本発明は、下記式の化合物又はそれの立体異性体、互変異体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物若しくは塩、又はそれらの混合物を提供する。
を表し、
式中、
#は、アミノ基の結合箇所を表し、
R
5は、ハロゲン原子、シアノ、(C
1−C
4)−アルキル、(C
1−C
4)−アルコキシ、(C
3−C
6)−シクロアルキル、4〜6員の複素環及び(C
1−C
4)−アルキルカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、同一に若しくは異なって、−NR
14R
15、(C
1−C
4)−アルコキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピルは4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R
14は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
15は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
R
14及びR
15は、それらが結合している窒素原子とともに、4〜5員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜5員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルコキシは、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
6)−シクロアルキルは、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
6は、6員のヘテロアリール、2−オキソピリジン−1(2H)−イル、4〜8員の複素環又は(C
4−C
8)−シクロアルキルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##は、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R
38は、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R
38aは、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R
39は、水素原子、シアノ、フッ素又は(C
1−C
4)−アルキルスルファニルを表し、
R
39aは、水素原子、シアノ、フッ素又は(C
1−C
4)−アルキルスルファニルを表し、
R
40は、水素原子、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、−(CH
2)
nNR
16R
17、(C
1−C
4)−アルキル、(C
1−C
4)−アルコキシ又は(C
1−C
4)−アルコキシカルボニルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、シアノで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルコキシは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
nは、0又は1を表し、
R
16は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
17は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R
16及びR
17が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜8員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜8員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記6員のヘテロアリール基は、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、(C
1−C
4)−アルキル、及び(C
1−C
4)−アルコキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルコキシは、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記2−オキソピリジン−1(2H)−イルは、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、(C
1−C
4)−アルキル及び(C
1−C
4)−アルコキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルコキシは、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜8員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル、シアノ、(C
1−C
4)−アルコキシカルボニルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
4−C
8)−シクロアルキルは、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル、シアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、(C
3−C
6)−シクロアルキルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
7は、水素原子、(C
1−C
4)−アルキル、フェニル基、5〜6員のヘテロアリール基又は(C
1−C
4)−アルキルスルホニルを表し、
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリールも、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、(C
1−C
4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C
1−C
4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、(C
3−C
6)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、ヒドロキシ、−NR
20R
21、(C
1−C
4)−アルコキシ又はベンジルオキシから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
6)−シクロアルキルは、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル、ヒドロキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び、
ここで、
R
20は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
21は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
R
20及びR
21が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
但し、R
5が(C
1−C
4)−アルコキシである場合、R
7は、水素と異なり、
但し、R
6が6員ヘテロアリールである場合、R
7は、水素と異なり、
但し、R
6が2−オキソピリジン−1(2H)−イルである場合、R
7は、水素と異なり、
但し、R
6が4〜8員の複素環である場合、R
7は、水素と異なり、
R
8は、ハロゲン原子、シアノ、(C
1−C
4)−アルキル、(C
1−C
4)−アルコキシ、(C
3−C
6)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、(C
1−C
4)−アルキルカルボニル及びフェニル基から選択される基を表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、同一に若しくは異なって、−NR
22R
23 (C
1−C
4)−アルコキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピルは、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
前ここで、記(C
1−C
4)−アルコキシは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R
22は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
23は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
R
22及びR
23が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルコキシは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
6)−シクロアルキルは、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、前記フェニル基は、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、(C
1−C
4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C
1−C
4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
R
9は、6員のヘテロアリール、2−オキソピリジン−1(2H)−イル、(C
3−C
8)−シクロアルキル、4〜8員の複素環又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##は、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R
38bは、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R
38cは、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R
39bは、水素原子、シアノ、フッ素又は(C
1−C
4)−アルキルスルファニルを表し、
R
39cは、水素原子、シアノ、フッ素又は(C
1−C
4)−アルキルスルファニルを表し、
R
40aは、水素原子、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、−(CH
2)
nNR
16aR
17a、(C
1−C
4)−アルキル、(C
1−C
4)−アルコキシ、(C
1−C
4)−アルコキシカルボニル、4〜6員の複素環、シクロプロピル又はシクロブチルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、シアノで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルコキシは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
nは、0又は1を表し、
R
16aは、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
17aは、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R
16a及びR
17aが、それらが結合している窒素原子とともに、4〜8員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜8員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記6員のヘテロアリール基は、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、(C
1−C
4)−アルキル、及び(C
1−C
4)−アルコキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルコキシは、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記2−オキソピリジン−1(2H)−イルは、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、(C
1−C
4)−アルキル、及び(C
1−C
4)−アルコキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルコキシは、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
8)−シクロアルキルは、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル、シアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、(C
3−C
6)−シクロアルキルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜8員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル、シアノ、(C
1−C
4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
10は、水素原子、(C
1−C
4)−アルキル、(C
3−C
5)−シクロアルキル、(C
1−C
4)−アルコキシカルボニル、モノ−(C
1−C
4)−アルキルアミノ、フェニル基又は5〜6員のヘテロアリール基を表し、
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリールも、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、(C
1−C
4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C
1−C
4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、(C
3−C
6)−シクロアルキル、5員のヘテロアリール、−NR
28R
29、(C
1−C
4)−アルコキシ又はベンジルオキシから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく及びヒドロキシでさらに置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
6)−シクロアルキルは、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ又は1個若しくは2個の基(C
1−C
4)−アルキルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、
R
28は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
29は、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
R
28及びR
29が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員複素環は、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5員のヘテロアリールは、(C
1−C
4)−アルキルで置換されていてもよく、
但し、R
9が6員のヘテロアリールである場合、R
10は、水素と異なり、
但し、R
9が2−オキソピリジン−1(2H)−イルである場合、R
10は、水素と異なり、
但し、R
9が4〜8員の複素環である場合、R
10は、水素と異なり、
但し、R
8が(C
1−C
4)−アルコキシである場合、R
10は、水素と異なり、
R
11は、水素原子、フッ素原子、塩素原子、(C
1−C
4)−アルキル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルは、シクロプロピルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
12は、6員のヘテロアリール基、2−オキソピリジン−1(2H)−イル、(C
4−C
8)−シクロアルキル又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##は、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R38dは、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R38eは、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R39dは、水素原子、シアノ、フッ素又は(C1−C4)−アルキルスルファニルを表し、
R39eは、水素原子、シアノ、フッ素又は(C1−C4)−アルキルスルファニルを表し、
R40bは、水素原子、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、−(CH2)nNR16aR17a、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、(C1−C4)−アルコキシカルボニル、4〜6員の複素環、シクロプロピル又はシクロブチルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルは、シアノで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルコキシは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
nは、0又は1を表し、
R16aは、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R17aは、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R16a及びR17aが、それらが結合している窒素原子とともに、4〜8員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜8員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記6員のヘテロアリール基は、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、(C1−C4)−アルキル、及び(C1−C4)−アルコキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルコキシは、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記2−オキソピリジン−1(2H)−イルは、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、(C1−C4)−アルキル、及び(C1−C4)−アルコキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルは、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルコキシは、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C4−C8)−シクロアルキルは、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキル又はシアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R13は、水素原子、フッ素原子、塩素原子、(C1−C4)−アルキル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルは、シクロプロピル及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R2は、水素原子、(C1−C4)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルは、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、(C1−C4)−アルコキシ、シクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R3は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、モノ−(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4)−アルキルアミノ、(C1−C4)−アルキルスルファニル、(C1−C4)−アルキルスルフィニル、(C1−C4)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、(C3−C6)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール、−(CH2)qC(=O)−NR34R35、−O−C(=O)−NR36R37、−O−C(=O)−OR37a、−NH−C(=O)−NR36R37、−N(CH3)−C(=O)−NR36R37、−NH−C(=O)−OR37a、−N(CH3)−C(=O)−OR37a −NH−C(=O)−R37、−N(CH3)−C(=O)−R37、(C1−C4)−アルキルカルボニル、(C1−C4)−アルキルカルボニルオキシ及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C6)−アルキルは、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、アミノ、モノ−(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4)−アルキルアミノ、シアノ、(C1−C4)−アルコキシ、4〜6員の複素環、(C1−C4)−アルコキシカルボニル及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに6個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環は、(C1−C4)−アルキル又はシクロプロピルで置換されていてもよく及び2個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルコキシは、シアノ、シクロプロピルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、モノ−(C1−C4)−アルキルアミノの前記(C1−C4)−アルキルは、シアノ、シクロプロピルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記ジ−(C1−C4)−アルキルアミノは、シアノ、シクロプロピルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルは、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、ヒドロキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環は、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、(C1−C4)−アルコキシ、(C1−C4)−アルコキシカルボニル、モノ−(C1−C4)−アルキルアミノカルボニル、ジ−(C1−C4)−アルキルアミノカルボニル、(C1−C4)−アルキルカルボニル、ヒドロキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員のヘテロアリールは、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
qは、0又は1を表し、
R34は、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R35は、水素原子、(C1−C4)−アルキル又はフェニルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜7員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜7員の複素環は、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、シクロプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、
R36は、水素原子又はメチルを表し、
R37は、水素原子、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はシクロプロピルを表し、
R37aは、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はシクロプロピルを表し、
但し、R3が−(CH2)qC(=O)−NR34R35、−O−C(=O)−NR36R37、−O−C(=O)−OR37a、−N(CH3)−C(=O)−NR36R37、−NH−C(=O)−OR37a、−NH−C(=O)−NR36R37、−N(CH3)−C(=O)−OR37a −NH−C(=O)−R37又は−N(CH3)−C(=O)−R37である場合、R7及びR10は、水素とは異なり、
但し、R3がシアノである場合、R2及びR4は、水素とは異なり、
但し、R3がシアノである場合、R6及びR9は、6員のヘテロアリールとは異なり、
又は
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、4〜6員の炭素環、4〜7員のアザ複素環、4〜7員のオキサ複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜7員のアザ複素環は、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、オキソ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜7員のオキサ複素環は、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、オキソ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環は、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、モノ−(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4)−アルキルアミノ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
但し、R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、ピラゾールに直接結合していない置換されていない窒素原子を有する4〜7員のアザ複素環を形成している場合、R7及びR10は、水素とは異なり、
但し、R7及びR10が水素である場合、R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに形成している4〜7員のアザ複素環の窒素原子は、(C1−C4)−アルキル又は(C1−C4)−アルコキシカルボニルで置換されており、
R4は、水素原子、(C1−C4)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニル及びヒドロキシから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルは、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、(C1−C4)−アルコキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、4〜6員の炭素環、4〜7員の複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜7員の複素環は、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、オキソ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環は、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、オキソ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく並びに5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び、
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
但し、R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、ピラゾールに直接結合していない置換されていない窒素原子を有する4〜7員の複素環を形成している場合、R7及びR10は、水素と異なり、
但し、R7及びR10が水素である場合、R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに形成している4〜7員の複素環の窒素原子は、(C1−C4)−アルキル又は(C1−C4)−アルコキシカルボニルで置換されている。
「置換された」という用語は、指定の原子若しくは基上の1以上の水素が、挙げられている基から選択されたもので置き換わっていることを意味するが、但し、現在の状況下で、指定された原子の通常の価数を超えるものではない。置換基及び/又は可変要素の組み合わせが許容される。
「置換されていてもよい」という用語は、置換基の数がゼロであってもゼロ以外であってもよいことを意味する。別段の断りがない限り、置換されていてもよい基は、いずれか使える炭素原子若しくはヘテロ原子上で水素原子に代えて非水素置換基とすることで収容できるだけの数の適宜の置換基によって置換されていることが可能である。通常、適宜の置換基(存在する場合)の数は、1、2、3、4又は5、特には1、2又は3であることができる。
本明細書で使用される場合、例えば本発明の一般式(I)の化合物の置換基の定義における「1以上」という用語は、「1、2、3、4又は5、特には1、2、3又は4、詳細には1、2又は3、さらに詳細には1又は2」を意味する。
本発明による化合物における基が置換されている場合、その基は、別段の断りがない限り、置換基でモノ置換又は多置換されていることができる。本発明の範囲において、繰り返し存在する全ての基の意味は、互いに独立である。本発明による化合物における基が、1個、2個若しくは3個の同一若しくは異なる置換基によって置換されていることができる。
本明細書で使用される場合、オキソ置換基は、二重結合を介して炭素原子又は硫黄原子に結合している酸素原子を表す。
「環置換基」という用語は、環上の利用可能な水素原子に置き換わる、芳香環若しくは非芳香環に結合した置換基を意味する。
本明細書で使用される場合、「含む」という用語は、「からなる」を含む。
本文内において、いずれかの事項が「本明細書で言及の」と称される場合、それは、その事項が本文にいずれの箇所でも言及され得ることを意味する。
本文で言及される用語は、下記の意味を有する。
「ハロゲン原子」という用語は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素原子、特にはフッ素、塩素又は臭素原子、さらに詳細にはフッ素又は塩素を意味する。
「C1−C4−アルキル」及び「C1−C6−アルキル」という用語は、1、2、3若しくは4個の炭素原子、及び1、2、3、4、5若しくは6個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐の飽和一価炭化水素基を意味し、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、1−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、ネオ−ペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル又は1,3−ジメチルブチル基、又はそれの異性体である。特に、前記基は、1、2、3若しくは4個の炭素原子を有し(「C1−C4−アルキル」)、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチルイソブチル、又はtert−ブチル基であり、詳細には、1、2若しくは3個の炭素原子を有し(「C1−C3−アルキル」)、例えばメチル、エチル、n−プロピル又はイソプロピル基である。
「(C1−C4)−アルキルスルファニル」という用語は、式(C1−C6−アルキル)−S−の直鎖若しくは分岐の飽和一価基を意味し、その場合に「C1−C4−アルキル」という用語は上記で定義の通りであり、例えばメチルスルファニル、エチルスルファニル、プロピルスルファニル、イソプロピルスルファニル、ブチルスルファニル、sec−ブチルスルファニル、イソブチルスルファニル、tert−ブチルスルファニル基である。
「C1−C4−アルコキシ」という用語は、式(C1−C4−アルキル)−O−の直鎖若しくは分岐の飽和一価基を意味し、その場合、「C1−C4−アルキル」という用語は上記で定義の通りであり、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、又はそれの異性体である。
「C3−C6−シクロアルキル」及び「C5−C6−シクロアルキル」という用語は、3、4、5若しくは6個の炭素原子を含む(「C3−C6−シクロアルキル」)飽和一価単環式若しくは二環式炭化水素環を意味する。前記C3−C6−シクロアルキル基は、例えば、単環式炭化水素環、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル若しくはシクロヘキシル基、又は二環式炭化水素環である。「3〜6員のシクロアルキル」という用語は、「C3−C6−シクロアルキル」と等価である。従って、「4員のシクロアルキル基」は、「C4−シクロアルキル基」と同じ意味を有する。
「(C3−C6)−シクロアルキル」及び「C3−C8−シクロアルキル」という用語は、3、4、5、6、7若しくは8個の炭素原子を含む(「C3−C8−シクロアルキル」)飽和一価単環式若しくは二環式炭化水素環を意味する。前記C3−C8−シクロアルキル基は、例えば、単環式炭化水素環、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル若しくはシクロオクチル基、又は二環式炭化水素環、例えば、ビシクロ[4.2.0]オクチル又はオクタヒドロペンタレニルである。
「3〜6員の複素環」、「4員の複素環」、「4〜6員の複素環」、「5〜6員の複素環」、「3〜8員の複素環」及び4〜8員の複素環という用語は、それぞれ合計で3〜8、4〜8、3〜6、4〜6又は4若しくは5若しくは6個の環原子を有する単環式飽和複素環を意味し、それはシリーズN、S若しくはOからの1個若しくは2個の同一若しくは異なる環ヘテロ原子を含み、前記複素環アルキル基は、炭素原子の何れか一つを介して分子の残りの部分に結合していることができる。それぞれ、少なくとも1個の環窒素原子を含むヘテロシクロアルキル基はアザヘテロシクロアルキルと称することができ、少なくとも1個の環酸素原子を含むヘテロシクロアルキル基はオキサヘテロシクロアルキルと称することができる。特に、アザヘテロシクロアルキル基は環窒素原子のみ含み、オキサヘテロシクロアルキル基は環酸素原子のみを含む。
前記複素環は、4員環、例えばアゼチジニル、オキセタニル若しくはチエタニル;又は5員環、例えばテトラヒドロフラニル、1,3−ジオキソラニル、チオラニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、1,1−ジオキシドチオラニル、1,2−オキサゾリジニル、1,3−オキサゾリジニル若しくは1,3−チアゾリジニル;又は6員環、例えばテトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジニル、モルホリニル、ジチアニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、1,3−ジオキサニル、1,4−ジオキサニル若しくは1,2−オキサジナニル、又は7員環、例えばアゼパニル、1,4−ジアゼパニル若しくは1,4−オキシアゼパニルであることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明の文脈での「アザ複素環式」及び「アザ複素環」という用語は、特定数の指定の環原子を有し、窒素原子を含み、N、O、S、SO及び/又はSO2の群からの1個若しくは2個のさらなる環ヘテロ原子をさらに含んでいてもよく、環窒素原子を介して連結されている単環式若しくは二環式の飽和若しくは部分不飽和複素環を意味する。好ましい例には、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、1,1−ジオキソチオモルホリニル、ヘキサヒドロアゼピニル、ヘキサヒドロ−1,4−ジアゼピニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル、インドリニル、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、9−アザビシクロ[3.3.1]ノナニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル及びキヌクリジニルなどがある。
本発明の文脈での「オキサ複素環式」及び「オキサ複素環」という用語は、特定数の指定の環原子を有し、酸素原子を含み、N、O、S、SO及び/又はSO2の群からの1個若しくは2個のさらなる環ヘテロ原子をさらに含んでいても良い単環式若しくは二環式の飽和若しくは部分不飽和複素環を意味する。
「5〜6員のヘテロアリール」、「5員のヘテロアリール」及び「6員のヘテロアリール」という用語は、少なくとも1個の環ヘテロ原子及び任意にシリーズN、O及び/又はSからの1個、2個若しくは3個のさらなる環ヘテロ原子を含み、環炭素原子を介して又は任意に環窒素原子を介して(価数によって許容される場合)結合している、それぞれ合計で5〜6個、又は5個若しくは6個の環原子、5個若しくは6個の環原子を有する一価の単環式芳香環を意味する。
前記ヘテロアリール基は、5員のヘテロアリール基、例えば、チエニル、フラニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル若しくはテトラゾリル;又は6員ヘテロアリール基、例えば、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル若しくはトリアジニル;又は三環式ヘテロアリール基、例えば、カルバゾリル、アクリジニル若しくはフェナジニルであることができる。
本発明の文脈でのモノ−(C1−C4)−アルキルアミノは、1、2、3個若しくは4個の炭素原子を含む1個の直鎖若しくは分岐のアルキル置換基を有するアミノ基を意味し、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、及びtert−ブチルアミノである。
本発明の文脈でのジ−(C1−C4)−アルキルアミノは、それぞれ1、2、3若しくは4個の炭素原子を含む二つの同一若しくは異なる直鎖若しくは分岐のアルキル置換基を有するアミノ基を意味し、例えばN,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N−メチル−N−n−プロピルアミノ、N−イソプロピル−N−メチルアミノ、N−イソプロピル−N−n−プロピルアミノ、N,N−ジイソプロピルアミノ、N−n−ブチル−N−メチルアミノ、及びN−tert−ブチル−N−メチルアミノである。
本発明の文脈での(C1−C4)−アルキルカルボニルは、カルボニル基[−C(=O)−]を介して分子の残りの部分に結合している1、2、3若しくは4個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐のアルキル基を意味し、例えばアセチル、プロピオニル、n−ブチリル、イソブチリル、n−ペンタノイル、及びピバロイルである。
本発明の文脈での(C1−C4)−アルコキシカルボニルは、カルボニル基[−C(=O)−]を介して分子の残りの部分に結合している1、2、3若しくは4個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を意味し、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、及びtert−ブトキシカルボニルである。
本発明の文脈でのモノ−(C1−C4)−アルキルアミノカルボニルは、カルボニル基[−C(=O)−]を介して分子の残りの部分に結合し、1、2、3若しくは4個の炭素原子を有する1個の直鎖若しくは分岐のアルキル置換基を有するアミノ基を意味し、例えばメチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−プロピルアミノカルボニル、イソプロピルアミノカルボニル、n−ブチルアミノカルボニル、及びtert−ブチルアミノカルボニルである。
本発明の文脈でのジ−(C1−C4)−アルキルアミノカルボニルは、カルボニル基[−C(=O)−]を介して分子の残りの部分に結合し、各場合で1、2、3若しくは4個の炭素原子を有する二つの同一若しくは異なる直鎖若しくは分岐のアルキル置換基を有するアミノ基を意味し、例えばN,N−ジメチルアミノカルボニル、N,N−ジエチルアミノカルボニル、N−エチル−N−メチルアミノカルボニル、N−メチル−N−n−プロピルアミノカルボニル、N−イソプロピル−N−メチルアミノカルボニル、N,N−ジイソプロピルアミノカルボニル、N−n−ブチル−N−メチルアミノカルボニル、及びN−tert−ブチル−N−メチルアミノカルボニルである。
本発明の文脈でのオキソ置換基は、二重結合を介して炭素原子に結合している酸素原子を意味する。
概して、そして別段の断りがない限り、ヘテロアリール又はヘテロアリーレン基は、それの全ての可能な異性体型、例えば互変異型及び分子の残りの部分への連結箇所に関しての位置異性体を含む。従って、いくつかの例示的な非限定的例を挙げると、ピリジニルという用語は、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル及びピリジン−4−イルを含み;又はチエニルという用語は、チエン−2−イル及びチエン−3−イルを含む。
例えば「C1−C4−アルキル」、「C1−C4−アルコキシ」、又は「C1−C4−アルキルスルファニル」の定義の文脈での本文で使用される「C1−C4」という用語は、1〜4の限定数の炭素原子、即ち1、2、3若しくは4個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。
例えば「C1−C6−アルキル」の定義の文脈での本文で使用される「C1−C6」という用語は、1〜6の限定数の炭素原子、即ち1、2、3、4、5若しくは6個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。
さらに、本明細書で使用される場合、例えば「C3−C6−シクロアルキル」の定義の文脈での本文で使用される「C3−C6」という用語は、3〜6の限定数の炭素原子、即ち3、4、5若しくは6個の炭素原子を有するシクロアルキル基を意味する。
さらに、本明細書で使用される場合、例えば「C3−C8−シクロアルキル」の定義の文脈での本文で使用される「C3−C8」という用語は、3〜8の限定数の炭素原子、即ち3、4、5、6、7若しくは8個の炭素原子を有するシクロアルキル基を意味する。
値の範囲が提供されている場合、その範囲は、その範囲内の各値及び下位範囲を包含するものである。
例えば、
「C1−C4」は、C1、C2、C3、C4、C1−C4、C1−C3、C1−C2、C2−C4、C2−C3、及びC3−C4を包含し;
「C1−C3」は、C1、C2、C3、C1−C3、C1−C2、及びC2−C3を包含し;
「C2−C4」は、C2、C3、C4、C2−C4、C2−C3、及びC3−C4を包含し;
「C3−C6」は、C3、C4、C5、C6、C3−C6、C3−C5、C3−C4、C4−C6、C4−C5、及びC5−C6を包含する。
本明細書で使用される場合、「脱離基」という用語は、結合電子を取って安定な化学種として化学反応で置き換えられる原子又は原子の群を意味する。特に、そのような脱離基は、ハライド、特にはフルオリド、クロライド、ブロミド又はヨージド、(メチルスルホニル)オキシ(メシル(エート)、Ms)、[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ(トリフリル/(エート)、Tf)、[(ノナフルオロブチル)スルホニル]オキシ(ノナフレート、Nf)、(フェニルスルホニル)オキシ、[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ、[(4−ブロモフェニル)スルホニル]オキシ、[(4−ニトロフェニル)スルホニル]オキシ、[(2−ニトロフェニル)スルホニル]オキシ、[(4−イソプロピルフェニル)スルホニル]オキシ、[(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)スルホニル]オキシ、[(2,4,6−トリメチルフェニル)スルホニル]オキシ、[(4−tert−ブチルフェニル)スルホニル]オキシ及び[(4−メトキシフェニル)スルホニル]オキシを含む群から選択される。
一般式(I)の化合物が同位体形態として存在することが可能である。従って、本発明は、一般式(I)の化合物の1以上の同位体形態、特には重水素含有の一般式(I)の化合物を含む。
化合物又は試薬の「同位体形態」という用語は、そのような化合物を構成する同位体の1以上の不自然な割合を示す化合物と定義される。
「一般式(I)の化合物の同位体形態」という用語は、そのような化合物を構成する同位体の1以上の不自然な割合を示す一般式(I)の化合物と定義される。
「不自然な割合」という表現は、自然な存在率より高いそのような同位体の割合を意味する。この文脈で使われる同位体の自然存在率は、″Isotopic Compositions of the Elements 1997″, Pure Appl. Chem., 70(1), 217−235, 1998に記載されている。
そのような同位体の例には、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素の安定な放射性同位体などがあり、例えば、それぞれ2H(重水素)、3H(三重水素)、11C、13C、14C、15N、17O、18O、32P、33P、33S、34S、35S、36S、18F、36Cl、82Br、123I、124I、125I、129I及び131Iである。
本明細書で特定される障害の治療及び/又は予防に関して、一般式(I)の化合物の同位体形態は好ましくは、重水素を含む(「重水素含有の一般式(I)の化合物」)。1以上の放射性同位体、例えば3H又は14Cが組み込まれている一般式(I)の化合物の同位体形態が、例えば薬剤及び/又は物質組織分布研究において有用である。これらの同位体は、それらの組み込みの容易さ及び検出性のゆえに特に好ましい。18F又は11Cなどの陽電子放出同位体を一般式(I)の化合物に組み込むことができる。これらの一般式(I)の化合物の同位体形態は、生体内撮像用途において有用である。重水素含有及び13C含有の一般式(I)の化合物は、前臨床試験又は臨床試験の関連で、質量分析において用いることができる。
一般式(I)の化合物の同位体形態は通常、試薬に代えて、その試薬の同位体形態、好ましくは重水素含有試薬を用いることで、本明細書における図式及び/又は実施例に記載のものなどの、当業者に公知の方法によって製造することができる。所望の重水素化部位に応じて、場合により、D2Oからの重水素を、化合物に直接、又はそのような化合物を合成するのに有用な試薬に組み込むことができる(Esaki et al., Tetrahedron, 2006, 62, 10954;Esaki et al., Chem. Eur. J., 2007, 13, 4052)。重水素ガスも、重水素を分子に組み込むのに有用な試薬である。二重結合(H. J. Leis et al., Curr. Org. Chem., 1998, 2, 131;J. R. Morandi et al., J. Org. Chem., 1969, 34(6), 1889)及びアセチレン結合(N. H. Khan, J. Am. Chem. Soc., 1952, 74(12), 3018;S. Chandrasekhar et al., Tetrahedron Letters, 2011, 52, 3865)の接触重水素化は、急速な重水素組み込み経路である。重水素ガスの存在下に金属触媒(即ち、Pd、Pt、及びRh)を用いて、官能基を含む炭化水素において水素を重水素に直接交換することができる(J. G. Atkinson et al., US特許3966781)。各種の重水素化試薬及び合成構成要素が、例えばC/D/N Isotopes, Quebec, Canada; Cambridge Isotope Laboratories Inc., Andover, MA, USA;及びCombiPhos Catalysts, Inc., Princeton, NJ, USAなどの会社から市販されている。重水素−水素交換に関する最新技術についてのさらなる情報は、例えばHanzlik et al., J. Org. Chem. 55, 3992−3997, 1990; R. P. Hanzlik et al., Biochem. Biophys. Res. Commun. 160, 844、1989; P. J. Reider et al., J. Org. Chem. 52, 3326−3334, 1987; M. Jarman et al., Carcinogenesis 16(4), 683−688, 1995;J. Atzrodt et al., Angew. Chem., Int. Ed. 2007, 46, 7744;K. Matoishi et al., Chem. Commun. 2000, 1519−1520;K. Kassahun et al., WO2012/112363にある。
「重水素含有の一般式(I)の化合物」という用語は、1以上の水素原子が1以上の重水素原子によって置き換わっており、一般式(I)の化合物の各重水素化位置での重水素の存在率が重水素の自然の存在率(約0.015%)より高い、一般式(I)の化合物と定義される。特に、重水素含有の一般式(I)の化合物において、一般式(I)の化合物の各重水素化位置での重水素の存在率は、前記位置で10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%又は80%より高く、好ましくは90%、95%、96%又は97%より高く、さらにより好ましくは98%又は99%より高い。各重水素化位置での重水素の存在率が、他の重水素化位置での重水素の存在率から独立であることは明らかである。
一般式(I)の化合物への1以上の重水素原子の選択的組み込みによって、分子の物理化学特性(例えば、酸性度[C. L. Perrin、et al., J. Am. Chem. Soc., 2007, 129, 4490;A. Streitwieser et al., J. Am. Chem. Soc., 1963, 85, 2759;]、塩基性度[C. L. Perrin et al., J. Am. Chem. Soc., 2005, 127, 9641;C. L. Perrin, et al., J. Am. Chem. Soc., 2003, 125, 15008;C. L. Perrin in Advances in pHysical Organic Chemistry, 44, 144]、親油性[B. Testa et al., Int. J. pHarm., 1984, 19(3), 271])及び/又は代謝プロファイルが変わる可能性があり、親化合物:代謝物の比率又は生成する代謝物の量に変化が生じる可能性がある。そのような変換によって、ある種の治療上の利点が生じる可能性があることから、状況によっては好ましいものとなり得る。代謝及び代謝物の比率が変化する代謝転換(metabolic switching)の速度低下が報告されている(A. E. Mutlib et al., Toxicol. Appl. Pharmacol., 2000, 169, 102;D. J. Kushner et al., Can. J. pHysiol. Pharmacol., 1999, 77, 79)。親薬剤及び代謝物への曝露におけるこれらの変化は、重水素含有の一般式(I)の化合物の薬力学、耐容性及び効力に関して重要な結果を有し得る。場合により、重水素置換によって、望ましくない若しくは毒性の代謝物の生成が減ったり無くなったりし、所望の代謝物の生成が促進される(例えば、Nevirapine: A. M. Sharma et al., Chem. Res. Toxicol., 2013, 26, 410;Efavirenz: A. E. Mutlib et al., Toxicol. Appl. Pharmacol., 2000, 169, 102)。他の場合、重水素化の主要な効果は、全身クリアランス速度を低下させることである。結果的に、化合物の生物学的半減期が長くなる。可能性がある臨床的利点には、ピークレベルを低下させ、トラフレベルを上昇させながら同様の全身曝露を維持する能力などがあると考えられる。それによって、特定の化合物の薬物動態/薬力学関係に応じて、副作用が低下し、効力が高まる可能性がある。ML−337(C. J. Wenthur et al., J. Med. Chem., 2013, 56, 5208)及びオダナカティブ(K. Kassahun et al., WO2012/112363)が、この重水素効果の例である。さらに他の場合が報告されており、そこでは代謝速度低下によって、全身クリアランス速度を変えることなく薬剤の曝露が増加する(例えば、ロフェコキシブ:F. Schneider et al., Arzneim. Forsch. / Drug. Res., 2006, 56, 295;テラプレビル:F. Maltais et al., J. Med. Chem., 2009, 52, 7993)。この効果を示す重水素化薬剤は、投薬要件を低下させることができ(例えば、用量数低下又は所望の効果を達成するための用量低下)及び/又は生じる代謝物負荷を減らすことができる
一般式(I)の化合物は、代謝を受ける可能性がある部位を複数有し得る。物理化学特性及び代謝プロファイルに対する上記効果を至適化するため、1以上の重水素−水素交換の一定パターンを有する重水素含有の一般式(I)の化合物を選択することができる。特に、重水素含有の一般式(I)の化合物の重水素原子は、炭素原子に結合しており、及び/又は、例えばシトクロムP450などの代謝酵素の攻撃部位である一般式(I)の化合物の位置にある。
別の実施形態において、本発明は、1、2、3又は4個の重水素原子を有する、特には1、2又は3個の重水素原子を有する重水素含有の一般式(I)の化合物に関するものである。
化合物、塩、多形、水和物、溶媒和物などの語の複数形が本明細書中で用いられる場合、これは、単一の化合物、塩、多形、異性体、水和物、溶媒和物などをも意味するものと取られる。
「安定な化合物」又は「安定な構造」とは、反応混合物からの有用な純度までの単離及び有効な治療剤への製剤を生き残るだけの堅牢さのある化合物を意味する。
本発明の化合物は、所望の様々な置換基の位置及び性質に応じて、1以上の不斉中心を含有してもよい。1以上の不斉炭素原子が(R)配置又は(S)配置で存在することができ、それが単一の不斉中心の場合はラセミ混合物を、複数の不斉中心の場合はジアステレオマー混合物をもたらす可能性がある。ある例において、不斉が、所定の結合、例えば、特定の化合物の2個の置換芳香環に隣接する中央の結合についての回転制限のために存在することもあり得る。
好ましい化合物は、より望ましい生理活性を生み出すものである。本発明の化合物の、分離された純粋な若しくは部分的に精製された異性体及び立体異性体又はラセミ混合物若しくはジアステレオマー混合物もまた、本発明の範囲に包含される。そのような物質の精製及び分離は、当該技術分野で公知の標準的な技術により行うことができる。
光学異性体は、従来法に従って、例えば、光学活性の酸若しくは塩基を用いたジアステレオマー塩の形成又は共有結合性ジアステレオマーの形成によって、ラセミ混合物を分割することによって得ることができる。適切な酸の例は、酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジトルオイル酒石酸及びカンファースルホン酸である。ジアステレオマーの混合物は、それらの物理的及び/又は化学的な相違に基づいて、当該技術分野で公知の方法により、例えば、クロマトグラフィー又は分別結晶により、それらの個々のジアステレオマーへと分離することができる。次に、光学活性の塩基又は酸を、分離されたジアステレオマー塩から遊離させる。光学異性体の分離のための異なる方法には、エナンチオマーの分離を最大にするように至適に選択された、従来の誘導体化を行う又は行わないキラルクロマトグラフィー(例えば、キラル相を用いるHPLCカラム)の使用が関与する。好適なキラル相を用いるHPLCカラムは市販されており、例えばDaicelにより製造されているもの、例えば、特にはChiracel OD及びChiracel OJであり、それらはいずれも日常的に選択可能である。誘導体化を行う又は行わない酵素分離もまた有用である。本発明の光学活性化合物も同様に、光学活性出発物質を使用するキラル合成により得ることができる。
互いに異なる種類の異性体を識別するには、IUPAC Rules Section E(Pure Appl Chem 45,11−30,1976)を参照する。
本発明は、単一の立体異性体としての、又は任意の比率の前記立体異性体、例えば(R)−異性体若しくは(S)−異性体の任意の混合物としての、本発明の化合物の全ての可能な立体異性体を包含する。本発明の化合物の単一の立体異性体、例えば単一のエナンチオマー又は単一のジアステレオマーの単離は、いずれか好適な最新の方法、例えばクロマトグラフィー、特にキラルクロマトグラフィーなどにより達成される。
さらに、本発明の化合物は、互変異体として存在することができる。例えば、例えばヘテロアリール基としてイミダゾピリジン部分を含む本発明の化合物は、1H互変異体若しくは3H互変異体、又は更には前記二つの互変異体のいずれかの量での混合物、即ち:
として存在することができる。
さらに、1H−ピラゾール基の合成の途中で、1H−ピラゾール−3−イル互変異体並びにそれの互変異体である1H−ピラゾール−5−イル互変異体が形成される。
本発明は、単一の互変異体としての、又は任意の比率の前記互変異体の任意の混合物としての、本発明の化合物の全ての可能な互変異体を包含する。
本発明はまた、本発明の化合物の有用な形態、例えば代謝物、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、塩、特に薬学的に許容される塩、及び/又は共沈殿物を包含するものである。
本発明の化合物は、水和物として、又は溶媒和物として存在することができ、その場合に本発明の化合物は、極性溶媒、特に水、メタノール又はエタノールを、例えば化合物の結晶格子の構成要素として含有する。極性溶媒、特に水の量が、化学量論比で存在しても非化学量論比で存在することが可能である。化学量論的溶媒和物、例えば水和物の場合、それぞれヘミ−、(セミ−)、モノ−、セスキ−、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−などの溶媒和物又は水和物が可能である。本発明は、全てのそのような水和物又は溶媒和物を包含する。
さらに、本発明の化合物が、遊離形態で、例えば遊離塩基として、若しくは遊離酸として、若しくは両性イオンとして存在することが可能であり、又は塩の形態で存在することが可能であり、特には遊離酸として存在する。前記塩は、任意の塩であり、有機又は無機の付加塩のいずれであってもよく、特には任意の薬学的に許容される有機若しくは無機の付加塩であることができ、それは薬学において慣例的に用いられるか、例えば本発明の化合物の単離若しくは精製に使用されるものである。
「薬学的に許容される塩」という用語は、本発明の化合物の無機又は有機の酸付加塩を指す。例えば、S. M. Berge, et al. ″Pharmaceutical Salts,″ J. Pharm. Sci. 1977, 66, 1−19を参照する。
本発明の化合物の好適な薬学的に許容される塩は、例えば、例えば十分に塩基性である窒素原子を鎖中又は環中に有する本発明の化合物の酸付加塩であることができ、例えば無機酸若しくは「鉱酸」、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、重硫酸、リン酸若しくは硝酸などとの酸付加塩、又は有機酸、例えばギ酸、酢酸、アセト酢酸、ピルビン酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、安息香酸、サリチル酸、2−(4−ヒドロキシベンゾイル)−安息香酸、樟脳酸、ケイ皮酸、シクロペンタンプロピオン酸、ジグルコン酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ニコチン酸、パモ酸、ペクチニン酸、3−フェニルプロピオン酸、ピバル酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、イタコン酸、スルファミン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ドデシル硫酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、ナフタリンジスルホン酸、カンファースルホン酸、クエン酸、酒石酸、ステアリン酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、アジピン酸、アルギン酸、マレイン酸、フマル酸、D−グルコン酸、マンデル酸、アスコルビン酸、グルコヘプタン酸、グリセロリン酸、アスパラギン酸、スルホサリチル酸又はチオシアン酸などとの酸付加塩などである。
さらに、十分に酸性である本発明の化合物の別の好適に薬学的に許容される塩は、アルカリ金属塩、例えばナトリウム塩又はカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウム塩、マグネシウム塩又はストロンチウム塩、又はアルミニウム塩又は亜鉛塩、又はアンモニアから誘導されるアンモニウム塩又は1〜20個の炭素原子を有する有機一級、二級若しくは三級アミン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノエタノール、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリン、アルギニン、リジン、1,2−エチレンジアミン、N−メチルピペリジン、N−メチル−グルカミン、N,N−ジメチル−グルカミン、N−エチル−グルカミン、1,6−ヘキサンジアミン、グルコサミン、サルコシン、セリノール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、3−アミノ−1,2−プロパンジオール、4−アミノ−1,2,3−ブタントリオールから誘導されるアンモニウム塩、又は1〜20個の炭素原子を有する四級アンモニウムイオン、例えばテトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラ(n−プロピル)アンモニウム、テトラ(n−ブチル)アンモニウム、N−ベンジル−N,N,N−トリメチルアンモニウム、コリン又はベンザルコニウムとの塩である。
第1の態様の好ましい実施形態によれば、本発明は、一般式(I)、上記の(I−C)の化合物の薬学的に許容される塩を包含し、それはアルカリ金属塩、特にはナトリウム若しくはカリウム塩、又は有機三級アミン、特にコリンから誘導されるアンモニウム塩である。
当業者であれば、さらに、特許請求の範囲に記載されている化合物の酸付加塩が、多数の公知の方法のいずれかを介して、本化合物と適切な無機酸又は有機酸との反応により製造可能であることは理解するものである。或いは、本発明の酸性化合物のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩は、各種公知の方法を介して、本発明の化合物を適切な塩基と反応させることにより製造される。
本発明は、単一の塩としての、又は任意の比率の前記塩の任意の混合物としての、本発明の化合物の全ての可能な塩を包含する。
本明細書において、特に実験の部において、本発明の中間体又は実施例の合成に関して、ある化合物が相当する塩基若しくは酸との塩型と言及され場合、個々の製造及び/又は精製方法によって得られるその塩型の正確な化学量論的組成は、ほとんどの場合で不明である。
別段の断りがない限り、例えば、「塩酸塩」、「トリフルオロ酢酸塩」、「ナトリウム塩」又は「xHCl」、「xCF3COOH」、「xNa+」などの塩に関係する化学名又は構造式に付加される言葉は、化学量論が特定されない塩型を意味するものである。
このことは、合成中間体又は実施例化合物又はそれらの塩が、記載の製造及び/又は精製方法により、溶媒和物として、例えば(定義されている場合)化学量論組成未知の水和物として得られている場合にも当てはまる。
本明細書で使用される場合、「イン・ビボで加水分解可能なエステル」という用語は、カルボキシ基又はヒドロキシ基を含有する本発明の化合物のイン・ビボで加水分解可能なエステル、例えば、ヒト又は動物の体内で加水分解されて親酸又はアルコールを生じる薬学的に許容されるエステルを意味する。カルボキシに好適な薬学的に許容されるエステルとしては、例えばアルキルエステル、シクロアルキルエステル及び置換されていてもよいフェニルアルキルエステル、特にはベンジルエステル、C1−C6アルコキシメチルエステル、例えばメトキシメチル、C1−C6アルカノイルオキシメチルエステル、例えばピバロイルオキシメチル、フタリジルエステル、C3−C8シクロアルコキシ−カルボニルオキシ−C1−C6アルキルエステル、例えば1−シクロヘキシルカルボニルオキシエチル;1,3−ジオキソレン−2−オニルメチルエステル、例えば5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−オニルメチル;及びC1−C6−アルコキシカルボニルオキシエチルエステル、例えば1−メトキシカルボニルオキシエチルが挙げられ、前記エステルは本発明の化合物中の任意のカルボキシ基で形成され得る。
ヒドロキシ基を含有する本発明の化合物のイン・ビボで加水分解可能なエステルは、無機エステル、例えばリン酸エステル及び[アルファ]−アシルオキシアルキルエーテルなど、及びエステルのイン・ビボ加水分解の結果、分解して親ヒドロキシ基を与える関連の化合物を包含する。[アルファ]−アシルオキシアルキルエーテルの例としては、アセトキシメトキシ及び2,2−ジメチルプロピオニルオキシメトキシが挙げられる。ヒドロキシのためのイン・ビボで加水分解可能なエステルを形成する基の選択としては、アルカノイル、ベンゾイル、フェニルアセチル並びに置換ベンゾイル及びフェニルアセチル、アルコキシカルボニル(アルキルカーボネートエステルを与える)、ジアルキルカルバモイル及びN−(ジアルキルアミノエチル)−N−アルキルカルバモイル(カルバメートを与える)、ジアルキルアミノアセチル及びカルボキシアセチルが挙げられる。本発明は、全てのそのようなエステルを包含する。
さらに、本発明は、単一の多形としての、又は任意の比率の複数の多形の混合物としての、本発明の化合物の全ての可能な結晶形態又は多形を包含する。
さらに、本発明は、本発明による化合物のプロドラッグも含む。本明細書における「プロドラッグ」という用語は、自体は生理活性であるか生理的に不活性であるが、体内に滞留している間に本発明による化合物に変換される(例えば、代謝又は加水分解で)化合物を指す。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R
5が、フッ素、塩素、シアノ、(C
1−C
4)−アルキル、メトキシ、エトキシ、(C
3−C
5)−シクロアルキル、メチルカルボニル及びエチルカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、−NR
14R
15、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R
14が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
15が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
R
14及びR
15が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜5員複素環を形成しており、
ここで、前記4〜5員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
5)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
6が、ピリジル、ピリミジル、2−オキソピリジン−1(2H)−イル、(C
5−C
8)−シクロアルキル又は6〜8員の複素環を表し
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R
38が、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R
38aが、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R
39が、水素原子、シアノ、フッ素又は(C
1−C
4)−アルキルスルファニルを表し、
R
39aが、水素原子、シアノ、フッ素又は(C
1−C
4)−アルキルスルファニルを表し、
R
40が、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、−(CH
2)
nNR
16R
17、(C
1−C
3)−アルキル、(C
1−C
3)−アルコキシ又は(C
1−C
4)−アルコキシカルボニルを表し、
ここで、前記(C
1−C
3)−アルキルが、シアノで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
3)−アルコキシが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
nが、0又は1を表し、
R
16が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
17が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
R
16及びR
17が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記ピリジル及びピリミジルが、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記2−オキソピリジン−1(2H)−イルが、同一に若しくは異なって、フッ素、シアノ、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチル及びエチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記6〜8員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル、シアノ、(C
1−C
4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
5−C
8)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル及びシアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
7が、水素原子、(C
1−C
4)−アルキル、メチルスルホニル又はエチルスルホニルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、(C
3−C
6)−シクロアルキル、ヒドロキシ、−NR
20R
21、メトキシ、エトキシ又はベンジルオキシから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
6)−シクロアルキルが、ヒドロキシで置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び、
ここで、
R
20が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
21が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
但し、R
5がメトキシ又はエトキシである場合、R
7が、水素とは異なり、
但し、R
6がピリジル又はピリミジルである場合、R
7が、水素とは異なり、
但し、R
6が2−オキソピリジン−1(2H)−イルである場合、R
7が、水素とは異なり、
但し、R
6が6〜8員の複素環である場合、R
7が、水素とは異なり、
R
8が、フッ素、塩素、シアノ、(C
1−C
4)−アルキル、メトキシ、エトキシ、メチルカルボニル、エチルカルボニル及び(C
3−C
5)−シクロアルキルから選択される基を表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、メトキシ、−NR
22R
23及びシクロプロピルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R
22が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
23が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
R
22及びR
23が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、前記(C
3−C
5)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
9が、ピリジル、ピリミジル、2−オキソピリジン−1(2H)−イル、(C
5−C
8)−シクロアルキル又は6〜8員の複素環又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R
38bが、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R
38cが、水素原子、ハロゲン又はメチルを表し、
R
39bが、水素原子、シアノ、フッ素又は(C
1−C
4)−アルキルスルファニルを表し、
R
39cが、水素原子、シアノ、フッ素又は(C
1−C
4)−アルキルスルファニルを表し、
R
40aが、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、−(CH
2)
nNR
16aR
17a、(C
1−C
3)−アルキル、(C
1−C
3)−アルコキシ、(C
1−C
4)−アルコキシカルボニル、4〜6員の複素環、シクロプロピル又はシクロブチルを表し、
ここで、前記(C
1−C
3)−アルキルが、シアノで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
3)−アルコキシが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
nが、0又は1を表し、
R
16aが、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
17aが、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
R
16a及びR
17aが、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記ピリジル及びピリミジルが、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチル及びエチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記2−オキソピリジン−1(2H)−イルが、同一に若しくは異なって、フッ素、シアノ、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチル及びエチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記6〜8員の複素環が、同一に若しくは異なって、メチル、エチル、シアノ及び(C
1−C
4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
5−C
8)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、メチル、エチル及びシアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
10が、水素原子、(C
1−C
4)−アルキル又は(C
3−C
5)−シクロアルキルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、(C
3−C
6)−シクロアルキル、2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル、1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル、−NR
28R
29、メトキシ、エトキシ又はベンジルオキシから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく及びヒドロキシでさらに置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
6)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、
R
28が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
29が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
但し、R
9がピリジル又はピリミジルである場合、R
10が、水素とは異なり、
但し、R
9が2−オキソピリジン−1(2H)−イルである場合、R
10が、水素とは異なり、
但し、R
9が6〜8員の複素環である場合、R
10が、水素とは異なり、
但し、R
8がメトキシ又はエトキシである場合、R
10が、水素とは異なり、
R
11が、水素原子、(C
1−C
4)−アルキル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、シクロプロピルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
12が、ピリジル又は2−オキソピリジン−1(2H)−イルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R38dが、水素原子、フッ素又はメチルを表し、
R38eが、水素原子、フッ素又はメチルを表し、
R39dが、水素原子、シアノ又はフッ素を表し、
R39eが、水素原子を表し、
R40bが、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ又はメトキシカルボニルを表し、
ここで、前記ピリジルが、同一に若しくは異なって、フッ素、シアノ、メチル及びメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記2−オキソピリジン−1(2H)−イルが、同一に若しくは異なって、フッ素、シアノ、メチル及びメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R13が、水素原子、(C1−C4)−アルキル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、シクロプロピルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R2が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、シクロプロピル、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、シクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R3が、水素原子、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、モノ−(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4)−アルキルアミノ、(C1−C4)−アルキルスルファニル、(C1−C4)−アルキルスルフィニル、(C1−C4)−アルキルスルホニル、(C1−C6)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、−O−C(=O)−NR36R37、−O−C(=O)−OR37a、−NH−C(=O)−NR36R37、−N(CH3)−C(=O)−NR36R37、−NH−C(=O)−OR37a、−N(CH3)−C(=O)−OR37a −NH−C(=O)−R37、−N(CH3)−C(=O)−R37、(C3−C5)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール、−(CH2)q−C(=O)−NR34R35、メチルカルボニル、エチルカルボニル、(C1−C4)−アルキルカルボニルオキシ及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C6)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、アミノ、モノ−(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4)−アルキルアミノ、シアノ、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、4〜6員の複素環及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、メチル、エチル又はシクロプロピルで置換されていてもよく及び2個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルコキシが、シアノ、シクロプロピルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C5)−シクロアルキルが、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシで置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシで置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員のヘテロアリールが、同一に若しくは異なって、メチル、エチル及びメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
qが0であり、
R34が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R35が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜7員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜7員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、シクロプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、
R36が、水素原子又はメチルを表し、
R37が、水素原子、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はシクロプロピルを表し、
R37aが、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はシクロプロピルを表し、
但し、R3が−(CH2)qC(=O)−NR34R35、−O−C(=O)−NR36R37、−O−C(=O)−OR37a、−N(CH3)−C(=O)−NR36R37、−NH−C(=O)−OR37a、−NH−C(=O)−NR36R37、−N(CH3)−C(=O)−OR37a、−NH−C(=O)−R37又は−N(CH3)−C(=O)−R37である場合、R7及びR10が、水素とは異なり、
但し、R3がシアノである場合、R2及びR4が、水素とは異なり、
但し、R3がシアノである場合、R6及びR9が、6員のヘテロアリールとは異なり、
又は
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、5〜7員のアザ複素環、5〜7員のオキサ複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記5〜7員のアザ複素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜7員のオキサ複素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、モノ−(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4)−アルキルアミノ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
但し、R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともにピラゾールに直接結合していない置換されていない窒素原子を有する5〜7員のアザ複素環を形成している場合、R7及びR10が、水素とは異なり、
但し、R7及びR10が水素である場合、R2及びR3によってそれらが結合している炭素原子とともに形成される5〜7員のアザ複素環の窒素原子が、メチル、エチル又は(C1−C4)−アルコキシカルボニルで置換されており、
R4が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、シクロプロピル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及びヒドロキシから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、メトキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、5〜7員の複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記5〜7員の複素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、エチル、プロピル トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、ヒドロキシル、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
但し、R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、ピラゾールに直接結合していない置換されていない窒素原子を有する5〜7員の複素環を形成している場合、R7及びR10が、水素とは異なり、
但し、R7及びR10が水素である場合、R3及びR4によってそれらが結合している炭素原子とともに形成される5〜7員の複素環の窒素原子が、メチル、エチル又は(C1−C4)−アルコキシカルボニルで置換されている
式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物若しくは塩、又はそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R
5が、塩素、(C
1−C
4)−アルキル、メトキシ、エトキシ及び(C
3−C
5)−シクロアルキルから選択される基を表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、−NR
14R
15、シクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R
14が、(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
15が、(C
1−C
4)−アルキルを表し、
又は
R
14及びR
15が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、メチル又はトリフルオロメチルで置換されていてもよく又は4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
5)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
6が、ピリジル又は(C
5−C
8)−シクロアルキルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R
38が、水素原子、メチル又はフッ素を表し、
R
38aが、水素原子を表し、
R
39が、水素原子、シアノ又はフッ素を表し、
R
39aが、水素原子、シアノ、フッ素又はメチルスルファニルを表し、
R
40が、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、−(CH
2)
nNR
16R
17、メチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルを表し、
ここで、前記メチルが、シアノで置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
nが、0を表し、
R
16が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
17が、(C
1−C
4)−アルキルを表し、
ここで、前記ピリジルが、同一に若しくは異なって、フッ素、シアノ、メチル、メトキシ及びエトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシは、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
5−C
8)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C
1−C
4)−アルキル及びシアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、又は5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
7が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、(C
3−C
6)−シクロアルキル、メトキシ又はエトキシで置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
但し、R
5がメトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ又はトリフルオロメトキシである場合、R
7が、水素とは異なり、
但し、R
6がピリジルである場合、R
7が、水素とは異なり、
R
8が、塩素、(C
1−C
4)−アルキル、メトキシ、エトキシ及び(C
3−C
5)−シクロアルキルから選択される基を表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、メトキシ−NR
22R
23、シクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R
22が、(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
23が、(C
1−C
4)−アルキルを表し、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、前記(C
3−C
5)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
9が、ピリジル又は(C
5−C
8)−シクロアルキルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R
38bが、水素原子、メチル又はフッ素を表し、
R
38cが、水素原子又はフッ素を表し、
R
39bが、水素原子、シアノ又はフッ素を表し、
R
39cが、水素原子、シアノ又はフッ素を表し、
R
40aが、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、−(CH
2)
nNR
16aR
17a、メチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニル、4〜6員の複素環、シクロプロピル又はシクロブチルを表し、
ここで、前記メチルが、シアノで置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
nが、0を表し、
R
16aが、水素原子を表し、
R
17aが、(C
1−C
4)−アルキルを表し、
ここで、前記4〜6員の複素環が、メチルで置換されていてもよく又は5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記ピリジルが、同一に若しくは異なって、フッ素、シアノ、メチル、メトキシ及びエトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C
5−C
8)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、メチル、エチル、シアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく又は5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
10が、水素原子、(C
1−C
4)−アルキル又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記(C
1−C
4)−アルキルが、(C
3−C
6)−シクロアルキル、メトキシ、エトキシ、2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル、1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル、−NR
28R
29から選択される基で置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく及びヒドロキシでさらに置換されていてもよく、
ここで、前記(C
3−C
6)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、
R
28が、水素原子又は(C
1−C
4)−アルキルを表し、
R
29が、(C
1−C
4)−アルキルを表し、
但し、R
9がピリジルである場合、R
10が、水素とは異なり、
但し、R
8がメトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ又はトリフルオロメトキシである場合、R
10が、水素とは異なり、
R
11が、シクロプロピル、メチル又はエチルを表し、
ここで、前記メチル又はエチルが、シクロプロピルで置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
12が、下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R38dが、水素原子又はフッ素を表し、
R38eが、水素原子を表し、
R39dが、水素原子又はフッ素を表し、
R39eが、水素原子を表し、
R40bが、水素原子、フッ素、塩素又はシアノを表し、
R13が、水素原子、メチル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、シクロプロピルで置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R2が、水素原子又はメチルを表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R3が、水素原子、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、モノ−(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4)−アルキルアミノ、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、−O−C(=O)−OR37a、−NH−C(=O)−NR36R37、−N(CH3)−C(=O)−NR36R37、−NH−C(=O)−OR37a、(C1−C4)−アルキル、メトキシ、エトキシ、(C3−C5)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、5員のヘテロアリール、−(CH2)q−C(=O)−NR34R35、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、シアノ、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、4〜6員の複素環及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、メチル、エチル又はシクロプロピルで置換されていてもよく及び2個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシ及びエトキシが、シアノ、シクロプロピルで置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C5)−シクロアルキルが、ヒドロキシで置換されていてもよく又は4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、ヒドロキシル又はトリフルオロメチルで置換されていてもよく又は4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5員ヘテロアリールが、同一に若しくは異なって、メチル及びメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、
qが0であり、
R34が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R35が、(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、
R36が、水素原子又はメチルを表し、
R37が、水素原子、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はシクロプロピルを表し、
R37aが、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はシクロプロピルを表し、
但し、R3が−(CH2)qC(=O)−NR34R35、−O−C(=O)−OR37a、−NH−C(=O)−NR36R37、−N(CH3)−C(=O)−NR36R37又は−NH−C(=O)−OR37aである場合、R7及びR10が、水素とは異なり、
但し、R3がシアノである場合、R2及びR4が、水素とは異なり、
但し、R3がシアノである場合、R6及びR9が、ピリジル又はピリミジルとは異なり、
又は
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、4〜6員の炭素環、5〜6員のアザ複素環、5〜6員のオキサ複素環、6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、オキソ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく又は4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員のアザ複素環が、オキソ、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチル、tert−ブトキシカルボニルで置換されていてもよく又は4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員のオキサ複素環が、オキソ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルで置換されていてもよく又は4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
但し、R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともにピラゾールに直接結合していない置換されていない窒素原子を有する5〜6員のアザ複素環を形成している場合、R7及びR10が、水素とは異なり、
但し、R7及びR10が水素である場合、R2及びR3によってそれらが結合している炭素原子とともに形成される5〜6員のアザ複素環の窒素原子が、メチル、エチル、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルで置換されており、
R4が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、シクロプロピル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及びヒドロキシから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、ヒドロキシ、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、5〜6員の複素環、6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記5〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく又は4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、ヒドロキシ、メチル、エチル、トリフルオロメチル メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく又は4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び、
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
但し、R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、ピラゾールに直接結合していない置換されていない窒素原子を有する5〜6員の複素環を形成している場合、R7及びR10が、水素とは異なり、
但し、R7及びR10が水素である場合、R3及びR4によってそれらが結合している炭素原子とともに形成される5〜6員の複素環の窒素原子が、メチル、エチル、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルで置換されている、
式(I)の化合物又はそれの立体異性体、互変異体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物若しくは塩、又はそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R
5が、塩素、メチル、エチル、メトキシ又はシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、メトキシで置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
6が、5−フルオロピリジン−2−イル、6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル又はシクロヘキシルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R
38が、水素原子又はフッ素を表し、
R
38aが、水素原子を表し、
R
39が、水素原子を表し、
R
39aが、水素原子又はシアノを表し、
R
40が、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルを表し、
R
7が、水素原子、メチル、エチル、シクロプロピルメチル、2−シクロプロピルエチル又は2,2−ジフルオロエチルを表し、
但し、R
5がメトキシ、ジフルオロメトキシ又はトリフルオロメトキシである場合、R
7が、水素とは異なり、
但し、R
6が2−ピリジニルである場合、R
7が、水素とは異なり、
R
8が、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基を表し、
R
9が、ピリジル又は4−シアノペンタシクロ[4.2.0.0
2,5.0
3,8.0
4,7]オクタン−1−イルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R
38bが、水素原子又はフッ素を表し、
R
38cが、水素原子を表し、
R
39bが、水素原子を表し、
R
39cが、水素原子を表し、
R
40aが、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メチルアミノ、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記ピリジルが、フッ素、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はメトキシで置換されていてもよく、
R
10が、水素原子、メチル、エチル、2,2−ジフルオロエチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、2−シクロプロピルエチル、2−シクロプロピル−2−ヒドロキシプロピル、2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、シクロプロピル、メトキシから選択される基で置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく及びヒドロキシでさらに置換されていてもよく、
但し、R
9がピリジルである場合、R
10が、水素とは異なり、
但し、R
8がメトキシである場合、R
10が、水素とは異なり、
R
11が、メチルを表し、
R
12が、下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R38dが、水素原子を表し、
R38eが、水素原子を表し、
R39dが、水素原子を表し、
R39eが、水素原子を表し、
R40bが、フッ素又はシアノを表し、
R13が、水素原子又はメチルから選択される基を表し、
R2が、水素原子、メチル又はジフルオロメチルを表し、
R3が、水素原子、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、−O−C(=O)−NR36R37、−O−C(=O)−OR37a、−NH−C(=O)−OR37a、(C1−C4)−アルキル、メトキシ、シクロプロピル、シクロブチル、4員の複素環、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、2−(トリフルオロメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル、−(CH2)q−C(=O)−NR34R35、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、メトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ジメチルアミノ、4員のアザ複素環及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4員のアザ複素環が、2個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシが、シアノ、シクロプロピルで置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピル及びシクロブチルが、ヒドロキシで置換されていてもよく、
ここで、前記4員の複素環が、ヒドロキシで置換されていてもよく、
ここで、前記1,3,4−オキサジアゾール−2−イルが、メチルで置換されていてもよく、
ここで、
qが0であり、
R34が、メチルを表し、
R35が、メチルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、メチル、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、
R36が、メチル原子を表し、
R37が、水素原子又はメチルを表し、
R37aが、メチルを表し、
但し、R3が−(CH2)qC(=O)−NR34R35 O−C(=O)−NR36R37、−O−C(=O)−OR37a又は−NH−C(=O)−OR37aである場合、R7及びR10が、水素とは異なり、
但し、R3がシアノである場合、R2及びR4が、水素とは異なり、
但し、R3がシアノである場合、R6及びR9が、ピリジルとは異なり、
又は
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、ピロリジニル、ピリジル又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、トリフルオロメチル及びヒドロキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記ピロリジニルが、プロピル又はtert−ブトキシカルボニルで置換されており、
R4が、水素原子、メチル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及びヒドロキシから選択される基を表し、
又は
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、ピロリジニル環又はピペリジニル環、ピリジル基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記ピロリジニル環が、プロピル又はtert−ブトキシカルボニルで置換されており、
ここで、前記ピペリジニル環が、プロピル又はtert−ブトキシカルボニルで置換されており、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、ヒドロキシ及びメチルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていても良い、
式(I)の化合物又はそれの立体異性体、互変異体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物若しくは塩、又はそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R5が、ハロゲン原子、シアノ、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、(C3−C6)−シクロアルキル、3〜6員の複素環及び(C1−C4)−アルキルカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、−NR14R15、(C1−C4)−アルコキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R14が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R15が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R14及びR15が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R6が、フェニル基又は(C4−C6)−シクロアルキルを表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシ、−(CH2)nNR16R17、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、(C1−C4)−アルコキシカルボニル及び−C(=O)−NR18R19から選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、シアノで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルコキシが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
nが、0又は1を表し、
R16が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R17が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R16及びR17が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜8員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜8員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R18が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R19は、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R18及びR19が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜8員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜8員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C4−C6)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、(C3−C6)−シクロアルキルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R7が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、フェニル基、5〜6員のヘテロアリール基又は(C1−C4)−アルキルスルホニルを表し、
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリールも、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、(C3−C6)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、−NR20R21、(C1−C4)−アルコキシ又はベンジルオキシから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、
R20が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R21が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R20及びR21が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R8が、ハロゲン原子、シアノ、(C1−C4)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、3〜6員の複素環、(C1−C4)−アルキルカルボニル及びフェニル基から選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、−NR22R23 (C1−C4)−アルコキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R22が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R23が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R22及びR23が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
R9が、フェニル基、(C4−C6)−シクロアルキル又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシ、−(CH2)mNR24R25、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、(C1−C4)−アルコキシカルボニル及び−C(=O)−NR26R27から選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、シアノで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルコキシが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
mが、0又は1を表し、
R24が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R25が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R24及びR25が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R26が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R27が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R26及びR27が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜8員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜8員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C4−C6)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、(C3−C6)−シクロアルキルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R10が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、(C3−C5)−シクロアルキル フェニル基又は5〜6員のヘテロアリール基を表し、
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリールも、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、(C3−C6)−シクロアルキル、3〜6員の複素環、−NR28R29、(C1−C4)−アルコキシ又はベンジルオキシから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、
R28が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R29が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R28及びR29が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R11が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、(C1−C4)−アルキル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R12が、フェニル基、5〜6員のヘテロアリール基、(C4−C6)−シクロアルキル又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシ、−(CH2)pNR30R31、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルコキシ、トリフルオロメトキシ、(C1−C4)−アルコキシカルボニル及び−C(=O)−NR32R33から選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C4−C6)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
pが、0又は1を表し、
R30が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R31が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R30及びR31が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R32が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R33が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R32及びR33が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜8員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜8員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R13が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、(C1−C4)−アルキル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R2が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、(C1−C4)−アルコキシ、シクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R3が、水素原子、ハロゲン原子、シアノ、(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、3〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール、−(CH2)qC(=O)−NR34R35、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C6)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、シアノ、(C1−C4)−アルコキシ、(C1−C4)−アルコキシカルボニル及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員のヘテロアリールが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
qが、0又は1を表し、
R34が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R35が、水素原子、(C1−C4)−アルキル又はフェニルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜7員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜7員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルコキシ、シクロプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
又は
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、4〜6員の炭素環、4〜7員の複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜7員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、オキソ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、オキソ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
R4が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニル及びヒドロキシから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、(C1−C4)−アルコキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、4〜6員の炭素環、4〜7員の複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜7員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、オキソ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、オキソ、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルキルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、ハロゲン原子、(C1−C4)−アルキル、トリフルオロメチル、(C1−C4)−アルコキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよい
式(I)の化合物又はそれの立体異性体、互変異体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物若しくは塩、又はそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R5が、フッ素、塩素、シアノ、(C1−C4)−アルキル、メトキシ、エトキシ、(C3−C5)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、メチルカルボニル及びエチルカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、−NR14R15、メトキシ、エトキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R14が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R15が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R14及びR15が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C5)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R6が、フェニル基又はシクロヘキシルを表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、−(CH2)rCN、ヒドロキシ、−NR16R17、(C1−C3)−アルキル、(C1−C3)−アルコキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及び−C(=O)−NR18R19から選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C3)−アルキルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C3)−アルコキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
rが、0又は1を表し、
R16が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R17が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R16及びR17が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R18が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R19が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R18及びR19が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜8員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜8員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロヘキシルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく
R7が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、(C3−C5)−シクロアルキル、メチルスルホニル又はエチルスルホニルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、(C3−C6)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、−NR20R21、メトキシ、エトキシ又はベンジルオキシから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、
R20が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R21が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R20及びR21が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R8が、フッ素、塩素、シアノ、(C1−C4)−アルキル、メトキシ、エトキシ、(C3−C5)−シクロアルキル、4〜6員の複素環及びフェニル基から選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、ヒドロキシ、メトキシ、−NR22R23及びシクロプロピルで置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R22が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R23が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R22及びR23が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C5)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、前記フェニル基が、フッ素、塩素、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシで置換されていてもよく、
R9が、フェニル基、シクロヘキシル又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、(CH2)tCN、ヒドロキシ、−NR24R25、(C1−C3)−アルキル、(C1−C3)−アルコキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及び−C(=O)−NR26R27から選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
ここで、
tが、0又は1を表し、
ここで、前記(C1−C3)−アルキルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C1−C3)−アルコキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R24が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R25は、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R24及びR25が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R26が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R27が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R26及びR27が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜5員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜5員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロヘキシルが、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R10が、水素原子、(C1−C4)−アルキル又は(C3−C5)−シクロアルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、(C3−C6)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、−NR28R29、メトキシ、エトキシ又はベンジルオキシから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、
R28が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R29が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R28及びR29が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R11が、水素原子、(C1−C4)−アルキル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R12が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、シアノ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ及びメトキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
R13は、水素原子、(C1−C4)−アルキル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R2が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、シクロプロピル、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、シクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R3が、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、(C1−C6)−アルキル、(C3−C5)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール、−C(=O)−NR34R35、メチルカルボニル、エチルカルボニル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C6)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、シアノ、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記3〜6員の複素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員のヘテロアリールが、同一に若しくは異なって、メチル、エチル及びメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R34が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R35が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、(C3−C7)−複素環を形成しており、
ここで、前記(C3−C7)−複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、ヒドロキシ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、シクロプロピル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく、
又は
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、4〜6員の炭素環、4〜7員の複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜7員の複素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
R4が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、シクロプロピル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及びヒドロキシから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、メトキシ及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、4〜6員の炭素環、4〜7員の複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜7員の複素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、ヒドロキシル、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていても良い、
式(I)の化合物又はそれの立体異性体、互変異体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物若しくは塩、又はそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R5が、塩素、(C1−C4)−アルキル、メトキシ、エトキシ、(C3−C5)−シクロアルキル及び4〜6員の複素環から選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、メトキシ、−NR14R15、シクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R14が、(C1−C4)−アルキルを表し、
R15が、(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R14及びR15が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記(C3−C5)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R6が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、−NR16R17、メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及び−C(=O)−NR18R19から選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R16が、(C1−C4)−アルキルを表し、
R17が、(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R16及びR17が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R18が、(C1−C4)−アルキルを表し、
R19が、(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R18及びR19が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R7が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、(C3−C6)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、−NR20R21から選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、
R20が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R21が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R20及びR21が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R8が、塩素、(C1−C4)−アルキル、メトキシ、エトキシ、(C3−C6)−シクロアルキル及び4〜6員の複素環から選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、メトキシ −NR22R23、シクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R22が、(C1−C4)−アルキルを表し、
R23が、(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R22及びR23が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R9が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、シアノ、ヒドロキシ、−NR24R25、メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及び−C(=O)−NR26R27から選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R24が、(C1−C4)−アルキルを表し、
R25が、(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R24及びR25が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R26が、(C1−C4)−アルキルを表し、
R27が、(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R26及びR27が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜5員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜5員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R10が、水素原子、(C1−C4)−アルキル又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、(C3−C6)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、−NR28R29から選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C6)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の複素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、
R28が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R29が、(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R28及びR29が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルキルから選択される1個、2個若しくは3個の基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R11が、シクロプロピル又はメチルを表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R12が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素又はシアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
R13が、水素原子、メチル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R2が、水素原子又はメチルを表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R3が、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、(C1−C4)−アルキル、(C3−C5)−シクロアルキル、4〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール、−C(=O)−NR34R35、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、ヒドロキシ、シアノ、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及びシクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記(C3−C5)−シクロアルキルが、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記3〜6員の複素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員のヘテロアリールが、同一に若しくは異なって、メチル、エチル及びメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R34が、水素原子又は(C1−C4)−アルキルを表し、
R35が、(C1−C4)−アルキルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、3〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記3〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
又は
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、フェニル又は4〜6員の炭素環を形成しており、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R4が、水素原子、(C1−C4)−アルキル、ヒドロキシ及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、ヒドロキシ、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び5個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、4〜6員の炭素環、4〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、ヒドロキシル、メチル、エチル、トリフルオロメチル及び(C1−C4)−アルコキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ及びトリフルオロメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていても良い、
式(I)の化合物又はそれの立体異性体、互変異体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物若しくは塩、又はそれらの混合物である。
を表し
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R5が、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R6が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、シアノ、メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R7が、水素原子、メチル、エチル又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、シクロプロピルで置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R8が、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R9が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、シアノ、メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R10が、水素原子、メチル、エチル又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、シクロプロピルで置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R11が、シクロプロピル又はメチルを表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R12が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素又はシアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
R13が、水素原子、メチル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R2が、水素原子又はメチルを表し、
R3が、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、(C1−C4)−アルキル、シクロプロピル、4〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール、−C(=O)−NR34R35、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、ヒドロキシ、エトキシカルボニル及びシクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員のヘテロアリールが、同一に若しくは異なって、メチル、エチル及びメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び2個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R34が、水素原子、メチル又はエチルを表し、
R35が、メチル又はエチルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、メチル、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
又は
ここで、R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、フェニル又は5〜6員の炭素環を形成しており、
ここで、前記フェニル基が、1個若しくは2個のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R4が、水素原子、メチル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
又は
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、4〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルコキシカルボニルで置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ1個若しくは2個のフッ素原子で置換されていても良い、
式(I)の化合物又はそれの立体異性体、互変異体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物若しくは塩、又はそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R
5が、塩素、メチル、エチル、メトキシ又はシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、メトキシで置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
6が、5−フルオロピリジン−2−イル、6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル又はシクロヘキシルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R38が、水素原子又はフッ素を表し、
R38aが、水素原子を表し、
R39が、水素原子を表し、
R39aが、水素原子又はシアノを表し、
R40が、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルを表し、
R7が、水素原子、メチル、エチル、シクロプロピルメチル、2−シクロプロピルエチル又は2,2−ジフルオロエチルを表し、
但し、R5がメトキシ、ジフルオロメトキシ又はトリフルオロメトキシである場合、R7が、水素とは異なり、
但し、R6が2−ピリジニルである場合、R7が、水素とは異なる、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R
5が、塩素、メチル、エチル、メトキシ又はシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、メトキシで置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R
6が、5−フルオロピリジン−2−イル、6−トリフルオロメチルピリジン−3−イル又はシクロヘキシルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R38が、水素原子を表し、
R38aが、水素原子を表し、
R39が、水素原子を表し、
R39aが、水素原子を表し、
R40が、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルを表し、
R7が、水素原子、メチル、エチル、シクロプロピルメチル、2−シクロプロピルエチル又は2,2−ジフルオロエチルを表し、
但し、R5がメトキシ、ジフルオロメトキシ又はトリフルオロメトキシである場合、R7が、水素とは異なり、
但し、R6が5−フルオロピリジン−2−イル又は6−トリフルオロメチルピリジン−3−イルを表す場合、R7が、水素とは異なる、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R5が、メチル、エチル又はメトキシを表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
を表し、
R
8が、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基を表し、
R
9が、ピリジル又は4−シアノペンタシクロ[4.2.0.0
2,5.0
3,8.0
4,7]オクタン−1−イルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R38bが、水素原子又はフッ素を表し、
R38cが、水素原子を表し、
R39bが、水素原子を表し、
R39cが、水素原子を表し、
R40aが、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メチルアミノ、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記ピリジルが、フッ素、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はメトキシで置換されていてもよく、
R10が、水素原子、メチル、エチル、2,2−ジフルオロエチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、2−シクロプロピルエチル、2−シクロプロピル−2−ヒドロキシプロピル、2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、シクロプロピル、メトキシから選択される基で置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく及びヒドロキシでさらに置換されていてもよく、
但し、R9がピリジルである場合、R10が、水素とは異なり、
但し、R8がメトキシである場合、R10が、水素とは異なる、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
を表し、
R
8が、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基を表し、
R
9が、ピリジル又は4−シアノペンタシクロ[4.2.0.0
2,5.0
3,8.0
4,7]オクタン−1−イルを表し、
又は
下記式の基:
を表し、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R38bが、水素原子を表し、
R38cが、水素原子を表し、
R39bが、水素原子を表し、
R39cが、水素原子を表し、
R40aが、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メチルアミノ、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記ピリジルが、フッ素、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はメトキシで置換されていてもよく、
R10が、水素原子、メチル、エチル、2,2−ジフルオロエチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、2−シクロプロピルエチル、2−シクロプロピル−2−ヒドロキシプロピル、2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、シクロプロピル、メトキシから選択される基で置換されていてもよく又は3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく及びヒドロキシでさらに置換されていてもよく、
但し、R9がピリジルである場合、R10が、水素とは異なり、
但し、R8がメトキシである場合、R10が、水素とは異なる、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
を表し、
R8が、メチル、エチル又はメトキシから選択される基を表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R9が、ピリジルを表し、
ここで、前記ピリジルが、フッ素、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル又はメトキシで置換されていてもよい、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R9が、4−シアノペンタシクロ[4.2.0.02,5.03,8.04,7]オクタン−1−イルを表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
を表し、
R
11が、メチルを表し、
R
12が、下記式の基:
を表し、
式中、
##が、ピラゾール環への結合箇所を表し、
R38dが、水素原子を表し、
R38eが、水素原子を表し、
R39dが、水素原子を表し、
R39eが、水素原子を表し、
R40bが、フッ素又はシアノを表し、
R13が、水素原子又はメチルから選択される基を表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R2が、水素原子、メチル又はジフルオロメチルを表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R3が、水素原子、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、−O−C(=O)−NR36R37、−O−C(=O)−OR37a、−NH−C(=O)−OR37a、(C1−C4)−アルキル、メトキシ、シクロプロピル、シクロブチル、4員の複素環、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、2−(トリフルオロメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル、−(CH2)q−C(=O)−NR34R35、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、同一に若しくは異なって、ヒドロキシ、メトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ジメチルアミノ、4員のアザ複素環及びシクロプロピルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4員のアザ複素環が、2個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記メトキシが、シアノ、シクロプロピルで置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記シクロプロピル及びシクロブチルが、ヒドロキシで置換されていてもよく、
ここで、前記4員の複素環が、ヒドロキシで置換されていてもよく、
ここで、前記1,3,4−オキサジアゾール−2−イルが、メチルで置換されていてもよく、
ここで、
qが0であり、
R34が、メチルを表し、
R35が、メチルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、メチル、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、
R36が、メチル原子を表し、
R37が、水素原子又はメチルを表し、
R37aが、メチルを表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、ピロリジニル、ピリジル又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、メチル、トリフルオロメチル及びヒドロキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記ピロリジニルが、プロピル又はtert−ブトキシカルボニルで置換されている、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R4が、水素原子、メチル、2−ヒドロキシプロパン−2−イル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル及びヒドロキシから選択される基を表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、ピロリジニル環又はピペリジニル環、ピリジル基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記ピロリジニル環が、プロピル又はtert−ブトキシカルボニルで置換されており、
ここで、前記ピペリジニル環が、プロピル又はtert−ブトキシカルボニルで置換されており、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、同一に若しくは異なって、オキソ、ヒドロキシ及びメチルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R5が、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R6が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、シアノ、メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R7が、水素原子、メチル、エチル又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、シクロプロピルで置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R8が、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、メトキシ及びシクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R9が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素、シアノ、メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R10が、水素原子、メチル、エチル又はシクロプロピルを表し、
ここで、前記メチル及びエチルが、シクロプロピルで置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
を表し、
式中、
#が、アミノ基の結合箇所を表し、
R11が、シクロプロピル又はメチルを表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
R12が、フェニル基を表し、
ここで、前記フェニル基が、同一に若しくは異なって、フッ素、塩素又はシアノから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく、
R13が、水素原子、メチル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R2が、メチルを表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R2が、水素原子を表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R3が、水素原子、フッ素、塩素、シアノ、(C1−C4)−アルキル、シクロプロピル、4〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール、−C(=O)−NR34R35、メトキシカルボニル及びエトキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、ヒドロキシ、エトキシカルボニル及びシクロプロピルから選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員のヘテロアリールが、同一に若しくは異なって、メチル、エチル及びメトキシから選択される1個若しくは2個の基で置換されていてもよく及び2個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R34が、水素原子、メチル又はエチルを表し、
R35が、メチル又はエチルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、メチル、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R3が、水素原子、塩素、シアノ、(C1−C4)−アルキル、−C(=O)−NR34R35及びエトキシカルボニルから選択される基を表し、
ここで、前記(C1−C4)−アルキルが、ヒドロキシル及びエトキシカルボニルから選択される基で置換されていてもよく及び3個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、
R34が、メチル又はエチルを表し、
R35が、メチル又はエチルを表し、
又は
R34及びR35が、それらが結合している窒素原子とともに、4〜6員の複素環を形成しており
ここで、
前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、フッ素原子、メチル、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチルから選択される1個若しくは2個の基で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R3が、水素原子を表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R3が、塩素を表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、フェニル又は5〜6員の炭素環を形成しており、
ここで、前記フェニル基が、1個若しくは2個のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記5〜6員の炭素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R2及びR3がそれらが結合している炭素原子とともに、フェニル又は5〜6員の炭素環を形成している、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R4が、水素原子、メチル及びシクロプロピルから選択される基を表し、
ここで、前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R4が、メチルを表し、
前記メチルが、3個以下のフッ素原子で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R4が、メチルを表す、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、4〜6員の複素環、5〜6員のヘテロアリール基又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルコキシカルボニルで置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ1個若しくは2個のフッ素原子で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、4〜6員の複素環又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、同一に若しくは異なって、(C1−C4)−アルコキシカルボニルで置換されていてもよく及び4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
ここで、前記4〜6員の炭素環が、4個以下のフッ素原子で置換されていてもよく、
及び
ここで、いずれのフェニル基及びいずれの5〜6員のヘテロアリール基も、それぞれ1個若しくは2個のフッ素原子で置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
やはり好ましいものは、
R3及びR4がそれらが結合している炭素原子とともに、5〜6員の炭素環、4〜6員の複素環又はフェニル環を形成しており、
ここで、前記4〜6員の複素環が、(C1−C4)−アルコキシカルボニルで置換されていても良い、
式(I)の化合物並びにそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、及びそれらの混合物である。
第1の態様の特定のさらなる実施形態において、本発明は、「本発明の第1の態様のさらなる実施形態」という表題下の上記実施形態の2以上の組み合わせを包含する。
本発明は、上記の一般式(I)の化合物の本発明のあらゆる実施形態又は態様に含まれるあらゆる下位組み合わせを包含する。
本発明は、下記の本文の実施例セクションで開示されている一般式(I)の化合物を包含する。
第2の態様によれば、本発明は、上記で定義の一般式(I)の化合物の製造方法であって、
[A]一般式(II−A)、(II−B)又は(II−C)の中間体化合物:
[R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を、
ヨウ化ナトリウム及び好適な塩基の存在下に、4,6−ジクロロピリミジン(III)と反応させ、
又は
好適なブレンステッド酸又はルイス酸の存在下に、4,6−ジクロロピリミジン(III)と反応させ、
又は
好適な塩基の存在下に、4,6−ジクロロピリミジン(III)と反応させ、
又は
好適な塩基の存在下に、及び好適な触媒、特には好適なパラジウム触媒、及び好適な配位子の存在下に、4,6−ジクロロピリミジン(III):
と反応させることで、
それぞれ一般式(IV−A)、(IV−B)及び(IV−C)の化合物:
[R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
それを好適な塩基の存在下に、及び適宜に好適な触媒、特には好適なパラジウム触媒の存在下に、下記一般式(V)のピラゾール:
[R
2、R
3及びR
4は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]と反応させることで、
それぞれ一般式(I−A)、(I−B)及び(I−C)の化合物:
[R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
次に、相当する(i)溶媒及び/又は(ii)塩基若しくは酸を用いて、前記化合物を溶媒和物、塩及び/又はそのような塩の溶媒和物に変換してもよい段階、
又は
[B]一般式(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)の中間体化合物:
[R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を、
ヒドラジン等価物、特にはヒドラジン1水和物の存在下に反応させることで、それぞれ一般式(V−A)、(V−B)及び(V−C)の化合物:
を得て、それを一般式(VI)の1,3ジカルボニル化合物:
[R
2、R
3及びR
4は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]の存在下に反応させることで、
それぞれ一般式(I−A)、(I−B)及び(I−C)の化合物:
[R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
次に、相当する(i)溶媒及び/又は(ii)塩基若しくは酸を用いて、前記化合物を溶媒和物、塩及び/又はそのような塩の溶媒和物に変換してもよい段階、
又は
[C]一般式(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)の中間体化合物:
[R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を、
ヒドラジン等価物、特にはヒドラジン1水和物の存在下に反応させることで、
それぞれ一般式(V−A)、(V−B)及び(V−C)の化合物:
を得て、
それを、一般式(VII)の1,3ジカルボニル化合物:
[R
2及びR
3は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りであり、T
1は、メトキシ又はエトキシを表す。]の存在下に反応させることで、
それぞれ一般式(I−D)、(I−E)及び(I−F)の化合物:
[R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
次に、、相当する(i)溶媒及び/又は(ii)塩基若しくは酸を用いて、前記化合物を溶媒和物、塩及び/又はそのような塩の溶媒和物に変換してもよい段階、
又は
[D]一般式(VIII)の中間体化合物:
[R
2、R
3及びR
4は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を、
好適な塩基の存在下に、4,6−ジクロロピリミジン(III):
[R
1、R
2、R
3及びR
4は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]
を得て、
それを、
b)好適なブレンステッド酸又はルイス酸の存在下に、一般式(II−A)、(II−B)又は(II−C)の中間体化合物と反応させ、
又は
c)好適な塩基の存在下に、一般式(II−A)、(II−B)又は(II−C)の中間体化合物と反応させ、
又は
d)好適な塩基の存在下に、及び好適な触媒、特には好適なパラジウム触媒、及び好適な配位子の存在下に、一般式(II−A)、(II−B)又は(II−C)の中間体化合物:
[R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]と反応させることで、
それぞれ一般式(I−A)、(I−B)及び(I−C)の化合物:
[R
2、R
3、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
次に、相当する(i)溶媒及び/又は(ii)塩基若しくは酸を用いて、前記化合物を溶媒和物、塩及び/又はそのような塩の溶媒和物に変換してもよい段階、
又は
[E]4,6−ジクロロピリミジン(III):
を、ヒドラジン等価物、特にはヒドラジン1水和物と反応させることで、
一般式(X)の化合物:
を得て、
それを、一般式(VI)の1,3ジカルボニル化合物:
[R
2、R
3及びR
4は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]の存在下に反応させることで、
一般式(VII)の化合物:
[R
1、R
2、R
3及びR
4は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
それを、
b)好適なブレンステッド酸の存在下に、一般式(II−A)、(II−B)又は(II−C)の中間体化合物と反応させ、
又は
c)好適な塩基の存在下に、一般式(II−A)、(II−B)又は(II−C)の中間体化合物と反応させ、
又は
d)好適な塩基の存在下に、及び好適な触媒、特には好適なパラジウム触媒、及び好適な配位子の存在下に、一般式(II−A)、(II−B)又は(II−C)の化合物中間体:
[R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]と反応させることで、
それぞれ一般式(I−A)、(I−B)及び(I−C)の化合物:
[R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、R
12及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
次に、相当する(i)溶媒及び/又は(ii)塩基若しくは酸を用いて、前記化合物を溶媒和物、塩及び/又はそのような塩の溶媒和物に変換してもよい段階、
又は
[F]一般式(IX)の化合物:
[R
2、R
3及びR
4は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を、
b)好適なブレンステッド酸又は好適な塩基の存在下に、一般式(X)の中間体化合物と反応させ、
又は
c)好適な塩基の存在下に、一般式(X)の中間体化合物と反応させ、
又は
d)好適な塩基の存在下に、及び好適な触媒、特には好適なパラジウム触媒、及び好適な配位子の存在下に、一般式(X)の中間体化合物:
[R
5及びR
7は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]と反応させることで、
一般式(XI)の化合物:
[R
2、R
3、R
4、R
5及びR
7は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
それを、好適な塩基の存在下に、及び好適なパラジウム触媒の存在下に、一般式(XII)の化合物:
[R
6は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りであり、Xは塩素、臭素、ヨウ素又はトリフレートである。]と反応させることで、
一般式(I−A)の化合物:
[R2、R3、R4、R5、R6及びR7は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
次に、相当する(i)溶媒及び/又は(ii)塩基若しくは酸を用いて、前記化合物を溶媒和物、塩及び/又はそのような塩の溶媒和物に変換してもよい段階
を含む方法を包含する。
式(I−A)、(I−B)、(I−C)、(I−D)、(I−E)及び(I−F)の化合物は、本発明による式(I)の化合物の下位集合を形成する。
式(II−A)、(II−B)、(II−C)、(III)、(V)、(VI)、(VII)及び(VIII)の化合物は、市販されているか、文献から公知であるか、文献から公知の方法と同様にして製造することができる。
記載の製造方法は、下記の合成図式(図式1〜3)によって例示的に示すことができる。
[a):NaI、DIPEA、DMF、80℃;b):DBU、NMP、190℃]。
[a):Cs2CO3、DMF、室温;b):Pd2(dba)3、Xantphos、NaOPh、ジオキサン、80℃]。
a):Pd2(dba)3、Xantphos、NaOPh、ジオキサン、80℃;b):PdCl(C3H5)dppb、KOAc、DMAc、150℃。
本発明の化合物の製造に用いられるさらなる製造方法を、下記合成図式(図式8〜13)によって例示的に示すことができる。
a):THF、0℃〜室温;b):MgSO4、n−ブチルアセテートAcOH、0℃〜110℃;c):ジエチル[ブロモ(ジフルオロ)メチル]ホスフェート、KOH、MeCN/H2O、−20℃;d):NaOH、THF、MeOH、H2O、室温;e):ジフェニルホスホリルアジド、NEt3、t−BuOH、トルエン、室温〜80℃;f):TFA、CH2Cl2、室温3。
a):メチルアミン水溶液、SiO2;b):ジフルオロ無水酢酸、NEt3、MTBE、0℃〜室温;c):ヒドラジン1水和物、MeOH、−20℃〜室温;d):4,6−ジクロロピリミジン、Cs2CO3、DMF。
a):塩化ニッケル(II)・ジメトキシエタン付加物、4,4′−ジ−tert−ブチル−2,2′−ビピリジン、Ir(F2(CF3)ppy]2(dtbbpy)PF6、トリス(トリメチル)シラン、LiOH、ジメトキシエタン、2個の34W青色LED。
a):NaOAc、DMSO、室温;b)L:ヒドラジン1水和物、EtOH、室温;c):(6−クロロピリミジン−4−イル)ヒドラジン、EtOH、還流;d):K2CO3、MeOH、0℃;e):Cs2CO3、MeI、DMF、室温。
a):Cs2CO3、DMF、室温;b):Pd(dba)2、XantPhos、NaOPh、85℃;c):TMSCF3、TBAF*H2O、THF/トルエン、−20℃〜室温。
本発明は、本発明の一般式(I)の化合物の製造方法であって、本明細書における実験セクションに記載の段階を含む方法を包含する。
下記に記載の図式及び手順は、本発明の一般式(I)の化合物の合成経路を示すものであり、本発明を限定するものではない。図式1、2、3及び4に例示された変換順序を多様な形で変えることが可能であることは、当業者には明らかである。従って、これらの図式に例示された変換順序は、本発明を限定するものではない。さらに、例示の変換の前及び/又は後に、置換基R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、RA、T1、Q、及びXの相互変換を行うことができる。これらの修飾には、保護基の導入、保護基の開裂、官能基の還元若しくは酸化、ハロゲン化、金属化、置換又は当業者に公知の他の反応などがあり得る。これらの変換には、置換基のさらなる相互変換を可能とする官能性を導入するものなどがある。適切な保護基並びにそれの導入及び開裂は、当業者には公知である(例えば、T. W. Greene and P. G. M. Wuts in Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Edition, Wiley 1999を参照)。具体例について、以下の段落で説明する。
工程段階(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(III)→(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)及び(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(IX)→(I−A)、(I−B)又は(I−C)に好適な塩基は、アプローチa)又はc)を用いる場合、一般的な無機又は有機塩基である。これらには好ましくは、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム又は炭酸セシウム(適切であれば、アルカリ金属ヨウ化物、例えばヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムを加えて)、アルカリアルコキシド類、例えばナトリウムメトキシド又はカリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド又はカリウムエトキシド又はナトリウムtert−ブトキシド又はカリウムtert−ブトキシド、アルカリ金属水素化物、例えば水素化ナトリウム又は水素化カリウム、アミド類、例えばナトリウムアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド又はカリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はリチウムジイソプロピルアミド、又は有機アミン類、例えばトリエチルアミン、N−メチルモルホリン、N−メチルピペリジン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)又は1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO(登録商標))などがある。好ましくは、N,N−ジイソプロピルエチルアミンを用いる。
工程段階(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(III)→(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)及び(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(IX)→(I−A)、(I−B)又は(I−C)に好適なブレンステッド酸は、アプローチb)を用いる場合、塩酸水溶液、臭化水素酸、ジオキサン中塩酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、ジフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、メタンスルホン酸、過塩素酸、硫酸、リン酸である。好ましいものは塩酸である。この工程段階に好適なルイス酸は、塩化スズである。
アプローチd)を用いる場合の工程段階(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(III)→(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)及び(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(IX)→(I−A)、(I−B)又は(I−C)、及び(IX)+(X)→(XI)に好適な塩基、工程段階(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)+(V)→(I−A)、(I−B)又は(I−C)に好適な塩基、及び工程段階(VIII)+(III)→(IX)に好適な塩基は、例えば、アルカリ金属又はアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム又は炭酸セシウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化バリウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属リン酸塩、例えばリン酸カリウム、アルカリ金属アルコキシド、例えばナトリウムtert−ブトキシド又はカリウムtert−ブトキシド及びナトリウムメトキシド、アルカリ金属フェノキシド、例えばナトリウムフェノキシド、アミド類、例えばナトリウムアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はカリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はリチウムジイソプロピルアミド又は有機アミン類、例えば1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)であり;好ましくは、ナトリウムフェノキシド、炭酸セシウム、炭酸カリウム、ナトリウムtert−ブトキシド又はカリウムtert−ブトキシド又はリチウムビス(トリメチルシリル)アミドである。
工程段階(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(III)→(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)及び(IX)+(X)→(XI)に好適な不活性溶媒は、例えば、アプローチa)、b)、c)を用いる場合、芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン又はキシレン、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ビス−(2−メトキシエチル)エーテル、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサン、又は双極性非プロトン性溶媒、例えばアセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMA)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N,N′−ジメチルプロピレン尿素(DMPU)、N−メチルピロリジノン(NMP)又はピリジンである。上記の溶媒の混合物を、任意に水との混合物で用いることも可能である。好ましくは、a)でジメチルホルムアミドを、b)でN−メチルピロリジノンを用いる。
アプローチd)を用いる場合の工程段階(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(III)→(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)に好適な不活性溶媒、及び工程段階(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)+(V)→(I−A)、(I−B)又は(I−C)に好適な不活性溶媒、及び工程段階(IX)+(X)→(XI)、(XI)+(XII)→(I−A)及び(VIII)+(III)→(IX)に好適な不活性溶媒は、例えば、エーテル類、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、グリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル、アルコール類、例えばtert−ブタノール又はアミルアルコール類又は他の溶媒、例えばジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミド(DMA)、トルエン又はアセトニトリル、又は上記の溶媒の混合物であり;好ましいものは、ジメチルホルムアミド、tert−ブタノール、1,4−ジオキサン又はトルエンである。
アプローチd)を用いる場合の工程段階(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(III)→(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)に好適なパラジウム触媒、及び工程段階(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)+(V)→(I−A)、(I−B)又は(I−C)に好適なパラジウム触媒、及び工程段階(VIII)+(III)→(IX)、(IX)+(X)→(XI)及び(XI)+(XII)→(I−A)に好適なパラジウム触媒は、例えば、パラジウム/活性炭、酢酸パラジウム(II)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニル−ホスフィン)パラジウム(II)クロライド、ビス(アセトニトリル)パラジウム(II)クロライド及び[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)及び相当するジクロロメタン錯体であり、さらなるホスファン配位子、例えば1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン−パラジウム(II)クロライド(Pd(dppb)Cl2);ジクロロ[1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン]パラジウム(II)(Pd(dppp)Cl2)、[1,1′−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(Pd(dppf)Cl2、2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル(BINAP)、(2−ビフェニル)ジ−tert−ブチルホスフィン、ジシクロヘキシル[2′,4′,6′−トリス(1−メチルエチル)ビフェニル−2−イル]ホスファン(XPhos)、ビス(2−フェニルホスフィノフェニル)エーテル(DPEphos)又は4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(Xantphos)[例えば、Hassan J. et al., Chem. Rev. 2002, 102, 1359−1469参照]、2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−3,6−ジメトキシ−2′,4′,6′−トリイソプロピル−1,1′−ビフェニル(BrettPhos)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2′,6′−ジメトキシビフェニル(SPhos)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2′,6′−ジイソプロポキシビフェニル(RhPhos)、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)−3−メトキシ−6−メチル−2′,4′,6′−トリ−i−プロピル−1,1′−ビフェニル(RockPhos)及び2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル(tert−ブチルXPhos)と組み合わせても良い。さらに、適切なプレ触媒、例えばクロロ−[2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−3,6−ジメトキシ−2′,4′,6′−トリイソプロピル−1,1′−ビフェニル][2−(2−アミノエチル)−フェニル]パラジウム(II)(BrettPhosプレ触媒)[例えば、S. L. Buchwald et al., Chem. Sci. 2013, 4, 916参照]を、任意に別のホスファン配位子、例えば2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−3,6−ジメトキシ−2′,4′,6′−トリイソプロピル−1,1′−ビフェニル(BrettPhos)と組み合わせて用いることが可能であり;好ましいものは、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(Xantphos)及びクロロ−[2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−3,6−ジメトキシ−2′,4′,6′−トリイソプロピル−1,1′−ビフェニル][2−(2−アミノエチル)フェニル]−パラジウム(II)(BrettPhosプレ触媒)又はクロロ−[2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−3,6−ジメトキシ−2′,4′,6′−トリイソプロピル−1,1′−ビフェニル][2−(2−アミノエチル)フェニル]パラジウム(II)(BrettPhosプレ触媒)及び2−(ジシクロヘキシルホスフィン)−3,6−ジメトキシ−2′,4′,6′−トリイソプロピル−1,1′−ビフェニル(BrettPhos)の混合物と組み合わせたビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)である。
工程段階(II−A)、(II−B)又は(II−C)+(III)→(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)及び(IX)+(X)→(XI)は、アプローチa)を用いる場合、−10℃〜+220℃の温度範囲で、好ましくはa)では+60℃〜+100℃で、大気圧で;b)及びc)では、+60℃〜+220℃で;d)では、+10℃〜+150℃で行う。しかしながら、当該反応を、減圧下又は加圧下(例えば、0.5〜5バールで)で行うこともできる。任意に、マイクロ波照射しながら反応を行うことが有利である可能性がある。
工程段階(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)+(V)→(I−A)、(I−B)又は(I−C)及び工程段階(VIII)+(III)→(IX)は、−10℃〜+220℃の温度範囲で、好ましくはa)において+60℃〜+150℃の温度範囲で行う。しかしながら、当該反応を減圧下又は加圧下(例えば、0.5〜5バールで)で行うこともできる。マイクロ波照射しながら反応を行うことが有利なこともあり得る。
工程段階(XI)+(XII)→(I−A)は、−20℃〜+250℃の温度範囲、好ましくはa)において+80℃〜+150℃の温度範囲で行う。しかしながら、減圧下又は加圧下で反応を行うことも可能である(例えば0.5〜5バールで)。マイクロ波照射しながら反応を行うことが有利なこともあり得る。
工程段階(II−A)、(II−B)又は(II−C)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(V−A)、(V−B)又は(V−C)及び(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(V−A)、(V−B)又は(V−C)及び(III)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(X)に好適な不活性溶媒は、エーテル類、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、グリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル、アルコール類、例えばtert−ブタノール又はアミルアルコール類又は他の溶媒、例えばジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミド(DMA)、トルエン又はアセトニトリル、又はの挙げた溶媒の混合物であり;好ましいものは、ジメチルホルムアミド、tert−ブタノール、1,4−ジオキサン又はトルエンである。
工程段階(II−A)、(II−B)又は(II−C)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(V−A)、(V−B)又は(V−C)及び(IV−A)、(IV−B)又は(IV−C)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(V−A)、(V−B)又は(V−C)及び(III)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(X)は通常、−20℃〜+250℃の温度範囲で、好ましくは+50℃〜+120℃の温度範囲で、大気圧下に行う。しかしながら、減圧下又は加圧下(例えば、0.5〜5バールで)に反応を行うこともできる。マイクロ波照射しながら反応を行うことが有利なこともあり得る。
工程段階(V−A)、(V−B)又は(V−C)+(VII)→(I−A)、(I−B)又は(I−C)及び(V−A)、(V−B)又は(V−C)+(VI)→(I−D)、(I−E)又は(I−F)及び(X)+(VI)→(IX)に好適な不活性溶媒は、エーテル類、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、グリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル、アルコール類、例えばtert−ブタノール又はアミルアルコール類又は他の溶媒、例えばジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミド(DMA)、トルエン又はアセトニトリル、又は挙げた溶媒の混合物であり;好ましいものは、エタノールである。
工程段階(V−A)、(V−B)又は(V−C)+(VI)→(I−A)、(I−B)又は(I−C)及び(V−A)、(V−B)又は(V−C)+(VI)→(I−D)、(I−E)又は(I−F)及び(X)+(VI)→(IX)は通常、−20℃〜+250℃の温度範囲で、好ましくは+50℃〜+120℃の温度範囲で、大気圧下に行う。しかしながら、減圧下又は加圧下(例えば、0.5〜5バールで)で反応を行うこともできる。マイクロ波照射しながら反応を行うことが有利なこともあり得る。
式(II−A)及び(II−B)の化合物は、文献から公知であるか、式(XIII)の化合物:
[R
6は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りであり、
R
9は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りであり、
T
2は、塩素、メトキシ、エトキシ又はフェノキシを表す。]を、
好適な塩基の存在下に、一般式(XIV)の化合物:
[R
6及びR
6は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]
を得て、
それを、
[G]ヒドラジン等価物、特にはヒドラジン1水和物と反応させることで、
一般式(II−A1)の化合物:
[R
6及びR
6は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]
を得ることで、
又は
[H]好適な塩基の存在下に、硫酸ジメチルと反応させることで、
一般式(XVI)の化合物:
[R
6及びR
6は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
それを次に、ヒドラジン等価物、特にはヒドラジン1水和物と反応させることで、
一般式(II−A1)の化合物:
[R
6及びR
6は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、それを次に、一般式(XVII)の化合物:
[R
36及びR
37はメチルであるか、好ましくはそれらが結合している原子とともにフェニル環を形成している。]と反応させることで、
一般式(XVIII−1)の化合物:
[R
5及びR
6は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りであり、
R
36及びR
37はメチルであるか、好ましくはそれらが結合している原子とともにフェニル環を形成している。]を得て、
それを次に、好適な塩基の存在下に、一般式(XIX)の化合物:
[R
7は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りであり、
Xは、好適な脱離基、特には塩素、臭素、ヨウ素、メシレート、トリフレート又はトシレートを表す。]と反応させることで、
一般式(XX−1)の化合物:
[R5、R6及びR6は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りであり、
R36及びR37はメチルであるか、好ましくはそれらが結合している原子とともにフェニル環を形成している。]を得て、
それをヒドラジン等価物、特にはヒドラジン1水和物と反応させることによって製造することができる。
工程段階(XV)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(II−A1)及び(XVI)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(II−A1)において、R
6がR
9であり、R
5がR
8であれば、当業者が予想するであろうように、相当する互変異体(II−B1)
[R
9及びR
8は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]も形成される。結果的に、R
6がR
9であり、R
5がR
8であれば、(XX−1)及び(XVIII−1)の互変異体(それぞれ(XVIII−2)及び(XX−2)である。)が、下記の工程段階で形成される。
式中、R9及びR8は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。
記載の方法は、下記の図式(図式4〜6)によって例示的に示される。
[a):LiHMDS、THF、室温;b):ヒドラジン1水和物、EtOH、還流;c):NaI、DIPEA、DMF、80℃;d):DBU、NMP、190℃]。
[a):硫酸ジメチル、ジオキサン/水、NaHCO3、還流;b):ヒドラジン1水和物、2−プロパノール、還流]。
[a):AcOH、還流;b):MeI、K2CO3、DMF、室温;c):ヒドラジン1水和物、EtOH、80℃]。
式(II−C)の化合物は、文献から公知であるか、式(XXI)の化合物:
[R
11及びR
13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を、好適な塩基の存在下に、及び好適な銅塩の存在下に、一般式(XXII)の化合物:
[R
12は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りであり、
T
3及びT
4は水素、メチルと定義されるか、それらが、それらが結合している原子ととともに4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン環を形成している。]と反応させることで、
一般式(XXIII)の化合物:
[R11、R12及びR13は、上記で定義の一般式(I)の化合物について定義の通りである。]を得て、
それを次に、
鉄及び塩酸、水素/パラジウム、鉄及び塩化アンモニウム、水素/二酸化白金又は酢酸/亜鉛の存在下に水素化することで製造することができる。
式(XIII)、(XIV)、(XV)、(XVII)、(XIX)、(XXI)及び(XXII)の化合物は、市販されているか、文献から公知であるか、文献から公知の方法と同様にして製造することができる。
記載の方法は、下記図式(図式7)によって例示的に示される。
[a):Cu(OAc)2、ピリジン、DCM、モレキュラーシーブス、室温;b):Fe、HCl、MeOH、還流]。
原料は市販されているか、当業者には理解できるように、公開されたものから使用可能な手順に従って製造することができる。具体例を実験セクションで記載している。
工程段階(XIII)+(XIV)→(XV)に好適な不活性溶媒は例えば、芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン又はキシレン、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ビス−(2−メトキシエチル)エーテル、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンである。上記の溶媒の混合物を、任意に水との混合物で用いることも可能である。好ましくは、a)ではテトラヒドロフランを、b)ではエタノールを用いる。
工程段階(XIII)+(XIV)→(XV)に好適な塩基は、例えば、アルカリ金属又はアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム又は炭酸セシウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化バリウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属リン酸塩、例えばリン酸カリウム、アルカリ金属アルコキシド類、例えばナトリウムtert−ブトキシド又はカリウムtert−ブトキシド及びナトリウムメトキシド、アルカリ金属フェノキシド類、例えばナトリウムフェノキシド、アミド類、例えばナトリウムアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はカリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はリチウムジイソプロピルアミド又は有機アミン類、例えば1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)であり;好ましいものは、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドである。
工程(XIII)+(XIV)→(XV)は、通常、−80℃〜+220℃の範囲の温度で、好ましくはa)においては0℃〜+60℃の温度で行う。
工程段階(XV)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(II−A1)、(XVI)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(II−A1)及び(XX)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(II−A)に好適な不活性溶媒は、エーテル類、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、グリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル、アルコール類、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール、tert−ブタノール又はアミルアルコール類又は他の溶媒、例えばジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミド(DMA)、トルエン又はアセトニトリル、又は挙げた溶媒の混合物であり;好ましいものは、エタノール及び2−プロパノールである。
工程段階(XV)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(II−A1)、(XVI)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(II−A1)及び(XX−1)+ヒドラジン又はヒドラジン等価物→(II−A)は通常、−20℃〜溶媒の個々の沸点の温度範囲で、好ましくは+50℃〜+120℃の温度範囲で、大気圧下に行う。しかしながら、減圧下又は加圧下(例えば、0.5〜5バールで)に反応を行うこともできる。マイクロ波照射しながら反応を行うことが有利なこともあり得る。
工程段階(XV)→(XVI)に好適な不活性溶媒は、芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン又はキシレン、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ビス−(2−メトキシエチル)エーテル、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサン、又は双極性非プロトン性溶媒、例えばアセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMA)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N,N′−ジメチルプロピレン尿素(DMPU)、N−メチルピロリジノン(NMP)又はピリジンである。上記の溶媒の混合物を、任意に水との混合物で用いることも可能である。好ましくは、1,4−ジオキサン又は1,4−ジオキサン及び水の混合物を用いる。
工程段階(XV)→(XVI)に好適な塩基は、例えば、アルカリ金属又はアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウム又は炭酸セシウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化バリウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属リン酸塩、例えばリン酸カリウム、アルカリ金属アルコキシド類、例えばナトリウムtert−ブトキシド又はカリウムtert−ブトキシド及びナトリウムメトキシド、アルカリ金属フェノキシド、例えばナトリウムフェノキシド、アミド類、例えばナトリウムアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はカリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はリチウムジイソプロピルアミド有機アミン類、例えば1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)であり;好ましくは、炭酸水素ナトリウムである。
工程段階(XV)→(XVI)は通常、−20℃〜溶媒の個々の沸点の温度範囲で、好ましくは+50℃〜溶媒の個々の沸点の温度範囲で、大気圧下に行う。しかしながら、減圧下又は加圧下(例えば、0.5〜5バールで)に反応を行うこともできる。マイクロ波照射しながら反応を行うことが有利なこともあり得る。
工程段階(II−A1)+(XVII)→(XVIII)に好適な不活性溶媒は、酢酸のような酸、エーテル類、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、グリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル、アルコール類、例えばtert−ブタノール又はアミルアルコール類又は他の溶媒、例えばジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミド(DMA)、トルエン又はアセトニトリル、又は挙げた溶媒の混合物であり;好ましいものは、酢酸である。
工程段階(II−A1)+(XVII)→(XVIII−1)は通常、−20℃〜溶媒の個々の沸点の温度範囲で、好ましくは+50℃〜+150℃の温度範囲で、大気圧下に行う。しかしながら、減圧下又は加圧下(例えば、0.5〜5バールで)に反応を行うこともできる。マイクロ波照射しながら反応を行うことが有利なこともあり得る。
工程段階(XVIII−1)+(XIX)→(XX−1)のための不活性溶媒は、例えば、ハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタン、トリクロロメタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン又はクロロベンゼン、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル、炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサン又は鉱油分画、又は他の溶媒、例えばアセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N,N′−ジメチルプロピレン尿素(DMPU)、N−メチルピロリドン(NMP)又はピリジンである。挙げた溶媒の混合物を用いることも可能である。好ましくは、ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシドを用いる。
工程段階(XVIII−1)+(XIX)→(XX−1)に好適な塩基は、一般的な無機又は有機塩基である。これらには好ましくは、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム又は炭酸セシウム(適切であれば、アルカリ金属ヨウ化物、例えばヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムを加えて)、アルカリアルコキシド類、例えばナトリウムメトキシド又はカリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド又はカリウムエトキシド又はナトリウムtert−ブトキシド又はカリウムtert−ブトキシド、アルカリ金属水素化物、例えば水素化ナトリウム又は水素化カリウム、アミド類、例えばナトリウムアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド又はカリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はリチウムジイソプロピルアミド、又は有機アミン類、例えばトリエチルアミン、N−メチルモルホリン、N−メチルピペリジン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)又は1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO(登録商標))などがある。好ましくは、炭酸カリウム、炭酸セシウム又はナトリウムメトキシドを用いる。
その反応は通常、0℃〜+120℃の温度範囲で、好ましくは+20℃〜+80℃で、適切な場合、マイクロ波装置で行う。その反応は、大気圧、加圧又は減圧下で(例えば、0.5〜5バールで)行うことができる。
工程段階(XXI)+(XXII)→(XXIII)に好適な不活性溶媒は、エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル、炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサン又は鉱油分画、ハロゲン化炭化水素類、例えばジクロロメタン、トリクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエチレン又はクロロベンゼン、又は他の溶媒、例えばアセトン、酢酸エチル、アセトニトリル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N′−ジメチルプロピレン尿素(DMPU)又はN−メチルピロリドン(NMP)である。挙げた溶媒の混合物を用いることも可能である。好ましくは、ジクロロメタンを用いる。
工程段階(XXI)+(XXII)→(XXIII)に好適な塩基は、一般的な無機又は有機塩基である。これらには好ましくは、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、アルカリ金属又はアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム又は炭酸セシウム(適切であれば、アルカリ金属ヨウ化物、例えばヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムを加えて)、アルカリアルコキシド類、例えばナトリウムメトキシド又はカリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド又はカリウムエトキシド又はナトリウムtert−ブトキシド又はカリウムtert−ブトキシド、アルカリ金属水素化物、例えば水素化ナトリウム又は水素化カリウム、アミド類、例えばナトリウムアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド又はカリウムビス(トリメチルシリル)アミド又はリチウムジイソプロピルアミド、又は有機アミン類、例えばトリエチルアミン、N−メチルモルホリン、N−メチルピペリジン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)又は1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO(登録商標))などがある。好ましくは、ピリジンを用いる。
工程段階(XXI)+(XXII)→(XXIII)に好適な銅塩は、酢酸銅(II)、酸化銅(I)/酸素、ヨウ化銅(I)/酸素、鉄及びパラジウム、銅(II)ビス(トリフルオロメタンスルホネート)である。好ましくは、酢酸銅酢酸銅を用いる。
その反応は通常、0℃〜溶媒の個々の沸点の温度範囲で、好ましくは+20℃〜+80℃の温度範囲で、適切であれば、マイクロ波装置で行う。その反応は、大気圧、加圧又は減圧下で(例えば0.5〜5バールで)行うことができる。
工程段階(XXIII)→(II−C)に好適な不活性溶媒は、エーテル類、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、グリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテル、アルコール類、例えばtert−ブタノール又はアミルアルコール類又は他の溶媒、例えばジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミド(DMA)、トルエン又はアセトニトリル、又は挙げた溶媒の混合物であり;好ましくは酢酸である。
その反応は通常、0℃〜溶媒の個々の沸点の温度範囲で、好ましくは+20℃〜+100℃の温度範囲で、適切であれば、マイクロ波装置で行う。その反応は、大気圧、加圧又は減圧下で(例えば0.5〜5バールで)行うことができる。
本発明によるさらなる化合物は、上記の方法によって得られる式(I)の化合物から出発して、個々の置換基の官能基、特にはR1下に列挙されたものを変換することによって製造しても良い。これらの変換は、当業者に公知の一般的な方法によって行われ、例えば、求核置換及び求電子置換、酸化、還元、水素化、遷移金属触媒カップリング反応、脱離、アルキル化、アミノ化、エステル化、エステル開裂、エーテル化、エーテル開裂、カルボキサミドの形成、さらには一時的保護基の導入及び除去などの反応などがある。
本発明の一般式(I)の化合物は、当業者には公知の何らかの方法により、塩、好ましくは本明細書に記載の薬学的に許容される塩に変換することができる。同様に、本発明の一般式(I)の化合物の塩は、当業者には公知である何らかの方法により、遊離化合物に変換することができる。
本発明の一般式(I)の化合物は、以前には予見できなかった有益な薬理スペクトラムを示す。本発明の化合物は、驚くべきことに、Npt2a阻害能により、血漿リン酸レベルを効果的に低下させ、尿Pi排泄を増加させることが認められている。さらに、本発明の化合物は、驚くべきことに、Npt2aを阻害することで、血管石灰化を効果的に阻害し、FGF−23及び副甲状腺ホルモンレベルを大きく低下させることが認められている。従って、前記化合物を、疾患、好ましくはヒト及び動物での軟組織石灰化障害の治療若しくは予防に用いることができる。
本発明の化合物を用いて、高リン酸塩血症関連の疾患及び/又は状態、慢性腎臓疾患(CKD)、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症,副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化を予防及び/又は治療することができる。この方法は、ヒトなどの処置を必要とする哺乳動物に対して、障害を治療する上で有効な量の本発明の化合物、又はそれの薬学的に許容される塩、異性体、多形体、代謝物、水和物、溶媒和物又はエステルを投与することを含む。
本発明はまた、高リン酸塩血症関連の疾患及び/又は状態、慢性腎臓疾患(CKD)、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化を治療する方法を提供する。
これらの障害はヒトにおいてかなり特性決定されているが、他の哺乳動物でも同様の病因で存在し、本発明の医薬組成物を投与することで治療可能である。
本文で使用される場合の「治療する」又は「治療」という用語は、従来のように使用され、例えば、疾患若しくは障害、例えば軟組織石灰化、例えば慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、及び何らかの関連する状態と戦い、それを改善し、低下させ、緩和し、状態向上させることを目的としての対象者の管理又はケアである。
さらなる態様によれば、本発明は、疾患の治療及び/又は予防で使用される、上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物、及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩、又はそれらの混合物を包含する。
さらなる実施形態によれば、本発明は、高リン酸塩血症、慢性腎臓疾患(CKD)、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態の治療及び/又は予防で使用される、上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物を包含する。
本発明による化合物の医薬活性は、Npt2a阻害剤としてのそれらの活性によって説明することができる。
さらなる態様によれば、本発明は、疾患、特には高リン酸塩血症、慢性腎臓疾患(CKD)、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態の治療及び/又は予防のための、上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物の使用を包含する。
さらなる態様によれば、本発明は、疾患、特には高リン酸塩血症、慢性腎臓疾患(CKD)、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態の治療及び/又は予防方法での、上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物の使用を包含する。
さらなる態様によれば、本発明は、高リン酸塩血症、慢性腎臓疾患(CKD)、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態での疾患の治療及び/又は予防のための、医薬組成物、好ましくは医薬の製造のための上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物の使用を包含する。
さらなる態様によれば、本発明は、有効量の上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物を用いる、高リン酸塩血症、慢性腎臓疾患(CKD)、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態での疾患の治療及び/又は予防方法を包含する。
さらなる態様によれば、本発明は、上記の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物、塩、特には薬学的に許容される塩又はそれらの混合物、及び1以上の賦形剤、特には1以上の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物、特には医薬を包含する。適切な製剤でのそのような医薬組成物の従来の製造方法を用いることができる。
本発明はさらに、従来のように1以上の薬学的に好適な賦形剤とともに、少なくとも一つの本発明による化合物を含む医薬組成物、特には医薬、及び上記目的のためのそれらの使用を包含する。
上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、高リン酸塩血症、慢性腎臓疾患(CKD)、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア、カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態の治療及び/又は予防に好適である。上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、慢性腎臓疾患(CKD)の治療及び/又は予防にも好適である。上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、軟組織石灰化障害の治療及び/又は予防にも好適である。上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、慢性腎臓疾患関連の石灰化障害及び非慢性腎臓疾患関連の石灰化障害の治療及び/又は予防にも好適である。
上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、心血管障害及び腎臓障害、特には高リン酸塩血症、軟組織石灰化、慢性腎臓疾患(CKD)、軟組織石灰化、特には慢性腎臓疾患関連の石灰化及び非慢性腎臓疾患関連の石灰化関連の疾患及び/又は状態、さらには慢性腎疾患の治療及び/又は予防に好適である。
本発明の意味の範囲内において、腎機能不全という用語は、腎機能不全の急性症状と慢性症状の両方、並びに基礎腎臓障害又は関連の腎臓障害、例えば糖尿病性及び非糖尿病性腎症、高血圧性腎症、虚血性腎障害、腎血流量の低下、透析時低血圧、閉塞性尿路疾患、腎狭窄症、糸球体症、糸球体腎炎(例えば、原発性糸球体腎炎(glomerulonephritides);微小変化型糸球体腎炎(リポイドネフローゼ);膜性糸球体腎炎;巣状分節状糸球体硬化症(FSGS);膜増殖性糸球体腎炎;半月体形成性糸球体腎炎;メサンギウム増殖性糸球体腎炎(IgA腎炎、ベルガー病);感染後糸球体腎炎;続発性糸球体腎炎(glomerulonephritides):糖尿病、紅斑性狼瘡、アミロイド症、グッドパスチャー症候群、ヴェーゲナー肉芽腫、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、顕微鏡的多発性血管炎、急性糸球体腎炎、腎盂腎炎(例えば、尿路結石症、良性前立腺肥大、糖尿病、形成異常、鎮痛薬乱用、クローン病の結果としてのもの)、糸球体硬化、腎臓の細動脈壊死(arteriolonecrose)、尿細管間質障害、腎症疾患、例えば、原発性及び先天性若しくは後天性腎疾患、アルポート症候群、腎炎、免疫腎臓障害、例えば移植腎拒絶反応及び免疫複合体誘発性腎障害、毒性物質によって誘発される腎症、造影剤によって誘発される腎症、糖尿病性及び非糖尿病性腎症、腎嚢胞、腎硬化症、高血圧性腎硬化症及びネフローゼ症候群(例えば、異常に低下したクレアチニン及び/又は水分排泄、異常に上昇した尿素、窒素、カリウム及び/又はクレアチニンの血中濃度、例えば、グルタミルシンテターゼなどの腎臓酵素の変化した活性、変化した尿浸透圧又は尿量、増加した微量アルブミン尿、マクロアルブミン尿、糸球体及び細動脈の病変、尿細管拡張、高リン酸塩血症並びに/或いは透析の必要性によって診断的に特性決定可能である)を含む。本発明はまた、腎機能不全の続発症、例えば肺浮腫、心不全、尿毒症、貧血、電解質平衡異常(例えば高カリウム血症(hypercalemia)、低ナトリウム血症)並びに骨及び炭水化物代謝の障害の治療及び/又は予防のための本発明による化合物の使用を含む。
上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、腎機能不全の続発症、例えば肺浮腫、心不全、尿毒症、貧血、電解質平衡異常(例えば高カリウム血症、低ナトリウム血症)並びに骨及び炭水化物代謝の障害の治療及び/又は予防に用いることもできる。
上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、代謝症候群、高血圧、抵抗性高血圧、急性及び慢性心不全、冠動脈性心疾患、安定及び不安定狭心症、末梢血管及び心血管障害の治療及び/又は予防に、血栓塞栓性疾患及び虚血、例えば心筋虚血、心筋梗塞、卒中、心臓肥大、一過性および虚血性発作、子癇前症、炎症性心血管障害、冠動脈および末梢血管の痙攣、浮腫形成、例えば肺浮腫、脳浮腫、腎臓浮腫または心不全による浮腫、末梢循環障害、再潅流損傷、動脈および静脈血栓症、心筋機能不全、内皮機能不全の治療及び/又は予防に、例えば血栓溶解療法、経皮経管的血管形成術(PTA)、経腔的冠動脈再建術(PTCA)、心臓移植及びバイパス手術後の再狭窄、及び微小血管及び大血管損傷(血管炎)、フィブリノーゲン及び低密度リポタンパク質(LDL)のレベル上昇及びプラスミノーゲン活性剤1(PAI−1)の濃度上昇の予防に、並びに勃起不全及び女性性機能障害の治療及び/又は予防に用いることもできる。
上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、肺動脈性高血圧(PAH)及び肺高血圧(PH)の他の形態、例えば左心疾患、血栓塞栓症(CTEPH)、サルコイドーシス、COPD又は肺線維症関連肺高血圧、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療及び/又は予防にも用いることができる。
活性及び選択性プロファイルのゆえに、上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、子癇前症、末梢動脈疾患(PAD)及び冠動脈微小血管機能障害(CMD)、レイノー症候群、月経困難症、緑内障、糖尿病性網膜症、増殖性硝子体網膜症及び結合組織の障害(例えば、サルコイドーシス、糖尿病性、炎症性若しくは高血圧性腎症、線維性障害、心不全、狭心症、高血圧、虚血、血管障害、血栓塞栓性疾患、勃起障害、認知症及びアルツハイマー病の治療及び/又は予防に特に好適であると考えられている。
上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、特に、特に軽度認識障害、加齢性の学習及び記憶障害、加齢による記憶障害、血管性認知症、頭蓋大脳外傷、卒中、卒中後に生じる認知症(脳卒中後認知症)、外傷後頭蓋大脳外傷、一般集中障害、学習及び記憶問題を有する小児における集中障害などの状況/疾患/症候群関連で生じるものなどの認識障害後の認知、集中、学習若しくは記憶を改善するのに好適である。
上記で記載の一般式(I)の化合物、又はそれの立体異性体、互変異体、水和物、溶媒和物及び塩、特にはこれらの薬学的に許容される塩又はそれらの混合物は、さらに、脳血流の制御にも好適であり、従って、片頭痛抑制に有効な薬剤を代表するものである。それらは、脳梗塞(脳卒中)の続発症、例えば卒中、脳虚血及び頭蓋大脳外傷の予防及び抑制にも好適である。本発明による化合物は、同様に、疼痛及び耳鳴の状態の抑制にも用いることができる。
本発明はさらに、有効量の少なくとも一つの本発明による化合物を用いる、障害、特には上記の障害の治療及び/又は予防方法を提供する。
本発明による化合物は、全身活性及び/又は局所活性を有することができる。これに関して、それらは、好適な方法で、例えば、経口、非経口、肺、経鼻、舌下、舌、口腔、直腸、皮膚、経皮、結膜、耳の経路で、又はインプラント若しくはステントとして投与可能である。
これらの投与経路に関して、本発明による化合物は、好適な投与形態で投与することができる。
経口投与に関して、本発明による化合物を、急速及び/又は改変された形で放出する当業界で公知の製剤に製剤することができ、例えば、錠剤(非コート錠剤若しくは例えば、遅延溶解するか不溶な腸溶若しくは徐放コーティングでコーティングされた錠剤)、経口崩壊錠剤、フィルム/ウェハ、フィルム/凍結乾燥剤、カプセル剤(例えば、硬又は軟ゼラチンカプセル剤)、糖衣錠、粒剤、ペレット、粉剤、乳濁液、懸濁液、エアロゾル又は液剤である。結晶型及び/又は非晶質型及び/又は溶解型の本発明による化合物を、前記製剤に組み込むことができる。
非経口投与は、吸収段階を回避して(例えば、静脈、動脈、心臓内、脊髄内又は腰椎内)、又は吸収(例えば、筋肉、皮下、皮内、経皮又は腹腔内)させて行うことができる。非経口投与に好適な投与形態は、特には、液剤、懸濁液、乳濁液、凍結乾燥品又は滅菌粉剤形態の注射及び注入用製剤である。
他の投与経路に好適な例は、吸入用医薬形態(とりわけ、粉末吸入器、噴霧器)、点鼻薬、点鼻液、噴霧剤;舌、舌下若しくは口腔投与用の錠剤/フィルム/ウェハ/カプセル;坐剤;点眼液、眼軟膏剤、洗眼器、眼球インサート、点耳剤、耳噴霧剤、耳粉剤、耳リンス剤、耳タンポン;膣カプセル、水系懸濁液(ローション、振盪混合物)、親油性懸濁液、乳濁液、軟膏、クリーム、経皮治療系(例えば、貼付剤)、ミルク剤、ペースト、泡剤、散布用粉剤、インプラント又はステントである。
本発明による化合物は、指定の投与形態に組み込むことができる。それは、薬学的に好適な賦形剤と混和することにより、自体公知の方法で行うことができる。薬学的に好適な賦形剤には、特に、下記のものなどがある。
充填剤及び担体(例えば、セルロース、微結晶セルロース(例えば、Avicel(登録商標))、乳糖、マンニトール、デンプン、リン酸カルシウム(例えば、Di−Cafos(登録商標)))、
軟膏基剤(例えば、ワセリン、パラフィン類、トリグリセリド類、ロウ類、羊毛脂、羊毛脂アルコール類、ラノリン、親水性軟膏、ポリエチレングリコール類)、
坐剤用基剤(例えば、ポリエチレングリコール類、カカオバター、固い脂肪)、
溶媒(例えば、水、エタノール、イソプロパノール、グリセリン、プロピレングリコール、中鎖長トリグリセリド脂肪油、液体ポリエチレングリコール類、パラフィン類)、
界面活性剤、乳化剤、分散剤又は湿展剤(例えば、ドデシル硫酸ナトリウム)、レシチン、リン脂質、脂肪アルコール類(例えば、Lanette(登録商標))、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、Span(登録商標))、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、Tween(登録商標))、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリド類(例えば、Cremophor(登録商標))、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポロキサマー類(例えば、Pluronic(登録商標))、
緩衝剤、酸及び塩基(例えばリン酸塩、炭酸塩、クエン酸、酢酸、塩酸、水酸化ナトリウム溶液、炭酸アンモニウム、トロメタモール、トリエタノールアミン)、
等張剤(例えばグルコース、塩化ナトリウム)、
吸着剤(例えば高分散シリカ類)、
増粘剤、ゲル形成剤、粘稠剤及び/又は結合剤(例えばポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース−ナトリウム、デンプン、カルボマー類、ポリアクリル酸類(例えば、Carbopol(登録商標));アルギン酸塩、ゼラチン)、
崩壊剤(例えば加工デンプン、カルボキシメチルセルロース−ナトリウム、ナトリウムデンプングリコレート(例えば、Explotab(登録商標))、架橋ポリビニルピロリドン、クロスカルメロース−ナトリウム(例えば、AcDiSol(登録商標)))、
流動調整剤、潤滑剤、流動促進剤及び離型剤(例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、高分散シリカ類(例えば、Aerosil(登録商標)))、
コーティング材料(例えば、砂糖、シェラク)及び急速若しくは調節された形態で溶解するフィルム若しくは拡散膜用のフィルム形成剤(例えばポリビニルピロリドン類(例えば、Kollidon(登録商標))、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、酢酸セルロース、酢酸フタル酸セルロース、ポリアクリレート類、ポリメタクリレート類、例えば、Eudragit(登録商標)))、
カプセル材料(例えばゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、
合成ポリマー類(例えばポリラクチド類、ポリグリコリド類、ポリアクリレート類、ポリメタクリレート類(例えば、Eudragit(登録商標))、ポリビニルピロリドン類(例えば、Kollidon(登録商標))、ポリビニルアルコール類、ポリ酢酸ビニル類、ポリエチレンオキサイド類、ポリエチレングリコール類及びそれらのコポリマー及びブロックコポリマー)、
可塑剤(例えばポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、グリセリン、トリアセチン、クエン酸トリアセチル、フタル酸ジブチル)、
浸透促進剤、
安定剤(例えば、酸化防止剤、例えばアスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸ナトリウム、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル)、
保存剤(例えばパラベン類、ソルビン酸、チオマーサル、塩化ベンザルコニウム、酢酸クロルヘキシジン、安息香酸ナトリウム)、
着色剤(例えば、無機顔料、例えば、酸化鉄類、二酸化チタン)、
香味剤、甘味剤、香り及び/又は臭気マスキング剤。
本発明はさらに、従来では1以上の薬学的に好適な賦形剤とともに少なくとも一つの本発明による化合物を含む医薬組成物、及びそれらの本発明による使用に関するものでもある。
別の態様によれば、本発明は、特に、高リン酸塩血症関連の疾患及び/又は状態、慢性腎臓疾患(CKD)、軟組織石灰化、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症,副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態の治療及び/又は予防のための、少なくとも一つの本発明の一般式(I)の化合物及び少なくとも1以上のさらなる有効成分を含む、医薬組み合わせ、特には医薬を包含する。
本発明の実施形態は、少なくとも一つの本発明による式(I)の化合物を、好ましくは少なくとも一つの不活性の無毒性で、薬学的に好適な補助剤とともに含む医薬組成物、及び上記目的のためのこれら医薬組成物の使用である。
特に、本発明は、特に、高リン酸塩血症、慢性腎臓疾患(CKD)、軟組織石灰化、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症,副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態の治療及び/又は予防のための、
1以上の第1の有効成分、特には上記で定義の一般式(I)の化合物、及び
1以上のさらなる有効成分を含む医薬組み合わせを包含する。
本発明における「組み合わせ」という用語は、当業者に知られているように使用され、その組み合わせは、固定された組み合わせ、固定されていない組み合わせ又はキット・オブ・パーツであることができる。
本発明における「固定された組み合わせ」は当業者に知られているように使用され、例えば第1の有効成分、例えば1以上の本発明の一般式(I)の化合物及びさらなる有効成分が一つの単位用量中に又は単一の物に一緒に存在する組み合わせと定義される。「固定された組み合わせ」の1例は、第1の有効成分及びさらなる有効成分が同時投与のために混合されて、例えば一つの製剤で存在する医薬組成物である。「固定された組み合わせ」の別の例は、第1の有効成分及びさらなる有効成分が混合されずに1単位で存在する医薬組み合わせである。
本発明における「固定されていない組み合わせ剤」又は「キット・オブ・パーツ」は当業者に知られているように使用され、第1の有効成分及びさらなる有効成分が複数のユニットで存在する組み合わせと定義される。固定されていない組み合わせ又はキット・オブ・パーツの一つの例は、第1の有効成分及びさらなる有効成分が別々に存在する組み合わせである。固定されていない組み合わせ又はキット・オブ・パーツの構成成分を、別個に、順次に、同時に、一挙に又は経時的に交互に投与することができる。
本発明の化合物は、単一医薬剤として、又は1以上の他の薬学的有効成分と組み合わせて投与することができ、その組み合わせによって許容できない有害効果を全く生じない。本発明はまた、そのような医薬組み合わせを包含する。例えば、本発明の化合物は、高リン酸塩血症、高血漿FGF23レベル、慢性腎臓疾患(CKD)、軟組織石灰化、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症,副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態の治療及び/又は予防に使用される薬剤などの同じ適応症治療群の公知の薬剤と組み合わせることができる。
本発明の化合物は、単独で、又は必要な場合、他の有効成分と組み合わせて用いることができる。本発明はさらに、特には上記の障害の治療及び/又は予防のための、少なくとも一つの本発明の化合物及び1以上のさらなる有効成分を含む医薬を提供する。好適な有効成分組み合わせの好ましい例には、下記のものなどがある。
有機硝酸塩及びNO供与体、例えば、ニトロプルシドナトリウム、ニトログリセリン、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、モルシドミン又はSIN−1、並びに吸入NO;
環状グアノシン一リン酸(cGMP)、例えばホスホジエステラーゼ(PDE)1、2及び/又は5の阻害剤、特にはPDE5阻害剤、例えばシルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィル、ウデナフィル、ダサンタフィル、アバナフィル、ミロフェナフィル、ロデナフィル又はPF−00489791;
抗血栓剤、例えば及び好ましくは、血小板凝集阻害剤、抗凝血剤及び線維素溶解促進物質の群からのもの;
降圧性有効成分、例えば及び好ましくは、カルシウム拮抗薬、アンギオテンシンAII拮抗薬、ACE阻害剤、NEP阻害剤、バソペプチダーゼ阻害剤、エンドセリン拮抗薬、レニン阻害剤、α受容体遮断薬、β受容体遮断薬、鉱質コルチコイド受容体拮抗薬、rhoキナーゼ阻害剤さらには利尿薬の群からのもの;
抗不整脈薬、例えば及び好ましくは、ナトリウムチャンネル遮断薬、β−受容体遮断薬、カリウムチャンネル遮断薬、カルシウム拮抗薬、If−チャンネル遮断薬、ジギタリス、副交感神経遮断薬(迷走神経抑制薬)、交感神経模倣薬及びアデノシンとしての他の抗不整脈薬、アデノシン受容体作動薬並びにベルナカラントの群からのもの;
陽性変力剤、例えば、強心配糖体(ドゴキシン)、β−アドレナリン作動薬及びドーパミン作動薬、例えばイソプレナリン、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン又はドブタミン;
バソプレッシン受容体拮抗薬、例えば及び好ましくは、コニバプタン、トルバプタン、リキシバプタン(lixivaptan)、モザバプタン、サタバプタン、SR−121463、RWJ676070又はBAY86−8050、並びにWO2010/105770、WO2011/104322及びWO2016/071212に記載の化合物の群からのもの;
脂質代謝を変える有効成分、例えば及び好ましくは、甲状腺受容体作動薬、コレステロール合成阻害薬、例えば及び好ましくは、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤又はスクアレン合成阻害剤、ACAT阻害剤、CETP阻害剤、MTP阻害剤、PPAR−α、PPAR−γ及び/又はPPAR−δ作動薬、コレステロール吸収阻害剤、リパーゼ阻害剤、ポリマー性胆汁酸吸着剤、胆汁酸再吸収阻害剤及びリポタンパク質(a)拮抗薬の群からのもの;
気管支拡張剤、例えば及び好ましくは、β−アドレナリン受容体作動薬、例えば及び好ましくは、アルブテロール、イソプロテレノール、メタプロテレノール、テルブタリン、フォルモテロール又はサルメテロールの群からのもの、又は抗コリン薬、例えば及び好ましくは、イプラトロピウムの群からのもの;
抗炎症剤、例えば及び好ましくは、糖質コルチコイドの群からのもの、例えば及び好ましくは、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、トリアムシノロン、デキサメタゾン、ベクロメタゾン、ベタメタゾン、フルニソリド、ブデソニド又はフルチカゾン並びに非ステロイド系抗炎症剤(NSAID類)、例えば及び好ましくは、アセチルサリチル酸(アスピリン)、イブプロフェン及びナプロキセン、5−アミノサリチル酸誘導体、ロイコトリエン拮抗薬、TNF−α阻害薬及びケモカイン受容体拮抗薬、例えばCCR1、2及び/又は5阻害薬;
シグナル伝達カスケードを阻害する薬剤、例えば及び好ましくは、キナーゼ阻害薬の群からの、例えば及び好ましくは、チロシンキナーゼ阻害薬及び/又はセリン/トレオニンキナーゼ阻害薬の群からのもの;
細胞外基質の分解及び変化を阻害する薬剤、例えば及び好ましくは、マトリクスメタロプロテアーゼ(MMP類)の阻害薬、例えば及び好ましくは、キマーゼ(chymasee)、ストロメライシン、コラゲナーゼ類、ゼラチナーゼ類及びアグリカナーゼ類(好ましくは、MMP−1、MMP−3、MMP−8、MMP−9、MMP−10、MMP−11及びMMP−13の群からのもの)の阻害薬並びにメタロエラスターゼ(MMP−12)及び好中球エラスターゼ(HNE)の阻害薬、例えばシベレスタット又はDX−890の群からのもの;
セロトニンのそれの受容体への結合を遮断する薬剤、例えば及び好ましくは、5−HT2b受容体の拮抗薬;
有機硝酸塩及びNO供与体、例えば及び好ましくは、ニトロプルシド・ナトリウム、ニトログリセリン、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、モルシドミン又はSIN−1、並びに吸入NO;
NO非依存性であるがヘム依存性の可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤、例えば特別にはWO00/06568、WO00/06569、WO02/42301及びWO03/095451に記載の化合物;
有機硝酸塩及びNO供与体、例えば及び好ましくは、ニトロプルシド・ナトリウム、ニトログリセリン、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、モルシドミン又はSIN−1、並びに吸入NO;
NO非依存性であるがヘム依存性の可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤、例えば及び好ましくは、WO00/06568、WO00/06569、WO02/42301、WO03/095451、WO2011/147809、WO2012/004258、WO2012/028647及びWO2012/059549に記載の化合物;
NO依存性及びヘム依存性の可溶性グアニル酸シクラーゼ活性化剤、例えば及び好ましくは、WO01/19355、WO01/19776、WO01/19778、WO01/19780、WO02/070462及びWO02/070510に記載の化合物;
cGMPの合成を刺激する薬剤、例えばsGCモジュレータ、例えば及び好ましくは、リオシグアト、シナシグアト、ベリシグアト又はBAY1101042;
プロスタサイクリン類縁体、例えば及び好ましくは、イロプロスト、ベラプロスト、トレプロスチニル又はエポプロステロール;
可溶性エポキシド加水分解酵素(sEH)を阻害する薬剤、例えば及び好ましくは、N,N′−ジシクロヘキシル尿素、12−(3−アダマンタン−1−イル−ウレイド)ドデカン酸又は1−アダマンタン−1−イル−3−{5−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]ペンチル}尿素;
グルコース代謝と相互作用する薬剤、例えば及び好ましくは、インシュリン、ビグアニド、ジアゾリジンジオン、スルホニル尿素、アカルボース、DPP4阻害薬、GLP−1類縁体又はSGLT−1阻害薬;
ナトリウム利尿ペプチド類、例えば及び好ましくは、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、ナトリウム利尿ペプチドB型(BNP、ネシリチド)、ナトリウム利尿ペプチドC型(CNP)又はウロジラチン;
心臓ミオシンの活性化剤、例えば及び好ましくは、オメカムティブ メカルビル(CK−1827452);
カルシウム増感剤、例えば及び好ましくは、レボシメンダン;
心臓のエネルギー代謝に影響を与える薬剤、例えば及び好ましくは、エトモキシル、ジクロロ酢酸塩、ラノラジン又はトリメタジジン、完全若しくは部分アデノシンA1受容体作動薬、例えばGS−9667(以前は、CVT−3619と称されていた)、カパデノソン、ネラデノソン(neladenoson)及びBAY1067197;
心拍数に影響する薬剤、例えば及び好ましくは、イバブラジン;
抗血栓剤は、好ましくは、血小板凝集阻害薬、抗凝血薬又は線維素溶解促進性物質の群からの化合物を意味するものと理解される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、血小板凝集阻害剤、例えば及び好ましくは、アスピリン、クロピドグレル、プラスグレル、チカグレロル、チクロピジン又はジピリダモールと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、トロンビン阻害剤、例えば及び好ましくは、キシメラガトラン、ダビガトラン、メラガトラン、ビバリルジン又はクレキサンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、GPIIb/IIIa拮抗薬、例えば及び好ましくは、チロフィバン又はアブシキシマブと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、Xa因子阻害剤、例えば及び好ましくは、リバロキサバン(BAY59−7939)、DU−176b、アピキサバン、ベトリキサバン、オタミキサバン、フィデキサバン、ラザキサバン、レタキサバン、エリバキサバン、フォンダパリナックス、イドラパリナックス、PMD−3112、ダレキサバン(YM−150)、KFA−1982、EMD−503982、MCM−17、MLN−1021、DX9065a、DPC906、JTV803、SSR−126512又はSSR−128428と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、ヘパリン又は低分子量(LMW)ヘパリン誘導体と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、ビタミンK拮抗薬、例えば及び好ましくはクマリンと組み合わせて投与される。
降圧剤は好ましくは、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシンAII拮抗薬、ACE阻害剤、エンドセリン拮抗薬、レニン阻害剤、α−受容体遮断薬、β−受容体遮断薬、鉱質コルチコイド受容体拮抗薬、rhoキナーゼ阻害薬、及び利尿剤の群からの化合物を意味するものと理解される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、カルシウム拮抗薬、例えば及び好ましくは、ニフェジピン、アムロジピン、ベラパミル又はジルチアゼムと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、α−1−受容体遮断薬、例えば及び好ましくは、プラゾシンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、β−受容体遮断薬、例えば及び好ましくは、プロプラノロール、アテノロール、チモロール、ピンドロール、アルプレノロール、オクスプレノロール、ペンブトロール、ブプラノロール、メチプラノロール、ナドロール、メピンドロール、カラザロール、ソタロール、メトプロロール、ベタキソロール、セリプロロール、ビソプロロール、カルテオロール、エスモロール、ラベタロール、カルベジロール、アダプロロール、ランジオロール、ネビボロール、エパノロール又はブシンドロールと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、アンギオテンシンAII拮抗薬、例えば及び好ましくは、ロサルタン、カンデサルタン、バルサルタン、テルミサルタン、又はエンブサルタン又は二重アンギオテンシンAII拮抗薬/ネプリライシン阻害薬、例えば及び好ましくは、LCZ696(バルサルタン/サクビトリル)と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、ACE阻害剤、例えば及び好ましくは、エナラプリル、カプトプリル、リシノプリル、ラミプリル、デラプリル、ホシノプリル、キノプリル(quinopril)、ペリンドプリル又はトランドプリル(trandopril)と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、エンドセリン拮抗薬、例えば及び好ましくは、ボセンタン、ダルセンタン、アンブリセンタン又はシタクスセンタンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、レニン阻害剤、例えば及び好ましくは、アリスキレン、SPP−600又はSPP−800と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、鉱質コルチコイド受容体拮抗薬、例えば及び好ましくは、スピロノラクトン又はエプレレノンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、ループ利尿薬、例えばフロセミド、トラセミド、ブメタニド及びピレタニドと、カリウム保持性利尿薬、例えばアミロライド及びトリアムテレンと、アルドステロン拮抗薬、例えばスピロノラクトン、カンレノ酸カリウム及びエプレレノン、さらにはチアジド系利尿薬、例えばヒドロクロロチアジド、クロルタリドン、キシパミド及びインダパミドと組み合わせて投与される。
脂質代謝改変剤は好ましくは、CETP阻害剤、甲状腺受容体作動薬、コレステロール合成阻害剤、例えばHMG−CoAレダクターゼ阻害剤又はスクアレン合成阻害剤、ACAT阻害剤、MTP阻害剤、PPAR−α、PPAR−γ及び/又はPPAR−δ作動薬、コレステロール吸収阻害剤、ポリマー性胆汁酸吸着剤、胆汁酸再吸収阻害剤、リパーゼ阻害剤及びリポタンパク質(a)拮抗薬の群からの化合物を意味するものと理解される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、CETP阻害剤、例えば及び好ましくは、ダルセトラピブ、アナセトラピブ、トルセトラピブ(CP−529414)、JJT−705又はCETPワクチン(Avant)と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、甲状腺受容体作動薬、例えば及び好ましくは、D−チロキシン、3,5,3′−トリヨードサイロニン(T3)、CGS23425又はアキシチロム(CGS26214)と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、スタチン類からのHMG−CoAレダクターゼ阻害剤、例えば及び好ましくは、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、ロスバスタチン又はピタバスタチンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、スクアレン合成阻害剤、例えば及び好ましくは、BMS−188494又はTAK−475と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、ACAT阻害剤、例えば及び好ましくは、アバシミブ、メリナミド、パクチミベ、エフルシミベ又はSMP−797と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、MTP阻害剤、例えば及び好ましくは、インプリタピド、BMS−201038、R−103757又はJTT−130と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、PPAR−γ作動薬、例えば及び好ましくは、ピオグリタゾン又はロシグリタゾンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、PPAR−δ作動薬、例えば及び好ましくは、GW501516又はBAY68−5042と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、コレステロール吸収阻害剤、例えば及び好ましくは、エゼチミブ、チクエシド又はパマクエシドと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、リパーゼ阻害剤と組み合わせて投与され、好ましい例はオーリスタットである。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、ポリマー性胆汁酸吸着剤、例えば及び好ましくは、コレスチラミン、コレスチポール、コレソルバム(colesolvam)、コレスタゲル(CholestaGel)又はコレスチミドと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、胆汁酸再吸収阻害剤、例えば及び好ましくは、ASBT(=IBAT)阻害剤、例えばAZD−7806、S−8921、AK−105、BARI−1741、SC−435又はSC−635と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、リポタンパク質(a)拮抗薬、例えば及び好ましくは、ゲンカベン(gemcabene)カルシウム(CI−1027)又はニコチン酸と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、リポタンパク質(a)拮抗薬、例えば及び好ましくは、ゲンカベン(gemcabene)カルシウム(CI−1027)又はニコチン酸と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、sGCモジュレータ、例えば及び好ましくは、リオシグアト、シナシグアト又はベリシグアトと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、グルコース代謝に影響する薬剤、例えば及び好ましくは、インシュリン、スルホニル尿素、アカルボース、DPP4阻害薬、GLP−1類縁体又はSGLT−1阻害薬と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、TGFβ拮抗薬、例えば及び好ましくは、ピルフェニドン又はフレソリムマブと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、CCR2拮抗薬、例えば及び好ましくは、CCX−140と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、TNFα拮抗薬、例えば及び好ましくは、アダリムマブと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、ガレクチン−3阻害薬、例えば及び好ましくは、GCS−100と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、Nrf−2阻害薬、例えば及び好ましくは、バルドキソロンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、BMP−7作動薬、例えば及び好ましくは、THR−184と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、NOX1/4阻害薬、例えば及び好ましくは、GKT−137831と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、ビタミンD代謝に影響する医薬、例えば及び好ましくは、カルシトリオール、アルファカルシドール、デキセルカルシフェロール、マキサカルシトール、パリカルシトール、コレカルシフェロール又はパラカルシトール(paracalcitol)と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、細胞増殖抑制剤、例えば及び好ましくは、シクロホスファミドと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、免疫抑制剤、例えば及び好ましくは、シクロスポリンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、リン酸吸着薬、例えば及び好ましくは、コレスチラン、セベラマー塩酸塩及び炭酸セベラマー、ランタン及び炭酸ランタンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、腎近位尿細管リン酸ナトリウム共輸送体、例えば及び好ましくは、ナイアシン又はニコチンアミドと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、副甲状腺機能亢進症の療法のためのカルシウム受容体刺激薬と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、鉄欠乏療法のための薬剤、例えば及び好ましくは、鉄製品と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、高尿酸血症の療法のための薬剤、例えば及び好ましくは、アロプリノール又はラスブリカーゼと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、貧血療法のための糖タンパク質ホルモン、例えば及び好ましくは、エリスロポエチンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、免疫療法のための生物製剤、例えば及び好ましくは、アバタセプト、リツキシマブ、エクリズマブ又はベリムマブと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、心不全の治療のためのバソプレッシン拮抗薬(バプタン類の群)、例えば及び好ましくは、トルバプタン、コニバプタン、リキシバプタン、モザバプタン、サタバプタン又はレルコバプタンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、Jak阻害薬、例えば及び好ましくは、ルキソリチニブ、トファチチニブ、バリシチニブ、CYT387、GSK2586184、レスタウルチニブ、パクリチニブ(SB1518)又はTG101348と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、微小血栓の療法のためのプロスタサイクリン類縁体と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、アルカリ療法、例えば及び好ましくは、重炭酸ナトリウムと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、mTOR阻害薬、例えば及び好ましくは、エベロリムス又はラパマイシンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、NHE3阻害薬、例えば及び好ましくは、AZD1722又はテナパノル(tenapanor)と組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、eNOSモジュレータ、例えば及び好ましくは、サプロプテリンと組み合わせて投与される。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、CTGF阻害薬、例えば及び好ましくは、FG−3019と組み合わせて投与される。
本発明の特定の好ましい実施形態において、本発明の化合物は、降圧活性化合物、抗炎症剤/免疫抑制剤、リン酸吸着薬、リン酸ナトリウム共輸送体、NHE3阻害薬、抗不整脈薬、脂質代謝を変える薬剤及び/又はビタミンD代謝を調節する活性化合物の群から選択される1以上のさらなる薬剤と組み合わせて投与される。
高リン酸塩血症、慢性腎臓疾患(CKD)、慢性腎臓疾患関連の石灰化、非慢性腎臓疾患関連の石灰化、中膜(media)石灰化、例えばメンケベルク中膜硬化症、アテローム性動脈硬化症、内膜石灰化、CKD関連心肥大、CKD関連腎ジストロフィー、骨粗鬆症、閉経後骨粗鬆症、II型糖尿病、慢性腎疾患、加齢、低リン酸塩尿症,副甲状腺機能亢進症、ビタミンD障害、ビタミンK欠乏症、ビタミンK拮抗薬凝固剤、川崎病、ACDC(CD73の欠乏による動脈石灰化)、GACI(幼児期の全身性動脈石灰化)、IBGC(特発性基底核石灰化)、PXE(弾性線維性仮性黄色腫)、関節リウマチ、シングルトンメッテン症候群、P−サラセミア,カルシフィラキシス、異所性骨化、早期胎盤石灰化、子宮の石灰化、石灰化子宮筋腫、ファール病、微小石灰化及び大動脈弁の石灰化関連の疾患及び/又は状態の治療に有用な化合物を評価するのに知られている標準的な臨床技術に基づいて、標準的な毒性試験により、及び哺乳動物での上記で確認した状態の治療を決定するための標準的な薬理アッセイにより、そして、その結果を、これらの状態を治療するのに用いられる公知の有効成分又は医薬の結果と比較することにより、各所望の適応症の治療に関して、本発明の化合物の有効用量を容易に決定することができる。これらの状態のうちの一つの治療で投与される有効成分の量は、使用される特定の化合物および用量単位、投与形態、治療期間、治療を受ける患者の年齢及び性別、並びに治療される状態の性質及び程度などの考慮事項に応じて大きく変動し得る。
投与される有効成分の総量は、通常、約0.001mg/kg〜約200mg/kg/日、好ましくは約0.01mg/kg〜約50mg/kg/日、より好ましくは約0.01mg/kg〜約20mg/kg/日の範囲である。臨床的に有用な投与スケジュールは、1日3回投与から4週間に1回投与の範囲である。さらに、一定期間にわたり患者に薬剤投与を行わない「休薬日」が、薬理効果と耐容性の間の全体的なバランスにとって有益である可能性がある。単位用量が有効成分約0.5mg〜約1500mgを含むことができ、1日1回以上又は1日1回未満で投与することができる。注射、例えば静脈、筋肉、皮下及び非経口注射、及び注入技術使用による投与の平均1日用量は、好ましくは0.01〜200mg/kg総体重である。平均1日直腸投与計画は、好ましくは0.01〜200mg/kg総体重である。平均1日膣投与計画は、好ましくは0.01〜200mg/kg総体重である。平均1日局所投与計画は、好ましくは0.1〜200mgであり、1日1〜4回投与される。経皮濃度は、好ましくは、0.01〜200mg/kgの1日用量を維持するのに必要なものである。平均1日吸入投与計画は、好ましくは0.01〜100mg/kg総体重である。平均1日経口投与計画は、好ましくは0.01〜30mg/kg総体重である。
当然のことながら、各患者における具体的な初期及び継続的投与計画は、担当の診断医が決定した状態の性質及び重度、使用される具体的な化合物の活性、患者の年齢及び全体的な状態、投与時刻、投与経路、薬剤の排泄速度、併用薬剤などに応じて変わるものである。本発明の化合物又はそれの薬学的に許容される塩若しくはエステル又は組成物の所望の治療形態及び用量数は、従来の治療試験を用いて当業者が確認することができる。
そうではあっても、それは、指定量から逸脱させる必要がある場合があり、即ち、体重、投与経路、活性物質に対する個体の応答、製剤の種類、及び投与を行う時間点若しくは時間間隔に応じてそうする必要があり得る。従って、場合により、上記最小量より少ない量を用いることで十分である可能性があるが、一方、他の場合では、指定の上限を超えなければならない。比較的多量を投与する際は、それらを1日を通じていくつかの個々の用量に分けることが望ましい場合がある。
さらなる実施形態によれば、本発明による式(I)の化合物は、1日1回又は2回又は3回経口投与される。さらなる実施形態によれば、本発明による式(I)の化合物は、1日1回又は2回経口投与される。さらなる実施形態によれば、本発明による式(I)の化合物は、1日1回経口投与される。経口投与の場合、急速放出製剤又は放出調節製剤を用いることができる。
実験の部
下記の表1は、テキスト本文内で説明されていない限りにおいて、本段落及び実施例セクションで使用される略称を列記している。他の略称は、当業者にとって自体慣用であるそれらの意味を有する。
本明細書で特定されていない他の略称は、当業者にとって自体慣用であるそれらの意味を有する。
本願に記載されている本発明の各種態様を、下記の実施例によって説明するが、これら実施例は、いかなる形であっても本発明を限定するものではない。
本明細書に記載の実施例を試験する実験は、本発明を説明するためのものであり、本発明は、提供される実施例に限定されるものではない。
実験の部−一般的部分
実験の部に合成が記載されていない試薬は全て、市販されているか、公知の化合物であるか、当業者によって公知の方法から生成することができる。
本発明の方法によって製造される化合物及び中間体は、精製を必要とする可能性がある。有機化合物の精製は、当業者には公知であり、同じ化合物を精製する方法はいくつかあり得る。場合により、精製が必要ないことがあり得る。場合により、化合物は、結晶化によって精製することができる。場合により、好適な溶媒を用いて、不純物を攪拌除去することが可能である。場合により、化合物は、クロマトグラフィー、特にはBiotage自動精製器システム(SP4(登録商標)又はIsolera Four(登録商標))及びヘキサン/酢酸エチル若しくはDCM/メタノールの勾配などの溶離液と組み合わせて、例えばプレパックシリカゲルカートリッジ、例えばBiotage SNAPカートリッジKP−Sil(登録商標)又はKP−NH(登録商標)を用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製することができる。場合により、化合物は、例えば、好適なプレパック逆相カラム及び水及びアセトニトリルの勾配(トリフルオロ酢酸、ギ酸若しくはアンモニア水などの添加物を含んでいても良い)などの溶離液と組み合わせて、ダイオードアレイ検出器及び/又はオンラインエレクトロスプレーイオン化質量分析装置を搭載したWaters自動精製器を用いる分取HPLCによって精製することができる。
場合により、上記の精製方法は、塩の形態での、十分に塩基性若しくは酸性の官能基を有する本発明の化合物を提供することができ、例えば、十分に塩基性である本発明の化合物の場合は、トリフルオロ酢酸塩又はギ酸塩であり、又は、例えば、十分に酸性である本発明の化合物の場合、アンモニウム塩である。この種類の塩は、その後の生物アッセイにおいて、当業者に公知の各種方法により、それぞれ遊離塩基型若しくは遊離酸型に変換することができるか、塩として用いることができる。理解しておくべき点として、単離され、本明細書に記載されている本発明の化合物の特定の形態(例えば、塩、遊離塩基など)は、当該化合物が、具体的な生理活性を定量することを目的として生物アッセイに用いられ得る唯一の形態とは限らない。
NMRピーク形状は、スペクトラムにおいてそれらが認められるように記述され、可能性としてある高次の効果については考慮していない。
選択化合物の1H−NMRデータは、1H−NMRピークリストの形で列記している。各シグナルピークについては、ppm単位でのδ値を提供してあり、次に小括弧内にシグナル強度を報告している。異なるピークからのδ値シグナル強度の対は、コンマによって互いに分けてある。従って、ピークリストは次のような一般的形態:δ1(強度1)、δ2(強度2)、...、δi(強度i)、...、δn(強度n)によって記述される。
鋭いシグナルの強度は、印刷されたNMRスペクトラムにおけるシグナルの高さ(cm単位)と相関している。他のシグナルと比較する場合に、このデータを真のシグナル強度比に相関させることができる。広いシグナルの場合、複数のピーク、又はシグナルの中心とスペクトラムで示される最も強いシグナルと比較したそれらの相対強度を示してある。1H−NMRピークリストは、従来の1H−NMR印刷と同様であることから、通常は従来のNMR解釈でリストアップされる全てのピークを含む。さらに、従来の1H−NMR印刷と同様に、ピークリストは、溶媒シグナル、標的化合物の立体異性体(それも、本発明の主題である。)由来のシグナル及び/又は不純物のピークを示すことができる。立体異性体のピーク及び/又は不純物のピークは代表的には、標的化合物のピークと比較して低い強度で示される(例えば、純度>90%)。そのような立体異性体及び/又は不純物は、特定の製造法に代表的である場合があることから、それらのピークは、「副生成物フィンガープリント」に基づいて本発明者らの製造方法の再現性を確認する上で役立ち得るものである。必要に応じて、公知の方法(MestreC, ACDシミュレーション、又は経験的に評価される予想値の使用による)によって標的化合物のピークを計算する専門家であれば、適宜に別の強度フィルターを用いて、標的化合物のピークを単離することができる。そのような操作は、従来の1H−NMR解釈での相当するピーク選別と同様であると考えられる。ピークリストの形態でのNMRデータの報告についての詳細な説明が、刊行物「Citation of NMR Peaklist Data within Patent Applications」Research Disclosure Dtabase Number 605005, 2014, 2014年8月1日、又はhttp://www.researchdisclosure.com/searching−disclosures参照)にある。ピーク選別ルーチンでは、Research Disclosure Database Number 605005に記載のように、パラメータ「MinimumHeight」を1%から4%で調節することができる。化学構造に応じて、及び/又は測定される化合物の濃度に応じて、パラメータ「MinimumHeight」<1%に設定することが妥当であり得る。
化学名は、ACD/LabsからのACD/Nameソフトウェアを用いて作った。場合により、市販の試薬の一般に許容される名称を、ACD/Nameで作った名称に代えて用いた。
マイクロ波照射を用いる反応は、ロボットユニットを搭載していても良いBiotage Initator(登録商標)マイクロ波オーブンによって行うことができる。マイクロ波加熱を用いる報告の反応時間は、指定の反応温度に達した後の固定反応時間と理解されるものである。本発明の方法によって製造される化合物及び中間体は、精製を必要とする可能性がある。有機化合物の精製は、当業者には公知であり、同じ化合物を精製する方法はいくつかあり得る。場合により、精製が必要ないことがあり得る。場合により、化合物は、結晶化によって精製することができる。場合により、好適な溶媒を用いて、不純物を攪拌除去することが可能である。場合により、化合物は、クロマトグラフィー、特には例えば、Isolera自動精製器(Biotage)及び例えばヘキサン/EE又はジクロロメタン/メタノールの勾配などの溶離液と組み合わせて、Isolute(登録商標)フラッシュシリカゲル又はIsolute(登録商標)フラッシュNH2シリカゲルなどのSepartisからの例えばプレパックシリカゲルカートリッジを用いるフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製することができる。場合により、化合物は、例えば、好適なプレパック逆相カラム及び水及びアセトニトリル(トリフルオロ酢酸、ギ酸若しくはアンモニア水などの添加物を含んでいても良い)の勾配などの溶離液と組み合わせてダイオードアレイ検出器及び/又はオンラインエレクトロスプレーイオン化質量分析装置を搭載したWaters自動精製器を用いる分取HPLCによって精製することができる。場合により、上記の精製方法は、塩の形態での、十分に塩基性若しくは酸性の官能基を有する本発明の化合物を提供することができ、例えば、十分に塩基性である本発明の化合物の場合は、トリフルオロ酢酸塩又はギ酸塩であり、又は、例えば、十分に酸性である本発明の化合物の場合、アンモニウム塩である。この種類の塩は、その後の生物アッセイにおいて、当業者に公知の各種方法により、それぞれ遊離塩基型若しくは遊離酸型に変換することができるか、塩として用いることができる。理解しておくべき点として、本明細書に記載のように単離された本発明の化合物の特定の形態(例えば、塩、遊離塩基など)は、当該化合物が、具体的な生理活性を定量することを目的として生物アッセイに用いられ得る唯一の形態とは限らない。
下記の実施例で報告されているパーセント収率は、最も低いモル量で用いた原料成分に基づいたものである。空気及び水分に感受性の液体及び溶液は、注射器又はカニューレによって移動し、ラバーセプタムから反応容器に導入した。商用グレードの試薬及び溶媒は、それ以上精製せずに用いた。「減圧下に濃縮」という用語は、最小圧力約15mmHgのBuchiロータリーエバポレータの使用を指す。温度はいずれも、摂氏(℃)で未補正で報告される。
本発明についての理解を深めることを目的として、下記の実施例を説明する。これらの実施例は、説明のみを目的とするものであり、いかなる形であっても本発明の範囲を制限すると解釈すべきではない。本明細書で挙げた刊行物は全て、参照によって全体が本明細書に組み込まれる。
方法
分取HPLC
後述の具体的な実験の説明で提供される分取HPLCによる精製方法は、(別段の断りがない限り)下記の条件を指すものである。
方法1:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:XBridge C18 5μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%アンモニア水、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分59%溶離液A、29%溶離液B、2−10分59%から29%溶離液A、29%から59%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法2:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:XBridge C18 5μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%ギ酸水溶液、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分59%溶離液A、29%溶離液B、2−10分59%から29%溶離液A、29%から59%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法3:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:Phenomenex Kinetex C185μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%ギ酸水溶液、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分59%溶離液A、29%溶離液B、2−10分59%から29%溶離液A、29%から59%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法4:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:Phenomenex Kinetex C185μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%ギ酸水溶液、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分49%溶離液A、39%溶離液B、2−10分49%から19%溶離液A、39%から69%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法5:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:Phenomenex Kinetex C18 5μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%ギ酸水溶液、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分29%溶離液A、59%溶離液B、2−10分29%から0%溶離液A、59%から88%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法6:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:XBridge C18 5μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%アンモニア水、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分49%溶離液A、39%溶離液B、2−10分49%から39%溶離液A、39%から49%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法7:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:Phenomenex Kinetex C18 5μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%ギ酸水溶液、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分69%溶離液A、19%溶離液B、2−10分69%から39%溶離液A、19%から49%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法8:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:XBridge C18 5μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%アンモニア水、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分29%溶離液A、59%溶離液B、2−10分29%から0%溶離液A、59%から88%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法17:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:XBridge C18 5μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%アンモニア水、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分69%溶離液A、19%溶離液B、2−10分69%から19%溶離液A、19%から69%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法18:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:XBridge C18 5μm 100×30mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル、溶離液C:2%アンモニア水、溶離液D:アセトニトリル/水80/20。流量:80mL/分、室温、検出波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分79%溶離液A、9%溶離液B、2−10分79%から49%溶離液A、9%から39%溶離液B、10−12分0%溶離液A、88%溶離液B、溶離液C及びDは運転時間全体を通じてそれぞれ6%で一定。
方法19:装置:Knauer Azura、カラム:Chromatorex C18 10μm、125mm×40mm;溶離液A:水、溶離液B:アセトニトリル;流量:100mL/分;室温、波長210nm、勾配:0−3分20%溶離液B、3−21分20%溶離液Bから95%溶離液B、21−24分95%溶離液B、24−25分95%溶離液Bから20%溶離液B、25−27.5分20%溶離液B。
方法20:装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:Daicel Chiralpak IF 5μm、250mm×20mm;溶離液:エタノール;流量:15mL/分;温度70C、波長220nm;勾配:0−15分100%エタノール。
分析HPLC/LC/MS
後述の具体的な実験説明で提供されるLC−MSデータは、(別段の記述がない限り)下記の条件を指す。
方法9:装置:Waters ACQUITY SQD UPLCシステム;カラム:Waters Acquity UPLC HSS T3 1.8μ 50×1mm;溶離液A:水1リットル+99%ギ酸0.25mL、溶離液B:アセトニトリル1リットル+99%ギ酸0.25mL;勾配:0.0分90%A→1.2分5%A→2.0分5%A 温度:50℃;流量:0.40mL/分;UV−検出:208−400nm。
方法10:装置:Thermo Scientific FT−MS;装置UHPLC+:Thermo Scientific UltiMate 3000;カラム:Waters、HSST3、2.1×75mm、C18 1.8μm;溶離液A:水1リットル+0.01%ギ酸;溶離液B:アセトニトリル1リットル+0.01%ギ酸;勾配:0.0分10%B→2.5分95%B→3.5分95%B;温度:50℃;流量:0.90mL/分;UV−検出:210nm/至適積分経路210−300nm。
方法11:装置:Agilent MS Quad 6150;HPLC:Agilent 1290;カラム:Waters Acquity UPLC HSS T3 1.8μ 50×2.1mm;溶離液A:水1リットル+99%ギ酸0.25mL、溶離液B:アセトニトリル1リットル+99%ギ酸0.25mL;勾配:0.0分90%A→0.3分90%A→1.7分5%A→3.0分5%A 温度:50℃;流量:1,20mL/分;UV−検出:205−305nm。
方法12:装置MS:ThermoFisherScientific LTQ−Orbitrap−XL;HPLC型:Agilent 1200SL;カラム:Agilent、POROSHELL 120、3×150mm、SB−C18 2.7μm;溶離液A:水1リットル+0.1%TFA;溶離液B:アセトニトリル1リットル+0.1%TFA;勾配:0.0分2%B→0.3分2%B→5.0分95%B→10.0分95%B;温度:40℃;流量:0.75mL/分;UV−検出:210nm。
方法13:装置:Waters Acquity UPLCMS SingleQuad;カラム:Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、50×2.1mm;溶離液A:水+0.1体積%TFA(99%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0−1.6分1%から99%B、1.6−2.0分99%B;流量0.8mL/分;温度:60℃;DAD走査:210−400nm。
方法14:装置:Waters ACQUITY SQD UPLCシステム;カラム:Waters Acquity UPLC HSS T3 1.8μ 50×1mm;溶離液A:水1リットル+ギ酸(99%)0.25mL、溶離液B:アセトニトリル1リットル+ギ酸(99%)0.25mL;勾配:0.0分95%A→6.0分5%A→7.5分5%A温度:50℃;流量:0.35mL/分;UV−検出:210−400nm。
方法16:装置:Waters Single Quad MSシステム;装置Waters UPLC Acquity;カラム:Waters BEH C18 1.7μ 50×2.1mm;溶離液A:水1リットル+1.0mL(25%アンモニア)/L、溶離液B:アセトニトリル1リットル;勾配:0.0分92%A→0.1分92%A→1.8分5%A→3.5分5%A;オーブン:50℃;流量:0.45mL/分;UV−検出:210nm(208−400nm)。
方法21:装置:Waters Single Quad MSシステム;装置Waters UPLC Acquity;カラム:Waters BEH C18 1.7μm 50×2.1mm;溶離液A:水1リットル+1.0mL(25%アンモニア)/L、溶離液B:アセトニトリル1リットル;勾配:0.0分92%A→0.1分92%A→1.8分5%A→3.5分5%A;温度:50℃;流量:0.45mL/分;UV−検出:210nm(208−400nm)。
GC−MS
後述の具体的な実験説明で提供されるGC−MSデータは、(別段の記述がない限り)下記の条件を指す。
方法15:装置:Thermo Scientific DSQII、Thermo Scientific Trace GC Ultra;カラム:Restek RTX−35MS、15m×200μm×0.33μm;ヘリウムによる一定流量:1.20mL/分;温度:60℃;注入口:220℃;勾配:60℃、30℃/分→300℃(3.33分保持)。
合成中間体 中間体1
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン
4,6−ジクロロピリミジン(10.0g、67.1mmol)及び3,5−ジメチル−1H−ピラゾール(6.45g、67.1mmol)のDMF(42mL)中溶液を炭酸セシウム(21.9g、67.1mmol)で処理した。得られた混合物を室温で終夜攪拌した。混合物を水700mLに投入し、得られた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の化合物4.8g(収率34%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.97分;MS(ESIpos):m/z=209[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.016(0.62)、2.218(16.00)、2.654(13.00)、6.259(2.71)、7.886(2.77)、8.891(2.48)。
中間体2
2−(4−フルオロベンゾイル)ブタンニトリル
ブチロニトリル(3.8mL、43mmol)のTHF(100mL)中溶液をリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1M THF中溶液;130mL、1.0M、130mmol)で30℃で処理した。その後、エチル4−フルオロベンゾエート(19mL、130mmol)を滴下した。得られた混合物を1時間攪拌した。水を加えることで反応停止し、MTBEで1回抽出した。水相を塩酸水溶液でpH2の酸性とし、次にジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで洗浄し、溶媒を減圧下に除去して、粗所望の生成物(8.31g、収率79%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法9):Rt=0.87分;MS(ESIneg):m/z=190[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.008(7.45)、1.026(16.00)、1.045(8.04)、1.069(1.74)、1.088(3.54)、1.106(1.75)、1.164(0.61)、1.182(1.20)、1.199(0.61)、1.783(0.97)、1.801(1.56)、1.818(1.97)、1.837(2.21)、1.855(1.41)、1.920(0.42)、1.939(1.38)、1.952(1.59)、1.957(1.80)、1.971(1.79)、1.995(2.77)、2.005(0.87)、2.281(0.58)、2.300(1.71)、2.318(1.65)、2.337(0.54)、3.346(0.47)、4.028(0.54)、4.046(0.53)、5.147(2.40)、5.160(2.72)、5.167(2.73)、5.180(2.35)、7.295(0.92)、7.299(0.88)、7.317(1.89)、7.339(1.13)、7.410(3.19)、7.433(6.51)、7.455(3.58)、7.599(1.03)、7.613(1.18)、7.621(1.07)、7.634(0.92)、7.998(0.45)、8.013(0.52)、8.020(0.48)、8.034(0.46)、8.109(4.31)、8.114(2.38)、8.123(4.89)、8.131(4.74)、8.145(4.13)、10.860(0.97)。
中間体3
4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−(4−フルオロベンゾイル)ブタンニトリル(6.50g、34.0mmol)のエタノール(80mL)中溶液をヒドラジン水和物(1:1)(2.0mL、41mmol)で処理した。混合物を3時間還流させた。冷却して室温とした後、混合物を炭酸水素ナトリウム溶液(1M)に投入した。エタノールを減圧下に除去し、得られた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物5.68g(収率81%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.62分;MS(ESIpos):m/z=206[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.014(7.35)、1.032(16.00)、1.051(7.67)、2.388(2.65)、2.407(7.99)、2.425(7.79)、2.444(2.46)、3.327(5.49)、4.487(1.85)、7.238(2.73)、7.260(5.64)、7.282(3.26)、7.495(3.91)、7.509(4.88)、7.515(4.60)、7.529(3.35)、11.519(2.77)。
中間体4
エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
4,6−ジクロロピリミジン(2.00g、13.4mmol)及びエチル3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(2.26g、13.4mmol)から出発して、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジンについて記載のものと同じ方法で、所望の生成物を得て、所望の生成物3.42g(収率90%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.47)、0.008(0.43)、1.298(4.21)、1.316(9.05)、1.325(0.56)、1.334(4.30)、2.415(15.87)、2.441(0.55)、2.947(16.00)、2.991(0.53)、4.248(1.31)、4.266(4.11)、4.284(4.07)、4.301(1.29)、7.994(3.67)、7.996(3.62)、9.013(3.52)、9.015(3.52)。
中間体5
4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン
4−クロロ−6−ヒドラジニルピリミジン(1.00g、6.92mmol、例えばSynlett 2010(14), 2179−2183に記載の合成)及び1,1−ジフルオロペンタン−2,4−ジオン(941mg、6.92mmol)のエタノール(10mL)中溶液を終夜還流させた。冷却して室温とした後、エタノールを減圧下に除去した。得られた粗生成物を逆相HPLC(カラム:Daicel IC、250×20mm、流量20mL/分、95%i−ヘキサン/5%エタノール、室温、検出220nm)によって精製して、所望の生成物432mg(収率25%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.35分;MS(ESIpos):m/z=245[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.152(0.03)、0.144(0.03)、2.072(0.10)、2.170(0.09)、2.332(16.00)、2.365(0.07)、2.669(0.05)、2.709(0.04)、6.911(3.24)、7.633(1.27)、7.768(2.50)、7.903(1.23)、7.959(2.80)、8.961(2.76)。
中間体6
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4,6−ジクロロピリミジン(2.18g、14.6mmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(3.00g、14.6mmol)のDMF(33mL)中溶液を、ヨウ化ナトリウム(2.63g、17.5mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.8mL、16mmol)で処理した。得られた混合物を80℃で終夜攪拌した。DMFの量を減圧下に減らした。残留物を酢酸エチルで希釈した。有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去し、残った残留物をジエチルエーテルで磨砕して粗生成物を得て、それを、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:シクロヘキサン/酢酸エチル)によってさらに精製して、所望の生成物1.54g(収率33%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.68分;MS(ESIpos):m/z=318[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.977(6.99)、0.995(16.00)、1.014(7.42)、1.912(2.37)、7.060(0.88)、7.330(2.55)、7.352(5.11)、7.374(2.89)、7.584(3.62)、7.598(4.37)、7.605(3.97)、7.619(2.95)、8.418(6.63)、9.682(3.10)、12.802(1.02)。
中間体7
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(500mg、1.57mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)中溶液を、ヒドラジン水和物(1:1)(230μL、4.7mmol)で処理した。得られた混合物を70℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残った残留物をアセトニトリルに懸濁させた。結晶を濾過によって回収し、アセトニトリルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物509mg(収率99%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=0.97分;MS(ESIpos):m/z=314[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.008(0.43)、0.982(7.51)、1.001(16.00)、1.019(7.13)、2.075(0.53)、2.479(3.24)、4.157(0.41)、6.255(0.51)、7.093(1.10)、7.323(3.07)、7.596(3.51)、7.714(0.89)、7.954(4.54)、12.623(0.45)。
中間体8
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(1.00g、4.87mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(1.08g、7.31mmol)の酢酸(10mL)中溶液を終夜還流させた。混合物を水に投入し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物をMTBEで磨砕して、所望の生成物1.37g(収率84%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.97分;MS(ESIpos):m/z=336[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.929(7.10)、0.948(16.00)、0.967(7.59)、1.994(0.59)、2.419(2.05)、2.437(6.19)、2.456(6.07)、2.475(1.97)、3.340(3.09)、7.372(3.70)、7.394(7.88)、7.417(4.38)、7.650(4.81)、7.664(5.46)、7.672(4.90)、7.685(4.17)、7.953(4.07)、7.961(4.99)、7.967(5.39)、7.974(7.34)、7.985(1.68)、8.011(1.41)、8.021(7.32)、8.029(5.16)、8.035(4.95)、8.042(4.04)、13.386(5.95)。
中間体9
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.32g、3.94mmol)のDMF(10mL)中溶液を、炭酸カリウム(1.09g、7.88mmol)及びヨードメタン(490μL、7.9mmol)で処理した。混合物を室温で終夜攪拌した。混合物を水に投入し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、位置異性体混合物として所望の生成物977.9mgを得た。溶離液として二酸化炭素/メタノールを用いるSFCによる位置異性体の分離後に、開環フタルイミドとの混合物での所望の生成物312mgを得た(収率13%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=350[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.907(3.03)、0.925(6.88)、0.944(3.12)、1.050(3.20)、1.069(7.26)、1.088(3.29)、2.438(0.89)、2.457(2.66)、2.476(2.65)、2.564(2.73)、2.583(2.64)、2.601(0.83)、3.316(10.74)、3.723(14.19)、3.821(16.00)、7.246(1.92)、7.268(5.18)、7.291(5.16)、7.314(1.92)、7.638(2.40)、7.652(2.79)、7.660(3.40)、7.667(1.74)、7.674(2.63)、7.682(3.15)、7.695(2.35)、7.703(2.16)、7.717(2.08)、7.736(4.04)、7.739(3.93)、7.754(1.36)、7.865(2.10)、7.884(1.68)、7.975(1.95)、7.983(2.19)、7.989(2.32)、7.997(3.16)、8.007(0.55)、8.044(0.51)、8.055(3.24)、8.063(2.31)、8.069(2.20)、8.076(1.92)、10.309(3.44)。
中間体10
2−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの合成の実験手順に記載の位置異性体分離から、所望の生成物を収率24%で得た(383mg)。
LC−MS(方法10):Rt=1.98分;MS(ESIpos):m/z=350[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]:0.82(t、3H)、2.23(q、2H)、3.73(s、3H)、7.35−7.44(m、2H)、7.56−7.62(m、2H)、7.91−7.98(m、2H)、7.99−8.06(m、2H)。
中間体11
4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(380mg、1.09mmol)のエタノール(7.5mL)中溶液を、ヒドラジン水和物(1:1)(260μL、5.4mmol)で処理した。混合物を終夜還流させた。冷却して室温とした後、沈殿が生じ、それを濾去した。濾液を減圧下に濃縮し、粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物142.6mg(収率57%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.71分;MS(ESIpos):m/z=220[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.905(7.15)、0.924(16.00)、0.943(7.20)、2.165(2.18)、2.184(6.66)、2.203(6.43)、2.221(1.95)、3.580(0.87)、7.296(2.64)、7.301(1.18)、7.318(7.81)、7.324(1.99)、7.335(1.62)、7.340(5.83)、7.346(1.22)、7.354(1.05)、7.360(5.70)、7.366(2.29)、7.374(6.24)、7.382(3.70)、7.391(1.32)、7.396(2.55)、8.139(1.15)。
中間体12
4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(307mg、879μmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンの合成について記載のものと同じ方法で、所望の生成物を製造して、所望の生成物68.9mg(収率36%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.63分;MS(ESIpos):m/z=220[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.976(7.01)、0.995(16.00)、1.013(7.22)、2.398(2.16)、2.416(6.63)、2.435(6.45)、2.454(2.01)、3.326(0.79)、3.376(0.45)、4.995(1.25)、7.168(4.18)、7.190(8.66)、7.212(4.68)、7.517(0.63)、7.524(4.99)、7.530(2.17)、7.539(5.62)、7.546(5.07)、7.555(1.95)、7.560(4.38)、8.135(0.94)。
中間体13
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4,6−ジクロロピリミジン(1.00g、6.71mmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(1.47g、6.71mmol)のDMF(10mL)中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.3mL、7.4mmol)及びヨウ化ナトリウム(1.21g、8.05mmol)で処理した。得られた混合物を80℃で終夜攪拌した。DMFを減圧下に除去した。残留物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物をジエチルエーテル及びMTBEで磨砕した後、所望の純粋な生成物を得た。濾液の分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、追加の生成物を得た。所望の生成物合計922mg(収率41%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.88分;MS(ESIpos):m/z=332[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.855(3.17)、0.874(7.29)、0.892(3.31)、2.281(0.84)、2.300(2.49)、2.319(2.43)、2.337(0.80)、2.734(13.43)、2.894(16.00)、3.320(10.85)、7.108(1.02)、7.354(1.69)、7.376(3.82)、7.398(2.27)、7.490(2.35)、7.496(1.05)、7.504(2.67)、7.511(2.00)、7.521(0.89)、7.525(1.67)、7.956(2.14)、8.416(2.81)、9.700(1.21)。
中間体14
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(645mg、1.94mmol)の1,4−ジオキサン(13mL)中溶液をヒドラジン水和物(1:1)(280μL、5.8mmol)で処理した。得られた混合物を70℃で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をアセトニトリルで磨砕して、所望の生成物574mg(収率90%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.07分;MS(ESIpos):m/z=328[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.87(t、3H)、2.29(q、2H)、3.62(s、3H)、6.27(s、1H)、6.90(brs、2H)、7.28−7.42(m、2H)、7.46−7.55(m、2H)、7.69(brs、1H)、7.88−7.97(m、1H)、8.38(s、1H)。
中間体15
2−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−3−オキソプロパンニトリル
リチウムジイソプロピルアミド(34mL、2.0M、THF中68mmol)を冷却して−78℃とする。次に、THF 50mL中のシクロプロピルアセトニトリル(5.7mL、62mmol)を、この温度でゆっくり加えた。反応混合物をこの温度で10分間攪拌し、次に、4−フルオロベンゾイルクロライド(4.0mL、34mmol)のTHF(50mL)中溶液を滴下した。反応混合物を室温に到達させ、10分間攪拌した。2M塩酸溶液を注意深く加えた。次に、酢酸エチルを加えた。水層を酢酸エチルで3回抽出した。有機相を集め、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シクロヘキサン(cyclohecane)/酢酸エチル(ethyl aceate)を用いるシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物4.36g(純度75%、収率47%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.17分;MS(ESIneg):m/z=202[M−H]−。
中間体16
4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−3−オキソプロパンニトリル(4.36g、18.4mmol)を原料として4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミンの合成で記載のものと同じ方法で、記載の実施例を製造して、所望の生成物4.49g(純度78%、収率88%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=0.90分;MS(ESIpos):m/z=218[M+H]+。
中間体17
2−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(4.1g、14.7mmol)から出発して、2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの合成で記載のものと同じ方法で、記載の実施例を製造して、所望の生成物7.44g(純度68%、収率99%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.28分;MS(ESIpos):m/z=348[M+H]+。
中間体18
2−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(7.44g、純度68%、14.6mmol)のDMF(35mL)中溶液を、炭酸カリウム(4.03g、29.1mmol)及びヨードメタン(1.8mL、29mmol)で処理した。混合物を室温で20分間攪拌した。酢酸エチル及び水を加えた。水層を酢酸エチルで2回抽出した。有機相を集め、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮した。ジエチルエーテルを褐色油状固体に加え、白色沈殿を濾過して、記載の位置異性体を得た。濾液を濃縮し、シクロヘキサン/酢酸エチルを用いるシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、両方の位置異性体を得た。生成物を、収率31%で得た(1.63g)。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIpos):m/z=362[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.007(3.24)、0.011(3.22)、0.020(3.27)、0.024(2.82)、0.034(0.95)、0.448(0.90)、0.458(2.50)、0.462(2.48)、0.468(1.33)、0.479(2.62)、0.483(2.44)、0.494(0.82)、1.474(0.76)、1.481(0.80)、1.486(0.54)、1.494(1.39)、1.502(0.53)、1.507(0.76)、1.515(0.69)、3.739(0.90)、3.753(16.00)、7.374(1.91)、7.396(4.06)、7.418(2.30)、7.622(2.40)、7.636(2.73)、7.643(2.44)、7.657(1.99)、7.960(2.30)、7.968(2.69)、7.974(2.88)、7.982(3.93)、7.992(0.79)、8.021(0.85)、8.031(3.87)、8.039(2.77)、8.045(2.57)、8.052(2.15)。
中間体19
2−[4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.77g)の合成における位置異性体混合物の分離から、記載の位置異性体を収率34%で得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.42分;MS(ESIpos):m/z=362[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.009(2.94)、0.007(2.77)、0.060(2.44)、0.069(2.50)、0.653(1.99)、0.658(1.97)、0.673(2.07)、0.678(1.95)、1.680(1.16)、2.327(0.58)、2.669(0.60)、3.735(16.00)、7.265(2.01)、7.287(4.10)、7.309(2.13)、7.889(2.15)、7.903(2.34)、7.911(2.28)、7.925(2.03)、7.997(2.44)、8.005(2.61)、8.011(2.52)、8.018(3.77)、8.081(3.91)、8.088(2.61)、8.094(2.67)、8.102(2.40)。
中間体20
4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.64g、4.53mmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンの合成について記載のものと同じ方法で、所望の生成物を得て、所望の生成物1.02g(収率97%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.03分;MS(ESIpos):m/z=232[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.45)、0.008(0.41)、0.037(0.74)、0.047(2.30)、0.052(2.43)、0.060(2.62)、0.065(2.27)、0.074(0.81)、0.514(0.80)、0.523(2.14)、0.528(2.14)、0.534(1.03)、0.538(0.99)、0.544(2.22)、0.549(2.14)、0.559(0.74)、1.396(0.65)、1.403(0.67)、1.408(0.41)、1.416(1.21)、1.424(0.40)、1.429(0.63)、1.436(0.59)、3.417(16.00)、3.538(0.48)、4.351(3.94)、7.281(1.70)、7.286(0.63)、7.298(0.86)、7.304(3.89)、7.309(0.85)、7.320(0.73)、7.326(2.32)、7.419(2.34)、7.425(0.95)、7.433(2.58)、7.441(1.94)、7.450(0.75)、7.455(1.66)。
中間体21
4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.77g、4.90mmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンの合成について記載のものと同じ方法で、所望の生成物を得て、所望の生成物1.09g(収率96%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.96分;MS(ESIpos):m/z=233[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.149(2.50)、0.159(7.93)、0.163(8.80)、0.172(8.96)、0.176(8.13)、0.186(2.67)、0.751(2.50)、0.760(7.11)、0.765(7.18)、0.770(3.80)、0.780(7.55)、0.785(7.29)、0.795(2.47)、1.511(1.10)、1.523(2.29)、1.530(2.39)、1.536(1.63)、1.543(4.28)、1.550(1.58)、1.556(2.28)、1.563(2.14)、1.576(0.95)、2.270(0.44)、3.319(7.71)、3.364(0.45)、3.746(0.55)、4.911(16.00)、7.141(0.81)、7.148(6.92)、7.170(14.33)、7.193(7.73)、7.756(0.92)、7.763(7.61)、7.768(3.32)、7.777(8.56)、7.785(8.45)、7.794(3.04)、7.799(7.27)。
中間体22
4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン
4,6−ジクロロピリミジン(2.00g、13.4mmol)及び4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール(1.75g、13.4mmol)から出発して、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジンの合成に記載のものと同じ方法で、所望の生成物を製造して、所望の生成物2.16g(収率66%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.19分;MS(ESIpos):m/z=244[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.060(0.07)、2.092(0.09)、2.255(16.00)、2.277(0.21)、2.327(0.12)、2.366(0.04)、2.414(0.09)、2.665(15.71)、2.699(0.19)、2.730(0.04)、2.827(0.09)、2.889(0.04)、5.290(0.04)、7.912(2.83)、8.942(2.94)。
中間体23
2−(2,4−ジフルオロベンゾイル)ブタンニトリル
メチル2,4−ジフルオロベンゾエート(7.2mL、58mmol)及びブタンニトリル(1.3mL、14mmol)から出発して、2−(4−フルオロベンゾイル)ブタンニトリルの合成に記載のものと同じ方法で、所望の生成物を製造して、所望の生成物2.73g(収率90%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.65分;MS(ESIpos):m/z=210[M+H]+。
中間体24
5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−(2,4−ジフルオロベンゾイル)ブタンニトリル(2.73g、13.1mmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミンの合成に記載のものと同じ方法で、所望の生成物を製造して、所望の生成物2.13g(収率73%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.18分;MS(ESIpos):m/z=224[M+H]+。
中間体25
2−{1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.00g、2.98mmol)のDMF(5.0mL)中溶液を、ベンジル2−ブロモエチルエーテル(940μL、6.0mmol)及び炭酸カリウム(824mg、5.96mmol)で処理した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を水に投入し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製した。得られた位置異性体混合物を、溶離系としてSFC二酸化炭素/エタノールを用いて分離して、指定の生成物252mg(収率18%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.42分;MS(ESIpos):m/z=470[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.919(5.80)、0.938(12.81)、0.956(5.98)、2.446(1.77)、2.465(5.27)、2.484(6.64)、3.667(3.55)、3.681(7.47)、3.694(3.83)、4.194(3.73)、4.207(6.98)、4.221(3.33)、4.337(16.00)、5.754(3.57)、7.126(3.40)、7.136(4.28)、7.144(4.44)、7.216(8.33)、7.220(8.53)、7.229(4.59)、7.242(1.07)、7.275(3.43)、7.297(6.64)、7.319(3.59)、7.683(3.89)、7.697(4.52)、7.704(4.26)、7.718(3.50)、7.947(3.28)、7.955(4.02)、7.961(4.47)、7.968(6.43)、7.978(1.49)、7.994(1.51)、8.004(6.58)、8.012(4.28)、8.018(3.98)、8.026(3.08)。
中間体26
2−{1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−{1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの製造における位置異性体分離から、記載の生成物を、収率9%(127mg)で得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.40分;MS(ESIpos):m/z=470[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.81(t、3H)、2.22(q、2H)、3.74(t、2H)、4.16(t、2H)、4.36(s、2H)、7.18(d、2H)、7.23−7.37(m、5H)、7.49(dd、2H)、7.92−7.99(m、2H)、8.00−8.08(m、2H)。
中間体27
1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−{1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(230mg、490μmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンの合成について記載のものと同じ方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物150mg(収率90%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.91分;MS(ESIpos):m/z=340[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.988(5.85)、1.006(13.43)、1.025(6.05)、1.909(0.49)、2.414(1.76)、2.433(5.46)、2.451(5.33)、2.470(1.65)、3.728(3.49)、3.743(8.09)、3.757(3.99)、4.107(4.00)、4.121(7.83)、4.136(3.43)、4.491(16.00)、4.925(8.16)、5.754(3.70)、7.173(3.36)、7.195(6.99)、7.217(3.79)、7.243(0.58)、7.249(0.61)、7.260(2.83)、7.267(3.62)、7.283(10.10)、7.295(7.24)、7.309(3.09)、7.313(3.19)、7.330(1.16)、7.530(0.57)、7.537(4.36)、7.543(1.86)、7.552(4.94)、7.559(4.48)、7.569(1.72)、7.573(3.86)。
中間体28
1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−{1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(125mg、266μmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンの合成について記載のものと同じ方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物76.4mg(収率85%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.91分;MS(ESIpos):m/z=340[M+H]+。
中間体29
4,4,4−トリフルオロ−2−(4−フルオロベンゾイル)ブタンニトリル
4,4,4−トリフルオロブタンニトリル(4.90g、39.8mmol)のTHF(50mL)中溶液を、室温で、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド1M THF中溶液(50mL、1.0M、50mmol)で処理した。この溶液に、エチル4−フルオロベンゾエート(3.35g、19.9mmol)を滴下した。反応混合物を2日間攪拌した。混合物を水に投入し;THFを減圧下に除去した。水相をMTBEで抽出し、次に1M塩酸を加えることで酸性とし、それを再度、MTBEで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し;溶媒を減圧下に除去して、所望の粗生成物5.65g(収率76%、純度66%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.19分;MS(ESIpos):m/z=246[M+H]+。
中間体30
3−(4−フルオロフェニル)−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−アミン
4,4,4−トリフルオロ−2−(4−フルオロベンゾイル)ブタンニトリル(5.40g、純度66%、14.5mmol)のエタノール(30mL)中溶液を、ヒドラジン水和物(1:1)(1.8mL、純度80%、29mmol)で処理した。混合物を90℃で4時間及び室温で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を、分取逆相HPLC(アセトニトリル/水+0.1%ギ酸)によって精製して、所望の生成物884mg(収率22%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.02分;MS(ESIpos):m/z=260[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.670(0.47)、3.420(5.54)、3.449(16.00)、3.477(15.21)、3.504(4.75)、4.837(1.25)、7.234(5.08)、7.255(9.46)、7.276(5.57)、7.540(11.63)、7.554(13.43)、7.561(12.57)、7.575(10.01)、11.814(1.07)。
4−ブロモブタンニトリル(670μL、6.8mmol)のメタノール(6.8mL)中溶液をナトリウムメトキシド(3.8mL、5.4M、20mmol)で処理した。混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧下に除去し;残留物を水/ジクロロメタンで希釈した。二層を分離した後、水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物594mg(収率89%)を得た。
中間体32
2−(4−フルオロベンゾイル)−4−メトキシブタンニトリル
4−メトキシブタンニトリル(590mg、5.95mmol)及びエチル4−フルオロベンゾエート(3.5mL、24mmol)から出発して、2−(4−フルオロベンゾイル)ブタンニトリルの合成について記載のものと同じ方法で、所望の生成物を製造して、所望の生成物1.22g(収率95%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.54分;MS(ESIneg):m/z=220[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.014(1.27)、−0.008(4.21)、−0.006(3.87)、0.008(3.01)、2.052(0.61)、2.067(0.81)、2.074(0.41)、2.087(0.67)、2.137(0.69)、2.155(0.79)、2.168(0.64)、2.172(0.45)、3.188(16.00)、3.275(7.84)、3.453(1.22)、3.458(2.12)、3.467(2.23)、3.471(1.76)、3.475(3.16)、3.482(1.14)、3.491(1.24)、5.131(0.98)、5.144(1.10)、5.152(1.05)、5.165(0.93)、7.295(0.90)、7.300(1.40)、7.305(0.51)、7.317(2.15)、7.322(2.62)、7.339(1.36)、7.344(1.34)、7.404(1.58)、7.410(0.59)、7.427(3.17)、7.444(0.60)、7.449(1.69)、7.579(0.90)、7.585(0.41)、7.593(0.96)、7.601(0.86)、7.615(0.78)、7.985(1.11)、7.990(0.44)、7.999(1.18)、8.007(1.19)、8.016(0.44)、8.021(1.09)、8.056(1.71)、8.061(0.77)、8.069(1.83)、8.078(1.80)、8.086(0.72)、8.092(1.63)、10.988(1.28)。
中間体33
5−(4−フルオロフェニル)−4−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−(4−フルオロベンゾイル)−4−メトキシブタンニトリル(1.22g、5.51mmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミンの合成について記載のものと同じ方法で、所望の生成物を製造して、所望の生成物953mg(収率73%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.03分;MS(ESIpos):m/z=236[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.598(1.60)、2.616(3.31)、2.633(1.70)、3.222(16.00)、3.387(1.53)、7.259(1.13)、7.525(1.25)、7.540(1.63)、7.559(1.10)。
中間体34
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−インダゾール
4,6−ジクロロピリミジン(1.13g、7.57mmol)及び3−メチル−1H−インダゾール(1.00g、7.57mmol)のDMF(10mL)中溶液を、炭酸セシウム(2.47g、7.57mmol)で処理し、週末にわたり室温で攪拌した。水を加え、得られた混合物を室温で30分間攪拌した。沈殿を濾過し、水で洗浄し、真空乾燥して、所望の生成物1.55g(収率84%)を得て、それは少量の位置異性体生成物を含んでいた。
LC−MS(方法11):Rt=1.50分;MS(ESIpos):m/z=245[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.327(0.09)、2.365(0.09)、2.456(0.11)、2.619(16.00)、2.670(0.18)、2.709(0.09)、2.778(0.09)、3.035(0.89)、3.097(0.09)、7.072(0.10)、7.093(0.09)、7.362(0.10)、7.377(0.09)、7.408(1.15)、7.426(2.35)、7.445(1.46)、7.593(0.14)、7.616(0.13)、7.638(1.25)、7.658(2.00)、7.677(1.15)、7.773(0.13)、7.794(0.13)、7.897(2.29)、7.912(3.32)、8.280(0.17)、8.685(1.81)、8.706(1.75)、8.960(2.96)、9.100(0.18)。
中間体35
3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−オキソプロパンニトリル(9.00g、49.7mmol、例えばJ. Med. Chem. 1079, 22(11), 1385に記載の合成)のエタノール中溶液をヒドラジン水和物(1:1)(2.9mL、60mmol)で処理した。混合物を3.5時間還流させた。冷却して室温とした後、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え、エタノールを減圧下に除去し、残留物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物8.36g(収率77%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
LC−MS(方法9):Rt=0.53分;MS(ESIpos):m/z=196[M+H]+。
中間体36
4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(2.30g、11.8mmol)のアセトニトリル(20mL)中溶液を、1−クロロピロリジン−2,5−ジオン(1.57g、11.8mmol)で処理し、室温で30分間攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去して、所望の粗生成物2.53g(収率93%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
LC−MS(方法10):Rt=1.32分;MS(ESIpos):m/z=230[M+H]+。
中間体37
2−[4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
酢酸(25mL)中の4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(1.97g、8.56mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(1.90g、12.8mmol)を終夜還流した。酢酸を減圧下に除去した。残留物をブラインと酢酸エチルとの間で分配した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物をMTBEで磨砕して、所望の生成物を得た。濾液を、分取HPLC(Sunfire C18 5μm、75×30mm、流量80mL/分、40℃、210nM、溶離液A:水、溶離液B:水+1%ギ酸、溶離液C:アセトニトリル、勾配:0−1分は60/5/35A/B/C、1−5分で47.5/5/47.5とし、5.0−5.31分で0/5/95とし、5.31−6.7分は0/5/95)によってさらに精製した。所望の生成物合計2.02g(収率63.7%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.84分;MS(ESIpos):m/z=360[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:7.23−7.40(m、1H)、7.49−7.63(m、1H)、7.76(td、1H)、7.92−8.11(m、4H)、14.07(s、1H)。
中間体38
2−[4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.50g、4.17mmol)のDMF(10mL)中溶液を、ヨードメタン(520μL、8.3mmol)及び炭酸カリウム(1.15g、8.34mmol)で処理した。混合物を室温で3時間攪拌した。混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去した後、位置異性体を、分取HPLC(Daicel Chiralpeak ID 5μM 20×250mm、流量:80mL/分、210nmで検出、40℃、81%二酸化炭素/9%メタノールで0.0−8.0分)を用いて分離した。所望の生成物446.4mg(収率27%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.41分;MS(ESIpos):m/z=374[M+H]+。
中間体39
2−[4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの合成での位置異性体分離により、所望の位置異性体を得た。所望の生成物788mg(収率50%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.36分;MS(ESIpos):m/z=374[M+H]+。
中間体40
4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(446mg、1.19mmol)のエタノール(15mL)中溶液を、ヒドラジン水和物(1:1)(290μL、6.0mmol)で処理し、80℃で1時間攪拌した。冷却して室温とした後、沈殿を濾過によって除去した。濾液を乾固させて、所望の生成物(281mg、収率97%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.06分;MS(ESIpos):m/z=244[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:3.317(16.00)、5.536(6.97)、7.119(0.75)、7.124(0.81)、7.140(1.58)、7.146(1.68)、7.161(0.88)、7.167(0.92)、7.288(0.92)、7.294(0.87)、7.312(1.43)、7.318(1.39)、7.337(0.95)、7.344(0.88)、7.469(1.00)、7.487(1.29)、7.491(1.96)、7.508(1.98)、7.511(1.12)、7.529(0.92)。
中間体41
4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(788mg、2.11mmol)から出発して、4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物384mg(収率75%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.06分;MS(ESIpos):m/z=244[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.007(1.21)、0.006(0.99)、2.521(0.42)、3.321(16.00)、4.913(12.76)、7.259(1.43)、7.263(1.51)、7.276(3.00)、7.280(3.06)、7.293(1.64)、7.297(1.68)、7.464(1.99)、7.469(1.97)、7.483(2.79)、7.484(2.83)、7.488(2.76)、7.503(2.05)、7.508(1.99)、7.521(2.04)、7.534(2.43)、7.538(3.83)、7.551(3.83)、7.555(2.11)、7.568(1.79)。
中間体42−1
3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(4−フルオロフェニル)−3−オキソプロパンニトリル(470mg、純度60%、1.73mmol、CAS4640−67−9)のエタノール(3.6mL)中溶液をヒドラジン水和物(1:1)(100μL、2.1mmol)で処理した。混合物を3時間還流させ、週末にわたり室温で攪拌した。混合物を飽和(started)炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、エタノールを減圧下に除去した。得られた沈殿を濾過によって回収した。濾液も乾固させ、沈殿と合わせて、3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミンと3−(4−エトキシフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミンの約2:1混合物360mgを得た。混合物を次の反応で用いた。
LC−MS(方法10):Rt=0.87分;MS(ESIpos):m/z=178[M+H]+。/Rt=0.97分;MS(ESIpos):m/z=204[M+H]+。
中間体42−2
3−(4−エトキシフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(4−フルオロフェニル)−3−オキソプロパンニトリル(470mg、純度60%、1.73mmol、CAS4640−67−9)のエタノール(3.6mL)中溶液を、ヒドラジン水和物(1:1)(100μL、2.1mmol)で処理した。混合物を3時間還流させ、週末にわたり室温で攪拌した。混合物を飽和(started)炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、エタノールを減圧下に除去した。得られた沈殿を濾過によって回収した。濾液も乾固させ、沈殿と合わせて、3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミンと3−(4−エトキシフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミンの約2:1混合物360mgを得た。混合物を次の反応で用いた。
LC−MS(方法10):Rt=0.87分;MS(ESIpos):m/z=178[M+H]+。/Rt=0.97分;MS(ESIpos):m/z=204[M+H]+。
中間体43
4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、564μmol、前の段階からのエトキシ副生成物との混合物)のアセトニトリル(1.1mL、20mmol)中溶液を、1−クロロピロリジン−2,5−ジオン(75.4mg、564μmol)で処理した。混合物を室温で30分攪拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物を、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物36mg(収率30%)を得た。相当するエトキシ誘導体も単離した。
LC−MS(方法10):Rt=1.31分;MS(ESIpos):m/z=212[M+H]+。
中間体44
4−クロロ−3−(4−エトキシフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミンの合成での二つの成分の分離によって、所望の生成物を収率20%で得た (27mg)。
LC−MS(方法10):Rt=1.42分;MS(ESIpos):m/z=238[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.34(t、3H)、4.07(q、2H)、4.74(s、2H)、7.03(brd、2H)、7.63(brd、2H)、12.06(s、1H)。
中間体45
2−メチル−3−オキソ−3−フェニルプロパンニトリル
プロパンニトリル(3.0mL、42mmol)のTHF(130mL)中溶液を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド1M THF中溶液(120mL、1.0M、120mmol)で処理した。次に、安息香酸エチル(24mL、170mmol)を室温で加えた。混合物を室温で4時間攪拌した。水を加え、混合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を廃棄した。水相を塩酸水溶液で酸性とし、ジクロロメタンで抽出した。有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。減圧下に溶媒を除去した後、所望の生成物7.83g(収率98%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.43分;MS(ESIpos):m/z=160[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.485(15.70)、1.503(16.00)、1.679(2.50)、1.876(11.52)、1.878(13.95)、5.125(1.69)、5.142(5.29)、5.160(5.26)、5.178(1.64)、7.420(0.40)、7.429(0.41)、7.462(0.76)、7.473(3.07)、7.477(3.42)、7.485(6.48)、7.490(7.04)、7.496(1.65)、7.500(1.30)、7.505(2.29)、7.525(1.49)、7.547(1.82)、7.549(2.38)、7.552(2.14)、7.555(2.00)、7.559(2.21)、7.565(1.64)、7.569(1.70)、7.571(1.78)、7.574(1.47)、7.582(3.45)、7.586(1.47)、7.600(7.32)、7.620(5.31)、7.711(2.34)、7.714(1.39)、7.729(3.48)、7.748(1.35)、7.751(0.75)、7.956(0.68)、7.960(1.26)、7.964(1.23)、7.977(0.93)、7.981(1.24)、8.031(6.27)、8.050(6.00)、10.835(3.58)。
中間体46
4−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−メチル−3−オキソ−3−フェニルプロパンニトリル(7.83g、純度83%、40.8mmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物3.47g(収率49%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=0.89分;MS(ESIpos):m/z=174[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.007(0.91)、1.983(16.00)、4.467(1.03)、7.299(1.65)、7.313(1.32)、7.418(3.61)、7.514(3.90)、7.531(3.04)、11.566(0.82)。
中間体47
3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル
プロパンニトリル(6.4mL、89mmol)及びエチル4−フルオロベンゾエート(4.4mL、30mmol)から出発して、2−メチル−3−オキソ−3−フェニルプロパンニトリルの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物4.12g(収率77%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.49分;MS(ESIpos):m/z=178[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.493(15.61)、1.511(16.00)、1.688(1.74)、1.881(12.92)、2.560(1.31)、5.125(1.23)、5.143(3.77)、5.161(3.74)、5.179(1.20)、7.296(1.59)、7.318(3.35)、7.340(1.84)、7.412(3.38)、7.434(6.92)、7.455(3.62)、7.617(1.92)、7.631(2.22)、7.638(2.09)、7.652(1.71)、8.121(4.30)、8.135(4.95)、8.143(4.78)、8.157(4.13)、10.881(2.02)。
中間体48
3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(4.10g、23.1mmol)から出発して、4−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物3.86g(収率86%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=0.98分;MS(ESIpos):m/z=192[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.931(0.42)、1.965(16.00)、3.336(1.15)、4.451(0.49)、7.258(1.43)、7.554(1.59)、11.570(0.45)。
中間体49
2−(4−クロロベンゾイル)ブタンニトリル
ブタンニトリル(710μL、8.2mmol)及びメチル4−クロロベンゾエート(5.56g、32.6mmol)から出発して、2−メチル−3−オキソ−3−フェニルプロパンニトリルの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物1.57g(収率93%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.83分;MS(ESIpos):m/z=208[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.989(7.60)、1.008(16.00)、1.026(7.89)、1.057(2.39)、1.076(4.91)、1.095(2.44)、1.763(0.90)、1.782(1.44)、1.798(1.75)、1.817(2.06)、1.835(1.34)、1.922(1.28)、1.935(1.40)、1.941(1.51)、1.945(0.92)、1.953(1.53)、1.957(1.42)、1.970(1.07)、1.975(1.01)、1.989(0.79)、2.270(0.79)、2.289(2.33)、2.308(2.25)、2.327(0.80)、5.136(2.44)、5.149(2.73)、5.156(2.68)、5.169(2.39)、7.421(0.62)、7.538(1.06)、7.544(1.16)、7.551(5.96)、7.558(10.61)、7.563(3.37)、7.575(2.31)、7.580(6.97)、7.654(1.07)、7.660(6.98)、7.665(3.09)、7.677(2.78)、7.682(8.02)、7.688(1.36)、7.924(0.92)、7.930(6.97)、7.935(2.27)、7.947(2.05)、7.952(6.41)、8.015(1.34)、8.022(8.65)、8.026(3.25)、8.038(2.87)、8.043(7.78)、8.049(1.16)。
中間体50
5−(4−クロロフェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−(4−クロロベンゾイル)ブタンニトリル(1.57g、7.54mmol)から出発して、4−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物1.39g(収率83%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.36分;MS(ESIpos):m/z=222[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.07)、0.008(1.06)、0.966(0.72)、0.981(0.63)、0.984(0.66)、1.000(1.93)、1.011(7.53)、1.030(16.00)、1.049(8.81)、2.367(0.57)、2.399(3.87)、2.418(12.08)、2.437(11.78)、2.455(3.63)、3.291(0.63)、3.509(2.51)、4.444(1.13)、7.432(3.66)、7.435(1.93)、7.490(10.19)、11.600(1.36)。
中間体51
(4−フルオロベンゾイル)プロパンジニトリル
THF(10mL)中の水素化ナトリウム(2.52g、純度60%、63.1mmol)に0〜5℃で、プロパンジニトリル(2.08g、31.5mmol)のTHF(10mL)中溶液を滴下した。混合物を15分間攪拌し、次に4−フルオロベンゾイルクロライド(3.7mL、32mmol)を加えた。混合物を昇温させて室温とし、1時間攪拌した。混合物をpH1の酸性とし、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物をMTBEから磨砕して、所望の生成物4.15g(収率67%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.49分;MS(ESIneg):m/z=187[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.19)、0.008(1.10)、1.175(0.51)、1.988(0.99)、3.575(2.69)、7.145(0.89)、7.153(7.89)、7.158(2.62)、7.169(3.36)、7.175(16.00)、7.180(3.22)、7.192(2.84)、7.197(8.67)、7.204(0.99)、7.605(0.93)、7.612(8.57)、7.617(3.25)、7.626(9.32)、7.634(8.54)、7.643(3.07)、7.648(7.91)、7.656(0.84)。
中間体52
[(4−フルオロフェニル)(メトキシ)メチリデン]プロパンジニトリル
炭酸水素ナトリウム(8.45g、101mmol)の水(4.0mL)及び1,4−ジオキサン(25mL)中混合物に、(4−フルオロベンゾイル)プロパンジニトリル(2.37g、12.6mmol)を加えた。この混合物に硫酸ジメチル(8.9mL、93mmol)を滴下し、反応混合物を還流させ2時間.冷却してとした後室温混合物をで希釈し水及びで抽出し酢酸エチル.合わせた有機相をで洗浄しブライン、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去して、を得た2g(収率79%)所望の生成物、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体53
3−アミノ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
[(4−フルオロフェニル)(メトキシ)メチリデン]プロパンジニトリル(930mg、4.60mmol)の2−プロパノール(9.3mL)中溶液を、メチルヒドラジン(290μL、5.5mmol)で処理した。反応混合物を2日間還流させた。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗位置異性体混合物を、分取HPLC(カラム:Daicel Chiracel OJ−H−5 5μM、250×20mm、流量80mL/分、92%二酸化炭素/8%メタノール、40℃、210nmで検出)によって分離して、所望の生成物62mg(収率5%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.23分;MS(ESIpos):m/z=217[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:3.168(1.37)、3.178(1.37)、3.318(13.07)、5.640(16.00)、7.405(1.04)、7.411(6.70)、7.415(2.60)、7.429(14.37)、7.442(2.92)、7.446(7.97)、7.452(1.03)、7.602(1.25)、7.608(7.98)、7.612(3.73)、7.619(8.71)、7.625(7.47)、7.632(3.17)、7.636(6.55)、7.642(0.74)。
中間体54
5−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
例3−アミノ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルからの位置異性体分離から、所望の製壊死物を収率8%で得た(78.5mg)。
LC−MS(方法10):Rt=1.35分;MS(ESIpos):m/z=217[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:3.59(s、3H)、6.69(s、2H)、7.23−7.34(m、2H)、7.73−7.85(m、2H)。
中間体55
2−(シクロヘキシルカルボニル)ブタンニトリル
ブタンニトリル(1.3mL、14mmol)及びメチルシクロヘキサンカルボキシレート(8.3mL、58mmol)から出発して、2−メチル−3−オキソ−3−フェニルプロパンニトリルの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物2.13g(収率82%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.96分;MS(ESIneg):m/z=178[M−H]−。
中間体56
5−シクロヘキシル−4−エチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−(シクロヘキシルカルボニル)ブタンニトリル(2.13g、11.9mmol)から出発して、4−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物2.16g(収率94%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.62分;MS(ESIpos):m/z=194[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.946(6.97)、0.965(16.00)、0.984(7.33)、1.141(0.68)、1.149(1.15)、1.172(0.94)、1.180(1.53)、1.204(0.64)、1.211(0.95)、1.248(1.11)、1.255(0.75)、1.279(2.61)、1.286(1.68)、1.311(2.65)、1.342(1.17)、1.374(1.17)、1.379(1.14)、1.405(2.65)、1.411(2.61)、1.436(2.57)、1.442(2.54)、1.467(0.92)、1.473(0.88)、1.658(4.22)、1.686(3.41)、1.725(2.85)、1.757(2.53)、2.187(2.22)、2.206(6.79)、2.225(6.56)、2.243(1.99)、2.408(0.59)、2.416(1.02)、2.425(0.65)、2.438(1.16)、2.446(1.90)、2.454(1.09)、2.468(0.69)、2.476(1.05)、3.507(0.47)、4.140(1.36)、10.860(0.46)。
中間体57
2−(4−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
4−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(3.47g、20.0mmol)から出発して、2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物6.66g(収率99%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法10):Rt=1.69分;MS(ESIpos):m/z=304[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.921(1.69)、2.029(16.00)、7.421(0.74)、7.439(1.88)、7.457(1.33)、7.523(2.34)、7.543(3.95)、7.562(2.15)、7.580(0.94)、7.589(1.02)、7.595(1.01)、7.603(1.32)、7.646(4.08)、7.665(3.18)、7.668(2.35)、7.673(1.60)、7.681(0.95)、7.687(0.92)、7.696(0.79)、7.935(0.56)、7.944(2.50)、7.951(2.80)、7.957(2.79)、7.965(3.92)、7.975(0.81)、8.000(0.96)、8.012(4.19)、8.019(2.79)、8.026(2.55)、8.033(2.13)。
中間体58
2−(1,4−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−(4−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.50g、8.24mmol)から出発して、2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物1.08g(収率41%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.87分;MS(ESIpos):m/z=318[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.832(16.00)、3.320(10.09)、3.745(0.43)、7.491(0.64)、7.510(3.71)、7.529(6.44)、7.554(3.89)、7.571(3.37)、7.589(1.10)、7.939(2.61)、7.947(3.49)、7.953(3.69)、7.959(3.62)、8.004(4.25)、8.012(3.42)、8.018(2.74)、8.025(1.90)。
中間体59
2−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−(1,4−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの製造における位置異性体分離から、所望の生成物を、収率19%(509mg)で得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.830(0.71)、1.869(0.09)、2.030(16.00)、2.188(0.09)、2.327(0.05)、2.668(0.05)、3.315(13.69)、3.563(0.08)、3.785(0.75)、3.915(0.08)、5.753(0.13)、7.345(0.68)、7.363(1.92)、7.381(1.39)、7.443(2.52)、7.462(4.21)、7.481(2.06)、7.512(0.18)、7.530(0.29)、7.553(0.19)、7.571(0.15)、7.682(4.21)、7.700(3.54)、7.965(2.44)、7.973(2.91)、7.978(3.15)、7.986(3.91)、7.996(0.87)、8.032(0.78)、8.042(3.80)、8.050(2.99)、8.056(2.74)、8.063(2.26)。
中間体60
1,4−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−(1,4−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.08g、3.40mmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物404mg(収率50%)を得た。
LC−MS(方法16):Rt=1.20分;MS(ESIpos):m/z=188[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.006(1.54)、1.771(16.00)、1.808(0.74)、1.862(1.29)、3.320(2.48)、3.630(1.33)、3.643(0.74)、7.329(2.78)、7.346(3.33)、7.349(3.41)、7.388(0.50)、7.407(1.89)、7.425(1.72)、7.470(2.64)、7.489(3.52)、7.508(1.32)、7.532(0.51)、8.152(0.40)。
中間体61
1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(500mg、1.58mmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物161mg(収率54%)を得た。
LC−MS(方法16):Rt=1.16分;MS(ESIpos):m/z=188[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.435(0.90)、1.455(0.80)、1.768(0.88)、1.984(16.00)、2.011(0.43)、3.329(1.15)、3.350(0.99)、3.453(0.92)、3.644(0.54)、4.929(1.26)、7.224(0.70)、7.243(1.74)、7.260(1.28)、7.337(2.31)、7.355(3.86)、7.374(1.84)、7.422(1.05)、7.437(0.61)、7.551(4.46)、7.571(3.64)、7.903(0.56)、7.923(0.54)、8.169(1.35)。
中間体62
1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール
3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(630mg、4.47mmol)、(4−フルオロフェニル)ボロン酸(625mg、4.47mmol)、酢酸銅(無水、1.22g、6.80mmol)及びピリジン(3.6mL)のジクロロメタン(6.0mL)中混合物を、モレキュラーシーブス1.0gとともに室温で2日間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。有機層を水で洗浄した。水層をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に溶媒留去した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=10%B、4.50分=20%B、15.50分=85%B、16.00−18.50分=100%B、18.75−22.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物591mg(収率56%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.25分;MS(ESIpos):m/z=236[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.46)、2.490(16.00)、7.416(1.59)、7.421(0.56)、7.438(3.34)、7.454(0.66)、7.459(2.02)、7.608(2.02)、7.614(0.76)、7.620(2.11)、7.625(1.13)、7.631(1.70)、7.638(0.67)、7.643(1.58)。
中間体63
1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン
1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(490mg、2.08mmol)のメタノール(20mL)中溶液に、鉄(582mg、10.4mmol)、濃塩酸(4.9mL)を加えた。反応混合物を2時間加熱還流した。反応混合物を冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和し、濾過した。水層を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を集め、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物386mg(収率90%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.42分;MS(ESIpos):m/z=206[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.104(15.64)、2.184(16.00)、3.317(0.72)、7.259(2.36)、7.264(0.86)、7.281(4.94)、7.297(0.99)、7.303(2.98)、7.433(0.40)、7.441(2.98)、7.446(1.20)、7.453(3.13)、7.458(1.66)、7.463(2.49)、7.471(0.99)、7.476(2.25)。
中間体64
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(400mg、863μmol)のTHF中溶液を、水酸化カリウム水溶液(2.6mL、2.0M、5.2mmol)及び水酸化リチウム水溶液(4.3mL、1.0M、4.3mmol)で処理した。混合物を90℃で4時間攪拌した。追加の水酸化リチウム溶液(4.3mL、1.0M、4.3mmol)を加え、混合物を90℃で2日間攪拌した。混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。水層を、塩酸でpH3の酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物310mg(収率67%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.78分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
中間体65
4−クロロ−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(4.00g、25.1mmol)のアセトニトリル(47mL)中溶液を、1−クロロピロリジン−2,5−ジオン(3.36g、25.1mmol)で処理し、室温で30分間攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物5.31g(定量的)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:4.63−5.43(m、2H)、7.24−7.59(m、3H)、7.73(brs、2H)、11.72−12.33(m、1H)。
中間体66
1−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール
3−メチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(1.00g、7.87mmol)及び(4−フルオロフェニル)ボロン酸(2.20g、15.7mmol)から出発して、1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾールの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、粗生成物1.67gを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体67
1−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン
1−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(1.67g、7.55mmol)のエタノール(50mL)及び酢酸エチル(50mL)中溶液に、パラジウム/活性炭(402mg、純度10%、377μmol)を加え、懸濁液を水素雰囲気下に室温で終夜攪拌した。混合物をセライト(登録商標)で濾過した。濾液を留去して、所望の生成物1.61g(定量的)を得た。
LC−MS(方法12):Rt=3.96分;MS(ESIpos):m/z=192[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.910(0.57)、2.116(16.00)、2.136(0.61)、2.162(3.81)、4.038(0.57)、7.171(1.37)、7.194(1.95)、7.216(3.78)、7.238(2.01)、7.278(0.46)、7.300(0.92)、7.322(0.52)、7.465(0.60)、7.477(0.65)、7.487(0.50)、7.499(0.44)、7.590(5.25)、7.615(2.42)、7.627(2.56)、7.638(2.23)、7.650(1.99)。
中間体68
2−(4−クロロ−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
4−クロロ−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(2.50g、12.9mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(2.87g、19.4mmol)を酢酸(26mL)に溶かし、終夜加熱還流した。全ての揮発分をロータリーエバポレータ留去した後、粗生成物(4.18g、定量的)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体69
2−(4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−(4−クロロ−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(4.18g、12.9mmol)及び炭酸セシウム(純度60%、14.0g、25.8mmol)を脱水DMF(32mL)に溶かし、ヨードメタン(1.6mL、26mmol)で処理した。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。それを水で反応停止し、混合物をさらに15分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水(3回)で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物(4.8g、位置異性体の1:1混合物、純度70%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
位置異性体1:LC−MS(方法9):Rt=1.03分;MS(ESIpos):m/z=338[M+H]+。
位置異性体2:LC−MS(方法9):Rt=1.09分;MS(ESIpos):m/z=338[M+H]+。
中間体70
4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−(4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(4.80g、14.2mmol)をエタノール(120mL)に溶かし、ヒドラジン1水和物(3.5mL、71mmol)で処理した。反応混合物を終夜加熱還流した。冷却して環境温度とした後、沈殿固体を濾過によって除去し、エタノールで洗浄した。合わせた濾液を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール)及び二つの位置異性体の分離のための分取HPLC(カラム:Daicel Chiracel OJ−H 5μM、250×20mm、流量100mL/分、80%二酸化炭素/20%メタノール、40℃、210nmで検出)によって精製した。所望の生成物を、白色固体として得た(431mg、収率15%)。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:3.309(16.00)、4.846(6.68)、7.443(3.94)、7.464(6.84)、7.486(2.33)、7.510(4.29)、7.529(4.30)、7.546(1.30)。
中間体71
4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン
4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの合成に関して記載の位置異性体分離から、所望の生成物を得た(576mg、20%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.39分;MS(ESIpos):m/z=208[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.007(0.35)、1.038(0.09)、1.055(0.20)、1.072(0.10)、2.327(0.11)、2.365(0.08)、2.669(0.12)、2.709(0.08)、3.434(0.09)、3.611(16.00)、3.783(0.08)、5.494(3.59)、7.295(0.47)、7.314(1.45)、7.319(0.47)、7.332(1.11)、7.382(1.99)、7.401(3.20)、7.415(0.54)、7.420(1.43)、7.760(2.67)、7.778(2.68)、7.781(1.97)。
中間体72
2−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(1.50g、7.84mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(1.74g、11.8mmol)を酢酸(15mL)に懸濁させ、1時間加熱還流した。冷却して環境温度とした後、溶媒を減圧下に除去し、残留物を、50℃でメチルt−ブチルエーテルに再溶解させた。残った不溶固体を濾過によって回収し、メチルt−ブチルエーテルでさらに洗浄した。所望の生成物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた(2.2g、収率87%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.22分;MS(ESIpos):m/z=322[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.908(0.50)、1.996(16.00)、2.327(0.20)、2.366(0.15)、2.669(0.22)、2.709(0.17)、7.361(1.84)、7.382(3.67)、7.404(2.02)、7.565(0.21)、7.573(0.23)、7.579(0.23)、7.587(0.30)、7.666(2.60)、7.680(3.21)、7.687(3.04)、7.701(2.42)、7.940(3.30)、7.948(3.94)、7.954(4.10)、7.962(6.07)、7.972(1.27)、7.993(1.11)、8.003(5.18)、8.011(3.63)、8.017(3.44)、8.025(2.75)、13.370(2.34)。
中間体73
2−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.20g、6.85mmol)及び炭酸カリウムをDMF(10mL)に懸濁させた。ヨウ化メチル(0.85mL、14mmol)を加え、得られた反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加えることで反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。二つの生成した位置異性体を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/シクロヘキサン0:100から50:50勾配)によって分離した。所望の生成物を、それの位置異性体から分離された白色固体として単離した(965mg、収率42%)。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.156(0.32)、1.174(0.67)、1.191(0.33)、1.396(1.96)、1.987(1.30)、2.017(15.46)、3.735(16.00)、4.019(0.31)、4.037(0.29)、7.265(1.96)、7.287(4.06)、7.309(2.15)、7.705(2.15)、7.711(0.89)、7.719(2.38)、7.727(2.19)、7.736(0.84)、7.742(1.96)、7.963(2.25)、7.971(2.46)、7.977(2.43)、7.985(3.72)、7.995(0.56)、8.030(0.54)、8.040(3.89)、8.047(2.54)、8.053(2.57)、8.061(2.24)。
中間体74
2−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンについて記載の位置異性体分離から、所望の生成物を得た(904mg、収率39%)。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.156(0.26)、1.173(0.53)、1.191(0.27)、1.656(0.08)、1.817(15.98)、1.976(0.10)、1.987(0.98)、2.017(0.09)、2.327(0.08)、2.365(0.06)、2.669(0.09)、2.709(0.06)、3.595(0.08)、3.735(0.11)、3.773(16.00)、3.947(0.08)、4.001(0.08)、4.019(0.24)、4.037(0.23)、4.054(0.08)、7.377(1.84)、7.399(3.98)、7.421(2.25)、7.574(2.33)、7.579(1.03)、7.587(2.64)、7.595(2.15)、7.609(1.84)、7.934(2.16)、7.942(2.49)、7.948(2.57)、7.955(3.92)、7.966(0.73)、7.987(0.69)、7.998(3.84)、8.006(2.45)、8.012(2.32)、8.020(1.95)。
中間体75
3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(965mg、2.88mmol)をエタノール(24mL)に溶かし、ヒドラジン1水和物(0.70mL、14mmol)を環境温度で加えた。反応混合物を2時間加熱還流した。冷却して室温とした後、沈殿白色固体を濾過によって除去し、エタノールで洗浄した。合わせた濾液を濃縮し、残留物を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール92:8)によって精製して、所望の生成物515mg(収率85%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.79分;MS(ESIpos):m/z=206[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.009(0.15)、0.007(0.15)、1.234(0.05)、1.753(0.07)、1.810(0.08)、1.970(15.83)、2.125(0.08)、2.327(0.06)、2.366(0.05)、2.669(0.07)、2.709(0.05)、3.377(0.09)、3.439(0.07)、3.552(16.00)、3.724(0.08)、4.948(3.84)、7.151(0.19)、7.158(1.78)、7.163(0.60)、7.175(0.76)、7.181(3.78)、7.186(0.75)、7.198(0.65)、7.203(2.07)、7.211(0.24)、7.557(0.22)、7.564(2.01)、7.570(0.80)、7.578(2.19)、7.586(2.07)、7.595(0.76)、7.600(1.85)、7.608(0.21)。
中間体76
5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(904mg、2.70mmol)をエタノール(22.6mL)に溶かし、ヒドラジン1水和物(0.65mL、13.5mmol)を環境温度で加えた。反応混合物を2時間加熱還流した。冷却して室温とした後、沈殿白色固体を濾過によって除去し、エタノールで洗浄した。合わせた濾液を濃縮し、残留物を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール92:8)によって精製して、所望の生成物451mgを白色固体として得た(収率82%)。
LC−MS(方法11):Rt=0.88分;MS(ESIpos):m/z=206[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.753(15.74)、2.669(0.14)、3.439(16.00)、4.442(3.93)、7.293(1.45)、7.298(0.57)、7.309(0.86)、7.315(3.99)、7.321(0.83)、7.332(0.74)、7.337(2.71)、7.372(2.60)、7.378(0.97)、7.386(2.85)、7.394(1.76)、7.402(0.65)、7.408(1.41)。
中間体77
エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート
4−クロロ−6−ヒドラジニルピリミジン(2.00g、13.8mmol)及びエチル2,4−ジオキソペンタノエート(2.19g、13.8mmol)のエタノール(40mL)中溶液を終夜還流させた。冷却して室温とした後、沈殿が生成し、それを濾過し、乾燥させて、所望の生成物2.25g(収率61%)を得た。濾液をさらに処理して、位置異性体生成物を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.33分;MS(ESIpos):m/z=267[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、DMSO−d6):δ[ppm]:1.32(t、4H)、4.34(q、3H)、6.88(d、1H)、8.02(d、1H)、9.05(d、1H)。
中間体78
エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレートの合成からの濾液を濃縮し、分取(reparative)HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=10%B、4.50分=20%B、15.50分=85%B、16.00−18.50分=100%B、18.75−22.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物を得た(544mg、収率15%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.28分;MS(ESIpos):m/z=267[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.214(4.65)、1.232(9.58)、1.250(4.68)、1.304(0.72)、1.322(1.49)、1.340(0.82)、2.289(0.52)、2.316(16.00)、2.722(2.13)、4.280(1.61)、4.298(4.62)、4.315(4.72)、4.333(2.02)、4.349(0.72)、6.883(0.57)、6.914(4.78)、7.985(3.83)、8.026(0.61)、8.933(3.80)、9.047(0.60)。
中間体79
2−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(1.14g、5.39mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(1.20g、8.08mmol)から出発して、2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物2.0g[定量的]を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.86分;MS(ESIpos):m/z=342[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.149(0.52)、−0.008(4.13)、0.008(3.94)、0.146(0.50)、1.910(0.92)、2.074(1.32)、2.329(0.50)、2.368(0.52)、2.525(1.57)、2.667(0.40)、2.672(0.54)、2.712(0.52)、7.427(6.99)、7.449(14.26)、7.471(7.64)、7.571(1.75)、7.579(1.92)、7.585(1.83)、7.593(2.62)、7.603(0.41)、7.670(1.29)、7.678(1.19)、7.683(1.19)、7.691(0.92)、7.848(8.15)、7.862(9.33)、7.870(8.83)、7.883(7.57)、7.978(8.99)、7.986(10.59)、7.992(11.17)、8.000(16.00)、8.010(3.32)、8.021(1.02)、8.038(2.68)、8.048(13.92)、8.056(10.03)、8.062(9.64)、8.070(8.09)、8.081(1.45)、8.095(0.54)、8.103(0.48)、14.071(8.74)。
中間体80
2−[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.20g、6.44mmol)及びヨードメタン(800μL、13mmol)から出発して、2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、位置異性体の分離(装置:THAR SFC−Super Chrom Prep 200、カラム:Chirapak AD−H(SFC)5μm、250×30mm、溶離液:二酸化炭素/メタノール76:24、圧力:135bar、温度溶離液:38℃、温度Zyklon:40℃、圧力Zyklon24bar、流量:108g/分、UV210nm)後に、所望の生成物601mg(収率23%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.99分;MS(ESIpos):m/z=356[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:3.764(0.61)、3.784(1.31)、3.873(16.00)、7.434(2.11)、7.456(4.30)、7.478(2.35)、7.688(2.38)、7.693(1.22)、7.701(2.60)、7.710(2.33)、7.718(0.97)、7.723(1.99)、7.973(2.24)、7.981(2.53)、7.987(2.62)、7.995(3.88)、8.005(0.67)、8.035(0.65)、8.045(3.91)、8.053(2.60)、8.059(2.63)、8.066(2.23)。
中間体81
2−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの製造での位置異性体の分離から、所望の生成物を得た(789mg、34%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=357[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6):δ[ppm]:3.87(s、3H)、7.28−7.40(m、2H)、7.86−7.93(m、2H)、7.98−8.04(m、2H)、8.07−8.14(m、2H)。
中間体82
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(600mg、1.69mmol)及びヒドラジン水和物(1:1)(410μL、8.4mmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、アセトニトリルからの結晶化後に所望の生成物370mg(収率97%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]:3.52(s、3H)、4.86(s、2H)、7.32−7.42(m、2H)、7.48−7.56(m、2H)。
中間体83
4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(790mg、2.22mmol)から出発して、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造し、アセトニトリルからの結晶化後に所望の生成物490mg(収率96%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]:3.60(s、3H)、5.52(s、2H)、7.17−7.32(m、2H)、7.72−7.91(m、2H)。
中間体84
エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、456μmol)及びエチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(122mg、456μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物106mg(収率52%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.43分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.67)、0.008(0.46)、0.877(3.86)、0.896(8.85)、0.914(3.98)、1.074(0.65)、1.091(1.28)、1.109(0.65)、1.196(5.36)、1.214(11.31)、1.231(5.47)、2.272(16.00)、2.299(0.98)、2.318(2.72)、2.336(2.64)、2.355(0.85)、3.314(7.67)、3.375(0.66)、3.392(0.63)、4.239(1.72)、4.257(5.40)、4.275(5.33)、4.293(1.66)、6.750(5.30)、7.256(1.59)、7.358(2.08)、7.363(0.78)、7.380(4.69)、7.402(2.78)、7.506(2.79)、7.511(1.21)、7.519(3.13)、7.527(2.45)、7.536(1.02)、7.541(2.07)、8.413(3.12)、9.581(1.76)。
中間体85
ナトリウム(2E)−3−シアノ−4−オキソペンタ−2−エン−2−オレート
1−(5−メチル−1,2−オキサゾール−4−イル)エタノン(1000mg、7.99mmol、CAS6497−21−8)をエタノールに溶かし、混合物を水酸化ナトリウム(320mg、7.99mmol)のエタノール性溶液に加え、それをドライアイスで冷却した。沈殿する白色粉末を濾過し、エタノールで洗浄した。粗生成物995mg(収率84%)をそのまま次の段階で用いた。
中間体86
3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
ナトリウム(2E)−3−シアノ−4−オキソペンタ−2−エン−2−オレート(995mg、6.78mmol)及びヒドラジン水和物(1:1)(390μL、8.0mmol)の水(10mL)中混合物を終夜還流させた。冷却して室温とした後、反応混合物を減圧下に濃縮して、所望の生成物1.03g(定量的)を得て、それをそのまま次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=0.58分;MS(ESIpos):m/z=122[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.609(0.43)、2.041(0.70)、2.084(16.00)、2.242(3.61)、3.473(0.45)。
中間体87
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
4,6−ジクロロピリミジン(1.27g、8.50mmol)、3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(1.03g、8.50mmol)及び炭酸セシウムをDMFに溶かした。反応混合物を室温で終夜攪拌した。水を加え、得られた混合物を室温で30分間攪拌した。沈殿を濾過し、水で洗浄し、真空乾燥して、所望の生成物1.06g(収率53%)を得て、それをそのまま次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.28分;MS(ESIpos):m/z=234[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.339(0.76)、2.378(15.68)、2.403(1.58)、2.732(0.44)、2.781(0.70)、2.826(16.00)、2.868(1.38)、2.891(0.55)、5.754(0.68)、8.014(2.62)、9.038(2.54)。
中間体88
2−[1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.27g、3.80mmol)及び(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(1.6mL、7.6mmol)のDMF(7.0mL)中溶液を、炭酸カリウム(1.05g、7.60mmol)で処理し、室温で4日間攪拌した。混合物を水及び酢酸エチルで希釈した。水層を酢酸エチルで2回抽出した。有機相を集め、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シクロヘキサン/酢酸エチルを用いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、二つの位置異性体を得た。所望の生成物を、収率31%で得た(575mg)。
LC−MS(方法11):Rt=1.80分;MS(ESIpos):m/z=494[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.221(0.06)、−0.071(11.32)、−0.042(0.17)、−0.006(1.77)、0.041(0.14)、0.076(0.05)、0.617(0.08)、0.774(16.00)、0.790(2.87)、0.809(1.41)、0.848(0.21)、0.929(0.08)、1.049(0.03)、1.151(0.07)、1.168(0.14)、1.186(0.07)、1.982(0.25)、2.187(0.38)、2.206(1.07)、2.225(1.03)、2.244(0.32)、2.322(0.03)、2.362(0.03)、2.665(0.03)、3.896(0.61)、3.909(1.30)、3.922(0.74)、4.014(0.09)、4.045(0.81)、4.058(1.25)、4.071(0.53)、7.365(0.61)、7.387(1.29)、7.409(0.72)、7.566(0.83)、7.580(0.95)、7.588(0.79)、7.602(0.63)、7.937(0.80)、7.945(0.91)、7.951(0.94)、7.959(1.26)、7.969(0.25)、7.997(0.29)、8.007(1.31)、8.015(0.90)、8.020(0.82)、8.028(0.68)。
中間体89
1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(875mg、1.77mmol)をエタノールに溶かし、ヒドラジン水和物(1:1)(430μL、8.9mmol)で処理した。反応混合物を90℃で2時間攪拌した。反応混合物を冷却し、濾過した。濾液を減圧下に濃縮し、そのまま次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.58分;MS(ESIpos):m/z=364[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.096(0.56)、−0.089(12.22)、−0.081(0.57)、0.774(16.00)、0.889(0.98)、0.907(2.34)、0.926(1.05)、2.169(0.91)、2.188(0.88)、3.724(0.93)、3.736(0.74)、3.771(0.76)、3.783(0.97)、4.480(0.88)、7.280(0.50)、7.302(1.24)、7.325(0.77)、7.386(0.79)、7.400(0.88)、7.408(0.63)、7.422(0.52)。
中間体90
N−[1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
還流冷却器を取り付けた火炎乾燥した三頸丸底フラスコに、1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(347mg、1.5mmol)、1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(551mg、1.5mmol)及びナトリウムフェノキシド(264mg、2.3mmol)を入れた。固体を脱水1,4−ジオキサン(10mL)に懸濁させ、アルゴンを溶液に3分間吹き込むことで、混合物を脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(27mg、30μmol)及びXantPhos(43mg、78μmol)を加え、混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を85℃で16時間加熱した。冷却して環境温度とした後、混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物を得た(250mg、収率31%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.99分;MS(ESIpos):m/z=536[M+H]+。
中間体91
N−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミントリフルオロアセテート
還流冷却器を取り付けた火炎乾燥した三頸丸底フラスコに、1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(1.00g、9.00mmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(2.06g、9.90mmol)及びナトリウムフェノキシド(1.57g、13.5mmol)を入れた。固体を脱水1,4−ジオキサン(18mL)に懸濁させ、アルゴンを溶液に3分間吹き込むことで混合物を脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(124mg、135μmol)及びXantPhos(156mg、270μmol)を加え、混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を80℃で16時間加熱した。冷却して環境温度とした後、混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過した。合わせた洗浄液を濃縮し、残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×40mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)90/10から5/95)によって精製して、所望の生成物をそれのトリフルオロ酢酸塩として得た(1.05g、収率29%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.07分;MS(ESIpos):m/z=284[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.26)、0.008(0.69)、1.878(12.45)、2.073(0.47)、2.169(14.25)、2.519(0.73)、2.524(0.65)、2.609(12.08)、3.688(0.42)、3.751(16.00)、6.117(3.23)、7.171(3.60)、7.484(3.07)、8.415(3.31)、9.254(2.53)。
中間体92
2−メチル−3−オキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロパンニトリル
メチル4−(トリフルオロメトキシ)ベンゾエート(5.00g、22.7mmol)及びプロパンニトリル(2.4mL、34mmol)をTHFに溶かし、水浴で冷却して20℃とした。リチウム1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン−2−イド(1.0M、35mL、35mmol)をゆっくり加え、反応混合物を環境温度で2時間攪拌した。水を加えることで反応混合物を反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。得られた残留物を、それ以上精製せずに次の段階で用いた(4.00g、収率55%、純度76%)。
中間体93
4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン
2−メチル−3−オキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロパンニトリル(4.00g、16.4mmol、純度76%)をエタノールに溶かし、ヒドラジン1水和物(1.6mL、33mmol)を注射器によって滴下した。反応混合物を終夜加熱還流した。全ての揮発分を減圧下に除去し、残留物を分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×40mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)90/10から5/95)によって精製して、所望の生成物を黄色固体として得た(3.0g、純度80%、収率56%)。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.015(0.51)、1.278(0.11)、1.297(0.24)、1.316(0.12)、1.885(0.08)、2.047(16.00)、2.205(0.08)、2.322(0.09)、2.361(0.09)、2.664(0.10)、2.705(0.09)、2.798(0.11)、2.817(0.11)、7.508(2.65)、7.530(3.25)、7.693(0.66)、7.700(5.14)、7.705(1.55)、7.717(1.49)、7.722(4.07)、7.729(0.46)、7.970(0.37)、7.977(2.89)、7.982(0.90)、7.994(0.92)、7.999(2.59)、8.141(0.13)、8.163(0.13)、11.057(0.09)。
中間体94
2−{4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(2.00g、7.78mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(1.73g、11.7mmol)を酢酸(15mL)に懸濁させ、加熱還流した。30分間の加熱後、全ての固体を完全に溶解させた。原料の完全変換まで、反応混合物を還流下に終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を減圧下に濃縮し、メタノールと共留去した(3回)。そうして得られた残留物を、それ以上精製せずに次の段階で用いた(3.0g、収率99%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.00分;MS(ESIpos):m/z=388[M+H]+。
中間体95
2−{1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−{4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(3.00g、7.75mmol)及び炭酸カリウム(2.14g、15.5mmol)をDMF(11mL)に懸濁させ、その時点でヨードメタン(960μL、15mmol)を滴下した。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加えることでそれを反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製して、所望の生成物を、それの位置異性体とともに、黄色固体としての混合物(約1:1)として得た(2.0g、64%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.15分;MS(ESIpos):m/z=402[M+H]+。
中間体96
1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−アミン
2−{1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン及びそれの位置異性体(2.00g、4.98mmol)の混合物を、エタノール(43mL)に溶かし、ヒドラジン1水和物を加えた(1.2mL、25mmol)。反応混合物を終夜加熱還流した。冷却して環境温度とした後、全ての揮発分を減圧下に除去し、残留物を、分取HPLC(カラム:Daicel Chiralpak IF 250×20mm、5μm、流量:15mL/分、T=35℃、溶離液:n−ヘプタン/エタノール75:25)によって精製して、所望の生成物(329mg、収率24%)を、それの位置異性体(中間体106参照)とともに単一の異性体として得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.57分;MS(ESIpos):m/z=272[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:)1.77(s、3H)、2.86(s、3H)、4.48(s、2H)、7.46−7.52(m、4H)。
中間体97
1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−(4−フルオロベンゾイル)ブタンニトリル(300mg、1.57mmol)を2−プロパノール(10mL)に溶かした。次に、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(299mg、1.88mmol)を加え、反応混合物を終夜還流攪拌した。冷却して室温とした後、1M炭酸水素ナトリウム溶液を加え、反応混合物を減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=10%B、4.50分=20%B、15.50分=85%B、16.00−18.50分=100%B、18.75−22.00分=20%B)によって精製して、154mg(収率38%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.08分;MS(ESIpos):m/z=261[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.31−0.49(m、4H)、1.00(t、3H)、1.13−1.29(m、1H)、2.43(q、2H)、3.79(d、2H)、4.90(s、2H)、7.11−7.26(m、2H)、7.47−7.65(m、2H)。
中間体98
1−シクロプロピル−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−(4−フルオロベンゾイル)ブタンニトリル(300mg、1.57mmol)を2−プロパノール(10mL)に溶かした。次に、シクロプロピルヒドラジン・2塩酸塩(273mg、1.88mmol)を加え、反応混合物を終夜還流攪拌した。冷却して室温とした後、1M炭酸水素ナトリウム溶液を加え、反応混合物を減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=10%B、4.50分=20%B、15.50分=85%B、16.00−18.50分=100%B、18.75−22.00分=20%B)によって精製して、209mg(収率54%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.96分;MS(ESIpos):m/z=247[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.84)、0.008(0.73)、0.888(1.03)、0.904(3.46)、0.909(3.52)、0.920(4.25)、0.927(3.61)、0.935(3.47)、0.951(2.66)、0.962(6.82)、0.972(9.67)、0.981(2.34)、0.990(16.00)、1.009(6.89)、2.387(1.94)、2.405(6.08)、2.424(5.97)、2.443(1.86)、3.251(1.03)、3.261(1.76)、3.269(2.27)、3.279(2.75)、3.283(1.88)、3.288(1.88)、3.296(1.77)、3.306(1.09)、5.017(4.79)、7.149(0.46)、7.157(3.96)、7.162(1.43)、7.174(1.85)、7.179(8.35)、7.185(1.84)、7.197(1.53)、7.202(4.61)、7.209(0.55)、7.498(0.60)、7.506(4.61)、7.511(1.88)、7.519(5.10)、7.527(4.66)、7.536(1.79)、7.541(4.12)、7.549(0.54)、8.182(0.93)。
中間体99
1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−(4−フルオロベンゾイル)ブタンニトリル(300mg、1.57mmol)を2−プロパノール(10mL)に溶かした。次に、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(299mg、1.88mmol)を加え、反応混合物を終夜還流攪拌した。1M炭酸水素ナトリウム溶液を加え、反応混合物を減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=10%B、4.50分=20%B、15.50分=85%B、16.00−18.50分=100%B、18.75−22.00分=20%B)によって精製して、154mg(収率38%)を所望の生成物として得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.06分;MS(ESIpos):m/z=261.2[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.29−0.50(m、4H)、1.00(t、3H)、1.14−1.28(m、1H)、2.43(q、2H)、3.79(d、2H)、4.90(s、2H)、7.13−7.24(m、2H)、7.51−7.61(m、2H)。
中間体100
2−[4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(3.00g、8.78mmol)のDMF(30mL)中溶液を、2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(1.3mL、9.7mmol)及び(5.72g、17.6mmol)で処理した。反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を水で処理した。酢酸エチルを加え、水層を2回抽出した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、カラムフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物の二つの位置異性体に相当する二つの分画を得た。所望のものを、収率20%(709mg)で得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.47分;MS(ESIpos):m/z=406[M+H]+。
中間体101
2−[4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(3.00g、8.78mmol)のDMF(30mL)中溶液を、2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(1.3mL、9.7mmol)及び(5.72g、17.6mmol)で処理した。反応混合物を室温で1時間攪拌した。LC/MSは、もはや原料がないことを示した。反応混合物を水で反応停止した。酢酸エチルを加え、水層を2回抽出した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、カラムフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物の二つの位置異性体に相当する二つの分画を得た。所望の位置異性体を、収率12%(427mg)で得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.40分;MS(ESIpos):m/z=406[m+H]+。
中間体102
4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(709mg、17.5mmol)をエタノール(5mL)に溶かし、ヒドラジン水和物(0.42mL、8.7mmol)で処理した。反応混合物を80℃で1時間攪拌した。反応混合物を冷却し、濾過した。濾液を減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって精製して、79.2mgを所望の生成物として得た(16%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.21分;MS(ESIneg):m/z=274[M−H]−。
中間体103
4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(427mg、1.05mmol)をエタノール(5.0mL)に溶かし、ヒドラジン水和物(1:1)(260μL、5.3mmol)で処理した。反応混合物を80℃で1時間攪拌した。反応混合物を冷却し、濾過した。濾液を減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物193mg(収率67%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.16分;MS(ESIpos):m/z=277[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:4.18(td、2H)、5.11(s、2H)、6.03−6.39(m、1H)、7.34−7.42(m、2H)、7.43−7.53(m、2H)。
中間体104
2−(4−フルオロ−2−メチルベンゾイル)ブタンニトリル
メチル4−フルオロ−2−メチルベンゾエート(2.00g、11.9mmol)及びブタンニトリル(3.1mL、36mmol)をアルゴン下に置いたフラスコに入れ、THF(30mL、370mmol)に溶かした。溶液を水浴で冷却して、反応液を室温に維持した。この溶液に、リチウム1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン−2−イド(37mL、1.0M、37mmol)を10分間かけてゆっくり加えた。水及び酢酸エチルを加え、次に混合物を10分間攪拌し、塩酸水溶液で酸性とした。混合物を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。粗生成物(定量的)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法9):Rt=1.25分;MS(ESIpos):m/z=206[M+H]+。
中間体105
4−エチル−5−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−(4−フルオロ−2−メチルベンゾイル)ブタンニトリル(2.50g、12.2mmol)をエタノール(13mL、220mmol)に溶かし、ヒドラジン(1.5mL、純度64%、30mmol)を注射器によって加えた。混合物を浴温95℃で終夜加熱した。冷却して室温とした後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール)によって精製して、所望の生成物(定量的)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.90分;MS(ESIpos):m/z=221[M+H]+。
中間体106
1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン
分取HPLC(カラム:Daicel Chiralpak IF 250×20mm、5μm、流量:15mL/分、T=35℃、溶離液:n−ヘプタン/エタノール75:25)による1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−アミンについての上記の位置異性体の分離時に、この化合物を得た(単一異性体、467mg、収率34%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.54分;MS(ESIpos):m/z=272[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.00(s、3H)、3.57(s、3H)、4.99(brs、2H)、7.35(d、J=8.2Hz、2H)、7.66−7.71(m、2H)。
中間体107
3−メチル−1,5,6,7−テトラヒドロ−4H−インダゾール−4−オン
2−アセチルシクロヘキサン−1,3−ジオン(1.30g、8.43mmol)、ヒドラジン1水和物(2.1mL、42mmol)及びp−トルエンスルホン酸1水和物(80.2mg、422μmol)をエタノール(70mL)に懸濁させ、反応混合物を終夜加熱還流した。冷却して環境温度とした後、それをテトラヒドロフラン(65mL)及び塩酸水溶液(2M、75mL)で希釈し、さらに5時間高撹拌した。全ての有機相溶媒を減圧下に除去し、残留水相を酢酸エチルで抽出した。水相を水酸化ナトリウム水溶液で塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(1.16g、収率89%)を得て、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=0.42分;MS(ESIpos):m/z=151[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.55)、−0.008(4.91)、0.008(4.60)、0.146(0.56)、1.175(0.57)、1.908(1.40)、1.970(5.21)、1.988(6.92)、2.006(5.54)、2.021(3.61)、2.286(16.00)、2.315(9.86)、2.329(13.89)、2.344(8.13)、2.367(1.52)、2.396(15.12)、2.524(1.38)、2.669(3.83)、2.681(5.70)、2.696(3.71)、2.764(3.98)、2.778(5.96)、2.792(3.40)、12.741(1.73)、12.888(1.29)。
中間体108
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1,5,6,7−テトラヒドロ−4H−インダゾール−4−オン
4,6−ジクロロピリミジン(1.15g、7.71mmol)、3−メチル−1,5,6,7−テトラヒドロ−4H−インダゾール−4−オン(1.16g、7.71mmol)及び炭酸セシウム(2.51g、7.71mmol)をジメチルホルムアミド(55mL)に溶かし、環境温度で終夜攪拌した。次に、水を加えて、白色固体を沈殿させた。5分間さらに攪拌した後、沈殿固体を濾過によって回収し、40℃の乾燥機で終夜乾燥させて、所望の生成物を得た(1.34g、収率58%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.90分;MS(ESIpos):m/z=263[M+H]+。
中間体109
4−(2−シアノプロパノイル)ベンゾニトリル
エチル4−シアノベンゾエート(10.0g、57.1mmol)及びプロピオノニトリル(8.1mL、110mmol)をテトラヒドロフラン(170mL)に溶かし、ビス−(トリメチルシリル)リチウムアミド(1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、120mL、120mmol)を環境温度でこの溶液に滴下した。反応混合物を終夜攪拌した。反応混合物を反応停止し、水を加えることで、ジクロロメタンで抽出した。有機相を廃棄した。生成物を含む水相を塩酸水溶液(6M)で酸性とし、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をジエチルエーテルに再懸濁させ、高撹拌した。残った固体を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させた。生成物(7.83g、収率75%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法9):Rt=0.70分;MS(ESIneg):m/z=183[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.473(3.09)、1.491(3.18)、1.669(2.16)、1.892(16.00)、5.178(0.78)、5.196(0.77)、7.616(0.53)、7.637(0.59)、7.736(3.94)、7.757(4.82)、7.950(4.87)、7.971(4.05)、8.047(0.42)、8.073(1.09)、8.094(1.90)、8.155(2.02)、8.176(1.19)、11.149(1.39)。
中間体110
4−(3−アミノ−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
4−(2−シアノプロパノイル)ベンゾニトリル(7.00g、38.0mmol)をエタノール(85mL)に溶かし、環境温度でヒドラジン1水和物(2.4mL、49mmol)を加えた。反応混合物を加熱還流し、3時間攪拌した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液(1M、50mL)で反応停止した。全ての揮発分をロータリーエバポレータ留去によって除去して、黄色固体を沈殿させた。固体を濾過し、水で洗浄し、真空乾燥して、所望の生成物(6.8g、収率90%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.09分;MS(ESIpos):m/z=199[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.02(s、3H)4.68(s、2H)7.75(d、J=8.44Hz、2H)7.87(d、J=8.44Hz、2H)11.50−12.16(brs、1H)。
中間体111
4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン
4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(1.00g、4.09mmol)をアセトニトリル(20mL)に溶かし、環境温度でN−クロロコハク酸イミド(655mg、4.91mmol)で処理した。反応混合物を終夜攪拌した。LC−MSによって完全な変換が示されなかったことから、第2回のN−クロロコハク酸イミド(700mg、5.24mmol)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。水(75mL)を加えて、ベージュ固体を沈殿させ、それを濾過し、水で洗浄し、真空乾燥して、所望の生成物を得た(975mg、収率78%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.19分;MS(ESIpos):m/z=279[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.327(16.00)、7.817(1.38)、7.947(2.75)、8.015(2.73)、8.078(1.33)、9.001(2.65)。
中間体112
4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−(2−シアノプロパノイル)ベンゾニトリル(35.0g、190mmol)を2−プロパノール(500mL)に溶かし、反応混合物を加熱して80℃とした。(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩の溶液(2Mエタノール中溶液、103mL、206mmol)を滴下し、反応混合物を3日間還流攪拌させた。冷却して0℃とした後、沈殿固体を濾過し、廃棄し、濾液を濃縮した(乾固はさせていない)。それを水で希釈し、固体炭酸水素ナトリウムでpH7−8の塩基性とした。この混合物をメチルtert−ブチルエーテルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(750gシリカゲル、勾配シクロ(cychlo)ヘキサン/酢酸エチル80/20から50/50)によって精製して、所望の生成物(29.6g、収率61%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.47分;MS(ESIpos):m/z=253[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.21)、0.354(3.82)、0.365(4.26)、0.402(0.40)、0.431(3.12)、0.451(3.41)、1.184(0.44)、1.199(0.92)、1.214(1.17)、1.231(0.88)、2.033(15.49)、2.034(15.43)、3.824(5.03)、3.841(4.95)、5.022(6.26)、7.778(1.20)、7.798(16.00)、7.821(1.09)。
中間体113
tert−ブチル(2Z)−3−(メチルアミノ)ブタ−2−エノエート((2E)−異性体との10:1混合物)
tert−ブチル3−オキソブタノエート(17mL、100mmol)及びシリカゲル(1.05g)の懸濁液に、メチルアミン水溶液(40%、10mL、120mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。GC−MSは、生成物への完全な変換を示した。ブラインを加え、反応混合物をジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、脱水し、所望の生成物(16.9g、収率99%)をオレフィン異性体の10:1混合物として得た。生成物を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
GC−MS(方法15):Rt=3.61分;MS(EI):m/z=171[M]。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.371(16.00)、1.837(4.88)、2.122(0.45)、2.819(2.83)、2.833(2.81)、4.260(1.34)。
中間体114
tert−ブチル(2Z)−2−(ジフルオロアセチル)−3−(メチルアミノ)ブタ−2−エノエート((2E)−異性体との10:1混合物)
tert−ブチル(2Z)−3−(メチルアミノ)ブタ−2−エノエート(16.8g、98.1mmol、(2E)−異性体との10:1混合物)及びトリエチルアミン(21mL、150mmol)を、アルゴン雰囲気下にメチルtert−ブチルエーテル(190mL)に溶かし、得られた溶液を冷却して0℃とした。無水ジフルオロ酢酸(15mL、120mmol)を滴下し、反応混合物を昇温させて環境温度とし、終夜攪拌した。反応混合物をメチルtert−ブチルエーテルで希釈し、水で洗浄した(20mLで3回)。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をヘキサンで磨砕して、所望の生成物を白色固体として得た(20.0g、収率82%、10:1オレフィン異性体)。
LC−MS(方法10):Rt=1.70分;MS(ESIneg):m/z=248[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6、主異性体のみを示す)δ[ppm]:1.46(s、9H)2.22(s、3H)、3.06(d、J=5.14Hz、3H)、6.47(t、J=54.3Hz、1H)11.74(brs、1H)。
中間体115
tert−ブチル5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
tert−ブチル(2Z)−2−(ジフルオロアセチル)−3−(メチルアミノ)ブタ−2−エノエート(10.0g、40.1mmol、(2E)−異性体との10:1混合物)を、アルゴン雰囲気下にメタノール(94mL)に溶かし、得られた溶液を冷却して−20℃とした。ヒドラジン1水和物(2.9mL、60mmol)を滴下し、反応混合物を−20℃で1時間及び環境温度で終夜攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルに再溶解した。溶液をブラインで洗浄し(3回)、有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(6.70g、収率72%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法9):Rt=0.86分;MS(ESIneg):m/z=231[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm1.50(s、9H)、2.42(s、3H)、7.11(t、J=54.2Hz、1H)、13.24−13.68(brs、1H)。
中間体116
tert−ブチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
4,6−ジクロロピリミジン(2.57g、17.2mmol)及びtert−ブチル5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(4.00g、17.2mmol)を、アルゴン雰囲気下にジメチルホルムアミド(10mL)に懸濁させ、炭酸セシウム(5.61g、17.2mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で72時間攪拌した。反応混合物を水(200mL)に投入し、30分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物を得た(4.4g、収率59%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.23分;MS(ESIpos):m/z=345[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.55(s、9H)、2.94(s、3H)、7.26(t、J=53.4Hz、1H)、8.04(s、1H)、9.09(s、1H)。
中間体117
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
4,6−ジクロロピリミジン(1.02g、6.88mmol)及び3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(916mg、6.88mmol)をジメチルホルムアミド(8.4mL)に懸濁させ、炭酸セシウム(2.24g、6.88mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水(80mL)を加え、攪拌を30分間続けた。沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物(1.21g、収率50%)を、それの位置異性体2−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−ピラゾロ[3,4−b]ピリジンとの70:30混合物として得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.07分;MS(ESIpos):m/z=246[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.626(16.00)、2.674(0.53)、3.051(4.99)、3.112(0.47)、3.129(0.58)、7.119(0.51)、7.129(0.57)、7.141(0.64)、7.151(0.63)、7.480(1.32)、7.492(1.51)、7.497(1.67)、7.509(1.49)、8.325(1.37)、8.349(0.75)、8.420(2.11)、8.439(2.08)、8.643(2.73)、8.739(0.85)、8.754(2.53)、8.766(2.51)、8.985(3.46)、9.128(1.23)。
中間体118
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン
4,6−ジクロロピリミジン(559mg、3.76mmol)及び3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(500mg、3.76mmol)をジメチルホルムアミド(4.6mL)に懸濁させ、炭酸セシウム(1.22g、3.76mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加え、混合物をさらに30分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥して、所望の生成物を得た(670mg、収率62%、純度85%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.67分;MS(ESIpos):m/z=246[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.321(1.43)、2.399(2.82)、2.448(1.25)、2.663(16.00)、2.715(1.63)、2.732(0.85)、2.813(2.92)、2.892(0.73)、3.044(0.70)、3.112(1.11)、7.592(1.17)、7.761(0.97)、7.957(7.17)、7.970(3.35)、8.559(2.67)、8.572(2.82)、8.597(0.84)、8.611(1.08)、8.630(1.13)、8.940(0.87)、9.042(4.58)、9.509(0.67)、10.001(4.18)。
中間体119
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−6−クロロピリミジン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(300mg、1.44mmol)をアセトニトリル(6.0mL)に溶かし、1−ブロモピロリジン−2,5−ジオン(307mg、1.73mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。沈殿に水を加え、混合物を5分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、高真空乾燥機中40℃で終夜乾燥させて、所望の生成物を得た(373mg、収率90%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.19分;MS(ESIpos):m/z=288[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.227(0.61)、2.258(11.76)、2.262(15.88)、2.662(0.76)、2.687(12.00)、2.690(16.00)、7.941(3.30)、8.955(3.01)。
中間体120
2−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(5.00g、14.9mmol)及び(9.72g、29.8mmol)のジメチルホルムアミド(51mL、660mmol)中溶液を、(ブロモメチル)シクロプロパン(4.3mL、45mmol)で処理した。得られた混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(カラム:Daicel Chiralcel OX−H;250×20mm、5μM、流量15mL/分、勾配n−ヘプタン/エタノール50/50)によって精製して、所望の生成物1.73g(30%)を、それの位置異性体(2.96g、48%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=390[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.103(1.38)、0.112(4.98)、0.115(4.07)、0.122(4.35)、0.124(4.60)、0.133(1.43)、0.409(1.59)、0.417(4.05)、0.421(3.97)、0.425(2.04)、0.430(2.13)、0.433(4.07)、0.436(3.81)、0.446(1.30)、0.802(6.97)、0.817(16.00)、0.832(6.97)、1.056(0.51)、1.058(0.48)、1.066(0.95)、1.068(0.89)、1.072(0.94)、1.075(0.78)、1.082(1.52)、1.088(0.76)、1.091(0.86)、1.096(0.83)、1.098(0.83)、1.105(0.40)、1.107(0.40)、2.083(1.05)、2.196(1.77)、2.211(5.34)、2.226(5.18)、2.242(1.59)、3.329(10.70)、3.867(7.22)、3.881(7.03)、7.379(0.52)、7.385(3.62)、7.389(1.37)、7.398(1.88)、7.403(7.73)、7.407(1.67)、7.416(1.47)、7.420(4.30)、7.426(0.49)、7.545(0.69)、7.551(4.30)、7.555(1.98)、7.562(4.76)、7.568(4.05)、7.575(1.63)、7.579(3.48)、7.944(0.43)、7.947(0.60)、7.954(5.16)、7.960(5.38)、7.965(4.71)、7.971(7.64)、7.979(1.13)、7.981(0.92)、8.007(1.05)、8.009(1.20)、8.017(8.38)、8.023(5.07)、8.028(5.68)、8.034(4.99)。
中間体121
1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.73g、4.44mmol)のエタノール(30mL、520mmol)中溶液をヒドラジン1水和物(1.1mL、22mmol)で処理した。混合物を終夜還流させた。冷却して室温とした後、白色(withe)固体が生じ、それを濾過した。濾液を減圧下に濃縮した。粗生成物をアセトニトリルに再溶解させ、沈殿を再度濾過によって除去し、濾液を乾固させて、所望の生成物1.15g(90%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.86分;MS(ESIpos):m/z=260[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.015(1.55)、−0.012(1.57)、0.005(13.53)、0.021(1.78)、0.317(1.59)、0.321(1.56)、0.331(6.50)、0.342(2.99)、0.351(6.61)、0.362(1.48)、0.888(7.30)、0.907(16.00)、0.925(7.84)、0.938(0.89)、0.955(1.48)、0.958(1.46)、0.962(1.37)、0.971(1.99)、0.983(1.33)、0.987(1.36)、0.991(1.35)、1.003(0.66)、2.141(2.52)、2.159(7.42)、2.178(7.18)、2.197(2.27)、3.511(9.88)、3.528(9.75)、4.459(11.57)、7.289(1.71)、7.293(1.71)、7.311(7.59)、7.315(6.56)、7.332(12.07)、7.343(8.93)、7.365(1.47)。
中間体122
4−(2−シアノブタノイル)ベンゾニトリル
ブタンニトリル(10mL、110mmol)のテトラヒドロフラン(170mL、2.1mol)中溶液を、30℃でリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.0Mテトラヒドロフラン中溶液;120mL、1.0M、120mmol)で処理した。その後、エチル4−シアノベンゾエート(10.0g、57.1mmol)を滴下した。得られた混合物を4時間攪拌した。水を加えることで反応停止し、ジクロロメタンで1回抽出した。水相を塩酸水溶液でpH2の酸性とし、次にジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶媒ジクロロメタン)によって精製した。所望の生成物を含む分画を回収し、溶媒を除去し、生成物をジエチルエーテルで磨砕して、所望の生成物8.51g(75%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.50分;MS(ESIneg):m/z=197[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.973(1.48)、0.991(6.78)、1.008(11.80)、1.027(6.35)、1.043(0.86)、1.068(7.61)、1.087(16.00)、1.106(7.94)、1.753(0.68)、1.771(1.14)、1.788(1.47)、1.807(1.62)、1.825(1.05)、1.909(0.62)、1.928(1.78)、1.937(1.24)、1.946(1.87)、1.955(1.45)、1.972(1.02)、1.990(0.68)、2.296(2.58)、2.315(7.53)、2.333(7.39)、2.352(2.34)、3.375(0.44)、3.392(0.41)、5.194(1.84)、5.206(2.09)、5.214(1.95)、5.226(1.69)、5.753(1.44)、7.583(1.42)、7.603(1.62)、7.726(7.45)、7.747(9.12)、7.948(9.70)、7.968(8.16)、8.067(4.07)、8.088(6.82)、8.151(7.11)、8.172(4.68)、11.133(1.45)。
中間体123
4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−(2−シアノブタノイル)ベンゾニトリル(2.00g、10.1mmol)及び(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(2.09g、13.1mmol)のエタノール(20mL、340mmol)中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.6mL、26mmol)で処理し、終夜還流させた。変換は完全に完了しなかったことから、混合物を2日間放置し、次に追加のジ−イソプロピルエチルアミン(2.28mL、13.1mmol)を加え、それをさらに終夜還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を濃縮し、残った取得物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機相を飽和炭酸ナトリウム溶液、水、及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。有機相を減圧下に濃縮した。粗取得物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(1.1.9g、39%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.60分;MS(ESIpos):m/z=267[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.343(1.68)、0.356(6.33)、0.368(7.09)、0.380(2.23)、0.395(0.63)、0.404(0.71)、0.416(1.20)、0.430(2.95)、0.439(5.68)、0.459(5.80)、0.475(1.26)、0.558(0.44)、0.917(0.65)、0.936(0.74)、0.955(1.06)、0.969(1.05)、0.988(0.74)、1.007(7.45)、1.026(16.00)、1.044(7.32)、1.106(0.44)、1.133(0.50)、1.152(1.20)、1.170(1.26)、1.189(1.04)、1.203(1.52)、1.210(1.38)、1.222(2.06)、1.234(1.37)、1.239(1.32)、1.252(0.66)、1.989(0.56)、2.441(0.42)、2.471(2.48)、3.165(0.46)、3.178(0.47)、3.316(12.97)、3.817(9.79)、3.834(9.55)、5.020(12.64)、7.582(0.45)、7.603(0.50)、7.677(0.59)、7.694(0.74)、7.746(7.11)、7.767(13.35)、7.807(12.82)、7.827(6.69)、7.849(0.58)、7.859(0.41)、7.953(0.79)、7.973(0.73)、7.988(0.45)、8.009(0.61)、8.054(0.56)。
中間体124
2−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.41g、4.13mmol)のジメチルホルムアミド(10mL、130mmol)中溶液を、炭酸セシウム(2.69g、8.25mmol)及び(ブロモメチル)シクロプロパン(1.2mL、12mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去し、粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物328mg(18%)をそれの位置異性体(360mg、20%)とともに得た。
LC−MS(方法14):Rt=1.17分;MS(ESIpos):m/z=396[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.79)、0.006(0.57)、0.148(2.46)、0.157(9.48)、0.160(7.73)、0.166(8.39)、0.169(8.90)、0.178(2.64)、0.437(2.80)、0.445(7.43)、0.449(7.31)、0.453(3.76)、0.461(7.76)、0.464(7.28)、0.473(2.45)、1.086(0.66)、1.090(0.97)、1.095(0.67)、1.099(1.83)、1.106(1.77)、1.109(1.46)、1.115(2.88)、1.122(1.44)、1.125(1.64)、1.129(1.66)、1.136(0.60)、1.139(0.82)、1.145(0.55)、2.468(0.62)、2.482(1.64)、2.496(1.94)、3.335(9.81)、4.020(13.86)、4.034(13.82)、4.171(1.59)、4.185(2.82)、4.199(1.49)、4.980(2.68)、5.003(1.22)、5.013(1.17)、5.016(0.86)、5.616(0.59)、5.635(0.49)、5.638(0.45)、5.648(0.45)、5.652(0.43)、5.670(0.49)、5.761(3.10)、7.433(0.91)、7.439(7.17)、7.442(3.91)、7.447(1.37)、7.456(15.46)、7.460(6.28)、7.470(2.96)、7.474(8.54)、7.478(2.67)、7.638(1.81)、7.642(0.89)、7.649(2.25)、7.652(2.09)、7.658(8.27)、7.662(4.15)、7.669(8.92)、7.676(7.61)、7.682(3.18)、7.686(6.74)、7.692(0.77)、7.969(0.84)、7.972(1.17)、7.979(10.94)、7.985(11.67)、7.990(11.12)、7.996(16.00)、8.004(2.35)、8.006(1.88)、8.039(2.08)、8.041(2.16)、8.049(15.04)、8.054(10.57)、8.059(10.65)、8.066(9.24)、8.073(0.85)、8.076(0.58)。
中間体125
4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(328mg、829μmol)のエタノール(5.7mL、97mmol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(200μL、4.1mmol)で処理した。混合物を90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。水溶液を、酢酸エチルでさらに2回抽出した。合わせた有機相を1M炭酸水素ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去して、所望の粗生成物を得た(204mg、68%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.77分;MS(ESIpos):m/z=266[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.73)、0.006(0.55)、0.021(2.43)、0.031(9.25)、0.033(7.72)、0.040(8.38)、0.043(8.72)、0.052(2.68)、0.347(2.92)、0.356(7.67)、0.359(7.63)、0.363(3.80)、0.368(4.03)、0.371(7.76)、0.375(7.42)、0.384(2.59)、0.712(2.71)、0.727(6.68)、0.742(3.24)、0.966(0.73)、0.971(0.93)、0.973(0.85)、0.976(0.67)、0.980(1.73)、0.983(1.65)、0.987(1.71)、0.990(1.44)、0.997(2.77)、1.003(1.43)、1.006(1.60)、1.010(1.59)、1.012(1.52)、1.017(0.61)、1.020(0.78)、1.022(0.76)、1.026(0.59)、1.060(0.48)、1.064(0.91)、1.079(1.48)、1.094(1.47)、1.109(0.84)、1.533(0.42)、1.548(1.12)、1.562(1.54)、1.577(1.10)、3.329(11.01)、3.642(14.68)、3.656(14.26)、3.749(1.55)、3.763(2.85)、3.777(1.67)、4.901(4.50)、4.914(16.00)、7.346(0.90)、7.352(6.62)、7.355(3.55)、7.359(1.25)、7.365(3.66)、7.369(15.65)、7.372(6.12)、7.383(2.99)、7.387(9.44)、7.390(3.02)、7.442(0.40)、7.447(2.29)、7.451(1.86)、7.457(9.35)、7.461(4.60)、7.468(9.97)、7.475(7.44)、7.481(2.99)、7.485(6.25)、7.491(0.70)。
中間体126
2−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.41g、4.13mmol)のジメチルホルムアミド(10mL、130mmol)中溶液を、炭酸セシウム(2.69g、8.25mmol)及び(ブロモメチル)シクロプロパン(1.2mL、12mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去し、粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物360mg(20%)をそれの位置異性体(320mg、18%)とともに得た。
LC−MS(方法14):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=396[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.007(1.08)、0.317(2.07)、0.326(8.24)、0.329(7.16)、0.336(7.98)、0.338(7.88)、0.347(2.69)、0.453(2.72)、0.461(6.80)、0.464(6.64)、0.469(3.68)、0.477(7.06)、0.481(6.41)、0.490(2.04)、1.237(0.66)、1.242(0.98)、1.252(1.81)、1.258(1.72)、1.261(1.44)、1.268(2.74)、1.274(1.45)、1.277(1.62)、1.283(1.69)、1.292(0.84)、1.298(0.55)、2.088(1.24)、2.520(0.77)、2.523(0.92)、2.566(0.54)、3.327(16.00)、4.042(13.04)、4.056(12.66)、4.223(1.46)、4.238(2.31)、4.252(1.42)、4.980(0.89)、4.983(0.88)、5.001(0.92)、5.004(0.95)、5.048(0.90)、5.052(0.86)、5.082(1.02)、5.086(0.93)、5.732(0.56)、5.752(0.74)、5.766(0.75)、5.787(0.49)、7.339(2.45)、7.345(7.14)、7.348(2.73)、7.357(5.65)、7.362(14.66)、7.366(3.24)、7.376(3.56)、7.380(7.52)、7.386(0.86)、7.899(1.84)、7.904(1.11)、7.913(8.22)、7.917(4.98)、7.924(8.87)、7.928(6.24)、7.931(7.77)、7.937(3.23)、7.942(6.85)、7.948(0.78)、8.002(1.16)、8.009(9.68)、8.015(10.42)、8.020(10.52)、8.027(13.72)、8.034(2.00)、8.082(1.54)、8.083(1.79)、8.092(13.13)、8.097(12.13)、8.102(11.51)、8.109(10.12)、8.114(2.48)、8.119(0.69)。
中間体127
4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(360mg、909μmol)のエタノール(8.4mL、140mmol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(220μL、4.5mmol)で処理した。混合物を90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。水溶液を酢酸エチルでさらに2回抽出した。合わせた有機相を1M炭酸水素ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去して、所望の粗生成物を得た(236mg、79%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.86分;MS(ESIpos):m/z=266[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.348(1.49)、0.361(6.51)、0.373(7.67)、0.385(2.45)、0.405(0.61)、0.423(0.70)、0.440(2.31)、0.450(5.63)、0.470(6.14)、0.485(1.45)、0.875(1.59)、0.894(3.55)、0.912(1.84)、1.185(0.82)、1.198(1.57)、1.205(1.45)、1.216(2.28)、1.229(1.48)、1.234(1.60)、1.246(0.87)、1.263(0.73)、1.281(1.03)、1.300(1.00)、1.319(0.55)、1.653(0.77)、1.672(1.07)、1.690(0.72)、3.843(11.37)、3.860(11.20)、3.916(1.03)、3.934(1.83)、3.951(0.98)、5.503(16.00)、5.541(0.68)、7.221(5.38)、7.244(10.59)、7.266(5.40)、7.785(1.92)、7.793(6.18)、7.798(3.89)、7.807(7.89)、7.815(6.62)、7.824(3.07)、7.829(5.44)。
中間体128
2−[1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.26g、3.93mmol)のジメチルホルムアミド(10mL、130mmol)中溶液を、炭酸セシウム(2.56g、7.87mmol)及び(ブロモメチル)シクロプロパン(1.1mL、12mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去し、粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物513mg(30%)を、それの位置異性体(848mg、48%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.11分;MS(ESIpos):m/z=376[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.43)、0.092(0.67)、0.103(2.77)、0.106(2.47)、0.118(2.86)、0.129(0.85)、0.387(0.83)、0.398(2.20)、0.402(2.33)、0.407(1.24)、0.418(2.33)、0.422(2.32)、0.433(0.74)、1.046(0.51)、1.053(0.51)、1.065(0.82)、1.077(0.49)、1.083(0.49)、1.794(16.00)、1.989(0.69)、2.460(0.41)、2.524(0.53)、3.914(4.13)、3.932(4.08)、4.056(0.45)、4.074(0.63)、7.376(1.89)、7.398(4.35)、7.420(2.60)、7.528(0.47)、7.544(2.68)、7.550(1.54)、7.558(2.79)、7.566(2.44)、7.574(0.91)、7.580(1.94)、7.936(2.60)、7.944(2.98)、7.950(2.95)、7.958(4.87)、7.967(0.90)、7.988(0.78)、7.998(4.45)、8.005(2.70)、8.012(2.76)、8.019(2.31)。
中間体129
2−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.26g、3.93mmol)のジメチルホルムアミド(10mL、130mmol)中溶液を炭酸セシウム(2.56g、7.87mmol)及び(ブロモメチル)シクロプロパン(1.1mL、12mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去し、粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物848mg(48%)を、それの位置異性体(513mg、30%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.18分;MS(ESIpos):m/z=376[M+H]+。
中間体130
1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(3.70g、9.86mmol)のエタノール(90mL、1.5mol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(2.4mL、49mmol)で処理した。混合物を90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を1.0M炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶液を濃縮して、所望の生成物(2.37g、96%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.72分;MS(ESIpos):m/z=246[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.330(0.48)、0.342(1.93)、0.346(1.95)、0.354(2.33)、0.357(2.12)、0.367(0.93)、0.411(0.92)、0.420(1.80)、0.424(1.53)、0.431(1.19)、0.440(2.01)、0.444(1.53)、0.456(0.55)、1.180(0.47)、1.188(0.45)、1.200(0.75)、1.212(0.44)、1.217(0.44)、1.975(16.00)、3.787(4.04)、3.804(3.98)、4.905(4.30)、7.164(2.01)、7.170(0.70)、7.181(0.91)、7.187(4.12)、7.192(0.88)、7.204(0.74)、7.209(2.23)、7.578(2.22)、7.584(0.94)、7.593(2.45)、7.601(2.27)、7.609(0.83)、7.615(2.00)。
中間体131
1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(517mg、1.38mmol)のエタノール(11mL、180mmol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(330μL、6.9mmol)で処理した。混合物を90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を1.0M炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶液を濃縮して、所望の生成物(314mg、77%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.51分;MS(ESIpos):m/z=246[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.019(0.73)、−0.008(3.14)、0.018(0.73)、0.304(0.80)、0.315(2.28)、0.318(2.17)、0.324(1.08)、0.335(2.34)、0.350(0.66)、0.703(0.57)、0.721(1.31)、0.739(0.69)、0.941(0.56)、0.948(0.52)、0.961(0.82)、0.973(0.48)、0.978(0.50)、1.530(0.40)、1.728(4.37)、1.733(16.00)、3.317(5.54)、3.560(4.30)、3.577(4.23)、3.681(0.69)、4.483(4.40)、7.290(1.15)、7.312(4.02)、7.334(4.22)、7.339(3.93)、7.353(3.46)、7.360(1.75)、7.369(0.61)、7.375(0.98)。
中間体132
2−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.50g、7.46mmol)のジメチルホルムアミド(32mL、420mmol)中溶液を、炭酸セシウム(4.86g、14.9mmol)及び2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(2.0mL、15mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。追加の1当量の2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(0.99mL、7.45mmol)を加え、混合物を環境温度で4時間再度攪拌した。混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去し、粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル60:1、Biotage SNAP Ultra 50g)によって精製して、所望の生成物1.20g(40%)を、それの位置異性体(655mg、22%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.12分;MS(ESIpos):m/z=400[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.897(7.24)、0.916(16.00)、0.935(7.14)、2.074(2.49)、2.441(2.14)、2.460(6.26)、2.478(6.48)、2.524(0.73)、4.572(2.02)、4.581(2.17)、4.608(4.05)、4.618(4.02)、4.645(2.03)、4.654(1.80)、6.109(0.67)、6.119(1.32)、6.128(0.57)、6.246(1.28)、6.256(2.65)、6.265(1.20)、6.384(0.59)、6.393(1.21)、6.403(0.59)、7.293(4.33)、7.316(8.52)、7.338(4.46)、7.706(5.02)、7.712(2.39)、7.720(5.50)、7.728(4.92)、7.737(2.02)、7.742(4.22)、7.966(0.87)、7.975(5.05)、7.982(5.52)、7.988(5.61)、7.996(7.71)、8.006(1.29)、8.042(1.54)、8.052(8.33)、8.059(5.73)、8.066(5.45)、8.073(4.65)、8.082(0.42)。
中間体133
2−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.50g、7.46mmol)のジメチルホルムアミド(32mL、420mmol)中溶液を、炭酸セシウム(4.86g、14.9mmol)及び2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(2.0mL、15mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。追加の1当量の2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(0.99mL、7.45mmol)を加え、混合物を環境温度で4時間再度攪拌した。混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下に除去し、粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル60:1、Biotage SNAP Ultra 50g)によって精製して、所望の生成物655mg(22%)を、それの位置異性体(1.20g、40%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.08分;MS(ESIpos):m/z=400[M+H]+。
中間体134
1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.20g、3.00mmol)のエタノール(20mL、340mmol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(730μL、15mmol)で処理した。混合物を90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を1.0M炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶液を濃縮して、所望の生成物(800mg、98%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.62分;MS(ESIpos):m/z=270[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.981(7.32)、0.999(16.00)、1.018(7.26)、2.428(6.81)、2.446(6.56)、2.465(2.20)、4.355(2.48)、4.366(2.63)、4.391(4.85)、4.402(4.81)、4.427(2.47)、4.438(2.23)、5.147(11.45)、6.147(0.71)、6.158(1.40)、6.169(0.64)、6.286(1.39)、6.297(2.80)、6.307(1.30)、6.425(0.66)、6.435(1.32)、6.446(0.64)、7.190(4.22)、7.212(8.47)、7.234(4.56)、7.549(5.25)、7.554(2.68)、7.563(6.04)、7.571(5.38)、7.585(4.46)。
中間体135
1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(655mg、1.64mmol)のエタノール(10mL、170mmol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(400μL、8.2mmol)で処理した。混合物を90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を、水と酢酸エチルとの間で分配した。水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を、1.0M炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶液を濃縮して、所望の生成物(470mg、定量的)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.69分;MS(ESIpos):m/z=270[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.58)、0.894(4.65)、0.913(10.80)、0.932(4.95)、2.151(1.41)、2.170(4.35)、2.189(4.24)、2.207(1.30)、3.992(1.41)、4.002(1.50)、4.028(2.87)、4.038(2.88)、4.063(1.44)、4.074(1.33)、4.670(5.64)、6.021(0.42)、6.031(0.89)、6.159(0.82)、6.170(1.79)、6.180(0.82)、6.309(0.86)、6.319(0.41)、7.310(0.44)、7.319(0.44)、7.334(9.33)、7.353(16.00)。
中間体136
エチル4−クロロ−1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(480mg、1.80mmol)のアセトニトリル(8.8mL、170mmol)中溶液を、1−クロロピロリジン−2,5−ジオン(288mg、2.16mmol)で処理した。混合物を環境温度で2日間攪拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物240mg(63%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=301[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.12)、0.008(1.07)、1.240(4.60)、1.258(9.37)、1.276(4.53)、2.322(16.00)、2.524(0.58)、4.359(1.55)、4.377(4.54)、4.395(4.45)、4.413(1.41)、8.008(3.31)、8.947(3.50)。
中間体137
2−[1−(シクロブチルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.00g、5.96mmol)のジメチルホルムアミド(26mL、340mmol)中溶液を炭酸セシウム(3.89g、11.9mmol)及び(ブロモメチル)シクロブタン(1.78g、11.9mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(方法:カラム:Biotage SNAP Ultra 25g/流量:75mL/分/溶媒=ジクロロメタン(100%))を用いて精製して、所望の生成物904mgを、それの位置異性体(320mg、13%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.44分;MS(ESIpos):m/z=404[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.48)、0.008(1.25)、0.889(6.83)、0.908(16.00)、0.926(7.12)、1.710(0.71)、1.716(0.91)、1.732(3.35)、1.744(7.41)、1.752(6.01)、1.758(4.72)、1.761(4.97)、1.774(1.98)、1.791(1.33)、1.798(0.89)、1.817(0.66)、1.864(0.41)、1.879(0.81)、1.892(1.58)、1.903(2.64)、1.908(2.20)、1.918(2.75)、1.924(3.44)、1.934(1.06)、1.938(0.99)、1.948(0.42)、2.074(0.94)、2.406(1.88)、2.425(5.83)、2.443(5.71)、2.462(1.77)、2.524(0.45)、2.691(0.47)、2.710(1.26)、2.729(1.39)、2.742(0.92)、2.747(1.08)、2.766(0.55)、4.001(8.81)、4.019(8.63)、7.267(4.04)、7.289(8.37)、7.306(1.57)、7.311(4.50)、7.318(0.51)、7.672(0.59)、7.680(4.66)、7.685(2.06)、7.694(5.15)、7.702(4.86)、7.710(1.87)、7.716(4.23)、7.723(0.49)、7.973(0.51)、7.982(4.84)、7.989(5.33)、7.996(5.39)、8.003(7.88)、8.013(1.20)、8.049(1.15)、8.059(8.02)、8.067(5.27)、8.073(5.36)、8.081(4.66)、8.090(0.40)。
中間体138
1−(シクロブチルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[1−(シクロブチルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(900mg、2.23mmol)のエタノール(280mL、4.8mol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(540μL、11mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を1M炭酸水素ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物(578mg、85%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.72分;MS(ESIpos):m/z=274[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.976(7.30)、0.995(16.00)、1.013(7.27)、1.049(0.65)、1.068(1.28)、1.087(0.59)、1.772(1.10)、1.780(1.99)、1.798(4.84)、1.816(8.42)、1.825(7.95)、1.840(3.63)、1.851(1.37)、1.858(1.67)、1.867(1.09)、1.888(0.45)、1.908(0.72)、1.934(1.93)、1.945(3.44)、1.950(4.10)、1.966(3.26)、2.002(0.42)、2.397(2.32)、2.415(6.73)、2.434(6.53)、2.453(2.17)、2.575(0.51)、2.689(0.64)、2.707(1.45)、2.724(1.79)、2.745(1.31)、2.764(0.71)、3.910(9.91)、3.928(9.51)、4.102(0.80)、4.120(0.68)、4.892(11.01)、7.160(4.17)、7.182(8.34)、7.204(4.52)、7.236(0.40)、7.258(0.79)、7.280(0.50)、7.523(0.96)、7.530(5.29)、7.536(2.55)、7.545(6.07)、7.552(5.51)、7.561(2.58)、7.566(5.07)、7.629(0.79)、7.636(0.43)、7.644(0.66)、7.651(0.59)、7.666(0.46)、10.085(0.49)。
中間体139
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−(5−アミノ−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(6.80g、34.3mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(7.62g、51.5mmol)を酢酸(150mL)に懸濁させ、反応混合物を加熱して120℃浴温として終夜経過させた。冷却して環境温度とした後、メチルtert−ブチルエーテルを加え、沈殿固体を濾過によって回収し、メチルtert−ブチルエーテルでさらに洗浄し、終夜真空乾燥し、乾燥機中、減圧下に40℃でさらに乾燥して、所望の生成物(11.7g、収率104%、NMRに基づいて24%AcOHを含んでいた)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.60分;MS(ESIpos):m/z=329[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.62)、0.008(1.32)、1.909(12.37)、2.059(16.00)、2.367(0.43)、2.524(1.09)、2.711(0.42)、7.842(4.06)、7.863(5.29)、7.945(2.96)、7.953(3.62)、7.959(3.95)、7.967(5.31)、7.976(1.61)、8.002(6.36)、8.008(6.35)、8.022(7.34)、13.648(3.22)。
中間体140
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリルとの混合物としての4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(14.1g、42.9mmol)のジメチルホルムアミド(140mL、1.8mol)中溶液を、−20℃で炭酸セシウム(27.9g、85.8mmol)及びヨードメタン(5.3mL、86mmol)で処理した。混合物を昇温させて環境温度とし、2時間攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水(2回)、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。位置異性体の分離が、アセトニトリルとの磨砕によって部分的に可能であった:純粋な4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル1.52g(8%、純度92%)、純粋な−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル0.19g(1%)及び位置異性体混合物5.75g(31%)を得た。
LC−MS(方法11、4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル):Rt=1.23分;MS(ESIpos):m/z=343[M+H]+。
LC−MS(方法11、4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル):Rt=1.29分;MS(ESIpos):m/z=343[M+H]+。
中間体141
4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル/4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル約1:1(5.85g、17.1mmol)のエタノール(150mL、2.6mol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(4.2mL、85mmol)で処理した。混合物を2.5時間還流した。冷却して室温とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を1M炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。位置異性体混合物3.2gを位置異性体に分離して(カラム:Chiralpak IG、5μM、250×20mm、流量:15mL/分、n−ヘプタン/エタノール30/70)、所望の生成物2.30g(63%)をそれの位置異性体(680mg、19%)とともに得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.85分;MS(ESIpos):m/z=213[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.066(11.06)、3.422(0.66)、5.091(3.28)、7.810(16.00)。
中間体142
4−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル/4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル約1:1(5.85g、17.1mmol)のエタノール(150mL、2.6mol)中溶液をヒドラジン1水和物(4.2mL、85mmol)で処理した。混合物を2.5時間還流した。冷却して室温とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を1M炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。位置異性体混合物3.2gを位置異性体に分離し(カラム:Chiralpak IG、5μM、250×20mm、流量:15mL/分、n−ヘプタン/エタノール30/70)、所望の生成物680mg(19%)をそれの位置異性体(2.30g、63%)とともに得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.82分;MS(ESIpos):m/z=213[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.818(16.00)、2.091(0.42)、3.367(2.38)、4.572(4.39)、7.571(4.29)、7.575(1.55)、7.584(1.73)、7.588(4.52)、7.591(0.88)、7.946(1.05)、7.949(4.66)、7.953(1.57)、7.963(1.63)、7.966(4.13)、7.970(0.75)。
中間体143
4−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(5.00g、35.4mmol)及び(4−シアノフェニル)ボロン酸(5.21g、35.4mmol)のジクロロメタン(50mL、780mmol)中溶液を無水酢酸銅(9.65g、53.1mmol)、ピリジン(29mL、350mmol)及びモレキュラーシーブス(7.93g)で処理した。混合物をアルゴン雰囲気下に環境温度で2日間攪拌した。混合物を珪藻土層で濾過し、残ったフィルターケーキをジクロロメタンで洗浄した。濾液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル40:1、カラム: SNAP Ultra 100g)によって精製して、所望の生成物2.60g(30%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.88分;MS(ESIpos):m/z=243[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.625(16.00)、7.797(0.49)、7.802(3.48)、7.807(1.24)、7.819(1.33)、7.824(4.13)、7.829(0.63)、8.076(0.59)、8.081(3.97)、8.086(1.28)、8.098(1.17)、8.103(3.35)、8.109(0.49)。
中間体144
4−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
4−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(2.60g、10.7mmol)のメタノール(100mL)中溶液を、塩酸水溶液(20mL、12M、240mmol)及び鉄(3.00g、53.7mmol)で処理した。混合物を2時間還流させた。反応混合物を濾過した。濾液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物1.70g(63%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=0.73分;MS(ESIpos):m/z=213[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.074(0.73)、2.107(16.00)、2.283(14.84)、2.409(0.41)、3.848(1.72)、3.858(2.53)、7.613(0.43)、7.634(0.45)、7.663(3.45)、7.685(4.10)、7.858(3.83)、7.879(3.01)、7.988(0.63)、8.009(0.44)。
中間体145
4−(3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
4−(2−シアノブタノイル)ベンゾニトリル(3.88g、19.5mmol)のエタノール(50mL、860mmol)中溶液を、ヒドラジン水和物(1:1)(1.1mL、23mmol)で処理し、終夜還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈した。エタノールを減圧下に除去し、生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物を得た(4.06g、98%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.09分;MS(ESIpos):m/z=213[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.022(8.30)、1.040(16.00)、1.058(7.78)、2.452(3.40)、2.470(8.84)、2.489(9.63)、4.650(1.64)、7.695(5.47)、7.713(6.04)、7.859(7.60)、7.878(5.87)、11.790(2.67)。
中間体146
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−エチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
4−(3−アミノ−4−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(3.00g、14.1mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(3.14g、21.2mmol)を酢酸(25mL、440mmol)で処理し、140℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈した。生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物4.92g(98%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.88分;MS(ESIpos):m/z=343[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.950(5.55)、0.968(11.73)、0.987(5.71)、1.919(16.00)、7.833(3.92)、7.853(4.73)、7.960(3.84)、7.968(5.02)、7.974(5.60)、7.981(6.07)、7.992(2.28)、8.006(5.09)、8.027(9.40)、8.048(3.51)、13.656(1.36)。
中間体147
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(2.00g、5.84mmol)のジメチルホルムアミド(10mL)中溶液を炭酸セシウム(3.81g、11.7mmol)及びヨードメタン(1.1mL、18mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水(2回)、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50g、ジクロロメタン/酢酸エチル)を用いて精製して、所望の生成物480mg(23%)をそれの位置異性体(650.5mg、31%)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.98分;MS(ESIpos):m/z=357[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.811(7.18)、0.826(16.00)、0.842(7.14)、1.178(0.70)、1.992(1.39)、2.260(1.84)、2.275(5.58)、2.290(5.42)、2.305(1.67)、3.331(9.52)、7.768(7.97)、7.772(2.87)、7.782(3.27)、7.785(8.91)、7.945(0.40)、7.948(0.56)、7.955(5.16)、7.961(5.42)、7.966(5.11)、7.972(7.75)、7.980(1.11)、8.012(1.01)、8.013(1.13)、8.021(8.29)、8.027(5.63)、8.032(6.59)、8.037(11.96)、8.046(1.03)、8.050(3.10)、8.054(7.88)。
中間体148
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(2.00g、5.84mmol)のジメチルホルムアミド(10mL、130mmol)中溶液を炭酸セシウム(3.81g、11.7mmol)及びヨードメタン(1.1mL、18mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水(2回)、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50g、ジクロロメタン/酢酸エチル)を用いて精製して、所望の生成物650.5mg(31%)をそれの位置異性体(480mg、23%)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.03分;MS(ESIpos):m/z=357[M+H]+。
中間体149
4−(5−アミノ−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(643mg、1.80mmol)のエタノール(6.5mL、110mmol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(440μL、9.0mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物379mg(93%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.29分;MS(ESIpos):m/z=227[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.010(1.29)、0.991(5.70)、1.010(12.56)、1.028(6.32)、2.460(1.99)、2.478(5.79)、3.324(16.00)、5.059(12.12)、7.726(5.57)、7.746(10.37)、7.794(8.73)、7.814(5.21)。
中間体150
4−(3−アミノ−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(475mg、1.33mmol)のエタノール(5.0mL、86mmol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(320μL、6.7mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物255mg(83%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=227[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.919(7.41)、0.937(16.00)、0.956(7.96)、0.999(0.66)、2.204(2.59)、2.222(7.39)、2.241(7.20)、2.259(2.43)、3.330(14.88)、3.506(0.62)、3.539(0.73)、3.556(0.43)、4.526(13.13)、7.544(8.74)、7.564(9.27)、7.945(8.78)、7.965(7.83)。
中間体151
4−[シアノ(メトキシ)アセチル]ベンゾニトリル
エチル4−シアノベンゾエート(10.0g、57.1mmol)及びメトキシアセトニトリル(8.5mL、110mmol)のテトラヒドロフラン(150mL、1.8mol)中溶液を、ビス−(トリメチルシリル)−リチウムアミド、1,0Mテトラヒドロフラン中溶液(120mL、1.0M、120mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水に投入し、酢酸エチルで抽出した。水相を塩酸水溶液で酸性とし、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物9.20g(52%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.72分;MS(ESIneg):m/z=199[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.01)、0.008(1.08)、1.909(0.77)、2.524(0.82)、3.246(1.44)、3.291(1.02)、3.320(10.48)、3.347(0.79)、3.353(0.58)、3.378(0.70)、3.385(0.60)、3.401(2.69)、3.451(0.44)、3.488(3.57)、3.510(4.28)、3.565(12.46)、3.629(0.45)、3.716(0.62)、3.727(1.69)、3.757(0.90)、3.780(4.13)、3.935(9.19)、4.364(0.70)、5.081(0.81)、5.217(1.07)、6.353(1.33)、7.746(0.90)、7.762(3.33)、7.767(2.22)、7.783(3.82)、7.810(11.32)、7.815(4.74)、7.827(5.10)、7.832(16.00)、7.925(3.07)、7.930(1.44)、7.940(15.74)、7.945(7.05)、7.957(4.40)、7.962(11.09)、7.972(4.40)、7.989(2.33)、7.994(6.36)、7.998(2.80)、8.010(1.80)、8.020(1.51)、8.040(0.74)、8.065(1.96)、8.073(5.63)、8.078(2.16)、8.081(1.54)、8.087(3.66)、8.095(3.83)、8.113(1.60)、8.135(0.62)、8.153(2.44)、8.175(1.49)、8.653(1.00)、8.691(0.86)、8.739(0.68)、11.168(4.18)、13.561(0.42)。
中間体152
4−(3−アミノ−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
4−[シアノ(メトキシ)アセチル]ベンゾニトリル(9.20g、46.0mmol)のエタノール(340mL、5.9mol)中溶液を、ヒドラジン水和物(1:1)(4.5mL、92mmol)で処理し、2時間還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈した。エタノールを減圧下に除去し、残留物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物5.88g(58%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.56分;MS(ESIpos):m/z=215[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.175(0.57)、1.195(0.49)、1.252(0.54)、1.989(0.93)、3.196(0.63)、3.335(0.54)、3.633(1.24)、3.641(2.48)、3.666(16.00)、3.762(1.92)、4.655(1.34)、4.906(0.49)、7.414(0.54)、7.435(0.57)、7.558(0.71)、7.580(0.89)、7.660(0.50)、7.665(0.41)、7.682(0.73)、7.687(0.51)、7.727(1.01)、7.749(1.07)、7.754(1.20)、7.771(0.87)、7.776(0.96)、7.879(4.77)、7.909(4.01)、7.928(3.65)、7.951(2.99)、7.959(2.90)、8.008(0.84)、8.029(0.44)、9.784(0.51)、11.899(1.21)。
中間体153
3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド
丸底フラスコに、3−アミノ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(1.00g、4.56mmol)及びナトリウムフェノレート(722mg、6.22mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(10mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(49.4mg、53.9μmol)、XantPhos(72.0mg、124μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチルピラゾール−1−イル)ピリミジン(0.865g、4.15mmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、ブラインで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、分取SFC(Chiralpak AD SFC 250×20mm、流量:80mL/分、定組成二酸化炭素/2−プロパノール80/20)によって精製して、所望の生成物(267mg、収率16%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.20分;MS(ESIpos):m/z=392[M+H]+。
中間体154
3−オキソシクロペンタ−1−エン−1−イルアセテート
アルゴン雰囲気下に、シクロペンタン−1,3−ジオン(18.0g、183mmol)をジクロロメタンに溶かし、ピリジン(15mL、180mmol)を加えた。塩化アセチル(14mL、200mmol)を注射器によってゆっくり加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。氷冷水を加え、相を分離した。有機相を塩酸水溶液(1M)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水でさらに洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた生成物(23.3g、収率90%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法9):Rt=0.35分;MS(ESIpos):m/z=141[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.291(16.00)、2.351(2.40)、2.356(1.60)、2.363(2.48)、2.370(1.70)、2.375(2.80)、2.723(1.53)、2.727(1.96)、2.735(1.60)、2.740(1.65)、2.747(1.69)、2.752(1.42)、6.011(1.04)、6.015(2.05)、6.019(1.18)。
中間体155
2−アセチルシクロペンタン−1,3−ジオン
アルゴン雰囲気下に、3−オキソシクロペンタ−1−エン−1−イルアセテート(23.3g、166mmol)をアセトニトリル(350mL)及びトリエチルアミン(32mL、230mmol)に溶かし、次に2−ヒドロキシ−2−メチルプロパンニトリル(6.1mL、67mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。反応混合物を塩酸水溶液(160mL、1M)で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。より良好な相分離のため、少量の塩酸(Chydrochloric acid3)を加えた。それを、ジクロロメタンでさらに抽出し、合わせた有機相抽出物を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、生成物(19.2g、収率82%)を得て、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法9):Rt=0.23分;MS(ESIneg):m/z=139[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、CDCl3)δ[ppm]:2.512(0.78)、2.527(16.00)、2.541(1.08)、2.740(1.02)、2.755(1.01)、2.769(0.70)。
中間体156
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン
アルゴン雰囲気下に、4−クロロ−6−ヒドラジニルピリミジン(11.3g、78.5mmol)及び2−アセチルシクロペンタン−1,3−ジオン(10.0g、71.4mmol)をエタノール(140mL)に懸濁させ、パラ−トルエンスルホン酸1水和物(679mg、3.57mmol)を加えた。反応混合物を浴温85℃で軽い還流下に終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えることでそれを反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。抽出時に、不溶固体を濾去し、さらなる分析後に廃棄した。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。二つの位置異性体を含む残留物を、60℃でメタノール/アセトニトリル(1:1、800mL)に溶かし、分取SFC(Chiralpak AZ 20μ、500×400mm、流量300mL/分、定組成勾配二酸化炭素/エタノール60/40、25分ごとに18mLの重ね注入)によって精製して、所望の生成物(5.36g、収率27%)をそれの位置異性体2−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(2H)−オンとともに得た(下記参照)。
LC−MS(方法10):Rt=1.08分;MS(ESIpos):m/z=249[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.47)、0.008(0.45)、2.350(16.00)、2.394(1.72)、2.523(0.48)、2.983(2.11)、2.989(1.74)、2.996(2.34)、3.002(1.84)、3.008(2.39)、3.368(2.27)、3.374(1.75)、3.381(2.20)、3.387(1.65)、3.393(1.93)、7.929(3.50)、9.004(3.30)。
中間体157
2−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(2H)−オン
この中間体は、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オンの合成時に位置異性体として得られ、分取SFC(Chiralpak AZ 20μ、500×400mm、流量300mL/分、定組成勾配二酸化炭素/エタノール60/40、25分ごとに18mLの重ね注入)によって精製して、所望の生成物を得た(2.56g、収率13%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.10分;MS(ESIpos):m/z=249[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.845(16.00)、2.915(0.88)、2.919(1.00)、2.928(2.08)、2.933(1.53)、2.939(1.58)、2.948(2.90)、2.980(2.87)、2.995(1.43)、3.000(1.79)、3.009(0.95)、3.162(0.48)、3.175(0.50)、8.078(3.79)、9.036(3.78)。
中間体158
4−[1−(2−シクロプロピルエチル)−3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
アルゴン雰囲気下に、4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(2.00g、6.09mmol)及び炭酸カリウム(1.68g、12.2mmol)をジメチルホルムアミド(8.9mL)に懸濁させ、(2−ブロモエチル)シクロプロパン(1.3mL、12mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加え、濁った溶液を濾過した。油状残留物を酢酸エチルに溶かし、水で洗浄した。濾液及び水相を合わせ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をメタノール/アセトニトリル(50mL)に溶かし、分取SFC(Chiralpak AD−H 5μm、250×20mm、流量:80mL/分、定組成二酸化炭素/2−プロパノール80/20、20分ごとの0.8mL注入)によって精製して、所望の生成物(270mg、純度63%、収率7%)をそれの位置異性体4−[1−(2−シクロプロピルエチル)−5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリルとともに得た(下記参照)。
LC−MS(方法14):Rt=3.49分;MS(ESIpos):m/z=397[M+H]+。
中間体159
4−[3−アミノ−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
4−[1−(2−シクロプロピルエチル)−3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(270mg、681μmol)をエタノール(6.4mL)に溶かし、ヒドラジン1水和物(170μL、3.4mmol)を加えた。反応混合物を4時間加熱還流した。冷却して環境温度とした後、それを水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。残留物を濃縮して、所望の生成物(168mg、純度67%、収率62%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
LC−MS(方法9):Rt=0.79分;MS(ESIpos):m/z=267[M+H]+。
中間体160
4−[1−(2−シクロプロピルエチル)−5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
この化合物を、それの位置異性体4−[1−(2−シクロプロピルエチル)−3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリルの合成時に得た。分取SFC(Chiralpak AD−H 5μm、250×20mm、流量:80mL/分、定組成二酸化炭素/2−プロパノール80/20、20分ごとの0.8mL注入)による位置異性体の分離によって、標題化合物を得た(269mg、収率11%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.15分;MS(ESIpos):m/z=397[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.061(0.46)、−0.052(1.68)、−0.049(1.57)、−0.042(1.71)、−0.031(0.50)、0.274(0.51)、0.282(1.42)、0.286(1.40)、0.291(0.70)、0.294(0.69)、0.298(1.49)、0.301(1.37)、0.310(0.48)、0.611(0.51)、1.612(0.61)、1.626(1.55)、1.640(1.53)、1.654(0.59)、2.070(9.83)、4.071(1.18)、4.086(1.87)、4.100(1.14)、7.918(16.00)、7.981(1.70)、7.988(1.72)、7.992(1.76)、7.998(2.45)、8.058(2.64)、8.065(1.82)、8.069(1.80)、8.075(1.69)。
中間体161
4−[5−アミノ−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−[1−(2−シクロプロピルエチル)−5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(264mg、666μmol)をエタノール(10mL)に溶かし、ヒドラジン1水和物(160μL、3.3mmol)を加えた。反応混合物を4.5時間加熱還流した。冷却して環境温度とした後、沈殿固体を濾過によって除去した。濾液を濃縮して、所望の生成物(209mg、純度57%、収率67%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
LC−MS(方法9):Rt=0.84分;MS(ESIpos):m/z=267[M+H]+。
中間体162
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(175mg、348μmol)のテトラヒドロフラン(2.5mL、31mmol)中溶液を水酸化リチウム水溶液(1.7mL、1.0M、1.7mmol)で処理し、80℃で終夜及び90℃でさらに1日間攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで1回抽出した。有機相を廃棄した。水相を塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物71.7mg(37%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.95分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.49)、−0.008(4.42)、0.008(3.94)、0.146(0.49)、0.298(3.16)、0.309(3.34)、0.437(3.50)、0.456(3.66)、0.975(5.18)、0.993(11.22)、1.012(5.36)、1.040(1.18)、1.057(2.36)、1.075(1.20)、1.175(0.56)、1.188(1.00)、1.194(0.99)、1.206(1.47)、1.218(0.94)、1.224(0.99)、1.235(0.68)、1.910(1.02)、2.357(11.03)、2.376(2.32)、2.443(1.27)、2.461(2.79)、2.479(2.88)、2.811(8.97)、2.910(16.00)、2.931(0.80)、3.433(0.70)、3.451(0.68)、3.798(2.68)、3.814(2.64)、6.568(1.44)、7.254(3.27)、7.276(6.65)、7.298(3.68)、7.670(2.01)、7.685(2.76)、7.703(1.89)、8.317(1.76)、8.522(0.57)、9.464(0.45)、12.627(0.99)。
中間体163
N′−アセチル−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジド
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(68.9mg、145μmol)及びアセトヒドラジド(32.2mg、435μmol)のジメチルホルムアミド(1.0mL、13mmol)中溶液を、HATU(82.6mg、217μmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(76μL、430μmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物95.4mg(定量的)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.65分;MS(ESIpos):m/z=532[M+H]+。
中間体164
1−(6−{[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル1−(6−{[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(177mg、383μmol)のテトラヒドロフラン(2.5mL、31mmol)中溶液を、水酸化リチウム水溶液(1.9mL、1.0M、1.9mmol)で処理し、85℃で終夜及び90℃でさらに1日間攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで1回抽出した。有機相を廃棄した。水相を塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物50.3mg(30%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.75分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.973(4.48)、0.991(9.78)、1.010(4.67)、1.032(3.19)、1.047(3.17)、1.910(0.49)、2.369(3.06)、2.448(1.13)、2.467(2.85)、2.486(3.06)、2.913(16.00)、3.645(11.42)、7.248(2.43)、7.270(5.06)、7.292(2.88)、7.649(1.94)、7.664(2.55)、7.669(2.49)、7.684(1.88)、8.536(0.74)、9.519(0.96)、12.634(1.08)。
中間体165
N′−アセチル−1−(6−{[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジド
1−(6−{[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(43.8mg、101μmol)及びアセトヒドラジド(22.4mg、302μmol)のジメチルホルムアミド(1.0mL、13mmol)中溶液をHATU(57.4mg、151μmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(53μL、300μmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物65.1mg(定量的)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.45分;MS(ESIpos):m/z=492[M+H]+。
中間体166
4−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(2.50g、7.61mmol)のジメチルホルムアミド(20mL、260mmol)中溶液を炭酸セシウム(4.96g、15.2mmol)及び2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(2.0mL、15mmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(Biotage SNAP Ultra 50g、ジクロロメタン/酢酸エチル40:1)によって精製して、所望の生成物1.45g(48%)を、それの位置異性体(0.30g、10%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.95分;MS(ESIpos):m/z=393[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.076(2.67)、2.083(16.00)、4.638(0.84)、4.646(0.91)、4.668(1.69)、4.675(1.73)、4.697(0.84)、4.704(0.75)、6.174(0.57)、6.276(0.55)、6.283(1.14)、6.290(0.54)、6.393(0.50)、7.921(1.03)、7.923(0.81)、7.926(0.60)、7.939(10.08)、7.943(10.02)、7.955(0.55)、7.959(0.76)、7.961(0.97)、7.973(2.81)、7.979(2.89)、7.984(2.73)、7.990(3.96)、7.998(0.55)、8.000(0.44)、8.039(0.47)、8.041(0.55)、8.049(4.29)、8.054(2.90)、8.059(3.03)、8.066(2.75)。
中間体167
4−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(2.50g、7.61mmol)のジメチルホルムアミド(20mL、260mmol)中溶液を、炭酸セシウム(4.96g、15.2mmol)及び2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(2.0mL、15mmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(Biotage SNAP Ultra 50g、ジクロロメタン/酢酸エチル40:1)によって精製して、所望の生成物300mg(10%)をそれの位置異性体(1.45g、48%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.91分;MS(ESIpos):m/z=393[M+H]+。
中間体168
4−[5−アミノ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(1.45g、3.70mmol)のエタノール(25mL)中溶液を、ヒドラジン1水和物(890μL、18.5mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物950mg(98%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.43分;MS(ESIpos):m/z=263[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.042(16.00)、3.317(0.88)、4.433(1.06)、4.440(1.16)、4.457(2.17)、4.464(2.23)、4.481(1.11)、4.488(1.04)、5.238(5.93)、6.226(0.61)、6.311(0.61)、6.318(1.23)、6.325(0.63)、6.410(0.58)、7.796(2.39)、7.810(6.51)、7.827(6.45)、7.841(2.43)。
中間体169
4−[3−アミノ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
4−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(300mg、765μmol)のエタノール(5mL)中溶液をヒドラジン1水和物(186μL、3.8mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物180mg(90%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.71分;MS(ESIpos):m/z=263[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.782(16.00)、4.094(0.85)、4.105(0.91)、4.130(1.75)、4.140(1.77)、4.166(0.88)、4.176(0.81)、4.787(4.36)、6.021(0.59)、6.150(0.52)、6.160(1.19)、6.170(0.54)、6.298(0.55)、7.528(3.92)、7.533(1.43)、7.545(1.49)、7.549(4.34)、7.961(4.23)、7.965(1.44)、7.977(1.37)、7.982(3.81)。
中間体170
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
アルゴン雰囲気下に4,6−ジクロロピリミジン(1.15g、7.72mmol)、3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(1.03g、7.72mmol)及び炭酸セシウム(2.52g、7.72mmol)をジメチルホルムアミド(9.4mL)に溶かし、環境温度で終夜攪拌した。反応混合物に水を加え、それをさらに30分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水でさらに洗浄した。次に、それを乾燥機で終夜真空乾燥して、所望の生成物を得た(1.2g、収率63%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.91分;MS(ESIpos):m/z=246[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.660(16.00)、7.658(1.49)、7.670(1.55)、7.680(1.57)、7.691(1.61)、7.963(2.08)、8.726(1.66)、8.729(1.58)、8.737(1.67)、8.741(1.53)、8.961(1.68)、8.963(1.36)、8.982(1.70)、8.985(1.42)、8.992(2.46)。
中間体171
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン
アルゴン雰囲気下に、4,6−ジクロロピリミジン(1.12g、7.51mmol)、3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(1.00g、7.51mmol)及び炭酸セシウムをジメチルホルムアミドに懸濁させ、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。反応混合物に水を加え、それをさらに30分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水でさらに洗浄した。次に、それを乾燥機で終夜真空乾燥して、所望の生成物を得た(1.57g、収率85%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.63分;MS(ESIpos):m/z=246[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.997(0.97)、2.462(2.15)、2.561(0.93)、2.700(16.00)、2.733(0.84)、2.785(1.45)、2.892(0.71)、3.003(1.01)、6.892(0.54)、7.541(0.53)、7.667(0.44)、7.963(2.90)、8.516(1.87)、8.529(1.84)、8.590(0.66)、8.616(0.63)、8.649(0.46)、8.667(2.81)、8.682(2.43)、8.941(0.44)、9.001(0.43)、9.023(3.18)、9.245(3.85)。
中間体172
4−クロロ−6−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン
アルゴン雰囲気下に、4,6−ジクロロピリミジン(1.81g、12.2mmol)、3−メチル−1H−ピラゾール(1.00g、12.2mmol)及び炭酸セシウム(3.97g、12.2mmol)をジメチルホルムアミド(15mL)に懸濁させ、環境温度で終夜攪拌した。反応混合物に水を加え、それをさらに15分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水でさらに洗浄した。次に、それを40℃の乾燥機で終夜真空乾燥して、所望の生成物を得た(1.58g、収率63%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.66分;MS(ESIpos):m/z=195[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.316(16.00)、2.343(0.21)、2.711(1.18)、6.445(0.25)、6.525(2.49)、6.531(2.60)、7.817(0.25)、7.857(3.22)、7.988(0.26)、8.569(2.22)、8.575(2.46)、8.905(3.20)、8.957(0.27)。
中間体173
4−クロロ−6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン
アルゴン雰囲気下に、1H−ピラゾール(1.00g、14.7mmol)、4,6−ジクロロピリミジン(2.19g、14.7mmol)及び炭酸セシウム(4.79g、14.7mmol)をジメチルホルムアミド(18mL)に懸濁させ、環境温度で終夜攪拌した。反応混合物に水を加え、それをさらに15分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水でさらに洗浄した。次に、それを40℃の乾燥機で終夜真空乾燥して、所望の生成物を得た(2.02g、収率76%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.45分;MS(ESIpos):m/z=181[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:6.705(9.36)、6.710(12.76)、6.715(10.30)、7.978(16.00)、8.011(13.25)、8.254(0.76)、8.705(12.40)、8.711(13.01)、8.735(1.17)、8.742(1.18)、8.964(12.88)、8.988(0.71)。
中間体174
4−クロロ−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン
アルゴン雰囲気下に、4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(1.13g、8.27mmol)、4,6−ジクロロピリミジン(1.23g、8.27mmol)及び炭酸セシウム(2.69g、8.27mmol)をジメチルホルムアミド(10mL)に懸濁させ、環境温度で終夜攪拌した。反応混合物に水を加え、それをさらに15分間攪拌した。濁った混合物の濾過ができなかったことから、混合物をブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物(1.6g、純度62%、収率46%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.33分;MS(ESIpos):m/z=249[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.66)、−0.008(4.89)、0.008(5.43)、0.146(0.66)、2.329(0.83)、2.367(1.03)、2.671(0.94)、2.711(1.09)、2.732(8.86)、2.892(11.86)、7.953(1.20)、8.103(16.00)、8.345(8.23)、8.482(14.11)、8.510(15.23)、8.965(0.51)、9.060(12.11)、9.157(5.91)、9.159(6.71)、9.362(12.20)、9.406(11.77)。
中間体175
3−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル
アルゴン雰囲気下に、エチル4−ブロモベンゾエート(7.1mL、44mmol)及びプロパンニトリル(4.4mL、61mmol)をテトラヒドロフラン(100mL)に溶かし、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(63mL、1.0M、63mmol)を環境温度で滴下した。反応混合物を2時間攪拌したら、それ以上の変換は起こらなかった。追加のプロパンニトリル(1.1mL、15mmol)及びリチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(17mL、1.0M、17mmol)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。水を加えることで反応停止し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を廃棄した。水相を塩酸水溶液でpH1〜2の酸性とし、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物(9.17g、純度85%、収率75%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法10):Rt=1.73分;MS(ESIneg):m/z=236[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.92)、1.458(10.79)、1.476(10.91)、1.664(3.23)、1.854(16.00)、5.098(0.89)、5.116(2.71)、5.134(2.69)、5.152(0.89)、7.359(0.77)、7.380(0.93)、7.484(4.07)、7.505(5.05)、7.674(5.46)、7.695(4.62)、7.812(4.67)、7.833(6.58)、7.937(6.71)、7.959(4.93)、10.936(1.03)。
中間体176
3−(4−ブロモフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(6.00g、25.2mmol)をトルエン(100mL)に溶かし、次にメチルヒドラジン(1.3mL、25mmol)及び酢酸(1.4mL、25mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をジクロロメタンに再溶解した。それをセライトに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 100g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配60/40から0:100)によって精製して、所望の生成物(5.56g、収率83%)をそれの位置異性体(0.53g、8%)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.70分;MS(ESIpos):m/z=266[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.99(s、3H)、3.57(s、3H)、4.98(s、2H)、7.54(m、4H)。
中間体177
1−[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン
4,6−ジクロロピリミジン(1.08g、7.24mmol)及び1−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノン(1.00g、7.24mmol)のジメチルホルムアミド(5.0mL)中溶液を炭酸セシウム(2.36g、7.24mmol)で処理し、環境温度で1.5時間攪拌した。混合物を水で希釈し;生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物1.40g(74%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.74分;MS(ESIpos):m/z=251[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.461(15.85)、2.922(16.00)、2.968(1.34)、7.990(2.95)、9.014(3.30)。
中間体178
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン
マイクロ波バイアルに1−[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン(530mg、2.11mmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(570mg、2.33mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(8.6mL、100mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(58.1mg、63.4μmol)及びXantphos(73.4mg、127μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(270mg、2.33mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(305mg、26%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.41分;MS(ESIpos):m/z=460[M+H]+。
中間体179
3−(4−フルオロフェニル)−2−メトキシ−3−オキソプロパンニトリル
エチル4−フルオロベンゾエート(4.4mL、30mmol)のテトラヒドロフラン(88mL、1.1mol)中溶液を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(62mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、62mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機相を廃棄した。水相を塩酸で酸性とし、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物10.0g(80%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.54分;MS(ESIneg):m/z=192[M−H]−。
中間体180
3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(4−フルオロフェニル)−2−メトキシ−3−オキソプロパンニトリル(4.50g、23.3mmol)のエタノール(40mL、690mmol)中溶液をヒドラジン水和物(1:1)(2.3mL、47mmol)で処理し、終夜還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を氷水に投入した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物2.70g(39%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.07分;MS(ESIpos):m/z=208[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.281(0.58)、1.355(0.48)、1.719(0.83)、1.785(0.65)、1.842(1.35)、1.857(0.83)、1.880(0.56)、1.911(0.41)、1.931(4.34)、1.937(3.87)、1.957(4.21)、1.972(4.40)、1.986(1.87)、2.004(4.19)、2.019(0.65)、2.074(0.68)、2.086(2.74)、2.168(0.51)、3.600(1.14)、3.610(1.45)、3.631(16.00)、4.591(0.85)、7.234(1.77)、7.256(3.38)、7.270(1.65)、7.278(2.23)、7.303(0.95)、7.411(0.64)、7.425(0.74)、7.432(0.63)、7.447(0.50)、7.755(1.85)、7.769(2.22)、7.776(2.12)、7.790(1.71)、10.430(1.00)。
中間体181
2−[3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−アミン(1.94g、純度90%、8.43mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(1.87g、12.6mmol)の酢酸(17mL)中溶液を、125℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、酢酸を減圧下に除去した。残った残留物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage SNAP Ultra 50g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル10:1)によって精製して、所望の生成物1.60g(56%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.73分;MS(ESIpos):m/z=338[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.43)、2.074(3.12)、3.607(16.00)、7.363(1.99)、7.385(3.78)、7.408(1.95)、7.823(2.29)、7.837(2.63)、7.845(2.34)、7.859(1.96)、7.965(2.39)、7.973(2.85)、7.978(2.92)、7.986(3.87)、7.996(1.03)、8.022(0.96)、8.032(3.74)、8.040(2.70)、8.046(2.47)、8.054(2.02)、13.484(2.62)。
中間体182
2−[3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.58g、4.68mmol)のジメチルホルムアミド(15mL、200mmol)中溶液を、炭酸セシウム(3.05g、9.37mmol)及びヨードメタン(580μL、9.4mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水(2回)、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、ジクロロメタン/酢酸エチル40:1)を用いて精製して、所望の生成物84mg(5%)をそれの位置異性体(105mg、6%)とともに得た。
LC−MS(方法10)Rt=1.99分;MS(ESIpos):m/z=352[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.279(0.43)、3.610(16.00)、3.711(13.88)、3.818(1.03)、3.822(1.27)、3.945(0.44)、7.271(1.59)、7.293(3.32)、7.315(1.81)、7.864(1.87)、7.878(2.15)、7.886(2.14)、7.900(1.81)、7.992(1.84)、8.000(2.09)、8.006(2.24)、8.014(2.97)、8.025(0.53)、8.065(0.50)、8.075(2.95)、8.083(2.17)、8.089(2.09)、8.097(1.80)。
中間体183
2−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.58g、4.68mmol)のジメチルホルムアミド(15mL、200mmol)中溶液を、炭酸セシウム(3.05g、9.37mmol)及びヨードメタン(580μL、9.4mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水(2回)、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、ジクロロメタン/酢酸エチル40:1)を用いて精製して、所望の生成物105mg(6%)をそれの位置異性体(84mg、5%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.83分;MS(ESIpos):m/z=352[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.073(0.54)、3.469(16.00)、3.789(13.18)、7.386(1.50)、7.408(3.04)、7.430(1.63)、7.643(1.88)、7.657(2.27)、7.662(1.97)、7.678(1.51)、7.958(1.62)、7.966(2.19)、7.971(2.13)、7.979(2.75)、8.014(0.60)、8.025(2.90)、8.032(2.17)、8.039(1.88)、8.046(1.52)。
中間体184
3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(84.0mg、239μmol)のエタノール(2mL)中溶液を、ヒドラジン1水和物(58μL、1.2mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を1M炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物51.0mg(75%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.91分;MS(ESIpos):m/z=222[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.72)、0.008(0.69)、1.091(0.48)、3.537(14.59)、3.597(16.00)、5.037(3.62)、7.165(1.74)、7.170(0.65)、7.182(0.83)、7.188(3.65)、7.193(0.83)、7.205(0.67)、7.210(1.95)、7.785(1.81)、7.791(0.77)、7.799(2.02)、7.808(2.01)、7.816(0.75)、7.822(1.78)。
中間体185
5−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(105mg、299μmol)のエタノール(2.6mL)中溶液を、ヒドラジン1水和物(73μL、1.5mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を1M炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物67.0mg(66%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.92分;MS(ESIpos):m/z=222[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.714(0.45)、3.331(1.36)、3.471(16.00)、4.539(1.96)、7.310(1.83)、7.313(0.89)、7.327(3.96)、7.341(0.96)、7.345(2.28)、7.476(2.26)、7.481(1.24)、7.488(2.58)、7.494(2.29)、7.501(1.07)、7.505(1.90)。
中間体186
エチル[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
4−クロロ−6−ヒドラジニルピリミジン(5.00g、34.6mmol)のエタノール(70mL、1.2mol)中溶液を、エチル3−アセチル−4−オキソペンタノエート(6.44g、34.6mmol)で処理し、終夜還流させた。冷却して室温とした後、沈殿を濾過によって回収し、エタノールで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物5.84g(57%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.99分;MS(ESIpos):m/z=295[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.171(4.91)、1.188(10.15)、1.206(5.04)、2.189(16.00)、2.611(14.69)、3.383(1.43)、3.430(0.76)、3.449(0.62)、4.058(1.62)、4.076(4.86)、4.094(4.79)、4.112(1.56)、7.898(3.18)、8.897(3.57)。
中間体187
エチル1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(84.0mg、409μmol)、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(120mg、450μmol)及びナトリウムフェノレート(52.2mg、450μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.87mg、5.32μmol)及びXantPhos(7.10mg、12.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(7.8mg、収率4%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.00分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.08)、0.008(1.23)、1.196(4.83)、1.214(10.43)、1.232(5.08)、1.866(11.62)、2.274(14.25)、2.327(0.62)、2.670(0.68)、3.691(16.00)、4.239(1.55)、4.257(4.87)、4.275(4.83)、4.292(1.47)、6.751(4.70)、7.312(0.91)、7.358(2.02)、7.380(4.55)、7.402(2.66)、7.515(2.53)、7.521(1.13)、7.529(2.83)、7.537(2.30)、7.546(0.91)、7.551(1.94)、8.417(2.60)、9.630(1.74)。
中間体188
エチル1−(6−{[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(89.7mg、409μmol)、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(120mg、450μmol)及びナトリウムフェノレート(52.2mg、450μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.87mg、5.32μmol)及びXantPhos(7.10mg、12.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(42mg、純度80%、収率18%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.04分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
中間体189
4−クロロ−6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン
4,6−ジクロロピリミジン(1.28g、8.59mmol)、4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール(980mg、8.59mmol)及び炭酸セシウム(2.80g、8.59mmol)をジメチルホルムアミド(5.1mL)に懸濁させ、環境温度で終夜攪拌した。次に水を加え、反応混合物を15分間さらに攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥機において40℃で終夜乾燥させた。そうして得られた所望の生成物(1.55g、収率74%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.41分;MS(ESIpos):m/z=227[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.54)、0.008(0.45)、2.263(16.00)、2.282(0.55)、2.617(9.61)、2.622(7.84)、2.646(0.32)、2.673(1.24)、7.894(2.73)、7.923(0.23)、8.914(3.27)、8.948(0.28)。
中間体190
2−メチル−3−オキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロパンニトリル
アルゴン雰囲気下に、エチル4−(トリフルオロメトキシ)ベンゾエート(8.00g、34.2mmol)及びプロパンニトリル(3.7mL、51mmol)をテトラヒドロフラン(60mL)に溶かし、得られた溶液を水浴で冷却した。リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(53mL、1.0M、53mmol)をゆっくり加え、反応混合物を環境温度で2時間攪拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を廃棄し、水相を塩酸水溶液(1.0M)で酸性とした。酸性水相を酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物(6.21g、収率74%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.27分;MS(ESIpos):m/z=244[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.62)、1.474(8.85)、1.492(8.96)、1.668(3.23)、1.837(1.43)、1.870(16.00)、1.910(2.16)、5.129(0.74)、5.147(2.20)、5.165(2.18)、5.183(0.71)、7.470(3.36)、7.491(4.29)、7.553(1.29)、7.575(3.87)、7.597(3.51)、7.672(4.95)、7.694(4.07)、8.040(0.20)、8.055(0.17)、8.077(0.19)、8.151(4.90)、8.173(4.57)、8.282(0.38)、8.305(0.34)、10.971(0.88)。
中間体191
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン
2−メチル−3−オキソ−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロパンニトリル(3.00g、12.3mmol)及び(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(2.45g、15.4mmol)を2−プロパノール(25mL)に懸濁させ、反応混合物を還流下に3時間攪拌した。冷却して環境温度とした後、それを濃縮して最初の体積の1/3とし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注意深く加えた。反応混合物を酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物を、それ以上精製せずに次の段階で用いた(3.66g、収率92%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.86分;MS(ESIpos):m/z=312[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.62)、1.474(8.85)、1.492(8.96)、1.668(3.23)、1.837(1.43)、1.870(16.00)、1.910(2.16)、5.129(0.74)、5.147(2.20)、5.165(2.18)、5.183(0.71)、7.470(3.36)、7.491(4.29)、7.553(1.29)、7.575(3.87)、7.597(3.51)、7.672(4.95)、7.694(4.07)、8.040(0.20)、8.055(0.17)、8.077(0.19)、8.151(4.90)、8.173(4.57)、8.282(0.38)、8.305(0.34)、10.971(0.88)。
中間体192
2−メチル−3−オキソ−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパンニトリル
アルゴン雰囲気下に、エチル4−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(3.32g、15.2mmol)及びプロパンニトリル(1.6mL、23mmol)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶かし、得られた溶液を水浴で冷却した。リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(24mL、1.0M、24mmol)をゆっくり加え、反応混合物を環境温度で2時間攪拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を廃棄し、水相を塩酸水溶液(1.0M)で酸性とした。酸性水相を酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物(6.21g、収率74%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=228[M+H]+。
H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.30)、1.175(0.24)、1.482(2.73)、1.500(2.76)、1.672(2.76)、1.849(0.22)、1.892(16.00)、1.909(2.06)、1.989(0.45)、5.179(0.24)、5.196(0.69)、5.214(0.68)、5.232(0.24)、7.639(0.48)、7.659(0.58)、7.758(2.82)、7.779(4.37)、7.846(4.69)、7.867(3.09)、7.971(1.26)、7.991(1.47)、8.200(1.45)、8.220(1.22)、11.103(0.63)。
中間体193
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン
2−メチル−3−オキソ−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパンニトリル(1.20g、5.28mmol)及び(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(1.05g、6.60mmol)を2−プロパノール(12mL)に懸濁させ、反応混合物を還流下に3時間攪拌した。冷却して環境温度とした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注意深く加えた。反応混合物を酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物を、それ以上精製せずに次の段階で用いた(1.52g、純度90%、収率87%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.84分;MS(ESIpos):m/z=296[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.347(0.66)、0.360(2.54)、0.363(2.53)、0.372(2.96)、0.384(1.01)、0.407(0.39)、0.427(1.08)、0.435(2.29)、0.446(1.55)、0.455(2.50)、0.471(0.56)、1.175(0.19)、1.194(0.45)、1.205(0.67)、1.212(0.60)、1.224(0.90)、1.236(0.63)、1.242(0.58)、1.254(0.29)、1.337(0.22)、1.352(0.22)、1.693(0.27)、1.780(0.18)、1.825(0.18)、1.990(0.16)、2.024(1.18)、2.038(16.00)、2.135(0.49)、2.432(0.46)、3.830(4.46)、3.847(4.35)、5.006(1.95)、7.705(2.76)、7.726(3.96)、7.771(0.98)、7.808(4.09)、7.828(2.80)、7.847(0.28)、7.868(0.18)、7.892(0.19)、7.905(0.19)、8.155(0.17)。
中間体194
4−クロロ−6−[5−メチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン
4,6−ジクロロピリミジン(1.08g、7.25mmol)、5−メチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール(900mg、7.25mmol)及び炭酸セシウム(2.36g、7.25mmol)をジメチルホルムアミド(8.8mL)に懸濁させ、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。第2のバッチの4,6−ジクロロピリミジン(1.08g、7.25mmol)を加え、反応混合物を終夜再度攪拌した。水を加え、沈殿固体を濾過によって回収した。固体をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配、次にジクロロメタン/メタノール80/20で洗浄)によって精製して、両方の異性体の混合物を得た。二つの位置異性体を分取HPLC(Daicel Chiralpak AS−H 5μm、250×20mm、流量:20mL/分、7分ごとに30μLの注入、n−ヘプタン/エタノール定組成99.5/0.5)によって分離して、所望の生成物を得た(104mg、収率6%)。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.223(15.72)、1.241(16.00)、2.671(9.29)、2.673(9.86)、2.909(0.92)、2.927(1.22)、2.944(0.89)、6.353(2.45)、7.897(2.74)、7.900(2.95)、8.899(2.44)、8.901(2.61)。
中間体195
エチル4−クロロ−1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(314mg、1.01mmol)を1,4−ジオキサン(2.2mL)に溶かし、ナトリウムフェノレート(117mg、1.01mmol)を加えた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.9mg、11.9μmol)、XantPhos(15.9mg、27.5μmol)及びエチル4−クロロ−1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(368mg、純度75%、917μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。次に、それを高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(176mg、純度80%、収率27%)。
LC−MS(方法10)Rt=2.59分;MS(ESIpos):m/z=576[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.26)、−0.008(2.04)、0.008(2.25)、0.146(0.30)、0.299(2.85)、0.346(0.58)、0.358(0.60)、0.423(3.10)、0.442(3.60)、1.158(0.60)、1.175(1.08)、1.190(1.53)、1.207(1.45)、1.231(6.00)、1.249(11.55)、1.267(5.92)、1.315(0.68)、1.363(0.45)、1.380(0.27)、1.398(7.00)、1.428(0.36)、1.965(0.21)、1.989(0.44)、2.000(2.88)、2.036(16.00)、2.130(0.25)、2.147(0.26)、2.177(0.26)、2.271(2.19)、2.328(0.97)、2.333(0.84)、2.367(0.38)、2.375(0.53)、2.394(0.23)、2.680(1.63)、2.711(0.40)、3.568(0.48)、3.802(0.79)、3.819(0.93)、3.851(2.49)、3.866(2.49)、4.329(2.26)、4.347(6.84)、4.364(6.82)、4.382(2.38)、4.948(0.84)、7.171(0.22)、7.342(0.53)、7.363(0.60)、7.429(3.89)、7.450(4.32)、7.684(0.79)、7.706(0.75)、7.827(2.51)、7.843(1.99)、8.433(0.32)、9.625(0.30)。
中間体196
エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(314mg、1.01mmol)を1,4−ジオキサン(2.2mL)に溶かし、ナトリウムフェノレート(117mg、1.01mmol)を加えた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.9mg、11.9μmol)、XantPhos(15.9mg、27.5μmol)及びエチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(272mg、純度90%、917μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。次に、それを高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)5/95から95/5)によってさらに精製して、所望の生成物を得た(114mg、収率23%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.25分;MS(ESIpos):m/z=542[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.20)、−0.022(0.38)、0.008(1.64)、0.146(0.20)、0.293(2.56)、0.303(2.73)、0.426(2.85)、0.445(2.98)、1.164(0.44)、1.176(0.82)、1.200(6.83)、1.218(13.27)、1.235(7.16)、2.042(16.00)、2.261(2.83)、2.328(0.42)、2.367(0.28)、2.670(0.30)、2.711(0.24)、3.854(2.58)、3.870(2.53)、4.246(2.10)、4.264(6.63)、4.282(6.57)、4.300(2.06)、6.750(2.03)、7.429(3.68)、7.450(4.07)、7.826(2.65)、7.847(2.47)、8.434(0.44)、9.582(0.36)。
中間体197
N′−アセチル−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジド
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(66.0mg、152μmol)及びアセトヒドラジド(33.7mg、455μmol)のジメチルホルムアミド(1.0mL、13mmol)中溶液をHATU(86.4mg、227μmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(79μL、450μmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)を用いて精製して、所望の生成物58.0mg(78%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.46分;MS(ESIpos):m/z=492[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.43)、0.008(1.20)、0.873(3.58)、0.892(8.13)、0.911(3.70)、1.141(0.68)、1.882(1.12)、1.905(11.25)、2.299(11.74)、2.309(2.88)、2.328(2.71)、2.346(0.76)、2.524(0.59)、2.756(12.15)、3.652(16.00)、7.359(2.13)、7.364(1.10)、7.376(2.54)、7.381(5.24)、7.398(0.96)、7.403(2.68)、7.503(2.56)、7.508(1.12)、7.516(2.86)、7.524(2.25)、7.533(0.89)、7.538(1.88)、8.500(2.43)、9.471(1.54)、9.701(2.34)、9.886(2.71)。
中間体198
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド
[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノール(135mg、320μmol)のジクロロメタン(5.0mL、78mmol)中溶液を酸化マンガン(IV)(139mg、1.60mmol)で処理した。混合物を環境温度で1時間攪拌し、週末にわたり放置した。追加の5当量の酸化マンガン(IV)(139.2mg、1.6mmol)を加え、混合物を、再度終夜及び環境温度で4日間攪拌した。混合物を珪藻土層で濾過し、それをジクロロメタンで洗浄した。濾液を濃縮して、所望の生成物を得た(108mg、74%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.98分;MS(ESIpos):m/z=420[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.76)、0.008(0.69)、0.874(3.39)、0.892(7.56)、0.911(3.45)、1.866(0.48)、2.208(0.79)、2.293(0.86)、2.312(2.31)、2.330(2.33)、2.349(0.74)、2.413(14.46)、2.461(0.57)、2.613(0.81)、2.928(15.57)、2.968(0.53)、3.610(0.56)、3.651(16.00)、5.755(1.56)、7.359(1.87)、7.381(4.33)、7.403(2.69)、7.428(1.27)、7.494(0.44)、7.502(2.54)、7.507(1.19)、7.515(2.82)、7.523(2.36)、7.532(0.89)、7.537(1.94)、8.536(2.69)、9.570(1.37)、10.014(6.17)。
中間体199
エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(210mg、純度90%、640μmol)及びナトリウムフェノレート(74.3mg、640μmol)及び内容物を1,4−ジオキサン(1.4mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.93mg、7.56μmol)、XantPhos(10.1mg、17.5μmol)及びエチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(172mg、純度90%、582μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。次に、それを高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)5/95から95/5)によってさらに精製して、所望の生成物を得た(35mg、収率11%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=526[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.63)、−0.023(1.10)、0.147(0.61)、0.314(2.53)、0.433(2.67)、0.453(2.77)、0.853(0.18)、1.200(6.38)、1.218(12.78)、1.236(8.34)、2.073(16.00)、2.263(2.55)、2.328(0.90)、2.367(0.59)、2.670(0.88)、2.711(0.57)、3.875(2.38)、3.892(2.32)、4.247(1.94)、4.264(6.18)、4.282(6.11)、4.300(1.90)、5.754(9.42)、6.753(1.98)、7.793(3.40)、7.813(4.65)、7.938(2.77)、7.958(2.24)、8.431(0.47)、9.602(0.35)。
中間体200
エチル4−クロロ−1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(210mg、純度90%、640μmol)及びナトリウムフェノレート(74.3mg、640μmol)及び内容物を1,4−ジオキサン(1.4mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.93mg、7.56μmol)、XantPhos(10.1mg、17.5μmol)及びエチル4−クロロ−1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(234mg、純度75%、582μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。次に、それを高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(45mg、純度82%、収率11%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.56分;MS(ESIpos):m/z=560[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.56)、0.146(0.56)、0.310(2.62)、0.430(2.76)、0.449(3.16)、0.851(0.23)、1.204(1.52)、1.231(6.14)、1.249(11.15)、1.267(5.62)、1.398(2.20)、1.614(0.26)、1.989(0.23)、2.034(1.69)、2.067(16.00)、2.272(2.16)、2.327(1.31)、2.367(0.73)、2.375(0.45)、2.682(1.34)、2.710(0.66)、3.568(0.52)、3.824(0.49)、3.841(0.61)、3.872(2.30)、4.329(2.11)、4.347(6.30)、4.365(6.23)、4.383(2.30)、4.995(0.47)、7.196(0.21)、7.724(0.45)、7.793(3.68)、7.813(4.87)、7.937(2.62)、7.956(1.99)、8.445(0.40)、9.655(0.33)。
中間体201
エチル4−(ジフルオロメチル)ベンゾエート
4−(ジフルオロメチル)安息香酸(5.00g、29.0mmol)を塩化チオニル(15mL、210mmol)に懸濁させ、30分間還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を減圧下に濃縮した。残った取得物を、エタノール(50mL、860mmol)に再溶解させ、混合物を1時間還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を減圧下に濃縮し;残った残留物を、ジクロロメタンに再溶解させ、水で洗浄した(2回)。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物5.57g(96%)を得た。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.014(1.55)、1.316(7.29)、1.334(16.00)、1.345(9.92)、1.352(9.81)、1.363(4.50)、3.334(3.11)、4.316(2.45)、4.333(7.73)、4.345(5.91)、4.351(8.54)、4.362(4.82)、4.369(3.81)、4.380(1.50)、6.999(2.02)、7.009(1.36)、7.138(3.87)、7.148(2.59)、7.277(1.95)、7.287(1.33)、7.714(5.37)、7.732(7.17)、8.076(6.10)、8.094(6.57)、8.106(4.09)。
中間体202
3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル
エチル4−(ジフルオロメチル)ベンゾエート(5.20g、26.0mmol)及びプロパンニトリル(2.8mL、39mmol)のテトラヒドロフラン(66mL、820mmol)中溶液を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(40mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、40mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで1回抽出した。有機相を廃棄した。水相を塩酸で酸性とし、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物3.52g(60%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.56分;MS(ESIneg):m/z=208[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.489(6.90)、1.506(6.88)、1.679(2.15)、1.889(16.00)、1.917(0.73)、5.152(0.54)、5.169(1.66)、5.187(1.64)、5.205(0.52)、6.961(1.45)、7.017(0.99)、7.100(2.84)、7.156(1.95)、7.240(1.34)、7.294(0.95)、7.578(0.55)、7.665(0.75)、7.688(14.11)、7.712(0.95)、7.787(2.51)、7.807(2.79)、8.147(3.00)、8.167(2.67)、10.998(0.95)。
中間体203
1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(1.75g、8.37mmol)の2−プロパノール(18mL)中溶液を、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(1.73g、10.9mmol)で処理した。混合物を95℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とし、溶媒除去した後、混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物1.38g(60%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.55分;MS(ESIpos):m/z=278[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.343(0.56)、0.356(2.14)、0.359(2.25)、0.368(2.59)、0.380(0.97)、0.422(0.95)、0.431(1.95)、0.442(1.31)、0.451(2.19)、0.468(0.56)、1.198(0.53)、1.205(0.52)、1.217(0.83)、1.230(0.51)、1.235(0.50)、2.019(16.00)、3.818(4.07)、3.835(4.01)、4.986(0.93)、6.892(1.14)、7.032(2.32)、7.172(1.04)、7.555(2.53)、7.575(3.22)、7.717(3.61)、7.738(2.83)。
中間体204
3−(4−クロロフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル
エチル4−クロロベンゾエート(4.2mL、27mmol)及びプロパンニトリル(5.8mL、81mmol)のテトラヒドロフラン(80mL、990mmol)中溶液を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(84mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、84mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで1回抽出した。有機相を廃棄した。水相を塩酸で酸性とし、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物3.52g(60%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.65分;MS(ESIpos):m/z=194[M+H]+。
中間体205
3−(4−クロロフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(4−クロロフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(2.73g、14.1mmol)の2−プロパノール(51mL)中溶液を、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(2.92g、18.3mmol)で処理した。混合物を終夜還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、1M水酸化ナトリウム溶液を加えた。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を1M炭酸水素ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物3.62g(96%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.63分;MS(ESIpos):m/z=262[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.43)、0.331(0.53)、0.344(2.14)、0.347(2.30)、0.356(2.62)、0.369(0.99)、0.413(0.95)、0.423(2.01)、0.426(1.83)、0.433(1.34)、0.442(2.28)、0.458(0.58)、1.185(0.54)、1.191(0.52)、1.203(0.83)、1.215(0.51)、1.223(0.52)、1.988(16.00)、3.794(4.27)、3.811(4.21)、4.934(4.93)、7.404(3.85)、7.421(1.50)、7.425(5.00)、7.591(4.95)、7.607(1.40)、7.612(4.05)。
中間体206
1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(4−フルオロフェニル)−2−メトキシ−3−オキソプロパンニトリル(2.50g、12.9mmol)の2−プロパノール(50mL)中溶液を、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(2.68g、16.8mmol)で処理した。混合物を終夜還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を減圧下に濃縮した。残った残留物をアセトニトリルに取り、結晶取得物を濾過によって回収した。固体材料を酢酸エチルに再溶解させ、1M水酸化ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物1.58g(47%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.57分;MS(ESIpos):m/z=262[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.91)、0.008(0.78)、0.337(2.14)、0.349(7.29)、0.353(7.32)、0.362(8.28)、0.365(7.78)、0.374(3.16)、0.391(0.76)、0.398(0.75)、0.411(1.24)、0.427(3.40)、0.436(6.54)、0.440(5.92)、0.447(4.35)、0.456(7.12)、0.460(5.63)、0.472(1.88)、1.171(0.70)、1.176(0.97)、1.189(1.75)、1.191(1.72)、1.196(1.75)、1.208(2.72)、1.216(1.43)、1.220(1.64)、1.226(1.57)、1.228(1.56)、1.240(0.77)、1.245(0.57)、3.317(16.00)、3.762(13.65)、3.780(13.34)、4.989(15.04)、7.164(1.07)、7.171(6.91)、7.176(2.91)、7.188(3.41)、7.193(14.02)、7.211(2.63)、7.216(7.35)、7.223(1.01)、7.792(1.22)、7.799(7.39)、7.805(3.57)、7.814(8.23)、7.822(8.20)、7.831(3.02)、7.836(6.97)、7.843(0.92)。
中間体207
4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−[シアノ(メトキシ)アセチル]ベンゾニトリル(1.81g、9.04mmol)及び(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(1.87g、11.8mmol)の2−プロパノール(36mL)中溶液を終夜還流させた。冷却して環境温度とした後、粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage DNAP Ultra 25g、溶媒:12%ジクロロメタン/88%酢酸エチルから100%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物1.58g(63%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.53分;MS(ESIpos):m/z=269[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.350(1.94)、0.363(8.44)、0.365(8.46)、0.375(9.90)、0.387(3.18)、0.406(0.76)、0.410(0.74)、0.424(1.04)、0.441(3.14)、0.451(7.31)、0.471(8.02)、0.486(1.91)、1.176(0.51)、1.195(1.18)、1.207(1.98)、1.214(1.94)、1.226(2.94)、1.238(1.91)、1.244(1.91)、1.257(0.93)、1.321(0.67)、1.336(0.67)、3.173(0.42)、3.323(3.32)、3.481(0.66)、3.611(0.53)、3.804(14.03)、3.821(14.13)、4.158(0.71)、5.120(13.03)、7.807(11.20)、7.828(14.44)、7.944(0.86)、7.964(16.00)、7.985(12.23)、8.012(0.50)。
中間体208
3−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(4−クロロフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(2.67g、13.8mmol)及びメチルヒドラジン(730μL、14mmol)のトルエン中溶液を、酢酸(790μL、14mmol)で処理し、環境温度で2日間及び80℃でさらに2日間攪拌した。混合物を水で希釈し、減圧下に体積を減らした。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(カラム:XBridge C18、5μM、75×30mm、流量80mL/分、溶媒:A(水)、B(アセトニトリル/水80/20+2%ギ酸)、C(アセトニトリル)、勾配:0.00−1.00分85%A/10%B/5%C、1.00−7.20分から60%A/10%B/30%C、7.20−7.40分から5%A/10%B/85%C、8.30分まで維持、8.30−8.80分85%A/10%B/5%C、10.60分まで維持)を用いて精製して、所望の生成物1.20g(37%)をそれの位置異性体(250mg、9.6%)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.71分;MS(ESIpos):m/z=222[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.987(16.00)、2.013(0.56)、3.650(0.44)、4.987(3.15)、7.396(0.66)、7.401(3.95)、7.405(1.44)、7.415(1.69)、7.419(4.67)、7.424(0.79)、7.577(0.85)、7.582(4.91)、7.586(1.62)、7.596(1.56)、7.599(3.89)、7.604(0.64)。
中間体209
5−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン
3−(4−クロロフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(2.67g、13.8mmol)及びメチルヒドラジン(730μL、14mmol)のトルエン中溶液を、酢酸(790μL、14mmol)で処理し、環境温度で2日間及び80℃でさらに2日間攪拌した。混合物を水で希釈し、減圧下に体積を減らした。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(カラム:XBridge C18、5μM、75×30mm、流量80mL/分、溶媒:A(水)、B(アセトニトリル/水80/20+2%ギ酸)、C(アセトニトリル)、勾配:0.00−1.00分85%A/10%B/5%C、1.00−7.20分から60%A/10%B/30%C、7.20−7.40分から5%A/10%B/85%C、8.30分まで維持、8.30−8.80分85%A/10%B/5%C、10.60分まで維持)を用いて精製して、所望の生成物250mg(9.6%)をそれの位置異性体(1.2g、37%)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.75分;MS(ESIpos):m/z=222[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.381(0.41)、1.765(16.00)、1.799(1.38)、1.984(2.99)、2.074(0.69)、3.195(1.30)、3.314(10.21)、3.561(3.09)、4.479(0.94)、4.977(1.02)、7.053(0.47)、7.276(0.43)、7.362(3.45)、7.382(4.55)、7.397(0.76)、7.418(0.81)、7.454(0.41)、7.534(4.14)、7.555(3.40)、7.577(1.00)、7.599(0.85)。
中間体210
2−[1−(2−シクロプロピル−2−オキソエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(5.80g、18.0mmol)及び炭酸カリウム(4.99g、36.1mmol)をジメチルホルムアミドに懸濁させ(25mL)、2−ブロモ−1−シクロプロピルエタノン(5.00g、30.7mmol)をアルゴン雰囲気下にゆっくり加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加え、混合物をさらに5分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄した。次に、それを真空乾燥機で40℃で終夜乾燥させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 100g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配88/12から10/90)によるさらなる精製によって、所望の生成物を得た(3.78g、収率49%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=404[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.98)、0.008(1.97)、0.767(0.68)、0.778(1.87)、0.785(2.92)、0.797(2.56)、0.804(1.55)、0.825(0.66)、0.838(1.45)、0.844(2.53)、0.852(1.60)、0.857(1.74)、0.864(2.97)、0.872(1.54)、0.883(0.70)、1.157(1.19)、1.175(2.38)、1.192(1.21)、1.891(0.74)、1.898(0.81)、1.910(1.37)、1.921(0.80)、1.929(0.68)、1.980(0.68)、1.988(4.43)、2.008(0.44)、2.037(16.00)、4.020(1.04)、4.038(1.05)、5.180(8.30)、7.277(2.31)、7.300(4.83)、7.317(0.97)、7.322(2.58)、7.721(2.60)、7.726(1.28)、7.735(2.87)、7.743(2.72)、7.751(1.07)、7.757(2.31)、7.949(2.74)、7.957(2.87)、7.963(2.78)、7.971(4.37)、7.981(0.77)、8.010(0.72)、8.020(4.33)、8.027(2.71)、8.034(2.87)、8.041(2.45)。
中間体211
2−{1−[(±)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシプロピル]−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、2−[1−(2−シクロプロピル−2−オキソエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(500mg、1.24mmol)をテトラヒドロフラン(8mL)に溶かし、冷却して0℃とした。メチルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン中溶液(1.9mL、1.0M、1.9mmol)。2時間後、第2のメチルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン中溶液(1.5mL、1.0M、1.5mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。第3のメチルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン中溶液(1.5mL、1.0M、1.5mmol)を加え、反応混合物を環境温度で2時間攪拌した。次に、それを、Na2EDTA溶液(10%)を加えることで注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、複合混合物を得て、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=420[M+H]+。
中間体212
(±)−1−[5−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シクロプロピルプロパン−2−オール(ラセミ体)
2−{1−[(2S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシプロピル]−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(510mg、1.22mmol)を含む複合混合物を、エタノール(18mL)に溶かし、ヒドラジン1水和物(300μL、6.1mmol)及び酢酸(210μL、3.6mmol)を加えた。反応混合物を還流下に3時間攪拌し、放冷して環境温度とし、終夜放置した。その混合物に水を加え、次にそれを酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から0/100)によって精製して、所望の生成物を得た(39mg、収率11%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.03分;MS(ESIpos):m/z=290[M+H]+。272[M−水+H]+。
中間体213
2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−4−イル)プロパンニトリル
エチルピリジン−4−カルボキシレート(5.0mL、33mmol)及びプロパンニトリル(5.9mL、83mmol)をテトラヒドロフラン(47mL)に溶かし、水浴で冷却した。リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(84mL、1.0M、84mmol)をゆっくり加え、高撹拌した。淡黄色固体が直ちに沈殿し始めた。30分後、沈殿固体を濾過によって回収し、テトラヒドロフランで洗浄し、真空乾燥した。次に、それを酢酸エチル及び塩化アンモニウム水溶液に懸濁させ、塩酸水溶液(1M)でpH4〜5に調節した。相分離後、水層を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物を得た(4.08g、収率75%)。
LC−MS(方法11):Rt=0.53分;MS(ESIpos):m/z=161[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.18)、−0.008(1.47)、0.008(1.67)、0.146(0.17)、1.085(0.38)、1.104(0.19)、1.471(0.66)、1.484(0.67)、1.564(0.55)、1.676(3.26)、1.884(16.00)、2.328(0.20)、2.367(0.17)、2.523(0.54)、2.670(0.22)、2.711(0.18)、5.143(0.19)、7.412(0.74)、7.416(0.55)、7.427(0.81)、7.523(4.17)、7.538(4.45)、7.874(0.49)、8.694(4.40)、8.708(4.64)、8.873(0.44)、11.166(0.44)。
中間体214
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−4−イル)プロパンニトリル(2.00g、12.5mmol)及び(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(2.48g、15.6mmol)を2−プロパノール(28mL)に懸濁させ、反応混合物を、高撹拌しながら4.5時間加熱還流した。冷却して環境温度とした後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物を得た(2.04g、収率69%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.64分;MS(ESIpos):m/z=229[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.343(0.53)、0.358(2.52)、0.370(2.88)、0.380(1.02)、0.424(0.95)、0.436(2.10)、0.443(1.47)、0.453(2.33)、0.468(0.56)、1.200(0.61)、1.205(0.56)、1.218(0.89)、1.230(0.56)、1.237(0.59)、2.053(16.00)、3.830(4.48)、3.847(4.45)、5.025(5.06)、7.567(4.07)、7.571(3.53)、7.579(2.63)、7.583(4.73)、8.516(3.90)、8.519(3.54)、8.527(2.45)、8.531(4.43)。
中間体215
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(1.38g、2.81mmol)のテトラヒドロフラン(19mL、230mmol)中溶液を水酸化リチウム水溶液(14mL、1.0M、14mmol)で処理し、環境温度で2日間攪拌し、次に終夜還流した。冷却して室温とした後、混合物を水で希釈し、塩酸で酸性とした。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物977mg(75%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.86分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.304(2.49)、0.313(2.57)、0.435(2.69)、0.450(2.75)、1.183(0.42)、1.193(0.77)、1.199(0.76)、1.209(1.18)、1.215(0.62)、1.218(0.69)、1.223(0.71)、1.917(2.17)、2.018(16.00)、2.367(1.57)、2.914(12.32)、3.573(2.49)、3.842(1.91)、3.855(1.85)、7.258(2.57)、7.262(1.13)、7.276(5.09)、7.294(2.73)、7.722(1.48)、7.733(1.99)、7.749(1.37)、12.614(0.58)。
中間体216
N′−アセチル−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジド
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(500mg、1.08mmol)及びアセトヒドラジド(241mg、3.25mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(8.3mL)中溶液を、HATU(618mg、1.63mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(570μL、3.3mmol)で処理し、室温で1時間攪拌した。混合物を水で希釈した。生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物415mg(72%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.83分;MS(ESIpos):m/z=518[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.006(0.64)、0.300(3.00)、0.308(3.08)、0.430(3.14)、0.446(3.20)、1.078(1.98)、1.092(3.92)、1.106(1.99)、1.178(0.58)、1.188(1.00)、1.193(1.00)、1.203(1.42)、1.212(0.95)、1.217(0.96)、1.227(0.56)、1.882(1.07)、1.907(13.23)、2.015(16.00)、2.293(1.94)、2.691(2.06)、2.733(1.43)、2.774(13.51)、2.891(1.58)、3.363(0.68)、3.376(1.92)、3.390(1.89)、3.404(0.63)、3.838(2.46)、3.850(2.40)、7.258(2.54)、7.276(4.99)、7.293(2.74)、7.734(2.38)、8.519(0.48)、9.726(2.68)、9.893(3.50)。
中間体217
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド
4,6−ジクロロピリミジン(6.30g、42.3mmol)、3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(5.00g、40.3mmol)及び炭酸セシウム(13.1g、40.3mmol)をジメチルホルムアミドに懸濁させ、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。次に、それを水(400mL)に投入し、さらに30分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、デシケータにおいて終夜乾燥させて、所望の生成物を得て、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた(7.1g、純度68%、収率48%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.19分;MS(ESIpos):m/z=236[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.44)、2.284(0.49)、2.403(0.64)、2.421(0.45)、2.432(0.60)、2.450(16.00)、2.478(2.29)、2.732(0.75)、2.771(0.56)、2.891(0.89)、2.947(0.58)、2.976(15.72)、3.024(1.91)、8.020(2.96)、8.022(2.99)、9.032(2.87)、9.035(2.85)、10.054(6.02)、10.069(0.82)。
中間体218
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−{[6−(4−ホルミル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(96.9mg、384μmol)、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(100mg、423μmol)及びナトリウムフェノレート(49.1mg、423μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.4mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.04mg、7.68μmol)及びXantPhos(8.89mg、15.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から0/100)によって精製し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×30mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によってさらに精製して、所望の生成物を得た(24mg、収率14%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.36分;MS(ESIpos):m/z=453[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(3.29)、0.008(2.64)、0.308(2.58)、0.320(2.81)、0.436(2.67)、0.456(2.80)、1.192(0.71)、1.211(1.07)、1.230(0.75)、2.030(0.43)、2.065(16.00)、2.328(0.93)、2.367(0.73)、2.407(2.23)、2.670(0.84)、2.943(14.84)、3.866(3.62)、3.884(3.85)、3.940(2.51)、7.885(1.10)、7.908(13.70)、8.546(0.51)、9.599(0.42)、10.016(3.38)。
中間体219
1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン
アルゴン雰囲気下に、2−メチル−3−オキソ−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパンニトリル(1.00g、4.40mmol)を1,4−ジオキサン(24mL)に溶かし、メチルヒドラジン(230μL、4.4mmol)及び酢酸(250μL、4.4mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で攪拌した。次に、それを濃縮し、残留物をエタノール(12mL)に再溶解し、分取HPLC(Daicel Chiralpak IF 5μm、250×20mm、流量:15mL/分、定組成n−ヘプタン/エタノール75/25、350μL、15分ごとに注入)によって精製して、所望の生成物(469mg、収率38%)を1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−アミン(下記参照)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.83分;MS(ESIpos):m/z=256[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.157(0.45)、1.909(1.35)、2.033(16.00)、3.313(2.26)、5.037(3.43)、7.698(2.25)、7.718(3.47)、7.795(3.33)、7.816(2.19)。
中間体220
1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−アミン
1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミンの合成時に、副生成物として標題化合物が観察された(上記参照)。分取HPLC(Daicel Chiralpak IF 5μm、250×20mm、流量:15mL/分、定組成n−ヘプタン/エタノール75/25、350μL、15分ごとに注入)による精製後に、それを白色固体として得た(120mg、収率11%)。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.39)、1.798(16.00)、1.908(0.59)、3.313(7.17)、3.678(0.17)、4.526(2.20)、7.582(2.82)、7.603(3.27)、7.833(3.37)、7.854(2.90)。
中間体221
3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン
アルゴン雰囲気下に、3−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(2.00g、10.2mmol)を1,4−ジオキサン(57mL)に溶かし、メチルヒドラジン(550μL、10mmol)及び酢酸(590μL、10mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で攪拌した。次に、それを濃縮し、残留物をエタノール(12mL)に再溶解し、分取HPLC(Daicel Chiralpak IF 5μm、250×20mm、流量:15mL/分、定組成n−ヘプタン/エタノール75/25、300μL、15分ごとに注入)によって精製して、所望の生成物(1.93g、収率71%)を5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(下記参照)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.66分;MS(ESIpos):m/z=224[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.762(15.97)、1.767(16.00)、1.911(4.69)、2.075(1.15)、2.503(6.48)、2.884(0.46)、3.322(3.24)、4.979(6.91)、7.067(1.05)、7.073(1.10)、7.089(2.21)、7.094(2.28)、7.110(1.22)、7.116(1.24)、7.226(1.18)、7.233(1.07)、7.252(1.99)、7.277(1.18)、7.282(1.07)、7.404(1.33)、7.425(2.62)、7.443(2.61)、7.464(1.17)。
中間体222
5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン
3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミンの合成時に、副生成物として標題化合物が観察された(上記参照)。分取HPLC(Daicel Chiralpak IF 5μm、250×20mm、流量:15mL/分、定組成n−ヘプタン/エタノール75/25、300μL、15分ごとに注入)による精製後に、それを白色固体として得た(249mg、収率11%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.70分;MS(ESIpos):m/z=224[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.16)、1.690(16.00)、1.908(0.65)、2.327(0.24)、2.670(0.29)、3.377(14.94)、3.397(0.28)、3.556(0.26)、3.563(0.24)、4.479(3.40)、7.198(0.60)、7.204(0.65)、7.219(1.32)、7.225(1.41)、7.240(0.76)、7.246(0.80)、7.391(0.74)、7.397(0.74)、7.407(0.91)、7.416(1.33)、7.423(2.05)、7.428(1.76)、7.445(2.13)、7.466(0.73)。
中間体223
1−(シクロプロピルメチル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(2.19g、11.2mmol)及び(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(2.24g、純度100%、14.1mmol)を2−プロパノール(23mL)に懸濁させ、反応混合物を還流下に3時間攪拌した。次に、それを濃縮して、最初の体積の1/3とし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をジクロロメタンに溶かし、シリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配100/0から40/60)によって精製して、所望の生成物を得た(1.58g、収率52%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.77分;MS(ESIpos):m/z=264[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.328(0.97)、0.341(3.95)、0.344(3.91)、0.353(4.63)、0.366(1.76)、0.402(0.58)、0.418(1.74)、0.427(3.64)、0.431(3.15)、0.438(2.26)、0.448(4.03)、0.451(3.13)、0.463(1.09)、1.170(0.47)、1.175(0.46)、1.182(0.92)、1.190(0.90)、1.194(0.78)、1.202(1.46)、1.210(0.73)、1.214(0.87)、1.219(0.85)、1.222(0.83)、1.234(0.43)、1.770(16.00)、1.776(15.36)、3.651(0.60)、3.793(7.85)、3.810(7.77)、3.934(0.45)、4.935(7.16)、4.996(0.54)、7.072(1.00)、7.078(1.07)、7.094(2.12)、7.100(2.23)、7.115(1.17)、7.121(1.22)、7.228(1.27)、7.235(1.20)、7.252(1.78)、7.255(1.85)、7.258(1.80)、7.278(1.30)、7.285(1.20)、7.420(1.31)、7.437(1.70)、7.441(2.67)、7.458(2.61)、7.463(1.51)、7.480(1.17)。
中間体224
2−{1−[(±)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、2−[1−(2−シクロプロピル−2−オキソエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(500mg、1.24mmol)をトルエン(8.0mL)に溶かし、冷却して−78℃とした。DIBAl−Hのトルエン(1.1mL、1.2M、1.4mmol)中溶液を滴下した。添加完了後、反応混合物を昇温させて0℃とし、さらに1.75時間攪拌した。第2のDIBAl−H溶液(800μL、1.2M、0.96mmol)を加え、反応混合物をさらに1.5時間攪拌した。次に、ロッシェル塩水溶液(20%)を加えることでそれを反応停止し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物を得て、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIneg):m/z=404[M−H]−。
中間体225
(±)−2−[5−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−1−シクロプロピルエタノール(ラセミ体)
2−{1−[(2S)−2−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル]−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(456mg、1.12mmol)をエタノール(16mL)に溶かし、次にヒドラジン1水和物(270μL、5.6mmol)及び酢酸(320μL、5.6mmol)を加えた。反応混合物を4時間加熱還流した。冷却して環境温度とした後、それを水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル80/20から0/100)によって精製して、所望の生成物を得て(186mg、純度77%、収率46%)、それをそのまま次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=0.94分;MS(ESIpos):m/z=276[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.83)、0.008(0.59)、0.124(0.43)、0.134(0.64)、0.146(1.10)、0.151(0.85)、0.159(0.82)、0.163(0.77)、0.252(0.65)、0.258(0.76)、0.265(0.75)、0.271(0.89)、0.284(0.64)、0.293(0.53)、0.351(2.20)、0.356(1.70)、0.371(2.19)、0.377(1.70)、0.825(0.41)、0.832(0.48)、0.845(0.86)、0.852(0.56)、0.857(0.55)、0.864(0.80)、0.876(0.41)、1.983(16.00)、3.266(0.60)、3.274(0.72)、3.285(1.16)、3.296(0.98)、3.885(0.78)、3.904(0.70)、3.920(1.66)、3.939(1.61)、3.971(1.61)、3.981(1.60)、4.006(0.75)、4.016(0.67)、4.859(4.87)、5.019(2.65)、5.031(2.61)、7.164(1.98)、7.186(4.23)、7.203(0.78)、7.208(2.36)、7.569(2.25)、7.575(0.98)、7.584(2.52)、7.591(2.50)、7.600(0.93)、7.606(2.16)、7.930(0.51)、8.366(0.45)。
中間体226
4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン
4,6−ジクロロピリミジン(4.54g、30.5mmol)、3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(5.00g、30.5mmol)及び炭酸セシウム(9.93g、30.5mmol)をジメチルホルムアミド(18mL)に懸濁させ、環境温度で終夜攪拌した。粗混合物を水(400mL)に投入し、さらに30分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄した。次に、それを真空乾燥機で40℃で終夜乾燥させて、所望の生成物を得た(6.10g、収率69%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.33分;MS(ESIpos):m/z=277[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.88)、0.006(0.45)、1.231(0.20)、1.996(0.18)、2.003(0.19)、2.080(0.19)、2.096(0.19)、2.192(1.29)、2.216(0.38)、2.283(1.29)、2.348(16.00)、2.350(15.23)、2.364(0.57)、2.374(1.89)、2.376(1.79)、2.521(0.42)、2.525(0.32)、2.638(0.19)、2.733(0.33)、2.793(15.68)、2.796(14.90)、2.842(1.73)、2.844(1.66)、2.892(0.36)、8.004(7.87)、8.006(7.48)、8.260(0.44)、9.028(7.17)、9.029(6.81)、9.100(0.44)。
中間体227
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド
アルゴン雰囲気下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(1.50g、6.11mmol)、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(1.59g、6.73mmol)及びナトリウムフェノレート(781mg、6.73mmol)を1,4−ジオキサン(25mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(168mg、183μmol)及びXantPhos(212mg、367μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、高撹拌しながら90℃で2時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をセライトに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から0/100)によって精製して、低純度生成物を得た。これをアセトニトリルに60℃で溶かし、溶液を終夜で放冷して環境温度とした。沈殿固体を濾過によって回収し、その後、他の生成物分画と合わせた。濾液を濃縮し、分取HPLC(方法3)によって精製して、生成物を得た。両方の生成物分画を合わせた後、所望の生成物を得た(286mg、収率10%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.41分;MS(ESIpos):m/z=446[M+H]+。
中間体228
2,4−ジオキソペンタン−3−イルアセテート
100mL丸底フラスコ中、ジメチルスルホキシドを加え、それをArで脱気した。3−クロロペンタン−2,4−ジオン(8.4mL、74mmol)及び酢酸ナトリウム(6.10g、74.3mmol)をアルゴン下に加え、得られた溶液を環境温度で攪拌した。3時間後、混合物を水(500mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウムで洗浄し(注意:発熱的!)、ジクロロメタンで抽出した(40mLで3回)。合わせた有機相抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。得られた液体を高真空下に終夜でさらに乾燥させて、残留ジメチルスルホキシドを除去して、所望の生成物を無色液体として得た(12.7g、純度90%、収率97%)。
GC−MS(方法15):Rt=2.47分;MS(EI):m/z=158(5)、116(77)、101(18)、74(100)。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.006(0.83)、2.187(8.60)、2.222(16.00)、5.655(2.46)。
中間体229
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルアセテート
アルゴン雰囲気下に、2,4−ジオキソペンタン−3−イルアセテート(7.1mL、純度88%、70mmol)及び4−クロロ−6−ヒドラジニルピリミジン(11.2g、77.5mmol)をエタノール(100mL)に溶かした。反応混合物を3時間還流させた。冷却して環境温度とした後、水を加え、反応混合物を固体炭酸水素ナトリウムで反応停止した。それをジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 100g、シクロヘキサン/酢酸エチル100/0から0/100)によって精製し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 100g、シクロヘキサン/酢酸エチル100/0から60/40)によってさらに再精製して、所望の生成物(7.59g、収率40%)をケン化副生成物1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール(4.48g、収率28%、下記参照)とともに得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.28分;MS(ESIpos):m/z=267[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.123(14.63)、2.344(16.00)、2.517(14.59)、7.899(3.66)、7.901(3.58)、8.903(3.35)、8.905(3.23)。
中間体230
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルアセテートの合成時に、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 100g、シクロヘキサン/酢酸エチル100/0から60/40)後に、この化合物を副生成物として得て、標題化合物(4.48g、収率28%)を得た。それは、下記の手順によって製造することもできる。
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルアセテート(130mg、487μmol)をメタノール(10mL)に溶かし、炭酸カリウム(135mg、075μmol)を0℃で加えた。反応混合物を5分間攪拌してから、飽和塩化アンモニウム溶液及び水を加えることで反応停止した。それを酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物(94mg、収率86%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.26分;MS(ESIpos):m/z=267[M+H]+。
中間体231
4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール(1.50g、6.68mmol)をジメチルホルムアミドに溶かし、ヨウ化メチル(0.50mL、8.0mmol)及び炭酸セシウム(2.61g、8.01mmol)で処理した。得られた懸濁液を環境温度で終夜攪拌した。水を加え、沈殿固体を酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 100g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製して、所望の生成物を得た(1.03g、収率64%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.01分;MS(ESIpos):m/z=239[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.211(0.56)、2.239(12.18)、2.579(12.12)、3.713(0.75)、3.736(16.00)、7.854(2.75)、7.856(2.71)、8.870(2.40)、8.871(2.36)。
中間体232
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(318mg、純度95%、1.08mmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(300mg、純度90%、1.18mmol)及びナトリウムフェノレート(137mg、1.18mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.4mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(19.7mg、21.5μmol)及びXantPhos(24.9mg、43.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×30mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(169mg、純度83%、収率28%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.18分;MS(ESIpos):m/z=473[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.30)、−0.008(2.29)、0.008(2.38)、0.146(0.29)、0.335(2.44)、0.346(2.72)、0.423(0.41)、0.432(0.54)、0.457(2.45)、0.476(2.65)、0.517(0.37)、1.204(0.35)、1.216(0.66)、1.223(0.65)、1.235(1.04)、1.246(0.62)、1.254(0.66)、1.266(0.38)、1.291(3.69)、1.309(7.51)、1.326(3.83)、1.339(1.61)、1.357(0.72)、2.157(16.00)、2.261(2.28)、2.328(0.67)、2.384(2.44)、2.485(3.75)、2.671(0.52)、2.711(0.24)、2.918(12.61)、3.047(2.40)、3.926(2.70)、3.944(2.63)、3.990(0.83)、4.007(0.82)、4.233(1.38)、4.251(3.54)、4.269(3.52)、4.286(1.38)、4.299(0.94)、4.317(0.88)、4.334(0.45)、8.126(3.23)、8.141(3.33)、8.411(0.62)、8.429(0.66)、8.535(0.49)、8.692(0.69)、8.801(4.43)、8.818(4.15)、9.401(0.56)、9.578(0.69)、9.596(0.67)、9.675(0.57)。
中間体233
2−[5−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)ピラゾール−1−イル]アセトニトリル
アルゴン雰囲気下に、2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.63g、4.86mmol)をアセトニトリル(53mL)に溶かし、ブロモアセトニトリル(510μL、7.3mmol)及び炭酸セシウム(4.75g、14.6mmol)を加えた。反応混合物を60℃で3.25時間攪拌した。冷却して環境温度とした後、沈殿した塩を濾過によって除去し、反応混合物を濃縮して最初の体積の1/5とした。水を加え、沈殿固体を濾過によって回収し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×30mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製した。静置したら、固体が濾液から沈殿し、それも分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×30mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製した。生成物を含む分画を合わせ、凍結乾燥して、標題化合物(490mg、収率27%)を位置異性体化合物[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル(507mg、収率28%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.04分;MS(ESIpos):m/z=375[M+H]+。
中間体234
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−(2H−テトラゾール−5−イルメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
アルゴン雰囲気下に[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル(350mg、935μmol)及びアジド(トリメチル)シラン(250μL、1.9mmol)をトルエン(6.7mL)に溶かし、ジ−n−ブチルスズオキサイド(46.5mg、187μmol)を加えた。反応混合物を加熱して125℃浴温として終夜経過させた。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、ジクロロメタン/メタノール勾配95/5から60/40)によって精製して、所望の生成物を二つの分画で得た:分画1(213mg、純度74%、収率40%)及び分画2(157mg、純度88%、収率35%)。分画2の分析データを提供する。次の段階のために、両方の分画を合わせ、それ以上精製せずに用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.27分;MS(ESIpos):m/z=418[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.23)、−0.008(1.91)、0.008(1.67)、0.146(0.20)、0.807(0.68)、0.826(1.62)、0.845(0.75)、0.895(6.76)、0.914(16.00)、0.932(7.02)、1.234(0.31)、2.220(0.19)、2.239(0.56)、2.258(0.54)、2.277(0.20)、2.327(0.51)、2.366(0.17)、2.445(1.85)、2.464(5.78)、2.483(6.41)、2.665(0.38)、2.670(0.52)、2.674(0.39)、2.710(0.16)、3.168(3.75)、5.548(1.49)、5.678(10.99)、5.754(1.38)、7.289(4.19)、7.294(1.46)、7.311(8.76)、7.328(1.56)、7.333(4.69)、7.401(0.37)、7.423(0.79)、7.445(0.46)、7.636(0.44)、7.649(0.49)、7.658(0.44)、7.671(0.41)、7.701(4.54)、7.706(1.98)、7.714(5.01)、7.723(4.69)、7.731(1.82)、7.737(4.15)、7.936(0.49)、7.944(0.54)、7.950(0.52)、7.957(0.89)、7.968(0.63)、7.977(4.69)、7.984(5.26)、7.991(4.84)、7.998(9.00)、8.008(1.70)、8.019(0.59)、8.029(1.40)、8.039(8.48)、8.045(4.67)、8.052(5.19)、8.060(4.42)、8.069(0.41)、16.622(0.16)。
中間体235
2−{4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]ピラゾール−3−イル]イソインドリン−1,3−ジオン
2−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−(2H−テトラゾール−5−イルメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(212mg、508μmol)及び炭酸カリウム(140mg、1.02mmol)をジメチルホルムアミド(1.0mL)に懸濁させ、ヨウ化メチルをアルゴン下に加えた。反応混合物を環境温度で3時間攪拌した。水を加え、反応混合物を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた生成物混合物(211mg、純度87%、収率84%)は二つの位置異性体の混合物であり、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIpos):m/z=432[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.34)、0.008(2.62)、0.146(0.33)、0.801(0.42)、0.819(0.92)、0.838(0.50)、0.892(2.70)、0.897(2.22)、0.910(6.21)、0.916(4.74)、0.929(2.91)、0.934(2.14)、1.074(0.21)、1.094(0.37)、1.157(0.83)、1.175(1.73)、1.192(0.91)、1.234(0.68)、1.398(1.60)、1.988(3.08)、2.227(0.26)、2.246(0.35)、2.265(0.23)、2.328(0.51)、2.366(0.19)、2.440(0.69)、2.459(2.51)、2.478(3.64)、2.670(0.63)、2.731(12.62)、2.890(16.00)、3.038(1.03)、3.375(0.37)、3.861(1.23)、3.926(1.18)、3.969(10.10)、4.002(0.27)、4.020(0.74)、4.038(0.76)、4.056(0.25)、4.138(0.91)、4.184(0.37)、4.219(13.76)、4.332(1.47)、4.350(0.36)、5.483(0.62)、5.560(6.33)、5.689(0.54)、5.754(0.97)、5.775(4.74)、5.831(0.43)、7.278(2.55)、7.300(5.13)、7.322(2.76)、7.402(0.36)、7.418(0.30)、7.440(0.20)、7.612(0.36)、7.634(0.28)、7.671(1.52)、7.681(2.21)、7.685(2.24)、7.694(2.83)、7.703(2.24)、7.706(1.53)、7.717(1.61)、7.952(2.08)、7.984(2.80)、7.992(3.25)、7.998(3.47)、8.006(5.02)、8.017(1.05)、8.043(0.85)、8.053(5.13)、8.060(3.15)、8.066(3.36)、8.074(2.81)。
中間体236
4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−1H−ピラゾール−5−アミン
位置異性体2−{4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン及び2−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−2−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]ピラゾール−3−イル]イソインドリン−1,3−ジオン(210mg、487μmol)の混合物を、エタノールに懸濁させ、ヒドラジン1水和物(120μL、2.4mmol)を加えた。反応混合物を3時間還流させ、冷却して環境温度とした。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をメタノール(14mL)に溶かし、分取SFC(Daicel Chiralpak AY−H 5μm、250×20mm、流量:80mL/分、40℃、定組成二酸化炭素/エタノール78/22、6分ごとに0.5mL注入)によって精製して、標題化合物(28.7mg、収率18%)を、第1の溶出異性体(Rt=2.84分)として、位置異性体(下記参照)とともに得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.08分;MS(ESIpos):m/z=302[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.43)、0.979(2.48)、0.998(5.91)、1.016(2.59)、1.235(0.24)、2.328(0.20)、2.366(0.16)、2.414(0.76)、2.432(2.29)、2.451(2.27)、2.470(0.77)、2.670(0.22)、3.038(0.18)、3.860(0.18)、4.011(16.00)、5.237(3.73)、5.552(7.90)、5.754(3.63)、7.174(1.63)、7.196(3.43)、7.218(1.87)、7.506(1.90)、7.511(0.77)、7.520(2.12)、7.528(1.94)、7.537(0.70)、7.542(1.70)。
中間体237
4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]−1H−ピラゾール−5−アミン
4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(上記参照)の合成時に、分取SFC(Daicel Chiralpak AY−H 5μm、250×20mm、流量:80mL/分、40℃、定組成二酸化炭素/エタノール78/22、6分ごとに0.5mL注入)による精製後に、第2の溶出異性体(Rt=4.30分、41mg、収率25%)として標題化合物を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.08分;MS(ESIpos):m/z=302[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.989(2.55)、1.004(5.88)、1.019(2.58)、2.426(0.73)、2.440(2.32)、2.455(2.24)、2.470(0.73)、4.335(16.00)、5.116(4.01)、5.425(7.36)、7.168(1.72)、7.173(0.60)、7.182(0.83)、7.186(3.51)、7.190(0.73)、7.200(0.65)、7.204(1.89)、7.513(1.89)、7.517(0.78)、7.524(2.09)、7.531(1.89)、7.538(0.74)、7.542(1.64)。
中間体238
エチル(2E)−(2−メチルヒドラジニリデン)エタノエート
エチルオキソアセテート(20mL、純度50%、98mmol)をテトラヒドロフラン(28mL)に溶かし、冷却して0℃とした。メチルヒドラジン(5.3mL、100mmol)を滴下し、反応混合物を0℃で30分間、環境温度で終夜攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をトルエンに再溶解し、再度濃縮した(3回)。残留物をメチルtert−ブチルエーテルで磨砕し、0℃で30分攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、氷冷メチルtert−ブチルエーテルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物を得た(9.47g、収率74%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.42分;MS(ESIpos):m/z=131[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.72)、0.008(0.62)、1.186(7.81)、1.203(16.00)、1.221(7.96)、2.788(11.05)、2.798(10.89)、3.264(0.42)、4.076(2.62)、4.094(7.93)、4.112(7.85)、4.130(2.57)、6.534(4.89)、8.811(1.16)。
中間体239
エチル5−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に、エチル(2E)−(2−メチルヒドラジニリデン)エタノエート(9.17g、70.5mmol)をn−ブチルアセテート(270mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。(4−フルオロフェニル)(オキソ)アセトアルデヒド1水和物(24.0g、141mmol)、硫酸マグネシウム(18.2g、150mmol)及び酢酸(9.1mL、160mmol)を加え、反応混合物を昇温させて環境温度とし、20分間攪拌した。それを加熱して110℃として1時間経過させた。冷却して環境温度とした後、固体を濾過によって除去し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮し、メチルtert−ブチルエーテルで磨砕した。沈殿固体を濾過によって回収し、メチルtert−ブチルエーテルでさらに洗浄して、所望の生成物を白色固体として得た(14.0g、収率75%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.85分;MS(ESIpos):m/z=265[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.51)、0.008(0.48)、1.279(4.04)、1.296(8.61)、1.314(4.15)、3.791(16.00)、4.258(1.32)、4.276(4.09)、4.293(4.05)、4.311(1.27)、7.332(1.74)、7.337(0.65)、7.348(0.86)、7.354(3.89)、7.371(0.71)、7.376(2.23)、7.540(2.19)、7.546(0.96)、7.554(2.40)、7.562(2.07)、7.571(0.82)、7.576(1.82)、8.391(4.21)。
中間体240
エチル4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に、水酸化カリウム(26.4g、470mmol)を水(120mL)に溶かし、得られた溶液をアセトニトリル(120mL)で処理した。混合物が均一となった時点で、冷却して約−30℃とした(攪拌が可能な限り低い温度)。エチル5−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(6.21g、23.5mmol)を固体として加え、次にジエチル[ブロモ(ジフルオロ)メチル]ホスフェート(8.3mL、47mmol)を5分かけて滴下した。15分後、反応混合物を塩酸水溶液(2N、100mL)で中和し、メチルtert−ブチルエーテルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物(7.87g、純度92%、収率98%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:1.30(t、J=7.1Hz、3H)、3.80(s、3H)、4.25−4.37(m、2H)、6.76−7.15(m、1H)、7.35−7.46(m、2H)、7.51−7.63(m、2H)。
中間体241
4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
エチル4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(7.87g、純度83%、20.8mmol)をテトラヒドロフラン/メタノール(6:1、141mL)に溶かし、水酸化ナトリウム溶液(100mL、1.0M、100mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で2時間攪拌した。次に、塩酸水溶液(2N)を加えることでそれを酸性とし、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた生成物(6.11g、収率98%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法10):Rt=1.47分;MS(ESIneg):m/z=285[M−H]−。
中間体242
tert−ブチル[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]カーバメート
この反応は安全爆発シールドの後ろで行った。アルゴン雰囲気下に(アルゴン流、開口反応容器、バブラーなし)、4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(1.33g、純度95%、4.41mmol)及びトリエチルアミン(860μL、6.2mmol)をトルエンに溶かし、ジフェニルホスホルアジデート(1.1mL、5.3mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で1時間攪拌し、その時点でtert−ブタノール(20mL、210mmol)を加えた。反応混合物を加熱して80℃として終夜経過させた。冷却して環境温度とした後、水(3mL)及びトリメチルホスフィンの溶液(7.1mL、1.0M、7.1mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で1時間攪拌した。それを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物(1.81g、純度72%、収率83%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.32分;MS(ESIneg):m/z=356[M−H]−。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:1.43(s、9H)、3.66(s、3H)、6.51−6.93(t、J=74Hz、1H)、7.33−7.44(m、2H)、7.49−7.61(m、2H)、8.88−8.96(m、1H)。
中間体243
4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン
tert−ブチル[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]カーバメート(1.81g、5.07mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かし、トリフルオロ酢酸(10mL)を加えた。反応混合物を環境温度で1時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに再懸濁させ、再度濃縮した(3回)。残留物をアセトニトリル/水に溶かし、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;200×40mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製して、所望の生成物を得た(609mg、収率46%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.04分;MS(ESIpos):m/z=。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:3.49(s、3H)、4.63−4.70(m、2H)、6.71(t、J=75.4Hz、1H)、7.31−7.39(m、2H)、7.44−7.52(m、2H)。
中間体244
4−(5−{[6−(4−ホルミル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(625mg、純度85%、2.24mmol)及び4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(524mg、2.47mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(6.5mL、76mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(61.7mg、67.3μmol)及びXantphos(77.9mg、135μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(287mg、2.47mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をアセトニトリルに懸濁させ、終夜放置した。生じた沈殿を濾過によって回収し、アセトニトリルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物300mg(31%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.74分;MS(ESIpos):m/z=413[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.052(0.44)、2.080(13.39)、2.471(1.17)、2.941(11.95)、2.959(0.73)、3.014(0.96)、3.481(0.74)、3.570(1.22)、7.340(0.73)、7.380(0.75)、7.460(0.98)、7.464(1.09)、7.477(0.83)、7.488(0.48)、7.780(0.48)、7.793(0.50)、7.812(0.44)、7.820(0.54)、7.896(16.00)、8.559(0.62)、9.685(1.44)、10.017(3.25)、10.059(0.42)。
中間体245
エチル[1−(6−{[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
マイクロ波バイアルに、エチル[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(255mg、866μmol)、1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン(230mg、純度85%、953μmol)及びナトリウムフェノレート(111mg、953μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(4.2mL、49mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.3mg、11.3μmol)及びXantphos(15.0mg、26.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(85.0mg、19%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.96分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.165(3.44)、1.183(7.00)、1.200(3.53)、1.647(0.58)、1.999(1.51)、2.077(16.00)、2.121(3.22)、2.177(11.00)、2.564(13.98)、3.468(4.41)、4.047(1.02)、4.065(3.01)、4.082(2.98)、4.100(1.00)、7.300(0.41)、7.333(1.70)、7.355(3.56)、7.377(2.18)、7.397(0.61)、7.592(1.54)、8.401(0.62)、8.867(2.24)。
中間体246
3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(1.45g、6.92mmol)のエタノール(15mL)中溶液を、8B]で処理し、95℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物1.44g(86.7%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.11分;MS(ESIpos):m/z=224[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.004(16.00)、4.579(0.44)、6.906(1.13)、7.046(2.28)、7.186(1.05)、7.601(2.04)、7.621(3.71)、7.666(3.98)、7.686(2.10)。
中間体247
2−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(765mg、3.43mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(761mg、5.14mmol)の酢酸(5.0mL、87mmol)中溶液を、140℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈した。生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物1.12g(92%)を得た。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.912(0.79)、2.046(16.00)、2.083(1.98)、3.328(1.01)、6.972(2.11)、7.112(4.41)、7.252(1.89)、7.724(2.90)、7.744(5.10)、7.789(5.02)、7.809(2.93)、7.885(0.45)、7.904(0.55)、7.946(3.81)、7.954(4.61)、7.960(4.98)、7.968(7.03)、7.978(1.55)、8.003(1.33)、8.012(5.98)、8.020(4.71)、8.026(4.48)、8.034(3.55)、8.053(0.85)、8.073(0.67)、10.072(1.23)、13.517(2.37)。
中間体248
2−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.82g、5.15mmol)のジメチルホルムアミド(16mL、210mmol)中溶液を炭酸セシウム(3.36g、10.3mmol)及びヨードメタン(640μL、10mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に投入した。生じた沈殿を濾過によって回収し、乾燥させ、フラッシュクロマトグラフィー(カラム: SNAP Ultra 50g/溶媒:99%ジクロロメタン/1%酢酸エチルから13%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物404mg(21%)をそれの位置異性体とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.88分;MS(ESIpos):m/z=368[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.851(16.00)、1.990(0.66)、3.317(10.47)、7.006(1.16)、7.146(2.41)、7.285(1.05)、7.687(2.38)、7.708(4.32)、7.754(4.01)、7.774(2.22)、7.939(2.04)、7.947(2.38)、7.953(2.57)、7.961(3.77)、7.971(0.74)、7.996(0.67)、8.006(3.89)、8.014(2.62)、8.019(2.50)、8.027(2.08)。
中間体249
2−{5−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(1.82g、5.15mmol)のジメチルホルムアミド(16mL、210mmol)中溶液を、炭酸セシウム(3.36g、10.3mmol)及びヨードメタン(640μL、10mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液に投入した。生じた沈殿を濾過によって回収し、乾燥し、フラッシュクロマトグラフィー(カラム: SNAP Ultra 50g/溶媒:99%ジクロロメタン/1%酢酸エチルから13%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物314mg(17%)をそれの位置異性体とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.96分;MS(ESIpos):m/z=368[M+H]+。
中間体250
3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(400mg、1.09mmol)のエタノール(10mL)中溶液を、ヒドラジン1水和物(265μL、5.4mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物263mg(77%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.69分;MS(ESIpos):m/z=238[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.790(16.00)、4.495(3.95)、6.961(1.16)、7.100(2.33)、7.240(1.11)、7.492(3.46)、7.512(4.19)、7.675(4.01)、7.695(3.31)。
中間体251
5−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−{5−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(300mg、817μmol)のエタノール(10mL)中溶液を、ヒドラジン1水和物(199μL、4.1mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物186mg(90%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.67分;MS(ESIpos):m/z=238[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.017(16.00)、3.320(3.68)、4.995(4.91)、6.886(1.07)、7.026(2.15)、7.166(1.00)、7.546(2.56)、7.566(3.25)、7.707(3.65)、7.727(2.82)。
中間体252
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
4−(3−アミノ−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(9.00g、42.0mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(9.33g、63.0mmol)の酢酸(120mL)中溶液を125℃で終夜攪拌した。冷却して室温とした後、混合物を減圧下に濃縮し、残った残留物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の粗生成物17.0g(定量的)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.89分;MS(ESIpos):m/z=345[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.909(0.49)、1.988(0.47)、2.053(0.43)、2.075(1.90)、3.170(0.79)、3.319(1.33)、3.641(2.16)、3.663(13.07)、3.714(0.78)、7.572(1.52)、7.580(1.71)、7.586(1.86)、7.594(2.46)、7.604(0.46)、7.661(1.86)、7.670(1.53)、7.675(1.52)、7.684(1.19)、7.871(0.44)、7.892(0.60)、7.972(4.39)、7.996(16.00)、8.019(3.30)、8.042(5.43)、8.049(4.80)、8.062(3.46)、8.081(1.80)、8.089(1.35)、8.094(1.37)、8.102(0.98)、13.770(1.58)。
中間体253
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(17.0g、49.4mmol)のジメチルホルムアミド(150mL、2.0mol)中溶液を、炭酸セシウム(32.2g、98.7mmol)及びヨードメタン(6.1mL、99mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を濾過し、飽和塩化アンモニウム溶液に投入した。生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させた。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(カラム; SNAP Ultra 100g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル40:1)によって精製して、所望の生成物8.50g(45%)をそれの位置異性体とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.87分;MS(ESIpos):m/z=359[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:3.313(14.52)、3.653(16.00)、7.906(2.79)、7.928(3.98)、7.997(1.95)、8.004(2.16)、8.010(2.23)、8.018(3.16)、8.029(4.58)、8.051(2.95)、8.072(0.44)、8.082(3.00)、8.089(2.10)、8.096(2.08)、8.103(1.84)。
中間体254
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(17.0g、49.4mmol)のジメチルホルムアミド(150mL、2.0mol)中溶液を炭酸セシウム(32.2g、98.7mmol)及びヨードメタン(6.1mL、99mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を濾過し、飽和塩化アンモニウム溶液に投入した。生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させた。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(カラム; SNAP Ultra 100g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル40:1)によって精製して、所望の生成物2.62g(15%)をそれの位置異性体とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.70分;MS(ESIpos):m/z=359[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:3.315(8.51)、3.505(16.00)、7.822(2.98)、7.843(3.54)、7.962(1.65)、7.970(1.86)、7.975(1.92)、7.983(2.88)、7.993(0.52)、8.031(4.55)、8.038(2.29)、8.045(3.19)、8.049(3.38)。
中間体255
4−(5−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
4−[5−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(8.50g、23.7mmol)のエタノール(260mL、4.4mol)中溶液を、ヒドラジン1水和物(5.8mL、120mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物5.85g(定量的)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.15分;MS(ESIpos):m/z=229[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:3.317(4.36)、3.634(16.00)、5.163(3.96)、7.801(3.08)、7.817(1.33)、7.822(4.15)、7.949(4.22)、7.966(1.18)、7.970(3.09)。
中間体256
4−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
4−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(2.62g、7.31mmol)のエタノール(100mL、1.7mol)中溶液をヒドラジン1水和物(1.8mL、37mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物1.62g(97%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.07分;MS(ESIpos):m/z=229[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.075(0.47)、3.316(16.00)、4.643(11.51)、7.654(9.72)、7.658(3.74)、7.675(11.10)、7.941(11.15)、7.962(9.25)。
中間体257
6−クロロ−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
4,6−ジクロロピリミジン(128mg、856μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(210mg、856μmol)のジメチルホルムアミド(4.0mL、52mmol)中溶液を、ジメチルホルムアミド(4mL)及びヨウ化ナトリウム(154mg、1.03mmol)で処理し、125℃で2日間攪拌した。冷却して室温とした後、混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物85.0mg(28%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.93分;MS(ESIpos):m/z=358[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.272(0.73)、0.281(0.77)、0.415(0.87)、0.435(0.93)、1.165(0.41)、1.981(6.27)、3.568(16.00)、3.807(0.87)、3.824(0.84)、7.244(0.93)、7.267(1.95)、7.289(1.03)、7.703(0.60)、7.718(0.75)、7.724(0.74)、7.739(0.57)。
中間体258
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン
6−クロロ−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン(83.2mg、233μmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)中溶液を、ヒドラジン水和物(1:1)(34μL、700μmol)で処理し、70℃で終夜攪拌した。変換は完全に完了しなかったことから、追加の3当量のヒドラジン1水和物(34μL、697μmol)を加えた。それを70℃でさらに1晩攪拌した。冷却して室温とした後、3回目の6当量のヒドラジン1水和物(68μL、1.39mmol)を加え、攪拌を70℃で3日間続けた。混合物を減圧下に濃縮して、所望の生成物95.0mg(81%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.87分;MS(ESIneg):m/z=352[M−H]−。
中間体259
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン
4,6−ジクロロピリミジン(2.22g、14.9mmol)、3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(2.00g、14.2mmol)及び炭酸セシウム(4.62g、14.2mmol)をジメチルホルムアミドに懸濁させ(9mL)、反応混合物を環境温度で2.5時間攪拌した。次に、それを水に投入し、さらに5分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水でさらに洗浄し、40℃の真空乾燥機で終夜乾燥した。そうして得られた所望の生成物(2.98g、純度67%、収率53%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.32分;MS(ESIpos):m/z=254[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.525(15.69)、3.029(16.00)、3.087(9.88)、8.077(3.32)、8.079(3.24)、8.309(1.11)、8.311(1.09)、9.091(2.92)、9.093(2.82)、9.220(1.09)、9.222(1.05)。
中間体260
エチル5−フルオロピリジン−2−カルボキシレート塩酸塩
5−フルオロピリジン−2−カルボン酸(5.00g、35.4mmol)を塩化チオニル(15mL、210mmol)に懸濁させ、30分間還流させた。冷却して室温とした後、混合物を減圧下に濃縮した。残った残留物を、エタノールに再溶解させ、2時間還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を濃縮し、残留物をジエチルエーテルに懸濁させ、生じた結晶取得物を濾過によって回収し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物4.20g(58%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.10分;MS(ESIpos):m/z=170[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.006(2.46)、1.322(7.79)、1.336(16.00)、1.351(7.74)、4.331(2.56)、4.345(7.69)、4.359(7.52)、4.374(2.39)、7.900(1.30)、7.906(1.35)、7.918(2.64)、7.924(2.67)、7.935(1.48)、7.941(1.48)、8.143(2.14)、8.152(2.15)、8.161(1.88)、8.170(1.79)、8.716(3.64)、8.722(3.45)。
中間体261
3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル
エチル5−フルオロピリジン−2−カルボキシレート塩酸塩(1:1)(6.15g、29.9mmol)及びプロパンニトリル(3.2mL、45mmol)のテトラヒドロフラン(76mL、940mmol)中溶液を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(76mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、76mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで1回抽出した。有機相を廃棄した。水相を塩酸で酸性とし、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物4.15g(61%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.71分;MS(ESIpos):m/z=179[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.508(15.88)、1.526(16.00)、1.785(1.31)、1.910(8.45)、5.111(1.32)、5.129(3.96)、5.148(3.92)、5.166(1.28)、7.861(1.55)、7.873(1.88)、7.890(1.31)、7.974(1.26)、7.980(1.31)、7.996(2.67)、8.002(2.67)、8.017(1.61)、8.023(1.52)、8.119(0.59)、8.131(0.59)、8.142(0.40)、8.160(2.82)、8.172(2.93)、8.182(2.38)、8.193(2.19)、8.619(0.41)、8.625(0.41)、8.693(2.10)、8.807(4.74)、8.812(4.53)。
中間体262
1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(1.50g、8.42mmol)のエタノール(18mL)中溶液を、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(2.68g、16.8mmol)で処理し、95℃で終夜攪拌した。混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物908mg(44%)を、未知副生成物との混合物として得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.25分;MS(ESIpos):m/z=247[M+H]+。
中間体263
4−(5−{[6−(4−ホルミル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(300mg、純度76%、963μmol)及び4−(5−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(242mg、1.06mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.5mL、41mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(26.5mg、28.9μmol)及びXantphos(33.4mg、57.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(123mg、1.06mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を終夜放置し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(135g、31%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.75分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.647(0.66)、2.447(1.99)、2.948(16.00)、2.971(1.74)、3.316(9.14)、3.630(0.64)、3.662(14.64)、3.702(0.64)、5.755(6.78)、7.366(0.56)、7.382(0.63)、7.396(0.63)、7.870(4.51)、7.890(5.78)、8.030(6.18)、8.051(4.92)、8.590(2.28)、9.028(0.42)、9.709(1.79)、10.019(5.08)、10.050(0.61)。
中間体264
エチル[1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
マイクロ波バイアルに、エチル[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(117mg、398μmol)及び4−(5−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(100mg、438μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(6.0mL、70mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.9mg、11.9μmol)及びXantphos(13.8mg、23.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(50.9mg、438μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で6時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(カラム: SNAP Ultra 10g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル80:20)によって精製して、所望の生成物を得た(80.0mg、36%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.98分;MS(ESIpos):m/z=487[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.171(3.32)、1.185(6.90)、1.199(3.36)、2.143(2.44)、2.588(10.58)、3.485(3.99)、3.581(2.38)、3.636(2.81)、3.656(6.30)、3.730(16.00)、4.057(0.95)、4.071(2.86)、4.086(2.83)、4.100(0.91)、5.754(2.09)、7.802(0.49)、7.820(0.64)、7.871(2.76)、7.874(1.12)、7.884(1.27)、7.888(3.43)、7.952(0.63)、7.969(0.50)、8.037(2.99)、8.054(2.35)、8.503(0.95)、9.521(1.11)。
中間体265
4−(シアノアセチル)ベンゾニトリル
エチル4−シアノベンゾエート(5.00g、28.5mmol)のテトラヒドロフラン(38mL、470mmol)中溶液をカリウムtert−ブトキシド(6.41g、57.1mmol)で処理した。混合物を環境温度で5分間攪拌し、次にアセトニトリル(1.5mL、29mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で2時間攪拌した。混合物を氷浴冷却下に塩酸(2.0M)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残った残留物をジエチルエーテルに懸濁させ;生じた沈殿を濾過によって回収し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物4.24g(87%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.10分;MS(ESIneg):m/z=169[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.72)、0.008(0.71)、4.805(13.54)、5.046(1.01)、5.419(1.07)、7.844(0.86)、7.863(1.32)、7.904(0.71)、7.925(2.18)、7.943(0.95)、7.971(1.27)、7.978(1.21)、7.988(0.78)、7.993(1.86)、8.006(0.61)、8.048(1.80)、8.070(14.52)、8.074(16.00)、8.095(2.68)。
中間体266
4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−(シアノアセチル)ベンゾニトリル(4.24g、24.9mmol)及び(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(5.94g、37.4mmol)の2−プロパノール(45mL)中溶液を終夜還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物の体積を減圧下に半量に減じ;次に、ジエチルエーテルを加え、生じた沈殿を濾過によって回収し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物4.07g(64%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.04分;MS(ESIpos):m/z=239[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.493(11.98)、0.510(16.00)、1.303(0.52)、1.318(1.19)、1.335(1.47)、1.350(1.14)、1.367(0.53)、2.507(5.85)、4.071(3.81)、4.088(2.39)、6.187(1.83)、7.214(0.55)、7.918(5.85)、7.939(7.51)、8.032(0.44)、8.063(4.28)、8.075(2.66)、8.082(2.60)。
中間体267
4−[5−アミノ−4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(4.07g、17.1mmol)のアセトニトリル(50mL、950mmol)中溶液を1−クロロピロリジン−2,5−ジオン(2.74g、20.5mmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残った残留物をジエチルエーテルに懸濁させ、生じた沈殿をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物1.78gを得た。濾液を減圧下に濃縮し、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル10:1)によって精製して、1.90gを得た。所望の生成物合計3.68g(76%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.78分;MS(ESIpos):m/z=273[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.371(0.46)、0.383(0.51)、0.480(0.41)、2.073(4.07)、2.419(0.60)、2.565(16.00)、3.169(12.34)、3.656(0.48)、3.880(0.74)、3.897(0.72)、7.862(0.62)、7.883(0.84)、7.987(0.85)、8.008(0.61)。
中間体268
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(350mg、692μmol)のテトラヒドロフラン(4.6mL、57mmol)中溶液を、水酸化リチウム水溶液(3.5mL、1.0M、3.5mmol)で処理し、環境温度で終夜及びさらに1晩にわたり還流温度で攪拌した。冷却して室温とした後、混合物を水で希釈し、塩酸で酸性とした。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残った残留物をアセトニトリルに懸濁させ、生じた沈殿を濾過によって回収し、アセトニトリルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物326mg(82%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.02分;MS(ESIpos):m/z=478[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.296(0.87)、0.308(3.43)、0.321(3.71)、0.333(1.08)、0.431(1.08)、0.442(2.80)、0.444(2.81)、0.461(2.97)、0.476(0.76)、1.180(0.42)、1.192(0.75)、1.199(0.75)、1.211(1.05)、1.222(0.72)、1.229(0.76)、2.325(0.87)、2.359(8.59)、2.813(5.74)、2.911(16.00)、3.511(1.55)、3.641(0.79)、3.777(2.79)、3.793(2.71)、6.572(1.46)、6.758(0.54)、6.779(0.56)、7.153(0.51)、7.245(2.31)、7.267(4.55)、7.289(2.49)、7.882(2.16)、7.896(2.73)、7.903(2.69)、7.918(2.11)、8.315(1.57)、8.544(1.12)、9.841(1.06)。
中間体269
N′−アセチル−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジド
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(331mg、純度83%、575μmol)及びアセトヒドラジド(128mg、1.73mmol)のジメチルホルムアミド(3.0mL、39mmol)中溶液を、HATU(328mg、863μmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(300μL、1.7mmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残った残留物を、ジクロロメタンに懸濁させ、生じた沈殿を濾過によって回収し、ジクロロメタンで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物255mg(83%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.57分;MS(ESIpos):m/z=534[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.85)、0.008(0.92)、0.291(0.85)、0.302(3.71)、0.306(3.30)、0.317(3.98)、0.328(1.30)、0.433(1.13)、0.443(2.96)、0.447(2.96)、0.452(1.70)、0.463(3.22)、0.467(2.95)、0.479(0.93)、1.170(0.40)、1.183(0.77)、1.189(0.76)、1.201(1.21)、1.213(0.72)、1.220(0.76)、1.233(0.43)、1.879(1.16)、1.904(15.07)、2.286(3.56)、2.690(1.38)、2.776(16.00)、2.891(0.43)、3.316(8.23)、3.568(2.81)、3.774(2.64)、3.791(2.62)、5.754(2.51)、7.246(2.89)、7.268(5.85)、7.290(3.07)、7.883(2.44)、7.898(2.93)、7.905(2.86)、7.919(2.35)、8.542(1.28)、9.562(0.55)、9.732(0.94)、9.895(1.87)。
中間体270
4−(3−{[6−(4−ホルミル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(291mg、純度76%、936μmol)及び4−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(235mg、1.03mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.4mL、40mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(25.7mg、28.1μmol)及びXantphos(32.5mg、56.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(120mg、1.03mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分加熱した。混合物を環境温度で終夜放置し、反応混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(73mg、18%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.67分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.62)、2.074(0.96)、2.409(11.88)、2.930(13.78)、3.540(0.78)、3.567(16.00)、3.579(0.42)、3.769(0.72)、3.786(13.57)、7.287(3.14)、7.776(3.54)、7.780(1.48)、7.793(3.98)、8.007(4.16)、8.011(1.51)、8.020(1.59)、8.024(3.47)、8.549(2.48)、9.665(0.71)、10.014(5.80)。
中間体271
1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(408mg、純度76%、1.31mmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(400mg、1.44mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(5.0mL、58mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(36.0mg、39.3μmol)及びXantphos(45.5mg、78.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(167mg、1.44mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を環境温度で終夜放置し、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)及びさらなるフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:92%ジクロロメタン/8%酢酸エチルから66%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(175mg、28%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.08分;MS(ESIpos):m/z=478[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.25−0.35(m、2H)、0.38−0.54(m、2H)、1.13−1.29(m、1H)、2.00−2.11(m、3H)、2.52−2.57(m、3H)、2.86−2.99(m、3H)、3.80−3.91(m、2H)、6.88−7.48(m、2H)、7.53−7.69(m、2H)、7.79−7.95(m、2H)、8.41−8.72(m、1H)、9.40−9.75(m、1H)、9.92−10.05(m、1H)。
中間体272
3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(225mg、1.26mmol)のエタノール(2.7mL)中溶液を、ヒドラジン水和物(1:1)(120μL、2.5mmol)で処理し、95℃で終夜撹拌した。冷却して室温とした後、混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物37.8mg(13%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.45分;MS(ESIpos):m/z=193[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.113(16.00)、7.741(1.12)、7.747(1.19)、7.762(2.21)、7.768(1.48)、7.776(1.48)、7.786(0.49)、8.134(1.75)、8.557(1.88)、8.564(1.91)。
中間体273
2−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(1.75g、9.11mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(2.02g、13.7mmol)の酢酸(25mL、440mmol)中溶液を140℃で終夜撹拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈した。生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物3.15g(96%)を得た。
中間体274
2−[5−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(3.10g、9.62mmol)のジメチルホルムアミド(30mL、390mmol)中溶液を、炭酸セシウム(6.27g、19.2mmol)及びヨードメタン(1.2mL、19mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を濾過し、飽和塩化アンモニウム溶液中にパージした。生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させた。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(カラム: SNAP Ultra 50g、溶媒:96%ジクロロメタン/4%酢酸エチルから34%酢酸エチル)及びさらに分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)を用いて精製して、所望の生成物580mg(18%)をそれの位置異性体とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.64分;MS(ESIpos):m/z=337[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.940(15.51)、3.939(16.00)、7.783(1.11)、7.790(1.16)、7.797(1.38)、7.804(1.33)、7.923(0.83)、7.928(0.89)、7.938(1.54)、7.943(1.72)、7.948(2.58)、7.953(3.12)、7.957(3.28)、7.962(3.69)、7.968(0.52)、8.005(0.48)、8.011(3.78)、8.016(2.65)、8.020(2.69)、8.025(2.43)、8.800(2.29)、8.805(2.26)。
中間体275
2−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(3.10g、9.62mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL、390mmol)中溶液を、炭酸セシウム(6.27g、19.2mmol)及びヨードメタン(1.2mL、19mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を濾過し、飽和塩化アンモニウム溶液中にパージした。生じた沈殿を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させた。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(カラム: SNAP Ultra 50g、溶媒:96%ジクロロメタン/4%酢酸エチルから34%酢酸エチル)及びさらに分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)を用いて精製して、所望の生成物212mg(6%)をそれの位置異性体とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.82分;MS(ESIpos):m/z=337[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.178(16.00)、3.321(5.42)、5.753(0.59)、7.778(0.61)、7.783(0.65)、7.793(1.29)、7.798(1.35)、7.807(0.71)、7.812(0.73)、7.976(2.33)、7.980(2.50)、7.984(2.67)、7.990(4.16)、7.998(1.68)、8.006(1.23)、8.013(1.18)、8.043(0.46)、8.049(3.38)、8.055(2.65)、8.059(2.52)、8.064(2.32)、8.611(2.36)、8.616(2.35)。
中間体276
5−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン
2−[5−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(206mg、612μmol)のエタノール(7mL)中溶液を、ヒドラジン1水和物(137μL、2.8mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物108mg(86%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.47分;MS(ESIpos):m/z=207[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.870(16.00)、3.315(6.20)、3.587(0.43)、4.494(3.22)、7.557(1.20)、7.566(1.20)、7.574(1.36)、7.583(1.29)、7.826(0.87)、7.832(0.91)、7.844(1.62)、7.850(1.65)、7.861(0.77)、7.867(0.78)、8.699(2.25)、8.705(2.17)。
中間体277
3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(747mg、2.22mmol)のエタノール(20mL)中溶液を、ヒドラジン1水和物(540μL、11.1mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物322mg(67%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.49分;MS(ESIpos):m/z=207[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.748(0.57)、2.139(15.49)、3.590(16.00)、4.978(4.23)、7.634(0.65)、7.640(0.67)、7.652(1.39)、7.658(1.40)、7.670(0.78)、7.676(0.76)、7.840(1.31)、7.849(1.32)、7.857(1.12)、7.867(1.04)、8.499(2.25)、8.505(2.12)。
中間体278
4−{5−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
4,6−ジクロロピリミジン(140mg、942μmol)及び4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(200mg、942μmol)のジメチルホルムアミド(4.4mL、57mmol)中溶液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(180μL、1.0mmol)及びヨウ化ナトリウム(169mg、1.13mmol)で処理した。得られた混合物を125℃で3日間攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物74.0mg(24%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.83分;MS(ESIpos):m/z=325[M+H]+。
中間体279
4−{5−[(6−ヒドラジニルピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
4−{5−[(6−クロロピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(73.0mg、225μmol)及びヒドラジン水和物(1:1)(33μL、670μmol)の1,4−ジオキサン(1.4mL)中溶液を70℃で終夜撹拌した。変換が完了していないことが認められたので、さらに合計19当量のヒドラジン水和物(208μL、4.27mmol)を、1週間で少量ずつ加えた。80℃での攪拌を続けた。冷却して室温とした後、混合物を減圧下に濃縮して、92.0mg(64%)を粗生成物として得て、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=0.71分;MS(ESIpos):m/z=321[M+H]+。
中間体280
2−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソプロパンニトリル
氷浴で冷却したメチル6−メチルピリジン−3−カルボキシレート(3.43g、22.7mmol)及びプロパンニトリル(2.1mL、29mmol)のテトラヒドロフラン(48mL、590mmol)中溶液に、リチウムビストリメチルシリルアミド1Mテトラヒドロフラン中溶液(29mL、1.0M、29mmol)を滴下し、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を氷浴で冷却し、追加のプロパンニトリル(0.81mL、11mmol)を加え、次にリチウムビストリメチルシリルアミド1Mテトラヒドロフラン中溶液(11.3mL、1.0M、11.3mmol)を滴下し、次に、反応液を室温でさらに3時間攪拌した。氷冷水で反応停止し、有機相溶媒を減圧下に除去した。残留物を水(110mL)で希釈し、4N塩酸でpH4〜5の酸性とし、メチルtert−ブチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール60:1、カラム:Biotage SNAP Ultra 50g)によって精製し、残留物をペンタンで洗浄して、所望の生成物3.15g(純度100%、収率80%)を得た。標的化合物は、NMRによる測定で溶液でのそれの互変異体との約1:1混合物である。
LC−MS(方法10):Rt=0.94分;MS(ESIpos):m/z=175[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.008(0.41)、1.025(0.41)、1.106(2.24)、1.188(0.42)、1.470(8.27)、1.488(8.34)、1.680(2.51)、1.869(16.00)、2.520(15.02)、2.576(14.43)、3.077(0.73)、5.108(0.67)、5.126(2.07)、5.144(2.05)、5.162(0.65)、7.351(2.11)、7.371(2.30)、7.477(2.06)、7.497(2.17)、7.812(1.62)、7.817(1.65)、7.832(1.49)、7.838(1.52)、8.232(1.53)、8.238(1.55)、8.253(1.46)、8.259(1.46)、8.591(2.43)、8.596(2.40)、9.048(2.36)、9.053(2.32)、10.997(1.22)。
中間体281
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−プロパノール(7.5mL、97mmol)中のrac−2−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソプロパンニトリル(500mg、2.87mmol)に、内部温度80℃で、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(502mg、3.16mmol)をゆっくり加え、反応液を終夜加熱還流した。冷却した反応液を減圧下に濃縮し、残留物を水に溶かし、溶液がpH7となるまで固体炭酸ナトリウムを加えた。その水溶液を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール40:1、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物555mg(純度100%、収率80%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=0.69分;MS(ESIpos):m/z=243[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.335(0.53)、0.348(2.52)、0.360(2.95)、0.372(0.95)、0.414(0.95)、0.423(2.21)、0.433(1.37)、0.443(2.41)、0.459(0.51)、1.187(0.68)、1.206(0.89)、1.217(0.59)、1.982(16.00)、2.466(12.89)、3.801(4.40)、3.818(4.34)、4.951(5.35)、5.754(0.46)、7.233(2.01)、7.253(2.15)、7.802(1.68)、7.807(1.53)、7.822(1.57)、7.827(1.43)、8.632(2.85)、8.636(2.67)。
中間体282
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−プロパノール(64mL、840mmol)中のrac−3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(4.38g、24.7mmol)に、内部温度80℃で、(2−メトキシエチル)ヒドラジンエタンジオエート(1:1)(4.90g、27.2mmol)をゆっくり加え、反応液を3.5時間加熱還流した。冷却した反応混合物を濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液でpH7の塩基性とし、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配15%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 100g)によって精製して、所望の生成物2.34g(純度100%、収率38%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.26分;MS(ESIpos):m/z=250[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.236(1.58)、1.973(13.74)、3.252(16.00)、3.508(1.01)、3.613(2.09)、3.625(4.42)、3.637(2.24)、4.052(2.20)、4.064(4.13)、4.075(1.95)、4.889(4.34)、7.172(1.83)、7.190(3.67)、7.208(1.97)、7.581(2.03)、7.592(2.42)、7.598(2.28)、7.609(1.86)。
中間体283
メチル4−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]ベンゾエート
テトラヒドロフラン(48mL、590mmol)中のメチル4−(メチルアミノ)ベンゾエート(3.99g、24.1mmol)に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(5.8mL、25mmol)及びN,N−ジメチルピリジン−4−アミン(295mg、2.41mmol)を加え、反応液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で2回、飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄し、有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサンの勾配、カラム:Biotage SNAP Ultra 50g)によって精製して、所望の生成物2.79g(純度100%、収率44%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.05分;MS(ESIpos):m/z=266[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.420(16.00)、3.310(2.45)、3.840(5.81)、7.440(1.41)、7.462(1.53)、7.905(1.63)、7.909(0.53)、7.922(0.51)、7.927(1.44)。
中間体284
rac−tert−ブチル[4−(2−シアノプロパノイル)フェニル]メチルカーバメート
氷浴で冷却したメチル4−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]ベンゾエート(2.68g、10.1mmol)及びプロパンニトリル(1.4mL、20mmol)のテトラヒドロフラン(21mL、260mmol)中溶液に、リチウムビストリメチルシリルアミド1Mテトラヒドロフラン中溶液(21mL、1.0M、21mmol)を滴下し、反応混合物を室温で1時間攪拌した。氷冷水で反応停止し、有機相溶媒を減圧下に除去した。残留物を水で希釈し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、一部の標的化合物(1.015g、純度80%)を得た。次に、水相を4N塩酸でpH4の酸性とし、ジクロロメタンで3回及びメチルtert−ブチルエーテルで1回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物2.31g(純度100%、収率79%)を得た。標的化合物は、NMRによる測定で溶液でのそれの互変異体との約2:1混合物である。
LC−MS(方法9):Rt=1.00分;MS(ESIneg):m/z=287[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.416(4.56)、1.436(16.00)、1.464(2.96)、1.482(2.95)、1.856(1.42)、3.217(1.60)、3.262(6.12)、5.101(0.71)、5.119(0.70)、7.396(0.49)、7.506(0.68)、7.513(1.56)、7.535(1.62)、7.980(1.59)、8.001(1.45)。
中間体285
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン
2−プロパノール(4.3mL、56mmol)中のtert−ブチル[4−(2−シアノプロパノイル)フェニル]メチルカーバメート(476mg、1.65mmol)に、内部温度80℃で、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(289mg、1.82mmol)をゆっくり加え、反応液を3.5時間加熱還流した。冷却した反応混合物を濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、水で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH7まで塩基性とし、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール60:1、カラム:Biotage SNAP Ultra 25g)によって精製して、所望の生成物259mg(純度100%、収率61%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.00分;MS(ESIpos):m/z=257[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.321(0.65)、0.330(2.34)、0.333(2.23)、0.340(2.56)、0.350(0.88)、0.400(0.99)、0.407(2.10)、0.411(1.78)、0.416(1.22)、0.423(2.20)、0.426(1.68)、0.436(0.56)、1.166(0.54)、1.172(0.57)、1.174(0.61)、1.181(0.82)、1.188(0.52)、1.191(0.50)、1.195(0.48)、1.934(16.00)、2.674(6.36)、2.684(6.17)、3.164(0.62)、3.175(0.62)、3.747(3.97)、3.760(3.86)、4.746(4.99)、5.581(0.98)、5.591(0.97)、5.751(1.08)、6.520(3.97)、6.537(4.01)、7.303(4.27)、7.320(3.87)。
中間体286
tert−ブチル2−(6−クロロピリミジン−4−イル)−2,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−カルボキシレート
ジメチルホルムアミド(3.4mL)中の4,6−ジクロロピリミジン(674mg、4.52mmol)にアルゴン雰囲気下、tert−ブチル2,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−カルボキシレート(946mg、4.52mmol)及び炭酸セシウム(1.47g、4.52mmol)を加え、反応液を室温で終夜撹拌した。反応液を水(25mL)に投入し、60分間攪拌した。沈殿を濾過し、HPLC(方法20)によって精製して、所望の生成物748mg(純度100%、収率51%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.10分;MS(ESIpos):m/z=322[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.466(16.00)、4.400(1.20)、4.427(1.38)、4.456(1.47)、4.477(1.29)、7.884(0.67)、7.903(0.79)、8.467(0.69)、8.493(0.62)、8.925(1.44)。
中間体287
エチル4−(ジフルオロメトキシ)ベンゾエート
エタノール(53mL)に−10℃で、温度を常に0℃以下に維持しながら、塩化チオニル(1.03mL、14.1mmol)を滴下した。0℃で10分間攪拌後、4−(ジフルオロメトキシ)安息香酸(500mg、2.66mmol)を加え、反応液を終夜還流撹拌した。冷却した反応混合物を水で希釈し、エタノールを減圧下に除去した。水相を2N水酸化ナトリウムで塩基性としてpH7とし、ジクロロメタンで3回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物578mg(純度100%、収率100%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.99分;化合物はイオン化しない。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.302(7.48)、1.320(16.00)、1.337(7.72)、4.287(2.40)、4.305(7.40)、4.322(7.35)、4.340(2.32)、7.210(2.52)、7.288(5.54)、7.310(5.90)、7.393(5.04)、7.577(2.45)、8.000(0.86)、8.007(7.30)、8.012(2.32)、8.024(2.26)、8.029(6.84)、8.036(0.78)。
中間体288
3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル
氷浴で冷却したエチル4−(ジフルオロメトキシ)ベンゾエート(578mg、2.67mmol)及びプロパンニトリル(250μL、3.5mmol)のテトラヒドロフラン(5.6mL、69mmol)中溶液に、リチウムビストリメチルシリルアミド1Mテトラヒドロフラン中溶液(3.5mL、1.0M、3.5mmol)を滴下し、反応混合物を室温で終夜攪拌した。氷冷水で反応停止し、有機相溶媒を減圧下に除去した。残留物を水で希釈し(24mL)、4N塩酸でpH4の酸性とし、メチルtert−ブチルエーテルで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物406mg(純度88%、収率59%)を得た。標的化合物は、NMRによる測定で溶液でのそれの互変異体との約4.5:1混合物である。
LC−MS(方法10):Rt=1.61分;MS(ESIpos):m/z=226[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.106(1.02)、1.463(15.91)、1.481(16.00)、1.673(2.08)、1.857(11.95)、2.328(0.41)、2.366(0.44)、2.669(0.44)、2.710(0.41)、5.103(1.23)、5.121(3.95)、5.139(3.95)、5.157(1.22)、7.157(1.08)、7.193(0.53)、7.257(3.02)、7.269(3.41)、7.278(3.70)、7.341(2.47)、7.353(6.79)、7.375(7.35)、7.452(5.60)、7.473(0.62)、7.495(0.44)、7.525(1.09)、7.561(0.53)、7.597(3.53)、7.619(3.18)、7.635(2.83)、7.985(1.45)、8.007(1.46)、8.091(8.30)、8.113(7.76)、10.863(1.27)。
中間体289
1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−プロパノール(4.7mL、61mmol)中の3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(406mg、1.80mmol)に、内部温度80℃で、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(315mg、1.98mmol)をゆっくり加え、反応液を終夜加熱還流した。冷却した反応液を減圧下に濃縮し、残留物を水(5mL)に溶かし、溶液を固体炭酸水素ナトリウムで塩基性としてpH7とした。水溶液を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサンの勾配、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物403mg(純度95%、収率76%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.52分;MS(ESIpos):m/z=294[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.331(0.53)、0.343(2.05)、0.347(2.06)、0.356(2.44)、0.369(0.93)、0.412(0.96)、0.421(1.89)、0.425(1.58)、0.432(1.22)、0.441(2.08)、0.457(0.53)、1.182(0.50)、1.190(0.48)、1.202(0.77)、1.214(0.46)、1.219(0.44)、1.982(16.00)、3.791(3.95)、3.808(3.88)、4.911(4.52)、7.042(1.40)、7.162(3.43)、7.184(3.79)、7.228(2.80)、7.414(1.36)、7.598(0.57)、7.605(4.50)、7.610(1.48)、7.622(1.46)、7.627(4.04)、7.634(0.47)。
中間体290
エチル6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキシレート
エタノール(150mL)に−10℃で、温度を常に0℃以下に維持しながら塩化チオニル(1.9mL、26mmol)を滴下した。10分間攪拌後、6−メトキシピリジン−3−カルボン酸(2.00g、13.1mmol)を加え、反応液を終夜還流攪拌した。冷却した反応混合物を水で希釈し、エタノールを減圧下に除去した。水相を1N水酸化ナトリウムで塩基性としてpH7とし、ジクロロメタンで3回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物1.87g(純度100%、収率86%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=0.8分;化合物はイオン化しない。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.255(7.51)、1.270(16.00)、1.284(7.57)、4.206(2.38)、4.220(7.44)、4.234(7.34)、4.249(2.26)、6.357(3.35)、6.376(3.44)、7.777(2.77)、7.783(2.82)、7.797(2.67)、7.802(2.76)、8.017(3.23)、8.023(3.12)、12.112(0.67)。
中間体291
エチル6−メトキシピリジン−3−カルボキシレート
クロロホルム(25mL)中のエチル6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−カルボキシレート(1.87g、11.2mmol)に、ヨードメタン(2.5mL、40mmol)及び炭酸銀(4.02g、14.6mmol)を加え、反応液を室温で終夜撹拌した。冷却した反応混合物を濾過し、減圧下に濃縮し、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 50g)によって精製して、所望の生成物1.05g(純度100%、収率51%)を得た。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.304(3.72)、1.318(7.82)、1.333(3.74)、1.993(0.47)、3.938(16.00)、4.290(1.20)、4.305(3.68)、4.319(3.62)、4.333(1.14)、6.922(1.68)、6.939(1.73)、6.941(1.68)、8.150(1.43)、8.155(1.44)、8.168(1.39)、8.172(1.39)、8.748(1.48)、8.752(1.48)。
中間体292
rac−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル
氷浴で冷却したエチル6−メトキシピリジン−3−カルボキシレート(1.02g、5.61mmol)及びプロパンニトリル(520μL、7.3mmol)のテトラヒドロフラン(12mL、150mmol)中溶液に、リチウムビストリメチルシリルアミド1Mテトラヒドロフラン中溶液(7.3mL、1.0M、7.3mmol)を滴下し、反応混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を氷浴で冷却し、追加のリチウムビストリメチルシリルアミド1Mテトラヒドロフラン中溶液(2.8mL、1.0M、2.8mmol)を滴下し、反応液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を氷浴で冷却し、追加のリチウムビストリメチルシリルアミド1Mテトラヒドロフラン中溶液(1.12mL、1.0M、1.2mmol)を滴下し、反応液を室温で2時間攪拌した。氷冷水で反応停止し、有機相溶媒を減圧下に除去した。残留物を水で希釈し、4N塩酸でpH4の酸性とし、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮し、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から65%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 50g)によって精製して、所望の生成物729mg(純度99%、収率67%)を得た。標的化合物は、NMRによる測定で溶液でのそれの互変異体との約2.5:1混合物である。
LC−MS(方法9):Rt=0.69分;MS(ESIpos):m/z=191[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.470(7.51)、1.484(7.48)、1.694(0.88)、1.821(0.26)、1.854(3.10)、3.895(1.69)、3.900(3.33)、3.925(0.36)、3.969(16.00)、5.067(0.63)、5.082(1.90)、5.096(1.88)、5.110(0.59)、6.905(0.60)、6.922(0.63)、6.992(2.26)、7.009(2.29)、7.736(0.09)、7.741(0.09)、7.753(0.08)、7.758(0.09)、7.841(0.37)、7.854(0.36)、8.229(1.52)、8.234(1.62)、8.246(1.47)、8.251(1.45)、8.362(0.66)、8.897(2.36)、8.902(2.30)、10.901(0.06)。
中間体293
1−(シクロプロピルメチル)−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−プロパノール(5.2mL、67mmol)中の3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(372mg、1.95mmol)に、内部温度80℃で、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン・2塩酸塩(342mg、2.15mmol)をゆっくり加え、反応液を終夜加熱還流した。冷却した反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶かし、1N水酸化ナトリウムで塩基性とし、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。得られた材料を酢酸エチル中で攪拌し、濾過し、有機相を減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール50:1、カラム:Biotage SNAP Ultra 25g)によって精製して、所望の生成物111mg(純度100%、収率22%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.63分;MS(ESIpos):m/z=259[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.336(0.41)、0.345(1.43)、0.349(1.35)、0.355(1.54)、0.358(1.38)、0.366(0.62)、0.416(0.67)、0.423(1.32)、0.427(1.12)、0.432(0.79)、0.436(0.72)、0.439(1.40)、0.443(1.04)、0.452(0.41)、1.199(0.55)、1.968(12.62)、3.790(2.76)、3.804(2.70)、3.865(16.00)、4.927(3.02)、6.820(1.71)、6.821(1.62)、6.837(1.73)、6.838(1.65)、7.868(1.46)、7.873(1.45)、7.886(1.35)、7.890(1.38)、8.323(1.61)、8.325(1.62)、8.328(1.62)、8.329(1.45)。
中間体294
3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン
2−プロパノール(5.0mL、64mmol)中の3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(356mg、1.87mmol)に、内部温度80℃で、メチルヒドラジン(110μL、2.1mmol)をゆっくり加え、反応液を終夜加熱還流した。冷却した反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶かし、1N水酸化ナトリウムで塩基性とし、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮し、粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール40:1、カラム:Biotage SNAP Ultra 50g)によって精製して、所望の生成物294mg(純度91%、収率65%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=0.90分;MS(ESIpos):m/z=219[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.758(1.51)、1.963(13.54)、3.446(1.56)、3.556(13.94)、3.861(16.00)、3.903(1.88)、4.974(3.14)、6.816(1.71)、6.817(1.68)、6.833(1.75)、6.834(1.71)、7.853(1.44)、7.858(1.44)、7.870(1.35)、7.875(1.37)、8.313(1.61)、8.315(1.66)、8.318(1.63)、8.319(1.51)。
中間体295
エチル6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に、6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−カルボン酸(1.43g、8.24mmol)を塩化チオニル(15mL、210mmol)に溶かし、反応混合物を30分間還流させた。冷却して環境温度とした後、フラスコの内容物を減圧下に濃縮した。残留物を脱水エタノール(50mL)に溶かし、反応混合物を1時間還流させた。次に、混合物を濃縮し、乾燥させて、所望の生成物を暗色油状物として得て(1.65g、収率98%)、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法10):Rt=1.52分;MS(ESIpos):m/z=202[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.167(0.55)、1.225(1.66)、1.240(3.37)、1.254(1.67)、1.332(7.55)、1.346(16.00)、1.360(7.50)、1.981(1.01)、3.993(0.67)、4.003(0.71)、4.007(0.68)、4.018(0.68)、4.357(2.38)、4.371(7.31)、4.385(7.14)、4.399(2.23)、6.947(1.85)、7.056(3.75)、7.165(1.71)、7.849(2.68)、7.865(2.80)、8.467(1.85)、8.471(1.79)、8.484(1.73)、8.488(1.66)、9.156(2.74)、9.159(2.65)。
中間体296
3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル
アルゴン雰囲気下に、エチル6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−カルボキシレート(2.07g、10.3mmol)及びプロパンニトリル(1.1mL、15mmol)を脱水テトラヒドロフラン(16mL)に溶かし、水浴で冷却した。リチウムビス(トリメチルシリル)アミドのテトラヒドロフラン(16mL、1.0M、16mmol)中溶液を滴下した。次に、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。それを水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を廃棄し、水相を塩酸水溶液(1M)でpH5の酸性とした。次に、それを酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(1.8g、収率79%)を得て、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=0.90分;MS(ESIpos):m/z=211[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.496(0.74)、1.510(0.74)、1.689(2.38)、1.906(12.19)、1.910(16.00)、1.989(0.24)、2.267(0.17)、5.192(0.20)、5.207(0.19)、6.920(0.97)、6.945(0.20)、7.030(1.94)、7.054(0.40)、7.080(0.22)、7.139(0.92)、7.163(0.18)、7.811(1.75)、7.828(1.91)、7.849(0.30)、7.920(0.24)、7.935(0.24)、8.054(0.20)、8.058(0.19)、8.070(0.18)、8.074(0.17)、8.156(1.28)、8.160(1.26)、8.172(1.16)、8.176(1.11)、8.451(0.18)、8.455(0.18)、8.467(0.17)、8.471(0.16)、8.545(0.22)、8.561(0.20)、8.735(0.30)、8.738(0.29)、8.841(2.12)、9.148(0.25)、9.152(0.24)、9.248(0.34)。
中間体297
3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(650mg、3.09mmol)及びメチルヒドラジン(180μL、3.4mmol)を2−プロパノール(20mL)に溶かし、反応混合物を4時間還流させた。冷却して環境温度とした後、水(20mL)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を、pH8が得られるまで加えた。次に、懸濁液を酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、アセトニトリル/水に溶かし、凍結乾燥して、所望の生成物をオフホワイト粉末として得た(591mg、収率76%)。
LC−MS(方法11):Rt=0.80分;MS(ESIpos):m/z=239[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.811(0.63)、2.025(0.24)、2.038(15.79)、3.509(0.65)、3.606(16.00)、5.098(3.57)、6.848(1.06)、6.958(2.18)、7.068(0.92)、7.688(1.56)、7.704(1.68)、8.120(1.07)、8.125(1.05)、8.137(0.97)、8.141(0.95)、8.883(1.57)、8.886(1.56)。
中間体298
tert−ブチル[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル][6−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]カーバメート
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン(310mg、670μmol)及び(293mg、1.34mmol)をジクロロメタン(13mL)に溶かし、4−ジメチルアミノピリジン(8.19mg、67.0μmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることでそれを反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物を得た(300mg、収率76%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.76分;MS(ESIpos):m/z=463[M−BOC+H]+。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:0.19−0.32(m、2H)、0.38−0.52(m、2H)、1.13−1.21(m、1H)、1.46(s、9H)、1.99(s、3H)、2.56(s、3H)、3.03(s、3H)、3.66−3.75(m、1H)、3.75−3.86(m、1H)、7.22−7.33(m、2H)、7.69−7.80(m、2H)、8.59−8.70(m、1H)、8.81−8.91(m、1H)。
中間体299
tert−ブチル[6−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル][1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]カーバメート
アルゴン雰囲気下に、tert−ブチル[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル][6−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]カーバメート(126mg、224μmol)をテトラヒドロフラン(2mL)及びエタノール(1.5mL)に溶かし、水酸化パラジウム(II)/活性炭(20%、45mg、64.1μmol)を加えた。アルゴン雰囲気を水素雰囲気(1バール)に代え、反応混合物を終夜攪拌した。水素雰囲気を除去後、反応混合物をセライトで濾過し、濾液を濃縮して、所望の生成物を得て(118mg、収率69%、純度71%)、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.57分;MS(ESIpos):m/z=433[M−BOC+H]+。
中間体300
エチル1−(6−{[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(250mg、972μmol)、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(300mg、1.07mmol)及びナトリウムフェノレート(124mg、1.07mmol)、内容物を1,4−ジオキサン(5.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(26.7mg、29.2μmol)及びXantPhos(33.7mg、58.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から20/80)によって、分取HPLC(Reprosil C18、10μM、250×50mm、150mL/分、アセトニトリル/水(0.1%TFA含有)勾配5/95から95/5)によってさらに精製して、所望の生成物を得た(119mg、収率23%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.23分;MS(ESIpos):m/z=502[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.019(0.86)、1.230(2.96)、1.298(5.05)、1.312(9.21)、1.326(4.79)、2.394(15.45)、2.902(16.00)、3.734(15.80)、4.239(1.76)、4.253(4.51)、4.267(4.43)、4.281(1.65)、6.657(1.32)、6.805(2.58)、6.952(1.25)、7.388(4.80)、7.406(5.31)、7.423(2.98)、7.595(3.08)、7.606(3.92)、7.622(2.66)、8.546(4.39)、9.707(3.05)。
中間体301
tert−ブチル[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]{6−[4−(エチルアミノ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}カーバメート
アルゴン雰囲気下に、tert−ブチル[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル][6−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]カーバメート(300mg、純度70%、373μmol)をエタノール(6.0mL)に溶かし、パラジウム/活性炭(10%、37.5mg)を加えた。アルゴン雰囲気を水素雰囲気(1バール)に代え、反応混合物を30時間終夜撹拌した。次に、反応混合物をセライトで濾過し、濾液を濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から35/65)によって精製して、所望の生成物(25.0mg、収率11%)を副生成物としてのtert−ブチル[6−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル][1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]カーバメート(上記参照、24mg、収率12%)とともに得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.66分;MS(ESIpos):m/z=460[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.97)、0.007(0.66)、0.212(0.19)、0.220(0.33)、0.230(0.41)、0.238(0.38)、0.248(0.21)、0.261(0.22)、0.271(0.40)、0.279(0.45)、0.289(0.34)、0.298(0.22)、0.401(0.32)、0.409(0.33)、0.418(0.35)、0.425(0.24)、0.428(0.24)、0.435(0.20)、0.447(0.21)、0.455(0.23)、0.458(0.21)、0.465(0.33)、0.473(0.31)、0.482(0.30)、1.034(1.86)、1.048(4.06)、1.062(1.89)、1.137(0.23)、1.142(0.23)、1.151(0.34)、1.161(0.23)、1.165(0.22)、1.235(0.18)、1.398(0.17)、1.424(0.79)、1.441(16.00)、1.553(0.17)、1.978(6.16)、2.167(0.32)、2.212(6.01)、2.557(0.19)、2.571(5.98)、2.858(0.21)、2.872(0.77)、2.886(1.11)、2.900(0.76)、2.914(0.21)、3.651(0.34)、3.665(0.34)、3.680(0.52)、3.694(0.51)、3.725(0.28)、3.739(0.52)、3.752(0.28)、3.764(0.53)、3.778(0.51)、3.793(0.34)、3.806(0.31)、5.753(5.53)、7.252(0.94)、7.257(0.35)、7.266(0.51)、7.270(1.83)、7.274(0.43)、7.284(0.40)、7.288(0.96)、7.717(0.95)、7.722(0.46)、7.728(1.05)、7.735(0.99)、7.742(0.41)、7.746(0.83)、8.468(1.80)、8.470(1.81)、8.623(1.81)、8.625(1.73)。
中間体302
[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノール
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(1.00g、4.23mmol)をテトラヒドロフランに溶かし、酢酸(480μL、8.5mmol)を加えた。水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(1.41g、純度95%、6.34mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水素化ホウ素トリアセトキシナトリウムの別のバッチ(0.94g、純度95%、4.23mmol)及び酢酸(480μL、8.5mmol)を加え、反応混合物をさらに6時間攪拌した。反応混合物を、注意深く飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製して、所望の生成物を得た(740mg、収率66%)。
LC−MS(方法11):Rt=0.95分;MS(ESIpos):m/z=239[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.254(16.00)、2.446(0.74)、2.650(15.10)、2.971(0.72)、4.316(4.64)、4.326(4.74)、4.802(1.52)、4.812(3.22)、4.823(1.35)、7.886(3.92)、7.888(3.74)、8.891(3.53)、8.893(3.36)。
中間体303
4−クロロ−6−[4−(メトキシメチル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン
アルゴン雰囲気下に、[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノール(660mg、純度90%、2.49mmol)をアセトニトリル(20mL)及び酸化銀(I)(1.15g、4.98mmol)に溶かし、ヨウ化メチル(770μL、12mmol)を加えた。反応混合物を60℃で終夜攪拌した。酸化銀(I)の別のバッチ(0.58g、2.49mmol)及びヨウ化メチル(154μL、12mmol)を加え、反応混合物を60℃で終夜攪拌した。水及び飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、得られた懸濁液を濾過した。濾液を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Reprosil C18;250×50mm、10μM、流量150mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製して、所望の生成物を得た(60mg、収率8%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.84分;MS(ESIpos):m/z=253[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.65)、0.007(0.44)、2.240(12.46)、2.274(2.37)、2.664(11.63)、2.697(2.24)、3.234(16.00)、3.692(3.15)、4.280(7.19)、5.060(1.33)、7.907(2.99)、7.909(2.89)、7.920(0.61)、7.921(0.59)、8.909(2.66)、8.911(2.56)、8.930(0.55)、8.932(0.53)。
中間体304
1−ベンジル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール
3,5−ジメチル−1H−ピラゾール(10.0g、104mmol)をアセトニトリル(250mL)に溶かし、炭酸カリウム(17.3g、125mmol)を加えた。(ブロモメチル)ベンゼン(15mL、120mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。沈殿固体を濾去し、濾液を濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 100g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配88/12から0/100)によって精製して、所望の生成物を得た(13.0g、収率66%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.15分;MS(ESIpos):m/z=187[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.092(16.00)、2.143(14.03)、5.177(8.08)、5.841(2.78)、7.070(2.30)、7.088(2.73)、7.249(1.35)、7.267(1.14)、7.300(2.40)、7.315(1.71)、7.319(3.17)、7.332(0.49)、7.336(1.16)。
中間体305
1−(1−ベンジル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン
アルゴン雰囲気下に、1−ベンジル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール(7.46g、40.0mmol)をピリジン(19mL)に溶かし、得られた溶液を冷却して0℃とした。トリフルオロ無水酢酸(6.2mL、44mmol)を注射器によって滴下し、反応混合物を、終夜で攪拌しながら昇温させて環境温度とした。追加のトリフルオロ無水酢酸(2.0mL、14.2mmol)を加え、反応混合物を環境温度でさらに3時間攪拌した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 100g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(7.84g、収率65%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.40分;MS(ESIpos):m/z=283[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(2.06)、0.006(1.26)、2.338(10.68)、2.340(9.98)、2.488(16.00)、5.382(9.11)、7.185(3.00)、7.200(3.81)、7.203(2.72)、7.289(0.65)、7.292(0.42)、7.299(0.58)、7.304(2.03)、7.308(0.61)、7.316(1.13)、7.319(1.70)、7.321(0.85)、7.348(3.43)、7.350(1.47)、7.360(2.52)、7.363(4.33)、7.366(0.95)、7.373(0.72)、7.377(1.67)、7.379(0.91)。
中間体306
(±)−1−(1−ベンジル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(ラセミ体)
1−(1−ベンジル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(4.37g、15.5mmol)をMeOH(31mL)に溶かし、水素化ホウ素ナトリウム(193mg、5.10mmol)を、攪拌しながら環境温度で加えた。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(4.27g、収率97%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.13分;MS(ESIpos):m/z=285[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.82)、0.006(0.57)、1.987(0.54)、2.138(15.71)、2.193(16.00)、4.987(0.89)、4.997(0.96)、5.003(0.85)、5.013(0.82)、5.208(7.68)、6.442(4.03)、6.452(4.00)、6.509(0.42)、7.093(2.80)、7.107(3.29)、7.109(2.47)、7.245(0.60)、7.255(0.50)、7.260(1.83)、7.264(0.54)、7.275(1.36)、7.314(2.87)、7.316(1.19)、7.329(4.05)、7.340(0.67)、7.343(1.58)。
中間体307
1−ベンジル−4−[(±)−1−クロロ−2,2,2−トリフルオロエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下、マイクロ波バイアルに、(±)−1−(1−ベンジル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(ラセミ体、500mg、1.76mmol)を入れ、1,2−ジクロロエタン(4.0mL)を加えた。塩化チオニル(320μL、4.4mmol)を加え、バイアルを密閉した。それを、高振盪しながら加熱して60℃として終夜経過させた。冷却して環境温度とした後、混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに再溶解し、水で洗浄した。有機相層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物(380mg、収率64%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.41分;MS(ESIpos):m/z=303[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.209(13.27)、2.263(16.00)、5.243(7.85)、6.034(0.64)、6.050(1.80)、6.066(1.65)、6.082(0.49)、7.099(2.86)、7.113(3.32)、7.261(0.59)、7.271(0.51)、7.275(1.80)、7.290(1.36)、7.327(2.83)、7.342(3.99)、7.354(0.69)、7.357(1.54)。
中間体308
(±)−1−(1−ベンジル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロ−N,N−ジメチルエタンアミン(ラセミ体)
1−ベンジル−4−[(1R)−1−クロロ−2,2,2−トリフルオロエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール(380mg、1.26mmol)をアセトニトリル(7mL)に溶かし、N−メチルメタンアミン水溶液(40%、320μL)を加えた。反応混合物を60℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、第2のN−メチルメタンアミン水溶液(40%、250μL)を加えた。反応混合物を60℃でさらに6.5時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(100mg、収率25%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.26分;MS(ESIpos):m/z=312[M+H]+。
中間体309
(±)−1−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロ−N,N−ジメチルエタンアミン(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、(±)−1−(1−ベンジル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロ−N,N−ジメチルエタンアミン(105mg、337μmol)をテトラヒドロフラン(1.9mL)及びHCl水溶液(230μL)に溶かした。水酸化パラジウム(II)/活性炭(20%、79.3mg、113μmol)を加え、アルゴン雰囲気を水素雰囲気(1バール)に代えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。反応混合物をセライトで濾過し、酢酸エチルで洗い、濾液を酢酸エチルで希釈した。それを炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(35mg、収率47%)を得て、それを、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=0.58分;MS(ESIpos):m/z=222[M+H]+。
中間体310
(±)−1−[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2,2,2−トリフルオロ−N,N−ジメチルエタンアミン(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、(±)−1−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロ−N,N−ジメチルエタンアミン(35.0mg、158μmol)をN,N−ジメチルホルムアミドに溶かし、4,6−ジクロロピリミジン(25.9mg、174μmol)及び炭酸カリウム(23.0mg、166μmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。第2のバッチの炭酸カリウム(16.4mg、119μmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。残った固体を濾過によって除去し、濾液を分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製して、所望の生成物を得た(8.0mg、収率13%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.55分;MS(ESIpos):m/z=289[M−NMe2]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.294(16.00)、2.742(9.77)、4.154(0.20)、4.172(0.55)、4.189(0.51)、4.206(0.18)、5.752(0.80)、7.950(3.31)、7.952(3.21)、8.943(2.97)、8.945(2.87)。
中間体311
{[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}アセトニトリル
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール(300mg、1.34mmol)をジメチルホルムアミド(6.0mL)に溶かし、炭酸カリウム(221mg、1.60mmol)及びブロモアセトニトリル(120μL、1.7mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で3時間攪拌した。次に、反応混合物を水(30mL)に投入し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(180mg、収率49%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.23分;MS(ESIpos):m/z=264[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.126(0.86)、2.274(16.00)、2.343(0.88)、2.521(0.96)、2.524(1.17)、2.628(15.87)、4.993(12.60)、7.903(3.92)、7.905(3.81)、8.911(3.72)、8.913(3.55)。
中間体312
4−クロロ−6−(4−ヨード−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン
アルゴン雰囲気下に、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(1.00g、4.79mmol)をアセトニトリルに溶かし、得られた溶液を加熱して50℃とした。1−ヨードピロリジン−2,5−ジオン(1.29g、5.75mmol)を2回に分けて加え、反応混合物を40℃で終夜攪拌した。反応混合物を55℃でさらに2.5時間攪拌し、冷却して環境温度とした。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製して、所望の生成物を得た(1.21g、収率71%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.57分;MS(ESIpos):m/z=335[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.224(0.80)、2.246(15.83)、2.657(0.49)、2.658(0.47)、2.711(16.00)、7.917(3.82)、7.919(3.69)、8.937(3.41)、8.938(3.28)。
中間体313
エチル[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](ジフルオロ)アセテート
アルゴン雰囲気下に、銅粉末(794mg、12.5mmol)を、次のもの:塩化水素水溶液(1M)、水、メタノール、アセトンのそれぞれの中で10分間攪拌することで活性化し、真空乾燥した。エチルブロモ(ジフルオロ)アセテート(400μL、3.1mmol)のジメチルスルホキシド(10mL)中溶液を加え、反応混合物を環境温度で1時間攪拌した。4−クロロ−6−(4−ヨード−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(1.10g、純度95%、3.12mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。反応混合物を加熱して50℃として3時間経過させ、その時点で追加の活性化銅(250mg、3.94mmol)及びエチルブロモ(ジフルオロ)アセテート(400μL、3.1mmol)を加えた。反応混合物を50℃でさらに4時間攪拌し、環境温度で終夜攪拌した。次に、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることでそれを反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 100g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製して、低純度生成物(108mg、純度54%、収率6%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.51分;MS(ESIpos):m/z=331[M+H]+。
中間体314
エチル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](ジフルオロ)アセテート
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(88.1mg、359μmol)及びエチル[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](ジフルオロ)アセテート(108mg、327μmol)を入れ、内容物をジオキサン(0.84mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.97mg、9.80μmol)及びXantPhos(11.3mg、19.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを85℃で加熱し、ナトリウムフェノレート(41.7mg、359μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら180分間加熱した。冷却して環境温度とした後、塩化水素水溶液を加えることで反応混合物を反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(33mg、純度75%、収率13%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.61分;MS(ESIpos):m/z=540[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.005(0.39)、0.294(2.46)、0.428(2.96)、0.441(2.91)、1.096(0.19)、1.158(0.22)、1.172(0.58)、1.180(1.03)、1.184(0.97)、1.192(1.52)、1.200(0.96)、1.204(1.05)、1.212(0.68)、1.237(3.55)、1.242(7.21)、1.249(6.29)、1.254(12.76)、1.260(3.31)、1.265(6.08)、1.346(0.45)、1.358(0.28)、1.913(0.20)、2.007(16.00)、2.163(0.32)、2.202(0.81)、2.285(9.48)、2.388(0.40)、2.477(0.35)、2.616(0.38)、2.637(0.35)、2.706(10.11)、2.727(9.33)、2.816(0.17)、3.835(1.77)、4.314(3.02)、4.326(6.32)、4.338(5.48)、4.350(1.78)、4.413(0.19)、4.425(0.17)、7.264(2.48)、7.269(3.95)、7.279(5.50)、7.282(5.61)、7.294(7.23)、7.328(1.05)、7.340(2.16)、7.352(1.34)、7.493(2.55)、7.507(3.46)、7.520(2.09)、7.729(1.95)、8.502(0.26)、8.758(4.33)、9.512(0.23)。
中間体315
4−クロロ−6−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール(300mg、1.34mmol)、炭酸カリウム(221mg、1.60mmol)及び(ブロモメチル)シクロプロパン(270mg、2.00mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)に懸濁させた。反応混合物を環境温度で24時間攪拌した。それを水(30mL)に投入し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物をアセトニトリルに懸濁させ、残った固体を濾去した。濾液を分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(46mg、収率12%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.51分;MS(ESIpos):m/z=279[M+H]+。
中間体316
4−クロロ−6−[4−(ジフルオロメトキシ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン
アルゴン雰囲気下に、水酸化カリウム(1.50g、26.7mmol)を水(6.5mL)に溶かし、アセトニトリル(6.5mL)を加え、混合物を攪拌した。この混合物が均一になった時、それを冷却して−78℃とした。ドライアイス浴を氷浴に代え、混合物をゆっくり昇温させて0℃とした。攪拌が再度可能となったらすぐに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール(300mg、1.34mmol)を加えた。ジエチル[ブロモ(ジフルオロ)メチル]ホスフェート(240μL、1.3mmol)を5分間かけて滴下した。30分後、第2のジエチル[ブロモ(ジフルオロ)メチル]ホスフェート(240μL、1.3mmol)及び反応混合物をさらに30分、合計1時間攪拌した。次に、反応混合物を、塩化水素水溶液(2M)を加えることで中和し、メチルtert−ブチルエーテルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。そうして得られた所望の生成物(485mg、純度75%、収率99%)を、それ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.40分;MS(ESIpos):m/z=275[M+H]+。
中間体317
1−(シクロプロピルメチル)−3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(650mg、3.09mmol)及び(シクロプロピルメチル)ヒドラジン−塩化水素(1/2)(615mg、3.87mmol)を、2−プロパノール(20mL)に溶かし、反応混合物を4時間還流させた。冷却して環境温度とした後、pH8に達するまで水及び固体炭酸水素ナトリウムを加えた(気体発生)。得られた懸濁液を酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、アセトニトリル/水に再溶解し、凍結乾燥して、所望の生成物を得た(691mg、収率80%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.01分;MS(ESIpos):m/z=279[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.355(0.59)、0.364(2.02)、0.367(1.91)、0.374(2.19)、0.376(1.95)、0.384(0.83)、0.432(0.93)、0.439(1.86)、0.443(1.54)、0.448(1.09)、0.456(1.94)、0.459(1.45)、0.468(0.54)、1.210(0.48)、1.216(0.46)、1.226(0.76)、1.236(0.46)、1.240(0.42)、2.039(16.00)、3.840(3.77)、3.854(3.69)、5.055(4.17)、6.850(1.15)、6.960(2.42)、7.070(1.00)、7.692(1.82)、7.709(1.95)、8.131(1.26)、8.135(1.23)、8.147(1.13)、8.151(1.11)、8.887(1.97)、8.891(1.94)。
中間体318
メチル4−カルバモイルキュバン−1−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に、4−(メトキシカルボニル)キュバン−1−カルボン酸(800mg、3.88mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした。溶液を冷却して−10℃とし、その時点でトリエチルアミン(590μL、4.3mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)中溶液と次にクロルギ酸エチル(410μL、4.3mmol)を滴下した。反応混合物を−10℃で10分間攪拌し、その時点でアンモニアの溶液(0.5Mテトラヒドロフラン中溶液、78mL、39mmol)を滴下した。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。それを、水を加えることで反応停止し、酢酸エチルで希釈した。相分離後、有機層を水(25mL)、塩化水素水溶液(2N)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(325mg、収率39%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.139(0.24)、1.357(1.35)、2.184(0.18)、3.625(6.57)、3.628(1.22)、4.100(16.00)、4.141(0.23)、4.147(0.23)、4.177(0.32)、6.970(0.27)、7.278(0.25)。
中間体319
メチル4−シアノキュバン−1−カルボキシレート
アルゴン雰囲気下に、メチル4−カルバモイルキュバン−1−カルボキシレート(325mg、1.58mmol)を1,2−ジクロロエタン(10mL)に溶かし、オキシ塩化リン(740μL、7.9mmol)を滴下した。反応混合物を30分間還流させた。冷却して環境温度とした後、攪拌しながら飽和炭酸水素ナトリウム水溶液をゆっくり加えた。有機相を分離し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50g、シクロヘキサン/酢酸エチル100:0から40:60)によって精製して、所望の生成物を白色固体として得た(181mg、収率61%)。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.87)、1.398(1.53)、3.309(16.00)、4.236(3.64)、4.244(5.20)、4.246(5.97)、4.251(2.82)、4.255(5.83)、4.261(0.62)、4.332(6.03)、4.337(2.97)、4.341(5.85)、4.352(3.44)。
中間体320
4−(2−シアノプロパノイル)キュバン−1−カルボニトリル
アルゴン雰囲気下に、メチル4−シアノキュバン−1−カルボキシレート(175mg、935μmol)及びプロパンニトリル(100μL、1.4mmol)を脱水テトラヒドロフラン(1.5mL)に溶かし、反応混合物を水浴で冷却した。LiHMDSの溶液(1.4mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.4mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で3時間攪拌した。それを水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を廃棄し、水相をpH5が得られるまで塩化水素水溶液(1M)で酸性とし、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(161mg、収率74%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=0.90分;MS(ESIneg):m/z=209[M−H]−。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.99)、0.006(1.40)、1.236(1.19)、1.268(0.51)、1.346(4.72)、1.377(2.08)、1.606(0.64)、1.687(4.60)、2.072(1.59)、3.621(1.11)、4.197(1.64)、4.207(2.13)、4.216(2.15)、4.246(0.79)、4.255(0.70)、4.328(12.84)、4.386(16.00)。
中間体321
4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]キュバン−1−カルボニトリル
4−(2−シアノプロパノイル)キュバン−1−カルボニトリル(161mg、純度85%、651μmol)及び(シクロプロピルメチル)ヒドラジン塩化水素(1:2)(129mg、814μmol)を2−プロパノール(5mL)に溶かし、反応混合物を、高撹拌しながら4時間加熱還流した。冷却して環境温度とした後、pH8に達するまで水(20mL)及び固体炭酸水素ナトリウムを加えた(気体発生)。懸濁液を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(109mg、収率59%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法10):Rt=1.05分;MS(ESIpos):m/z=279[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.120(0.17)、−0.007(2.01)、0.007(1.15)、0.117(0.16)、0.275(0.61)、0.284(2.09)、0.287(1.88)、0.294(2.10)、0.296(1.91)、0.304(0.81)、0.377(0.88)、0.385(1.84)、0.389(1.74)、0.393(1.03)、0.398(1.00)、0.401(1.92)、0.405(1.62)、0.413(0.59)、1.095(0.20)、1.099(0.25)、1.108(0.46)、1.115(0.46)、1.118(0.38)、1.124(0.75)、1.131(0.38)、1.134(0.43)、1.138(0.43)、1.148(0.24)、1.154(0.22)、1.179(3.18)、1.192(3.16)、1.236(0.25)、1.742(16.00)、1.784(0.21)、3.659(3.60)、3.673(3.57)、4.081(0.28)、4.177(2.71)、4.180(1.22)、4.186(3.14)、4.188(3.43)、4.197(3.65)、4.202(0.48)、4.209(0.49)、4.220(0.60)、4.229(0.63)、4.324(0.60)、4.329(3.87)、4.331(2.15)、4.338(3.81)、4.340(3.62)、4.349(2.78)、4.743(3.71)、4.886(0.23)、4.898(0.28)、4.911(0.21)。
中間体322
1−ベンジル−3,5−ジメチル−4−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−1H−ピラゾール
アルゴン雰囲気下に、1−(1−ベンジル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オン(10.0g、35.4mmol)及び2−クロロエタン−1−オール(12mL、180mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(35mL)及びテトラヒドロフラン(30mL)に溶かし、得られた溶液を冷却して−78℃とした。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(19.9g、177mmol)のテトラヒドロフラン(54mL)及びN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中溶液を滴下した。冷却浴を外し、反応混合物を昇温させて環境温度とした。環境温度で2時間攪拌後、それを飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、水で希釈した。それを酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し(3回)、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮して、所望の生成物(11.7g、収率96%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法10):Rt=2.00分;MS(ESIpos):m/z=327[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.183(16.00)、2.244(14.97)、2.732(3.04)、2.887(3.73)、3.592(0.60)、3.601(0.58)、3.603(0.61)、4.017(0.75)、4.032(2.61)、4.045(1.04)、4.159(1.51)、4.166(1.35)、4.173(2.82)、4.187(0.98)、5.225(7.24)、7.096(2.60)、7.111(3.00)、7.251(0.56)、7.261(0.46)、7.266(1.69)、7.270(0.48)、7.278(0.81)、7.280(1.23)、7.320(2.62)、7.323(1.07)、7.335(3.70)、7.346(0.61)、7.349(1.43)、7.956(0.46)。
中間体323
3,5−ジメチル−4−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−1H−ピラゾール
アルゴン雰囲気下に、1−ベンジル−3,5−ジメチル−4−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−1H−ピラゾール(11.6g、35.5mmol)をテトラヒドロフラン/水(9:1、260mL)に溶かし、水酸化パラジウム(II)/活性炭(20%、2.50g、3.55mmol)を加え、反応混合物を水浴で冷却した。アルゴン雰囲気を水素雰囲気に代え、反応混合物を終夜高撹拌した。第2の水酸化パラジウム(II)/活性炭(20%、774mg、1.10mmol)を加え、反応混合物を、大気圧下に終夜水素化した。反応混合物をセライトで濾過し、テトラヒドロフランでさらに洗浄し、濃縮した。残留物をジクロロメタンに溶かし、溶媒留去して乾固させて(5サイクル)、残留水を除去し、所望の生成物(7.75g、収率90%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.00分;MS(ESIpos):m/z=237[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.49)、1.357(3.90)、2.174(9.22)、2.184(9.44)、2.250(1.11)、3.982(0.59)、3.999(4.28)、4.013(14.94)、4.026(5.89)、4.046(1.15)、4.130(1.63)、4.149(8.42)、4.156(7.67)、4.163(16.00)、4.177(5.60)、4.194(0.68)、12.355(2.94)。
中間体324
4−クロロ−6−{3,5−ジメチル−4−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン
アルゴン雰囲気下に、3,5−ジメチル−4−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−1H−ピラゾール(5.19g、純度95%、20.9mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(47mL)に溶かし、4,6−ジクロロピリミジン(4.35g、29.2mmol)及び炭酸セシウム(9.52g、29.2mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。次に、水及びブラインを加えることでそれを反応停止し、沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、高真空乾燥して、所望の生成物(7.18g、純度90%、収率89%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.54分;MS(ESIpos):m/z=349[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.83)、0.008(0.85)、1.356(0.67)、2.145(1.05)、2.216(0.98)、2.309(16.00)、2.330(0.93)、2.670(0.48)、2.772(13.50)、2.812(0.58)、4.012(0.51)、4.089(0.71)、4.107(2.69)、4.124(1.27)、4.147(0.48)、4.163(0.58)、4.223(1.59)、4.231(1.41)、4.241(3.06)、4.259(0.95)、7.949(4.03)、7.951(4.03)、8.965(3.75)、8.967(3.70)。
中間体325
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチルカーボネート
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール(750mg、3.34mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かし、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.7mL、10mmol)を加え、次にメチルカルボノクロリデート(520μL、6.7mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で5時間攪拌した。水を加え、沈殿固体を濾過によって回収し、水でさらに洗浄し、高真空乾燥して、所望の生成物を得た(874mg、収率92%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.31分;MS(ESIpos):m/z=283[M+H]+。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:2.17(s、3H)、2.56(s、3H)、3.89(s、3H)、7.93(s、1H)、8.93(s、1H)。
中間体326
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチルカーバメート
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール(750mg、3.34mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かし、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.7mL、10mmol)を加え、次にメチルカルバミルクロライド(624mg、6.68mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で5時間攪拌した。水を加え、沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、高真空乾燥して、所望の生成物を得た(844mg、収率89%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.09分;MS(ESIpos):m/z=282[M+H]+。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:2.13(s、3H)、2.51(s、3H)、2.68(d、J=4.65Hz、3H)、7.74−7.83(m、1H)、7.90(s、1H)、8.90(s、1H)。
中間体327
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルジメチルカーバメート
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール(750mg、3.34mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かし、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.7mL、10mmol)を加え、次にジメチルカルバミルクロライド(610μL、6.7mmol)を加えた。反応混合物を環境温度で6時間攪拌した。ごくわずかの変換がLC−MSによって認められたことから、N,N−ジメチルアミノピリジン(40.8mg、334μmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加え、沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、高真空乾燥して、所望の化合物を得た(802mg、収率80%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.96分;MS(ESIpos):m/z=296[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.131(16.00)、2.521(15.90)、2.929(9.90)、3.078(10.13)、7.907(3.99)、8.903(4.05)。
中間体328
tert−ブチル{4−[5−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]フェニル}メチルカーバメート
2−プロパノール(9.3mL、120mmol)中のtert−ブチル[4−(2−シアノプロパノイル)フェニル]メチルカーバメート(1.03g、3.58mmol)に、内部温度80℃で、シュウ酸−(2−メトキシエチル)ヒドラジン(1:1)(710mg、3.94mmol)をゆっくり加え、反応液を4時間加熱還流した。冷却した反応液を濾過し、減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶かし、飽和炭酸ナトリウム水溶液で塩基性とし、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配15%酢酸エチル/シクロヘキサンから100%酢酸エチル、カラム:Biotage SNAP Ultra 50g)によって精製した。得られた生成物をペンタン及びメチルtert−ブチルエーテルの混合物中で攪拌し、濾過して、所望の生成物818mg(純度100%、収率63%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.87分;MS(ESIpos):m/z=361[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.399(16.00)、1.987(7.80)、3.189(8.33)、3.253(10.79)、3.614(0.96)、3.626(2.18)、3.638(1.01)、4.055(0.96)、4.067(1.89)、4.078(0.84)、4.872(2.28)、7.250(1.72)、7.254(0.58)、7.264(0.70)、7.267(1.87)、7.526(2.21)、7.530(0.66)、7.539(0.69)、7.543(1.84)。
中間体329
1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1,4−ジオキサン(8.3mL)中のtert−ブチル{4−[5−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]フェニル}メチルカーバメート(816mg、2.26mmol)に、4N HCl/ジオキサン(4.2mL、4.0M、17mmol)を加え、反応液を室温で2時間攪拌した。追加の4N HCl/ジオキサン(1.1mL、4.0M、4.4mmol)及び反応液をさらに3時間攪拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び酢酸エチルで希釈し、水相を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。有機相を減圧下に濃縮して、所望の生成物650mg(純度91%、収率100%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=0.84分;MS(ESIpos):m/z=261[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.174(0.67)、1.932(12.51)、1.988(1.30)、2.674(5.86)、2.684(5.80)、3.250(16.00)、3.567(9.19)、3.588(1.67)、3.600(3.76)、3.611(1.79)、4.006(1.75)、4.018(3.36)、4.030(1.53)、4.036(0.41)、4.737(3.84)、5.597(0.87)、5.607(0.86)、6.518(3.04)、6.536(3.14)、7.300(3.26)、7.317(3.02)。
中間体330
1,4−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
2−プロパノール(7.5mL、97mmol)中の(2R)−2−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−オキソプロパンニトリル(500mg、2.87mmol)に、内部温度80℃で、メチルヒドラジン(170μL、3.2mmol)をゆっくり加え、反応液を終夜加熱還流した。冷却した反応液を減圧下に濃縮し、残留物を水に溶かし、溶液がpH7となるまで固体炭酸水素ナトリウムを加えた。水溶液を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール20:1、カラム:Biotage SNAP Ultra 50g)によって精製して、所望の生成物233mg(純度100%、収率40%)を得た。LCMSによって分析した際に、生成物は不安定である。
LC−MS(方法21):Rt=0.94分;MS(ESIpos):m/z=203[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.979(16.00)、2.463(11.28)、3.317(12.54)、4.994(3.33)、7.230(1.59)、7.246(1.67)、7.792(1.36)、7.796(1.35)、7.808(1.26)、7.813(1.25)、8.626(1.66)、8.629(1.66)。
中間体331
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
2−メチル−3−オキソ−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]プロパンニトリル(3.16g、13.8mmol)のエタノール(30mL)中溶液を、(シクロプロピルメチル)ヒドラジン−塩化水素(1/2)(4.40g、27.7mmol)で処理し、95℃で終夜撹拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、エタノールを減圧下に除去した。残った水溶液を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物3.75g(92%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.66分;MS(ESIpos):m/z=297[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.364(0.56)、0.374(1.87)、0.377(1.75)、0.384(2.03)、0.386(1.79)、0.394(0.82)、0.440(0.90)、0.448(1.70)、0.451(1.40)、0.456(1.04)、0.461(0.97)、0.464(1.79)、0.467(1.29)、0.477(0.51)、1.222(0.45)、1.224(0.40)、1.228(0.44)、1.238(0.71)、1.247(0.40)、2.064(16.00)、2.078(0.52)、3.859(3.51)、3.873(3.41)、5.102(3.86)、7.882(1.76)、7.883(1.73)、7.898(1.93)、8.213(1.04)、8.216(0.99)、8.230(0.90)、8.233(0.88)、8.985(1.80)、8.989(1.72)。
中間体332
3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(3.10g、14.8mmol)の2−プロパノール(31mL)中溶液をシュウ酸−(2−メトキシエチル)ヒドラジン(1/1)(3.47g、19.3mmol)で処理し、95℃で終夜撹拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を減圧下に濃縮した。残った残留物を、水及び酢酸エチルに再溶解させた。有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(カラム: SNAP Ultra 50g、溶媒:ジクロロメタン/メタノール99:1から90/10)及びその後の分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=H2O(0.01%HCOOH)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物6.2g(定量的)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
中間体333
3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−2−メチル−3−オキソプロパンニトリル(1.50g、8.42mmol)のエタノール(18mL)中溶液をシュウ酸−(2−メトキシエチル)ヒドラジン(1/1)(3.03g、16.8mmol)で処理し、95℃で終夜撹拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を減圧下に濃縮し、残った残留物を水に懸濁させ、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、フラッシュ−クロマトグラフ(カラム:SNAP Ultra 10g、溶媒:ジクロロメタン/メタノール100/0から96/4)及びその後の分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=H2O(0.01%HCOOH)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物509mg(24%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=0.84分;MS(ESIpos):m/z=251[M+H]+。
中間体334
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(5,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−1(4H)−イル)ピリミジン−4−アミン
tert−ブチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(1H)−カルボキシレート(71.5mg、135μmol)をトリフルオロ酢酸及びジクロロメタンの混合物(2:1、1.5mL)に溶かし、室温で2時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルに再溶解した。有機相を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配20:1から15:1ジクロロメタン:メタノール、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物30.3mg(純度100%、収率52%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.74分;MS(ESIpos):m/z=431[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.281(1.89)、0.411(2.07)、0.426(2.05)、1.181(0.83)、1.230(0.30)、1.905(0.47)、2.004(16.00)、3.835(1.80)、3.877(2.74)、4.294(3.98)、4.771(0.19)、7.257(1.94)、7.274(3.74)、7.292(1.97)、7.560(0.35)、7.733(1.76)、8.466(0.35)、9.519(0.30)。
中間体335
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(5,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−2(4H)−イル)ピリミジン−4−アミン
tert−ブチル2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−2,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−カルボキシレート(75.0mg、141μmol)をトリフルオロ酢酸及びジクロロメタンの混合物(2:1、1.5mL)に溶かし、室温で2時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルに再溶解した。有機相を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(15:1ジクロロメタン:メタノール、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物36.6mg(純度100%、収率60%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.72分;MS(ESIneg):m/z=429[M−H]−。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.292(1.66)、0.412(1.87)、0.428(1.86)、1.183(0.79)、1.233(0.27)、1.353(0.14)、1.905(0.24)、2.014(16.00)、3.846(4.77)、4.393(0.17)、7.260(1.91)、7.278(3.89)、7.295(2.08)、7.745(1.60)、8.232(3.61)、8.395(0.20)、8.464(0.35)、9.469(0.28)。
中間体336
エチル6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボキシレート塩化水素
6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボン酸(10.0g、52.3mmol)を塩化チオニル(35mL、480mmol)で処理し、2時間還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を減圧下に濃縮し、残った残留物を、エタノールに再溶解させた。得られた溶液を終夜還流させた。冷却して環境温度とした後、所望の生成物11.8g(88%)を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。
LC−MS(方法10):Rt=1.79分;MS(ESIpos):m/z=220[M+H]+。
中間体337
2−メチル−3−オキソ−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]プロパンニトリル
エチル6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボキシレート−塩化水素(1/1)(11.8g、46.2mmol)及びプロパンニトリル(4.9mL、69mmol)のテトラヒドロ(tertrahydru)フラン(120mL、1.4mol)中溶液をリチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(120mL、1.0M、120mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで1回抽出した。有機相を廃棄した。水相を10%クエン酸溶液で酸性とし、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物9.25g(76%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.78分;MS(ESIpos):m/z=229[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.018(0.46)、1.179(0.59)、1.507(0.56)、1.521(0.55)、1.701(3.04)、1.916(2.17)、1.925(16.00)、1.992(1.08)、3.350(0.48)、8.043(2.57)、8.060(2.57)、8.268(1.52)、8.272(1.47)、8.284(1.30)、8.288(1.24)、8.944(2.52)。
中間体338
4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
2−メチル−3−オキソ−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]プロパンニトリル(6.05g、26.5mmol)のエタノール(57mL)中溶液をヒドラジン−水(1/1)(2.6mL、53mmol)で処理し、95℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和炭酸ナトリウム溶液で希釈し、エタノールを減圧下に除去した。残った水溶液を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物6.4g(100%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.15分;MS(ESIpos):m/z=243[M+H]+。
中間体339
2−{4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(6.40g、26.4mmol)及び2−ベンゾフラン−1,3−ジオン(5.87g、39.6mmol)の酢酸(75mL)中溶液を、125℃で2日間攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を留去し、残留物を、水及び酢酸エチルに再溶解させた。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去して、所望の生成物11.6g(72%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.91分;MS(ESIpos):m/z=373[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.007(0.58)、0.006(0.46)、1.234(0.80)、2.076(1.06)、2.101(16.00)、7.578(2.71)、7.584(2.82)、7.589(2.61)、7.596(3.72)、7.603(0.50)、7.658(0.50)、7.666(3.37)、7.673(2.44)、7.678(2.49)、7.684(2.22)、7.957(5.80)、7.963(6.59)、7.968(6.75)、7.974(8.77)、7.982(1.72)、8.003(1.48)、8.009(1.77)、8.015(2.63)、8.024(6.92)、8.030(5.92)、8.034(5.42)、8.040(4.40)、8.068(2.02)、8.085(3.58)、8.090(2.02)、8.096(1.61)、8.102(1.33)、8.347(2.79)、8.363(2.50)、9.086(4.01)、13.773(0.84)。
中間体340
2−{1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−{4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(11.6g、31.2mmol)のジメチルホルムアミド(100mL、1.3mol)中溶液を炭酸セシウム(20.3g、62.3mmol)及びヨードメタン(3.9mL、62mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を濾過し、飽和塩化アンモニウム溶液に投入した。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(カラム:Kinetex C18 5μM 100×30mm、流量:80mL/分、溶媒:A=水、B=アセトニトリル、C=アセトニトリル、勾配:0.00−0.95分A/B/C71/4/25;0.95−5.00分からA/B/C46/4/50;5.00−5.20分からA/B/C5/4/91 5.70分まで;5.70−5.90分からA/B/C71/4/25 7.30分まで)によって精製して、所望の生成物5.42g(45%)をそれの位置異性体(2.57g、21%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.95分;MS(ESIpos):m/z=387[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.075(0.70)、2.113(15.68)、3.809(16.00)、7.976(2.84)、7.982(4.73)、7.987(2.87)、7.993(3.92)、7.997(2.56)、8.046(0.60)、8.054(3.93)、8.060(2.83)、8.065(2.73)、8.071(2.46)、8.360(1.27)、8.364(1.21)、8.376(1.12)、8.380(1.06)、9.105(2.20)、9.109(2.09)。
中間体341
2−{1,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2−{4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(11.6g、31.2mmol)のジメチルホルムアミド(100mL、1.3mol)中溶液を、炭酸セシウム(20.3g、62.3mmol)及びヨードメタン(3.9mL、62mmol)で処理した。混合物を終夜攪拌した。混合物を濾過し、飽和塩化アンモニウム溶液に投入した。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(カラム:Kinetex C18 5μM 100×30mm、流量:80mL/分、溶媒:A=水、B=アセトニトリル、C=アセトニトリル、勾配:0.00−0.95分A/B/C71/4/25;0.95−5.00分からA/B/C46/4/50;5.00−5.20分からA/B/C5/4/91 5.70分まで;5.70−5.90分からA/B/C71/4/25 7.30分まで)によって精製して、所望の生成物2.57g(21%)をそれの位置異性体(5.42g、45%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.84分;MS(ESIpos):m/z=387[M+H]+。
中間体342
1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
2−{1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(5.42g、14.0mmol)のエタノール(190mL、3.3mol)中溶液をヒドラジン1水和物(3.4mL、70mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を1M炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物3.66g(99%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.32分;MS(ESIpos):m/z=257[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.058(16.00)、3.328(15.45)、5.138(4.70)、7.878(2.07)、7.894(2.26)、8.199(1.30)、8.202(1.22)、8.215(1.15)、8.218(1.08)、8.975(2.24)、8.977(2.13)。
中間体343
1,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−3−アミン
2−{1,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(2.57g、6.65mmol)のエタノール(91mL、1.6mol)中溶液をヒドラジン1水和物(1.6mL、33mmol)で処理し、90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物1.78g(98%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.26分;MS(ESIpos):m/z=257[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.830(16.00)、2.063(0.44)、2.282(0.51)、3.065(0.55)、3.333(13.10)、3.748(0.45)、3.861(0.51)、3.906(1.09)、4.604(3.87)、8.014(1.69)、8.031(2.30)、8.114(1.27)、8.118(1.22)、8.130(0.90)、8.134(0.88)、8.800(1.96)、8.804(1.88)。
中間体344
4−[5−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−(2−シアノプロパノイル)ベンゾニトリル(2.73g、14.8mmol)のエタノール(55mL)中溶液をシュウ酸−(2−メトキシエチル)ヒドラジン(1/1)(5.33g、29.6mmol)及びトリエチルアミン(4.5mL、33mmol)で処理した。混合物を95℃で終夜撹拌した。冷却して環境温度とした後、混合物を飽和炭酸ナトリウム溶液で希釈した。エタノールを減圧下に除去した。水溶液を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物を得た(3.57g、87%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.33分;MS(ESIpos):m/z=257[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.015(1.40)、2.031(13.36)、2.523(0.40)、3.250(16.00)、3.262(1.84)、3.628(1.80)、3.643(4.13)、3.657(2.00)、4.080(0.46)、4.088(1.91)、4.103(3.66)、4.117(1.65)、4.867(0.46)、5.001(3.92)、7.588(0.95)、7.775(1.17)、7.779(0.60)、7.796(6.18)、7.807(6.11)、7.824(0.57)、7.829(1.10)。
中間体345
1−(6−{[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル1−(6−{[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(68.6mg、139μmol)のテトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中溶液を、水酸化リチウム水溶液(690μL、1.0M、690μmol)で処理し、2日間還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、10%クエン酸溶液(pH=6)で酸性とした。水溶液を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をアセトニトリルに懸濁させ、生じた沈殿を濾過によって回収し、アセトニトリルで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物32.2mg(50%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.57分;MS(ESIpos):m/z=467[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.144(16.00)、2.327(5.77)、2.366(2.80)、2.523(12.62)、2.669(4.78)、2.710(1.73)、2.900(13.36)、3.146(3.71)、3.673(3.46)、4.142(1.48)、7.773(1.57)、7.978(1.32)、8.593(2.97)、8.600(2.89)、9.495(1.24)、12.632(2.06)。
中間体346
1−[6−({3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
エチル1−[6−({3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(139mg、264μmol)のテトラヒドロフラン(3.0mL、37mmol)中溶液を、水酸化リチウム水溶液(1.3mL、1.0M、1.3mmol)で処理し、混合物を2日間還流させた。冷却して環境温度とした後、混合物を水で希釈し、10%クエン酸溶液(pH=6)で酸性とした。水溶液を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をアセトニトリルで磨砕して、所望の生成物92.7mg(68%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.75分;MS(ESIpos):m/z=498[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.048(16.00)、2.360(2.63)、2.907(13.48)、3.152(5.46)、3.661(1.97)、3.675(4.11)、3.689(2.22)、4.143(1.60)、6.938(1.37)、7.078(2.95)、7.218(1.28)、7.637(2.99)、7.657(3.81)、7.842(3.08)、7.861(2.66)、8.541(0.83)、9.502(1.27)、12.639(0.67)。
具体的実施例: 実施例1
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(231mg、1.05mmol)の1,4−ジオキサン(3.0mL)中溶液に、ナトリウムフェノキシド(167mg、1.44mmol)を加え、アルゴンを混合物に吹き込んだ。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(11.4mg、12.5μmol)、Xantphos(16.6mg、28.8mmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(200mg、959μmol)を混合物に加えた。反応容器にキャップを施し、混合物を80℃で終夜攪拌した。冷却して室温とした後、得られた混合物を分取HPLC(カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって分離して、所望の生成物180mg(収率48%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.16分;MS(ESIpos):m/z=392[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.89(t、3H)、2.18(s、3H)、2.31(q、2H)、2.62(s、3H)、3.65(s、3H)、6.13(s、1H)、7.31−7.42(m、3H)、7.52(dd、2H)、8.44(s、1H)、9.33(s、1H)。
実施例2
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(128mg、523μmol)及び4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(215mg、1.05mmol)のNMP(850μL)中溶液を、濃塩酸水溶液(130μL、12M、1.6mmol)で処理した。マイクロ波装置中、得られた混合物を200℃で1時間攪拌した。冷却して室温とした後、粗生成物を分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、勾配40%アセトニトリル(6分)→95%アセトニトリル(28分)→95%アセトニトリル(38分)→34%アセトニトリル(39分)、水+0.05%ギ酸)によって精製して、所望の生成物53.5mg(収率25%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.12分;MS(ESIpos):m/z=414[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(2.85)、0.008(2.16)、0.994(3.88)、1.013(8.59)、1.032(4.11)、2.073(0.64)、2.276(16.00)、2.328(0.69)、2.574(0.96)、2.670(0.69)、6.762(4.80)、7.342(2.38)、7.365(5.05)、7.387(2.83)、7.463(1.14)、7.594(2.76)、7.607(3.17)、7.616(2.81)、7.629(2.38)、7.696(1.93)、7.832(3.66)、7.968(1.56)、8.483(3.08)、9.552(2.16)、12.865(2.51)。
実施例3
N−[4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(116mg、477μmol)及び4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(121mg、525μmol)の1−メトキシ−2−プロパノール(2.2mL)中溶液を、塩酸水溶液/1,4−ジオキサン(360μL、4.0M、1.4mmol)で処理した。反応容器にキャップを施し、混合物を120℃で終夜振盪した。冷却して室温とした後、得られた混合物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物39.9mg(収率17%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.20−2.27(m、3H)、2.62−2.69(m、3H)、7.15−7.42(m、2H)、7.50(brs、1H)、7.58−7.78(m、1H)、8.50−8.58(m、1H)、9.74(brs、1H)。
実施例4
エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(100mg、315μmol)及びエチル3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(106mg、629μmol、CAS35691−93−1)のDMF(2.0mL)中溶液を、炭酸セシウム(308mg、944μmol)で処理した。反応混合物を160℃で終夜攪拌した。冷却して室温とした後、混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、最終生成物84.6mg(収率60%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.16分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.008(0.94)、0.999(4.17)、1.017(9.28)、1.031(3.06)、1.036(4.41)、1.046(2.08)、1.287(5.52)、1.304(11.52)、1.322(5.67)、2.366(15.89)、2.575(0.97)、2.895(16.00)、4.226(1.64)、4.243(5.08)、4.261(5.03)、4.279(1.58)、7.336(1.15)、7.356(1.94)、7.376(1.15)、7.452(0.67)、7.594(1.49)、7.608(1.96)、8.536(2.40)、9.553(1.12)、12.835(1.71)。
実施例5
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(69.5mg、219μmol)及び4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール(143mg、1.09mmol)のNMP(2.5mL)中溶液を、DBU(98μL、660μmol)で処理した。反応混合物を、マイクロ波照射下に190℃で40分間攪拌した。冷却して室温とした後、粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物14.8mg(収率16%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.21分;MS(ESIpos):m/z=412[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.44)、0.008(1.39)、0.993(3.49)、1.012(7.57)、1.030(3.64)、1.234(0.61)、2.073(0.57)、2.204(14.12)、2.524(2.22)、2.570(0.99)、2.644(16.00)、2.670(0.54)、7.339(1.81)、7.361(3.79)、7.383(2.15)、7.433(1.23)、7.588(2.18)、7.602(2.54)、7.610(2.31)、7.623(1.89)、8.487(2.29)、9.454(2.31)、12.834(2.49)。
実施例6
N−[4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(87.6mg、420μmol)及び4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(106mg、462μmol)の1−メトキシ−2−プロパノール(2.0mL)中溶液を、塩酸/1,4−ジオキサン(310μL、4.0M、1.3mmol)で処理した。反応混合物を120℃で終夜撹拌した。得られた粗生成物を分取HPLC(10−70%アセトニトリル/水(0.1%TFA含有))によって精製して、最終生成物31.5mg(収率17%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=402[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.149(0.53)、−0.008(4.64)、0.008(3.90)、0.146(0.50)、2.187(13.27)、2.328(0.80)、2.366(0.59)、2.523(2.95)、2.635(16.00)、2.670(0.93)、2.710(0.63)、6.147(2.76)、7.306(0.90)、7.362(1.18)、7.520(0.63)、7.699(0.68)、8.490(1.22)、9.531(1.09)、13.433(0.91)。
実施例7
N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.0mg、240μmol)及び4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(130mg、599μmol)のDMSO(1.4mL)中溶液を、ホスファゼン−塩基P(2)−Et(220μL、650μmol)及びtBuBrettPhos Pd G3(20.5mg、24.0μmol)で処理した。得られた混合物を室温で1時間攪拌した。次に、酢酸を加え、粗生成物を分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、溶離液:A=水(0.05%ギ酸)、B=アセトニトリル、勾配40%B/60%A(6分)→95%B/5%A(28分)→95%B/5%A(38分)→34%B/76%A(39分))によって精製して、所望の生成物30.4mg(収率33%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.07分;MS(ESIpos):m/z=390[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.06)、0.008(0.86)、0.232(2.38)、0.241(2.50)、0.256(0.75)、0.721(1.82)、0.738(2.04)、1.658(0.77)、1.665(0.80)、1.678(1.16)、2.172(16.00)、2.630(15.53)、6.125(3.46)、7.332(1.78)、7.354(4.20)、7.359(2.92)、7.376(2.06)、7.778(1.89)、7.792(2.22)、7.800(2.11)、7.814(1.75)、8.454(2.96)、9.144(2.66)、12.871(2.35)。
実施例8
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(220mg、1.01mmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(164mg、675μmol)のDMSO(3.5mL)中溶液をホスファゼン−塩基P(2)−Et(610μL、1.8mmol)及びtBuBrettPhos Pd G3(57.7mg、67.5μmol)で処理した。得られた混合物を室温で1時間攪拌した。次に、酢酸を加えた。溶液を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって直接精製して、所望の生成物32.0mg(収率7%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.58分;MS(ESIpos):m/z=424[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.005(0.54)、0.230(1.37)、0.727(1.15)、1.678(0.75)、2.211(8.98)、2.518(0.58)、2.521(0.58)、2.524(0.48)、2.649(16.00)、3.978(0.43)、5.762(2.80)、7.358(1.28)、7.372(0.95)、7.798(1.10)、8.497(1.28)、9.315(0.78)、12.908(0.72)。
実施例9
N−[5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.0mg、240μmol)及び5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−アミン(107mg、479μmol)のNMP(400μL)中溶液を、濃塩酸水溶液(60μL、12M、710mmol)で処理した。マイクロ波照射下に、反応混合物を120℃で1時間攪拌した。冷却して室温とした後、粗混合物を分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、溶離液:A=水(0.05%ギ酸)、B=アセトニトリル、勾配40%B/60%A(6分)→95%B/5%A(28分)→95%B/5%A(38分)→34%B/76%A(39分))によって精製して、所望の生成物10.1mg(収率11%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.02分;MS(ESIpos):m/z=396[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.008(0.88)、0.909(3.70)、0.928(8.31)、0.947(3.83)、2.073(2.26)、2.174(16.00)、2.328(0.42)、2.365(0.89)、2.381(2.31)、2.399(2.27)、2.417(0.77)、2.627(15.33)、2.670(0.40)、6.128(4.10)、7.223(0.56)、7.243(1.07)、7.261(0.63)、7.415(0.65)、7.437(0.92)、7.462(0.51)、7.530(0.78)、7.551(1.51)、7.568(1.51)、7.589(0.68)、8.460(3.14)、9.379(0.47)。
実施例10
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(4−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.0mg、240μmol)及び4−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(83.0mg、479μmol)のNMP(390μL)中溶液を、濃塩酸水溶液(60μL、12M、720μmol)で処理した。得られた混合物をマイクロ波照射下に200℃で1時間攪拌した。冷却して室温とした後、粗混合物を、分取(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、溶離液:A=水(0.05%ギ酸)、B=アセトニトリル、勾配40%B/60%A(6分)→95%B/5%A(28分)→95%B/5%A(38分)→34%B/76%A(39分))を用いて精製して、最終生成物36.2mg(収率44%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.86分;MS(ESIpos):m/z=346[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.55)、0.008(1.45)、2.076(14.86)、2.171(16.00)、2.627(14.31)、6.124(3.49)、7.404(1.66)、7.422(1.29)、7.458(1.28)、7.492(1.94)、7.512(3.51)、7.530(1.95)、7.597(3.70)、7.615(2.53)、8.458(2.85)、9.376(2.99)、12.826(2.16)。
実施例11
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(4−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(128mg、525μmol)及び4−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、577μmol)のNMP(6.0mL)中溶液を、塩酸/1,4−ジオキサン(390μL、4.0M、1.6mmol)で処理した。反応混合物を、マイクロ波照射下に190℃で2時間攪拌した。冷却して室温とした後、得られた混合物をアセトニトリル及び水で希釈し、次に分取HPLCによって精製して、最終生成物30.0mg(収率15%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.17分;MS(ESIpos):m/z=380[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.97)、0.008(1.60)、2.073(5.32)、2.079(9.88)、2.210(12.85)、2.519(1.33)、2.524(1.00)、2.647(16.00)、2.665(0.42)、2.670(0.62)、7.381(0.59)、7.399(1.59)、7.418(1.20)、7.487(2.02)、7.506(3.48)、7.525(1.89)、7.602(3.17)、7.621(2.25)、8.499(3.08)、9.520(2.08)。
実施例12
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(116mg、527μmol)の1,4−ジオキサン(2.5mL)中溶液に、ナトリウムフェノキシド(83.5mg、719μmol)を加え、アルゴンを混合物に吹き込んだ。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5.49mg、5.99μmol)、Xantphos(8.32mg、14.4μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)を混合物に加えた。反応容器にキャップを施し、混合物を、マイクロ波装置中80℃で2時間攪拌した。冷却して室温とした後、得られた混合物を分取HPLC(カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0,01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.00−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって分離して、まだ低純度の生成物91mgを得た。.分取HPLC(方法1)でのさらなる分離によって、所望の生成物48.8mg(収率25%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.13分;MS(ESIpos):m/z=392[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.971(4.20)、0.989(9.27)、1.008(4.34)、1.989(0.48)、2.175(4.26)、2.445(1.04)、2.464(2.89)、2.483(3.04)、2.632(16.00)、3.164(1.17)、3.177(1.17)、3.568(0.57)、3.639(13.51)、4.076(0.41)、6.145(3.06)、7.247(2.37)、7.269(4.71)、7.291(2.53)、7.651(1.99)、7.665(2.54)、7.671(2.38)、7.686(1.73)、8.469(1.04)、9.364(1.79)。
実施例13
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(4.07mg、12.0μmol)及び2,2′−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)−1,1′−ビナフチル(14.9mg、24.0μmol)をトルエンに懸濁させた。アルゴンを溶液に10分間吹き込んだ。次に、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.0mg、240μmol)、4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(148mg、719μmol)及びカリウムtert−ブトキシレート(93.9mg、839μmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波照射下に90℃で15時間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物を、分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、勾配40%アセトニトリル(6分)→95%アセトニトリル(28分)→95%アセトニトリル(38分)→34%アセトニトリル(39分)、水+0.05%ギ酸)によって精製して、所望の生成物7.20mg(収率8%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.00分;MS(ESIpos):m/z=378[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.000(3.97)、1.015(8.40)、1.030(4.01)、2.073(2.18)、2.166(15.65)、2.516(1.85)、2.561(1.05)、2.626(16.00)、6.122(3.25)、7.342(1.32)、7.360(2.38)、7.377(1.47)、7.401(1.30)、7.595(1.49)、7.606(2.00)、7.622(1.44)、8.451(2.16)、9.321(1.73)、12.819(1.70)。
実施例14
N−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(44.8mg、215μmol)及び4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、236μmol)の1−メトキシ−2−プロパノール(2.5mL)中溶液を、塩酸/1,4−ジオキサン(160μL、4.0M、640μmol)で処理した。反応混合物を120℃で3日間攪拌した。反応混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物9.00mg(収率11%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.06分;MS(ESIpos):m/z=384[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.090(0.86)、2.186(14.24)、2.225(0.60)、2.638(16.00)、2.657(0.85)、6.140(3.93)、7.374(1.47)、7.411(1.89)、7.868(2.30)、8.503(1.80)、9.516(0.68)、13.483(1.10)。
実施例15
エチル1−(6−{[4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(200mg、921μmol)及びエチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(258mg、921μmol)をDMSOに溶かした。アルゴンを反応混合物に吹き込んだ。次に、ホスファゼン−塩基P(2)−Et(830μL、2.5mmol)及びtBuBrettPhos Pd G3(78.7mg、92.1μmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。酢酸を加え、粗混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物84.5mg(収率18%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.50分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.95)、0.008(1.83)、0.240(1.93)、0.725(1.94)、0.742(1.99)、1.091(0.62)、1.288(5.41)、1.298(1.94)、1.306(11.36)、1.316(3.17)、1.324(5.64)、1.334(1.45)、1.664(0.70)、1.671(0.79)、1.684(1.22)、1.697(0.74)、1.704(0.64)、2.372(14.60)、2.419(4.59)、2.524(1.27)、2.900(16.00)、2.951(4.60)、4.227(1.61)、4.245(5.07)、4.263(5.12)、4.281(1.74)、4.285(1.56)、4.303(0.41)、7.330(1.08)、7.350(1.77)、7.372(1.29)、7.797(1.54)、8.001(0.81)、8.538(2.26)、9.016(0.74)、9.386(1.18)、12.887(1.40)。
実施例16
エチル3,5−ジメチル−1−{6−[(4−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(147mg、525μmol)及び4−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、577μmol)のNMP(6.0mL)中溶液を、塩酸/1,4−ジオキサン(390μL、1.6mmol)で処理した。反応混合物をマイクロ波照射下に190℃で2時間攪拌した。冷却して室温とした後、混合物を水及びアセトニトリルで希釈し、分取HPLCによって精製して、最終生成物42mg(収率19%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.009(2.19)、0.007(1.74)、1.287(4.64)、1.305(10.03)、1.322(4.74)、2.082(9.20)、2.327(0.42)、2.370(12.85)、2.669(0.40)、2.895(16.00)、4.226(1.45)、4.244(4.38)、4.262(4.36)、4.279(1.46)、4.576(0.41)、7.381(0.65)、7.399(1.79)、7.418(1.34)、7.486(2.20)、7.505(3.78)、7.524(2.02)、7.601(3.55)、7.618(2.60)、8.544(2.88)、9.617(2.61)。
実施例17
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.0mg、240μmol)及び5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(137mg、719μmol)の2−プロパノール(700μL)中溶液を、濃塩酸水溶液(60μL、12M、720μmol)で処理した。反応混合物をマイクロ波照射下に100℃で1時間及びマイクロ波照射下に130℃で10時間攪拌した。冷却して室温とした後、混合物を分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、溶離液:A=水(0.05%ギ酸)、B=アセトニトリル、勾配40%B/60%A(6分)→95%B/5%A(28分)→95%B/5%A(38分)→34%B/76%A(39分))によって精製して、所望の生成物15.9mg(収率18%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.91分;MS(ESIpos):m/z=364[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.99)、0.008(0.92)、2.058(14.37)、2.073(1.08)、2.172(16.00)、2.626(14.22)、2.627(14.44)、6.127(3.62)、7.331(0.87)、7.351(1.53)、7.372(0.93)、7.646(1.49)、8.461(2.36)、9.388(0.82)。
実施例18
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−2−イル)ピリミジン−4−アミン
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの記載の合成での位置異性体分離から、所望の生成物を収率6%(7.8mg)で得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.12分;MS(ESIpos):m/z=404[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.150(1.61)、−0.008(14.95)、0.008(14.25)、0.146(1.54)、0.991(7.41)、1.009(16.00)、1.028(7.76)、1.091(1.12)、1.233(1.54)、1.352(0.91)、1.693(4.05)、1.753(3.84)、2.327(3.49)、2.366(2.31)、2.614(4.54)、2.630(7.55)、2.669(3.91)、2.709(2.79)、7.340(4.05)、7.362(8.87)、7.384(6.08)、7.592(4.61)、7.606(5.45)、7.614(4.89)、7.627(4.12)、8.245(9.85)、8.424(6.29)、9.382(5.73)、12.838(4.89)。
実施例19
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(100mg、315μmol)及び3−メチル−1H−インダゾール(83.2mg、629μmol)のDMF(2.0mL)中溶液を、炭酸セシウム(308mg、944μmol)で処理した。反応混合物を160℃で終夜攪拌した。冷却して室温とした後、混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物43.3mg(収率30%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.25分;MS(ESIpos):m/z=414[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(2.97)、0.006(1.39)、0.008(2.01)、1.013(3.39)、1.032(7.03)、1.051(3.45)、1.098(0.41)、1.234(0.82)、2.074(2.92)、2.519(2.63)、2.524(2.48)、2.560(4.03)、2.573(16.00)、2.596(1.33)、2.620(1.51)、2.666(0.46)、2.670(0.51)、2.675(0.43)、2.731(0.52)、2.891(0.51)、3.004(0.91)、5.755(0.48)、7.287(0.49)、7.316(1.37)、7.334(2.38)、7.351(2.71)、7.372(3.65)、7.394(1.98)、7.522(1.73)、7.553(1.39)、7.572(2.08)、7.592(1.38)、7.609(2.28)、7.622(2.51)、7.630(2.19)、7.644(1.76)、7.831(2.22)、7.851(2.04)、8.557(2.44)、8.756(2.13)、8.777(1.98)、9.326(2.74)、12.846(2.13)。
実施例20
6−(5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−2(4H)−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
6−(5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−1(4H)−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミンの合成での位置異性体分離から、所望の生成物を収率27%(純度98%)で得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=390[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.00(t、3H)、2.31−2.48(m、3H)、2.52−2.55(m、10H)、2.58−2.71(m、4H)、7.26−7.42(m、3H)、7.60(dd、2H)、8.16(s、1H)、8.41(s、1H)、9.36(s、1H)、12.81(s、1H)。
実施例21
N−[5−(4−クロロフェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.0mg、240μmol)及び5−(4−クロロフェニル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−アミン(159mg、719μmol)の2−プロパノール(700mL)中溶液を、濃塩酸水溶液(60μL、12M、720μmol)で処理した。反応混合物をマイクロ波照射下に100℃で1時間攪拌した。次に、追加の3当量の濃塩酸水溶液を加え、混合物を再度マイクロ波照射下に130℃で1時間処理した。冷却して室温とした後、粗混合物を分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、溶離液:A=水(0.05%ギ酸)、B=アセトニトリル、勾配40%B/60%A(6分)→95%B/5%A(28分)→95%B/5%A(38分)→34%B/76%A(39分))によって精製して、所望の生成物13.8mg(収率15%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.15分;MS(ESIpos):m/z=394[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.62)、0.008(0.62)、0.999(3.53)、1.017(7.89)、1.036(3.92)、2.073(1.50)、2.165(14.99)、2.367(1.01)、2.519(2.56)、2.524(2.87)、2.561(3.53)、2.580(1.19)、2.625(15.21)、2.690(0.62)、2.711(1.01)、6.122(3.44)、7.392(1.94)、7.589(16.00)、8.450(2.60)、9.334(2.78)、12.889(2.38)。
実施例22
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(100mg、315μmol)及び4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール(192mg、1.57mmol)のNMP(2.5mL)中溶液をDBU(140μL、940μmol)で処理した。反応混合物を190℃で終夜撹拌した。冷却して室温とした後、粗生成物を分取HPLC(方法2)によって精製して、所望の生成物3.7mg(収率3%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=404[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.00(t、13H)、1.23(s、2H)、1.46(brd、2H)、1.64−1.71(m、9H)、1.71−1.80(m、9H)、2.36(s、1H)、2.45−2.48(m、6H)、2.56−2.72(m、5H)、3.13(t、6H)、7.34(brt、11H)、7.53(s、5H)、7.61(brs、8H)、8.13(s、1H)、8.24(s、1H)、8.40−8.49(m、4H)、9.34(brs、4H)、12.74−12.92(m、4H)。
実施例23
3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(57.9mg、277μmol)及び3−アミノ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(60.0mg、277μmol)をDMSO(3.6mL)に溶解させた。アルゴンを反応混合物に吹き込んだ。次に、ホスファゼン−塩基P(2)−Et(230μL、690μmol)及びtBuBrettPhos Pd G3(23.7mg、27.7μmol)を加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌した。酢酸を加え、粗混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物10.0mg(収率9%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.94分;MS(ESIpos):m/z=389[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.360(0.43)、2.212(14.33)、2.644(11.90)、3.805(16.00)、3.969(0.75)、6.162(3.49)、7.469(2.51)、7.476(3.29)、7.482(1.68)、7.487(4.56)、7.500(1.00)、7.505(2.40)、7.734(2.34)、7.738(1.20)、7.745(2.61)、7.752(2.37)、7.758(1.07)、7.762(2.04)、8.539(3.82)、8.540(3.84)、10.212(3.40)。
実施例24
5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(74.3mg、356μmol)及び5−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(77.0mg、356μmol)をDMSO(4.6mL)に溶解させた。アルゴンを反応混合物に吹き込んだ。次に、ホスファゼン−塩基P(2)−Et(300μL、890μmol)及びtBuBrettPhos Pd G3(30.4mg、35.6μmol)を加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌した。酢酸を加え、粗混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物90.0mg(収率65%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.04分;MS(ESIpos):m/z=389[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.22(s、3H)、2.66(s、3H)、3.37(s、1H)、3.79(s、3H)、6.19(s、1H)、7.32(s、1H)、7.39(t、2H)、7.93(t、2H)、8.59(s、1H)、10.30(s、1H)。
実施例25
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−オール
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン(65.0mg、199μmol)のメタノール(2.0mL)中溶液をメチル2−メチル−3−オキソブタノエート(23μL、200μmol)(23μL、200μmol)で処理した。反応混合物を80℃で3時間攪拌した。冷却して室温とした後、粗反応混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75.−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物34.8mg(収率43%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.96分;MS(ESIpos):m/z=408[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.88(t、3H)、1.70(s、3H)、2.11(s、3H)、2.30(q、2H)、3.65(s、3H)、7.32−7.42(m、2H)、7.44−7.55(m、2H)、7.73(brs、1H)、8.40(s、1H)、9.34(brs、1H)、10.61(s、1H)。
実施例26
tert−ブチル2−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−2,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−カルボキシレート
tert−ブチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレートの合成時の立体異性体分離から、収率5%で所望の生成物を得た(純度94%)。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.52)、0.008(1.57)、0.991(0.98)、1.010(2.20)、1.028(1.04)、1.073(0.46)、1.091(0.95)、1.108(0.49)、1.421(16.00)、2.558(0.75)、2.695(0.46)、2.710(1.04)、2.725(0.52)、3.375(0.48)、3.392(0.49)、3.619(0.56)、3.634(1.00)、3.649(0.51)、4.464(1.24)、7.340(0.57)、7.363(1.20)、7.385(0.68)、7.591(0.66)、7.605(0.76)、7.613(0.68)、7.627(0.56)、8.411(1.30)、8.455(0.87)、9.456(0.66)、12.847(0.66)。
実施例27
6−(5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−1(4H)−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(100mg、315μmol)及び1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール(170mg、1.57mmol、CAS2214−03−1)のNMP(2.5mL)中溶液をDBU(140μL、940μmol)で処理した。反応混合物を190℃で終夜撹拌した。冷却して室温とした後、粗生成物を分取HPLC(方法2)によって精製して、所望の生成物34.2mg(収率28%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.09分;MS(ESIpos):m/z=390[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(2.23)、0.988(7.16)、1.006(16.00)、1.025(7.68)、1.045(2.72)、1.073(3.98)、1.091(8.06)、1.108(4.05)、2.328(0.60)、2.366(0.43)、2.562(6.29)、2.670(0.81)、2.710(0.46)、3.086(3.10)、3.104(5.32)、3.121(3.11)、3.357(1.33)、3.375(3.87)、3.392(3.87)、3.409(1.28)、7.272(0.43)、7.340(3.26)、7.362(6.66)、7.384(3.85)、7.432(2.71)、7.481(7.78)、7.588(3.87)、7.602(4.51)、7.610(4.21)、7.623(3.46)、7.681(0.42)、8.442(5.78)、9.392(5.47)、12.811(4.67)。
実施例28
N−(5−シクロヘキシル−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.0mg、240μmol)及び5−シクロヘキシル−4−エチル−1H−ピラゾール−3−アミン(92.6mg、479μmol)のNMP(400μL)中溶液を、濃塩酸水溶液(60μL、12M、720mmol)で処理した。得られた混合物を、マイクロ波装置中200℃で1時間攪拌した。冷却して室温とした後、粗生成物を分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、勾配40%アセトニトリル(6分)→95%アセトニトリル(28分)→95%アセトニトリル(38分)→34%アセトニトリル(39分)、水+0.05%ギ酸)によって精製して、所望の生成物15.2mg(収率16%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.15分;MS(ESIpos):m/z=366[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.89)、0.008(1.83)、0.958(3.10)、0.977(7.05)、0.995(3.38)、1.193(0.63)、1.224(0.85)、1.256(0.48)、1.304(0.52)、1.336(1.39)、1.368(1.40)、1.399(0.59)、1.470(0.60)、1.494(1.42)、1.501(1.50)、1.525(1.36)、1.532(1.32)、1.555(0.52)、1.689(0.81)、1.720(0.78)、1.769(2.55)、1.778(2.49)、2.161(16.00)、2.328(1.20)、2.348(2.32)、2.367(2.45)、2.386(0.75)、2.523(1.72)、2.592(0.76)、2.610(15.20)、2.652(0.55)、2.660(0.48)、2.665(0.51)、2.669(0.56)、2.674(0.44)、3.507(0.46)、6.109(3.88)、7.432(1.28)、8.414(3.22)、9.148(2.67)、12.131(2.25)。
実施例29
2−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3−オール
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン(65.0mg、199μmol)のメタノール(2.0mL)中溶液をメチル2−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(29μL、200μmol)で処理した。反応混合物を80℃で3時間攪拌した。冷却して室温とした後、粗混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.00−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)を用いて精製して、所望の生成物43.6mg(収率51%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.02分;MS(ESIpos):m/z=434[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.88(t、3H)、1.53−1.79(m、4H)、2.15(brs、2H)、2.29(q、2H)、2.45(brs、1H)、3.64(s、3H)、7.30−7.41(m、2H)、7.45−7.54(m、2H)、7.83(brs、1H)、8.39(s、1H)、9.29(brs、1H)、10.94(brs、1H)。
実施例30
2−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−3−オール
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン(65.0mg、207μmol)のメタノール(2.0mL)中溶液をメチル2−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(30μL、210μmol)で処理した。冷却して室温とした後、生じた沈殿を濾過によって回収し、メタノールで洗浄し、乾燥させて、最終化合物31.0mg(収率36%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.78分;MS(ESIpos):m/z=420[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.008(1.34)、0.984(7.35)、1.003(16.00)、1.022(7.62)、1.627(3.51)、1.642(4.06)、1.668(2.73)、1.687(4.05)、1.702(3.61)、2.116(3.21)、2.329(0.49)、2.461(5.07)、2.476(4.13)、3.170(0.84)、7.349(3.03)、7.607(3.73)、7.828(1.21)、8.403(1.90)、9.209(0.67)、11.338(1.44)、12.785(0.77)。
実施例31
N−{1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(75.0mg、221μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(46.1mg、221μmol)の1−メトキシ−2−プロパノール(1.0mL)中溶液を、塩酸/1,4−ジオキサン(170μL、4.0M、660μmol)で処理した。反応容器にキャップを施し、混合物を120℃で終夜振盪した。冷却して室温とした後、得られた混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の化合物48.3mg(収率43%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.36分;MS(ESIpos):m/z=512[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.870(4.15)、0.889(9.45)、0.908(4.25)、1.238(2.75)、1.400(0.80)、2.140(15.66)、2.282(1.06)、2.301(3.16)、2.320(3.16)、2.338(1.04)、2.524(1.07)、2.621(16.00)、3.466(0.98)、3.773(2.01)、3.786(4.37)、3.799(2.40)、4.056(2.44)、4.069(4.36)、4.083(2.07)、4.394(11.10)、6.117(4.19)、7.144(3.07)、7.160(3.87)、7.215(0.41)、7.233(1.71)、7.240(0.57)、7.250(2.00)、7.264(3.81)、7.282(3.68)、7.297(2.90)、7.318(5.07)、7.340(3.04)、7.436(3.08)、7.441(1.46)、7.450(3.50)、7.457(2.93)、7.471(2.70)、7.484(1.60)、8.451(3.78)、9.411(3.41)。
実施例32
N−{1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
1−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(145mg、427μmol)の1,4−ジオキサン(2.0mL)中溶液に、ナトリウムフェノキシド(67.6mg、583μmol)を加え、アルゴンを混合物に吹き込んだ。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(4.62mg、5.05μmol)、Xantphos(6.74mg、11.7μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(81.0mg、388μmol)を混合物に加えた。反応容器にキャップを施し、混合物を80℃で3.5時間攪拌した。冷却して室温とした後、得られた混合物を分取HPLC(カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0,01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって分離して、所望の生成物58.4mg(収率29%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.54分;MS(ESIpos):m/z=512[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.150(0.86)、−0.008(8.38)、0.008(7.14)、0.146(0.92)、0.974(4.59)、0.993(10.22)、1.012(4.78)、2.131(1.70)、2.248(0.57)、2.327(1.16)、2.366(1.14)、2.444(1.22)、2.463(3.19)、2.523(4.51)、2.623(16.00)、2.669(1.30)、2.693(0.46)、2.710(1.16)、3.162(8.05)、3.175(8.32)、3.755(2.14)、3.769(4.35)、3.783(2.32)、4.060(0.95)、4.073(2.59)、4.087(2.59)、4.100(1.30)、4.130(2.00)、4.407(6.22)、6.130(2.22)、7.170(2.41)、7.209(5.32)、7.254(3.03)、7.277(5.68)、7.299(3.03)、7.654(2.43)、7.669(3.00)、7.675(2.76)、7.690(2.14)、8.432(0.86)、9.316(3.05)。
実施例33
tert−ブチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(150mg、472μmol)及びtert−ブチル1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボキシレート(158mg、708μmol、CAS230301−11−8)のDMF(2.5mL)中溶液を、炭酸セシウム(461mg、1.42mmol)で処理した。反応混合物を120℃で終夜及びさらに140℃で1晩にわたり攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物を、分取逆相HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0,01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製した。次に、得られた位置異性体混合物を(HPLC)方法を用いて分離して、所望の生成物13.2mg(収率6%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.18分;MS(ESIpos):m/z=505[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(3.40)、0.008(2.05)、0.988(1.10)、1.007(2.36)、1.025(1.06)、1.073(0.74)、1.091(1.48)、1.108(0.71)、1.424(16.00)、2.328(0.41)、2.519(2.00)、2.524(1.93)、3.214(0.83)、3.375(0.71)、3.392(0.70)、3.593(0.62)、3.607(1.06)、3.621(0.50)、4.382(1.39)、7.339(0.53)、7.361(1.03)、7.383(0.62)、7.586(0.61)、7.600(0.70)、7.622(0.53)、7.661(1.24)、8.459(0.81)、9.416(0.72)、12.813(0.67)。
実施例34
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−オール
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン(65.0mg、207μmol)のメタノール(2.0mL)中懸濁液を、メチル2−メチル−3−オキソブタノエート(24μL、210μmol、例えばOrganic Letters 2015, 17(13), 3358−3361に記載の合成)で処理した。混合物を90℃で3時間攪拌した。反応混合物を、分取逆相HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0,01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)を用いて精製して、所望の生成物47.6mg(収率58%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.72分;MS(ESIpos):m/z=394[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.00(brt、3H)、1.66(brs、3H)、2.11(brs、3H)、3.30−3.42(m、3H)、7.35(brs、2H)、7.53−7.96(m、3H)、8.42(brs、1H)、9.02−9.83(m、1H)、11.38(brs、1H)、12.81(brs、1H)。
実施例35
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)及び3−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(263mg、1.20mmol、市販品;CAS956268−27−2)をDMSO(3.0mL)に溶かした。アルゴンを反応混合物に吹き込んだ。次に、ホスファゼン−塩基P(2)−Et(430μL、1.3mmol)及びtBuBrettPhos Pd G3(8.0mL、58μmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。酢酸を加え、粗混合物を分取HPLC(方法2)によって精製して、所望の生成物55mg(収率28%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.06分;MS(ESIpos):m/z=392[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(2.01)、0.008(1.87)、1.119(6.37)、1.138(13.92)、1.156(6.58)、2.172(13.52)、2.328(0.57)、2.366(0.46)、2.523(1.89)、2.604(16.00)、2.623(4.95)、2.642(4.63)、2.661(1.68)、2.670(0.69)、2.710(0.47)、3.588(13.46)、3.613(0.62)、6.131(3.94)、7.152(2.68)、7.174(6.21)、7.196(3.87)、7.267(3.00)、7.281(3.48)、7.288(2.75)、7.302(2.09)、8.424(3.90)、9.401(2.13)。
実施例36
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−(4−フルオロフェニル)−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)及び3−(4−フルオロフェニル)−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(262mg、純度95%、959μmol)のNMP(1.0mL)中溶液を、濃塩酸水溶液(146mg、純度36%、1.44mmol)で処理した。得られた混合物を、マイクロ波装置中、180℃で1時間攪拌した。冷却して室温とした後、粗生成物を分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、溶離液:A=水(0.05%ギ酸)、B=アセトニトリル、勾配40%B/60%A(6分)→95%B/5%A(28分)→95%B/5%A(38分)→34%B/76%A(39分))によって精製して、所望の生成物60mg(収率29%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIpos):m/z=432[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.48)、2.194(16.00)、2.638(13.48)、3.690(0.60)、3.718(1.38)、3.746(1.30)、3.772(0.46)、6.142(2.94)、7.352(1.26)、7.374(2.43)、7.396(1.34)、7.635(1.72)、7.649(2.19)、7.656(2.12)、7.670(1.66)、7.806(0.71)、8.497(2.28)、9.587(2.14)、13.094(2.26)。
実施例37
tert−ブチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(1H)−カルボキシレート
6−クロロ−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(834mg、2.60mmol)及びtert−ブチル4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(1H)−カルボキシレート(824mg、3.95mmol、CAS657428−42−7)のDMF(14.6mL)中溶液を、炭酸セシウム(2.56g、7.89mmol)で処理した。混合物を120℃で終夜撹拌した。冷却して室温とした後、粗生成物を、分取逆相HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.00−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製した。次に、残った位置異性体混合物を、(方法4)を用いて分離して、所望の生成物145mg(収率27%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.15分;MS(ESIpos):m/z=491[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.01(t、3H)、1.46(s、9H)、2.54−2.60(m、2H)、4.27−4.54(m、4H)、7.22−7.52(m、3H)、7.59−7.69(m、2H)、8.14(s、1H)、8.39(d、1H)、8.47(s、1H)、9.52(brs、1H)、12.80(brs、2H)。
実施例38
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−4−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.0mg、240μmol)及び5−(4−フルオロフェニル)−4−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−3−アミン(141mg、599μmol)をDMSO(1.4mL)に溶かした。アルゴンを反応混合物に吹き込んだ。次に、ホスファゼン−塩基P(2)−Et(220μL、650μmol)及びtBuBrettPhos Pd G3(20.5mg、24.0μmolを加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌した。酢酸を加え、粗混合物を分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、溶離液:A=水(0.05%ギ酸)、B=アセトニトリル、勾配40%B/60%A(6分)→95%B/5%A(28分)→95%B/5%A(38分)→34%B/76%A(39分))によって精製して、所望の生成物20.6mg(収率21%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.05分;MS(ESIpos):m/z=408[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.177(16.00)、2.328(0.65)、2.629(14.40)、2.670(0.81)、2.736(1.82)、2.753(3.72)、2.770(1.94)、3.147(0.88)、3.189(15.54)、3.412(2.09)、3.429(3.92)、3.446(1.78)、6.129(4.15)、7.340(1.98)、7.362(4.15)、7.384(2.25)、7.597(1.31)、7.619(2.56)、7.633(2.85)、7.640(2.53)、7.655(2.07)、8.466(3.86)、9.278(3.78)、12.839(2.97)。
実施例39
N−[4−クロロ−3−(4−エトキシフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(20.0mg、95.6μmol)及び4−クロロ−3−(4−エトキシフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(25.0mg、105μmol)の1−メトキシ−2−プロパノール(1.1mL)中溶液を、塩酸/1,4−ジオキサン(72μL、4.0M、290μmol)で処理した。反応容器にキャップを施し、混合物を120℃で4日間振盪した。冷却して室温とした後、得られた混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%B)によって精製して、所望の化合物3.0mg(収率7%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.14分;MS(ESIpos):m/z=410[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.234(1.09)、1.357(14.02)、1.370(8.64)、2.074(0.64)、2.175(14.46)、2.291(0.66)、2.364(0.92)、2.631(16.00)、4.093(5.52)、4.106(5.41)、6.135(4.51)、7.029(0.85)、7.091(5.27)、7.106(5.53)、7.340(3.84)、7.724(5.04)、7.739(5.14)、8.028(0.64)、8.478(4.16)、9.449(3.96)、13.310(3.49)。
実施例40
エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(70.0mg、249μmol)(116mg、477μmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(60.1mg、274μmol)のN−メチルピロリドン(2.8mL)中溶液を、塩酸/1,4−ジオキサン(190μL、4.0M、750μmol)で処理した。反応液をマイクロ波照射下に190℃で30分間攪拌した。冷却して室温とした後、得られた混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%B)によって精製して、所望の化合物15mg(収率13%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.32分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.872(3.45)、0.890(7.62)、0.909(3.58)、1.290(4.34)、1.308(9.11)、1.326(4.47)、1.356(0.83)、2.291(0.88)、2.309(2.48)、2.328(2.86)、2.346(0.88)、2.380(15.12)、2.670(0.44)、2.890(16.00)、3.647(15.83)、4.230(1.32)、4.247(4.15)、4.265(4.06)、4.283(1.27)、7.357(2.01)、7.379(4.92)、7.401(2.98)、7.499(2.57)、7.513(2.93)、7.521(2.36)、7.534(1.92)、8.523(3.48)、9.544(1.72)。
実施例41
N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、432μmol)及びナトリウムフェノキシド(75.3mg、649μmol)をジオキサン(2.0mL)に溶かした。溶液をアルゴンで脱気した。4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(99.2mg、476μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5.15mg、5.62μmol)及びXantphos(7.51mg、13.0μmol)を加えた。反応混合物を80℃で3日間攪拌した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=10%B、4.50分=20%B、15.50分=85%B、16.00−18.50分=100%B、18.75−22.00分=20%B)によって直接精製して、所望の生成物35.7mg(収率19%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.48分;MS(ESIpos):m/z=404[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.008(0.80)、0.137(1.09)、0.147(2.93)、0.152(2.85)、0.160(2.95)、0.165(2.43)、0.175(0.88)、0.480(0.98)、0.490(2.18)、0.495(2.11)、0.501(1.29)、0.511(2.15)、0.516(1.91)、0.526(0.62)、1.073(0.56)、1.091(1.09)、1.109(0.54)、1.491(0.44)、1.504(0.83)、1.512(0.85)、1.525(1.38)、1.533(0.56)、1.538(0.73)、1.546(0.66)、2.186(15.26)、2.625(12.50)、2.653(0.82)、2.678(0.69)、3.375(0.55)、3.392(0.53)、3.662(16.00)、6.131(3.70)、7.250(3.90)、7.350(2.25)、7.372(4.51)、7.394(2.48)、7.548(2.64)、7.554(1.36)、7.562(2.92)、7.570(2.37)、7.579(1.04)、7.584(1.98)、8.441(3.73)、9.165(3.54)。
実施例42
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、432μmol)及びナトリウムフェノキシド(75.3mg、649μmol)を1,4−ジオキサン(2.0mL)に溶かした。溶液をアルゴンで脱気した。4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(116mg、476μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5.15mg、5.62μmol)及びXantphos(7.51mg、13.0μmol)を加えた。反応混合物を80℃で終夜攪拌した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって直接精製して、所望の生成物90.9mg(収率46%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.65分;MS(ESIpos):m/z=438[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.129(0.79)、0.139(2.56)、0.144(2.81)、0.153(2.96)、0.157(2.61)、0.167(0.92)、0.482(0.71)、0.492(1.91)、0.497(1.95)、0.503(1.16)、0.513(2.04)、0.517(1.92)、0.528(0.65)、1.507(0.70)、1.515(0.74)、1.520(0.49)、1.528(1.32)、1.536(0.49)、1.541(0.71)、1.549(0.65)、2.224(14.96)、2.264(1.67)、2.644(16.00)、2.669(1.17)、2.677(1.82)、3.663(15.99)、7.275(3.47)、7.351(1.98)、7.373(4.28)、7.395(2.46)、7.548(2.40)、7.553(1.12)、7.562(2.71)、7.570(2.37)、7.579(0.94)、7.584(1.99)、8.479(3.29)、9.297(3.62)。
実施例43
N−[4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、432μmol)及びナトリウムフェノキシド(75.3mg、649μmol)を1,4−ジオキサンに溶かした。溶液をアルゴンで脱気した。4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(99.2mg、476μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5.15mg、5.62μmol)及びXantphos(7.51mg、13.0μmol)を加えた。反応混合物を80℃で3日間攪拌した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって直接精製して、所望の生成物521mg(収率27%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.44分;MS(ESIpos):m/z=404[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.007(1.10)、0.006(0.81)、0.300(0.73)、0.697(1.24)、1.077(0.81)、1.092(1.61)、1.106(0.84)、1.634(0.67)、1.644(0.92)、2.187(1.87)、2.228(3.59)、2.521(0.49)、2.638(16.00)、2.662(2.45)、2.663(2.42)、3.324(6.28)、3.376(0.87)、3.390(0.85)、6.150(2.11)、6.269(0.60)、7.246(2.08)、7.264(4.20)、7.282(2.31)、7.350(1.41)、7.382(1.60)、7.457(0.48)、7.463(2.10)、7.466(2.14)、7.478(1.36)、7.789(1.31)、7.794(1.10)、7.798(1.25)、7.809(0.98)、7.813(1.12)、7.820(1.16)、7.897(2.23)、7.899(2.31)、8.469(0.45)、8.900(0.69)、8.902(0.69)、9.373(0.94)。
実施例44
N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、432μmol)の1,4−ジオキサン(2.0mL)中溶液に、ナトリウムフェノキシド(75.3mg、649μmol)を加え、アルゴンを混合物に吹き込んだ。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5.15mg、5.62μmol)、Xantphos(7.51mg、13.0μmol)及び1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−インダゾール(116mg、476μmol)を混合物に加えた。反応容器にキャップを施し、混合物を80℃で終夜攪拌した。冷却して室温とした後、得られた混合物を分取HPLC(カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.00−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって分離して、所望の生成物29.6mg(収率16%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.61分;MS(ESIpos):m/z=440[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.10−0.24(m、2H)、0.42−0.60(m、2H)、1.55(tt、1H)、2.59(s、3H)、3.69(s、3H)、7.29−7.44(m、4H)、7.54−7.62(m、3H)、7.85(d、1H)、8.55(s、1H)、8.76(d、1H)、9.16(s、1H)。
実施例45
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、432μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(116mg、476μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物35.0mg(収率17%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.60分;MS(ESIpos):m/z=438[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(2.53)、0.008(1.35)、0.295(0.74)、0.688(1.08)、1.640(0.73)、2.222(1.83)、2.524(0.82)、2.656(16.00)、3.626(4.35)、7.241(1.72)、7.263(3.58)、7.285(1.98)、7.899(1.42)、9.466(0.57)。
実施例46
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール−2−イル)ピリミジン−4−アミン
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン(100mg、305μmol)のメタノール(3.0mL)中懸濁液を、2−アセチルシクロヘキサノン(40μL、310μmol)で処理し、80℃で終夜攪拌した。冷却して室温とした後、生じた沈殿を濾過によって回収し、メタノールで洗浄して、少量の所望の生成物を得た。濾液を乾固させ、粗残留物を逆相HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0,01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75.00−23.00分=90%B)によって精製した。所望の生成物合計18.1mg(収率12%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.43分;MS(ESIpos):m/z=432[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.865(4.05)、0.884(8.67)、0.903(3.99)、1.234(0.68)、1.716(2.51)、2.124(2.39)、2.275(1.25)、2.294(3.37)、2.313(3.36)、2.332(1.84)、2.367(1.58)、2.425(4.39)、2.441(3.41)、2.524(5.63)、2.558(2.66)、2.574(3.44)、2.588(1.68)、2.670(0.78)、2.710(0.66)、3.103(0.48)、3.648(16.00)、7.274(3.61)、7.355(2.16)、7.377(4.72)、7.399(2.84)、7.500(3.01)、7.513(3.32)、7.521(2.74)、7.535(2.24)、8.388(0.66)、8.426(3.62)、9.246(0.65)、9.266(3.06)。
実施例47
N−[4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、432μmol)及び1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−インダゾール(116mg、476μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物20.0mg(収率10%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.58分;MS(ESIpos):m/z=440[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.149(0.60)、0.008(3.86)、0.146(0.58)、0.335(2.12)、0.717(3.44)、1.631(0.84)、1.652(1.77)、1.665(2.79)、1.678(1.68)、1.699(0.66)、2.329(0.89)、2.368(0.54)、2.631(1.60)、2.671(0.98)、2.711(0.63)、3.654(16.00)、7.251(4.64)、7.273(9.29)、7.296(5.11)、7.331(3.27)、7.349(5.90)、7.368(3.98)、7.566(3.34)、7.585(5.17)、7.605(3.07)、7.845(4.00)、7.864(3.73)、7.920(4.13)、8.572(1.76)、8.737(6.19)、8.759(5.98)、9.372(4.32)。
実施例48
N−[4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、410μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(110mg、451μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物43.4mg(収率23%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.58分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.008(0.67)、1.074(0.96)、1.091(1.94)、1.109(0.99)、2.236(11.41)、2.656(16.00)、3.375(0.95)、3.392(0.95)、3.738(13.08)、7.201(0.66)、7.207(0.67)、7.222(1.24)、7.228(1.27)、7.243(0.68)、7.249(0.71)、7.384(0.73)、7.390(0.70)、7.409(1.10)、7.433(0.75)、7.440(0.70)、7.596(0.70)、7.617(1.39)、7.634(1.37)、7.655(0.65)、8.548(3.24)、9.797(2.80)。
実施例49
N−[4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、410μmol)及び1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−インダゾール(110mg、451μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物94.9mg(収率51%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.55分;MS(ESIpos):m/z=452[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(2.39)、0.008(1.44)、1.074(1.86)、1.091(3.77)、1.109(1.88)、2.525(1.20)、2.603(14.21)、3.357(0.66)、3.375(1.85)、3.392(1.80)、3.410(0.59)、3.763(16.00)、7.211(0.94)、7.216(0.92)、7.232(1.55)、7.237(1.54)、7.253(0.83)、7.259(0.82)、7.342(1.38)、7.360(2.45)、7.379(1.62)、7.393(0.95)、7.399(0.90)、7.419(1.34)、7.423(1.29)、7.443(0.89)、7.449(0.82)、7.575(1.34)、7.593(2.10)、7.614(1.99)、7.631(1.15)、7.635(1.64)、7.652(1.63)、7.673(0.73)、7.856(2.43)、7.876(2.21)、8.613(3.92)、8.731(2.73)、8.752(2.54)、9.707(4.17)。
実施例50
N−[4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、410μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(94.2mg、451μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造し、所望の生成物45.2mg(収率26%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.11分;MS(ESIpos):m/z=416[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.68)、0.008(1.44)、1.091(0.78)、2.198(13.91)、2.524(0.83)、2.639(15.19)、3.375(0.41)、3.736(16.00)、6.167(3.99)、7.200(0.73)、7.207(0.76)、7.221(1.42)、7.227(1.48)、7.242(0.79)、7.248(0.82)、7.383(0.83)、7.390(0.81)、7.409(1.25)、7.413(1.21)、7.433(0.85)、7.439(0.82)、7.597(0.80)、7.614(1.00)、7.618(1.60)、7.635(1.58)、7.639(0.96)、7.656(0.74)、8.510(3.30)、9.694(2.56)。
実施例51
エチル1−{6−[(4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波管中、4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(75.9mg、392μmol)及びナトリウムフェノキシド(62.0mg、534μmol)を1,4−ジオキサン(0.92mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.24mg、4.63μmol)、Xantphos(6.18mg、10.7μmol)及びエチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(100mg、356μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物3.0mg(収率2%)をオフホワイト粉末として得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=438[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(3.14)、0.008(2.65)、1.290(5.10)、1.308(10.87)、1.316(0.75)、1.326(5.25)、2.379(14.55)、2.419(0.55)、2.519(1.62)、2.524(1.22)、2.670(0.44)、2.907(16.00)、2.951(0.51)、4.231(1.47)、4.249(4.72)、4.266(4.74)、4.284(1.53)、7.367(1.06)、7.469(0.97)、7.487(0.86)、7.531(1.31)、7.550(1.97)、7.568(1.00)、7.805(2.05)、7.823(1.81)、8.574(1.77)、9.726(0.41)、13.487(1.28)。
実施例52
N−(4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(109mg、527μmol)及びナトリウムフェノキシド(83.5mg、719μmol)を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.71mg、6.23μmol)、Xantphos(8.32mg、14.4μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物オフホワイト85.0mg(収率47%)を粉末として得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.16分;MS(ESIpos):m/z=380[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.05)、0.008(0.96)、2.189(13.99)、2.629(11.87)、3.784(16.00)、6.143(3.13)、7.256(3.75)、7.257(3.75)、7.526(0.45)、7.539(0.89)、7.545(0.70)、7.550(0.92)、7.555(0.99)、7.561(1.26)、7.568(1.03)、7.573(1.43)、7.580(13.50)、7.589(3.38)、7.594(2.39)、8.471(2.84)、8.473(2.84)、9.516(3.15)。
実施例53
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(94.0mg、452μmol)及びナトリウムフェノキシド(71.6mg、617μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.90mg、5.35μmol)、Xantphos(7.14mg、12.3μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、411μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の化合物25.0mg(収率12%)オフホワイト粉末としてを得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.151(0.18)、−0.009(1.54)、0.007(1.48)、0.145(0.18)、2.227(16.00)、2.327(0.19)、2.365(0.16)、2.523(0.63)、2.645(14.27)、2.669(4.76)、2.709(0.17)、3.783(14.77)、7.236(0.91)、7.258(0.78)、7.272(3.58)、7.315(0.21)、7.333(0.50)、7.352(0.31)、7.482(0.71)、7.503(0.87)、7.522(0.58)、7.539(0.79)、7.548(0.70)、7.555(0.98)、7.560(1.20)、7.565(1.07)、7.578(12.18)、7.586(2.90)、7.593(1.90)、7.611(0.32)、8.508(2.56)、8.717(0.75)、9.635(2.74)。
実施例54
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(87.6mg、452μmol)及びナトリウムフェノキシド(71.6mg、617μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.90mg、5.35μmol)、Xantphos(7.14mg、12.3μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、411μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物25.0mg(収率4%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.35分;MS(ESIpos):m/z=400[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.149(0.58)、−0.008(5.45)、0.008(4.27)、0.015(0.55)、0.146(0.58)、2.073(0.62)、2.217(11.13)、2.266(13.28)、2.328(0.60)、2.366(0.57)、2.519(2.56)、2.524(1.96)、2.560(0.54)、2.653(16.00)、2.670(1.30)、2.679(13.87)、2.710(0.66)、7.364(1.52)、7.398(0.46)、7.432(0.52)、7.447(0.66)、7.478(1.30)、7.495(1.17)、7.540(1.41)、7.559(2.01)、7.577(1.00)、7.797(2.01)、7.815(1.87)、7.934(2.01)、7.937(1.94)、8.523(1.45)、8.953(1.80)、9.623(1.63)、13.483(1.90)。
実施例55
N−[4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、410μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(94.2mg、451μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造し、所望の生成物27.0mg(収率16%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.45分;MS(ESIpos):m/z=416[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.11−2.26(m、3H)、2.63(s、3H)、3.71(s、3H)、6.14(s、1H)、7.26(s、1H)、7.34(td、1H)、7.55(td、1H)、7.69(td、1H)、8.47(s、1H)、9.55(s、1H)。
実施例56
N−[4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、410μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(110mg、451μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物42.2mg(収率23%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.46分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.229(15.92)、2.646(16.00)、2.671(1.10)、3.711(14.26)、7.273(4.58)、7.314(0.64)、7.320(0.66)、7.335(1.36)、7.341(1.33)、7.356(0.74)、7.362(0.73)、7.529(0.76)、7.536(0.73)、7.554(1.25)、7.559(1.21)、7.578(0.74)、7.584(0.69)、7.664(0.73)、7.685(1.42)、7.702(1.41)、7.723(0.66)、8.511(4.29)、9.673(2.39)。
実施例57
N−[4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、410μmol)及び1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−インダゾール(110mg、451μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物44.1mg(収率24%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.60分;MS(ESIpos):m/z=452[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.598(16.00)、3.736(14.69)、7.327(1.76)、7.346(3.70)、7.370(5.57)、7.539(0.86)、7.546(0.82)、7.562(2.24)、7.580(2.07)、7.598(1.30)、7.681(0.76)、7.702(1.46)、7.719(1.51)、7.740(0.66)、7.844(2.31)、7.864(2.12)、8.150(1.43)、8.579(4.68)、8.742(2.49)、8.763(2.39)、9.558(3.83)。
実施例58
[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノール
エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(80.0mg、173μmol)のTHF(3.0mL)中溶液を0℃で、水素化ジイソブチルアルミニウム(950μL、1.0M THF中溶液、950μmol)で処理した。混合物を0℃で1時間攪拌した。追加の5.5当量の水素化ジイソブチルアルミニウムを加え、それを室温で終夜攪拌した。混合物をメタノール及び塩酸水溶液(1M)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗混合物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物8.00mg(収率11%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.72分;MS(ESIpos):m/z=422[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.875(3.62)、0.891(7.80)、0.905(3.61)、1.092(0.78)、1.358(1.84)、2.210(14.68)、2.290(0.92)、2.305(2.54)、2.320(2.46)、2.335(0.90)、2.615(15.32)、3.377(0.42)、3.652(16.00)、4.299(3.11)、4.307(3.11)、4.684(0.72)、4.694(1.23)、4.704(0.66)、7.328(2.33)、7.362(2.07)、7.366(0.90)、7.380(4.35)、7.397(2.48)、7.504(2.51)、7.509(1.24)、7.515(2.83)、7.522(2.32)、7.529(1.02)、7.533(1.94)、8.446(3.52)、9.320(2.36)。
実施例59
エチル1−(6−{[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波管中、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(100mg、356μmol)、3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(80.4mg、392μmol)及びナトリウムフェノキシド(62.0mg、534μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.24mg、4.63μmol)及びXantphos(6.18mg、10.7μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物71mg(収率42%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.19分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.31(t、J=7.1Hz、3H)、2.02(s、3H)、2.91(s、3H)、3.66(s、3H)、4.26(q、J=7.2Hz、2H)、6.4−7.7(brs、1H)、7.22−7.33(m、2H)、7.71(dd、J=8.4、5.8Hz、2H)、8.55(brs、1H)、9.60(brs、1H)。
実施例60
エチル1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波管中、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(100mg、356μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(74.9mg、392μmol)及びナトリウムフェノキシド(62.0mg、534μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(4.24mg、4.63μmol)及びXantphos(6.18mg、10.7μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物18.5mg(収率12%)をオフホワイト粉末として得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.07分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.31(t、J=7.1Hz、3H)、2.82(s、3H)、2.37(s、3H)、2.89(s、3H)、4.25(q、J=7.2Hz、2H)、7.31−7.41(m、2H)、7.51(brs、1H)、7.65(dd、J=8.7、5.4Hz、2H)、8.54(s、1H)、9.61(s、1H)、12.84(s、1H)。
実施例61
エチル1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波管中、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(100mg、356μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(80.4mg、392μmol)及びナトリウムフェノキシド(62.0mg、534μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(4.24mg、4.63μmol)及びXantphos(6.18mg、10.7μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物22.0mg(収率14%)をオフホワイト粉末として得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.23分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.31(t、J=7.1Hz、3H)、1.86(s、3H)、2.38(s、3H)、2.89(s、3H)、3.69(s、3H)、4.26(q、J=7.2Hz、2H)、7.34−7.46(m、3H)、7.49−7.56(m、2H)、8.53(s、3H)、9.60(s、3H)。
実施例62
N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(75.0mg、359μmol)及び1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(74.0mg、395μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物43.9mg(収率32%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.06分;MS(ESIpos):m/z=360[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.43)、0.008(1.20)、1.073(0.71)、1.091(1.46)、1.109(0.71)、1.647(0.67)、1.862(0.41)、2.030(16.00)、2.172(3.89)、2.631(13.69)、3.375(0.74)、3.392(0.76)、3.666(11.36)、3.702(0.51)、6.144(3.02)、7.313(0.68)、7.331(1.89)、7.350(1.33)、7.368(0.62)、7.384(0.55)、7.397(0.64)、7.422(2.38)、7.441(4.01)、7.460(2.06)、7.678(2.97)、7.696(2.55)、8.474(1.06)、9.402(2.18)。
実施例63
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−4−アミン
1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン(100mg、487μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(130mg、536μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物43.9mg(収率32%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.49分;MS(ESIpos):m/z=412[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.075(16.00)、2.175(11.07)、2.204(1.86)、2.632(13.66)、7.335(1.44)、7.357(3.04)、7.379(1.77)、7.591(1.48)、8.971(1.09)。
実施例64
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(81.5mg、372μmol)及び4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、409μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物66.0mg(収率37%)を得た。
LC−MS(方法14):Rt=3.91分;MS(ESIpos):m/z=428[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.66)、0.008(1.57)、0.868(3.50)、0.887(8.17)、0.906(3.62)、2.291(14.22)、2.301(4.67)、2.323(2.52)、2.342(0.77)、2.523(0.88)、3.662(16.00)、6.769(3.74)、6.853(0.63)、7.252(0.70)、7.273(0.55)、7.292(0.71)、7.343(0.44)、7.361(2.29)、7.383(5.78)、7.399(1.08)、7.405(2.81)、7.490(0.60)、7.506(2.90)、7.511(1.69)、7.519(2.94)、7.528(2.48)、7.536(0.94)、7.541(1.93)、7.691(1.21)、7.807(0.52)、7.827(2.49)、7.963(1.07)、8.471(2.65)、8.720(0.61)、9.541(1.63)。
実施例65
N−(4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(109mg、527μmol)及びナトリウムフェノキシド(83.5mg、719μmol)を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.71mg、6.23μmol)、Xantphos(8.32mg、14.4μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物15.0mg(収率8%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=380[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.19(s、3H)、2.64(s、3H)、3.73(s、3H)、6.16(s、1H)、7.07(brs、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.46−7.54(m、2H)、7.83−7.89(m、2H)、8.50(s、1H)、9.68(s、1H)。
実施例66
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、409μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(86.0mg、450μmol)及びナトリウムフェノキシド(71.2mg、613μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.87mg、5.31μmol)及びXantphos(7.10mg、12.3μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物19.0mg(収率9%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=400[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.06(s、3H)、2.28(s、3H)、6.77(s、1H)、7.32−7.41(m、2H)、7.49−7.56(brs、1H)、7.65(dd、J=8.7、5.3Hz、2H)、7.83(t、J=55.9Hz、1H)、8.49(s、1H)、9.61(s、1H)、12.88(s、1H)。
実施例67
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、411μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(92.9mg、452μmol)及びナトリウムフェノキシド(71.6mg、617μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.90mg、5.35μmol)及びXantphos(7.14mg、12.3μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物59.0mg(収率35%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.150(0.44)、−0.009(4.38)、0.007(3.43)、0.145(0.48)、1.850(12.78)、2.222(14.83)、2.327(0.49)、2.365(0.50)、2.523(1.69)、2.640(15.99)、2.670(0.72)、2.709(0.50)、3.687(16.00)、7.357(1.96)、7.379(4.44)、7.401(3.27)、7.509(2.56)、7.523(2.86)、7.531(2.20)、7.545(1.91)、8.482(2.67)、9.503(2.34)。
実施例68
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、411μmol)、3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(92.9mg、452μmol)及びナトリウムフェノキシド(71.6mg、617μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.90mg、5.35μmol)及びXantphos(7.14mg、12.3μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物58.0mg(収率35%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.01(s、3H)、2.21(brs、3H)、2.65(s、3H)、3.66(s、3H)、6.84−7.58(brs、1H)、7.23−7.31(m、2H)、7.67−7.75(m、2H)、8.52(s、1H)、9.51(s、1H)。
実施例69
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、409μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(92.3mg、450μmol)及びナトリウムフェノキシド(71.2mg、613μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.87mg、5.31μmol)及びXantphos(7.10mg、12.3μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物53.4mg(収率30%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.18分;MS(ESIpos):m/z=414[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.854(11.61)、2.294(14.14)、3.698(16.00)、6.770(4.07)、7.340(0.50)、7.359(2.09)、7.381(5.08)、7.404(2.78)、7.436(0.92)、7.459(0.91)、7.516(2.60)、7.529(2.91)、7.537(2.25)、7.551(1.92)、7.690(1.18)、7.779(0.48)、7.826(2.57)、7.963(1.05)、8.476(3.23)、9.592(1.96)。
実施例70
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、409μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(92.3mg、450μmol)及びナトリウムフェノキシド(71.2mg、613μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.87mg、5.31μmol)及びXantphos(7.10mg、12.3μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物53.4mg(収率30%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.13分;MS(ESIpos):m/z=414[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.02(s、3H)、2.29(s、3H)、3.67(s、3H)、6.42−7.48(brs、1H)、6.79(s、1H)、7.27(t、J=8.9Hz、2H)、7.68−7.76(m、2H)、7.82(t、J=54.3Hz、1H)、8.51(s、1H)、9.60(s、1H)。
実施例71
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)、3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(108mg、527μmol)及びナトリウムフェノキシド(83.5mg、719μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.71mg、6.23μmol)及びXantphos(8.32mg、14.4μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製し、所望の化合物53.2mg(収率29%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=378[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.02(s、3H)、2.17(brs、3H)、2.63(s、3H)、3.66(s、3H)、6.15(s、1H)、6.31−7.49(brs、1H)、7.27(t、J=8.9Hz、2H)、7.72(dd、J=8.50、5.7Hz、2H)、8.46(s、3H)、9.41(s、3H)。
実施例72
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、411μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(86.5mg、452μmol)及びナトリウムフェノキシド(71.6mg、617μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.90mg、5.35μmol)及びXantphos(7.14mg、12.3μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物8.5mg(収率5%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=398[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.06(s、3H)、2.21(s、3H)、2.65(s、3H)、7.34−7.40(m、2H)、7.45−7.53(brs、1H)、7.61−7.67(m、2H)、8.48(s、1H)、9.51(s、1H)、12.87(s、1H)。
実施例73
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(108mg、527μmol)及びナトリウムフェノキシド(83.5mg、719μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.71mg、6.23μmol)及びXantphos(8.32mg、14.4μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物91.0mg(収率50%)を得た。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.848(13.69)、2.183(14.41)、2.327(0.54)、2.621(12.35)、2.669(0.56)、3.687(16.00)、6.130(3.47)、7.356(2.05)、7.378(5.18)、7.400(2.73)、7.510(2.51)、7.524(2.77)、7.532(2.21)、7.545(1.85)、8.445(3.21)、9.377(2.85)。
実施例74
(±)−[シン−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン(ラセミ体)
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(72.6mg、167μmol)、シス−2,6−ジメチルモルホリン塩酸塩(1:1)(50.6mg、333μmol)、(1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキサイド・ヘキサフルオロホスフェート)(139mg、367μmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(120μL、700μmol)の混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって直接精製して、所望の生成物49.8mg(収率56%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.99分;MS(ESIpos):m/z=533[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(4.17)、0.008(2.94)、0.146(0.41)、0.871(3.38)、0.890(7.62)、0.909(3.51)、1.073(3.40)、1.091(5.53)、1.108(3.43)、2.165(5.64)、2.286(0.76)、2.304(2.17)、2.323(2.61)、2.366(0.41)、2.523(2.02)、2.670(0.70)、2.710(0.49)、3.357(0.82)、3.375(2.25)、3.392(2.26)、3.410(0.95)、3.478(0.89)、3.651(16.00)、7.359(2.06)、7.381(6.32)、7.403(2.69)、7.499(2.50)、7.512(2.88)、7.520(2.17)、7.534(1.85)、8.477(3.59)、9.433(2.07)。
実施例75
N−(1,4−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(75.0mg、359μmol)及び1,4−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(74.0mg、395μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物54.2mg(収率42%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.07分;MS(ESIpos):m/z=360[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.76)、0.008(0.72)、1.073(0.69)、1.091(1.39)、1.109(0.70)、1.862(14.01)、2.185(14.42)、2.524(0.44)、2.624(12.84)、3.375(0.71)、3.392(0.70)、3.702(16.00)、6.131(3.36)、7.369(2.04)、7.457(2.93)、7.473(4.28)、7.477(4.30)、7.495(1.24)、7.499(1.38)、7.532(3.02)、7.551(3.14)、7.568(1.11)、8.449(3.16)、9.374(2.92)。
実施例76
(±)−[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](2−メチルピロリジン−1−イル)メタノン
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(77.4mg、178μmol)及び(±)2−メチルピロリジン(30.3mg、355μmol)から出発して、(±)−[シン−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物60.0mg(収率67%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.02分;MS(ESIpos):m/z=503[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(2.02)、0.008(1.48)、0.872(3.81)、0.891(8.62)、0.910(3.94)、1.073(1.54)、1.091(3.14)、1.109(1.60)、1.227(1.76)、1.241(1.73)、1.564(0.44)、1.576(0.43)、1.873(0.48)、2.056(0.43)、2.072(0.46)、2.168(6.02)、2.287(0.81)、2.306(2.40)、2.324(2.52)、2.343(0.75)、2.519(1.04)、2.524(0.83)、2.590(8.35)、3.231(0.43)、3.357(0.58)、3.375(1.59)、3.392(1.55)、3.410(0.53)、3.653(16.00)、7.359(2.27)、7.364(1.51)、7.374(2.12)、7.381(4.90)、7.398(0.94)、7.403(2.73)、7.501(2.62)、7.507(1.12)、7.515(2.91)、7.523(2.29)、7.531(0.92)、7.537(1.95)、8.473(2.90)、9.418(2.19)。
実施例77
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)及び1−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン(197mg、純度93%、959μmol)のNMP(1mL)中溶液を、濃塩酸水溶液(146mg、36%、1.44mmol)で処理した。得られた混合物を、マイクロ波装置中、180℃で1時間攪拌した。冷却して室温とした後、粗生成物を水に投入した。沈殿を濾過によって回収し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物18mg(収率10%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.09分;MS(ESIpos):m/z=364[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.232(0.51)、2.184(8.68)、2.249(7.47)、2.634(16.00)、6.133(3.86)、7.295(2.41)、7.317(4.57)、7.338(2.57)、7.789(2.22)、7.800(2.46)、7.811(2.32)、7.823(2.02)、8.511(2.98)、8.676(4.19)、9.183(0.96)。
実施例78
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)及び1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン(269mg、純度73%、959μmol)のNMP(1mL)中溶液を濃塩酸水溶液(146mg、1.44mmol)で処理した。得られた混合物を、マイクロ波装置中、180℃で1時間攪拌した。冷却して室温とした後、粗生成物を水に投入した。沈殿を濾過によって回収し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物100mg(収率55%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.30分;MS(ESIpos):m/z=378[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.077(16.00)、2.179(12.02)、2.616(13.32)、6.117(2.33)、7.335(1.57)、7.356(3.32)、7.378(1.88)、7.581(1.27)、7.593(1.52)、8.397(0.51)、8.858(2.50)。
実施例79
エチル1−{6−[(4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波管中、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(100mg、356μmol)、4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(81.4mg、392μmol)及びナトリウムフェノキシド(62.0mg、534μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.24mg、4.63μmol)及びXantphos(6.18mg、10.7μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の化合物20.0mg(収率12%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.28分;MS(ESIpos):m/z=452[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.31(t、J=7.1Hz、3H)、2.39(s、3H)、2.92(s、3H)、3.74(s、3H)、4.26(q、J=7.1Hz、2H)、6.89−7.31(brs、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.45−7.52(m、2H)、7.83−7.88(m、2H)、8.58(s、1H)、9.85(s、1H)。
実施例80
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管中、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、411μmol)、4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(94.0mg、452μmol)及びナトリウムフェノキシド(71.6mg、617μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.14mg、12.3μmol)及びXantphos(7.14mg、12.3μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の化合物30.0mg(収率18%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.45分;MS(ESIpos):m/z=414[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.23(s、3H)、2.66(s、3H)、3.74(s、3H)、6.80−7.32(brs、1H)、7.37−7.43(m、1H)、7.45−7.52(m、2H)、7.84−7.89(m、2H)、8.54(s、1H)、9.78(s、1H)。
実施例81
エチル1−{6−[(4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル}−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波管中、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(100mg、356μmol)、4−クロロ−1−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(81.4mg、392μmol)及びナトリウムフェノキシド(62.0mg、534μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を通すことで脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.24mg、4.63μmol)及びXantphos(6.18mg、10.7μmol)を加え、反応容器を密閉した。反応混合物を80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の化合物30.1mg(収率19%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.35分;MS(ESIpos):m/z=452[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.31)、0.008(1.07)、1.292(4.31)、1.309(9.11)、1.327(4.41)、2.388(16.00)、2.524(0.56)、2.901(15.36)、2.933(1.75)、3.783(15.52)、4.232(1.24)、4.250(3.89)、4.258(0.73)、4.268(3.85)、4.276(0.64)、4.285(1.19)、7.289(0.49)、7.299(3.66)、7.312(0.52)、7.526(0.59)、7.540(0.88)、7.551(0.84)、7.556(1.10)、7.562(1.39)、7.566(1.28)、7.579(13.15)、7.588(3.24)、7.594(2.12)、8.555(3.38)、8.765(0.41)、9.724(2.68)。
実施例82
1−[3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(130mg、332μmol)及び塩化鉄(III)・6水和物(89.8mg、332μmol)のピリジン(3.5mL、43mmol)中溶液を、tert−ブチルヒドロペルオキシド溶液(190μL、純度70%、1.3mmol)で処理し、50℃で2日間攪拌した。再度、1.0当量の塩化鉄(III)・6水和物(89.8mg、332μmol)及び4.0当量のtert−ブチルヒドロペルオキシドを加え、混合物を50℃で終夜攪拌した。冷却して室温とした後、飽和EDTA溶液を加え、混合物をジクロロメタン及び酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、撥水性フィルターによって濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(Waters自動精製システム;カラム:Waters XBridge C18 5μ 100×30mm;溶離液A:水+0.2体積%アンモニア水溶液(32%)、溶離液B:アセトニトリル;勾配:0.00−0.50分40%B(25→70mL/分)、0.51−5.50分40−70%B(70mL/分)、DAD走査:210−400nm)によって精製して、所望の生成物を得た(6.30mg、収率5%)。
LC−MS(方法13):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=406[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):δ[ppm]:1.85(s、3H)、2.23(s、3H)、2.61−2.70(m、3H)、3.60(s、3H)、6.19(s、1H)、7.41−7.53(m、2H)、7.64−7.75(m、2H)、8.45(d、1H)、8.61(d、1H)、10.05(s、1H)。
実施例83
エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート
4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、456μmol)及びナトリウムフェノキシド(79.4mg、684μmol)をジオキサンに溶かした。溶液をアルゴンで脱気した。次に、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(122mg、456μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5.43mg、5.93μmol)及びXantphos(7.92mg、13.7μmol)を加えた。反応混合物を80℃で終夜攪拌した。反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって直接精製して、褐色様粉末を得て、それを分取HPLC(WUP−p−LC−basisch)を用いて再度精製して、純粋な所望の生成物(29.3mg、収率13%)及び少量の若干純度の低い取得物(51mg)を得て、それを次の段階で用いた。
LC−MS(方法11):Rt=1.48分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.878(3.73)、0.897(8.10)、0.916(3.85)、1.287(4.30)、1.305(8.80)、1.323(4.36)、2.296(1.00)、2.315(2.71)、2.333(2.68)、2.351(0.89)、2.678(14.42)、3.653(16.00)、4.280(1.39)、4.298(4.15)、4.315(4.10)、4.333(1.33)、6.785(3.87)、7.343(0.81)、7.357(2.12)、7.379(4.54)、7.400(2.66)、7.450(1.87)、7.462(1.55)、7.478(0.82)、7.511(2.64)、7.524(3.16)、7.531(2.62)、7.546(2.02)、7.783(0.66)、7.795(0.64)、7.808(0.53)、7.814(0.55)、7.822(0.56)、8.544(2.94)、9.593(1.64)。
実施例84
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(75.0mg、309μmol)及び1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−アミン(63.5mg、339μmol)から出発して、エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレートについて記載のものと同じ方法で、所望の生成物を得て、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)による精製後に所望の生成物39.3g(収率32%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.31分;MS(ESIpos):m/z=394[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.262(0.63)、2.029(15.61)、2.186(0.94)、2.212(3.56)、2.624(0.45)、2.649(16.00)、3.668(10.26)、3.702(0.53)、7.314(0.70)、7.332(1.84)、7.351(1.31)、7.422(2.39)、7.442(4.02)、7.460(2.08)、7.676(3.10)、7.695(2.67)、8.510(0.75)、9.507(1.53)。
実施例85
[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル][3−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−イル]メタノン
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(76.3mg、175μmol)及び3−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン塩酸塩(1:1)(62.9mg、350μmol、CAS1803588−53−5)から出発して、(±)−[シン−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物31mg(収率32%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=561[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.97)、0.870(3.38)、0.889(7.72)、0.908(3.53)、2.252(14.55)、2.287(0.88)、2.305(2.35)、2.324(2.58)、2.343(0.75)、2.692(14.95)、3.649(16.00)、4.464(3.92)、4.506(2.80)、7.359(2.03)、7.381(6.00)、7.403(2.72)、7.499(2.54)、7.512(2.82)、7.520(2.25)、7.534(1.86)、8.501(3.59)、9.485(1.74)。
実施例86
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(75.0mg、309μmol)及び1,4−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(63.5mg、339μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンについて記載のものと同じ方法で、所望の生成物を得て、30.1g(収率25%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.36分;MS(ESIpos):m/z=394[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.46)、0.008(0.42)、1.234(0.47)、1.262(0.45)、1.865(12.99)、2.224(14.72)、2.524(0.46)、2.642(15.91)、3.702(16.00)、5.754(0.49)、7.404(1.19)、7.456(2.84)、7.467(1.13)、7.473(4.00)、7.476(4.28)、7.482(2.22)、7.497(1.23)、7.500(1.40)、7.533(3.10)、7.551(3.34)、7.569(1.14)、8.485(2.75)、9.500(2.39)。
実施例87
エチル[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン(170mg、519μmol)及びエチル3−アセチル−4−オキソペンタノエート(91μL、520μmol)のメタノール(5.1mL、130mmol)中溶液を80℃で終夜攪拌した。冷却して室温とした後、沈殿を濾過し、メタノールで洗浄し、廃棄した。濾液を減圧下に濃縮し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物83mg(収率33%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.18分;MS(ESIpos):m/z=478[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.88(t、3H)、1.18(t、3H)、2.14(s、3H)、2.30(q、2H)、2.56(s、3H)、3.47(s、2H)、3.65(s、3H)、4.07(q、2H)、7.32(brs、1H)、7.36−7.42(m、2H)、7.46−7.54(m、2H)、8.44(s、1H)、9.36(s、1H)。
実施例88
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(97.9mg、403μmol)及び4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、443μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物110mg(収率61%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.50分;MS(ESIpos):m/z=432[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.02)、0.008(0.49)、1.074(0.45)、1.091(0.89)、1.109(0.45)、2.228(9.57)、2.524(0.71)、2.654(16.00)、2.669(1.15)、3.375(0.46)、3.392(0.44)、3.729(12.50)、7.301(2.29)、7.324(4.47)、7.341(0.99)、7.346(2.32)、7.879(2.27)、7.884(1.18)、7.892(2.53)、7.901(2.32)、7.909(1.04)、7.914(1.96)、8.537(1.96)、9.790(3.05)。
実施例89
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(97.9mg、403μmol)及び4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、443μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物85.5mg(収率49%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.51分;MS(ESIneg):m/z=430[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.99)、2.074(0.83)、2.227(14.88)、2.646(15.71)、3.773(16.00)、7.278(4.12)、7.409(1.96)、7.431(4.35)、7.454(2.46)、7.628(2.39)、7.642(2.63)、7.650(2.35)、7.659(0.92)、7.664(2.00)、8.507(3.60)、9.645(2.04)。
実施例90
N−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(84.1mg、403μmol)及び4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、443μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物91.0mg(収率57%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.20分;MS(ESIpos):m/z=398[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.190(11.74)、2.637(15.92)、3.728(16.00)、6.162(4.00)、7.301(2.37)、7.324(4.89)、7.346(2.64)、7.881(2.51)、7.895(2.90)、7.902(2.84)、7.916(2.36)、8.500(2.87)、9.688(4.45)。
実施例91
N−[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(84.1mg、403μmol)及び4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、443μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物120mg(収率68%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.15分;MS(ESIpos):m/z=398[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.189(14.34)、2.627(12.67)、3.772(16.00)、6.143(3.77)、7.261(4.40)、7.409(1.94)、7.431(4.27)、7.453(2.44)、7.629(2.37)、7.643(2.64)、7.651(2.31)、7.665(1.96)、8.470(4.06)、9.524(3.45)。
実施例92
2−[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール
エチル[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(70.0mg、147μmol)の脱水THF(2.5mL)中溶液を、0℃で水素化ジイソブチルアルミニウム/THF(810mL、810μmol、1M)で処理した。混合物を0℃で30分間攪拌し、次にメタノール(1mL)及び塩酸(1M)で希釈した。得られた混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物を分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物32.0mg(収率50%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.94分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.871(3.45)、0.886(7.66)、0.901(3.45)、1.356(0.49)、2.162(14.31)、2.285(0.81)、2.300(2.31)、2.315(2.23)、2.330(0.73)、2.521(1.83)、2.568(14.60)、3.411(1.04)、3.425(2.30)、3.436(2.26)、3.450(0.96)、3.648(16.00)、4.621(1.38)、4.631(3.12)、4.642(1.31)、7.303(2.21)、7.360(1.98)、7.365(0.76)、7.374(1.03)、7.378(4.28)、7.383(0.95)、7.392(0.84)、7.396(2.44)、7.501(2.41)、7.505(1.07)、7.512(2.67)、7.519(2.15)、7.525(0.89)、7.530(1.86)、8.427(3.24)、9.282(2.26)。
実施例93
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]ピリミジン−4−アミン
1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン(100mg、487μmol)及び4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(131mg、536μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物85.6mg(収率42%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.40分;MS(ESIpos):m/z=414[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.081(16.00)、2.182(7.54)、2.285(1.25)、6.760(1.87)、7.340(1.26)、7.361(2.56)、7.383(1.46)、7.601(1.27)、7.687(1.23)、7.823(2.44)、7.959(1.11)、9.057(0.72)。
実施例94
[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]メタノール
エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(51.0mg、113μmol)から出発して、2−[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノールの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=10%B、4.50分=20%B、15.50分=85%B、16.00−18.50分=100%B、18.75−22.00分=20%B)による精製後に、所望の生成物を得た(8.00mg、収率17%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.20分;MS(ESIpos):m/z=408[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.869(3.56)、0.888(8.08)、0.907(3.66)、1.091(0.40)、2.282(0.91)、2.300(2.68)、2.319(2.64)、2.338(0.88)、2.524(0.45)、2.652(13.24)、2.685(0.69)、3.650(16.00)、4.407(5.27)、4.422(5.44)、5.143(1.52)、5.158(3.03)、5.172(1.40)、6.282(3.59)、7.341(2.59)、7.357(2.04)、7.379(4.37)、7.401(2.65)、7.500(2.67)、7.506(1.21)、7.514(2.89)、7.522(2.43)、7.530(0.95)、7.535(1.96)、8.461(2.99)、9.365(2.83)。
実施例95
N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、432μmol)及び4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(116mg、476μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物76.2mg(収率40%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.53分;MS(ESIpos):m/z=440[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.133(0.94)、0.144(3.14)、0.148(3.27)、0.157(3.54)、0.161(3.00)、0.171(1.06)、0.486(0.81)、0.496(2.17)、0.499(2.17)、0.516(2.30)、0.531(0.72)、1.497(0.41)、1.510(0.83)、1.518(0.90)、1.531(1.53)、1.539(0.62)、1.544(0.84)、1.552(0.77)、2.298(16.00)、3.318(5.41)、6.772(4.86)、7.294(4.15)、7.354(2.25)、7.376(4.85)、7.398(2.73)、7.556(2.79)、7.570(3.24)、7.578(2.71)、7.592(2.27)、7.699(1.39)、7.835(2.89)、7.971(1.25)、8.475(4.38)、9.397(4.11)。
実施例96
N−[4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
4−シクロプロピル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、432μmol)及び4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(116mg、476μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造し、所望の生成物57.0mg(収率30%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.49分;MS(ESIpos):m/z=440[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.293(4.14)、0.703(6.11)、1.074(0.51)、1.091(1.01)、1.109(0.52)、1.645(3.58)、2.298(7.65)、3.164(0.66)、3.176(0.64)、3.375(0.58)、3.392(0.52)、3.632(16.00)、6.790(7.75)、7.243(6.27)、7.264(11.96)、7.286(6.81)、7.692(4.44)、7.828(9.04)、7.902(6.39)、7.964(4.49)、8.494(1.50)、9.549(2.34)。
実施例97
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、456μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(122mg、502μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物79.7mg(収率41%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.59分;MS(ESIpos):m/z=426[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.969(3.64)、0.988(7.84)、1.006(3.75)、2.214(3.11)、2.445(0.92)、2.463(2.44)、2.482(2.57)、2.649(13.05)、3.316(16.00)、7.248(1.88)、7.269(3.78)、7.291(2.08)、7.651(1.69)、7.666(2.26)、7.685(1.53)、8.504(0.73)、9.467(1.07)。
実施例98
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(35.0mg、168μmol)及び1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−アミン(50.0mg、184μmol)をN−メチルピロリドン(1.7mL)に溶かし、塩酸/1,4−ジオキサン(210μL、4.0M、840μmol)を加えた。反応容器を密閉し、反応混合物を、マイクロ波照射下に加熱して190℃として20時間経過させた。粗混合物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を白色粉末として得た(4.5mg、収率6%)。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.865(13.92)、2.023(0.20)、2.184(14.55)、2.327(0.20)、2.366(0.17)、2.622(13.33)、2.669(0.19)、2.709(0.15)、2.754(0.43)、3.710(16.00)、6.131(3.58)、7.377(2.01)、7.524(2.44)、7.545(3.66)、7.616(5.53)、7.638(3.45)、8.004(0.15)、8.025(0.14)、8.449(3.43)、9.397(3.15)。
実施例99
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、456μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(122mg、502μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B次にKINTEX−S−E)による精製後に、所望の生成物86.1mg(収率41%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.61分;MS(ESIpos):m/z=426[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.869(3.80)、0.888(8.48)、0.906(3.96)、2.219(14.98)、2.286(1.04)、2.305(2.98)、2.323(2.94)、2.342(0.97)、2.641(16.00)、3.315(11.15)、7.358(2.48)、7.367(2.62)、7.380(4.79)、7.402(2.70)、7.500(2.67)、7.514(3.06)、7.521(2.60)、7.535(2.03)、8.478(3.41)、9.453(2.59)。
実施例100
N−[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−インダゾール(78.9mg、322μmol)及び4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(80.0mg、355μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物75.0mg(収率52%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.26分;MS(ESIpos):m/z=434[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.594(11.62)、3.753(16.00)、7.311(2.39)、7.333(4.95)、7.356(4.48)、7.376(1.68)、7.571(1.43)、7.592(2.14)、7.610(1.30)、7.852(2.32)、7.872(2.18)、7.897(2.46)、7.911(2.84)、7.919(2.70)、7.933(2.27)、8.602(3.06)、8.730(2.64)、8.752(2.54)、9.697(4.13)。
実施例101
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波管に、N−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミントリフルオロアセテート(47.8mg、120μmol)、1−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(34μL、240μmol)及び酢酸カリウム(24.8mg、253μmol)を入れた。それらの固体をN,N−ジメチルアセトアミド(500μL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を3分間通すことで混合物を脱気した。1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン−塩化パラジウム(II)(3.63mg、6.01μmol)を加え、反応混合物をさらに1時間脱気した。容器を密閉し、150℃で16時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濾液を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(4.2mg、収率8%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.49分;MS(ESIpos):m/z=428[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.89(s、3H)、2.19(s、3H)、2.63(s、3H)、3.74(s、3H)、6.14(s、1H)、7.39(brs、1H)、7.73(d、2H)、7.90(d、2H)、7.915(3.63)、8.46(s、1H)、9.45(s、1H)。
実施例102
N−[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン(100mg、487μmol)及び1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−インダゾール(131mg、536μmol)から出発して、6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(1,4−ジメチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B次に方法3)による精製後に、所望の生成物25.2mg(収率12%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.47分;MS(ESIpos):m/z=414[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.106(16.00)、2.208(10.65)、7.309(1.19)、7.328(2.38)、7.347(3.01)、7.369(3.27)、7.391(1.87)、7.544(1.39)、7.564(2.16)、7.583(1.47)、7.617(1.80)、7.824(1.75)、7.844(1.48)、8.506(0.67)、8.735(2.04)、8.756(1.97)、8.866(4.21)。
実施例103
N−[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−(3−メチル−2H−インダゾール−2−イル)ピリミジン−4−アミン
N−[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造における反応混合物の位置異性体分離により、記載の位置異性体を得た。それの原料は、少量の位置異性体生成物を含んでいた。記述の生成物9.30mgを得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=414[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.007(0.47)、1.229(0.54)、2.079(0.54)、2.084(0.65)、2.114(16.00)、2.161(0.43)、2.209(8.30)、2.996(10.54)、7.038(0.68)、7.280(0.49)、7.308(0.64)、7.348(1.78)、7.366(3.24)、7.383(1.88)、7.613(1.20)、7.748(0.72)、7.764(0.73)、9.133(0.85)。
実施例104
[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]メタノール
エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(90.0mg、200μmol)のTHF(4.0mL)中溶液を、0℃で水素化ジイソブチルアルミニウム/THF(1.0mL、1.0M、1.0mmol)で処理した。反応混合物を0℃で30分間攪拌した。メタノール(1mL)及び塩酸水溶液(0.5M、1mL)を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物を分取HPLC(方法7)によって精製して、11.5mg(収率14%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.28分;MS(ESIpos):m/z=408[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.869(3.72)、0.888(8.29)、0.906(3.90)、1.091(0.50)、2.218(14.77)、2.282(1.03)、2.301(2.95)、2.320(2.90)、2.338(0.99)、3.659(16.00)、4.844(4.16)、4.859(4.32)、5.448(1.14)、5.464(2.32)、5.479(1.05)、6.315(4.43)、7.333(2.86)、7.359(1.92)、7.381(4.37)、7.403(2.66)、7.504(2.54)、7.518(2.93)、7.525(2.67)、7.539(2.04)、8.444(3.66)、9.402(2.99)。
実施例105
[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](ピペリジン−1−イル)メタノン
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(76.8mg、176μmol)及びピペリジン(35μL、350μmol)から出発して、(±)−[シン−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン(ラセミ体)の製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物58.6mg(収率66%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.08分;MS(ESIpos):m/z=503[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(3.08)、0.008(1.38)、0.872(3.59)、0.891(7.71)、0.909(3.47)、1.074(1.35)、1.091(2.71)、1.109(1.35)、1.474(1.22)、1.600(1.68)、2.159(14.51)、2.287(0.95)、2.305(2.45)、2.324(2.49)、2.343(0.72)、2.579(15.31)、3.357(0.85)、3.375(1.63)、3.392(1.54)、3.410(0.62)、3.572(0.65)、3.652(16.00)、7.359(2.58)、7.371(2.67)、7.381(4.82)、7.403(2.65)、7.500(2.76)、7.506(1.35)、7.514(3.01)、7.522(2.27)、7.536(1.87)、8.473(3.59)、9.427(2.19)。
実施例106
[1−エント(ent)−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](2−メチルピロリジン−1−イル)メタノン
ラセミ体[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](2−メチルピロリジン−1−イル)メタノンのサンプル(30mg、59.7μmol)を、キラルHPLC(カラム:Daicel Chiralpak IG;250×20mm、5μM、流量15mL/分、40℃、溶離液50%n−ヘプタン/50%エタノール+0.2%ジエチルアミン)を用いて分離して、[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](2−メチルピロリジン−1−イル)メタノンの第1の溶出エナンチオマー14.5mg(ラセミ体から収率48%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=503[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel Chiralcel 5μM 100×4.6mm、溶媒:50%n−ヘプタン/50%エタノール0.2%ジエチルアミン;40℃、1mL/分)Rt=10.1分、>99%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.91)、0.008(1.56)、0.872(4.07)、0.891(8.78)、0.910(4.05)、1.227(1.94)、1.241(1.97)、1.564(0.46)、1.874(0.51)、2.071(0.50)、2.168(6.28)、2.287(0.86)、2.306(2.49)、2.324(2.64)、2.343(0.80)、2.524(0.85)、2.590(8.69)、3.230(0.46)、3.653(16.00)、7.359(2.29)、7.374(2.18)、7.381(4.92)、7.403(2.74)、7.502(2.63)、7.507(1.12)、7.515(2.93)、7.523(2.31)、7.532(0.92)、7.537(1.96)、8.473(2.99)、9.418(2.25)。
旋光度:[α]=+46.1°(c=1.00、メタノール、589nm)。
実施例107
[1−エント(ent)−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](2−メチルピロリジン−1−イル)メタノン
ラセミ体[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](2−メチルピロリジン−1−イル)メタノンのサンプル(30mg、59.7μmol)を、キラルHPLC(カラム:Daicel Chiralpak IG;250×20mm、5μM、流量15mL/分、40℃、溶離液50%n−ヘプタン/50%エタノール+0.2%ジエチルアミン)を用いて分離して、[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](2−メチルピロリジン−1−イル)メタノンの第2の溶出エナンチオマー15.1mg(ラセミ体から収率50%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=503[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel Chiralcel 5μM 100×4.6mm、溶媒:50%n−ヘプタン/50%エタノール0.2%ジエチルアミン;40℃、1mL/分)Rt=12.8分、>99%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.871(4.20)、0.890(8.64)、0.908(4.03)、1.239(2.17)、1.563(0.51)、1.711(0.39)、1.873(0.56)、2.071(0.54)、2.167(6.71)、2.286(0.93)、2.305(2.56)、2.323(2.75)、2.589(8.94)、3.652(16.00)、4.149(0.43)、7.358(2.44)、7.380(4.97)、7.402(2.70)、7.500(2.67)、7.514(2.99)、7.522(2.33)、7.535(1.87)、8.472(3.61)、9.417(2.33)。
旋光度:[α]=−47.1°(c=1.00、メタノール、589nm)。
実施例108
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、487μmol)及び1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(125mg、536μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物39.2mg(収率19%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIpos):m/z=403[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.996(3.59)、1.014(7.84)、1.033(3.78)、2.323(12.75)、2.377(0.66)、2.573(0.97)、2.792(16.00)、2.825(0.61)、7.333(1.37)、7.355(2.54)、7.376(1.60)、7.487(0.49)、7.597(1.72)、7.611(2.23)、7.631(1.61)、8.546(2.12)、9.631(1.36)、12.862(0.55)。
実施例109
2−[1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
エチル1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(24.0mg、53.4μmol)をTHFに溶かし、得られた溶液を冷却して0℃とした。メチルマグネシウムブロミド(1.0M THF中溶液、210μL、210μmol)を加え、反応混合物を、攪拌しながら昇温させて環境温度とした。90分後、過剰のグリニャル試薬を飽和塩化アンモニウム水溶液で分解し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)90/10から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(11.8mg、収率51%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.25分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.149(0.49)、0.008(4.64)、0.146(0.47)、1.471(16.00)、1.853(7.70)、2.276(7.89)、2.328(0.47)、2.670(0.47)、2.715(8.25)、7.329(1.02)、7.355(1.08)、7.377(2.40)、7.399(1.40)、7.506(1.35)、7.519(1.52)、7.527(1.28)、7.541(1.03)、8.456(2.19)、9.411(1.58)。
実施例110
N−[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−インダゾール(78.9mg、322μmol)及び4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(80.0mg、355μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%B、次に方法8)後に、所望の生成物を得た(20mg、14%)。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6):δ[ppm]:2.60(s、3H)、3.80(s、3H)、7.31−7.40(m、2H)、7.44(t、2H)、7.58(t、1H)、7.64−7.70(m、2H)、7.85(d、1H)、8.58(s、1H)、8.71−8.79(m、1H)、9.53(s、1H)。
実施例111
2−[3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノール
N−[1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン(50.0mg、93.3μmol)を、塩酸/ジオキサン(4M、1.5mL)中にて室温で1時間攪拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、溶媒を減圧下に除去した。これを2回行って、所望の生成物41.9mg(定量的)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.32分;MS(ESIpos):m/z=422[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.876(4.03)、0.895(9.08)、0.913(4.21)、1.234(0.52)、2.195(16.00)、2.295(1.12)、2.313(3.33)、2.332(3.30)、2.351(1.10)、2.632(14.50)、3.569(2.31)、3.716(2.06)、3.731(4.89)、3.746(2.67)、3.911(2.62)、3.926(4.59)、3.941(1.96)、4.868(0.75)、5.756(0.71)、6.163(4.20)、7.354(2.05)、7.376(4.51)、7.398(2.64)、7.522(2.83)、7.536(3.86)、7.543(4.38)、7.557(2.69)、8.519(3.20)、9.742(0.42)。
実施例112
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、456μmol)及び1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(147mg、純度80%、502μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00.−27.00分=20%B、次に方法3)による精製後に、所望の生成物38.1mg(収率20%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.45分;MS(ESIneg):m/z=415[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.868(3.76)、0.887(7.82)、0.906(3.61)、2.289(1.22)、2.307(2.93)、2.336(14.26)、2.787(14.61)、3.651(16.00)、7.342(0.56)、7.359(2.04)、7.381(4.53)、7.402(2.74)、7.421(1.45)、7.462(0.89)、7.477(0.64)、7.499(2.73)、7.513(3.06)、7.520(2.44)、7.534(1.85)、7.781(0.45)、7.794(0.41)、8.147(0.42)、8.530(3.30)、9.611(1.43)。
実施例113
1−[1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン
エチル1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(24.0mg、53.4μmol)をTHFに溶かし、得られた溶液を冷却して0℃とした。メチルマグネシウムブロミド(1.0M THF中溶液、210μL、210μmol)を加え、反応混合物を、攪拌しながら昇温させて環境温度とした。90分後、過剰のグリニャル試薬を飽和塩化アンモニウム水溶液で分解し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)90/10から5/95)によって精製して、所望のケトンを収率8%で得た(1.7mg)。
LC−MS(方法11):Rt=1.29分;MS(ESIpos):m/z=420[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.86(s、3H)、2.45(brd、6H)、2.86(s、3H)、3.68(s、3H)、7.25−7.45(m、3H)、7.48−7.58(m、2H)、8.54(s、1H)、9.62(brs、1H)。
実施例114
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン(30.0mg、79.5μmol)及びトリエチルアミン(22μL、160μmol)のジクロロメタン(320μL、4.9mmol)中溶液を、メタンスルホニルクロライド(7.4μL、95μmol)で処理し、室温で終夜撹拌した。4−ジメチルアミノピリジン(1.94mg、15.9μmol)を加え、それを室温で1時間攪拌した。さらにアセトニトリル(600μL)中のメタンスルホニルクロライド(7.4μL、95μmol)を加えた。室温で1.5時間後、ピリジン(300μL)を加え、それを40℃で終夜攪拌した。再度、アセトニトリル0.6mL及びピリジン0.6mLを加え、それを40℃で終夜撹拌した。その後、さらにDMF0.3mL及び5当量のトリメチルアミンを加え、それを40℃で7時間及び室温で週末にわたり攪拌した。炭酸カリウム(33.0mg、238μmol)を加え、反応混合物を40℃で6.5時間、70℃で終夜及び100℃で5時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去した。残留物をアセトニトリル/水に懸濁させ、沈殿を濾過によって除去した。濾液を乾固させ、分取HPLC(方法:C18、250×30、流量50mL/分、運転時間:340分、210nmで検出、溶離液:A=水(0.05%ギ酸)、B=アセトニトリル、勾配40%B/60%A(6分)→95%B/5%A(28分)→95%B/5%A(38分)→34%B/76%A(39分))によって精製して、所望の生成物を得た(2.30mg、収率6%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.13分;MS(ESIpos):m/z=456[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.897(3.54)、0.909(7.44)、0.922(3.62)、1.296(0.57)、2.189(15.25)、2.335(0.96)、2.348(2.87)、2.360(2.79)、2.373(0.89)、2.639(0.52)、2.655(13.87)、3.477(16.00)、3.508(0.80)、3.910(1.07)、6.173(4.07)、7.303(1.93)、7.318(4.01)、7.332(2.27)、7.511(2.18)、7.519(2.59)、7.525(2.48)、7.534(2.03)、8.087(1.51)、8.597(4.39)、10.065(1.32)。
実施例115
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(105mg、405μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(108mg、445μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B、次に方法3)後に、所望の生成物88.5mg(純度96%、収率45%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.70分;MS(ESIpos):m/z=466[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.17−0.54(m、4H)、0.99(t、3H)、1.14−1.28(m、1H)、2.20(brs、3H)、2.40−2.49(m、2H)、2.64(s、3H)、3.80(brd、2H)、6.51(brs、1H)、7.27(t、2H)、7.69(brt、2H)、8.49(brs、1H)、9.42(brs、1H)。
実施例116
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(69.9mg、335μmol)及び1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、369μmol)を入れ、それをN−メチル−2−ピロリドン(2.6mL)に溶かし、塩酸のジオキサン中溶液(4M、0.4mL)で処理した。マイクロ波バイアルを密閉し、実験室マイクロ波装置において加熱して190℃として20時間経過させた。冷却して環境温度とし、揮発分を減圧下に除去した後、残留物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(7.6mg、収率5%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.28分;MS(ESIpos):m/z=444[M+H]+。
H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(3.48)、0.008(3.36)、0.146(0.42)、2.041(16.00)、2.072(0.98)、2.174(4.28)、2.198(0.92)、2.210(0.68)、2.328(0.45)、2.366(0.41)、2.631(14.18)、2.670(0.51)、2.710(0.43)、3.674(11.50)、3.704(1.33)、6.147(2.94)、7.420(3.09)、7.441(3.32)、7.804(3.37)、7.825(2.99)、8.473(0.96)、9.424(2.47)。
実施例117
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(61.1mg、251μmol)及び1,4−ジメチル−5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−アミン(75.0mg、277μmol)を入れ、それをNMP(2.6mL)に溶かし、塩酸のジオキサン中溶液(4M、0.3mL)で処理した。マイクロ波バイアルを密閉し、実験室マイクロ波装置において加熱して190℃として20時間経過させた。冷却して環境温度とし、揮発分を減圧下に除去した後、残留物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を白色粉末として得た(18.7mg、収率15%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.55分;MS(ESIpos):m/z=478[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.87(s、3H)、2.22(s、3H)、2.64(s、3H)、3.71(s、3H)、7.39−7.45(m、1H)、7.51−7.56(m、2H)、7.60−7.65(m、2H)、8.49(s、1H)、9.52(s、1H)。
実施例118
4−(3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波管に、N−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、353μmol)、4−ブロモベンゾニトリル(106mg、582μmol)及び酢酸カリウム(72.7mg、741μmol)を入れた。固体をN,N−ジメチルアセトアミド(1.2mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を3分間流すことで反応混合物を脱気した。1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン−パラジウム(II)クロライド(10.7mg、17.6μmol)を加え、反応混合物をさらに1分間脱気した。容器を密閉し、150℃で16時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濾液を分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)90/10から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(13.6mg、収率10%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.30分;MS(ESIneg):m/z=383[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.008(1.80)、1.885(13.27)、2.185(13.76)、2.328(0.59)、2.366(0.64)、2.523(1.83)、2.623(12.59)、2.670(0.60)、2.710(0.58)、3.737(16.00)、3.759(1.19)、6.135(3.52)、7.381(2.04)、7.699(4.01)、7.720(4.64)、7.818(0.85)、8.004(4.47)、8.024(3.96)、8.453(3.84)、9.435(2.84)。
実施例119
N−[1−シクロプロピル−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
1−シクロプロピル−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、408μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(93.6mg、448μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00.00−27.00分=20%B及び次に方法3)による精製後に、所望の生成物77.5mg(純度96%、収率44%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.53分;MS(ESIneg):m/z=416[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.54)、0.008(0.40)、0.867(2.27)、0.880(2.21)、0.885(2.17)、0.973(4.23)、0.992(9.50)、1.010(4.60)、1.040(2.21)、1.074(0.51)、1.091(0.67)、2.175(3.30)、2.436(0.96)、2.454(2.71)、2.473(2.73)、2.635(16.00)、3.358(0.44)、3.368(0.64)、3.375(1.09)、3.386(1.12)、3.393(1.04)、3.403(0.61)、6.144(2.91)、7.241(2.52)、7.263(5.20)、7.285(2.86)、7.639(1.70)、7.654(2.23)、7.660(2.15)、7.674(1.61)、8.471(0.88)、9.393(1.01)。
実施例120
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−シクロプロピル−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
1−シクロプロピル−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(110mg、448μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(120mg、493μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物9.40mg(純度100%、収率5%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.68分;MS(ESIpos):m/z=452[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.78−0.93(m、2H)、0.93−1.06(m、5H)、2.09−2.27(m、3H)、2.37−2.48(m、2H)、2.65(s、3H)、3.33−3.46(m、1H)、7.26(t、2H)、7.56−7.72(m、2H)、8.50(brs、1H)、9.49(brs、1H)。
実施例121
N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、386μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(88.5mg、424μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物95.5mg(純度98%、収率56%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.56分;MS(ESIneg):m/z=430[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.298(2.53)、0.309(2.69)、0.435(2.73)、0.454(2.86)、0.977(3.81)、0.995(8.34)、1.014(3.99)、1.176(0.41)、1.188(0.76)、1.195(0.73)、1.207(1.11)、1.219(0.70)、1.225(0.74)、2.171(2.98)、2.444(0.82)、2.463(2.16)、2.481(2.13)、2.630(16.00)、2.654(0.43)、2.684(0.45)、3.797(2.30)、3.813(2.29)、6.139(2.67)、7.255(2.44)、7.277(4.94)、7.299(2.70)、7.676(1.57)、7.690(2.26)、7.710(1.54)、8.459(0.74)、9.337(0.64)。
実施例122
メチル4−(3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾエート
マイクロ波管に、N−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、353μmol)、メチル4−ブロモベンゾエート(125mg、582μmol)及び酢酸カリウム(72.7mg、741μmol)を入れた。固体をN,N−ジメチルアセトアミド(1.2mL)に懸濁させ、懸濁液にアルゴン流を3分間流すことで反応混合物を脱気した。1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン−パラジウム(II)クロライド(10.7mg、17.6μmol)を加え、反応混合物をさらに1分間脱気した。容器を密閉し、150℃で16時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濾液を分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物を得た(13.6mg、収率10%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIneg):m/z=416[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.89(s、3H)、2.19(s、3H)、2.62(s、3H)、3.74(s、3H)、3.90(s、3H)、6.13(s、1H)、7.37(s、1H)、7.65(m、2H)、8.10(m、2H)、8.45(s、1H)、9.41(s、1H)。
実施例123
アゼチジン−1−イル[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(50.0mg、115μmol)及びアゼチジン(31μL、460μmol)から出発して、(±)−[シン−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン(ラセミ体)の製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物44.1mg(純度100%、収率81%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.77分;MS(ESIpos):m/z=475[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.23)、0.008(1.04)、0.869(3.43)、0.888(7.95)、0.907(3.53)、1.073(1.03)、1.091(2.13)、1.109(1.07)、2.202(0.53)、2.227(15.10)、2.241(2.09)、2.260(1.39)、2.284(0.92)、2.303(2.30)、2.322(2.31)、2.340(0.74)、2.524(0.58)、2.656(15.60)、3.375(1.07)、3.392(1.04)、3.650(16.00)、3.988(2.05)、7.358(2.61)、7.363(2.43)、7.374(1.28)、7.380(4.57)、7.397(0.86)、7.402(2.68)、7.499(2.55)、7.505(1.07)、7.513(2.83)、7.521(2.23)、7.529(0.87)、7.535(1.91)、8.482(2.83)、9.443(1.86)。
実施例124
(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(50.0mg、115μmol)及び3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩(1:1)(29.7mg、230μmol)から出発して、(±)−[シン−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン(ラセミ体)の製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物44.8mg(純度100%、収率76%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.94分;MS(ESIpos):m/z=511[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.02)、0.008(0.78)、0.871(3.50)、0.890(7.96)、0.908(3.57)、1.073(0.63)、1.091(1.27)、1.109(0.65)、2.261(14.32)、2.288(0.87)、2.306(2.35)、2.325(2.35)、2.344(0.75)、2.524(0.50)、2.697(15.46)、3.375(0.63)、3.392(0.63)、3.650(16.00)、4.430(3.42)、4.462(7.04)、4.493(3.12)、7.359(2.03)、7.364(0.90)、7.381(5.93)、7.398(1.06)、7.403(2.73)、7.500(2.58)、7.506(1.15)、7.513(2.89)、7.522(2.25)、7.530(0.91)、7.535(1.90)、8.499(2.69)、9.480(1.75)。
実施例125
2−[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−2−オール
アルゴン下に、エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(100mg、222μmol)をTHFに溶かした。0℃で、ブロモ(メチル)マグネシウム(780μL、1.0M、780μmol)を滴下した。反応混合物を0℃で2時間攪拌した。追加の3.5当量のメチルマグネシウムブロミドを加え、反応混合物を2時間攪拌した。次に、塩化アンモニウム溶液を用いて反応液を希釈した。次に、酢酸エチルを加えた。水層を酢酸エチルで2回抽出した。有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物65.9mg(純度100%、収率68%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.40分;MS(ESIneg):m/z=434[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.878(2.40)、0.897(5.40)、0.916(2.50)、1.091(0.49)、1.478(16.00)、2.204(9.48)、2.297(0.54)、2.315(1.51)、2.334(1.51)、2.352(0.50)、3.656(10.93)、6.281(3.81)、7.361(1.31)、7.383(2.92)、7.405(1.75)、7.441(0.72)、7.506(1.76)、7.520(1.99)、7.527(1.59)、7.541(1.29)、7.753(3.67)、8.538(2.05)、9.662(0.77)。
実施例126
[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](3−フルオロアゼチジン−1−イル)メタノン
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(50.0mg、115μmol)及び3−フルオロアゼチジン塩酸塩(1:1)(25.6mg、230μmol)から出発して、(±)−[シン−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン(ラセミ体)の製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物40.9mg(純度100%、収率72%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.79分;MS(ESIpos):m/z=493[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.89(t、3H)、2.24(s、3H)、2.28−2.39(m、2H)、2.67(s、3H)、3.65(s、3H)、3.90−4.17(m、2H)、4.33(brs、2H)、5.29−5.58(m、1H)、7.24−7.42(m、3H)、7.46−7.60(m、2H)、8.49(s、1H)、9.46(s、1H)。
実施例127
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−N,N,3,5−テトラメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(50.0mg、115μmol)及びN−メチルメタンアミン(230μL、2.0M、460μmol)から出発して、(±)−[シン−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン(ラセミ体)の製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物40.3mg(純度100%、収率76%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.75分;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.89(t、3H)、2.16(s、3H)、2.31(q、2H)、2.58(s、3H)、2.78−3.07(m、6H)、3.65(s、3H)、7.30−7.43(m、3H)、7.47−7.55(m、2H)、8.47(s、1H)、9.43(s、1H)。
実施例128
[3−(ジフルオロメチル)ピロリジン−1−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(50.0mg、115μmol)及び3−(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩(1:1)(36.2mg、230μmol)から出発して、(±)−[シン−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル][1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノン(ラセミ体)の製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物50.3mg(純度100%、収率81%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.89分;MS(ESIpos):m/z=539[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.89(t、3H)、1.78−2.11(m、2H)、2.18(s、3H)、2.26−2.39(m、2H)、2.60(s、3H)、2.64−2.89(m、1H)、3.33−3.70(m、7H)、5.88−6.38(m、1H)、7.31−7.43(m、3H)、7.47−7.58(m、2H)、8.48(s、1H)、9.43(s、1H)。
実施例129
N−[4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(90.0mg、326μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(74.9mg、359μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B及び次に方法4)後に、所望の生成物61.8mg(純度96%、収率41%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.52分;MS(ESIneg):m/z=446[M−H]−。
1H−NMR(600MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.19(s、3H)、2.60−2.66(m、3H)、4.48−4.69(m、2H)、6.16(s、1H)、6.27−6.54(m、1H)、7.03−7.24(m、1H)、7.30−7.39(m、2H)、7.85−7.97(m、2H)、8.50(s、1H)、9.73(s、1H)。
実施例130
N−[4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(95.0mg、345μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(92.2mg、379μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、所望の生成物78.2mg(純度98%、収率46%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.66分;MS(ESIpos):m/z=482[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.22(s、3H)、2.60−2.71(m、3H)、4.49(td、2H)、6.12−6.53(m、1H)、7.33−7.49(m、3H)、7.53−7.63(m、2H)、8.53(s、1H)、9.80(s、1H)。
実施例131
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(70.0mg、335μmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(147mg、671μmol)を、NMP(700μL)の入ったフラスコに入れる。室温で、塩酸水溶液(84μL、12M、1.0mmol)を加え、反応混合物をマイクロ波装置において1時間加熱して200℃とする。反応混合物を、分取HPLC(Chromatorex C1810μ125×40mm勾配A=水+0.5%ギ酸、B=アセトニトリル、0分=5%B、3分25%B洗浄、次に注入、3分25%B、20分=75%B、20.1分=95%B、25分=95%B、25.1分=終了、流量75mL/分、210nmで検出)によって直接精製して、29.0mg(純度100%、収率22%)を所望の生成物として得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.42分;MS(ESIneg):m/z=390[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(2.23)、0.007(2.04)、0.845(3.98)、0.864(8.90)、0.882(4.12)、2.172(16.00)、2.212(15.63)、2.254(0.97)、2.273(2.74)、2.292(2.69)、2.311(0.89)、2.329(0.40)、2.627(15.30)、5.754(0.76)、6.125(4.08)、7.113(0.54)、7.133(1.12)、7.155(0.66)、7.222(0.99)、7.245(1.03)、7.295(1.10)、7.311(1.31)、7.332(0.92)、7.459(0.61)、8.461(3.10)、9.360(1.06)、12.511(0.57)。
実施例132
N−[4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(95.0mg、345μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(79.1mg、379μmol)から出発して、N−[4−シクロプロピル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−インダゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミンの製造で記載の方法と同様の方法で、記載の生成物を製造して、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:45mL/分/溶離液:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=70%B、15.50分=85%B、16.00−23.00分=100%B、23.00−27.00分=20%B及び次に方法4)による精製後に、所望の生成物74.3mg(純度100%、収率48%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.51分;MS(ESIpos):m/z=448[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.19(s、3H)、2.63(s、3H)、4.49(td、2H)、6.14(s、1H)、6.23−6.53(m、1H)、7.38(s、1H)、7.44(t、2H)、7.59(dd、2H)、8.49(s、1H)、9.71(s、1H)。
実施例133
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1,5,6,7−テトラヒドロ−4H−インダゾール−4−オン
丸底フラスコ中、アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1,5,6,7−テトラヒドロ−4H−インダゾール−4−オン(300mg、1.14mmol)を1,4−ジオキサン(3.0mL)に溶かし、ナトリウムフェノレート(181mg、1.56mmol)を加えた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(14.3mg、15.6μmol)、XantPhos(18.0mg、31.1μmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(228mg、1.04mmol)を加えた。反応混合物を加熱して90℃とし、終夜高撹拌した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×30mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(148mg、収率32%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.06分;MS(ESIpos):m/z=446[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.89(t、3H)2.04−2.12(m、2H)2.27−2.35(m、2H)2.38−2.46(m、5H)3.39−3.47(m、2H)3.66(s、3H)7.34−7.42(m、2H)、7.43(s、1H)、7.46−7.58(m、2H)8.47−8.56(m、1H)9.48−9.59(m、1H)
実施例134
(±)−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−4−オール(ラセミ体)
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1,5,6,7−テトラヒドロ−4H−インダゾール−4−オン(34.5mg、77.4μmol)をテトラヒドロフラン(0.73mL)に溶かし、冷却して0℃とし、MeMgBr/テトラヒドロフラン(1.0M、310μL、310μmol)を滴下した。反応混合物を環境温度で20分間攪拌した。それを再冷却して0℃とし、さらにMeMgBr 150μL(1.0M、150μL、150μmol)を加えた。氷浴を外し、反応混合物を環境温度で20分間攪拌した。次に、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることでそれを反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相層を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(KP−Sil 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配(12−100%、10CV)及び酢酸エチル(100%、7CV))によって精製して、所望の生成物を得た(19mg、収率53%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.03分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(1.20)、−0.008(10.10)、0.008(8.65)、0.146(1.12)、0.862(3.46)、0.881(7.96)、0.900(3.56)、1.157(3.69)、1.175(7.58)、1.193(3.82)、1.398(2.77)、1.408(11.45)、1.701(3.76)、1.919(0.61)、1.988(13.89)、2.274(0.86)、2.292(2.59)、2.313(15.92)、2.328(1.58)、2.366(0.48)、2.524(2.03)、2.670(0.76)、2.710(0.48)、3.061(2.34)、3.075(1.25)、3.650(16.00)、4.003(1.07)、4.021(3.28)、4.039(3.26)、4.056(1.04)、4.686(5.42)、5.754(1.04)、7.293(2.70)、7.358(1.98)、7.380(4.50)、7.402(2.72)、7.498(2.57)、7.512(2.85)、7.520(2.31)、7.534(1.96)、8.398(3.46)、9.279(2.70)。
実施例135
4−(3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(3−アミノ−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(100mg、504μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(95.7mg、459μmol)及びナトリウムフェノレート(79.9mg、688μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.46mg、5.96μmol)及びXantPhos(7.96mg、13.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物(26mg、収率13%)を、それの位置異性体カップリング生成物(6.3mg、収率3%)とともに得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.27分;MS(ESIneg):m/z=369[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.66)、0.008(1.32)、2.115(14.73)、2.173(15.69)、2.228(0.83)、2.243(0.69)、2.524(0.77)、2.628(16.00)、2.664(0.73)、2.678(0.94)、6.131(2.87)、7.455(0.77)、7.803(1.42)、7.822(1.81)、7.899(0.69)、7.972(1.91)、7.991(1.52)、8.467(1.59)、9.445(1.27)、13.107(1.30)。
実施例136
エチル1−(6−{[5−(4−シアノフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、(100mg、504μmol)、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(156mg、555μmol)及びナトリウムフェノレート(87.8mg、757μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をアルゴンで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.01mg、6.56μmol)及びXantPhos(8.76mg、15.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物(30.3mg、収率13%)を、位置異性体カップリング生成物(6.2mg、収率3%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.96分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.47)、−0.008(4.24)、0.008(3.91)、0.146(0.47)、1.288(6.31)、1.306(13.40)、1.324(6.60)、1.647(1.03)、2.119(13.50)、2.372(16.00)、2.898(15.22)、4.228(1.81)、4.245(5.69)、4.263(5.66)、4.281(1.80)、7.368(0.79)、7.385(0.81)、7.398(0.99)、7.488(0.58)、7.821(1.73)、7.856(0.68)、7.872(0.47)、7.969(1.96)、8.550(2.08)、9.666(0.94)、13.129(0.98)。
実施例137
4−(3−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(3−アミノ−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(100mg、504μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(135mg、555μmol)及びナトリウムフェノレート(87.8mg、757μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.01mg、6.56μmol)及びXantPhos(8.76mg、15.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物(26.8mg、収率13%)を、それの位置異性体カップリング生成物(5.8mg、収率3%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.10分;MS(ESIpos):m/z=405[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.150(0.73)、−0.008(6.39)、0.008(5.90)、0.146(0.70)、2.115(13.04)、2.211(13.77)、2.328(0.51)、2.366(0.48)、2.646(16.00)、2.710(0.46)、7.341(0.53)、7.381(0.64)、7.465(1.13)、7.478(1.16)、7.780(0.67)、7.798(2.87)、7.819(3.60)、7.905(1.13)、7.973(3.35)、7.993(2.66)、8.501(2.25)、9.572(2.12)、13.122(1.99)。
実施例138
1−[1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]シクロプロパノール
火炎乾燥したシュレンク管中、エチル1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(30.0mg、66.7μmol)をテトラヒドロフラン(630μL、7.7mmol)に溶かし、得られた溶液を冷却して0℃とした。チタンテトライソプロポキシド(22μL、73μmol)を注射器によってゆっくり加えた。5分後、エチルマグネシウムブロミドの溶液(1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、230μL、230μmol)を滴下し、反応混合物を0℃で3時間攪拌した。氷浴を外し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることでそれを反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×40mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、凍結乾燥後に所望の生成物を得た(4.4mg、収率15%)。
LC−MS(方法10):Rt=1,77分;MS(ESIpos):m/z=434[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.006(2.48)、0.645(1.48)、0.654(4.27)、0.658(3.94)、0.667(1.54)、0.932(1.65)、0.940(4.25)、0.944(3.82)、0.954(1.33)、1.848(14.25)、2.276(15.49)、2.362(0.78)、2.635(0.51)、2.702(16.00)、3.928(1.77)、7.361(3.65)、7.379(5.00)、7.397(2.75)、7.512(2.82)、7.523(3.14)、7.529(2.55)、7.540(2.09)、8.452(4.04)、9.396(2.97)。
実施例139
6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(80.0mg、390μmol)、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(120mg、429μmol)及びナトリウムフェノレート(67.9mg、585μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.64mg、5.07μmol)及びXantPhos(6.77mg、11.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を白色粉末として得た(57mg、収率32%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.31分;MS(ESIpos):m/z=448[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.017(16.00)、2.073(1.20)、2.280(2.24)、2.328(0.43)、2.680(1.03)、3.664(7.81)、7.247(1.79)、7.269(3.60)、7.291(2.03)、7.698(1.37)、7.713(1.96)、7.730(1.32)、7.901(1.10)、8.032(2.19)、8.163(1.02)、8.528(0.43)、9.677(0.67)。
実施例140
6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、523μmol)、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(161mg、575μmol)及びナトリウムフェノレート(91.1mg、784μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.23mg、6.80μmol)及びXantPhos(9.08mg、15.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物(11.8mg、収率4%)を白色粉末として、位置異性体カップリング生成物(26.0mg、収率11%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=434[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.08(s、3H)、2.27(s、3H)、7.32−7.39(m、2H)、7.44−7.61(m、1H)、7.60−7.66(m、2H)、8.04(t、J=51.4Hz、1H)、8.52(s、1H)、9.72(brs、1H)、12.88(brs、1H)。
実施例141
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(1.50g、7.21mmol)の1,4−ジオキサン(34mL)中溶液を、アルゴンで脱気し、加熱して内部温度85℃とした。その加熱された溶液に、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(2.00g、7.93mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(198mg、216μmol)、Xantphos(229mg、432μmol)及び最後にナトリウムフェノレート(920mg、7.93mmol)を加え、その後、85℃でさらに30分間加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(11mL)に加え、その溶液を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を飽和炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配10%から80%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 100g)によって精製し、残留物をペンタンで洗浄して、所望の生成物2.04g(純度100%、収率67%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.14分;MS(ESIpos):m/z=425[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.306(2.74)、0.318(3.02)、0.433(2.68)、0.453(2.86)、1.177(0.42)、1.191(0.78)、1.198(0.71)、1.209(1.08)、1.222(0.68)、1.229(0.72)、2.063(16.00)、2.171(3.52)、2.629(15.52)、3.861(2.69)、3.878(2.64)、5.754(0.46)、6.145(3.06)、7.886(1.12)、7.907(11.00)、7.934(1.02)、8.461(0.80)、9.420(0.95)。
実施例142
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(100mg、396μmol)、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(107mg、436μmol)及びナトリウムフェノレート(69.0mg、594μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.72mg、5.15μmol)及びXantPhos(6.88mg、11.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(31mg、収率15%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.18分;MS(ESIpos):m/z=461[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.26−0.35(m、2H)、0.40−0.49(m、2H)、1.14−1.27(m、1H)、2.03−2.10(m、3H)、2.19−2.38(m、3H)、3.80−3.94(m、2H)、6.79(s、1H)、7.64−7.99(m、5H)、8.27−8.71(m、1H)、9.37−9.90(m、1H)。
実施例143
N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(79.0mg、379μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(120mg、純度90%、416μmol)及びナトリウムフェノレート(65.9mg、568μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.7mL、32mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.51mg、4.92μmol)及びXantphos(6.57mg、11.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(84.0mg、51%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.44分;MS(ESIpos):m/z=432[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.90)、0.008(0.76)、0.184(0.66)、0.196(2.68)、0.210(2.82)、0.222(0.79)、0.420(0.93)、0.431(2.52)、0.435(2.59)、0.440(1.38)、0.451(2.68)、0.454(2.54)、0.466(0.78)、0.869(3.83)、0.888(8.83)、0.907(3.96)、1.033(0.63)、1.040(0.63)、1.052(0.99)、1.064(0.59)、1.070(0.60)、2.168(16.00)、2.285(0.93)、2.303(2.74)、2.322(2.75)、2.341(0.87)、2.524(0.40)、2.628(14.84)、3.759(4.68)、3.776(4.61)、6.125(3.96)、7.354(2.04)、7.377(4.90)、7.399(3.06)、7.469(2.92)、7.475(1.31)、7.483(3.30)、7.491(2.54)、7.500(0.99)、7.505(2.08)、7.595(0.68)、8.456(3.32)、9.399(3.28)。
実施例144
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(92.0mg、379μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(120mg、純度90%、416μmol)及びナトリウムフェノレート(65.9mg、568μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.7mL、32mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.51mg、4.92μmol)及びXantphos(6.57mg、11.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物を得た(72.0mg、41%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.72分;MS(ESIpos):m/z=466[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.02)、0.008(0.94)、0.204(2.11)、0.215(2.23)、0.423(0.76)、0.433(2.11)、0.437(2.18)、0.453(2.25)、0.468(0.65)、0.868(3.19)、0.887(7.26)、0.905(3.27)、1.030(0.57)、1.037(0.56)、1.049(0.85)、1.061(0.52)、1.067(0.52)、2.206(14.04)、2.289(0.76)、2.307(2.14)、2.326(2.20)、2.345(0.69)、2.649(16.00)、3.758(3.91)、3.776(3.85)、7.355(1.78)、7.377(4.33)、7.399(2.75)、7.469(2.53)、7.475(1.19)、7.483(2.87)、7.491(2.22)、7.505(1.78)、8.493(3.22)、9.531(2.05)。
実施例145
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(106mg、379μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(120mg、純度90%、416μmol)及びナトリウムフェノレート(65.9mg、568μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.7mL、32mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.51mg、4.92μmol)及びXantphos(6.57mg、11.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物を得た(82.0mg、43%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.58分;MS(ESIpos):m/z=504[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.50)、0.192(2.20)、0.204(2.31)、0.412(0.79)、0.423(2.28)、0.426(2.27)、0.443(2.39)、0.458(0.65)、0.873(3.22)、0.892(7.18)、0.910(3.31)、1.028(0.60)、1.035(0.59)、1.047(0.92)、1.058(0.54)、1.065(0.57)、1.289(4.41)、1.307(9.29)、1.324(4.50)、2.296(0.76)、2.314(2.05)、2.333(2.10)、2.367(13.94)、2.905(16.00)、3.756(3.98)、3.773(3.91)、4.228(1.32)、4.246(4.14)、4.264(4.09)、4.281(1.28)、7.355(1.79)、7.377(4.26)、7.399(2.67)、7.469(2.57)、7.483(2.94)、7.491(2.20)、7.505(1.77)、8.539(3.05)、9.625(1.56)。
実施例146
(rac)−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4−オール
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン(46.0mg、107μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、20℃の水浴で冷却した。メチルマグネシウムブロミドの溶液(1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、430μL、430μmol)を滴下した。20℃で30分間攪拌後、第2のメチルマグネシウムブロミド(1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、250μL、250μmol)を加えた。反応混合物を環境温度で20分間攪拌してから、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることで反応停止した。それを酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(KP Sil 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配70/30から0/100 10CV、0/100 5CV、流量:36mL/分)によって精製した。生成物含有分画を合わせ、濃縮し、真空乾燥して、所望の生成物を得た(34mg、収率66%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.29分;MS(ESIneg):m/z=446[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.21(s、3H)、2.24−2.38(m、2H)、2.40−2.48(m、1H)、2.90−3.22(m、2H)、3.66(s、3H)、4.95(s、1H)、7.22(s、1H)、7.31−7.60(m、4H)、8.39(s、1H)、9.31(s、1H)。
実施例147
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(88.6mg、315μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(120mg、純度75%、347μmol)及びナトリウムフェノレート(54.9mg、473μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL、26mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.76mg、4.10μmol)及びXantphos(5.48mg、9.46μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(75.0mg、47%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.55分;MS(ESIpos):m/z=504[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.297(3.93)、0.307(3.97)、0.436(4.33)、0.456(4.33)、0.974(5.80)、0.993(11.75)、1.012(5.63)、1.091(0.53)、1.174(0.73)、1.187(1.25)、1.194(1.23)、1.205(1.69)、1.217(1.14)、1.223(1.14)、1.235(0.67)、1.287(4.85)、1.304(8.86)、1.322(4.54)、2.369(2.80)、2.461(3.89)、2.479(4.21)、2.912(16.00)、3.798(3.41)、3.813(3.27)、4.227(1.72)、4.245(4.29)、4.262(4.15)、4.280(1.49)、7.254(3.49)、7.276(6.81)、7.298(3.80)、7.671(2.52)、7.686(3.35)、7.703(2.22)、8.523(0.59)、9.483(0.54)。
実施例148
6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(88.0mg、315μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(120mg、純度75%、347μmol)及びナトリウムフェノレート(54.9mg、473μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL、26mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.76mg、4.10μmol)及びXantphos(5.48mg、9.46μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物を得た(62.0mg、39%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.60分;MS(ESIpos):m/z=502[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.300(4.54)、0.434(5.29)、0.453(5.45)、0.969(7.46)、0.988(16.00)、1.007(7.69)、1.091(0.40)、1.195(2.11)、2.288(2.75)、2.367(0.84)、2.456(3.77)、2.476(4.00)、2.670(0.66)、2.711(0.54)、3.806(3.68)、7.256(4.08)、7.278(8.28)、7.300(4.79)、7.688(3.57)、7.904(2.41)、8.036(4.82)、8.167(2.16)、8.494(0.70)、9.547(0.63)。
実施例149
エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
丸底フラスコに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(1.00g、3.96mmol)、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(1.22g、4.36mmol)及びナトリウムフェノレート(506mg、4.36mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(47.2mg、51.5μmol)及びXantPhos(68.8mg、119μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50g、勾配シクロヘキサン/酢酸エチル88/12から0/100)によって精製して、所望の生成物を得た(917mg、収率47%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.54分;MS(ESIpos):m/z=497[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.42)、−0.008(3.61)、0.008(3.11)、0.146(0.42)、0.307(2.56)、0.320(2.84)、0.436(2.57)、0.456(2.76)、1.157(0.91)、1.175(1.98)、1.193(1.58)、1.199(0.74)、1.211(1.11)、1.231(0.71)、1.288(3.61)、1.306(7.36)、1.323(3.69)、1.398(2.60)、1.988(3.20)、2.064(16.00)、2.328(0.77)、2.376(2.12)、2.670(0.52)、2.911(12.61)、3.568(2.16)、3.865(2.23)、3.882(2.21)、4.021(0.75)、4.039(0.77)、4.229(1.08)、4.247(3.23)、4.265(3.23)、4.282(1.07)、7.885(0.77)、7.907(13.79)、7.931(0.82)、8.534(0.44)、9.582(0.41)。
実施例150
4−[5−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(100mg、396μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(106mg、436μmol)及びナトリウムフェノレート(69.0mg、594μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.72mg、5.15μmol)及びXantPhos(6.88mg、11.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法4)によって精製して、低純度生成物分画(102mg)を得た。ジメチルスルホキシド中に溶解させようとしたら、白色固体が残り、それを濾去した。濾液を、分取HPLC(方法8)によってさらに精製して、所望の生成物を得た(51mg、収率27%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.54分;MS(ESIpos):m/z=459[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.32)、0.008(2.05)、0.303(2.08)、0.315(2.29)、0.431(2.13)、0.451(2.29)、1.187(0.59)、1.194(0.56)、1.206(0.89)、1.218(0.53)、1.224(0.55)、2.061(14.73)、2.211(2.16)、2.523(0.98)、2.648(16.00)、2.670(0.55)、3.860(1.98)、3.878(1.93)、7.887(0.74)、7.907(10.23)、7.932(0.67)、8.495(0.46)、9.518(0.44)。
実施例151
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(143mg、511μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(138mg、562μmol)及びナトリウムフェノレート(88.9mg、766μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.3mL、27mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.08mg、6.64μmol)及びXantphos(8.86mg、15.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%)によって精製して、所望の生成物を得た(34.7mg、14%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.61分;MS(ESIpos):m/z=490[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(3.04)、0.008(1.96)、0.201(1.87)、0.213(1.91)、0.407(0.87)、0.418(2.07)、0.422(2.16)、0.438(2.12)、0.453(0.59)、1.029(0.54)、1.049(0.82)、1.289(4.51)、1.307(9.63)、1.325(4.58)、1.504(0.77)、1.860(8.28)、2.002(0.48)、2.328(0.55)、2.370(13.74)、2.523(1.50)、2.670(0.54)、2.905(16.00)、3.802(3.69)、3.819(3.71)、4.229(1.29)、4.246(4.18)、4.264(4.11)、4.282(1.29)、7.355(1.79)、7.377(4.20)、7.400(2.64)、7.477(2.61)、7.483(1.24)、7.491(2.83)、7.499(2.26)、7.513(1.84)、8.544(2.66)、9.669(1.89)。
実施例152
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(112mg、399μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(108mg、439μmol)及びナトリウムフェノレート(69.4mg、598μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.8mL、21mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.75mg、5.18μmol)及びXantphos(6.92mg、12.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%)によって精製して、所望の生成物を得た(133mg、68%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.59分;MS(ESIpos):m/z=490[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.294(2.81)、0.306(3.08)、0.426(2.83)、0.446(3.02)、1.073(0.47)、1.091(0.94)、1.109(0.47)、1.167(0.43)、1.180(0.79)、1.186(0.75)、1.198(1.16)、1.216(0.75)、1.230(0.43)、1.287(3.77)、1.304(7.56)、1.322(3.86)、2.009(16.00)、2.368(2.59)、2.388(2.94)、2.910(13.62)、2.933(1.71)、3.375(0.51)、3.392(0.49)、3.830(2.49)、3.847(2.46)、4.228(1.20)、4.245(3.43)、4.263(3.47)、4.280(1.24)、7.252(2.49)、7.274(5.14)、7.296(2.81)、7.312(0.56)、7.711(1.73)、7.726(2.31)、7.746(1.59)、8.533(0.51)、10.193(0.66)。
実施例153
エチル1−(6−{[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(121mg、429μmol)、4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(126mg、472μmol)及びナトリウムフェノレート(74.8mg、644μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.9mL、22mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.11mg、5.58μmol)及びXantphos(7.45mg、12.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%)によって精製して、所望の生成物を得た(105mg、44%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.71分;MS(ESIpos):m/z=510[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.197(1.02)、0.209(3.23)、0.221(3.24)、0.233(0.90)、0.436(1.20)、0.447(2.91)、0.450(2.97)、0.467(2.96)、0.482(0.86)、1.054(0.48)、1.066(0.80)、1.073(0.83)、1.085(1.11)、1.092(0.77)、1.103(0.70)、1.290(4.80)、1.308(9.29)、1.326(4.52)、2.377(14.64)、2.911(16.00)、3.893(4.78)、3.911(4.59)、4.230(1.56)、4.248(4.26)、4.266(4.09)、4.284(1.30)、7.407(2.23)、7.429(4.61)、7.451(2.68)、7.518(1.20)、7.586(2.88)、7.600(3.19)、7.608(2.69)、7.622(2.14)、8.573(3.31)、9.806(3.24)。
実施例154
4−[5−({6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(200mg、793μmol)、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(243mg、872μmol)及びナトリウムフェノレート(101mg、872μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.44mg、10.3μmol)及びXantPhos(13.8mg、23.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(KPSil 25g、勾配シクロヘキサン/酢酸エチル90/10から40:60)によって精製して、所望の生成物(110mg、収率26%)を得て、それを高真空下に1晩乾燥させた。
LC−MS(方法10):Rt=2.40分;MS(ESIpos):m/z=495[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.26−0.38(m、2H)、0.41−0.50(m、2H)、1.12−1.30(m、1H)、2.06(s、3H)、2.18−2.38(brs、3H)、3.79−3.95(m、2H)、7.91(s、4H)、7.87−8.20(m、1H)、8.34−8.84(m、1H)、9.40−10.06(m、1H)。
実施例155
エチル1−(6−{[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(200mg、712μmol)、4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(172mg、784μmol)及びナトリウムフェノレート(91.0mg、784μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.3mL、39mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.48mg、9.26μmol)及びXantphos(12.4mg、21.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%))によって精製して、所望の生成物を得た(194mg、54%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.30分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.972(4.73)、0.991(10.20)、1.009(4.99)、1.289(4.19)、1.307(8.39)、1.324(4.25)、2.378(3.04)、2.448(1.27)、2.466(3.16)、2.632(0.44)、2.915(16.00)、3.644(12.19)、3.675(0.53)、4.230(1.29)、4.247(3.79)、4.265(3.77)、4.283(1.31)、7.247(2.63)、7.269(5.31)、7.291(2.96)、7.342(1.37)、7.382(1.53)、7.465(2.40)、7.478(1.55)、7.489(0.48)、7.649(2.07)、7.663(2.75)、7.669(2.67)、7.684(1.97)、7.782(1.44)、7.794(1.37)、7.807(1.10)、7.813(1.20)、7.821(1.27)、8.544(0.78)、9.540(0.99)。
実施例156
エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(125mg、445μmol)、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(130mg、490μmol)及びナトリウムフェノレート(77.5mg、668μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.30mg、5.79μmol)及びXantphos(7.73mg、13.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelute NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物を得た(117mg、49%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.37分;MS(ESIpos):m/z=511[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.312(3.56)、0.322(3.61)、0.447(3.88)、0.467(3.96)、0.982(0.94)、0.994(5.34)、1.013(11.32)、1.032(5.43)、1.158(0.48)、1.176(0.96)、1.187(0.70)、1.199(1.17)、1.206(1.11)、1.218(1.65)、1.233(1.29)、1.249(0.71)、1.289(4.70)、1.306(9.22)、1.324(4.73)、1.990(1.33)、2.360(2.77)、2.369(2.45)、2.405(1.78)、2.915(16.00)、2.953(1.28)、3.833(3.02)、3.848(2.93)、4.229(1.41)、4.247(4.01)、4.264(4.04)、4.282(1.50)、7.827(0.41)、7.865(1.87)、7.887(7.59)、7.898(12.40)、7.919(2.82)、7.941(0.83)、8.525(0.65)、9.539(0.55)。
実施例157
4−[5−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(125mg、514μmol)、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(151mg、566μmol)及びナトリウムフェノレート(89.5mg、771μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.12mg、6.68μmol)及びXantphos(8.93mg、15.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(154mg、60%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.66分;MS(ESIpos):m/z=473[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.310(3.07)、0.319(3.06)、0.446(3.43)、0.465(3.34)、0.993(4.36)、1.012(8.85)、1.030(4.44)、1.092(0.60)、1.185(0.61)、1.197(0.99)、1.205(0.98)、1.216(1.31)、1.227(0.95)、1.234(0.95)、2.213(2.52)、2.647(16.00)、3.832(2.79)、3.847(2.61)、5.756(2.06)、7.869(1.77)、7.890(6.58)、7.899(9.32)、7.919(1.99)、8.489(0.65)、9.480(0.56)。
実施例158
エチル1−(6−{[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(81.4mg、290μmol)、4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(84.8mg、319μmol)及びナトリウムフェノレート(50.5mg、435μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL、15mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.45mg、3.77μmol)及びXantphos(5.04mg、8.70μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%)によって精製して、所望の生成物を得た(67.0mg、45%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.50分;MS(ESIpos):m/z=510[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.318(0.67)、0.330(2.81)、0.343(3.10)、0.355(0.96)、0.453(0.84)、0.463(2.49)、0.466(2.41)、0.483(2.66)、0.498(0.59)、1.158(1.45)、1.176(2.94)、1.194(1.59)、1.203(0.40)、1.216(0.69)、1.223(0.68)、1.234(1.09)、1.246(0.66)、1.254(0.68)、1.292(4.37)、1.309(9.05)、1.327(4.48)、1.989(5.37)、2.385(6.60)、2.920(16.00)、2.959(0.50)、3.900(3.00)、3.918(2.99)、4.004(0.45)、4.021(1.31)、4.039(1.31)、4.057(0.45)、4.234(1.31)、4.251(3.99)、4.269(3.96)、4.287(1.26)、7.309(2.28)、7.331(4.62)、7.353(2.49)、7.896(2.15)、7.910(2.49)、7.918(2.40)、7.932(2.04)、8.570(1.50)、9.807(1.22)。
実施例159
2−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(5.00g、純度95%、9.70mmol)を、アルゴン雰囲気下にテトラヒドロフラン(200mL)に溶かし、得られた溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(3.0M、16mL、49mmol)を滴下し、反応混合物をゆっくり環境温度に到達させ、終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%、50mL)で反応停止し、攪拌を30分間続けた。水(200mL)でさらに希釈した後、それを酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(340gシリカゲル、シクロヘキサン/酢酸エチル1:1)によって精製して、所望の生成物を白色固体として得た(2.95g、収率64%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.38分;MS(ESIneg):m/z=474[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.67)、0.008(0.83)、0.280(0.45)、0.293(1.95)、0.305(2.17)、0.316(0.65)、0.424(1.88)、0.443(2.02)、1.158(2.16)、1.175(4.48)、1.186(0.60)、1.193(2.57)、1.209(0.50)、1.217(0.50)、1.465(16.00)、1.989(7.83)、2.005(11.66)、2.265(2.42)、2.743(11.95)、3.826(1.94)、3.844(1.91)、4.003(0.64)、4.021(1.85)、4.039(1.84)、4.057(0.61)、4.855(3.26)、7.249(1.70)、7.271(3.50)、7.293(1.90)、7.709(1.39)、7.723(1.71)、7.730(1.67)、7.744(1.30)、8.461(0.53)、9.361(0.65)。
実施例160
2−[1−(6−{[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
エチル1−(6−{[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(93.0mg、182μmol)のテトラヒドロフラン(3.0mL、37mmol)中溶液を、0℃でブロモ(メチル)マグネシウム(210μL、3.0M、640μmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物44.4mg(49%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.49分;MS(ESIpos):m/z=496[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.202(1.55)、0.215(1.68)、0.227(0.48)、0.431(0.44)、0.445(1.36)、0.462(1.40)、0.477(0.41)、1.080(0.51)、1.091(0.47)、1.472(16.00)、2.274(8.04)、2.742(8.49)、3.886(2.30)、3.904(2.27)、4.851(3.25)、7.404(1.12)、7.426(3.19)、7.448(1.43)、7.580(1.34)、7.594(1.52)、7.602(1.33)、7.615(1.07)、8.492(2.10)、9.586(2.06)。
実施例161
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(125mg、599μmol)、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(176mg、659μmol)及びナトリウムフェノレート(104mg、899μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.13mg、7.79μmol)及びXantphos(10.4mg、18.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製し、さらにシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(139mg、53%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.25分;MS(ESIpos):m/z=439[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.01)、0.008(1.04)、0.309(2.41)、0.321(2.64)、0.443(2.59)、0.463(2.78)、0.994(3.93)、1.012(8.83)、1.031(4.12)、1.157(0.73)、1.175(1.53)、1.186(0.43)、1.193(1.03)、1.205(0.70)、1.216(1.11)、1.228(0.69)、1.235(0.73)、1.989(2.71)、2.172(2.35)、2.630(16.00)、3.828(2.17)、3.845(2.14)、4.021(0.63)、4.039(0.64)、6.144(2.60)、7.868(1.18)、7.889(5.74)、7.898(9.64)、7.919(1.68)、8.456(0.67)、9.384(0.69)。
実施例162
N−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(70.4mg、338μmol)、1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、371μmol)及びリン酸カリウム(107mg、506μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.8mL、45mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.02mg、4.39μmol)及びXantphos(5.86mg、10.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(37.0mg、22%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.23分;MS(ESIpos):m/z=442[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.70)、0.961(4.01)、0.979(9.11)、0.998(4.23)、1.356(0.73)、2.181(5.22)、2.450(0.95)、2.468(2.96)、2.634(16.00)、4.396(0.76)、4.431(1.33)、4.465(0.74)、6.151(3.53)、6.206(0.41)、6.216(0.79)、6.344(0.73)、6.353(1.56)、6.363(0.75)、6.491(0.73)、7.272(2.55)、7.294(5.18)、7.316(2.81)、7.342(0.83)、7.382(0.83)、7.461(1.13)、7.465(1.20)、7.478(0.73)、7.674(2.03)、7.688(2.48)、7.695(2.32)、7.709(1.82)、7.781(0.71)、7.790(0.56)、7.794(0.64)、7.807(0.48)、7.814(0.55)、7.821(0.59)、8.465(1.62)、9.394(2.57)。
実施例163
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(82.1mg、338μmol)、1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、371μmol)及びリン酸カリウム(107mg、506μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.4mL、28mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.02mg、4.39μmol)及びXantphos(5.86mg、10.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(33.0mg、21%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.49分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.957(3.55)、0.976(7.83)、0.995(3.65)、1.141(0.50)、1.234(0.73)、2.220(3.64)、2.447(0.86)、2.465(2.45)、2.485(3.08)、2.652(16.00)、4.399(0.63)、4.434(1.14)、4.469(0.64)、6.214(0.65)、6.342(0.62)、6.352(1.31)、6.361(0.65)、6.489(0.62)、7.272(2.06)、7.294(4.19)、7.316(2.31)、7.673(1.60)、7.687(2.04)、7.694(1.96)、7.708(1.50)、8.501(0.91)、9.493(1.33)。
実施例164
4−[5−({6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(125mg、448μmol)、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(131mg、493μmol)及びナトリウムフェノレート(78.0mg、672μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.33mg、5.82μmol)及びXantphos(7.77mg、13.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル、Biotage SNAP KP−Sil 10g)及び次に分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(37.5mg、30%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.43分;MS(ESIpos):m/z=509[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.319(4.87)、0.449(5.54)、0.468(5.75)、0.994(7.41)、1.013(15.85)、1.032(7.82)、1.075(1.90)、1.093(3.76)、1.110(1.93)、1.184(0.86)、1.196(1.56)、1.203(1.56)、1.215(2.19)、1.232(1.68)、1.245(0.84)、2.295(3.02)、2.372(0.50)、2.684(0.44)、3.358(0.69)、3.376(1.85)、3.393(1.82)、3.411(0.62)、3.836(3.89)、3.848(3.96)、7.318(0.55)、7.901(16.00)、7.921(3.86)、8.039(4.59)、8.170(2.13)、8.500(0.79)、9.608(0.70)。
実施例165
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−({6−[4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(610mg、1.23mmol)を、アルゴン雰囲気下にテトラヒドロフランに溶かし、得られた溶液を冷却して0℃とした。メチルマグネシウムブロミドの溶液(4.9mL、1.0M、4.9mmol)を滴下し、反応混合物を昇温させて環境温度とした。1.5時間後、追加量のメチルマグネシウムブロミド(4.9mL、1.0M、4.9mmol)を加え、反応混合物をさらに1時間攪拌した。それを冷飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(50g Snap Ultra、メタノール/ジクロロメタン勾配1/99から5/95)によって精製して、全ての生成物含有分画を濃縮した後に、所望の生成物を得た(278mg、収率47%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.32分;MS(ESIpos):m/z=483[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.14)、0.008(1.29)、0.306(1.89)、0.317(2.10)、0.433(1.86)、0.453(1.97)、1.190(0.49)、1.196(0.48)、1.209(0.77)、1.220(0.46)、1.228(0.47)、1.465(16.00)、2.059(12.66)、2.073(0.53)、2.267(2.33)、2.742(12.26)、3.859(1.86)、3.876(1.83)、4.856(3.35)、7.881(0.56)、7.904(10.49)、7.928(0.56)、8.459(0.57)、9.410(0.67)。
実施例166
tert−ブチル5−(ジフルオロメチル)−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
丸底フラスコに、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(1.19g、5.42mmol)及びナトリウムフェノレート(859mg、7.40mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(12mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(58.7mg、64.1μmol)、XantPhos(85.6mg、148μmol)及びtert−ブチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(1.70g、4.93mmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(Snap Ultra 50g、勾配シクロヘキサン/酢酸エチル95/5から50:50)によって精製して、所望の生成物を得た(490mg、収率19%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.52分;MS(ESIpos):m/z=528[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.31)、0.008(0.31)、0.875(1.16)、0.894(2.65)、0.913(1.21)、1.398(0.46)、1.503(0.18)、1.539(16.00)、1.560(0.45)、2.298(0.25)、2.316(0.69)、2.334(0.70)、2.353(0.23)、2.524(0.26)、2.874(5.17)、3.639(5.51)、7.099(0.39)、7.233(0.83)、7.355(0.71)、7.360(0.35)、7.367(0.47)、7.377(1.56)、7.399(0.98)、7.421(0.24)、7.501(0.89)、7.506(0.42)、7.514(1.00)、7.522(0.81)、7.531(0.33)、7.536(0.67)、8.579(0.73)、9.701(0.24)。
実施例167
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−2H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、混合物1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン及び2−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(70:30、185mg、753μmol)及びナトリウムフェノレート(119mg、1.03mmol)の混合物を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.40mg、10.3μmol)、XantPhos(11.9mg、20.5μmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(150mg、684μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製し、分取HPLC(方法1)によってさらに再精製して、所望の生成物(20mg、収率6%)を位置異性体(56mg、収率18%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.05分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.77)、0.008(0.66)、0.896(3.29)、0.906(1.22)、0.914(7.58)、0.933(3.37)、2.320(0.86)、2.338(2.37)、2.357(2.25)、2.375(0.73)、2.524(0.61)、2.608(1.35)、3.019(15.78)、3.675(16.00)、7.088(1.56)、7.099(1.53)、7.110(1.57)、7.120(1.65)、7.360(1.91)、7.366(0.76)、7.383(4.27)、7.394(0.73)、7.399(0.93)、7.405(2.64)、7.413(0.48)、7.524(0.57)、7.531(2.48)、7.536(1.13)、7.544(2.70)、7.553(2.18)、7.561(0.89)、7.566(1.86)、7.623(2.10)、8.306(1.76)、8.311(1.83)、8.328(1.73)、8.332(1.72)、8.635(2.32)、8.679(1.81)、8.684(1.76)、8.689(1.85)、8.694(1.62)、9.693(1.71)。
実施例168
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
丸底フラスコに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(123mg、502μmol)及びナトリウムフェノレート(79.4mg、684μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.26mg、6.84μmol)、XantPhos(7.92mg、13.7μmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、456μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物を得た(38mg、収率17%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.09分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.91(t、J=7.4Hz、3H)、2.35(q、J=7.4Hz、2H)、2.63(s、3H)、3.69(s、3H)、7.34−7.46(m、2H)、7.46−7.60(m、3H)、7.90(dd、J=5.36、1.26Hz、1H)、8.47(d、J=5.36Hz、1H)、8.61(s、1H)、9.48(s、1H)、10.08(s、1H)。
実施例169
N−[1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(75.9mg、364μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(98.1mg、400μmol)及びナトリウムフェノレート(63.3mg、545μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL、23mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.33mg、4.73μmol)及びXantphos(6.31mg、10.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(551.mg、36%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.58分;MS(ESIpos):m/z=418[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.213(3.62)、0.224(3.79)、0.432(3.59)、0.452(3.63)、0.464(0.83)、1.028(0.45)、1.046(0.87)、1.058(1.19)、1.070(0.82)、1.076(0.82)、1.856(14.80)、2.173(15.76)、2.631(16.00)、3.166(0.41)、3.179(0.42)、3.807(5.14)、3.824(5.07)、6.127(4.26)、7.356(1.96)、7.378(4.75)、7.400(3.07)、7.480(2.87)、7.497(3.45)、7.514(2.21)、7.665(0.71)、8.464(4.15)、9.453(4.70)。
実施例170
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(88.4mg、364μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(98.1mg、400μmol)及びナトリウムフェノレート(63.3mg、545μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL、23mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.33mg、4.73μmol)及びXantphos(6.31mg、10.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(44.7mg、27%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=452[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.216(2.25)、0.228(2.38)、0.420(0.82)、0.434(2.41)、0.450(2.43)、0.466(0.69)、1.036(0.62)、1.042(0.59)、1.054(0.92)、1.074(1.51)、1.091(2.14)、1.109(1.00)、1.856(10.75)、2.210(14.48)、2.229(0.53)、2.650(16.00)、2.671(0.69)、3.375(1.02)、3.392(0.97)、3.805(4.22)、3.822(4.18)、7.356(1.91)、7.378(4.46)、7.400(2.89)、7.478(2.78)、7.492(3.03)、7.500(2.54)、7.513(1.96)、8.499(3.75)、9.580(2.82)。
実施例171
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(75.0mg、359μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(97.0mg、395μmol)及びナトリウムフェノレート(62.6mg、539μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.5mL、18mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.28mg、4.67μmol)及びXantphos(6.24mg、10.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(33.0mg、20%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.26分;MS(ESIpos):m/z=418[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.41)、0.008(1.27)、0.293(2.60)、0.305(2.86)、0.422(2.63)、0.442(2.79)、1.178(0.71)、1.185(0.70)、1.197(1.08)、1.209(0.66)、1.216(0.67)、2.009(16.00)、2.168(3.50)、2.188(2.00)、2.629(15.78)、2.654(1.04)、3.826(2.61)、3.844(2.58)、6.141(3.06)、7.252(2.74)、7.274(5.22)、7.297(2.76)、7.383(0.45)、7.716(1.62)、7.731(2.15)、7.736(2.10)、7.751(1.58)、8.462(0.78)、9.371(0.79)。
実施例172
6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(94.2mg、338μmol)、1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、371μmol)及びナトリウムフェノレート(58.8mg、506μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.4mL、28mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.02mg、4.39μmol)及びXantphos(5.86mg、10.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物を得た(82.0mg、43%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.30分;MS(ESIpos):m/z=512[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.66)、0.008(1.10)、0.864(4.01)、0.883(8.88)、0.902(3.94)、2.277(16.00)、2.308(2.57)、2.327(2.66)、2.345(0.88)、2.367(0.41)、2.519(1.71)、2.524(1.63)、4.306(1.11)、4.316(1.20)、4.343(2.25)、4.352(2.20)、4.379(1.11)、4.389(0.99)、6.150(0.75)、6.278(0.74)、6.287(1.57)、6.296(0.71)、6.424(0.69)、7.375(2.15)、7.380(0.95)、7.397(5.20)、7.414(1.15)、7.419(3.34)、7.466(3.28)、7.472(1.53)、7.480(3.63)、7.488(2.50)、7.496(1.08)、7.502(2.02)、7.548(0.54)、7.907(1.41)、8.038(3.12)、8.170(1.26)、8.525(2.96)、9.803(1.70)。
実施例173
N−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(70.4mg、338μmol)、1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、371μmol)及びナトリウムフェノレート(58.8mg、506μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.8mL、45mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.02mg、4.39μmol)及びXantphos(5.86mg、10.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(40.0mg、27%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.18分;MS(ESIpos):m/z=442[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.865(4.13)、0.884(8.87)、0.902(4.25)、2.178(15.81)、2.283(1.23)、2.301(3.58)、2.320(3.55)、2.338(1.22)、2.625(16.00)、4.296(1.30)、4.305(1.38)、4.333(2.65)、4.342(2.63)、4.369(1.37)、4.378(1.25)、6.132(4.28)、6.147(0.48)、6.157(0.82)、6.285(0.80)、6.294(1.60)、6.303(0.79)、6.432(0.76)、7.373(1.81)、7.395(4.43)、7.417(2.85)、7.462(3.30)、7.477(5.09)、7.482(5.10)、7.496(2.28)、8.463(4.38)、9.484(4.34)。
実施例174
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(82.1mg、338μmol)、1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、371μmol)及びナトリウムフェノレート(58.8mg、506μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.4mL、28mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.02mg、4.39μmol)及びXantphos(5.86mg、10.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物を得た(57.0mg、32%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.32分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.865(3.58)、0.884(8.04)、0.902(3.74)、2.074(0.91)、2.215(15.14)、2.229(1.33)、2.288(0.97)、2.306(2.78)、2.325(2.80)、2.343(0.89)、2.644(16.00)、2.670(1.17)、4.299(1.06)、4.308(1.14)、4.336(2.16)、4.345(2.19)、4.372(1.10)、4.381(1.01)、6.153(0.70)、6.281(0.67)、6.290(1.41)、6.299(0.68)、6.428(0.66)、7.374(1.75)、7.396(4.45)、7.418(2.89)、7.463(2.91)、7.477(3.37)、7.484(2.68)、7.499(2.20)、7.513(1.28)、8.502(4.11)、9.609(2.90)。
実施例175
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、411μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(111mg、452μmol)及びナトリウムフェノレート(71.6mg、617μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL、23mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.90mg、5.35μmol)及びXantphos(7.14mg、12.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法8)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル、Biotage、SNAP KP−Sil 10g)によって精製して、所望の生成物を得た(66.3mg、35%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.76分;MS(ESIpos):m/z=452[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.291(2.59)、0.302(2.80)、0.422(2.64)、0.442(2.80)、1.175(0.72)、1.182(0.68)、1.194(1.05)、1.205(0.65)、1.212(0.68)、2.007(15.14)、2.207(2.73)、2.646(16.00)、3.164(5.16)、3.177(5.32)、3.827(2.48)、3.844(2.43)、4.064(0.60)、4.077(1.73)、4.090(1.69)、4.104(0.56)、7.252(2.09)、7.274(4.21)、7.296(2.29)、7.715(1.54)、7.729(2.07)、7.749(1.43)、8.498(0.53)、9.470(0.46)。
実施例176
6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、358μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(96.7mg、394μmol)及びナトリウムフェノレート(62.4mg、537μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL、23mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.27mg、4.66μmol)及びXantphos(6.22mg、10.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(20.0mg、10%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.46分;MS(ESIpos):m/z=488[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.290(2.86)、0.301(3.02)、0.425(3.09)、0.445(3.21)、1.161(0.46)、1.173(0.86)、1.180(0.83)、1.192(1.23)、1.204(0.77)、1.211(0.81)、1.223(0.43)、2.010(16.00)、2.279(1.95)、2.296(5.48)、3.832(2.23)、3.847(2.21)、7.255(2.20)、7.277(4.56)、7.298(3.73)、7.327(0.43)、7.346(0.70)、7.366(0.53)、7.493(0.79)、7.512(1.14)、7.532(0.55)、7.733(2.11)、7.863(0.40)、7.904(1.38)、7.994(0.76)、8.036(2.76)、8.167(1.27)、8.749(1.16)。
実施例177
エチル1−(6−{[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(94.8mg、338μmol)、1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、371μmol)及びナトリウムフェノレート(58.8mg、506μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.4mL、28mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.02mg、4.39μmol)及びXantphos(5.86mg、10.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法8)及び次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル3:1)によって精製して、所望の生成物を得た(25.0mg、14%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.43分;MS(ESIpos):m/z=514[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.870(3.77)、0.888(8.24)、0.907(3.93)、1.074(0.69)、1.091(1.39)、1.109(0.71)、1.290(4.26)、1.308(8.80)、1.326(4.37)、2.295(1.01)、2.313(2.86)、2.332(2.92)、2.351(1.02)、2.376(15.00)、2.899(16.00)、3.375(0.70)、3.392(0.70)、4.230(1.33)、4.248(4.06)、4.266(4.03)、4.284(1.37)、4.297(1.18)、4.307(1.24)、4.334(2.32)、4.343(2.34)、4.370(1.19)、4.379(1.09)、6.150(0.73)、6.279(0.71)、6.288(1.48)、6.297(0.73)、6.425(0.69)、7.374(1.74)、7.396(4.42)、7.418(2.89)、7.464(2.93)、7.477(3.40)、7.484(2.58)、7.499(1.91)、7.543(0.96)、8.550(3.71)、9.701(2.49)。
実施例178
エチル4−クロロ−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル4−クロロ−1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(340mg、1.13mmol)、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(272mg、1.24mmol)及びナトリウムフェノレート(197mg、1.69mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(10mL、120mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(13.4mg、14.7μmol)及びXantphos(19.6mg、33.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法4)により、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル2:1)によって精製して、所望の生成物を得た(90.0mg、16%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.39分;MS(ESIpos):m/z=484[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.870(3.65)、0.888(7.93)、0.907(3.60)、1.227(4.94)、1.245(10.13)、1.263(4.88)、2.258(0.69)、2.278(15.19)、2.294(1.12)、2.312(2.42)、2.331(2.48)、2.350(0.76)、2.524(1.25)、3.658(16.00)、4.322(1.60)、4.339(4.83)、4.357(4.76)、4.375(1.47)、7.313(1.11)、7.359(2.08)、7.381(4.59)、7.403(2.72)、7.505(2.74)、7.519(3.04)、7.526(2.51)、7.540(2.01)、8.420(2.91)、9.670(1.25)。
実施例179
6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(94.2mg、338μmol)、1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、371μmol)及びナトリウムフェノレート(58.8mg、506μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.4mL、28mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.02mg、4.39μmol)及びXantphos(5.86mg、10.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(35.0mg、20%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.44分;MS(ESIpos):m/z=512[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(5.69)、0.008(3.54)、0.146(0.42)、0.956(7.47)、0.975(16.00)、0.994(7.34)、1.073(1.02)、1.091(1.97)、1.108(1.02)、1.234(0.64)、1.356(1.66)、2.284(4.46)、2.327(1.17)、2.366(0.87)、2.448(2.06)、2.466(7.00)、2.524(4.29)、2.670(0.76)、2.686(0.42)、2.710(0.76)、3.357(0.53)、3.375(1.08)、3.392(1.04)、4.437(1.89)、6.205(0.64)、6.215(1.21)、6.343(1.25)、6.353(2.44)、6.362(1.17)、6.490(1.17)、6.499(0.64)、7.274(4.01)、7.296(7.81)、7.318(4.24)、7.675(2.72)、7.689(3.54)、7.709(2.31)、7.910(2.53)、8.041(4.99)、8.173(2.23)、8.521(1.08)、9.654(1.15)。
実施例180
エチル1−(6−{[1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(94.8mg、338μmol)、1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、371μmol)及びナトリウムフェノレート(58.8mg、506μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.4mL、28mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.02mg、4.39μmol)及びXantphos(5.86mg、10.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(85.0mg、49%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.38分;MS(ESIpos):m/z=514[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(3.10)、0.008(2.60)、0.961(4.24)、0.979(9.40)、0.998(4.37)、1.291(4.40)、1.308(9.07)、1.326(4.46)、2.073(1.71)、2.328(0.71)、2.382(3.51)、2.450(1.11)、2.469(3.01)、2.524(1.73)、2.670(0.55)、2.710(0.46)、2.917(16.00)、4.232(1.28)、4.250(4.00)、4.268(3.96)、4.285(1.30)、4.404(0.70)、4.437(1.31)、4.471(0.71)、6.215(0.79)、6.343(0.73)、6.353(1.57)、6.362(0.74)、6.490(0.74)、7.271(2.56)、7.293(5.29)、7.316(2.93)、7.672(1.91)、7.686(2.39)、7.693(2.31)、7.707(1.79)、8.539(0.93)、9.562(1.16)。
実施例181
2−[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
エチル1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(187mg、416μmol)のテトラヒドロフラン(5.6mL)中溶液を、0℃でブロモ(メチル)マグネシウム(1.9mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.9mmol)で処理した。混合物を0℃で2時間攪拌した。変換が全く認められなかった。混合物を昇温させて環境温度とし、追加の4.5当量のブロモ(メチル)マグネシウム(1.87mL、1.87mmol、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液)を加えた。混合物を環境温度で2日間攪拌した。追加の4.5当量のブロモ(メチル)マグネシウム(0.62mL、1.87mmol、3Mジエチルエーテル中溶液)を加え、攪拌を4日間延長した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:20mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル)によって精製して、所望の生成物26.7mg(14%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.76分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.36)、0.008(1.23)、0.995(1.54)、1.013(3.40)、1.032(1.59)、1.466(16.00)、2.073(1.62)、2.259(5.60)、2.562(0.55)、2.722(4.32)、4.837(1.85)、7.334(0.66)、7.356(0.91)、7.378(0.52)、7.604(0.78)、8.454(0.76)、9.325(0.62)、12.792(0.76)。
実施例182
N−[1−(シクロブチルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(31.2mg、150μmol)、1−(シクロブチルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、純度90%、165μmol)及びナトリウムフェノレート(26.1mg、224μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.5mL、18mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(1.78mg、1.95μmol)及びXantphos(2.60mg、4.49μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelutカラムで濾過し、溶液を減圧下に濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(方法:カラム:Biotage KP−Sil 10g;溶媒A:ジクロロメタン(91%)溶媒B:酢酸エチル(9%))によって精製して、所望の生成物を得た(19.7mg、28%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.63分;MS(ESIpos):m/z=446[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(1.58)、−0.008(13.80)、0.008(11.10)、0.146(1.52)、0.859(0.45)、0.958(4.11)、0.977(8.90)、0.995(4.23)、1.766(4.23)、1.791(1.63)、1.953(1.80)、2.167(2.59)、2.210(2.03)、2.327(1.52)、2.332(1.13)、2.366(2.08)、2.446(2.14)、2.465(2.37)、2.519(6.31)、2.524(5.35)、2.559(1.35)、2.561(1.13)、2.567(1.01)、2.575(0.73)、2.632(16.00)、2.665(1.35)、2.670(1.63)、2.674(1.41)、2.695(1.92)、2.710(2.31)、2.724(0.96)、2.743(1.13)、2.761(0.90)、3.939(1.92)、3.955(1.86)、6.144(2.48)、7.245(2.42)、7.267(5.01)、7.289(2.70)、7.670(2.03)、7.758(0.56)、8.458(0.73)、8.881(0.45)、9.330(0.62)。
実施例183
N−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(62.4mg、257μmol)、4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(75.0mg、282μmol)及びナトリウムフェノレート(44.7mg、385μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.5mL、18mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.05mg、3.34μmol)及びXantphos(4.45mg、7.70μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(31.1mg、26%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.83分;MS(ESIpos):m/z=472[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.205(0.70)、0.218(3.02)、0.230(3.29)、0.242(0.92)、0.444(0.88)、0.458(2.81)、0.477(2.87)、0.490(0.81)、1.067(0.71)、1.073(0.67)、1.086(1.04)、1.097(0.66)、1.105(0.69)、2.217(15.17)、2.652(16.00)、3.163(0.58)、3.176(0.60)、3.893(4.82)、3.911(4.78)、7.407(2.10)、7.429(4.68)、7.451(2.75)、7.504(1.47)、7.586(2.68)、7.599(3.00)、7.607(2.75)、7.621(2.22)、8.527(4.17)、9.719(3.86)。
実施例184
N−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(101mg、364μmol)、4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(106mg、400μmol)及びナトリウムフェノレート(63.3mg、545μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL、23mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.33mg、4.73μmol)及びXantphos(6.31mg、10.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(22.2mg、12%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.74分;MS(ESIpos):m/z=508[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.88)、−0.008(11.34)、0.008(6.94)、0.146(0.85)、0.220(2.48)、0.231(2.54)、0.449(0.95)、0.459(2.48)、0.463(2.48)、0.479(2.51)、0.495(0.72)、1.087(1.11)、1.646(0.42)、2.280(16.00)、2.327(1.24)、2.366(1.14)、2.523(5.83)、2.670(1.40)、2.710(1.24)、3.898(4.76)、3.916(4.56)、7.409(2.54)、7.431(5.38)、7.453(3.10)、7.525(0.72)、7.589(3.00)、7.603(3.29)、7.611(2.77)、7.625(2.38)、7.911(1.40)、8.043(3.13)、8.174(1.27)、8.552(3.19)、9.924(2.12)。
実施例185
N−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(62.4mg、257μmol)、4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(75.0mg、282μmol)及びナトリウムフェノレート(44.7mg、385μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.5mL、18mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.05mg、3.34μmol)及びXantphos(4.45mg、7.70μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(25.8mg、21%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.71分;MS(ESIpos):m/z=472[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.59)、−0.008(5.23)、0.008(4.70)、0.146(0.53)、0.310(0.59)、0.322(2.49)、0.335(2.68)、0.347(0.81)、0.455(2.19)、0.475(2.34)、1.225(0.91)、2.091(1.17)、2.222(7.10)、2.328(0.85)、2.366(0.89)、2.523(2.63)、2.651(16.00)、2.670(1.10)、2.710(0.93)、3.891(2.89)、3.908(2.80)、7.307(2.12)、7.329(4.40)、7.351(2.36)、7.896(1.91)、7.909(2.19)、7.918(2.21)、7.931(1.89)、8.513(1.44)。
実施例186
N−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(71.6mg、257μmol)、4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(75.0mg、282μmol)及びナトリウムフェノレート(44.7mg、385μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.5mL、18mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.05mg、3.34μmol)及びXantphos(4.45mg、7.70μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(10.7mg、7%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=508[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.150(0.81)、−0.008(7.88)、0.008(6.26)、0.146(0.87)、0.310(1.99)、0.323(8.19)、0.335(9.40)、0.347(3.21)、0.460(7.78)、0.480(8.25)、1.194(1.12)、1.207(2.09)、1.214(1.99)、1.226(3.18)、1.237(2.43)、1.244(2.15)、1.647(2.52)、2.184(0.50)、2.288(16.00)、2.295(15.84)、2.327(1.68)、2.366(1.49)、2.636(0.50)、2.670(1.21)、2.688(0.65)、2.710(1.28)、2.994(0.47)、3.900(7.60)、3.917(7.50)、3.938(1.34)、3.955(1.00)、5.754(0.65)、6.833(1.43)、7.193(1.12)、7.219(1.40)、7.241(1.87)、7.267(2.65)、7.286(2.99)、7.296(3.18)、7.311(7.25)、7.333(14.13)、7.355(8.00)、7.365(3.49)、7.384(2.86)、7.396(2.96)、7.437(1.28)、7.492(2.27)、7.511(2.43)、7.531(1.49)、7.823(0.62)、7.861(1.31)、7.898(9.31)、7.911(7.04)、7.919(6.69)、7.933(5.45)、7.993(1.74)、8.030(7.88)、8.044(0.81)、8.124(0.81)、8.161(3.55)、8.553(3.30)、8.591(0.96)、8.749(1.93)、9.827(0.65)、9.902(1.96)。
実施例187
N−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(58.0mg、278μmol)、4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(81.2mg、306μmol)及びナトリウムフェノレート(48.4mg、417μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL、14mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.31mg、3.61μmol)及びXantphos(4.82mg、8.34μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(12.5mg、10%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.46分;MS(ESIpos):m/z=438[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.68)、−0.008(6.01)、0.146(0.66)、0.324(2.94)、0.339(3.35)、0.350(1.01)、0.447(0.91)、0.457(2.59)、0.477(2.81)、1.030(0.58)、1.045(0.51)、1.229(1.22)、1.647(0.58)、2.081(1.06)、2.183(9.69)、2.327(0.91)、2.366(0.91)、2.634(16.00)、2.670(1.09)、2.710(1.01)、3.892(3.58)、3.910(3.63)、6.157(4.21)、7.307(2.71)、7.330(5.55)、7.352(2.92)、7.398(0.58)、7.898(2.48)、7.912(2.87)、7.920(2.79)、7.934(2.38)、8.483(2.54)。
実施例188
2−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(69.0mg、137μmol)のテトラヒドロフラン(2.8mL、35mmol)中溶液を、0℃でメチルリチウム(300μL、1.6Mジエチルエーテル中溶液、480μmol)で処理した。混合物を0℃で30分間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法3)を用いて精製して、所望の生成物20.0mg(28%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.19分;MS(ESIpos):m/z=490[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.11)、0.008(0.71)、0.181(1.34)、0.195(1.41)、0.207(0.47)、0.406(0.52)、0.417(1.25)、0.420(1.29)、0.426(0.73)、0.437(1.37)、0.440(1.23)、0.452(0.50)、0.870(2.05)、0.888(4.44)、0.907(1.98)、1.044(0.55)、1.470(16.00)、1.982(0.57)、2.167(0.74)、2.263(7.01)、2.287(0.58)、2.305(1.36)、2.324(1.39)、2.343(0.43)、2.524(0.62)、2.592(0.78)、2.732(7.92)、3.094(0.73)、3.751(2.13)、3.768(2.07)、7.352(1.07)、7.374(2.51)、7.396(1.55)、7.463(1.50)、7.469(0.86)、7.477(1.70)、7.484(1.36)、7.493(0.58)、7.499(1.08)、8.461(1.95)、9.405(1.33)。
実施例189
3−(3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
N−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン(100mg、353μmol)、3−ブロモベンゾニトリル(106mg、582μmol)及び酢酸カリウム(72.7mg、741μmol)をDMAに懸濁させ、アルゴンで3分間脱気した。1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン−η3−アリル−パラジウム(II)クロライドを加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら150℃で終夜加熱した。混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法7)によって精製して、低純度生成物分画を得て、それを分取HPLC(Luna 5μ C18 100×21.2mm、流量:25mL/分、水(0.1%ギ酸含有)/アセトニトリル勾配0−1分98/2;1−10分98/2から40/60;10−12分40/60から5/95;12−18分5/95)によってさらに精製して、所望の生成物を得た(1.6mg、収率1%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.95分;MS(ESIpos):m/z=385[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.875(13.21)、2.187(15.08)、2.521(0.40)、2.525(0.40)、2.624(13.74)、2.995(2.11)、3.724(16.00)、6.134(3.95)、7.387(1.56)、7.738(1.13)、7.753(2.77)、7.769(1.87)、7.823(1.98)、7.839(1.33)、7.947(1.86)、7.963(1.61)、8.016(3.12)、8.452(3.77)、9.419(2.80)。
実施例190
2−[5−(ジフルオロメチル)−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
tert−ブチル5−(ジフルオロメチル)−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(200mg、379μmol)をジエチルエーテル(4.6mL)に溶かし、得られた溶液を冷却して0℃とした。メチルリチウムの溶液(1.6Mジエチルエーテル中溶液、950μL、1.5mmol)を滴下し、反応混合物を0℃で3時間、環境温度で終夜攪拌した。反応混合物を、水を加えることで反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×30mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、低純度生成物分画を得て、それを分取HPLC(方法3)で再精製して、所望の生成物を得た(5mg、収率2%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.07分;MS(ESIpos):m/z=486[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.07)、0.008(1.75)、0.876(2.69)、0.895(5.58)、0.914(2.57)、1.430(0.86)、1.497(1.75)、1.509(16.00)、1.545(0.68)、1.555(1.03)、2.295(0.64)、2.314(1.62)、2.332(1.86)、2.388(0.40)、2.524(1.10)、2.601(2.81)、2.665(8.83)、2.822(0.69)、3.633(10.31)、3.642(3.50)、3.649(1.33)、3.661(0.98)、5.081(0.46)、5.096(0.47)、5.268(2.90)、7.178(0.58)、7.262(0.42)、7.314(1.38)、7.353(1.77)、7.358(1.34)、7.375(3.20)、7.380(2.03)、7.397(2.16)、7.451(0.67)、7.499(1.87)、7.512(2.16)、7.520(1.90)、7.534(1.56)、8.534(1.69)、9.577(0.65)。
実施例191
6−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(178mg、814μmol)、4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−6−クロロピリミジン(213mg、740μmol)及びナトリウムフェノレート(112mg、962μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.81mg、9.62μmol)及びXantPhos(12.8mg、22.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配88/12から0/100)によって精製して、所望の生成物を得た(193mg、収率50%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.50分;MS(ESIpos):m/z=470[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.90(s、3H)、1.51(s、3H)、2.28−2.38(m、2H)、2.67(s、3H)、3.63(s、3H)、7.26−7.45(m、3H)、7.45−7.60(m、2H)、8.53(s、1H)、9.47−9.66(brs、1H)。
実施例192
tert−ブチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(200mg、793μmol)及びナトリウムフェノレート(125mg、1.08mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.58mg、9.37μmol)、XantPhos(12.5mg、21.6μmol)及びtert−ブチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(248mg、721μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物を得た(34mg、純度70%、収率6%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.54分;MS(ESIpos):m/z=561[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.72)、0.008(0.73)、1.543(16.00)、2.065(2.17)、2.911(5.09)、7.237(0.81)、7.281(0.90)、7.300(1.07)、7.303(0.93)、7.343(0.63)、7.362(0.45)、7.371(1.46)、7.491(0.78)、7.511(1.04)、7.530(0.53)、7.903(2.87)、8.827(0.94)。
実施例193
tert−ブチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(200mg、771μmol)及びナトリウムフェノレート(122mg、1.05mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.35mg、9.11μmol)、XantPhos(12.2mg、21.0μmol)及びtert−ブチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(242mg、701μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物を得た(40mg、収率10%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=567[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.25)、−0.008(2.00)、0.008(1.74)、0.146(0.24)、0.299(1.57)、0.310(1.71)、0.439(1.71)、0.458(1.82)、0.972(3.02)、0.991(6.75)、1.009(3.15)、1.061(0.18)、1.209(0.74)、1.538(16.00)、2.328(0.32)、2.367(0.41)、2.440(0.66)、2.459(1.72)、2.477(1.85)、2.524(0.85)、2.670(0.33)、2.710(0.37)、2.905(2.64)、3.799(1.27)、3.814(1.26)、7.251(2.05)、7.274(4.04)、7.296(2.25)、7.371(0.27)、7.662(1.25)、7.676(1.55)、7.697(1.09)、8.548(0.28)、9.569(0.25)。
実施例194
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−4−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(50.0mg、128μmol)及びピロリジン(13μL、150μmol)をテトラヒドロフラン(2.0mL)及び酢酸(22μL、380μmol)に溶かし、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(32.5mg、153μmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。それを水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を分取HPLC()によって精製して、生成物含有分画の凍結乾燥後に、所望の生成物を得た(5mg、収率8%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.27分;MS(ESIpos):m/z=447[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.41)、0.008(2.16)、1.753(3.85)、1.891(0.75)、2.192(1.25)、2.208(16.00)、2.252(1.23)、2.260(1.13)、2.328(0.40)、2.367(0.51)、2.460(0.93)、2.643(13.78)、2.670(1.43)、2.710(0.59)、3.271(1.16)、3.283(1.15)、3.735(1.00)、4.204(3.06)、4.216(3.02)、4.464(0.62)、4.727(0.82)、4.783(0.56)、4.794(0.55)、6.168(3.90)、7.422(2.04)、7.444(4.33)、7.466(2.44)、7.617(2.40)、7.631(2.74)、7.639(2.41)、7.652(2.02)、7.890(1.15)、8.550(4.35)、9.675(0.46)、9.886(3.36)。
実施例195
2−[4−クロロ−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−2−オール
エチル4−クロロ−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(77.0mg、159μmol)のテトラヒドロフラン(3.0mL、37mmol)中溶液を、0℃でブロモ(メチル)マグネシウム(560μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、560μmol)で処理した。混合物を、0℃で30分間及び環境温度で1時間攪拌した。追加の2当量のブロモ(メチル)マグネシウム(0.32mL、0.32mmol、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液)を0℃で加え、それを0℃で30分間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル)を用いて精製して、所望の生成物24.7mg(30%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.21分;MS(ESIpos):m/z=470[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.16)、0.008(1.02)、0.875(2.13)、0.894(4.95)、0.912(2.18)、1.356(1.29)、1.596(16.00)、2.185(9.41)、2.300(0.43)、2.318(1.32)、2.337(1.29)、2.356(0.41)、2.519(0.82)、2.524(0.62)、3.637(10.54)、6.810(0.43)、7.275(0.41)、7.355(1.23)、7.360(0.48)、7.377(2.84)、7.394(0.55)、7.399(1.71)、7.494(1.63)、7.499(0.70)、7.507(1.83)、7.515(1.45)、7.524(0.59)、7.529(1.24)、8.535(1.63)、9.717(0.55)。
実施例196
4−(3−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(60.0mg、283μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(75.6mg、311μmol)及びナトリウムフェノレート(36.1mg、311μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.88mg、4.24μmol)及びXantPhos(4.91mg、8.48μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(31mg、収率26%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.23分;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.52)、1.647(0.86)、1.887(13.10)、2.224(14.65)、2.641(15.76)、2.679(0.41)、3.736(16.00)、7.368(0.65)、7.384(0.76)、7.398(1.04)、7.412(1.31)、7.698(4.17)、7.719(4.86)、8.004(4.63)、8.025(4.11)、8.488(2.85)、9.550(2.26)。
実施例197
4−(5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(80.0mg、377μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(86.5mg、415μmol)及びナトリウムフェノレート(48.1mg、415μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.18mg、5.65μmol)及びXantPhos(6.54mg、11.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法1)によって精製して、所望の生成物を得た(32mg、収率21%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.33分;MS(ESIneg):m/z=383[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.46)、0.008(2.56)、2.073(14.45)、2.177(3.63)、2.228(0.43)、2.523(0.74)、2.631(11.90)、2.665(0.48)、3.695(9.97)、6.150(2.50)、7.897(16.00)、8.471(0.77)、9.457(1.59)。
実施例198
4−[1−(2−シクロプロピルエチル)−5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(51.5mg、193μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(44.4mg、213μmol)及びナトリウムフェノレート(24.7mg、213μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.6mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.66mg、2.90μmol)及びXantPhos(3.36mg、5.80μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(5.9mg、収率7%)。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.063(2.98)、−0.054(3.01)、−0.051(2.85)、−0.008(2.13)、0.008(2.08)、0.309(1.97)、0.327(2.14)、0.608(0.62)、0.626(0.88)、0.645(0.56)、1.633(0.94)、1.651(2.67)、1.668(2.68)、1.686(0.96)、2.062(16.00)、2.168(2.74)、2.524(0.73)、2.630(14.20)、2.675(0.41)、4.021(1.18)、4.038(2.06)、4.055(1.15)、6.146(2.73)、7.875(0.89)、7.897(11.21)、7.923(0.83)、8.465(0.75)、9.413(0.84)。
実施例199
4−(4−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(89.4mg、428μmol)、4−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(100mg、471μmol)及びナトリウムフェノレート(74.6mg、642μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.1mL、36mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.10mg、5.57μmol)及びXantphos(7.43mg、12.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(47.0mg、28%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.86分;MS(ESIpos):m/z=385[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.073(2.04)、2.104(16.00)、2.168(2.41)、2.294(11.75)、2.328(0.44)、2.367(0.41)、2.616(13.94)、2.670(0.42)、6.122(2.44)、7.811(2.06)、7.832(2.58)、7.979(4.02)、8.000(3.21)、8.403(0.55)、8.931(3.32)。
実施例200
4−[4−({6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(120mg、428μmol)、4−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(100mg、471μmol)及びナトリウムフェノレート(54.7mg、471μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.1mL、36mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.10mg、5.57μmol)及びXantphos(7.43mg、12.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(90.0mg、44%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.17分;MS(ESIpos):m/z=455[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(3.25)、0.008(2.00)、2.073(13.13)、2.086(0.74)、2.106(16.00)、2.292(10.62)、2.327(1.09)、2.367(0.45)、2.524(1.66)、2.670(0.44)、7.827(1.54)、7.901(0.73)、7.983(2.69)、8.004(2.19)、8.033(1.49)、8.165(0.66)、9.208(0.60)。
実施例201
4−(5−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(80.0mg、377μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(101mg、415μmol)及びナトリウムフェノレート(48.1mg、415μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.18mg、5.65μmol)及びXantPhos(6.54mg、11.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(52.8mg、収率33%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.27分;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(3.02)、0.008(1.55)、2.071(14.95)、2.216(3.05)、2.266(0.57)、2.649(14.46)、2.679(0.58)、3.696(8.98)、7.896(16.00)、8.505(0.65)、9.555(0.69)。
実施例202
4−[5−{[6−(4−アセチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(108mg、212μmol)のテトラヒドロフラン(2.5mL、31mmol)中溶液を0℃で、ブロモ(メチル)マグネシウム(250μL、3.0Mジエチルエーテル中溶液、740μmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。さらに2当量のブロモ(メチル)マグネシウム(141μL、0.42mmol、3.0Mジエチルエーテル中溶液)を加え、それを終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物12.4mg(12%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.41分;MS(ESIpos):m/z=481[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.93)、−0.008(7.98)、0.008(7.34)、0.146(0.88)、0.308(4.99)、0.446(5.28)、0.465(5.09)、0.960(2.69)、0.979(6.07)、0.993(7.34)、1.012(14.73)、1.030(7.73)、1.199(1.76)、1.217(2.06)、1.234(1.86)、2.328(1.81)、2.366(2.30)、2.466(13.60)、2.670(2.06)、2.710(2.20)、2.893(16.00)、3.793(2.01)、3.811(2.25)、3.833(3.72)、3.850(3.67)、7.178(1.22)、7.197(1.42)、7.267(1.37)、7.286(0.93)、7.428(1.17)、7.448(1.81)、7.467(0.93)、7.830(2.06)、7.851(4.94)、7.864(2.45)、7.885(12.92)、7.898(15.12)、7.919(3.47)、8.151(0.93)、8.245(1.17)、8.535(0.73)、9.266(0.54)、9.550(0.69)。
実施例203
4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−5−{[6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(100mg、407μmol)、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(119mg、448μmol)及びナトリウムフェノレート(61.4mg、529μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.85mg、5.29μmol)及びXantphos(7.07mg、12.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(30.2mg、16%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.92)、0.008(2.70)、0.324(3.25)、0.334(3.42)、0.451(3.52)、0.471(3.66)、1.016(5.28)、1.035(11.35)、1.053(5.44)、1.158(1.12)、1.176(2.26)、1.194(1.24)、1.208(0.59)、1.220(1.08)、1.238(1.68)、1.257(1.03)、1.990(4.08)、2.568(3.24)、2.587(2.08)、2.618(2.89)、2.712(0.48)、3.863(2.82)、3.878(2.82)、4.022(0.99)、4.039(0.96)、7.911(16.00)、8.475(4.31)、8.488(4.14)、8.625(0.67)、9.509(0.59)、10.037(5.68)。
実施例204
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(100mg、407μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(110mg、448μmol)及びナトリウムフェノレート(61.4mg、529μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.85mg、5.29μmol)及びXantphos(7.07mg、12.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、SCM/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(31.3mg、17%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.05分;MS(ESIpos):m/z=455[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.307(2.86)、0.319(3.14)、0.430(2.85)、0.450(3.06)、0.822(0.50)、1.176(0.62)、1.188(0.47)、1.194(0.59)、1.200(0.83)、1.207(0.80)、1.219(1.27)、1.231(1.12)、1.237(1.00)、1.249(0.59)、1.286(0.49)、1.301(0.45)、1.990(1.01)、2.042(16.00)、2.565(0.48)、2.615(3.22)、2.672(0.47)、3.860(2.66)、3.877(2.62)、5.756(0.97)、7.265(2.23)、7.288(4.50)、7.310(2.53)、7.755(2.10)、7.892(1.82)、7.905(2.06)、8.473(3.37)、8.486(3.29)、8.633(0.57)、9.499(0.59)、10.042(4.09)。
実施例205
N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(100mg、407μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(116mg、448μmol)及びナトリウムフェノレート(61.4mg、529μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.85mg、5.29μmol)及びXantphos(7.07mg、12.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(91.0mg、48%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=469[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.63)、0.309(4.77)、0.320(6.56)、0.331(3.82)、0.345(1.21)、0.441(4.83)、0.460(5.07)、0.531(0.65)、0.542(1.57)、0.546(1.70)、0.551(0.81)、0.562(1.69)、0.566(1.63)、0.577(0.52)、0.997(7.29)、1.016(16.00)、1.035(7.63)、1.147(0.46)、1.154(0.42)、1.166(0.68)、1.177(0.57)、1.186(0.67)、1.196(0.93)、1.207(1.45)、1.214(1.42)、1.226(2.15)、1.238(1.39)、1.244(1.39)、1.257(0.71)、1.647(2.30)、1.757(1.24)、2.613(3.77)、2.672(0.81)、2.713(0.45)、3.829(3.94)、3.845(3.87)、4.068(4.03)、4.086(3.97)、6.550(0.41)、6.582(0.43)、6.924(0.40)、7.267(3.93)、7.289(7.79)、7.311(4.34)、7.342(2.13)、7.358(0.68)、7.370(1.98)、7.383(3.15)、7.399(2.25)、7.417(0.64)、7.422(0.59)、7.462(2.88)、7.466(3.09)、7.479(2.05)、7.490(0.84)、7.501(0.44)、7.630(0.52)、7.667(1.06)、7.676(1.44)、7.682(1.66)、7.690(3.16)、7.700(2.94)、7.713(3.42)、7.728(3.76)、7.736(2.27)、7.742(1.67)、7.751(1.08)、7.782(1.81)、7.791(1.46)、7.795(1.64)、7.808(1.23)、7.815(1.39)、7.822(1.48)、7.854(0.43)、7.890(2.68)、7.902(2.77)、8.472(6.57)、8.485(6.26)、8.624(0.74)、9.459(0.68)、10.038(7.04)、10.196(5.04)。
実施例206
N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(100mg、407μmol)、4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(98.2mg、448μmol)及びナトリウムフェノレート(61.4mg、529μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.85mg、5.29μmol)及びXantphos(7.07mg、12.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法1)によって精製して、所望の生成物を得た(85.4mg、49%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.91分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.09)、0.008(0.89)、0.993(6.14)、1.012(13.66)、1.031(6.52)、1.047(0.45)、1.676(1.18)、1.758(3.87)、2.064(4.78)、2.476(1.42)、2.620(4.42)、2.631(5.03)、2.673(0.51)、2.712(2.33)、3.674(16.00)、5.756(2.22)、7.260(3.46)、7.282(6.54)、7.304(3.70)、7.315(1.05)、7.355(0.46)、7.506(0.47)、7.526(0.57)、7.673(2.11)、7.688(2.92)、7.707(2.04)、7.893(2.54)、7.906(2.74)、8.474(5.37)、8.487(5.19)、8.521(0.47)、8.535(0.46)、8.554(0.42)、8.567(0.42)、8.633(0.97)、8.832(0.49)、9.407(0.41)、10.039(5.58)、10.106(0.43)。
実施例207
N−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(75.0mg、305μmol)、4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−アミン(89.2mg、336μmol)及びナトリウムフェノレート(46.1mg、397μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.9mL、22mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.63mg、3.97μmol)及びXantphos(5.30mg、9.16μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(14.2mg、9%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.17分;MS(ESIpos):m/z=475[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(1.98)、0.265(2.59)、0.278(2.73)、0.490(0.85)、0.501(2.34)、0.504(2.40)、0.520(2.50)、0.536(0.70)、0.814(0.43)、1.105(0.63)、1.112(0.62)、1.124(0.96)、1.136(0.59)、1.143(0.59)、1.234(0.41)、1.648(1.05)、2.328(0.42)、2.627(16.00)、2.670(0.52)、2.710(0.44)、3.924(4.52)、3.942(4.45)、5.754(0.87)、7.366(0.68)、7.382(0.86)、7.394(0.82)、7.419(2.26)、7.441(4.94)、7.463(2.97)、7.607(3.03)、7.613(1.86)、7.621(4.07)、7.629(3.50)、7.637(1.43)、7.643(2.44)、7.897(2.26)、7.911(2.41)、8.472(3.30)、8.486(3.19)、8.656(3.51)、9.737(3.72)、10.060(3.55)。
実施例208
4−(4−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(104mg、428μmol)、4−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(100mg、471μmol)及びナトリウムフェノレート(54.7mg、471μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.1mL、36mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.10mg、5.57μmol)及びXantphos(7.43mg、12.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(102mg、54%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.12分;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.006(1.09)、0.006(0.58)、2.074(1.33)、2.104(16.00)、2.211(1.03)、2.292(8.87)、2.633(13.19)、7.462(0.41)、7.811(1.50)、7.827(1.47)、7.981(2.77)、7.998(2.28)、9.039(1.09)。
実施例209
4−(5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(125mg、599μmol)、4−(5−アミノ−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(190mg、839μmol)及びナトリウムフェノレート(104mg、899μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.13mg、7.79μmol)及びXantphos(10.4mg、18.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法1)によって精製して、所望の生成物を得た(88.8mg、37%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.06分;MS(ESIpos):m/z=399[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.71)、0.991(3.93)、1.010(8.75)、1.028(4.11)、2.178(3.93)、2.524(2.90)、2.561(0.97)、2.633(16.00)、3.675(13.09)、5.755(0.70)、6.150(3.36)、7.848(2.00)、7.869(5.81)、7.890(7.92)、7.911(2.56)、8.469(1.15)、9.415(1.88)。
実施例210
4−(3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(95.0mg、455μmol)、4−(3−アミノ−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(124mg、546μmol)及びナトリウムフェノレート(79.3mg、683μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.9mL、22mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.42mg、5.92μmol)及びXantphos(7.90mg、13.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(30.1mg、15%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.03分;MS(ESIpos):m/z=399[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.96)、0.008(0.82)、0.874(3.47)、0.893(7.92)、0.911(3.58)、2.181(14.36)、2.319(0.93)、2.337(2.73)、2.356(2.56)、2.367(0.54)、2.375(0.84)、2.524(0.45)、2.623(12.99)、3.697(16.00)、6.132(3.44)、7.338(2.77)、7.689(4.16)、7.710(4.86)、8.007(4.61)、8.027(4.13)、8.445(2.99)、9.371(2.84)。
実施例211
4−(1,4−ジメチル−5−{[6−(3−メチル−4−オキソ−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−1(4H)−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(93.9mg、442μmol)、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン(100mg、402μmol)及びナトリウムフェノレート(51.4mg、442μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.52mg、6.03μmol)及びXantPhos(6.98mg、12.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(X−Bridge C18 5μm 100×30mm、溶媒A:水、溶媒B:アセトニトリル、流量:65mL/分+5mL/分2%NH3水溶液、勾配:0−2分10%溶媒B、2−2.2分で30%溶媒Bとし、2.2−7分で70%溶媒Bとし、7−7.5分で92%溶媒Bとし、92%Bで7.5−9分)によって精製して、所望の生成物を得た(17.5mg、収率9%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.71分;MS(ESIpos):m/z=425[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.37)、0.008(2.19)、2.079(16.00)、2.308(1.90)、2.365(1.30)、2.670(0.43)、2.861(0.45)、2.941(1.71)、2.947(1.71)、2.953(1.96)、2.960(1.79)、2.966(1.84)、3.340(2.11)、3.347(1.93)、3.353(2.06)、3.358(1.85)、3.365(1.79)、3.704(6.45)、7.902(11.30)、8.531(0.42)。
実施例212
4−[1−(2−シクロプロピルエチル)−3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[3−アミノ−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(50.0mg、188μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(43.1mg、206μmol)及びナトリウムフェノレート(24.0mg、206μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.6mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.26mg、5.63μmol)及びXantPhos(2.58mg、2.82μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(17.5mg、収率21%)。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.60)、−0.135(0.83)、−0.124(3.18)、−0.112(3.34)、−0.098(0.89)、−0.008(5.08)、0.008(3.84)、0.146(0.50)、0.275(0.85)、0.289(2.57)、0.295(1.41)、0.305(2.86)、0.309(2.72)、0.319(0.89)、0.472(0.68)、0.491(0.89)、1.564(1.06)、1.581(3.05)、1.598(3.03)、1.615(1.06)、1.878(14.15)、2.168(16.00)、2.328(0.73)、2.366(0.75)、2.624(14.71)、2.670(0.77)、2.710(0.79)、4.023(2.03)、4.039(4.09)、4.057(1.97)、6.126(4.13)、7.562(0.83)、7.662(4.88)、7.684(5.52)、8.003(5.42)、8.024(4.75)、8.461(3.74)、9.475(3.44)。
実施例213
エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(250mg、891μmol)、4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(208mg、980μmol)及びナトリウムフェノレート(155mg、1.34mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(4.0mL、46mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.6mg、11.6μmol)及びXantphos(15.5mg、26.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をジエチルエーテルで磨砕し、沈殿を濾過によって回収し、乾燥させ、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%)によって精製して、所望の生成物を得た(141mg、35%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.07分;MS(ESIpos):m/z=457[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.290(3.11)、1.307(6.43)、1.325(3.17)、2.076(14.85)、2.379(2.45)、2.911(11.63)、3.702(8.12)、4.230(0.92)、4.248(2.80)、4.266(2.77)、4.284(0.90)、7.896(16.00)、8.546(0.48)、9.635(0.96)。
実施例214
4−(4−メトキシ−3−{[6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(104mg、424μmol)、4−(3−アミノ−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(100mg、467μmol)及びナトリウムフェノレート(54.2mg、467μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.0mL、35mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.05mg、5.52μmol)及びXantphos(7.37mg、12.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)により、次にフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage KP−Sil 10g;溶媒A:ジクロロメタン98%、溶媒B:メタノール2%)によって精製して、所望の生成物を得た(3.7mg、2%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.16分;MS(ESIpos):m/z=424[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(1.05)、−0.008(14.55)、0.008(9.18)、0.146(1.05)、1.235(0.41)、1.780(1.05)、2.031(0.86)、2.214(1.95)、2.227(0.95)、2.328(1.00)、2.366(1.00)、2.524(4.36)、2.670(1.27)、2.686(2.23)、2.711(15.05)、3.162(0.64)、3.175(0.59)、3.729(16.00)、6.975(3.91)、7.673(0.59)、7.971(5.55)、7.983(2.64)、7.986(2.73)、7.993(4.73)、8.158(4.73)、8.179(3.55)、8.268(3.73)、8.552(2.86)、8.565(2.64)、8.837(0.55)、9.063(3.82)、9.065(3.45)、10.095(3.00)。
実施例215
1−[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]シクロブタノール
アルゴン雰囲気下に、6−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(24.2mg、51.5μmol)をテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶かし、冷却して−15℃とした。i−PrMgCl・LiClの溶液(99μL、1.3M、130μmol)をゆっくり加え、−15℃で20分及び0℃で50分攪拌した。シクロブタノン(7.7μL、100μmol)を0℃で加え、反応混合物を15分間攪拌した。第2のシクロブタノン(7.7μL、100μmol)を加え、反応混合物をさらに40分間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることでそれを注意深く反応停止し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(KP Sil 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配88/12から0/100)によって精製して、所望の生成物を得た(4.0mg、収率17%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.37)、0.006(0.92)、0.872(3.36)、0.887(7.33)、0.902(3.32)、1.161(2.11)、1.175(4.27)、1.189(2.15)、1.734(0.54)、1.744(0.45)、1.754(0.67)、1.988(8.05)、2.118(0.79)、2.163(0.87)、2.181(13.77)、2.201(0.53)、2.215(0.53)、2.228(1.09)、2.234(0.79)、2.245(1.34)、2.252(1.12)、2.261(1.01)、2.286(0.78)、2.301(2.22)、2.316(2.13)、2.327(1.08)、2.519(1.70)、2.523(1.48)、2.579(14.13)、2.613(0.53)、2.706(0.79)、3.643(16.00)、4.008(0.62)、4.023(1.85)、4.037(1.84)、4.051(0.60)、5.149(5.43)、5.754(1.53)、7.304(1.66)、7.360(2.06)、7.364(0.79)、7.378(4.43)、7.391(0.87)、7.395(2.53)、7.499(2.49)、7.504(1.14)、7.510(2.76)、7.517(2.26)、7.523(0.92)、7.528(1.93)、8.440(2.94)、9.324(1.76)。
実施例216
4−[5−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(125mg、511μmol)、4−(5−アミノ−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(162mg、715μmol)及びナトリウムフェノレート(89.0mg、766μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.1mL、25mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.08mg、6.64μmol)及びXantphos(8.87mg、15.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(89.0mg、38%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.13分;MS(ESIpos):m/z=435[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.990(6.46)、1.009(13.80)、1.027(6.69)、1.567(0.92)、2.087(0.41)、2.292(4.45)、2.368(0.40)、2.563(1.57)、2.705(0.61)、3.682(16.00)、6.791(4.58)、7.684(2.18)、7.820(4.47)、7.851(3.15)、7.871(7.37)、7.892(10.37)、7.912(3.55)、7.956(1.94)、8.499(1.17)、9.597(1.60)。
実施例217
4−[3−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(110mg、450μmol)、4−(3−アミノ−4−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(122mg、540μmol)及びナトリウムフェノレート(78.3mg、674μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.9mL、22mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.35mg、5.85μmol)及びXantphos(7.81mg、13.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法6)によって、次にフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage KP−Sil 10g;ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(58.4mg、28%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.13分;MS(ESIpos):m/z=435[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.53)、0.008(2.42)、0.874(3.44)、0.893(7.91)、0.911(3.56)、1.566(0.79)、2.293(13.66)、2.324(0.92)、2.342(2.31)、2.361(2.24)、2.380(0.76)、3.695(0.80)、3.708(16.00)、6.772(4.01)、7.392(1.61)、7.695(4.64)、7.716(4.99)、7.827(2.48)、7.963(1.06)、8.010(4.98)、8.031(4.32)、8.477(3.05)、9.585(1.73)。
実施例218
N−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(75.0mg、305μmol)、4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(89.2mg、336μmol)及びナトリウムフェノレート(46.1mg、397μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.9mL、22mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.63mg、3.97μmol)及びXantphos(5.30mg、9.16μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法6)により、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(SNAP KP−Sil 10g、ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(22.3mg、15%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.19分;MS(ESIpos):m/z=475[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(1.34)、0.328(1.73)、0.339(6.54)、0.352(6.92)、0.364(1.93)、0.456(2.04)、0.467(5.77)、0.486(5.91)、0.501(1.21)、1.232(2.13)、1.240(1.75)、1.252(2.31)、1.263(1.45)、1.270(1.48)、1.282(0.89)、1.300(0.44)、2.629(16.00)、2.671(0.59)、3.927(6.78)、3.944(6.46)、7.320(4.71)、7.342(8.97)、7.365(4.54)、7.902(4.79)、7.919(7.54)、7.933(5.29)、7.940(4.72)、7.954(3.69)、8.483(6.13)、8.497(5.72)、8.654(3.33)、9.762(3.04)、10.037(7.37)。
実施例219
エチル1−(6−{[1−(4−シアノフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(120mg、428μmol)、4−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(100mg、471μmol)及びナトリウムフェノレート(54.7mg、471μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.1mL、36mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.10mg、5.57μmol)及びXantphos(7.43mg、12.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残った残留物をジクロロメタンに取り、沈殿が生じ、それを濾過によって回収し、乾燥させて、所望の生成物を得た(80.0mg、39%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.02分;MS(ESIpos):m/z=457[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.16)、1.287(2.63)、1.304(5.18)、1.322(2.69)、2.075(0.68)、2.111(16.00)、2.284(2.58)、2.293(13.09)、2.369(1.46)、2.387(1.54)、2.888(7.26)、4.226(0.83)、4.243(2.30)、4.261(2.32)、4.278(0.86)、7.686(0.44)、7.807(1.92)、7.828(2.42)、7.858(0.53)、7.979(3.80)、8.001(3.12)、9.120(0.95)。
実施例220
3−[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]オキセタン−3−オール
アルゴン雰囲気下に、6−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン(45.0mg、95.7μmol)をテトラヒドロフラン(0.95mL)に溶かし、冷却して−15℃とした。i−PrMgCl・LiClの溶液(180μL、1.3M、240μmol)をゆっくり加え、−15℃で50分間攪拌し、その時点で第2のi−PrMgCl・LiCl(180μL、1.3M、240μmol)を加えた。−15℃で50分攪拌後、(180μL、1.3M、240μmol)を環境温度で加えた。反応混合物を50分間攪拌した。次に、飽和塩化アンモニウム水溶液を注意深く加えることでそれを反応停止し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(KP Sil 25g、ジクロロメタン/メタノール98/2から90/10)によって精製して、所望の生成物を得た(5.0mg、収率10%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.67分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.692(0.69)、0.703(0.67)、0.729(0.72)、0.740(0.75)、0.811(0.81)、0.822(1.32)、0.832(0.88)、0.842(0.47)、0.854(0.55)、0.876(2.99)、0.888(6.00)、0.901(2.90)、1.237(1.92)、1.424(2.88)、1.543(2.02)、2.065(0.72)、2.108(10.81)、2.161(1.05)、2.292(0.85)、2.305(2.20)、2.317(2.12)、2.330(0.76)、2.485(12.62)、2.612(0.42)、2.910(0.57)、3.568(0.53)、3.643(11.86)、4.411(0.47)、4.421(0.42)、4.542(0.57)、4.658(3.47)、4.669(3.69)、5.012(3.52)、5.023(3.30)、5.396(0.44)、5.747(16.00)、5.953(0.50)、5.995(4.14)、7.329(1.60)、7.361(1.53)、7.375(3.29)、7.390(1.91)、7.499(1.88)、7.508(2.38)、7.522(1.66)、7.901(0.43)、8.455(2.80)、9.350(1.74)。
実施例221
4−[5−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(50.0mg、188μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.2mg、206μmol)及びナトリウムフェノレート(24.0mg、206μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.58mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.58mg、2.82μmol)及びXantPhos(3.26mg、5.63μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(32mg、収率36%)。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.82)、−0.063(3.04)、−0.054(3.08)、−0.008(7.01)、0.008(6.29)、0.146(0.80)、0.306(1.94)、0.323(2.08)、0.622(0.78)、1.356(0.72)、1.629(0.96)、1.647(2.70)、1.665(2.64)、1.682(0.94)、2.058(15.72)、2.073(1.14)、2.208(2.14)、2.328(0.66)、2.366(0.64)、2.648(16.00)、2.670(0.82)、2.710(0.62)、4.036(1.94)、7.897(12.34)、7.921(0.66)、8.498(0.50)、9.515(0.50)。
実施例222
4−[3−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[3−アミノ−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(44.0mg、165μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(44.2mg、182μmol)及びナトリウムフェノレート(21.1mg、182μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.27mg、2.48μmol)及びXantPhos(2.87mg、4.96μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(25mg、収率33%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.67分;MS(ESIpos):m/z=473[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.47)、−0.137(0.67)、−0.126(2.56)、−0.114(2.70)、−0.101(0.78)、−0.054(0.41)、−0.008(3.63)、0.008(3.13)、0.146(0.41)、0.274(0.73)、0.284(1.96)、0.288(2.12)、0.294(1.24)、0.304(2.55)、0.308(2.37)、0.318(0.93)、0.470(0.54)、0.489(0.75)、1.356(0.89)、1.562(0.83)、1.579(2.43)、1.596(2.42)、1.613(0.84)、1.881(10.37)、2.059(1.74)、2.073(0.95)、2.205(13.73)、2.367(0.46)、2.524(0.97)、2.644(16.00)、2.670(0.52)、2.711(0.47)、4.023(1.73)、4.040(3.51)、4.057(1.72)、7.662(4.00)、7.683(4.65)、7.897(1.35)、8.004(4.50)、8.025(4.09)、8.498(2.89)、9.603(2.32)。
実施例223
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、456μmol)、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(123mg、502μmol)及びナトリウムフェノレート(63.5mg、547μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.26mg、6.84μmol)及びXantPhos(7.92mg、13.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(105mg、収率51%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.12分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.19)、0.007(0.79)、0.892(3.29)、0.908(7.42)、0.922(3.26)、2.321(0.71)、2.336(2.01)、2.351(1.95)、2.366(0.72)、2.633(16.00)、3.688(13.85)、7.374(2.05)、7.378(1.07)、7.388(1.01)、7.392(4.22)、7.397(0.90)、7.406(0.81)、7.410(2.41)、7.463(0.53)、7.466(0.53)、7.478(0.41)、7.496(1.05)、7.524(2.46)、7.529(1.03)、7.535(2.55)、7.542(2.08)、7.549(0.83)、7.553(1.79)、7.579(1.86)、7.588(1.79)、7.596(1.75)、7.605(1.79)、8.560(2.81)、8.657(2.04)、8.660(2.06)、8.666(1.99)、8.669(1.85)、9.015(1.97)、9.018(1.97)、9.033(1.89)、9.035(1.73)、9.435(1.86)。
実施例224
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(123mg、502μmol)及びナトリウムフェノレート(63.5mg、547μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.92mg、13.7μmol)、XantPhos(6.26mg、6.84μmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、456μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を浴温90℃で終夜攪拌した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物を得た(5mg、収率2%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.63分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.120(0.44)、−0.007(4.92)、0.006(3.32)、0.117(0.44)、0.887(3.48)、0.902(7.95)、0.917(3.58)、0.995(0.65)、2.316(0.74)、2.331(2.09)、2.346(2.06)、2.362(1.36)、2.519(1.32)、2.523(0.94)、2.636(0.86)、2.670(16.00)、2.675(3.47)、2.711(0.68)、3.401(1.00)、3.682(14.85)、7.285(0.67)、7.293(0.47)、7.308(0.47)、7.372(2.29)、7.390(4.58)、7.408(2.58)、7.494(1.06)、7.505(0.79)、7.520(2.85)、7.531(2.85)、7.538(2.36)、7.544(0.98)、7.549(1.98)、8.556(1.06)、8.568(4.18)、8.570(4.27)、8.574(6.62)、8.578(3.12)、8.586(1.47)、8.636(0.48)、8.648(0.48)、8.814(0.58)、9.191(4.15)、9.193(4.05)、9.231(0.53)、9.469(1.64)。
実施例225
N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
N′−アセチル−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボノヒドラジド(95.4mg、179μmol)のテトラヒドロフラン(2.5mL、31mmol)中溶液をバージェス試薬(59.9mg、251μmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物(micture)を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(49.1mg、53%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.15分;MS(ESIpos):m/z=514[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.304(3.03)、0.314(3.14)、0.442(3.39)、0.462(3.52)、0.983(4.25)、1.002(8.98)、1.020(4.39)、1.181(0.53)、1.193(0.96)、1.200(0.95)、1.212(1.37)、1.231(1.03)、1.426(1.76)、2.369(0.43)、2.469(4.21)、2.571(16.00)、2.973(15.38)、3.808(2.47)、3.822(2.48)、3.991(0.85)、7.258(2.62)、7.280(5.38)、7.302(3.05)、7.692(2.55)、8.543(0.55)、9.489(0.41)。
実施例226
6−[3,5−ジメチル−4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
N′−アセチル−1−(6−{[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボノヒドラジド(65.1mg、132μmol)のテトラヒドロフラン(2.5mL、31mmol)中溶液をバージェス試薬(44.2mg、185μmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物(micture)を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(20.0mg、29%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.94分;MS(ESIpos):m/z=474[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.52)、0.146(0.42)、0.978(4.01)、0.997(8.45)、1.015(4.11)、1.234(0.60)、1.760(0.46)、1.904(0.83)、2.328(0.98)、2.366(0.81)、2.473(5.09)、2.573(16.00)、2.670(1.02)、2.710(0.79)、2.773(1.00)、2.976(15.46)、3.602(0.50)、3.652(10.06)、7.251(2.32)、7.273(4.78)、7.295(2.73)、7.654(1.81)、7.668(2.50)、7.687(1.79)、8.560(0.75)、9.544(0.94)。
実施例227
4−[5−({6−[(±)−4−ヒドロキシ−3,4−ジメチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−1(4H)−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(ラセミ体)
4−(1,4−ジメチル−5−{[6−(3−メチル−4−オキソ−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−1(4H)−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(15.5mg、36.5μmol)をテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶かし、水浴で冷却した。メチルマグネシウムブロミドの溶液(150μL、1.0M、150μmol)を加えた。30分間攪拌後、第2のメチルマグネシウムブロミド(80μL、1.0M、80μmol)を加え、反応混合物をさらに20分間攪拌した。次に、飽和塩化アンモニウム水溶液を注意深く加えることでそれを反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、ジクロロメタン/メタノール勾配98/2から96/4)によって精製して、所望の生成物を得た(4.8mg、収率27%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.66分;MS(ESIpos):m/z=441[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.120(0.45)、−0.007(5.87)、0.007(2.99)、1.235(1.85)、1.451(7.02)、1.478(1.26)、2.067(16.00)、2.079(1.69)、2.201(2.52)、2.362(0.72)、2.438(1.22)、2.448(1.26)、2.456(1.41)、2.465(2.24)、2.606(0.82)、2.635(0.73)、2.976(0.56)、2.997(1.78)、3.010(0.72)、3.020(0.52)、3.103(0.68)、3.120(0.80)、3.129(0.82)、3.147(0.65)、3.568(0.42)、3.690(8.44)、4.966(3.34)、5.754(2.18)、7.899(12.87)、8.432(0.72)、9.453(1.03)。
実施例228
4−(1,4−ジメチル−3−{[6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(82.8mg、337μmol)及びナトリウムフェノレート(53.3mg、459μmol)を1,4−ジオキサン(0.88mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.21mg、4.59μmol)、XantPhos(5.32mg、9.19μmol)及び4−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(65.0mg、306μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、濃縮した。それをジメチルスルホキシドに再溶解し、濾過し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物を得た(41mg、収率32%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.67分;MS(ESIpos):m/z=422[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.10)、0.008(1.07)、1.920(13.57)、2.636(15.68)、3.771(16.00)、5.755(2.88)、7.551(1.05)、7.719(4.31)、7.740(4.98)、7.892(1.98)、7.895(2.07)、7.905(2.08)、7.908(2.15)、8.016(5.06)、8.037(4.34)、8.465(3.26)、8.479(3.09)、8.618(3.47)、9.567(2.80)、10.063(3.51)。
実施例229
N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(123mg、502μmol)及びナトリウムフェノレート(79.4mg、684μmol)を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.26mg、6.84μmol)、XantPhos(7.92mg、13.7μmol)及び4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、456μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、濃縮した。それをジメチルスルホキシドに再溶解し、濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(141mg、収率72%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.08分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.39)、0.008(1.05)、0.993(6.42)、1.012(13.68)、1.031(6.35)、1.567(0.61)、2.476(2.56)、2.622(5.06)、2.631(6.29)、2.673(0.52)、3.672(16.00)、5.756(5.27)、7.260(3.52)、7.269(1.80)、7.271(1.81)、7.282(6.78)、7.295(1.54)、7.304(3.73)、7.313(1.26)、7.342(0.45)、7.354(0.54)、7.370(0.54)、7.383(0.54)、7.400(0.41)、7.462(0.52)、7.466(0.53)、7.506(0.60)、7.526(0.69)、7.545(0.48)、7.584(4.03)、7.595(4.06)、7.605(3.96)、7.616(4.06)、7.628(0.54)、7.639(0.56)、7.649(0.69)、7.660(1.14)、7.673(2.43)、7.688(3.13)、8.587(1.18)、8.664(3.82)、8.667(3.89)、8.675(3.72)、8.678(3.46)、8.785(0.56)、8.787(0.54)、8.993(4.20)、8.997(4.12)、9.014(4.07)、9.018(3.70)、9.467(2.33)。
実施例230
N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(123mg、502μmol)及びナトリウムフェノレート(79.4mg、684μmol)を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.26mg、6.84μmol)、XantPhos(7.92mg、13.7μmol)及び4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、456μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、濃縮した。それをジメチルスルホキシドに再溶解し、濾過し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物を得た(31mg、収率16%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.61分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(1.19)、−0.008(9.97)、0.008(10.01)、0.146(1.15)、0.986(6.24)、1.004(13.91)、1.023(6.52)、2.328(1.85)、2.366(1.48)、2.664(6.56)、2.675(9.07)、2.710(1.93)、3.664(16.00)、5.754(6.93)、7.257(3.41)、7.280(6.77)、7.302(3.86)、7.351(0.70)、7.502(0.86)、7.522(1.15)、7.541(0.62)、7.683(3.20)、8.542(2.87)、8.557(6.03)、8.583(9.48)、8.598(5.33)、8.636(1.39)、8.650(1.03)、8.815(1.07)、9.198(4.72)、9.231(1.15)、9.493(1.72)。
実施例231
4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−5−{[6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン(161mg、654μmol)及びナトリウムフェノレート(104mg、892μmol)を1,4−ジオキサン(1.7mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.17mg、8.92μmol)、XantPhos(10.3mg、17.8μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(150mg、594μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、濃縮した。それをジメチルスルホキシドに再溶解し、濾過し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物を得た(90mg、収率33%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.94分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.320(2.95)、0.331(3.20)、0.440(2.96)、0.460(3.12)、1.201(0.45)、1.212(0.83)、1.220(0.80)、1.231(1.29)、1.243(0.77)、1.250(0.78)、2.096(16.00)、2.616(2.95)、2.632(2.05)、2.671(0.50)、3.894(2.66)、3.911(2.60)、5.755(6.76)、7.898(2.93)、7.906(2.85)、7.920(8.28)、7.932(4.98)、7.953(1.47)、8.474(3.37)、8.487(3.27)、8.627(0.52)、9.543(0.66)、10.038(4.00)。
実施例232
4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−5−{[6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(161mg、654μmol)及びナトリウムフェノレート(104mg、892μmol)を1,4−ジオキサン(1.7mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.17mg、8.92μmol)、XantPhos(10.3mg、17.8μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(150mg、594μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、濃縮した。それをジメチルスルホキシドに再溶解し、濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(196mg、収率71%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.11分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.318(3.64)、0.329(3.92)、0.439(3.57)、0.459(3.74)、1.199(0.52)、1.212(0.97)、1.219(0.97)、1.230(1.41)、1.248(0.94)、2.094(16.00)、2.617(3.89)、2.671(0.62)、3.890(3.19)、3.907(3.18)、5.755(7.17)、7.341(0.45)、7.382(0.55)、7.462(0.83)、7.475(0.51)、7.580(1.11)、7.585(1.64)、7.591(1.33)、7.596(1.75)、7.606(1.73)、7.612(1.40)、7.617(1.66)、7.790(0.43)、7.898(1.99)、7.919(8.20)、7.929(5.66)、7.950(1.74)、8.581(0.79)、8.664(2.61)、8.667(2.48)、8.674(2.62)、8.994(2.19)、9.015(2.18)、9.521(1.07)。
実施例233
4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−5−{[6−(3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン(161mg、654μmol)及びナトリウムフェノレート(104mg、892μmol)を1,4−ジオキサン(1.7mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.17mg、8.92μmol)、XantPhos(10.3mg、17.8μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(150mg、594μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、濃縮した。それをジメチルスルホキシドに再溶解し、濾過し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物を得た(31mg、収率11%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.66分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.97)、0.008(1.60)、0.315(3.09)、0.327(3.22)、0.437(3.16)、0.456(3.20)、1.195(0.52)、1.208(0.92)、1.214(0.89)、1.226(1.36)、1.245(0.83)、1.257(0.41)、1.435(0.46)、2.035(0.56)、2.089(16.00)、2.525(1.53)、2.657(3.01)、2.711(0.70)、3.888(2.65)、3.904(2.50)、5.755(7.43)、7.382(0.43)、7.461(0.43)、7.466(0.44)、7.805(0.41)、7.898(1.88)、7.919(8.69)、7.927(5.13)、7.949(1.39)、8.539(1.92)、8.541(1.89)、8.554(3.79)、8.556(3.79)、8.583(6.09)、8.597(3.45)、9.196(2.73)、9.548(0.65)。
実施例234
4−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(84.8mg、347μmol)、4−[5−アミノ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(100mg、381μmol)及びナトリウムフェノレート(44.3mg、381μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.13mg、4.51μmol)及びXantphos(6.02mg、10.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(73.0mg、43%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.11分;MS(ESIpos):m/z=471[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.00)、0.006(0.74)、1.078(1.39)、1.092(2.81)、1.106(1.40)、1.989(0.59)、2.069(16.00)、2.294(2.37)、3.363(0.48)、3.377(1.39)、3.391(1.37)、3.405(0.46)、4.523(0.82)、6.258(0.53)、6.360(0.54)、6.368(1.07)、6.375(0.56)、6.477(0.51)、6.794(2.54)、7.713(1.09)、7.822(2.22)、7.924(13.28)、8.503(0.57)、9.657(0.74)。
実施例235
4−[3−({6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(55.0mg、259μmol)、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(79.5mg、285μmol)及びナトリウムフェノレート(33.1mg、285μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.8mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.56mg、3.89μmol)及びXantPhos(4.50mg、7.77μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(21.7mg、収率18%)。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.75)、0.008(0.72)、1.892(10.29)、2.288(14.30)、2.328(0.55)、2.523(0.67)、3.743(16.00)、7.461(0.56)、7.702(4.28)、7.723(4.91)、7.901(1.22)、8.007(4.86)、8.028(4.62)、8.033(3.42)、8.164(1.08)、8.510(2.45)、9.745(1.38)。
実施例236
4−[3−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(55.0mg、259μmol)、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(69.7mg、285μmol)及びナトリウムフェノレート(33.1mg、285μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.8mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.56mg、3.89μmol)及びXantPhos(4.50mg、7.77μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法1)によって精製して、所望の生成物を得た(29.8mg、収率27%)。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.52)、0.008(0.60)、1.890(11.52)、2.296(13.68)、3.747(16.00)、6.774(3.85)、7.439(0.91)、7.691(1.24)、7.704(4.25)、7.725(4.89)、7.827(2.44)、7.963(1.06)、8.007(4.89)、8.028(4.25)、8.483(2.84)、9.637(1.96)。
実施例237
4−[5−({6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(50.0mg、188μmol)、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(57.6mg、206μmol)及びナトリウムフェノレート(24.0mg、206μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.6mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.58mg、2.82μmol)及びXantPhos(3.26mg、5.63μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(7.5mg、収率8%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.62分;MS(ESIpos):m/z=509[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.058(3.54)、−0.049(3.54)、−0.008(1.29)、0.146(0.17)、0.306(2.16)、0.326(2.29)、0.620(0.86)、1.630(1.06)、1.647(2.95)、1.665(2.85)、1.682(1.04)、2.061(16.00)、2.280(1.55)、2.323(0.95)、2.328(0.91)、2.346(0.41)、2.367(0.50)、2.670(0.48)、2.711(0.39)、4.040(1.88)、7.298(0.19)、7.900(13.30)、8.032(2.16)、8.164(0.99)、8.519(0.35)、9.652(0.32)。
実施例238
1−[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−メチルプロパン−2−オール
エチル[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(257mg、538μmol)のテトラヒドロフラン(10mL、130mmol)中溶液を0℃で、ブロモ(メチル)マグネシウム(1.9mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.9mmol)で処理した。混合物を0℃で30分攪拌し、次に昇温させて室温とした。それを終夜放置した。さらに、3.5当量のブロモ(メチル)マグネシウム(0.63mL、1.88mmol、3.0Mジエチルエーテル中溶液)を加え、それを環境温度で1時間攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮し、粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール20:1、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物を得た(75.0mg、30%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.870(2.60)、0.889(5.71)、0.908(2.64)、1.073(1.43)、1.091(16.00)、1.108(1.45)、2.171(9.63)、2.282(0.71)、2.300(1.97)、2.319(1.95)、2.338(0.69)、2.433(4.17)、2.567(9.32)、3.357(0.69)、3.375(1.49)、3.392(1.66)、3.409(1.28)、3.649(11.66)、7.328(1.84)、7.356(1.28)、7.378(2.83)、7.400(1.70)、7.498(1.68)、7.512(1.95)、7.519(1.64)、7.533(1.26)、8.434(2.44)、9.301(0.78)。
実施例239
4−[3−({6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[3−アミノ−1−(2−シクロプロピルエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(44.0mg、165μmol)、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(50.7mg、182μmol)及びナトリウムフェノレート(21.1mg、182μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.27mg、2.48μmol)及びXantPhos(2.87mg、4.96μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法8)によって精製して、所望の生成物を得た(8mg、収率10%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.65分;MS(ESIpos):m/z=509[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.134(0.86)、−0.123(3.42)、−0.120(3.41)、−0.111(3.65)、−0.098(1.03)、−0.008(2.00)、0.008(2.23)、0.278(0.91)、0.288(2.56)、0.291(2.78)、0.298(1.55)、0.308(3.12)、0.312(2.98)、0.322(1.03)、0.474(0.70)、0.492(0.97)、0.511(0.60)、1.563(1.07)、1.581(3.15)、1.598(3.15)、1.614(1.10)、1.886(10.00)、2.268(16.00)、2.328(0.42)、2.523(0.97)、2.670(0.43)、4.031(2.14)、4.047(4.44)、4.064(2.13)、7.667(5.53)、7.688(6.25)、7.910(1.54)、8.007(6.07)、8.028(5.44)、8.041(3.54)、8.173(1.37)、8.521(3.16)、9.805(1.84)。
実施例240
4−[5−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(65.0mg、306μmol)、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(74.9mg、306μmol)及びナトリウムフェノレート(39.1mg、337μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.95mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.21mg、4.59μmol)及びXantPhos(5.32mg、9.19μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法1)によって精製して、所望の生成物を得た(20.4mg、収率16%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=421[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.97)、0.008(2.94)、2.076(16.00)、2.289(2.27)、2.327(0.73)、2.367(0.53)、2.670(0.53)、2.710(0.54)、3.701(7.40)、6.792(2.54)、7.682(1.13)、7.818(2.36)、7.900(12.74)、7.954(1.10)、8.503(0.53)、9.639(0.72)。
実施例241
4−[5−({6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(65.0mg、306μmol)、4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(85.5mg、306μmol)及びナトリウムフェノレート(39.1mg、337μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.95mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.21mg、4.59μmol)及びXantPhos(5.32mg、9.19μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(17mg、収率11%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.19分;MS(ESIpos):m/z=455[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.24)、0.008(2.35)、2.073(16.00)、2.284(1.89)、2.327(4.16)、3.700(6.58)、7.817(0.41)、7.898(14.12)、7.948(0.72)、8.014(0.70)、8.016(0.78)、8.030(2.17)、8.162(0.96)、8.527(0.40)、9.002(0.68)、9.719(0.56)。
実施例242
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(97.6mg、502μmol)及びナトリウムフェノレート(63.5mg、547μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.26mg、6.84μmol)、XantPhos(7.92mg、13.7μmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、456μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(65mg、収率37%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=378[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.44)、0.008(0.44)、0.871(3.56)、0.889(8.34)、0.908(3.72)、1.647(0.36)、2.075(0.21)、2.274(13.93)、2.281(3.25)、2.289(1.19)、2.308(2.66)、2.326(2.62)、2.345(0.86)、2.670(0.26)、3.652(0.42)、3.669(16.00)、6.386(2.94)、6.392(2.98)、6.466(0.35)、6.472(0.36)、7.149(0.46)、7.151(0.51)、7.270(0.41)、7.289(0.58)、7.292(0.52)、7.308(2.25)、7.340(0.32)、7.362(2.12)、7.367(0.93)、7.379(1.20)、7.384(4.76)、7.401(1.17)、7.406(2.79)、7.413(0.37)、7.488(0.45)、7.493(0.23)、7.510(2.96)、7.515(1.23)、7.524(2.98)、7.532(2.36)、7.540(0.93)、7.545(1.96)、8.140(1.47)、8.437(2.65)、8.459(2.70)、8.466(2.70)、8.540(0.32)、8.546(0.32)、8.674(0.33)、8.676(0.35)、9.432(2.27)。
実施例243
4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−5−{[6−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(84.8mg、436μmol)及びナトリウムフェノレート(55.2mg、476μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.88mg、11.9μmol)、XantPhos(5.44mg、5.94μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(100mg、396μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法2)によって精製して、所望の生成物を得た(40mg、収率24%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.04分;MS(ESIpos):m/z=411[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(1.05)、0.305(2.67)、0.315(2.89)、0.429(2.77)、0.449(2.99)、1.176(0.40)、1.189(0.77)、1.195(0.77)、1.207(1.13)、1.219(0.78)、1.226(0.77)、1.238(0.43)、1.647(0.52)、2.072(16.00)、2.260(2.76)、2.281(1.57)、3.870(2.38)、3.886(2.43)、6.405(2.22)、7.368(0.43)、7.385(0.45)、7.398(0.52)、7.893(1.50)、7.913(8.38)、7.921(5.38)、7.943(1.56)、8.467(4.06)、8.473(4.03)、9.523(0.54)。
実施例244
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]シクロプロパノール
アルゴン雰囲気下に、シュレンク管に、テトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中のチタンイソプロポキシド(300μL、1.0mmol)を入れた。−18℃でエチルマグネシウムブロミド1.0Mテトラヒドロフラン中溶液(3.1mL、1.0M、3.1mmol)を加えた。混合物を−18℃で30分間攪拌し、次にエチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(250mg、純度100%、511μmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液を加え、得られた混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)及び次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物44.2mg(18%)を(±)−1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−1−オール(ラセミ体)(41.5mg、16%)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.03分;MS(ESIpos):m/z=474[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.289(2.61)、0.300(2.83)、0.420(2.56)、0.439(2.71)、0.648(3.43)、0.930(1.45)、0.941(3.86)、0.957(1.27)、1.158(1.74)、1.176(3.65)、1.193(2.48)、1.211(0.69)、1.989(5.99)、2.004(14.99)、2.262(3.44)、2.714(16.00)、3.826(2.54)、3.843(2.51)、4.003(0.47)、4.021(1.36)、4.039(1.35)、4.057(0.45)、5.479(4.01)、7.252(2.08)、7.274(4.26)、7.296(2.32)、7.714(1.64)、7.728(2.16)、7.733(2.12)、7.748(1.54)、8.467(0.77)、9.361(0.72)。
実施例245
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(80.0mg、365μmol)、4−クロロ−6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(72.5mg、401μmol)及びナトリウムフェノレート(46.6mg、401μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.34mg、4.74μmol)及びXantPhos(6.33mg、10.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から40/60)によって精製して、所望の生成物を得た(57mg、収率42%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.95分;MS(ESIpos):m/z=364[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.53)、−0.008(8.13)、0.008(4.15)、0.014(0.56)、0.146(0.52)、0.869(3.68)、0.888(8.25)、0.906(3.57)、2.296(1.03)、2.314(2.75)、2.333(2.92)、2.351(0.81)、2.367(0.52)、2.524(2.54)、2.670(0.61)、2.710(0.50)、3.665(16.00)、6.578(2.31)、6.582(2.49)、6.585(2.51)、6.589(2.17)、7.360(2.14)、7.366(1.03)、7.382(4.65)、7.405(2.87)、7.425(1.79)、7.509(2.69)、7.514(1.29)、7.522(2.98)、7.531(2.32)、7.539(1.06)、7.545(1.94)、7.856(2.75)、7.859(2.66)、8.482(2.39)、8.587(2.60)、8.592(2.45)、8.594(2.37)、9.524(2.63)。
実施例246
4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−5−{[6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(80.0mg、317μmol)、4−クロロ−6−(1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(63.0mg、349μmol)及びナトリウムフェノレート(40.5mg、349μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.77mg、4.12μmol)及びXantPhos(5.50mg、9.51μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から40/60)によって精製して、所望の生成物を得た(27mg、収率21%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.95分;MS(ESIpos):m/z=397[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.28)、−0.008(3.77)、0.008(2.72)、0.146(0.29)、0.300(2.23)、0.311(2.29)、0.422(2.26)、0.442(2.28)、1.157(0.26)、1.175(0.61)、1.193(0.76)、1.202(0.87)、1.234(0.44)、1.989(0.47)、2.036(0.43)、2.069(16.00)、2.328(0.29)、2.367(0.25)、2.524(1.23)、2.670(0.31)、2.710(0.26)、3.875(2.12)、3.892(2.01)、5.754(2.21)、6.595(1.92)、7.855(0.59)、7.890(1.56)、7.912(8.79)、7.918(6.26)、7.940(1.05)、8.508(0.38)、8.593(2.77)、8.599(2.72)、9.616(0.65)。
実施例247
4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−5−({6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(80.0mg、317μmol)、4−クロロ−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(140mg、純度62%、349μmol)及びナトリウムフェノレート(40.5mg、349μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.77mg、4.12μmol)及びXantPhos(5.50mg、9.51μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(KP Sil 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から40/60)によって精製して、所望の生成物を得た(37mg、収率24%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.26分;MS(ESIpos):m/z=465[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(1.09)、−0.008(9.41)、0.008(9.55)、0.146(1.07)、0.310(1.92)、0.424(1.87)、0.445(1.89)、1.193(0.75)、1.434(0.32)、1.988(0.69)、2.069(16.00)、2.327(1.17)、2.366(0.83)、2.669(1.23)、2.710(0.93)、3.879(1.57)、5.754(3.55)、7.912(9.25)、8.343(0.29)、8.552(0.29)、9.185(3.33)、9.768(0.32)。
実施例248
4−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(72.3mg、347μmol)、4−[5−アミノ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(100mg、381μmol)及びナトリウムフェノレート(44.3mg、381μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.13mg、4.51μmol)及びXantphos(6.02mg、10.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(64.0mg、38%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.05分;MS(ESIpos):m/z=435[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.20)、0.008(1.44)、2.065(11.96)、2.183(4.62)、2.633(10.27)、2.654(1.02)、4.477(0.51)、4.513(0.94)、4.545(0.51)、6.154(2.42)、6.228(0.50)、6.356(0.47)、6.365(0.99)、6.374(0.50)、6.502(0.46)、7.921(16.00)、8.469(1.04)、9.481(1.76)。
実施例249
(±)−1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール(ラセミ体)
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン(51.9mg、113μmol)のメタノール(2.0mL、49mmol)中溶液を、水素化ホウ素ナトリウム(2.14mg、56.5μmol)で処理した。混合物を環境温度で30分攪拌した。混合物を水1mLで希釈し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物17.1mg(33%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.32分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.63)、0.008(0.77)、0.291(2.36)、0.302(2.61)、0.420(2.30)、0.440(2.46)、1.175(0.85)、1.182(0.66)、1.194(1.04)、1.206(0.63)、1.212(0.64)、1.232(0.52)、1.320(4.71)、1.336(4.82)、2.003(14.03)、2.234(2.91)、2.631(16.00)、3.824(2.35)、3.841(2.31)、4.765(0.79)、4.773(0.87)、4.782(0.83)、4.789(0.85)、4.909(2.09)、4.916(1.97)、5.754(0.71)、7.251(2.08)、7.273(4.26)、7.295(2.30)、7.712(1.53)、7.726(1.98)、7.732(1.91)、7.746(1.43)、8.453(0.70)、9.345(0.74)。
実施例250
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(160mg、730μmol)、4−クロロ−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(322mg、純度62%、803μmol)及びナトリウムフェノレート(93.2mg、803μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.69mg、9.49μmol)及びXantPhos(12.7mg、21.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から40/60)によって精製して、所望の生成物を得た(144mg、収率43%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.31分;MS(ESIpos):m/z=432[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.37)、0.008(1.45)、0.774(0.35)、0.844(0.32)、0.852(0.20)、0.870(3.53)、0.889(8.09)、0.907(3.54)、1.235(0.26)、1.398(1.58)、2.303(0.77)、2.322(2.24)、2.340(2.13)、2.359(0.70)、2.671(0.20)、2.711(0.16)、3.642(0.45)、3.666(16.00)、3.752(0.58)、3.784(0.65)、5.755(0.82)、7.330(0.17)、7.354(0.28)、7.361(2.00)、7.366(0.81)、7.383(4.57)、7.400(1.00)、7.406(2.80)、7.421(0.40)、7.443(0.23)、7.511(3.21)、7.516(1.93)、7.524(3.44)、7.533(2.65)、7.541(1.13)、7.546(2.17)、7.584(0.25)、7.598(0.19)、7.815(0.36)、7.818(0.37)、8.332(3.69)、8.405(0.35)、8.414(0.21)、8.549(2.43)、8.951(0.32)、8.953(0.33)、9.162(2.92)、9.307(0.27)、9.730(1.36)。
実施例251
4−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(73.8mg、302μmol)、4−[3−アミノ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(87.0mg、332μmol)及びナトリウムフェノレート(38.5mg、332μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL、25mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.59mg、3.92μmol)及びXantphos(5.23mg、9.05μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、Extrelut及びシリカゲルのカラムで濾過した(溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル20:1)。濾液を減圧下に濃縮し、粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物36.0mg(25%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.12分;MS(ESIpos):m/z=471[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.90)、0.008(0.90)、1.073(0.47)、1.091(0.95)、1.109(0.47)、1.883(13.58)、2.292(16.00)、3.375(0.51)、3.392(0.50)、4.414(1.05)、4.423(1.16)、4.450(2.18)、4.459(2.22)、4.487(1.12)、4.496(1.02)、6.158(0.75)、6.285(0.73)、6.295(1.53)、6.304(0.73)、6.432(0.69)、6.777(4.65)、7.573(0.70)、7.663(5.08)、7.684(5.92)、7.691(1.91)、7.828(2.91)、7.964(1.24)、8.022(5.69)、8.043(5.13)、8.508(3.79)、9.787(3.25)。
実施例252
4−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(62.9mg、302μmol)、4−[3−アミノ−1−(2,2−ジフルオロエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル(87.0mg、332μmol)及びナトリウムフェノレート(38.5mg、332μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL、25mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.59mg、3.92μmol)及びXantphos(5.23mg、9.05μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(56.0mg、38%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=435[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.647(0.48)、1.879(15.67)、2.074(3.82)、2.182(15.31)、2.502(16.00)、2.625(14.92)、4.401(1.18)、4.410(1.27)、4.437(2.41)、4.446(2.43)、4.474(1.24)、4.482(1.13)、6.136(4.01)、6.156(0.79)、6.284(0.76)、6.293(1.52)、6.302(0.75)、6.430(0.71)、7.383(0.41)、7.531(1.64)、7.657(4.75)、7.678(5.11)、8.019(4.94)、8.039(4.21)、8.475(3.99)、9.580(4.53)。
実施例253
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(49.7mg、238μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(58.0mg、262μmol)及びナトリウムフェノレート(30.4mg、262μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.7mL、20mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.84mg、3.10μmol)及びXantphos(4.14mg、7.15μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(35.5mg、36%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.98分;MS(ESIpos):m/z=394[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.074(1.05)、2.176(11.46)、2.227(0.49)、2.623(10.61)、2.663(0.45)、3.531(16.00)、3.718(13.08)、6.130(3.01)、7.205(3.65)、7.207(3.61)、7.364(1.63)、7.386(3.53)、7.408(1.97)、7.592(2.00)、7.597(0.96)、7.606(2.26)、7.614(1.95)、7.623(0.83)、7.628(1.65)、8.448(2.88)、9.368(2.12)。
実施例254
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(39.4mg、189μmol)、3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(46.0mg、208μmol)及びナトリウムフェノレート(24.1mg、208μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL、16mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.25mg、2.46μmol)及びXantphos(3.28mg、5.67μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(32.5mg、43%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.04分;MS(ESIpos):m/z=394[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.84)、0.008(0.92)、1.091(0.45)、2.174(4.04)、2.635(10.22)、3.615(8.71)、3.683(16.00)、6.151(2.30)、7.236(1.68)、7.258(3.44)、7.281(1.81)、7.868(1.52)、7.882(1.74)、7.890(1.70)、7.904(1.46)、8.494(1.20)、9.464(1.41)。
実施例255
4−(3−{[6−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
4−(3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(84.0mg、218μmol)をアセトニトリルに溶かし、環境温度で1−ブロモピロリジン−2,5−ジオン(46.7mg、262μmol)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。水を加え、混合物をさらに5分間攪拌した。沈殿固体を濾過によって回収し、水で洗浄し、40℃の真空乾燥機で1晩乾燥させた。濾液を酢酸エチルで抽出し、有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。両方の固体を合わせ、アセトニトリル/水から凍結乾燥した。それを分取HPLC(方法2)によってさらに精製して、所望の生成物を得た(12mg、収率12%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.25分;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.887(12.71)、2.221(14.72)、2.653(16.00)、2.670(0.45)、3.736(15.81)、7.415(1.20)、7.698(4.27)、7.719(4.76)、8.004(4.72)、8.025(3.98)、8.491(2.64)、9.553(2.35)。
実施例256
1−{[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}シクロプロパノール
アルゴン雰囲気下に、シュレンク管に、テトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中のエチル[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(235mg、純度90%、443μmol)を入れた。チタンイソプロポキシレート(140μL、490μmol)及びエチルマグネシウムブロミド(1.6mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.6mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で2時間、環境温度で終夜攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で希釈した。生じた沈殿を濾去した。濾液を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物5.5mg(3%)を、副生成物としてのプロパン−2−イル[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテートとともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.96分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.343(1.14)、0.353(3.37)、0.357(3.13)、0.365(1.40)、0.509(1.25)、0.517(3.14)、0.521(2.85)、0.531(0.93)、0.876(3.50)、0.891(7.88)、0.906(3.46)、2.172(0.44)、2.186(13.76)、2.290(0.75)、2.305(2.13)、2.320(2.05)、2.334(0.65)、2.583(14.04)、2.657(5.30)、3.651(16.00)、5.221(5.06)、7.319(1.96)、7.361(2.11)、7.366(0.78)、7.375(1.02)、7.379(4.46)、7.384(0.91)、7.393(0.85)、7.397(2.53)、7.503(2.47)、7.507(1.04)、7.514(2.70)、7.520(2.17)、7.527(0.84)、7.531(1.87)、8.432(2.96)、8.434(2.87)、9.285(2.09)。
実施例257
エチル[1−(6−{[1−(4−シアノフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
マイクロ波バイアルに、4−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(250mg、1.18mmol)、エチル[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(382mg、1.30mmol)及びナトリウムフェノレート(150mg、1.30mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(5.0mL、58mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(32.4mg、35.3μmol)及びXantphos(40.9mg、70.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を1.0M塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をアセトニトリルから再結晶して、所望の生成物を得た(82.0mg、43%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.90分;MS(ESIpos):m/z=471[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.166(3.51)、1.183(7.23)、1.201(3.62)、1.647(0.80)、2.086(0.67)、2.107(16.00)、2.131(2.04)、2.294(10.13)、2.566(13.92)、3.470(4.27)、3.887(1.43)、4.048(1.03)、4.066(3.02)、4.083(2.99)、4.101(1.00)、7.367(0.59)、7.384(0.60)、7.397(0.72)、7.811(1.64)、7.831(2.02)、7.978(3.67)、7.999(2.86)、8.078(0.41)、8.406(0.52)、8.940(2.67)。
実施例258
エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(103mg、409μmol)、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(120mg、450μmol)及びナトリウムフェノレート(52.2mg、450μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.87mg、5.32μmol)及びXantPhos(7.10mg、12.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(23mg、収率11%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.07分;MS(ESIpos):m/z=483[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.44)、0.008(0.48)、0.302(2.29)、0.313(2.48)、0.432(2.56)、0.452(2.70)、1.186(0.77)、1.199(6.89)、1.217(14.07)、1.235(6.88)、1.288(0.54)、1.306(1.10)、1.323(0.56)、2.073(16.00)、2.263(2.56)、2.328(0.43)、2.708(1.37)、3.873(2.31)、3.890(2.29)、4.246(2.12)、4.264(6.78)、4.282(6.75)、4.299(2.14)、4.308(0.60)、4.326(0.51)、6.753(2.19)、6.846(0.41)、7.281(0.41)、7.300(0.48)、7.345(0.60)、7.887(1.41)、7.909(9.94)、7.916(6.20)、7.938(1.10)、8.428(0.43)、8.794(0.41)。
実施例259
エチル4−クロロ−1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(74.4mg、362μmol)、エチル4−クロロ−1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(120mg、398μmol)及びナトリウムフェノレート(46.3mg、398μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.31mg、4.71μmol)及びXantPhos(6.29mg、10.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(10.5mg、収率6%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=470[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.19)、0.008(1.15)、1.228(4.97)、1.246(10.73)、1.264(5.10)、1.304(0.71)、1.322(1.55)、1.340(0.77)、1.863(11.32)、2.281(15.27)、2.323(0.51)、2.328(0.62)、2.366(0.27)、2.668(2.83)、2.692(0.38)、2.710(0.27)、3.688(2.96)、3.696(16.00)、4.322(1.68)、4.340(5.36)、4.358(5.30)、4.375(1.63)、7.359(2.49)、7.364(1.32)、7.381(5.27)、7.403(3.00)、7.515(3.04)、7.521(1.35)、7.529(3.29)、7.537(2.69)、7.546(1.04)、7.551(2.29)、8.424(2.32)、8.573(0.29)、9.720(1.33)。
実施例260
N−[3−(4−ブロモフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアル中、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(400mg、1.92mmol)及び3−(4−ブロモフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(561mg、2.11mmol)をN−メチルピロリドン(2.5mL)に溶かし、塩酸/1,4−ジオキサンの溶液(1.9mL、4.0M、7.7mmol)を加えた。バイアルを密閉し、マイクロ波装置中、攪拌しながら190℃で2時間照射を行った。混合物をアセトニトリル及び水で希釈し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×40mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(312mg、収率36%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.17分;MS(ESIpos):m/z=438[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.025(16.00)、2.073(0.53)、2.174(4.49)、2.630(14.25)、2.670(0.52)、3.665(11.59)、6.146(3.12)、7.614(1.35)、7.635(8.18)、7.644(6.80)、7.666(1.19)、8.469(1.04)、9.420(2.40)。
実施例261
2−[4−クロロ−1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル4−クロロ−1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(9.00mg、19.2μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(96μL、1.0M、96μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で4時間攪拌した。第2のブロモ(メチル)マグネシウム(96μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、96μmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(2.0mg、収率21%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=456[M+H]+。
実施例262
2−[1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(7.80mg、17.9μmol)をテトラヒドロフラン(0.7mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(90μL、1.0M、90μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で4時間攪拌した。第2のブロモ(メチル)マグネシウム(90μL、1.0M、90μmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(2.5mg、収率32%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.96分;MS(ESIpos):m/z=422[M+H]+。
実施例263
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−({6−[5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(21.0mg、43.5μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(220μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、220μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で4時間攪拌した。第2のブロモ(メチル)マグネシウム(220μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、220μmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(5.0mg、収率23%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=469[M+H]+。
実施例264
2−[1−(6−{[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(44.0mg、97.9μmol)をテトラヒドロフラン(2.0mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(490μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、490μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で4時間攪拌した。第2のブロモ(メチル)マグネシウム(490μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、490μmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(19mg、収率45%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.98分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
実施例265
6−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下に、丸底フラスコに、4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(1.00g、4.56mmol)、4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−6−クロロピリミジン(1.19g、4.15mmol)及びナトリウムフェノレート(529mg、4.56mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(12mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(49.4mg、53.9μmol)及びXantPhos(72.0mg、124μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配98/12から0/100)によって精製して、所望の生成物を得た(969mg、収率45%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.47分;MS(ESIpos):m/z=470[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.26)、−0.008(2.20)、0.008(1.95)、0.146(0.25)、0.966(3.51)、0.985(7.95)、1.004(3.66)、1.157(0.47)、1.175(1.00)、1.193(0.49)、1.398(0.56)、1.988(1.79)、2.211(2.46)、2.328(0.39)、2.366(0.22)、2.442(0.68)、2.461(1.99)、2.480(2.13)、2.663(16.00)、2.710(0.24)、3.568(0.18)、3.638(9.64)、4.021(0.42)、4.038(0.43)、7.247(1.94)、7.269(4.02)、7.291(2.25)、7.648(1.36)、7.662(1.79)、7.683(1.34)、8.508(0.65)、9.467(0.78)。
実施例266
4−(5−{[6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(3−アミノ−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(63.6mg、321μmol)、4−クロロ−6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(80.0mg、353μmol)及びナトリウムフェノレート(41.0mg、353μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(3.82mg、4.17μmol)及びXantPhos(5.57mg、9.63μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(XBridge C18 5μm 100×30mm、溶媒A:水、溶媒B:アセトニトリル、流量:65mL/分+2%ギ酸水溶液5mL、勾配0−2分:20%B、2−7分:92%Bへ、7−9分:92%B)によって精製して、所望の生成物を得た(3.8mg、収率3%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.97分;MS(ESIpos):m/z=389[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(1.01)、−0.008(7.45)、0.008(6.99)、0.146(1.01)、1.646(0.64)、2.112(13.79)、2.208(16.00)、2.327(3.13)、2.366(1.20)、2.592(11.03)、2.596(12.69)、2.670(3.59)、2.710(1.20)、7.385(0.64)、7.468(1.20)、7.797(4.32)、7.818(5.70)、7.908(2.30)、7.973(5.70)、7.994(4.51)、8.474(3.13)、8.509(0.83)、9.522(3.31)、9.658(0.46)、13.115(2.85)。
実施例267
6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(85.0mg、414μmol)、4−クロロ−6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(103mg、456μmol)及びナトリウムフェノレート(52.9mg、456μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.93mg、5.38μmol)及びXantPhos(7.19mg、12.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(2.0mg、収率1%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=396[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.94)、0.008(1.33)、1.848(13.09)、2.221(13.78)、2.327(0.49)、2.670(0.64)、3.688(16.00)、7.357(2.02)、7.379(4.89)、7.385(1.96)、7.396(1.47)、7.402(2.85)、7.509(2.54)、7.514(1.09)、7.523(2.78)、7.531(2.23)、7.539(0.87)、7.545(1.91)、8.456(2.78)、9.455(2.52)。
実施例268
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−{[6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(300mg、1.19mmol)、4−クロロ−6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(296mg、1.31mmol)及びナトリウムフェノレート(152mg、1.31mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.4mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(14.2mg、15.5μmol)及びXantPhos(20.6mg、35.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(54mg、収率10%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.54分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.70)、0.008(0.69)、0.302(2.50)、0.314(2.76)、0.431(2.58)、0.451(2.76)、1.174(0.36)、1.186(0.69)、1.193(0.66)、1.205(1.03)、1.217(0.63)、1.223(0.66)、1.236(0.34)、2.060(16.00)、2.209(2.74)、2.329(0.19)、2.671(0.21)、3.859(2.43)、3.876(2.39)、7.885(0.90)、7.907(10.87)、7.933(0.90)、8.473(0.52)、9.478(0.62)。
実施例269
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(79.2mg、361μmol)、4−クロロ−6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(90.0mg、397μmol)及びナトリウムフェノレート(46.1mg、397μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.30mg、4.69μmol)及びXantPhos(6.27mg、10.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(XBridge C18 5μm 100×30mm、溶媒A:水、溶媒B:アセトニトリル、流量:65mL/分+5mL2%ギ酸水溶液、勾配0−2分:50%B、2−2.2分:70%Bへ、2.2−7分:70から92%B、7−9分:92%B)によって精製して、所望の生成物を得た(4mg、収率3%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.33分;MS(ESIpos):m/z=410[M+H]+。
実施例270
6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
4−クロロ−6−[4−クロロ−5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(170mg、609μmol)及び4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(147mg、670μmol)の1−メトキシ−2−プロパノール(3.4mL、35mmol)中溶液を、濃塩酸(150μL、12M、1.8mmol)で処理し、120℃で終夜攪拌した。混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物90.2mg(32%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.59分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.869(3.71)、0.888(7.95)、0.907(3.64)、1.074(0.65)、1.091(1.29)、1.109(0.64)、2.283(14.46)、2.310(2.49)、2.329(2.42)、2.347(0.78)、3.375(0.65)、3.393(0.62)、3.659(16.00)、7.360(2.09)、7.382(4.58)、7.405(3.18)、7.504(2.72)、7.518(3.05)、7.525(2.43)、7.539(1.91)、7.905(1.24)、8.037(2.61)、8.168(1.13)、8.501(3.10)、9.654(1.27)。
実施例271
6−[3,5−ジメチル−4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
N′−アセチル−1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボノヒドラジド(56.8mg、116μmol)のテトラヒドロフラン(2.5mL、31mmol)中溶液を、バージェス試薬(38.6mg、162μmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)を用いて精製した。残ったトリメチルアミンを除去するため、分取HPLC後に生成物をジクロロメタンに再溶解させ、水で抽出し、飽和塩化アンモニウム溶液、水で洗浄し、Extrelut NT3で脱水し、濃縮して、所望の生成物30.4mg(56%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.96分;MS(ESIpos):m/z=474[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.879(3.68)、0.898(7.78)、0.916(3.67)、1.091(0.72)、1.974(1.96)、2.299(1.24)、2.317(2.74)、2.336(2.65)、2.355(0.93)、2.366(0.47)、2.460(15.47)、2.573(16.00)、2.957(15.09)、3.375(0.41)、3.656(15.14)、3.786(0.58)、3.803(0.56)、4.905(0.66)、7.186(0.52)、7.361(2.02)、7.383(4.36)、7.405(2.66)、7.440(1.54)、7.505(2.68)、7.519(3.07)、7.526(2.50)、7.540(1.94)、8.537(2.85)、9.548(1.83)。
実施例272
[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル][3−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]メタノン
[A9及び3−(トリフルオロメチル)ピロリジン(31.9mg、230μmol)のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(60μL、340μmol)中溶液をHATU(65.5mg、172μmol)及びジメチルホルムアミド(1.0mL、13mmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物54.1(85%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=557[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.75)、0.008(0.47)、0.874(3.50)、0.893(7.71)、0.911(3.47)、1.074(1.72)、1.092(3.48)、1.109(1.73)、2.017(0.44)、2.179(13.70)、2.289(0.89)、2.308(2.35)、2.327(2.29)、2.345(0.73)、2.604(12.81)、3.358(1.11)、3.376(2.42)、3.393(2.45)、3.410(1.05)、3.654(16.00)、7.359(2.21)、7.365(1.09)、7.381(6.03)、7.399(1.06)、7.404(2.68)、7.502(2.64)、7.507(1.22)、7.515(2.93)、7.523(2.22)、7.532(0.93)、7.537(1.85)、8.481(3.24)、9.441(2.10)。
実施例273
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン
アルゴン雰囲気下に、丸底フラスコに、4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(228mg、1.04mmol)、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン(284mg、1.14mmol)及びナトリウムフェノレート(181mg、1.56mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(18.0mg、31.1μmol)及びXantPhos(14.3mg、15.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×30mm、10μM、流量10から50mL/分、定組成アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)20/80、カラム上に一部の成分が沈殿;次に、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)25/75から95/5)によって精製して、所望の生成物(61mg、収率13%)を、位置異性体2−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(2H)−オン(下記参照)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.02分;MS(ESIpos):m/z=432[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.50)、−0.008(4.33)、0.008(4.09)、0.146(0.51)、0.869(3.60)、0.888(8.15)、0.907(3.72)、2.289(0.95)、2.312(16.00)、2.326(3.03)、2.345(0.83)、2.367(0.51)、2.523(1.71)、2.670(0.59)、2.711(0.46)、2.804(0.87)、2.934(2.08)、2.940(2.04)、2.947(2.35)、2.953(2.20)、2.959(2.23)、3.347(2.89)、3.353(2.98)、3.360(3.46)、3.365(3.55)、3.372(4.03)、3.666(15.57)、7.362(2.92)、7.384(4.99)、7.406(2.89)、7.507(2.71)、7.512(1.26)、7.521(3.05)、7.529(2.50)、7.543(2.07)、8.503(2.79)、9.560(1.63)。
実施例274
2−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(2H)−オン
位置異性体1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン(上記参照)の合成時に、この化合物を副生成物として得た。分取HPLC精製によって、標題化合物を得た(6.0mg、純度81%、収率1%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.00分;MS(ESIpos):m/z=432[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.150(1.70)、0.146(1.74)、0.874(3.91)、0.893(8.37)、0.911(4.15)、1.236(0.48)、1.848(5.75)、2.313(4.60)、2.332(4.63)、2.366(2.25)、2.383(2.76)、2.669(2.49)、2.710(1.77)、2.804(15.52)、2.902(3.54)、2.934(3.68)、3.657(16.00)、3.743(0.71)、7.163(1.12)、7.243(3.91)、7.359(5.04)、7.382(7.69)、7.404(6.09)、7.433(4.73)、7.506(3.30)、7.520(3.78)、7.542(2.59)、7.980(1.67)、8.000(1.53)、8.539(3.47)、9.593(2.21)。
実施例275
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−4−{[3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下に、3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(50.0mg、128μmol)及び3−(トリフルオロメチル)アゼチジン(19.2mg、153μmol)をテトラヒドロフラン(2.0mL)に溶かし、酢酸(22μL、380μmol)及び水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(32.5mg、153μmol)を加えた。反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。水を注意深く加えて反応停止し、次にそれを酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(XBridge C18 5μm 100×30mm、溶媒A:水、溶媒B:アセトニトリル、流量:65mL/分+2%ギ酸水溶液5mL、勾配0−2分:10%B、2−2.2分:30%Bまで、2.2−7分:30から70%B、7−7.5分:92%Bまで、7.5−9分:92%B)によって精製して、所望の生成物を得た(3.0mg、収率5%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.78分;MS(ESIpos):m/z=501[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.83)、0.008(1.83)、2.199(15.19)、2.632(13.00)、3.044(2.43)、3.256(3.04)、3.266(2.59)、3.392(5.94)、3.683(16.00)、6.147(3.68)、7.370(2.01)、7.392(4.40)、7.414(2.52)、7.566(2.42)、7.580(2.74)、7.588(2.37)、7.596(0.95)、7.602(2.00)、7.773(1.19)、8.486(3.60)、9.320(3.64)。
実施例276
2−[1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(95.0mg、202μmol)をテトラヒドロフラン(4.0mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.0mL、1.0M、1.0mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。終夜静置後、有機相を傾斜法で取り、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(22mg、収率24%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.87分;MS(ESIpos):m/z=456[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.68)、0.008(0.81)、1.157(0.35)、1.175(0.73)、1.193(0.38)、1.237(0.17)、1.472(16.00)、1.988(1.30)、2.282(8.01)、2.328(0.21)、2.670(0.22)、2.727(8.28)、2.751(0.63)、3.724(0.51)、3.763(8.50)、4.021(0.32)、4.038(0.32)、4.851(3.08)、4.872(0.23)、5.754(0.56)、7.211(2.18)、7.321(0.16)、7.407(1.05)、7.429(2.33)、7.451(1.33)、7.623(1.28)、7.629(0.60)、7.637(1.38)、7.645(1.26)、7.654(0.50)、7.659(1.07)、8.474(1.86)、9.529(1.77)。
実施例277
2−[1−(6−{[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(180mg、383μmol)をテトラヒドロフラン(7.6mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.9mL、1.0M、1.9mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。終夜静置後、有機相を傾斜法で取り、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(100mg、収率57%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.88分;MS(ESIpos):m/z=456[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.48(s、6H)、2.29(s、3H)、2.75(s、3H)、3.73(s、3H)、4.87(s、1H)、6.92−7.22(brs、1H)、7.26−7.36(m、2H)、7.81−7.96(m、2H)、8.50(s、1H)、9.69(s、1H)。
実施例278
2−[4−クロロ−1−(6−{[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル4−クロロ−1−(6−{[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(154mg、314μmol)をテトラヒドロフラン(6.2mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.6mL、1.0M、1.6mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。終夜静置後、有機相を傾斜法で取り、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(110mg、収率70%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.24分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.40)、0.008(0.50)、1.157(1.76)、1.175(3.58)、1.184(0.46)、1.193(1.83)、1.398(0.34)、1.541(1.85)、1.601(1.36)、1.614(16.00)、1.989(6.48)、2.196(5.94)、2.650(1.61)、2.674(0.19)、3.725(1.58)、3.737(9.23)、3.763(0.68)、4.003(0.51)、4.021(1.55)、4.039(1.53)、4.057(0.52)、5.139(0.42)、6.612(1.56)、7.300(1.73)、7.305(0.67)、7.322(3.57)、7.340(0.68)、7.345(1.90)、7.429(0.19)、7.862(0.28)、7.867(0.30)、7.874(1.77)、7.879(0.90)、7.888(1.88)、7.896(1.91)、7.904(0.74)、7.910(1.57)、8.531(0.27)、8.564(0.17)、8.586(1.34)、9.843(0.27)、9.979(1.29)。
実施例279
2−[1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(124mg、272μmol)をテトラヒドロフラン(5.4mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.4mL、1.0M、1.4mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。終夜静置後、有機相を傾斜法で取り、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(80mg、収率63%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=442[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.74)、0.008(0.75)、1.450(2.00)、1.483(16.00)、2.213(10.55)、2.647(0.80)、2.670(0.18)、3.744(0.22)、3.756(1.07)、3.778(11.86)、5.022(0.34)、5.754(0.73)、6.297(4.03)、6.311(0.29)、7.357(2.77)、7.411(1.70)、7.434(3.33)、7.451(0.81)、7.456(1.85)、7.614(0.17)、7.633(1.90)、7.647(2.07)、7.656(2.18)、7.661(3.94)、7.669(1.69)、8.476(0.22)、8.568(2.66)、9.569(0.20)、9.844(1.73)。
実施例280
(±)−1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−1−オール(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、シュレンク管に、テトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中のチタンイソプロポキシド(300μL、1.0mmol)を入れた。−18℃で、エチルマグネシウムブロミド1.0Mテトラヒドロフラン中溶液(3.1mL、1.0M、3.1mmol)を加えた。混合物を−18℃で30分間攪拌し、次にエチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(250mg、純度100%、511μmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液を加え、得られた混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)及び次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、記載の生成物41.5mg(16%)を、1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]シクロプロパノール(41.5mg、18%)とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=20.40分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.005(0.75)、0.297(2.47)、0.304(2.53)、0.428(2.54)、0.441(2.59)、0.793(2.69)、0.806(5.60)、0.818(2.82)、1.181(0.43)、1.189(0.77)、1.195(0.76)、1.201(1.04)、1.209(0.67)、1.213(0.70)、1.222(0.43)、1.227(0.42)、1.234(0.56)、1.359(1.53)、1.571(0.54)、1.582(0.64)、1.594(0.64)、1.725(0.43)、1.737(0.70)、1.748(0.70)、1.759(0.59)、2.009(14.10)、2.185(0.48)、2.216(2.02)、2.627(16.00)、2.717(0.79)、3.832(2.06)、3.843(2.07)、4.475(0.95)、4.480(0.96)、4.917(1.75)、4.921(1.75)、7.255(2.00)、7.270(4.10)、7.285(2.22)、7.720(1.39)、7.730(1.92)、7.743(1.41)、8.454(0.54)、9.331(0.54)。
実施例281
エチル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
マイクロ波バイアルに、エチル[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(1.09g、3.71mmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(1.20g、純度83%、4.08mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(15mL、180mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(102mg、111μmol)及びXantphos(129mg、222μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(473mg、4.08mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage SNAP Ultra 25g、溶媒:92%ジクロロメタン/8%酢酸エチルから66%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(1.13g、61%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=504[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.295(2.56)、0.307(2.83)、0.424(2.65)、0.444(2.84)、1.166(4.39)、1.183(9.03)、1.201(5.12)、1.218(0.78)、1.230(0.40)、1.980(0.74)、2.012(14.68)、2.134(3.16)、2.582(16.00)、3.321(14.65)、3.832(2.44)、3.849(2.39)、4.049(1.29)、4.067(3.84)、4.085(3.80)、4.102(1.25)、7.252(2.15)、7.274(4.33)、7.296(2.38)、7.719(1.60)、7.733(2.08)、7.739(2.01)、7.754(1.46)、8.470(0.65)、9.379(0.74)。
実施例282
[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(160mg、327μmol)の(3.0mL、37mmol)中溶液を、−78℃で水素化リチウムアルミニウム(330μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、330μmol)で処理した。得られた混合物を、この温度で30分間、次に環境温度で30分攪拌した。混合物をメタノールで希釈し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物41.0mg(25%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.78分;MS(ESIpos):m/z=448[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.66)、0.008(1.38)、0.292(2.17)、0.303(2.34)、0.420(2.22)、0.440(2.29)、0.868(0.52)、0.887(1.26)、0.906(0.54)、1.157(0.46)、1.175(0.73)、1.183(0.64)、1.195(0.96)、1.207(0.60)、1.213(0.56)、1.986(0.50)、2.006(13.72)、2.132(0.55)、2.196(2.89)、2.207(3.77)、2.318(0.52)、2.328(0.82)、2.612(3.29)、2.620(16.00)、2.661(0.59)、2.670(0.47)、3.650(2.55)、3.826(2.22)、3.843(2.17)、4.288(2.85)、4.301(3.07)、4.693(0.98)、4.706(1.87)、4.720(0.85)、7.251(2.01)、7.274(4.19)、7.296(2.29)、7.323(0.47)、7.379(0.74)、7.401(0.46)、7.500(0.42)、7.514(0.46)、7.714(1.39)、7.728(1.82)、7.749(1.31)、8.444(0.69)、8.465(0.64)、9.317(0.45)、9.361(0.66)。
実施例283
(±)−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4−オール(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン(298mg、純度56%、365μmol)をテトラヒドロフラン(3.4mL)に溶かし、その溶液を水浴で冷却した。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(2.6mL、1.0M、2.6mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で30分間攪拌した。第2のブロモ(メチル)マグネシウム(1.0mL、1.0M、1.0mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。第3のブロモ(メチル)マグネシウム(1.0mL、1.0M、1.0mmol)を加え、反応混合物を環境温度で1時間攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸マグネシウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配88/12から0/100)によって精製して、低純度生成物分画を得た。残留物をアセトニトリル/水に再懸濁させ、不溶固体を濾過によって除去した。濾液を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水5/95から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(12.0mg、収率7%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.97分;MS(ESIpos):m/z=474[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.48)、−0.022(0.48)、−0.008(4.07)、0.008(3.85)、0.146(0.49)、0.281(2.50)、0.292(2.69)、0.414(2.66)、0.433(2.83)、1.171(0.77)、1.183(1.12)、1.201(0.73)、1.213(0.42)、1.234(0.79)、1.446(8.03)、1.470(1.87)、2.003(16.00)、2.192(2.51)、2.304(0.42)、2.327(0.64)、2.366(0.35)、2.431(0.94)、2.444(0.90)、2.453(1.31)、2.469(1.27)、2.475(1.12)、2.654(3.28)、2.665(0.60)、2.670(0.67)、2.674(0.53)、2.710(0.45)、2.950(0.41)、2.962(0.44)、2.970(0.54)、2.982(0.48)、2.992(0.84)、3.005(0.82)、3.013(0.81)、3.025(0.58)、3.092(0.62)、3.107(0.84)、3.112(0.82)、3.126(0.72)、3.135(0.51)、3.149(0.55)、3.169(0.32)、3.825(2.41)、3.842(2.38)、4.957(2.74)、5.028(0.53)、7.254(1.91)、7.276(3.95)、7.298(2.18)、7.721(1.43)、7.735(1.98)、7.754(1.40)、8.424(0.48)、9.375(0.54)。
実施例284
エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(258mg、917μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(314mg、1.01mmol)及びナトリウムフェノレート(117mg、1.01mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(109mg、119μmol)及びXantPhos(159mg、275μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(210mg、収率40%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.58分;MS(ESIpos):m/z=556[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.300(2.94)、0.312(3.24)、0.346(0.36)、0.359(0.36)、0.430(3.09)、0.450(3.28)、1.172(0.47)、1.184(0.85)、1.191(0.83)、1.203(1.23)、1.214(0.82)、1.222(0.86)、1.234(0.65)、1.287(3.77)、1.305(7.56)、1.323(3.91)、1.398(1.27)、1.428(0.16)、2.000(1.51)、2.034(16.00)、2.130(0.31)、2.372(2.43)、2.473(0.27)、2.671(0.25)、2.712(0.16)、2.912(13.35)、2.952(0.19)、3.802(0.44)、3.820(0.54)、3.846(2.54)、3.863(2.49)、4.228(1.18)、4.246(3.44)、4.264(3.44)、4.282(1.20)、4.949(0.44)、7.342(0.34)、7.363(0.34)、7.428(3.51)、7.449(3.89)、7.685(0.41)、7.707(0.37)、7.816(3.06)、7.837(2.77)、8.539(0.44)、9.555(0.41)。
実施例285
エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(163mg、582μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(210mg、純度90%、640μmol)及びナトリウムフェノレート(74.3mg、640μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.4mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(69.3mg、75.6μmol)及びXantPhos(101mg、175μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(70mg、収率21%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.56分;MS(ESIpos):m/z=540[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.311(2.85)、0.322(3.14)、0.356(0.42)、0.372(0.42)、0.438(3.05)、0.458(3.22)、1.186(0.57)、1.216(1.32)、1.236(1.25)、1.289(3.81)、1.306(7.52)、1.324(3.86)、1.398(8.76)、2.035(2.12)、2.066(16.00)、2.329(0.72)、2.376(2.44)、2.914(13.27)、3.568(0.41)、3.825(0.59)、3.842(0.68)、3.868(2.46)、3.885(2.44)、4.230(1.19)、4.248(3.44)、4.265(3.42)、4.283(1.19)、4.997(0.64)、7.725(0.54)、7.792(3.62)、7.812(4.92)、7.930(3.43)、7.950(2.61)、8.544(0.52)、9.577(0.42)。
実施例286
4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−5−({6−[5−メチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−メチル−3−(プロパン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(105mg、純度90%、399μmol)、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(130mg、純度85%、439μmol)及びナトリウムフェノレート(51.0mg、439μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.96mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.75mg、5.19μmol)及びXantPhos(6.93mg、12.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(52mg、収率28%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.44分;MS(ESIpos):m/z=453[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.310(2.39)、0.322(2.68)、0.436(2.18)、0.455(2.32)、1.200(4.79)、1.214(4.91)、1.398(5.34)、1.436(0.25)、1.868(0.18)、2.060(11.40)、2.257(0.18)、2.329(0.21)、2.350(0.21)、2.640(11.66)、2.671(0.31)、2.888(0.50)、3.569(0.42)、3.861(2.16)、3.878(2.14)、6.225(3.00)、7.903(16.00)、8.450(0.81)、9.430(1.00)。
実施例287
1−{[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}シクロプロパノール
アルゴン雰囲気下に、シュレンク管に、−18℃でテトラヒドロフラン(1.9mL、24mmol)中のチタンイソプロポキシド(290μL、990μmol)を入れた。この温度でエチルマグネシウムブロミド(3.0mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、3.0mmol)を加え、混合物を−18℃で30分間攪拌した。次に、エチル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(250mg、496μmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液を加え、それを−18℃で20分間、環境温度で終夜攪拌した。混合物を酒石酸カリウムナトリウム溶液及び水で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物25.9mg(11%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.02分;MS(ESIpos):m/z=488[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(2.18)、0.290(2.81)、0.302(3.04)、0.329(1.30)、0.345(3.97)、0.357(1.56)、0.421(2.73)、0.441(2.90)、0.498(1.48)、0.510(3.88)、0.525(1.08)、1.073(0.49)、1.091(0.95)、1.108(0.47)、1.163(0.42)、1.175(0.75)、1.181(0.74)、1.194(1.09)、1.206(0.69)、1.212(0.73)、1.968(0.55)、2.006(15.61)、2.170(3.39)、2.571(1.00)、2.589(16.00)、2.649(4.73)、3.375(0.56)、3.392(0.55)、3.825(2.60)、3.842(2.58)、5.213(4.27)、7.251(2.28)、7.273(4.82)、7.296(2.71)、7.714(1.73)、7.729(2.30)、7.749(1.71)、8.451(0.86)、9.331(0.94)。
実施例288
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(1.00g、純度77%、3.30mmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(889mg、3.62mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(15mL、180mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(90.5mg、98.9μmol)及びXantphos(114mg、198μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(421mg、3.62mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム;Biotage SNAP Ultra 50g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル20:1)によって精製して、所望の生成物を得た(870mg、57%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.24分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.288(2.39)、0.299(2.56)、0.422(2.66)、0.442(2.80)、1.171(0.70)、1.189(1.03)、1.201(0.71)、1.208(0.69)、1.975(1.41)、2.005(14.57)、2.329(2.06)、2.796(16.00)、3.787(0.44)、3.804(0.58)、3.828(2.01)、3.844(1.99)、4.906(0.40)、7.252(2.06)、7.275(4.16)、7.297(2.32)、7.713(1.40)、7.729(1.91)、7.745(1.31)。
実施例289
2−{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(150mg、270μmol)をテトラヒドロフラン(5.3mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.3mL、1.0M、1.3mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(28mg、収率19%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.22分;MS(ESIpos):m/z=542[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.50)、0.146(0.48)、0.296(2.01)、0.308(2.20)、0.426(1.92)、0.446(2.05)、1.199(0.82)、1.398(0.45)、1.464(16.00)、1.988(0.67)、2.027(11.59)、2.264(2.49)、2.327(0.58)、2.367(0.35)、2.670(0.56)、2.711(0.39)、2.742(11.85)、3.840(1.95)、3.857(1.90)、4.854(3.35)、7.425(2.49)、7.446(2.70)、7.812(2.72)、7.834(2.49)、8.464(0.65)、9.379(0.71)。
実施例290
2−{4−クロロ−1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル4−クロロ−1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(176mg、306μmol)をテトラヒドロフラン(6.0mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.5mL、1.0M、1.5mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(42mg、収率23%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.58分;MS(ESIpos):m/z=562[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.12)、0.008(1.16)、0.296(2.44)、0.308(2.69)、0.431(2.56)、0.450(2.72)、1.142(0.16)、1.158(1.08)、1.176(2.34)、1.184(0.79)、1.194(1.71)、1.207(0.77)、1.215(0.79)、1.227(0.49)、1.233(0.47)、1.398(11.86)、1.527(0.66)、1.601(13.94)、1.989(3.13)、2.001(0.30)、2.023(2.04)、2.036(16.00)、2.181(2.07)、2.329(0.22)、2.524(0.72)、2.642(1.54)、2.667(0.23)、2.711(0.33)、3.853(2.61)、3.870(2.51)、4.004(0.25)、4.021(0.78)、4.039(0.77)、4.057(0.25)、7.425(3.75)、7.446(4.06)、7.792(0.76)、7.810(4.44)、7.832(3.78)、8.552(0.41)、9.682(0.27)。
実施例291
2−{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(114mg、211μmol)をテトラヒドロフラン(4.2mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.1mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.1mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(75mg、収率66%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.37分;MS(ESIpos):m/z=528[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.31)、0.146(0.32)、0.300(2.12)、0.311(2.30)、0.428(2.09)、0.448(2.18)、1.157(0.97)、1.175(2.10)、1.193(1.49)、1.205(0.88)、1.236(0.41)、1.398(0.97)、1.489(16.00)、1.988(3.37)、2.043(10.27)、2.202(1.28)、2.328(0.41)、2.367(0.34)、2.670(0.40)、2.711(0.35)、3.855(1.73)、3.871(1.68)、4.003(0.29)、4.021(0.85)、4.039(0.82)、4.056(0.27)、6.300(1.52)、7.430(2.63)、7.451(2.85)、7.620(2.69)、7.819(1.77)、7.840(1.66)、8.545(0.31)、9.644(0.26)。
実施例292
2−{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(70.0mg、130μmol)をテトラヒドロフラン(2.6mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(650μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、650μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。終夜静置後、有機相を傾斜法で取り、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(10mg、収率15%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.20分;MS(ESIpos):m/z=526[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.41)、−0.008(3.49)、0.008(3.14)、0.146(0.38)、0.307(2.04)、0.319(2.23)、0.436(1.92)、0.454(2.05)、1.157(0.50)、1.175(1.12)、1.193(0.95)、1.213(0.83)、1.232(0.67)、1.398(2.02)、1.466(16.00)、1.988(1.73)、2.060(11.72)、2.267(2.43)、2.327(0.50)、2.367(0.33)、2.670(0.45)、2.710(0.33)、2.745(11.75)、3.862(1.95)、3.879(1.93)、4.021(0.45)、4.038(0.43)、4.857(3.33)、5.754(0.41)、7.789(2.50)、7.810(3.42)、7.927(2.74)、7.947(2.11)、8.465(0.64)、9.405(0.71)。
実施例293
2−{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(35.0mg、66.6μmol)をテトラヒドロフラン(1.3mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(330μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、330μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。終夜静置後、有機相を傾斜法で取り、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(17mg、収率49%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.34分;MS(ESIpos):m/z=512[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.146(0.17)、0.311(2.14)、0.322(2.26)、0.437(2.08)、0.457(2.17)、1.158(0.18)、1.175(0.37)、1.192(0.43)、1.201(0.65)、1.208(0.65)、1.219(0.97)、1.238(0.86)、1.398(10.74)、1.492(16.00)、1.989(0.51)、2.076(10.95)、2.209(1.32)、2.328(0.25)、2.367(0.18)、2.671(0.26)、2.712(0.18)、3.879(1.71)、3.894(1.69)、6.303(1.55)、7.616(2.71)、7.794(2.60)、7.815(3.44)、7.933(2.07)、7.953(1.65)、8.552(0.32)、9.667(0.28)。
実施例294
2−{4−クロロ−1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル4−クロロ−1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(45.0mg、80.4μmol)をテトラヒドロフラン(1.6mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(400μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、400μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。終夜静置後、有機相を傾斜法で取り、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(22mg、収率44%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.56分;MS(ESIpos):m/z=546[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.41)、0.146(0.44)、0.306(2.81)、0.317(3.03)、0.439(2.87)、0.458(2.98)、0.854(0.21)、1.141(0.41)、1.157(1.57)、1.175(3.01)、1.193(2.09)、1.208(1.32)、1.236(1.25)、1.398(6.01)、1.529(0.84)、1.602(16.00)、1.758(0.22)、1.905(0.21)、1.988(4.60)、2.055(2.36)、2.067(15.98)、2.183(2.64)、2.257(0.53)、2.327(0.51)、2.367(0.46)、2.643(1.56)、2.670(0.56)、2.711(0.51)、3.875(2.94)、3.892(2.79)、4.003(0.39)、4.021(1.13)、4.039(1.16)、4.056(0.43)、4.383(0.17)、4.394(0.17)、6.825(0.21)、7.790(3.88)、7.811(5.29)、7.924(4.40)、7.944(3.11)、8.556(0.48)、9.697(0.34)。
実施例295
2−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール
モレキュラーシーブス(4Å)を丸底フラスコに入れ、真空乾燥機で120℃で終夜乾燥した。冷却して環境温度とした後、フッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(197mg、705μmol)を加え、トルエン(1.5mL)を加え、懸濁液を30分間攪拌した。エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(115mg、235μmol)のトルエン(4.5mL)中溶液を加え、混合物を5分間撹拌し、冷却して0℃とした。トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(170μL、1.2mmol)を加え、環境温度で3時間攪拌した。脱水トルエン(800μL、4Åモレキュラーシーブスで脱水)に溶かしたさらなる量のフッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(98mg、353μmol)及びトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(85μL、0.6mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。反応混合物をセライトで濾過し、濾液を濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から0/100)によって精製して、所望の生成物(8mg、収率6%)を、低純度の分画とともに得た。低純度の分画を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー及び分取HPLC(方法6)によって再精製して、所望の生成物を得た(18mg、収率13%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.54分;MS(ESIpos):m/z=584[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.34)、−0.008(2.74)、0.008(3.12)、0.146(0.32)、0.295(2.70)、0.306(3.00)、0.427(2.74)、0.446(2.92)、1.168(0.38)、1.180(0.73)、1.187(0.73)、1.199(1.12)、1.211(0.69)、1.217(0.72)、1.229(0.37)、2.011(16.00)、2.266(2.20)、2.323(0.53)、2.328(0.62)、2.367(0.39)、2.670(0.56)、2.711(0.63)、2.733(9.33)、3.831(2.38)、3.847(2.35)、7.249(2.57)、7.271(5.34)、7.294(2.90)、7.709(1.80)、7.724(2.31)、7.731(2.27)、7.745(1.72)、8.516(3.86)、9.531(0.39)。
実施例296
N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−{4−[(3−フルオロアゼチジン−1−イル)メチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(50.0mg、119μmol)及び3−フルオロアゼチジン塩酸塩(1:1)(17.3mg、155μmol)のテトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中溶液を、酢酸(14μL、240μmol)で処理した。混合物を環境温度で1時間攪拌し、次に水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(40.4mg、191μmol)を加え、混合物を再度環境温度で終夜攪拌した。追加の1.6当量の水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(40.4mg、0.19mmol)を加え、それをさらに1時間攪拌した。混合物を水で希釈し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物37.8mg(66%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.31分;MS(ESIneg):m/z=477[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.869(3.77)、0.888(8.55)、0.906(3.92)、1.856(0.47)、2.194(15.66)、2.249(0.55)、2.281(0.95)、2.300(2.81)、2.319(2.74)、2.337(0.95)、2.628(16.00)、2.666(0.62)、3.022(0.92)、3.033(1.10)、3.039(1.13)、3.045(1.21)、3.057(1.17)、3.081(1.04)、3.093(1.17)、3.099(1.16)、3.104(1.23)、3.116(1.13)、3.316(0.42)、3.450(8.54)、3.465(1.84)、3.469(1.71)、3.473(1.76)、3.488(2.16)、3.502(1.52)、3.507(1.44)、3.511(1.40)、3.525(1.12)、3.604(0.67)、5.032(0.58)、5.045(0.84)、5.058(0.54)、5.177(0.56)、5.190(0.83)、5.202(0.55)、5.755(3.32)、7.326(3.03)、7.357(2.08)、7.379(4.64)、7.401(2.74)、7.498(2.76)、7.503(1.28)、7.512(3.11)、7.519(2.43)、7.533(2.01)、8.142(5.42)、8.442(4.14)、9.327(2.89)。
実施例297
6−{3,5−ジメチル−4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−N−[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(50.0mg、119μmol)及び1−メチルピペラジン(17μL、150μmol)のテトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中溶液を酢酸(14μL、240μmol)で処理し、室温で1時間攪拌した。次に、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(40.4mg、191μmol)を加え、それを再度、環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物43.6mg(73%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.32分;MS(ESIneg):m/z=502[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.869(3.77)、0.888(8.64)、0.906(3.95)、1.074(0.71)、1.091(1.47)、1.109(0.74)、1.855(0.44)、2.147(13.58)、2.177(15.99)、2.233(0.96)、2.281(2.12)、2.299(4.20)、2.318(4.37)、2.337(2.75)、2.592(16.00)、2.630(0.52)、3.256(7.54)、3.283(0.78)、3.357(1.00)、3.375(1.50)、3.392(1.48)、3.410(0.97)、3.603(0.68)、7.324(3.04)、7.357(2.10)、7.379(4.74)、7.401(2.80)、7.498(2.80)、7.503(1.24)、7.511(3.09)、7.519(2.42)、7.528(0.96)、7.533(2.02)、8.177(1.89)、8.438(4.02)、9.317(2.98)。
実施例298
4−[5−({6−[4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(59.0mg、129μmol)のテトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中溶液を0℃で、メチルマグネシウムブロミド(150μL、3.0Mジエチルエーテル中溶液、450μmol)で処理し、室温で終夜撹拌した。混合物を冷却して0℃とし、追加の3.5当量のメチルマグネシウムブロミド(150μL、3.0Mジエチルエーテル中溶液、459μmol)を加えた。混合物を環境温度で3時間攪拌した。全く変換を認めることができなかったことから、メチルリチウムの溶液(160μL、1.6Mジエチルエーテル中溶液、260μmol)を−18℃で加え、それを環境温度で終夜攪拌した。再度、変換は全く認められなかった。混合物を週末にわたって放置し、メチルマグネシウムクロリドの溶液(86μL、3.0Mテトラヒドロフラン中溶液、260μmol)を加え、再度、混合物を室温で終夜撹拌した。混合物をメタノール及び酒石酸カリウムナトリウム溶液で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮し、粗生成物を分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物14.2mg(24%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.64分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.66)、0.008(1.67)、1.469(16.00)、2.069(10.83)、2.274(2.96)、2.744(11.16)、3.694(8.30)、4.861(3.57)、7.893(15.74)、8.469(0.81)、9.457(1.64)。
実施例299
エチル1−(6−{[5−(4−シアノフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(250mg、891μmol)、4−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(208mg、980μmol)及びナトリウムフェノレート(155mg、1.34mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(4.0mL、46mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.6mg、11.6μmol)及びXantphos(15.5mg、26.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(47.6mg、12%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.08分;MS(ESIpos):m/z=457[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.291(4.38)、1.309(8.89)、1.326(4.48)、1.796(0.46)、1.894(13.15)、1.909(1.58)、2.384(14.88)、2.891(15.59)、3.163(0.41)、3.177(0.43)、3.489(0.45)、3.734(16.00)、4.230(1.40)、4.248(4.13)、4.266(4.07)、4.284(1.35)、7.432(1.35)、7.699(4.49)、7.719(5.04)、8.004(4.95)、8.025(4.31)、8.534(3.31)、9.641(2.47)。
実施例300
4−[3−({6−[4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
エチル1−(6−{[5−(4−シアノフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(38.0mg、83.2μmol)のテトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中溶液を0℃で、メチルマグネシウムブロミドの溶液(97μL、3.0Mジエチルエーテル中溶液、290μmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。全く変換が認められなかった。追加の3.5当量のメチルマグネシウムブロミド(97μL、3.0Mジエチルエーテル中溶液、290μmol)を0℃で加え、それを室温で3時間攪拌した。全く変換が認められなかった。混合物を冷却して−18℃とし、メチルリチウムの溶液(104μL、0.17mmol、1.6Mジエチルエーテル中溶液)を加えた。混合物を環境温度で終夜攪拌した。全く変換が認められなかった。混合物を週末にわたって放置し、メチルマグネシウムクロリドの溶液(55μL、3.0Mテトラヒドロフラン中溶液、170μmol)を加え、混合物を終夜攪拌した。混合物をメタノール及び酒石酸カリウムナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮し、粗生成物を分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物4.40mg(12%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.62分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.63)、0.008(1.59)、1.472(16.00)、1.887(7.33)、2.277(7.95)、2.717(8.35)、3.726(8.40)、4.842(3.17)、7.331(0.89)、7.694(2.18)、7.715(2.54)、8.002(2.45)、8.022(2.15)、8.458(1.55)、9.440(1.45)。
実施例301
4−[4−({6−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
エチル[1−(6−{[1−(4−シアノフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(162mg、344μmol)のテトラヒドロフラン(3.5mL、43mmol)中溶液を、0℃でクロロ(メチル)マグネシウムの溶液(400μL、3.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.2mmol)で処理し、環境温度で2時間攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)により、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage SNAP KP−Sil 19g、溶媒:100%ジクロロメタンから96%ジクロロメタン/4%メタノール)によって精製して、所望の生成物43.4mg(28%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.65分;MS(ESIpos):m/z=457[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.66)、0.008(0.66)、1.074(3.98)、1.085(16.00)、1.091(9.62)、1.108(2.57)、2.104(15.72)、2.158(2.13)、2.294(11.41)、2.425(3.97)、2.563(14.99)、3.357(0.73)、3.375(2.10)、3.392(2.08)、3.410(0.68)、4.232(3.48)、7.810(1.95)、7.831(2.44)、7.978(3.94)、7.999(3.11)、8.387(0.55)、8.881(3.50)。
実施例302
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−メチルプロパン−2−オール
エチル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(570mg、1.13mmol)のテトラヒドロフラン(12mL、140mmol)中溶液を、0℃でクロロ(メチル)マグネシウム(1.3mL、3.0M、4.0mmol)で処理し、環境温度で2時間攪拌した。混合物を酒石酸カリウムナトリウム及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage SNAP Ultra 25g、溶媒:ジクロロメタン/メタノール20:1)により、次に分取HPLC(カラム:250×20mm YMC Chiralart Cellulose SC、5μM、流量:15mL/分、溶媒:n−ヘプタン30%/エタノール70%)によって精製して、所望の生成物193mg(35%)を、それの副生成物1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オンとともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.10分;MS(ESIpos):m/z=490[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.006(0.78)、0.007(0.58)、0.295(2.10)、0.305(2.23)、0.425(2.19)、0.441(2.27)、1.086(16.00)、1.183(0.63)、1.188(0.62)、1.198(0.96)、1.207(0.62)、1.212(0.62)、2.009(13.17)、2.160(2.07)、2.429(3.79)、2.577(14.87)、3.308(1.52)、3.324(2.11)、3.329(0.91)、3.829(1.78)、3.842(1.73)、4.237(3.72)、7.255(1.97)、7.273(3.97)、7.291(2.13)、7.719(1.26)、7.730(1.70)、7.746(1.21)、8.449(0.55)、9.319(0.56)。
実施例303
エチル4−クロロ−1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(200mg、886μmol)及びナトリウムフェノレート(103mg、886μmol)を1,4−ジオキサン(1.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.59mg、10.5μmol)及びXantPhos(14.0mg、24.2μmol)及びエチル4−クロロ−1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(324mg、純度75%、806μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(188mg、収率43%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.37分;MS(ESIpos):m/z=490[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.89)、0.008(1.79)、1.157(0.41)、1.175(0.85)、1.193(0.44)、1.227(4.68)、1.245(10.15)、1.254(0.99)、1.263(5.09)、1.309(0.78)、1.326(1.42)、1.345(0.69)、1.398(1.94)、1.989(1.47)、2.284(14.88)、2.328(0.44)、2.675(2.50)、3.737(0.66)、3.778(16.00)、4.324(1.51)、4.342(4.75)、4.360(4.71)、4.378(1.49)、7.202(3.33)、7.384(0.45)、7.411(2.14)、7.433(4.72)、7.455(2.64)、7.633(2.51)、7.639(1.15)、7.647(2.82)、7.655(2.43)、7.669(2.15)、8.451(3.07)、8.597(0.41)、9.860(2.15)。
実施例304
2−[4−クロロ−1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル4−クロロ−1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(188mg、383μmol)をテトラヒドロフラン(7.6mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.9mL、1.0M、1.9mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。終夜静置後、有機相を傾斜法で取り、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって、さらに分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(22mg、収率24%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.26分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.71)、1.600(16.00)、2.190(9.16)、3.762(9.96)、6.691(1.14)、7.154(2.09)、7.407(1.21)、7.429(2.69)、7.451(1.52)、7.623(1.48)、7.636(1.66)、7.645(1.50)、7.658(1.26)、8.562(2.19)、9.884(0.89)。
実施例305
N−{1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(56.1mg、269μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(82.0mg、296μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.1mL、13mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.38mg、8.06μmol)及びXantphos(9.33mg、16.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(34.3mg、296μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム;Biotage SNAP KP−Sil 10g、溶媒:92%ジクロロメタン/8%酢酸エチルから66%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(44.3mg、37%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.49)、0.008(0.41)、0.305(2.63)、0.316(2.87)、0.431(2.63)、0.451(2.81)、1.074(0.69)、1.091(1.44)、1.109(0.73)、1.193(0.71)、1.200(0.70)、1.211(1.09)、1.223(0.67)、1.231(0.71)、2.050(16.00)、2.170(3.20)、2.631(15.46)、3.375(0.72)、3.392(0.72)、3.853(2.58)、3.870(2.52)、6.143(2.92)、6.938(1.56)、7.078(3.22)、7.218(1.41)、7.637(3.22)、7.657(3.95)、7.848(3.13)、7.867(2.63)、8.468(0.78)、9.395(0.84)。
実施例306
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(131mg、純度90%、401μmol)及びナトリウムフェノレート(46.5mg、401μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.67mg、7.28μmol)、XantPhos(8.43mg、14.6μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(80.0mg、純度95%、364μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(40mg、収率23%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.49分;MS(ESIpos):m/z=468[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.36)、−0.008(2.73)、0.008(2.58)、0.146(0.33)、0.306(2.65)、0.317(2.86)、0.434(2.83)、0.453(2.99)、0.951(0.19)、1.181(0.41)、1.194(0.78)、1.200(0.78)、1.212(1.19)、1.223(0.74)、1.231(0.75)、2.068(16.00)、2.284(1.93)、2.324(0.79)、2.328(0.81)、2.367(0.36)、2.670(0.45)、2.704(0.30)、2.711(0.30)、3.871(2.16)、3.887(2.16)、6.788(2.44)、7.684(1.56)、7.795(3.28)、7.819(5.96)、7.938(2.39)、7.956(3.42)、8.500(0.44)、9.579(0.36)。
実施例307
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(126mg、純度90%、384μmol)及びナトリウムフェノレート(44.6mg、384μmol)を1,4−ジオキサン(0.84mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.40mg、6.99μmol)、XantPhos(8.09mg、14.0μmol)及び4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(90.0mg、純度95%、350μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(37mg、収率21%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.51分;MS(ESIpos):m/z=504[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.86)、0.008(2.70)、0.307(2.43)、0.319(2.69)、0.434(2.44)、0.453(2.62)、1.196(0.65)、1.202(0.63)、1.214(1.01)、1.226(0.63)、1.232(0.63)、2.064(16.00)、2.172(3.06)、2.328(0.43)、2.631(14.66)、2.670(0.47)、3.863(2.42)、3.881(2.38)、6.145(2.64)、7.792(3.04)、7.812(4.11)、7.933(2.94)、7.953(2.30)、8.469(0.69)、9.412(0.78)。
実施例308
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(139mg、純度90%、401μmol)及びナトリウムフェノレート(46.5mg、401μmol)を1,4−ジオキサン(0.88mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.67mg、7.28μmol)、XantPhos(8.43mg、14.6μmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(80.0mg、純度95%、364μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(42mg、収率23%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.51分;MS(ESIpos):m/z=484[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.45)、−0.008(3.69)、0.008(3.48)、0.298(2.61)、0.310(2.88)、0.425(2.68)、0.445(2.84)、1.181(0.72)、1.200(1.09)、1.219(0.66)、2.032(16.00)、2.168(3.42)、2.328(0.55)、2.367(0.46)、2.630(15.80)、2.670(0.61)、2.710(0.52)、3.841(2.56)、3.858(2.55)、6.143(3.03)、7.428(3.32)、7.449(3.74)、7.820(3.05)、7.842(2.84)、8.464(0.80)、9.390(0.84)。
実施例309
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(133mg、純度90%、384μmol)及びナトリウムフェノレート(44.6mg、384μmol)を1,4−ジオキサン(0.84mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.40mg、6.99μmol)、XantPhos(8.09mg、14.0μmol)及び4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(90.0mg、純度95%、350μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(49mg、収率26%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.50分;MS(ESIpos):m/z=520[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.42)、−0.008(3.56)、0.008(3.09)、0.146(0.40)、0.295(2.95)、0.306(3.15)、0.425(3.13)、0.445(3.27)、1.165(0.46)、1.178(0.87)、1.185(0.84)、1.197(1.28)、1.216(0.82)、2.035(16.00)、2.280(2.18)、2.327(0.90)、2.366(0.57)、2.670(0.50)、2.702(0.28)、2.710(0.47)、3.847(2.39)、3.864(2.36)、6.784(2.56)、7.431(3.50)、7.451(3.88)、7.682(1.68)、7.818(5.14)、7.843(2.14)、7.954(1.53)、8.496(0.44)、9.569(0.37)。
実施例310
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(80.0mg、純度95%、313μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(119mg、純度90%、344μmol)及びナトリウムフェノレート(39.9mg、344μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.73mg、6.25μmol)及びXantPhos(7.24mg、12.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(47mg、収率29%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.74分;MS(ESIpos):m/z=518[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.27)、−0.008(2.20)、0.008(2.08)、0.146(0.24)、0.295(2.17)、0.306(2.37)、0.424(2.20)、0.444(2.33)、1.179(0.60)、1.197(0.92)、2.030(14.01)、2.208(2.29)、2.328(0.34)、2.367(0.28)、2.648(16.00)、2.670(0.54)、2.711(0.32)、3.841(2.05)、3.859(1.99)、7.429(2.78)、7.450(3.05)、7.819(2.28)、7.840(2.14)、8.500(0.51)、9.489(0.42)。
実施例311
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(80.0mg、純度95%、313μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(113mg、純度90%、344μmol)及びナトリウムフェノレート(39.9mg、344μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.75mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.73mg、6.25μmol)及びXantPhos(7.24mg、12.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(30mg、収率19%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.72分;MS(ESIpos):m/z=502[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.61)、−0.008(7.03)、0.008(4.63)、0.146(0.57)、0.306(2.13)、0.317(2.23)、0.432(2.21)、0.452(2.23)、1.192(0.63)、1.210(0.89)、1.893(0.16)、2.062(13.54)、2.212(2.36)、2.328(0.69)、2.366(0.41)、2.524(2.25)、2.650(16.00)、2.670(0.89)、2.710(0.45)、3.593(0.18)、3.863(2.05)、3.881(1.89)、7.792(2.76)、7.813(3.55)、7.931(2.50)、7.951(1.89)、8.502(0.49)、9.511(0.45)。
実施例312
N−[3−(4−クロロフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(109mg、521μmol)、3−(4−クロロフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(150mg、573μmol)及びナトリウムフェノレート(66.5mg、573μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.0mL、35mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.20mg、6.77μmol)及びXantphos(9.04mg、15.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(123mg、54%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.45分;MS(ESIpos):m/z=434[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.67)、0.008(0.63)、0.295(2.51)、0.306(2.77)、0.318(0.82)、0.424(2.53)、0.444(2.70)、1.180(0.67)、1.187(0.66)、1.199(1.05)、1.211(0.63)、1.218(0.64)、2.019(16.00)、2.074(0.55)、2.169(3.20)、2.629(15.37)、3.833(2.50)、3.850(2.47)、6.141(2.82)、7.491(4.49)、7.512(5.61)、7.720(3.36)、7.742(2.89)、8.461(0.66)、9.381(0.77)。
実施例313
N−[3−(4−クロロフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(127mg、521μmol)、3−(4−クロロフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(150mg、573μmol)及びナトリウムフェノレート(66.5mg、573μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.0mL、35mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.20mg、6.77μmol)及びXantphos(9.04mg、15.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(102mg、40%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.48分;MS(ESIpos):m/z=470[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.56)、0.008(1.54)、0.292(2.69)、0.304(2.90)、0.424(2.87)、0.444(3.05)、1.074(0.50)、1.091(1.06)、1.109(0.53)、1.165(0.43)、1.177(0.80)、1.184(0.79)、1.196(1.22)、1.208(0.75)、1.215(0.77)、2.022(16.00)、2.086(2.34)、2.283(2.03)、2.328(0.62)、2.701(0.42)、3.375(0.53)、3.392(0.53)、3.840(2.22)、3.856(2.18)、6.784(2.50)、7.494(4.28)、7.515(5.14)、7.682(1.70)、7.724(2.43)、7.744(2.11)、7.818(3.43)、7.953(1.46)、8.491(0.42)。
実施例314
エチル1−(6−{[3−(4−クロロフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(244mg、868μmol)、3−(4−クロロフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(250mg、955μmol)及びナトリウムフェノレート(111mg、955μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(5.0mL、58mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.3mg、11.3μmol)及びXantphos(15.1mg、26.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(147mg、33%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.57分;MS(ESIpos):m/z=506[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.07)、0.008(0.79)、0.296(2.60)、0.308(2.81)、0.427(2.69)、0.447(2.84)、1.182(0.73)、1.189(0.71)、1.201(1.10)、1.212(0.67)、1.220(0.69)、1.287(3.57)、1.305(7.21)、1.323(3.62)、2.020(16.00)、2.329(0.54)、2.369(2.17)、2.524(0.46)、2.910(12.58)、3.837(2.27)、3.854(2.24)、4.228(1.08)、4.246(3.23)、4.263(3.21)、4.281(1.10)、7.491(4.46)、7.512(5.52)、7.716(3.22)、7.737(2.79)。
実施例315
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−アミン(138mg、527μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL、23mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(13.2mg、14.4μmol)及びXantphos(16.6mg、28.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(61.2mg、527μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage SNAP KP−Sil 10g、溶媒:92%ジクロロメタン/8%酢酸エチルから66%酢酸エチル)によって精製し、所望の生成物を得た(82.4mg、40%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=434[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.32)、0.008(1.28)、0.287(0.50)、0.299(2.08)、0.302(1.83)、0.313(2.18)、0.324(0.74)、0.429(0.68)、0.439(1.71)、0.443(1.72)、0.449(1.02)、0.459(1.85)、0.463(1.68)、0.475(0.56)、1.177(0.45)、1.185(0.44)、1.197(0.69)、1.209(0.41)、1.216(0.43)、2.167(3.15)、2.633(10.14)、3.641(0.50)、3.684(16.00)、3.765(1.81)、3.783(1.78)、6.146(2.30)、7.243(1.71)、7.266(3.48)、7.288(1.84)、7.883(1.47)、7.897(1.70)、7.905(1.67)、7.919(1.40)、8.484(1.05)、9.435(0.76)。
実施例316
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(141mg、527μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL、23mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(13.2mg、14.4μmol)及びXantphos(16.6mg、28.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(61.2mg、527μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage SNAP KP−Sil 10g、溶媒:92%ジクロロメタン/8%酢酸エチルから66%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(107mg、51%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=441[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.302(0.76)、0.314(3.29)、0.328(3.59)、0.340(1.10)、0.442(1.02)、0.452(2.67)、0.456(2.68)、0.472(2.89)、0.476(2.69)、0.488(0.80)、1.194(0.80)、1.201(0.70)、1.212(1.08)、1.224(0.67)、1.231(0.73)、2.172(5.11)、2.634(16.00)、3.314(13.53)、3.800(2.97)、3.818(2.94)、6.151(3.61)、7.878(4.40)、7.899(5.68)、8.049(5.34)、8.070(4.23)、8.488(1.70)、9.487(1.33)。
実施例317
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン
マイクロ波バイアルに、1−[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン(200mg、798μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−アミン(229mg、878μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.3mL、39mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(21.9mg、23.9μmol)及びXantphos(27.7mg、47.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(102mg、878μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(168mg、44%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.10分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.292(0.92)、0.305(4.59)、0.317(5.04)、0.328(1.30)、0.435(1.20)、0.446(3.86)、0.466(4.07)、0.480(0.90)、1.091(0.63)、1.173(0.64)、1.184(0.98)、1.191(1.04)、1.203(1.38)、1.213(0.93)、1.221(0.95)、1.233(0.52)、2.464(13.99)、2.895(16.00)、3.314(12.54)、3.775(3.52)、3.792(3.48)、7.245(2.65)、7.267(5.07)、7.289(2.62)、7.879(2.78)、7.894(3.55)、7.899(3.47)、7.914(2.62)、8.568(1.52)、9.614(0.87)。
実施例318
4−[5−{[6−(4−アセチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、1−[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン(200mg、798μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(235mg、878μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.3mL、39mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(21.9mg、23.9μmol)及びXantphos(27.7mg、47.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(102mg、878μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage SNAP KP−Sil 10g、溶媒:92%ジクロロメタン/8%酢酸エチルから66%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(177mg、46%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.02分;MS(ESIpos):m/z=483[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.309(0.87)、0.321(3.83)、0.335(4.06)、0.347(1.23)、0.449(1.17)、0.460(3.11)、0.463(2.97)、0.469(1.73)、0.479(3.33)、0.495(0.89)、1.159(1.38)、1.177(2.84)、1.195(1.73)、1.201(0.88)、1.209(0.81)、1.220(1.26)、1.232(0.81)、1.239(0.83)、1.251(0.43)、1.990(5.32)、2.467(13.80)、2.898(16.00)、3.320(8.34)、3.811(2.90)、3.829(2.86)、4.005(0.46)、4.022(1.31)、4.040(1.29)、4.058(0.43)、7.878(4.90)、7.899(6.04)、8.047(6.24)、8.067(4.79)、8.572(1.33)、9.664(0.75)。
実施例319
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(200mg、712μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−アミン(205mg、784μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.0mL、35mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(19.6mg、21.4μmol)及びXantphos(24.7mg、42.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(91.0mg、784μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(204mg、57%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.41分;MS(ESIpos):m/z=506[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.295(0.90)、0.309(4.61)、0.321(5.13)、0.332(1.36)、0.438(1.18)、0.450(3.89)、0.470(4.06)、0.483(0.95)、1.075(0.44)、1.093(0.90)、1.110(0.46)、1.178(0.91)、1.190(1.01)、1.196(1.15)、1.208(1.41)、1.219(0.97)、1.227(1.01)、1.238(0.53)、1.287(4.19)、1.304(8.40)、1.322(4.32)、1.992(0.74)、2.368(4.80)、2.917(16.00)、3.323(5.52)、3.375(0.44)、3.393(0.44)、3.778(3.46)、3.795(3.44)、4.226(1.34)、4.244(3.89)、4.261(3.87)、4.279(1.34)、7.245(2.52)、7.267(5.05)、7.288(2.80)、7.886(2.73)、7.901(3.47)、7.907(3.47)、7.922(2.69)、8.564(1.41)、9.610(0.89)。
実施例320
エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(200mg、712μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(210mg、784μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.0mL、35mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(19.6mg、21.4μmol)及びXantphos(24.7mg、42.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(91.0mg、784μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(205mg、56%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.33分;MS(ESIpos):m/z=513[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.307(0.88)、0.319(3.88)、0.332(4.15)、0.344(1.22)、0.447(1.17)、0.458(3.16)、0.461(3.06)、0.478(3.39)、0.493(0.87)、1.075(1.02)、1.092(2.08)、1.110(1.06)、1.187(0.46)、1.198(0.86)、1.205(0.83)、1.217(1.27)、1.229(0.97)、1.236(0.86)、1.248(0.45)、1.289(4.28)、1.306(8.69)、1.324(4.37)、2.372(4.05)、2.919(16.00)、3.317(9.20)、3.375(1.01)、3.393(0.99)、3.807(2.91)、3.824(2.87)、4.229(1.30)、4.246(3.85)、4.264(3.82)、4.282(1.28)、7.878(4.67)、7.899(5.89)、8.047(5.94)、8.067(4.63)、8.566(1.29)、9.654(0.79)。
実施例321
4−[5−{[6−(4−アセチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−({6−[4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(実施例167参照)の合成時の副生成物として、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、ジクロロメタン/メタノール勾配99/1から95/5)による精製後に、この生成物を得た。標題化合物を、凍結乾燥後にオフホワイト固体として得た(55mg、収率10%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.97分;MS(ESIpos):m/z=467[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.25)、−0.008(2.06)、0.008(2.10)、0.146(0.23)、0.311(2.49)、0.321(2.74)、0.438(2.51)、0.457(2.67)、1.181(0.39)、1.194(0.71)、1.201(0.71)、1.213(1.08)、1.225(0.74)、1.233(0.94)、1.306(0.25)、2.065(16.00)、2.328(0.41)、2.467(8.99)、2.608(0.79)、2.670(0.38)、2.890(10.02)、2.914(0.58)、3.868(2.26)、3.885(2.23)、7.886(0.72)、7.907(13.49)、7.931(0.72)、8.026(0.21)、8.540(0.43)、9.588(0.39)。
実施例322
(±)−4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{3,5−ジメチル−4−[(2S)−1,1,1−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパン−2−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(ラセミ体)
モレキュラーシーブス(4Å)を丸底フラスコに入れ、真空乾燥機で120℃で終夜乾燥した。冷却して環境温度とした後、フッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(132mg、472μmol)及びトルエン(1.0mL)を加え、懸濁液を30分間攪拌した。4−[5−{[6−(4−アセチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(55.0mg、118μmol)のトルエン(4.5mL)中溶液を加え、混合物を5分間攪拌し、冷却して0℃とした。トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(100μL、710μmol)を加え、環境温度で3.5時間攪拌した。第2のトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(60μL、0.4mmol)を加え、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。反応混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、モレキュラーシーブスを濾過によって除去し、酢酸エチルでさらに洗浄した。層の分離後、水相を酢酸エチルで再度抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水5/95から90/10)によって精製して、所望の生成物(8mg、収率13%)を、副生成物((±)−2−{1−[6−({3−[4−(2−アミノ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール(ラセミ体))とともに得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.41分;MS(ESIpos):m/z=537[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.48)、−0.023(0.76)、−0.008(4.03)、0.146(0.44)、0.306(2.56)、0.317(2.82)、0.433(2.50)、0.453(2.68)、0.853(0.30)、0.918(0.30)、0.936(0.82)、0.954(0.38)、1.209(1.14)、1.234(2.54)、1.764(6.89)、2.061(16.00)、2.272(2.50)、2.327(0.98)、2.366(0.42)、2.670(1.00)、2.710(0.54)、2.747(12.36)、3.860(2.34)、3.878(2.30)、5.754(1.80)、6.437(2.98)、7.881(0.88)、7.903(13.26)、8.487(0.64)、9.493(0.62)。
実施例323
tert−ブチル3−[4−(5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル]アゼチジン−1−カルボキシレート
マイクロ波バイアル中、(30.7mg、27.4μmol)、N−[3−(4−ブロモフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン(120mg、274μmol)、及び水酸化リチウム(19.7mg、821μmol)を入れた。DME(5.5mL)を加えた。
次に、ニッケルプレ触媒を、第2のマイクロ波バイアル中で調製した。このバイアルに、塩化ニッケル(II)ジメトキシエタン付加物(32.9mg、0.15mmol)及び4,4′−ジ−tert−ブチル−2,2′−ビピリジン(48.3mg、0.18mmol)を入れ、DME(12mL)に溶かし、アルゴン下に置き、密閉し、5分間超音波処理した。
少量の調製したばかりのニッケルプレ触媒溶液(1.1mL)を、上記反応物が入ったバイアルに注射器で入れた。攪拌しながらアルゴンを10分間吹き込むことで、溶液の2回目の脱気を行った。一定流量のアルゴン下で、ハミルトン注射器を用いて、tert−ブチル3−ブロモアゼチジン−1−カルボキシレート(220μL、1.4mmol)及び1,1,1,3,3,3−ヘキサメチル−2−(トリメチルシリル)トリシラン(250μL、820μmol)を反応混合物に加えた。次に、マイクロ波バイアルをパラフィルム(Parafilm)で密閉し、攪拌し、2台の34W青色LED灯(3cm離して)で15時間照射した。反応混合物を濃縮し、残留物をアセトニトリル/水に溶かし、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)30/70から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(60mg、純度86%、収率37%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=515[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.20)、−0.008(1.57)、0.008(1.69)、0.082(0.66)、0.146(0.28)、1.169(0.21)、1.366(0.34)、1.413(16.00)、2.025(4.55)、2.171(1.11)、2.327(0.34)、2.366(0.30)、2.523(0.88)、2.630(4.10)、2.669(0.38)、2.710(0.31)、3.662(3.05)、3.850(0.73)、4.272(0.49)、6.144(0.81)、7.394(0.98)、7.414(1.14)、7.635(0.23)、7.643(0.20)、7.667(0.89)、7.687(0.71)、8.472(0.26)、9.397(0.59)。
実施例324
N−[3−(4−シクロプロピルフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアル中、(30.7mg、27.4μmol)、N−[3−(4−ブロモフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン(120mg、274μmol)、及び水酸化リチウム(19.7mg、821μmol)を入れた。DME(5.5mL)を加えた。
次に、ニッケルプレ触媒を、第2のマイクロ波バイアル中で調製した。このバイアルに、塩化ニッケル(II)ジメトキシエタン付加物(32.98mg、0.15mmol、0.25当量)及び4,4′−ジ−tert−ブチル−2,2′−ビピリジン(48.30mg、0.18mmol、0.3当量)を入れ、DME(12mL)に溶かし、アルゴン下に置き、密閉し、5分間超音波処理した。
少量の調製したばかりのニッケルプレ触媒溶液(1.1mL)を、上記反応物が入ったバイアルに注射器で入れた。攪拌しながらアルゴンを10分間吹き込むことで、溶液の2回目の脱気を行った。一定流量のアルゴン下で、ハミルトン注射器を用いて、ブロモシクロプロパン(110μL、1.4mmol)及び1,1,1,3,3,3−ヘキサメチル−2−(トリメチルシリル)トリシラン(204mg、821μmol)を反応混合物に加えた。次に、マイクロ波バイアルをパラフィルム(Parafilm)で密閉し、攪拌し、2台の34W青色LED灯(3cm離して)で15時間照射した。反応混合物を濃縮し、残留物をアセトニトリル/水に溶かし、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)30/70から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(3.7mg、収率3%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.51分;MS(ESIpos):m/z=400[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.150(1.49)、−0.008(11.36)、0.008(13.32)、0.083(6.78)、0.103(5.12)、0.146(2.80)、0.696(2.80)、0.708(2.86)、0.889(1.55)、0.960(2.50)、0.975(2.62)、1.117(1.72)、1.169(2.86)、1.233(1.55)、1.943(1.25)、2.002(14.45)、2.018(2.20)、2.168(4.58)、2.327(2.91)、2.366(2.26)、2.628(16.00)、2.669(2.86)、2.710(2.20)、3.646(9.99)、6.141(3.27)、7.125(3.81)、7.146(3.93)、7.547(2.97)、7.567(2.74)、8.469(1.25)、9.379(2.02)。
実施例325
(±)−2−シクロプロピル−1−[5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]プロパン−2−オール(ラセミ体)
マイクロ波バイアルに、(2S)−1−[5−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シクロプロピルプロパン−2−オール(39.0mg、135μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(30.9mg、148μmol)及びナトリウムフェノレート(17.2mg、148μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.47mg、2.70μmol)及びXantPhos(3.12mg、5.39μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から0/100)によって精製して、所望の生成物を得た(16mg、収率25%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.56分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.126(1.01)、0.147(0.97)、0.160(0.85)、0.187(1.20)、0.221(2.77)、0.232(2.90)、0.805(0.80)、0.812(0.85)、0.826(1.37)、0.839(0.75)、0.846(0.71)、1.085(14.07)、1.236(0.43)、1.977(0.41)、2.009(16.00)、2.171(5.84)、2.328(0.84)、2.629(15.59)、2.670(1.07)、2.710(0.47)、3.984(2.86)、4.511(0.91)、6.143(3.57)、7.256(2.30)、7.278(4.83)、7.300(2.77)、7.707(2.05)、7.721(2.61)、7.728(2.61)、7.742(2.16)、8.462(1.29)、9.199(2.98)。
実施例326
(±)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン(ラセミ体)
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン(304mg、662μmol)のメタノール(12mL、290mmol)中溶液を、水素化ホウ素ナトリウム(12.5mg、331μmol)で処理した。混合物を環境温度で2時間攪拌した。混合物を濃塩酸数滴で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、ジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物102mg(33%)を微量の相当物とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.18分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.294(2.78)、0.305(2.99)、0.425(2.71)、0.444(2.83)、1.177(0.87)、1.185(0.72)、1.197(1.10)、1.209(0.70)、1.216(0.70)、1.228(0.40)、1.352(5.16)、1.368(5.19)、1.990(0.73)、2.009(14.58)、2.202(3.29)、2.502(10.92)、2.636(16.00)、3.094(12.53)、3.828(2.51)、3.845(2.52)、4.369(0.47)、4.385(1.46)、4.401(1.47)、4.418(0.51)、7.252(1.94)、7.274(4.09)、7.296(2.29)、7.715(1.58)、7.730(2.18)、7.735(2.22)、7.750(1.69)、8.468(0.70)、9.377(0.83)。
実施例327
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン
ラセミ体のN−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン(101.5mg、0.21mmol)のサンプルを、SFCクロマトグラフィー(カラム:AD−H;250×20mm、5μM、流量80mL/分、40℃、溶媒84%二酸化炭素/16%2−プロパノール)を用いて分離して、N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミンの第1の溶出エナンチオマー25.6mg(ラセミ体から収率25%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
キラルHPLC(SFC、Daicel AD、溶媒:80%二酸化炭素/20%2−プロパノール)Rt=1.43分、>99.5%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.06)、0.008(1.10)、0.292(2.17)、0.304(2.40)、0.423(2.20)、0.443(2.34)、1.177(0.59)、1.184(0.58)、1.196(0.92)、1.208(0.56)、1.215(0.57)、1.352(4.33)、1.368(4.39)、2.008(13.51)、2.201(2.58)、2.635(16.00)、3.093(11.64)、3.827(2.21)、3.844(1.99)、4.369(0.41)、4.385(1.29)、4.402(1.28)、4.418(0.41)、7.252(2.01)、7.274(4.12)、7.296(2.24)、7.713(1.43)、7.728(1.81)、7.734(1.78)、7.749(1.32)、8.466(0.59)、9.375(0.64)。
実施例328
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン
ラセミ体のN−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミンのサンプル(101.5mg、0.21mmol)を、SFCクロマトグラフィー(カラム:AD−H;250×20mm、5μM、流量80mL/分、40℃、溶媒84%二酸化炭素/16%2−プロパノール)を用いて分離して、N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミンの第2の溶出エナンチオマー25.0mg(ラセミ体からの収率25%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
キラルHPLC(SFC、Daicel AD、溶媒:80%二酸化炭素/20%2−プロパノール)Rt=1.43分、>98.1%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.91)、0.008(1.00)、0.292(2.27)、0.304(2.49)、0.424(2.26)、0.443(2.42)、1.178(0.60)、1.185(0.61)、1.196(0.96)、1.209(0.60)、1.215(0.59)、1.352(4.42)、1.368(4.47)、2.008(13.57)、2.201(2.74)、2.635(16.00)、3.093(11.77)、3.827(2.10)、3.844(2.09)、4.369(0.42)、4.385(1.31)、4.401(1.31)、4.418(0.43)、7.252(2.02)、7.274(4.19)、7.296(2.27)、7.714(1.45)、7.728(1.90)、7.735(1.87)、7.749(1.41)、8.465(0.67)、9.376(0.68)。
実施例329
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール
ラセミ体の1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノールのサンプル(100.4mg、0.18mmol)を、SFCクロマトグラフィー(カラム:AD−H;250×20mm、5μM、流量80mL/分、40℃、溶媒84%二酸化炭素/16%2−プロパノール)を用いて分離して、1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノールの第1の溶出エナンチオマー8.5mg(ラセミ体から収率9%)をメトキシ誘導体とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.89分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
キラルHPLC(SFC、Daicel AD、溶媒:80%二酸化炭素/20%2−プロパノール)Rt=1.43分、>99.5%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.66)、0.008(1.47)、0.068(0.69)、0.291(2.28)、0.302(2.49)、0.420(2.24)、0.440(2.37)、1.030(1.08)、1.045(1.07)、1.176(0.63)、1.182(0.61)、1.194(0.94)、1.206(0.59)、1.212(0.59)、1.320(4.52)、1.336(4.57)、2.003(13.84)、2.234(2.83)、2.631(16.00)、3.824(2.24)、3.841(2.22)、4.765(0.76)、4.773(0.84)、4.782(0.79)、4.789(0.82)、4.908(2.01)、4.916(1.89)、7.251(1.99)、7.273(4.25)、7.295(2.34)、7.712(1.44)、7.726(1.89)、7.732(1.90)、7.747(1.47)、8.453(0.71)、9.349(0.68)。
実施例330
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール
ラセミ体の1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノールのサンプル(100.4mg、0.18mmol)を、SFCクロマトグラフィー(カラム:AD−H;250×20mm、5μM、流量80mL/分、40℃、溶媒84%二酸化炭素/16%2−プロパノール)を用いて分離して、1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノールの第2の溶出エナンチオマー9.4mg(ラセミ体からの収率9%)をメトキシ誘導体とともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.89分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
キラルHPLC(SFC、Daicel AD、溶媒:80%二酸化炭素/20%2−プロパノール)Rt=1.43分、>99.5%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.98)、0.008(0.90)、0.290(2.30)、0.302(2.53)、0.420(2.28)、0.440(2.42)、1.030(0.67)、1.045(0.68)、1.175(0.64)、1.182(0.61)、1.194(0.94)、1.206(0.58)、1.213(0.59)、1.320(4.69)、1.336(4.74)、2.004(14.03)、2.234(2.87)、2.632(16.00)、3.824(2.29)、3.841(2.24)、4.765(0.78)、4.773(0.87)、4.782(0.82)、4.789(0.83)、4.909(2.05)、4.916(1.91)、7.251(2.06)、7.273(4.22)、7.295(2.29)、7.712(1.48)、7.726(1.90)、7.732(1.84)、7.747(1.40)、8.453(0.69)、9.347(0.71)。
実施例331
(±)−4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{4−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(ラセミ体)
4−[5−{[6−(4−アセチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(144mg、298μmol)のメタノール(5.3mL、130mmol)中溶液を、水素化ホウ素ナトリウム(11.3mg、298μmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水、ジクロロメタンで希釈し、Extrelut NT3で濾過した。濾液を減圧下に濃縮して、所望の生成物136mg(93%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.87分;MS(ESIpos):m/z=485[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.300(0.50)、0.312(2.08)、0.315(1.88)、0.326(2.20)、0.338(0.73)、0.441(0.69)、0.451(1.70)、0.455(1.73)、0.461(1.03)、0.471(1.86)、0.475(1.69)、0.486(0.53)、1.074(1.60)、1.091(3.26)、1.109(1.65)、1.191(0.45)、1.199(0.45)、1.211(0.70)、1.223(0.43)、1.230(0.47)、1.322(4.24)、1.338(4.28)、2.238(3.05)、2.637(12.13)、3.357(0.58)、3.375(1.64)、3.392(1.61)、3.410(0.53)、3.725(16.00)、3.798(1.84)、3.815(1.82)、4.770(0.66)、4.777(0.72)、4.786(0.68)、4.794(0.70)、4.917(1.73)、4.924(1.61)、7.876(2.99)、7.898(3.86)、8.046(3.51)、8.067(2.71)、8.478(1.02)、9.464(0.53)。
実施例332
4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{4−[1−ヒドロキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
ラセミ体の4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{4−[1−ヒドロキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルのサンプル(102mg、0.21mmol)を、SFCクロマトグラフィー(カラム:AD−H;250×20mm、5μM、流量80mL/分、40℃、溶媒78%二酸化炭素/22%2−プロパノール)を用いて分離して、4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{4−[1−ヒドロキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルの第2の溶出エナンチオマー27.6mg(ラセミ体からの収率27%)を第1の溶出エナンチオマー(34.2mg)とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.95分;MS(ESIpos):m/z=485[M+H]+。
キラルHPLC(SFC、Daicel AD−3、溶媒:80%二酸化炭素/20%2−プロパノール)Rt=1.43分、>99.5%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.16)、0.008(1.19)、0.299(0.51)、0.311(2.12)、0.314(1.90)、0.325(2.25)、0.337(0.72)、0.440(0.69)、0.450(1.73)、0.454(1.75)、0.460(1.01)、0.470(1.88)、0.474(1.70)、0.486(0.53)、1.190(0.45)、1.197(0.43)、1.209(0.70)、1.221(0.41)、1.228(0.44)、1.321(4.32)、1.337(4.36)、2.237(3.05)、2.524(0.54)、2.636(12.36)、3.723(16.00)、3.796(1.88)、3.814(1.86)、4.769(0.68)、4.776(0.74)、4.785(0.69)、4.793(0.72)、4.915(1.80)、4.923(1.66)、7.877(2.87)、7.898(3.88)、8.044(3.48)、8.066(2.75)、8.477(0.97)、9.460(0.81)。
実施例333
(±)−4−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(ラセミ体)
4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{4−[1−ヒドロキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メトキシ−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(113mg、233μmol)のメタノール(5.0mL、120mmol)及びトリフルオロ酢酸(500μL、6.5mmol)中溶液を環境温度で終夜攪拌した。混合物を濃縮し、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:92%ジクロロメタン/8%酢酸エチルから66%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物78.1mg(67%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.22分;MS(ESIpos):m/z=499[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.301(0.69)、0.313(2.85)、0.327(3.08)、0.338(0.95)、0.442(0.92)、0.453(2.37)、0.457(2.38)、0.462(1.39)、0.473(2.57)、0.476(2.34)、0.488(0.70)、1.192(0.66)、1.199(0.63)、1.211(0.98)、1.223(0.60)、1.230(0.66)、1.353(5.51)、1.370(5.55)、2.204(3.92)、2.640(16.00)、3.095(15.00)、3.683(0.53)、3.799(2.60)、3.816(2.53)、4.373(0.48)、4.389(1.58)、4.406(1.56)、4.422(0.47)、7.877(4.12)、7.898(5.25)、8.046(4.87)、8.067(3.76)、8.491(1.44)、9.492(1.05)。
実施例334
4−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
ラセミ体の4−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルのサンプル(62mg、0.16mmol)を、分取HPLC(カラム:250×20mm Daicel Chiralcel OJ−H、5μM、流量15mL/分、40℃、溶媒85%n−ヘプタン/15%エタノール)を用いて分離して、4−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルの第1の溶出エナンチオマー27.0mg(ラセミ体から収率44%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=499[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel Chiralcel OJ−H、5μM、流量1mL/分、溶媒:85%2−プロパノール/15%エタノール)Rt=4.8分、>98%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.48)、0.301(0.66)、0.313(2.38)、0.327(2.44)、0.338(0.76)、0.442(0.86)、0.453(1.98)、0.457(1.97)、0.462(1.18)、0.473(2.07)、0.477(1.86)、0.488(0.57)、1.003(0.97)、1.021(1.94)、1.039(0.98)、1.192(0.56)、1.199(0.54)、1.211(0.81)、1.223(0.50)、1.230(0.56)、1.353(4.69)、1.370(4.61)、1.892(2.54)、2.204(3.21)、2.524(0.75)、2.581(0.84)、2.599(0.87)、2.617(0.53)、2.640(12.95)、3.095(12.17)、3.728(16.00)、3.799(2.03)、3.816(1.92)、4.373(0.44)、4.389(1.35)、4.406(1.31)、7.877(3.12)、7.898(3.97)、8.046(3.72)、8.067(2.85)、8.491(0.96)。
実施例335
4−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−5−[(6−{4−[(1S)−1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
ラセミ体の4−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルのサンプル(62mg、0.16mmol)を、分取HPLC(カラム:250×20mmDaicel Chiralcel OJ−H、5μM、流量15mL/分、40℃、溶媒85%n−ヘプタン/15%エタノール)を用いて分離して、4−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メトキシ−5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルの第2の溶出エナンチオマー24.0mg(ラセミ体から収率39%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.21分;MS(ESIpos):m/z=499[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel Chiralcel OJ−H、5μM、流量1mL/分、溶媒:85%2−プロパノール/15%エタノール)Rt=5.3分、>98%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.300(0.46)、0.312(1.97)、0.327(2.13)、0.338(0.69)、0.442(0.65)、0.453(1.63)、0.457(1.63)、0.462(0.92)、0.473(1.78)、0.477(1.63)、0.489(0.52)、1.192(0.46)、1.199(0.43)、1.211(0.69)、1.223(0.43)、1.231(0.45)、1.353(4.04)、1.370(4.12)、2.204(2.79)、2.640(12.17)、3.095(11.56)、3.728(16.00)、3.799(1.66)、3.816(1.64)、4.389(1.19)、4.406(1.17)、7.877(3.05)、7.898(3.96)、8.046(3.58)、8.067(2.76)、8.491(1.08)、9.489(0.62)。
実施例336
(±)−1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール(ラセミ体)
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン(139mg、292μmol)のメタノール(5.0mL、120mmol)中溶液を、水素化ホウ素ナトリウム(11.0mg、292μmol)で処理し、室温で30分間攪拌した。混合物を水、ジクロロメタンで希釈し、Extrelut NT3で濾過した。濾液を濃縮し、所望の生成物133mg(93%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.95分;MS(ESIpos):m/z=478[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.286(0.55)、0.298(2.45)、0.311(2.64)、0.324(0.79)、0.429(0.73)、0.439(2.01)、0.443(1.93)、0.448(1.10)、0.459(2.15)、0.475(0.56)、1.074(1.09)、1.091(2.21)、1.109(1.12)、1.178(0.55)、1.186(0.51)、1.197(0.78)、1.209(0.48)、1.216(0.51)、1.321(4.78)、1.337(4.82)、2.234(3.66)、2.637(13.01)、3.375(1.08)、3.392(1.06)、3.680(16.00)、3.764(2.22)、3.781(2.18)、4.768(0.75)、4.776(0.82)、4.784(0.77)、4.792(0.78)、4.913(1.93)、4.920(1.76)、7.243(1.64)、7.265(3.29)、7.287(1.72)、7.881(1.65)、7.896(1.96)、7.903(1.86)、7.917(1.53)、8.475(1.13)、9.414(0.74)。
実施例337
4−(5−{[6−(4−アセチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、1−[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン(250mg、997μmol)及び4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(233mg、1.10mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(4.0mL、47mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(27.4mg、29.9μmol)及びXantphos(34.6mg、59.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(127mg、1.10mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を1.0M塩酸及び酢酸エチルで希釈した。水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をアセトニトリルに懸濁させ、結晶取得物を濾過によって回収し、乾燥させて、所望の生成物280mg(62%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.73分;MS(ESIpos):m/z=427[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.082(14.13)、2.469(10.11)、2.891(11.15)、2.907(0.98)、3.377(1.43)、3.571(1.01)、7.895(16.00)、8.553(0.72)、9.653(1.19)。
実施例338
(±)−4−{5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
4−(5−{[6−(4−アセチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(200mg、469μmol)のメタノール(8.3mL、210mmol)中溶液を、水素化ホウ素ナトリウム(8.87mg、234μmol)で処理し、室温で2時間攪拌した。アルコールへの変換が認められた。塩酸数滴を加え、混合物を終夜攪拌した。混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物71.1mg(34%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.06分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.19)、0.008(1.18)、1.356(4.54)、1.373(4.59)、2.072(13.08)、2.210(3.28)、2.636(13.65)、3.096(11.84)、3.694(9.23)、4.389(1.37)、4.406(1.34)、4.422(0.40)、7.896(16.00)、8.474(0.79)、9.464(2.05)。
実施例339
4−{5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
ラセミ体の4−{5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルのサンプル(58mg、0.13mmol)を、分取SFC(カラム:250×20mm AD−H、5μM、流量80mL/分、40℃、溶媒85%二酸化炭素/15%メタノール)を用いて分離して、4−{5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルの第1の溶出エナンチオマー17.1mg(ラセミ体から収率29%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.06分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
キラルHPLC(SFC、Daicel A、5μM、流量3mL/分、溶媒:85%二酸化炭素/15%イソ−プロパノール)Rt=3.0分、>99.5%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.357(4.31)、1.373(4.36)、2.073(12.69)、2.211(3.21)、2.636(13.48)、3.097(11.65)、3.695(9.08)、4.390(1.30)、4.407(1.29)、7.897(16.00)、8.476(0.90)、9.465(1.99)。
実施例340
4−{5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
ラセミ体の4−{5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルのサンプル(58mg、0.13mmol)を、分取SFC(カラム:250×20mm AD−H、5μM、流量80mL/分、40℃、溶媒85%二酸化炭素/15%メタノール)を用いて分離して、4−{5−[(6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルの第2の溶出エナンチオマー16.7mgを得た(ラセミ体から収率29%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.06分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
キラルHPLC(SFC、Daicel AD、5μM、流量3mL/分、溶媒:85%二酸化炭素/15%イソ−プロパノール)Rt=3.6分、>99.5%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.357(4.32)、1.373(4.35)、2.073(12.85)、2.210(3.08)、2.636(13.65)、3.097(11.71)、3.696(9.03)、4.390(1.31)、4.406(1.29)、7.897(16.00)、8.475(0.83)、9.465(1.94)。
実施例341
(±)−4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{4−[1−ヒドロキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(ラセミ体)
4−[5−{[6−(4−アセチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(293mg、628μmol)のメタノール中溶液を水素化ホウ素ナトリウム(11.9mg、314μmol)で処理し、環境温度で39分間攪拌した。アルコールへの完全変換が認められた。塩酸数滴を加え、混合物を終夜放置した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をExtrelut NT3で脱水した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage SNAP KP−Sil 10g、溶媒:90%ジクロロメタン/10%酢酸エチルから88%ジクロロメタン/12%酢酸エチルから100%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物81.6mg(28%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.81分;MS(ESIpos):m/z=469[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.305(2.36)、0.316(2.61)、0.431(2.29)、0.451(2.41)、1.073(1.11)、1.091(2.29)、1.109(1.14)、1.177(0.39)、1.189(0.65)、1.207(0.97)、1.226(0.64)、1.322(4.85)、1.338(4.90)、1.365(0.53)、2.059(14.27)、2.238(2.98)、2.314(1.02)、2.367(0.19)、2.632(16.00)、2.670(0.24)、2.696(0.99)、2.710(0.20)、3.357(0.47)、3.375(1.15)、3.392(1.14)、3.409(0.38)、3.859(2.31)、3.877(2.26)、4.771(1.04)、4.787(1.07)、4.914(0.99)、7.885(0.79)、7.906(11.26)、7.931(0.84)、8.451(0.83)、9.395(0.87)。
実施例342
(±)−4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{4−[1−エトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
ラセミ体の4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{4−[1−ヒドロキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリルのサンプル(62mg、132μmol)をキラル分離した(カラム:250×20mm Daicel Chiralcel OJ−H−、5μM、流量15mL/分、70℃、溶媒85%n−ヘプタン/15%エタノール)。所望のエナンチオマーではなく、記載の生成物24.0mgを得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.23分;MS(ESIpos):m/z=497[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.306(2.70)、0.317(2.92)、0.434(2.62)、0.453(2.78)、1.062(3.39)、1.079(6.92)、1.097(3.51)、1.178(0.46)、1.190(0.75)、1.196(0.73)、1.208(1.09)、1.220(0.71)、1.227(0.73)、1.346(5.06)、1.363(5.09)、2.062(14.99)、2.211(3.16)、2.632(16.00)、3.206(0.59)、3.227(1.16)、3.245(1.37)、3.263(1.48)、3.280(1.31)、3.861(2.43)、3.878(2.37)、4.472(0.48)、4.488(1.42)、4.505(1.41)、4.521(0.46)、7.886(1.00)、7.907(11.28)、7.933(0.88)、8.461(0.85)、9.422(0.93)。
実施例343
(±)−N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン(ラセミ体)
1−[1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン(130mg、310μmol)のメタノール(5.5mL、140mmol)中溶液を水素化ホウ素ナトリウム(5.86mg、155μmol)で処理し、室温で2時間攪拌した。アルコールへの完全変換が認められた。塩酸数滴を加え、混合物を終夜放置した。混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)を用いて精製して、所望の生成物60.1mg(45%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.11分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.361(6.20)、1.378(6.26)、1.852(11.72)、2.216(12.59)、2.622(13.08)、2.635(0.57)、3.101(16.00)、3.686(13.52)、4.371(0.47)、4.388(1.70)、4.404(1.69)、4.421(0.47)、7.357(1.74)、7.379(4.49)、7.402(2.19)、7.510(2.10)、7.523(2.35)、7.531(1.96)、7.545(1.61)、8.454(3.28)、9.399(2.54)。
実施例344
N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン
ラセミ体のN−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミンのサンプル(42mg、0.10mmol)を、分取SFC(カラム:250×20mm AD−H、5μM、流量80mL/分、40℃、溶媒72%二酸化炭素/28%メタノール)を用いて分離し、N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミンの第1の溶出エナンチオマー13.4mgを得た(ラセミ体から収率32%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.11分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
キラルHPLC(SFC、Daicel AD、5μM、流量3mL/分、溶媒:70%二酸化炭素/30%イソ−プロパノール)Rt=1.79分、>99.5%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.361(5.75)、1.378(5.80)、1.852(10.71)、2.216(11.87)、2.622(12.42)、3.101(16.00)、3.686(12.80)、4.371(0.44)、4.388(1.64)、4.404(1.60)、4.421(0.43)、7.357(1.67)、7.363(0.81)、7.374(2.13)、7.379(4.21)、7.396(0.71)、7.402(2.10)、7.509(2.01)、7.515(0.85)、7.523(2.22)、7.531(1.76)、7.540(0.68)、7.545(1.51)、8.454(2.74)、9.397(2.23)。
実施例345
N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン
ラセミ体のN−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミンのサンプル(42mg、0.10mmol)を、分取SFC(カラム:250×20mm AD−H、5μM、流量80mL/分、40℃、溶媒72%二酸化炭素/28%メタノール)を用いて分離して、N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−{4−[1−メトキシエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミンの第2の溶出エナンチオマー15.8mg(ラセミ体から収率38%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.11分;MS(ESIpos):m/z=436[M+H]+。
キラルHPLC(SFC、Daicel AD、5μM、流量3mL/分、溶媒:70%二酸化炭素/30%イソ−プロパノール)Rt=2.63分、>99.5%エナンチオマー過剰。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.245(0.69)、1.361(5.72)、1.378(5.74)、1.852(10.82)、2.216(11.78)、2.623(12.26)、3.102(16.00)、3.686(12.95)、3.836(1.29)、4.371(0.43)、4.388(1.60)、4.404(1.57)、4.421(0.43)、4.943(0.76)、7.357(1.65)、7.363(0.80)、7.374(2.15)、7.379(4.26)、7.396(0.73)、7.402(2.10)、7.510(2.00)、7.515(0.85)、7.523(2.22)、7.531(1.78)、7.540(0.68)、7.545(1.52)、8.454(2.95)、9.397(2.21)。
実施例346
N−[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、409μmol)及び4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(101mg、450μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.2mg、12.3μmol)及びXantphos(14.2mg、24.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(52.2mg、450μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をアセトニトリルから再結晶して、所望の生成物106.8mg(59.5%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.27分;MS(ESIpos):m/z=434[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.300(13.49)、3.317(16.00)、3.569(0.57)、6.783(3.96)、7.299(4.34)、7.413(1.82)、7.435(4.02)、7.457(2.30)、7.636(2.28)、7.650(2.59)、7.657(2.40)、7.671(1.96)、7.688(1.21)、7.824(2.39)、7.960(1.05)、8.505(3.71)、9.742(3.05)。
実施例347
2−[1−(6−{[3−(4−クロロフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
エチル1−(6−{[3−(4−クロロフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(136mg、269μmol)のテトラヒドロフラン(2.7mL、34mmol)中溶液を0℃で、クロロ(メチル)マグネシウム(310μL、3.0M、940μmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を酒石酸カリウムナトリウム溶液及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物20mg(15%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=492[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.294(2.08)、0.305(2.24)、0.424(1.98)、0.444(2.08)、1.091(0.81)、1.108(0.40)、1.180(0.60)、1.186(0.57)、1.198(0.82)、1.216(0.52)、1.356(0.43)、1.464(16.00)、2.014(11.59)、2.265(2.55)、2.742(11.76)、3.375(0.43)、3.392(0.40)、3.831(1.97)、3.848(1.95)、4.854(3.36)、7.488(3.28)、7.509(4.15)、7.713(3.07)、7.734(2.66)、8.458(0.62)、9.373(0.70)。
実施例348
1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(175mg、純度77%、576μmol)、5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(130mg、633μmol)及びナトリウムフェノレート(73.5mg、633μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.3mL、39mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.85mg、7.49μmol)及びXantphos(10.0mg、17.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(70.0mg、30%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.04分;MS(ESIpos):m/z=403[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.855(11.25)、2.339(14.01)、2.786(15.03)、3.688(16.00)、7.358(1.83)、7.380(4.10)、7.402(2.45)、7.464(0.71)、7.510(2.51)、7.524(2.82)、7.531(2.32)、7.545(1.90)、8.536(2.86)、9.662(1.56)。
実施例349
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(138mg、純度77%、456μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(130mg、501μmol)及びナトリウムフェノレート(58.2mg、501μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.6mL、31mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.43mg、5.92μmol)及びXantphos(7.91mg、13.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(56.0mg、26%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=457[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.006(1.45)、0.006(0.82)、0.295(2.10)、0.435(2.59)、0.450(2.60)、0.972(4.15)、0.987(8.51)、1.002(4.12)、1.078(1.10)、1.092(2.20)、1.106(1.11)、1.195(1.10)、2.347(1.30)、2.359(1.21)、2.363(1.21)、2.404(1.87)、2.456(1.83)、2.471(1.95)、2.796(16.00)、2.870(1.65)、3.391(1.75)、3.405(0.62)、3.799(1.77)、7.259(2.13)、7.276(4.29)、7.294(2.43)、7.686(1.82)。
実施例350
N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(79.0mg、346μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(79.4mg、381μmol)及びナトリウムフェノレート(44.2mg、381μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.34mg、6.92μmol)及びXantPhos(8.01mg、13.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(装置:Waters 分取LC/MSシステム、カラム:XBridge C18 5μm 100×30mm;溶媒A:水、溶媒B:アセトニトリル、流量:65mL/分+5mL 2%アンモニア水、室温、波長200−400nm、At−カラム注入;勾配:0−2分10%溶媒B、2−2.2分30%溶媒Bへ、2.2−7分70%溶媒Bへ、7−7.5分92%溶媒Bへ、92%Bで7.5−9分)によって精製して、所望の生成物を得た(32.8mg、収率23%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.02分;MS(ESIneg):m/z=399[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.30)、−0.008(2.63)、0.008(2.41)、0.146(0.27)、0.308(2.49)、0.319(2.76)、0.433(2.53)、0.453(2.68)、1.179(0.35)、1.191(0.65)、1.198(0.65)、1.211(1.02)、1.222(0.63)、1.230(0.64)、2.081(16.00)、2.172(3.25)、2.228(2.24)、2.328(0.52)、2.367(0.29)、2.523(1.36)、2.630(14.92)、2.665(2.01)、2.710(0.32)、3.866(2.50)、3.884(2.48)、6.146(2.69)、6.271(0.32)、7.694(3.29)、7.709(3.54)、7.900(0.35)、8.464(0.66)、8.608(4.65)、8.612(3.20)、8.620(3.06)、8.623(4.69)、8.903(0.28)、9.419(0.90)。
実施例351
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(200mg、876μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(234mg、964μmol)及びナトリウムフェノレート(112mg、964μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(16.0mg、17.5μmol)及びXantPhos(20.3mg、35.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配88/12から0/100)によって精製して、所望の生成物を得た(112mg、収率29%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.30分;MS(ESIpos):m/z=435[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.18)、0.008(1.37)、0.306(2.17)、0.317(2.41)、0.433(2.23)、0.453(2.39)、1.188(0.60)、1.195(0.58)、1.207(0.91)、1.219(0.55)、1.226(0.59)、2.079(13.98)、2.212(2.33)、2.649(16.00)、2.670(0.45)、3.867(2.11)、3.884(2.07)、7.693(2.77)、7.707(2.91)、8.500(0.44)、8.609(3.88)、8.624(3.87)、9.518(0.47)。
実施例352
1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(142mg、純度77%、468μmol)、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(130mg、515μmol)及びナトリウムフェノレート(59.8mg、515μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.7mL、32mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.58mg、6.09μmol)及びXantphos(8.13mg、14.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)及びさらなる分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(37.0mg、17%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.35)、0.008(1.27)、0.302(2.33)、0.313(2.53)、0.432(2.45)、0.452(2.61)、1.074(1.29)、1.091(2.62)、1.109(1.32)、1.184(0.68)、1.191(0.67)、1.203(1.01)、1.215(0.62)、1.221(0.65)、2.060(15.39)、2.329(2.02)、2.796(16.00)、3.357(0.78)、3.375(1.43)、3.393(1.35)、3.410(0.47)、3.862(1.96)、3.879(1.96)、7.908(12.65)。
実施例353
エチル1−(6−{[5−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(161mg、574μmol)、5−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(140mg、632μmol)及びナトリウムフェノレート(73.3mg、632μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.3mL、39mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.83mg、7.46μmol)及びXantphos(9.97mg、17.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(138mg、49%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.41分;MS(ESIpos):m/z=466[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.290(4.44)、1.308(9.24)、1.326(4.65)、1.868(12.80)、2.030(0.78)、2.382(14.96)、2.889(15.62)、2.910(0.79)、2.933(0.62)、3.672(0.53)、3.699(16.00)、4.230(1.37)、4.248(4.25)、4.265(4.23)、4.283(1.38)、7.426(1.09)、7.495(3.74)、7.516(5.58)、7.596(5.28)、7.617(3.59)、8.529(3.17)、9.607(2.25)。
実施例354
N−[3−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(128mg、615μmol)、3−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(150mg、677μmol)及びナトリウムフェノレート(78.5mg、677μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.5mL、41mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.32mg、8.00μmol)及びXantphos(10.7mg、18.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(117mg、46%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.19分;MS(ESIpos):m/z=394[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.90)、0.008(0.98)、2.027(16.00)、2.074(0.47)、2.174(4.26)、2.630(14.11)、3.666(11.41)、6.145(2.95)、7.483(3.96)、7.504(4.80)、7.703(3.75)、7.724(3.09)、8.470(0.91)、9.419(2.37)。
実施例355
N−[5−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(89.8mg、431μmol)、5−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(105mg、474μmol)及びナトリウムフェノレート(55.0mg、474μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.13mg、5.60μmol)及びXantphos(7.47mg、12.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(20.0mg、11%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.19分;MS(ESIpos):m/z=394[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.48)、0.008(1.58)、1.566(0.75)、1.646(0.76)、1.859(13.87)、2.027(1.99)、2.073(0.52)、2.184(14.80)、2.328(0.47)、2.622(13.05)、2.653(0.53)、2.670(0.55)、3.666(1.39)、3.702(16.00)、6.131(3.70)、6.147(0.44)、7.341(0.51)、7.370(2.53)、7.382(1.21)、7.398(0.82)、7.461(0.78)、7.465(0.89)、7.484(0.85)、7.496(3.87)、7.517(5.68)、7.596(5.67)、7.617(3.71)、7.702(0.51)、7.724(0.48)、7.781(0.46)、7.794(0.44)、7.821(0.40)、8.447(3.63)、9.389(2.95)。
実施例356
エチル1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(200mg、886μmol)及びナトリウムフェノレート(103mg、886μmol)を1,4−ジオキサン(1.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.59mg、10.5μmol)、XantPhos(14.0mg、24.2μmol)及びエチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(226mg、806μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(95mg、収率24%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.35分;MS(ESIpos):m/z=470[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.30)、0.008(1.32)、1.157(0.16)、1.175(0.30)、1.274(0.17)、1.291(4.76)、1.309(10.08)、1.327(4.84)、1.398(1.96)、1.988(0.46)、2.328(0.25)、2.387(15.76)、2.670(0.26)、2.899(16.00)、2.919(1.51)、2.946(1.14)、3.733(1.04)、3.770(15.97)、3.882(0.53)、4.232(1.31)、4.250(4.21)、4.267(4.18)、4.278(0.49)、4.285(1.30)、7.301(3.62)、7.324(0.43)、7.346(0.23)、7.409(2.00)、7.414(0.74)、7.425(0.92)、7.431(4.41)、7.448(0.83)、7.453(2.49)、7.466(0.24)、7.628(2.37)、7.633(1.05)、7.642(2.60)、7.650(2.28)、7.658(0.88)、7.664(2.00)、7.733(0.37)、7.877(0.22)、7.890(0.24)、7.899(0.22)、7.912(0.20)、8.553(3.06)、8.580(0.18)、8.932(0.29)、9.732(2.56)、9.863(0.21)。
実施例357
1−[1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]シクロプロパノール
アルゴン雰囲気下に、シュレンク管に、テトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中のチタンイソプロポキシド(310μL、1.0mmol)を入れ、エチルマグネシウムブロミドの溶液(3.1mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、3.1mmol)を−18℃で加えた。混合物をこの温度で30分間攪拌し、次に、エチル1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(245mg、521μmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。完全な変換が認められなかったことから、追加の2当量のエチルマグネシウムブロミド(1.1mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.1mmol)を加えた。混合物を再度、終夜放置した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水、ブラインで洗浄し,硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法17)によって精製して、所望の生成物34.3mg(14%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.95分;MS(ESIpos):m/z=454[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.89)、0.008(0.91)、0.644(1.13)、0.656(3.45)、0.661(3.41)、0.673(1.37)、0.930(1.35)、0.941(3.57)、0.947(3.38)、0.959(1.23)、2.281(14.40)、2.524(0.62)、2.709(15.11)、3.768(16.00)、5.471(5.44)、5.754(3.58)、7.241(3.94)、7.243(4.15)、7.408(2.02)、7.413(0.78)、7.430(4.45)、7.447(0.88)、7.452(2.54)、7.626(2.46)、7.632(1.13)、7.640(2.68)、7.648(2.35)、7.657(0.92)、7.662(2.04)、8.472(3.36)、9.520(3.30)。
実施例358
4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{3,5−ジメチル−4−[(±)−2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(ラセミ体)
モレキュラーシーブス(4Å)を丸底フラスコに入れ、真空乾燥機で120℃で終夜乾燥した。冷却して環境温度とした後、フッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(42.6mg、152μmol)及びトルエン(1.0mL)を加え、懸濁液を30分間攪拌した。4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−{[6−(4−ホルミル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(23.0mg、50.8μmol)のトルエン(0.5mL)中溶液を加え、混合物を5分間攪拌し、冷却して0℃とした。トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(38μL、250μmol)を加え、環境温度で1時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、モレキュラーシーブスを濾過によって除去し、酢酸エチルでさらに洗浄した。層の分離後、水相を酢酸エチルで再度抽出し、合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水5/95から90/10)によって精製して、所望の生成物を得た(8mg、純度85%、収率26%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.39分;MS(ESIneg):m/z=521[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.65)、−0.008(5.04)、0.008(5.06)、0.146(0.61)、0.306(2.70)、0.317(2.95)、0.433(2.64)、0.453(2.78)、1.148(0.16)、1.178(0.40)、1.190(0.71)、1.196(0.71)、1.209(1.10)、1.228(0.77)、2.025(0.27)、2.062(16.00)、2.242(2.57)、2.328(0.87)、2.367(0.49)、2.407(0.25)、2.674(14.99)、2.710(0.51)、2.943(1.34)、3.861(2.35)、3.878(2.34)、5.157(0.69)、6.699(1.56)、6.709(1.57)、7.885(1.08)、7.906(12.20)、7.931(0.88)、8.487(0.53)、9.478(0.55)、10.017(0.31)。
実施例359
4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{3,5−ジメチル−4−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
分取HPLC(Chiralpak AD−H 5μm、250×30mm、流量:40mL/分、定組成:2−プロパノール/n−ヘプタン15/85)により、4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{3,5−ジメチル−4−[(±)−2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(エタノール1.5mLに溶かしたラセミ体12.0mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第1の溶出エナンチオマーとして得た(3.4mg、ラセミ体から28%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=523[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel IC−3 3μm、50×4.6mm、定組成i−ヘキサン/2−プロパノール90/10):Rt=5.82分、90%ee。
実施例360
4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{3,5−ジメチル−4−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル
分取HPLC(Chiralpak AD−H 5μm、250×30mm、流量:40mL/分、定組成:2−プロパノール/n−ヘプタン15/85)により、4−{1−(シクロプロピルメチル)−5−[(6−{3,5−ジメチル−4−[(±)−2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(エタノール1.5mLに溶かしたラセミ体12.0mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第2の溶出エナンチオマーとして得た(2.2mg、ラセミ体から18%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=523[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel IC−3 3μm、50×4.6mm、定組成i−ヘキサン/2−プロパノール90/10):Rt=8.11分、99%ee。
実施例361
エチル1−[6−({1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(300mg、1.11mmol)及びナトリウムフェノレート(128mg、1.11mmol)、内容物を1,4−ジオキサン(4.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.0mg、13.1μmol)、XantPhos(17.5mg、30.2μmol)及びエチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(282mg、1.01mmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から35/65)によって精製して、所望の生成物を得た(119mg、収率23%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.30分;MS(ESIpos):m/z=516[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.69)、0.008(1.71)、1.289(3.67)、1.307(7.55)、1.324(3.76)、1.398(1.52)、1.988(0.50)、2.043(16.00)、2.328(0.48)、2.378(2.87)、2.912(14.29)、3.680(9.39)、4.230(1.08)、4.248(3.32)、4.266(3.29)、4.283(1.09)、7.420(2.87)、7.440(3.15)、7.800(3.15)、7.821(2.86)、8.550(0.62)、9.603(1.04)。
実施例362
エチル1−[6−({1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(223mg、874μmol)及びナトリウムフェノレート(101mg、874μmol)を1,4−ジオキサン(3.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.46mg、10.3μmol)、XantPhos(13.8mg、23.8μmol)及びエチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(223mg、794μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から35/65)によって精製して、所望の生成物を得た(175mg、収率44%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.28分;MS(ESIpos):m/z=500[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.83)、1.158(0.45)、1.176(0.87)、1.194(0.45)、1.290(3.70)、1.308(7.55)、1.326(3.77)、1.398(2.19)、1.989(1.52)、2.078(16.00)、2.380(2.99)、2.914(14.30)、3.704(9.62)、4.231(1.12)、4.249(3.37)、4.267(3.35)、4.285(1.15)、7.784(2.97)、7.805(4.05)、7.916(3.30)、7.937(2.46)、8.552(0.64)、9.629(1.13)。
実施例363
エチル1−(6−{[3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(300mg、1.34mmol)及びナトリウムフェノレート(156mg、1.34mmol)を1,4−ジオキサン(4.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(14.5mg、15.9μmol)、XantPhos(21.2mg、36.7μmol)及びエチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(343mg、1.22mmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から35/65)によって精製して、所望の生成物を得た(263mg、収率46%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.18分;MS(ESIpos):m/z=468[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.18)、−0.008(1.60)、0.008(1.47)、0.146(0.17)、1.157(0.80)、1.175(1.58)、1.193(0.80)、1.291(4.33)、1.309(9.02)、1.327(4.42)、1.824(8.11)、1.828(8.35)、1.909(0.29)、1.989(2.84)、2.328(0.34)、2.384(5.22)、2.671(0.29)、2.915(16.00)、3.679(9.94)、4.003(0.22)、4.021(0.68)、4.039(0.69)、4.057(0.22)、4.233(1.28)、4.251(3.95)、4.268(3.94)、4.286(1.28)、7.153(0.66)、7.160(0.72)、7.175(1.21)、7.180(1.28)、7.194(0.76)、7.200(0.82)、7.326(0.72)、7.332(0.73)、7.352(1.24)、7.357(1.24)、7.376(0.75)、7.382(0.74)、7.540(0.64)、7.561(1.35)、7.579(1.32)、7.600(0.61)、8.558(1.09)、9.597(0.91)。
実施例364
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(275mg、純度95%、932μmol)、1−(シクロプロピルメチル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(300mg、純度90%、1.03mmol)及びナトリウムフェノレート(119mg、1.03mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(17.1mg、18.6μmol)及びXantPhos(21.6mg、37.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;250×40mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によってさらに精製して、所望の生成物を得た(117mg、収率23%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.58分;MS(ESIpos):m/z=508[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.33)、−0.008(2.67)、0.008(2.03)、0.146(0.29)、0.279(0.69)、0.291(2.86)、0.304(3.12)、0.316(0.87)、0.429(2.63)、0.449(2.79)、1.149(0.23)、1.168(0.40)、1.180(0.72)、1.187(0.69)、1.199(1.07)、1.211(0.67)、1.218(0.68)、1.231(0.49)、1.290(4.66)、1.308(9.61)、1.326(4.74)、1.398(11.27)、1.819(9.11)、1.824(9.09)、2.328(0.48)、2.333(0.42)、2.379(4.01)、2.419(0.42)、2.671(0.40)、2.711(0.22)、2.915(16.00)、2.951(0.27)、3.575(0.18)、3.592(0.39)、3.608(0.18)、3.847(2.43)、3.864(2.42)、4.231(1.35)、4.249(4.22)、4.267(4.23)、4.284(1.41)、7.160(0.69)、7.167(0.76)、7.181(1.39)、7.187(1.50)、7.202(0.86)、7.208(0.92)、7.329(0.74)、7.335(0.76)、7.359(1.27)、7.379(0.79)、7.385(0.79)、7.558(0.60)、7.580(1.33)、7.597(1.29)、7.618(0.61)、8.548(0.73)、9.545(0.36)。
実施例365
4−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−5−{[6−(3−メチル−4−オキソ−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−1(4H)−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン(500mg、2.01mmol)及びナトリウムフェノレート(257mg、2.21mmol)を1,4−ジオキサン(XmL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(34.9mg、60.3μmol)、XantPhos(27.6mg、30.2μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(558mg、2.21mmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシド(20mL)に溶かし、分取HPLC(Kinetex C18 5μm、150×30mm;水/アセトニトリル勾配65/35から5/95;流量:75mL/分、10分ごとに500μLずつ注入)によって精製して、所望の生成物を得た(230mg、収率22%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.03分;MS(ESIpos):m/z=465[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.120(0.23)、−0.007(2.52)、0.007(1.77)、0.117(0.23)、0.305(2.41)、0.313(2.45)、0.435(2.81)、0.451(2.83)、1.182(0.47)、1.191(0.85)、1.197(0.84)、1.206(1.25)、1.216(0.78)、1.221(0.78)、1.231(0.40)、2.070(16.00)、2.074(7.68)、2.306(1.28)、2.359(0.59)、2.363(0.65)、2.366(0.49)、2.520(0.72)、2.523(0.54)、2.633(0.29)、2.636(0.40)、2.640(0.29)、2.813(1.23)、2.939(2.27)、2.948(2.66)、2.954(2.40)、2.958(2.32)、3.165(0.23)、3.175(0.25)、3.339(3.05)、3.344(2.76)、3.350(2.98)、3.354(2.63)、3.359(2.58)、3.874(1.76)、7.910(7.53)、8.518(0.28)、9.608(0.27)。
実施例366
4−[4−({6−[4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
エチル1−(6−{[1−(4−シアノフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(193mg、423μmol)のテトラヒドロフラン(8.3mL、100mmol)中溶液を0℃で、クロロ(メチル)マグネシウム(490μL、3.0M、1.5mmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。混合物を酒石酸カリウムナトリウム溶液及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)及び(方法1)によって精製して、所望の生成物7.00mg(4%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.54分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.464(16.00)、2.105(15.42)、2.263(2.37)、2.289(14.61)、2.328(0.49)、2.720(12.21)、4.838(2.69)、7.804(2.54)、7.825(3.16)、7.975(4.37)、7.997(3.46)、8.399(0.59)、8.933(2.72)。
実施例367
エチル1−(6−{[3−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(288mg、1.03mmol)、3−(4−クロロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(250mg、1.13mmol)及びナトリウムフェノレート(131mg、1.13mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(5.0mL、58mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.2mg、13.3μmol)及びXantphos(17.8mg、30.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法4)及び(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(190mg、40%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.26分;MS(ESIpos):m/z=466[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.40)、1.074(0.64)、1.091(1.32)、1.109(0.66)、1.289(3.60)、1.306(7.46)、1.324(3.69)、2.030(16.00)、2.377(2.71)、2.524(0.40)、2.910(13.93)、3.375(0.69)、3.392(0.66)、3.672(8.98)、4.230(1.08)、4.248(3.28)、4.265(3.24)、4.283(1.04)、7.483(3.85)、7.504(4.80)、7.699(3.48)、7.720(2.89)、8.545(0.50)、9.597(0.96)。
実施例368
2−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(80.0mg、158μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(790μL、1.0M、790μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(6mg、収率7%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.38分;MS(ESIneg):m/z=492[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.275(0.39)、0.288(1.76)、0.300(1.96)、0.426(1.56)、0.446(1.69)、1.157(0.32)、1.164(0.25)、1.175(0.77)、1.183(0.45)、1.194(0.71)、1.213(0.45)、1.233(0.36)、1.398(2.08)、1.468(16.00)、1.812(5.38)、1.818(5.49)、1.988(0.65)、2.273(3.61)、2.328(0.26)、2.469(0.29)、2.670(0.21)、2.746(9.82)、2.894(0.19)、3.589(0.16)、3.841(1.73)、3.859(1.71)、4.020(0.20)、4.038(0.17)、4.857(3.27)、7.157(0.46)、7.163(0.49)、7.178(0.88)、7.184(0.95)、7.199(0.50)、7.205(0.53)、7.327(0.46)、7.333(0.46)、7.354(0.81)、7.377(0.46)、7.382(0.45)、7.555(0.42)、7.576(0.87)、7.593(0.84)、7.615(0.38)、8.469(0.90)、9.369(0.51)。
実施例369
(±)−1−シクロプロピル−2−[5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]エタノール(ラセミ体)
マイクロ波バイアルに、(±)−2−[5−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−1−シクロプロピルエタノール(ラセミ体、185mg、672μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(154mg、739μmol)及びナトリウムフェノレート(85.8mg、739μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.3mg、13.4μmol)及びXantPhos(15.6mg、26.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(70mg、収率23%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.42分;MS(ESIneg):m/z=446[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.42)、−0.008(3.82)、0.008(3.44)、0.031(0.64)、0.146(0.40)、0.179(0.75)、0.187(0.92)、0.200(0.86)、0.253(0.22)、0.274(0.72)、0.289(1.62)、0.308(1.66)、0.744(0.47)、0.756(0.80)、0.775(0.76)、2.003(16.00)、2.166(3.63)、2.328(0.53)、2.332(0.40)、2.367(0.26)、2.523(1.21)、2.628(13.81)、2.665(0.46)、2.670(0.56)、2.674(0.42)、2.710(0.29)、3.988(1.63)、4.890(0.85)、6.140(2.78)、7.245(2.10)、7.267(4.36)、7.289(2.40)、7.700(1.68)、7.714(2.11)、7.721(2.05)、7.735(1.64)、8.461(0.83)、9.270(1.04)。
実施例370
1−シクロプロピル−2−[5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]エタノール
分取HPLC(Daicel Chiralpak IC 5μm、250×20mm、流量:15mL/分、定組成:2−プロパノール/n−ヘプタン20/80)によって、(±)−1−シクロプロピル−2−[5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]エタノール(ラセミ体、2−プロパノール/ジクロロメタン1:1 4mLに溶かした40.6mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第1の溶出エナンチオマーとして得た(10.8mg、ラセミ体から27%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.43分;MS(ESIneg):m/z=446[M−H]−。
キラルHPLC(Daicel IC−3 3μm、50×4.6mm、定組成i−ヘキサン/2−プロパノール80/20):Rt=1.17分、>99%ee。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.029(0.94)、0.180(0.82)、0.189(1.01)、0.201(0.97)、0.289(1.97)、0.309(1.99)、0.756(0.89)、1.238(0.17)、1.996(16.00)、2.165(4.58)、2.328(0.44)、2.366(0.45)、2.624(15.02)、2.670(0.53)、2.710(0.46)、3.336(1.89)、3.352(0.74)、3.989(2.11)、4.004(1.89)、6.132(3.31)、7.241(2.22)、7.263(4.70)、7.286(2.55)、7.696(1.89)、7.710(2.34)、7.717(2.34)、7.731(1.82)、8.440(0.97)。
実施例371
1−シクロプロピル−2−[5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]エタノール
分取HPLC(Daicel Chiralpak IC 5μm、250×20mm、流量:15mL/分、定組成:2−プロパノール/n−ヘプタン20/80)により、(±)−1−シクロプロピル−2−[5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]エタノール(ラセミ体、2−プロパノール/ジクロロメタン1:1 4mLに溶かした40.6mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第2の溶出エナンチオマーとして得た(11.2mg、ラセミ体から28%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.43分;MS(ESIneg):m/z=446[M−H]−。
キラルHPLC(Daicel IC−3 3μm、50×4.6mm、定組成i−ヘキサン/2−プロパノール80/20):Rt=2.27分、98.7%ee。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.178(0.81)、0.188(0.97)、0.201(0.93)、0.288(1.70)、0.308(1.73)、0.756(0.81)、0.775(0.83)、1.105(1.17)、1.120(1.11)、1.136(0.25)、1.154(0.54)、1.172(0.30)、1.234(0.25)、2.003(16.00)、2.166(3.99)、2.328(0.33)、2.367(0.29)、2.628(14.50)、2.669(0.46)、2.710(0.39)、2.911(0.22)、2.929(0.22)、3.344(1.05)、3.988(1.71)、4.885(1.23)、4.898(1.22)、6.140(3.21)、7.245(2.20)、7.267(4.56)、7.289(2.48)、7.700(1.77)、7.714(2.26)、7.721(2.20)、7.735(1.82)、8.463(1.10)、9.270(1.48)。
実施例372
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
N′−アセチル−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボノヒドラジド(410mg、792μmol)のテトラヒドロフラン(40mL、490mmol)中溶液をバージェス試薬(264mg、1.11mmol)で処理し、室温で1時間攪拌した。追加の1.4当量のバージェス試薬(264mg、1.11mmol)を加え、それを1時間再攪拌した。混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物259mg(65%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.05分;MS(ESIpos):m/z=500[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.304(2.87)、0.314(2.91)、0.435(3.11)、0.451(3.15)、1.183(0.50)、1.193(0.89)、1.199(0.88)、1.208(1.35)、1.218(0.81)、1.223(0.81)、1.232(0.48)、2.021(15.22)、2.571(16.00)、2.970(15.84)、3.845(2.10)、3.857(2.03)、5.755(0.99)、7.260(2.54)、7.277(5.04)、7.295(2.73)、7.736(2.13)。
実施例373
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−({6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(500mg、純度95%、1.72mmol)及びナトリウムフェノレート(219mg、1.89mmol)を1,4−ジオキサン(5.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(47.2mg、51.5μmol)、XantPhos(59.6mg、103μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(530mg、純度90%、1.89mmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら90℃で3時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水及び塩酸水溶液(1N)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製して、所望の生成物を得た(427mg、収率49%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.28分;MS(ESIpos):m/z=493[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.310(2.03)、0.318(2.12)、0.443(2.27)、0.456(2.34)、1.187(0.23)、1.191(0.33)、1.200(0.64)、1.204(0.62)、1.212(0.99)、1.220(0.58)、1.225(0.62)、1.233(0.34)、1.237(0.24)、1.346(0.26)、2.067(16.00)、2.165(0.35)、2.305(1.17)、2.337(0.54)、2.386(0.18)、2.760(6.87)、3.873(1.58)、3.883(1.56)、7.888(1.47)、7.902(7.16)、7.910(4.24)、7.924(1.10)、7.947(0.16)、7.961(0.18)、8.026(0.30)、8.040(0.21)、8.540(0.25)、9.595(0.20)。
実施例374
(±)−1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2,2,2−トリフルオロエタノール(ラセミ体)
モレキュラーシーブス(4Å)を丸底フラスコに入れ、真空乾燥機にて120℃で終夜乾燥した。冷却して環境温度とした後、フッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(179mg、640μmol)及びトルエン(5.0mL)を加え、懸濁液を30分間攪拌した。1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(95.0mg、213μmol)のジクロロメタン(1.0mL)中溶液を加え、混合物を5分間攪拌し、冷却して0℃とした。トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(160μL、1.1mmol)を加え、環境温度で1.5時間攪拌した。さらに、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(80μL、0.55mmol)、フッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(70mg、250μmol)及びジクロロメタン(1mL)を加え、反応混合物をさらに1時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、モレキュラーシーブスを濾過によって除去し、酢酸エチルでさらに洗浄した。濾液中の層を分離した後、水相を酢酸エチルで再度抽出し、合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配88/12から30/70)によって精製して、所望の生成物を得た(43mg、収率39%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.43分;MS(ESIpos):m/z=516[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.65)、0.006(0.41)、0.294(2.49)、0.303(2.51)、0.425(2.66)、0.441(2.68)、1.161(2.53)、1.176(5.23)、1.181(0.88)、1.190(3.06)、1.197(1.18)、1.206(0.69)、1.213(0.69)、1.221(0.36)、1.227(0.27)、1.236(0.19)、1.398(6.28)、1.967(1.79)、1.989(9.25)、2.008(15.94)、2.238(1.76)、2.363(0.20)、2.367(0.16)、2.637(0.20)、2.675(16.00)、2.943(0.66)、3.801(0.36)、3.830(1.94)、3.843(1.89)、4.009(0.69)、4.023(2.06)、4.038(2.03)、4.052(0.67)、5.161(0.67)、5.754(11.43)、6.721(1.03)、7.177(0.19)、7.193(0.21)、7.244(0.38)、7.255(2.46)、7.262(1.15)、7.273(4.88)、7.291(2.62)、7.446(0.24)、7.673(0.26)、7.684(0.31)、7.690(0.31)、7.702(0.38)、7.718(1.39)、7.729(1.90)、7.744(1.34)、8.486(0.44)、9.431(0.35)。
実施例375
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2,2,2−トリフルオロエタノール
分取HPLC(Daicel Chiralpak IA 5μm、250×20mm、流量:15mL/分、40℃定組成:2−プロパノール/n−ヘプタン10/90、350μL/注入)により、(±)−1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2,2,2−トリフルオロエタノール(ラセミ体、2−プロパノール/ジクロロメタン/n−ヘプタン3:2:1、6mLに溶かした118.0mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第1の溶出エナンチオマーとして得た(42.5mg、ラセミ体から36%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.09分;MS(ESIpos):m/z=516[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel IC−3 5μm、250×4.6mm、流量:1.0mL/分定組成i−ヘキサン/2−プロパノール90/10):Rt=9.198分、97%ee。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.005(0.56)、0.293(2.25)、0.301(2.35)、0.426(2.45)、0.440(2.50)、1.184(0.66)、1.188(0.66)、1.196(1.07)、1.208(0.61)、2.007(15.49)、2.237(1.64)、2.384(0.41)、2.673(16.00)、3.830(1.79)、3.841(1.79)、5.155(0.72)、6.679(1.64)、6.687(1.64)、7.254(2.15)、7.269(4.40)、7.284(2.35)、7.718(1.23)、7.728(1.74)、7.740(1.23)。
実施例376
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2,2,2−トリフルオロエタノール
分取(Daicel Chiralpak IA 5μm、250×20mm、流量:15mL/分、40℃定組成:2−プロパノール/n−ヘプタン10/90、350μL/注入)により、(±)−1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2,2,2−トリフルオロエタノール(ラセミ体、2−プロパノール/ジクロロメタン/n−ヘプタン3:2:1、6mLに溶かした118.0mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第2の溶出エナンチオマーとして得た(45.6mg、ラセミ体から39%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.09分;MS(ESIpos):m/z=516[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel IC−3 5μm、250×4.6mm、流量:1.0mL/分、定組成i−ヘキサン/2−プロパノール90/10):Rt=11.10分、99%ee。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.005(0.57)、0.284(1.13)、0.293(2.51)、0.301(2.55)、0.426(2.79)、0.440(2.75)、1.176(0.48)、1.184(0.77)、1.188(0.77)、1.196(1.17)、1.209(0.69)、1.966(4.08)、2.007(15.52)、2.237(1.66)、2.384(0.40)、2.673(16.00)、2.941(0.93)、3.801(0.69)、3.813(0.77)、3.830(1.94)、3.841(1.90)、5.157(0.73)、6.678(1.74)、6.687(1.78)、7.186(0.40)、7.243(0.61)、7.254(2.51)、7.258(2.22)、7.269(4.77)、7.284(2.42)、7.443(0.57)、7.673(0.57)、7.682(0.65)、7.687(0.65)、7.697(0.57)、7.717(1.33)、7.727(1.86)、7.740(1.33)。
実施例377
2−{1−[6−({1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−[6−({1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(115mg、223μmol)をテトラヒドロフラン(4.4mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.1mL、1.0M、1.1mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(20mg、収率18%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.06分;MS(ESIpos):m/z=502[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.91)、0.008(0.77)、1.157(0.42)、1.175(0.80)、1.193(0.41)、1.235(0.29)、1.398(2.92)、1.468(16.00)、1.909(0.54)、1.988(1.24)、2.037(10.99)、2.272(2.94)、2.328(0.24)、2.524(0.48)、2.670(0.21)、2.744(11.24)、3.673(8.09)、4.021(0.29)、4.039(0.30)、4.859(3.46)、7.417(1.95)、7.438(2.18)、7.796(2.73)、7.818(2.45)、8.472(0.74)、9.424(1.56)。
実施例378
2−[1−(6−{[3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(259mg、554μmol)をテトラヒドロフラン(11mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(2.8mL、1.0M、2.8mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(17mg、収率7%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.81分;MS(ESIpos):m/z=454[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.64)、0.008(1.85)、1.157(0.99)、1.175(2.00)、1.193(1.03)、1.471(16.00)、1.816(4.76)、1.821(5.54)、1.988(3.56)、2.279(4.09)、2.328(0.41)、2.434(1.33)、2.471(3.74)、2.670(0.43)、2.747(9.93)、2.895(4.06)、3.671(7.28)、3.681(3.06)、4.021(0.85)、4.038(0.84)、4.861(3.32)、7.157(0.54)、7.176(0.97)、7.197(0.58)、7.330(0.53)、7.355(0.96)、7.374(0.52)、7.380(0.54)、7.536(0.46)、7.558(1.04)、7.576(0.94)、7.596(0.42)、8.479(1.05)、9.420(1.06)。
実施例379
2−{1−[6−({1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−[6−({1,4−ジメチル−3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(170mg、340μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(1.7mL、1.0M、1.7mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95)によって精製して、所望の生成物を得た(90mg、収率54%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=486[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.80)、0.008(0.88)、1.157(0.98)、1.175(1.98)、1.193(1.01)、1.235(0.17)、1.398(0.80)、1.470(16.00)、1.989(3.49)、2.071(10.90)、2.274(2.96)、2.328(0.27)、2.671(0.24)、2.746(11.21)、2.893(0.17)、3.695(8.24)、4.003(0.28)、4.021(0.84)、4.039(0.85)、4.056(0.29)、4.861(3.64)、7.781(2.05)、7.802(2.82)、7.913(2.48)、7.934(1.83)、8.475(0.88)、9.451(1.60)。
実施例380
2−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(120mg、254μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(2.5mL、1.0M、2.5mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。変換率が低いことが認められたことから、第2のブロモ(メチル)マグネシウム(2.5mL、1.0M、2.5mmol)を加えた。3時間後、変換率がまだ低かったので、クロロ(メチル)マグネシウムの溶液(420μL、3.0M、1.3mmol)を加えた。反応混合物を終夜攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルを加えた。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から5/95、次にジクロロメタン/メタノール4:1定組成)によって精製して、所望の生成物を得た(20mg、収率16%)。
LC−MS(方法11):Rt=0.92分;MS(ESIpos):m/z=459[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.50)、0.008(2.12)、0.308(2.34)、0.318(2.61)、0.436(2.21)、0.454(2.36)、1.175(0.50)、1.210(1.00)、1.234(0.93)、1.465(16.00)、1.908(1.36)、1.988(0.47)、2.076(12.83)、2.168(1.23)、2.270(2.65)、2.297(1.40)、2.328(0.78)、2.367(0.44)、2.632(0.45)、2.670(0.78)、2.691(0.48)、2.711(0.56)、2.743(12.49)、3.865(2.16)、3.883(2.24)、4.857(3.34)、7.403(0.45)、7.425(0.45)、7.687(3.33)、7.702(3.57)、8.462(0.67)、8.606(3.98)、8.621(4.24)、9.411(0.79)。
実施例381
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(97.1mg、純度95%、334μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、純度90%、367μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.11mg、6.67μmol)及びXantPhos(7.72mg、13.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(42.6mg、367μmol)を反応混合物に加えた。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法8)によって、さらにフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル1:2)によって精製して、所望の生成物を得た(41mg、収率24%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.54分;MS(ESIpos):m/z=486[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.04)、0.008(0.89)、0.293(2.35)、0.305(2.59)、0.426(2.45)、0.446(2.62)、1.165(0.34)、1.177(0.65)、1.184(0.63)、1.196(0.98)、1.208(0.60)、1.215(0.61)、1.227(0.31)、2.010(16.00)、2.031(0.29)、2.300(1.84)、2.319(4.35)、2.322(4.21)、2.367(0.23)、2.524(0.57)、2.671(0.28)、2.675(0.21)、2.759(7.87)、2.779(3.45)、2.782(3.37)、3.832(2.04)、3.849(2.02)、7.252(2.23)、7.274(5.03)、7.289(2.16)、7.292(2.23)、7.296(2.72)、7.319(1.70)、7.321(1.76)、7.340(0.86)、7.359(0.55)、7.488(1.14)、7.509(1.37)、7.523(0.33)、7.528(0.74)、7.712(1.44)、7.726(1.89)、7.746(1.31)、8.541(0.34)、8.776(1.22)、8.778(1.20)、9.574(0.31)。
実施例382
6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(116mg、純度95%、399μmol)及び3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、純度90%、439μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.30mg、7.97μmol)及びXantPhos(9.23mg、15.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(50.9mg、439μmol)を反応混合物に加えた。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法8)によって、さらにフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配88/12から0:100)によって精製して、所望の生成物を得た(41mg、収率24%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.34分;MS(ESIpos):m/z=446[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.157(0.64)、1.175(1.38)、1.193(0.68)、1.399(0.16)、1.989(2.63)、2.018(16.00)、2.074(0.20)、2.306(2.43)、2.367(0.30)、2.670(0.54)、2.710(0.28)、2.760(7.37)、3.666(8.40)、4.021(0.61)、4.038(0.61)、4.057(0.21)、7.245(1.92)、7.267(3.94)、7.289(2.17)、7.694(1.54)、7.708(1.91)、7.729(1.43)、8.552(0.62)、9.622(0.67)。
実施例383
6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(116mg、純度95%、399μmol)及び5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、純度90%、439μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.30mg、7.97μmol)及びXantPhos(9.23mg、15.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(50.9mg、439μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法X)によって精製して、所望の生成物を得た(20mg、収率11%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.27分;MS(ESIpos):m/z=446[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.70)、0.008(1.84)、1.861(10.88)、2.019(0.77)、2.311(7.12)、2.313(7.35)、2.739(7.22)、2.742(7.44)、3.666(0.47)、3.686(16.00)、7.358(1.96)、7.363(0.81)、7.380(4.55)、7.397(0.91)、7.403(2.74)、7.438(0.75)、7.461(0.54)、7.511(2.48)、7.516(1.09)、7.524(2.72)、7.532(2.26)、7.541(0.90)、7.546(1.94)、8.538(2.92)、9.644(1.38)。
実施例384
N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(104mg、純度95%、358μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、純度90%、394μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.56mg、7.17μmol)及びXantPhos(8.29mg、14.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(45.8mg、394μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(26mg、収率15%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.92分;MS(ESIpos):m/z=469[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.17)、−0.008(1.64)、0.008(1.07)、0.309(2.42)、0.321(2.62)、0.438(2.52)、0.458(2.67)、1.179(0.35)、1.192(0.67)、1.199(0.65)、1.211(1.01)、1.223(0.63)、1.229(0.63)、1.241(0.32)、2.083(16.00)、2.241(0.26)、2.304(1.94)、2.367(0.27)、2.761(8.09)、3.873(2.14)、3.890(2.10)、7.691(3.19)、7.706(3.37)、8.546(0.35)、8.610(4.36)、8.625(4.29)、9.617(0.35)。
実施例385
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下に、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(150mg、純度100%、628μmol)を1,4−ジオキサン(2.0mL)に溶かし、得られた溶液を加熱して85℃とした。1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(188mg、純度90%、691μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(17.3mg、18.9μmol)及びXantPhos(21.8mg、37.7μmol)を加え、反応混合物をArで3分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(80.3mg、691μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。次に、それを、高撹拌しながら85℃で4時間加熱した。冷却して環境温度とした後、塩酸水溶液(1M)を加えることで反応混合物を反応停止した。それを酢酸エチルで抽出し(2回)、合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製して、所望の生成物を得た(202mg、収率70%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.25分;MS(ESIpos):m/z=448[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.43)、0.292(2.30)、0.301(2.42)、0.423(2.48)、0.439(2.60)、1.162(1.60)、1.168(0.43)、1.176(3.36)、1.184(0.74)、1.190(2.02)、1.193(1.14)、1.203(0.66)、1.208(0.67)、1.397(0.94)、1.989(5.46)、2.006(16.00)、2.179(2.21)、2.226(0.46)、3.697(9.47)、3.726(0.61)、3.827(2.02)、3.840(2.02)、4.010(0.40)、4.024(1.20)、4.038(1.19)、7.256(2.25)、7.274(4.52)、7.292(2.41)、7.720(1.37)、7.732(1.86)、7.747(1.32)、8.447(0.54)、9.357(0.52)。
実施例386
(±)−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4−オール(ラセミ体)
モレキュラーシーブス(粉末、4Å)を丸底フラスコに入れ、真空乾燥機で120℃で終夜乾燥した。冷却して環境温度とした後、フッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(214mg、765μmol)及びトルエン(5.0mL)を加え、懸濁液を30分間攪拌した。1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン(70.0mg、153μmol)のジクロロメタン(1.0mL)中溶液を加え、混合物を5分間攪拌し、冷却して0℃とした。トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(180μL、1.2mmol)を加え、反応混合物を環境温度で3.5時間攪拌した。2.5時間後、ジクロロメタン(1mL)を加えて、反応成分を可溶化させた。反応混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、モレキュラーシーブスを濾過によって除去し、酢酸エチルでさらに洗浄した。濾液中の層を分離した後、水相を酢酸エチルで再度抽出し、合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)5/95から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(43mg、収率39%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.47分;MS(ESIpos):m/z=528[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.150(0.35)、−0.022(0.51)、−0.008(3.03)、0.008(2.18)、0.146(0.32)、0.284(2.61)、0.295(2.76)、0.416(2.90)、0.436(3.06)、0.918(0.85)、0.936(1.75)、0.955(0.82)、1.154(0.46)、1.167(0.81)、1.174(0.78)、1.186(1.19)、1.204(0.76)、1.234(0.81)、1.283(0.25)、1.302(0.46)、1.320(0.42)、1.337(0.21)、1.569(0.28)、2.006(16.00)、2.086(0.38)、2.196(2.37)、2.328(0.69)、2.366(0.47)、2.523(1.88)、2.670(0.61)、2.710(0.36)、2.877(0.56)、2.888(0.71)、2.899(0.86)、2.911(1.22)、2.924(0.69)、2.934(0.65)、2.944(0.62)、3.069(0.54)、3.082(0.58)、3.091(0.55)、3.103(0.55)、3.112(1.02)、3.125(1.07)、3.134(0.94)、3.147(0.81)、3.183(0.33)、3.217(0.80)、3.228(0.91)、3.239(0.99)、3.249(0.93)、3.260(0.69)、3.271(0.73)、3.283(0.83)、3.829(2.11)、3.844(2.08)、6.595(3.35)、7.255(2.11)、7.277(4.25)、7.299(2.34)、7.736(1.95)、8.460(0.44)、9.472(0.36)。
実施例387
(±)−4−{5−[(6−{3,5−ジメチル−4−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(ラセミ体)
モレキュラーシーブスをトルエン(8.0mL、75mmol)に懸濁させ、アルゴン雰囲気下にテトラブチルアンモニウムフルオリド水和物(305mg、1.09mmol)を加えた。4−(5−{[6−(4−ホルミル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(150mg、364μmol)のトルエン(2mL)及びテトラヒドロフラン(3mL)中溶液を加え、得られた混合物を環境温度で5分間攪拌した。0℃で、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(270μL、1.8mmol)を加え、それを環境温度でさらに1時間攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法2)によって精製して、所望の生成物13.9mg(8%)を、副生成物としての(±)−1−{1−[6−({3−[4−(2−アミノ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}−2,2,2−トリフルオロエタノールとともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.83分;MS(ESIpos):m/z=483[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.07)、0.008(1.00)、2.073(13.30)、2.247(2.95)、2.676(11.93)、3.697(8.79)、5.152(0.57)、5.165(0.68)、5.171(0.64)、5.184(0.57)、5.755(2.32)、6.701(2.14)、6.714(2.16)、7.896(16.00)、8.497(0.65)、9.521(1.62)。
実施例388
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(36.0mg、119μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(27.4mg、131μmol)及びナトリウムフェノレート(15.3mg、131μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.41mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.19mg、2.39μmol)及びXantPhos(2.77mg、4.78μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(14.8mg、収率24%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.42分;MS(ESIpos):m/z=474[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.22)、−0.008(1.66)、0.008(1.73)、0.146(0.19)、0.957(4.36)、0.976(9.81)、0.995(4.55)、1.566(0.18)、1.647(1.23)、2.179(5.69)、2.187(5.39)、2.327(0.41)、2.366(0.42)、2.442(0.95)、2.460(2.59)、2.479(2.83)、2.629(16.00)、2.654(2.48)、2.670(0.51)、2.710(0.45)、4.217(2.20)、5.468(3.31)、6.148(3.52)、6.209(0.55)、7.151(0.16)、7.173(0.22)、7.207(0.67)、7.254(2.98)、7.276(5.73)、7.299(2.87)、7.330(0.41)、7.348(0.32)、7.368(0.92)、7.384(0.96)、7.397(1.11)、7.466(0.29)、7.480(0.68)、7.500(0.73)、7.520(0.38)、7.656(1.68)、7.671(2.21)、7.690(1.56)、7.854(0.19)、7.870(0.20)、8.413(0.94)、8.678(0.53)、9.350(3.45)。
実施例389
2−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(45.4g、純度95%、88.1mmol)のテトラヒドロフラン(1.8リットル)中溶液を、0℃でブロモ(メチル)マグネシウム(150mL、3.0M、440mmol)で処理した。得られた混合物を昇温させて環境温度とし、終夜攪拌した。混合物をエチレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム水溶液(450mL、10%)で希釈し、30分間攪拌した。水2000mL及び酢酸エチルを加え、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで洗浄した。有機相を減圧下に濃縮し、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シクロ−ヘキサン/酢酸エチル1:1)及びMPLC−カラム(ジクロロメタン/アセトン8:2)によって精製して、副生成物としての記載の生成物930mg(2.1%)を、パラ−フルオロ誘導体とともに得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.04分;MS(ESIpos):m/z=472[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.296(2.31)、0.305(2.43)、0.425(2.35)、0.441(2.43)、1.187(0.68)、1.193(0.69)、1.196(0.57)、1.203(1.06)、1.209(0.58)、1.212(0.64)、1.217(0.63)、1.469(15.43)、1.766(3.47)、2.006(15.68)、2.076(0.84)、2.226(0.44)、2.245(0.80)、2.269(1.86)、2.342(13.08)、2.750(16.00)、3.335(14.61)、3.828(1.93)、3.842(1.90)、4.859(3.44)、7.243(3.61)、7.258(3.94)、7.272(0.42)、7.582(3.12)、7.598(2.75)、8.466(0.57)、9.348(0.50)。
実施例390
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)メチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(190mg、426μmol)及び3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩(1:1)(71.8mg、554μmol)のテトラヒドロフラン(3.5mL、43mmol)中溶液を、酢酸(49μL、850μmol)で処理し、環境温度で1時間攪拌した。次に、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(145mg、682μmol)を加え、混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水3mLで希釈し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)により、次に方法7によって精製して、所望の生成物31.9mg(13%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIneg):m/z=521[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.289(2.97)、0.301(3.10)、0.419(2.94)、0.439(3.04)、1.181(0.92)、1.193(1.20)、2.003(16.00)、2.196(3.35)、2.216(3.04)、2.327(1.04)、2.366(0.76)、2.619(0.89)、2.650(14.07)、2.709(0.73)、3.487(1.96)、3.518(3.83)、3.545(4.55)、3.655(0.63)、3.823(2.81)、3.839(2.75)、4.315(0.47)、7.208(0.54)、7.251(2.53)、7.273(5.38)、7.295(2.78)、7.498(0.47)、7.712(1.80)、7.731(2.47)、7.746(1.80)、7.997(0.54)、8.132(2.06)、8.463(0.82)、8.675(0.47)、9.379(0.85)。
実施例391
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−1−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−1H−ピラゾール−5−アミン(27.0mg、89.6μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(20.6mg、98.6μmol)及びナトリウムフェノレート(13.5mg、116μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.31mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(2.46mg、2.69μmol)及びXantPhos(3.11mg、5.38μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(15.6mg、収率33%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.42分;MS(ESIneg):m/z=472[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.960(4.09)、0.978(8.71)、0.997(3.96)、1.646(1.06)、2.191(5.88)、2.327(1.55)、2.366(0.98)、2.463(8.96)、2.631(15.04)、2.670(1.53)、2.710(0.84)、4.014(16.00)、5.616(6.13)、6.157(3.54)、7.256(2.44)、7.279(4.95)、7.301(2.71)、7.368(0.96)、7.385(1.01)、7.397(1.08)、7.639(2.04)、7.654(2.41)、7.675(1.72)、8.398(0.98)、9.435(2.93)。
実施例392
(±)−1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2,2−ジフルオロエタノール(ラセミ体)
モレキュラーシーブス(粉末、4Å)及びフッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(82.8mg、296μmol)を火炎真空乾燥した。冷却して環境温度とした後、混合物をトルエン(1.5mL)に懸濁させ、30分間攪拌した。1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(44.0mg、98.8μmol)のトルエン(1mL)中溶液を加え、反応混合物を20分間攪拌した。それを冷却して−20℃とし、(ジフルオロメチル)(トリメチル)シラン(67μL、490μmol)を滴下した。反応混合物を昇温させて環境温度とし、1時間攪拌した。次に、水を加えることでそれを反応停止し、酢酸エチルで希釈した。モレキュラーシーブスを濾過によって除去し、さらに酢酸エチルで処理した。濾液中の層を分離した後、水相を酢酸エチルでさらに抽出し、合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、所望の生成物を得た(11.3mg、収率23%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIpos):m/z=498[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.150(0.16)、−0.008(1.14)、0.008(1.00)、0.290(2.42)、0.302(2.65)、0.421(2.41)、0.441(2.56)、1.176(0.65)、1.194(1.06)、2.005(16.00)、2.221(2.66)、2.328(0.67)、2.366(0.40)、2.524(1.61)、2.646(15.97)、2.670(0.74)、2.710(0.43)、3.825(2.27)、3.843(2.25)、4.765(0.70)、5.944(0.41)、6.040(1.80)、6.073(0.83)、6.083(0.83)、6.223(0.40)、7.250(2.25)、7.272(4.69)、7.295(2.54)、7.712(1.54)、7.726(2.01)、7.747(1.44)、8.475(0.67)、9.401(0.55)。
実施例393
1−[1−(6−{[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−メチルプロパン−2−オール
エチル[1−(6−{[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(80.0mg、173μmol)のテトラヒドロフラン(1.8mL、22mmol)中溶液を、0℃でブロモ(メチル)マグネシウム(200μL、3.0Mジエチルエーテル中溶液、600μmol)で処理した。混合物を環境温度で30分間攪拌し、追加の3.5当量のブロモ(メチル)マグネシウム溶液(200μL、3.0Mジエチルエーテル中溶液、600μmol)を加えた。混合物を環境温度で終夜攪拌し、水で希釈した。混合物を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物7mg(9%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.72分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.087(14.16)、1.106(1.38)、1.358(0.99)、2.081(16.00)、2.181(10.82)、2.565(13.78)、3.363(0.78)、3.377(1.24)、3.391(1.17)、3.405(0.61)、7.339(1.80)、7.357(3.53)、7.374(1.96)、7.594(1.73)、8.387(0.62)、8.816(3.32)。
実施例394
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン
アルゴン雰囲気下に、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(1H)−オン(500mg、2.01mmol)及びナトリウムフェノレート(257mg、2.21mmol)、内容物を1,4−ジオキサン(5.8mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(34.9mg、60.3μmol)、XantPhos(27.6mg、30.2μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(543mg、2.21mmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をブラインで反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50g、ジクロロメタン/メタノール勾配99/1から90/10)によって精製し、さらに分取HPLC(Kinetex C18 5μm、150×30mm、流量:75mL/分、40℃、アセトニトリル/水勾配35/65から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(195mg、収率19%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.08分;MS(ESIpos):m/z=458[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.006(0.88)、0.293(2.40)、0.300(2.44)、0.425(2.70)、0.441(2.74)、1.168(0.44)、1.178(0.81)、1.184(0.78)、1.193(1.13)、1.203(0.74)、1.208(0.74)、1.217(0.38)、2.015(12.55)、2.305(1.14)、2.360(0.44)、2.364(0.46)、2.520(0.50)、2.524(0.34)、2.634(0.17)、2.637(0.23)、2.641(0.16)、2.812(0.57)、2.937(2.21)、2.946(2.63)、3.322(16.00)、3.338(3.21)、3.343(2.86)、3.348(3.06)、3.352(2.67)、3.358(2.62)、7.262(1.82)、7.279(3.43)、7.297(1.92)、7.739(1.49)、8.503(0.25)、9.587(0.29)。
実施例395
2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(2H)−オン
アルゴン雰囲気下に、2−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(2H)−オン(1.70g、純度95%、6.49mmol)を1,4−ジオキサン(21mL)に溶かし、得られた溶液を加熱して85℃とし、アルゴンで3分間脱気した。1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(1.95g、純度90%、7.14mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(178mg、195μmol)及びXantPhos(225mg、390μmol)を加え、混合物を再度アルゴンで1分間脱気した。ナトリウムフェノレート(829mg、7.14mmol)を加え、反応混合物を85℃で3.5時間攪拌した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸水溶液(1N)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。有機相を濾過し、濾液を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製し、さらに分取HPLC(カラム:Reprosil C18;250×50mm、10μM、流量150mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製して、所望の生成物を得た(714mg、収率23%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.36分;MS(ESIpos):m/z=458[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.25)、0.296(1.48)、0.303(1.49)、0.427(1.71)、0.442(1.71)、1.170(0.28)、1.179(0.52)、1.185(0.52)、1.194(0.71)、1.204(0.48)、1.209(0.47)、1.219(0.24)、2.021(11.58)、2.813(16.00)、2.836(1.17)、2.885(1.23)、2.905(0.96)、2.919(0.96)、2.952(0.57)、3.332(0.21)、3.844(1.36)、3.855(1.32)、7.260(1.65)、7.278(3.39)、7.296(1.97)、7.348(0.19)、7.356(0.32)、7.357(0.32)、7.499(0.16)、7.514(0.18)、7.743(1.26)、8.568(0.21)、8.785(0.23)、8.787(0.23)、9.608(0.18)。
実施例396
2−{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}プロパン−2−オール
エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(177mg、339μmol)のテトラヒドロフラン(3.5mL、44mmol)中溶液を、0℃でクロロ(メチル)マグネシウム(400μL、3.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.2mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。変換は完全に完了しなかったことから、混合物を再度冷却して0℃とし、追加の3.5当量のクロロ(メチル)マグネシウム溶液(400μL、3.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.2mmol)を加えた。混合物を環境温度で3時間攪拌した。混合物を酒石酸カリウムナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物112mg(65%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=508[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.307(2.29)、0.317(2.40)、0.326(0.68)、0.435(2.38)、0.451(2.55)、1.188(0.44)、1.198(0.74)、1.204(0.68)、1.214(1.07)、1.220(0.55)、1.223(0.63)、1.228(0.66)、1.239(0.69)、1.253(0.86)、1.267(0.52)、1.468(15.78)、2.048(15.95)、2.087(1.97)、2.149(0.64)、2.272(2.01)、2.748(16.00)、3.856(1.94)、3.870(1.88)、4.858(3.61)、5.754(1.75)、6.964(1.46)、7.076(3.21)、7.188(1.30)、7.638(2.98)、7.654(3.51)、7.845(2.89)、7.861(2.45)、8.468(0.57)、9.389(0.56)。
実施例397
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、413μmol)の1,4−ジオキサン(2.0mL)中溶液をアルゴンで脱気し、加熱して内部温度85℃とした。その加熱された溶液に、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(110mg、454μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.3mg、12.4μmol)、Xantphos(13.1mg、24.8μmol)及び最後にナトリウムフェノレート(52.7mg、454μmol)を加え、その後、85℃でさらに30分間加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(11mL)に加え、その溶液を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配10%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物122mg(純度100%、収率66%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.82分;MS(ESIpos):m/z=449[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.293(0.85)、0.305(0.95)、0.423(0.86)、0.442(0.93)、1.167(0.12)、1.186(0.23)、1.199(0.36)、1.217(0.23)、1.236(0.10)、2.014(5.42)、2.210(1.02)、2.539(16.00)、2.647(6.50)、3.840(0.84)、3.857(0.81)、7.318(0.85)、7.339(0.89)、7.944(0.42)、7.959(0.39)、8.497(0.21)、8.757(0.75)、9.480(0.16)。
実施例398
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、341μmol)の1,4−ジオキサン(1.6mL)中溶液を、アルゴンで脱気し、加熱して内部温度85℃とした。その加熱された溶液に、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(91.2mg、375μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.37mg、10.2μmol)、Xantphos(10.8mg、20.5μmol)及び最後にナトリウムフェノレート(43.5mg、375μmol)を加え、その後、85℃でさらに30分間加熱した。反応混合物に85℃で、追加量の4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(45.6mg、188μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.7mg、5.1μmol)、Xantphos(5.4mg、10.3μmol)及びナトリウムフェノレート(22mg、188μmol)を加えてから、85℃でさらに30分間加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(9mL)に加え、溶液を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配2%から20%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物54.0mg(純度100%、収率32%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.52分;MS(ESIpos):m/z=500[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.301(1.45)、0.420(1.35)、0.440(1.43)、1.136(0.18)、1.192(0.55)、1.242(0.20)、1.397(16.00)、2.011(8.72)、2.207(1.45)、2.647(10.93)、3.828(1.20)、7.093(1.20)、7.242(2.42)、7.264(2.58)、7.278(2.56)、7.463(1.17)、7.735(1.50)、7.756(1.39)、8.486(0.23)、9.462(0.22)。
実施例399
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(メチルスルファニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下に、6−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン(50.0mg、101μmol)をテトラヒドロフラン(1.0mL)に溶かし、水素化ナトリウム(4.43mg、純度60%、111μmol)を加えた。反応混合物を10分間攪拌し、冷却して−70℃とした。n−ブチルリチウムのヘキサン中溶液(178μL、2.5M、440μmol)を加えた。10分後、(S)−メチルメタンチオスルホネート(19μL、200μmol)を加え、反応混合物を昇温させて環境温度とした。環境温度に達した後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で反応停止し、水で希釈した。それを酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製して、所望の生成物(22mg、収率41%)を副生成物(N−{1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−フルオロ−3−(メチルスルファニル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン、下記参照)とともに得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.65分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.019(0.82)、−0.007(0.27)、0.006(0.20)、0.297(2.37)、0.306(2.50)、0.427(2.64)、0.444(2.73)、0.852(0.20)、1.170(0.26)、1.176(0.38)、1.185(0.71)、1.191(0.78)、1.200(1.11)、1.207(0.74)、1.209(0.74)、1.216(0.77)、1.229(1.86)、1.340(0.26)、1.988(0.23)、2.013(14.67)、2.029(2.37)、2.135(5.48)、2.171(7.92)、2.196(0.86)、2.215(0.33)、2.224(0.42)、2.266(1.83)、2.309(0.35)、2.421(0.34)、2.432(0.34)、2.582(0.19)、2.632(1.87)、2.713(0.17)、2.733(16.00)、3.837(1.91)、3.849(2.00)、6.140(0.34)、7.257(2.08)、7.261(1.20)、7.275(4.28)、7.293(2.39)、7.298(0.82)、7.522(0.19)、7.592(0.22)、7.605(0.22)、7.723(1.25)、7.735(1.74)、7.750(1.29)、8.499(0.47)、9.454(0.36)。
実施例400
N−[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(300mg、1.17mmol)及び4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(268mg、1.28mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(4.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで5分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(320mg、350μmol)、XantPhos(405mg、700μmol)及びナトリウムフェノレート(149mg、1.28mmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(146mg、収率29%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.39分;MS(ESIpos):m/z=430[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.196(16.00)、2.629(12.16)、3.316(13.56)、6.144(3.48)、6.651(1.49)、6.799(2.88)、6.946(1.25)、7.342(2.36)、7.386(2.37)、7.391(0.85)、7.400(1.08)、7.404(4.95)、7.409(0.95)、7.418(0.89)、7.422(2.68)、7.591(2.65)、7.596(1.12)、7.602(2.89)、7.609(2.47)、7.616(0.96)、7.620(2.19)、8.461(3.81)、8.463(3.66)、9.486(3.10)。
実施例401
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(メチルスルフィニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(メチルスルファニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン(40.0mg、純度95%、82.0μmol)をジクロロメタン(2.0mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。メタクロロ過安息香酸(18.4mg、純度77%、82.0μmol)をゆっくり加え、反応混合物を0℃で15分間攪拌した。次に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えることでそれを反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;120×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製して、所望の生成物を得た(16mg、収率35%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.23分;MS(ESIpos):m/z=480[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.08)、0.008(0.73)、0.290(2.39)、0.302(2.52)、0.424(2.45)、0.443(2.55)、0.917(0.20)、1.161(1.00)、1.180(1.90)、1.193(1.10)、1.198(1.21)、1.212(0.66)、1.231(0.61)、1.246(1.72)、1.262(2.87)、1.279(1.42)、1.408(2.79)、1.564(0.16)、1.646(0.27)、2.007(14.00)、2.073(0.28)、2.131(1.21)、2.162(0.96)、2.328(0.36)、2.367(0.73)、2.410(1.99)、2.560(0.54)、2.670(0.25)、2.710(0.28)、2.767(16.00)、2.909(8.18)、2.972(0.60)、3.011(0.30)、3.080(0.37)、3.092(0.34)、3.098(0.32)、3.110(0.35)、3.125(0.22)、3.136(0.20)、3.144(0.18)、3.155(0.19)、3.614(0.28)、3.624(0.29)、3.640(0.26)、3.831(2.41)、3.848(2.38)、6.970(0.37)、7.097(0.42)、7.225(0.44)、7.253(1.92)、7.275(3.99)、7.297(2.22)、7.713(1.31)、7.728(1.81)、7.747(1.29)、8.524(0.38)、9.536(0.34)。
実施例402
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−N,N,3,5−テトラメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(360mg、780μmol)及びN−メチルメタンアミン(430μL、2.0Mテトラヒドロフラン中溶液、860μmol)のジメチルホルムアミド(6.7mL、88mmol)中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(410μL、2.3mmol)及びHATU(386mg、1.01mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物340mg(89%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.84分;MS(ESIpos):m/z=489[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.295(2.18)、0.306(2.35)、0.426(2.28)、0.446(2.39)、1.074(0.41)、1.091(0.82)、1.109(0.41)、1.179(0.62)、1.187(0.60)、1.198(0.94)、1.210(0.57)、1.217(0.57)、2.012(13.19)、2.150(2.19)、2.586(16.00)、2.906(3.01)、2.978(3.29)、3.375(0.42)、3.392(0.41)、3.832(1.91)、3.848(1.91)、7.253(1.97)、7.275(4.18)、7.298(2.32)、7.717(1.23)、7.731(1.72)、7.751(1.30)、8.500(0.50)、9.452(0.41)。
実施例403
(±)−2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−4−(トリフルオロメチル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4−オール(ラセミ体)
モレキュラーシーブス(4Å)及びフッ化テトラブチルアンモニウム・3水和物(110mg、393μmol)を丸底フラスコに入れ、火炎乾燥した。テトラブチルアンモニウムをアルゴン雰囲気下に冷却して環境温度とした後、それをトルエン(2mL)に懸濁させ、懸濁液を環境温度で30分間攪拌した。2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(2H)−オン(75.0mg、純度80%、131μmol)を加え、反応混合物を5分間攪拌してから、冷却して0℃とした。トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(97μL、660μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で終夜攪拌した。乾燥モレキュラーシーブス(4Å)、テトラブチルアンモニウムフルオリド(110mg、393μmol)及びトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(97μL、660μmol)のさらなるバッチを加え、反応混合物をさらに3時間攪拌した。乾燥モレキュラーシーブス(4Å)、テトラブチルアンモニウムフルオリド(110mg、393μmol)及びトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(97μL、660μmol)のさらなるバッチを加え、反応混合物をさらに1時間攪拌した。乾燥モレキュラーシーブス(4Å)、テトラブチルアンモニウムフルオリド(110mg、393μmol)及びトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(97μL、660μmol)のさらなるバッチを加え、反応混合物をさらに1時間攪拌した。次に、水を加えることで反応混合物を反応停止し、酢酸エチルで希釈した。固体を濾過によって除去し、濾液中の層を分離した。水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製して、所望の生成物を得た(34mg、収率47%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.43分;MS(ESIpos):m/z=528[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.021(0.18)、−0.006(1.01)、0.006(0.56)、0.288(1.96)、0.296(2.01)、0.419(2.20)、0.435(2.24)、1.161(0.37)、1.171(0.67)、1.176(0.67)、1.186(0.94)、1.200(0.62)、1.210(0.33)、1.233(0.18)、2.013(16.00)、2.074(0.19)、2.422(0.71)、2.435(0.55)、2.672(15.24)、2.697(0.68)、2.800(0.89)、2.943(0.42)、2.965(0.26)、3.834(2.03)、3.847(1.98)、4.329(0.22)、6.651(0.17)、7.257(2.34)、7.275(4.78)、7.293(2.57)、7.335(0.16)、7.728(1.39)、7.740(1.89)、7.754(1.34)、8.514(0.45)、9.471(0.44)。
実施例404
(±)−2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4−オール(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−5,6−ジヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4(2H)−オン(80.0mg、純度80%、140μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(700μL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、700μmol)を滴下し、反応混合物をゆっくり昇温させて環境温度とし、2時間攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水10/90から90/10)によってさらに精製して、所望の生成物を得た(30mg、収率45%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.92分;MS(ESIpos):m/z=474[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.284(1.88)、0.294(2.04)、0.413(1.97)、0.433(2.10)、1.181(0.81)、1.470(7.75)、2.007(14.48)、2.289(0.91)、2.304(1.80)、2.323(1.25)、2.655(16.00)、2.710(0.57)、3.827(2.15)、3.844(2.08)、5.030(3.48)、7.252(2.07)、7.274(4.27)、7.296(2.27)、7.721(1.44)、7.735(1.82)、7.742(1.77)、7.756(1.36)、8.469(0.78)、9.363(0.87)。
実施例405
(±)−シクロプロピル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノール(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(80.0mg、180μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(シクロプロピル)マグネシウムの溶液(1.8mL、0.50Mテトラヒドロフラン中溶液、900μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で1時間攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(49mg、収率56%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.38分;MS(ESIpos):m/z=488[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.53)、0.120(0.83)、0.132(1.01)、0.141(0.71)、0.292(2.44)、0.304(2.85)、0.316(1.17)、0.328(0.88)、0.348(1.76)、0.365(1.83)、0.380(1.02)、0.391(0.72)、0.422(2.44)、0.442(2.60)、0.481(0.65)、0.499(0.86)、0.514(0.85)、0.526(0.39)、1.157(1.03)、1.175(2.30)、1.183(1.37)、1.193(1.92)、1.214(1.04)、1.233(0.46)、1.398(0.88)、1.988(2.69)、2.007(14.02)、2.199(0.29)、2.250(2.92)、2.328(0.35)、2.366(0.20)、2.626(16.00)、2.670(0.45)、2.710(0.27)、3.827(2.28)、3.844(2.30)、3.949(0.90)、3.957(0.99)、3.968(0.99)、3.976(0.97)、4.002(0.28)、4.021(0.66)、4.038(0.65)、4.056(0.24)、4.958(2.09)、4.966(2.15)、5.754(2.47)、7.251(1.94)、7.274(4.14)、7.296(2.31)、7.713(1.42)、7.728(1.92)、7.734(1.93)、7.748(1.51)、8.457(0.62)、9.352(0.73)。
実施例406
6−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下に、4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−6−クロロピリミジン(1.00g、純度95%、3.30mmol)を1,4−ジオキサン(11mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気し、加熱して85℃とした。1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(991mg、純度90%、3.63mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(90.8mg、99.1μmol)及びXantPhos(115mg、198μmol)を加え、再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(422mg、3.63mmol)を加え、反応混合物を高撹拌しながら85℃で3時間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸水溶液(1N)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相抽出物を濾過し、硫酸ナトリウムで脱水した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製して、所望の生成物を得た(1.04g、収率60%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.56分;MS(ESIpos):m/z=496[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.289(1.68)、0.301(1.81)、0.421(1.72)、0.441(1.82)、1.174(0.49)、1.193(0.71)、1.398(16.00)、2.005(10.52)、2.205(1.84)、2.328(0.16)、2.367(0.24)、2.660(12.10)、2.710(0.18)、3.826(1.59)、3.843(1.57)、7.252(1.51)、7.274(3.02)、7.296(1.63)、7.713(1.02)、7.727(1.39)、7.747(0.93)、8.502(0.39)、9.469(0.28)。
実施例407
N−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(99.9mg、479μmol)及び3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(125mg、527μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.8mL、21mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(13.2mg、14.4μmol)及びXantphos(16.6mg、28.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(61.2mg、527μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(100mg、48%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.05分;MS(ESIpos):m/z=410[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.904(16.00)、1.981(0.91)、2.199(15.29)、2.243(0.55)、2.632(13.78)、2.718(0.46)、3.569(1.69)、3.707(1.00)、5.166(0.65)、6.164(3.99)、7.031(1.31)、7.143(2.77)、7.254(1.20)、7.457(3.04)、7.633(3.57)、7.649(4.25)、7.742(4.05)、7.758(3.09)、8.519(4.59)、9.805(0.54)。
実施例408
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(117mg、479μmol)及び3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(125mg、527μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.8mL、21mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(13.2mg、14.4μmol)及びXantphos(16.6mg、28.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(61.2mg、527μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(39.0mg、17%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.17分;MS(ESIpos):m/z=446[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.886(9.21)、2.299(13.47)、3.736(16.00)、6.774(3.77)、7.024(1.16)、7.136(2.47)、7.248(1.01)、7.442(0.55)、7.633(2.66)、7.650(3.41)、7.723(1.11)、7.738(3.20)、7.754(2.32)、7.832(2.23)、7.941(0.90)、8.485(2.70)、9.621(1.32)。
実施例409
N−{5−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(72.0mg、345μmol)、5−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(90.0mg、379μmol)及びナトリウムフェノレート(44.0mg、379μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL、15mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.47mg、10.3μmol)及びXantphos(12.0mg、20.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(50.7mg、36%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.06分;MS(ESIpos):m/z=410[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.063(16.00)、2.177(2.14)、2.634(11.00)、3.323(14.41)、6.145(2.13)、6.962(1.13)、7.074(2.38)、7.186(1.00)、7.633(2.24)、7.649(2.57)、7.837(2.17)、7.853(1.83)、8.479(0.60)、9.439(1.53)。
実施例410
4−[3−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(487mg、1.99mmol)及び4−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(500mg、2.19mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(12mL、140mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(54.7mg、59.7μmol)及びXantphos(69.1mg、119μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(254mg、2.19mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(373mg、43%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.04分;MS(ESIpos):m/z=437[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.288(9.06)、3.564(16.00)、3.784(0.53)、3.794(11.99)、6.774(2.71)、7.246(3.11)、7.248(3.02)、7.716(0.75)、7.780(3.19)、7.784(1.13)、7.794(1.32)、7.798(3.52)、7.824(1.62)、7.933(0.65)、8.005(0.86)、8.008(3.80)、8.012(1.19)、8.022(1.27)、8.026(3.12)、8.487(2.09)、9.644(0.63)。
実施例411
4−[5−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(97.4mg、398μmol)及び4−(5−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(100mg、438μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(3.2mL、37mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.9mg、11.9μmol)及びXantphos(13.8mg、23.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(50.9mg、438μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(カラム: SNAP Ultra 10g、溶媒.ジクロロメタン/酢酸エチル4:1)によって精製して、所望の生成物を得た(136mg、78%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.04分;MS(ESIpos):m/z=437[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.615(0.48)、2.289(2.65)、3.633(0.43)、3.659(6.23)、3.728(16.00)、6.798(2.27)、7.685(0.94)、7.821(2.01)、7.873(2.72)、7.894(3.53)、7.957(0.84)、8.034(3.12)、8.055(2.39)、8.534(0.85)、9.703(0.83)。
実施例412
N−[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(120mg、467μmol)及び4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(126mg、513μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.6mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(128mg、140μmol)及びXantPhos(162mg、280μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(59.6mg、513μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法6)によって精製し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配100/0から50/50)によって再精製して、所望の生成物を得た(71mg、収率32%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.45分;MS(ESIpos):m/z=466[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.308(14.67)、3.741(16.00)、5.748(2.58)、6.673(1.30)、6.780(3.84)、6.796(2.53)、6.919(1.12)、7.380(1.29)、7.390(2.29)、7.393(0.86)、7.401(0.98)、7.404(4.42)、7.408(0.96)、7.416(0.79)、7.419(2.46)、7.597(2.28)、7.601(1.02)、7.606(2.52)、7.612(2.31)、7.617(0.89)、7.620(2.08)、7.738(0.98)、7.829(2.18)、7.920(0.86)、8.494(3.20)、9.684(1.97)。
実施例413
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、389μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(104mg、428μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.4mL)に懸濁させた。得られた反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(107mg、117μmol)及びXantPhos(135mg、233μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(49.6mg、428μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(59mg、収率33%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.55分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:2.23(s、3H)、2.65(s、3H)、3.73(s、3H)、6.80(t、J=74Hz、1H)、7.33−7.46(m、3H)、7.55−7.66(m、2H)、8.50(s、1H)、9.61(s、1H)。
実施例414
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、413μmol)の1,4−ジオキサン(1.5mL)中溶液をアルゴンで脱気し、加熱して内部温度85℃とした。その加熱された溶液に、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(88.0mg、353μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.82mg、9.63μmol)、Xantphos(10.2mg、19.3μmol)及び最後にナトリウムフェノレート(41.0mg、353μmol)を加え、その後、85℃でさらに30分間加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(180mL)に加え、その溶液を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配18%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物91.0mg(純度100%、収率62%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.27分;MS(ESIpos):m/z=456[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.002(13.79)、2.205(1.68)、2.646(16.00)、3.142(2.96)、3.647(1.55)、3.658(3.06)、3.669(1.57)、4.112(0.94)、7.257(1.72)、7.261(0.72)、7.275(3.49)、7.293(1.88)、7.716(0.96)、7.727(1.31)、7.743(0.96)、8.503(0.45)、9.419(0.92)。
実施例415
N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、248μmol)、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(66.6mg、272μmol)、(31.6mg、272μmol)、(6.80mg、7.43μmol)、(7.85mg、14.9μmol)を1,4−ジオキサン(1.2mL)に溶かした。反応混合物を90℃で30分間加熱した。冷却した反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配18%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物57.4mg(純度100%、収率51%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.60分;MS(ESIpos):m/z=451[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、クロロホルム−d)δ[ppm]:0.335(0.68)、0.345(2.84)、0.356(2.88)、0.366(0.73)、0.556(0.75)、0.566(2.36)、0.568(2.36)、0.582(2.44)、0.594(0.58)、1.269(0.61)、1.275(0.59)、1.285(0.93)、1.295(0.55)、1.301(0.59)、1.316(0.28)、2.122(16.00)、2.248(0.16)、2.302(12.32)、2.615(15.34)、3.952(3.20)、3.966(3.14)、6.594(3.59)、6.728(0.55)、6.848(0.56)、7.236(2.14)、7.252(2.24)、7.644(1.18)、7.753(2.36)、7.863(1.09)、7.969(1.67)、7.974(1.64)、7.986(1.59)、7.990(1.54)、8.529(3.96)、8.530(4.07)、8.871(2.34)、8.875(2.21)。
実施例416
2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−3H−インダゾール−3−オン
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−ヒドラジニルピリミジン−4−アミン(95.0mg、純度70%、188μmol)のメタノール(2.0mL、49mmol)中溶液を、メチル2−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(28μL、190μmol)で処理し、80℃で4時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、分取HPLC((方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製し、次に(方法18)を用いることで精製して、所望の生成物12.0mg(14%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=460[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.277(2.99)、0.286(3.13)、0.407(2.84)、0.423(2.97)、1.071(0.66)、1.085(1.32)、1.099(0.67)、1.156(0.49)、1.166(0.85)、1.170(0.86)、1.180(1.19)、1.190(0.80)、1.195(0.78)、1.204(0.42)、1.353(0.44)、1.624(1.88)、1.632(1.96)、1.682(1.97)、1.692(1.88)、1.993(16.00)、2.118(1.83)、2.446(1.81)、2.458(2.98)、3.355(0.59)、3.369(0.79)、3.383(0.72)、3.827(2.49)、3.840(2.40)、7.251(2.51)、7.268(4.90)、7.286(2.60)、7.697(2.51)、7.709(3.04)、7.715(2.89)、7.726(2.31)、8.424(0.98)、9.393(3.80)、11.409(2.35)。
実施例417
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、234μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(62.6mg、257μmol)、(29.9mg、257μmol)、(6.43mg、7.02μmol)、(7.42mg、14.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配8%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物75.3mg(純度100%、収率69%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.33分;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.279(1.55)、0.408(1.78)、0.421(1.82)、1.173(0.82)、1.184(0.53)、1.960(11.87)、2.198(1.12)、2.644(16.00)、2.703(9.03)、2.712(9.13)、3.784(1.35)、3.794(1.35)、5.708(0.69)、5.746(0.20)、6.589(3.72)、6.604(3.82)、7.429(1.45)、7.442(1.41)、8.486(0.22)、9.389(0.18)。
実施例418
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(150mg、619μmol)、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(191mg、681μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(17.0mg、18.6μmol)、Xantphos(19.6mg、37.1μmol)を1,4−ジオキサン(3.0mL)に溶かした。反応混合物を加熱して90℃とし、2分後に、ナトリウムフェノレート(79.0mg、681μmol)を加え、反応液の攪拌をさらに30分間続けた。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配20%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物181mg(純度100%、収率60%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.69分;MS(ESIpos):m/z=487[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、クロロホルム−d)δ[ppm]:0.008(12.21)、0.014(0.36)、0.338(0.54)、0.348(2.19)、0.359(2.17)、0.369(0.61)、0.558(0.63)、0.568(1.80)、0.570(1.78)、0.574(0.85)、0.584(1.88)、0.586(1.71)、0.596(0.50)、1.250(0.14)、1.264(0.30)、1.274(0.45)、1.280(0.45)、1.290(0.74)、1.300(0.43)、1.304(0.41)、1.316(0.27)、1.364(4.47)、1.378(9.65)、1.393(4.54)、2.119(13.19)、2.423(10.66)、2.610(12.82)、2.988(16.00)、3.952(2.56)、3.966(2.52)、4.304(1.33)、4.318(4.23)、4.332(4.16)、4.347(1.28)、6.678(0.44)、6.876(0.37)、7.229(1.72)、7.245(1.79)、7.958(1.48)、7.962(1.48)、7.974(1.39)、7.978(1.39)、8.587(3.75)、8.589(3.70)、8.858(1.82)、8.861(1.80)。
実施例419
シクロプロピル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノール
分取HPLC(Daicel Chiralpak IG 5μm、250×20mm、35℃、流量:15mL/分、定組成エタノール/n−ヘプタン90/10、17分ごとに0.4mLずつを注入)により、(±)−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(エタノール/n−ヘプタン1:2、3mLに溶かしたラセミ体49mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第1の溶出エナンチオマーとして得た(18mg、ラセミ体から37%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIpos):m/z=488[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel Chiralpak IG 5μm、250×4.6mm、定組成i−ヘキサン/エタノール90/10+0.2%ジエチルアミン):Rt=11.7分、99%ee。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.38)、0.007(0.83)、0.293(0.95)、0.303(0.99)、0.349(0.48)、0.363(0.55)、0.369(0.46)、0.424(1.00)、0.440(1.02)、1.186(0.54)、1.196(0.68)、1.210(0.42)、1.378(16.00)、1.387(14.69)、1.818(0.52)、1.828(0.67)、1.839(0.74)、2.007(6.37)、2.250(0.85)、2.626(8.04)、2.941(0.49)、3.424(0.72)、3.446(0.58)、3.452(0.59)、3.468(0.46)、3.484(1.26)、3.491(0.78)、3.504(0.51)、3.543(0.46)、3.551(0.50)、3.634(0.63)、3.655(0.48)、3.696(0.61)、3.718(0.53)、3.828(0.79)、3.841(0.77)、4.958(0.76)、4.964(0.77)、7.255(0.96)、7.273(1.94)、7.291(1.04)、7.717(0.55)、7.728(0.73)、7.745(0.54)。
実施例420
シクロプロピル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メタノール
分取HPLC(Daicel Chiralpak IG 5μm、250×20mm、35℃、流量:15mL/分、定組成エタノール/n−ヘプタン90/10、17分ごとに0.4mLずつを注入)により、(±)−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(エタノール/n−ヘプタン1:2、3mLに溶かしたラセミ体49mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第2の溶出エナンチオマーとして得た(18mg、ラセミ体から37%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIpos):m/z=488[M+H]+。
キラルHPLC(Daicel Chiralpak IG 5μm、250×4.6mm、定組成i−ヘキサン/エタノール90/10+0.2%ジエチルアミン):Rt=13.2分、99%ee。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.120(0.17)、−0.007(1.99)、0.007(1.11)、0.116(0.66)、0.122(0.71)、0.132(0.81)、0.293(2.12)、0.303(2.19)、0.331(0.71)、0.349(1.04)、0.363(1.24)、0.379(0.81)、0.388(0.58)、0.424(2.19)、0.440(2.25)、0.495(0.78)、0.501(0.75)、0.511(0.63)、1.141(0.27)、1.156(0.66)、1.170(0.88)、1.186(1.19)、1.196(1.46)、1.210(0.93)、1.388(0.17)、2.007(13.07)、2.251(1.89)、2.362(0.30)、2.626(16.00)、3.828(1.77)、3.841(1.71)、3.958(0.81)、3.967(0.80)、4.958(1.76)、4.964(1.69)、7.255(1.99)、7.273(3.93)、7.291(2.05)、7.717(1.23)、7.729(1.66)、7.744(1.16)、8.455(0.50)、9.347(0.46)。
実施例421
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(86.6mg、415μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(225mg、純度50%、457μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.6mL、19mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.4mg、12.5μmol)及びXantphos(14.4mg、24.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(53.0mg、457μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を終夜放置し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製し、次にフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:96%ジクロロメタン/4%酢酸エチルから66%ジクロロメタン/34%酢酸エチルから54%ジクロロメタン/46%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(45.3mg、25%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.19分;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.311(1.79)、0.320(1.84)、0.404(0.41)、0.416(0.41)、0.437(1.99)、0.453(2.00)、1.198(0.58)、1.204(0.57)、1.213(0.88)、1.220(0.48)、1.223(0.55)、1.229(0.58)、1.519(1.31)、2.154(16.00)、2.171(1.55)、2.629(12.81)、3.864(1.43)、3.877(1.38)、6.136(1.70)、7.755(0.55)、7.761(0.61)、7.773(1.16)、7.779(1.24)、7.790(0.67)、7.796(0.68)、7.996(0.69)、8.005(0.76)、8.013(0.69)、8.022(0.61)、8.462(0.42)、8.595(2.28)、8.601(2.26)、9.395(0.44)、9.664(0.49)。
実施例422
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(102mg、415μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(225mg、純度50%、457μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.6mL、19mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.4mg、12.5μmol)及びXantphos(14.4mg、24.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(53.0mg、457μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を終夜放置し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製し、次にフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:96%ジクロロメタン/4%酢酸エチルから34%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(36.4mg、18%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.23分;MS(ESIpos):m/z=455[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.847(0.68)、2.193(0.55)、2.197(0.75)、2.201(0.53)、3.026(16.00)。
実施例423
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(メチルスルファニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン(20.0mg、純度95%、41.0μmol)をジクロロメタン(1.0mL)に溶かし、冷却して0℃とした。メタクロロ過安息香酸(18.4mg、純度77%、82.0μmol)をゆっくり加え、反応混合物を0℃で30分間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注意深く加えることで反応停止し、ジクロロメタンで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製して、所望の生成物を得た(6mg、収率28%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.34分;MS(ESIneg):m/z=494[M−H]−。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.65)、0.007(0.90)、0.293(2.45)、0.302(2.51)、0.428(2.73)、0.444(2.76)、1.169(0.45)、1.179(0.78)、1.185(0.74)、1.194(1.13)、1.204(0.71)、1.209(0.74)、1.234(0.30)、2.009(16.00)、2.045(0.38)、2.168(0.22)、2.233(0.26)、2.390(1.39)、2.620(0.18)、2.631(0.54)、2.876(10.29)、3.384(0.26)、3.836(1.84)、3.847(1.81)、4.354(0.20)、7.256(2.30)、7.274(4.56)、7.292(2.47)、7.727(2.01)、8.549(0.31)、9.576(0.21)。
実施例424
N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、402μmol)及び5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(90.8mg、442μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.7mL、20mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.79mg、5.23μmol)及びXantphos(6.98mg、12.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(70.0mg、603μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を終夜放置し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(90.2mg、54%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.46分;MS(ESIneg):m/z=416[M−H]−。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.44)、2.026(16.00)、3.677(5.60)、7.254(1.75)、7.272(3.47)、7.290(1.87)、7.707(1.19)、7.719(1.62)、7.734(1.11)、9.187(3.39)、9.760(0.51)。
実施例425
(±)−4−{5−[(6−{3,5−ジメチル−4−[2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、シュレンク管に、トルエン(6mL)中のモレキュラーシーブスを入れた。この混合物にテトラブチルアンモニウムフルオリド水和物(256mg、917μmol)を加え、混合物を環境温度で30分間攪拌した。次に、4−(5−{[6−(4−ホルミル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(131mg、306μmol)のトルエン(3mL)中溶液を加え、それを5分間攪拌した。次に、−18℃でトリメチル(トリフルオロメチル)シラン(230μL、1.5mmol)を加え、反応混合物を−18℃で10分間及び環境温度で1時間攪拌した。混合物を水で希釈し、濾過し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮し、粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)を用いて、そして(方法7)によって精製して、所望の生成物を得た(30.2mg、20%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.82分;MS(ESIpos):m/z=499[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.078(1.50)、1.092(3.10)、1.106(1.51)、2.250(1.77)、2.684(8.33)、3.363(0.50)、3.377(1.48)、3.391(1.45)、3.405(0.47)、3.656(5.09)、3.729(16.00)、5.170(0.41)、6.709(1.45)、6.719(1.46)、7.872(2.58)、7.875(0.99)、7.885(1.13)、7.889(3.12)、8.035(2.78)、8.038(0.99)、8.048(0.97)、8.052(2.13)、8.525(0.73)、9.574(0.71)。
実施例426
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、402μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(109mg、442μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.7mL、20mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.79mg、5.23μmol)及びXantphos(6.98mg、12.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(70.0mg、603μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を環境温度で終夜放置し、水及びジクロロメタンで希釈した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)により、そしてフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:96%ジクロロメタン/4%酢酸エチルから34%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(87.8mg、48%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.32分;MS(ESIpos):m/z=458[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.296(1.34)、0.418(1.35)、0.433(1.35)、1.190(0.56)、2.017(16.00)、3.850(1.09)、7.262(1.40)、7.280(2.79)、7.298(1.50)、7.739(1.22)、9.181(3.15)。
実施例427
N−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、402μmol)及び3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(90.8mg、442μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.7mL、20mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.79mg、5.23μmol)及びXantphos(6.98mg、12.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(70.0mg、603μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を環境温度で終夜放置し、水及びジクロロメタンで希釈した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)により、そしてフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:96%ジクロロメタン/4%酢酸エチルから45%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(66.9mg、40%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.19分;MS(ESIpos):m/z=418[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.880(9.59)、3.328(16.00)、7.368(2.31)、7.372(0.91)、7.382(1.26)、7.386(4.93)、7.390(1.12)、7.399(1.00)、7.404(2.77)、7.522(0.49)、7.528(2.77)、7.532(1.31)、7.539(3.10)、7.545(2.57)、7.552(1.15)、7.556(2.24)、8.337(4.37)、8.560(2.52)、9.166(3.34)、9.789(1.45)。
実施例428
4−[5−({6−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
アルゴン雰囲気下に、エチル[1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(80.0mg、164μmol)のテトラヒドロフラン(3.2mL、39mmol)中溶液を、0℃でクロロ(メチル)マグネシウム(190μL、3.0Mテトラヒドロフラン中溶液、580μmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を酒石酸カリウムナトリウム溶液及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって2回精製して(カラム: SNAP Ultra 10g、溶媒:100%ジクロロメタンから6%メタノール/ジクロロメタン及びカラム: KP−Sil 10g、溶媒:酢酸エチル/シクロ−ヘキサン1:1から酢酸エチル)、所望の生成物9.20mg(10%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.80分;MS(ESIpos):m/z=473[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.63)、0.007(0.42)、1.090(11.74)、1.161(1.34)、1.175(2.65)、1.190(1.32)、1.989(4.62)、2.146(0.78)、2.169(2.30)、2.436(3.07)、2.584(9.75)、3.578(0.46)、3.633(0.72)、3.636(0.63)、3.652(6.64)、3.729(16.00)、3.750(0.49)、4.023(1.04)、4.037(1.04)、4.241(3.29)、7.870(2.95)、7.874(1.19)、7.884(1.35)、7.888(3.53)、8.035(3.19)、8.039(1.16)、8.052(2.44)、8.482(0.98)、9.463(1.25)。
実施例429
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−オール(75.0mg、334μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、純度90%、367μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.11mg、6.68μmol)及びXantPhos(7.73mg、13.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(42.6mg、367μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、濾過した。濾液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって、さらに分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(5.5mg、収率4%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.87分;MS(ESIpos):m/z=434[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.291(2.45)、0.300(2.53)、0.420(2.42)、0.436(2.50)、1.183(0.79)、1.193(1.06)、1.233(0.35)、1.412(0.29)、1.649(0.64)、1.983(0.58)、2.002(12.79)、2.073(0.64)、2.106(2.92)、2.515(16.00)、3.820(2.47)、3.833(2.38)、7.110(0.18)、7.255(1.95)、7.273(3.96)、7.290(2.20)、7.717(1.43)、7.730(2.01)、7.745(1.43)、8.403(0.76)、9.270(0.96)。
実施例430
N−{1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−フルオロ−3−(メチルスルファニル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(メチルスルファニル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミンの合成時に、この化合物を副生成物として得た。それを分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から90/10)によって精製して、標題化合物(10mg、収率5%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.58分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.319(2.53)、0.326(2.55)、0.449(2.57)、0.462(2.60)、1.205(0.41)、1.213(0.73)、1.218(0.73)、1.225(1.01)、1.233(0.72)、1.238(0.74)、1.249(0.77)、2.033(0.72)、2.046(11.47)、2.154(7.62)、2.191(2.64)、2.241(0.60)、2.249(0.92)、2.272(0.69)、2.558(16.00)、2.650(12.22)、3.863(2.24)、3.874(2.26)、4.133(0.87)、6.155(2.27)、7.279(1.07)、7.295(1.75)、7.310(1.28)、7.541(0.92)、7.614(1.12)、7.625(1.20)、8.485(0.63)、9.398(0.59)。
実施例431
tert−ブチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(1H)−カルボキシレート
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、245μmol)、tert−ブチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(1H)−カルボキシレート(86.6mg、269μmol)、ナトリウムフェノレート(31.2mg、269μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.72mg、7.34μmol)、Xantphos(7.76mg、14.7μmol)を1,4−ジオキサン(1.2mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配20%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)により、次に分取HPLC(方法19)によって精製して、所望の生成物78.2mg(純度100%、収率60%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.26分;MS(ESIpos):m/z=531[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.292(1.18)、0.413(1.29)、0.429(1.30)、1.183(0.53)、1.230(0.41)、1.453(12.33)、1.468(16.00)、2.007(10.49)、3.837(0.96)、4.326(0.94)、4.352(0.78)、4.738(1.20)、4.766(1.41)、7.257(1.19)、7.275(2.30)、7.292(1.22)、7.634(0.11)、7.735(1.10)、8.513(0.18)、9.557(0.19)。
実施例432
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−{5−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(84.4mg、345μmol)、5−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(90.0mg、379μmol)及びナトリウムフェノレート(44.0mg、379μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL、15mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.47mg、10.3μmol)及びXantphos(12.0mg、20.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法4)により、さらにシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た(65.0mg、40%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.15分;MS(ESIpos):m/z=446[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.162(0.55)、1.176(1.11)、1.190(0.58)、1.989(2.08)、2.064(16.00)、2.290(1.51)、2.340(0.43)、3.694(5.68)、4.024(0.47)、4.038(0.47)、6.789(2.05)、6.963(1.22)、7.075(2.56)、7.187(1.09)、7.634(2.52)、7.650(2.84)、7.714(1.13)、7.822(2.59)、7.838(1.86)、7.853(1.55)、7.931(1.01)、9.639(1.13)。
実施例433
tert−ブチル2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−2,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−カルボキシレート
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、245μmol)、tert−ブチル2−(6−クロロピリミジン−4−イル)−2,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−カルボキシレート(86.6mg、269μmol)、ナトリウムフェノレート(31.2mg、269μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.72mg、7.34μmol)、Xantphos(7.76mg、14.7μmol)を1,4−ジオキサン(1.2mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配20%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)により、次に分取HPLC(方法19)によって精製して、所望の生成物80.2mg(純度100%、収率62%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.24分;MS(ESIpos):m/z=531[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.009(0.72)、0.290(1.47)、0.411(1.63)、0.426(1.65)、1.159(0.52)、1.173(0.99)、1.181(0.73)、1.187(0.75)、1.230(0.69)、1.448(16.00)、1.514(0.53)、1.987(0.91)、2.011(6.91)、2.015(6.96)、3.835(1.42)、4.370(1.42)、4.393(1.70)、7.259(1.44)、7.276(2.81)、7.294(1.50)、7.740(1.27)、8.377(1.64)、8.396(1.30)、8.501(0.22)、9.546(0.24)。
実施例434
N−[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、純度100%、419μmol)及び5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(94.6mg、461μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.5mg、12.6μmol)及びXantPhos(14.5mg、25.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(53.5mg、461μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(92mg、収率53%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.10分;MS(ESIpos):m/z=408[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.847(8.63)、2.194(10.48)、3.687(11.28)、3.703(16.00)、7.355(1.03)、7.361(1.77)、7.365(0.71)、7.374(0.92)、7.379(3.13)、7.383(0.83)、7.392(0.75)、7.397(1.85)、7.512(1.70)、7.516(0.72)、7.523(1.87)、7.529(1.49)、7.536(0.61)、7.540(1.30)、8.429(2.21)、9.366(1.70)。
実施例435
4−(3−{[6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、純度100%、419μmol)及び4−(3−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(97.8mg、461μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.5mg、12.6μmol)及びXantPhos(14.5mg、25.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(53.5mg、461μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(108mg、収率55%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.02分;MS(ESIpos):m/z=415[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.41)、1.647(0.60)、1.882(7.84)、2.195(9.66)、2.212(0.48)、2.558(0.54)、3.703(16.00)、3.713(0.75)、3.735(10.38)、7.359(0.80)、7.370(0.53)、7.384(0.48)、7.394(0.48)、7.698(2.65)、7.702(0.94)、7.711(1.03)、7.715(2.90)、8.004(3.01)、8.008(0.97)、8.018(0.97)、8.021(2.67)、8.433(1.91)、8.434(1.90)、9.412(1.50)。
実施例436
4−(5−{[6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、純度100%、419μmol)及び4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(97.8mg、461μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.5mg、12.6μmol)及びXantPhos(14.5mg、25.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(53.5mg、461μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(78mg、収率43%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.05分;MS(ESIpos):m/z=415[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.40)、0.006(0.28)、1.526(0.23)、1.647(0.59)、2.068(16.00)、2.187(2.54)、3.691(9.61)、3.702(10.96)、7.371(0.39)、7.385(0.42)、7.395(0.45)、7.896(14.92)、7.914(0.37)、8.454(0.70)、9.444(1.66)。
実施例437
N−[3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、純度100%、419μmol)及び3−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(94.6mg、461μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.5mg、12.6μmol)及びXantPhos(14.5mg、25.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(53.5mg、461μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(67mg、収率38%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.09分;MS(ESIpos):m/z=408[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.42)、2.012(16.00)、2.183(2.57)、3.655(9.20)、3.700(10.51)、7.249(1.97)、7.253(0.76)、7.267(3.93)、7.284(2.05)、7.700(1.36)、7.711(1.66)、7.717(1.59)、7.728(1.20)、8.454(0.68)、9.393(1.60)。
実施例438
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(117mg、415μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(225mg、純度50%、457μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.6mL、19mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.4mg、12.5μmol)及びXantphos(14.4mg、24.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(53.0mg、457μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高攪拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、さらにフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:96%ジクロロメタン/4%酢酸エチルから66%ジクロロメタン/34%酢酸エチルから50%ジクロロメタン/50%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(62.7mg、31%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.34分;MS(ESIpos):m/z=491[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.53)、0.314(2.05)、0.323(2.09)、0.442(2.26)、0.458(2.30)、1.177(0.42)、1.191(0.52)、1.201(0.69)、1.207(0.67)、1.217(1.04)、1.226(0.75)、1.231(0.74)、1.242(0.49)、1.289(2.49)、1.303(4.64)、1.317(2.39)、1.991(0.54)、2.156(16.00)、2.368(1.64)、2.909(10.82)、3.867(1.47)、3.878(1.44)、4.230(0.81)、4.244(2.14)、4.258(2.12)、4.272(0.78)、7.754(0.60)、7.760(0.67)、7.772(1.27)、7.778(1.37)、7.789(0.75)、7.795(0.77)、7.991(0.73)、8.000(0.83)、8.008(0.76)、8.017(0.66)、8.592(2.63)、8.598(2.64)。
実施例439
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(101mg、415μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(225mg、純度50%、457μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.6mL、19mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.4mg、12.5μmol)及びXantphos(14.4mg、24.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(53.0mg、457μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高攪拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、さらにフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:96%ジクロロメタン/4%酢酸エチルから66%ジクロロメタン/34%酢酸エチルから55%ジクロロメタン/45%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(50.6mg、27%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.50分;MS(ESIpos):m/z=453[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.310(1.78)、0.319(1.78)、0.438(1.97)、0.454(1.95)、1.079(0.58)、1.093(1.17)、1.107(0.59)、1.163(1.91)、1.178(3.84)、1.192(2.15)、1.196(0.64)、1.202(0.59)、1.212(0.83)、1.221(0.54)、1.226(0.55)、1.991(7.07)、2.153(14.26)、2.199(1.13)、2.645(16.00)、3.378(0.58)、3.391(0.57)、3.571(1.75)、3.866(1.40)、3.877(1.35)、4.011(0.58)、4.026(1.66)、4.040(1.64)、4.054(0.55)、7.755(0.52)、7.761(0.57)、7.773(1.06)、7.779(1.10)、7.790(0.61)、7.796(0.60)、7.995(0.67)、8.003(0.75)、8.011(0.68)、8.020(0.57)、8.593(2.14)、8.599(2.08)。
実施例440
プロパン−2−イル[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
アルゴン雰囲気下に、シュレンク管に、テトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中のエチル[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(235mg、純度90%、443μmol)を入れた。チタンイソプロポキシレート(140μL、490μmol)及びエチルマグネシウムブロミド(1.6mL、1.0Mテトラヒドロフラン中溶液、1.6mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で2時間、環境温度で終夜攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で希釈した。生じた沈殿を濾去した。濾液を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、記載の副生成物85.0mg(39%)を、所望の生成物1−{[1−(6−{[4−エチル−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}シクロプロパノールとともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.31分;MS(ESIpos):m/z=492[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.006(0.48)、0.874(2.95)、0.889(6.35)、0.904(2.94)、1.091(0.55)、1.180(16.00)、1.192(15.88)、2.145(11.95)、2.289(0.74)、2.304(2.08)、2.319(2.01)、2.334(0.65)、2.571(12.11)、3.312(14.32)、3.435(6.49)、4.862(0.45)、4.875(1.13)、4.887(1.51)、4.900(1.11)、4.912(0.43)、7.329(1.88)、7.361(1.66)、7.379(3.55)、7.396(2.02)、7.503(2.05)、7.507(1.04)、7.514(2.33)、7.520(1.92)、7.531(1.57)、8.446(2.96)、9.335(1.91)。
実施例441
4−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)、4−[5−アミノ−4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(144mg、527μmol)及びナトリウムフェノレート(61.2mg、527μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL、26mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.71mg、6.23μmol)及びXantphos(8.32mg、14.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物を得た(33.1mg、16%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.32分;MS(ESIpos):m/z=445[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(2.40)、0.008(2.44)、0.326(0.76)、0.338(3.16)、0.352(3.42)、0.363(1.12)、0.458(0.95)、0.468(2.73)、0.472(2.70)、0.488(2.93)、0.504(0.66)、1.210(0.43)、1.223(0.72)、1.242(1.15)、1.261(0.69)、2.187(9.98)、2.328(0.82)、2.636(16.00)、2.670(0.92)、3.930(3.79)、3.948(3.79)、6.163(4.02)、7.952(4.51)、7.973(6.68)、8.086(5.99)、8.107(4.48)、8.489(2.27)、9.693(2.24)。
実施例442
エチル1−(6−{[4−クロロ−3−(4−シアノフェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(250mg、891μmol)、4−[5−アミノ−4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(267mg、980μmol)及びナトリウムフェノレート(114mg、980μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(4.2mL、49mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.6mg、11.6μmol)及びXantphos(15.5mg、26.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0,1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−4.25分=20%B、4.50分=30%B、19.00−22.50分=100%B、22.75−25.00分=20%B)によって精製して、所望の生成物を得た(62.5mg、13%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.42分;MS(ESIpos):m/z=517[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.71)、0.008(1.01)、0.330(0.78)、0.341(2.73)、0.355(2.76)、0.367(0.86)、0.461(0.95)、0.472(2.39)、0.475(2.21)、0.492(2.47)、0.507(0.53)、1.091(0.44)、1.227(0.72)、1.234(0.87)、1.246(1.04)、1.258(0.68)、1.265(0.74)、1.292(4.88)、1.298(1.49)、1.310(9.90)、1.316(2.18)、1.327(4.72)、1.334(0.98)、1.356(0.53)、2.388(7.78)、2.418(2.38)、2.920(16.00)、2.933(1.59)、2.950(2.27)、3.936(2.92)、3.953(2.79)、4.234(1.40)、4.252(4.20)、4.270(4.20)、4.287(1.41)、7.951(3.92)、7.956(1.68)、7.968(2.14)、7.973(5.53)、7.999(0.43)、8.002(0.42)、8.083(5.13)、8.087(1.90)、8.104(3.66)、8.570(1.54)、9.858(1.29)。
実施例443
4−(3−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(499mg、2.39mmol)及び4−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(600mg、2.63mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(19mL、220mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(65.6mg、71.7μmol)及びXantphos(83.0mg、143μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(305mg、2.63mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(カラム: SNAP Ultra 25g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル1:1)によって精製して、所望の生成物を得た(630mg、65%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.82分;MS(ESIpos):m/z=401[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.016(1.05)、2.159(4.70)、2.522(16.00)、3.292(2.94)、3.525(4.97)、3.548(5.33)、3.766(5.36)、6.115(1.41)、7.183(1.50)、7.752(2.91)、7.983(3.21)、8.435(1.57)、9.403(1.42)。
実施例444
4−(5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(83.1mg、398μmol)及び4−(5−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(100mg、438μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.8mL、33mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.74mg、5.18μmol)及びXantphos(6.91mg、11.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(50.9mg、438μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物を得た(43.0mg、27%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.01分;MS(ESIpos):m/z=401[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.62)、0.008(0.68)、2.178(3.94)、2.637(9.70)、3.652(8.39)、3.729(16.00)、6.157(2.40)、7.870(2.84)、7.891(3.85)、8.033(3.50)、8.055(2.73)、8.498(1.40)、9.516(1.65)。
実施例445
4−[4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−5−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(100mg、409μmol)、4−[5−アミノ−4−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(123mg、450μmol)及びナトリウムフェノレート(52.2mg、450μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.9mL、22mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.87mg、5.31μmol)及びXantphos(7.10mg、12.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(34.7mg、18%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.55分;MS(ESIpos):m/z=481[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.95)、−0.007(9.69)、0.146(0.97)、0.325(1.72)、0.337(7.15)、0.350(7.92)、0.362(2.38)、0.458(2.10)、0.468(6.41)、0.471(6.23)、0.488(6.92)、0.503(1.46)、1.210(0.90)、1.222(1.74)、1.230(1.74)、1.241(2.64)、1.253(1.59)、1.260(1.62)、2.073(0.95)、2.298(16.00)、2.328(1.36)、2.670(1.00)、2.708(1.10)、3.939(7.33)、3.957(7.23)、5.754(1.97)、6.804(9.15)、7.679(3.23)、7.815(6.62)、7.954(10.97)、7.976(14.00)、8.087(11.85)、8.108(8.77)、8.528(3.46)、9.875(2.79)。
実施例446
エチル1−(6−{[3−(4−シアノフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(215mg、766μmol)及び4−(5−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(192mg、842μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(6.8mL、80mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.12mg、9.96μmol)及びXantphos(13.3mg、23.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(97.8mg、842μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をアセトニトリルから再結晶させて、所望の生成物を得た(167mg、46%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.11分;MS(ESIpos):m/z=473[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.290(3.15)、1.308(6.39)、1.325(3.21)、2.378(3.97)、2.919(11.28)、3.633(0.43)、3.657(8.77)、3.728(16.00)、4.231(0.99)、4.249(2.89)、4.267(2.86)、4.284(0.96)、7.870(3.05)、7.891(3.80)、8.029(3.92)、8.050(3.00)、8.575(1.21)、9.684(1.29)。
実施例447
エチル1−(6−{[4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(200mg、886μmol)及びナトリウムフェノレート(103mg、886μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(239mg、純度90%、806μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.59mg、10.5μmol)及びXantPhos(14.0mg、24.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら90℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(124mg、収率30%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.10分;MS(ESIpos):m/z=456[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.90)、0.008(1.07)、1.157(0.44)、1.175(0.90)、1.198(4.38)、1.215(9.45)、1.226(0.72)、1.233(4.65)、1.292(0.45)、1.310(0.94)、1.328(0.45)、1.398(4.08)、1.989(1.59)、2.278(12.99)、2.685(1.10)、3.740(0.45)、3.776(16.00)、4.243(1.35)、4.260(4.35)、4.278(4.33)、4.296(1.37)、4.305(0.49)、4.322(0.42)、6.761(4.57)、7.155(3.16)、7.157(3.26)、7.410(1.98)、7.415(0.74)、7.432(4.32)、7.449(0.81)、7.454(2.41)、7.634(2.41)、7.639(1.07)、7.647(2.64)、7.656(2.31)、7.664(0.88)、7.669(2.01)、8.443(2.84)、9.769(2.35)。
実施例448
エチル4−クロロ−1−(6−{[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(200mg、886μmol)及びナトリウムフェノレート(103mg、886μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。エチル4−クロロ−1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(324mg、純度75%、806μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.59mg、10.5μmol)及びXantPhos(14.0mg、24.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(154mg、収率33%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.35分;MS(ESIpos):m/z=490[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.29)、0.008(1.55)、1.157(1.51)、1.175(3.02)、1.193(1.53)、1.237(7.34)、1.245(1.40)、1.255(15.51)、1.272(7.41)、1.304(0.50)、1.321(0.86)、1.338(0.51)、1.398(13.21)、1.989(5.51)、2.287(10.21)、2.329(0.43)、2.671(0.41)、2.675(0.44)、2.687(3.42)、3.738(16.00)、3.779(1.22)、4.003(0.43)、4.021(1.30)、4.039(1.29)、4.056(0.43)、4.336(2.40)、4.342(0.73)、4.354(7.54)、4.371(7.47)、4.389(2.37)、7.303(3.64)、7.325(7.42)、7.347(3.94)、7.433(0.41)、7.873(0.93)、7.881(3.00)、7.886(2.11)、7.895(3.79)、7.903(3.38)、7.912(1.48)、7.917(2.74)、8.479(2.28)、9.965(2.57)。
実施例449
エチル1−(6−{[4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(200mg、886μmol)及びナトリウムフェノレート(103mg、886μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.9mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(226mg、806μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.59mg、10.5μmol)及びXantPhos(14.0mg、24.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をシリカゲルに負荷し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(185mg、収率49%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.33分;MS(ESIpos):m/z=470[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.80)、0.008(0.53)、1.158(0.62)、1.175(1.23)、1.193(0.63)、1.293(4.71)、1.311(9.76)、1.328(4.65)、1.398(0.91)、1.989(2.04)、2.390(7.85)、2.471(0.70)、2.899(1.16)、2.919(16.00)、3.734(11.85)、3.772(0.86)、4.021(0.48)、4.039(0.47)、4.235(1.40)、4.253(4.11)、4.271(4.01)、4.288(1.24)、7.302(2.49)、7.307(1.00)、7.319(1.23)、7.324(4.66)、7.341(0.93)、7.346(2.47)、7.878(2.22)、7.883(1.13)、7.891(2.46)、7.900(2.36)、7.908(0.98)、7.914(2.00)、8.580(1.65)、9.863(2.55)。
実施例450
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
N′−アセチル−1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボノヒドラジド(250mg、469μmol)のテトラヒドロフラン(10mL、120mmol)中溶液をバージェス試薬(223mg、937μmol)で処理し、週末にわたり環境温度で攪拌した。混合物を分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物168mg(69%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=516[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.296(0.62)、0.309(2.92)、0.322(3.24)、0.334(0.94)、0.439(0.85)、0.450(2.39)、0.453(2.37)、0.470(2.58)、0.485(0.68)、1.189(0.62)、1.196(0.60)、1.208(0.91)、1.220(0.58)、1.227(0.61)、2.571(13.24)、2.976(13.06)、3.693(16.00)、3.782(2.06)、3.799(2.05)、7.248(1.93)、7.270(3.86)、7.292(2.07)、7.886(1.75)、7.900(2.16)、7.907(2.11)、7.921(1.68)、8.578(0.83)、9.614(0.55)。
実施例451
4−(4−{[6−(4−アセチル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、1−[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン(250mg、997μmol)及び4−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル(274mg、純度85%、1.10mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(4.0mL、47mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(27.4mg、29.9μmol)及びXantphos(34.6mg、59.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(127mg、1.10mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を塩酸で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。残った残留物をアセトニトリルに懸濁させ、生じた沈殿を濾過によって回収し、洗浄し、乾燥させて、所望の生成物200mgを得た。濾液を濃縮し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物50mgをさらに得た(合計収率:250mg、60%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.62分;MS(ESIpos):m/z=427[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.007(1.11)、2.114(16.00)、2.293(14.46)、2.307(1.33)、2.328(0.43)、2.367(0.61)、2.462(7.23)、2.866(5.87)、7.806(2.10)、7.827(2.68)、7.979(3.88)、8.001(3.14)、9.133(0.93)。
実施例452
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[(3−フルオロアゼチジン−1−イル)メチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(180mg、404μmol)及び3−フルオロアゼチジン塩酸塩(1:1)(58.6mg、525μmol)のテトラヒドロフラン(3.5mL、43mmol)中溶液を酢酸(46μL、810μmol)で処理し、環境温度で1時間攪拌した。次に、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(137mg、646μmol)を加え、混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し(3mL)、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物80.0mg(37%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.44分;MS(ESIneg):m/z=503[M−H]−。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.008(0.65)、0.290(2.81)、0.302(2.79)、0.420(2.86)、0.440(2.79)、1.164(0.50)、1.175(0.81)、1.183(0.86)、1.195(1.15)、1.212(0.67)、1.975(1.02)、2.005(14.84)、2.180(3.15)、2.524(1.08)、2.637(16.00)、3.005(0.82)、3.028(1.01)、3.040(0.88)、3.065(0.87)、3.082(1.01)、3.437(5.46)、3.470(1.74)、3.485(1.29)、3.507(0.80)、3.823(2.60)、3.840(2.39)、5.026(0.55)、5.039(0.74)、5.052(0.50)、5.170(0.54)、5.183(0.74)、5.196(0.49)、7.251(2.54)、7.273(4.83)、7.296(2.50)、7.713(1.85)、7.727(2.30)、7.748(1.49)、8.138(1.60)、8.457(0.73)、9.363(0.77)。
実施例453
エチル1−(6−{[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(301mg、1.07mmol)、1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン(285mg、純度85%、1.18mmol)及びナトリウムフェノレート(137mg、1.18mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(5.2mL、61mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.8mg、13.9μmol)及びXantphos(18.6mg、32.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶媒:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)によって精製して、所望の生成物を得た(150mg、31%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.09分;MS(ESIpos):m/z=450[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.091(0.61)、1.285(2.43)、1.303(4.80)、1.320(2.48)、2.082(16.00)、2.175(11.93)、2.368(1.46)、2.885(7.23)、4.224(0.76)、4.242(2.13)、4.259(2.10)、4.277(0.78)、7.333(1.46)、7.355(3.23)、7.377(1.87)、7.590(1.59)、9.054(0.58)。
実施例454
エチル1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(368mg、1.31mmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(400mg、1.44mmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(5.0mL、58mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(36.0mg、39.3μmol)及びXantphos(45.5mg、78.7μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(167mg、1.44mmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を環境温度で終夜放置し、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって、さらにフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:92%ジクロロメタン/8%酢酸エチルから34%ジクロロメタン/66%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(364mg、53%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.37分;MS(ESIpos):m/z=522[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.308(2.61)、0.319(2.85)、0.435(2.67)、0.455(2.84)、1.176(0.83)、1.183(0.41)、1.194(0.95)、1.203(0.73)、1.215(1.13)、1.227(0.70)、1.233(0.73)、1.288(3.54)、1.305(7.16)、1.323(3.62)、1.990(1.12)、2.052(16.00)、2.373(2.15)、2.913(13.30)、3.315(12.00)、3.859(2.27)、3.876(2.23)、4.228(1.09)、4.246(3.21)、4.264(3.19)、4.281(1.10)、6.938(1.62)、7.078(3.47)、7.218(1.46)、7.637(3.29)、7.657(4.07)、7.844(3.04)、7.864(2.59)、8.540(0.50)。
実施例455
N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、248μmol)、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(75.3mg、272μmol)、(31.6mg、272μmol)、(6.80mg、7.43μmol)、(7.85mg、14.9μmol)を1,4−ジオキサン(1.2mL)に溶かした。反応混合物を90℃で30分間加熱した。冷却した反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配18%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物72.8mg(純度100%、収率61%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.84分;MS(ESIpos):m/z=483[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、クロロホルム−d)δ[ppm]:0.330(0.68)、0.340(2.77)、0.351(2.74)、0.361(0.73)、0.555(0.77)、0.564(2.30)、0.566(2.26)、0.570(1.05)、0.580(2.37)、0.582(2.16)、0.592(0.59)、1.255(0.46)、1.264(0.63)、1.271(0.58)、1.274(0.47)、1.280(0.94)、1.290(0.57)、1.294(0.55)、2.110(16.00)、2.309(7.02)、2.311(6.83)、2.604(15.69)、2.804(8.27)、2.806(7.96)、3.946(3.39)、3.960(3.31)、6.599(0.64)、6.849(0.54)、7.224(2.11)、7.240(2.24)、7.951(1.75)、7.956(1.73)、7.967(1.66)、7.972(1.64)、8.572(4.18)、8.574(4.15)、8.850(2.31)、8.854(2.22)。
実施例456
1−[1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−3−メチルブタン−1−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[5−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(32.0mg、71.2μmol)をテトラヒドロフラン(0.7mL)に溶かし、溶液を冷却して0℃とした。チタンイソプロポキシド(46μL、160μmol)を加え、次にイソブチルマグネシウムクロリドの溶液(250μL、2.0Mテトラヒドロフラン中溶液、500μmol)を加えた。反応混合物を0℃で3時間、環境温度で終夜攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;200×40mm、10μM、流量100mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、所望の化合物を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.42分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.25)、−0.008(2.29)、0.008(2.00)、0.146(0.27)、0.875(8.29)、0.888(10.54)、0.891(10.59)、0.904(9.12)、1.235(0.54)、1.364(0.54)、1.381(1.06)、1.397(1.28)、1.413(1.26)、1.430(0.74)、1.540(0.56)、1.557(1.00)、1.573(1.22)、1.590(1.00)、1.606(0.54)、1.623(0.25)、1.644(0.86)、1.664(1.04)、1.678(0.96)、1.697(0.79)、1.713(0.54)、1.816(0.40)、1.849(15.01)、1.967(0.33)、1.985(0.35)、2.073(0.33)、2.142(0.28)、2.233(15.48)、2.262(0.46)、2.328(0.47)、2.366(0.49)、2.389(0.24)、2.614(16.00)、2.670(0.44)、2.710(0.44)、3.472(4.07)、4.610(1.18)、4.630(1.61)、4.646(1.13)、7.356(3.73)、7.379(5.20)、7.401(3.13)、7.508(3.01)、7.514(1.44)、7.522(3.37)、7.530(2.69)、7.544(2.18)、8.441(4.03)、9.371(3.08)。
実施例457
N−(4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(109mg、527μmol)及びナトリウムフェノレート(83.5mg、719μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、479μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.71mg、6.23μmol)及びXantPhos(8.32mg、14.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら80℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、ジメチルスルホキシドで希釈し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(15mg、収率8%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=380[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(1.38)、0.008(1.29)、1.646(0.50)、2.189(10.90)、2.328(0.17)、2.524(0.66)、2.638(15.99)、2.665(0.23)、2.670(0.24)、2.710(0.16)、3.734(16.00)、6.162(3.96)、7.101(0.20)、7.169(0.16)、7.368(0.42)、7.384(1.09)、7.402(2.45)、7.421(1.75)、7.466(3.19)、7.486(4.98)、7.504(2.18)、7.857(4.04)、7.875(3.86)、7.878(2.88)、8.502(2.69)、9.680(4.25)。
実施例458
2−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(52.0mg、106μmol)のテトラヒドロフラン(2.0mL、25mmol)中溶液を0℃で、クロロ(メチル)マグネシウム(120μL、3.0M、370μmol)で処理し、環境温度で終夜攪拌した。完全な変換は全く認められなかった。従って、追加のクロロ(メチル)マグネシウム(120μL、3.0M、370μmol)を0℃で加え、混合物を環境温度で3時間攪拌した。混合物を酒石酸カリウムナトリウム溶液及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)を用いて精製して、所望の生成物30.2mg(60%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.00分;MS(ESIpos):m/z=477[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.006(1.44)、0.007(0.80)、0.307(2.23)、0.317(2.31)、0.436(2.29)、0.452(2.35)、1.023(0.45)、1.036(0.45)、1.195(0.68)、1.200(0.64)、1.209(0.99)、1.219(0.58)、1.224(0.60)、1.461(13.86)、1.491(0.54)、1.969(0.43)、2.146(16.00)、2.264(1.88)、2.725(0.70)、2.740(14.95)、3.856(1.79)、3.869(1.77)、4.839(0.47)、4.852(3.15)、7.751(0.66)、7.757(0.74)、7.769(1.40)、7.775(1.48)、7.786(0.78)、7.792(0.82)、7.985(0.95)、7.994(1.01)、8.003(0.93)、8.012(0.82)、8.463(0.54)、8.590(2.76)、8.595(2.76)、9.381(0.62)。
実施例459
(±)−4−{3−[(6−{4−[シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−イル)アミノ]−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}ベンゾニトリル(ラセミ体)
アルゴン雰囲気下に、4−(3−{[6−(4−ホルミル−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(19.0mg、44.3μmol)のテトラヒドロフラン(1.0mL、12mmol)中溶液を、0℃でブロモ(シクロプロピル)マグネシウム(440μL、0.50Mテトラヒドロフラン中溶液、220μmol)で処理した。得られた混合物を環境温度で1時間攪拌した。混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物9.8mg(47%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.89分;MS(ESIpos):m/z=471[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.128(0.60)、0.139(0.68)、0.146(0.49)、0.338(0.44)、0.347(0.61)、0.354(0.89)、0.364(0.78)、0.369(1.06)、0.374(0.74)、0.384(0.57)、0.499(0.57)、0.504(0.52)、0.507(0.45)、0.515(0.44)、1.191(0.63)、1.197(0.41)、1.201(0.41)、1.207(0.62)、2.247(0.95)、2.258(9.62)、2.617(10.75)、2.627(0.73)、2.662(0.41)、3.564(16.00)、3.784(12.22)、3.953(0.88)、3.960(0.88)、3.969(0.86)、3.975(0.82)、4.947(2.16)、4.953(2.12)、5.753(1.93)、7.185(3.07)、7.186(3.02)、7.773(3.25)、7.777(1.22)、7.787(1.36)、7.790(3.67)、8.004(3.82)、8.007(1.30)、8.017(1.25)、8.021(3.24)、8.449(2.33)、8.450(2.30)、9.411(1.19)。
実施例460
(±)−シクロプロピル{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}メタノール(ラセミ体)
1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(165mg、346μmol)のテトラヒドロフラン(7.8mL、96mmol)中溶液を0℃で、ブロモ(シクロプロピル)マグネシウム(3.5mL、0.50Mテトラヒドロフラン中溶液、1.7mmol)で処理した。混合物を環境温度で1時間攪拌した。混合物を飽和酒石酸カリウムナトリウム溶液及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶媒:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物139mg(78%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.10分;MS(ESIpos):m/z=520[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.118(0.50)、0.127(0.70)、0.137(0.78)、0.145(0.58)、0.308(2.08)、0.317(2.28)、0.327(0.98)、0.335(0.76)、0.345(0.78)、0.353(0.96)、0.368(1.15)、0.375(0.95)、0.384(0.79)、0.393(0.55)、0.436(2.15)、0.452(2.18)、0.489(0.48)、0.499(0.75)、0.505(0.71)、0.515(0.61)、1.035(0.54)、1.048(0.55)、1.190(0.93)、1.199(1.11)、1.205(1.16)、1.215(1.28)、1.224(0.68)、1.230(0.66)、2.053(13.14)、2.257(1.65)、2.633(16.00)、3.860(1.66)、3.873(1.61)、3.965(0.76)、3.976(0.75)、4.969(1.35)、4.974(1.34)、5.754(2.74)、6.966(1.27)、7.078(2.78)、7.190(1.14)、7.641(2.59)、7.657(3.05)、7.851(2.18)、7.867(1.91)、8.466(0.48)、9.382(0.48)。
実施例461
N−[5−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(75.0mg、314μmol)及び5−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(71.3mg、346μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL、14mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.63mg、9.43μmol)及びXantphos(10.9mg、18.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(40.1mg、346μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を終夜放置し、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。残った残留物をテトラヒドロフラン/水/ジメチルスルホキシドの混合物に懸濁させて、生じた沈殿を濾過によって回収し、テトラヒドロフランで洗浄し、乾燥させて、所望の生成物72.1mg(52%)を得た、
LC−MS(方法10):Rt=1.79分;MS(ESIpos):m/z=409[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、クロロホルム−d)δ[ppm]:−0.007(0.55)、2.224(6.27)、2.309(11.70)、3.782(16.00)、3.977(11.28)、7.444(0.70)、7.453(0.72)、7.462(0.95)、7.470(0.96)、7.554(0.64)、7.559(0.67)、7.570(0.82)、7.575(0.84)、7.587(0.49)、7.593(0.49)、8.414(1.30)、8.425(2.30)、8.626(1.65)、8.631(1.63)。
実施例462
4−(4−メトキシ−5−{[6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、純度100%、419μmol)及び4−(5−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(105mg、純度100%、461μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.5mg、12.6μmol)及びXantPhos(14.5mg、25.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(53.5mg、461μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(55mg、収率30%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.96分;MS(ESIpos):m/z=431[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.343(0.19)、1.530(0.30)、1.647(0.52)、2.188(2.14)、2.213(0.46)、3.650(5.99)、3.703(9.16)、3.714(0.78)、3.725(16.00)、7.372(0.34)、7.385(0.35)、7.395(0.38)、7.871(2.63)、7.875(0.97)、7.885(1.16)、7.889(3.12)、8.034(2.80)、8.038(0.98)、8.051(2.15)、8.481(0.86)、9.501(0.76)。
実施例463
N−[1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(90.0mg、純度100%、377μmol)及び1−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン(100mg、純度85%、415μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.4mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.4mg、11.3μmol)及びXantPhos(13.1mg、22.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(48.2mg、415μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(13.5mg、収率9%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.91分;MS(ESIpos):m/z=408[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.544(0.57)、2.072(16.00)、2.159(1.40)、2.174(8.65)、2.520(0.32)、3.692(4.70)、7.339(1.20)、7.357(2.44)、7.374(1.45)、7.591(1.03)、8.381(0.35)、8.844(1.80)。
実施例464
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−{[6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、419μmol)及び4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(116mg、461μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.5mg、12.6μmol)及びXantPhos(14.5mg、25.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(53.5mg、461μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、濾過し、分取HPLC(方法4)によって、さらにカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から30/70)によって精製して、凍結乾燥後に所望の生成物を得た(85mg、収率44%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.45分;MS(ESIpos):m/z=455[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.81)、0.006(0.48)、0.305(2.08)、0.315(2.15)、0.433(2.21)、0.449(2.25)、1.162(0.40)、1.176(0.96)、1.181(0.36)、1.191(0.97)、1.197(0.62)、1.207(0.95)、1.216(0.57)、1.221(0.57)、1.231(0.32)、1.236(0.22)、1.397(6.06)、1.990(1.35)、2.061(16.00)、2.075(0.89)、2.181(1.89)、3.699(8.28)、3.861(1.79)、3.875(1.71)、4.024(0.32)、4.038(0.31)、7.888(1.33)、7.892(1.01)、7.905(7.63)、7.912(4.86)、7.929(0.95)、8.443(0.48)、9.411(0.47)。
実施例465
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(108mg、441μmol)及び3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、485μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.7mL、20mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.1mg、13.2μmol)及びXantphos(15.3mg、26.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(56.3mg、485μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を環境温度で終夜放置した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法3)により、さらにフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:88%ジクロロメタン/12%酢酸エチルから100%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(51.1mg、28%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=415[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.162(0.44)、1.176(0.90)、1.191(0.46)、1.990(1.64)、2.166(16.00)、2.281(1.04)、3.701(3.94)、6.784(1.57)、7.710(1.06)、7.753(0.41)、7.759(0.45)、7.771(0.85)、7.777(0.87)、7.789(0.50)、7.794(0.49)、7.819(2.12)、7.927(0.95)、7.978(0.55)、7.986(0.62)、7.994(0.56)、8.003(0.47)、8.590(1.74)、8.596(1.68)、9.617(0.60)。
実施例466
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下に、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(500mg、純度100%、1.97mmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(532mg、2.17mmol)を1,4−ジオキサン(6.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(54.2mg、59.1μmol)及びXantPhos(68.4mg、118μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(252mg、2.17mmol)を加え、反応混合物を、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄した。有機相抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 25g、シクロヘキサン/酢酸エチル90/10から0/100)によって精製して、所望の生成物(62mg、収率7%)及び若干低純度の生成物分画(281mg、純度95%、収率29%)を得た。
LC−MS(方法11):Rt=1.51分;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.82)、0.006(0.48)、0.296(2.21)、0.305(2.24)、0.430(2.48)、0.446(2.55)、1.161(0.54)、1.175(1.15)、1.181(0.75)、1.189(1.02)、1.196(1.05)、1.211(0.68)、1.221(0.37)、1.237(0.24)、1.398(10.29)、1.988(1.73)、2.011(16.00)、2.119(0.34)、2.368(0.51)、2.636(0.27)、2.993(5.30)、3.029(0.27)、3.089(0.27)、3.568(5.03)、3.838(1.60)、4.023(0.37)、4.037(0.37)、7.257(2.31)、7.274(4.69)、7.292(2.62)、7.727(1.83)、8.574(0.27)、9.619(0.20)。
実施例467
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(92.0mg、441μmol)及び3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、485μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.7mL、20mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.1mg、13.2μmol)及びXantphos(15.3mg、26.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(56.3mg、485μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を環境温度で終夜放置した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法7)及びさらにフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た(35.4mg、21%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.91分;MS(ESIpos):m/z=379[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.078(0.76)、1.092(1.53)、1.106(0.76)、2.163(16.00)、2.228(0.75)、2.630(11.81)、2.662(0.53)、3.377(0.77)、3.391(0.76)、3.694(7.29)、6.141(2.18)、7.749(0.52)、7.755(0.57)、7.767(1.11)、7.773(1.16)、7.785(0.63)、7.791(0.63)、7.974(0.82)、7.983(0.87)、7.992(0.76)、8.001(0.69)、8.471(0.55)、8.587(2.14)、8.592(2.11)、9.427(1.90)。
実施例468
N−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(75.0mg、314μmol)及び3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(71.3mg、346μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL、14mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.63mg、9.43μmol)及びXantphos(10.9mg、18.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(40.1mg、346μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を終夜放置した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法7)及びさらにフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:88%ジクロロメタン/12%酢酸エチルから100%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(18.7mg、15%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.91分;MS(ESIpos):m/z=409[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.079(1.92)、1.093(3.88)、1.107(1.92)、2.161(16.00)、2.177(2.10)、3.363(0.67)、3.377(1.91)、3.391(1.88)、3.405(0.62)、3.692(8.83)、3.699(9.77)、7.749(0.55)、7.755(0.61)、7.766(1.18)、7.772(1.25)、7.784(0.69)、7.790(0.70)、7.975(0.84)、7.984(0.91)、7.992(0.81)、8.001(0.73)、8.456(0.57)、8.586(2.25)、8.592(2.25)、9.415(1.91)。
実施例469
N−[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(120mg、467μmol)、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(142mg、513μmol)及びナトリウムフェノレート(59.6mg、513μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.8mg、14.0μmol)及びXantPhos(16.2mg、28.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、懸濁液を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過した。濾液を濃縮し、残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(84mg、収率36%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.55分;MS(ESIpos):m/z=498[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.49)、0.007(1.00)、2.321(6.57)、2.324(6.32)、2.748(6.75)、2.751(6.47)、3.729(16.00)、6.651(1.28)、6.798(2.49)、6.945(1.06)、7.378(1.06)、7.387(2.33)、7.391(0.84)、7.400(0.96)、7.404(4.39)、7.409(0.84)、7.418(0.78)、7.422(2.37)、7.589(2.33)、7.593(0.96)、7.599(2.52)、7.606(2.18)、7.613(0.84)、7.617(1.93)、8.551(2.65)、9.746(1.21)。
実施例470
N−[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、389μmol)、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(102mg、428μmol)及びナトリウムフェノレート(49.6mg、428μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.7mg、11.7μmol)及びXantPhos(13.5mg、23.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、懸濁液を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過した。濾液を濃縮し、残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(75mg、収率40%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.39分;MS(ESIpos):m/z=460[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.06)、0.006(0.63)、2.205(10.36)、3.707(16.00)、3.727(10.73)、6.643(0.88)、6.790(1.71)、6.938(0.73)、7.310(1.39)、7.385(1.41)、7.389(0.53)、7.403(2.95)、7.407(0.63)、7.416(0.55)、7.421(1.59)、7.587(1.61)、7.591(0.71)、7.597(1.76)、7.604(1.49)、7.611(0.63)、7.615(1.31)、8.440(2.32)、8.442(2.22)、9.470(1.94)。
実施例471
1−(6−{[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
マイクロ波バイアルに、4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(100mg、389μmol)、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(99.9mg、428μmol)及びナトリウムフェノレート(49.6mg、428μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.7mg、11.7μmol)及びXantPhos(13.5mg、23.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、懸濁液を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過した。濾液を濃縮し、残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(36mg、収率20%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.39分;MS(ESIpos):m/z=455[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.40)、0.007(0.93)、2.349(14.87)、2.793(16.00)、3.730(14.77)、6.646(1.20)、6.794(2.33)、6.941(1.00)、7.387(2.26)、7.391(1.23)、7.400(1.53)、7.404(4.46)、7.409(0.96)、7.418(0.80)、7.422(2.30)、7.587(2.20)、7.592(0.93)、7.598(2.40)、7.605(2.10)、7.612(0.83)、7.616(1.83)、8.549(2.43)、9.766(1.06)。
実施例472
4−(1,4−ジメチル−5−{[6−(3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−2H−インダゾール−2−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル
4−{5−[(6−ヒドラジニルピリミジン−4−イル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル}ベンゾニトリル(90.0mg、281μmol)のメタノール(3.0mL、74mmol)中溶液を、メチル2−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(41μL、280μmol)で処理し、80℃で4時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物33.0mg(28%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.68分;MS(ESIpos):m/z=427[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.98)、0.007(0.81)、1.635(1.21)、1.645(1.30)、1.694(1.30)、1.704(1.25)、2.059(12.99)、2.073(0.66)、2.078(0.65)、2.130(1.44)、2.455(1.17)、2.466(2.10)、2.477(1.22)、3.666(0.43)、3.687(8.59)、7.870(0.78)、7.888(16.00)、7.900(1.16)、8.433(0.91)、9.495(2.25)、11.428(1.72)。
実施例473
N−{3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(80.0mg、336μmol)及び4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(102mg、369μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.22mg、10.1μmol)、XantPhos(11.7mg、20.1μmol)及びナトリウムフェノレート(42.9mg、369μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(64mg、収率37%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.47分;MS(ESIpos):m/z=479[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.567(0.33)、1.915(0.61)、2.088(16.00)、2.315(2.25)、2.744(0.62)、2.747(0.66)、2.762(6.37)、3.718(6.95)、3.758(1.12)、6.894(1.28)、7.004(2.83)、7.064(0.20)、7.115(1.11)、7.346(0.59)、7.378(0.67)、7.457(0.22)、7.463(0.84)、7.466(0.82)、7.471(0.34)、7.478(0.51)、7.767(1.91)、7.783(2.18)、7.793(0.47)、7.796(0.49)、7.807(0.37)、7.812(0.42)、7.818(0.44)、8.255(0.98)、8.259(0.98)、8.272(0.92)、8.275(0.91)、8.551(0.41)、8.563(0.46)、9.003(1.81)、9.687(0.58)。
実施例474
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(80.0mg、336μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(89.8mg、369μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.22mg、10.1μmol)、XantPhos(11.7mg、20.1μmol)及びナトリウムフェノレート(42.9mg、369μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(18.6mg、収率12%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.44分;MS(ESIpos):m/z=445[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.49)、0.007(0.30)、2.081(16.00)、2.221(2.13)、2.363(0.19)、2.651(15.28)、3.708(7.33)、3.757(0.15)、6.893(1.14)、7.003(2.51)、7.113(0.99)、7.345(0.23)、7.377(0.27)、7.463(0.30)、7.465(0.30)、7.477(0.19)、7.765(1.67)、7.781(1.82)、7.796(0.19)、7.811(0.19)、7.816(0.19)、8.254(0.84)、8.271(0.80)、8.512(0.53)、9.001(1.56)、9.576(0.68)。
実施例475
N−{1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、205μmol)、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(55.0mg、225μmol)、ナトリウムフェノレート(26.1mg、225μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.62mg、6.14μmol)、Xantphos(6.49mg、12.3μmol)を1,4−ジオキサン(980μL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 25g)によって精製して、所望の生成物63.5mg(純度100%、収率62%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.33分;MS(ESIpos):m/z=502[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.300(2.78)、0.423(3.08)、0.439(3.10)、1.193(1.40)、2.017(16.00)、2.282(1.58)、2.700(0.55)、3.838(2.05)、6.781(2.11)、7.130(2.76)、7.247(4.44)、7.264(4.66)、7.278(5.92)、7.426(2.64)、7.709(1.87)、7.744(1.97)、7.817(3.69)、7.926(1.52)、8.487(0.37)、9.521(0.26)。
実施例476
N−{1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、205μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(46.9mg、225μmol)、ナトリウムフェノレート(26.1mg、225μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.62mg、6.14μmol)、Xantphos(6.49mg、12.3μmol)を1,4−ジオキサン(980μL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 25g)によって精製して、所望の生成物60.0mg(純度100%、収率63%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=466[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.296(2.41)、0.305(2.48)、0.425(2.54)、0.441(2.60)、1.183(0.71)、1.189(0.71)、1.199(1.11)、1.208(0.65)、1.214(0.66)、2.016(16.00)、2.169(2.29)、2.630(15.40)、3.833(2.08)、3.846(2.02)、6.140(2.47)、7.130(2.15)、7.246(4.35)、7.264(4.54)、7.278(4.53)、7.427(2.04)、7.742(2.52)、7.759(2.35)、8.464(0.55)、9.370(0.53)。
実施例477
1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、205μmol)、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(52.6mg、225μmol)、ナトリウムフェノレート(26.1mg、225μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.62mg、6.14μmol)、Xantphos(6.49mg、12.3μmol)を1,4−ジオキサン(980μL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 25g)によって精製し、次に分取TLC(シクロヘキサン:酢酸エチル7:3)によって精製して、所望の生成物38.4mg(純度100%、収率38%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.24分;MS(ESIpos):m/z=491[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(10.09)、0.006(6.62)、0.298(2.05)、0.422(2.31)、0.438(2.33)、1.188(1.01)、2.010(15.46)、2.328(1.18)、2.404(1.08)、2.795(16.00)、2.870(0.99)、3.833(1.56)、7.129(2.26)、7.244(3.72)、7.261(3.86)、7.277(4.88)、7.425(2.12)、7.735(1.77)、7.750(1.67)、8.534(0.26)、9.549(0.19)。
実施例478
N−{1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、205μmol)、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(62.2mg、225μmol)、ナトリウムフェノレート(26.1mg、225μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.62mg、6.14μmol)、Xantphos(6.49mg、12.3μmol)を1,4−ジオキサン(980μL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 25g)により、次に分取HPLC(方法19)によって精製して、所望の生成物49.3mg(純度100%、収率45%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.52分;MS(ESIpos):m/z=534[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.296(2.26)、0.305(2.29)、0.429(2.51)、0.445(2.54)、1.172(0.41)、1.181(0.73)、1.188(0.73)、1.197(1.11)、1.207(0.67)、1.211(0.69)、2.016(16.00)、2.303(1.34)、2.760(7.73)、3.838(1.72)、3.851(1.68)、7.130(2.39)、7.245(4.32)、7.263(4.55)、7.278(5.18)、7.426(2.26)、7.737(2.28)、7.753(2.17)。
実施例479
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[5−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(108mg、444μmol)及び5−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−アミン(101mg、488μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.7mL、20mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.2mg、13.3μmol)及びXantphos(15.4mg、26.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(56.6mg、488μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を環境温度で終夜放置した。反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)によって精製して、所望の生成物を得た(54.7mg、30%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.17分;MS(ESIpos):m/z=413[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.956(13.71)、2.219(15.24)、2.640(16.00)、3.571(0.70)、3.853(15.82)、7.307(3.21)、7.709(1.68)、7.717(2.01)、7.725(2.25)、7.734(2.01)、7.905(1.42)、7.917(2.12)、7.922(2.21)、7.934(1.24)、8.482(4.09)、8.778(3.70)、9.510(3.78)。
実施例480
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、234μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(53.7mg、257μmol)、ナトリウムフェノレート(29.9mg、257μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.43mg、7.02μmol)、Xantphos(7.42mg、14.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配10%から80%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物77.5mg(純度100%、収率77%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.99分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.275(2.31)、0.284(2.34)、0.408(2.55)、0.424(2.62)、1.151(0.42)、1.161(0.77)、1.167(0.77)、1.176(1.19)、1.186(0.73)、1.190(0.70)、1.963(15.55)、2.161(2.20)、2.627(16.00)、2.703(11.56)、2.713(11.35)、3.355(0.45)、3.783(2.06)、3.795(1.99)、5.725(1.12)、5.734(1.08)、6.131(2.34)、6.590(5.24)、6.607(5.24)、7.432(2.41)、7.448(2.24)、8.456(0.49)、9.302(0.52)。
実施例481
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−{3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(80.0mg、336μmol)及び4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(90.4mg、369μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.22mg、10.1μmol)、XantPhos(11.7mg、20.1μmol)及びナトリウムフェノレート(42.9mg、369μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(55mg、収率35%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.34分;MS(ESIpos):m/z=447[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.44)、1.908(0.92)、2.086(16.00)、2.300(2.64)、2.336(0.78)、3.715(5.80)、3.768(1.59)、6.776(0.41)、6.794(2.03)、6.895(1.22)、7.005(2.64)、7.115(1.05)、7.712(1.02)、7.767(1.73)、7.784(1.83)、7.821(2.07)、7.930(0.92)、8.261(0.78)、8.278(0.75)、8.490(0.41)、8.511(0.44)、9.007(1.46)、9.656(0.71)。
実施例482
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、233μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(68.0mg、280μmol)、ナトリウムフェノレート(29.8mg、256μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.41mg、6.99μmol)、Xantphos(7.40mg、14.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物61.3mg(純度100%、収率57%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.48分;MS(ESIpos):m/z=464[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.291(1.20)、0.415(1.29)、0.431(1.31)、1.184(0.58)、1.987(8.04)、2.202(0.91)、2.644(10.66)、3.794(16.00)、3.810(1.06)、3.823(1.00)、6.999(2.41)、7.017(2.50)、7.613(1.12)、7.629(1.07)、8.498(0.19)、9.435(0.15)。
実施例483
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、233μmol)、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(65.4mg、280μmol)、ナトリウムフェノレート(29.8mg、256μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.41mg、6.99μmol)、Xantphos(7.40mg、14.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で60分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって、次に分取TLC(シクロヘキサン:酢酸エチル6:4)によって精製して、所望の生成物50.0mg(純度100%、収率47%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=455[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.288(0.98)、0.415(1.11)、0.431(1.12)、1.180(0.49)、1.986(7.44)、2.324(0.52)、2.402(0.38)、2.792(8.06)、2.868(0.33)、3.793(16.00)、3.811(0.77)、6.501(0.04)、6.999(2.03)、7.016(2.09)、7.292(0.06)、7.611(0.83)、7.626(0.80)、8.539(0.11)、9.524(0.08)、9.630(0.06)。
実施例484
6−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミントリフルオロアセテート
tert−ブチル[6−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル][1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]カーバメート(24.0mg、45.1μmol)をジクロロメタン(800μL)に溶かし、トリフルオロ酢酸(800μL)を加えた。反応混合物を環境温度で15分間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに再溶解し、濃縮した(3サイクル)。次に、残留物をアセトニトリル/水に再溶解し、凍結乾燥して、所望の生成物をTFA塩として得た(25mg、収率93%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.16分;MS(ESIpos):m/z=433[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.295(2.65)、0.424(3.05)、0.437(3.05)、0.854(0.18)、1.191(1.53)、1.235(0.95)、1.649(0.25)、2.005(15.34)、2.241(1.48)、2.388(0.66)、2.616(0.84)、2.661(16.00)、2.709(0.50)、2.868(0.34)、3.828(2.63)、7.018(0.48)、7.103(0.50)、7.188(0.55)、7.268(2.40)、7.282(4.35)、7.297(2.44)、7.730(2.11)、8.500(0.34)、9.463(0.38)。
実施例485
N−{3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(80.0mg、336μmol)及び4−クロロ−6−(4−フルオロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(83.7mg、369μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.22mg、10.1μmol)、XantPhos(11.7mg、20.1μmol)及びナトリウムフェノレート(42.9mg、369μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(33mg、収率23%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.37分;MS(ESIneg):m/z=427[M−H]−。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:2.05−2.12(s、3H)、2.15−2.28(brs、3H)、2.60(d、J=1.66Hz、3H)、3.66−3.81(s、3H)、6.99(t、J=55.1Hz、1H)、7.01−7.53(brs、1H)、7.70−7.85(m、1H)、8.18−8.29(m、1H)、8.37−8.62(m、1H)、9.00(s、1H)、9.54(brs、1H)。
実施例486
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、233μmol)、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(77.4mg、280μmol)、ナトリウムフェノレート(29.8mg、256μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.41mg、6.99μmol)、Xantphos(7.40mg、14.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物73.6mg(純度100%、収率63%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.29分;MS(ESIpos):m/z=498[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.294(1.10)、0.420(1.21)、0.436(1.23)、1.187(0.55)、1.991(7.54)、2.296(0.62)、2.756(3.92)、3.793(16.00)、3.816(0.87)、6.471(0.02)、6.999(2.40)、7.016(2.50)、7.305(0.06)、7.610(1.08)、7.626(1.02)、8.537(0.13)、9.517(0.09)。
実施例487
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、234μmol)、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(63.0mg、257μmol)、ナトリウムフェノレート(29.9mg、257μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.43mg、7.02μmol)、Xantphos(7.42mg、14.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配8%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって、次に分取TLC(ジクロロメタン:酢酸エチル7:3)によって精製した。得られた残留物をジクロロメタンに溶かし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。水相をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、所望の生成物63.2mg(純度97%、収率56%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.07分;MS(ESIpos):m/z=465[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.278(2.61)、0.405(3.07)、0.421(3.08)、1.171(1.65)、1.232(0.47)、1.408(0.61)、1.421(0.32)、1.965(15.86)、2.269(1.43)、2.701(16.00)、2.711(15.62)、3.792(2.14)、3.837(0.62)、5.736(1.13)、6.464(0.13)、6.589(5.54)、6.606(5.50)、6.771(1.89)、7.288(0.18)、7.437(1.99)、7.708(1.85)、7.817(4.02)、7.925(1.65)、8.472(0.30)、9.432(0.23)、9.544(0.23)。
実施例488
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、234μmol)、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(71.2mg、257μmol)、ナトリウムフェノレート(29.9mg、257μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.43mg、7.02μmol)、Xantphos(7.42mg、14.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配8%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって、次に分取HPLC(方法19)によって精製して、所望の生成物63.0mg(純度96%、収率52%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.18分;MS(ESIpos):m/z=497[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.273(2.73)、0.411(3.10)、0.426(3.03)、1.033(0.62)、1.174(1.72)、1.233(0.96)、1.962(16.00)、2.288(1.55)、2.699(12.12)、2.709(11.76)、2.754(10.12)、3.788(2.24)、5.732(1.24)、6.474(0.13)、6.585(5.65)、6.602(5.62)、7.279(0.18)、7.424(2.72)、7.440(2.46)、8.531(0.34)、9.502(0.27)。
実施例489
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、233μmol)、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(68.4mg、280μmol)、ナトリウムフェノレート(29.8mg、256μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.41mg、6.99μmol)、Xantphos(7.40mg、14.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって、次に分取HPLC(方法19)によって精製して、所望の生成物65.0mg(純度97%、収率58%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.24分;MS(ESIpos):m/z=466[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.291(1.08)、0.416(1.22)、0.432(1.23)、1.169(0.39)、1.185(0.57)、1.993(6.20)、2.281(0.60)、2.699(0.24)、3.795(16.00)、3.818(0.85)、6.777(0.80)、7.002(1.91)、7.020(1.96)、7.621(0.76)、7.708(0.72)、7.817(1.50)、7.926(0.63)、8.489(0.13)、9.492(0.09)。
実施例490
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オン
エチル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(570mg、1.13mmol)のテトラヒドロフラン(12mL、140mmol)中溶液を、0℃でクロロ(メチル)マグネシウム(1.3mL、3.0M、4.0mmol)で処理し、環境温度で2時間攪拌した。混合物を酒石酸カリウムナトリウム及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Biotage SNAP Ultra 25g、溶媒:ジクロロメタン/メタノール20:1)によって、次に分取HPLC(カラム:250×20mm YMC Chiralart Cellulose SC、5μM、流量:15mL/分、溶媒:n−ヘプタン30%/エタノール70%)によって精製して、記載の生成物22.0mg(4%)を、1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2−メチルプロパン−2−オールとともに得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.06分;MS(ESIpos):m/z=474[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.30)、0.007(0.93)、0.294(2.45)、0.303(2.54)、0.424(2.59)、0.440(2.68)、1.086(0.83)、1.119(0.77)、1.133(1.41)、1.147(0.72)、1.171(0.43)、1.180(0.74)、1.186(0.75)、1.195(1.11)、1.205(0.69)、1.210(0.69)、2.008(16.00)、2.068(2.10)、2.142(13.82)、2.576(0.81)、2.650(0.58)、2.858(0.42)、3.589(4.74)、3.830(2.03)、3.843(1.97)、7.255(2.48)、7.273(4.88)、7.291(2.54)、7.719(1.47)、7.730(1.96)、7.746(1.30)、8.460(0.55)、9.358(0.43)。
実施例491
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−メトキシフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、233μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(58.4mg、280μmol)、ナトリウムフェノレート(29.8mg、256μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.41mg、6.99μmol)、Xantphos(7.40mg、14.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって、次に分取HPLC(方法19)によって精製して、所望の生成物78.0mg(純度100%、収率78%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.18分;MS(ESIpos):m/z=430[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.285(1.11)、0.295(1.13)、0.416(1.20)、0.432(1.22)、1.163(0.19)、1.173(0.38)、1.179(0.35)、1.188(0.55)、1.198(0.31)、1.203(0.31)、1.213(0.16)、1.990(8.05)、2.163(1.03)、2.626(7.44)、3.647(0.07)、3.794(16.00)、3.810(1.00)、3.823(0.94)、3.936(0.08)、6.134(1.12)、7.000(2.45)、7.017(2.52)、7.615(1.15)、7.632(1.07)、8.458(0.24)、9.336(0.23)。
実施例492
エチル[1−(6−{[5−(4−シアノフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート
マイクロ波バイアルに、エチル[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(252mg、856μmol)及び4−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(215mg、942μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(13mL、150mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(23.5mg、25.7μmol)及びXantphos(29.7mg、51.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(109mg、942μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×40mm/流量:75mL/分/溶離液:A=水(0.1%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.50分=10%B、17.65−19.48分=95%B、19.66分=10%B)及びさらにフラッシュクロマトグラフィー(カラム; SNAP Ultra 25g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル1:1)によって、所望の生成物を得た(190mg、46%)。
LC−MS(方法9):Rt=0.99分;MS(ESIpos):m/z=487[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:1.175(4.47)、1.187(9.06)、1.199(4.30)、1.992(0.43)、2.140(10.65)、2.572(12.28)、3.482(6.07)、3.566(16.00)、3.791(13.16)、4.060(1.23)、4.072(3.80)、4.084(3.81)、4.095(1.21)、7.198(3.47)、7.199(3.37)、7.780(3.43)、7.783(1.20)、7.791(1.30)、7.794(3.75)、8.011(3.91)、8.014(1.23)、8.022(1.23)、8.025(3.35)、8.463(2.38)、9.470(0.82)。
実施例493
4−(4−メトキシ−3−{[6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(143mg、597μmol)及び4−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(150mg、657μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL、25mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(16.4mg、17.9μmol)及びXantphos(20.7mg、35.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(76.3mg、657μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。混合物を環境温度で終夜放置した。反応混合物を濾過し、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=水(0.01%ギ酸)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)により、さらにフラッシュクロマトグラフィー(カラム: KP−Sil 10g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル1:1)によって精製して、所望の生成物を得た(47mg、18%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.83分;MS(ESIpos):m/z=431[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.005(0.73)、2.187(10.69)、3.560(14.60)、3.699(16.00)、3.788(12.42)、7.175(3.54)、7.778(3.30)、7.792(3.62)、8.012(3.73)、8.025(3.21)、8.439(2.52)、9.443(0.97)。
実施例494
6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、229μmol)、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(76.1mg、275μmol)、ナトリウムフェノレート(29.3mg、252μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.29mg、6.87μmol)、Xantphos(7.27mg、13.7μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で60分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配12%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって、次に分取TLC(シクロヘキサン:酢酸エチル1:1)によって精製して、所望の生成物30.0mg(純度100%、収率29%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.13分;MS(ESIpos):m/z=459[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:2.010(10.85)、2.071(2.91)、2.308(1.10)、2.756(3.97)、3.163(0.42)、3.173(0.45)、3.664(3.97)、3.891(16.00)、3.926(0.14)、6.890(1.36)、6.907(1.39)、7.977(0.56)、7.981(0.61)、7.994(0.56)、7.999(0.56)、8.435(1.03)、8.439(1.03)、8.553(0.26)、9.626(0.28)。
実施例495
シクロプロピル{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}メタノール
ラセミ体のシクロプロピル{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}メタノールのサンプル(139.2mg、270μmol)を、キラルSFC(カラム:AD−H 5μ 250×20mm、温度:40℃、流量:80mL/分、波長:210nm、溶媒:87%二酸化炭素/13%エタノール)を用いて分離して、第2の溶出エナンチオマー35.80mgを得て、それを、分取HPLC(方法6)によってさらに精製して、所望の生成物25.3mgを得た(ラセミ体から18%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.02分;MS(ESIpos):m/z=520[M+H]+。
キラルSFC(Daicel AD、定組成:二酸化炭素/エタノール80/20):Rt=2.82分、96.8%ee。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(2.26)、0.006(1.45)、0.116(0.66)、0.123(0.68)、0.133(0.75)、0.141(0.56)、0.304(1.99)、0.314(2.18)、0.332(0.71)、0.342(0.77)、0.350(1.00)、0.364(1.14)、0.370(0.95)、0.380(0.77)、0.389(0.53)、0.432(2.06)、0.449(2.09)、0.485(0.49)、0.496(0.75)、0.502(0.70)、0.512(0.61)、1.077(0.54)、1.091(1.07)、1.105(0.53)、1.185(0.92)、1.194(1.09)、1.200(1.16)、1.210(1.24)、1.224(0.65)、2.047(13.70)、2.252(1.62)、2.628(16.00)、3.325(0.60)、3.377(0.54)、3.390(0.53)、3.854(1.62)、3.868(1.53)、3.960(0.75)、3.969(0.73)、4.962(1.58)、4.968(1.53)、6.964(1.23)、7.076(2.67)、7.188(1.09)、7.637(2.52)、7.654(2.89)、7.846(2.11)、7.862(1.79)、8.458(0.46)、9.374(0.44)。
実施例496
シクロプロピル{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}メタノール
ラセミ体のシクロプロピル{1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル}メタノールのサンプル(139.2mg、270μmol)を、キラルSFC(カラム:AD−H 5μ 250×20mm、温度:40℃、流量:80mL/分、波長:210nm、溶媒:87%二酸化炭素/13%エタノール)を用いて分離して、第1の溶出エナンチオマー35.80mgを得て、それを、分取HPLC(方法6)によってさらに精製して、所望の生成物19.2mgを得た(ラセミ体から14%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.02分;MS(ESIpos):m/z=520[M+H]+。
キラルSFC(Daicel AD、定組成:二酸化炭素/エタノール80/20):Rt=2.48分、>99.5%ee。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(2.01)、0.006(1.31)、0.116(0.64)、0.123(0.65)、0.133(0.76)、0.141(0.55)、0.304(1.96)、0.314(2.17)、0.332(0.71)、0.342(0.76)、0.350(1.01)、0.364(1.16)、0.370(0.96)、0.380(0.76)、0.389(0.52)、0.433(2.05)、0.449(2.10)、0.485(0.49)、0.496(0.72)、0.502(0.69)、0.513(0.60)、1.185(0.89)、1.194(1.07)、1.200(1.12)、1.210(1.24)、1.225(0.64)、2.047(13.30)、2.251(1.59)、2.629(16.00)、2.690(1.11)、3.855(1.58)、3.868(1.54)、3.960(0.74)、3.970(0.72)、4.962(1.61)、4.968(1.56)、6.964(1.24)、7.076(2.70)、7.188(1.11)、7.637(2.50)、7.654(2.90)、7.846(2.08)、7.862(1.80)、8.459(0.47)、9.373(0.44)。
実施例497
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルアセテート
アルゴン雰囲気下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(418mg、1.70mmol)、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルアセテート(500mg、1.87mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(46.8mg、51.1μmol)及びXantPhos(59.2mg、102μmol)を1,4−ジオキサン(4mL)に懸濁させた。反応混合物をArで5分間脱気した。ナトリウムフェノレート(218mg、1.87mmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。反応混合物を、高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(118mg、収率14%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.47分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.120(0.43)、−0.007(4.19)、0.007(3.01)、0.116(0.43)、0.300(1.18)、0.424(1.29)、0.440(1.40)、1.190(0.54)、2.008(7.73)、2.072(8.59)、2.220(0.43)、2.321(6.87)、2.358(1.18)、2.362(1.18)、2.486(16.00)、2.635(1.07)、3.830(0.86)、7.256(1.18)、7.274(2.47)、7.291(1.29)、7.732(0.97)。
実施例498
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、194μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(56.5mg、232μmol)、ナトリウムフェノレート(24.7mg、213μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.32mg、5.81μmol)、Xantphos(6.14mg、11.6μmol)を1,4−ジオキサン(920μL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配7%から60%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物61.1mg(純度100%、収率68%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.40分;MS(ESIpos):m/z=465[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.122(0.10)、−0.009(1.05)、0.114(0.10)、0.289(1.11)、0.299(1.15)、0.421(1.19)、0.437(1.22)、1.176(0.34)、1.182(0.33)、1.191(0.52)、1.205(0.32)、1.999(7.55)、2.208(0.99)、2.645(10.17)、3.826(0.94)、3.839(0.91)、3.895(16.00)、6.898(1.33)、6.915(1.37)、8.003(0.46)、
実施例499
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、229μmol)、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(67.2mg、275μmol)、ナトリウムフェノレート(29.3mg、252μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.29mg、6.87μmol)、Xantphos(7.27mg、13.7μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で60分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配12%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物60.5mg(純度90%、収率56%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.94分;MS(ESIpos):m/z=427[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.51)、2.012(9.87)、2.288(1.10)、2.700(0.24)、3.664(3.61)、3.704(0.27)、3.894(16.00)、3.928(0.36)、6.787(1.36)、6.894(1.28)、6.911(1.32)、7.709(0.68)、7.818(1.38)、7.926(0.60)、7.988(0.47)、8.004(0.46)、8.444(0.89)、8.503(0.26)、9.594(0.36)。
実施例500
2−[1−(6−{[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル1−(6−{[4−(ジフルオロメトキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(119mg、237μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。クロロ(メチル)マグネシウムの溶液(395μL、3.0M、1.2mmol)を15分かけて滴下し、反応混合物を環境温度で6時間攪拌した。追加のクロロ(メチル)マグネシウム(395μL、3.0M、1.2mmol)を加え、反応混合物を終夜攪拌した。水及び塩酸水溶液(0.5mL、2N)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止した。それを酢酸エチルで抽出し(3回)、合わせた有機相抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配100/0から0/100)によって精製して、アセトニトリル/水からの凍結乾燥後に、所望の生成物を得た(19mg、収率16%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.27分;MS(ESIneg):m/z=486[M−H]−。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.47)、1.475(16.00)、2.289(8.05)、2.726(8.49)、3.696(0.63)、3.721(9.06)、4.852(2.05)、6.647(0.71)、6.795(1.36)、6.942(0.59)、7.286(1.03)、7.383(1.17)、7.387(0.42)、7.401(2.41)、7.405(0.51)、7.415(0.47)、7.419(1.31)、7.584(1.34)、7.588(0.62)、7.595(1.49)、7.601(1.27)、7.608(0.53)、7.612(1.11)、8.463(1.90)、8.465(1.78)、9.494(0.78)。
実施例501
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[4−(エチルアミノ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミントリフルオロアセテート
tert−ブチル[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]{6−[4−(エチルアミノ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}カーバメート(24.0mg、42.8μmol)をジクロロメタン(760μL)に溶かし、トリフルオロ酢酸(760μL)を加えた。反応混合物を環境温度で20分間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに再溶解し、濃縮した(3サイクル)。次に、残留物をアセトニトリル/水に再溶解し、凍結乾燥して、所望の生成物をTFA塩として得た(26mg、収率94%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.20分;MS(ESIpos):m/z=461[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.84)、0.006(0.39)、0.297(2.61)、0.424(2.83)、0.440(2.81)、0.852(0.19)、1.122(0.40)、1.136(0.79)、1.161(2.69)、1.175(5.17)、1.190(3.20)、1.235(0.82)、1.322(0.21)、1.649(0.70)、2.005(16.00)、2.069(0.31)、2.280(1.57)、2.363(0.45)、2.371(0.43)、2.428(0.31)、2.637(0.42)、2.651(0.79)、2.698(11.97)、2.969(0.31)、2.995(0.20)、3.207(1.43)、3.829(2.41)、3.842(2.28)、6.994(0.50)、7.096(0.61)、7.198(0.59)、7.260(2.25)、7.278(4.59)、7.295(2.65)、7.729(2.20)、8.513(0.39)、9.493(0.31)。
実施例502
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]エタノン
エチル1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(375mg、766μmol)を、アルゴン雰囲気下にテトラヒドロフラン(3.0mL、37mmol)に溶かし、得られた溶液を冷却して0℃とした。ブロモ(メチル)マグネシウムの溶液(890μL、3.0Mジエチルエーテル中溶液、2.7mmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で2時間攪拌した。追加の3.5当量のブロモ(メチル)マグネシウム(890μL、3.0Mジエチルエーテル中溶液、2.7mmol)を加え、それをさらに1時間攪拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機相をExtrelut NT3で脱水し、残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(カラム: SNAP Ultra 10g、溶媒:90%ジクロロメタン/10%酢酸エチルから100%酢酸エチル)によって精製して、記載の生成物61.1mg(17%)を2−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]プロパン−2−オールの副生成物として得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.09分;MS(ESIpos):m/z=460[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.008(0.58)、0.008(0.60)、0.296(1.18)、0.308(1.25)、0.427(1.23)、0.447(1.24)、1.074(0.48)、1.091(0.97)、1.109(0.49)、1.200(0.50)、1.276(3.67)、1.293(3.71)、1.459(16.00)、1.475(1.33)、1.994(0.42)、2.010(6.96)、2.273(8.60)、2.283(0.89)、2.421(1.02)、2.435(1.01)、2.464(4.05)、2.639(8.80)、2.770(0.64)、2.889(4.72)、3.375(0.50)、3.392(0.48)、3.544(1.18)、3.557(1.25)、3.565(1.24)、3.580(1.18)、3.834(1.07)、3.851(1.01)、4.826(3.29)、5.334(0.60)、5.350(0.58)、7.149(1.69)、7.168(2.05)、7.171(1.91)、7.194(1.31)、7.212(0.71)、7.251(1.27)、7.274(2.31)、7.296(1.20)、7.368(1.51)、7.389(1.89)、7.408(1.03)、7.711(0.79)、7.725(1.00)、7.746(0.71)。
実施例503
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[4−(メトキシメチル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(52.9mg、216μmol)及び4−クロロ−6−[4−(メトキシメチル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(60.0mg、237μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.86mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.93mg、6.48μmol)及びXantPhos(7.49mg、13.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(27.6mg、237μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって、さらにフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配)によって精製して、所望の生成物を得た(44mg、収率44%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.20分;MS(ESIpos):m/z=462[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.295(2.29)、0.304(2.32)、0.425(2.42)、0.441(2.42)、1.161(0.89)、1.176(1.81)、1.183(0.73)、1.190(1.34)、1.198(1.02)、1.207(0.60)、1.212(0.60)、1.989(3.02)、2.009(13.46)、2.184(2.04)、2.632(16.00)、2.664(0.41)、3.216(11.51)、3.354(0.51)、3.830(2.00)、3.843(1.91)、4.023(0.64)、4.038(0.64)、4.250(4.36)、7.256(2.10)、7.274(4.20)、7.292(2.23)、7.719(1.34)、7.730(1.81)、7.746(1.24)、8.473(0.51)、9.387(0.48)。
実施例504
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{4−[(±)−1−(ジメチルアミノ)−2,2,2−トリフルオロエチル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン(ラセミ体)
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(5.14mg、21.0μmol)及び(±)−1−[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−2,2,2−トリフルオロ−N,N−ジメチルエタンアミン(ラセミ体、7.00mg、21.0μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(0.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(580μg、0.63μmol)及びXantPhos(730μg、1.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(2.68mg、23.1μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(KP Sil 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル95/5から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(1.9mg、収率15%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.64分;MS(ESIneg):m/z=541[M−H]−。
1H NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:0.30(brd、J=2.93Hz、2H)、0.44(brd、J=7.89Hz、2H)、1.16−1.23(m、1H)、2.01(s、3H)、2.16−2.29(m、9H)、2.70(s、3H)、3.84(brs、2H)、3.99−4.19(m、1H)、7.21−7.36(m、3H)、7.70−7.78(m、2H)、8.34−8.69(brs、1H)9.29−9.71(brs、1H)。
実施例505
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、229μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(66.8mg、275μmol)、ナトリウムフェノレート(29.3mg、252μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.29mg、6.87μmol)、Xantphos(7.27mg、13.7μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配12%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって、次に分取HPLC(方法1)によって精製して、所望の生成物44.8mg(純度100%、収率46%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=425[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(1.47)、0.006(0.98)、2.008(11.85)、2.216(1.62)、2.648(11.45)、3.660(5.35)、3.894(16.00)、5.754(1.20)、6.892(1.51)、6.909(1.54)、7.981(0.62)、7.985(0.63)、7.998(0.61)、8.003(0.59)、8.439(1.17)、8.443(1.14)、9.513(0.46)。
実施例506
{[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}アセトニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、408μmol)、{[1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}アセトニトリル(118mg、448μmol)及びナトリウムフェノレート(52.1mg、448μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.3mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.2mg、12.2μmol)及びXantPhos(14.2mg、24.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(81mg、収率40%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.15分;MS(ESIpos):m/z=473[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.291(1.98)、0.300(2.04)、0.423(2.14)、0.439(2.19)、1.167(0.33)、1.176(0.59)、1.182(0.59)、1.191(0.88)、1.201(0.54)、1.206(0.57)、1.216(0.28)、2.006(12.47)、2.215(1.62)、2.363(0.21)、2.598(16.00)、2.637(0.21)、3.828(1.62)、3.841(1.57)、4.949(4.66)、7.257(1.80)、7.275(3.50)、7.293(1.88)、7.345(0.70)、7.378(0.77)、7.463(1.11)、7.465(1.06)、7.477(0.67)、7.720(1.16)、7.731(1.55)、7.784(0.70)、7.792(0.59)、7.796(0.64)、7.806(0.54)、7.811(0.59)、7.816(0.59)、8.472(0.39)、9.415(0.33)。
実施例507
1−[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]−1,1−ジフルオロ−2−メチルプロパン−2−オール
アルゴン雰囲気下に、エチル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル](ジフルオロ)アセテート(30.0mg、55.6μmol)をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロミド(メチル)マグネシウムの溶液(280μL、1.0M、280μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で35分間攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を終夜放置して溶解させ、有機相を傾斜法で取り、濃縮した。残留物をテトラヒドロフランに溶かし、溶液を冷却して0℃とした。ブロミド(メチル)マグネシウムの溶液(280μL、1.0M、280μmol)を滴下し、反応混合物を環境温度で20分間攪拌した。Na2EDTA水溶液(10%)を加えることで反応混合物を注意深く反応停止し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって精製して、所望の生成物を得た(8mg、収率26%)。
LC−MS(方法9):Rt=1.15分;MS(ESIpos):m/z=526[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.298(3.18)、0.431(3.65)、0.444(3.68)、0.853(0.30)、1.119(0.44)、1.162(1.09)、1.176(1.81)、1.188(2.04)、1.197(2.63)、1.219(15.64)、1.258(0.89)、1.299(0.36)、1.500(0.17)、1.645(0.23)、1.991(1.89)、2.011(16.00)、2.116(0.17)、2.176(0.58)、2.254(1.50)、2.388(0.20)、2.618(0.20)、2.687(13.68)、3.838(2.24)、4.023(0.44)、4.035(0.44)、4.047(0.17)、5.324(2.56)、5.762(0.59)、7.265(2.62)、7.279(5.14)、7.293(2.88)、7.731(2.51)、8.492(0.34)、9.452(0.30)、11.232(0.30)。
実施例508
6−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(16.0mg、65.2μmol)及び4−クロロ−6−[4−(シクロプロピルメトキシ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(20.0mg、71.8μmol)を入れ、内容物をジオキサン(0.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(1.79mg、1.96μmol)及びXantPhos(2.26mg、3.91μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(8.33mg、71.8μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法6)によって精製して、所望の生成物を得た(2mg、収率5%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.61分;MS(ESIpos):m/z=488[M+H]+。
1H−NMR(600MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.247(4.98)、0.261(0.90)、0.291(2.70)、0.298(2.77)、0.421(2.92)、0.434(3.01)、0.527(3.45)、0.530(3.16)、0.537(3.51)、0.543(2.33)、0.550(0.69)、1.135(1.21)、1.143(1.25)、1.155(0.82)、1.164(0.59)、1.168(0.67)、1.176(0.94)、1.181(0.85)、1.189(1.28)、1.197(0.84)、1.201(0.85)、1.233(0.40)、2.000(16.00)、2.161(1.42)、2.181(11.17)、2.388(0.25)、2.579(10.35)、2.616(0.27)、3.509(0.18)、3.653(2.31)、3.664(2.31)、3.678(3.89)、3.690(3.62)、3.831(1.90)、7.166(2.91)、7.254(2.20)、7.263(2.58)、7.266(3.26)、7.277(4.08)、7.292(2.18)、7.318(0.59)、7.331(1.29)、7.343(0.77)、7.486(1.55)、7.500(2.15)、7.512(1.22)、7.731(1.87)、8.436(0.35)、8.656(2.69)、9.366(0.16)。
実施例509
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[4−(ジフルオロメトキシ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(110mg、447μmol)及び4−クロロ−6−[4−(ジフルオロメトキシ)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(135mg、492μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.7mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.3mg、13.4μmol)及びXantPhos(15.5mg、26.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(57.1mg、492μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(93mg、収率41%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.32分;MS(ESIpos):m/z=484[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.85)、0.007(0.54)、0.292(2.08)、0.301(2.14)、0.424(2.29)、0.440(2.33)、1.163(0.25)、1.168(0.35)、1.177(0.66)、1.183(0.64)、1.193(1.00)、1.202(0.59)、1.208(0.60)、1.217(0.30)、1.223(0.20)、2.008(14.36)、2.175(1.62)、2.196(2.64)、2.577(16.00)、2.600(2.14)、3.831(1.70)、3.844(1.64)、6.873(0.58)、6.901(0.23)、7.020(1.13)、7.048(0.46)、7.166(0.58)、7.194(0.22)、7.239(0.77)、7.241(0.75)、7.257(2.14)、7.261(1.37)、7.275(4.36)、7.292(2.16)、7.320(0.19)、7.335(0.35)、7.350(0.22)、7.487(0.42)、7.502(0.48)、7.519(0.28)、7.720(1.19)、7.732(1.63)、7.747(1.12)、8.491(0.37)、8.707(0.63)、8.709(0.61)、9.454(0.29)。
実施例510
N−{1−(シクロプロピルメチル)−3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、359μmol)及び4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(94.3mg、395μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.87mg、10.8μmol)及びXantPhos(12.5mg、21.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(45.9mg、395μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(47.6mg、収率28%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.10分;MS(ESIpos):m/z=481[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.58)、0.312(2.35)、0.322(2.47)、0.332(0.71)、0.439(2.47)、0.455(2.54)、1.203(0.68)、1.209(0.66)、1.219(1.05)、1.228(0.61)、1.233(0.62)、2.071(16.00)、2.187(2.44)、3.316(15.94)、3.877(2.10)、3.890(2.03)、6.899(1.56)、7.009(3.41)、7.119(1.36)、7.773(2.37)、7.790(2.51)、8.273(1.11)、8.289(1.06)、8.453(0.66)、9.017(2.11)、9.420(0.60)。
実施例511
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1−(シクロプロピルメチル)−3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、359μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(96.1mg、395μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.87mg、10.8μmol)及びXantPhos(12.5mg、21.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(45.9mg、395μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(78mg、収率45%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.41分;MS(ESIpos):m/z=485[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.006(0.50)、0.007(0.27)、0.314(2.03)、0.324(2.10)、0.441(2.14)、0.457(2.18)、1.191(0.22)、1.196(0.32)、1.206(0.60)、1.211(0.58)、1.221(0.90)、1.231(0.53)、1.236(0.55)、1.245(0.27)、1.251(0.18)、2.074(13.29)、2.216(1.75)、2.264(0.22)、2.650(16.00)、3.880(1.74)、3.894(1.68)、6.899(1.32)、7.009(2.88)、7.119(1.16)、7.774(2.03)、7.790(2.16)、8.273(0.93)、8.289(0.88)、8.503(0.41)、9.017(1.77)、9.528(0.31)。
実施例512
1−[6−({1−(シクロプロピルメチル)−3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
マイクロ波バイアルに、1−(シクロプロピルメチル)−3−[6−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、359μmol)及び1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(120mg、純度77%、395μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.5mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.87mg、10.8μmol)及びXantPhos(12.5mg、21.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(45.9mg、395μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(11mg、収率6%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.07分;MS(ESIpos):m/z=476[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.007(0.83)、0.007(0.48)、0.311(2.33)、0.320(2.38)、0.440(2.52)、0.456(2.56)、1.191(0.39)、1.200(0.72)、1.206(0.70)、1.216(1.06)、1.225(0.65)、1.231(0.65)、1.240(0.33)、1.647(0.52)、2.071(15.87)、2.337(1.50)、2.799(16.00)、3.880(1.78)、3.893(1.72)、6.898(1.60)、7.008(3.50)、7.118(1.39)、7.371(0.41)、7.384(0.41)、7.395(0.43)、7.773(2.37)、7.789(2.50)、8.271(1.03)、8.286(0.97)、8.548(0.34)、9.013(1.94)、9.630(0.22)。
実施例513
4−[5−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]キュバン−1−カルボニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]キュバン−1−カルボニトリル(60.0mg、216μmol)及び4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(57.6mg、237μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.92mg、6.47μmol)及びXantPhos(7.48mg、12.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(27.5mg、237μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法1)によって精製して、所望の生成物を得た(28mg、収率27%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.55分;MS(ESIpos):m/z=485[M+H]+。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:0.18−0.27(m、2H)、0.35−0.43(m、2H)、1.07−1.17(m、1H)、1.77(s、3H)、2.22(s、3H)、2.63(s、3H)、3.72(d、J=6.86Hz、2H)、4.25−4.35(m、3H)、4.36−4.45(m、3H)、8.47(brs、1H)、9.18−9.60(brs、1H)。
実施例514
4−[1−(シクロプロピルメチル)−5−{[6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]キュバン−1−カルボニトリル
マイクロ波バイアルに、4−[5−アミノ−1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]キュバン−1−カルボニトリル(50.0mg、180μmol)及び4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(47.2mg、198μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.0mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(4.93mg、5.39μmol)及びXantPhos(6.24mg、10.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(22.9mg、198μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法1)によって精製して、所望の生成物を得た(28mg、収率33%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.39分;MS(ESIpos):m/z=481[M+H]+。
1H NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:0.22(q、J=4.83Hz、2H)、0.36−0.41(m、2H)、1.08−1.16(m、1H)、1.77(s、3H)、2.18(s、3H)、2.53(s、3H)、3.67−3.73(m、5H)、4.29−4.33(m、3H)、4.38−4.43(m、3H)、8.42(brs、1H)、9.24(brs、1H)。
実施例515
2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4−オール
分取HPLC(Daicel Chiralpak IA 5μm、250×20mm、50℃、流量:15mL/分、定組成エタノール/n−ヘプタン80/20+0.2%ジエチルアミン、13分ごとに0.15mLずつ注入)により、2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4−オール(エタノール/アセトニトリル5:2、7mLに溶かしたラセミ体293mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第1の溶出エナンチオマーとして得た(133mg、ラセミ体から45%)。濃縮時に部分脱離が認められたことから、その化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配80/20から0/100)によって再精製して、所望の生成物を得た(70mg、ラセミ体基準で収率24%)。
LC(Daicel Chiralpak IA−3 3μm、50mm×4.6mm、1mL/分n−ヘプタン/EtOH80/20+0.2%ジエチルアミン):Rt=1.42分、エナンチオマー過剰=93.4%
LC−MS(方法11):Rt=1.33分;MS(ESIneg):m/z=472[M−H]−。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.120(0.41)、−0.007(4.38)、0.006(3.18)、0.116(0.41)、0.285(1.47)、0.293(1.52)、0.415(1.65)、0.430(1.68)、1.167(0.48)、1.175(0.53)、1.181(0.72)、1.189(0.47)、1.196(0.46)、1.470(5.78)、1.988(0.36)、2.006(13.90)、2.304(1.23)、2.362(0.22)、2.519(0.59)、2.523(0.55)、2.635(0.34)、2.655(16.00)、2.690(0.37)、3.828(1.58)、3.842(1.53)、5.027(2.54)、7.255(1.98)、7.259(0.77)、7.273(4.05)、7.287(0.82)、7.291(2.12)、7.724(1.08)、7.736(1.45)、7.752(1.03)、8.469(0.43)、9.359(0.53)。
実施例516
2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4−オール
分取HPLC(Daicel Chiralpak IA 5μm、250×20mm、50℃、流量:15mL/分、定組成エタノール/n−ヘプタン80/20+0.2%ジエチルアミン、13分ごとに0.15mLずつ注入)により、2−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,4−ジメチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−4−オール(エタノール/アセトニトリル5:2、7mLに溶かしたラセミ体293mg)のラセミ体サンプルのエナンチオマーの分離から得て、標題化合物を第2の溶出エナンチオマーとして得た(130mg、ラセミ体から44%)。濃縮時に部分脱離が認められたことから、その化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配80/20から0/100)によって再精製して、所望の生成物を得た(60mg、ラセミ体基準で収率20%)。
LC(Daicel Chiralpak IA−3 3μm、50mm×4.6mm、1mL/分n−ヘプタン/EtOH80/20+0.2%ジエチルアミン):Rt=2.72分、エナンチオマー過剰=90.2%。
LC−MS(方法11):Rt=1.32分;MS(ESIpos):m/z=474[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.120(0.29)、−0.007(3.73)、0.006(1.95)、0.117(0.29)、0.285(1.69)、0.293(1.71)、0.415(1.85)、0.431(1.87)、1.161(0.37)、1.167(0.56)、1.175(0.73)、1.182(0.79)、1.189(0.60)、1.196(0.51)、1.398(0.21)、1.470(6.30)、1.988(0.67)、2.007(14.73)、2.304(1.39)、2.362(0.16)、2.523(0.51)、2.655(16.00)、2.689(0.41)、3.829(1.79)、3.842(1.71)、5.028(2.72)、7.255(2.08)、7.273(4.20)、7.291(2.19)、7.725(1.24)、7.737(1.65)、7.753(1.15)、8.467(0.49)、9.361(0.58)。
実施例517
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−{3,5−ジメチル−4−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン−4−アミン
アルゴン雰囲気下に、4−クロロ−6−{3,5−ジメチル−4−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピリミジン(1.50g、純度90%、3.87mmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(1.14g、4.65mmol)をジオキサン(25mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(124mg、135μmol)及びXantPhos(146mg、252μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(517mg、4.45mmol)を加え、反応混合物を高撹拌しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機抽出液を硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 50g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(1.24g、収率57%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.61分;MS(ESIpos):m/z=558[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.16)、−0.008(1.22)、0.008(1.31)、0.145(0.16)、0.290(0.95)、0.300(1.02)、0.423(0.92)、0.442(1.02)、1.192(0.41)、1.398(16.00)、2.004(5.83)、2.254(0.90)、2.327(0.86)、2.366(0.40)、2.523(2.64)、2.669(0.92)、2.674(0.71)、2.710(0.49)、2.729(5.38)、3.568(0.20)、3.825(0.82)、3.842(0.80)、4.087(1.05)、4.223(1.22)、4.240(0.32)、7.250(0.90)、7.272(1.83)、7.294(0.98)、7.708(0.61)、7.723(0.80)、7.744(0.56)、8.500(0.21)、9.459(0.17)。
実施例518
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチルカーボネート
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチルカーボネート(100mg、純度100%、354μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(95.5mg、389μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.10mg、10.6μmol)及びXantPhos(12.3mg、21.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを85℃で加熱し、その際にナトリウムフェノレート(45.2mg、389μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(12mg、収率7%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.49分;MS(ESIpos):m/z=492[M+H]+。
1H NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δppm:0.25−0.35(m、2H)、0.39−0.48(m、2H)、1.15−1.25(m、1H)、2.01(s、3H)、2.06−2.18(brs、3H)、2.53(s、3H)、3.81−3.88(m、5H)、7.24−7.32(m、2H)、7.66−7.82(m、2H)、8.41−8.62(brs、1H)、9.36−9.55(brs、1H)。
実施例519
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチルカーバメート
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチルカーバメート(100mg、純度100%、355μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(95.8mg、390μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.12mg、10.6μmol)及びXantPhos(12.3mg、21.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを85℃で加熱し、その際にナトリウムフェノレート(45.3mg、390μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をジメチルスルホキシドに再溶解し、分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(14mg、収率7%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.34分;MS(ESIpos):m/z=491[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:−0.149(0.52)、−0.008(4.20)、0.008(4.20)、0.146(0.54)、0.289(2.45)、0.302(2.70)、0.423(2.53)、0.442(2.66)、1.191(1.08)、1.647(1.33)、2.009(15.09)、2.065(2.74)、2.328(0.67)、2.366(0.69)、2.476(16.00)、2.665(7.00)、2.676(6.88)、2.710(0.64)、2.794(0.42)、3.830(2.12)、3.845(2.04)、7.252(2.45)、7.274(4.84)、7.296(2.60)、7.368(1.00)、7.385(0.96)、7.397(1.21)、7.724(2.62)、8.467(0.69)、9.405(0.62)。
実施例520
1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルジメチルカーバメート
マイクロ波バイアルに、1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルジメチルカーバメート(100mg、純度100%、338μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(91.2mg、372μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.1mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.83mg、10.1μmol)及びXantPhos(11.7mg、20.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。バイアルを85℃で加熱し、その際にナトリウムフェノレート(43.2mg、372μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機抽出液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をアセトニトリルに再溶解し、分取HPLC(カラム:Chromatorex C18;125×30mm、10μM、流量75mL/分、勾配アセトニトリル/水(0.1%トリフルオロ酢酸含有)10/90から95/5)によって、さらにフラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/酢酸エチル勾配90/10から20/80)によって精製して、所望の生成物を得た(61mg、収率35%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.20分;MS(ESIpos):m/z=505[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、ジメチルスルホキシド−d6)δ[ppm]:0.304(2.88)、0.422(2.71)、0.442(2.88)、1.193(1.22)、1.398(1.90)、2.009(16.00)、2.068(2.92)、2.328(1.86)、2.366(0.75)、2.523(5.63)、2.669(2.00)、2.711(0.68)、2.919(8.95)、3.067(9.05)、3.830(2.24)、3.846(2.27)、7.252(2.44)、7.274(5.08)、7.296(2.78)、7.732(2.07)、8.468(0.85)、9.407(0.64)。
実施例521
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−3−[4−(メチルアミノ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、192μmol)、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(56.0mg、230μmol)、ナトリウムフェノレート(24.5mg、211μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.28mg、5.76μmol)、Xantphos(6.09mg、11.5μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法19)により、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサンの勾配、カラム:Biotage SNAP Ultra)によって精製して、所望の生成物38.6mg(純度100%、収率43%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=1.14分;MS(ESIneg):m/z=465[M−H]−。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.954(15.46)、2.197(1.54)、2.643(16.00)、2.700(8.26)、2.710(8.15)、3.133(2.50)、3.620(1.54)、3.631(3.04)、3.643(1.57)、4.061(0.87)、5.738(0.75)、5.748(0.75)、6.585(3.65)、6.602(3.76)、7.425(1.65)、7.441(1.62)、8.497(0.41)、9.346(0.80)。
実施例522
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(5−プロピル−5,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−1(4H)−イル)ピリミジン−4−アミン
テトラヒドロフラン(500μL)中のN−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(5,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−1(4H)−イル)ピリミジン−4−アミン(23.8mg、55.3μmol)及びプロパナール(4.0μL、55μmol)にアルゴン雰囲気下に、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(16.4mg、77.4μmol)を加え、反応液を室温で終夜撹拌した。その反応液に、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(16.4mg、77.4μmol)、プロパナール(20μL、275μmol)及び酢酸2滴を加え、次に、反応液を室温で終夜撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出し、次に有機相を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取TLC(10:1ジクロロメタン:MeOH)によって精製して、所望の生成物22.9mg(純度100%、収率88%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.43分;MS(ESIpos):m/z=473[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.288(3.03)、0.412(3.15)、0.427(3.10)、0.897(4.60)、0.912(8.68)、0.926(4.37)、1.181(1.27)、1.234(1.94)、1.479(1.60)、1.493(2.74)、1.508(2.64)、1.523(1.39)、2.006(16.00)、2.076(0.54)、2.676(2.32)、2.691(3.65)、2.705(2.17)、3.689(3.60)、3.846(2.72)、4.127(5.05)、7.258(2.44)、7.276(4.65)、7.293(2.59)、7.561(0.54)、7.735(2.90)、8.464(0.58)、9.527(0.62)。
実施例523
N−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(5−プロピル−5,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−2(4H)−イル)ピリミジン−4−アミン
テトラヒドロフラン(500μL)中のN−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(5,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−2(4H)−イル)ピリミジン−4−アミン(23.3mg、54.1μmol)及びプロパナール(3.9μL、54μmol)にアルゴン雰囲気下に、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(16.1mg、75.8μmol)を加え、反応液を室温で終夜撹拌した。その反応液に、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(16.4mg、77.4μmol)、プロパナール(20μL、275μmol)及び酢酸2滴を加え、次に反応液を室温で終夜撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、酢酸エチルで抽出し、次に有機相を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取TLC(10:1ジクロロメタン:MeOH)によって精製して、所望の生成物16.2mg(純度100%、収率63%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.38分;MS(ESIneg):m/z=471[M−H]−。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.285(1.91)、0.410(2.15)、0.425(2.10)、0.889(2.29)、0.903(4.20)、0.918(2.25)、1.179(0.86)、1.231(1.16)、1.497(1.32)、2.011(16.00)、2.659(1.67)、3.672(4.33)、3.833(2.06)、7.258(1.99)、7.276(3.96)、7.293(2.09)、7.742(1.86)、8.252(4.32)、8.473(0.32)、9.475(0.48)。
実施例524
6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、201μmol)、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(66.6mg、241μmol)、ナトリウムフェノレート(25.6mg、221μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.51mg、6.02μmol)、Xantphos(6.36mg、12.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配2:1から1:1シクロヘキサン:酢酸エチル、カラム:Biotage SNAP Ultra)によって直接精製して、所望の生成物46.8mg(純度100%、収率48%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.44分;MS(ESIpos):m/z=490[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.006(16.00)、2.298(1.65)、2.755(7.55)、3.144(3.16)、3.649(1.81)、3.660(3.48)、3.671(1.83)、4.117(1.12)、7.257(2.11)、7.274(4.19)、7.292(2.23)、7.714(1.33)、7.726(1.79)、7.741(1.23)、8.554(0.44)、9.529(0.57)。
実施例525
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、201μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(50.2mg、241μmol)、ナトリウムフェノレート(25.6mg、221μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.51mg、6.02μmol)、Xantphos(6.36mg、12.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配2:1から1:1シクロヘキサン:酢酸エチル、カラム:Biotage SNAP Ultra)によって直接精製して、所望の生成物31.3mg(純度100%、収率37%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=422[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.005(16.00)、2.167(3.34)、2.629(14.36)、3.150(7.07)、3.651(2.24)、3.663(4.46)、3.674(2.30)、4.112(1.64)、6.138(2.81)、7.257(2.22)、7.275(4.40)、7.292(2.33)、7.718(1.62)、7.729(2.12)、7.745(1.46)、8.467(0.97)、9.316(2.53)。
実施例526
N−[3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、201μmol)、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(57.4mg、241μmol)、ナトリウムフェノレート(25.6mg、221μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.51mg、6.02μmol)、Xantphos(6.36mg、12.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配2:1から1:1シクロヘキサン:酢酸エチル、カラム:Biotage SNAP Ultra)によって直接精製して、所望の生成物45.7mg(純度100%、収率50%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.13分;MS(ESIpos):m/z=452[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.525(0.57)、2.000(16.00)、2.177(2.85)、3.149(6.83)、3.648(1.99)、3.660(4.04)、3.671(2.19)、3.697(10.54)、4.110(1.42)、7.257(1.91)、7.274(3.94)、7.292(2.14)、7.716(1.39)、7.728(1.89)、7.744(1.37)、8.451(0.86)、9.304(1.98)。
実施例527
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(50.0mg、201μmol)、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(58.9mg、241μmol)、ナトリウムフェノレート(25.6mg、221μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(5.51mg、6.02μmol)、Xantphos(6.36mg、12.0μmol)を1,4−ジオキサン(1.0mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配2:1から1:1シクロヘキサン:酢酸エチル、カラム:Biotage SNAP Ultra)によって直接精製して、所望の生成物58.5mg(純度100%、収率64%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.22分;MS(ESIpos):m/z=458[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.009(16.00)、2.277(1.64)、3.137(2.46)、3.649(1.96)、3.660(3.71)、3.671(1.97)、4.118(1.15)、6.779(1.98)、7.260(1.96)、7.278(3.80)、7.296(2.09)、7.714(1.79)、7.736(1.61)、7.822(2.70)、7.931(1.19)、8.502(0.48)、9.503(0.83)。
実施例528
エチル1−(6−{[3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、401μmol)、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(135mg、481μmol)、ナトリウムフェノレート(51.2mg、441μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.0mg、12.0μmol)、Xantphos(12.7mg、24.1μmol)を1,4−ジオキサン(2.0mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配2:1から1:1シクロヘキサン:酢酸エチル、カラム:Biotage SNAP Ultra)によって直接精製して、所望の生成物(純度100%、収率56%)110mgを得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=494[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.290(3.34)、1.304(6.43)、1.318(3.18)、2.008(16.00)、2.368(2.06)、2.905(11.73)、3.146(3.49)、3.651(2.03)、3.662(3.88)、3.673(2.06)、4.116(1.39)、4.232(1.07)、4.246(2.94)、4.260(2.89)、4.274(1.01)、7.256(2.17)、7.274(4.38)、7.292(2.38)、7.715(1.47)、7.727(2.02)、7.743(1.44)、8.544(0.54)、9.493(0.86)。
実施例529
N−[1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(60.0mg、248μmol)、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(56.8mg、272μmol)、(31.6mg、272μmol)、(6.80mg、7.43μmol)、(7.85mg、14.9μmol)を1,4−ジオキサン(1.2mL)に溶かした。反応混合物を90℃で30分間加熱した。冷却した反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配20%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製して、所望の生成物53.9mg(純度100%、収率53%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.45分;MS(ESIpos):m/z=415[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、クロロホルム−d)δ[ppm]:0.328(0.64)、0.338(2.58)、0.350(2.58)、0.359(0.73)、0.543(0.78)、0.553(2.09)、0.555(2.10)、0.559(1.02)、0.569(2.21)、0.571(2.01)、0.581(0.62)、1.270(0.53)、1.272(0.49)、1.277(0.51)、1.286(0.88)、1.296(0.48)、1.301(0.47)、1.302(0.47)、2.110(16.00)、2.219(13.40)、2.601(15.07)、2.676(11.82)、2.678(11.67)、3.940(3.06)、3.954(3.01)、5.968(3.03)、6.615(0.47)、6.872(0.69)、7.218(1.99)、7.234(2.08)、7.950(1.68)、7.955(1.68)、7.966(1.58)、7.971(1.59)、8.514(4.06)、8.516(3.98)、8.851(2.11)、8.855(2.07)。
実施例530
N−[1,4−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
密閉マイクロ波管中アルゴン下に、1,4−ジメチル−3−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(45.0mg、222μmol)、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(73.9mg、267μmol)、ナトリウムフェノレート(28.4mg、245μmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.11mg、6.67μmol)、Xantphos(7.06mg、13.3μmol)を1,4−ジオキサン(1.1mL)に溶かした。反応混合物を90℃で45分間加熱した。冷却した反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(勾配25%から100%酢酸エチル/シクロヘキサン、カラム:Biotage SNAP Ultra 10g)によって精製し、次に、アセトニトリルから再結晶して、所望の生成物49.7mg(純度100%、収率50%)を得た。
LC−MS(方法9):Rt=0.84分;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]+。
1H−NMR(500MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.161(1.11)、1.175(2.26)、1.190(1.15)、1.989(4.22)、2.029(16.00)、2.309(1.59)、2.759(6.00)、3.351(0.41)、3.680(6.11)、4.023(0.93)、4.037(0.93)、7.316(1.78)、7.332(1.85)、7.925(0.89)、7.929(0.93)、7.941(0.89)、7.945(0.85)、8.741(1.59)、8.745(1.59)、9.640(0.44)。
実施例531
4−[3−({6−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
エチル[1−(6−{[5−(4−シアノフェニル)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]アセテート(177mg、364μmol)のテトラヒドロフラン(14mL、170mmol)中溶液を、0℃でクロリド(メチル)マグネシウム(420μL、3.0M、1.3mmol)で処理した。混合物を環境温度で終夜放置した。混合物を飽和酒石酸カリウムナトリウム溶液及び水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮し、分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物70.0mg(40%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.67分;MS(ESIpos):m/z=473[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.090(16.00)、2.166(10.42)、2.432(4.44)、2.519(1.24)、2.524(0.95)、2.569(10.76)、3.565(15.37)、3.785(11.96)、4.237(4.37)、7.195(3.11)、7.197(3.24)、7.771(3.04)、7.792(3.70)、8.001(3.60)、8.022(2.97)、8.440(2.36)、9.371(1.94)。
実施例532
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(105mg、430μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(140mg、472μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL、26mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.8mg、12.9μmol)及びXantphos(14.9mg、25.8μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(54.9mg、472μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(80.0mg、36%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.30分;MS(ESIpos):m/z=505[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.17)、0.008(1.02)、0.316(2.83)、0.327(3.09)、0.440(2.90)、0.460(3.07)、1.191(0.43)、1.203(0.77)、1.210(0.75)、1.222(1.17)、1.234(0.81)、1.240(0.78)、1.356(0.40)、2.093(16.00)、2.292(2.54)、2.300(2.43)、2.322(1.50)、2.328(1.50)、2.367(0.67)、2.524(3.48)、2.665(0.85)、2.670(1.13)、2.705(0.54)、2.710(0.66)、3.893(2.43)、3.909(2.40)、6.792(2.74)、7.684(1.53)、7.819(3.21)、7.955(1.45)、7.967(2.68)、7.987(2.94)、8.352(1.15)、8.372(1.09)、8.502(0.52)、9.107(2.00)、9.621(0.43)。
実施例533
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(84.5mg、405μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(132mg、445μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.1mL、25mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.1mg、12.1μmol)及びXantphos(14.1mg、24.3μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(51.7mg、445μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(80.0mg、42%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.25分;MS(ESIpos):m/z=469[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.59)、0.008(0.59)、0.305(0.60)、0.317(2.52)、0.330(2.85)、0.342(0.85)、0.441(2.48)、0.461(2.69)、1.206(0.67)、1.213(0.65)、1.225(1.05)、1.237(0.63)、1.244(0.63)、2.090(16.00)、2.178(3.82)、2.328(0.55)、2.333(0.40)、2.524(1.77)、2.633(15.04)、2.666(0.52)、2.670(0.67)、2.675(0.53)、3.887(2.67)、3.904(2.62)、6.150(3.09)、7.963(2.57)、7.984(2.87)、8.350(1.27)、8.370(1.17)、8.469(0.92)、9.106(2.29)、9.447(0.93)。
実施例534
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(95.5mg、393μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(128mg、432μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.0mL、24mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.8mg、11.8μmol)及びXantphos(13.6mg、23.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(50.2mg、432μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法5)によって精製して、所望の生成物を得た(115mg、54%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.52分;MS(ESIpos):m/z=503[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.314(2.13)、0.327(2.32)、0.440(2.09)、0.460(2.26)、1.203(0.63)、1.222(0.89)、1.241(0.58)、2.089(13.43)、2.218(2.71)、2.229(3.23)、2.266(0.74)、2.329(0.67)、2.651(16.00)、2.671(2.69)、2.679(0.96)、3.886(2.06)、3.904(2.09)、7.237(0.54)、7.259(0.41)、7.278(0.48)、7.964(2.18)、7.985(2.48)、8.347(1.10)、8.367(1.02)、8.502(0.70)、8.719(0.47)、9.103(2.10)、9.549(0.50)。
実施例535
N−{1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(100mg、420μmol)及び1−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(137mg、462μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.2mL、26mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.5mg、12.6μmol)及びXantphos(14.6mg、25.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(53.7mg、462μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(92.0mg、44%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.24分;MS(ESIpos):m/z=499[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.008(0.47)、0.314(2.40)、0.325(2.70)、0.438(2.40)、0.458(2.60)、1.202(0.66)、1.209(0.63)、1.220(0.98)、1.238(0.63)、2.086(16.00)、2.187(3.69)、2.329(0.52)、2.524(1.60)、2.671(0.56)、3.702(14.04)、3.883(2.51)、3.901(2.45)、7.963(2.55)、7.984(2.81)、8.346(1.28)、8.367(1.17)、8.454(1.03)、9.105(2.42)、9.435(0.89)。
実施例536
N−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(67.4mg、323μmol)及び3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、355μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.8mL、22mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.88mg、9.69μmol)及びXantphos(11.2mg、19.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(41.3mg、355μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で60分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(66.7mg、46%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.15分;MS(ESIpos):m/z=454[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.40)、2.044(16.00)、2.168(3.74)、2.188(1.35)、2.328(0.50)、2.524(1.34)、2.630(14.36)、2.653(0.65)、2.670(0.54)、2.675(0.58)、3.153(8.78)、3.171(0.64)、3.660(2.03)、3.674(4.36)、3.688(2.26)、4.136(1.63)、6.141(3.03)、6.937(1.44)、7.077(3.02)、7.217(1.26)、7.636(2.88)、7.656(3.51)、7.844(2.99)、7.863(2.50)、8.471(1.23)、9.339(2.78)。
実施例537
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(78.6mg、323μmol)及び3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、355μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.7mL、20mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.88mg、9.69μmol)及びXantphos(11.2mg、19.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(41.3mg、355μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(101mg、64%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.44分;MS(ESIpos):m/z=488[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.074(0.64)、1.091(1.30)、1.109(0.65)、2.043(14.92)、2.207(2.62)、2.524(0.62)、2.648(16.00)、3.146(4.92)、3.168(0.58)、3.375(0.65)、3.392(0.63)、3.658(1.76)、3.672(3.72)、3.685(1.95)、4.139(1.36)、6.938(1.28)、7.078(2.66)、7.218(1.15)、7.636(2.55)、7.657(3.21)、7.843(2.52)、7.863(2.16)、8.507(0.71)、9.443(1.50)。
実施例538
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(85.9mg、351μmol)及び3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(150mg、純度72%、386μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.8mL、21mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(9.64mg、10.5μmol)及びXantphos(12.2mg、21.1μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(44.8mg、386μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。変換が完了していなかったことから、混合物を再度、(9.64mg、10.5μmol)及び(12.2mg、21.1μmol)で処理し、85℃で2時間攪拌した。冷却して環境温度とした後、ナトリウムフェノレート20mg(0.17mmol)を加え、混合物を85℃でさらに2時間攪拌した。混合物を、分取HPLC(方法:カラム:Reprosil C18;10μm;125×30mm/流量:50mL/分/溶離液:A=H2O(0.01%HCOOH)、B=アセトニトリル/勾配:0.00−5.00分=10%B、6.50分=20%B、17.0−19.75分=100%B、19.75−23.00分=90%B)により、次にフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル88/12から100%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物30.2mg(17%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=2.22分;MS(ESIpos):m/z=490[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.22)、0.008(1.02)、1.988(0.53)、2.047(16.00)、2.278(2.04)、2.328(0.45)、3.139(3.27)、3.182(0.43)、3.568(0.65)、3.657(1.92)、3.671(3.86)、3.685(2.05)、4.143(1.34)、6.781(2.22)、6.939(1.44)、7.079(2.97)、7.219(1.31)、7.639(2.83)、7.659(3.49)、7.687(1.42)、7.823(2.93)、7.848(2.16)、7.868(1.85)、7.959(1.25)、8.503(0.57)、9.525(1.16)。
実施例539
N−{3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(77.1mg、323μmol)及び3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(100mg、355μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(1.7mL、20mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(8.88mg、9.69μmol)及びXantphos(11.2mg、19.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(41.3mg、355μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法3)により、次にフラッシュ−クロマトグラフィー(カラム:SNAP KP−Sil 10g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル88/12から100%酢酸エチル)によって精製して、所望の生成物を得た(55.75mg、36%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.11分;MS(ESIpos):m/z=484[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.51)、0.008(0.48)、1.525(0.68)、2.038(16.00)、2.177(3.56)、2.328(0.59)、2.523(1.69)、2.670(0.61)、3.151(9.11)、3.171(0.53)、3.656(2.05)、3.670(4.37)、3.684(2.60)、3.697(13.32)、4.134(1.63)、6.936(1.39)、7.076(2.91)、7.217(1.22)、7.635(2.91)、7.655(3.50)、7.841(3.05)、7.861(2.49)、8.452(1.15)、9.325(2.70)。
実施例540
4−(3−{[6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(96.8mg、398μmol)及び4−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(100mg、438μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(6.0mL、70mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.9mg、11.9μmol)及びXantphos(13.8mg、23.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(50.9mg、438μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で90分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(90.0mg、49%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.14分;MS(ESIpos):m/z=435[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.074(0.97)、2.215(11.60)、2.328(0.53)、2.642(12.80)、2.670(0.55)、3.560(16.00)、3.785(12.67)、7.226(3.39)、7.341(0.53)、7.382(0.66)、7.461(0.93)、7.465(0.93)、7.478(0.56)、7.772(3.27)、7.793(4.37)、7.814(0.48)、7.820(0.50)、8.004(3.92)、8.025(3.22)、8.490(3.00)、9.550(1.37)。
実施例541
4−[3−({6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(110mg、398μmol)及び4−(3−アミノ−4−メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ベンゾニトリル(100mg、438μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(6.0mL、70mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.9mg、11.9μmol)及びXantphos(13.8mg、23.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(50.9mg、438μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(45.0mg、24%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.15分;MS(ESIpos):m/z=469[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:2.074(1.99)、2.304(6.31)、2.328(0.51)、2.671(0.40)、2.744(6.56)、3.564(16.00)、3.782(13.19)、7.251(3.38)、7.772(3.38)、7.793(4.07)、8.005(4.00)、8.026(3.27)、8.544(2.94)、9.686(0.91)。
実施例542
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(79.6mg、381μmol)及び3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(105mg、420μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.5mg、11.4μmol)及びXantphos(13.2mg、22.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(48.7mg、420μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で60分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(48.6mg、29%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.01分;MS(ESIpos):m/z=423[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.49)、0.008(0.43)、2.142(16.00)、2.156(2.93)、2.228(1.41)、2.328(0.41)、2.524(1.12)、2.626(13.06)、2.664(1.25)、2.670(0.46)、3.146(5.91)、3.659(1.79)、3.673(3.75)、3.686(1.94)、4.147(1.33)、6.135(2.31)、7.752(0.61)、7.759(0.65)、7.774(1.32)、7.781(1.39)、7.796(0.75)、7.803(0.77)、7.982(0.94)、7.994(1.00)、8.004(0.85)、8.016(0.77)、8.464(0.70)、8.594(2.23)、8.601(2.22)、9.333(2.75)。
実施例543
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(93.3mg、381μmol)及び3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(105mg、420μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.5mg、11.4μmol)及びXantphos(13.2mg、22.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(48.7mg、420μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で60分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(32.1mg、18%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.12分;MS(ESIpos):m/z=459[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.85)、0.008(0.66)、2.145(16.00)、2.266(1.41)、2.323(0.67)、2.328(0.82)、2.332(0.65)、2.523(1.95)、2.665(0.54)、2.670(0.74)、2.675(0.54)、2.697(0.51)、3.131(2.15)、3.656(1.57)、3.670(3.12)、3.683(1.69)、4.152(1.01)、6.775(1.77)、7.683(1.27)、7.757(0.44)、7.764(0.52)、7.779(1.04)、7.787(1.13)、7.801(0.66)、7.809(0.68)、7.819(2.62)、7.955(1.15)、7.987(0.66)、7.999(0.75)、8.009(0.70)、8.599(1.99)、8.606(2.02)、9.524(1.07)。
実施例544
N−[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(91.0mg、381μmol)及び3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(105mg、420μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.5mg、11.4μmol)及びXantphos(13.2mg、22.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(48.7mg、420μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法3)により、次にフラッシュクロマトグラフィー(カラム:SNAP KP_Sil 10g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル88/12から0/100)によって精製して、所望の生成物を得た(70.0mg、41%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.96分;MS(ESIpos):m/z=453[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.48)、2.041(0.40)、2.137(16.00)、2.166(2.74)、2.328(0.48)、2.524(1.29)、2.671(0.45)、3.145(6.73)、3.655(1.80)、3.670(3.83)、3.693(11.51)、4.143(1.33)、7.751(0.61)、7.759(0.66)、7.774(1.36)、7.781(1.44)、7.796(0.79)、7.803(0.77)、7.981(0.99)、7.993(1.07)、8.004(0.91)、8.015(0.82)、8.448(0.88)、8.594(2.54)、8.601(2.51)、9.320(2.68)。
実施例545
エチル1−(6−{[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(107mg、381μmol)及び3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(105mg、420μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10.5mg、11.4μmol)及びXantphos(13.2mg、22.9μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(48.7mg、420μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で60分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(82.5mg、44%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.18分;MS(ESIpos):m/z=495[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.283(2.98)、1.301(6.03)、1.319(3.03)、2.145(16.00)、2.358(1.75)、2.524(1.24)、2.671(0.44)、2.904(12.52)、3.143(3.24)、3.659(1.66)、3.672(3.33)、3.686(1.77)、4.146(1.24)、4.224(0.97)、4.241(2.70)、4.259(2.66)、4.277(0.92)、7.751(0.58)、7.758(0.66)、7.773(1.29)、7.781(1.38)、7.795(0.76)、7.803(0.74)、7.980(0.95)、7.991(1.03)、8.001(0.91)、8.013(0.80)、8.538(0.54)、8.593(2.56)、8.600(2.57)、9.512(1.17)。
実施例546
エチル1−[6−({3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート
マイクロ波バイアルに、エチル1−(6−クロロピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(227mg、808μmol)及び3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(250mg、889μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(4.6mL、54mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(22.2mg、24.2μmol)及びXantphos(28.0mg、48.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(103mg、889μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で60分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(153mg、34%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.29分;MS(ESIpos):m/z=526[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.46)、1.287(3.51)、1.304(7.18)、1.322(3.57)、2.046(16.00)、2.329(0.74)、2.333(0.68)、2.368(2.55)、2.524(1.47)、2.671(0.51)、2.908(13.13)、3.148(4.42)、3.651(2.04)、3.659(2.02)、3.673(3.92)、3.687(2.07)、4.143(1.45)、4.228(1.11)、4.245(3.20)、4.263(3.17)、4.281(1.05)、6.938(1.40)、7.077(3.07)、7.217(1.30)、7.342(1.44)、7.382(1.62)、7.461(2.27)、7.465(2.43)、7.478(1.44)、7.636(2.97)、7.656(3.64)、7.781(1.39)、7.790(1.12)、7.794(1.31)、7.807(0.98)、7.814(1.16)、7.821(1.33)、7.841(2.92)、7.861(2.49)、8.548(0.72)、9.518(1.09)。
実施例547
4−[5−({6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[3,5−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(112mg、純度95%、385μmol)及び4−(5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾニトリル(100mg、純度90%、424μmol)を入れ、内容物をジオキサン(1.2mL)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(7.06mg、7.71μmol)及びXantPhos(8.92mg、15.4μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気した。最後に、ナトリウムフェノレート(49.2mg、424μmol)を加え、バイアルを密閉し、高振盪しながら85℃で終夜加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物をジメチルスルホキシドで希釈し、沈殿固体を濾過によって回収した。固体をジクロロメタンに再溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SNAP Ultra 10g、シクロヘキサン/EtOAc勾配)によって精製して、所望の生成物を得た(16mg、収率9%)。
LC−MS(方法11):Rt=1.51分;MS(ESIpos):m/z=453[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.01)、0.008(1.04)、1.235(1.57)、1.489(0.41)、2.076(13.10)、2.193(0.92)、2.285(1.24)、2.309(2.21)、2.759(6.27)、3.702(7.50)、7.896(16.00)、8.554(0.49)、9.670(0.77)。
実施例548
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−{1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(108mg、443μmol)及び1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(125mg、488μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.3mL、27mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.2mg、13.3μmol)及びXantphos(15.4mg、26.6μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(56.6mg、488μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(83.0mg、36%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.15分;MS(ESIpos):m/z=465[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.64)、0.008(0.57)、1.091(0.54)、1.647(0.82)、2.104(16.00)、2.295(2.73)、3.727(8.48)、6.796(2.66)、7.369(0.64)、7.385(0.60)、7.399(0.76)、7.685(1.20)、7.821(2.45)、7.959(2.68)、7.980(2.34)、8.337(1.02)、8.358(0.94)、8.512(0.61)、9.097(1.76)、9.673(1.14)。
実施例549
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(94.0mg、451μmol)及び1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(127mg、496μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.3mL、27mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.4mg、13.5μmol)及びXantphos(15.6mg、27.0μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(57.5mg、496μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(90.0mg、47%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.06分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.71)、0.008(0.69)、1.074(0.73)、1.091(1.48)、1.109(0.74)、2.101(16.00)、2.183(4.74)、2.635(13.30)、3.375(0.75)、3.392(0.74)、3.720(12.00)、6.154(2.94)、7.957(2.23)、7.978(2.51)、8.332(1.18)、8.353(1.08)、8.479(1.08)、9.096(1.96)、9.491(2.40)。
実施例550
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(110mg、454μmol)及び1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(128mg、500μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.4mL、28mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.5mg、13.6μmol)及びXantphos(15.8mg、27.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(58.0mg、500μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(90.0mg、43%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.36分;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.68)、0.008(0.65)、1.074(1.20)、1.091(2.45)、1.109(1.23)、2.086(2.01)、2.099(15.27)、2.222(3.70)、2.265(0.77)、2.652(16.00)、2.678(0.78)、3.357(0.44)、3.375(1.22)、3.392(1.19)、3.721(10.57)、7.957(2.14)、7.978(2.37)、8.331(1.10)、8.354(1.01)、8.515(0.97)、9.094(2.06)、9.593(1.41)。
実施例551
N−{1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−メトキシ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(108mg、454μmol)及び1,4−ジメチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(128mg、500μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.4mL、28mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12.5mg、13.6μmol)及びXantphos(15.8mg、27.2μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(58.0mg、500μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(128.0mg、61%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.06分;MS(ESIpos):m/z=459[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.62)、0.008(0.57)、1.074(0.62)、1.091(1.28)、1.109(0.64)、2.096(16.00)、2.193(4.52)、3.375(0.64)、3.392(0.63)、3.706(15.37)、3.716(12.45)、7.957(2.16)、7.978(2.44)、8.331(1.17)、8.335(1.15)、8.351(1.06)、8.462(1.05)、9.091(1.92)、9.478(2.36)。
実施例552
6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]−N−{1,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(104mg、426μmol)及び1,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−3−アミン(120mg、468μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.7mg、12.8μmol)及びXantphos(14.8mg、25.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(54.4mg、468μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(45.0mg、23%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.13分;MS(ESIpos):m/z=465[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.921(11.83)、2.300(13.63)、3.775(0.75)、3.787(16.00)、6.777(3.73)、7.462(0.88)、7.694(1.18)、7.830(2.44)、7.966(1.05)、8.078(2.14)、8.098(2.63)、8.262(1.47)、8.267(1.40)、8.283(1.19)、8.287(1.15)、8.491(2.74)、8.929(2.27)、8.934(2.19)、9.680(1.90)。
実施例553
6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(4−クロロ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(103mg、426μmol)及び1,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−3−アミン(120mg、468μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.7mg、12.8μmol)及びXantphos(14.8mg、25.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(54.4mg、468μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法4)によって精製して、所望の生成物を得た(45.0mg、23%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.32分;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:0.008(0.48)、1.917(13.01)、2.227(14.26)、2.645(15.36)、3.776(16.00)、7.433(1.18)、8.074(2.10)、8.095(2.54)、8.256(1.52)、8.260(1.44)、8.276(1.19)、8.280(1.14)、8.496(2.78)、8.923(2.28)、9.592(2.31)。
実施例554
4−[5−({6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−[5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル]ピリミジン(104mg、426μmol)及び4−[5−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(120mg、468μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.7mg、12.8μmol)及びXantphos(14.8mg、25.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(54.4mg、468μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物を得た(55.0mg、27%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.12分;MS(ESIpos):m/z=465[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(1.66)、0.008(1.01)、2.061(16.00)、2.284(2.35)、2.699(0.46)、3.138(3.50)、3.177(0.72)、3.660(1.89)、3.674(3.65)、3.687(1.95)、4.154(1.33)、6.783(2.35)、7.684(1.33)、7.819(2.70)、7.911(10.45)、7.956(1.33)、8.500(0.74)、9.552(1.20)。
実施例555
4−[5−{[6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(88.8mg、426μmol)及び4−[5−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−3−イル]ベンゾニトリル(120mg、468μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.7mg、12.8μmol)及びXantphos(14.8mg、25.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(54.4mg、468μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(方法2)によって精製して、所望の生成物を得た(94.0mg、49%)。
LC−MS(方法10):Rt=2.03分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.79)、0.008(0.71)、1.646(0.74)、2.059(16.00)、2.169(3.65)、2.628(13.61)、3.150(8.75)、3.663(1.95)、3.677(4.13)、3.691(2.14)、4.147(1.58)、6.143(2.93)、7.369(0.53)、7.385(0.52)、7.398(0.65)、7.885(0.71)、7.907(13.16)、7.932(0.63)、8.466(1.11)、9.367(2.73)。
実施例556
メチル[1−(6−{[1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]カーバメート
tert−ブチル[6−(4−アミノ−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン−4−イル][1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]カーバメート(125mg、235μmol)及びメチルカルボノクロリデート(33.3mg、352μmol)のジクロロメタン(2.5mL)中溶液を、トリエチルアミン(65μL、470μmol)で処理し、環境温度で3時間攪拌した。混合物をジクロロメタンで希釈した。有機相をChromabond PTSで脱水し、減圧下に濃縮した。残留物を、4M塩酸/ジオキサンに再溶解させ、環境温度で30分間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、粗生成物を分取HPLC(方法3)によって精製して、所望の生成物36.1mg(31%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.91分;MS(ESIpos):m/z=491[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.43)、0.291(2.21)、0.304(2.41)、0.422(2.29)、0.442(2.44)、1.073(1.12)、1.091(2.32)、1.109(1.16)、1.175(0.62)、1.182(0.60)、1.194(0.95)、1.206(0.57)、1.213(0.58)、2.009(14.04)、2.075(2.58)、2.488(16.00)、3.357(0.40)、3.375(1.15)、3.392(1.11)、3.631(3.56)、3.829(2.05)、3.846(2.01)、7.251(2.19)、7.274(4.44)、7.296(2.36)、7.717(1.37)、7.731(1.81)、7.751(1.26)、8.468(0.63)、8.694(0.76)、9.394(0.55)。
実施例557
1−(6−{[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−N,N,3,5−テトラメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
1−(6−{[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}ピリミジン−4−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(26.6mg、57.0μmol)及びN−メチルメタンアミン(57μL、2.0Mテトラヒドロフラン中溶液、110μmol)のジメチルホルムアミド(1.0mL、13mmol)中溶液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(30μL、170μmol)及び(1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキサイド・ヘキサフルオロホスフェート)(32.5mg、85.5μmol)で処理し、混合物を環境温度で30分間攪拌した。混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機相をChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物19.3mg(68%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.56分;MS(ESIpos):m/z=494[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.50)、1.073(0.55)、1.091(1.10)、1.109(0.55)、2.146(16.00)、2.583(15.20)、2.902(2.60)、2.975(2.87)、3.148(4.51)、3.375(0.55)、3.392(0.55)、3.661(1.62)、3.675(3.35)、3.688(1.76)、4.151(1.10)、7.754(0.54)、7.761(0.60)、7.776(1.20)、7.783(1.30)、7.798(0.71)、7.805(0.74)、7.984(0.81)、7.995(0.86)、8.006(0.76)、8.017(0.69)、8.500(0.52)、8.595(2.23)、8.602(2.24)、9.416(1.72)。
実施例558
1−[6−({3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−N,N,3,5−テトラメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
1−[6−({3−[4−(ジフルオロメチル)フェニル]−1−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)ピリミジン−4−イル]−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(57.7mg、116μmol)及びN−メチルメタンアミン(120μL、2.0M、230μmol)のジメチルホルムアミド(1.0mL、13mmol)中溶液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(61μL、350μmol)及び(1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキサイド・ヘキサフルオロホスフェート)(66.1mg、174μmol)で処理し、混合物を環境温度で終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法7)によって精製して、所望の生成物41.0mg(67%)を得た。
LC−MS(方法10):Rt=1.75分;MS(ESIpos):m/z=525[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:−0.008(0.55)、0.008(0.42)、1.074(0.58)、1.091(1.19)、1.109(0.60)、2.047(14.98)、2.149(2.50)、2.586(16.00)、2.907(2.88)、2.977(3.11)、3.155(6.39)、3.375(0.60)、3.392(0.58)、3.662(1.87)、3.676(3.98)、3.690(2.07)、4.142(1.36)、6.938(1.35)、7.078(2.85)、7.218(1.21)、7.636(2.62)、7.657(3.25)、7.844(2.54)、7.864(2.13)、8.505(0.69)、9.421(1.68)。
実施例559
6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−{1,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−3−イル}ピリミジン−4−アミン
マイクロ波バイアルに、4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)ピリミジン(88.8mg、426μmol)及び1,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾール−3−アミン(120mg、468μmol)を入れ、内容物を1,4−ジオキサン(2.5mL、29mmol)に懸濁させた。反応混合物をArで3分間脱気した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11.7mg、12.8μmol)及びXantphos(14.8mg、25.5μmol)を加え、反応混合物を再度1分間脱気し、加熱して85℃とした。この温度で、ナトリウムフェノレート(54.4mg、468μmol)を加えた。バイアルを密閉し、高撹拌しながら85℃で120分間加熱した。冷却して環境温度とした後、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をカラムChromabond PTSで濾過し、減圧下に濃縮した。粗生成物を分取HPLC(方法7)によって、次にシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(カラム:Kp Sil 10g、溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル1:1)によって精製した。純粋な生成物をDCMに再溶解させ、乾燥させて、所望の生成物を得た(56.0mg、31%)。
LC−MS(方法10):Rt=1.98分;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]+。
1H−NMR(400MHz、DMSO−d6)δ[ppm]:1.915(13.61)、2.189(14.40)、2.626(12.12)、3.776(16.00)、5.754(0.95)、6.137(3.54)、7.403(1.84)、8.074(2.01)、8.094(2.46)、8.256(1.36)、8.260(1.34)、8.276(1.07)、8.281(1.09)、8.461(3.43)、8.923(2.26)、8.928(2.24)、9.469(2.72)。
実験の部−生物アッセイ
生物研究
本明細書に記載の実施例の試験を行う実験は、本発明を例証するものであり、本発明は所与の実施例に限定されるものではない。
下記のアッセイを用いて、本発明による化合物の商業的有用性を説明することができる。
実施例を、選択された生物アッセイで1回以上調べた。複数回試験を行った場合、データは平均値又は中央値のいずれかで報告される。
・平均値は、算術平均値とも称され、得られた値の合計を試験回数によって割った値を表す。
・中央値は、昇順又は降順で並べた場合に値の群の中央の数字を表す。データセットにおける値の数字が奇数である場合、中央値は中心値である。データセットにおける値の数字が偶数である場合、中央値は二つの中心値の算術平均である。
実施例化合物は、1回以上合成した。複数回合成した場合、生物アッセイからのデータは、1以上の合成バッチの試験から得られたデータセットを用いて計算された平均値を表す。
本発明の化合物のイン・ビトロ活性を、下記のアッセイで示すことができる。
生物アッセイ:
細胞アッセイでNpt2a活性を測定するため、誘発性Npt2a発現を有する安定なCHO細胞系を発生させた。従って、CHO T−Rex細胞(life technologiesカタログR718−07)を、ドキシサイクリン誘発性ヒトNPT2a(pcDNA5TO−hNpt2a)によって安定にトランスフェクションした。得られたCHO T−REx hNpt2a細胞を、常法により、Glutamax 100× 10mL、ピルビン酸ナトリウム(100mM溶液7mL)、HEPES(1M溶液10mL)、重炭酸ナトリウム(7.5%溶液10mL)、テトラサイクリン非含有10%ウシ胎仔血清(Clontechカタログ631106、500mL)、ペニシリン−ストレプトマイシン(100×溶液5mL)、ブラストサイジン10μg/mL及び400μg/mLハイグロマイシンを補給したダルベッコのMEM/F12(4,5g/Lグルコース、Gibcoカタログ21331−020;500mL)中で培養した。
蛍光膜電位色素キットBLUE(Molecular devicesカタログR8034)を用いてリン酸ナトリウムの流入による細胞膜電位の脱分極を追跡することで、Npt2aの活性を検出した。Npt2a活性の測定のため、CHO T−Rex hNpt2a細胞を、7μL/wの完全培地(2%テトラサイクリン非含有FBS、2%ポリ−D−リジン)(選択剤を含まない)+ドキシサイクリン0.5μg/mL中、750細胞/ウェルで1536ウェルマイクロタイタープレート(GREINER Bio−Oneカタログ782092)に接種して、Npt2a遺伝子発現を誘発し、37℃、5%二酸化炭素で24時間増殖させた。
実験当日、NHE緩衝液(ナトリウム非含有)(140mM N−メチル−D−グルカミン、5.4mM KCl、1mM CaCl2、11mM D(+)−グルコース(水非含有)、1.2mM MgCl2、10mM HEPES;pH7.4(塩酸で調節);無菌濾過)10mLにBlue MP色素粉末15mgを再懸濁させることで、1×MP色素負荷溶液を新鮮に調製した。ロボット操作によって培地5μLをプレートから除去し、5μL/ウェルのナトリウム非含有NHE緩衝液を加えた。2分間インキュベートした後、この洗浄段階を1回繰り返した。次に、5μL/wの緩衝液をプレートから除去し、細胞を、5μL/wのMP色素負荷溶液(ナトリウム非含有NHE緩衝液中1倍)とともに室温で5分間インキュベートした。最終試験濃度50μM〜1nM(0.6μL/ウェル、最終DMSO 0.6%、MP色素負荷溶液中で調製)で試験化合物を細胞に加え、室温で5分間インキュベートした。
プレートを、λexc 510−545nm/λem 565−625nmフィルターを用いる社内CCDカメラ装置で分析した。蛍光を15秒間検出した(バックグラウンド測定値M1)。2μL/ウェルの30mM Na+及び1mMリン酸(NHE緩衝液(Na+非含有)及びNHE緩衝液140mM Na+の混合物中で調製)を加えることで、Npt2aの活性を誘発した。蛍光を2〜3分間追跡した(脱分極測定値M2)。M2/M1を計算することで、データを細胞数及び色素負荷効率に対して正規化した。この商を、試験化合物濃度に対してプロットした。Graph Pad Prism又はそれに相当する社内ソフトウェアを用いて、S字用量−応答曲線(可変勾配)を作成し、IC50値を求めた。
表1:ヒトNpt2aに対する活性に関するアッセイ結果
生物イン・ビボアッセイ
本発明の化合物のイン・ビボ活性を、下記のアッセイで示すことができる。
FGFR誘発石灰化モデル(ラット)
本試験の目的は、ラットでのFGFR阻害薬誘発石灰化モデルにおける血管及び軟組織の石灰化並びにFGF−23、副甲状腺ホルモン及びリン酸の血漿レベルに対するNpt2a拮抗薬の効果を調べることにあった。
全てのラット実験は、実験動物の使用に関する欧州ガイドラインに従い、そしてドイツ動物保護法(Deutsches Tierschutzgesetz)に従って実施した。
即ち、雄Wistar Unilever(WU)ラットを、12:12時間の明:暗周期で実験用ラットのための通常の条件下に飼育した。1日1回経口強制投与によって2週間までFGFR阻害薬を投与することで、血管及び軟組織の石灰化を誘発した。個々のNpt2a阻害薬も、FGFR阻害薬と同じ期間にわたり1日1回若しくは2回(QD又はBID)、強制経口投与によって、個々のグラフに示されたように投与した。試験期間中及び試験終了後に採血を行って、製造者プロトコール(例えば、FGF−23:マウス/ラットFGF−23(C−Term)ELISAキット;Immuntopics;リン酸:Pentra400システム、副甲状腺ホルモン:PTH 1−84 Bioactive、ラット)に従い、市販のアッセイシステムを用いて、FGF−23、副甲状腺ホルモン及びリン酸の血漿レベルを測定した。
試験終了後、試験動物を屠殺し、臓器(例えば、心臓、大動脈、腎臓、胃)を摘出した。個々の臓器の石灰化を測定するため、フォンコッサ染色又はH&E染色のいずれかを、臓器の組織標本について行うか、臓器の灰化を行い、次にフレーム測光を行って、臓器の湿重量に比例して臓器中のカルシウム含有量を求めた。