JP2009265131A - レンズ鏡筒固定装置および、それを備えた撮像装置 - Google Patents

レンズ鏡筒固定装置および、それを備えた撮像装置 Download PDF

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徹哉 鈴木
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Abstract


【課題】 フォーカス位置の調整後にレンズ鏡筒を、保持環を用いてレンズ鏡筒保持体に強固に固定することができるレンズ鏡筒固定装置を、簡単かつ安価な構成で提供する。
【解決手段】 レンズ鏡筒保持体11の外周面には雄ねじ部11aを、内周面には雌ねじ部11bを設けている。レンズ鏡筒保持体11の外周面の雄ねじ部11aには保持環13が、内周面の雌ねじ部11bにはレンズ鏡筒10がそれぞれ螺合し、保持環13とレンズ鏡筒10を締め合わせ、所謂ダブルナット方式として知られる緩み止め機構により、フォーカス位置の調整後にレンズ鏡筒保持体11にレンズ鏡筒10を固定している。これにより、背景技術で説明した円筒部材のような結合部材が不要となり、部品点数を削減でき、作業の簡単化およびコストダウンを行うことができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レンズ鏡筒固定装置に係わり、より詳細には、フォーカス位置の調整後に、レンズ鏡筒をレンズ鏡筒保持体に簡単かつ安価な構成で固定できるレンズ鏡筒固定装置に関する。
従来、カメラ等レンズを備えた撮像装置は、図9の要部断面図に示すように、レンズが組み込まれたレンズ鏡筒90に雄ねじ部90aを設け、雄ねじ部90aに螺合する雌ねじ部92aを設け内部に撮像素子91を取付けたレンズ鏡筒保持体92からなり、レンズ鏡筒90を回転操作することによりレンズと撮像素子91の距離を調整しフォーカス位置を合わせる。そして、フォーカス位置の調整後はネジ部材93を、レンズ鏡筒保持体92側面の外周側から内周側へ螺合し、レンズ鏡筒90に当接させることによりレンズ鏡筒90を固定して、フォーカス位置がずれないようにしていた。
このようなレンズ鏡筒固定装置では、ネジ部材93を締め付ける際に、その締め付け力が強すぎるとレンズ鏡筒90が傾いたり、レンズ鏡筒90が変形することにより内部に組み込まれているレンズが変形もしくはレンズの位置が変化することによって、レンズ鏡筒90と撮像素子91の距離が変化しフォーカス位置がずれるという問題があった。また、締め付け力が弱いと、レンズ鏡筒90が光軸方向にずれて、レンズ鏡筒90と撮像素子91の距離が変化しフォーカス位置がずれるという問題があった。
以上のような問題を解決する手段として、レンズ鏡筒保持体に螺合可能な保持環を用いて、レンズ鏡筒をダブルナット方式によりレンズ鏡筒保持体に固定する方法がある。例えば、特許文献1ではビデオカメラの撮像レンズを、フォーカス調整後にダブルナット方式でビデオカメラ本体のレンズ鏡筒保持体に固定する方法が記載されている。
この特許文献1に開示されているビデオカメラの撮像レンズは、図10の分解斜視図に示すように、レンズ鏡筒101と、円筒部材102と、レンズ鏡筒保持体103と、電子回路基板104と、レンズ鏡筒保持体103に電子回路基板104を取り付けるためのねじ105と、内周側に雌ネジ部を有する保持環106とからなる。
レンズ鏡筒101は、略円筒状の部材として作られ、内部には撮像レンズが内蔵されている。また、レンズ鏡筒101の一端(撮像レンズの焦点面側の端部)には、所定の外径で所定のピッチを備えた雄ネジ部101aが形成されている。
図11は円筒部材102の断面図である。この円筒部材102は、略円筒状の部材として作られており、内周側に第1の雌ネジ102aと第2の雌ネジ102bが形成されている。そして、第1の雌ネジ102aの内径とピッチは、レンズ鏡筒101の雄ネジ101aに螺合できるよう合わせてある。
レンズ鏡筒保持体103は、底部外周面にローレット103dが形成されたリム部103cを有する略円筒状の部材で作られ、その円筒面には、円筒部材102に形成された第2の雌ネジ102bに螺合できるよう外径とピッチが合わせられた雄ネジ部103aが形成されている。
レンズ鏡筒保持体103の一方の端部には、電子回路基板104を取付けるための座面103bが形成されている。この電子回路基板104には、撮像素子104aが取付けられており、撮像素子104aからの電気信号は、ケーブル104bによってレンズ鏡筒保持体103の中から外部に伝送される。電子回路基板104は、ビス105によってレンズ鏡筒保持体103に取付けられる。
保持環106は、断面が略方形になっているリング状の部材で作られ、内周面には雌ネジ部106aが形成されている。雌ネジ部106aの内径とピッチは、レンズ鏡筒保持体103の雄ネジ部103aに螺合できるよう合わせられており、外周面にはローレット106bが形成されている。
以上に説明した構成で実現される作用効果は次のようになる。まず、レンズ鏡筒101の雄ネジ部101aに円筒部材102の第1の雌ネジ部102aを螺合させ、相互に締め付けて一体化しておく。次に、保持環106の雌ネジ部106aをレンズ鏡筒保持体103の雄ネジ部103aに螺合させ、レンズ鏡筒保持体103のリム部103c近傍までねじ込んでおく。この際、保持環106にはローレット106bを、レンズ鏡筒保持体103にはローレット103dを設けているため、作業が容易となる。
その後、レンズ鏡筒保持体103の雄ネジ部103aに円筒部材102の第2の雌ネジ部102bを螺合させ、雄ネジ部103aの中途で止めておく。この状態では、レンズ鏡筒101と撮像素子104aの距離が第2の雌ネジ部102bに対する雄ネジ部103aの螺合位置に応じて決められていることになるので、円筒部材102を回転操作することによりフォーカス位置の調整を行うことができる。
フォーカス位置の調整が完了したら、レンズ鏡筒101と円筒部材102を回動しないように押え、先にレンズ鏡筒保持体103の雄ネジ部103aに螺合しておいた保持環106を反対方向に回動させて、円筒部材102の後端に保持環106が当接するまで移動させる。
図12は上述した作業を行った後の、一部断面により示した斜視図である。図12に示すように、円筒部材102の後端に保持環106を当接させた後、更に保持環106に回動方向に力を加えてやることによって、円筒部材102と保持環106がレンズ鏡筒保持体103の雄ネジ部103aの働きにより相互に締め合わされた状態となり、所謂ダブルナット方式として知られるねじ緩み止め機構が働く。このようにして、レンズ鏡筒101がレンズ鏡筒保持体103に強固に位置決めされフォーカス位置が固定される。
このようなレンズ鏡筒101を固定する構造においては、レンズ鏡筒101が傾くことや、レンズ鏡筒101が変形することにより内部に組み込まれているレンズが変形もしくはレンズの位置が変化することによって、レンズ鏡筒101と撮像素子104aの距離が変化し、フォーカス位置がずれるという問題は発生しない。
しかしながら、このレンズ鏡筒101の固定構造を実現するためには別途円筒部材102が必要となり、部品点数が増えることになる。つまりは、このレンズ鏡筒101の固定構造では、レンズ鏡筒101を円筒部材102に組み付け、一体としたものをレンズ鏡筒保持体103に取付けるという作業が必要となり、作業が煩わしいものとなるという問題があった。また、円筒部材102が増えることによりコストアップになるという問題があった。
特開2007−93911号公報(第3〜5頁、第1図、第2図、第3図)
本発明は以上述べた問題点を解決し、フォーカス位置の調整後にレンズ鏡筒をレンズ鏡筒保持体に固定する装置を、簡単かつ安価な構成で実現することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、請求項1に関する発明は、
外周面に雄ねじ部を有するレンズ鏡筒と、外周面に雄ねじ部を有し内周面に雌ねじ部を有するレンズ鏡筒保持体と、内周面に雌ねじ部を有する保持環とを備え、
前記レンズ鏡筒保持体の外周面の雄ねじ部に前記保持環を、前記レンズ鏡筒保持体の内周面の雌ねじ部に前記レンズ鏡筒をそれぞれ螺合し、同レンズ鏡筒と前記保持環を当接させ、前記レンズ鏡筒と前記保持環を互いに締め合わせることによって、前記レンズ鏡筒を前記レンズ鏡筒保持体に所定の位置で固定することを特徴としている。
また、請求項2に関する発明は、
前記レンズ鏡筒と前記レンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部と、前記保持環と前記レンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部とは、互いに螺進方向が反対であることを特徴としている。
また、請求項3に関する発明は、
外周面に雄ねじ部を有し内周面に雌ねじ部を有するレンズ鏡筒と、外周面に雄ねじ部を有するレンズ鏡筒保持体と、内周面に雌ねじ部を有する保持環とを備え、
前記レンズ鏡筒の外周面の雄ねじ部に前記保持環を、前記レンズ鏡筒の内周面の雌ねじ部に前記レンズ鏡筒保持体をそれぞれ螺合し、同レンズ鏡筒保持体と前記保持環を当接させ、前記レンズ鏡筒保持体と前記保持環を互いに締め合わせることによって、前記レンズ鏡筒を前記レンズ鏡筒保持体に所定の位置で固定することを特徴としている。
また、請求項4に関する発明は、
前記レンズ鏡筒と前記レンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部と、前記保持環と前記レンズ鏡筒を螺合するねじ部とは、互いに螺進方向が反対であることを特徴としている。
さらには、請求項5に関する発明は、
請求項1ないし請求項4に記載のレンズ鏡筒固定装置を、撮像装置に備えたことを特徴としている。
請求項1に係わる発明は、レンズ鏡筒保持体の外周面には雄ねじ部を、内周面には雌ねじ部を設けている。レンズ鏡筒保持体の外周面の雄ねじ部には保持環が、内周面の雌ねじ部にはレンズ鏡筒がそれぞれ螺合し、保持環とレンズ鏡筒を締め合わせ、所謂ダブルナット方式として知られる緩み止め機構により、フォーカス位置の調整後にレンズ鏡筒保持体にレンズ鏡筒を固定している。これにより、背景技術で説明した円筒部材のような結合部材が不要となり、部品点数を削減でき、作業の簡単化およびコストダウンを行うことができる。
そして、請求項2に係わる発明は、レンズ鏡筒とレンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部と、保持環とレンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部の、それぞれの螺進方向を反対にすることにより、振動などの不可抗力によって、レンズ鏡筒と保持環に同一方向に回動するような力が加わっても、レンズ鏡筒と保持環が互いに締め合う方向に螺進しようとするため、より安定したレンズ鏡筒の固定が行える。
請求項3に係わる発明は、レンズ鏡筒保持体の外周面および内周面にねじ部を設ける代わりに、レンズ鏡筒の内周面には雌ねじ部を、外周面には雄ねじ部を設けている。レンズ鏡筒の外周面の雄ねじ部には保持環が、内周面の雌ねじ部にはレンズ鏡筒保持体がそれぞれ螺合し、保持環とレンズ鏡筒保持体を締め合わせ、所謂ダブルナット方式として知られる緩み止め機構により、フォーカス位置の調整後にレンズ鏡筒保持体にレンズ鏡筒を固定している。これにより、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
そして、請求項4に係わる発明は、レンズ鏡筒とレンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部と、保持環とレンズ鏡筒を螺合するねじ部の、それぞれの螺進方向を反対にすることにより、振動などの不可抗力によって、レンズ鏡筒保持体と保持環に同一方向に回動するような力が加わっても、レンズ鏡筒保持体と保持環が互いに締め合う方向に螺進しようとするため、より安定したレンズ鏡筒保持対の固定、延いてはレンズ鏡筒の固定が行える。
さらに、請求項5に係わる発明は、手動でフォーカス位置の調整を行う必要がある小型の撮像装置においても、比較的簡単にフォーカス位置の調整とレンズ鏡筒の固定を行うことができる。また、車載カメラのように、常に振動などの不可抗力を受けるような場所に設置する撮像装置についても、ダブルナット方式によるねじ緩み止め機能が有効に作用し、安価な構成でレンズ鏡筒がより強固にレンズ鏡筒保持体に固定され、振動などによりフォーカス位置がずれるという問題を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、実施例としては、本発明によるレンズ鏡筒固定装置を備えた車載用カメラを一例として説明することとする。
図1は、本発明の実施例である車載用カメラの外観斜視図を示している。この車載用カメラ1は車両のフロントバンパーやフロントグリルなどに取付け、前方および前方左右方向の死角を映すものであり、前面に貫通穴を設けたフロントケース2とリアケース3から筐体が形成されている。
リアケース3には、カメラ側ブラケット4が取付けられている。このカメラ側ブラケット4は、車体に両面テープなどを介して取付けるための車体側ブラケット5にブラケット固定ねじ6で締結されている。また、筐体内部にはカメラユニット7が保持されており、フロントケース2前面の貫通穴より後述するレンズ10bが露出するようになっている。
図2は、車載用カメラ1の分解斜視図である。カメラユニット7は、図示しない防水パッキンを介してフロントケース2に挿入される。そして、リアケース3を図示しない防水パッキンを介してフロントケース2に嵌合させ、リアケース3に設けられた取付け穴を介して、カメラ側ブラケット4と共に締結ねじ8を4本使用して締結する。この際カメラユニット7はリアケース3から押圧され、フロントケース2に押し付けられることによって固定される。
図3はカメラユニット7の分解図である。レンズ鏡筒10は、レンズホルダ10aと、レンズホルダ10a内部に溶着により固定保持されている図示しないレンズと、レンズホルダ10aの一端に溶着により固定保持されているレンズ10bで構成されている。図1でフロントケース2前面の貫通穴から露出していたのはこのレンズ10bである。また、レンズホルダ10aの内部には、図示しない絞りや遮光板などが組み込まれている。
レンズホルダ10aは略円筒状の形状であり、合成樹脂材料で形成されている。内部にはレンズを保持し、レンズを透過した光束を通過させるための空洞が設けられている。レンズ10bと対向する他端外周面には所定の外形で所定のピッチを備えた右ねじである雄ねじ部10cが形成されており、レンズホルダ10aの突部外周面にはローレット10dが形成されている。
レンズ鏡筒保持体11は、合成樹脂材料で形成されており、外形が略方形のリム部11cを有している。レンズ鏡筒保持体11の一端には、略円筒状の突部を有しその外周面には所定の外径で所定のピッチを備えた左ねじである雄ねじ部11aが形成されている。また、略円筒状の突部の内周面には、右ねじである雌ねじ部11bが形成されている。この雌ねじ部11bは、レンズ鏡筒10の雄ねじ部10cが螺合可能な内径とピッチにされている。
基板部12は、撮像素子12aや図示しない撮像素子を制御するICなどの電子部品が実装された撮像素子基板12bと、図示しない電源ICなどの電源回路部品が実装されている電源基板12cとで構成されている。基板部12は、レンズ鏡筒保持体11に接着により固定保持され、撮像素子12aはレンズ鏡筒保持体11内部の空孔内に配置される。これにより、レンズ鏡筒10を透過した光束が撮像素子12aに結像される。撮像素子12aの結像は、図示しない周知の画像処理手段や接続ケーブル、コネクタを介して、車室内のモニターに映像として表示される。
保持環13は、合成樹脂材料で環状に形成されている。保持環13の外周面に設けられた突部には、ローレット13aが形成されており、内周面の一部に左ねじである雌ねじ部13bが形成されている。雌ねじ部13bは、レンズ鏡筒保持体11の雄ねじ部11aが螺合可能な内径とピッチにされている。
以上説明した構成において、基板部12はレンズ鏡筒保持体11に取付けられ、撮像素子12aがレンズ鏡筒保持体11に固定される。保持環13の雌ねじ部13bをレンズ鏡筒保持体11の雄ねじ部11aに螺合させ、レンズ鏡筒保持体11のリム部11cの端面に当接するまでねじ込んでおき、その後レンズ鏡筒10の雄ねじ部10cとレンズ鏡筒保持体11の雌ねじ部11bを螺合させる。レンズ鏡筒10の螺合位置によって、撮像素子12aとレンズ鏡筒10の距離が決められることになるので、レンズ鏡筒10を回転操作することでフォーカス位置の調整を行うことができる。
レンズ鏡筒10を回転操作して最適なフォーカス位置にした後、レンズ鏡筒10が回動しないように押え、保持環13をレンズ鏡筒10に向かって螺進するように回動操作し、保持環13がレンズ鏡筒10の後端に当接するまで移動させる。レンズ鏡筒10と保持環13が当接したら、更に保持環13に回動方向に力を加えてやり、レンズ鏡筒10と保持環13を互いに締め合わせる。ここでダブルナット方式として知られるねじ緩み止め機能が働き、レンズ鏡筒10がレンズ鏡筒保持体11に強固に位置決めされる。
次に、図4、図5および図6を用いて、本実施例の具体的な作用効果について説明する。図4は、基板部12および保持環13のレンズ鏡筒保持体11への取付けを説明する図面であり、(A)は取付け方法を示す斜視図、(B)は取付け後の外観図である。図5は、レンズ鏡筒10の取付けを説明する図面であり、(A)はレンズ鏡筒10をレンズ鏡筒保持体11へ取付ける方法を示す斜視図、(B)は取付け後の外観図である。また、図6は保持環13を回転操作しレンズ鏡筒10と保持環13を締め合わせて、レンズ鏡筒10をレンズ鏡筒保持体11に固定する方法を説明する外観図である。
まず、基板部12をレンズ鏡筒保持体11に接着にて取付ける。図4(A)に示すように、基板部12はレンズ鏡筒保持体11の一端に取付けられる。このとき、基板部12には撮像素子12aが取付けられているので、撮像素子12aはレンズ鏡筒保持体11内部の空孔内に位置決めされることになる。尚、本実施例では基板部12をレンズ鏡筒保持体11に接着固定しているが、接着の代わりにねじ止めや、バヨネット構造のような機械的な方法で基板部12を固定しても効果は同じである。
次に、基板部12を取付けたレンズ鏡筒保持体11に保持環13を取付ける。図4(A)に示すように、レンズ鏡筒保持体11の雄ねじ部11aに保持環13の雌ねじ部13bを螺合させるのであるが、雄ねじ部11aおよび雌ねじ部13bは左ねじであるため、光軸方向に対し反時計回りに回動することによって、矢印の方向へ螺進していく。
保持環13は、図4(B)に示すように、レンズ鏡筒保持体11のリム部11cの端面である当接面14に当接するまでねじ込んでおく。これは、後にレンズ鏡筒10をレンズ鏡筒保持体11に螺合し、フォーカス位置の調整を行う際に保持環13が障害とならないようにするためである。尚、保持環13の突部外周面には、ローレット13aが設けてあるので、回動作業が容易になる。
次に、レンズ鏡筒10を鏡筒保持部11に取付ける。図5(A)に示すように、レンズ鏡筒10の雄ねじ部10cをレンズ鏡筒保持体11の雌ねじ部11bに螺合させるのであるが、雄ねじ部10cおよび雌ねじ部11bは右ねじであるため、光軸方向に対し時計回りに回動することによって、矢印の方向へ螺進していく。尚、レンズ鏡筒10の外周面の突部外周面には、ローレット10dが設けてあるので、回動作業が容易になる。
図5(B)に示すように、レンズ鏡筒10とレンズ鏡筒保持体11が螺合した状態では、レンズ鏡筒10と基板部12を介してレンズ鏡筒保持体11に取付けられている撮像素子12aの間の距離が、レンズ鏡筒保持体11の雌ねじ部11bに対するレンズ鏡筒10の雄ねじ部10cの螺合位置に応じて決定されることになる。従って、レンズ鏡筒10を回転操作することによって簡単にフォーカス位置の調整を行うことができる。
このようにして、レンズ鏡筒10を回転操作して最適なフォーカス位置に調整した後、レンズ鏡筒10が回動しないように押え、先にレンズ鏡筒保持体11の雄ねじ部11aに螺合しておいた保持環13を、光軸方向に対し時計回りに回動することにより、図4(A)に示す螺進方向と反対の方向、つまりは図6に示す螺進方向に螺進させる。そして、保持環13をレンズ鏡筒10の後端である当接面15にて当接させた後、このままで保持環13に更に回動方向の力を加える。この際も、レンズ鏡筒10のローレット10dと保持環13のローレット13aが有用である。
図6に示すのは、レンズ鏡筒10がレンズ鏡筒保持体11の雌ねじ部11bと、保持環13がレンズ鏡筒保持体11の雄ねじ部11aとの働きにより相互に締め合わされた状態であり、ダブルナット方式として知られるねじ緩み止め機能が働く。従って、レンズ鏡筒10がレンズ鏡筒保持体11の雌ねじ部11bに強固に緊締され、レンズ鏡筒10が確実に鏡筒保持対11に固定されることになる。
また、レンズ鏡筒10と保持環13は互いに螺進方向が逆であるために、保持環13とレンズ鏡筒10が互いに近づくように螺進する際には、回動方向が同じとなる。従って、保持環13を回動操作することで当接面15に発生する摩擦力は、レンズ鏡筒10が保持環13に近づく方向に回動するように働き、レンズ鏡筒10と保持環13がより強固に締結される。さらには、レンズ鏡筒10と保持環13を締め合わせる作業を行う際も、上述した摩擦力によりレンズ鏡筒10が緩む方向に回動することはないため、より安定したレンズ鏡筒10の固定作業を行うことができる。
以上説明した実施例では、レンズ鏡筒10とレンズ鏡筒保持体11の螺合は右ねじで、保持環13とレンズ鏡筒保持体11の螺合は左ねじで形成されているが、この組合せが反対の場合、すなわち、レンズ鏡筒10とレンズ鏡筒保持体11の螺合は左ねじで、保持環13とレンズ鏡筒保持体11の螺合は右ねじで形成されていても効果は同じである。また、レンズ鏡筒10とレンズ鏡筒保持体11の螺合および保持環13とレンズ鏡筒保持体11の螺合の組み合わせが同一の場合、例えばレンズ鏡筒10とレンズ鏡筒保持体11の螺合および保持環13とレンズ鏡筒保持体11の螺合が両者とも右ねじであってもよい。
また、以上説明した実施例では、レンズ鏡筒10のレンズホルダ10a、レンズ鏡筒保持体11および保持環13はすべてが合成樹脂から形成されているが、保持環13をより剛性が高くて硬い材料、例えば、鉄やアルミニウムといった金属材料で形成してもよい。これによって保持環13とレンズ鏡筒10の締め合わせがより強固になり、レンズ鏡筒10がレンズ鏡筒保持体11により確実に固定されることになる。
図7は本発明によるレンズ鏡筒固定装置の他の実施例を示す、カメラユニット20の分解図である。このカメラユニット20は図3で説明したカメラユニット7に類似するため、図3で説明した構成については、同じ番号を付して、詳細な説明を省略する。図3で説明したカメラユニットと異なるのは、レレンズ鏡筒の形状、レンズ鏡筒保持体の形状、保持環の形状および保持環の作用による、レンズ鏡筒のレンズ鏡筒保持体への固定方法である。
レンズ鏡筒21は、レンズホルダ21aと、レンズホルダ21a内部に溶着により固定保持されている図示しないレンズと、レンズホルダ21aの一端に溶着により固定保持されているレンズ21bで構成されている。レンズホルダ21aの内部には、図示しない絞りや遮光板などが組み込まれている。
レンズホルダ21aは略円筒状の形状であり、合成樹脂材料で形成されている。内部にはレンズを保持し、レンズを透過した光束を通過させるための空洞が設けられ、内周面の端部には右ねじである雌ねじ部21dが形成されている。レンズ21bと対向する他端外周面の一部には、所定の外形で所定のピッチを備えた左ねじである雄ねじ部21cが形成されている。
レンズ鏡筒保持体22は、合成樹脂材料で形成されており、外形が略方形のリム部22bを有している。レンズ鏡筒保持体22の一端には略円筒状の突部を有し、その外周面には、レンズ鏡筒21の雌ねじ部21dに螺合できるよう所定の外径で所定のピッチを備えた右ねじである雄ねじ部22aが形成されている。
保持環23は、合成樹脂材料で環状に形成されている。外周面に設けられた突部にはローレット23aが形成されており、内周面の一部に、左ねじである雌ねじ部23bが形成されている。雌ねじ部23bは、レンズ鏡筒21の雄ねじ部21cが螺合可能な内径とピッチにされている。
以上説明した構成において、基板部12はレンズ鏡筒保持体22に取付けられ、撮像素子12aがレンズ鏡筒保持体22に固定される。保持環23の雌ねじ部23bをレンズ鏡筒21の雄ねじ部21cに螺合させ、レンズ鏡筒21の後端近傍までネジ込んでおき、その後レンズ鏡筒21の雌ねじ部21dとレンズ鏡筒保持体22の雄ねじ部22aを螺合させる。レンズ鏡筒21の螺合位置によって、撮像素子12aとレンズ鏡筒21の距離が決められることになるので、レンズ鏡筒21を回転操作することでフォーカス位置の調整を行うことができる。
レンズ鏡筒21を回転操作して最適なフォーカス位置にした後、レンズ鏡筒保持体22が回動しないように押え、保持環23をレンズ鏡筒保持体22に向かって螺進するように回動操作し、保持環23がレンズ鏡筒保持体22のリム部22bの端面に当接するまで移動させる。レンズ鏡筒保持体22と保持環23が当接したら、更に保持環23に回動方向に力を加えてやり、レンズ鏡筒保持体22と保持環23を互いに締め合わせる。ここでダブルナット方式として知られるねじ緩み止め機能が働き、レンズ鏡筒21がレンズ鏡筒保持体22に強固に位置決めされる。
次に、図7および図8を用いて、本実施例の具体的な作用効果について説明する。図8は保持環23を回転操作しレンズ鏡筒保持体22と保持環23を締め合わせて、レンズ鏡筒21をレンズ鏡筒保持体22に固定する方法を説明する外観図である。まず、基板部12をレンズ鏡筒保持体22に接着にて取付ける。基板部12はレンズ鏡筒保持体22の一端に取付けられる。
このとき、基板部12には撮像素子12aが取付けられているので、撮像素子12aはレンズ鏡筒保持体22内部の空孔内に位置決めされることになる。尚、本実施例では基板部12をレンズ鏡筒保持体22に接着固定しているが、接着の代わりにねじや、バヨネット構造のような機械的な方法で基板部12を固定しても効果は同じである。
次に、レンズ鏡筒21に保持環23を取付ける。レンズ鏡筒21の雄ねじ部21cに保持環23の雌ねじ部23bを螺合させるのであるが、雄ねじ部21cおよび雌ねじ部23bは左ねじであるため、光軸方向に対し反時計回りに回動することによって、レンズ鏡筒21の後端近傍までねじ込んでおく。これは、後にレンズ鏡筒21をレンズ鏡筒保持体22に螺合し、フォーカス位置の調整を行う際に保持環23が障害とならないようにするためである。尚、保持環23の突部外周面には、ローレット23aが設けてあるので、回動作業が容易になる。
次に、レンズ鏡筒保持体22をレンズ鏡筒21に取付ける。レンズ鏡筒保持体22の雄ねじ部22aをレンズ鏡筒21の雌ねじ部21dに螺合させるのであるが、雄ねじ部22aおよび雌ねじ部21dは右ねじであるため、光軸方向に対し時計回りに回動することによって螺合させる。
レンズ鏡筒21とレンズ鏡筒保持体22が螺合した状態では、レンズ鏡筒21と基板部12を介してレンズ鏡筒保持体22に取付けられている撮像素子12aの間の距離が、レンズ鏡筒21の雌ねじ部21dに対するレンズ鏡筒保持体22の雄ねじ部22aの螺合位置に応じて決定されることになる。従って、レンズ鏡筒21を回転操作することによって簡単にフォーカス位置の調整を行うことができる。
このようにして、レンズ鏡筒21を回転操作して最適なフォーカス位置に調整した後、レンズ鏡筒保持体22が回動しないように押え、先にレンズ鏡筒21の雄ねじ部21cに螺合しておいた保持環23を、光軸方向に対し時計回りに回動することにより、図8に示す螺進方向に螺進させる。そして、保持環23をレンズ鏡筒保持体22のリム部22bの端面である当接面24にて当接させた後、このままで保持環23に更に回動方向の力を加える。この際も、保持環23のローレット23aが有用である。
図8に示すのは、レンズ鏡筒保持体22がレンズ鏡筒21の雌ねじ部21dと、保持環23がレンズ鏡筒21の雄ねじ部21cとの働きにより相互に締め合わされた状態であり、ダブルナット方式として知られるねじ緩み止め機能が働く。従って、レンズ鏡筒保持体22がレンズ鏡筒21の雌ねじ部21dに強固に緊締され、レンズ鏡筒保持体22が確実にレンズ鏡筒21に固定されることになる。
また、レンズ鏡筒保持体22と保持環23は互いに螺進方向が逆であるために、保持環23とレンズ鏡筒保持体22が互いに近づくように螺進する際には、回動方向が同じとなる。従って、保持環23を回動操作することで当接面24に発生する摩擦力は、レンズ鏡筒保持体22が保持環23に近づく方向に回動するように働き、レンズ鏡筒保持体22と保持環23がより強固に締結される。さらには、レンズ鏡筒保持体22と保持環23を締め合わせる作業を行う際も、上述した摩擦力によりレンズ鏡筒保持体22が緩む方向に回動することはないため、より安定したレンズ鏡筒保持体22の固定作業を行うことができる。
以上説明した実施例では、レンズ鏡筒21とレンズ鏡筒保持体22の螺合は右ねじで、保持環23とレンズ鏡筒21の螺合は左ねじで形成されているが、この組合せが反対の場合、すなわち、レンズ鏡筒21とレンズ鏡筒保持体22の螺合は左ねじで、保持環23とレンズ鏡筒21の螺合は右ねじで形成されていても効果は同じである。また、レンズ鏡筒21とレンズ鏡筒保持体22の螺合および保持環23とレンズ鏡筒21の螺合の組み合わせが同一の場合、例えばレンズ鏡筒21とレンズ鏡筒保持体22の螺合および保持環23とレンズ鏡筒21の螺合が両者とも右ねじであってもよい。
また、以上説明した実施例では、レンズ鏡筒21のレンズホルダ21a、レンズ鏡筒保持体22および保持環23はすべてが合成樹脂から形成されているが、保持環23をより剛性が高くて硬い材料、例えば、鉄やアルミニウムといった金属材料で形成してもよい。これによって保持環23とレンズ鏡筒保持体22の締め合わせがより強固になり、レンズ鏡筒保持体22がレンズ鏡筒21により確実に固定されることになる。
以上説明した通り、本発明によれば、レンズ鏡筒保持体の外周面には雄ねじ部を、内周面には雌ねじ部を設けている。レンズ鏡筒保持体の外周面の雄ねじ部には保持環が、内周面の雌ねじ部にはレンズ鏡筒がそれぞれ螺合し、保持環とレンズ鏡筒を締め合わせ、所謂ダブルナット方式として知られる緩み止め機構により、フォーカス位置の調整後にレンズ鏡筒保持体にレンズ鏡筒を固定している。これにより、背景技術で説明した円筒部材のような結合部材が不要となり、部品点数を削減でき、作業の簡単化およびコストダウンを行うことができる。
また、レンズ鏡筒とレンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部と、保持環とレンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部の、それぞれの螺進方向を反対にすることにより、振動などの不可抗力によって、レンズ鏡筒と保持環に同一方向に回動するような力が加わっても、レンズ鏡筒と保持環が互いに締め合う方向に螺進しようとするため、より安定したレンズ鏡筒の固定が行える。
また、レンズ鏡筒保持体の外周面および内周面にねじ部を設ける代わりに、レンズ鏡筒の内周面には雌ねじ部を、外周面には雄ねじ部を設けている。レンズ鏡筒の外周面の雄ねじ部には保持環が、内周面の雌ねじ部にはレンズ鏡筒保持体がそれぞれ螺合し、保持環とレンズ鏡筒保持体を締め合わせ、所謂ダブルナット方式として知られる緩み止め機構により、フォーカス位置の調整後にレンズ鏡筒保持体にレンズ鏡筒を固定している。これにより、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、レンズ鏡筒とレンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部と、保持環とレンズ鏡筒を螺合するねじ部の、それぞれの螺進方向を反対にすることにより、振動などの不可抗力によって、レンズ鏡筒保持体と保持環に同一方向に回動するような力が加わっても、レンズ鏡筒保持体と保持環が互いに締め合う方向に螺進しようとするため、より安定したレンズ鏡筒保持対の固定、延いてはレンズ鏡筒の固定が行える。
さらには、手動でフォーカス位置の調整を行う必要がある小型の撮像装置においても、本発明によるレンズ鏡筒固定装置を搭載することにより比較的簡単にフォーカス位置の調整とレンズ鏡筒の固定を行うことができる。また、車載カメラのように、常に振動などの不可抗力を受けるような場所に設置する撮像装置についても、ダブルナット方式によるねじ緩み止め機能が有効に作用し、安価な構成でレンズ鏡筒がより強固にレンズ鏡筒保持体に固定され、振動などによりフォーカス位置がずれるという問題を防ぐことができる。
尚、本実施例では本発明によるレンズ鏡筒固定装置を備えた車載用カメラを説明しているが、これに限るものでなく、構成としてレンズ鏡筒、レンズ鏡筒保持体、保持環および撮像素子を備え、フォーカス位置の調整後にレンズ鏡筒をレンズ鏡筒保持体に固定することが必要な撮像装置に幅広く応用できる。
本発明による車載用カメラの実施例を示す外観斜視図である。 本発明による車載用カメラの実施例を示す要部分解斜視図である。 本発明によるレンズ鏡筒固定装置の実施例における、カメラユニットの分解図である。 本発明によるレンズ鏡筒固定装置の実施例における、レンズ鏡筒保持体と保持環および基板部の取付けを示す図面であり、 (A)は取付け方法を示す斜視図、(B)は取付け後の外観図である。 本発明によるレンズ鏡筒固定装置の実施例における、レンズ鏡筒の取付けを示す図面であり、 (A)は取付け方法を示す斜視図、(B)は取付け後の外観図である。 本発明によるレンズ鏡筒固定装置の実施例における、レンズ鏡筒をレンズ鏡筒保持体に固定する方法を示す外観図である。 本発明によるレンズ鏡筒固定装置の他の実施例における、カメラユニットの分解図である。 本発明によるレンズ鏡筒固定装置の他の実施例における、レンズ鏡筒をレンズ鏡筒保持体に固定する方法を示す外観図である。 従来のレンズ鏡筒固定装置を示す要部断面図である。 従来のレンズ鏡筒固定装置を示す分解斜視図である。 従来のレンズ鏡筒固定装置を示す円筒部材の断面図である。 従来のレンズ鏡筒固定装置を一部断面により示した斜視図である。
符号の説明
1 車載用カメラ
2 フロントケース
3 リアケース
4 カメラ側ブラケット
5 車体側ブラケット
6 ブラケット固定ねじ
7 カメラユニット
8 締結ねじ
10 レンズ鏡筒
10a レンズホルダ
10b レンズ
10c 雄ねじ部(レンズ鏡筒の右ねじの雄ねじ部)
10d ローレット(レンズ鏡筒のローレット)
11 レンズ鏡筒保持体
11a 雄ねじ部(レンズ鏡筒保持体の左ねじの雄ねじ部)
11b 雌ねじ部(レンズ鏡筒保持体の右ねじの雌ねじ部)
11c リム部
12 基板部
12a 撮像素子
12b 撮像素子基板
12c 電源基板
13 保持環
13a ローレット(保持環のローレット)
13b 雌ねじ部(保持環の左ねじの雌ねじ部)
14 当接面(レンズ鏡筒保持体と保持環の当接面)
15 当接面(レンズ鏡筒と保持環の当接面)
20 カメラユニット
21 レンズ鏡筒
21a レンズホルダ
21b レンズ
21c 雄ねじ部(レンズ鏡筒の左ねじの雄ねじ部)
21d 雌ねじ部(レンズ鏡筒の右ねじの雌ねじ部)
22 レンズ鏡筒保持体
22a 雄ねじ部(レンズ鏡筒保持体の右ねじの雄ねじ部)
22b リム部
23 保持環
23a ローレット(保持環のローレット)
23b 雌ねじ部(保持環の左ねじの雌ねじ部)
24 当接面(レンズ鏡筒保持体と保持環の当接面)

Claims (5)

  1. 外周面に雄ねじ部を有するレンズ鏡筒と、外周面に雄ねじ部を有し内周面に雌ねじ部を有するレンズ鏡筒保持体と、内周面に雌ねじ部を有する保持環とを備え、
    前記レンズ鏡筒保持体の外周面の雄ねじ部に前記保持環を、前記レンズ鏡筒保持体の内周面の雌ねじ部に前記レンズ鏡筒をそれぞれ螺合し、同レンズ鏡筒と前記保持環を当接させ、前記レンズ鏡筒と前記保持環を互いに締め合わせることによって、前記レンズ鏡筒を前記レンズ鏡筒保持体に所定の位置で固定することを特徴とするレンズ鏡筒固定装置。
  2. 前記レンズ鏡筒と前記レンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部と、前記保持環と前記レンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部とは、互いに螺進方向が反対であることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒固定装置。
  3. 外周面に雄ねじ部を有し内周面に雌ねじ部を有するレンズ鏡筒と、外周面に雄ねじ部を有するレンズ鏡筒保持体と、内周面に雌ねじ部を有する保持環とを備え、
    前記レンズ鏡筒の外周面の雄ねじ部に前記保持環を、前記レンズ鏡筒の内周面の雌ねじ部に前記レンズ鏡筒保持体をそれぞれ螺合し、同レンズ鏡筒保持体と前記保持環を当接させ、前記レンズ鏡筒保持体と前記保持環を互いに締め合わせることによって、前記レンズ鏡筒を前記レンズ鏡筒保持体に所定の位置で固定することを特徴とするレンズ鏡筒固定装置。
  4. 前記レンズ鏡筒と前記レンズ鏡筒保持体を螺合するねじ部と、前記保持環と前記レンズ鏡筒を螺合するねじ部とは、互いに螺進方向が反対であることを特徴とする請求項3記載のレンズ鏡筒固定装置。
  5. 請求項1ないし請求項4に記載のレンズ鏡筒固定装置を搭載した撮像装置。
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