JP2019530001A - オートフォーカス使用のための固定焦点距離及び一定構造長の対物レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】固定焦点距離を有する交換可能な対物レンズにおいて、無限遠から極端な至近領域に至るまでの様々な物体距離へのフォーカシングの際に1:3に至るまでの結像縮尺で、極めて高く一定の画質を可能とすること。【解決手段】固定焦点距離の対物レンズは、5つのレンズ群から構成され、そのうちの3つ(G1、G3、G5)は位置固定であり、2つ(G2、G4)は、光軸線に沿ってフォーカシング目的で摺動可能に備えられ、この際、レンズ鏡筒内には、結像面(IM)に関し、物体側から見て、第1のフロントレンズ群(G1)が位置固定に配設され、第2のレンズ群がフォーカシング前群(G2)として摺動可能に配設され、開口において調節可能な位置固定のアイリス絞り(AP)を含んだ第3のレンズ群が中間群(G3)として位置固定に配設され、第4のレンズ群がフォーカシング後群(G4)として摺動可能に配設され、そして第5のリアレンズ群(G5)が位置固定に配設されており、フォーカシング前群(G2)もフォーカシング後群(G4)も、様々な物体距離にある物体に対して該レンズをフォーカシングするために、互いに対して相対的に共同で且つ位置固定に配設されたレンズ群(G1、G3、G5)に対して相対的に共同で動かされ、この際、フロントレンズ群(G1)は、正の屈折力を有し、中間群(G3)とリアレンズ群(G5)は、負の屈折力を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載した、固定焦点距離の交換可能な対物レンズ(写真レンズ)に関する。
そのような対物レンズは、写真の画像撮影目的のためにアナログ写真撮影から知られているが、同様にデジタル画像撮影のためにも利用される。次第にデジタルカメラは、画像撮影光線路内へ旋回して取り入れ及び取り出し可能であり且つ写真撮影すべき物体域を焦点合わせ目的と画像部分の選択のためにプリズムを介してファインダへ偏向させるミラーを有することはもはやなく、画像選択は、画像撮影センサを用いた持続的な画像撮影により、それから獲得されてカメラの背面側のディスプレイ上に描写された物体部分に基づくか、又は電子ファインダ(エレクトロニック・ビュー・ファインダ)を用いて行われる。それらのレンズの焦点合わせ(フォーカシング)は、電子オートフォーカス信号と、レンズ内のフォーカシング要素(フォーカシングメンバ)の適切な駆動制御を用いて自動的に行われる。
US2013/0070124A1 US8,619,374B2
通常、写真対物レンズは、良好な結像性能を得るために2つ以上のレンズ群から構成され、これらのレンズ群は、位置固定の又は光軸線に沿って摺動可能に備えられた個々のレンズエレメントを有している。また様々な物体距離へレンズをフォーカシングするために、光軸線に沿って摺動可能なレンズ群を設けることが知られている。このレンズ群は、例えばレンズヘッド、即ち物体面の方を向いた前側のレンズ群であるか、又はレンズ全体であり得る。そのような配設構成は、トータルフォーカシングとも称される。しかしこの種類のフォーカシングでは、フォーカシング中にレンズの構造長が変化し、このことは、密閉性に関する欠点を伴う。それによりレンズ内で摺動可能に備えられたレンズ要素、所謂フォーカシング要素が光軸線に沿って摺動されるという対物レンズも知られている。そのような配設構成は、インナーフォーカシングとも称される。確かにこの構造形式の対物レンズは、無限遠の物体距離から数メートル又は数センチメートルの至近領域に至るまでの広い範囲内でフォーカシング可能であり、即ち画像撮影面上へ物体の鮮明な結像が行われるが、正に至近領域内では、光学的な結像性能が低下する。歪曲収差、像面湾曲、球面収差、色収差、コマ収差のような光学的な画像収差が増加する。それにより画像結果は、所望の物体間隔へのフォーカシングにもかかわらず、多くの場合、最新の画像撮影システムの結像性能に対する要求を満たすことはない。それでも高い結像性能が達成されるべき場合には、多数の異なるレンズを有する複雑で高価なレンズ構成が必要である。代替的に、とりわけ至近領域において、トータルフォーカシングを用いる対物レンズの結像性能を増加させるために、第2の可動レンズエレメント、所謂フローティングエレメントを設けることが知られており、このフローティングエレメントは、結像収差に対して対抗するが、因みにフォーカス位置に対する影響をもつものではない。
可変焦点距離の対物レンズ(ズームレンズ)を実現するためには、多くの場合、曲線に沿って互いに相対的に位置調節可能な少なくとも2つのレンズエレメント又はレンズ群が設けられる。フォーカシングは、依然としてフォーカシングのために位置調節可能な1つのフォーカスエレメントを用いて行われる。それ故、既知のそのようなレンズでは、2つのレンズ群から1つのレンズ群が焦点距離変更機能を担い、それに依存せず他方の1つのレンズ群がフォーカシングのために使用される。
変更可能な焦点距離を有するそのような対物レンズは、例えば上記特許文献1から公知である。このレンズは、焦点距離変更とフォーカス変更のために、3つの可動レンズ群を有する。
上記特許文献2からは、変更可能な焦点距離を有する交換可能な対物レンズが公知である。定置のフロントレンズ群に対し、軸方向に位置調節可能な1つのレンズ群が焦点距離変更のために追従する。更に2つの定置のレンズ群の間には、互いに依存せずに位置調節可能な2つのフォーカシングレンズ群が挿入されている。これらの両方のフォーカシング群を用い、焦点距離変更に依存して発生する結像収差が補償されるとされている。
本発明の基礎を成す課題は、固定焦点距離を有する交換可能な対物レンズにおいて、無限遠から極端な至近領域に至るまでの様々な物体距離へのフォーカシングの際に1:3に至るまでの結像縮尺で、極めて高く一定の画質を可能とすることであり、この際、フォーカシングのために必要なレンズは、高い加速を有する迅速で静かなオートフォーカス駆動部を達成可能とするために、僅かな重量の簡単な構造を有するべきであろう。更にそれらのレンズは、フランジバックの短いミラーレス撮影システムにおける使用に適し、短いバックフォーカスを有し、同時に対物レンズの射出瞳と結像面との間に十分に大きな間隔を有するべきであろう。最新のイメージセンサに適するために、結像面における光入射角は、垂線で見て大きすぎないようにすべきであろう。
前記課題は、本発明に従い、請求項1に記載した特徴により解決される。有利な更なる構成は、下位請求項の特徴から読み取れる。
以下、発明を実施するための形態について説明する。
それらの請求項に記載された解決策の特徴について、最新の光学系設計では、通常、例えばオプティカル・リサーチ・アソシエイツ(Optical Research Associates)による「Code V」のような自動補正プログラムが使用されることを考慮することができ、これらの自動補正プログラムは、予設定されたレンズ順番と屈折力配分から、所定の課題のために最適化された補正状態を有する機能可能なレンズシステムのための提案を計算することができる。光学系設計者による提示されたパラメータの目標を定めた変更に基づき、自動で達成される補正状態が、その都度、更に改善される。
請求項1の特徴に基づき、そのようにして、使用すべき複数の光学ガラスの、半径、レンズ厚、レンズ間隔、屈折率、アッベ数のための構成データを既に獲得することができる。下位請求項に記載された特徴を考慮し、それらの構成パラメータは、段階的に目標を定めて改善される。
添付の図面には、本発明によるレンズの複数の実施例が縮尺に従って図示されており、構成データは、それぞれの図面に割り当てられた下記の表から読み取ることができる。当業者、即ち光学系設計者にとっては、より低い光学的な結像性能が受け入れられるのであれば、本発明によるレンズのための構造的な複雑さが減少することは明白である。
本発明によるレンズの本質的な解決策の特徴は、結像面に関する光軸線に沿って摺動可能に備えられた2つのフォーカシングレンズ群が1つの対物レンズ鏡筒内に設けられていることにあり、この際、フォーカシング前群は、物体側から見て、レンズと開口絞り(アイリス絞り)を有する定置の中間群の前方に配設され、フォーカシング後群は、物体側から見て、前記中間群の後方に配設されている。両方のフォーカシングレンズ群を互いに対して相対的に共同で且つレンズ鏡筒内で位置固定に配設された残りのレンズ群に対して相対的に共同で制御することにより、様々な物体距離へのフォーカシングの際にもたらされる画像収差の動き(Gang)が有利には互いに補償(相殺)される。追加的に本発明によるレンズは、物体側から見て位置固定のフロントレンズ群(前側レンズ群)と、結像面の方を向いた位置固定のリアレンズ群(後側レンズ群)とを有する。このようにして、5つのレンズ群から構成され、そのうちの3つは位置固定であり、2つはフォーカシングの目的で光軸線に沿って摺動可能に備えられている固定焦点距離のレンズを実現することができる。
フローティングエレメントを用いたトータルフォーカシングを伴う対物レンズと異なり、本発明によるフォーカシング(以下、ダブルフォーカシングとも称する)では、両方のフォーカシングレンズ群が、一緒に、結像面上へのフォーカシングのためにフォーカス位置の摺動を担う。無限遠から至近設定へのフォーカシングのためのそれぞれのフォーカシング群の行程(最大移動距離が全行程(全ストローク)に対応する)は、対物レンズの機械的な構造長と、オートフォーカスのモータコンセプト/駆動部コンセプトにより制限される。この際、両方のそれぞれの全行程の互いの比率は、1でもよいし、1でなくてもよい。この比率は、構成に起因する空間的な制限から得られ、収差の最適化のために変更することができる。
この際、本発明により、フロントレンズ群は、正の屈折力を有し、中間群とリアレンズ群は、負の屈折力を有する。
対物レンズの特殊な一実施形態において、フォーカシング前群とフォーカシング後群は、正の屈折力を有し、この際、フォーカシング前群とフォーカシング後群は、個別レンズとして構成されている。しかしそれらは、それぞれダブレットレンズ(Linsenduplett)として構成されていることも可能であり、この際、正の全屈折力がそれぞれ維持される。
無限遠から至近設定へのフォーカシングの際に、フォーカシング要素(複数)は、結像面から遠ざかるように動く。
例えば55mmから185mmまでの焦点距離を有する長い焦点距離の既知の35mmフォーマット(イメージサークル直径43.3mm)のためのレンズ(長焦点距離レンズ)、即ち所謂望遠レンズでは、フロントレンズ群内に好ましくは正の屈折力を有する複数のレンズを使用することが有利であると分かった。全てのレンズ群の屈折力の有利な配分を特に有利に構造的な予設定値(Vorgaben)へ適合させるためには、負の屈折力を有する中間群が有利であると分かった。特にこのことは、後方の構造群における屈折力の有利な配分、並びに構造的な予設定値の維持も保証し、前記構造的な予設定値は、例えば、所与の(予設定された)対物レンズの最大外寸法、予設定された最大絞り直径と最大レンズ直径、並びにカメラバヨネットの制限寸法、特にその自由内径などから得られる。
このようにして、好ましくは、それぞれ1.4又は2.0の開放絞り値(開放F値)を有する75mmの対物レンズ、又は90mmの対物レンズが実現され、この際、それらの焦点距離の数値は、35mmフォーマット(イメージサークル直径43.3mm)に関するものである。当業者にとっては、特許請求項に記載されたパラメータを維持しながら、より小さい開放絞り値(例えば0.9まで)又はより大きい開放絞り値(例えば4.0)を有するレンズを実現することが可能である。より小さい開放絞り値では、光学的な結像性能(収差)の低下が強すぎるべきでない場合には、対物レンズ体積、必要なレンズの数、レンズ直径に対して不利な作用をもたらす構造的な複雑さが増加する。それに対してより大きい開放絞り値では、通常、結像性能が同じであるか又はより粗悪な場合には、構造的な複雑さは減少する。
他の画像フォーマットへの対物レンズの幾何学的なデータのスケーリング(換算)は、それぞれの開放絞り値を維持しながら可能であり、焦点距離の対応のスケーリングをもたらすことになる。このようにして実現された対物レンズは、それ以外、本発明に関して一致する構造上の特徴を有するものであり、同様に本発明の対象であって、特許請求項の保護範囲に含まれる。
本発明による対物レンズの特殊な一実施形態において、フロントレンズ群の焦点距離f1と対物レンズ全体の焦点距離fとの比率f1/fは、0.5と30の間にあり、フォーカシング前群の焦点距離f2とレンズ全体の焦点距離fとの比率f2/fは、0.3と10の間にあり、中間群の焦点距離f3と対物レンズ全体の焦点距離fとの比率f3/fは、−30と−0.3の間にあり、フォーカシング後群の焦点距離f4と対物レンズ全体の焦点距離fとの比率f4/fは、0.1と10の間にあり、リアレンズ群の焦点距離f5と対物レンズ全体の焦点距離fとの比率f5/fは、−40と−0.1の間にある。
比率f1/fの最初の最適化ステップでは、1.5と10の間の範囲内への限定が有利であると分かった。維持すべき組立許容誤差に関して過剰感度を回避するためには、比率f1/fを下に向かって(絶対値(Betrag)として小さい値)制限することが特に有利であり、できるだけコンパクトな構造サイズを達成するためには、比率f1/1を上に向かって(絶対値として大きい値)制限することが特に有利である。それにより組立許容誤差と構造サイズに関して最適化された本発明の実施形態は、2.6と2.9の間の比率f1/1を有する。
本発明による対物レンズの特殊な一実施形態において、フォーカシング前群のフォーカシング行程の減少と、対物レンズの構造長の減少は、比率f2/fを0.5と2.0の間の範囲内へ限定することにより達成することができる。一般的に小さいフォーカシング行程は、迅速なフォーカシングにとって有利であるが、許容誤差感度も増加させる。それに対して大きすぎるフォーカシング行程は、一方では構造長を増加させ、他方では、フォーカシングのために高いエネルギー消費を伴う高性能で迅速なモータ駆動部を要求する。それ故、本発明によるダブルフォーカシングのためには、比率f2/fを0.8と1.1の間の範囲内へ限定することが特に有利である。
フォーカシング後群に対して同じように行われた有利な最適化は、比率f4/fを0.3と2.0の間の範囲内へ限定することにより得られ、この際、更なる最適化は、0.6と0.8の間の範囲内への限定により達成される。
製造許容誤差と構造長に関する中間群のレンズの有利な構成は、比率f3/fを−10と−0.8の間の範囲内へ限定することにより達成され、この際、比率f3/fの本発明による最適化は、−1.8と−1.1の間の範囲内にある。
リアレンズ群の比率f5/fが絶対値として大きい値の場合には、不利に大きい構造長となり、絶対値として小さい値の場合には、レンズ群は、組立許容誤差に関して敏感になる。それにより有利な最適化は、比率f5/fを−2.0と−0.5の間の範囲内へ限定することにある。経験的に光方向で最後の(結像面の近くに置かれた)対物レンズと結像面との間の間隔が極めて短い、特にミラーレス写真カメラ用の対物レンズでは、結像面に対する垂線で見て光入射角を大きすぎずに構成することが有利である。35°よりも小さい光入射角が有利であると分かった。従ってそのようなレンズは、例えば前述した35mmフォーマットに関してそれぞれ25mmよりも小さい短いフランジバックと短いバックフォーカスを有するカメラシステムのために特に適している。それにより絶対値として比率f5/fの小さすぎる値は、不利に作用し、それは、それらの値が光入射角を増加させ、従って周辺減光が増加するためである。それによりこの問題に関して最適化されたレンズの実施形態は、比率f5/fについて−1.0と−0.8の間の範囲内の値を有する。
本発明による更なる一実施形態において、対物レンズは、結像面でのイメージサークル直径に対する全焦点距離fの比率を1と5の間で有する。このようにして、そして5つのレンズ群の上記のように正確に規定された屈折力の協働により、上述の35mmフォーマットに関して43.3mmと216.5mmの間の焦点距離を有する対物レンズが実現される。
軽量のフォーカシング群は、高いフォーカシング速度にとって有利である。結像面でのイメージサークル直径に対するフォーカシング前群とフォーカシング後群のそれぞれの体積Vの比率は、3乗計算において、0.1よりも小さく(V/Bd<0.1)、特に0.08未満にある(V/Bd<0.08)。特に有利には、それぞれのフォーカシング群は、10g(グラム)未満の重量を有する。
この際、0.08という相対的な体積のための値は、35mmフォーマットに関し、例えばショット社(Schott)のN−PSK53Aのような軽いガラスにおいて、23.2gの重量に対応し、また例えばショット社のN−LASF31Aのような重いガラスにおいて、35.8gの重量に対応する。従ってイメージサークル直径が1.5倍大きい中判フォーマットシステムにおいて、軽いガラスでは、78.3gのレンズ重量が得られ、重いガラスでは、120.8gのレンズ重量が得られる。またイメージサークル直径が1.5倍小さいAPSシステムにおいて、軽いガラスでは、6.9gのレンズ重量が得られ、重いガラスでは、10.6gのレンズ重量が得られる。
僅かな重量は、フォーカシング速度にとって有利であり、モータコンセプトと異音コンセプトに対して有利に作用する。
本発明によるレンズの特殊な一実施形態において、正の全屈折力を有する定置のフロントレンズ群は、4つのレンズ要素(レンズメンバ)から構成され、この際、第1レンズ要素と、第2レンズ要素と、第3レンズ要素は、正の屈折力を有し、第4レンズ要素は、負の屈折力を有し、更にこの際、好ましくは、第3レンズ要素と第4レンズ要素は、負の全屈折力のダブレットレンズにまとめられている。このダブレットレンズは、接合要素(Kittglied)としてか又は個別レンズがまとめられて構成されていることができる。本発明によるフロントレンズ群を有する一実施例は、1:2,75mmの対物レンズとして添付の図面の図1に図示され、図面に基づいて更に詳細に説明される。
更なる一実施形態において、フロントレンズ群は、実質的に同じ構造において、負の屈折力を有する第2レンズ要素を有し、この際、第3レンズ要素は、正の屈折力を有し、第4レンズ要素は、負の屈折力を有し、正の全屈折力のダブレットレンズにまとめられている。フロントレンズ群の代替的な一構成は、正の屈折力の第1レンズ要素及び第2レンズ要素と、負の屈折力の第3レンズ要素とを有し、この際、第2レンズ要素と第3レンズ要素は、負の全屈折力を有するダブレットレンズにまとめられている。
フォーカシング前群とフォーカシング後群は、それぞれ正の屈折力を有する個別レンズとして構成されていることが可能であるが、またダブレットレンズとして構成されていることも可能であり、この際、正の全屈折力がそれぞれ維持される。
負の全屈折力を有する定置の中間群は、2つのレンズ要素から構成され、これらのレンズ要素の間には、開口絞り(アイリス絞り)が配設されており、第1レンズ要素は、負の屈折力を有し、第2レンズ要素は、正の屈折力を有する。本発明による中間群を有する一実施例は、1:2,90mmのレンズとして添付の図面の図2に図示され、図面に基づいて更に詳細に説明される。
代替的な一構成において、中間群は、5つのレンズ要素と開口絞り(アイリス絞り)とから構成され、この際、第1レンズ要素と第2レンズ要素は、負の屈折力を有し、第3レンズ要素は、正の屈折力を有し、第4レンズ要素は、負の屈折力を有し、第5レンズ要素は、正の屈折力を有し、この際、第4レンズ要素と第5レンズ要素は、正の全屈折力を有するダブレットレンズにまとめられている。そのような中間群を有する一実施例は、1:1.4,75mmの対物レンズとして添付の図面の図5に図示され、図面に基づいて更に詳細に説明される。
負の全屈折力を有する定置のリアレンズ群は、3つのレンズ要素から構成され、この際、第1レンズ要素は、正の屈折力を有し、第2レンズ要素は、負の屈折力を有し、第3レンズ要素は、負の屈折力を有する。この際、第1レンズ要素と第2レンズ要素は、好ましくは、正の全屈折力を有するダブレットレンズにまとめられている。
代替的な一実施形態において、リアレンズ群は、3つのレンズ要素から構成され、この際、第1レンズ要素は、負の屈折力を有し、第2レンズ要素は、正の屈折力を有し、第3レンズ要素は、負の屈折力を有する。そのようなリアレンズ群を有する一実施例は、1:2,75mmの対物レンズとして添付の図面の図4に図示され、図面に基づいて更に詳細に説明される。
球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲収差のような、単色収差を補正するために、5つのレンズ群のうち少なくとも1つには、1つ又は2つの非球面を有する1つのレンズが含まれ、この際、これらの非球面は、好ましくは、定置のレンズ群内に設けられている。
ミラーレス撮影システムに適した短いバックフォーカス(例えば35mmフォーマットに関しては25mmよりも小さい)と、画像撮影センサに適した射出瞳の位置を保証可能とするために、リアレンズ群は、本発明により、1.8よりも大きい屈折率neを有する光学材料を用いた少なくとも1つのレンズを含んでいる。このようにして、カメラシステム又は画像撮影システムにより予設定される例えばバヨネットの制限直径に基づくレンズの最大直径のための制約も守られる。5つのレンズ群について、特にリアレンズ群について前述した構成により、射出瞳と結像面の間に例えば40mmよりも大きい十分に大きい間隔を有するレンズが実現される。このようにして、小さい光入射角、例えば35°よりも小さい光入射角が保証される。
色収差を補正するために、中間群は、−0.07よりも小さいか又は0.07よりも大きい異常部分分散(SCD:Secondary Chromatic Dispersion)を有する光学材料を用いた少なくとも1つのレンズを含んでいる。
色収差を補正するために、フロントレンズ群は、0.07よりも大きい異常部分分散(SCD)を有する光学材料を用いた少なくとも1つのレンズを含んでいる。
フォーカシングの際に変化する色収差をできるだけ僅かに保つために、フォーカシング群の少なくとも1つは、0.07よりも大きい異常部分分散(SCD)を有する光学材料を用いた1つのレンズを含んでいる。
異常部分分散を有するレンズは、2次スペクトルの波長(紫青色の波長領域)を補正する役割を有する。部分分散は、長い波長における屈折率(ここでは赤色の波長領域における屈折率)に対する、短い波長における屈折率(ここでは紫青色の波長領域における屈折率)の比率を記述する、ガラス材料の特性である。異常部分分散を有するガラス材料において、この比率は、例えばショット社により製造されたガラスであるN−F2のような、標準と規定される通常ガラス材料の比率から外れている。
正の異常部分分散と負の異常部分分散がある。SCD値は、正か又は負であるが、異常部分分散の作用を示す(絶対値として大きな数値は、強い異常部分分散を表す)。ガラスの異常部分分散を色補正のために利用可能とするためには、屈折力と、絞りに関するレンズのポジションと、それぞれのレンズの異常部分分散の符号(+、−)とから、特殊な組み合わせが必要とされた。
図面には、35mm(Kleinbild)フォーマットのための本発明によるレンズの複数の実施例が模式的に図示され、以下、これらを図面に基づいて詳細に説明する。
焦点距離75mmを有する1つの対物レンズ(長焦点距離レンズ)のレンズ断面を示す図である。 焦点距離90mmを有する1つの対物レンズ(長焦点距離レンズ)のレンズ断面を示す図である。 焦点距離75mmを有する1つの対物レンズ(長焦点距離レンズ)のレンズ断面を示す図である。 同様に焦点距離75mmを有する1つの対物レンズ(長焦点距離レンズ)のレンズ断面を示す図である。 焦点距離75mmを有する1つの他の対物レンズ(長焦点距離レンズ)のレンズ断面を示す図である。 結像面IM内のイメージセンサを示す図である。
図面のレンズ断面の下には、フォーカシング過程におけるそれぞれのレンズ群の運動経路が図示されている。水平方向のラインは、レンズ群G1、G2、G3、G4、G5のポジションを表している。これらのラインのうち上側のラインは、無限遠のフォーカス設定におけるポジションを特徴付け、下側のラインは、最短の物体距離へのフォーカス設定におけるポジションを特徴付け、中央のラインは、中央のフォーカス設定におけるポジションを特徴付けている。垂直方向のラインは、位置固定(定置)のレンズ群G1、G3、G5に割り当てられ、斜めのラインは、摺動可能なフォーカシング群G2、G4に割り当てられている。
図1から図4のレンズ断面は、開放絞り2に該当し、それに対して図5は、開放絞り1.4を有するレンズを示している。
図1に図示された対物レンズにおいて、正の全屈折力を有する第1レンズ群G1は、光方向において、正の屈折力の凸凹レンズG1L1と、正の屈折力の凸凹レンズG1L2と、正の屈折力の両凸レンズG1L3及び負の屈折力の両凹レンズG1L4から構成された負の全屈折力のダブレットレンズG1L3/G1L4とを有する。フロントレンズ群と称されるこの第1レンズ群G1は、定置である。光方向においてダブレットレンズG1L3/G1L4の第1レンズ面は、非球面状に構成されている。
第2レンズ群(フォーカシング前群)G2と第4レンズ群(フォーカシング後群)G4は、正の屈折力を有し、それらの下方に記載のラインに沿ったフォーカシングのために同時に摺動される。これらの両方のフォーカシング要素は、個別レンズとして構成されている。
それらのフォーカシング要素の間には、定置で負の全屈折力のレンズ群(中間群)G3が配設されており、レンズ群G3は、負の屈折力の第1凸凹レンズG3L1と、正の屈折力の第2凹凸レンズG3L2とから構成されている。この中間群G3は、定置であり、開口絞り(アイリス絞り)APを含んでいる。
同様に定置のリアレンズ群(第5レンズ群)G5は、全体として負の屈折力を有し、また全体として正の屈折力を有する接合要素としてまとめられている正の屈折力の第1両凸レンズG5L1及び負の屈折力の第2両凹レンズG5L2と、負の屈折力の第3凹凸レンズG5L3とから構成されている。
図2に図示されたレンズ断面は、図1に関して説明されたレンズ断面とはリアレンズ群G5においてのみ異なり、この際、レンズG5L1、G5L2、G5L3は、個別レンズとして、屈折力の順番が(−)、(+)、(−)となるように構成されている。更に(図2に図示された)レンズ面のうち3つのレンズ面は、非球面として構成されている。
図3に図示されたレンズ断面は、フロントレンズ群G1においてレンズG1L2が負の屈折率で非球面状のフロント面を有する凸凹レンズとして実現されており、接合要素G1L3/G1L4が全体として正の屈折力を有することにより、図1に関して説明されたレンズ断面とはフロントレンズ群G1においてのみ異なっている。
図4に図示されたレンズ断面は、図1に関して説明されたレンズ断面とはフロントレンズ群G1の構成において異なっており、ここでフロントレンズ群G1は、2つのレンズ要素のみ、即ち正の屈折力の凸凹レンズG1L1と、正の屈折力の両凸レンズG1L2及び負の屈折力の両凹レンズG1L3から構成された負の全屈折力のダブレットレンズG1L2/G1L3とから構成されている。それに加え、図2と同様の屈折力の順番を有する3つの個別レンズG5L1、G5L2、G5L3から成るリアレンズ群G5が図示されている。また複数の面(ここでは4つの面)が非球面状に構成されている。
図5に図示されたレンズ断面において、フロントレンズ群G1は、2つのレンズ要素から成り、この際、第2レンズ要素は、全体として正の屈折力を有する接合要素G1L2/G1L3として構成されている。中間群G3は、開口絞り(アイリス絞り)APの前にある負の屈折力の第1凸凹レンズG3L1と、開口絞り(アイリス絞り)APの後にある負の屈折力の第2両凹レンズG3L2と、正の屈折力の両凸レンズG3L3と、全体として正の屈折力を有し且つ接合要素として構成された第4レンズ要素G3L4/G3L5とから構成されている。リアレンズ群G5は、2つのレンズ要素から構成され、それらのうち第1レンズ要素は、正の屈折力の両凸レンズG5L1と負の屈折力の両凹レンズG5L2とを有するダブレットレンズ(接合要素)として構成され、第2レンズ要素は、負の屈折力の肉薄の凸凹レンズG5L3として構成され、凸状のレンズ面は、非球面状に構成されている。
結像は、それぞれ結像面(像面)IM上へ行われる。
図6に模式的に図示された円形の結像面IMには、双方向矢印を用いてイメージサークル直径Bdが図示されており、イメージサークル直径Bdは、矩形状に図示されたイメージセンサBsの直径と一致している。
レンズ断面に関する図面の全ての図では、*で特徴付けられたレンズ面が非球面状に構成されていることが当てはまる。
図面におけるレンズ断面は、縮尺に従って図示されており、それにより例えば図1のレンズ要素G3L1においてレンズ縁部の材料厚と比べてレンズ中心部では遥かに肉薄の材料厚のような、相対的な記載事項は、従来の幾何学的な手段を用い、図面上で確認され且つ調べることができる。同様にこのようにして、図1ではレンズ要素G3L2がレンズ中央部でレンズ要素G2よりもほぼ4倍(4.25倍)だけ肉厚の材料厚を有することが開示されている。これらの関連性は、当業者にとって問題なく理解される。
個々に図示されて説明された5つのレンズ群は、全てのレンズバリエーションにおいて、個別的に必要なそれ自体独立した構成要素である。レンズ群のそれぞれは、それ自体光学的に調整されることが可能であり、このことは、特に全焦点距離に対する各レンズ群のために記載された焦点距離比率により表現される。
具体的な実施例が、2或いは1.4の開放絞り値を有する、75mm、90mmの焦点距離のレンズに関する以下の(各図についての)表から見て取れ、この際、それらの焦点距離は、それぞれ既知の35mmフォーマット(イメージサークル直径43.3mm)に関するものである。
Figure 2019530001
Figure 2019530001
Figure 2019530001
Figure 2019530001
Figure 2019530001
G1 第1レンズ群(フロントレンズ群)
G1L1 第1レンズ群の第1レンズ(第1レンズ要素)
G1L2 第1レンズ群の第2レンズ(第2レンズ要素)
G1L3 第1レンズ群の第3レンズ(第3レンズ要素)
G1L4 第1レンズ群の第4レンズ(第4レンズ要素)

G2 第2レンズ群(フォーカシング前群)

G3 第3レンズ群(中間群)
G3L1 第3レンズ群の第1レンズ(第1レンズ要素)
G3L2 第3レンズ群の第2レンズ(第2レンズ要素)
G3L3 第3レンズ群の第3レンズ(第3レンズ要素)
G3L4 第3レンズ群の第4レンズ(第4レンズ要素)
G3L5 第3レンズ群の第5レンズ(第5レンズ要素)

G4 第4レンズ群(フォーカシング後群)

G5 第5レンズ群(リアレンズ群)
G5L1 第5レンズ群の第1レンズ(第1レンズ要素)
G5L2 第5レンズ群の第2レンズ(第2レンズ要素)
G5L3 第5レンズ群の第3レンズ(第3レンズ要素)

AP 開口絞り(アイリス絞り)

IM 結像面
Bd イメージサークル直径
Bs イメージセンサ

Claims (14)

  1. 5つのレンズ群から構成され、そのうちの3つ(G1、G3、G5)は位置固定であり、2つ(G2、G4)は、光軸線に沿って摺動可能に備えられている、固定焦点距離のレンズであって、
    レンズ鏡筒内には、結像面(IM)に関し、
    a)物体側から見て、第1のフロントレンズ群(G1)が位置固定に配設され、
    b)第2のレンズ群がフォーカシング前群(G2)として摺動可能に配設され、
    c)開口において調節可能な位置固定のアイリス絞り(AP)を含んだ第3のレンズ群が中間群(G3)として位置固定に配設され、
    d)第4のレンズ群がフォーカシング後群(G4)として摺動可能に配設され、そして、
    e)第5のリアレンズ群(G5)が位置固定に配設されており、
    前記フォーカシング前群(G2)も前記フォーカシング後群(G4)も、様々な物体距離にある物体に対して該レンズをフォーカシングするために、互いに対して相対的に一緒に且つ位置固定に配設された前記レンズ群(G1、G3、G5)に対して相対的に一緒に可動であり、前記フロントレンズ群(G1)は、正の屈折力を有し、前記中間群(G3)と前記リアレンズ群(G5)は、負の屈折力を有すること
    を特徴とする対物レンズ。
  2. 前記フォーカシング前群(G2)と前記フォーカシング後群(G4)は、正の屈折力を有すること
    を特徴とする、請求項1に記載の対物レンズ。
  3. 前記フォーカシング前群(G2)も前記フォーカシング後群(G4)も、無限遠から至近設定へのフォーカシングの際には、前記結像面(IM)から遠ざかること
    を特徴とする、請求項1又は2に記載の対物レンズ。
  4. a)前記フロントレンズ群(G1)の焦点距離f1と該レンズ全体の焦点距離fとの比率f1/fは、0.5と30の間にあり、
    b)前記フォーカシング前群(G2)の焦点距離f2と該レンズ全体の焦点距離fとの比率f2/fは、0.3と10の間にあり、
    c)前記中間群(G3)の焦点距離f3と該レンズ全体の焦点距離fとの比率f3/fは、−30と−0.3の間にあり、
    d)前記フォーカシング後群(G4)の焦点距離f4と該レンズ全体の焦点距離fとの比率f4/fは、0.1と10の間にあり、
    e)前記リアレンズ群(G5)の焦点距離f5と該レンズ全体の焦点距離fとの比率f5/fは、−40と−0.1の間にあること
    を特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  5. 該レンズは、前記結像面(IM)でのイメージサークル直径に対する全焦点距離fの比率を1と5の間で有すること
    を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  6. 3乗計算による前記結像面(IM)でのイメージサークル直径(Bd)に対するそれぞれのフォーカシング群(G2、G4)の体積Vの比率は、0.1未満(V/Bd<0.1)であり、特に0.08未満にあるか、又はそれぞれのフォーカシング群(G2、G4)の重量は、15g(グラム)未満であること
    を特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  7. a)前記フロントレンズ群(G1)は、4つのレンズ要素(G1L1、G1L2、G1L3、G1L4)から構成され、第1レンズ要素(G1L1)は、正の屈折力を有し、第2レンズ要素(G1L2)は、正の屈折力を有し、第3レンズ要素(G1L3)は、正の屈折力を有し、第4レンズ要素(G1L4)は、負の屈折力を有し、第3レンズ要素(G1L3)と第4レンズ要素(G1L4)は、負の全屈折力を有するダブレットレンズ(G1L3、G1L4)にまとめられているか、又は、
    b)前記フロントレンズ群(G1)は、4つのレンズ要素(G1L1、G1L2、G1L3、G1L4)から構成され、第1レンズ要素(G1L1)は、正の屈折力を有し、第2レンズ要素(G1L2)は、負の屈折力を有し、第3レンズ要素(G1L3)は、正の屈折力を有し、第4レンズ要素(G1L4)は、負の屈折力を有し、第3レンズ要素(G1L3)と第4レンズ要素(G1L4)は、正の全屈折力を有するダブレットレンズ(G1L3、G1L4)にまとめられているか、又は、
    c)前記フロントレンズ群(G1)は、3つのレンズ要素(G1L1、G1L2、G1L3)から構成され、第1レンズ要素(G1L1)は、正の屈折力を有し、第2レンズ要素(G1L2)は、正の屈折力を有し、第3レンズ要素(G1L3)は、負の屈折力を有し、第2レンズ要素(G1L2)と第3レンズ要素(G1L3)は、負又は正の全屈折力を有するダブレットレンズ(G1L2、G1L3)にまとめられていること
    を特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  8. a)前記中間群(G3)は、2つのレンズ要素(G3L1、G3L2)とアイリス絞り(AP)とから構成され、第1レンズ要素(G3L1)は、負の屈折力を有し、第2レンズ要素(G3L2)は、正の屈折力を有し、第1レンズ要素(G3L1)と第2レンズ要素(G3L2)の間に位置固定でアイリス絞り(AP)が配設されているか、又は、
    b)前記中間群(G3)は、5つのレンズ要素(G3L1、G3L2、G3L3、G3L4、G3L5)とアイリス絞り(AP)とから構成され、第1レンズ要素(G3L1)は、負の屈折力を有し、第2レンズ要素(G3L2)は、負の屈折力を有し、第3レンズ要素(G3L3)は、正の屈折力を有し、第4レンズ要素(G3L4)は、負の屈折力を有し、第5レンズ要素(G3L5)は、正の屈折力を有し、第4レンズ要素(G3L4)と第5レンズ要素(G3L5)は、正の全屈折力を有するダブレットレンズ(G3L4、G3L5)にまとめられており、アイリス絞り(AP)は、位置固定で第1レンズ要素(G3L1)と第2レンズ要素(G3L2)の間に配設されていること
    を特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  9. a)前記リアレンズ群(G5)は、3つのレンズ要素(G5L1、G5L2、G5L3)から構成され、第1レンズ要素(G5L1)は、正の屈折力を有し、第2レンズ要素(G5L2)は、負の屈折力を有し、第3レンズ要素(G5L3)は、負の屈折力を有し、第1レンズ要素(G5L1)と第2レンズ要素(G5L2)は、正の全屈折力を有するダブレットレンズ(G5L1、G5L2)にまとめられているか、又は、
    b)前記リアレンズ群(G5)は、3つのレンズ要素(G5L1、G5L2、G5L3)から構成され、第1レンズ要素(G5L1)は、負の屈折力を有し、第2レンズ要素(G5L2)は、正の屈折力を有し、第3レンズ要素(G5L3)は、負の屈折力を有すること
    を特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  10. 5つのレンズ群(G1、G2、G3、G4、G5)のうち少なくとも1つには、1つ又は2つの非球面を有する1つのレンズが含まれ、好ましくは、定置のレンズ群(G1、G3、G5)内に含まれていること
    を特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  11. 前記リアレンズ群(G5)は、1.8よりも大きい屈折率neを有する光学材料を用いた少なくとも1つのレンズを含むこと
    を特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  12. 前記中間群(G3)は、−0.07よりも小さいか又は0.07よりも大きい異常部分分散SCDを有する光学材料を用いた少なくとも1つのレンズを含むこと
    を特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  13. 前記フロントレンズ群(G1)は、0.07よりも大きい異常部分分散SCDを有する光学材料を用いた少なくとも1つのレンズを含むこと
    を特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  14. フォーカシング群(G2、G4)の少なくとも1つは、0.07よりも大きい異常部分分散SCDを有する光学材料を用いた1つのレンズを含むこと
    を特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の対物レンズ。
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