JP2010036624A - 自動二輪車の後方確認用ミラー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】後方確認用ミラー61Lは、車体から延びているミラーアーム131Lと、このミラーアーム131Lの先端に設けられるミラーハウジング132Lと、このミラーハウジング132Lの前面に設けられているウインカ135Lと、ミラーハウジング132Lの後面に設けられ乗員が後方を確認するミラー本体133Lと、からなる。ミラーハウジング132Lは、一部が上方へ突出するように、少なくとも上面146Lに第1の段部147Lが設けられている。
【選択図】図5
Description
ミラーアームには、一部が上方へ突出するように第2の段部が設けられていることを特徴とする。
走行風が、ミラーハウジングの上面に当たると、この走行風は、第1の段部で剥離され、走行風の流れは乱される。
この点、本発明では、前部と後部との間には、少なくとも上面に第1の段部が備えられており、この第1の段部で、乱流が発生するようにした。第1の段部で乱流が発生し、ミラーハウジングの周囲に、乱流が流れるので、旋回の際には、第1の段部を設けないときに較べると、より小さな入力で車両の向きを変化させることができる。すなわち、第1の段部によって、旋回時の入力を適切に調整できるので、旋回性能を向上させることができる。
第1の段部は、ケース部とホルダ部との合わせ部に設けられているので、成形用の金型を複雑な形状にすることなく、容易に第1の段部を設けることが可能となる。したがって、ミラーハウジングのコストアップを抑えることができる。
仮に、第1の段部の段差が0.7mm未満のときは、後方確認用ミラーの周囲を流れる走行風に乱れが起き難くなる。
また、第1の段部の段差が1.3mm超のときは、後方確認用ミラーの外観性が損なわれる場合がある。
第1の段部の段差が0.7mm〜1.3mmの間にあれば、後方確認用ミラーの周囲を流れる走行風に乱れが発生するので、より小さな入力で車両の向きを変化させることができる。加えて、視覚的にはわずかな段差なので、後方確認用ミラーの外観性への影響は極力抑えられる。
仮に、合わせ部の隙間が0.3mm未満では、後方確認用ミラーの周囲を流れる走行風に乱れが起き難くなる。
また、合わせ部の隙間が1.0mm超では、後方確認用ミラーの外観性が損なわれる場合がある。
合わせ部の隙間が0.3mm〜1.0mmの間にあれば、後方確認用ミラーの周囲を流れる走行風に乱れが発生するので、より小さな入力で車両の向きを変化させることができる。加えて、後方確認用ミラーの外観性への影響は極力抑えられる。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方に延出されエンジン13を支持するメインフレーム14と、このメインフレーム14の後端上部から後方に延ばし乗員シート15を支持し、バッテリ16などの電装部品などを取り付け、且つ、リヤフェンダ17を含む車体後部18を支持するリヤフレーム19と、からなる。
なお、メインフレーム14には、このメインフレーム14の後端部に設けられスイングアーム28を支持するピボットプレート22を含む。
排気装置33は、各シリンダ35、35、36、36から延びている排気管41a〜41dと、これらの排気管41a〜41dが集合され排気ガスの浄化を行う触媒管45と、この触媒管45から延びている全体集合管46と、この全体集合管46に連結される消音器47と、から構成されている。
カウル部70には、ヘッドパイプ12から延ばし後述するカウルステー71を介して車体フレーム11の前方を覆うフロントカウル部72と、このフロントカウル部72に連続して設け車両の側方を覆うサイドカウル部73と、エンジン13の下方に設けるアンダカウル74と、が備えられており、風よけや車両の外観性を高めることなどを目的とする。
図中、121L、121Rは操舵ハンドル26の先端部に設けられ運転者が握るグリップ部、122はエンジンなどをオンオフするキーシリンダである。
自動二輪車の後方確認用ミラー61L、61R(ミラー61L、61R)は、車体から延びているミラーアーム131L、131Rと、これらのミラーアーム131L、131Rの先端に設けられるミラーハウジング132L、132Rと、これらのミラーハウジング132L、132Rに設けられ乗員が後方を確認するミラー本体133L、133Rと、からなる。
後方確認用ミラー61Lは、車体から延びているミラーアーム131Lと、このミラーアーム131Lの先端に設けられるミラーハウジング132Lと、このミラーハウジング132Lの前面に設けられているウインカ135Lと、ミラーハウジング132Lの後面に設けられ乗員が後方を確認するミラー本体133Lと、からなる。
すなわち、ミラーハウジング132L内には、ウインカ135Lが収容されている。
ミラーハウジング132Lは、ミラーハウジング132Lの一部が上方へ突出するように、少なくとも上面146Lに第1の段部147Lが設けられている。
第1の段部147Lは、ケース部139Lとホルダ部138Lとの合わせ部151Lに設けられているので、成形用の金型を複雑な形状にすることなく、容易に第1の段部147Lを設けることが可能となる。したがって、ミラーハウジング132Lのコストアップを抑えることができる。
本実施例において、第1の段部147Lの段差(h)は、0.7〜1.3mmに設定され、合わせ部151Lの隙間(δ)は、0.3〜1.0mmに設定されている。
本実施例において、第2の段部171Lの段差(ha)は、0.7〜1.3mmに設定される。好ましくは、ha=1.0mmに設定される。合わせ部173Lの隙間(δa)は、0.3〜1.0mmに設定されている。好ましくは、δa=0.5mmに設定される。
図8は自動二輪車の後方確認用ミラーの作用説明図である。
(a)には実施例が示されており、ミラーハウジング132Lの上面146Lに、第1の段部147Lを設けたので、走行風が、ミラーハウジングの上面146Lに当たると、この走行風は、第1の段部147Lで剥離され、走行風の流れは乱される。
仮に、第1の段部147Lの段差が0.7mm未満のときは、後方確認用ミラー61Lの周囲を流れる走行風に乱れが起き難くなる。
第1の段部147Lの段差が1.3mm超のときは、後方確認用ミラー61Lの外観性が損なわれる場合がある。
いる。好ましくは、1.0mmに設定される。
第1の段部147Lの段差が0.7mm〜1.3mmの間にあれば、後方確認用ミラー61Lの周囲を流れる走行風に乱れが発生するので、より小さな入力で車両の向きを変化させることができる。加えて、後方確認用ミラー61Lの外観性が損なわれる心配はない。
仮に、合わせ部151Lの隙間(δ)が0.3mm未満では、後方確認用ミラー61Lの周囲を流れる走行風に乱れが起き難くなる。
合わせ部151Lの隙間(δ)が1.0mm超では、後方確認用ミラー61Lの外観性が損なわれる場合がある。
合わせ部151Lの隙間(δ)が0.3mm〜1.0mmの間にあれば、後方確認用ミラー61Lの周囲を流れる走行風に乱れが発生するので、より小さな入力で車両の向きを変化させることができる。加えて、後方確認用ミラー61Lの外観性が損なわれる心配もない。
請求項1では、ミラーハウジングを1つの部品で構成することは差し支えない。
請求項2では、ミラーハウジング内に収容されるウインカを省くことは差し支えない。
Claims (6)
- 車体から延びているミラーアームと、このミラーアームの先端に設けられるミラーハウジングと、このミラーハウジングに設けられ乗員が後方を確認するミラーと、からなる自動二輪車の後方確認用ミラーにおいて、
前記ミラーハウジングは、一部が上方へ突出するように、少なくとも上面に第1の段部が設けられていることを特徴とする自動二輪車の後方確認用ミラー。 - 前記ミラーハウジングは、車両前方に臨ませるケース部と、このケース部に取り付けられ前記ミラーを支えるホルダ部とからなり、前記第1の段部は、前記ケース部と前記ホルダ部の合わせ部に設けられていることを特徴とする自動二輪車の後方確認用ミラー。
- 前記ミラーハウジング内には、ウインカが収容されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車の後方確認用ミラー。
- 前記ウインカの配線は、前記ミラーアーム内に設けられるとともに、
前記ミラーアームには、一部が上方へ突出するように第2の段部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の後方確認用ミラー。 - 前記第1の段部の段差は、0.7〜1.3mmに設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車の後方確認用ミラー。
- 前記合わせ部の隙間は、0.3〜1.0mmに設定されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項記載の自動二輪車の後方確認用ミラー。
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