JP2020001411A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】物体情報取得装置が車幅方向に延出する操向ハンドルの端部に取り付けられる構造を採用しつつも、物体情報取得装置の情報取込み部を保護することができる鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】鞍乗り型車両は、車幅方向に延出する操向ハンドル3と、車両の外部の物体情報を取得する物体情報取得装置と、物体情報取得装置を内部に収容する収容ケース11と、を備えている。物体情報取得装置は、操向ハンドル3の端部に取り付けられている。収容ケース11は、物体情報取得装置の情報取込み部を車両前方と車両後方の少なくとも一方に臨ませる開口部を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置等の車両の外部の物体情報を取得する物体情報取得装置を備えた鞍乗り型車両に関するものである。
近年、運転者の視認補助や走行状況の記録等の目的で撮像装置等の物体情報取得装置を装備した鞍乗り型車両が案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の鞍乗り型車両は、所謂ドロップタイプの操向ハンドルを備えた自転車であり、車両斜め後方に向かって湾曲した操向ハンドルの先端部に撮像装置が取り付けられている。この鞍乗り型車両の場合、車両の斜め後方に向く操向ハンドルの先端部に撮像装置が設置されているため、車両の走行時に斜め後方側の映像を連続して撮像することができる。
特開2007−288440号公報
ところで、特許文献1に記載の鞍乗り型車両は、先端部が車両の斜め後方に湾曲するドロップタイプの操向ハンドルを採用するものであるため、特に前方を撮像することが難しい。一方で、先端部が車幅方向に延出する操向ハンドルを採用する鞍乗り型車両においては、操向ハンドルの端部に撮像装置等の物体情報取得装置を取り付けることにより後方だけでなく前方及び左右の撮像が容易になる。
しかしながら、先端部が車幅方向に延出する操向ハンドルの端部に物体情報取得装置を直接取り付けると、ハンドルの端部が他の物体と接触した際の物体情報取得装置のレンズ部等の情報取込み部の保護が課題となる。
そこで本発明は、物体情報取得装置が車幅方向に延出する操向ハンドルの端部に取り付けられる構造を採用しつつも、物体情報取得装置の情報取込み部を保護することができる鞍乗り型車両を提供しようとするものである。
本発明に係る鞍乗り型車両は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明の請求項1に係る鞍乗り型車両は、車幅方向に延出する操向ハンドル(3)と、前記操向ハンドル(3)の端部に取り付けられて車両の外部の物体情報を取得する物体情報取得装置(10)と、前記物体情報取得装置(10)を内部に収容し、前記物体情報取得装置(10)の情報取込み部(10a−1,10a−2)を車両前方と車両後方の少なくとも一方に臨ませる開口部(16f,16r)を有する収容ケース(11)と、を備えていることを特徴とする。
上記の構成により、物体情報取得装置(10)は、収容ケース(11)内に収容された状態で操向ハンドル(3)の端部に取り付けられることになる。車両の外部の物体情報は、収容ケース(11)の開口部(16f,16r)を通して、物体情報取得装置(10)の情報取込み部(10a−1,10a−2)から取り込まれる。物体情報取得装置(10)は周域を収容ケース(11)に取り囲まれるため、操向ハンドル(3)の端部側が他の物体に接触することがあっても、物体情報取得装置(10)の情報取込み部(10a−1,10a−2)は収容ケース(11)によって保護される。
前記物体情報取得装置(10)は、車両前方側に指向する前方情報取込み部(10a−1)と、車両後方側に指向する後方情報取込み部(10a−2)と、を有し、前記収容ケース(11)は、前記物体情報取得装置(10)の前記前方情報取込み部(10a−1)を車両前方側に臨ませる前方開口部(16f)と、前記物体情報取得装置(10)の前記後方情報取込み部(10a−2)を車両後方側に臨ませる後方開口部(16r)と、を有している構成であっても良い。
この場合、物体情報取得装置(10)は収容ケース(11)の前方開口部(16f)と後方開口部(16r)を通して車両前方側と後方側の物体情報を取り込むことができる。したがって、この構成を採用することにより、車両外部の広角範囲から物体情報を取得することができる。
前記収容ケース(11)の少なくとも車幅方向外側領域は球面状に構成されるようにしても良い。
この場合、収容ケース(11)が受ける力を略球面に沿って滑らかに分散させることができる。これにより、収容ケース(11)の変形や傷付きを抑制することができる。
前記物体情報取得装置(10)は外面が略球状に構成され、前記収容ケース(11)と前記物体情報取得装置(10)の間には弾性部材(14)が介在され、前記物体情報取得装置(10)の外面が当接する前記弾性部材(14)の内面は球面状に構成されるようにしても良い。
この場合、収容ケース(11)と物体情報取得装置(10)の間の相対振動を弾性部材(14)によって吸収することができる。このため、走行時における物体情報取得装置(10)の振動を抑制することができる。また、物体情報取得装置(10)の略球状の外面が弾性部材(14)の球面状の内面に保持されているため、物体情報取得装置(10)の設置角度を弾性部材(14)の内側で容易に調整することができる。
前記収容ケース(11)を、前記操向ハンドル(3)の端部に固定する固定ユニット(12)を備え、前記固定ユニット(12)は、前記操向ハンドル(3)の端部から前記操向ハンドル(3)の内部に挿入された状態で拡径可能な拡径ブロック(23)と、ねじ操作によって前記拡径ブロック(23)を前記操向ハンドル(3)内で拡径させるねじ操作部(22,24)と、を有している構成であっても良い。
この場合、固定ユニット(12)の拡径ブロック(23)を操向ハンドル(3)の内部に挿入し、ねじ操作部(22,24)で拡径ブロック(23)を拡径させるだけで、物体情報取得装置(10)を収容した収容ケース(11)を操向ハンドル(3)の端部に容易に取り付けることができる。
また、本発明の請求項6に係る鞍乗り型車両は、車幅方向に延出する操向ハンドル(3)と、車両の外部の物体情報を取得する物体情報取得装置(10,110,210)と、を備える鞍乗り型車両であって、前記操向ハンドル(3)の車幅方向外側の端部に前記物体情報取得装置(10,110,210)を設け、少なくとも一部が前記物体情報取得装置(10,110,210)よりも外側に位置し前記物体情報取得装置(10)の少なくとも一部を収容する収容ケース(11,111)を設けたことを特徴とする。
上記の構成により、物体情報取得装置(10,110,210)は、少なくとも一部が収容ケース(11,111)に収容された状態で操向ハンドル(3)の端部に取り付けられることになる。物体情報取得装置(10,110,210)の少なくとも一部の外側が収容ケース(11,111)に覆われるため、操向ハンドル(3)の端部側が他の物体に接触することがあっても、物体情報取得装置(10,110,210)は収容ケース(11,111)によって保護される。
請求項1に係る発明においては、物体情報取得装置が、収容ケース内に収容された状態で操向ハンドルの端部に取り付けられ、物体情報取得装置の情報取込み部が収容ケースの開口部を通して車両前方と車両後方の少なくとも一方に臨んでいる。このため、本発明によれば、車幅方向に延出する操向ハンドルの端部に物体情報取得装置が取り付けられる構造を採用しつつも、物体情報取得装置の情報取込み部を保護することができる。
請求項6に係る発明においては、操向ハンドルの車幅方向外側の端部に物体情報取得装置を設け、少なくとも一部が物体情報取得装置よりも外側に位置し物体情報取得装置の少なくとも一部を収容する収容ケースを設けている。このため、本発明によれば、車幅方向に延出する操向ハンドルの端部に物体情報取得装置が取り付けられる構造を採用しつつも、物体情報取得装置の情報取込み部を保護することができる。
本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の撮像装置組付け体の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の撮像装置組付け体の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の撮像装置組付け体の図3のV−V線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の撮像装置組付け体の図3のVI−VI線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鞍乗り型車両の撮像装置組付け体の図3のVII−VII線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る鞍乗り型車両の撮像装置組付け体の図5と同様の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る鞍乗り型車両の撮像装置組付け体の図5と同様の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また、以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を指す矢印UPが示されている。
最初に、図1〜図7に示す第1の実施形態について説明する。
図1は、鞍乗り型車両の一形態である自動二輪車1の正面図であり、図2は、自動二輪車1の平面図である。
自動二輪車1は、車体フレームの前部のヘッドパイプ(図示せず)にステアリングステム(図示せず)が操向可能に枢支され、ステアリングステムの下部側に左右の一対のフロントフォーク2L,2Rが支持されているとともに、ステアリングステムの上部にバータイプの操向ハンドル3が取り付けられている。左右のフロントフォーク2L,2Rの下端には、前輪Wfが回転自在に支持されており、左右のフロントフォーク2L,2Rの上部側には、計器盤4やヘッドライト5等が取り付けられている。なお、図1,図2中の符号6は、方向指示用のウィンカーであり、符号7は、警報用のホーンであり、符号8は、燃料タンクである。
操向ハンドル3は、前輪Wfが直進方向に操舵されている状態において、車幅方向(左右方向)に略沿う方向に延出している。
操向ハンドル3の左右の各端部には、CCDセンサやMOSセンサ、CMOSセンサ等を用いた撮像装置10が収容ケース11内に保持された状態で取り付けられている。撮像装置10で撮像したデータは、例えば、図示しない信号処理回路によって処理されて、車載のモニターに表示されたり、記録媒体に記録されたり、車載の各種の機器の制御等に用いられる。
本実施形態においては、撮像装置10が、車両外部の物体情報を取得する物体情報取得装置を構成している。
図3は、撮像装置10と、収容ケース11と、これらを操向ハンドル3に取り付けるための固定ユニット12と、を含む撮像装置組付け体13の斜視図であり、図4は、同撮像装置組付け体13の分解斜視図である。なお、図3,図4は、操向ハンドル3の左側の端部に設置される撮像装置組付け体13を示しているが、操向ハンドル3の右側の端部に設置される撮像装置組付け体13も同様の構成とされている。
撮像装置組付け体13は、撮像装置10と、撮像装置10が収納される収容ケース11と、収容ケース11と撮像装置10の間に介装されるゴム等の略円筒状の弾性部材14と、固定ユニット12と、を備えている。
図5は、撮像装置組付け体13の図3のV−V線に沿う断面(中心軸線CLを通る縦断面)を示す図であり、図6は、撮像装置組付け体13の図3のVI−VI線に沿う断面(中心軸線CLを通る縦断面)を示す図である。また、図7は、撮像装置組付け体13の図3のVII−VII線に沿う断面を示す図である。
図3〜図7に示すように、撮像装置10は、球体上における車両前方に対向する部分と車両後方に対向する部分が略平行に切除された形状とされ、互いに平行な平面部にそれぞれレンズ部10a−1,10a−2が設置されている。撮像装置10は、後に詳述するように撮像角度を微調整することができるが、説明の便宜上、平面部のうちの概ね車両の前方側に向く面を前面10fと称し、概ね車両の後方側に向く面を後面10rと呼ぶものとする。また、撮像装置10の外面のうちの前面10fと後面10rを除く球面部分を外周面10sと呼ぶものとする。
本実施形態においては、レンズ部10a−1が前方情報取込み部を構成し,レンズ部10a−2が後方情報取込み部を構成している。
収容ケース11は、アルミニウム合金等の金属から成り、一端部が操向ハンドル3の端面に対向して配置されるボス部15と、ボス部15の他端に連設されるリング部16とを有している。リング部16の内周面は、略円筒状に形成され、外周面16aが球面状に形成されている。また、リング部16の内周面は、軸方向の一端側と他端側の開口部16f,16rが円形形状とされている。リング部16は、操向ハンドル3が直進方向に操舵されているときに、開口部16f,16rがそれぞれ車両の前方側と後方側とに指向するようになっている。
リング部16の前後の開口部16f,16rは、撮像装置10の前後のレンズ部10a−1,10a−2をそれぞれ車両前方と車両後方とに臨ませるようになっている。本実施形態においては、前方側の開口部16fが前方開口部を構成し、後方側の開口部16rが後方開口部を構成している。
また、ボス部15には、走行ハンドル3の中心軸線CLに沿って貫通するねじ孔18が形成されている。
弾性部材14は、内周面14aが球面状に形成されている。弾性部材14の内周面14aには、撮像装置10の球面状の外周面が嵌合されるようになっている。また、弾性部材14には、撮像装置10から引き出された電気ケーブル17を操向ハンドル3方向に引き出すためのケーブル挿通孔14hが形成されている。
なお、収容ケース11のリング部16の円周方向の一部には切割部19が設けられており、リング部16の切割部19を挟む一端部と他端部とが、ねじ20によって締め込み固定されるようになっている。リング部16の内周部には、弾性部材14を介して撮像装置10が配置され、この状態において、切割部19を挟む一端部と他端部とがねじ20により締結されることにより、撮像装置10がリング部16の内側に位置固定される。撮像装置10の撮像角度は、リング部16のねじ20を緩めて撮像装置10を弾性部材14の球面状の内周面に沿って動かすことによって調整することができる。
固定ユニット12は、多角形状(例えば、六角形状)の操作ブロック22cの軸方向両側にねじ軸22a,22bが突出した両軸ボルト22(ねじ操作部)と、両軸ボルト22の一方のねじ軸22aに外嵌され、外周部に拡径変位可能な複数の楔片23aを有する拡径ブロック23と、拡径ブロック23を貫通した一方のねじ軸22aに螺合されるテーパーナット24と、を備えている。
操向ハンドル3の端部は、図5,図6に示すように円筒状に形成されており、その円筒部の内周面3aに、拡径ブロック23の楔片23aが、両軸ボルト22のねじ軸22aとテーパーナット24とともに挿入されるようになっている。
拡径ブロック23は、操向ハンドル3の端面と、両軸ボルト22の操作ブロック22cの軸方向の一端面に当接する孔あき円板状のフランジ部23bと、フランジ部23bの一端面側に延設された断面略円弧状の複数の楔片23aと、を有している。各楔片23aは、円筒を円周方向で分割した形状とされている。各楔片23aの軸方向の延出端には、拡径ブロック23の径方向内側に向かってフランジ部23b方向に傾斜するテーパー面23a−1が形成されている。
テーパーナット24は、内周部に、両軸ボルト22のねじ軸22aに螺合されるねじ孔(符号省略)が形成されているとともに、外周部に、拡径ブロック23の楔片23aの各テーパー面23a−1に当接可能なテーパー面24aが形成されている。テーパーナット24のテーパー面24a上には、拡径ブロック23の隣接する楔片23aの間の隙間に挿入可能な回り止め突起24bが突設されている。テーパーナット24の回り止め突起24bが隣接する楔片23aの間に挿入され、その状態で両軸ボルト22が拡径ブロック23に対して一方向に回転操作されると、両軸ボルト22のねじ軸22aがテーパーナット24に締め込まれる。これにより、テーパーナット24が拡径ブロック23のフランジ部23b方向に変位し、このとき、テーパーナット24のテーパー面24aが、拡径ブロック23の楔片23aのテーパー面23a−1に押し付けられ、楔片23aが拡径方向に変位する。
また、両軸ボルト22の他方のねじ軸22bには、内部に弾性部材14を介して撮像装置10を固定した収容ケース11のボス部15が締結固定されるようになっている。両軸ボルト22のねじ軸22bとボス部15の回転は、ねじ軸22bに螺合されるロックナット25によって固定される。
こうして収容ケース11がねじ軸22bに固定された固定ユニット12は、上述のように拡径ブロック23の楔片23aを拡径変位させることによって、操向ハンドル3の端部に固定されている。なお、両軸ボルト22には、軸孔(符号省略)が形成されており、収容ケース11のボス部15から引き出された撮像装置10の電気ケーブル17は、両軸ボルト22の軸孔を通して操向ハンドル3内に引き入れられている。
以上のように、本実施形態に係る自動二輪車1は、撮像装置10が、収容ケース11内に収容された状態で操向ハンドル3の端部に取り付けられ、撮像装置10のレンズ部10a−1,10a−2が、収容ケース11の前後の開口部16f,16rを通して車両の前方と後方とに臨んでいる。これにより、撮像装置10は周域を収容ケース11に取り囲まれることになるため、操向ハンドル3の端部が他の部材に接触することがあっても、撮像装置10のレンズ部10a−1,10a−2は、収容ケース11によって保護される。
したがって、本実施形態に係る自動二輪車1においては、車幅方向に延出する操向ハンドル3の端部に撮像装置10が取り付けられる構造を採用しつつも、撮像装置10のレンズ部10a−1,10a−2の傷付きを減らすことができる。
本実施形態においては、レンズ部10a−1,10a−2を前後に有する撮像装置10を採用しているが、撮像装置10のレンズ部は前後のいずれか一方のみに配置するようにしても良い。この場合、収容ケース11の開口部も前後のいずれか一方のみに設ければ良い。
ただし、本実施形態のように、撮像装置10の前後にレンズ部10a−1,10a−2を設け、収容ケース11に、前後のレンズ部10a−1,10a−2を車両の前方側と後方側に臨ませる開口部16f,16rを設けるようにした場合には、車両外部のより広角範囲に対して撮像を行うことができる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1においては、収容ケース11の外周面16aの少なくとも車幅方向外側領域が球面状に構成されている。このため、収容ケース11の外周面16aの車幅方向外側領域が他の部材と接触することがあっても、他の部材との接触面を球面状の外周面16aに沿わせて円滑に移動させることができる。したがって、この構成を採用した場合には、収容ケース11の他の部材との接触部に作用する応力を広範囲に円滑に分散させ、収容ケース11の変形や傷付きを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る自動二輪車1では、撮像装置10の外面が略球状に構成され、収容ケース11と撮像装置10の間に介在させる弾性部材14の内面が球面状に構成されている。このため、車両走行時における撮像装置10の振動を弾性部材14によって抑制することができるうえ、撮像装置10の設置角度を弾性部材14の内側で容易に調整することができる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1においては、収容ケース11を操向ハンドル3の端部に固定する固定ユニット12が、両軸ボルト22とテーパーナット24を主とするねじ操作部と、拡径ブロック23とを備えている。そして、両軸ボルト22の操作ブロック22cを回転操作(ねじ操作)することにより、拡径ブロック23の楔片23aを拡径変位させて、両軸ボルト22を操向ハンドル3に固定できるようになっている。したがって、この構成を採用した場合には、両軸ボルト22の操作ブロック22cを回転操作するだけで、撮像装置10を収容した収容ケース11を操向ハンドル3の端部に容易に取り付けることができる。
つづいて、図8に示す第2の実施形態について説明する。なお、図9に示す第3の実施形態も含め、各実施形態の共通部分には同一符号を付して重複する説明を省略するものとする。
図8は、第2の実施形態の撮像装置組付け体113の図5と同様の断面を示す図である。
撮像装置組付け体113は、撮像装置110と、撮像装置110が収納される収容ケース111と、撮像装置110と収納ケース111を操向ハンドル3の端部に固定するための固定ユニット12と、を備えている。固定ユニット12は、第1の実施形態と同様の構成とされている。
撮像装置110は、第1の実施形態と同様に車両前方側に向く面と車両後方側に向く面とに、情報取込み部であるレンズ部110a−1,110a−2が設置されている。撮像装置110は、レンズ部110a−1,110a−2を有する装置本体110Aに有底円筒状のソケット部110Bが一体に設けられている。ソケット部110Bの軸心部には、操向ハンドル3の中心軸線CLに沿って貫通するねじ孔18が形成されている。ねじ孔18には、固定ユニット12の両軸ボルト22の他方のねじ軸22bが螺合されるようになっている。また、ソケット部110Bの外周面には雄ねじ30が形成されている。
収納ケース111は、有底円筒状の透明樹脂によって構成されている。収納ケース111は、一端が開口した円筒部111aと、円筒部111aの他端を閉塞する略半球状の球面頭部111bと、を有している。円筒部111aの一端部の内周には雌ねじ31が形成されている。収納ケース111は、円筒部111aと球面頭部111bが撮像装置110の本体部110Aの外側全域を覆った状態において、円筒部111aの一端側の雌ねじ31がソケット部110Bの外周の雄ねじ30に螺合されている。なお、収納ケース111の円筒部111aとソケット部110Bの間には、シール部材32が介装されている。
本実施形態の場合、透明な収納ケース111は、撮像装置110のソケット部110Bに対し、雄ねじ30と雌ねじ31による螺合によって脱着可能に取り付けられている。また、本実施形態の場合、撮像装置210を収容する収納ケース111には、撮像装置110のレンズ部110a−1,110a−2を外部に露出させるための開口部が設けられていないが、収納ケース111の全体が透明な樹脂によって形成されているため、撮像装置110は、収納ケース111の透明な壁を通して周囲の広い範囲から外部の物体情報を取り込むことができる。
以上のように、本実施形態に係る自動二輪車においては、撮像装置110の周囲のほぼ全域が透明樹脂製の収納ケース111によって覆われているため、操向ハンドル3の端部が他の部材に接触することがあっても、撮像装置110のレンズ部110a−1,110a−2を収納ケース111によって保護することができる。
したがって、本実施形態においては、車幅方向に延出する操向ハンドル3の端部に撮像装置110が取り付けられる構造を採用しつつも、撮像装置110のレンズ部110a−1,110a−2の傷付きを防止することができる。
また、本実施形態の撮像装置組付け体113においては、透明樹脂から成る収納ケース111が撮像装置110のソケット部210Bに脱着可能に取り付けられているため、万が一収納ケース111に傷が付いた場合には、別の収納ケース111と容易に交換することができる。
さらに、本実施形態の撮像装置組付け体113においては、撮像装置110が透明樹脂製の収納ケース111内にほぼ密閉された状態で収納されているため、雨水等の水滴が撮像装置110に付着するのを防止することができる。
図9は、第3の実施形態の撮像装置組付け体213の図5と同様の断面を示す図である。
本実施形態の撮像装置組付け体213は、撮像装置210と、撮像装置210が収納される収容ケース111と、撮像装置210と収納ケース111を操向ハンドル3の端部に固定するための固定ユニット12と、を備えている。固定ユニット12と収納ケース111は、第2の実施形態と同様の構成とされており、撮像装置210のみが第2の実施形態と異なっている。本実施形態の撮像装置210は、車両の前後と側方と上下の広角範囲を撮像可能なレンズ部210a(情報取込み部)を有している。
本実施形態に係る自動二輪車は、第2の実施形態とほぼ同様の基本的な効果を得ることができるうえ、撮像装置210が周囲の広角範囲を撮像可能なレンズ部210aを備えているため、撮像装置210において、車両の周囲のより広い範囲の物体情報を取り込むことができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、車両の外部の物体情報を取得する物体情報取得装置として撮像装置が用いられているが、物体情報取得装置は撮像装置に限るものではなく、物体の情報を取得し得る装置であれば、超音波センサや赤外線センサ、ミリ波レーダー等の装置であっても良い。また、物体情報取得装置は、カメラと赤外線センサ等を異種または同種の装置を組み合わせて複数設けるようにしても良い。
また、この発明に係る鞍乗り型車両は、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)に限らず、前一輪かつ後二輪の三輪車等も含まれる。
1…自動二輪車(鞍乗り型車両)
3…操向ハンドル
10,110,210…撮像装置(物体情報取得装置)
10a−1,110a−1…レンズ部(前方情報取込み部,情報取込み部)
10a−2,110a−2…レンズ部(後方情報取込み部,情報取込み部)
11,111…収容ケース
12…固定ユニット
14…弾性部材
16f,16r…開口部
22…両軸ボルト22(ねじ操作部)
23…拡径ブロック
24…テーパーナット(ねじ操作部)
210a…レンズ部(情報取込み部)

Claims (6)

  1. 車幅方向に延出する操向ハンドル(3)と、
    前記操向ハンドル(3)の端部に取り付けられて車両の外部の物体情報を取得する物体情報取得装置(10)と、
    前記物体情報取得装置(10)を内部に収容し、前記物体情報取得装置(10)の情報取込み部(10a−1,10a−2)を車両前方と車両後方の少なくとも一方に臨ませる開口部(16f,16r)を有する収容ケース(11)と、
    を備えていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記物体情報取得装置(10)は、車両前方側に指向する前方情報取込み部(10a−1)と、車両後方側に指向する後方情報取込み部(10a−2)と、を有し、
    前記収容ケース(11)は、前記物体情報取得装置(10)の前記前方情報取込み部(10a−1)を車両前方側に臨ませる前方開口部(16f)と、前記物体情報取得装置(10)の前記後方情報取込み部(10a−2)を車両後方側に臨ませる後方開口部(16r)と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記収容ケース(11)の少なくとも車幅方向外側領域は球面状に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記物体情報取得装置(10)は外面が略球状に構成されており、
    前記収容ケース(11)と前記物体情報取得装置(10)の間には弾性部材(14)が介在され、
    前記物体情報取得装置(10)の外面が当接する前記弾性部材(14)の内面は球面状に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記収容ケース(11)を、前記操向ハンドル(3)の端部に固定する固定ユニット(12)を備え、
    前記固定ユニット(12)は、
    前記操向ハンドル(3)の端部から前記操向ハンドル(3)の内部に挿入された状態で拡径可能な拡径ブロック(23)と、
    ねじ操作によって前記拡径ブロック(23)を前記操向ハンドル(3)内で拡径させるねじ操作部(22,24)と、を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 車幅方向に延出する操向ハンドル(3)と、
    車両の外部の物体情報を取得する物体情報取得装置(10)と、
    を備える鞍乗り型車両であって、
    前記操向ハンドル(3)の車幅方向外側の端部に前記物体情報取得装置(10)を設け、
    少なくとも一部が前記物体情報取得装置(10)よりも外側に位置し前記物体情報取得装置(10)の少なくとも一部を収容する収容ケース(11,111)を設けたことを特徴とする鞍乗り型車両。
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