JP2019534798A - クイッククランプ装置、及び、持運び可能な工作機械 - Google Patents

クイッククランプ装置、及び、持運び可能な工作機械 Download PDF

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Abstract

【課題】【解決手段】本発明は、インサート工具ユニット(18a)を従動シャフト(12a;12b;12c;12e;12l)に工具を使わずに固定するためにクランプ部材(20a,22a;20b,22b;20c,22c)がクランプ位置にあるときインサート工具ユニット(18a)に対してクランプ力作用するために可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材(20a,22a;20b,22b;20c,22c)を有する少なくとも1つのクランプユニット(16a;16b;16c;16d;16e;16f;16g;16h;16h’;16i;16j;16k;16l;16m;16n)と、クランプ部材(20a,22a;20b,22b;20c,22c)のクランプ位置へ、および/またはインサート工具ユニット(18a)をクランプユニット(16a;16b;16c;16d;16e;16f;16g;16h;16h’;16i;16j;16k;16l;16m;16n)から取外し可能であるリリース位置へクランプ部材(20a,22a;20b,22b;20c,22c)を動かすための少なくとも1つの操作ユニット(24a;24b;24c;24d;24e;24f;24h;24h’;24i;24j;24k;24I;24n)とを有する、回転駆動可能な少なくとも1つの従動シャフト(12a;12b;12c;12e;12l)を有する持運び可能な工作機械のための、特にアンギュラ研削機のためのクイッククランプ装置を前提とする。このクイッククランプ装置は、従動シャフト(12a;12b;12c;12e;12l)の回転数に依存して操作ユニット(24a;24b;24c;24d;24e;24f;24h;24h’;24i;24j;24k;24I;24n)をクランプユニット(16a;16b;16c;16d;16e;16f;16g;16h;16h’;16i;16j;16k;16l;16m;16n)から連結解除するために意図される、少なくとも1つの連結解除ユニット(26a;26b;26c;26d;26e;26f;26g;26h;26h’;26i;26j;26k;26I;26m:26n)を含むことが提案される。【選択図】図9

Description

特許文献1より、インサート工具ユニットを従動シャフトに工具を使わずに固定するためにクランプ部材がクランプ位置にあるときインサート工具ユニットに対してクランプ力作用するために可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材を有する少なくとも1つのクランプユニットと、クランプ部材のクランプ位置へ、ならびに/またはインサート工具ユニットをクランプユニットおよび/もしくは従動シャフトから取外し可能であるリリース位置へクランプ部材を動かすための少なくとも1つの操作ユニットとを有する、回転駆動可能な少なくとも1つの従動シャフトを有する持運び可能な工作機械のための、特にアンギュラ研削機のためのクイッククランプ装置がすでに公知である。
本発明は、インサート工具ユニットを従動シャフトに工具を使わずに固定するためにクランプ部材がクランプ位置にあるときインサート工具ユニットに対してクランプ力作用するために可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材を有する少なくとも1つのクランプユニットと、クランプ部材のクランプ位置へ、ならびに/またはインサート工具ユニットをクランプユニットおよび/もしくは従動シャフトから取外し可能であるリリース位置へクランプ部材を動かすための少なくとも1つの操作ユニットとを有する、回転駆動可能な少なくとも1つの従動シャフトを有する持運び可能な工作機械のための、特にアンギュラ研削機のためのクイッククランプ装置を前提とする。
独国特許出願公開第10017458号明細書
クイッククランプ装置は、従動シャフトの回転数に依存して操作ユニットをクランプユニットから連結解除するために意図される少なくとも1つの連結解除ユニットを含むことが提案される。連結解除ユニットは、特に100回転/分よりも大きい、好ましくは500回転/分よりも大きい、特別に好ましくは1000回転/分よりも大きい、きわめて特別に好ましくは5000回転/分よりも大きい従動シャフトの回転数に依存して、操作ユニットをクランプユニットから連結解除するために意図されるのが好ましい。特に1000回転/分よりも小さい、好ましくは500回転/分よりも小さい、特別に好ましくは100回転/分よりも小さい従動シャフトの回転数のとき、連結解除ユニットは、操作ユニットをクランプユニットと連結するため、特に操作ユニットを通じての操作力の作用によるクランプ部材の運動を可能にするために意図される。「意図される」とは、特に特別にプログラミングされ、設計され、および/または装備されることを意味するものとする。ある部材および/またはユニットが特定の機能のために意図されるとは、特に、その部材および/またはユニットがその特定の機能を少なくとも1つの使用状態および/または動作状態のときに遂行および/または実行することを意味するものとする。「可動に支承される」とは、特に、ある部材および/またはユニットの支承を意味するものとし、その部材および/またはユニットは、特に部材および/またはユニットの弾性変形とは別個に、運動軸に沿って5mm超、好ましくは10mm超、特別に好ましくは50mm超の運動可能性、および/または運動軸を中心として1°超、好ましくは5°超、特別に好ましくは15°超の角度領域に沿った運動可能性を有する。
連結解除ユニットは、操作ユニットからクランプユニットへの作動力の伝達を従動シャフトの回転数に依存して阻止し、遮断し、および/または連結解除部材の運動へと変換するために意図されるのが好ましい。特に連結解除ユニットは、操作ユニットとクランプユニットの間の力伝達結合を従動シャフトの回転数に依存して阻止および/または遮断するために意図される。連結解除ユニットは、機械式の連結解除ユニットとして構成されるのが好ましい。連結解除ユニットは、操作ユニットの少なくとも1つの部材と、クランプユニットおよび/または連結解除ユニットの少なくとも1つの部材との間の相対運動の結果として、従動シャフトの回転数に依存して操作ユニットをクランプユニットから連結解除するために意図されるのが好ましい。連結解除ユニットはクラッチ部材、遠心力部材、摩擦部材、または当業者に有意義と思われるその他の部材を有することができ、該部材により従動シャフトの回転数に依存して操作ユニットをクランプユニットから連結解除可能である。しかしながら、連結解除ユニットが電気式および/または電子式の連結解除ユニットとして構成されることも考えられる。たとえば電気式および/または電子式の連結解除ユニットとしての連結解除ユニットの1つの実施形態では、たとえば連結解除ユニットの少なくとも1つのセンサ素子によって、または駆動ユニット特性量の電子式の評価によって、従動シャフトの回転数を電子式に検出可能であり、連結解除ユニットのアクチュエータにより、従動シャフトの回転数に依存して操作ユニットの操作を作動化または不作動化する連結解除ユニットのロック部を操作可能であり、および/または連結解除ユニットのアクチュエータにより、操作ユニットとクランプユニットの間の力伝達結合を開閉する連結解除ユニットのクラッチを従動シャフトの回転数に依存して操作可能であることが考えられる。当業者に有意義と思われるその他の連結解除ユニットの実施形態も、同じく考えられる。連結解除ユニットは、従動シャフトの表面および/または内部に少なくとも部分的に配置されるのが好ましい。連結解除ユニットにより、操作ユニットの操作部材の作動の結果としてのクランプ部材の運動を、従動シャフトの回転数に依存して阻止可能であるのが好ましい。
クランプ部材は従動シャフトに少なくとも部分的に配置されるのが好ましい。従動シャフトは、従動シャフトの回転軸の周りに延びる円周方向に沿って、クランプ部材を少なくとも部分的に、特に全面的に取り囲むのが好ましい。クランプ部材は従動シャフトと回転不能に結合されるのが好ましい。クランプ部材は、クランプ部材の旋回軸を中心として旋回可能なように支承されるのが好ましい。クランプ部材の旋回軸は、従動シャフトの回転軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びるのが好ましい。クランプ部材の旋回軸は、クランプユニットのクランプ軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びるのが好ましい。「クランプ軸」とは、ここでは特にクランプユニットの軸であって、これに沿ってインサート工具ユニットに対するクランプユニットの軸方向の固定力を従動シャフトへのインサート工具ユニットの固定のために及ぼすことが可能であるもの、および/またはこれに沿ってクランプユニットの伝達部材がクランプ部材の運動のために可動に支承されるものを意味するものとする。「少なくとも実質的に垂直に」とは、ここでは特に基準方向に対して相対的な方向のアライメントを定義するものとし、この方向と基準方向が特に1つの平面で見て90°の角度をなし、この角度は特に8°よりも小さい、好ましくは5°よりも小さい、特別に好ましくは2°よりも小さい最大の差異を有する。クランプ部材はクランプジョーとして構成されるのが好ましい。クランプ部材は、インサート工具ユニットを従動シャフトに軸方向で固定するために意図されるのが好ましい。クランプ部材は少なくともクランプ位置にあるとき、少なくとも部分的にインサート工具ユニットに、特にインサート工具ユニットの固定切欠きに係合するのが好ましい。クランプ部材は、少なくともインサート工具ユニットがクランプユニットにより固定された状態にあるとき、インサート工具ユニットのクランプ延長部に後方係合するのが好ましい。
クランプ部材は、少なくとも操作ユニットの操作部材とクランプ部材との間の機械式の結合によって、操作ユニットによりクランプ位置および/またはリリース位置へと可動であるのが好ましい。操作部材は操作レバーとして、特に旋回可能に支承された操作レバーとして構成されるのが好ましい。しかしながら、操作ユニットの操作部材によって電気信号を生成可能であり、該信号によって、クランプ部材をクランプ位置および/またはリリース位置へ動かすために意図されるアクチュエータを制御可能であることも考えられる。操作ユニットは、操作者の操作命令および/または操作者の操作力の結果としてクランプ部材をクランプ位置および/またはリリース位置へ動かすために意図される、機械式、電気式、および/または電子式の操作ユニットとして構成されていてよい。
クランプユニットは、可動に、特に旋回可能に支承された少なくとも2つのクランプ部材を含むのが好ましい。しかしながら、クランプユニットが2つとは相違する個数のクランプ部材を含むことも考えられる。少なくとも2つのクランプ部材は、少なくとも実質的に同様の構成を有するのが好ましい。クランプユニットの少なくとも2つのクランプ部材は互いに相対的に可動に、特に互いに相対的に旋回可能に支承されるのが好ましい。特に、少なくとも2つのクランプ部材は操作ユニットによってクランプ部材のクランプ位置へ、および/またはクランプ部材のリリース位置へ可動である。少なくとも2つのクランプ部材は操作ユニットによって一緒に可動であり、特に、クランプ位置および/またはリリース位置へと一緒に可動であるのが好ましい。しかしながら、少なくとも2つのクランプ部材が操作ユニットによって互いに独立してクランプ位置および/またはリリース位置へ可動であることも考えられる。
クイッククランプ装置は、少なくとも、操作ユニットとは別個にクランプ部材のリリース位置の方向に作用する力がクランプ部材に対して作用したとき、クランプ位置を起点とするクランプ部材のリリース位置へのクランプ部材の運動を、特にクランプ部材の公差および/またはクリアランスに起因する運動を除いて阻止するために意図される少なくとも1つの固定ユニット、特にセルフロックユニットおよび/または係止ユニットを含むのが好ましい。固定ユニットは、特にセルフロックユニットおよび/または係止ユニットは、少なくとも、操作ユニットとは別個にクランプ部材のリリース位置の方向に作用する力がクランプ部材に対して作用したとき、クランプ位置を起点としてクランプ部材をクランプ部材のリリース位置への運動に対してほぼ固定するために意図されるのが好ましい。「運動に対してほぼ固定する」という表現は、特に運動に対するある部材の固定、特にその部材の位置に関する固定を意味するものとし、公差および/またはクリアランスに起因する部材の運動は、この部材の固定された位置で行われ得る。クランプ部材は固定ユニットによりクランプ位置で、形状接合式および/または摩擦接合式の結合によってクランプ位置でクランプ部材のリリース位置への運動に対して固定可能であるのが好ましい。固定ユニットは、クランプ部材のクランプ位置を起点とするクランプ部材の旋回運動を少なくともほぼ、特に公差および/またはクリアランスに起因する旋回運動を除いて、リリース位置へのクランプ部材の旋回運動に対して阻止するために少なくとも意図されるのが好ましい。固定ユニットは磁気式の固定ユニット、機械式の固定ユニット、電子式の固定ユニットなどとして構成されていてよい。磁気式の固定ユニットとしての固定ユニットの実施形態では、磁力の作用によってクランプ部材をクランプ位置で固定する少なくとも1つの磁性部材を固定ユニットが含むことが考えられる。機械式の固定ユニットとしての固定ユニットの実施形態では、形状接合式および/または摩擦接合式の結合によってクランプ部材をクランプ位置で固定する少なくとも1つの機械式の固定部材を固定ユニットが含むことが考えられる。電子式の固定ユニットとしての固定ユニットの実施形態では、クランプ部材をクランプ位置で固定する、および/またはクランプ部材の位置を監視して、クランプ位置に達したときにアクチュエータを制御して、このアクチュエータがクランプ部材をクランプ位置で固定する、少なくとも1つの電子部材を固定ユニットが含むことが考えられる。当業者に有意義と思われるその他の固定ユニットの実施形態も、同じく考えられる。
本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい従動シャフトの回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。
さらに連結解除ユニットは、従動シャフトの回転数に依存して、連結解除ユニットの少なくとも1つの連結解除部材と操作ユニットの少なくとも1つの作動部材との間の相対運動がクランプユニットからの操作ユニットの連結解除のために行われるように構成されることが提案される。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。
さらに連結解除ユニットは、操作ユニットがクランプユニットから連結解除される連結解除位置へと従動シャフトの回転数に依存して移行可能である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材を有することが提案される。連結解除部材は、連結解除ユニットの少なくとも1つの実施形態では、従動シャフトとともに連結解除ユニットが回転することで惹起される遠心力の作用の結果として、作動部材に対して相対的に可動であるのが好ましい。連結解除部材は、操作ユニットとクランプユニットの間の運動連結解除のために、連結解除部材に対する遠心力の作用の結果として従動シャフトの回転数に依存して伝達部材の案内切欠きを解放し、該案内切欠きの中へ作動部材が少なくとも部分的に入るように可動であるために意図されるのが好ましい。連結解除部材は、連結解除ユニットの少なくとも1つの実施形態では、連結解除部材に対する摩擦力の作用の結果として、作動部材および/または伝達部材に対して相対的に可動および/または制動可能であるのが好ましい。連結解除部材は連結解除ユニットのゲート部材によって、特にゲートガイド軌道によって、案内可能であるのが好ましい。ゲート部材は、特にゲートガイド軌道は、伝達部材および/または従動シャフトに対して相対的な連結解除部材のアイドルストロークを、従動シャフトの回転軸と少なくとも実質的に平行な方向に沿って可能にするために意図されるのが好ましい。従動シャフトの大きい回転数のとき、たとえば10000回転/分よりも大きい従動シャフトの回転数のとき、従動シャフトおよび/または伝達部材に対して相対的に従動シャフトの回転軸を中心とする連結解除部材の確実な運動を行えることを保証できるという利点がある。ゲート部材、特にゲートガイド軌道は、従動シャフトの回転軸と少なくとも実質的に平行に延びる方向に沿って連結解除部材の軸方向の運動が、連結解除部材と従動シャフトの相対回転の前に可能であるように構成されるのが好ましい。従動シャフトとともに回転駆動可能である連結解除部材は、特に連結解除部材と伝達部材の相対運動を可能にするために、作動部材によって制動可能であるのが好ましい。連結解除部材は、作動部材の切欠きへ少なくとも部分的に係合するテーパ状の結合領域を含むのが好ましい。連結解除ユニットは、連結解除部材をばね力によって作動部材の方向へ付勢する少なくとも1つの連結解除ばね部材を含むのが好ましい。テーパ状の結合領域は、作動部材と連結解除部材の間の摩擦トルクおよび/または摩擦力が、連結解除部材と連結解除ばね部材の間の摩擦トルクおよび/または摩擦力よりも大きくなるように構成されるのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。駆動ユニットの回転数に依存して、クランプユニットからの操作ユニットの連結解除のために従動シャフトの回転を利用できるという利点がある。
さらに、連結解除ユニットは遠心力連結解除ユニットとして構成されることが提案される。連結解除ユニットの少なくとも1つの連結解除部材は、従動シャフトとともに連結解除ユニットが回転することで惹起される連結解除部材に対する遠心力の結果として可動であるのが好ましい。連結解除ユニットの少なくとも1つの連結解除部材は、従動シャフトとともに連結解除ユニットが回転することで惹起される遠心力の結果として、従動シャフトの回転軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、従動シャフトの回転数に依存して可動であるのが好ましい。連結解除ユニットは、連結解除部材を特に連結解除部材に対する遠心力の作用の解消後に、操作ユニットをクランプユニットと少なくとも運動工学的に結合可能である連結位置へと動かすために意図される連結解除ばね部材を少なくとも含むのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。駆動ユニットの回転数に依存して、クランプユニットからの操作ユニットの連結解除のために従動シャフトの回転を利用できるという利点がある。
さらに連結解除ユニットは、従動シャフトの回転数に依存して連結解除ユニットの少なくとも1つのばね部材のばね力に抗して可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材を有することが提案される。ばね部材は圧縮ばねとして、特に圧縮コイルばねとして構成されるのが好ましい。しかしながら、連結解除ばね部材が引張ばね、トーションばね、または当業者に有意義と思われるその他のばね部材として構成されることも考えられる。ばね部材のばね力は、回転軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、または回転軸に対して少なくとも実質的に平行に延びる方向に沿って作用するのが好ましい。連結解除ばね部材は一方の端部をもって連結解除部材に支持されるのが好ましく、他方の端部をもって連結解除ばね部材は伝達部材、従動シャフト、特に従動シャフトの内面、または当業者に有意義と思われるクイッククランプ装置のその他の部材に支持される。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。連結解除部材の連結位置への連結解除部材の自動的な復帰を可能にできるという利点がある。
さらに連結解除ユニットは、従動シャフトの回転数に依存して可動である、特に連結解除位置へと可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材と、連結解除部材の連結位置へと連結解除部材を復帰させるための少なくとも1つの磁性部材とを含むことが提案される。磁性部材は永久磁石として、または電磁石として構成されていてよい。磁性部材は永久磁石として構成されるのが好ましい。磁性部材は連結解除部材に固定されるのが好ましく、特に連結解除部材と一体的に構成される。「一体的に」とは、特に、たとえば溶接プロセス、接着プロセス、一体成形プロセス、および/もしくは当業者に有意義と思われるその他のプロセスによって少なくとも物質接合式に結合されることを意味するものとし、ならびに/または、たとえば1つの鋳造物からの製作によって、および/もしくは一成分射出成型法もしくは多成分射出成型法での製作によって、好ましくは単一の未加工材料からの製作によって、好ましくは1つの部材として成形されることを意味するものとする。作動部材は強磁性素材から形成されるのが好ましい。しかしながら、磁性部材が作動部材または伝達部材に配置され、連結解除部材が強磁性素材から形成されることも考えられる。連結解除部材を復帰させるための磁性部材の、当業者に有意義と思われるその他の配置および/または構成も同じく考えられる。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。
さらに連結解除ユニットは、従動シャフトの回転数に依存して操作ユニットの作動部材と、および/またはクランプユニットの伝達部材と結合するための可動の連結延長部を有する、少なくとも1つの連結解除部材を有することが提案される。連結解除ユニットは、特に従動シャフトの回転数に依存して、連結延長部と連結解除部材の本体とを互いに相対的にアライメントするため、特に、連結延長部を連結位置へ動かすため、または連結延長部と連結解除部材の本体とを圧縮力の伝達のために互いに耐圧式に結合するために意図される、少なくとも1つの結合ばね部材を含むのが好ましい。結合ばね部材はトーションばねとして、特にねじりばねとして構成されるのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。少ない設計スペースしか必要としない、連結解除ユニットの特別にコンパクトな構成を実現できるという利点がある。
さらに、特にクイッククランプ装置の代替的な実施形態では、連結解除ユニットは摩擦連結解除ユニットとして構成されることが提案される。連結解除ユニットは少なくとも1つのクラッチ部材、特に従動シャフトの回転数に依存して開く摩擦クラッチ部材、またはテーパ状の結合領域を備える連結解除部材を含むのが好ましく、これによって操作ユニットを従動シャフトの回転数に依存してクランプユニットから連結解除可能である。連結解除ユニットは、作動部材と伝達部材の間の摩擦対合の分断の結果として、操作ユニットを従動シャフトの回転数に依存してクランプユニットから連結解除するために、または、作動部材と連結解除部材の間の摩擦対合の成立の結果として、特に、摩擦対合の成立により惹起される作動部材と連結解除部材の間の、または連結解除部材と伝達部材の間の相対運動の結果として、操作ユニットを従動シャフトの回転数に依存してクランプユニットから連結解除するために意図されるのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。
さらに連結解除ユニットは、連結解除部材と操作ユニットの作動部材との間の摩擦力の結果として従動シャフトに対して相対的に可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材を有することが提案される。作動部材はクラッチ、制動ボルト、弾性的または継手式に可動の部分領域を有する不安定部材などとして構成されていてよい。操作ユニットは、従動シャフトに対して相対的な連結解除部材の相対運動の結果として、従動シャフトの回転数に依存してクランプユニットから連結解除可能であるのが好ましい。連結解除部材は、作動部材の切欠きへ少なくとも部分的に係合するテーパ状の結合領域を含むのが好ましい。テーパ状の結合領域は、連結解除部材のテーパ状の先端部として構成されるのが好ましい。別案として、連結解除部材がたとえば噛合部、カムジオメトリーなどの係止ジオメトリーを有していて、作動部材がこれに対応する係止ジオメトリーを有しており、それにより作動部材と連結解除部材の間の協同作用の結果として、連結解除部材の相対運動を具体化することも考えられる。連結解除ユニットは、連結解除部材をばね力により作動部材の方向へ付勢する少なくとも1つの連結解除ばね部材を含むのが好ましい。テーパ状の結合領域は、作動部材と連結解除部材の間の摩擦トルクおよび/または摩擦力が、連結解除部材と連結解除ばね部材の間の摩擦トルクおよび/または摩擦力よりも大きくなるように構成されるのが好ましい。連結解除ばね部材は、特に10Nよりもよりも小さい、好ましくは5Nよりも小さい、特別に好ましくは2Nよりも小さい、最大のばね力を有するのが好ましい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。従動シャフトの回転数に依存してクランプユニットから操作ユニットを連結解除するために、連結解除部材と従動シャフトの間の相対運動を摩擦力の作用の結果として設計的に簡単に可能にすることができる。
さらに連結解除ユニットは、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材と、連結解除部材をばね力で操作ユニットの方向に付勢する少なくとも1つの連結解除ばね部材とを含むことが提案される。連結解除ばね部材は、連結解除部材を連結解除部材の連結位置の方向へ付勢するのが好ましい。連結解除ばね部材は、伝達部材の案内切欠きに配置されるのが好ましい。連結解除ばね部材は、少なくとも1つの端部をもって連結解除部材に支持されるのが好ましく、少なくとも1つの別の端部をもって連結解除ばね部材は伝達部材に、特に伝達部材の内面に支持される。連結解除ばね部材は圧縮ばねとして、特に圧縮コイルばねとして構成されるのが好ましい。しかしながら連結解除ばね部材が、当業者に有意義と思われるその他の構成を有することも考えられる。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。連結位置への連結解除部材の自動的な復帰を可能にできるという利点がある。
さらに連結解除ユニットは、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材と、従動シャフトに対して相対的な連結解除部材の相対運動のときに連結解除部材を案内するための少なくとも1つのゲート部材とを有することが提案される。ゲート部材はゲートガイド軌道として構成されるのが好ましい。ゲート部材は伝達部材に配置されるのが好ましい。連結解除部材に配置されている連結解除ユニットの案内ボルトが、ゲート部材に係合するのが好ましい。しかしながら連結解除部材が、連結解除部材を案内するためのゲート部材に係合する、連結解除部材と一体的に構成された少なくとも1つの延長部を有することも考えられる。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。連結解除位置への連結解除部材の確実な移行を可能にできるという利点がある。
さらに連結解除ユニットは、従動シャフトの回転軸に沿って、および/またはこれを中心として従動シャフトに可動に支承された、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材を有することが提案される。従動シャフトの回転軸は、クランプユニットのクランプ軸に対して少なくとも実質的に平行に、特に同軸に延びるのが好ましい。従動シャフトの回転軸は、持運び可能な工作機械の駆動ユニットの駆動軸に対して、特に回転軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びるのが好ましい。「実質的に平行に」とは、ここでは特に、特に1つの平面における基準方向に対して相対的な方向のアライメントを意味するものとし、この方向は基準方向に対して特に8°よりも小さい、好ましくは5°よりも小さい、特別に好ましくは2°よりも小さい差異を有する。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。本発明に基づくクイッククランプ装置の特別にコンパクトな構成を具体化できるという利点がある。
さらに連結解除ユニットは、連結解除ユニットの少なくとも1つの機能状態を操作者に出力するために意図される少なくとも1つの出力部材を有することが提案される。出力部材は機械式の部材、電子式の部材、または電気式の部材として構成されていてよい。出力部材は、固定ユニットの機能状態を触覚式、音響式、および/または光学式に操作者に出力するために意図されるのが好ましい。連結解除ユニットの機能状態は、連結解除ユニットの状態、たとえばクランプユニットと連結または連結解除された操作ユニット、連結解除ユニットの不具合、または当業者に有意義と思われるその他の連結解除ユニットの状態を表すのが好ましい。出力部材はディスプレイ、個々の光源、たとえばLED、機械式に可動の表示部材、スピーカなどとして構成されていてよい。本発明に基づくクイッククランプ装置の構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの大きい回転数のとき、特に1000回転/分よりも大きい回転数のとき、操作ユニットの操作の結果としてのクランプ部材の運動を回避し、それにより、大きい回転数での従動シャフトの回転中にクランプユニットおよび/または従動シャフトからのインサート工具ユニットのリリースを回避することができるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。操作ユニットが連結解除ユニットによってクランプユニットから確実に連結解除されているか、それとも連結解除ユニットの不具合が生じているかを操作者に報知できるという利点がある。
さらに、本発明によるクイッククランプ装置を有する持運び可能な工作機械、特にアンギュラ研削機が提案される。「持運び可能な工作機械」とは、ここでは特に、操作者によって搬送機械なしに運ぶことができる、工作物を加工するための工作機械を意味するものとする。持運び可能な工作機械は特に40kgよりも少ない、特に10kgよりも少ない、特別に好ましくは5kgよりも少ない質量を有する。持運び可能な工作機械はアンギュラ研削機として構成されるのが特別に好ましい。しかしながら持運び可能な工作機械が、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば丸鋸機、研削機などとしての構成を有することも考えられる。持運び可能な工作機械は、回転駆動可能な従動シャフトを含むのが好ましい。クイッククランプ装置は従動シャフトに配置されるのが好ましい。クイッククランプ装置は少なくとも部分的に従動シャフトに配置されるのが好ましい。従動シャフトは中空シャフトとして構成されるのが好ましい。特に、持運び可能な工作機械はクイッククランプ装置によって従動シャフトに固定可能であるインサート工具ユニットとともに、工作機械システムを形成する。本発明に基づく構成により、高い操作安全性を具体化できるという利点がある。従動シャフトの回転数が大きいときのリリース位置へのクイッククランプ装置の移行、特にクイッククランプ装置のクランプユニットのクランプ部材の移行を回避可能であることを保証できるという利点がある。
本発明によるクイッククランプ装置および/または本発明による持運び可能な工作機械は、上に説明した用途や実施形態だけに限定されるものではない。特に、本発明によるクイッククランプ装置および/または本発明による持運び可能な工作機械は、ここに記載されている機能形態を果たすために、ここに挙げているのとは異なる個数の個々の部材、コンポーネント、およびユニット、ならびに方法ステップを有することができる。さらに、この開示に値範囲が記載されているとき、挙げられている限度内にある値も開示されているとみなされ、任意に適用可能であるとみなされる。
その他の利点は以下の図面の説明から明らかとなる。図面には本発明の実施例が示されている。図面、発明の詳細な説明、および特許請求の範囲は、数多くの構成要件を組み合わせの形で含んでいる。当業者はこれらの構成要件を目的に即して単独でも着目し、有意義な別の組み合わせにまとめる。
本発明によるクイッククランプ装置を有する本発明による持運び可能な工作機械を示す模式図である。 本発明による持運び可能な工作機械と本発明によるクイッククランプ装置の断面を示す模式図である。 本発明によるクイッククランプ装置の連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別案の本発明による持運び可能な工作機械と、別案の連結解除ユニットを有する別案の本発明によるクイッククランプ装置の断面図を示す模式図である。 図4の別案の本発明によるクイッククランプ装置の連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明による持運び可能な工作機械と、別の代替的な連結解除ユニットを有する別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の断面図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。 別の代替的な本発明によるクイッククランプ装置の別の代替的な連結解除ユニットの詳細図を示す模式図である。
図1は、クイッククランプ装置10aを有する、アンギュラ研削機として構成された持運び可能な工作機械14aを示す。しかしながら持運び可能な工作機械14aが、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば丸鋸機、研削機などとしての構成を有することも考えられる。持運び可能な工作機械14aは、持運び可能な工作機械14aの伝動装置ユニット54aを受容および/または支承するための伝動装置ハウジング52aを含んでいる。伝動装置ハウジング52aは金属材料から形成されるのが好ましい。しかしながら伝動装置ハウジング52aが、当業者に有意義と思われるその他の素材、たとえばプラスチックなどから形成されることも考えられる。伝動装置ユニット54aは、特にアンギュラトランスミッションとして構成される。伝動装置ユニット54aは、特に回転駆動可能な従動シャフト12aを含んでいて、これにインサート工具ユニット18aを、特にクイッククランプ装置10aによって固定可能である。従動シャフト12aは中空スピンドルとして構成されるのが好ましく、その中にクイッククランプ装置10aが少なくとも部分的に配置される(図2)。伝動装置ハウジング52aには、当業者にすでに周知の仕方で、ここには詳しくは図示しない保護フードユニットを配置可能である。伝動装置ハウジング52aには、当業者にすでに周知の仕方で、ここには詳しくは図示しない追加ハンドグリップを配置可能である。持運び可能な工作機械14aは、持運び可能な工作機械14aの駆動ユニット58aを受容および/または支承するためのモータハウジング56aを含んでいる。駆動ユニット58aは、当業者にすでに周知の仕方で、伝動装置ユニット54aとの協同作用によって従動シャフト12aを、従動シャフト12aの回転軸48aを中心として回転駆動するために意図されるのが好ましい。従動シャフト12aの回転軸48aは、駆動ユニット58aの駆動軸60aに対して少なくとも実質的に垂直に延びている。駆動ユニット58aは電気モータユニットとして構成されるのが好ましい。しかしながら駆動ユニット58aが、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば内燃機関駆動ユニット、ハイブリッド駆動ユニット、空気圧駆動ユニットなどとしての構成を有することも考えられる。
図2は、持運び可能な工作機械14aの断面図を、特に伝動装置ハウジング52aとクイッククランプ装置10aの領域で示している。少なくとも回転駆動可能な従動シャフト12aを有する持運び可能な工作機械14aのためのクイッククランプ装置10aは、従動シャフト12aへインサート工具ユニット18aを工具を使わずに固定するために、可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材20a,22aを、クランプ部材20a,22aがクランプ位置にあるときのインサート工具ユニット18aに対してクランプ力作用するために有する、少なくとも1つのクランプユニット16aを含んでいる。さらにクイッククランプ装置10aは、クランプ部材20a,22aのクランプ位置へ、および/またはインサート工具ユニット18aをクランプユニット16aおよび/または従動シャフト12aから取外し可能であるリリース位置へ、クランプ部材20a,22aを動かすための少なくとも1つの操作ユニット24aを含んでいる。クランプユニット16aは、可動に支承された少なくとも2つのクランプ部材20a,22aを含んでいる。しかしながら、クランプユニット16aが2つとは相違する個数のクランプ部材20a,22aを含むことも考えられる。少なくとも2つのクランプ部材20a,22aは、少なくとも実質的に同様の構成を有しているので、クランプ部材20a,22aのうちの1つに関して開示される構成要件は、他のクランプ部材20a,22aについても同じく開示されているものとみなされる。少なくとも2つのクランプ部材20a,22aは旋回可能に支承されている。少なくとも2つのクランプ部材20a,22aの旋回軸62aは、従動シャフト12aの回転軸48aに対して少なくとも実質的に垂直に延びている。少なくとも2つのクランプ部材20a,22aは、インサート工具ユニット18aを、クランプユニット16aおよび/または従動シャフト12aに配置された状態のときに、特に少なくとも2つのクランプ部材20a,22aがクランプ位置にあるとき、従動シャフト12aに軸方向で固定するために意図される。少なくとも2つのクランプ部材20a,22aは、従動シャフト12aと回転不能に結合されている。少なくとも2つのクランプ部材20a,22aは、従動シャフト12aとともに回転軸48aを中心として回転するように駆動可能である。
クランプユニット16aは、インサート工具ユニット18aへのトルク伝達のために、少なくとも1つの回転連行部材64aを含んでいる。回転連行部材64aは、インサート工具ユニット18aがクランプユニット16aおよび/または従動シャフト12aに配置された状態のとき、インサート工具ユニット18aの受容切欠き(ここには詳しくは図示せず)に係合するとともに、受容切欠きを区切るインサート工具ユニット18aの少なくとも1つの縁部にトルク伝達のために当接する。従動シャフト12aと、クランプユニット16aおよび/または従動シャフト12aに配置されたインサート工具ユニット18aとの間のトルク伝達は、当業者にすでに周知となっている仕方で、回転連行部材64aとインサート工具ユニット18aの間の形状接合式の結合によって行われるのが好ましい。回転連行部材64aは従動シャフト12aに回転不能に配置されている。回転連行部材64aは従動シャフト12aとともに、回転軸48aを中心として回転するように駆動可能である。
操作ユニット24aは、クランプ部材20a,22aを、特に少なくとも2つのクランプ部材20a,22aを、クランプユニット16aおよび/または従動シャフト12aからインサート工具ユニット18aを取外し可能であるリリース位置へと少なくとも動かすために意図されるのが好ましい。その代替または追加として操作ユニット24aは、クランプ部材20a,22aを、特に少なくとも2つのクランプ部材20a,22aを、クランプユニット16aによって従動シャフト12aにインサート工具ユニット18aを固定可能であるクランプ位置へと少なくとも動かすために意図されることが考えられる。操作ユニット24aは、操作者によって作動可能な少なくとも1つの操作部材66aを含んでいるのが好ましい。操作部材66aは操作レバーとして構成されている。操作部材66aは、従動シャフト12aの回転軸48aに対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる運動軸68a、特に旋回軸を含んでいる。操作部材66aは運動軸68a、特に旋回軸を中心として旋回可能に支承されるのが好ましい。操作部材66aは従動シャフト12aの回転運動からは切り離されている。操作部材66aは、操作ユニット24aの作動部材30aを作動させるための偏心区域70aを含んでいる。作動部材30aは回転軸48aに沿って並進的に可動なように、特に従動シャフト12aおよび/または伝動装置ハウジング52aに支承されている。作動部材30aは、特に、軸方向の運動を可能にするとともに回転運動を阻止する、作動部材30aの少なくとも1つの側方の平坦部の結果として、伝動装置ハウジング52aに対して相対的に回転しないように伝動装置ハウジング52aに固定される。作動部材30aは、作動部材30aの互いに反対を向く2つの側に、それぞれ少なくとも1つの平坦部を有するのが好ましい。しかしながら作動部材30aが、作動部材30aを伝動装置ハウジング52aに対して相対的に回転しないように固定するために意図される、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば多角形の断面、噛合部などを有することも考えられる。作動部材30aの領域には、特に伝動装置ハウジング52aおよび/またはクランプユニット16aの中への汚れの侵入を少なくともほぼ回避するために、たとえばゴムシールなどのシール部材72aが配置されるのが好ましい。シール部材72aは作動部材30aに当接するのが好ましい。作動部材30aは、特にシール部材72aに対して相対的に可動に支承される。作動部材30aは、シール部材72aに対して相対的に動くとき、シール部材72aの少なくとも1つの封止面に沿って摺動する。
クイッククランプ装置10aは、従動シャフト12aの回転数に依存して操作ユニット24aをクランプユニット16aから連結解除するために意図される、少なくとも1つの連結解除ユニット26aを含んでいる。連結解除ユニット26aは、従動シャフト12aの回転数に依存して、連結解除ユニット26aの少なくとも1つの連結解除部材28aと、操作ユニット24aの少なくとも1つの作動部材30aとの間の相対運動が、クランプユニット16aからの操作ユニット24aの連結解除のために行われるように構成されている。連結解除ユニット26aは、従動シャフト12aの回転数に依存して、操作ユニット24aがクランプユニット16aから連結解除される連結解除位置へと移行可能である、可動に支承された連結解除部材28aを少なくとも含んでいる。連結解除ユニット26aは摩擦連結解除ユニットとして構成されるのが好ましい。連結解除ユニット26aは、連結解除部材28aと操作ユニット24aの作動部材30aとの間の摩擦力の結果として従動シャフト12aに対して相対的に可動である、可動に支承された連結解除部材28aを少なくとも有する。連結解除ユニット26aは、従動シャフト12aの回転軸48aに沿って、および/またはこれを中心として従動シャフト12aに可動に支承されている、可動に支承された連結解除部材28aを少なくとも含む。連結解除ユニット26aは、可動に支承された連結解除部材28aを少なくとも含み、および、連結解除部材28aをばね力によって操作ユニット24aの方向に付勢する少なくとも1つの連結解除ばね部材44aを含む。連結解除ユニット26aは、可動に支承された連結解除部材28aを少なくとも有し、および、従動シャフト12aに対して相対的に連結解除部材28aが相対運動するときに連結解除部材28aを案内するための少なくとも1つのゲート部材46aを有する。
連結解除部材28aは、摩擦接合式の結合によって作動部材30aと接触させることが可能であり、または連結解除部材28aは、摩擦接合式の結合によって作動部材30aと接触している。連結解除部材28aは、特に従動シャフト12aまたはクランプユニット16aの伝達部材42aの中で、回転軸48aに沿って並進的に可動に支承されるのが好ましい。連結解除部材28aは、特に、作動部材30aの切欠きに少なくとも部分的に係合するテーパ状の結合領域を含んでいる。作動部材30aと連結解除部材28aの間の摩擦作用は、特に、テーパ状の結合領域の構成と、連結解除ばね部材44aのばね力とに依存して決まる。連結解除ばね部材44aは、連結解除部材28aをばね力によって作動部材30aの方向へ付勢するために意図される。連結解除ばね部材44aは、クランプユニット16aの伝達部材42aの中に配置されている。伝達部材42aはクランプフォークとして構成されている。伝達部材42aは従動シャフト12aと回転不能に結合されている。伝達部材42aは、クランプユニット16aのクランプ軸74aに沿って並進的に可動である。伝達部材42aは従動シャフト12aの中で可動に支承されている。伝達部材42aは、少なくともクランプユニット16aのクランプばね部材76aによりクランプ軸74aに沿って、特に操作ユニット24aの方向へばね力によって付勢可能である。
連結解除ユニット26aは、特に少なくとも小さい回転数を有する従動シャフト12aの状態のときに、または従動シャフト12aの停止状態のときに、連結解除部材28aと伝達部材42aを運動工学的に互いに結合するために意図される少なくとも1つの結合部材78aを有している。結合部材78aはボルトとして構成されている。結合部材78aは連結解除部材28aに配置され、特に固定される。結合部材78aは連結解除部材28aとともに可動である。結合部材78aは、連結解除ユニット26aのゲート部材46aの中へと延びている(図3)。ゲート部材46aはゲートガイド軌道として構成されている。ゲート部材46aは伝達部材42aに配置され、特に伝達部材42aと一体的に構成される。従動シャフト12aが回転運動するとき、連結解除部材28aと結合部材78aは、作動部材30aの作動による制動の結果として伝達部材42aに対して相対的に回転可能であり、このとき結合部材78aは、連結解除部材28aが連結解除ばね部材44aaのばね力に抗して伝達部材42aの案内切欠き80aの中へと可動であるように、ゲートガイド軌道として構成されたゲート部材46aの中で可動である。従動シャフト12aの回転運動中の操作部材66aの作動を、伝達部材42aに対して相対的な作動部材30aおよび連結解除部材28aの運動へと転換可能である。従動シャフト12aの回転運動中には、クランプ位置を起点としてリリース位置へ1つのクランプ部材20a,22aを、特に複数のクランプ部材20a,22aを移行させるための、操作ユニット24aによる操作力の作用の結果としての伝達部材42aの運動を、ほぼ阻止可能である。従動シャフト12aの回転数が小さいときには、または従動シャフト12aの停止状態のときには、作動部材30aから連結解除部材28aに対して作用する軸方向力を、結合部材78aと、ゲートガイド軌道として構成されたゲート部材46aとの協同作用によって、伝達部材42aへと伝達可能である。伝達部材42aは、操作ユニット24aによってクランプばね部材76aのばね力に抗して可動である。伝達部材42aは、1つのクランプ部材20a,22aを、特に複数のクランプ部材20a,22aを、クランプ位置を起点としてリリース位置へと動かすために意図される。
図3は、連結解除ユニット26aの詳細図を示す。作動部材30aが作動していない状態で示されている。連結解除部材28aは、連結解除ばね部材44aによって伝達部材42aに当接する連結解除部材28aの状態で示されている。伝達部材42aおよび連結解除ユニット26aとともに従動シャフト12aが回転するとき、連結解除部材28aと伝達部材42aは作動部材30aに対して相対的に回転可能である。操作部材66aに対する操作力の作用の結果として作動部材30aが動いたとき、従動シャフト12aとともに回転駆動可能である連結解除部材28aに作動部材30aを圧着可能である。従動シャフト12aとともに連結解除部材28aが回転するとき、特に従動シャフト12aの回転数に依存して、連結解除部材28aに対する作動部材30aの摩擦力の結果として連結解除部材28aの回転運動を制動可能である。連結解除部材28aは、ゲート部材46aと結合部材78aの協同作用の結果として、特に従動シャフト12aの回転軸48aを中心として、伝達部材42aに対して相対的に回転可能である。連結解除部材28aは、伝達部材42aに対して相対的に、および/または従動シャフト12aに対して相対的に、回転軸48aを中心として可動であり、特に回転可能である。結合部材78aは、回転軸48aに対して横向きに延びるゲート部材46aのゲート軌道区域96aを起点として、回転軸48aに対して少なくとも実質的に平行に延びる、ゲート部材46aの別のゲート軌道区域98aへと可動である。ゲート部材46aのゲート軌道区域96aは、回転軸48aに対して横向きに延びているゲート部材46aのゲート軌道区域96aの内部で、回転軸48aに対して少なくとも実質的に平行に延びる方向に沿った結合部材78aの運動を特に少なくとも1mm、好ましくは少なくとも2mm、特別に好ましくは1mmよりも長く10mmよりも短い区間に沿って可能化できるように構成されている。ゲート部材46aのこのような構成により、大きい回転数での従動シャフト12aの回転時に、ゲート部材46aの別のゲート軌道区域98aへの結合部材78aの確実な移行を具体化可能であることを保証できるという利点がある。
連結解除部材28aは、ゲート部材46aの別のゲート軌道区域98aへの結合部材78aの配置の結果として、連結解除部材28aの連結解除位置に配置される。連結解除部材28aは、ゲート部材46aの別のゲート軌道区域98aへの結合部材78aの配置の結果として、連結解除ばね部材44aのばね力に抗して可動である。連結解除部材28aは、作動部材30aを介しての操作力の作用の結果として、回転軸48aに沿って伝達部材42aに対して相対的および/または従動シャフト12aに対して相対的に可動であり、特に、伝達部材42aの案内切欠き80aの中へ少なくとも部分的に入るように可動である。伝達部材42aは、1つのクランプ部材20a,22aのほうを向く、特に複数のクランプ部材20a,22aのほうを向く伝達部材42aの側に汚れ排出穴(ここには詳しくは図示せず)を有するのが好ましく、これによって案内切欠き80aの中にある汚れおよび/または摩耗屑を案内切欠き80aから、および/またはゲート部材46aから排出可能である。連結解除ユニット26aの確実な動作を可能にできるという利点がある。
操作ユニット24aは、特に従動シャフト12aの回転数に依存して、回転軸48aに沿って伝達部材42aに対して相対的および/または従動シャフト12aに対して相対的な連結解除部材28aと作動部材30aの相対運動の可能化の結果として、クランプユニット16aから連結解除される。従動シャフト12aの回転数が小さいとき、特に、従動シャフト12aの回転数が小さいときや従動シャフト12aと伝達部材42aの停止状態のとき、作動部材30aと連結解除部材28aの間の摩擦力の結果として、回転軸48aを中心とする連結解除部材28aの相対運動をほぼ阻止可能であり、それにより、結合部材78aはゲート部材46aのゲート軌道区域96aに配置され、操作力の作用を作動部材30aを介して連結解除部材28aから伝達部材42aへと伝達可能である。操作ユニット24aがクランプユニット16aと連結される。1つのクランプ部材20a,22a、特に複数のクランプ部材20a,22aを、操作ユニット24aによってリリース位置へと可動である。
1つのクランプ部材20a,22aは、特に複数のクランプ部材20a,22aは可動なように、特に旋回可能なように、従動シャフト12aで、特に従動シャフト12aの中で支承される。1つのクランプ部材20a,22aの、特に複数のクランプ部材20a,22aの旋回軸62aは、クランプユニット16aのクランプ軸74aに対して少なくとも実質的に垂直に延びるのが好ましい。1つのクランプ部材20a,22aは、特に複数のクランプ部材20a,22aは、クランプユニット16aのゲート係合部材84aと協同作用するために意図される少なくとも1つの運動ゲート部材82aを有している。ゲート係合部材84aは伝達部材42aに固定されている。ゲート係合部材84aは、特に伝達部材42aの2つのフォーク端部の間で伝達部材42aに固定されたボルトとして構成される。ゲート係合部材84aと運動ゲート部材82aとの協同作用の結果として、1つのクランプ部材20a,22aは、特に複数のクランプ部材20a,22aは、クランプ位置を起点としてリリース位置へと可動であり、またはリリース位置からクランプ位置へと可動である。1つのクランプ部材20a,22aは、特に複数のクランプ部材20a,22aは、特に伝達部材42aに対するクランプばね部材76aのばね力の作用によって、リリース位置を起点としてクランプ位置へと可動である。1つのクランプ部材20a,22aは、特に複数のクランプ部材20a,22aは、特に操作ユニット24aを介しての操作力の作用が消失した後に、クランプばね部材76aのばね力の作用の結果としてクランプ位置へと自動的に可動である。
クイッククランプ装置10aは、少なくとも操作ユニット24aとは切り離されて1つのクランプ部材20a,22aの、特に複数のクランプ部材20a,22aのリリース位置の方向に作用する力が1つのクランプ部材20a,22aに対して、特に複数のクランプ部材20a,22aに対して作用したときに、クランプ位置を起点とする1つのクランプ部材20a,22aの、特に複数のクランプ部材20a,22aのリリース位置への1つのクランプ部材20a,22aの、特に複数のクランプ部材20a,22aの運動を阻止するために意図される少なくとも1つの固定ユニット94a、特にセルフロックユニットおよび/または係止ユニットを含んでいる。固定ユニット94aは、可動に支承された少なくとも1つの形状接合部材および/または摩擦接合部材86a,88a,90a,92aを有しており、これは少なくとも1つのクランプ部材20a,22aが、特に複数のクランプ部材20a,22aがクランプ位置にあるとき、1つのクランプ部材20a,22a、特に複数のクランプ部材20a,22aのリリース位置への運動に対して1つのクランプ部材20a,22aを、特に複数のクランプ部材20a,22aを固定するために、少なくとも部分的に1つのクランプ部材20a,22aに、特に複数のクランプ部材20a,22aに係合し、および/または1つのクランプ部材20a,22aと、特に複数のクランプ部材20a,22aと協同作用するクランプユニット16aの伝達部材42aに係合する。形状接合部材および/または摩擦接合部材86a,88a,90a,92aのうちの1つはゲート係合部材84aによって形成される(図2)。
1つのクランプ部材20a,22aが、特に複数のクランプ部材20a,22aがクランプ位置にあるとき、ゲート係合部材84aとして構成される形状接合部材および/または摩擦接合部材86aと運動ゲート部材82aとの協同作用によって、操作ユニット24aとは切り離されて1つのクランプ部材20a,22aの、特に複数のクランプ部材20a,22aのリリース位置の方向に作用する力が1つのクランプ部材20a,22aに、特に複数のクランプ部材20a,22aに作用したとき、回転軸48aに対して少なくとも実質的に垂直に延びる主固定力を1つのクランプ部材20a,22aに対して、特に複数のクランプ部材20a,22aに対して及ぼすことが可能であるのが好ましい。1つのクランプ部材20a,22aが、特に複数のクランプ部材20a,22aがクランプ位置にあるとき、ゲート係合部材84aとして構成される形状接合部材および/または摩擦接合部材86aと運動ゲート部材82aとの協同作用によって、操作ユニット24aとは切り離されて1つのクランプ部材20a,22aの、特に複数のクランプ部材20a,22aのリリース位置の方向に作用する力が1つのクランプ部材20a,22aに、特に複数のクランプ部材20a,22aに作用したとき、1つのクランプ部材20a,22aの、特に複数のクランプ部材20a,22aのリリース位置への運動可能性をほぼブロック可能であるのが好ましい。
その代替または追加として固定ユニット94aは、係止部材として構成され、特にクランプ部材20a,22aがクランプ位置にあるときにクランプ部材20a,22aに係合するために意図される、少なくとも1つの別の形状接合部材および/または摩擦接合部材88a,90aを含む(図2)。その代替または追加として固定ユニット94aは、係止部材として構成される2つの別の形状接合部材および/または摩擦接合部材88a,90aを含むのが好ましく、そのつど1つが、特にクランプ部材20a,22aがクランプ位置にあるときにクランプ部材20a,22aのうちの1つに係合する。別の形状接合部材および/または摩擦接合部材88a,90aは、可動に支承された係止部材として構成される。別の形状接合部材および/または摩擦接合部材88a,90aは、回転軸48aおよび/またはクランプ軸74aに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って可動に、特に並進的に可動に支承される。回転軸48aとクランプ軸74aは互いに少なくとも実質的に平行に、特に同軸に延びるのが好ましい。その代替または追加として固定ユニット94aは、特にクランプ部材20a,22aがクランプ位置にあるときに、および/または伝達部材42aがクランプばね部材76aのばね力によって動いた最終位置にあるときに、伝達部材42aに係合するために意図される追加の形状接合部材および/または摩擦接合部材92aを含むのが好ましい。追加の形状接合部材および/または摩擦接合部材92aは、可動に支承された係止部材として構成される。追加の形状接合部材および/または摩擦接合部材92aは、回転軸48aおよび/またはクランプ軸74aに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って可動に、特に並進的に可動に支承される。
連結解除ユニット26aは、連結解除ユニット26aの少なくとも1つの機能状態を操作者に出力するために意図される、少なくとも1つの出力部材50aを有している。出力部材50aは機械式の部材、電子式の部材、または電気式の部材として構成されていてよい。出力部材50aは、連結解除ユニット26aの機能状態を触覚式、音響式、および/または光学式に操作者に出力するために意図されるのが好ましい。連結解除ユニット26aの機能状態は、連結解除ユニット26aの状態、たとえばクランプユニット16aと連結または連結解除された操作ユニット24a、連結解除ユニット26aの不具合、または当業者に有意義と思われるその他の連結解除ユニット26aの状態を表すのが好ましい。出力部材50aはディスプレイ、個々の光源、たとえばLED、機械式に可動の表示部材、スピーカなどとして構成されていてよい。さらに出力部材50aは、固定ユニット94aの少なくとも1つの機能状態を操作者に出力するために意図されていてよい。
図4〜図17には本発明の別の実施例が示されている。以下の説明と図面は基本的に各実施例の間の相違点だけに限定しており、同じ名称のコンポーネントに関しては、特に同じ符号のコンポーネントに関しては、原則として、他の実施例の、特に図1〜図3の図面および/または説明も援用することができる。各実施例を区別するために、図1〜図3の実施例の符号にアルファベットaを後置している。図4〜図17の実施例では、このアルファベットaがアルファベットb〜nで置き換えられている。
図4は、別案の持運び可能な工作機械14bおよび別案のクイッククランプ装置10bの断面図を示す。図4に示す持運び可能な工作機械14bは、図1〜図3に関する説明に記述されている持運び可能な工作機械14aと少なくとも実質的に同様の構成を有する。回転駆動可能な少なくとも1つの従動シャフト12bを有する持運び可能な工作機械14bのためのクイッククランプ装置10bは、従動シャフト12bにインサート工具ユニット(ここには詳しくは図示せず)を工具を使わずに固定するために、可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材20b,22b、特に可動に支承された少なくとも2つのクランプ部材20b,22bを、クランプ部材20b,22bのクランプ位置でインサート工具ユニットに対してクランプ力作用するために有する少なくとも1つのクランプユニット16bを含んでいる。
さらにクイッククランプ装置10bは、クランプ部材20b,22bのクランプ位置へ、および/またはインサート工具ユニットをクランプユニット16bおよび/または従動シャフト12bから取外し可能であるリリース位置へ、クランプ部材20b,22bを動かすための少なくとも1つの操作ユニット24bを含んでいる。操作ユニット24bは、クランプ部材20b,22bをクランプ位置および/またはリリース位置へ動かすために操作ユニット24bの作動部材30bに対して作用するために意図される、可動に支承された少なくとも1つの操作部材(ここには詳しくは図示せず)を含んでいる。作動部材30bは従動シャフト12bと回転不能に結合されるとともに、並進的に可動に従動シャフト12bに支承される。
さらにクイッククランプ装置10bは、従動シャフト12bの回転数に依存して操作ユニット24bをクランプユニット16bから連結解除するために意図される、少なくとも1つの連結解除ユニット26bを含んでいる。連結解除ユニット26bは遠心力連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26bは、従動シャフト12bの回転数に依存して、連結解除ユニット26bの少なくとも1つのばね部材32bのばね力に抗して可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材28bを含んでいる。連結解除部材28bは、従動シャフト12bの回転によって惹起可能である、連結解除部材28bに対して作用する遠心力の作用の結果として、従動シャフト12bの回転軸48bに対して少なくとも実質的に平行に延びる軸を中心として、ばね部材32bのばね力に抗して可動であるのが好ましい。
図5は、遠心力連結解除ユニットとして構成された連結解除ユニット26bの詳細図を連結解除部材28bの連結解除位置で示しており、図5の上側領域には連結解除ユニット26bの断面図が示されており、図5の下側領域には連結解除ユニット26bの平面図が示されている。連結解除部材28bは遠心力ウェイトとして構成されている。連結解除部材28bは、回転軸48bに対して少なくとも実質的に平行に延びる軸を中心として、クランプユニット16bの伝達部材42bに対して相対的に回転可能に伝達部材42bに支承されている。伝達部材42bは従動シャフト12bと回転不能に結合されている。ばね部材32bにより、連結解除部材28bを連結解除部材28bの連結位置へとばね力によって付勢可能である。連結解除部材28bは、従動シャフト12bの回転数に依存して、特に従動シャフト12bの回転によって連結解除部材28bに対して惹起可能な遠心力に依存して、伝達部材42bの案内切欠き80bを解放するために意図されており、その中へ作動部材30bが、特に連結解除ユニット26bの連結解除ばね部材44bのばね力に抗して、少なくとも部分的に入るように可動である。作動部材30bは、連結解除部材28bの連結解除位置に連結解除部材28bが配置される結果として、連結解除ばね部材44bのばね力に抗して可動である。作動部材30bは、連結解除部材28bが連結解除位置にあるとき、操作力の作用の結果として伝達部材42bに対して相対的に、および/または従動シャフト12bに対して相対的に回転軸48bに沿って可動であり、特に、伝達部材42bの案内切欠き80bの中へ少なくとも部分的に入るように可動である。連結解除部材28bは延長部100bを含んでいて、この延長部に、伝達部材42bの案内切欠き80bが連結解除部材28bによって少なくとも部分的に閉じられる連結解除部材28bの連結位置のときに、作動部材30bが当接可能である。連結位置のとき、作動部材30bに対して作用する作動力を連結解除部材28bを介して伝達部材42bへ伝達可能である。図4および図5に示すクイッククランプ装置10bのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示すクイッククランプ装置10aの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図6は、別案の持運び可能な工作機械14cおよび別案のクイッククランプ装置10cの断面図を示す。図6に示す持運び可能な工作機械14cは、図1〜図3に関する説明に記述されている持運び可能な工作機械14aと少なくとも実質的に同様の構成を有する。回転駆動可能な少なくとも1つの従動シャフト12cを有する持運び可能な工作機械14cのためのクイッククランプ装置10cは、従動シャフト12cにインサート工具ユニット(ここには詳しくは図示せず)を工具を使わずに固定するために、可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材20c,22c、特に可動に支承された少なくとも2つのクランプ部材20c,22cを、クランプ部材20c,22cのクランプ位置でインサート工具ユニットに対してクランプ力作用するために有する少なくとも1つのクランプユニット16cを含んでいる。
さらにクイッククランプ装置10cは、クランプ部材20c,22cのクランプ位置へ、および/またはインサート工具ユニットをクランプユニット16cおよび/または従動シャフト12cから取外し可能であるリリース位置へ、クランプ部材20c,22cを動かすための少なくとも1つの操作ユニット24cを含んでいる。操作ユニット24cは、クランプ部材20c,22cをクランプ位置および/またはリリース位置へ動かすために操作ユニット24cの作動部材30cに対して作用するために意図される、可動に支承された少なくとも1つの操作部材(ここには詳しくは図示せず)を含んでいる。作動部材30cは従動シャフト12cと回転不能に結合されるとともに、並進的に可動に従動シャフト12cに支承される。作動部材30cは特にクランプユニット16cの伝達部材42cと一体的に構成される。しかしながら、作動部材30cおよび/または操作ユニット24cが、図1〜図3に示す作動部材30aに準じて、および/または図1〜図3に示す操作ユニット24aに準じて構成されることも考えられる。
さらにクイッククランプ装置10cは、従動シャフト12cの回転数に依存して操作ユニット24cをクランプユニット16cから連結解除するために意図される、少なくとも1つの連結解除ユニット26cを含んでいる。連結解除ユニット26cは遠心力連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26cは、従動シャフト12cの回転数に依存して、連結解除ユニット26cの少なくとも1つのばね部材32cのばね力に抗して可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材28cを含んでいる。連結解除部材28cは、従動シャフト12cの回転によって惹起可能である、連結解除部材28cに対して作用する遠心力の作用の結果として、従動シャフト12cの回転軸48cに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、ばね部材32cのばね力に抗して可動であるのが好ましい。連結解除ユニット26cは、従動シャフト12cの回転数に依存して、連結解除ユニット26cの少なくとも1つのばね部材32cのばね力に抗してそれぞれ可動である少なくとも2つの連結解除部材28cを含むのが好ましい。各々の連結解除部材28cは、対応する連結解除部材28cに割り当てられた連結解除ユニット26cのばね部材32cのばね力に抗して可動であるのが好ましい。しかしながら、連結解除ユニット26cが2つとは異なる個数の連結解除部材28cを有することも考えられる。連結解除部材28cは、従動シャフト12cの回転軸48cに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って可動に、特に並進的に可動に支承されている。従動シャフト12cの回転軸48cに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿った連結解除部材28cの運動の結果として、回転軸48cに沿った作動部材30cおよび/または伝達部材42cの運動をロック可能である。図6に示すクイッククランプ装置10cのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示すクイッククランプ装置10aの説明、および/または図4〜図6に示すクイッククランプ装置10bの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図7は、別案の連結解除ユニット26dの詳細図を示す。連結解除ユニット26dは遠心力連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26dは、従動シャフトの回転数に依存して、連結解除ユニット26dの少なくとも1つのばね部材32dのばね力に抗して可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材28dを含んでいる。連結解除部材28dはシザーズ型ジョイント部材として構成されている。ばね部材32dは、シザーズ型ジョイント部材として構成された連結解除部材28dの脚部をばね力で付勢するために意図され、このばね力が、特に遠心力が解消されたときに、従動シャフトの回転軸48dに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、それぞれの脚部を互いに近づくように動かす。操作ユニットの作動部材30dは、連結解除部材28dと一体的に構成されていてよい。図7に示す連結解除ユニット26dのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図6に示す連結解除ユニット26b,26cの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図8は別案の連結解除ユニット26eの詳細図を示す。連結解除ユニット26eは、遠心力連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26eは、従動シャフト12eの回転数に依存して操作ユニット24eの作動部材30eと結合するために可動の連結延長部38e,40eを有する、少なくとも1つの連結解除部材28eを含んでいる。連結解除部材28eは、特に従動シャフト12eの回転軸48eに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、遠心力の結果として互いに相対的に可動である少なくとも2つの連結延長部38e,40eを含んでいるのが好ましい。連結解除部材28eは、少なくとも連結延長部38e,40eが互いに結合されている結合領域で、特に小さい材料厚みの結果として、弾性的に構成される。図8に示す連結解除ユニット26eのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図7に示す連結解除ユニット26b,26c,26dの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図9は別案の連結解除ユニット26fの詳細図を示す。連結解除ユニット26fは、遠心力連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26fは、従動シャフトの回転数に依存して、特に従動シャフトの回転軸48fに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、連結解除ユニット26fの少なくとも1つのばね部材32fのばね力に抗して可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材28fを含んでいる。連結解除ユニット26fは、互いに相対的に可動の少なくとも2つの連結解除部材28fを含むのが好ましい。連結解除部材28fは、連結解除部材28fが連結位置にあるとき、回転軸48fに対して少なくとも実質的に平行に延びる方向に沿って、操作ユニット24fの作動部材30fとクランプユニット16fの伝達部材42fとの間に配置される。連結解除部材28fは、連結解除部材28fが連結位置にあるとき、作動部材30fと伝達部材42fに当接するのが好ましい。伝達部材42fと作動部材30fは回転軸48fに沿って一緒に可動である。連結解除部材28fに対する遠心力の作用の結果として、連結解除部材28fが作動部材30fと伝達部材42fの間で、特に回転軸48fに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、外に出るように可動である。作動部材30fが、連結解除ユニット26fの連結解除ばね部材44fのばね力に抗して、伝達部材42fに対して相対的に可動となる。図9に示す連結解除ユニット26fのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図8に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26eの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図10は、図9の連結解除ユニット26fのための連結解除部材28gの特別な構成を示す。連結解除部材28は、互いに相対的に可動である2つの連結延長部38g,40gを含んでいる。連結延長部38g,40gは、連結解除部材28gに対する遠心力の作用による連結解除部材28gの弾性変形の結果として、互いに相対的に可動となる。図10に示す連結解除ユニット26gのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図9に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26e,26fの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図11は別案の連結解除ユニット26h,26h’の詳細図を示す。連結解除ユニット26h,26h’は、遠心力連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26h,26h’は、可動に、特に回転可能に支承された少なくとも1つの連結解除部材28h’を含んでいる。連結解除部材28h’の運動軸は、従動シャフトの回転軸48hに対して少なくとも実質的に垂直に延びている。連結解除ユニット26h,26h’は、従動シャフトの回転数に依存して可動である、可動に支承された連結解除部材28h,28h’を少なくとも含んでおり、および、連結解除部材28h,28h’の連結位置へ連結解除部材28h,28h’を復帰させるための少なくとも1つの磁性部材34h,36h,34h’を含んでいる。磁性部材34hは連結解除部材28hに固定されており、特に連結解除部材28hと一体的に構成されている。連結解除ユニット26hの別の磁性部材36hが、クランプユニット16hの伝達部材42hに配置されている。しかしながら、磁性部材34h’が操作ユニット24h’の作動部材30h’に配置されることも考えられる(図11の左側領域を参照)。図11に示す連結解除ユニット26h,26h’のこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図10に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26e,26f,26gの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図12は別案の連結解除ユニット26iの詳細図を示す。連結解除ユニット26iは、遠心力連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26iは、従動シャフトの回転数に依存して連結解除ユニット26iの少なくとも1つのばね部材32iのばね力に抗して可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材28iを含んでいる。連結解除部材28iはばね部材32iの中に配置されている。連結解除部材28iは、ばね部材32iによって可動なように支承される。図12に示す連結解除ユニット26iのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図11に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26e,26f,26g,26h,26h’の説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図13は別案の連結解除ユニット26jの詳細図を示す。連結解除ユニット26jは、摩擦連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26jは、従動シャフトの回転数に依存してクランプユニット16jの伝達部材42jと結合するために可動の連結延長部38jを有する、少なくとも1つの連結解除部材28jを有している。連結延長部38jは、特にジョイントによって、弾性的な部分領域などによって、連結解除部材28jの本体に対して相対的に可動なように連結解除部材28jに配置および/または支承されている。連結延長部38jの運動軸は、従動シャフトの回転軸48jに対して少なくとも実質的に平行に延びている。連結解除ユニット26jは、連結延長部38jをばね力で付勢する少なくとも1つの連結解除ばね部材44jを有している。クランプユニット16jの回転駆動可能な伝達部材42jから連結延長部38jに対して摩擦力が作用したとき、連結延長部が連結解除部材28jの本体に対して相対的に可動である。連結解除ばね部材44jのばね力が、連結延長部38jに対して作用する摩擦力よりも大きくなると、連結延長部38jが連結解除部材28jの本体と一直線上に並ぶようにアライメントされる。図13に示す連結解除ユニット26jのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図12に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26e,26f,26g,26h,26h’,26iの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図14は別案の連結解除ユニット26kの詳細図を示す。連結解除ユニット26kは、摩擦連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26kは摩擦ライニング102k、特にクラッチ摩擦ライニングを含んでいる。摩擦ライニング102kは操作ユニット24kの作動部材30kに固定されており、特に作動部材30kと一体的に構成されている。摩擦ライニング102kは、可動に支承された連結解除部材28kと協同作用するために意図される。図14に示す連結解除ユニット26kのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図13に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26e,26f,26g,26h,26h’,26i,26jの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図15は別案の連結解除ユニット26lの詳細図を示す。連結解除ユニット26lは、摩擦連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26lは、テーパ状に延びる摩擦対合切欠き104lを有する、少なくとも1つの連結解除部材28lを含んでいる。摩擦対合切欠き104lは、操作ユニット24lの作動部材30lのテーパ状の結合延長部と協同作用するために意図される。図15に示す連結解除ユニット26lのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図14に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26e,26f,26g,26h,26h’,26i,26j,26kの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図16は別案の連結解除ユニット26mの詳細図を示す。連結解除ユニット26mは、遠心力連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26mは、従動シャフト12mの回転数に依存して操作ユニット24mの作動部材30mと結合するために可動の連結延長部38m,40mを有する、少なくとも1つの連結解除部材28mを含んでいる。連結解除部材28mは、特に従動シャフト12mの回転軸48mに対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、遠心力の結果として互いに相対的に可動である少なくとも2つの連結延長部38m,40mを含んでいるのが好ましい。連結解除部材28mは、少なくとも連結延長部38m,40mが互いに結合される結合領域で、特に少ない材料厚みの結果として弾性的に構成されている。連結解除部材28mは、クランプユニット16mの伝達部材42mの中に配置されている。図16に示す連結解除ユニット26mのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図15に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26e,26f,26g,26h,26h’,26i,26j,26k,26lの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
図17は別案の連結解除ユニット26nの詳細図を示す。連結解除ユニット26nは、摩擦連結解除ユニットとして構成されている。連結解除ユニット26nは、従動シャフトの回転数に依存してクランプユニット16nの伝達部材42nと結合するために可動の連結延長部38nを有する、少なくとも1つの連結解除部材28nを有している。連結延長部38nは、連結解除部材28nの本体に対して相対的に可動なように、連結解除部材28nに支承されている。連結延長部38nの運動軸は、従動シャフトの回転軸48nに対して少なくとも実質的に垂直に延びる。連結解除ユニット26nは、連結延長部38nをばね力で付勢する少なくとも1つの連結解除ばね部材44nを有している。クランプユニット16nの回転駆動可能な伝達部材42nから連結延長部38nに対する摩擦力が作用したとき、連結延長部が連結解除部材28nの本体に対して相対的に可動である。連結解除ばね部材44nのばね力が、連結延長部38nに対して作用する摩擦力よりも大きくなると、連結延長部38nが連結解除部材28nの本体に対して一直線上に並ぶようにアライメントされる。図17に示す連結解除ユニット26nのこれ以外の構成要件に関しては、図1から3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4から16に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26e,26f,26g,26h,26h’,26i,26j,26k,26l,26mの説明を少なくとも部分的に援用することができる。
12a;12b;12c;12e;12l 従動シャフト
16a;16b;16c;16d;16e;16f;16g;16h;16h’;16i;16j;16k;16l;16m;16n クランプユニット
18a インサート工具ユニット
20a,22a;20b,22b;20c,22c クランプ部材
24a;24b;24c;24d;24e;24f;24h;24h’;24i;24j;24k;24l;24n 操作ユニット
26a;26b;26c;26d;26e;26f;26g;26h;26h’;26i;26j;26k;26l;26m:26n 連結解除ユニット
28a;28b;28c;28d;28e;28f;28g;28h;28h’;28i;28j;28k;28l;28m:28n 連結解除部材
30a;30b;30c;30d;30e;30f;30h;30h’;30i;30k;30l 作動部材
32b;32c;32d;32e;32f;32g;32h;32h’;32i;32m ばね部材
34h,36h;34h’ 磁性部材
38e,40e;38g,40g;38j;38m,40m;38n 連結延長部
42g;42j;42m;42n 伝達部材
44a;44k;44l 連結解除ばね部材
46a;46k;46l ゲート部材
48a;48k;48l 回転軸
50a;50b;50c 出力部材
連結解除ユニット26aは、特に少なくとも小さい回転数を有する従動シャフト12aの状態のときに、または従動シャフト12aの停止状態のときに、連結解除部材28aと伝達部材42aを運動工学的に互いに結合するために意図される少なくとも1つの結合部材78aを有している。結合部材78aはボルトとして構成されている。結合部材78aは連結解除部材28aに配置され、特に固定される。結合部材78aは連結解除部材28aとともに可動である。結合部材78aは、連結解除ユニット26aのゲート部材46aの中へと延びている(図3)。ゲート部材46aはゲートガイド軌道として構成されている。ゲート部材46aは伝達部材42aに配置され、特に伝達部材42aと一体的に構成される。従動シャフト12aが回転運動するとき、連結解除部材28aと結合部材78aは、作動部材30aの作動による制動の結果として伝達部材42aに対して相対的に回転可能であり、このとき結合部材78aは、連結解除部材28aが連結解除ばね部材44aのばね力に抗して伝達部材42aの案内切欠き80aの中へと可動であるように、ゲートガイド軌道として構成されたゲート部材46aの中で可動である。従動シャフト12aの回転運動中の操作部材66aの作動を、伝達部材42aに対して相対的な作動部材30aおよび連結解除部材28aの運動へと転換可能である。従動シャフト12aの回転運動中には、クランプ位置を起点としてリリース位置へ1つのクランプ部材20a,22aを、特に複数のクランプ部材20a,22aを移行させるための、操作ユニット24aによる操作力の作用の結果としての伝達部材42aの運動を、ほぼ阻止可能である。従動シャフト12aの回転数が小さいときには、または従動シャフト12aの停止状態のときには、作動部材30aから連結解除部材28aに対して作用する軸方向力を、結合部材78aと、ゲートガイド軌道として構成されたゲート部材46aとの協同作用によって、伝達部材42aへと伝達可能である。伝達部材42aは、操作ユニット24aによってクランプばね部材76aのばね力に抗して可動である。伝達部材42aは、1つのクランプ部材20a,22aを、特に複数のクランプ部材20a,22aを、クランプ位置を起点としてリリース位置へと動かすために意図される。
図10は、図9の連結解除ユニット26fのための連結解除部材28gの特別な構成を示す。連結解除部材28は、互いに相対的に可動である2つの連結延長部38g,40gを含んでいる。連結延長部38g,40gは、連結解除部材28gに対する遠心力の作用による連結解除部材28gの弾性変形の結果として、互いに相対的に可動となる。図10に示す連結解除ユニット26gのこれ以外の構成要件に関しては、図1〜図3に示す連結解除ユニット26aの説明、および/または図4〜図9に示す連結解除ユニット26b,26c,26d,26e,26fの説明を少なくとも部分的に援用することができる。

Claims (14)

  1. インサート工具ユニット(18a)を従動シャフト(12a;12b;12c;12e;12l)に工具を使わずに固定するためにクランプ部材(20a,22a;20b,22b;20c,22c)がクランプ位置にあるとき前記インサート工具ユニット(18a)に対してクランプ力作用するために可動に支承された少なくとも1つのクランプ部材(20a,22a;20b,22b;20c,22c)を有する少なくとも1つのクランプユニット(16a;16b;16c;16d;16e;16f;16g;16h;16h’;16i;16j;16k;16l;16m;16n)と、前記クランプ部材(20a,22a;20b,22b;20c,22c)のクランプ位置へ、および/または前記インサート工具ユニット(18a)を前記クランプユニット(16a;16b;16c;16d;16e;16f;16g;16h;16h’;16i;16j;16k;16l;16m;16n)から取外し可能であるリリース位置へ前記クランプ部材(20a,22a;20b,22b;20c,22c)を動かすための少なくとも1つの操作ユニット(24a;24b;24c;24d;24e;24f;24h;24h’;24i;24j;24k;24l;24n)とを有する、回転駆動可能な少なくとも1つの従動シャフト(12a;12b;12c;12e;12l)を有する持運び可能な工作機械のための、特にアンギュラ研削機のためのクイッククランプ装置において、
    前記従動シャフト(12a;12b;12c;12e;12l)の回転数に依存して前記操作ユニット(24a;24b;24c;24d;24e;24f;24h;24h’;24i;24j;24k;24l;24n)を前記クランプユニット(16a;16b;16c;16d;16e;16f;16g;16h;16h’;16i;16j;16k;16l;16m;16n)から連結解除するために意図される少なくとも1つの連結解除ユニット(26a;26b;26c;26d;26e;26f;26g;26h;26h’;26i;26j;26k;26l;26m:26n)を有することを特徴とするクイッククランプ装置。
  2. 前記連結解除ユニット(26a;26b;26c;26d;26e;26f;26g;26h;26h’;26i;26j;26k;26l;26m:26n)は、前記従動シャフト(12a;12b;12c;12e;12l)の回転数に依存して、前記連結解除ユニット(26a;26b;26c;26d;26e;26f;26g;26h;26h’;26i;26j;26k;26l;26m:26n)の少なくとも1つの連結解除部材(28a;28b;28c;28d;28e;28f;28g;28h;28h’;28i;28j;28k;28l;28m:28n)と前記操作ユニット(24a;24b;24c;24d;24e;24f;24h;24h’;24i;24j;24k;24l;24n)の少なくとも1つの作動部材(30a;30b;30c;30d;30e;30f;30h;30h’;30i;30k;30l)との間の相対運動が前記クランプユニット(16a;16b;16c;16d;16e;16f;16g;16h;16h’;16i;16j;16k;16l;16m;16n)からの前記操作ユニット(24a;24b;24c;24d;24e;24f;24h;24h’;24i;24j;24k;24l;24n)の連結解除のために行われるように構成されることを特徴とする、請求項1に記載のクイッククランプ装置。
  3. 前記連結解除ユニット(26a;26b;26c;26d;26e;26f;26g;26h;26h’;26i;26j;26k;26l;26m:26n)は、前記操作ユニット(24a;24b;24c;24d;24e;24f;24h;24h’;24i;24j;24k;24l;24n)が前記クランプユニット(16a;16b;16c;16d;16e;16f;16g;16h;16h’;16i;16j;16k;16l;16m;16n)から連結解除される連結解除位置へと前記従動シャフト(12a;12b;12c;12e;12l)の回転数に依存して移行可能である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材(28a;28b;28c;28d;28e;28f;28g;28h;28h’;28i;28j;28k;28l;28m:28n)を有することを特徴とする、請求項1または2に記載のクイッククランプ装置。
  4. 前記連結解除ユニット(26b;26c;26d;26e;26f;26g;26h;26h’;26i;26m)は遠心力連結解除ユニットとして構成されることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  5. 前記連結解除ユニット(26b;26c;26d;26e;26f;26g;26h;26h’;26i;26m)は、前記従動シャフト(12b;12c;12e)の回転数に依存して前記連結解除ユニット(26b;26c;26d;26e;26f;26g;26h;26h’;26i;26m)の少なくとも1つのばね部材(32b;32c;32d;32e;32f;32g;32h;32h’;32i;32m)のばね力に抗して可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材(28b;28c;28d;28e;28f;28g;28h;28h’;28i;28m)を有することを特徴とする、請求項4に記載のクイッククランプ装置。
  6. 前記連結解除ユニット(26h;26h’)は、前記従動シャフトの回転数に依存して可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材(28h;28h’)と、前記連結解除部材(28h;28h’)の連結位置へと前記連結解除部材(28h;28h’)を復帰させるための少なくとも1つの磁性部材(34h,36h;34h’)とを含むことを特徴とする、請求項4に記載のクイッククランプ装置。
  7. 前記連結解除ユニット(26e;26g;26j;26m;26n)は、前記従動シャフト(12e)の回転数に依存して前記操作ユニットの作動部材(30e)と、および/または前記クランプユニット(16e;16g;16j;16m;16n)の伝達部材(42g;42j;42m;42n)と結合するための可動の連結延長部(38e,40e;38g,40g;38j;38m,40m;38n)を有する、少なくとも1つの連結解除部材(28e;28g;28j;28m;28n)を有することを特徴とする、請求項4に記載のクイッククランプ装置。
  8. 前記連結解除ユニット(26a;26j;26k;26l;26n)は摩擦連結解除ユニットとして構成されることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  9. 前記連結解除ユニット(26a;26k;26l)は、前記連結解除部材(28a;28k;28l)と前記操作ユニット(24a;24k;24l)の作動部材(30a;30k;30l)との間の摩擦力の結果として前記従動シャフト(12a;12l)に対して相対的に可動である、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材(28a;28k;28l)を有することを特徴とする、請求項8に記載のクイッククランプ装置。
  10. 前記連結解除ユニット(26a;26k;26l)は、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材(28a;28k;28l)と、前記連結解除部材(28a;28k;28l)をばね力で前記操作ユニット(24a;24k;24l)の方向に付勢する少なくとも1つの連結解除ばね部材(44a;44k;44l)とを含むことを特徴とする、請求項8または9に記載のクイッククランプ装置。
  11. 前記連結解除ユニット(26a;26k;26l)は、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材(28a;28k;28l)と、前記従動シャフト(12a;12l)に対して相対的な前記連結解除部材(28a;28k;28l)の相対運動のときに前記連結解除部材(28a;28k;28l)を案内するための少なくとも1つのゲート部材(46a;46k;46l)とを有することを特徴とする、請求項8から10までのいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  12. 前記連結解除ユニット(26a;26k;26l)は、前記従動シャフト(12a;12l)の回転軸(48a;48k;48l)に沿って、および/またはこれを中心として前記従動シャフト(12a;12l)に可動に支承されている、可動に支承された少なくとも1つの連結解除部材(28a;28k;28l)を有することを特徴とする、請求項8から11までのいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  13. 前記連結解除ユニット(26a;26b;26c)は、前記連結解除ユニット(26a;26b;26c)の少なくとも1つの機能状態を操作者に出力するために意図される少なくとも1つの出力部材(50a;50b;50c)を有することを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項に記載のクイッククランプ装置。
  14. 請求項1から13までのいずれか1項に記載のクイッククランプ装置を有している持運び可能な工作機械、特にアンギュラ研削機。
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