JP2016071871A - システム、情報処理装置、サービス決定方法及びプログラム - Google Patents

システム、情報処理装置、サービス決定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機器から取得した情報の解析結果を有効に活用しつつ、保守作業の効率を向上させることができるシステム、情報処理装置、サービス決定方法及びプログラムを提供する。【解決手段】機器から、当該機器に関する機器情報を取得する機器情報取得部250と、取得された機器情報に基づく解析を行う解析部254と、解析結果に基づいて、機器を次回保守する際に当該解析結果に基づく保守を併せて行うというサービスを含む複数種類のサービスの中から、機器に対するサービスを決定するサービス決定部256と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、システム、情報処理装置、サービス決定方法及びプログラムに関する。
従来から、顧客環境に設置された画像形成装置からリモートで情報を収集し、異常を検知すると保守要員を派遣して保守作業を行ったり、収集した情報を解析することで消耗部品の交換時期を予測し、消耗部品の予防保守(消耗部品が消耗する前の保守)の計画を立てたりする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述したような従来技術は、機器から取得した情報の解析結果を複数種類の保守サービスに有効活用しているが、必要な保守の発生を通知したり、必要な保守の発生時期を予測したりするものに過ぎない。
従って、上述したような従来技術では、機器に対する保守作業を行うために、カスタマーエンジニアを顧客環境に訪問させる回数が増加する傾向にあり、保守作業の効率も悪化する傾向にある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、機器から取得した情報の解析結果を有効に活用しつつ、保守作業の効率を向上させることができるシステム、情報処理装置、サービス決定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかるシステムは、機器から、当該機器に関する機器情報を取得する機器情報取得部と、前記取得された機器情報に基づく解析を行う解析部と、解析結果に基づいて、前記機器を次回保守する際に当該解析結果に基づく保守を併せて行うというサービスを含む複数種類のサービスの中から、前記機器に対するサービスを決定するサービス決定部と、を備える。
本発明によれば、機器から取得した情報の解析結果を有効に活用しつつ、保守作業の効率を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態のシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の機器のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態の機器の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態のセンターシステムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、第1実施形態のセンターシステムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図6は、第1実施形態の端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図7は、第1実施形態の端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図8は、第1実施形態のサービスカルテを示す図である。 図9は、第1実施形態の故障診断予測を示す図である。 図10は、第1実施形態の機器履歴を示す図である。 図11は、第1実施形態の転写紙ジャムを示す図である。 図12は、第1実施形態の原稿ジャムを示す図である。 図13は、第1実施形態のSC情報を示す図である。 図14は、第1実施形態のカウンター情報を示す図である。 図15は、第1実施形態のシステムで実行される処理の一例を示すシーケンス図である。 図16は、第2実施形態のシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図17は、第2実施形態のセンターシステムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図18は、第2実施形態の在庫管理システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図19は、第2実施形態の在庫管理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図20は、第2実施形態のシステムで実行される処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかるシステム、情報処理装置、サービス決定方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のシステム1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、システム1は、機器100と、センターシステム200(情報処理システムの一例)と、端末300とを、備える。
機器100、センターシステム200、及び端末300は、ネットワーク2を介して接続されている。ネットワーク2は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)などにより実現できる。
機器100は、顧客環境に設置された管理対象の機器である。機器100は、例えば、印刷装置、複写機、複合機、スキャナ装置、及びファクシミリ装置等の画像形成装置、プロジェクタ、カメラ、エアコン、冷蔵庫、蛍光灯、自販機、及びハンドヘルド型端末等の各種電子機器、並びにPC(Personal Computer)等の情報処理装置などが挙げられる。複合機は、複写機能、印刷機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有するものである。
第1実施形態では、機器100は、ネットワーク2に接続可能な画像形成装置である場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。例えば、機器100は、ネットワーク2に接続していない機器であってもよい。この場合、機器100は、ネットワーク2に接続された仲介装置などに接続されていればよい。なお、図1に示す例では、機器100は、1台のみ図示されているが、実際には、複数台存在する。
センターシステム200は、1台以上の情報処理装置により構成されるシステムである。センターシステム200は、機器100の状態を管理することで、機器100に対するサービスを決定する。
端末300は、機器100に対するサービスを行うカスタマーエンジニアが使用する端末であり、例えば、タブレット端末、スマートフォン、及びPCなどが挙げられる。端末300は、センターシステム200により決定されたサービスに関するサービス情報を表示することで、カスタマーエンジニアが機器100に対するサービスを行うことを支援する。なお、図1に示す例では、端末300は、1台のみ図示されているが、実際には、複数台(例えば、カスタマーエンジニアの人数分)存在する。
図2は、第1実施形態の機器100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、機器100は、コントローラ110とエンジン部(Engine)160とをPCIバスで接続した構成となる。コントローラ110は、機器100の全体の制御、描画、通信、及び操作表示部120からの入力を制御するコントローラである。エンジン部160は、PCIバスに接続可能なエンジンであり、例えば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、若しくは4ドラムカラープロッタ等のプリンタエンジン、又はスキャナ等のスキャナエンジンなどである。エンジン部160には、エンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分も含まれる。
コントローラ110は、CPU111と、ノースブリッジ(NB)113と、システムメモリ(MEM−P)112と、サウスブリッジ(SB)114と、ローカルメモリ(MEM−C)117と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)116と、ハードディスクドライブ(HDD)118とを有し、ノースブリッジ(NB)113とASIC116との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス115で接続した構成となる。また、MEM−P112は、ROM112aと、RAM112bとをさらに有する。
CPU111は、機器100の全体制御を行うものであり、NB113、MEM−P112およびSB114からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB113は、CPU111とMEM−P112、SB114、AGPバス115とを接続するためのブリッジであり、MEM−P112に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P112は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM112aとRAM112bとからなる。ROM112aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM112bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB114は、NB113とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB114は、PCIバスを介してNB113と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC116は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス115、PCIバス、HDD118およびMEM−C117をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC116は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC116の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C117を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部160との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC116には、PCIバスを介してUSB140、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース(I/F)150が接続される。操作表示部120はASIC116に直接接続されている。
MEM−C117は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD118は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス115は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインタフェースであり、MEM−P112に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
図3は、第1実施形態の機器100の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、機器100は、機器監視部170と、機器情報記憶部172と、機器情報通知部174とを、含む。
機器監視部170及び機器情報通知部174は、例えば、CPU111及びMEM−P112により実現でき、機器情報記憶部172は、例えば、HDD118及びMEM−P112の少なくともいずれかにより実現できる。
機器監視部170は、機器100を監視して、機器100に関する機器情報を生成し、機器情報記憶部172に記憶する。機器情報は、機器100を識別する識別情報、及び機器100の状態に関する状態情報などを含む。識別情報は、例えば、シリアルナンバー、モデル名、及びMACアドレスなどが挙げられる。状態情報は、例えば、機器100で発生した障害に関する障害情報や消耗部品に関する消耗部品情報などが挙げられる。
障害情報は、例えば、障害がジャム(JAM:紙詰まり)であれば、発生箇所や発生時刻などが挙げられる。また、転写ベルト上の汚れの発生などであれば、汚れを検知するセンサのセンサ値などが挙げられる。なお、障害情報は、障害毎に、最新の情報に加え所定回数分の履歴(過去の情報)を含んでいてもよい。
消耗部品情報は、消耗部品の消耗度に関する情報(例えば、カウンタ値や使用回数)、消耗部品の予め定められた寿命値(メーカの保証値)、1ジョブあたりのページ数、及び温湿度などが挙げられる。
但し、機器情報に含まれる各情報は、上述した例に限定されるものではない。
機器情報通知部174は、機器監視部170により生成された機器情報をセンターシステム200に通知する。本実施形態では、機器情報通知部174は、1日1回、機器情報記憶部172から機器情報を取得して、センターシステム200に通知するものとするが、これに限定されるものではない。
図4は、第1実施形態のセンターシステム200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。センターシステム200は、CPUやGPU(Graphics Processing Unit)などの制御装置202と、ROMやRAMなどの記憶装置204と、HDDやSSD(Solid State Drive)などの外部記憶装置206と、ディスプレイなどの表示装置207と、キーボードやマウスなどの入力装置208と、通信インタフェースなどの通信装置210と、を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
図5は、第1実施形態のセンターシステム200の機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、センターシステム200は、機器情報取得部250と、機器情報記憶部252と、サービス履歴記憶部253と、解析部254と、サービス決定部256と、サービス情報記憶部258と、サービス情報通知部260とを、含む。
機器情報取得部250、解析部254、サービス決定部256、及びサービス情報通知部260は、例えば、制御装置202及び記憶装置204により実現でき、機器情報記憶部252、サービス履歴記憶部253、及びサービス情報記憶部258は、例えば、記憶装置204及び外部記憶装置206の少なくともいずれかにより実現できる。
機器情報取得部250は、機器100から、当該機器100の機器情報を取得し、機器情報記憶部252に記憶する。なお、機器情報記憶部252に既に記憶されている機器100の機器情報と、新たに機器情報記憶部252に記憶する機器100の機器情報とに重複部分がある場合には、機器情報取得部250は、重複した情報をマージして機器情報記憶部252に記憶すればよい。
サービス履歴記憶部253は、機器100に対する複数種類のサービスの実行履歴を示すサービス履歴情報を記憶する。サービスの実行履歴は、例えば、カスタマーエンジニアが顧客環境に出向き機器100に対して行った保守作業の履歴などが挙げられる。保守作業の履歴は、保守作業を行った機器100のシリアルナンバー及びモデル名、保守の種別、保守作業の内容、発生日時、並びに終了日時などが挙げられる。
保守の種別とは、障害発生後に当該障害を保守する事後保守、障害の発生が予測される場合に当該障害を保守する事前保守、予防保守計画に従って保守する予防保守、及び顧客との契約で定められた定期的な保守(点検)である定期保守などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。なお本実施形態では、事後保守は、顧客からの保守要請があったものを想定しているが、これに限定されるものではない。
なお、サービス履歴記憶部253へのサービス履歴情報の記憶は、カスタマーエンジニアが端末300を用いて行ってもよいし、入力装置208から行ってもよい。
解析部254は、機器情報取得部250により取得された機器情報に基づく解析を行う。具体的には、解析部254は、機器情報記憶部252に記憶された機器情報に基づいて、1以上の解析項目を解析する。解析項目は、障害に関する項目や消耗部品に関する項目が挙げられる。
例えば、解析部254は、機器情報記憶部252に記憶された機器情報及びサービス履歴記憶部253に記憶されたサービス履歴情報を取得し、取得した機器情報及びサービス履歴情報に基づいて、障害に関する項目を解析する。具体的には、解析部254は、取得した機器情報及びサービス履歴情報を分析することで、障害の所定期間内における発生確率がどの程度になると、事後保守の割合が増えてくるかというパターンを生成する。そして解析部254は、取得した機器情報から障害の所定期間内における発生確率を算出し、発生確率に基づく情報を解析する。発生確率に基づく情報は、例えば、生成したパターンの発生確率との比較結果である。なお、パターンの生成には、ワイブル解析や決定木などの公知の予測手法を用いればよい。
また例えば、解析部254は、機器情報記憶部252に記憶された機器情報を取得し、取得した機器情報に基づいて、消耗部品に関する項目を解析する。具体的には、解析部254は、消耗部品の予め定められた寿命値に対し、消耗部品の消耗度に関する情報、1ジョブあたりのページ数、及び温湿度などを考慮することで、消耗部品の実寿命を算出し、実寿命に対する経過率又は経過期間を解析する。
サービス決定部256は、解析部254の解析結果に基づいて、機器100を次回保守する際に当該解析結果に基づく保守を併せて行うという第1のサービスを含む複数種類のサービスの中から、機器100に対するサービスを決定する。次回保守とは、事後保守、事前保守、予防保守、及び定期保守のうち最も早い保守である。ここで、複数種類のサービスは、解析結果に基づく保守を所定期間内に行うという第2のサービス、及び解析結果に基づく予防保守を行うという第3のサービスを含む。なお、第2のサービスは、前述の事前保守に該当し、第3のサービスは、前述の予防保守を計画することに該当する。
例えば、サービス決定部256は、解析部254の解析結果が第1の条件を満たす解析項目がある場合、当該解析項目については、第1のサービスに決定する。そしてサービス決定部256は、サービス情報記憶部258に記憶されている機器100のサービス情報において、当該解析項目に第1のサービスを行うという情報を書き込む。
第1の条件とは、例えば、算出した障害の所定期間内における発生確率が、生成したパターンにおける障害の所定期間内における発生確率よりも高い場合や、消耗部品の実寿命に対する経過率又は経過期間が実寿命間近である場合などが挙げられる。なお、実寿命間近とは、消耗部品によって異なるため、消耗部品ごとに定めればよい。
また例えば、サービス決定部256は、解析部254の解析結果が第2の条件を満たす解析項目がある場合、当該解析項目については、第2のサービスに決定する。そしてサービス決定部256は、サービス情報記憶部258に記憶されている機器100のサービス情報において、当該解析項目に第2のサービスを行うという情報を書き込む。
第2の条件とは、例えば、算出した障害の所定期間内における発生確率が、生成したパターンにおける障害の所定期間内における発生確率よりも極端に高い場合や、消耗部品の実寿命に対する経過率又は経過期間が実寿命を経過している場合などが挙げられる。なお、極端に高いとは、障害によって異なるため、障害ごとに定めればよい。
また例えば、サービス決定部256は、解析部254の解析結果が第3の条件を満たす解析項目がある場合、当該解析項目については、第3のサービスに決定する。そしてサービス決定部256は、サービス情報記憶部258に記憶されている機器100のサービス情報において、当該解析項目に対する第3のサービス(予防保守計画)を行う。第3の条件とは、消耗部品の実寿命に対する経過率又は経過期間が実寿命間近でない場合などが挙げられる。
ここで、サービス決定部256のサービスの決定する際の条件の具体例を記載する。機器100がMFPの場合であって、機器情報取得部250から取得した機器情報のうち、紙詰まり(JAM)に関する情報を取得したときを想定する。
条件を「一定期間内にMFPの特定箇所で紙詰まりがn回連続している」とする。これは、特定箇所で紙詰まりが頻繁に発生すると顧客からの保守要請がされる可能性が高いと判断できるためである。また、条件を「紙詰まりが発生したあと、次の紙詰まりが発生するまでの間のコピー枚数間隔がある閾値n以下になった」とする。これは、紙詰まりが発生する間隔が短くなると、顧客から保守要請がされる可能性が高いと判断できるためである。これらの場合、サービス決定部256はその緊急度から該当箇所の保守を第1のサービス〜第3のサービスの何れかに決定すればよい。
なお、n回は発生箇所や顧客によって閾値が異なる。これは部品ごとの耐久性は異なるし、同じ部品であっても顧客の利用方法によって消耗度合いが変化するためである。そのため、顧客毎の閾値を変えるために、顧客からの保守要請された履歴(サービス履歴情報)と過去の紙詰まり発生履歴(機器情報)とから、「顧客ごとに何回紙詰まりが発生したら(紙詰まりの発生間隔が何枚以下になったら)保守要請が行われるか」を計算して保持しておけばよい。
さらに、条件として紙詰まりの発生の時系列なパターン解析を利用することもできる。例えば、一番使用頻度の高い第1給紙で紙詰まりが連続発生し、その後、第2給紙や第3給紙でも紙詰まりの発生頻度が高まってくると顧客からの保守要請がされる場合がある。このような場合、条件は、上述のような「紙詰まり発生回数が閾値以上」ではなく、「第1給紙の紙詰まり発生が閾値以上」とすると良い。このような条件で第1のサービスとして第1給紙の保守(修理)を行うと決定すれば、第2給紙や第3給紙が紙詰まりになる前に第1給紙の紙詰まりの可能性を排除することで顧客に保守要請をさせずに済む。
また、「“顧客が紙詰まり除去にかかる時間がある閾値を超えている状態”が所定の回数発生している」ことを条件としてもよい。この条件を設定することで、紙詰まり除去になれていない顧客が保守要請をする前に紙詰まりの保守や紙詰まりの解消方法の指導を行うことができる。
また、上記のような条件を設定する際に顧客情報をもとに、顧客ごとに条件を設定してもよい。例えば、顧客が特殊用紙を使用しており、紙詰まり発生が高いことを顧客が承知の上で利用していることもある。その場合、紙詰まりでは顧客から保守要請がされないため、上述の「紙詰まり発生回数が閾値以上」の条件を設定する必要はない。
また、紙詰まりの情報だけでなく、例えば、機械の中の紙搬送に関する複数地点間の紙搬送時間間隔を印刷ジョブ毎に記録した情報を取得し、この情報を併せて解析に利用することも考えられる。これは、紙搬送時間間隔が統計的に長くなってくると、紙搬送部品の汚れ・劣化などで搬送能力が低下し、紙詰まりの原因となる可能性があるためである。
また、紙詰まりだけでなく、センサのエラーの場合を想定する。
条件を「センサ値の初期値と現状値の差分を計算し、差分がある一定以上になった」とする。これは、センサの汚れがある場合、センサの値に差分が発生する事が多いためである。条件を満たした場合、その緊急度(差分の大きさ)に応じて、センサの清掃を第1のサービス〜第3のサービスの何れかとして実行することを決定する。
また、条件を「内部エラーを起こした後に自動制御でエラー補正する回数が閾値以上になった」とする。エラー補正が多くなると、致命的なエラーにつながる可能性が高いため、その場合はセンサの保守(修理や交換、清掃)をエラー補正の回数に応じて第1のサービス〜第3のサービスの何れかとして実行することを決定する。
サービス情報通知部260は、サービス決定部256により決定されたサービスに関するサービス情報を通知する。例えば、サービス情報通知部260は、機器100を担当するカスタマーエンジニアのメールアドレスに機器100のサービス情報が更新されたことを通知したり、機器100に第1のサービスを行うことが決定されたことを通知したりする。
図6は、第1実施形態の端末300のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。端末300は、CPUやGPUなどの制御装置302と、ROMやRAMなどの記憶装置304と、HDDやSSDなどの外部記憶装置306と、ディスプレイなどの表示装置308と、キーボードやマウスなどの入力装置310と、通信インタフェースなどの通信装置312と、を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
図7は、第1実施形態の端末300の機能構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、端末300は、サービス情報取得部350と、表示制御部352と、サービス情報要求部354とを、含む。
サービス情報取得部350、表示制御部352、及びサービス情報要求部354は、例えば、制御装置302及び記憶装置304により実現できる。
サービス情報取得部350は、センターシステム200からサービス情報を取得する。
表示制御部352は、サービス情報取得部350により取得されたサービス情報を表示装置308に表示する。
サービス情報要求部354は、カスタマーエンジニアが入力装置310から更なるサービス情報の取得要求操作を行うと、センターシステム200に更なるサービス情報を要求する。これにより、サービス情報取得部350は、センターシステム200から更なるサービス情報を取得する。
図8〜図14は、第1実施形態のサービス情報の一例を示す図であり、図8は、第1実施形態のサービスカルテを示し、図9は、第1実施形態の故障診断予測を示し、図10は、第1実施形態の機器履歴を示し、図11は、第1実施形態の転写紙ジャムを示し、図12は、第1実施形態の原稿ジャムを示し、図13は、第1実施形態のSC情報(カスタマーエンジニアへの提示情報)を示し、図14は、第1実施形態のカウンター情報を示す。
サービス情報取得部350は、最初に、図8に示すサービスカルテのサービス情報を取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
そして、入力装置310から顧客機器情報のリンクが選択されれば、サービス情報要求部354は、顧客機器情報のサービス情報(図示省略)をセンターシステム200に要求し、サービス情報取得部350は、顧客機器情報を取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
また、入力装置310から故障診断予測のリンクが選択されれば、サービス情報要求部354は、故障診断予測のサービス情報(図9)をセンターシステム200に要求し、サービス情報取得部350は、故障診断予測(図9)を取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
図9に示す例では、故障診断予測の結果が同時作業となっており、手差しトレイのJAMに対して第1のサービスを行うという情報が表されている。
また、入力装置310から機器履歴のリンクが選択されれば、サービス情報要求部354は、機器履歴のサービス情報(図10)をセンターシステム200に要求し、サービス情報取得部350は、機器履歴(図10)を取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
また、入力装置310から転写紙ジャムのリンクが選択されれば、サービス情報要求部354は、転写紙ジャムのサービス情報(図11)をセンターシステム200に要求し、サービス情報取得部350は、転写紙ジャム(図11)を取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
また、入力装置310から原稿ジャムのリンクが選択されれば、サービス情報要求部354は、原稿ジャムのサービス情報(図12)をセンターシステム200に要求し、サービス情報取得部350は、原稿ジャム(図12)を取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
また、入力装置310からSC情報のリンクが選択されれば、サービス情報要求部354は、SC情報のサービス情報(図13)をセンターシステム200に要求し、サービス情報取得部350は、SC情報(図13)を取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
また、入力装置310からPM部品情報のリンクが選択されれば、サービス情報要求部354は、PM部品情報のサービス情報(図示省略)をセンターシステム200に要求し、サービス情報取得部350は、PM部品情報を取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
また、入力装置310からファームウェア情報のリンクが選択されれば、サービス情報要求部354は、ファームウェアのサービス情報(図示省略)をセンターシステム200に要求し、サービス情報取得部350は、ファームウェアを取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
また、入力装置310からカウンター情報のリンクが選択されれば、サービス情報要求部354は、カウンター情報のサービス情報(図14)をセンターシステム200に要求し、サービス情報取得部350は、カウンター情報(図14)を取得し、表示制御部352は、表示装置308に表示する。
図15は、第1実施形態のシステム1で実行される処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、機器100の機器監視部170は、機器100を監視して、機器100に関する機器情報を生成し、機器情報記憶部172に記憶する(ステップS100)。
続いて、機器100の機器情報通知部174は、機器情報記憶部172から機器情報を取得して(ステップS102)、センターシステム200に通知する(ステップS104)。
続いて、センターシステム200の機器情報取得部250は、機器100から、当該機器100の機器情報を取得し、機器情報記憶部252に記憶する(ステップS106)。
続いて、センターシステム200の解析部254は、機器情報記憶部252に記憶された機器情報及びサービス履歴記憶部253に記憶されたサービス履歴情報に基づく解析を行う(ステップS108)。
続いて、センターシステム200のサービス決定部256は、解析部254の解析結果に基づいて、機器100を次回保守する際に当該解析結果に基づく保守を併せて行うという第1のサービスを含む複数種類のサービスの中から、機器100に対するサービスを決定し(ステップS110)、サービス情報記憶部258に記憶されている機器100のサービス情報を更新する(ステップS112)。
続いて、センターシステム200のサービス情報通知部260は、サービス情報の更新を、機器100を担当するカスタマーエンジニアの端末300(メールアドレス)に通知する(ステップS114)。
続いて、端末300のサービス情報要求部354は、カスタマーエンジニアが入力装置310からサービス情報の取得要求操作を行うと、センターシステム200にサービス情報を要求する(ステップS116)。
続いて、センターシステム200のサービス情報通知部260は、要求されたサービス情報をサービス情報記憶部258から取得し、端末300に通知する(ステップS118)。
続いて、センターシステム200の表示制御部352は、サービス情報取得部350により取得されたサービス情報を表示装置308に表示する(ステップS120)。
以降、ステップS116〜S120の処理が繰り返される。
以上のように第1実施形態によれば、機器に関する機器情報の解析結果に基づいて、複数種類のサービスの中から、当該機器に対するサービスを決定するので、機器から取得した情報の解析結果を有効に活用することができる。
特に第1実施形態によれば、複数種類のサービスは、機器を次回保守する際に解析結果に基づく保守を併せて行うというサービスを含むので、緊急度の低い事前保守を他の保守作業の際に併せて行わせることができ、カスタマーエンジニアを顧客環境に訪問させる回数を減少させることも期待できるので、保守作業の効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、保守に必要な交換部品の在庫がない場合に自動で発注する例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図16は、第2実施形態のシステム1001の構成の一例を示すブロック図である。図16に示すように、システム1001は、在庫管理システム1400を更に備える点、及びセンターシステム1200が第1実施形態と相違する。
在庫管理システム1400は、1台以上の情報処理装置により構成されるシステムであり、機器100の交換部品の在庫を管理する。在庫管理システム1400は、ネットワーク2に接続されている。
図17は、第2実施形態のセンターシステム1200の機能構成の一例を示すブロック図である。図17に示すように、センターシステム1200は、在庫確認部262を更に備える点で第1実施形態と相違する。在庫確認部262は、例えば、制御装置202及び記憶装置204により実現できる。
在庫確認部262は、解析部254の解析結果が第1の条件又は第2の条件を満たす解析項目がある場合、当該解析項目の保守に必要な交換部品の在庫があるか否かの確認を在庫管理システム1400に対して行い、在庫がない場合、当該交換部品の発注を在庫管理システム1400に指示する。
図18は、第2実施形態の在庫管理システム1400のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。在庫管理システム1400は、CPUやGPUなどの制御装置1402と、ROMやRAMなどの記憶装置1404と、HDDやSSDなどの外部記憶装置1406と、ディスプレイなどの表示装置1408と、キーボードやマウスなどの入力装置1410と、通信インタフェースなどの通信装置1412と、を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
図19は、第2実施形態の在庫管理システム1400の機能構成の一例を示すブロック図である。図19に示すように、在庫管理システム1400は、在庫情報通知部1450と、在庫情報記憶部1452とを、含む。
在庫情報通知部1450は、例えば、制御装置1402及び記憶装置1404により実現でき、在庫情報記憶部1452は、例えば、記憶装置1404及び外部記憶装置1406の少なくともいずれかにより実現できる。
在庫情報通知部1450は、センターシステム1200から在庫確認対象の交換部品の在庫確認が要求されると、交換部品毎の在庫数を記憶する在庫情報記憶部1452を参照して当該交換部品の在庫の有無をセンターシステム1200に通知する。
また在庫情報通知部1450は、センターシステム1200から交換部品の発注が指示されると、当該交換部品をメーカに発注する。
図20は、第2実施形態のシステム1001で実行される処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、ステップS200〜S212までの処理は、図15に示すシーケンス図のステップS100〜S112までの処理と同様である。
続いて、センターシステム1200の在庫確認部262は、解析部254の解析結果が第1の条件又は第2の条件を満たす解析項目がある場合、当該解析項目の保守に必要な交換部品の在庫があるか否かの確認を在庫管理システム1400に対して行う(ステップS214)。
続いて、在庫管理システム1400の在庫情報通知部1450は、在庫情報記憶部1452を参照して当該交換部品の在庫の有無をセンターシステム1200に通知する(ステップS216)。
続いて、在庫確認部262は、確認の結果、交換部品の在庫がなければ、当該交換部品の発注を在庫管理システム1400に指示し(ステップS218)、在庫情報通知部1450は、当該交換部品をメーカに発注する。
続いて、ステップS220〜S226までの処理は、図15に示すシーケンス図のステップS114〜S120までの処理と同様である。
以上のように第2実施形態によれば、保守作業に必要な交換部品の在庫がない場合、自動で発注されるので、保守待ち時間を短縮することが可能となる。
(変形例)
また、機器100を提供する会社に上記システムを利用させることで収入を得るようにしてもよい。この場合、センターシステム200、1200は、利用料を算出する算出部を更に備えてもよい。この算出部は、例えば、制御装置202及び記憶装置204により実現できる。なお、利用料を算出する算出部を、センターシステム200、1200が備えるのではなく、センターシステム200、1200に接続される他のコンピュータが備えてもよい。
このとき、算出部は、システムの利用料金を、例えばシステムを利用する人数(カスタマーエンジニアの人数や、アカウント数、接続される端末の数等)に応じて算出してもよい。例えば、1アカウント○○円や100ライセンス○○円として計算すると良い。また、算出部は、管理する機器100の数に応じて利用料金を算出してもよい(例えば管理機器100台毎に○○円等)。また、算出部は、決定されたサービスに応じて利用料金を算出してもよいし、サービス情報通知部260による通知に応じて利用料を算出してもよい。これは例えば、サービスの決定回数やカスタマーエンジニアにサービスの通知をした回数、決定されたサービスの内容等に応じて利用料を算出する(1回○○円や100回につき○○円、第1のサービスを決定したら○○円第2のサービスを決定したら○○円等)。
また、上述の実施例ではサービスの通知の方法として端末への表示を示したが、これに限らず印刷出力であってもよい。その場合、算出部は、印刷出力の回数に応じて利用料金を算出してもよい。更には、算出部は、システムへのアクセス回数(情報の閲覧回数や表示画面のクリック回数等)や、システムとの通信量(カスタマーエンジニアが閲覧したデータ量)に応じて利用料金を算出してもよい。更には、算出部は、システムを利用しなかった場合に想定されるカスタマーエンジニアの訪問回数と本システムを利用した場合の実際のカスタマーエンジニアの訪問回数の差に応じて利用料金を計算してもよい。
なお、利用料金は現物の通貨の額(この例では、単位は円であるが、例えばドルなどであってもよい)で表されるが、これに限らず、例えば現物の通貨の代わりに電子的なデータを用いて決済する電子マネー(例えばEdy(登録商標)等)や電子的なデータを通貨として運用する仮想通貨(例えばBitcoin(登録商標)等)の額、商品の購入やサービスの利用に応じて付与されるポイント(例えばTポイント(登録商標)、マイレージ(登録商標)等)などで表される形態であってもよい。
(プログラム)
上記各実施形態の装置及びシステムで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上記各実施形態の装置及びシステムで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記各実施形態の装置及びシステムで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記各実施形態の装置及びシステムで実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
上記各実施形態の装置及びシステムで実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPUがROMからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各機能部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
1、1001 システム
2 ネットワーク
100 機器
170 機器監視部
172 機器情報記憶部
174 機器情報通知部
200、1200 センターシステム
250 機器情報取得部
252 機器情報記憶部
253 サービス履歴記憶部
254 解析部
256 サービス決定部
258 サービス情報記憶部
260 サービス情報通知部
262 在庫確認部
300 端末
350 サービス情報取得部
352 表示制御部
354 サービス情報要求部
1400 在庫管理システム
1450 在庫情報通知部
1452 在庫情報記憶部
特許第4943241号公報

Claims (18)

  1. 機器から、当該機器に関する機器情報を取得する機器情報取得部と、
    前記取得された機器情報に基づく解析を行う解析部と、
    解析結果に基づいて、前記機器を次回保守する際に当該解析結果に基づく保守を併せて行うという第1のサービスを含む複数種類のサービスの中から、前記機器に対するサービスを決定するサービス決定部と、
    を備えるシステム。
  2. 前記複数種類のサービスは、前記解析結果に基づく保守を所定期間内に行うという第2のサービスを含む請求項1に記載のシステム。
  3. 前記複数種類のサービスは、前記解析結果に基づく予防保守を計画するという第3のサービスを含む請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記解析部は、前記取得された機器情報に基づいて、1以上の解析項目を解析し、
    前記サービス決定部は、解析結果が第1の条件を満たす解析項目がある場合、当該解析項目については、前記第1のサービスに決定する請求項3に記載のシステム。
  5. 前記サービス決定部は、前記解析結果が第2の条件を満たす解析項目がある場合、当該解析項目については、前記第2のサービスに決定する請求項4に記載のシステム。
  6. 前記サービス決定部は、前記解析結果が第3の条件を満たす解析項目がある場合、当該解析項目については、前記第3のサービスに決定する請求項4又は5に記載のシステム。
  7. 前記1以上の解析項目の少なくともいずれかは、障害に関する項目であり、
    前記解析部は、前記複数種類のサービスの実行履歴を示すサービス履歴情報を更に取得し、前記取得された機器情報及び前記取得したサービス履歴情報に基づいて、前記障害に関する項目を解析する請求項4〜6のいずれか1つに記載のシステム。
  8. 前記解析結果は、前記障害の所定期間内における発生確率に基づく情報である請求項7に記載のシステム。
  9. 前記1以上の解析項目の少なくともいずれかは、消耗部品に関する項目であり、
    前記解析部は、前記取得された機器情報に基づいて、前記消耗部品に関する項目を解析する請求項4〜8のいずれか1つに記載のシステム。
  10. 前記解析結果は、前記消耗部品の実寿命に対する経過率又は経過期間である請求項9に記載のシステム。
  11. 前記決定されたサービスに関するサービス情報を通知するサービス情報通知部を更に備える請求項1〜10のいずれか1つに記載のシステム。
  12. 前記解析結果が前記第1の条件又は前記第2の条件を満たす解析項目がある場合、当該解析項目の保守に必要な交換部品の在庫があるか否かの確認を在庫管理システムに対して行い、在庫がない場合、当該交換部品の発注を前記在庫管理システムに指示する在庫確認部を更に備える請求項1〜11のいずれか1つに記載のシステム。
  13. 前記サービス決定部により決定されたサービスに応じて利用料を算出する算出部を更に備える請求項1〜12のいずれか1つに記載のシステム。
  14. 前記サービス情報通知部による通知に応じて利用料を算出する算出部を更に備える請求項11又は12に記載のシステム。
  15. 機器と情報処理システムとを備えるシステムであって、
    前記機器は、
    前記機器を監視して、前記機器に関する機器情報を生成する機器監視部と、
    前記生成された機器情報を前記情報処理システムに通知する機器情報通知部と、を備え、
    前記情報処理システムは、
    前記機器から、前記通知された機器情報を取得する機器情報取得部と、
    前記取得された機器情報に基づく解析を行う解析部と、
    解析結果に基づいて、前記機器を次回保守する際に当該解析結果に基づく保守を併せて行うという第1のサービスを含む複数種類のサービスの中から、前記機器に対するサービスを決定するサービス決定部と、を備えるシステム。
  16. 機器から、当該機器に関する機器情報を取得する機器情報取得部と、
    前記取得された機器情報に基づく解析を行う解析部と、
    解析結果に基づいて、前記機器を次回保守する際に当該解析結果に基づく保守を併せて行うという第1のサービスを含む複数種類のサービスの中から、前記機器に対するサービスを決定するサービス決定部と、
    を備える情報処理装置。
  17. 機器から、当該機器に関する機器情報を取得する機器情報取得ステップと、
    前記取得された機器情報に基づく解析を行う解析ステップと、
    解析結果に基づいて、前記機器を次回保守する際に当該解析結果に基づく保守を併せて行うという第1のサービスを含む複数種類のサービスの中から、前記機器に対するサービスを決定するサービス決定ステップと、
    を含むサービス決定方法。
  18. 機器から、当該機器に関する機器情報を取得する機器情報取得ステップと、
    前記取得された機器情報に基づく解析を行う解析ステップと、
    解析結果に基づいて、前記機器を次回保守する際に当該解析結果に基づく保守を併せて行うという第1のサービスを含む複数種類のサービスの中から、前記機器に対するサービスを決定するサービス決定ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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