JP2019532774A - 創傷閉鎖器具 - Google Patents

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Abstract

陰圧創傷閉鎖器具、システムおよび方法。本発明の実施形態は、陰圧下で優先的に収縮して周辺の組織を動かすことによって創傷の閉鎖を容易にする。いくつかの実施形態は、y方向よりもx方向により多くつぶれるように構成された複数のセルを有する安定化構造を利用することができる。

Description

本出願は、具体的には、陰圧の適用と併せて、大きな創傷の閉鎖を助ける、創傷の治療のための器具、方法、およびシステムの複数の実施形態を記述する。
陰圧創傷治療は、創傷の治療において用いられ、多くの場合に、創傷の場所からの滲出物および他の有害な物質を除去もしながら、回復速度を向上させることができる。
腹部コンパートメント症候群は、浮腫および他のそのような原因に起因して腹腔内での流体累積によって引き起こされ、臓器不全を引き起こし、徐々に死に至るかもしれない、腹腔内圧の大幅な増加につながる。原因は、敗血症または深刻な外傷を含むかもしれない。腹部コンパートメント症候群の治療は、腹部空間の減圧を可能とする腹部切開を必要とするおそれがあり、そのような、大きな創傷が患者に形成される可能性がある。このような創傷の閉鎖は、二次感染および他の合併症のリスクを最小化しながら、根本的な浮腫が治った後、次に、優先事項となる。しかしながら、深刻な腹部の開口状態は、下でさらに述べられるコンパートメント症候群に加えて他の理由によって引き起こされるかもしれない。
手術、外傷、または、他の状態の結果として、他の大きなまたは切開の創傷もまた閉鎖を必要とし得る。例えば、胸骨切開術、筋膜切開術、および他の腹部創傷から生じる創傷は、閉鎖を必要とし得る。既存の創傷の創傷離開は、おそらく、根本的な不完全な筋膜閉鎖、または、感染などの二次的要因に起因して発生し得る、他の合併症である。
既存の陰圧治療システムは、最終的な創傷閉鎖を可能とするが、いまだに非常に長い閉鎖時間を必要とする。これらは、縫合など、他の組織保証手段を組み合わせてもよいが、完全な創傷閉鎖を可能とするために、根本的な筋肉および筋膜組織が適切に再近似しないというリスクもある。さらに、フォームまたは他の創傷充填材が創傷に挿入されたとき、創傷およびフォームへの陰圧の適用は、大気圧が創傷を圧迫する可能があり、創傷の縁に対して下方および外側にフォームを押し付けるかもしれない。この創傷充填材の下方への圧迫は、回復プロセスを遅らせ、創傷の縁の接合を遅らせ、または、抑制する。さらに、ある種の筋膜炎の形の筋膜の炎症は、急速で過度の組織損失をもたらす可能性があり、より高度な陰圧治療システムの必要性に潜在的に値する。従って、創傷の治療および閉鎖のための改良された器具、方法、およびシステムを提供する必要がある。
本発明の複数の実施形態は、創傷の閉鎖を容易にする、陰圧創傷閉鎖器具、方法、およびシステムに関する。本明細書で記述される創傷は、あらゆる創傷を網羅することができ、特定の位置または種類の創傷に限定されるものではないことは、当業者によって理解されるだろう。器具、方法、およびシステムは、現在採用されている創傷充填材の材料の繰り返しの交換の必要性を低減する効果があり、回復速度を早めることができる。器具、方法、およびシステムは、創傷液を除去するための陰圧と一緒に同時使用できる。
ある実施形態において、陰圧創傷治療を行う創傷治療用装置が提供され、この装置は、創傷に挿入するための安定化構造体を備える。安定化構造体は、y方向に対応する長さであって、安定化構造体の第1端と第2端との間で安定化構造体の中央長軸に沿って延在する長さと、x方向に対応する幅であって、長さに対して直角を成し、安定化構造体の第1面と第2面と間の安定化構造体の中央横軸に沿って延在する幅と、z方向に対応する高さであって、長さおよび幅に対して直角を成し、安定化構造体の上面と底面との間で延在する幅と、を含む。安定化構造体の長さおよび幅は、それぞれ、高さよりも大きくてもよい。安定化構造体は、1または複数の壁によって画定された複数のセルであって、x方向およびy方向に平行な水平面内で並んで設けられている複数のセルをさらに備えることができ、複数のセルのそれぞれは、上端および下端を有し、z方向に上端から下端にわたって広がる開口部を伴う。また、安定化構造体は、安定化構造体が創傷内に挿入されたときに、創傷に陰圧を加えると、安定化構造体は、z方向よりも水平面内で大きくつぶれ、安定化構造体は、y方向よりもx方向に大きくつぶれるように構成され得る。
ある実施形態において、安定化構造体の中央長軸からより遠くに配置された外側セルは、安定化構造体の中央長軸のより近くに配置された内側セルよりも先につぶれるように寸法決めされ構成されている。
ある実施形態において、安定化構造体の中央横軸のより近くに配置されたセルは、安定化構造体の中央横軸からより遠くに配置されたセルよりも先につぶれるように寸法決めされ構成されている。
ある実施形態において、安定化構造体の中央横軸のより近くに配置されたセルは、安定化構造体の中央横軸からより遠くに配置されたセルより速やかにつぶれるように寸法決めされ構成されている。
ある実施形態では、安定化構造体は目の形を有する。
ある実施形態では、安定化構造体は、均一のサイズのセルを含む。
ある実施形態では、安定化構造体は、異なるサイズのセルを含む。いくつかの実施形態において、安定化構造体の中央横軸のより近くに配置されたセルは、安定化構造体の中央横軸からより遠くに配置されたセルよりも大きい。さらに、いくつかの実施形態において、安定化構造体の中央長軸のより近くに配置されたセルは、安定化構造体の中央長軸からより遠くに配置されたセルよりも大きい。
ある実施形態において、セルは、異なる剛性を有する1または複数の壁によって画定される。セルを画定する1または複数の壁は、ショア硬度80以下、60以下、または40以下を有する材料から作ることができる。セルを画定する1または複数の壁は、ヤング率20MPa以下、12MPa以下、5MPa以下、または1MPa以下を有する材料から作ることができる。
ある実施形態では、安定化構造体は、均一な厚さの壁を含む。
ある実施形態では、安定化構造体は、不均一な厚さの壁を含む。壁は、ヒンジを形成するように先細りにすることができ、ヒンジは、安定化構造体が創傷内に挿入されたとき、創傷に陰圧を加えると、1または複数の壁間の接合部で回転を増加させるように、寸法決めされ構成されている。
ある実施形態において、内径は、安定化構造体が創傷内に挿入されたとき、創傷に陰圧を加えると、安定化構造体のセルサイズおよび/またはつぶれが増大するように寸法決めされ構成されている。
ある実施形態において、安定化構造体の中央部に隣接するセルの量は、安定化構造体の第1端または第2端に隣接するセルの量より多い。
ある実施形態において、複数のセルは、安定化構造体が創傷に挿入内されたとき、創傷に陰圧を加えると、安定化構造体の第1端および第2端のつぶれが増大するように寸法決めされ構成されている。
ある実施形態において、装置は、さらにフォーム層を含み、フォーム層は、安定化構造体が創傷内に挿入されたとき、創傷に陰圧を加えると、安定化構造体の幅を増大するように寸法決めされ構成されている。
ある実施形態において、陰圧創傷治療を行う創傷治療用装置は、創傷に挿入するための安定化構造体を備えることができる。安定化構造体は、y方向に対応し、安定化構造体の第1端と第2端との間で安定化構造体の中央長軸に沿って延在する長さと、x方向に対応する幅であって、長さに対して横断し、安定化構造体の第1面と第2面と間の安定化構造体の中央横軸に沿って延在する幅と、z方向に対応する高さであって、長さおよび幅に対して横断し、安定化構造体の上面と底面との間で延在する幅と、を含む。安定化構造体の長さおよび幅は、それぞれ、高さよりも大きくてもよい。安定化構造体は、1または複数の壁によって画定された複数のセルであって、x方向およびy方向に平行な水平面内で並んで設けられている複数のセルをさらに備えることができ、複数のセルのそれぞれは、上端および下端を有し、z方向に上端から下端にわたって広がる開口部を伴う。また、安定化構造体は、安定化構造体が創傷内に挿入されたときに、創傷に陰圧を加えると、安定化構造体は、z方向よりも水平面内で大きくつぶれ、安定化構造体は、y方向よりもx方向に大きくつぶれるように構成され得る。装置は、陰圧を加えると、安定化構造体の長手方向の端部の一方または両方を、安定化構造体の長手方向の両端部の間の中央部と均一につぶれさせるように、寸法決めされ構成された、安定化構造体の中央横軸からより遠くに配置されたセルをさらに備えることができる。
ある実施形態において、安定化構造体は目の形を有する。
ある実施形態において、安定化構造体は、異なるサイズのセルを有する。
ある実施形態において、安定化構造体は、異なる厚さの壁を有する。
ある実施形態において、安定化構造体は、異なる内径のセルを有する。
ある実施形態において、安定化構造体は、異なる剛性または硬度の壁を有する。
ある実施形態において、安定化構造体の中央横軸のより近くに配置されたセルは、安定化構造体の中央横軸からより遠くに配置されたセルよりも大きい。
ある実施形態において、安定化構造体の中央長軸のより近くに配置されたセルは、安定化構造体の中央長軸からより遠くに配置されたセルよりも大きい。
ある実施形態において、セルの大部分はひし形である。
ある実施形態において、安定化構造体は、その中央長軸に関して対称である。
ある実施形態において、安定化構造体は、その中央横軸に関して対称である。
ある実施形態において、安定化構造体の長手方向の端に比較的近いセルの少なくともいくつかは、中央長軸に比較的近いセルよりも大きい。
ある実施形態では、安定化構造体は、4つの内壁によってそれぞれ画定された複数の閉じたセルを含む。
ある実施形態では、安定化構造体は、少なくともいくつかの開いたセルを含む。
ある実施形態において、開いたセルは、中央長軸より安定化構造体の長手方向の端のより近くに配置される。
ある実施形態において、安定化構造体のセルは、陰圧を加えると、安定化構造体の長手方向の端部の一方または両方は、中央横軸における幅とほぼ同じ幅を有してつぶれるように、寸法決めされ構成されている。
創傷閉鎖器具の他の実施形態において、安定化構造体および関連する装置は、以下に説明される。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面と併せて、本発明の以下の詳細な説明から容易に認められる。
陰圧治療システムの実施形態を示す図である。 安定化構造体の実施形態の多重ビューを示す図である。 安定化構造体の実施形態の多重ビューを示す図である。 安定化構造体の実施形態の多重ビューを示す図である。 安定化構造体の他の実施形態の多重ビューおよび安定化構造体を製造する方法を示す図である。 安定化構造体の他の実施形態の多重ビューおよび安定化構造体を製造する方法を示す図である。 安定化構造体の他の実施形態の多重ビューおよび安定化構造体を製造する方法を示す図である。 安定化構造体の他の実施形態の多重ビューおよび安定化構造体を製造する方法を示す図である。 安定化構造体の他の実施形態の多重ビューおよび安定化構造体を製造する方法を示す図である。 安定化構造体を取り囲むことができるリングの実施形態を示す図である。 周囲に固定層およびフォーム層を有する安定化構造体の実施形態を示す写真である。 周囲に固定層およびフォーム層を有する安定化構造体の実施形態を示す写真である。 周囲に固定層およびフォーム層を有する安定化構造体の実施形態を示す写真である。 周囲に固定層およびフォーム層を有する安定化構造体の実施形態を示す写真である。 固定層の実施形態を示す写真である。 固定層の実施形態を示す写真である。 実施形態の腹部創傷の開口部を示す図である。 創傷を治療する方法における実施形態のステップを示す図である。 創傷を治療する方法における実施形態のステップを示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態のステップを示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態のステップを示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態のステップを示す図である。 創傷を治療する方法のステップを示す写真である。 創傷を治療する方法のステップを示す写真である。 創傷を治療する方法のステップの実施形態を描写する図である。 創傷を治療する方法のステップの実施形態を描写する図である。 創傷を治療する方法のステップの実施形態を描写する図である。 創傷を治療する方法のステップの実施形態を示す写真である。 創傷を治療する方法の実施形態を示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態を示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態を示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態を示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態を示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態を示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態を示す図である。 創傷を治療する方法の実施形態の写真である。 創傷を治療する方法の実施形態の写真である。 創傷を治療する方法の実施形態の写真である。 創傷を治療する方法の実施形態の写真である。 創傷を治療する方法の実施形態の写真である。 安定化構造体の実施形態を示す図である。 安定化構造体の実施形態の図面および写真である。 安定化構造体の実施形態の図面および写真である。 安定化構造体の実施形態の図面および写真である。 安定化構造体の実施形態の図面および写真である。 安定化構造体の実施形態の図面および写真である。 つぶれた安定化構造体の実施形態を示す図である。 つぶれた安定化構造体の実施形態を示す図である。 つぶれた安定化構造体の実施形態を示す図である。 つぶれた安定化構造体の実施形態を示す図である。 安定化構造体の複数の実施形態を示す図である。 安定化構造体の複数の実施形態を示す図である。 安定化構造体およびフォーム層の複数の実施形態を示す図である。 安定化構造体およびフォーム層の複数の実施形態を示す図である。 安定化構造体およびフォーム層の複数の実施形態を示す図である。 安定化構造体およびフォーム層の複数の実施形態を示す図である。 安定化構造体およびフォーム層の複数の実施形態を示す図である。 安定化構造体およびフォーム層の複数の実施形態を示す図である。 安定化構造体およびフォーム層の複数の実施形態を示す図である。 フィンガーを有するフォーム層の実施形態を示す図である。 印刷物を有するフォーム層の実施形態を示す図である。 印刷物を有するフォーム層の実施形態を示す図である。 印刷物を有するフォーム層の実施形態を示す図である。 印刷物を有するフォーム層の実施形態を示す図である。 印刷物を有するフォーム層の実施形態を示す図である。 安定化構造体および創傷閉鎖器具の複数の実施形態を使用して収集された実験データを示す図である。 安定化構造体および創傷閉鎖器具の複数の実施形態を使用して収集された実験データを示す図である。 安定化構造体の実施形態を示す図である。 安定化構造体の実施形態を示す図である。 安定化構造体の実施形態を示す図である。 安定化構造体の異なる実施形態を示す拡大図である。 安定化構造体の異なる実施形態を示す拡大図である。 安定化構造体の異なる実施形態を示す拡大図である。 陰圧を受ける安定化構造体の他の実施形態の写真である。 陰圧を受ける安定化構造体の他の実施形態の写真である。 陰圧を受ける安定化構造体の他の実施形態の写真である。 陰圧を受ける安定化構造体の他の実施形態の写真である。 陰圧を受ける安定化構造体の他の実施形態の写真である。 安定化構造体のための壁パターンの他の実施形態を示す図である。 安定化構造体の実施形態を用いて、創傷を治療する方法の実施形態を示す図である。
本明細書の本セクションまたは他の箇所においてで開示される実施形態は、ポンプおよび創傷ドレッシングの構成要素および装置を含み、減圧を伴う創傷の治療装置および方法に関する。装置および構成要素は、創傷オーバーレイおよび包装材料を含み、もしあれば、ときどき、本明細書の本セクションまたは他の箇所において、包帯として総称される。
本明細書を通して、創傷について言及されていることを理解されたい。創傷という用語は、広く解釈および網羅されるべきであり、皮膚が引き裂かれ、切断または破裂し、または、外傷が挫傷を引き起こす、開口したまたは閉鎖した創傷を含み、または、患者の皮膚の他の任意の表層または他の状態または欠陥、あるいは、その他に減圧治療から利益を得るものを含むことを理解されたい。したがって、創傷は、流体が生成されるかもしれないまたはされないかもしれない組織の任意の損傷を受けた領域として広く定義される。そのような創傷の例としては、腹部創傷または他の大きなまたは切開の創傷、手術、外傷、胸骨切開術、筋膜切開術または他の状態の結果としての腹部創傷または他の大きなまた切開の創傷、裂傷、深刻な創傷、慢性の創傷、亜急性および裂傷、外傷、皮弁および皮膚移植片、裂傷、擦り傷、挫傷、火傷、電気火傷、糖尿病性潰瘍、褥瘡、外科的創傷、外傷および静脈性潰瘍、またはそれらに類するものが挙がられるが、これらに限定されるものではない。
本明細書の本セクションまたは他の箇所に用いられるように、−XmmHgなどの減圧または陰圧レベルは、760mmHg(または、1atm、29.93inHg、101.325kPa、14.696psi等)に対応する標準大気圧を下回る圧力レベルを表す。従って、−XmmHgの陰圧値は、760mmHgを下回るXmmHgである絶対圧を示し、言い換えれば、(760−X)mmHgの絶対圧を示す。さらに、−XmmHgより「少ない(「less」)または「小さい(「smaller」)陰圧は、大気圧に近づく圧力(例えば、−40mmHgは、−60mmHgより少ない)に対応する。−XmmHgより「多い(「more」)または「大きい(「greater」)陰圧は、大気圧から遠ざかる圧力(例えば、−80mmHgは、−60mmHgより多い)に対応する。
本開示の複数の実施形態のための陰圧範囲は、おおよそ、−80mmHgであり、または、約−10mmHgと−200mmHgとの間とすることができる。これらの圧力は、通常環境の大気圧に関係することに留意されたい。したがって、実際的な言い方をするなら、−200mmHgは、約560mmHgとなるだろう。いくつかの実施形態において、圧力範囲は、約−40mmHgと−150mmHgとの間とすることができる。代替的に、最大−75mmHgの、最大−80mmHgの、または−80mmHgを超える圧力範囲を使用できる。また、他の実施形態において、−75mmHg未満の圧力範囲を使用できる。代替的に、おおよそ−100mmHgを超える、または−150mmHgさえも超える圧力範囲が、陰圧装置によって提供され得る。いくつかの実施形態において、陰圧範囲は、約−20mmHgまたは約−25mmHgと同じくらい小さくすることができ、これは瘻孔を縮小するのに有用であり得る。ここで記述される創傷閉鎖器具のいくつかの実施形態において、創傷収縮の増加は、周囲の創傷組織における組織拡大の増加をもたらし得る。この効果は、組織に加えられる力を変化させることによって、例えば、創傷に加えられる陰圧を時間とともに変化させることによって、場合によっては、実施形態の創傷閉鎖器具を用いて創傷に加えられる張力を増加させることを併せることによって、増大され得る。いくつかの実施形態において、陰圧は、例えば、正弦波、方形波を用いて、および/または、1つまたは複数の患者の生理学的指標(例えば、心拍)と同期させて、時間とともに変化させてもよい。
前述の説明に関する追加の開示があるそのような出願の例として、米国特許第8,235,955号明細書(発明の名称「創傷治療装置および方法」、2012年8月7日発行)および米国特許第7,753,894号明細書(発明の名称「圧力を伴う創傷洗浄装置」、2010年7月13日発行)が見つけら得る。両方の出願は、それらの全体を参照によりここに組み込まれる。本明細書の本セクションまたは他の箇所においてに記述された実施形態での使用に関連した教示を含み得る他の出願は、発明の名称「腹部創傷の開口を扱う陰圧創傷治療を使用するためのシステムおよび方法」、2010年9月20日に出願され、米国特許出願公開2011/0213287号明細書として公開された米国特許出願12/886,088と、発明の名称「創傷ドレッシングおよびその使用方法」、2011年4月21日に出願され、米国特許出願公開2011/0282309号明細書として公開された米国特許出願13/092,042と、発明の名称「陰圧創傷閉鎖器具」、2012年2月3日に出願され、米国特許出願公開2012/0209227号明細書として公開された米国特許出願13/365,615とを含むことができ、それぞれの全体は、参照によりここに組み込まれる。本明細書で記述された実施形態での使用に関連した教示を含むことができるさらに多くの出願は、発明の名称「陰圧創傷閉鎖器具」、2013年7月15日に出願され、米国特許出願公開2014/0180225号明細書として公開された米国特許出願13/942,493と、発明の名称「陰圧創傷閉鎖器具」、2013年7月16日に出願され、国際公開第2014/014871号として公開されたPCT出願 PCT/US2013/050619号と、発明の名称「陰圧創傷閉鎖器具」、2013年7月16日に出願され、国際公開第2014/014922号として公開されたPCT出願 PCT/US2013/050698号と、発明の名称「陰圧を用いて創傷を治療および閉鎖するための器具および方法」、2013年5月5日に出願され国際公開第2013/175309号として公開されたPCT出願 PCT/JJ32013/01555号と、発明の名称「陰圧を用いた創傷治療における、陰圧創傷閉鎖器具およびシステムおよびその使用方法」2014年3月12日に出願され国際公開第2014/165275A1号として公開されたPCT出願 PCT/US2014/025059号と、発明の名称「陰圧を用いた創傷治療における、圧縮可能な創傷充填材およびシステムおよびその使用方法」、2014年5月13日に出願され国際公開第2014/140578A1号として公開されたPCT出願 PCT/GB2014/050746号と、発明の名称「陰圧創傷閉鎖器具」、2014年10月21日出願され、公開されたPCT/US2014/061627とを含むことができる。前述の出願の全体は、それぞれ、参照によりここに組み込まれ、本明細書の一部として考慮されるべきである。
本明細書を通じていくつかの実施形態において、細長い、引き伸ばされた、または、長手方向の、細長い切れまたは複数の細長い切れについて言及されることが理解される。これらの用語は広義に解釈されるべきであり、いくつかの実施形態において、2つの平行なまたは実質的に平行な面を有する細長い材料を指し、断面において、面に対して垂直に測定される材料の厚さは、面に対して平行に測定される材料の高さよりも比較的小さいことが理解される。いくつかの実施形態において、ストリップは、別々の長さ材料から構成されていてもよいが、ストリップは、他の実施形態において、2つの平行または実質的に平行な面を有する全体の構造の細長い部分と単に指してもよい。いくつかの実施形態において、ストリップは、矩形の面または一般に矩形の形状をした面を有し、面の長さは、面の高さよりも長い。いくつかの実施形態において、面の長さは、面の高さよりも、2倍、4倍、6倍、8倍、10倍、12倍、またはそれよりも大きくてもよい。
本明細書の本セクションまたは他の箇所において使用されるように、「水平」という用語は、創傷について言及するとき、創傷の周囲の皮膚に対して、ほぼ平行な方向または平面を指す。「垂直」という用語は、創傷について言及するとき、一般に、水平面に対して直角で延びる方向を指す。「長手方向」という用語は、創傷について言及するとき、一般に、創傷の最大長さに沿った方向であり水平面内の方向を指す。「横」という用語は、創傷について言及するとき、一般に、長手方向に直角な水平面内の方向を指す。「水平」、「垂直」、「長手方向」、「横」という用語は、本明細書を通じて安定化構造体および創傷閉鎖器具を記述するために用いることもできる。これらの構造体および器具について記述するとき、これらの用語は、ある実施形態においては、そのようにすることが好ましいかもしれないが、構造体および器具が、必ずしも特定の方向で創傷内に配置されることを必要とされると要求されると解釈されるべきではない。
図1は、創傷101に挿入される創傷パッカー102を含む陰圧治療システム100の実施形態を示す。創傷パッカー102は、フォームなどの多孔質材を含んでもよく、いくつかの実施形態において、本明細書の本セクションまたは他の箇所でさらに詳細に説明され1または複数の創傷閉鎖器具の実施形態を含むことができる。いくつかの実施形態において、創傷101に挿入された任意の創傷閉鎖器具の外周または上部は、フォームまたは他の多孔質材料によって覆われてもよい。単一ドレープ104または複数のドレープは、創傷101を超えて配置されることができ、好ましくは、液密シールを生成するために創傷101の周囲の皮膚に対して、付着または密封される。開口106は、創傷101からポンプ110など陰圧源までの流体接続を提供するように、ドレープ104を手動で製造または予備形成できる、ドレープ104を貫通し得る。好ましくは、開口106とポンプ110との間の流体接続は、導管108を介して行われる。いくつかの実施形態において、導管108は、Smith & Nephewによって製造されたRENASYS、Soft Portを含むことができる。もちろん、いくつかの実施形態において、ドレープ104開口106を必ずしも含まなくてもよく、ポンプ110との流体接続は、ドレープの下方に導管108を配置することによって行われてもよい。いくつかの創傷において、非常に大きい創傷は、複数の導管108が使用されてもよく、1または複数の開口106を用いて流体接続されてもよい。
いくつかの実施形態において、ドレープ104には、1つまたは複数の波形または折り目が設けられていてもよい。好ましくは、波形は、創傷の長軸に沿って位置合わせされ、そのように、創傷の長軸に垂直な方向に優先的につぶれさせることによって、創傷の閉鎖をサポートすることができる。そのようなの波形は、創傷閉鎖の方向に、創傷表面に平行に収縮力を加えるのを助けることができる。そのようなドレープの例は、発明の名称「真空閉鎖器具」、2010年11月17に出願された米国特許出願第12/922,118号(US2011/0054365として公開された)で見つけることができ、それ自体の全体の参照によりここに組み込まれる。
使用において、創傷101は準備されきれいにされる。腹部損傷などのいくつかの場合では、非接着または最小限の接着の臓器保護層(図示せず)は、任意の露出した内臓の上に適用されてもよい。次に、創傷パッカー102は、創傷に挿入され、液密シールを形成するようにドレープ104で被覆される。次に、導管の第1端は、例えば、開口106を介して、創傷に連通されて配置される。導管108の第2端は、ポンプ110に接続されている。次に、ポンプ110は、創傷101に陰圧を供給し、創傷101から滲出液を抜き出すように作動され得る。上記の創傷閉鎖器具の複数の実施形態に関連し、下記の追加の詳細の説明のように、また、陰圧は、例えば、対向する創傷の縁を接近させることによって、創傷101の閉鎖の促進を助けることができる。
本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示された任意の構造体または構成要素は、放射線不透過物質を含んでもよい。放射線不透過物質は、有利には、構造体から外れて創傷内で分からなくなった創傷閉鎖器具の片を、臨床医がより容易に見つけることを可能にする。放射線不透過物質のいくつかの例は、硫酸バリウム、二酸化ビスマス、ビスマスサブ炭酸塩、オキシ塩化ビスマス、およびタングステンを含む。図2A〜図3Eの安定化構造体および創傷閉鎖器具
図2Aは、平行またはほぼ平行に配置された複数の細長いストリップ6006を含む安定化構造体の実施形態6000の図であり、その長いストリップの長手方向の長さは、創傷の長軸に位置合わせされ得る。また、実施形態において、複数の細長いストリップ6006は、平行でない方法で配置され得る。本安定化構造体6000内の様々のセルは、様々な形状および大きさを有することができる。下でより詳細に説明されるように、細長いストリップ6006、介在部材6010、およびセル6004の長さおよび形状は、安定化構造体のより大きな閉鎖を容易にするように、設計され得る。ある実施形態では、細長いストリップと介在部材との間の接合部6900は、安定化構造体の回転および閉鎖をより容易にするために薄くされてもよい。いくつかの実施形態において、安定化構造体は、構造体が創傷の形状に成形され得るように、引き裂き可能である。本明細書の他の箇所で説明されるように、裂け目は、介在部材と細長いストリップとの間の交差点で、または、細長いストリップまたは介在部材に沿った任意の適切な場所で、完成され得る。
本明細書の本セクションまたは他の箇所において、ここで説明された全ての安定化構造体は、任意の創傷のサイズに対応するように形作られてもよい。しかしながら、ある実施形態において、臨床環境の必要性により良く対応するように、本明細書で説明された安定化構造体は、2つのサイズのパックとして、より小さい1つの安定化構造体と、約1.25倍大きい、約1.5倍大きい、約1.75倍大きい、約2倍大きい、約2.5倍大きい、約3倍大きい、約4倍大きい、約5倍大きい、または、約5倍よりも大きい、1つの安定化構造体とのパックとして、提供され得る。いくつかの実施形態において、パックは、3つのサイズ、4つのサイズ、5つのサイズ、または5よりも多いサイズなど、2よりも多くのサイズを含むことができる。パックに含まれる安定化構造体は、上述の比率など互いに関連して様々なサイズでもよい。
ある実施形態では、安定化構造体6000は、陰圧を適用してまたは適用しないで、本明細書の本セクションまたは他の箇所においてで説明された任意の方法でつぶれることができる。例えば、安定化構造体は、陰圧を加えると、ある平面内では他の平面内よりも著しくつぶれるかもしれない。いくつかの実施形態において、安定化構造体は、水平面に対して直角を成す垂直面よりも、安定化構造体の長さおよび幅に平行な水平面内で、大きくつぶれるように構成されている。複数の実施形態では、特定の列は、第1の方向につぶれてもよく、同時に、他の列は、同じ方向または反対方向につぶれてもよい。ある実施形態では、安定化構造体は、安定化構造体の長さに沿って垂直方向に、比較的に剛性を保ちながら、安定化構造体の幅に沿ってつぶれてもよい。
安定化構造体は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において記述された任意の材料から構成されてもよく、任意の材料は、シリコンなどの軟質プラスチック、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルなどの硬質プラスチック、半硬質プラスチック、半軟質プラスチック、生体適合性材料、複合材料、金属、およびフォームを含む。ある実施形態では、安定化構造体は、創傷内の安定化構造体の片を、臨床医がより容易に見つけることを可能にするために、放射線不透過物質を備えることができる。
図2Aに戻り、安定化構造体6000は、少なくとも部分的に楕円形状を画定する外周を有することができる。上述したように、安定化構造体6000は、並んで設けられた複数のセル6004を備えることができ、それぞれのセルは、1または複数の壁によって画定され、それぞれのセルは、上端から下端にわたって広がる開口部を伴う上端および下端を有する。本明細書の本セクションおよび他の箇所に記述された他の安定化構造体と同様に、安定化構造体6000は、1または複数のセル6004がつぶれることによって、つぶれるように構成されている。いくつかの実施形態において、セルはすべてほぼ同じ形状およびサイズである。しかしながら、他の実施形態において、セルは異なる形状およびサイズでもよい。いくつかの実施形態において、本明細書の本セクションまたは他の箇所において、説明されたような安定化構造体は、安定化構造体の中央部が上方に膨らむように、半球形でもよい。例えば、安定化構造体の低い部分は、凹状でもよく、同時に、安定化構造体の上方の部分は、凸状でもよい。
細長いストリップ6006は、明細書の他の箇所で説明されたそれらのものなど、1つの単一の材料から作られてもよく、または、細長いストリップは、複数の材料から作られてもよい。例えば、細長いストリップ6006は、より硬い材料の部分と、より柔軟な材料の部分とを含んでもよい。細長いストリップ6006は、安定化構造体の6000の湾曲した外周を容易にするために、それらの長さに沿って湾曲することができる。細長いストリップは、安定化構造体の6000の中央から外側に離れるそれらの長さに沿って湾曲してもよい。細長いストリップ6006の曲線のアーチは、著しく異なってもよく、いくつかのストリップ6006が非常に湾曲するが、他のものは、最小限に湾曲し、または、まっすぐでもよい。
同様に、安定化構造体6000は、細長いストリップ6006に接続された複数の介在部材6010をさらに含むことができる。介在部材6010は、すべて類似の形状およびサイズでもよく、または、これらは、様々な形状およびサイズでもよい。介在部材は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示された任意の材料から構成され得る。さらに、介在部材は、複数の材料から構成され得る。
有利には、安定化構造体6000の楕円形状は、構造体を、創傷の形状によりよく対応させることを可能にし得る。大部分の創傷は丸みを帯びた形状であり、したがって楕円形の安定化構造体6000は、創傷によりよくフィットすることができる。
複数の実施形態では、外周6002は、安定化構造体のつぶれを容易にするために、減少した端部6012を有することができる。減少した端部6012で、安定化構造体のかたまりを削減することによって、安定化構造体が減少した端部6012でより自由につぶれることができ、よって、創傷内でのより良いフィットを可能にする。さらに、減少した端部6012で、かたまりが削減されることによって、安定化構造体6000がつぶれる間、および、つぶれた後に、これらは、より低く締め付けられ得る。
本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された安定化構造体6000およびすべての安定化構造体および創傷閉鎖器具は、動的な形状でさまざまなタイムスケールでつぶれることができる。ある実施形態において、大部分のつぶれは、陰圧を加えると最初の数分の範囲内で生じ得る。しかしながら、最初のつぶれの後、安定化構造体または創傷閉鎖器具は、はるかに低速でつぶれ続けることができ、それにより、長期間にわたって長手方向の張力を増大させて適用し、創傷の縁部を互いに接近させて引き寄せる。時間とともにゆっくりと、創傷の縁部を互いに接近させて引き寄せることによって、安定化構造体または創傷閉鎖器具は、周囲の回復組織を、器具または安定化構造体の閉鎖と共に、相乗的に作り直すことが可能である。構造体または器具のつぶれは、新しく形成され、または、弱い組織にあまりにも速くストレスをかけることなく、創傷の縁部の互いの接近をゆっくりともたらすので、ゆっくりで、動的な創傷閉鎖は、加速した割合で周辺組織を回復させることを可能とする。
いくつかの実施形態において、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された安定化構造体は、一定期間、創傷内に配置され、続いて、除去され、または、他の安定化構造体に交換されることができる。例えば、安定化構造体は、一定期間、創傷内に挿入され、互いに接近して縁部を引き寄せることによって、創傷の閉鎖を促進させることができる。期間の経過後、安定化構造体は、異なるサイズまたは異なる折り畳み方の安定化構造体と交換可能であり、例えば、より小さいサイズまたは密度が減らされた安定化構造体と交換可能である。このプロセスは、何度も繰り返すことができ、それにより、連続して、時間とともに創傷の縁部が引き寄せられ、周辺組織の治療の継続および再生を可能とするある実施形態において、安定化構造体は、少なくとも約1時間未満、少なくとも約1時間、少なくとも約2時間、少なくとも約4時間、少なくとも約6時間、少なくとも約8時間、少なくとも約12時間、少なくとも約24時間、少なくとも約2日、少なくとも約4日、少なくとも約6日、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、または、3週間以上、創傷内にとどまるように構成されている。
ある実施形態では、安定化構造体または創傷閉鎖器具の最大90%までのつぶれは、陰圧を加えると。最初の数分以内で生じる可能性があり、さらに、残り10%のつぶれは、多くの分、時間、日、週、または、月の期間をかけて緩やかに生じ得る。他の実施形態において、最大約80%までのつぶれ、最大約70%まで、最大約60%まで、最大約50%まで、最大約40%まで、最大約30%まで、最大約20%まで、最大約10%まで、または、約0%のつぶれは、陰圧を加えると、最初の数分以内で、直ちに生じ、さらに、残りのつぶれは、多くの分、時間、日、週、または、月などの時間の経過をかけて、はるかに低速で生じる。他の実施形態において、安定化構造体は、変化する速度でつぶれることができる。いくつかの実施形態において、全体のつぶれは、遅い速度で生じるが、他の実施形態において、全体のつぶれは、最初の数分以内でほぼ直ぐに生じる。更なる実施形態において、つぶれは、あらゆる速度で生じることができ、その速度は、時間とともに変化することができる。ある実施形態において、つぶれの速度は、構造体の部分を追加、および/または、除去することによって、または、陰圧および洗浄液のかけ方を操作することによって、変化可能方法で、変更できる。
図2Aに戻り、いくつかの実施形態において、安定化構造体の6000のパターンは、安定化構造体の最大の閉鎖を容易にするような方法で設計される。好ましくは、最大の閉鎖は、長形部材の長さに対して垂直な方向であり、水平面内にある。下記のより詳細な説明のように、より大きな閉鎖は、細長いストリップ6006の長さ、介在部材6010の長さ、およびセル6004の形状を変化させることによって、達成され得る。セル6004の形状は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の形状を含んでもよい。例えば、図2Aに図示されているように、セル6004は、より大きなひし形6022内に配置されたより小さいひし形6020を有するひし形または平行六面体でもよい。そのような構造体は、創傷の最大の閉鎖のために提供される安定化器具6000のより大きな全部の閉鎖を提供することができる。さらに、大きなひし形6022内に配置されたより小さいひし形6020は、より広い領域に負荷を分散させることができ、マトリックスの下方の組織構造への損傷の可能性を減らす。また、この構造体は、マトリックスにフォームまたはドレープが引き込まれ、創傷の閉鎖を妨げる可能性を低減することができる。
図2B及び図2Cは、図2Aの安定化構造体の実施形態の異なる図を示す。図2Aに関連して上述したように、安定化構造体は、セル6004、介在部材6010、および細長いストリップ6006を備え、しかしながら、ここで、シミュレーションされた創傷6910の形状も、比較のため含まれる。
本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の安定化構造体は、任意の好適な手段から構成されることができる。例えば、安定化構造体は、成形によって構成されてもよく、または、3Dプリンティング技術を用いて直接的に印刷されてもよい。ある実施形態において、図2A〜図2Cの安定化構造体は、3Dプリンティングを用いた単一種類のポリマから製造されてもよい。いくつかの実施形態において、安定化構造体は、1種類のポリマ、2種類のポリマ、3種類のポリマ、または3以上の種類のポリマから構成されてもよい。安定化構造体は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示された任意の材料から構成されてもよい。安定化構造体は、材料の固体ブロックから構造体を切り出すことによって製造されることができる。切断するために用いられる方法は、例えば、ウォータージェット切断、レーザ切断、または、押し抜き切断を含むことができる。安定化構造体は、セル6004の壁に沿ったサイズに切断されてもよい。例えば、細長いストリップ6006の外面に沿った介在部材は、安定化構造体を適切なサイズとするために、切り取られることができる。安定化構造体は、壁に沿って、細長いストリップの任意の一部分に沿って、および/または、介在部材の任意の一部分に沿って、切断されてもよい。
いくつかの実施形態において、図2A〜図2Cの安定化構造体6000は、器具の部分を器具の残りから分離することを許容する、孔または分離可能な部分を含むように構成されることができる。例えば、孔は、安定化構造体6000内に含まれるさまざまなセル6004間のジョイント6900に組み入れられてもよく、個々の列またはセルを除去して、安定化構造体の6000の形状を変更させることができる。
本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明されたすべての安定化構造体または創傷閉鎖器具に適用可能であり、安定化構造体または創傷閉鎖器具は、安定化構造体が創傷の形状に形成できるように、引き裂かれてもよい。いくつかの実施形態において、安定化構造体は、介在部材と細長いストリップとの間の交差点で引き裂かれてもよく、一方、さらなる実施形態において、細長いストリップまたは介在部材は、任意の適切な位置で引き裂かれてもよい。
図3A〜図3Eは、図2A〜図2Cの安定化構造体などの安定化構造体のの設計を生むための方法を図示する。様々な種類の閉鎖(例えば、最大閉鎖)を容易とするために、細長いストリップ、介在部材、およびセルの形状、サイズ、および位置は、様々な方法を用いて判断されてもよい。例えば、図3Aに図示されるように、折り畳み可能なセル6030のそれぞれは、4つの側面を有し、介在部材および/または細長いストリップ間の交差点のそれぞれは、ピンジョイント6032を用いてモデル化され得る。さらに、安定化構造体6034の全体は、楕円創傷モデル6036の内側に合わせて作られてもよい。図3Aに図示されるように、安定化構造体6034は、開いた状態6038から、半分つぶれた状態6040に、全体的につぶれた状態6042まで、つぶれるように形作られることができる。ある臨床の状況において、完全に平坦な安定化構造体に落ち込む最大の閉鎖は、可能な限り互いに接近するように創傷の縁部を引き寄せることによって、創傷閉鎖を最大化するために望ましい。
図3Bに図示されるように、ある実施形態では、創傷閉鎖のために、細長いストリップ、介在部材、およびセルの最適な形状、サイズ、および位置を判断するプロセスは、ミラーライン6050の反対側のミラーパターン(または、安定化構造体の横軸、長軸に対する垂線と称されてもよい)として安定化構造体を形作ることによって容易にすることができ、それにより、安定化構造体の曲線およびつぶれを対象にすることができる。ミラー軸は、短軸に沿っていてもよく、または、安定化構造体の長軸に沿っていてもよい。代替的に、ミラーラインは、安定化構造体に交差して斜めなど、安定化構造体内の任意の適切な場所に配置されることができる。ある実施形態において、この方法は、センターライン付近の大きなひし形のセルをもたらし得る。これらの大きなひし形の構造体6052は、大きな形状内でより小さいひし形6054を含むことによって、さらに安定化構造体を支持するように、さらに細分化されてもよい。いくつかの実施形態において、大きな形状6052内のこれらのより小さい形状6054は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示された任意の形状を含むことができる。大きいセルは、2つのより小さい形状、3つのより小さい形状、4つのより小さい形状、または、5以上のより小さい形状によって、さらに細分化されていてもよい。ミラーラインが創傷の縦方向に直角な線に限定される必要がないことは、当業者によって理解されるだろう。代わりに、ミラーラインは、創傷の長軸に沿って、または、創傷の長軸にある角度で、配置されてもよい。いくつかの実施形態において、安定化構造体は、複数のミラーラインを含むことができ、それにより、対称または異なる複数の小区分を有する。
図3Cに示されるように、4つのサイドセルがつぶれるために、a+b=c+dという単純な式に従わなければならず、ここで、a,b,c,およびdは、図3Cのセル6060など安定化構造体内の単一のセル個々の側面の長さである。メンバーcおよびbが共につぶれるとき、次に、メンバーdおよびcが共につぶれる。そのような式は、折り畳みを最大化する安定化構造体について、パターンを発展させるための基礎となり得る。
図3Dは、図3Cで説明された概念の拡大を示す。基礎式a+b=c+dを使用することによって、細長いストリップは、漸次的に、水平ミラーライン6050に向かって長くされ(a4>a3>a2>a1)、それにより、あらゆる介在部材6062が細長いストリップ6064に対して直角になることが防止されるとともに、安定化構造体において曲線が達成される(すなわち、90度の内角を有する)。図3Dに図示されるように、さまざまなセルの形状の構造を容易とするように、恣意的なオフセット値xもまた選択され得る点で、b1についての値は、選択され得る。図3D 6066において視覚的に示されるように、a1からa4まで進展する値を使用して、b1からb4までの値は、算出6068できる。個々のセルの様々な壁について、方程式6068から導き出された算出値を用いることは、図3A〜図3Bに図示されたそれらのものなど、完全につぶれる安定化構造体の設計を可能とする。
いくつかの実施形態において、安定化構造体の設計を生成するための方法は、初期の形状構成をスピードアップさせるステップを含むことができる。例えば、図3Eにおいて介在部材6036によって視覚化されたように、特定の列において左から右までのすべてのメンバの場合、その後、あるパターンは、交互の垂直なメンバが、同じ長さで、また、出現する。同じ長さの壁は、それらのそれぞれのラベル6070,6072,6074,および6076によって、示される。いったん、初期設計が生成されると、次に、すべての安定化構造体の所望の形状が実現されるように、図3Dの式に従って、個々のセルが、長くされ、短くされ、除去され、または、挿入されることによって改変され得る。図4〜図6Bのアンカー層
図4は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明されるように、安定化構造体を取り囲むことができる固定層の実施形態4800を示す。リング4800は、創傷の縁部の周囲をしっかりとつかむように構成された組織アンカー層4802を含むことができる。例えば、組織アンカーは、フック、返し、突起部、または、創傷の組織に取り付けられるように機能する他の構造体でもよい。ある実施形態において、組織アンカーは、フック、および、ベルクロ(登録商標)技術に使用されるそれらのものなど円形のファスナを含む。ある実施形態において、リング4800は、フォーム層および組織アンカー層4802の組み合わせから構成されたこれらの事前に説明されたものまたはリングなど、フォームから構成されることができる。リップ4804は、リング4800から内容に張り出すことができ、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明されるように、安定化構造体のの上部および/または底部を覆うように機能してもよく、それにより安定化構造体の周囲のリング4800を保護する。
図5A〜図5Dは、他の実施形態による創傷閉鎖器具5000の写真である。創傷閉鎖器具5000は、図2A〜図3Eに説明されるような構造に類似し得る、または、本明細書において他の箇所で説明されたあらゆる安定化構造体のを含み得る安定化構造体5002を含む。安定化構造体5002は、必要に応じて、フォームの層など多孔質層5004によって囲まれてもよく、多孔質層は、ベルクロ(登録商標)産業によって生成されたそれらのアンカー、様々な返し、および/または、様々なフックなどの組織アンカーを含むアンカー層5006によって囲まれ得る。ある実施形態では、多孔質層は、リボンの形状でもよい。安定化構造体5002、多孔質層5004、およびアンカー層5006は、使用において専門家によって取り付けられた分離可能な構成要素として提供されてもよく、または、それらは互いに予め取り付けられていてもよい。
図2A〜図3Eに図示された実施形態と同様に、安定化構造体5002は、本明細書の他の箇所で説明された任意の方法で、例えば水平方向に、つぶれることができる。創傷閉鎖器具5000が埋め込れるとき、周辺組織は、組織内でそれらをはめ込む組織アンカーに対して押され、器具を固定することができる。いくつかの実施形態において、創傷閉鎖器具5000は、創傷に配置され、ドレープと一緒に密封され得る。多孔質層を取り囲むアンカー層を備える、本セクションでさらに説明された実施形態ではあるが、他の実施形態は、アンカー層が直接取り囲むか、または、安定化構造体に取り付けられるような、多孔質層を省略してもよい。
いくつかの実施形態において、アンカー層5006は、ベース層5007から延びる複数の組織アンカーを含む細長いストリップの材料を備え、組織アンカーは、本明細書の他の箇所で説明された異なる形状およびサイズを有することができる。組織アンカーは、細長いストリップの第1の平面側から延びていてもよく、細長いストリップの第2の平面側は、接着性のバッキング層によって覆われた接着剤を備えることができる。アンカーの構造は、結合することが意図される組織に応じて様々な形態を有することができる。より長いアンカは、脂肪の組織、または、結合組織など、ゆるく結合される組織のために用いられることができ、一方、より短いアンカは、筋肉などより密度の高い組織のために用いられ得る。他の実施形態において、アンカーの形状に応じて、より短いアンカーは、より柔らかい脂肪組織のためにより望ましいかもしれい、一方、より長いアンカーは、より密度の高い組織のために利用される。より硬い脚を有するアンカーは、より密度の高い組織に突き刺すように使用され得る。いくつかの実施形態において、アンカーは、組織に挿入する際につぶれる傾向にあり、組織に適用できるある引っ張り力のような反対向きに引っ張られるときにさらに膨張する両側の突起部を有することができる。アンカーまたは取り付け機構の特性、およびそれらの結果生じる力学的側面は、アンカーの長さ、取り付け機構の形状、把持構造の特徴、取り付け機構について使用される材料、取り付け機構の相対的な柔軟性/剛性、および取り付け機構の間隔/密度など、多くのパラメータによって変化することができる。
アンカーは、周辺組織について最適な侵入のための様々の長さを有することができる。例えば、アンカーの長さは、最大約0.01mm、最大約0.1mm、最大約0.2mm、最大約0.5mm、最大約1mm、最大約2mm、最大約3mm、最大約5mm、最大約10mm、最大約20mm、最大約30mm、最大約40mm、最大約50mm、最大約75mm、最大約100mm、または100mm超えでもよい。
図5Bは、図5Aに図示された創傷閉鎖器具5002のアンカー層5006の詳細の写真である。アンカー層は、多孔質層5004および安定化構造体5002を取り囲むように構成されたより長いアンカー5008の第1バンド、および、多孔質層5004および安定化構造体5002を取り囲むように構成されたより短いアンカー5010の第2バンドから構成されていてもよく。図示されるように、第1バンド5008は、第2バンド5010の上方に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、互いに対して垂直である追加の交互の一連のバンドがあってもよい。更なる実施形態において、異なるバンドは、明細書の本セクションおよび他の箇所で開示されているように、異なるアンカーの長さおよび形状を有することができる。例えば、2種類のアンカーを有する2種類のバンドに代えて、3種類のアンカーを有する3種類のバンド、または、4種類のアンカーを有する4種類のバンド等があってもよい。好ましくは、アンカーは、適切な組織の種類について選択される。図5Bに戻り、例えば、第1バンド5008は、より密度が高い筋膜への侵入に望ましい、より長いアンカーを備えることができ、それゆえ、器具の底部に向かって配置されることができる。同様に、第2バンド5010は、より密度の高い組織への侵入に望ましい、より短い二重のフックを備える。本明細書の他の箇所で説明されるように、他の適した組織アンカーは、ベルクロ(登録商標)から成る面ファスナ、返し、フック、スパイク、くぎ、矢、または、任意の適切な形状を含む。表面の更なる例は、サンドペーパーのような粗面などの加工された面、または、組織接着を容易にすることができるナノテクスチャード加工面を含む。
いくつかの実施形態において、表面アンカーの使用は、外科用接着剤を組み合わせて用いられることができ、接着剤単体よりもはるかに大きな組織層間の接合を提供し、接着剤が固まる間、一時的な接着が提供される。いくつかの実施形態において、外科用接着剤は、アンカー自体に追加されることができる。ある実施形態では、外科用接着剤は、アンカー層の少なくとも部分を被覆するアンカー間に単に適用され得る。更なる実施形態において、アンカーは、外科用接着剤と交換されてもよく、外科用接着剤は、創傷の周囲に対して器具を固定させるように作用することができる。
ある実施形態において、アンカーは、合成または天然ポリマ、金属、セラミックス、または、他の適した材料など、本明細書の他の箇所で開示された任意の材料を含む、様々な材料から構成されてもよい。アンカーは、生分解性の合成または天然ポリマなどの生分解性材料から構成されてもよい。生分解性の合成ポリマの非限定的な例は、ポリ乳酸またはポリグリコール酸などのポリエステル、および、生分解性の結合を有する線状重合体を含む。さらに、アンカーは、自家移植、同種移植、および/または、異種移植など、生分解性生物材料から構成されてもよい。
図5Cは、図5A〜図5Bの創傷閉鎖器具に類似する創傷閉鎖器具の実施形態5000の写真である。しかしながら、この向きにおいて、アンカーの第1バンド5008は、器具の底部に向かっているが、アンカー5010の第2バンドは、上部に向かっている。上述されているように、アンカーのバンドは、任意の所望の態様で、配列されていてもよい。図5Dは、図5A〜図5Cの創傷閉鎖器具に類似する創傷閉鎖器具の実施形態5000の上面図である。
図5A〜図5Dのアンカー層を考慮すれば、アンカー層の形状は、図4のリング形状に限定されるものではない。いくつかの実施形態において、アンカー層は、安定化器具の全体を囲むように、つまり、上部、底部、および、側面を囲むように包まれる。他の実施形態において、アンカー層は、安定化構造体の外縁の部分の周囲に存在するだけである。ある実施形態において、アンカー層は、必要に応じて、安定化構造体の別々の部分に、ただ取り付けられるだけである。いくつかの実施形態において、アンカー層は、安定化構造体の外面を、最大約5%、最大約10%、最大約20%、最大約30%、最大約50%、最大約75%、または、約100%を被覆する。
いくつかの実施形態において、異なる組織アンカーのバンドは、垂直方向に組織することができ、一方、他の実施形態において、それらは、水平方向に組織されてもよい。また、それらは、xy平面、つまり、創傷の中に下方に面することを考慮したとき、水平方向および垂直方向の両方に編成され得る。
ある実施形態において、異なる種類のアンカーは、特定の種のアンカーの別々のバンドとなるように組織されるよりむしろ、互いに点在していてもよい。例えば、より長いアンカーは、より小アンカーによって囲まれてもよく、また逆も同様である。いくつかの実施形態において、アンカーは、アンカー層を横切ってランダムに、または、他の適したパターンで、組織されてもよい。
特定の実施形態において、アンカー層は、安定化構造体の内面に配置されていてもよい。例えば、アンカー層は、安定化構造体の内面を、最大約5%、最大約10%、最大約20%、最大約30%、最大約50%、最大約75%、および、約100%を覆ってもよい。
更なる実施形態において、アンカー層の全体は、1種類のみのアンカーから構成されてもよく、例えば、アンカー層の全体は、図5Bに図示されるように、より長いフック5008、または、より短いフック5010から構成されてもよい。ある実施形態は、色で塗り分けられたアンカーを要求してもよい。例えば、創傷内の安定化構造体の適切な向きを識別するため、底部のアンカーは、一色にすることができ、一方、上部のアンカーは他の色にすることができる。
図6Aおよび図6Bは、図5A〜図5Dに図示されたアンカーに類似するアンカー12008を有するアンカー層12000の実施形態の写真である。そのようなアンカーの例は、アルファテックス(Alfatex)から利用可能であり得る。一実施形態において、アンカー層は、3次元繊維材料またはその部分を含み、提供されてもよい。例えば、3次元繊維は、第1の平面に沿って提供された織物層を備えることができ、織物層に対して、直交しまたは角度を成して延在する複数のモノフィラメントを備えることができる。織物層は、本明細書の他の箇所で説明され、参照により引用された出願で説明された安定化構造体の外側に対して、直接的または間接的に取り付けられるように構成されていてもよい。モノフィラメントは、マッシュルーム形状のヘッド、または、安定化構造体の周囲の組織に係合されるように構成された他の形状を有することができる。モノフィラメントのヘッドは、平らなヘッドを有するピーンリベットと類似してもよく、周辺組織に係合するように張り出した縁部と類似してもよい。モノフィラメントがある角度で突出する場合、その後、その材料は、一方のせん断方向で他のせん断方向より強いグリップを生み出す。この方向性は、アンカー層およびモノフィラメントが安定化構造体上に配置されることができ、その結果、せん断力が内臓によって器具が押し上げられまたは創傷の外側に押し出されることを停止するように作用するが、押し下げることによって容易に解放され得ることを意味する。図7〜図15Eの創傷閉鎖および治療方法
本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された安定化構造体および/または創傷閉鎖器具は、創傷の閉鎖のための方法またはシステムと併せて使用され得る。創傷の閉鎖のための使用方法のいくつかの実施形態において、本明細書の本セクションまたは他の箇所において記述されたあらゆる実施形態の1または複数の安定化構造体または創傷閉鎖器具は、創傷中に配置される。いくつかの実施形態において、臓器保護層は安定化構造体の配置前に創傷内に提供されることができる。ある実施形態において、フォームまたは他の多孔質材料は、安定化構造体または創傷閉鎖器具とともに創傷に、安定化構造体または創傷閉鎖器具の下または上の一方、または、周囲に、配置され得る。また、フォームまたは他の多孔質材料は、安定化構造体または創傷閉鎖器具の外縁を取り囲んでもよい。安定化構造体または創傷閉鎖器具は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明されているような任意の方法で、例えば、特定の大きさおよび形状を有することによって、または、構造体のセル内のある量のフォームまたは他の多孔質材料を含むことによって、つぶれるように構成されることができる。さらに、安定化構造体または創傷閉鎖器具は、創傷の形状により良く対応するために、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の方法で、変更され得る。創傷に配置後、安定化構造体または創傷閉鎖器具は、液密ドレープによって密封されることができる。液密ドレープは、陰圧の適用のために構成されたポートを備えることができる。次に、陰圧源はポートに接続されることができ、陰圧は創傷に適用され得る。安定化構造体または創傷閉鎖器具は、創傷の回復が最も促進される要望どおり、様々な形状およびサイズの安定化構造体または創傷閉鎖器具によって、時間とともに、交換することができる。
図7〜図15Eは、本明細書の本セクションおよび他の箇所で説明されるように、安定化構造体を含む創傷閉鎖器具を利用する創傷の治療のための方法の複数の実施形態を描く写真および図である。方法の非限定的な複数の実施形態をより良く説明するため、読者がより容易にこの方法のこれらステップをたどることができるように、図13のステップに番号が追加されている。しかしながら、ステップは、任意の順序で実行することができ、任意の番号づけシステムは、明確さのためだけである。さらに、いくつかの実施形態において、これらの方法の異なるステップは、排除されてもよい。他の実施形態において、追加のステップは、本明細書の本セクションおよび他の箇所で説明された方法に基づく方法に追加されてもよい。本セクションで説明された多孔質層および構造体は、フォームなど、本明細書の他の箇所で説明された任意の材料または構造体でもよい。
図7は、下でさらにより詳細に説明されるような創傷閉鎖器具を伴う治療前の開いた創傷5100の実施形態を示す。図6Aおよび図6Bの開いた創傷は、特に図1に関連して、本明細書の他の箇所で説明された創傷に類似している。いくつかの例において、本明細書の他の箇所で説明されるように、そのような創傷は、手術の切開または他の手段を用いて生成されてもよい。
図8は、創傷閉鎖器具を伴う開いた創傷5100の治療のための方法において、最初のステップの実施形態を図示する。治療前に、創傷は、図2A〜図3Eに関連して説明されたそれらのものなど、創傷閉鎖器具の適用のために準備されたパッド5180および皮膚5190と共にきれいにされてもよい。
図9は、開いた創傷5100の治療のための方法における早い段階の実施形態を図示する。いくつかの実施形態において、組織保護層5170は、陰圧創傷治療の困難さまたは他の潜在的な損傷から根本的な組織を保護するために、創傷を越えて配置されてもよい。従って、ある実施形態は、傷口5100を超えて配置されるサイズに切断され得る組織保護層5170のために提供される。組織保護層5170は、近接する傷口またはさらされた内臓に接着しない材料とすることができる。そのような組織保護層は、生体適合性ポリマなどの任意の適切な材料から構成されてもよい。例えば、スミス&ネフュー(Smith & Nephew)によって製造され、RENASYS(登録商標)のもとで販売された臓器保護層は、組織保護層として作用することができ、腹腔および/または創傷床5100を覆って配置され、腹膜の溝を覆って隠す。更なる例では、フッ素樹脂ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの材料は、これらの材料が一般に非接着性であり、手術用グラフトに使用されるので適用可能であり得る。一実施形態において、組織保護層は液体、気体を透過させることができる。例えば、組織保護層5170は、傷口5100からの流体の除去、または、傷口5100に対する陰圧の伝達を可能とするために、穴、スリット、または、管などの開口を伴って提供されてもよい。更なる実施形態において、組織保護層は、脚、腕、肩、または、背中など、腹部創傷ではない身体の他の領域を覆って使用することができる。ある実施形態において、組織保護層は、創傷および創傷の周囲の圧力を測定するように構成されたセンサを含んでもよい。例えば、センサは、創傷に適用される陰圧のレベルを測定するために、または、腹部創傷の下の深部臓器の圧力を測定するために使用されてもよい。
図10A〜図10Cは、開いた創傷の治療のための方法において、可能性がある最初のステップの複数の実施形態を示す。しかしながら、上述したように、このステップは、この順序で実行される必要はなく、任意の順序で実行されてもよい。図10Aにおいて、フォーム、ボトム片5102、および、トップ片5116などの多孔質材の2つの片は、創傷5100のサイズに近づけるために選択される。いくつかの実施形態において、トップ片およびボトム片は、同じ厚さである。しかしながら、ある実施形態において、逆の場合も同じであり、トップ片5116は、ボトム片5102の少なくとも2倍の厚さ、少なくとも4倍の厚さ、少なくとも10倍の厚さ、または、10倍を超える厚さでもよい。図10Bは、開いた創傷の治療のための方法における追加のステップの実施形態を示す。ボトム片5102は、切断または他の適した手段を用いて創傷の形状に形成されることができ、続いて、図10Cに図示されるように、図11Aでさらに下で示されるように、創傷5100内に配置されてもよい。
図11Aおよび図11Bは、成形後、創傷床5100に配置されるフォーム層5102(例えば15mmのフォームの層)の写真である。図12A〜図12Cでは、図2A〜図3Eで開示された安定化構造体、または、本明細書の他の箇所で説明された任意の他の安定化構造体に類似する安定化構造体5104は、創傷の形状を成している。安定化構造体は、切断または他の適した手段を用いて創傷の形状に形成されてもよく、または、安定化構造体は、最初、創傷によって容易に収容されるサイズに成っていてもよい。図12Bに表示されるように、安定化構造体5104は、創傷内に配置されてもよい。創傷床内への器具の挿入を支援するために、器具は、傷口内への挿入を容易とするように、僅かに内側に、または、水平方向に変形することができる。いくつかの実施形態において、器具は、挿入中において僅かに捻じられてもよく、次に、創傷の壁に接触するまで解放されることができる。ある実施形態において、創傷閉鎖器具5104は、マトリックスの長手方向の辺が創傷5100の長軸に沿って整列されるように配置されてもよい。図12Bに続いて、他のフォーム層5116(例えば、10mmのフォームの層)は、創傷閉鎖器具5104の上部の上に配置されている。
図12Cは、図12Aおよび図12Bの安定化構造体およびフォームへのポート5122の適用の写真である。フォーム5118の架橋部は、創傷の縁部でフォーム層5116に密接に接触して配置されてもよい。フォーム5118の架橋部は、無傷の肌との間に配置されたドレープ5120の片と共に、無傷の肌を覆うように延びていてもよい。さらに、吸引ポート5122は、間でドレープ5120の部分と共に架橋部5118と接続されていてもよい。代替的実施形態では、架橋部5118および吸引ポート5122は、図11A〜図12Bで図示された異なるステップの間、創傷上に配置されていてもよい。
図13において、ステップ1〜4によって図示されるように、器具は、1または複数のドレープ5120によって覆われていてもよい。穴は、フォームの架橋部を覆うドレープに形成されていてもよく、吸引ポート5122は穴の上に配置されていてもよい。1または複数のドレープの表面の上部の保護層5124は、ドレープ5120が適用された後、除去されてもよい。いったん、ドレープ5120が適用され、ポートが配置されると、陰圧は、真空源からドレープを通過して創傷に適用されることができる。本明細書の他の箇所で説明されるように、陰圧は、安定化構造体に、水平方向のつぶれを生じさせることができる。多孔質層を通過して安定化構造体に付着される組織アンカーは、創傷の組織に係合し、創傷の閉鎖を容易にすることができる。
ある実施形態において、吸引ポートは、フォーム層5116の中央部の上に、直接、配置されてもよい。そのような実施形態において、フォーム層は、陰圧が作用している間、安定化構造体とともに内側につぶれることができ、それにより、吸引ポートをつぶす。つぶれを回避するために、吸引ポートは、フォームと比較して硬くすることができ、つぶれに耐えることができる。ワッシャは、剛性を提供し、つぶれに耐えるために、吸引ポートの内側、下方、または周囲に配置されてもよい。
いくつかの実施形態において、吸引ポートは、ドレープがポートの周囲に配置できるように、フォーム層の上部に予め取り付けられていてもよい。ハードポートまたはソフトポートが使用されてもよく、さらに、そのようなポートは、上述したようなワッシャを組み合わせで使用されてもよい。更なる実施形態において、吸引ポートは、陰圧のために、ポートの開口をいまだに維持しながら、マトリックスのつぶれとともに、部分的にのみつぶれることができる。
図14A〜図14Cは、創傷に配置されている上方のフォーム層5116のさらなる例示を提供し、続いて、架橋部5118を配置すること、および、1または複数のドレープまたは創傷カバー5120を配置することを示す。図14D〜図14Gは、創傷の治療および閉鎖の方法における様々なステップの実施形態を図示する。図14Dに図示されるように、吸引ポート5122は剥離ライナー5126から分離され、後で、図11A〜図13に図示されているような創傷に適用される。図14Eは、滲出液の回収のために用意された陰圧創傷治療器具5130に挿入されるキャニスタ5128を図示する。図14Fは、吸引ポートに接続された管組織と、陰圧創傷治療器具5130に接続された管組織との間のスナップ接続を図示する。いったん接続が行われると、陰圧創傷治療は、図14Gに図示されているように始まることができる。
図15A〜図15Eは、図7〜図14Gの方法に類似する創傷を閉鎖するための代替的な方法または先行技術の写真および図面である。ここで、フォームは筋肉および筋膜の下に配置され、続いて、フォームが創傷の外に垂直に延びて折り重ねられる。そのような方法は、真皮の増強された閉鎖を提供し得るが、筋膜レベルでは場合によってはそうではない。代替的実施形態では、そのような構成は、創傷から膨れ出て折り重なったフォーム層5116を提供することによって、本明細書のこのセクションおよび他の箇所で開示されたそれらのものなどの安定化構造体と組み合わせられることができる。図15Eは、先行技術または代替的な方法の断面図である。
創傷閉鎖器具に関連して更に詳細には、本明細書で記述されたあらゆる実施形態に組み合わされ得る複数の装置および使用方法に関連する安定化構造体は、本明細書を通じて他の箇所、および、全体的に参照によりここに組み込まれた、2013年7月16に出願され、国際公開WO2014/014922A1として公開された、国際出願番号PCT/US2013/050698号明細書で分かる。図16〜図19Dの安定化構造体
図16は、図2A〜図3Eの安定化構造体に類似する安定化構造体6100の実施形態の図面である。安定化構造体6100は、3D印刷を用いて、および、図3A〜図3Eに示された算出方法を用いて、など、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の手段を用いて構成されてもよい。さらに、安定化構造体6100は、図2A〜図3Eに関連して説明された材料など、本明細書の他の箇所または本セクションで説明された任意の材料から構成されてもよい。図2A〜図3Eの安定化構造体に類似して、安定化構造体6100は、平行またはほぼ平行に配置された複数の細長いストリップ6106を含み、その長いストリップの長手方向の長さは、創傷の長軸に位置合わせされ得る。また、実施形態において、複数の細長いストリップ6106は、平行でない方法で配置され得る。本安定化構造体6100内の様々なセルは、様々な形状およびサイズを有することができる。上でより詳細に説明されたように、細長いストリップ6106、介在部材6110、およびセル6104の長さおよび形状は、安定化構造体のより大きな閉鎖を容易にするように、設計され得る。
実施形態では、図16の安定化構造体は、延長部分6120を含むので、図2A〜図3Eの安定化構造体とは異なる。延長部分6120は、安定化構造体6100の長軸に沿って外側に延びる1または複数の追加セルを含む。延長部分6120は、安定化構造体が、長い切開に関する創傷内でより良くフィットすることを可能とすることができる。さらに、延長部分6120の追加は、安定化構造体6100がつぶれる間、周辺組織が締め付けられないように機能することができる。延長部分は、約6つの追加のセル、12の追加のセル、16の追加のセル、20の追加のセル、30の追加のセル、または30を超える追加のセルを含むことができる。
図16に図示されるように、延長部分6120は、その幅を横切って次第に少なくなるセルを有する追加の列を含んでもよい。例えば、延長部分6120は、4つのセルの列、次に2つのセルの列、続いて2つのセルの他の列を含んでもよい。いくつかの実施形態において、6つのセルの列は、4つのセルの列の前にある。延長部分6120は安定化構造体の長軸に沿った安定化構造体の外縁の大部分によって形成された実質的な楕円の外縁を越えて延びる。ある実施形態において、延長部分は、長軸に沿った安定化構造体の両端から延びていてもよい。いくつかの実施形態における延長部分6120は、安定化構造体6122の側面に沿って連続した外周とは対照的に、安定化構造体の長手方向の端部で安定化構造体の外壁に段付きの外周を提供する。
延長部分6120がない場合、安定化構造体は、楕円の実質的に全体の長さに沿って段差がない側面壁を含む。しかしながら、延長部分では、平坦な楕円の安定化構造体6126の端と対照的に、追加の列は、追加の列に基づいて、段付きの外周6124を提供することができる。延長部分の更なる実施形態は、図17A〜図17Eに関連して下でより詳細に説明されるだろう。
図17A〜図17Eは、図2A〜図3Eおよび図16の安定化構造体に類似する安定化構造体6200のの実施形態の図面および写真である。本明細書の他の箇所で開示された安定化構造体に良く似ている、安定化構造体6200は、細長いストリップ6206、セル6204、及び、介在部材6210を備える。安定化構造体6200は、安定化構造体の長軸の両端に延長部分6220をさらに備える。上述したように、図16に関連して、延長部分6220は、創傷の輪郭内でよりよくフィットする安定化構造体を可能とすることができる。さらに、延長部分6220は、安定化構造体のつぶれ後、周辺組織の締め付けを防ぐことができる。上述したように、延長部分は、複数のセルを備えることができる。
図17A〜図17Eの安定化構造体、および、本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示された任意の安定化構造体は、様々なサイズに製造され得る。実際の創傷の可能な大きさおよび形状は、大きさおよび形状において飛躍的に異なってもよく、よって、適切な安定化構造体もまた様々なサイズに準備され得る。例えば、つぶれていない安定化構造体の長さは、おおよそ、少なくとも25mm、50mm、75mm、100mm、125mm、150mm、175mm、200mm、250mm、300mm、350mm、400mm、450mm、500mm、750mmでもよく、または、750mmより大きくてもよい。ある実施形態において、つぶれていない安定化構造体の幅は、少なくとも10mm、15mm、25mm、35mm、50mm、75mm、100mm、125mm、150mm、175mm、200mm、250mm、300mm、350mm、400mm、450mm、500mm、または、500mmより大きくてもよい。
図17Eに図示されているように、いくつかの実施形態において、つぶれていない安定化構造体は、おおよそ242mmの長さを有することができる。しかしながら、安定化構造体は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示された任意のサイズのものでもよい。安定化構造体のセル6204は、様々なサイズのものでもよく、例えば、セル6204の幅は、おおよそ、少なくとも5mm、10mm、15mm、20mm、25mm、30mm、50mmでもよく、または、50mmよりも大きくてもよい。例えば、セルの長さは、おおよそ、少なくとも5mm、10mm、15mm、20mm、25mm、30mm、50mmでもよく、または50mmを超えてもよい。
いくつかの実施形態において、延長部分6220は、4つのセルの第1の列、続いて、2つの細胞の列、続いて、2つの細胞の他の列を備えることができる。4つのセルの列は、6つのセルの列の前に置かれてもよい。しかしながら、更なる実施形態において、延長部分は、列について様々な数のセル、および、異なる数の列を備えることができる。例えば、延長部分は、1列、2列、3列、4列、5列、6列、または6を超える列を備えることができる。複数の実施形態では、列は、1つのセル、2つのセル、3つのセル、4つのセル、5つのセル、6つのセル、8つのセル、10のセル、16のセル、または、16を超えるセルを備えることができる。
図17Aに戻り、ある実施形態では、延長部分は、安定化構造体の長軸にほぼ平行6230である壁を含む一連のセル6104を備えることができる。これらのセルの壁は、安定化構造体6200の長軸に対して角度6240で延びる壁を含む安定化構造体における他の箇所のセルの壁と対照的である。
延長部分6220を含む安定化構造体の実施形態において、安定化構造体の中央長軸に最も近い長形部材6206は、延長部分を含まない安定化構造体の実施形態よりも長軸に沿ってさらに延びている。例えば、最も内側の細長いストリップは、最長のストリップであり、一方、次に最も内側のストリップは、2番目に長く、以下同様である。延長部分の存在は、上から見たとき、安定化構造体が、楕円形よりもむしろ目の形状に見えることを引き起こす。
図17A〜図17Cに図示されているように、複数の実施形態では、安定化構造体6200は眼型でもよい。目の形は、目の隅において長手方向のポールの両端の点に収束する上下の縁部が湾曲するヒトの目のような形状として表現できる。ここで、外壁は、延長部分6220に近づくにように内側6250に湾曲する。 この形は、外壁が直線的に延長部分6220に収束するダイヤモンド形状(図示せず)と対照的である。しかしながら、いくつかの実施形態において、安定化構造体は、眼型よりむしろ、ダイヤモンドの形状としてもよい。
安定化構造体6200は、安定化構造体の6200の外壁から外側に延びるつまみ6212をさらに備える。そのようなつまみは、安定化構造体の上部または底部またはその両方から外側に延びていてもよい。つまみは、図17Cによって図示されたような安定化構造体のすべての外側セルから外に延びていてもよく、または、つまみは、図17Aに図示されたような交互に配置することができる。図17Dは、つまみ6212のクローズアップ図の写真である。つまみは、安定化構造体の構造のために使用されるそれらの材料など、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の材料から構成できる。ある実施形態において、つまみは、安定化構造体の一部として、3D印刷で製造されてもよい。
つまみ6212は、図4〜6Bに関連して、上述のそれらなど、アンカー層をさらに備えることができる。このアンカー層は、フォームの層につまみを付着させるために使用してもよい。複数の実施形態では、つまみは、適した接着剤によって被覆されることができ、つまみをフォームの層に接着させることができる。安定化構造体の上下層へのフォームの取り付けは、図20A〜図22Eに関連して下でより詳細に説明される。つまみは、さらに、安定化構造体の周囲の組織の上または下、または、安定化構造体の外縁の周囲を包むフォームなどの他の構造体の周囲に、外側に延びるように機能することができる。
図17A〜17Eの安定化構造体は、図2A〜3Eに関連して上述のそれらのものなど様々なサイズで提供されてもよい。上述したように、臨床の環境において、安定化構造体のサイズの調整を最低限に抑えることは、有利とすることができ、従って、キットは、適切なサイズの創傷にフィットできる様々なサイズの安定化構造体を含むように、提供され得る。例えば、キットは、大きいサイズおよび小さいサイズの、2つのサイズのマトリックスのみを備えることができる。より大きいサイズの安定化構造体は、より小さい安定化構造体のサイズの少なくとも約1.25倍、1.5倍、1.75倍、2倍、2.5倍、3倍、4倍、5倍、6倍大きくてもよく、または、6倍超えて大きくてもよい。
図18A〜図18Dは、つぶれた状態における、図17Bの安定化構造体6200の複数ビューの写真である。つぶれる間、安定化構造体の長さおよび高さは、ほぼ同じままであり、一方、幅は飛躍的に減少する。上述したように、安定化構造体は、陰圧にさらされるときそのような方法でつぶれることができ、それにより創傷の閉鎖を容易にすることができる。図18Aに示されるように、いくつかの実施形態において、延長部分6220は、つぶれが回避されることができ、しかしながら、図18C〜図18Dに図示されるように、複数の実施形態では、延長部分は、安定化構造体の残りとともに、つぶれる。
図19A〜図19Bは、本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示された安定化構造体に類似する、安定化構造体6300の更なる実施形態を図示する。図19A〜図19Bの安定化構造体のパターンは、安定化構造体の短軸に沿ったミラーライン6302の周囲で対称的に方向付けられた一連のセルを含んでもよい。複数の実施形態では、図19Aの安定化構造体は、つぶれていない300mmの幅およびおおよそ510mmの長さを有し、一方、図19Bの安定化構造体は、つぶれていない242mmの幅および343mmの長さを有することができる。図19Bの安定化構造体の最も大きいセルは、30mmの幅を有することができる。しかしながら、図19Aおよび図19Bの安定化構造体が、本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示された任意の大きさおよび形状を含み得ることは、当業者によって理解されるだろう。図20A〜図22Eの安定化構造体およびフォーム層
図20A〜図22Eは、図2A〜図3E、および、図16〜図19Bに関連して、上述のそれらのものなどの安定化構造体を組み合わせたフォーム層の図面および写真である。下で説明されたフォーム層は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の種類のフォームを含むことができる。可能性があるフォームは、ポリマから製造された連続気フォームおよび/または網状フォームを含むことができる。適切なフォームとしては、例えば、ポリウレタン、シリコーン、疎水性材料、親水性材料、連続気フォーム材料、独立気フォーム材料、連続気フォームと独立気フォーム材料との混合物、網状材料、ポリエステル、シリコーン、および/またはポリビニルアルコールからなるフォームが挙げられる。複数の実施形態では、本明細書で説明したフォーム層は、時間とともにそれらの複数の特性が変更される材料を含んでもよい。例えば、特定のフォームは、当初硬いかもしれないが、時間とともに材料の劣化に起因して、湿って、および/または、剛性を失ったときに、より柔らかくなる。
本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明されたフォーム層は、様々な適した厚さを有することができる。例えば、フォーム層は、少なくとも約1mm、3mm、5mm、10mm、15mm、20mm、25mm、30mm、35mm、40mm、45mm厚さを有してもよく、または、50mmより厚い厚さを有することができる。フォームの複数の単一層は、より大きなフォームの全体の厚みを生み出すように互いに重ねられてもよく、例えば、15mmの厚さのフォームの層は、10mmのフォームの層に重ねられて、合計厚さ25mmのフォームを生み出すことができる。
ある実施形態において、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明されたあらゆるフォーム層は、上述したような臓器保護層に予め取り付けられる得る。例えば、深部臓器に最も近いフォームの最下層は、創傷内への配置前に、臓器保護層に取り付けられることができ、それにより、臨床医が創傷内の臓器保護層を最初に配置するステップを省略する。ある実施形態において、臓器保護層は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明されたそれらのものなどの安定化構造体の裏面に予め取り付けられることができる。複数の実施形態では、臓器保護層は、創傷内に配置された一番下のフォーム層の上部に取り付けられてもよく、それにより、安定化構造体と一番下のフォームの層との間に臓器保護層を配置する。臓器保護層は、フォームの最下層または安定化構造体を完全に覆うことができる。フォームの最下層および/または臓器保護層の存在は、安定化構造体との直接的な相互作用に起因した損傷から下層の腸を保護するのに役に立ち得る。
図20A〜図20Dは、安定化構造体6302(図2A〜図3Eおよび図16A〜図19Dに関連し上述した安定化構造体に類似する)、上部多孔性フォーム層6352、および底部多孔性フォーム層6354を含む創傷閉鎖器具6350の実施形態の図面および写真である。下でより詳細に説明されるように、上部および下部の多孔質層6352および6354は、安定化構造体6302の形状に適合するように任意の所望の態様に形成され得る。複数の実施形態では、最上フォーム層および最下フォーム層は、創傷への配置前に安定化構造体6302に取り付けられ得る。フォーム層の事前の取り付けは、臨床医によって達成される必要があるステップの数を有利に低減する。
本明細書の他の箇所で説明されるように、安定化構造体6302は、つまみ6304を備えることができる。これらつまみは、安定化構造体へのフォーム層の取り付けのための大きな表面領域を有利に提供する。つまみなしでは、接着剤は、安定化構造体の狭い上方縁部にやむを得ず適用される必要があり、潜在的に弱いまたは非現実的な取り付けを生み出す。上述したよう、つまみは、安定化構造体の上部および下部の縁部に配置され得る。複数の実施形態では、接着剤よりむしろ、つまみは、図4〜図6Bに関連して上述されたそれらのものなど、アンカーで被覆され得る。アンカーは、接着剤のように作用し、損傷への配置前に、安定化構造体へのフォーム層の取り付けを可能とする。安定化構造体は、フォームの最下層、最上層、または両方に予め取り付けられ得る。ある実施形態において、接着剤は、つまみまたは他の位置よりむしろ、安定化構造体の長手方向の中央の長形部材に適用され得る。中央の長形部材のみに接着剤を適用することによって、安定化構造体は、フォームからの抵抗なしでつぶれ得る。
図20A〜図20Dは、幅、長さ、またはその両方によって、底部フォームが上部フォームより大きい創傷閉鎖器具の実施形態を示す。ここで、フォームは、安定化構造体から外側に延びてリップを生成し、それにより、筋膜などの周辺組織層の上または下にフォームのリップを延ばすことができる。リップは、下にある内臓が膨張することによって生じる上向きの力に耐えるための下向きの力を提供することによって、安定化構造体の配置を維持するのに役立ち得る。ある実施形態において、リップは、閉鎖器具を正確に配置することを可能とするために、創傷床内への配置の間、折り畳まれる必要があり得る。その後、リップは、器具の保護、および、周辺組織への陰圧の適用を助けるために、周辺組織内に、広げられ、延ばされ得る。
ある実施形態において、創傷閉鎖器具6350は、ドーム形状でもよい。ある実施形態において、安定化構造体は、ドーム型でもよく、および/または、底部フォーム層および/または最上フォーム層は、ドーム型でもよい。安定化構造体は、上面が凹状であり、さらに、底面が凸状であるような形状でもよい。いくつかの実施形態において、安定化構造体の上面は凸状であり、さらに、下面が凹状である。任意のフォーム層(上部フォーム層、底部フォーム層、中間フォーム層、または更なるフォーム層)は、凹状である上面および凸状である底面を含むことができる。いくつかの実施形態において、任意のフォーム層は、上部フォーム層、底部フォーム層、中間フォーム層、または更なるフォーム層)は、凸状である上面および凹状である底面を含むことができる。
最上層は、安定化構造体の最上部に合わせて寸法決めされることができ、それにより、つぶれている安定化構造体のサイズまで、創傷の閉鎖を容易にする。マトリックスから外側に延びるリップは、創傷内でのより良いフィットを提供するため、丸みを帯びることができる。対照的に、図20Eの実施形態において、最下層は最上層より小さくてもよい。最上層は、安定化構造体へ下方に、または、安定化構造体と創傷の縁部との間に、ドレープが引き込まれないように、有利にすることができる。
ある実施形態において、フォーム層は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示されたあらゆる厚さでもよい。最下フォーム層6354は、おおよそ15mmの厚さ、または、おおよそ10mmの厚さでもよい。例えば、図20Dの底部フォーム6354は、図20Cの底部フォームよりも厚い。
図20Fおよび図20Gは、合計3つのフォーム層を含む創傷閉鎖器具の実施形態を図示する。ここで、創傷閉鎖器具6350は、安定化構造体6302、最上フォーム層6352、最下フォーム層6354、および中間フォーム層6356を備える。 安定化構造体は、中間フォーム層、最上フォーム層、または、両方のフォーム層に予め取り付けられ得る。さらに、最下フォーム層は、中間フォーム層に予め取り付けられることができ、または、創傷と離れて配置され得る。いくつかの実施形態において、最上層は、厚さ15mmまたは10mmであり、中間層は、厚さ15mmであり、最下層は、厚さ10mmであう。フォーム層は、接着剤またはアンカーなどを用いた、任意の好適な手段によって取り付けられ得る。図20Eに図示されているように、フォームの最下層は、創傷閉鎖器具から周辺組織まで外側に延びるリップを含むことができる。上述したように、そのようなリップは、器具を所定の位置に固定し得る。最下フォーム層は、中間フォーム層および/または最上フォーム層より、幅広でもよく、および/または、長くてもよい。ある実施形態において、安定化構造体の上部および下部のフォームに加えて、フォームは、安定化構造体の外周全体に取り付けられ得る。フォームは、接着剤またはアンカー層などによって、任意の好適な手段を用いて、安定化構造体の外縁に取り付けられ得る。いったん、フォームが安定化構造体の外縁に適用されると、また、最上フォーム層および最下フォーム層があると、安定化構造体はもはや見えなくなる。
図20A〜図20Fのフォーム層の複数の実施形態では、フォーム層は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の種類の適切なフォーム材料を備えることができる。例えば、フォームは、ポリウレタンなどの「ブラックフォーム」、および/または、ポリビニルアルコール(PVA)を含む「ホワイトフォーム」を備えることができる。PVAフォームを含む複数の実施形態では、PVAフォームは、しばしば、フォームの他のタイプより弾性があり高密度であるので、より薄いフォーム層は、フォームの他のタイプと比較して必要であり得る。さらに、いったん、PVAフォームが湿ると、それはまた横方向の滑りを助長するかもしれない。いくつかの実施形態において、フォーム層は、ガーゼなどの他の充填材、または、フライおよびコッセル(Fry and Kossel)上のものなどの他のメッシュ/ネット製品と組み合わせることができる。
図21は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の安定化構造体および創傷閉鎖器具と組み合わせて使用されることができるフォーム層4600の実施形態の写真である。フォーム層4600は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意のフォーム層の配置で使用されることができる。この明細書の本セクションおよび他の箇所で説明されたように、フォーム層4600は、安定化構造体または創傷閉鎖器具の上または下に配置されることができる。いくつかの実施形態において、フォーム層4600は、安定化構造体または創傷閉鎖器具の上下両方に配置される。フォーム層4600は、安定化構造体または創傷閉鎖器具の外縁を取り囲むことができ、または、安定化構造体または創傷閉鎖器具の全体を完全に取り囲むことができる。フォーム層4600は、吸収材料、流体を分配させるように構成された材料、または、その両方から構成され得る。
フォーム層4600は、フォーム層から安定化構造体または閉鎖器具へ延び得るフィンガー4602をさらに備える。例えば、フィンガー4602は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された安定化構造体で図示された複数の隙間の中および周囲に、または、複数のセルの中および周囲に、延びることができる。また、フィンガー4602は、安定化構造体の外縁の外側の周囲に延びていてもよい。いくつかの実施形態において、1つのフォーム層4600からのフィンガー4602は、安定化構造体の内部、または、外側の周囲を通り抜けて、第2フォーム層4600からのフィンガー4602に接触するように、延びることができる。よって、1つのフォーム層は、フィンガー側を上に向けているのに対して、第2フォーム層は、フィンガー側を下に向けることができる。
いくつかの実施形態において、フォーム層4600は、フォーム層4600の一部を容易に引き裂いて特定の創傷のためフォームを成形することを可能にするための孔またはプレカットを有することができる。いくつかの実施形態において、フィンガー4602は、フォーム層の表面から少なくとも約1mm、フォーム層の表面から少なくとも約3mm、フォーム層の表面から少なくとも約5mm、フォーム層の表面から少なくとも約7.5mm、フォーム層の表面から少なくとも約10mm、フォーム層の表面から少なくとも約12.5mm、フォーム層の表面から少なくとも約15mm、フォーム層の表面から少なくとも約17.5mm、フォーム層の表面から少なくとも約20mm、フォーム層の表面から少なくとも約25mm、または、25mmを超えるように延びることができる。
ある実施形態において、フィンガー4602は、安定化構造体のつぶれを制御するために変化することができる。例えば、フィンガーは、安定化構造体の特定のセル内に延びたとき、フィンガーは、特定のセルのつぶれを防ぐだろう。従って、安定化構造体内の延びるより多数のフォームフィンガーは、より少数のフォームフィンガーよりもつぶれを減少させるだろう。例えば、例えば、フィンガーは、安定化構造体のセルの少なくとも約10%、20%、30%、50%、75%、さらには100%に延びることができ、それによって安定化構造体のつぶれをさらに制限する。
図22A〜図22Eは、命令を印刷するために適したフォームを図示する。本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明されたそれらのものなどの創傷閉鎖器具を配置するとき、臨床医が、創傷閉鎖器具のフォーム層または他の構成要素の適切な向きを判断することは困難かもしれない。従って、フォーム上の記号の印刷は、臨床医がフォーム層を正確に方向づけることをより容易にできる。図示されていないが、本明細書の本セクションまたは他の箇所において開示されたあらゆる記号または印刷物は、安定化構造体など、創傷閉鎖器具の異なる構造体に適用され得る。
図22Aは、簡素でラベルの付いていない楕円のフォーム6400を示し、そのような層は一般の形状のフォーム以外の創傷内のフォームの適切な向きのための誘導をほとんど提供しない。図22Bは、横線6402を含むフォーム層の実施形態を図示する。これらの横線は、創傷のより短い軸に沿って位置合わせされることができ、それにより、楕円6400フォームの配置を容易に提供する。同様に、図22Cは、創傷の長軸に位置合わせされされ得る長手方向のストライプ6404を含む楕円フォーム層を図示する。図22Dは、横矢印6404が創傷の水平軸に対する整列を示す点において、図22Bに類似する。最後に図22Eは、長手方向のストライプ6404を横矢印6404に組み合わせるが、患者の頭に向かう頭および患者の足に向かう足の方向づけを臨床医に示す符号「頭」6408および「足」6410をさらに含む。
ある実施形態において、図22B〜図22Eのフォーム層に類似するフォーム層は、フォームまたは創傷閉鎖器具のどちらの側が上部であるか、および、どちらの側が底部であるかを臨床医に示す印刷物をフォーム層の一側または両側に含んでもよい。器具の上部、底部、および向きを正確に記述する印刷物は、臨床医が、創傷閉鎖器具を創傷内で、上下逆向きにまたは間違った向きに配置することを防止することができる。
図23Aは、器具が増大する真空のレベルにさらされながら、図2A〜図3Eおよび図16〜図20Fの構造体に類似する安定化構造体を組み込む創傷閉鎖器具の実施形態のつぶれ(幅方向の減少によって測定)を追跡するデータテーブルである。ここで、フォームは、図20A〜図20Fのの複数の実施形態に類似し、器具全体が動物モデル内に配置された安定化構造体の上部および底部に取り付けられた。真空は、40mmHgから200mmHgまで増加した。器具の予備真空幅は、123.4mmであり、真空下で83.4mmまで減少した。図23Bは、棒グラフの形式で、図23Aの実験データを示す。
様々なセンサは、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された、任意の安定化構造体またはフォーム層内に配置されてもよい。例えば、pH、温度、圧力センサ、または、任意の他の適したセンサは、安定化構造体内、および/または、フォーム層内に埋め込まれていてもよい。そのような実施形態は、安定化構造体またはフォームの除去の際に簡単に除去されるセンサのように、創傷床内のセンサを除去するステップを有利に臨床医に省略させる。図24A〜図29の安定化構造体
図24A〜図29は、安定化構造体の6500の様々な実施形態の図面および写真である。特に断りのない限り、図24A〜図29における参照符号は、先行する図における構成要素と同一または概ね類似する構成要素を参照する。図24A〜図29に示される安定化構造体は、本明細書で説明されおよび/または予期されたあらゆる実施形態に使用できることが理解されるだろう。また、本明細書で説明されおよび/または予期されたあらゆる実施形態は、図24A〜図29で示された安定化構造体とともに使用されるように改変できることが理解されるだろう。
本明細書の本セクションまたは他の箇所において使用されるように、x方向は、安定化構造体について言及するとき、創傷の周囲の皮膚に対して、ほぼ平行な方向または平面を、一般に参照する。安定化構造体について言及するとき、y方向は、一般に、創傷の周囲の皮膚に対して、ほぼ平行であり、x方向に直角に延びる方向または平面を指す。安定化構造体について言及するとき、z方向は、一般に、x方向およびy方向に直角に延びる方向または平面を指す。「幅」という用語は、安定化構造体について言及するとき、一般に、安定化構造体が最も長いx方向に沿った安定化構造体の寸法を指す。「長さ」という用語は、安定化構造体について言及するとき、一般に、安定化構造体が最も長いy方向に沿った安定化構造体の寸法を指す。「高さ」とい用語は、安定化構造体について言及するとき、一般に、安定化構造体が最も長いz方向に沿った安定化構造体の寸法を指す。「幅」、「長さ」、および「高さ」という用語は、本明細書を通じて記載される安定化構造体および創傷閉鎖器具内のセルを記述するために用いることもできる。これらの構造体および器具について記述するとき、これらの用語は、ある実施形態においては、そのようにすることが好ましいかもしれないが、構造体および器具が、必ずしも特定の方向で創傷内に配置されることを必要とされると要求されると解釈されるべきではない。
上述したように、本明細書の本セクションまたは他の箇所において、ここで説明された全ての安定化構造体は、任意の創傷のサイズに対応するように形作られてもよい。いくつかの実施形態において、安定化構造体は、臨床環境の必要性により良く対応するように寸法決めされてもよい。ある実施形態において、つぶれていない安定化構造体6500の高さは、少なくとも1mm、5mm、10mm、15mm、20mm、25mm、30mm、35mm、または、35mmより大きくてもよい。例えば、つぶれていない安定化構造体6500の高さは、25mmと30mmとの間でもよい。
安定化構造体6500は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の手段を用いて構成されてもよい。また、安定化構造体6500は、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の材料から構成されていてもよい。例えば、安定化構造体6500は、ポリウレタンを備えていてもよい。さらに、安定化構造体6500は、安定化構造体6500の異なる部分の至るところで、材料特性を変えるために、様々な手段を用いて構成されてもよく、および/または、様々な物質から構成されることができる。いくつかの実施形態において、安定化構造体6500の剛性および安定化構造体6500の閉鎖の影響を最適化するための材料のヤング率に基づいて、材料が選択され得る。例えば、ヤング率は、安定化構造体6500に陰圧を加えると、セル6504のサイズ、および/または、安定化構造体の6500の幅に影響を与えることができる。より高いヤング率は、陰圧が与えられると、安定化構造体6500のより低い閉鎖およびより大きなセル6504のサイズを一般にもたらすことができる。さらに、材料選択は、経年劣化が考慮されてもよく、いくつかの滅菌方法は、安定化構造体6500のヤング率に影響を及ぼすかもしれない。いくつかの実施形態において、そのような安定化構造体6500は、安定化構造体6500に陰圧を適用して流体管理のためにセル6504が開い状態に保つために十分な支持を維持しながら、y方向およびz方向に十分な剛性を提供するヤング率を有する材料を備えることができる。ある実施形態において、安定化構造体の6500ヤング率は、安定化構造体6500について選択された材料および治療手順に応じて、少なくとも0.5MPa、1MPa、2MPa、3MPa、4MPa、5MPa、6MPa、7MPa、8MPa、9MPa、10MPa、11MPa、12MPa、13MPa、14MPa、15MPa、16MPa、17MPa、18MPa、19MPa、20MPa、21MPa、22MPaでもよく、または、22MPa超えてもよい。さらに、安定化構造体6500は、安定化構造体の6500の異なる部分の至るところで、ヤング率を変えるために、様々な手段を用いて構成されてもよく、および/または、様々な物質から構成されてもよい。
また、いくつかの実施形態において、安定化構造体6500の剛性および安定化構造体6500の閉鎖の影響を最適化するための材料のショア硬度に基づいて、材料が選択され得る。ある実施形態において、安定化構造体6500のショア硬度は、安定化構造体6500について選択された材料に応じて、少なくともショア硬度40、ショア硬度50、ショア硬度60、ショア硬度70、ショア硬度80、ショア硬度90でもよく、または、90より大きいショア硬度でもよい。さらに、安定化構造体6500は、安定化構造体6500の異なる部分の至るところで、ショア硬度を変えるために様々な物質から構成されることができる。
図24A〜図24Cは、平行またはほぼ平行に配置された複数の細長いストリップまたは壁6506を含む安定化構造体6500の実施形態の上面図であり、その長手方向長さは、創傷の長軸に対して位置合わせされ得る。また、いくつかの実施形態において、細長いストリップまたは壁6506は、平行でない方法で配置され得る。安定化構造体6500によって画定された様々のセル6504は、さまざまな形状および大きさを有することができる。下でより詳細に説明されるように、細長いストリップまたは壁6506、介在部材または壁6510、およびセル6504の長さおよび形状は、安定化構造体の6500のより大きな閉鎖を容易にするように、安定化構造体6500の至るところで、設計および変更され得る。
安定化構造体6500は、中央横軸に平行で、安定化構造体6500の長軸に沿った中心にあるセル6504の隣接する複数の列を備えることができる。列およびセルは、陰圧を適用した状態で安定化構造体6500の閉鎖を容易にする方式で、設計され得る。いくつかの実施形態において、中央列のセル6504は、外側の列のセル6504と比較して非常に大きな長さを有することができ、安定化構造体6500の幅を横切って延びる。中央列は、より小さい列に隣接していてもよく、残りの列は、長手方向の端6530に向かって長軸に沿って、列ごとに次第に小さくなっている。
いくつかの実施形態において、列は、様々なサイズのダイヤモンド形状のセル6504を備える。中央列は、大きなひし形のよな形状のセル6522内により小さいひし形のセル6520を備えることができる。この設計は、創傷の最大の閉鎖のために提供される安定化器具6500のより大きな全部の閉鎖提供することができる。また、大きなひし形6522内に配置されたより小さい形6520は、より広い領域に負荷を分散させることができ、マトリックスの下方の組織構造への損傷の可能性を減らす。中央列は、追加のひし形セル6504をさらに備えることができる。
残りの列は、様々なサイズのひし形セル6504を含むことができる。セル6504の幅は、図24Bに示されるように、それぞれのセル6054について2本の対角線のうち短い方を横切って測定され得る。次に、セル6504の長さは、それぞれのセル6054について2本の対角線のうち長い方を指すことができる。いくつかの実施形態において、それぞれの列は、交互の幅のセル6504を含み得る。例えば、最も中央のセル6504は、図24Bにおいて長さ5として示されるように、最も大きい幅を有することができる。列において隣接するセル6504は、長さ6より小さい長さを有してもよく、後続のセル6504は、前のセル6054の幅6よりも大きい幅7を有する。このやり方で、同じ列内セルは、より小さい幅とより大きい幅との間で交互でもよい。さらに、ある実施形態では、安定化構造体6500は、安定化構造体6500の異なる部分の至るところに配置されたセルの間で、セルサイズの変動を含むことができる。
一方、本明細書の本セクションまたは他の箇所において、記述された実施形態は、ひし形のセル6504に言及し、セル6504の位置、形状および相対サイズは、任意の適切な実施形態について修正することができ、様々な実施形態においてそれらの相対的な割合は異なることができる。
細長いストリップまたは壁6506および/または介在部材または壁6510の壁の厚みは、陰圧を加えると、安定化構造体6500または個々のセル6504のサイズに影響を与えるように変えることができる。いくつかの実施形態において、壁の厚みは、安定化構造体の6500の剛性および体積を増加させるために増加させることができ、よって、閉鎖の間、安定化構造体6500のより大きな幅を生じる。ある実施形態において、細長いストリップまたは壁6506、および/または、介在部材または壁6510の壁の厚みは、少なくとも0.5mm、1mm、1.5mm、2mm、2.5mmでもよく、または、2.5mmを超えてもよい。例えば、壁の厚みは、1.5mmと2mmとの間でもよい。さらに、安定化構造体6500は、安定化構造体が創傷内に挿入されたとき、創傷に陰圧を加えると、安定化構造体6500のつぶれを変更する様々な壁の厚みの細長いストリップまたは壁6506および/または介在部材または壁6510の壁を備えることができ、よって、つぶれる間、安定化構造6500の閉鎖を容易にする。ある実施形態において、さらに、安定化構造体6500は、安定化構造体の6500の異なる部分の至るところに配置された壁の間で、壁の厚みの変動を含むことができる。
図24A〜図26の安定化構造体6500は、ノード6540を含むので、図2A〜図3Eおよび図16〜19Dの安定化構造体と異なることができる。ノード6540は、2またはそれより多い細長いストリップまたは壁6506および/または介在部材または壁6510の交差点を備える。いくつかの実施形態において、図24C〜図26に示されるように、ノード6540は、細長いストリップまたは壁6506および/または介在部材または壁6510の変動できる壁の厚みから生じるヒンジ6542を更に備えることができる。壁は、ノード6540でヒンジ6542を作るためにそれぞれの端で内側に次第に薄くなってもよい。ヒンジ6542は、安定化構造体が創傷内に挿入されたとき、創傷に陰圧を加えると、ノード6540で1または複数の壁間で、安定化構造体6500の回転の増加を可能とすることができる。図25〜図27は、安定化構造体6500,6600、壁6506、6606の厚さ、およびノード6540、6640の様々な実施形態を更に示す。例えば、図25および図26は、ヒンジ6542を含むノード6540を有する安定化構造体6500を示し、図25と比較するように、図26に示される安定化構造体6500は、壁の全長に沿って増加する壁6506の厚さを有する。代替的実施形態において、図27に示されるように、安定化構造体6500は、単一の厚さの壁を有することができ、よって、ノード6640において、ヒンジ6542を含まなくてもよい。
ノード6540は、陰圧を加えると、安定化構造体6500または個々のセル6504のサイズの幅に影響を与える様々な内径6544を更に有することができる。いくつかの実施形態において、内径6544は、壁の厚みおよび壁剛性を増大させることによってもまた、安定化構造体6500の剛性を増加させるために、増大されることができ、よって、つぶれる間ノード6540付近の壁の撓みをより低くすることを可能にする。また、これは、閉鎖中において安定化構造体の6500のより大きな幅を生じ得る。さらに、増加した内径6544は、つぶれる間セル6504の隅に形成される流路のサイズをさらに増大させる。

ある実施形態において、つぶれていないセル6504の内径6544は、少なくとも0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、0.9mm、1.0mm、1.1mm、1.2mm、1.3mm、1.4mm、1.5mm、または、1.5mmより大きくてもよい。例えば、つぶれていないセル6504の内径6544は、0.55mmと1.0mmとの間でもよい。ある実施形態において、安定化構造体6500は、安定化構造体の6500の異なる部分の至るところに配置されたセル間に、内径の変形例をさらに含んでもよい。
上述の安定化構造体6500内のセル6504の配列に加えて、安定化構造体の6500のセル6504のサイズの長さおよび形状は、陰圧を加えると、安定化構造体6500の閉鎖を増大させるために、さらに、設計させることができる。いくつかの実施形態において、安定化構造体6500は、安定化構造体6500の中央部内に配置されたセルと長手方向の端部6530内に配置されたセルとの間でのサイズの変動をさらに含むことができる。セルは、長手方向の端部と、長手方向の両端部の間の中央部との両方の内部で、安定化構造体の一様なつぶれを促進するように寸法決めされ構成されてもよい。図28Aおよび図28Bは、図2A〜図3E、図16D〜図19、および図24A〜図24Cの安定化構造体に類似する安定化構造体6500の実施形態の写真である。本明細書の他の箇所で開示された安定化構造体に良く似ている、安定化構造体6500は、細長いストリップまたは壁6056、セル6504、および、介在部材または壁6510を備える。いくつかの実施形態において、安定化構造体6500は、安定化構造体6500の閉鎖をさらに容易にするため、セルサイズが異なる2つの長手方向の端部6530A、6530Bをさらに備えることができる。例えば、図28A〜図28Eに示されるように、長手方向の右端から2番目、3番目から最後の列までは、セル6505Aに関連して、セル6505Bのサイズおよび幅を増加させるために、様々な介在部材または壁6510が除去されている。セル6504のサイズの増加は、安定化構造体の6500閉鎖を容易にするために設計され得る。図28C〜図28Eは、つぶれた状態において、図28Aおよび図28Bの安定化構造体6500の複数種類の図の写真である。つぶれる間、安定化構造体の長さおよび高さは同じままであったが、幅は著しく減少する。さらに、図28Cに示されるように、長手方向の端部の幅は、陰圧を加えた状態で、中央横軸の幅とほぼ同じとするために、セルサイズ6504Bの増大は、安定化構造体6500の長手方向の端部6530Bの増大したつぶれをもたらす。図28D〜図28Eは、2つの長手方向の端部6530A,6530Bの拡大図を提供する。図28A〜図28Eは、増大したセル6505Bのサイズを含む右側の長手方向の端部6530Bのみを有するように安定化構造体6500を示すが、長手方向の端部6530A、長手方向の端部6530B、または、長手方向の両端部6530A、6530Bの組み合わせは、陰圧を加えた状態で、増大したセル6505Bのサイズに、安定化構造体6500の閉鎖を容易にさせることができる。さらに、壁6506または壁6510の任意の組み合わせは、所望のセル6504のサイズ、および、安定化構造体6500の閉鎖を得るために除去されてもよいことが予期される。
長手方向の縁部6530のつぶれを増大させるために、安定化構造体6500の長手方向の縁部または他の外側部を設計することが望ましいかもしれない。ある実施形態では、安定化構造体6500は、安定化構造体6500の長手方向の端部6530および/または外壁の付近に、またはそられに、開いたセルを備えることができる。例えば、図29に図示されるように、開いたセル6704は、隣接セルに連結される前に終端する壁を有していてもよい。開いたセル6704の終端6706は、中央横軸に向って湾曲してもよい。いくつかの実施形態において、終端6706は、様々な種類の端を備えることができる。例えば、ある実施形態において、終端6706は、丸みを帯びた端、または、角のある端を備えることができる。開いたセル6706は、安定化構造体6500が創傷内に挿入されたとき、創傷に陰圧を加えると、安定化構造体6500のつぶれを変更することができ、よって、つぶれる間、安定化構造6500の閉鎖を容易にする。この設計は、安定化構造体6500の縁部での剛性を低下させることができ、よって、陰圧を加えると、安定化構造体6500のつぶれを増大させる。
安定化構造体6500は、陰圧を適用してまたは適用しないで、本明細書の本セクションまたは他の箇所においてで説明された任意の方法でつぶれるように設計されることができる。例えば、安定化構造体6500は、陰圧が増大するにつれて、漸進的な方式でつぶれることができる。いくつかの実施形態において、特定のセル6504は、他のセル6504より先につぶれてもよい。例えば、安定化構造体6500の外縁に隣接するセル6504、および/または、安定化構造体6500の中央長軸からより遠くのセル6504は、安定化構造体6500の内部に隣接するセル6504、および/または、安定化構造体6500の中央長軸のより近くのセル6504より先につぶれてもよい。安定化構造体6500の中央列内のセル6504は、長手方向の端部6530に配置されたセル6504より先につぶれてもよい。さらに、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された安定化構造体6500およびすべての安定化構造体および創傷閉鎖器具は、動的な形状でさまざまなタイムスケールでつぶれることができる。ある実施形態において、様々なセル6504は、他のセル6504より速やかに、つぶれるように設計することができる。
安定化構造体を用いた創傷治療のための方法は、本明細書の本セクションおよび他の箇所に記述されたような安定化構造体を創傷内に挿入することを含むことができ、安定化構造体を創傷カバーで覆い、安定化構造体のセルにつぶれが生じるように陰圧を適用する。ある実施形態において、安定化構造体6800は、陰圧が増大するにつれて、漸進的な方式でつぶれるように設計されることができる。例えば、いくつかの実施形態において、図30に図示されているように、特定のセル6804は、他のセル6805より先につぶれてもよい。安定化構造体の6800の中央列内のセル6804は、長手方向の端部6830に配置されたセル6805より先につぶれてもよい。代替的に、いくつかの実施形態において、安定化構造体は、長手方向の端部が安定化構造体の残りと均一にまたは一様につぶれることが可能とするように設計されることができる。図28A〜図28Eは、安定化構造体6500の中央部内に配置されたセルと長手方向の端部6530内に配置されたセルとの間で、サイズの変動を有する安定化構造体を含む創傷閉鎖器具を利用する創傷の治療のための方法の実施形態を描く写真である。図28Aは、セルサイズの変動を伴う安定化構造体6500の実施形態を示す。図28Bは、安定化構造体の閉鎖を調査するための半透明のシールバッグ内に配置された安定化構造体を図示する。図28Cは、陰圧を適用した後の半透明のシールバッグ内の安定化構造体6500を図示する。図28Eは、長手方向の端部6530Bのセル6505Bを、安定化構造体の中央部6500のセルと均等につぶれるように、修正されたセル6505Bの安定化構造体の実施形態6500を図示する。図28Eは、介在部材または壁6510を除去せずに、安定化構造体6500の長手方向の端部6530Aの実施形態を示す図28Dと対比され、それにより、セル6505Aのサイズおよび幅を維持する。そのように、長手方向の端部6530Aのセル6505Aは、図28Cおよび図28Eに図示されているように、安定化構造体6500の中央部のセル、または、長手方向の端部6530Bのセル6505Bと、均一に、または、一様につぶれない。
本開示はある実施形態を記述するにもかかわらず、本開示で示され、説明された方法および器具の多くの態様は、更なる実施形態または容認できる例をさらに形成するために、異なって組み合わされ、および/または、改変されることができることは、それらの当業者によって理解されるだろう。そのような修正および変形はすべて、本開示の範囲内に含まれることが意図されている。実際、幅広い種類の設計および手法が可能であり、それらは本開示の範囲内である。本明細書に開示されている特徴、構造、またはステップは、本質的または不可欠ではない。さらに、例示的な実施形態が本明細書で説明されているが、同等要素、変形、組み合わせ、(例えば、様々な実施形態にわたる態様の)、置換、改作、および/または、変更などを有する任意のおよびすべての実施形態の範囲は、本開示に基づく技術におけるそれらによって理解されるだろう。いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、保護の範囲を限定することを意図するものではない。
特定の態様、実施形態、または例と併せて説明された、特徴、材料、特性、またはグループは、互換性がない限り、本明細書の本セクションまたは他の箇所において説明された任意の他の態様、実施形態、または、例に適用可能であることが理解できる。本明細書で開示されたすべての特徴(付随する請求項、要約および図面を含み)、および/または、開示された任意の方法またはプロセスのすべてのステップは、相互に排他的であるそのような特徴および/またはステップの少なくとも一部を除いて、任意の組み合わせで組み合わせられる。保護は、あらゆる上記の実施形態の詳細に限定されない。保護は、本明細書で開示された特徴の、任意の新規なもの、または、任意の新規の組み合わせ(付随する請求項、要約および図面を含み)に、または、そのように開示された任意の方法またはプロセスのステップの、任意の新規なもの、または、任意の新規の組み合わせに、広がる。
さらに、別々の実施形態の文脈において本開示で説明されたある特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実施されることができる。反対に、単一の実施形態の文脈で説明されている様々な特徴は、別々にまたは任意の適切な部分的組み合わせで複数の実施形態で実施することもできる。さらに、特徴は、ある組み合わせで動作するように上述できるが、請求される組み合わせのうちの1または複数の特徴は、ある場合において、組み合わせから削除することができ、組み合わせは、部分的組み合わせまたは部分的組み合わせの変形例として請求され得る。
さらに、動作は、特定の順序で図面で示され、または、本明細書で説明され得るが、そのような動作は、示された特定の順序で、または、連続的な順序で、または、望ましい結果を実現するためにすべての動作が実行されることは、実行される必要はない。図示または説明されていない他の動作は、例示の方法およびプロセスに組み込まれることができる。例えば、1または複数の追加の動作は、説明した動作のうちのいずれかの前、後、同時に、またはその間に実行されることができる。さらに、他の実施形態では、動作は並べ替えられたり、並べ換えられたりすることができる。それらの当業者は、いくつかの実施形態において、図示され、および/または、開示されたプロセスで使用された実際のステップは、図示されたそれらと異なっていてもよい。実施形態に応じて、上述のあるステップは、除去されてもよく、他のステップは追加されてもよい。さらに、上で開示された特定の実施形態の特徴および特質は、追加の実施形態を形成するように異なる仕方で組み合わされることができ、その全てが本開示の範囲内に含まれる。また、上述の実施形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施形態においてそのような分離を必要とすると理解されるべきではなく、説明される構成要素およびシステムは一般に単一の製品に統合され、または複数の製品にパッケージ化され得ることが理解されるべきである。
本開示の目的ために、特定の態様、利点、および新規な特徴は、本明細書で説明される。そのようなすべての利点は、必ずしも、任意のある実施形態によって達成され得るわけではない。よって、例えば、当業者は、本明細書で教示され、または、提案され得るような他の利点を達成する必要なく、本明細書で教示されるようなある利点、または、利点のグループを達成する方法で、本開示が具体化または実行することができることを理解するだろう。
「できる(can)」、「できる(could)」、「かもしれない(might)」、または「できる(may)」など、条件付き言語は、特に明記しない限り、または、そうでなければ、使用されている文脈内で理解され、他の実施形態は含まないが、ある実施形態は、特定の特徴、要素、および/または、ステップを含むことを、伝えるために、一般に意図される。よって、そのような条件付き言語は、特徴、要素、および/または、ステップが、1つまたは複数の実施形態について要求され、または、決定のためのロジックを必ず含む1つまたは複数の実施形態のようなあらゆる仕方で、ユーザ入力または促しの有無にかかわらず、これらの特徴、要素、および/または、ステップが含まれるか否か、または、任意の特定の実施形態において実行されるべきか、示唆することを一般に意図されない。
「X、Y、およびYのうちの少なくとも一つ」の文言などの接続言語は、特に明記しない限り、そうでなければ、項目、用語等を一般的に伝えるために使用された文脈内で理解され、X,Y,またはZのいずれかでもよい。よって、そのような接続言語は、少なくともXの一つ、少なくともYの一つ、および少なくともZの一つの存在を必要とするある実施形態を示唆するために、一般に意図されない。
本明細書で用いられたような、「おおよそ(approximately)」、「約(about)」、「一般に(generally)」、および「実質的に(substantially)」などの本明細書で使用された程度の用語は、所望の機能を実行する、または、所望の結果を達成するのに述べられた値、量、または特性に近い、値、量、または特性を表す。例えば、「おおよそ」、「約」、「一般に」、および「実質的に」は、述べた量の10%未満内、の5%未満内、の1%未満内、の0.1%未満内、の0.01%未満内の量を指してもよい。他の例として、ある実施形態において、「ほぼ平行」および「実質的に平行」との用語は、15度、10度、5度、3度、1度、0.1度以下の全くの平行から外れた値、量、または特性を指す。

Claims (44)

  1. 陰圧創傷治療を行う創傷治療用装置であって、前記創傷治療用装置は、
    創傷に挿入するための安定化構造体を備え、前記安定化構造体は、
    y方向に対応する長さであって、前記安定化構造体の第1端と第2端との間で前記安定化構造体の中央長軸に沿って延在する長さと、
    x方向に対応する幅であって、前記長さに対して直角を成し、前記安定化構造体の第1面と第2面と間の前記安定化構造体の中央横軸に沿って延在する幅と、
    z方向に対応する高さであって、前記長さおよび前記幅に対して直角を成し、前記安定化構造体の上面と底面との間で延在する高さとを有し、
    前記長さおよび前記幅は、それぞれ前記高さより大きく、
    前記安定化構造体は、1または複数の壁によって画定された複数のセルであって、前記x方向および前記y方向に平行な水平面内で並んで設けられている前記複数のセルを有し、
    前記複数のセルのそれぞれは、上端および下端を含み、前記z方向に前記上端から前記下端にわたって開口部が延在し、
    前記安定化構造体は、前記創傷内に挿入されたとき、前記創傷に陰圧を加えると、前記安定化構造体は、前記z方向よりも前記水平面内で大きくつぶれ、前記安定化構造体は、前記y方向よりも前記x方向に大きくつぶれるように構成されている、
    装置。
  2. 前記安定化構造体の前記中央長軸からより遠くに配置された外側セルは、前記安定化構造体の前記中央長軸のより近くに配置された内側セルよりも先につぶれるように寸法決めされ構成されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記安定化構造体の前記中央横軸のより近くに配置されたセルは、前記安定化構造体の前記中央横軸からより遠くに配置されたセルより先につぶれるように寸法決めされ構成されている、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記安定化構造体の前記中央横軸のより近くに配置されたセルは、前記安定化構造体の前記中央横軸からより遠くに配置されたセルより速やかにつぶれるように寸法決めされ構成されている、請求項1〜3の何れか一項に記載の装置。
  5. 前記安定化構造体は目の形を有する、請求項1〜4の何れか一項に記載の装置。
  6. 前記安定化構造体は、均一のサイズのセルを備える、請求項1〜5の何れか一項に記載の装置。
  7. 前記安定化構造体は、異なるサイズのセルを備える、請求項1〜5の何れか一項に記載の装置。
  8. 前記安定化構造体の前記中央横軸のより近くに配置されたセルは、前記安定化構造体の前記中央横軸からより遠くに配置されたセルよりも大きい、請求項7に記載の装置。
  9. 前記安定化構造体の前記中央長軸のより近くに配置されたセルは、前記安定化構造体の前記中央長軸からより遠くに配置されたセルよりも大きい、請求項7または8に記載の装置。
  10. セルは、異なる剛性を有する1または複数の壁によって画定される、請求項1〜9の何れか一項に記載の装置。
  11. 前記複数のセルを画定する前記1または複数の壁は、ショア硬度80以下を有する材料で作られている、請求項1〜10の何れか一項に記載の装置。
  12. 前記複数のセルを画定する前記1または複数の壁は、ショア硬度60以下を有する材料で作られている、請求項1〜10の何れか一項に記載の装置。
  13. 前記複数のセルを画定する前記1または複数の壁は、ショア硬度40以下を有する材料で作られている、請求項1〜10の何れか一項に記載の装置。
  14. 前記複数のセルを画定する前記1または複数の壁は、ヤング率20MPa以下を有する材料で作られている、請求項1〜13の何れか一項に記載の装置。
  15. 前記複数のセルを画定する前記1または複数の壁は、ヤング率12MPa以下を有する材料で作られている、請求項1〜13の何れか一項に記載の装置。
  16. 前記複数のセルを画定する前記1または複数の壁は、ヤング率5MPa以下を有する材料で作られている、請求項1〜13の何れか一項に記載の装置。
  17. 前記複数のセルを画定する前記1または複数の壁は、ヤング率1MPa以下を有する材料で作られている、請求項1〜13の何れか一項に記載の装置。
  18. 前記安定化構造体は、均一な厚さの壁を備える、請求項1〜17の何れか一項に記載の装置。
  19. 前記安定化構造体は、不均一な厚さの壁を備える、請求項1〜17の何れか一項に記載の装置。
  20. 前記壁は先細りしてヒンジを形成する、請求項19に記載の装置。
  21. 前記ヒンジは、前記安定化構造体が前記創傷内に挿入されたとき、前記創傷に陰圧を加えると、1または複数の壁の間の接合部で回転を増加させるように寸法決めされ構成されている、請求項20に記載の装置。
  22. 前記安定化構造体は、均一な内径のセルを備える、請求項1〜21の何れか一項に記載の装置。
  23. 前記安定化構造体は、不均一な内径のセルを備える、請求項1〜22の何れか一項に記載の装置。
  24. 前記内径は、前記安定化構造体が前記創傷内に挿入されたとき、前記創傷に陰圧を加えると、前記安定化構造体のつぶれを減らすように寸法決めされ構成されている、請求項22または23に記載の装置。
  25. 前記内径は、前記安定化構造体が前記創傷内に挿入されたとき、前記創傷に陰圧を加えると、前記安定化構造体のつぶれを増やすように寸法決めされ構成されている、請求項22または23に記載の装置。
  26. 前記安定化構造体の中央部に隣接するセルの量は、前記安定化構造体の前記第1端または前記第2端に隣接するセルの量より大きい、請求項1〜25の何れか一項に記載の装置。
  27. 前記複数のセルは、前記安定化構造体が前記創傷内に挿入されたとき、前記創傷に陰圧を加えると、前記安定化構造体の前記第1端および前記第2端のつぶれを増やすように寸法決めされ構成されている、請求項1〜26の何れか一項に記載の装置。
  28. フォーム層をさらに含み、前記フォーム層は、前記安定化構造体が前記創傷内に挿入されたとき、前記創傷に陰圧を加えると、前記安定化構造体の前記幅を増やすように寸法決めされ構成されている、請求項1〜27の何れか一項に記載の装置。
  29. 陰圧創傷治療を行う創傷治療用装置であって、前記創傷治療用装置は、
    創傷に挿入するための安定化構造体を備え、前記安定化構造体は、
    y方向に対応する長さであって、前記安定化構造体の第1端と第2端との間で前記安定化構造体の中央長軸に沿って延在する長さと、
    x方向に対応する幅であって、前記長さに対して直角を成し、前記安定化構造体の第1面と第2面と間の前記安定化構造体の中央横軸に沿って延在する幅と、
    z方向に対応する高さであって、前記長さおよび前記幅をに対して直角を成し、前記安定化構造体の上面と底面との間で延在する高さとを有し、
    前記長さおよび前記幅は、それぞれ前記高さより大きく、
    前記安定化構造体は、1または複数の壁によって画定された複数のセルであって、前記x方向および前記y方向に平行な水平面内で並んで設けられている前記複数のセルを有し、
    前記複数のセルのそれぞれは、上端および下端を含み、前記z方向に前記上端から前記下端にわたって広がる開口部が延在し、
    前記安定化構造体は、前記安定化構造体が前記創傷内に挿入されたとき、前記創傷に陰圧を加えると、前記安定化構造体は、z方向よりも水平面内で大きくつぶれ、前記安定化構造体は、前記y方向よりも前記x方向に大きくつぶれるように構成され、
    前記安定化構造体の前記中央横軸からより遠くに配置された前記複数のセルは、陰圧を加えると、前記安定化構造体の長手方向の端部の一方または両方に、前記長手方向の両端部の間の前記安定化構造体の中央部と均一なつぶれを生じさせるように、寸法決めされ構成されている、
    装置。
  30. 前記安定化構造体は目の形を有する、請求項29に記載の装置。
  31. 前記安定化構造体は、異なるサイズのセルを有する、請求項29または30に記載の装置。
  32. 前記安定化構造体は、異なる厚さの壁を有する、請求項29〜31の何れか一項に記載の装置。
  33. 前記安定化構造体は、異なる内径のセルを有する、請求項29〜32の何れか一項に記載の装置。
  34. 前記安定化構造体は、異なる剛性または硬度の壁を有する、請求項29〜33の何れか一項に記載の装置。
  35. 前記安定化構造体の前記中央横軸のより近くに配置されたセルは、前記安定化構造体の前記中央横軸からより遠くに配置されたセルよりも大きい、請求項29〜34何れか一項に記載の装置。
  36. 前記安定化構造体の前記中央長軸のより近くに配置されたセルは、安定化構造体の前記中央長軸からより遠くに配置されたセルよりも大きい、請求項29〜35の何れか一項に記載の装置。
  37. 前記複数のセルの大部分は、ひし形である、請求項29〜36の何れか一項に記載の装置。
  38. 前記安定化構造体は、その中央長軸に関して対称である請求項29〜37の何れか一項に記載の装置。
  39. 前記安定化構造体は、その中央横軸に関して対称である請求項29〜38の何れか一項に記載の装置。
  40. 前記安定化構造体の前記長手方向の端に比較的近い前記複数のセルの少なくともいくつかは、前記中央長軸に比較的近いセルよりも大きい、請求項29〜39の何れか一項に記載の装置。
  41. 前記安定化構造体は、4つの内壁によってそれぞれ画定された複数の閉じたセルを備える、請求項29〜40の何れか一項に記載の装置。
  42. 前記安定化構造体は、少なくともいつくかの開いたセルを備える請求項41に記載の装置。
  43. 前記開いたセルは、前記安定化構造体の前記中央長軸より前記長手方向の端のより近くに配置されている、請求項42に記載の装置。
  44. 前記安定化構造体の前記複数のセルは、陰圧を加えると、前記安定化構造体の長手方向の一方または両方の端部が、前記中央横軸における幅とほぼ同じ幅を有してつぶれるように、寸法決めされ構成されている、請求項43に記載の装置。
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A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

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C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

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A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

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C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

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C22 Notice of designation (change) of administrative judge

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