場所が含まれ、
前記割当手段は、新規案件が発生した場合、当該新規案件の作業場所と、作業員の確定案件の作業場所とに基づいて、前記新規案件に対して近隣に位置する作業員を割り当てることを特徴とする請求項3に記載のスケジュール管理装置。 - 顧客からの対応依頼があった場合、または、保守対象の装置から送信された装置情報の分析により保守作業が必要と判断された場合に、前記新規案件の発生を検知する案件検知手段を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のスケジュール管理装置。
- 前記案件情報には、案件の作業完了までの許容期間が含まれ、
前記割当手段は、案件の許容期間内で作業可能な作業員を割り当てることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のスケジュール管理装置。 - 前記案件情報取得手段は、保守対象の装置の保守契約において許容期間が定められているか否かを判断し、保守契約に許容期間が定められている場合には、当該保守契約に定められた許容期間を案件の許容期間として設定し、保守契約に許容期間が定められていない場合には、規定の期間を案件の許容期間に設定することを特徴とする請求項6に記載のスケジュール管理装置。
- 前記案件情報には、案件の作業において必要な部品が含まれ、
前記作業員情報には、作業員の保有している部品が含まれ、
前記割当手段は、案件の作業において必要な部品を保有している作業員を割り当てることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のスケジュール管理装置。 - 案件の重要度は、保守作業によるダウンタイム時間、保守作業の対象となる機能とその機能の顧客による利用頻度、顧客から得ている利益、及び顧客の不満スコアの少なくとも1つに基づいて設定されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のスケジュール管理装置。
- 作業員の重要度対応スキルは、ITスキル、コミュニケーションスキルの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のスケジュール管理装置。
- 過去の案件の作業内容及び作業時間を含む履歴情報を取得する履歴情報取得手段を備え、
前記案件情報取得手段は、新規案件が発生した場合、前記履歴情報を参照して、当該新規案件に対して過去の類似案件がないか照合し、類似案件があった場合には、その類似案件の作業時間を新規案件の作業時間として設定し、
前記スケジュール作成手段は、設定された作業時間で作業スケジュールを作成することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のスケジュール管理装置。 - 前記保守対象は、画像形成装置であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のスケジュール管理装置。
- 保守対象の保守作業を実施する作業員が保持する端末装置と、
請求項1から12のいずれか一項に記載のスケジュール管理装置と、を備え、
前記スケジュール管理装置は、作業員の作業スケジュールを作成して前記端末装置に送信することを特徴とするスケジュール管理システム。
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