JP2019537589A5 - - Google Patents

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均等物
本発明は、その精神または本質的特徴から逸脱することのない他の具体的な形態で例示
されてもよい。したがって、前述の実施形態は、本明細書に記載の本発明を限定するので
はなく例示的にあらゆる観点で解釈されるべきである。したがって、本発明の範囲は、前
述の説明によらないばかりか添付の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の均等
性の意味および範囲に含まれるあらゆる変更がその中に包含されることが意図される。
本発明は、以下の実施態様を含む。
[1] 水性カプサイシン注射製剤であって、
a.約0.03%(w/w)〜約0.3%(w/w)のカプサイシン;
b.(i)(C 15 〜C 25 )ヒドロキシアルカン酸のポリエチレングリコールエステル、(ii)(C 15 〜C 25 )ヒドロキシアルケン酸のポリエチレングリコールエステル、または(iii)−OC(O)(C 14 〜C 24 )ヒドロキシアルキル基で置換された(C 15 〜C 25 )アルカン酸のポリエチレングリコールエステルを含む、約0.1%(w/w)〜約3%(w/w)の可溶化剤;
c.約0.001%(w/w)〜約2%(w/w)の抗酸化剤;および
d.少なくとも92%(w/w)の水
を含む水性カプサイシン注射製剤。
[2] 約0.5%(w/w)〜約1.5%(w/w)の前記可溶化剤を含む、[1]に記載の製剤。
[3] 約0.8%(w/w)〜約1.2%(w/w)の前記可溶化剤を含む、[1]に記載の製剤。
[4] 約1%(w/w)の前記可溶化剤を含む、[1]に記載の製剤。
[5] 約1.5%(w/w)〜約2.5%(w/w)の前記可溶化剤を含む、[1]に記載の製剤。
[6] 約2%(w/w)の前記可溶化剤を含む、[1]に記載の製剤。
[7] 前記可溶化剤が、(C 14 〜C 24 )ヒドロキシアルキル−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hおよび(C 14 〜C 24 )ヒドロキシアルキル−CO −(C 14 〜C 24 )アルキレン−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hを含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[8] 前記可溶化剤が、(C 14 〜C 24 )ヒドロキシアルキル−CO −(ポリエチレングリコリル)−H、(C 14 〜C 24 )ヒドロキシアルキル−CO −(C 14 〜C 24 )アルキレン−CO −(ポリエチレングリコリル)−H、およびポリエチレングリコールを含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[9] 前記可溶化剤が、(a)約60%(w/w)〜約80%(w/w)の、(C 14 〜C 24 )ヒドロキシアルキル−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hと(C 14 〜C 24 )ヒドロキシアルキル−CO −(C 14 〜C 24 )アルキレン−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hとの混合物、および(b)約20%(w/w)〜約40%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[10] 前記可溶化剤が、(a)約70%(w/w)の、(C 14 〜C 24 )ヒドロキシアルキル−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hと(C 14 〜C 24 )ヒドロキシアルキル−CO −(C 14 〜C 24 )アルキレン−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hとの混合物、および(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[11] 前記可溶化剤が、(C 17 )ヒドロキシアルキル−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hおよび(C 17 )ヒドロキシアルキル−CO −(C 17 )アルキレン−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hを含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[12] 前記可溶化剤が、(C 17 )ヒドロキシアルキル−CO −(ポリエチレングリコリル)−H、(C 17 )ヒドロキシアルキル−CO −(C 17 )アルキレン−CO −(ポリエチレングリコリル)−H、およびポリエチレングリコールを含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[13] 前記可溶化剤が、(a)約60%(w/w)〜約80%(w/w)の、(C 17 )ヒドロキシアルキル−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hと(C 17 )ヒドロキシアルキル−CO −(C 17 )アルキレン−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hとの混合物、および(b)約20%(w/w)〜約40%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[14] 前記可溶化剤が、(a)約70%(w/w)の、(C 17 )ヒドロキシアルキル−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hと(C 17 )ヒドロキシアルキル−CO −(C 17 )アルキレン−CO −(ポリエチレングリコリル)−Hとの混合物、および(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[15] 前記可溶化剤が、
を含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[16] 前記可溶化剤が、
、およびポリエチレングリコールの混合物である、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[17] 前記可溶化剤が、(a)約70%(w/w)の、
の混合物、および(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の製剤。
[18] 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約100g/モル〜約3000g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、[1]〜[17]のいずれか一項に記載の製剤。
[19] 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約200g/モル〜約1000g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、[1]〜[17]のいずれか一項に記載の製剤。
[20] 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約300g/モル〜約900g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、[1]〜[17]のいずれか一項に記載の製剤。
[21] 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約500g/モル〜約800g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、[1]〜[17]のいずれか一項に記載の製剤。
[22] 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約600g/モル〜約750g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、[1]〜[17]のいずれか一項に記載の製剤。
[23] 約0.005%(w/w)〜約0.1%(w/w)の前記抗酸化剤を含む、[1]〜[22]のいずれか一項に記載の製剤。
[24] 約0.01%(w/w)の前記抗酸化剤を含む、[1]〜[22]のいずれか一項に記載の製剤。
[25] 前記抗酸化剤が有機化合物である、[1]〜[24]のいずれか一項に記載の製剤。
[26] 前記抗酸化剤がジブチルヒドロキシトルエンである、[1]〜[24]のいずれか一項に記載の製剤。
[27] キレート剤をさらに含む、[1]〜[26]のいずれか一項に記載の製剤。
[28] 約0.001%(w/w)〜約0.5%(w/w)のキレート剤をさらに含む、[1]〜[26]のいずれか一項に記載の製剤。
[29] 約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のキレート剤をさらに含む、[1]〜[26]のいずれか一項に記載の製剤。
[30] 約0.025%(w/w)のキレート剤をさらに含む、[1]〜[26]のいずれか一項に記載の製剤。
[31] 前記キレート剤が、少なくとも2つのカルボン酸基を有する脂肪族アミン化合物である、[27]〜[30]のいずれか一項に記載の製剤。
[32] 前記キレート剤が、エチレンジアミン四酢酸またはその塩である、[27]〜[30]のいずれか一項に記載の製剤。
[33] 緩衝液をさらに含む、[1]〜[32]のいずれか一項に記載の製剤。
[34] 前記緩衝液が、500g/モル未満の分子量を有するカルボン酸化合物、その塩、またはそれらの混合物を含む、[33]に記載の製剤。
[35] 前記緩衝液が、C 〜C アルカン酸、その塩、またはそれらの混合物を含む、[33]に記載の製剤。
[36] 前記緩衝液が、酢酸、酢酸の塩、またはそれらの混合物を含む、[33]に記載の製剤。
[37] 浸透圧修飾因子をさらに含む、[1]〜[36]のいずれか一項に記載の製剤。
[38] 約0.01%(w/w)〜約5%(w/w)の浸透圧修飾因子をさらに含む、[1]〜[36]のいずれか一項に記載の製剤。
[39] 約0.1%(w/w)〜約2%(w/w)の浸透圧修飾因子をさらに含む、[1]〜[36]のいずれか一項に記載の製剤。
[40] 約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の浸透圧修飾因子をさらに含む、[1]〜[36]のいずれか一項に記載の製剤。
[41] 前記浸透圧修飾因子がアルカリ金属塩である、[37]〜[40]のいずれか一項に記載の製剤。
[42] 前記浸透圧修飾因子が塩化ナトリウムである、[37]〜[40]のいずれか一項に記載の製剤。
[43] 前記浸透圧修飾因子が単糖である、[37]〜[40]のいずれか一項に記載の製剤。
[44] 前記浸透圧修飾因子がブドウ糖である、[37]〜[40]のいずれか一項に記載の製剤。
[45] 少なくとも95%(w/w)の水を含む、[1]〜[44]のいずれか一項に記載の製剤。
[46] 約95%(w/w)〜約99%(w/w)の水を含む、[1]〜[44]のいずれか一項に記載の製剤。
[47] 約97%(w/w)〜約98%(w/w)の水を含む、[1]〜[44]のいずれか一項に記載の製剤。
[48] 約4〜約7の範囲内のpHを有する、[1]〜[47]のいずれか一項に記載の製剤。
[49] 約5〜約6の範囲内のpHを有する、[1]〜[47]のいずれか一項に記載の製剤。
[50] 約5.5のpHを有する、[1]〜[47]のいずれか一項に記載の製剤。
[51] 約0.03%(w/w)〜約0.15%(w/w)のカプサイシンを含む、[1]〜[50]のいずれか一項に記載の製剤。
[52] 約0.03%(w/w)〜約0.07%(w/w)のカプサイシンを含む、[1]〜[50]のいずれか一項に記載の製剤。
[53] 約0.05%(w/w)のカプサイシンを含む、[1]〜[50]のいずれか一項に記載の製剤。
[54] 約0.08%(w/w)〜約0.12%(w/w)のカプサイシンを含む、[1]〜[50]のいずれか一項に記載の製剤。
[55] 約0.1%(w/w)のカプサイシンを含む、[1]〜[50]のいずれか一項に記載の製剤。
[56] 水性カプサイシン注射製剤であって、
a.約0.04%(w/w)〜約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.5%(w/w)〜約1.5%(w/w)の、
、およびポリエチレングリコールを含む可溶化剤;
c.約0.005%(w/w)〜約0.015%(w/w)の抗酸化剤;
d.約0.2%(w/w)〜約1%(w/w)のアルカリ金属酢酸塩;
e.約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のキレート剤;
f.約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の浸透圧修飾因子;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、かつ約5〜約6の範囲内のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
[57] 水性カプサイシン注射製剤であって、
a.約0.04%(w/w)〜約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.8%(w/w)〜約1.2%(w/w)の、
、およびポリエチレングリコールを含む可溶化剤;
c.約0.005%(w/w)〜約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)〜約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸またはその塩;
f.約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、かつ約5〜約6の範囲内のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
[58] 水性カプサイシン注射製剤であって、
a.約0.04%(w/w)〜約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.(a)約70%(w/w)の、
の混合物、および(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、約0.8%(w/w)〜約1.2%(w/w)の可溶化剤;
c.約0.005%(w/w)〜約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)〜約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸またはその塩;
f.約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、かつ約5〜約6の範囲内のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
[59] 水性カプサイシン注射製剤であって、
a.約0.05%(w/w)のカプサイシン;
b.約1%(w/w)の、
、およびポリエチレングリコールを含む可溶化剤;
c.約0.005%(w/w)〜約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)〜約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸またはその塩;
f.約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、かつ約5.5のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
[60] 前記可溶化剤が、(a)68%(w/w)〜72%(w/w)の、
の混合物、および(b)28%(w/w)〜32%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、[56]〜[59]のいずれか一項に記載の製剤。
[61] 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約300g/モル〜約900g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、[56]〜[60]のいずれか一項に記載の製剤。
[62] 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約500g/モル〜約800g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、[56]〜[60]のいずれか一項に記載の製剤。
[63] 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約600g/モル〜約750g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、[56]〜[60]のいずれか一項に記載の製剤。
[64] 任意のポリエチレングリコリルが、約660g/モルの重量平均分子量を有する、[1]〜[63]のいずれか一項に記載の製剤。
[65] 前記カプサイシンが、少なくとも97重量%のトランス−カプサイシンを含有する、シスおよびトランス異性体の混合物である、[1]〜[64]のいずれか一項に記載の製剤。
[66] 前記カプサイシンが、少なくとも99重量%のトランス−カプサイシンを含有する、シス−カプサイシンおよびトランス−カプサイシンの混合物である、[1]〜[64]のいずれか一項に記載の製剤。
[67] 前記カプサイシンが、本質的に前記トランス異性体からなる、[1]〜[64]のいずれか一項に記載の製剤。
[68] 本明細書中の表1〜5のいずれか1つに記載の水性カプサイシン注射製剤。
[69] 約240mOsm/kg〜約340mOsm/kgの範囲内の重量モル浸透圧濃度を有する、[1]〜[68]のいずれか一項に記載の製剤。
[70] 約270mOsm/kg〜約330mOsm/kgの範囲内の重量モル浸透圧濃度を有する、[1]〜[68]のいずれか一項に記載の製剤。
[71] 前記カプサイシンの1%未満が、25℃で24週間の貯蔵時に分解する、[1]〜[70]のいずれか一項に記載の製剤。
[72] 前記カプサイシンの0.5%未満が、25℃で24週間の貯蔵時に分解する、[1]〜[70]のいずれか一項に記載の製剤。
[73] 前記カプサイシンの0.1%未満が、25℃で24週間の貯蔵時に分解する、[1]〜[70]のいずれか一項に記載の製剤。
[74] 前記カプサイシンの1%未満が、40℃で24週間の貯蔵時に分解する、[1]〜[70]のいずれか一項に記載の製剤。
[75] 前記カプサイシンの0.5%未満が、40℃で24週間の貯蔵時に分解する、[1]〜[70]のいずれか一項に記載の製剤。
[76] 以下の構造:
を有する3%(w/w)未満のカプサイシン二量体を含有する、[1]〜[75]のいずれか一項に記載の製剤。
[77] 2%(w/w)未満の前記カプサイシン二量体を含有する、[76]に記載の製剤。
[78] 1%(w/w)未満の前記カプサイシン二量体を含有する、[76]に記載の製剤。
[79] 以下の構造:
を有する2%(w/w)未満の置換1,1’−ビフェニル化合物を含有する、[1]〜[78]のいずれか一項に記載の製剤。
[80] 1%(w/w)未満の前記置換1,1’−ビフェニル化合物を含有する、[79]に記載の製剤。
[81] 0.1%(w/w)未満の任意のポリソルベート、シクロデキストリン、またはアルコールを含有する、[1]〜[80]のいずれか一項に記載の製剤。
[82] ポリソルベート、シクロデキストリン、またはアルコールを全く含有しない、[1]〜[80]のいずれか一項に記載の製剤。
[83] 前記可溶化剤以外に、0.1%(w/w)未満の任意のポリマー、オリゴマーを含有する薬剤、またはカプサイシンの溶解度を改善する薬剤を含有する、[1]〜[80]のいずれか一項に記載の製剤。
[84] 前記可溶化剤以外に、ポリマー、オリゴマーを含有する薬剤、アルコール、シクロデキストリン、任意選択的に置換フェノール、またはカプサイシンの溶解度を改善する薬剤を全く含有しない、[1]〜[80]のいずれか一項に記載の製剤。
[85] 25℃で12週間の貯蔵時、以下の構造:
を有する3%(w/w)未満のカプサイシン二量体を含有する、[1]〜[84]のいずれか一項に記載の製剤。
[86] 25℃で12週間の貯蔵時、2%(w/w)未満のカプサイシン二量体を含有する、[85]に記載の製剤。
[87] 25℃で24週間の貯蔵時、1%(w/w)未満の前記カプサイシン二量体を含有する、[85]に記載の製剤。
[88] 25℃で24週間の貯蔵時、0.6%(w/w)未満の前記カプサイシン二量体を含有する、[85]に記載の製剤。
[89] 以下の構造:
を有する1%(w/w)未満の置換1,1’−ビベンジル化合物を含有する、[1]〜[88]のいずれか一項に記載の製剤。
[90] 0.1%(w/w)未満の前記置換1,1’−ビベンジル化合物を含有する、[89]に記載の製剤。
[91] 以下の構造:
を有する1%(w/w)未満の置換1,2’−ビベンジル化合物を含有する、[1]〜[90]のいずれか一項に記載の製剤。
[92] 0.1%(w/w)未満の前記置換1,2’−ビベンジル化合物を含有する、[91]に記載の製剤。
[93] 1%(w/w)未満の5−オキソ−カプサイシンを含有する、[1]〜[92]のいずれか一項に記載の製剤。
[94] 0.1%(w/w)未満の5−オキソ−カプサイシンを含有する、[1]〜[92]のいずれか一項に記載の製剤。
[95] 25℃で24週間の貯蔵時、以下の構造:
を有する1%(w/w)未満の置換1,1’−ビベンジル化合物を含有する、[1]〜[94]のいずれか一項に記載の製剤。
[96] 25℃で24週間の前記貯蔵時、0.1%(w/w)未満の前記置換1,1’−ビベンジル化合物を含有する、[95]に記載の製剤。
[97] 25℃で24週間の貯蔵時、以下の構造:
を有する1%(w/w)未満の置換1,2’−ビベンジル化合物を含有する、[1]〜[96]のいずれか一項に記載の製剤。
[98] 25℃で24週間の貯蔵時、0.1%(w/w)未満の前記置換1,2’−ビベンジル化合物を含有する、[97]に記載の製剤。
[99] 25℃で24週間の貯蔵時、1%(w/w)未満の5−オキソ−カプサイシンを含有する、[1]〜[98]のいずれか一項に記載の製剤。
[100] 25℃で24週間の貯蔵時、0.1%(w/w)未満の5−オキソ−カプサイシンを含有する、[1]〜[98]のいずれか一項に記載の製剤。
[101] 環境温度を超えるまで加熱することにより滅菌されている、[1]〜[100]のいずれか一項に記載の製剤。
[102] 約100℃〜約135℃の範囲内の温度まで加熱することにより滅菌されている、[1]〜[100]のいずれか一項に記載の製剤。
[103] 約120℃〜約125℃の範囲内の温度まで加熱することにより滅菌されている、[1]〜[100]のいずれか一項に記載の製剤。
[104] 約6〜約10の範囲内のF 値を達成する滅菌状態にされている、[1]〜[103]のいずれか一項に記載の製剤。
[105] 約8のF 値を達成する滅菌状態にされている、[1]〜[103]のいずれか一項に記載の製剤。
[106] 約20〜約30の範囲内のF 値を達成する滅菌状態にされている、[1]〜[103]のいずれか一項に記載の製剤。
[107] 約25のF 値を達成する滅菌状態にされている、[1]〜[103]のいずれか一項に記載の製剤。
[108] [107]のいずれか一項に記載の製剤を含む単位剤形。
[109] 約0.5mL〜約3mLの範囲内の体積を有する、[108]に記載の単位用量。
[110] 約1.8mL〜約2.2mLの範囲内の体積を有する、[108]に記載の単位用量。
[111] 約2mLの体積を有する、[108]に記載の単位用量。
[112] 前記製剤が、不活性ガスを含有する容器内に密封される、[108]〜[111]のいずれか一項に記載の単位用量。
[113] 患者における疼痛を治療する方法であって、前記疼痛を治療するため、[1]〜[107]のいずれか一項に記載の製剤を、治療有効量で、それを必要とする患者の疼痛位置のまたはそれに近い部位に投与することを含む、方法。
[114] 前記疼痛が関節痛である、[113]に記載の方法。
[115] 前記関節痛が、膝関節、股関節、肩関節、肘関節、手根関節、足根関節、または中足骨関節における疼痛である、[114]に記載の方法。
[116] 前記関節痛が、膝関節における疼痛である、[114]に記載の方法。
[117] 前記関節が、骨関節炎によって冒される、[114]または[115]に記載の方法。
[118] 前記疼痛が、骨関節炎によって冒された膝関節における疼痛である、[113]に記載の方法。
[119] 前記製剤が、関節内注射により前記関節に投与される、[114]〜[118]のいずれか一項に記載の方法。
[120] 前記患者が成人である、[113]〜[109]のいずれか一項に記載の方法。
[121] 少なくとも3か月の持続期間にわたり前記疼痛からの軽減をもたらす、[113]〜[120]のいずれか一項に記載の方法。
[122] 少なくとも6か月の持続期間にわたり前記疼痛からの軽減をもたらす、[113]〜[120]のいずれか一項に記載の方法。
[123] 麻酔薬を、前記水性カプサイシン注射製剤を投与するのと同時にまたはその前に、前記カプサイシンの任意の初期痛覚過敏効果を減弱させるのに有効な量および位置で投与することをさらに含む、[113]〜[122]のいずれか一項に記載の方法。
[124] 前記麻酔薬が全身麻酔薬である、[123]に記載の方法。
[125] 前記麻酔薬が局所麻酔薬である、[123]に記載の方法。
[126] 前記局所麻酔薬が、カインアルカロイドである、[125]に記載の方法。
[127] 前記局所麻酔薬が、リドカインまたはその薬学的に許容できる塩である、[125]に記載の方法。

Claims (49)

  1. 水性カプサイシン注射製剤であって、
    a.約0.03%(w/w)〜約0.3%(w/w)のカプサイシン;
    b.(i)(C15〜C25)ヒドロキシアルカン酸のポリエチレングリコールエステル、(ii)(C15〜C25)ヒドロキシアルケン酸のポリエチレングリコールエステル、または(iii)−OC(O)(C14〜C24)ヒドロキシアルキル基で置換された(C15〜C25)アルカン酸のポリエチレングリコールエステルを含む、約0.1%(w/w)〜約3%(w/w)の可溶化剤;
    c.約0.001%(w/w)〜約2%(w/w)の抗酸化剤;および
    d.少なくとも92%(w/w)の水
    を含む水性カプサイシン注射製剤。
  2. 約0.8%(w/w)〜約1.2%(w/w)の前記可溶化剤を含む、請求項1に記載の製剤。
  3. 約1%(w/w)の前記可溶化剤を含む、請求項1に記載の製剤。
  4. 前記可溶化剤が、(C14〜C24)ヒドロキシアルキル−CO−(ポリエチレングリコリル)−H、(C14〜C24)ヒドロキシアルキル−CO−(C14〜C24)アルキレン−CO−(ポリエチレングリコリル)−H、およびポリエチレングリコールを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の製剤。
  5. 前記可溶化剤が、(a)約60%(w/w)〜約80%(w/w)の、(C14〜C24)ヒドロキシアルキル−CO−(ポリエチレングリコリル)−Hと(C14〜C24)ヒドロキシアルキル−CO−(C14〜C24)アルキレン−CO−(ポリエチレングリコリル)−Hとの混合物、および(b)約20%(w/w)〜約40%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の製剤。
  6. 前記可溶化剤が、(a)約60%(w/w)〜約80%(w/w)の、(C17)ヒドロキシアルキル−CO−(ポリエチレングリコリル)−Hと(C17)ヒドロキシアルキル−CO−(C17)アルキレン−CO−(ポリエチレングリコリル)−Hとの混合物、および(b)約20%(w/w)〜約40%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の製剤。
  7. 前記可溶化剤が、(a)約70%(w/w)の、(C17)ヒドロキシアルキル−CO−(ポリエチレングリコリル)−Hと(C17)ヒドロキシアルキル−CO−(C17)アルキレン−CO−(ポリエチレングリコリル)−Hとの混合物、および(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の製剤。
  8. 前記可溶化剤が、
    を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の製剤。
  9. 前記可溶化剤が、
    、およびポリエチレングリコールの混合物である、請求項1〜のいずれか一項に記載の製剤。
  10. 前記可溶化剤が、(a)約70%(w/w)の、
    の混合物、および(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の製剤。
  11. 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約300g/モル〜約900g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の製剤。
  12. 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約500g/モル〜約800g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の製剤。
  13. 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約600g/モル〜約750g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の製剤。
  14. 約0.005%(w/w)〜約0.1%(w/w)の前記抗酸化剤を含前記抗酸化剤がジブチルヒドロキシトルエンである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の製剤。
  15. 約0.001%(w/w)〜約0.5%(w/w)のキレート剤をさらに含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の製剤。
  16. 前記キレート剤が、エチレンジアミン四酢酸またはその塩である、請求項15に記載の製剤。
  17. 緩衝液をさらに含み、前記緩衝液が、C 〜C アルカン酸、その塩、またはそれらの混合物を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の製剤。
  18. 前記緩衝液が、酢酸、酢酸の塩、またはそれらの混合物を含む、請求項17に記載の製剤。
  19. 少なくとも95%(w/w)の水を含む、請求項1〜18のいずれか一項に記載の製剤。
  20. 約97%(w/w)〜約98%(w/w)の水を含む、請求項1〜18のいずれか一項に記載の製剤。
  21. 約5〜約6の範囲内のpHを有する、請求項1〜20のいずれか一項に記載の製剤。
  22. 約5.5のpHを有する、請求項1〜20のいずれか一項に記載の製剤。
  23. 約0.03%(w/w)〜約0.07%(w/w)のカプサイシンを含む、請求項1〜22のいずれか一項に記載の製剤。
  24. 約0.05%(w/w)のカプサイシンを含む、請求項1〜22のいずれか一項に記載の製剤。
  25. 水性カプサイシン注射製剤であって、
    a.約0.04%(w/w)〜約0.06%(w/w)のカプサイシン;
    b.約0.5%(w/w)〜約1.5%(w/w)の、
    、およびポリエチレングリコールを含む可溶化剤;
    c.約0.005%(w/w)〜約0.015%(w/w)の抗酸化剤;
    d.約0.2%(w/w)〜約1%(w/w)のアルカリ金属酢酸塩;
    e.約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のキレート剤;
    f.約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の浸透圧修飾因子;
    g.少なくとも96%(w/w)の水
    を含み、かつ約5〜約6の範囲内のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
  26. 水性カプサイシン注射製剤であって、
    a.約0.04%(w/w)〜約0.06%(w/w)のカプサイシン;
    b.約0.8%(w/w)〜約1.2%(w/w)の、
    、およびポリエチレングリコールを含む可溶化剤;
    c.約0.005%(w/w)〜約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
    d.約0.2%(w/w)〜約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
    e.約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸またはその塩;
    f.約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
    g.少なくとも96%(w/w)の水
    を含み、かつ約5〜約6の範囲内のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
  27. 水性カプサイシン注射製剤であって、
    a.約0.04%(w/w)〜約0.06%(w/w)のカプサイシン;
    b.(a)約70%(w/w)の、
    の混合物、および(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、約0.8%(w/w)〜約1.2%(w/w)の可溶化剤;
    c.約0.005%(w/w)〜約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
    d.約0.2%(w/w)〜約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
    e.約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸またはその塩;
    f.約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
    g.少なくとも96%(w/w)の水
    を含み、かつ約5〜約6の範囲内のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
  28. 水性カプサイシン注射製剤であって、
    a.約0.05%(w/w)のカプサイシン;
    b.約1%(w/w)の、
    、およびポリエチレングリコールを含む可溶化剤;
    c.約0.005%(w/w)〜約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
    d.約0.2%(w/w)〜約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
    e.約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸またはその塩;
    f.約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
    g.少なくとも96%(w/w)の水
    を含み、かつ約5.5のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
  29. 前記可溶化剤が、(a)68%(w/w)〜72%(w/w)の、
    の混合物、および(b)28%(w/w)〜32%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、請求項2528のいずれか一項に記載の製剤。
  30. 0.1%(w/w)未満の任意のポリソルベート、シクロデキストリン、またはアルコールを含有する、請求項1〜29のいずれか一項に記載の製剤。
  31. ポリソルベート、シクロデキストリン、またはアルコールを全く含有しない、請求項1〜29のいずれか一項に記載の製剤。
  32. 前記可溶化剤以外に、0.1%(w/w)未満の任意のポリマー、オリゴマーを含有する薬剤、またはカプサイシンの溶解度を改善する薬剤を含有する、請求項1〜31のいずれか一項に記載の製剤。
  33. 前記可溶化剤以外に、ポリマー、オリゴマーを含有する薬剤、アルコール、シクロデキストリン、任意選択的に置換フェノール、またはカプサイシンの溶解度を改善する薬剤を全く含有しない、請求項1〜31のいずれか一項に記載の製剤。
  34. 水性カプサイシン注射製剤であって、
    a.約0.04%(w/w)〜約0.06%(w/w)のカプサイシン;
    b.約0.5%(w/w)〜約1.5%(w/w)の可溶化剤、前記可溶化剤が、(a)約70%(w/w)の、
    の混合物、および(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含み;
    c.約0.005%(w/w)〜約0.1%(w/w)の抗酸化剤;
    d.酢酸、酢酸の塩、またはそれらの混合物を含む緩衝液;
    e.約0.01%(w/w)〜約0.05%(w/w)のキレート剤;
    f.約0.3%(w/w)〜約0.9%(w/w)の浸透圧修飾因子;
    g.少なくとも95%(w/w)の水;
    からなり、約5〜約6の範囲内のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
  35. 前記抗酸化剤がジブチルヒドロキシトルエンであり、前記キレート剤が、エチレンジアミン四酢酸またはその塩であり、および前記可溶化剤が約1%(w/w)の量で存在する、請求項34に記載の製剤。
  36. 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約300g/モル〜約900g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、請求項2535のいずれか一項に記載の製剤。
  37. 任意のポリエチレングリコールまたはポリエチレングリコリルが、各々独立して、約600g/モル〜約750g/モルの範囲内の重量平均分子量を有する、請求項2535のいずれか一項に記載の製剤。
  38. 任意のポリエチレングリコリルが、約660g/モルの重量平均分子量を有する、請求項1〜37のいずれか一項に記載の製剤。
  39. 前記カプサイシンが、少なくとも97重量%のトランス−カプサイシンを含有する、シスおよびトランス異性体の混合物である、請求項1〜38のいずれか一項に記載の製剤。
  40. 約270mOsm/kg〜約330mOsm/kgの範囲内の重量モル浸透圧濃度を有する、請求項1〜39のいずれか一項に記載の製剤。
  41. 水性カプサイシン注射製剤であって、
    a.0.05%(w/w)のトランス−カプサイシン;
    b.1%(w/w)の可溶化剤、前記可溶化剤が、
    、およびポリエチレングリコールの混合物を含み、前記ポリエチレングリコリルが、約660g/モルの重量平均分子量を有し;
    c.0.01%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
    d.0.68%(w/w)の酢酸ナトリウムまたは酢酸ナトリウムと酢酸との混合物;
    e.0.025%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸またはその塩;
    f.0.6%(w/w)の塩化ナトリウム;
    g.少なくとも97.6%(w/w)の水;
    を含み、約5.5のpHを有する、水性カプサイシン注射製剤。
  42. 前記カプサイシンの0.5%未満が、25℃で24週間の貯蔵時に分解する、請求項1〜41のいずれか一項に記載の製剤。
  43. 前記カプサイシンの0.1%未満が、25℃で24週間の貯蔵時に分解する、請求項1〜41のいずれか一項に記載の製剤。
  44. 前記カプサイシンの0.5%未満が、40℃で24週間の貯蔵時に分解する、請求項1〜41のいずれか一項に記載の製剤。
  45. 請求項1〜44のいずれか一項に記載の製剤を含む単位剤形であって、
    前記単位剤形が、約2mLの体積を有し、
    前記製剤が、不活性ガスを含有する容器内に密封される、単位剤形
  46. 疼痛位置のまたはそれに近い部位に投与することにより疼痛を治療するための、請求項1〜44のいずれか一項に記載の製剤。
  47. 前記疼痛が関節痛であり、前記関節が、骨関節炎によって冒されている、請求項46に記載の製剤
  48. 前記関節痛が、膝関節における疼痛である、請求項47に記載の製剤
  49. 前記製剤が、関節内注射により前記関節に投与され、前記使用が少なくとも6か月の持続期間にわたり前記疼痛からの軽減をもたらす、請求項4648のいずれか一項に記載の製剤
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