JP2011004267A - 画像形成装置、画像形成装置において実行される故障予測方法、及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置において実行される故障予測方法、及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】大容量の記憶装置を必要とすることなく高精度の故障予測を実現可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置は、その故障の前兆である所定の異常を検出する検出部と、検出部が異常を検出したら当該異常に係る箇所の動作テストをユーザに指示する(S201)指示部と、指示部の指示を受けたユーザの操作に基づいて当該箇所の動作テストを実行するテスト実行部(S203)と、テスト実行部による動作テスト中の当該箇所の状態を表す数値を計測する(S204)計測部と、計測部が計測した数値に基づいて当該箇所の故障予測を行なう(S205)故障予測部と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、各部の故障予測を行なう画像形成装置、当該画像形成装置において実行される故障予測方法、及び当該画像形成装置の制御プログラムに関する。
近年のMFPの高性能化に伴い、一台のMFPが複数のユーザに共有される場面が多くなった。その結果、ユーザはMFPの導入コストの低減等の効果を期待できる半面、万が一の故障等によりMFPが停止した場合には数多くのユーザに影響が及ぶという問題点が指摘されている。そのため、近年、MFPの故障発生前に適切なメンテナンスや修理等を実施できるように、故障発生の時期を正確に予測する技術に注目が集まっている。
従来、MFPの故障予測の分野では、MFPの各部に設けられたセンサにより計測したデータをハードディスク等の大容量記憶装置に蓄積しておき、そのデータの推移を統計学的手法により解析する手法が一般的であった。例えば、以下の特許文献1には、所定のタイミングが到来する毎にハードディスクに記憶しておいた正常組データに基づき、最新の取得組データの異常判定指標値を演算する技術が提案されている。
しかし、上記の技術を利用するためには大容量の記憶装置が必須となるため導入コストが高価になってしまうという問題点がある。また、正確な故障予測のためには故障の前兆であるペーパジャム等の異常発生時のデータを解析することが特に有効であるが、上記技術は単に定期的にデータを取得するのみなので、異常発生時のデータを十分に活用することができない。
特開2007−256356号公報
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、大容量の記憶装置を必要とすることなく高精度の故障予測を実現可能な画像形成装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)画像形成装置であって、前記画像形成装置の故障の前兆である所定の異常を検出する検出部と、前記検出部が異常を検出した場合、当該異常に係る箇所の動作テストをユーザに指示する指示部と、前記指示部の指示を受けたユーザの操作に基づいて前記箇所の動作テストを実行するテスト実行部と、前記テスト実行部による前記動作テスト中の前記箇所の状態を表す数値を計測する計測部と、前記計測部が計測した前記数値を用いて前記箇所の故障予測を行なう故障予測部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)外部サーバから故障予測プログラムをダウンロードする第1通信部をさらに有し、前記故障予測部は、前記第1通信部がダウンロードした前記故障予測プログラムに従って前記故障予測を行うことを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記第1通信部は、前記検出部が検出した異常の種類に応じた故障予測プログラムをダウンロードすることを特徴とする上記(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記故障予測部による前記故障予測の結果を表示する表示部をさらに有することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(5)前記表示部は、前記画像形成装置のオペレーションパネルに含まれることを特徴とする上記(4)に記載の画像形成装置。
(6)前記故障予測部による前記故障予測の結果に応じて前記画像形成装置に付すべき機能制限を特定する機能制限特定部をさらに有し、前記オペレーションパネルは、前記機能制限特定部が特定した前記機能制限の内容を表示することを特徴とする上記(5)に記載の画像形成装置。
(7)前記オペレーションパネルは、前記機能制限特定部が特定した前記機能制限に係る機能がユーザにより選択されたときに当該機能の使用を控えるようユーザに促すメッセージを表示することを特徴とする上記(6)に記載の画像形成装置。
(8)前記画像形成装置による印刷設定のためのプリンタドライバの印刷設定画面に前記機能制限特定部が特定した前記機能制限の内容を表示させるために、前記プリンタドライバに前記機能制限の内容を通知する第2通信部をさらに有することを特徴とする上記(6)または(7)に記載の画像形成装置。
(9)前記故障予測部は、さらに前記検出部が異常を検出した際の当該異常に係る箇所の状態を表す数値を用いて前記故障予測を行なうことを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(10)前記故障予測部による前記故障予測の結果を外部の管理システムに通知する第3通信部をさらに有することを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(11)画像形成装置において実行される故障予測方法であって、前記画像形成装置の故障の前兆である所定の異常を検出するステップ(A)と、前記ステップ(A)で異常を検出した場合、当該異常に係る箇所の動作テストをユーザに指示するステップ(B)と、前記ステップ(B)で指示を受けたユーザの操作に基づいて前記箇所の動作テストを実行するステップ(C)と、前記ステップ(C)での前記動作テスト中に前記箇所の状態を表す数値を計測するステップ(D)と、前記ステップ(D)で計測した前記数値を用いて前記箇所の故障予測を行なうステップ(E)と、を含むことを特徴とする故障予測方法。
(12)外部サーバから故障予測プログラムをダウンロードするステップ(a)をさらに含み、前記ステップ(D)では、前記ステップ(a)でダウンロードした前記故障予測プログラムに従って前記故障予測を行なうことを特徴とする上記(11)に記載の故障予測方法。
(13)前記ステップ(a)では、前記ステップ(A)で検出した異常の内容に応じた故障予測プログラムをダウンロードすることを特徴とする上記(12)に記載の故障予測方法。
(14)前記ステップ(E)での前記故障予測の結果を表示装置に表示するステップ(b)をさらに含むことを特徴とする上記(11)〜(13)のいずれか1つに記載の故障予測方法。
(15)前記表示装置は、前記画像形成装置のオペレーションパネルに含まれることを特徴とする上記(14)に記載の故障予測方法。
(16)前記ステップ(E)での前記故障予測の結果に応じて前記画像形成装置に付すべき機能制限を特定するステップ(c)と、前記ステップ(c)で特定した前記機能制限の内容を前記オペレーションパネルに表示するステップと、をさらに含むことを特徴とする上記(15)に記載の故障予測方法。
(17)前記ステップ(c)で特定した前記機能制限に係る機能がユーザにより選択されたときに当該機能の使用を控えるようユーザに促すメッセージを前記オペレーションパネルにさらに表示するステップをさらに含むことを特徴とする上記(16)に記載の故障予測方法。
(18)前記画像形成装置による印刷設定のためのプリンタドライバの印刷設定画面に前記ステップ(c)で特定した前記機能制限の内容を表示させるために、前記プリンタドライバに前記機能制限の内容を通知するステップをさらに含むことを特徴とする上記(16)または(17)に記載の故障予測方法。
(19)前記ステップ(E)では、前記ステップ(A)で異常を検出した際の当該異常に係る箇所の状態を表す数値をさらに用いて前記故障予測を行なうことを特徴とする上記(11)〜(18)のいずれか1つに記載の故障予測方法。
(20)前記ステップ(E)での前記故障予測の結果を外部の管理システムに通知するステップをさらに含むことを特徴とする上記(11)〜(19)のいずれか1つに記載の故障予測方法。
(21)画像形成装置の制御プログラムであって、前記画像形成装置の故障の前兆である所定の異常を検出する手順(A)と、前記手順(A)で異常を検出した場合、当該異常に係る箇所の動作テストをユーザに指示する手順(B)と、前記手順(B)で指示を受けたユーザの操作に基づいて前記箇所の動作テストを実行する手順(C)と、前記手順(C)での前記動作テスト中に前記箇所の状態を表す数値を計測する手順(D)と、前記手順(D)で計測した前記数値を用いて前記箇所の故障予測を行なう手順(E)と、を前記画像形成装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
(22)外部サーバから故障予測プログラムをダウンロードする手順(a)をさらに前記画像形成装置に実行させ、前記手順(D)では、前記手順(a)でダウンロードした前記故障予測プログラムに従って前記故障予測が行なわれることを特徴とする上記(21)に記載の制御プログラム。
(23)前記手順(a)では、前記手順(A)で検出した異常の内容に応じた故障予測プログラムがダウンロードされることを特徴とする上記(22)に記載の制御プログラム。
(24)前記手順(E)での前記故障予測の結果を表示装置に表示する手順(b)をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする上記(21)〜(23)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(25)前記表示装置は、前記画像形成装置のオペレーションパネルに含まれることを特徴とする上記(24)に記載の制御プログラム。
(26)前記手順(E)での前記故障予測の結果に応じて前記画像形成装置に付すべき機能制限を特定する手順(c)と、前記手順(c)で特定された前記機能制限の内容を前記オペレーションパネルに表示する手順と、をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする上記(25)に記載の制御プログラム。
(27)前記手順(c)で特定された前記機能制限に係る機能がユーザにより選択されたときに当該機能の使用を控えるようユーザに促すメッセージを前記オペレーションパネルにさらに表示する手順をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする上記(26)に記載の制御プログラム。
(28)前記画像形成装置による印刷設定のためのプリンタドライバの印刷設定画面に前記手順(c)で特定された前記機能制限の内容を表示させるために、前記プリンタドライバに前記機能制限の内容を通知する手順をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする上記(26)または(27)に記載の制御プログラム。
(29)前記手順(E)では、前記手順(A)で異常が検出された際の当該異常に係る箇所の状態を表す数値がさらに前記故障予測に用いられることを特徴とする上記(21)〜(28)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(30)前記手順(E)での前記故障予測の結果を外部の管理システムに通知する手順をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする上記(21)〜(29)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(31)上記(21)〜(30)のいずれか1つに記載された制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
本発明に係る画像形成装置は、ペーパジャム等の異常を感知したら当該異常に係る箇所の動作テストを実行し、当該動作テスト中に計測したデータに基づき故障予測を行なう。そのため、本発明によれば、予め正常運転時のデータを蓄積しておく必要がないので、大容量の記憶装置を必要とすることなく高精度の故障予測を実現可能な画像形成装置を得ることができる。
なお、この動作テストにはユーザによる所定の準備作業が必要であるが、ユーザはペーパジャム等の異常に対する復旧作業に続けて当該準備作業を行なえばよい。そのため、この動作テストがユーザにとって過度に負担になることはない。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置が適用された故障予測システムの構成を示すブロック図である。 図1中のPCの構成を示すブロック図である。 図1中のMFPの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る故障予測の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスクリプト実行処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るコピー機能に対する機能制限設定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るプリント機能に対する機能制限設定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るコピー設定用UI画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るコピー設定用UI画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリント設定用UI画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による作用効果について説明するための概要図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
<システムの構成>
図1は、本実施形態に係る画像形成装置としてのMFP2が適用された故障予測システムの全体構成を示すブロック図である。図1のように、本実施形態に係る故障予測システムは、画像形成システムA、外部サーバ4、及び遠隔管理システム5を備えており、これらはネットワークNによって双方向通信可能に接続されている。なお、ネットワークNは、ISDNやCATV等の公衆通信網、LAN、WAN、インターネット等のコンピュータネットワーク、又は本システムのユーザが独占的使用に供する専用回線である。
図1のように、画像形成システムAは、クライアント装置としてのPC1と、PC1から受信したプリントデータのプリント機能や各種原稿のコピー機能等を備えた画像形成装置としてのMFP2とからなり、これらはLAN3によって双方向通信可能に接続されている。また、画像形成システムAはLAN3を介してネットワークNに接続されている。特に図示しないが、LAN3は、画像形成システムAとネットワークN上の他の機器との間のデータのやり取りを中継するためのルータやプロキシサーバ等の通信機器を含むものとする。
続いて上記機器の各々の構成について説明するが、これらは後述する構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、また、後述する構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。各機器のうち同様の機能を有する部分については説明の重複を避けるため初回のみ説明を行い2回目以降は説明を省略する。
図2は、PC1の構成を示すブロック図である。図2のように、PC1は、制御部11、記憶部12、表示部13、入力部14、通信インタフェース15を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス16によって相互に接続されている。以下、これらの構成要素について順に説明する。
制御部11はCPUであり、プログラムに従って上記各部を制御するとともに各種演算処理を実行する。記憶部12は、PC1の基本動作を制御するためのプログラムやパラメータ等を格納するROM、作業領域として一時的にプログラム等を記録するRAM、並びにOS(オペレーティングシステム、基本ソフトウェア)及び後述するPC1の所定の動作を制御するためのプログラムやパラメータ等を格納するハードディスクを備えている。特に、記憶部12のハードディスクは、文書ファイル等を作成するための各種アプリケーションやMFP2のプリント機能の設定を行なうためのプリンタドライバ等を格納している。
表示部13は、CRTディスプレイやLCDディスプレイ等であり、PC1を操作するユーザに各種情報を表示する。特に、表示部13は、前述のプリンタドライバにより提供されるプリント設定用のUI(ユーザ・インタフェース)画面を表示する。図9はこのようなプリント設定用UI画面uの一例である。
入力部14は、キーボードやマウス等であり、ユーザから各種操作指示を受け付ける。通信インタフェース15はLAN3を介してMFP2と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるネットワークインタフェース、又はUSB、IEEE1394等のシリアルインタフェース、若しくはSCSI、IEEE1284等のパラレルインタフェース等である。
図3は、MFP2の構成を示すブロック図である。図3のように、MFP2は、制御部21、記憶部22、操作部23、画像読取部24、印刷部25、通信インタフェース26を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス27によって相互に接続されている。以下、これらの構成要素について順に説明する。
制御部21はCPUであり、プログラムに従って上記各部を制御するとともに各種演算処理を実行する。記憶部22は、予め各種プログラムやパラメータを格納しておくROM、作業領域として一時的にプログラム等を記憶するRAM、並びにOS(オペレーティングシステム、基本ソフトウェア)及び後述するMFP2の所定の動作を制御するためのプログラムやパラメータ等を格納するハードディスクを備えている。
操作部23は、ユーザにMFP2のステータスや各種設定情報等を表示するとともにユーザから各種操作指示を受け付けるためのタッチパネルを備えている。このほか、操作部23は、コピー枚数等の指示を受け付けるためのテンキー、動作開始の指示を受け付けるためのスタートキー、動作停止の指示を取得するためのストップキー、各種設定情報の初期化の指示を受け付けるためのリセットキー等の各種固定キー及び表示ランプ等を含む。特に、操作部23のタッチパネルは、MFP2のコピー機能の設定のためのコピー設定用UI画面Uを表示する。図8、9は、このようなコピー設定用UI画面Uの一例である。なお、図8の画面はMFP2の起動時に表示される初期設定画面であり、これは同図中の「両面/ページ集約」のアイコンが選択されたときに図9のような詳細設定画面に切り替えられる。
画像読取部24は、原稿台の所定の読取位置にセットされた原稿、又はADF(Auto Document Feeder;自動原稿搬送装置)により所定の読取位置に搬送された原稿に蛍光ランプ等の光源から光を当て、その反射光をCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の受光素子で光電変換することで得られる電気信号から画像データ(ビットマップデータ)を生成する。
なお、ADF内の原稿の搬送経路上には複数の光学式センサが設けられており、これらのセンサは各地点における原稿の通過時間を計測している。原稿を搬送するための送りローラには回転エンコーダが取り付けられている。これらのセンサ及びエンコーダにより計測されたデータは後述のようにMFP2の故障予測に用いられる。
印刷部25は、画像読取部24により生成した画像データ又はPC1等から受信したプリントデータに基づく画像を電子写真方式により印刷用紙に印刷する。より具体的に、印刷部25は、感光体ドラムを帯電させる帯電工程、レーザ光により感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光工程、感光体ドラム上の静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する現像工程、感光体ドラム上のトナー画像を転写ベルトにより印刷用紙上に転写する転写工程、印刷用紙に転写されたトナー画像を定着ローラにより定着させる定着工程トナー画像を印刷用紙に転写する転写工程、印刷用紙上のトナー画像を加熱・定着させる定着工程を順次実行することにより印刷用紙上に画像を形成する。
なお、印刷部25内の印刷用紙の搬送経路上には複数の光学式センサが設けられており、これらのセンサは各地点における印刷用紙の通過時間を計測している。感光体ドラム、転写ベルト駆動ローラ、定着ローラ等の回転部材には回転エンコーダが取り付けられているものとする。これらのセンサ及びエンコーダにより計測されたデータは後述のようにMFP2の故障予測に用いられる。
通信インタフェース26は、LAN3を介してPC1と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるネットワークインタフェース、又はUSB、IEEE1394等のシリアルインタフェース、若しくはSCSI、IEEE1284等のパラレルインタフェース等である。
再び図1を参照すると、外部サーバ4は、各種ファイルの格納・転送機能を備えたファイルサーバである。特に、外部サーバ4は、前述のセンサ及びエンコーダによって計測したデータに基づきMFP2各部の故障予測を行なうためのプログラムを格納しており、MFP2の求めに応じてこれを転送する。このようなプログラムは一般にスクリプト言語で記述されているため、以下ではこれを単に「スクリプト」とも称する。なお、外部サーバ4には、故障予測を行なうべき箇所ごとに複数種類のスクリプトが格納されており、MFP2はその時々の状態に応じた最適なスクリプトをダウンロードして実行することができる。また、外部サーバ4上のスクリプトは市場での稼動状況等に応じて随時更新可能であるため、MFP2はより高精度の故障予測を実現可能である最新のスクリプトをダウンロードして実行することができる。
再び図1を参照すると、本実施形態に係る遠隔管理システム5は、ネットワークNを介して遠隔地からMFP2のステータスを把握し、それに基づきMFP2の維持管理を行なうコンピュータシステムである。また、遠隔管理システム4は、前述のスクリプトによる故障予測の結果、故障発生の可能性が高いと判断された場合にはMFP2からの通報を受けてサービスマンを現地に派遣する。このようにして派遣されたサービスマンは、故障発生に先立ちMFP2の修理やメンテナンス等を行なう。
<フローチャート>
以下、フローチャートを参照して本実施形態に係るMFP2の故障予測のための具体的手順について説明する。なお、以下の例では、MFP2各部のうち、特に、コピー原稿/印刷用紙をMFP2内部で搬送するための機構部品(以下、「搬送系」ともいう)の故障予測のための手順について説明する。
図4は、MFP2による故障予測処理の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートより示されるアルゴリズムは、ROMに制御プログラムとして記憶されており、動作開始の際にCPUにより読み出されて実行される。
先ず、MFP2は故障の前兆である何らかの異常を検出するまでそのまま待機する(S101のNO)。より具体的に、本例のMFP2は、搬送系の故障の前兆であるペーパジャム(紙づまり)を検出するまで待機する。ここで、ペーパジャムの検出方法は特に限定されないが、本例のMFP2は、前述のセンサにより搬送経路上に長期間にわたり滞留する原稿/印刷用紙を感知することによりこれを行なう。
そして、MFP2は、ペーパジャムを検出したら(S101のYES)、各センサにより計測した印刷用紙の最新の通過時間のデータを記憶部22に保存する(S102)。このとき保存したデータを以下では「第1のセンサデータ」と称する。その後、MFP2は第1のセンサデータを解析してペーパジャムの発生箇所を特定する(S103)。より具体的に、MFP2は、ペーパジャム検出時に異常な通過時間を計測してセンサを割り出し、そのセンサの周辺をペーパジャムの発生箇所として特定する。
MFP2はこのようにしてペーパジャムの発生箇所を特定するが、それがフィードミス等による偶発的なものなのか、又は機材の磨耗や不具合等による恒久的なものなのかは依然として不明のままである。そこで、MFP2は以下のように当該箇所のテスト動作を伴うスクリプトをダウンロードして実行することにより詳細な故障予測を行なう。
続いて、MFP2は、ネットワークNを介して外部サーバ4と通信を行い、S103で特定したペーパジャム発生箇所の故障予測のためのスクリプトをダウンロードする(S104)。例えば、S103で特定したペーパジャム発生箇所がADFであった場合、MFP2はADFの故障予測のためのスクリプトをダウンロードする。このように、MFP2は、外部サーバ4に格納された複数種類のスクリプトのうち、現時点での各部の状態に応じた最適なスクリプトを選択的にダウンロードする。
続いて、MFP2は、ユーザによるペーパジャムの復旧作業が完了するまでそのまま待機し(S105のNO)。そして、ユーザによる復旧作業が完了したら(S105のYES)、S104でダウンロードしたスクリプトを実行することによりペーパジャム発生箇所の故障予測を行なってから(S106)一連の処理を終了する(エンド)。S106のスクリプト実行処理の詳細については後述する。なお、ユーザによる復旧作業が完了したか否かの判定方法は特に限定されないが、本例のMFP2は操作部23によりユーザからの所定のキー操作を受け付けたときに当該復旧作業が完了したものと判定する。
次に、図5を参照しながらS106のスクリプト実行処理の詳細について説明する。先ず、MFP2は、故障予測の対象である異常発生箇所の動作テストのための準備作業を行なうようユーザに指示する(S201)。より具体的に、本例のMFP2は、ペーパジャム発生箇所の通紙テストの準備作業を行なうようユーザに指示する。ここでいう通紙テストとはペーパジャム発生箇所(例えばADF)に強制的に印刷用紙を通紙させるテストのことであり、その準備作業とはADFの給紙トレイ等にテスト用の印刷用紙をセットする作業のことである。なお、本例ではS201の時点で先にペーパジャム復旧作業を行なったユーザがMFP2の近くで待機しているはずなので、同ユーザは特に負担を感じることなく上述の準備作業を行なうことができる。
続いて、MFP2は、S201でユーザに指示したテスト動作の準備作業が完了するまで待機し(S202のNO)、それが完了したら(S202のYES)、ペーパジャム発生箇所の通紙テストを開始する(S203)。そして、MFP2は、通紙テスト中の印刷用紙の通過時間を各センサにより計測し、それを記憶部22に保存する(S204)。このとき保存したデータを前述の「第1のセンサデータ」との区別のために以下では「第2のセンサデータ」と称する。
続いて、MFP2は、第1及び第2のセンサデータに基づきペーパジャム発生箇所の故障予測を行なう(S205)。このときの故障予測の手法は特に限定されないが、本例のMFP2は、多変量解析により第1及び第2のセンサデータについての異常判定指標値を演算し、その演算結果に基づきペーパジャム発生箇所の故障率を判定する。このような異常判定指標値としては、例えば、予め構築された正常データ群に対する第1及び第2のセンサデータのマハラノビス(Maharanobis)距離が採用される。なお、マハラノビス距離等の異常判定指標値の演算結果と個々のペーパジャム発生箇所の故障率との相関関係は予め与えられているものとする。
以上のように、本実施形態では、故障の前兆である異常(ペーパジャム)発生後の動作テスト(通紙テスト)中に計測したセンサデータを活用することにより高精度の故障予測結果を得ることができる。なお、本例では原稿/印刷用紙の搬送経路上に設けられた光学式センサによる計測データのみを用いて故障予測を行なうが、ADFの送りローラ、感光体ドラム、転写ベルト駆動ローラ、定着ローラ等の回転部材に取り付けられた回転エンコーダによる計測データを併せて用いることで予測精度をさらに向上させることができる。
続いて、MFP2は、S205での故障予測の結果に応じて処理を分岐する(S206)。より具体的には、MFP2は、S205で得られた故障率が所定水準未満である場合には(S206のNO)故障が発生する可能性は低いと判断してそのまま処理を終了し(エンド)、S205で得られた故障率が所定水準以上である場合には(S206のYES)故障が発生する可能性が高いと判断して後述のS207に進む。
続いて、S207では、S205での故障予測の結果を、ネットワークNを介して遠隔管理システム5に通知する。このような通知を受信した遠隔管理システム5は電子メール等によりサービスマンの端末にサービス指令を送信する。このようなサービス指令を受信したサービスマンはMFP2の設置場所であるオフィス等に急行してペーパジャム発生箇所の修理やメンテナンス等を行なう。
ここで、上述のようにして派遣されたサービスマンの到着まではMFP2に一定の機能制限が設定されるべきである。これは、サービスマン到着まではペーパジャム発生箇所の使用が極力回避されるべきだからである。そこで、MFP2は、本来実施可能な機能のうちペーパジャム発生箇所を使用する機能を特定する(S208)。以下ではこのような機能を「制限機能」と称する。例えば、MFP2はペーパジャム発生箇所がADFであった場合にはそれを使用する「両面印刷」機能を制限機能として特定する。
その後、MFP2は、S208で特定した制限機能のフラグを記憶部22に設定してから(S209)一連の処理を終了する(リターン)。なお、MFP2はスクリプト実行処理の終了後に再起動されることが好ましいが、S209で設定されるフラグは不揮発性フラグなので再起動後も記憶部22上に保持されたままである。そして、再起動後のMFP2は同フラグを参照することにより必要な機能制限の設定を行なう。以下、このような機能制限設定処理の詳細について説明する。
図6は、スクリプト実行処理後に再起動されたMFP2による機能制限設定処理の手順を示すフローチャートである。先ず、MFP2は、S209で設定されたフラグを記憶部22から取得し(S301)、それに基づき制限機能の有無を判定する(S302)。ここで、制限機能が存在しない場合は(S302のNO)そのままS304に進む。他方、制限機能が存在する場合は(S302のYES)ユーザに制限機能の利用を控えるよう促す警告メッセージを表示する(S303)。より具体的に、MFP2は、制限機能が「両面印刷」である場合には、操作部23に表示中のコピー設定用UI画面Uに「両面印刷のご利用はお控えください」という警告メッセージを追加する(図8参照)。
続いて、MFP2はユーザからコピー実行の指示を取得したら(S304)、UI画面U上でなされたコピー設定において制限機能が選択されているか否かを判定し(S305)、その判定結果に応じて以降の処理を分岐する。つまり、制限機能が選択されていない場合は(S305のNO)そのままコピーを実行するが(S308)、制限機能が選択されている場合は(S305のYES)ユーザに再考を促す警告メッセージを表示した上でコピーを続行するか否かの最終確認を求める(S306)。より具体的には、図7のような警告メッセージが表示してもなおユーザが「両面/ページ集約」のアイコンを選択した場合には、UI画面Uを図8のように切り替えた上で今度は「両面ユニットのご利用はお控えください。」との警告メッセージを表示する。
その後、MFP2は、コピーを続行するとの指示を取得した場合(S307のYES)、すなわちユーザが図8のUI画面上で「片面>両面」又は「両面>両面」のボタンを選択した場合は、コピー実行後に(S308)一連の処理を終了する(エンド)。他方、MFP2は、コピーを続行しないとの指示を取得した場合(S307のNO)、すなわちユーザが図8のUI画面上で「キャンセル」のボタンを選択した場合は、コピーを実行することなく一連の処理を終了する(エンド)。
以上のような機能制限を設定しておくことにより、ペーパジャム等の異常発生箇所の使用が回避されるので、MFP2全体のダウンタイムを最小限に抑えることができる。なお、図6ではMFP2のコピー機能に対する機能制限設定処理について説明したが、PC1を介して利用されるMFP2のプリント機能に対しても同様に機能制限が設定されるべきである。そこで以下では、MFP2のプリント機能に対する機能制限設定処理について説明する。
図7は、図5のスクリプト実行処理後に起動されたPC1のプリンタドライバによる機能制限処理の手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートより示されるアルゴリズムは、ROMに制御プログラムとして記憶されており、動作開始の際にCPUにより読み出されて実行される。
先ず、PC1は、ネットワークNを介してMFP2と通信を行い、記憶部22に保持されているフラグを取得する(S401)。そして、S401で取得したフラグに基づき制限機能の有無を判定し(S402)、制限機能が存在しない場合は(S402のNO)そのままS404に進む。他方、制限機能が存在する場合は(S402のYES)ユーザに制限機能の利用を控えるよう促す警告メッセージを表示する(S403)。例えば、PC1は、制限機能が「両面印刷」である場合には、表示部13に表示中のプリント設定用UI画面uに「使用しないでください」という警告メッセージを追加する(図10参照)。
続いて、PC1はユーザからプリント実行の指示を取得したら(S404)、UI画面uでなされたプリント設定において制限機能が選択されているか否かを判定し(S405)、その判定結果に応じて以降の処理を分岐する。つまり、制限機能が選択されていない場合は(S405のNO)そのままMFP2にプリント実行を指示するが(S408)、制限機能が選択されている場合は(S405のYES)ユーザに再考を促すメッセージを表示した上でプリントを実行するか否かの最終確認を求める(S406)。より具体的には、図10のような「両面ユニットは機器のトラブルが発生する必要があります。続行しますか?」との警告メッセージを含むポップアップ画面を表示する。
その後、PC1は、プリントを続行するとの指示を取得した場合(S407のYES)、すなわちユーザが図10のポップアップ画面上で「はい」のボタンを選択した場合は、MFP2にプリント実行を指示してから(S408)一連の処理を終了する(エンド)。他方、PC1は、プリントを続行しないとの指示を取得した場合は(S407のNO)、すなわちユーザが図10ポップアップ画面上で「いいえ」のボタンを選択した場合は、MFP2にプリント実行を指示することなく一連の処理を終了する(エンド)。
次に本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態に係るMFP2が適用された故障予測システムは以下のa〜fの手順でMFP2の故障予測を行なう。
(a)MFP2はペーパジャムを検出したらセンサデータに基づき異常の発生箇所(例えばADF)を特定する。
(b)MFP2は特定したペーパジャム発生箇所の故障予測に最適なスクリプトを外部サーバ4からダウンロードする。
(c)ユーザはペーパジャム発生箇所に対する復旧作業を行なった後、UI画面Uの指示に従いペーパジャム発生箇所の動作テストのための準備作業を行なう。例えば、ペーパジャム発生箇所がADFである場合にはADFの通紙テストのためにADFの給紙トレイに印刷用紙をセットする。
(d)MFP2はペーパジャム発生箇所の動作テストを実施すると同時に各部のセンサにより印刷用紙の通過時間等のデータを計測する。
(e)MFP2は動作テスト中に計測したセンサデータに基づきペーパジャム発生箇所の故障予測を行い、その結果に応じて記憶部22に制限機能のフラグをセットする。
(f)MFP2は記憶部22にセットされたフラグに基づきコピー機能に対する機能制限を設定する。より具体的には、コピー設定用UI画面Uに制限機能(例えば両面印刷)の利用を控えるよう促す警告メッセージを表示する。
(g)PC1はMFP2から取得したフラグに基づきプリント機能に対する機能制限を設定する。より具体的には、プリント設定用UI画面u上に制限機能(例えば両面印刷)の利用を控えるよう促す警告メッセージを表示する。
(h)MFP2は故障予測の結果を遠隔管理システム5に通報する。通報を受けた遠隔管理システム5はサービスマンを派遣する。
以上の(a)(b)のように、本実施形態に係るMFP2はペーパジャム等の異常発生箇所の故障予測に最適なスクリプトを選択的にダウンロードして実行する。そのため、本実施形態によれば、スクリプトダウンロード時のネットワークNの負荷、及び故障予測実行時のMFP2の負荷を軽減することができる。また、外部サーバ4上のスクリプトを市場での稼働状況等に応じて随時アップデートしておくことでより高精度の予測結果を得ることができる。
以上の(c)(d)のように、本実施形態に係るMFP2は異常発生箇所のテスト動作中に計測したセンサデータに基づき故障予測を行なう。そのため、本実施形態によれば、予め正常運転時のデータを記憶装置に蓄積しておく必要がないので、大容量の記憶装置を必要とすることなく高精度の故障予測を実現することができる。
なお、ペーパジャム等の異常に対する復旧作業に続けて動作テストの準備作業を行なえばよいので、当該準備作業によりユーザが過度の負担をユーザはコピー設定用UI画面U上の指示に従ってペーパジャムの復旧作業に続けてテスト動作の準備作業を行なえばよいので、当該準備作業によりユーザが過度の負担を受けることはない。
以上の(e)〜(h)のように、本実施形態に係るMFP2及びPC1(プリンタドライバ)は故障予測の結果に応じてコピー機能及びプリント機能に対する適切な機能制限を設定する。そのため、本実施形態によれば、サービスマン到着までに異常発生箇所(例えばADF)が過度に使用されることによりMFP2全体がダウンしてしまうことを防止できる。つまり、本実施形態によれば、MFP2のダウンタイムを最小化してユーザの利便性をさらに向上させることができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。例えば、上記実施形態では各部に設けられた光学センサにより搬送系の異常(ペーパジャム)を検出したときにスクリプトを実行して故障予測を行なう構成について説明したが本発明は必ずしもこれに限定されない。すなわち、転写ユニットや定着ユニット等のユニット内部でパーツカウンタ情報を保持しておき、そのパーツカウンタ情報が所定の閾値を超えたときに異常を検出したものとみなしてスクリプトを実行するような構成もまた本発明には含まれる。
本発明に係る画像形成装置は、上記手順の各々を実行するための専用のハードウェア回路によっても、上記手順の各々を記述したプログラムをCPUが実行することによっても実現可能である。後者により本発明を実現する場合、画像処理装置を動作させるプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。ここで、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ROMやハードディスク等に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
1 PC、
2 MFP、
3 LAN、
4 外部サーバ、
5 遠隔管理システム、
N ネットワーク、
U コピー設定用UI画面、
u プリント設定用UI画面。

Claims (31)

  1. 画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の故障の前兆である所定の異常を検出する検出部と、
    前記検出部が異常を検出した場合、当該異常に係る箇所の動作テストをユーザに指示する指示部と、
    前記指示部の指示を受けたユーザの操作に基づいて前記箇所の動作テストを実行するテスト実行部と、
    前記テスト実行部による前記動作テスト中の前記箇所の状態を表す数値を計測する計測部と、
    前記計測部が計測した前記数値を用いて前記箇所の故障予測を行なう故障予測部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 外部サーバから故障予測プログラムをダウンロードする第1通信部をさらに有し、
    前記故障予測部は、前記第1通信部がダウンロードした前記故障予測プログラムに従って前記故障予測を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1通信部は、前記検出部が検出した異常の種類に応じた故障予測プログラムをダウンロードすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記故障予測部による前記故障予測の結果を表示する表示部をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記表示部は、前記画像形成装置のオペレーションパネルに含まれることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記故障予測部による前記故障予測の結果に応じて前記画像形成装置に付すべき機能制限を特定する機能制限特定部をさらに有し、
    前記オペレーションパネルは、前記機能制限特定部が特定した前記機能制限の内容を表示することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記オペレーションパネルは、前記機能制限特定部が特定した前記機能制限に係る機能がユーザにより選択されたときに当該機能の使用を控えるようユーザに促すメッセージを表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置による印刷設定のためのプリンタドライバの印刷設定画面に前記機能制限特定部が特定した前記機能制限の内容を表示させるために、前記プリンタドライバに前記機能制限の内容を通知する第2通信部をさらに有することを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記故障予測部は、さらに前記検出部が異常を検出した際の当該異常に係る箇所の状態を表す数値を用いて前記故障予測を行なうことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記故障予測部による前記故障予測の結果を外部の管理システムに通知する第3通信部をさらに有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  11. 画像形成装置において実行される故障予測方法であって、
    前記画像形成装置の故障の前兆である所定の異常を検出するステップ(A)と、
    前記ステップ(A)で異常を検出した場合、当該異常に係る箇所の動作テストをユーザに指示するステップ(B)と、
    前記ステップ(B)で指示を受けたユーザの操作に基づいて前記箇所の動作テストを実行するステップ(C)と、
    前記ステップ(C)での前記動作テスト中に前記箇所の状態を表す数値を計測するステップ(D)と、
    前記ステップ(D)で計測した前記数値を用いて前記箇所の故障予測を行なうステップ(E)と、を含むことを特徴とする故障予測方法。
  12. 外部サーバから故障予測プログラムをダウンロードするステップ(a)をさらに含み、
    前記ステップ(D)では、前記ステップ(a)でダウンロードした前記故障予測プログラムに従って前記故障予測を行なうことを特徴とする請求項11に記載の故障予測方法。
  13. 前記ステップ(a)では、前記ステップ(A)で検出した異常の内容に応じた故障予測プログラムをダウンロードすることを特徴とする請求項12に記載の故障予測方法。
  14. 前記ステップ(E)での前記故障予測の結果を表示装置に表示するステップ(b)をさらに含むことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つに記載の故障予測方法。
  15. 前記表示装置は、前記画像形成装置のオペレーションパネルに含まれることを特徴とする請求項14に記載の故障予測方法。
  16. 前記ステップ(E)での前記故障予測の結果に応じて前記画像形成装置に付すべき機能制限を特定するステップ(c)と、
    前記ステップ(c)で特定した前記機能制限の内容を前記オペレーションパネルに表示するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の故障予測方法。
  17. 前記ステップ(c)で特定した前記機能制限に係る機能がユーザにより選択されたときに当該機能の使用を控えるようユーザに促すメッセージを前記オペレーションパネルにさらに表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の故障予測方法。
  18. 前記画像形成装置による印刷設定のためのプリンタドライバの印刷設定画面に前記ステップ(c)で特定した前記機能制限の内容を表示させるために、前記プリンタドライバに前記機能制限の内容を通知するステップをさらに含むことを特徴とする請求項16または17に記載の故障予測方法。
  19. 前記ステップ(E)では、前記ステップ(A)で異常を検出した際の当該異常に係る箇所の状態を表す数値をさらに用いて前記故障予測を行なうことを特徴とする請求項11〜18のいずれか1つに記載の故障予測方法。
  20. 前記ステップ(E)での前記故障予測の結果を外部の管理システムに通知するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11〜19のいずれか1つに記載の故障予測方法。
  21. 画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記画像形成装置の故障の前兆である所定の異常を検出する手順(A)と、
    前記手順(A)で異常を検出した場合、当該異常に係る箇所の動作テストをユーザに指示する手順(B)と、
    前記手順(B)で指示を受けたユーザの操作に基づいて前記箇所の動作テストを実行する手順(C)と、
    前記手順(C)での前記動作テスト中に前記箇所の状態を表す数値を計測する手順(D)と、
    前記手順(D)で計測した前記数値を用いて前記箇所の故障予測を行なう手順(E)と、を前記画像形成装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
  22. 外部サーバから故障予測プログラムをダウンロードする手順(a)をさらに前記画像形成装置に実行させ、
    前記手順(D)では、前記手順(a)でダウンロードした前記故障予測プログラムに従って前記故障予測が行なわれることを特徴とする請求項21に記載の制御プログラム。
  23. 前記手順(a)では、前記手順(A)で検出した異常の内容に応じた故障予測プログラムがダウンロードされることを特徴とする請求項22に記載の制御プログラム。
  24. 前記手順(E)での前記故障予測の結果を表示装置に表示する手順(b)をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項21〜23のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  25. 前記表示装置は、前記画像形成装置のオペレーションパネルに含まれることを特徴とする請求項24に記載の制御プログラム。
  26. 前記手順(E)での前記故障予測の結果に応じて前記画像形成装置に付すべき機能制限を特定する手順(c)と、
    前記手順(c)で特定された前記機能制限の内容を前記オペレーションパネルに表示する手順と、をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項25に記載の制御プログラム。
  27. 前記手順(c)で特定された前記機能制限に係る機能がユーザにより選択されたときに当該機能の使用を控えるようユーザに促すメッセージを前記オペレーションパネルにさらに表示する手順をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項26に記載の制御プログラム。
  28. 前記画像形成装置による印刷設定のためのプリンタドライバの印刷設定画面に前記手順(c)で特定された前記機能制限の内容を表示させるために、前記プリンタドライバに前記機能制限の内容を通知する手順をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項26または27に記載の制御プログラム。
  29. 前記手順(E)では、さらに前記手順(A)で異常が検出された際の当該異常に係る箇所の状態を表す数値が前記故障予測に用いられることを特徴とする請求項21〜28のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  30. 前記手順(E)での前記故障予測の結果を外部の管理システムに通知する手順をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項21〜29のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  31. 請求項21〜30のいずれか1つに記載された制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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