JP2016118770A - レンズ系、交換レンズ装置及びカメラシステム - Google Patents

レンズ系、交換レンズ装置及びカメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】収差が抑制されたレンズ系、交換レンズ装置及びカメラシステムを提供する。【解決手段】物体側から像側へと順に、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に像面に対して移動する第1フォーカスレンズ群を含む前群と、フォーカシングの際に像面に対して移動する第2フォーカスレンズ群を含む後群と、正パワーのレンズ素子を少なくとも1枚有し、前群と後群との間にあってフォーカシングの際に像面に対して固定の固定レンズ群とからなり、開口絞りを備え、固定レンズ群にdPgF>0.015(dPgFはレンズ素子のg線とF線の異常分散性)の条件を満足する正パワーのレンズ素子を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、レンズ系、交換レンズ装置及びカメラシステムに関する。
交換レンズ装置やカメラシステム等の、光電変換を行う撮像素子を持つカメラに対する高性能化及びコンパクト化の要求は高く、このようなカメラに用いるレンズ系が種々提案されている。
特許文献1〜特許文献5は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、像面に対して移動するフォーカスレンズ群を複数備えたレンズ系を開示している。
特開2011−048232号公報 特開2012−168456号公報 特開2014−038304号公報 特開2014−038305号公報 特開2014−142601号公報
本開示は、収差の発生を抑制するレンズ系を提供する。また本開示は、該レンズ系を含む交換レンズ装置及び該交換レンズ装置を備えたカメラシステムを提供する。
本開示におけるレンズ系は、物体側から像側へと順に、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に像面に対して移動する第1フォーカスレンズ群を含む前群と、フォーカシングの際に像面に対して移動する第2フォーカスレンズ群を含む後群と、前群と後群との間にあってフォーカシングの際に像面に対して固定の固定レンズ群とからなり、開口絞りを備え、以下の条件(1)を満足することを特徴とする。
dPgF>0.015・・・条件(1)
ここで、dPgFは固定レンズ群における正レンズ素子のg線とF線の異常分散性である。
また、本開示における交換レンズ装置は、物体側から像側へと順に、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に像面に対して移動する第1フォーカスレンズ群を含む前群と、フォーカシングの際に像面に対して移動する第2フォーカスレンズ群を含む後群と、前群と後群との間にあってフォーカシングの際に像面に対して固定の固定レンズ群とからなり、開口絞りを備え、以下の条件(1)を満足するレンズ系と、前記レンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体との接続が可能なレンズマウント部とを備えることを特徴とする。
dPgF>0.015・・・条件(1)
ここで、dPgFは固定レンズ群における正レンズ素子のg線とF線の異常分散性である。
本開示におけるカメラシステムは、物体側から像側へと順に、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に像面に対して移動する第1フォーカスレンズ群を含む前群と、フォーカシングの際に像面に対して移動する第2フォーカスレンズ群を含む後群と、前群と後群との間にあってフォーカシングの際に像面に対して固定の固定レンズ群とからなり、開口絞りを備え、以下の条件(1)を満足するレンズ系、を含む交換レンズ装置と、前記交換レンズ装置とカメラマウント部を介して着脱可能に接続され、前記レンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体とを備えることを特徴とする。
dPgF>0.015・・・条件(1)
ここで、dPgFは固定レンズ群における正レンズ素子のg線とF線の異常分散性である。
本開示におけるレンズ系によれば、収差の発生を抑制することが可能である。
実施の形態1(数値実施例1)に係るレンズ系を示すレンズ配置図 数値実施例1に係るレンズ系の無限遠合焦状態及び近接物体合焦状態の縦収差図 実施の形態2(数値実施例2)に係るレンズ系を示すレンズ配置図 数値実施例2に係るレンズ系の無限遠合焦状態及び近接物体合焦状態の縦収差図 実施の形態3(数値実施例3)に係るレンズ系を示すレンズ配置図 数値実施例3に係るレンズ系の無限遠合焦状態及び近接物体合焦状態の縦収差図 実施の形態4(数値実施例4)に係るレンズ系を示すレンズ配置図 数値実施例4に係るレンズ系の無限遠合焦状態及び近接物体合焦状態の縦収差図 実施の形態5(数値実施例5)に係るレンズ系を示すレンズ配置図 数値実施例5に係るレンズ系の無限遠合焦状態及び近接物体合焦状態の縦収差図 実施の形態6(数値実施例6)に係るレンズ系を示すレンズ配置図 数値実施例6に係るレンズ系の無限遠合焦状態及び近接物体合焦状態の縦収差図 実施の形態7(数値実施例7)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施の形態7(数値実施例7)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施の形態7(数値実施例7)に係るズームレンズ系の近接物体合焦状態の縦収差図 実施の形態8に係るカメラシステムの概略構成図 数値実施例1のレンズ系の面データを示す図 数値実施例1のレンズ系の非球面データを示す図 数値実施例1のレンズ系の各種データを示す図 数値実施例1のレンズ系のレンズ群データを示す図 数値実施例2のレンズ系の面データを示す図 数値実施例2のレンズ系の非球面データを示す図 数値実施例2のレンズ系の各種データを示す図 数値実施例2のレンズ系のレンズ群データを示す図 数値実施例3のレンズ系の面データを示す図 数値実施例3のレンズ系の非球面データを示す図 数値実施例3のレンズ系の各種データを示す図 数値実施例3のレンズ系のレンズ群データを示す図 数値実施例4のレンズ系の面データを示す図 数値実施例4のレンズ系の非球面データを示す図 数値実施例4のレンズ系の各種データを示す図 数値実施例4のレンズ系のレンズ群データを示す図 数値実施例5のレンズ系の面データを示す図 数値実施例5のレンズ系の各種データを示す図 数値実施例5のレンズ系のレンズ群データを示す図 数値実施例6のレンズ系の面データを示す図 数値実施例6のレンズ系の各種データを示す図 数値実施例6のレンズ系のレンズ群データを示す図 数値実施例7のレンズ系の面データを示す図 数値実施例7のレンズ系の非球面データを示す図 数値実施例7のレンズ系の各種データを示す図 数値実施例7のレンズ系のレンズ群データを示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を充分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
図1、図3、図5、図7、図9及び図11は、各々実施の形態1〜実施の形態6に係るレンズ系のレンズ配置図である。各レンズ配置図は、無限遠合焦状態のレンズ構成をそれぞれ表している。
各図において、各レンズ群の符号に付された記号(+)及び記号(−)は、各レンズ群のパワーの符号に対応する。また各図において、最も右側に記載された直線は、像面Sの位置を表している。
また、各図において、レンズ群に付された矢印は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際のレンズ群の移動方向を示している。
(実施の形態1)
図1に示すように、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、両凸形状の第4レンズ素子L4と、両凸形状の第5レンズ素子L5とからなる。これらのうち、第2レンズ素子L2と、第3レンズ素子L3とが接合されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第6レンズ素子L6のみからなる。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、両凹形状の第8レンズ素子L8と、両凸形状の第9レンズ素子L9とからなる。第7レンズ素子L7と第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9とが接合されている。なお、第3レンズ群G3において、第7レンズ素子L7の物体側には、開口絞りAが配置されている。
第4レンズ群G4は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第10レンズ素子L10と、両凸形状の第11レンズ素子L11とからなる。第10レンズ素子L10と第11レンズ素子L11とが接合されている。
第5レンズ群G5は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第12レンズ素子L12と、両凹形状の第13レンズ素子L13と、像面側に凸面を向けた負メニスカス形状の第14レンズ素子L14とからなる。これらのうち、第12レンズ素子L12と、第13レンズ素子L13とが接合されている。
実施の形態1に係るレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第2レンズ群G2が光軸に沿って像側へ移動する第1フォーカスレンズ群であり、第4レンズ群G4が光軸に沿って物体側へ移動する第2フォーカススレンズ群である。
(実施の形態2)
図3に示すように、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、平凹形状の第1レンズ素子L1と、両凹形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、両凸形状の第4レンズ素子L4と、両凸形状の第5レンズ素子L5とからなる。これらのうち、第2レンズ素子L2と、第3レンズ素子L3とが接合されている。
第2レンズ群G2は、実施の形態1と同様の構成であり、第6レンズ素子L6からなる。
第3レンズ群G3は、実施の形態1と同様の構成であり、第7レンズ素子L7と、第8レンズ素子L8と、第9レンズ素子L9とからなる。なお、第3レンズ群G3において、第7レンズ素子L7の物体側には、開口絞りAが配置されている。
第4レンズ群G4は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第10レンズ素子L10と、両凸形状の第11レンズ素子L11とからなる。第10レンズ素子L10と、第11レンズ素子L11とが接合されている。
第5レンズ群G5は、実施の形態1と同様の構成であり、第12レンズ素子L12と、第13レンズ素子L13と、第14レンズ素子L14とからなる。
実施の形態2に係るレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第2レンズ群G2が光軸に沿って像側へ移動する第1フォーカスレンズ群であり、第4レンズ群G4が光軸に沿って物体側へ移動する第2フォーカスレンズ群である。
(実施の形態3)
図5に示すように、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第1レンズ素子L1と、像面側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、両凸形状の第3レンズ素子L3と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第4レンズ素子L4と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第5レンズ素子L5とからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第6レンズ素子L6と、像面側に凸面を向けた負メニスカス形状の第7レンズ素子L7とからなる。第6レンズ素子L6と、第7レンズ素子L7とが接合されている。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、像面側に凸面を向けた正メニスカス形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9と、両凸形状の第10レンズ素子L10と、両凸形状の第11レンズ素子L11と、両凹形状の第12レンズ素子L12とからなる。第8レンズ素子L8と、第9レンズ素子L9と、第10レンズ素子L10とが接合されており、第11レンズ素子L11と、第12レンズ素子L12とが接合されている。なお、第3レンズ群G3において、第8レンズ素子L8の物体側には、開口絞りAが配置されている。
第4レンズ群G4は、像面側に凸面を向けた正メニスカス形状の第13レンズ素子L13のみからなる。
第5レンズ群G5は、像面側に凸面を向けた負メニスカス形状の第14レンズ素子L14のみからなる。
実施の形態3に係るレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側へ移動する第1フォーカスレンズ群であり、第4レンズ群G4が光軸に沿って物体側へ移動する第2フォーカスレンズ群である。
(実施の形態4)
図7に示すように、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第4レンズ素子L4とからなる。これらのうち、第3レンズ素子L3と、第4レンズ素子L4とが接合されている。なお、第1レンズ群G1において、第4レンズ素子L4の像面側には、開口絞りAが配置されている。
第2レンズ群G2は、実施の形態1と同様の形状の第5レンズ素子L5のみからなる。
第3レンズ群G3は、両凸形状の第6レンズ素子L6のみからなる。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第7レンズ素子L7のみからなる。
第5レンズ群G5は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凹形状の第9レンズ素子L9とからなる。
実施の形態4に係るレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第2レンズ群G2が光軸に沿って像側へ移動する第1フォーカスレンズ群であり、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する第2フォーカスレンズ群である。
(実施の形態5)
図9に示すように、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1レンズ素子L1のみからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第4レンズ素子L4とからなる。これらのうち、第2レンズ素子L2と、第3レンズ素子L3とが接合されている。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第5レンズ素子L5と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第6レンズ素子L6とからなる。第5レンズ素子L5と、第6レンズ素子L6とが接合されている。なお、第3レンズ群G3において、第6レンズ素子L6の像面側には、開口絞りAが配置されている。
第4レンズ群G4は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第7レンズ素子L7と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第8レンズ素子L8と、両凸形状の第9レンズ素子L9とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と、第9レンズ素子L9とが接合されている。
第5レンズ群G5は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第10レンズ素子L10と、両凹形状の第11レンズ素子L11と、両凸形状の第12レンズ素子L12と、像面側に凸面を向けた負メニスカス形状の第13レンズ素子L13とからなる。これらのうち、第11レンズ素子L11と、第12レンズ素子L12とが接合されている。
実施の形態5に係るレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側へ移動する第1フォーカスレンズ群であり、第4レンズ群G4が光軸に沿って物体側へ移動する第2フォーカスレンズ群である。
(実施の形態6)
図11に示すように、第1レンズ群G1は、両凸形状の第1レンズ素子L1のみからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、両凹形状の第2レンズ素子L2と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、両凸形状の第4レンズ素子L4と、両凹形状の第5レンズ素子L5と、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第6レンズ素子L6とからなる。これらのうち、第2レンズ素子L2と、第3レンズ素子L3とが接合されており、第5レンズ素子L5と、第6レンズ素子L6とが接合されている。なお、第2レンズ群G2において、第6レンズ素子L6の像面側には、開口絞りAが配置されている。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第7レンズ素子L7と、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第8レンズ素子L8と、両凸形状の第9レンズ素子L9とからなる。これらのうち、第8レンズ素子L8と、第9レンズ素子L9とが接合されている。
第4レンズ群G4は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第10レンズ素子L10と、両凹形状の第11レンズ素子L11と、両凸形状の第12レンズ素子L12と、像面側に凸面を向けた負メニスカス形状の第13レンズ素子L13とからなる。これらのうち、第11レンズ素子L11と、第12レンズ素子L12とが接合されている。
実施の形態6に係るレンズ系において、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第1レンズ群G1が光軸に沿って像側へ移動する第1フォーカスレンズ群であり、第3レンズ群G3が光軸に沿って物体側へ移動する第2フォーカスレンズ群である。
(実施の形態7)
図13は、実施の形態7に係るズームレンズ系の広角端(最短焦点距離状態:焦点距離fW)レンズ配置と、広角端、中間位置(中間焦点距離状態:焦点距離fM=√(fW*fT))、望遠端(最長焦点距離状態:焦点距離fT)におけるレンズ群の位置を示す図である。無限遠合焦状態にあるズームレンズ系を示している。また折れ線の矢印は、上から順に、広角端、中間位置、望遠端の各状態におけるレンズ群の位置を結んで得られる直線である。
広角端と中間位置との間、中間位置と望遠端との間は、単純に直線で接続されているだけであり、実際の各レンズ群の動きとは異なる。更に図13において、レンズ群に付された矢印は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際の移動方向を示している。
図13において、各レンズ群の符号に付された記号(+)及び記号(−)は、各レンズ群のパワーの符号に対応する。
更に図13において、最も右側に記載された直線は、像面Sの位置を示している。
図13に示すように、第1レンズ群G1は、両凸形状の第1レンズ素子L1のみからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、両凹形状の第3レンズ素子L3と、両凸形状の第4レンズ素子L4とからなる。これらのうち、第3レンズ素子L3と、第4レンズ素子L4とが接合されている。
第3レンズ群G3は、像面側に凸面を向けた負メニスカス形状の第5レンズ素子L5のみからなる。
第4レンズ群G4は、物体側から像側へと順に、両凸形状の第6レンズ素子L6と、両凹形状の第7レンズ素子L7と、両凸形状の第8レンズ素子L8と、両凸形状の第9レンズ素子L9とからなる。これらのうち、第7レンズ素子L7と、第8レンズ素子L8とが接合されている。なお、第4レンズ群G4内において、第6レンズ素子L6の像面側には、開口絞りAが配置されている。
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状の第10レンズ素子L10のみからなる。
第6レンズ群G6は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第11レンズ素子L11と、両凹形状の第12レンズ素子L12と、両凸形状の第13レンズ素子L13とからなる。これらのうち、第12レンズ素子L12と、第13レンズ素子L13とが接合されている。
実施の形態7のレンズ系は、ズーミング時に各レンズ群が広角端から望遠端にかけて、第1レンズ群G1から第6レンズ群G6の全てのレンズ群が物体側に移動し、第1レンズ群G1群と第2レンズ群の間隔は広がり、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間隔は狭くなるように移動する。
また、無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングに際して、第3レンズ群G3が光軸に沿って像側へ移動する第1フォーカスレンズ群であり、第5レンズ群G5が光軸に沿って像側へ移動する第2フォーカスレンズ群である。
実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系は、物体側から像側へと順に、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に像面に対して移動する第1のフォーカスレンズ群を含む前群と、フォーカシングの際に像面に対して移動する第2のフォーカスレンズ群を含む後群とを有している。そのため、フォーカシングに伴う球面収差の変動が少なく、優れた結像特性を維持してフォーカシングを行うことができる。
実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系では、複数のフォーカスレンズ群の間にあってフォーカシングの際に像面に対して固定の固定レンズ群が配置されているので、フォーカシングに伴う球面収差、像面湾曲の変動が少なく、優れた結像特性を維持してフォーカシングを行うことができる。
実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系では、第1フォーカスレンズ群及び第2フォーカスレンズ群が、3枚以下のレンズ素子で構成されているので、高速かつ静音なフォーカシングを行うことができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜実施の形態7を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
以下、例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のごときレンズ系が満足することが可能な条件を説明する。なお、各実施の形態に係るレンズ系に対して、複数の可能な条件が規定されるが、これら複数の条件すべてを満足するレンズ系の構成が最も効果的である。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏するレンズ系を得ることも可能である。
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、物体側から像側へと順に、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に像面に対して移動する第1フォーカスレンズ群を含む前群と、フォーカシングの際に像面に対して移動する第2フォーカスレンズ群を含む後群と、正パワーのレンズ素子を少なくとも1枚有し前群と後群との間にあってフォーカシングの際に像面に対して固定の固定レンズ群とからなり、開口絞りを備える(以下、このレンズ構成を、実施の形態の基本構成という)レンズ系は下記の条件(1)を満足する。
dPgF>0.015・・・条件(1)
ここで、dPgFは固定レンズ群における正パワーのレンズ素子のg線とF線の異常分散性である。
条件(1)は、固定レンズ群を構成する正レンズの異常分散性を規定する条件である。条件(1)を満足することで、色収差における二次スペクトルの補正が容易になる。逆に条件(1)の下限を下回ると、二次スペクトルを補正することが困難になり、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態まで色収差が少ない高性能なレンズ系の達成が困難となる。さらに、フォーカシングに伴う軸上色収差の変動を抑制することが困難となる。
以下の条件(1)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
dPgF>0.035・・・条件(1)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(2)を満足することが有益である。
vd<100・・・条件(2)
ここで、vdは固定レンズ群における正パワーのレンズ素子のアッベ数である。
条件(2)は、固定レンズ群を構成する正レンズのアッベ数を規定する条件である。条件(2)を満足することで、倍率色収差の補正が容易になる。条件(2)の上限を上回ると、フォーカシングに伴う倍率色収差の変動を抑制することが困難となる。
以下の条件(2)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
vd<30・・・条件(2)−1
以下の条件(2)−2’を満足することにより、上記効果をよりさらに奏効させることができる。
vd<20・・・条件(2)−2’
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(3)を満足することが有益である。
1<L/f<4・・・条件(3)
ここで、Lはレンズ系の光学全長、fはレンズ系全系の焦点距離、である。
条件(3)は、レンズ系の光学全長(最物体側レンズ面から像面までの空気換算での距離)とレンズ系の全系の焦点距離との比を規定する条件である。条件(3)を満足することで、レンズ系の小型化を達成しつつ、非点収差の増大を抑制することができる。条件(3)の下限を下回ると、レンズ系を構成するレンズ群のパワーが強くなりすぎ、非点収差の発生を抑制することが困難となる。反対に条件(3)の上限を上回ると、レンズ系の光学全長が大きくなりすぎ、小型化の達成が困難となる。また各レンズの径が大きくなりすぎ、球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(3)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
1.5<L/f<3・・・条件(3)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(4)を満足することが有益である。
2<L/H<8・・・条件(4)
ここで、Lはレンズ系の光学全長、Hはレンズ系の像高、である。
条件(4)は、レンズ系の光学全長とレンズ系の像高の比を規定する条件である。条件(4)を満足することで、像面湾曲の補正が容易になり、同時にレンズ系の小型化を達成できる。条件(4)の下限を下回ると、レンズ系を構成する各レンズ群のパワーが強くなりすぎ、像面湾曲の発生を抑制することが困難となる。反対に、条件(4)の上限を上回ると、レンズ系の光学全長が大きくなり、小型化が困難となる。また各レンズ素子の径が大きくなり、球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(4)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
5<L/H<7・・・条件(4)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(5)を満足することが有益である。
1<L×Fno/f<15・・・条件(5)
ここで、Lはレンズ系の光学全長、Fnoはレンズ系のFナンバー、fはレンズ系の全系の焦点距離、である。
条件(5)は、レンズ系の光学全長とレンズ系のFナンバーとレンズ系全系の焦点距離の関係を規定する条件である。条件(5)を満足すると、レンズ系を構成する各レンズ群のパワーを適切に設定でき、球面収差の制御が容易になり、同時にレンズ系の小型化を達成できる。条件(5)の下限を下回ると、レンズ系を構成するレンズ群のパワーが強くなりすぎ、球面収差の発生を抑制することが困難となる。逆に条件(5)の上限を上回ると、レンズ系の光学全長が大きくなりすぎ、コンパクト化の達成が困難となる。また各レンズの径が大きくなりすぎ、球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(5)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
1.3<L×Fno/f<4・・・条件(5)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(6)を満足することが有益である。
0.05<BF/f<2・・・条件(6)
ここで、BFはレンズ系のバックフォーカス、fはレンズ系全系の焦点距離、である。
条件(6)は、レンズ系のバックフォーカス(最像側に位置するレンズ素子のレンズ面から像面までの光軸上の空気換算での距離)とレンズ系全系の焦点距離の比を規定する条件である。条件(6)を満足することにより、各レンズ群のパワーを適切に設定でき、非点収差の抑制が容易になる。条件(6)の下限を下回ると、バックフォーカスが短くなりすぎ、レンズ群のパワーが強くなり非点収差の発生を抑制することが困難となる。反対に条件(6)の上限を上回ると、レンズ系全系の焦点距離に対してバックフォーカスが長くなりすぎ、球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(6)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
0.1<BF/f<0.3・・・条件(6)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(7)を満足することが有益である。
0.5<BF/H<1.5・・・条件(7)
ここで、BFはレンズ系のバックフォーカス、Hはレンズ系の像高、である。
条件(7)は、レンズ系のバックフォーカスとレンズ系の像高の比を規定する条件である。条件(7)を満足することで、各レンズ群のパワーを適切に設定でき、像面湾曲の抑制が容易になる。条件(7)の下限を下回ると、バックフォーカスが短くなりすぎ、レンズ群のパワーが強くなり像面湾曲の発生を抑制することが困難となる。逆に条件(7)の上限を上回ると、レンズ系全系の像高に対してバックフォーカスが長くなりすぎ、球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(7)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
0.6<BF/H<1.1・・・条件(7)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(8)を満足することが有益である。
0.5<THs/f<1.8・・・条件(8)
ここで、THsは開口絞りから像面までの光軸上の距離、fはレンズ系全系の焦点距離、である。
条件(8)は、開口絞りから像面までの距離とレンズ系の全系の焦点距離の比を規定する条件である。条件(8)を満足することで、歪曲収差の抑制が容易になる。条件(8)の下限を下回ると、開口絞りと像面が近くなりすぎ、レンズ群のパワーが強くなり歪曲収差の発生を抑制することが困難となる。逆に条件(8)の上限を上回ると、開口絞りと像面が遠くなりすぎ、レンズ径が大きくなり球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(8)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
0.7<THs/f<1.7・・・条件(8)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(9)を満足することが有益である。
3<THs×Fno/H<19・・・条件(9)
ここで、THsは開口絞りから像面までの光軸上の距離、Fnoはレンズ系のFナンバー、Hはレンズ系の像高、である。
条件(9)は、開口絞りから像面までの距離とレンズ系のFナンバーと像高の関係を規定する条件である。条件(9)を満足することで、球面収差、歪曲収差の抑制が容易になる。条件(9)の下限を下回ると、開口絞りと像面が近くなりすぎ、各レンズ群のパワーが強くなり球面収差、歪曲収差の発生の抑制が困難となる。逆に条件(9)の上限を上回ると、開口絞りと像面が遠くなりすぎ、レンズ径が大きくなり球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(9)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
4<THs×Fno/H<7・・・条件(9)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(10)を満足することが有益である。
0.1<|THs/fFIX|<4・・・条件(10)
ここで、THsは開口絞りから像面までの光軸上の距離、fFIXは第1及び第2フォーカスレンズ群の間に位置するフォーカシングの際に固定の固定レンズ群の焦点距離、である。
条件(10)は、開口絞りから像面までの距離と第1及び第2フォーカスレンズ群の間に位置するフォーカシングの際に固定の固定レンズ群の焦点距離の比を規定する条件である。条件(10)を満足することで、非点収差の抑制が容易になる。条件(10)の下限を下回ると、開口絞りと像面が近くなりすぎ、また固定レンズ群のパワーが強くなりすぎ、非点収差の発生を抑制することが困難となる。逆に条件(10)の上限を上回ると、開口絞りと像面が遠くなりすぎ、レンズ径が大きくなり球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(10)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
0.2<|THs/fFIX|<1・・・条件(10)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(11)を満足することが有益である。
0.1<THAIRMAX/f<4・・・条件(11)
ここで、THAIRMAXはレンズ系の光軸上の最大空気間隔(ただし、バックフォーカスは除く)、fはレンズ系の全系の焦点距離、である。
条件(11)は、レンズ系の光軸上の最大空気間隔(レンズ素子間の間隔で、バックフォーカスは除く)とレンズ系の全系の焦点距離の比を規定する条件である。条件(11)を満足することで、各レンズ素子を適切な空気間隔を隔てて配置できるため、非点収差の制御が容易になる。条件(11)の下限を下回ると、レンズ素子同士が近くなりすぎ、非点収差の発生を抑制することが困難となる。逆に条件(11)の上限を上回ると、レンズ素子の間隔が広がりすぎ、レンズ径が大きくなり球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(11)―1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
0.2<THAIRMAX/f<0.5・・・条件(11)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、以下の条件(12)を満足することが有益である。
0.5<THAIRMAX×Fno/H<8・・・条件(12)
ここで、THAIRMAXはレンズ系の光軸上の最大空気間隔(ただし、バックフォーカスは除く)、Fnoはレンズ系のFナンバー、Hはレンズ系の像高、である。
条件(12)は、レンズ系の光軸上の最大空気間隔(レンズ素子間の間隔で、バックフォーカスは除く)とレンズ系のFナンバーと像高の関係を規定する条件である。条件(12)を満足すると、レンズ素子を適切な空気間隔を隔てて配置でき、非点収差の制御が容易になる。条件(12)の下限を下回ると、レンズ素子同士が近くなりすぎ、球面収差、非点収差の発生を抑制することが困難となる。逆に条件(12)の上限を上回ると、レンズ素子の間隔が広がりすぎ、レンズ径が大きくなり球面収差の発生を抑制することが困難になる。
以下の条件(12)−1を満足することにより、上記効果をさらに奏功させることができる。
0.8<THAIRMAX×Fno/H<1.7・・・条件(12)−1
例えば実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系のように、基本構成を有するレンズ系は、固定レンズ群に条件(1)を満足する正レンズを2つ以上有するが有益である。
固定レンズ群に条件(1)を満足する正レンズを2つ以上有することで、二次スペクトルの制御が容易になる。
実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系を構成している各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ素子(すなわち、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ素子)のみで構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ素子、回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子、入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ素子等で、各レンズ群を構成してもよい。特に、屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子において、屈折率の異なる媒質の界面に回折構造を形成すると、回折効率の波長依存性が改善される。
また、実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系を構成している各レンズ素子は、ガラスからなるレンズ素子の片面に紫外線硬化性樹脂からなる透明樹脂層を接合した、ハイブリッドレンズであってもよい。その場合、透明樹脂層のパワーは弱いので、ガラスからなるレンズ素子と透明樹脂層とを合わせて1枚のレンズ素子と考える。同様に、平板に近い屈折力のレンズ素子が配置される場合も、平板に近いレンズ素子のパワーは弱いので、0枚のレンズ素子と考える。
(実施の形態8)
図16は、実施の形態8に係るカメラシステムの概略構成図である。
本実施の形態8に係るカメラシステム100は、カメラ本体101と、カメラ本体101に着脱自在に接続される交換レンズ装置201とを備える。
カメラ本体101は、交換レンズ装置201のレンズ系202によって形成される光学像を受光して、電気的な画像信号に変換する撮像素子102と、撮像素子102によって変換された画像信号を表示する液晶モニタ103と、カメラマウント部104とを含む。一方、交換レンズ装置201は、実施の形態1〜実施の形態7いずれかに係るレンズ系202と、レンズ系202を保持する鏡筒203と、カメラ本体のカメラマウント部104に接続されるレンズマウント部204とを含む。カメラマウント部104及びレンズマウント部204は、物理的な接続のみならず、カメラ本体101内のコントローラ(図示せず)と交換レンズ装置201内のコントローラ(図示せず)とを電気的に接続し、相互の信号のやり取りを可能とするインターフェースとしても機能する。なお、図16においては、レンズ系202として実施の形態1に係るレンズ系を用いた場合を図示している。
本実施の形態8では、実施の形態1〜実施の形態7いずれかに係るレンズ系202を用いているので、コンパクトで結像性能に優れた交換レンズ装置を低コストで実現することができる。また、本実施の形態8に係るカメラシステム100全体の小型化及び低コスト化も達成することができる。
なお、本実施の形態8に係るカメラシステムでは、レンズ系202として実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系を示したが、これらのレンズ系は、全てのフォーカシング域を使用しなくてもよい。すなわち、所望のフォーカシング域に応じて、光学性能が確保されている範囲を切り出して使用してもよい。
また、以上説明した実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系と、CCDやCMOS等の撮像素子とから構成される撮像装置を、スマートフォン等の携帯情報端末のカメラ、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等に適用することもできる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態8を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
以下、実施の形態1〜実施の形態7に係るレンズ系を具体的に実施した数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
Figure 2016118770
図2、図4、図6、図8、図10及び図12は、各々実施の形態1〜実施の形態6に係るレンズ系の縦収差図である。
各縦収差図において、(a)は無限遠合焦状態、(b)は近接物体合焦状態における各収差を表す。各縦収差図は、左側から順に、球面収差図(SA(mm))、非点収差図(AST(mm))、歪曲収差図(DIS(%))を示す。球面収差図において、縦軸はFナンバー(図中、Fで示す)を表し、実線はd線(d−line)、短破線はF線(F−line)、長破線はC線(C−line)、一点鎖線はg線(g−line)の特性である。非点収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表し、実線はサジタル平面(図中、sで示す)、破線はメリディオナル平面(図中、mで示す)の特性である。歪曲収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表す。
図14及び図15は、各々実施の形態7に係るレンズ系の縦収差図である。図14の縦収差図において、(a)は広角端無限遠合焦状態、(b)は中間位置無限遠合焦状態、(c)は望遠端無限遠合焦状態である。図15の縦収差図において、(a)は広角端近接物体合焦状態、(b)は中間位置近接物体合焦状態、(c)は望遠端近接物体合焦状態である。図14、図15の縦収差図は、左側から順に、球面収差図(SA(mm))、非点収差図(AST(mm))、歪曲収差図(DIS(%))を示す。球面収差図において、縦軸はFナンバー(図中、Fで示す)を表し、実線はd線(d−line)、短破線はF線(F−line)、長破線はC線(C−line)、一点鎖線はg線(g−line)の特性である。非点収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表し、実線はサジタル平面(図中、sで示す)、破線はメリディオナル平面(図中、mで示す)の特性である。歪曲収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表す。
(数値実施例1)
数値実施例1のレンズ系は、図1に示した実施の形態1に対応する。数値実施例1のレンズ系の面データを図17に、非球面データを図18に、各種データを図19に、レンズ群データを図20示す。
(数値実施例2)
数値実施例2のレンズ系は、図3に示した実施の形態2に対応する。数値実施例2のレンズ系の面データを図21に、非球面データを図22に、各種データを図23に、レンズ群データを図24示す。
(数値実施例3)
数値実施例3のレンズ系は、図5に示した実施の形態3に対応する。数値実施例3のレンズ系の面データを図25に、非球面データを図26に、各種データを図27に、レンズ群データを図28に示す。
(数値実施例4)
数値実施例4のレンズ系は、図7に示した実施の形態4に対応する。数値実施例4のレンズ系の面データを図29に、非球面データを図30に、各種データを図31に、レンズ群データを図32に示す。
(数値実施例5)
数値実施例5のレンズ系は、図9に示した実施の形態5に対応する。数値実施例5のレンズ系の面データを図33に、各種データを図34に、レンズ群データを図35に示す。
(数値実施例6)
数値実施例6のレンズ系は、図11に示した実施の形態6に対応する。数値実施例6のレンズ系の面データを図36に、各種データを図37に、レンズ群データを図38に示す。
(数値実施例7)
数値実施例7のレンズ系は、図13に示した実施の形態7に対応する。数値実施例7のレンズ系の面データを図39に、非球面データを図40に、各種データを図41に、ズームレンズ群データを図42に示す。
以下の表1に、各数値実施例のレンズ系における各条件の対応値を示す。
Figure 2016118770
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、スマートフォン等の携帯情報端末のカメラ、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等に適用可能である。特に本開示は、デジタルスチルカメラシステム、デジタルビデオカメラシステムといった高画質が要求される撮影光学系に適用可能である。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
G6 第6レンズ群
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 第5レンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
L10 第10レンズ素子
L11 第11レンズ素子
L12 第12レンズ素子
L13 第13レンズ素子
L14 第14レンズ素子
A 開口絞り
S 像面
100 カメラシステム
101 カメラ本体
102 撮像素子
103 液晶モニタ
104 カメラマウント部
201 交換レンズ装置
202 レンズ系
203 鏡筒
204 レンズマウント部

Claims (18)

  1. 物体側から像側へと順に、
    無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に像面に対して移動する第1フォーカスレンズ群を含む前群と、
    フォーカシングの際に像面に対して移動する第2フォーカスレンズ群を含む後群と、
    正パワーのレンズ素子を少なくとも1枚有し、前記前群と前記後群との間にあってフォーカシングの際に像面に対して固定の固定レンズ群とからなり、開口絞りを備え、
    以下の条件(1)を満足するレンズ系。
    dPgF>0.015・・・条件(1)
    ここで、dPgFは固定レンズ群における正パワーのレンズ素子のg線とF線の異常分散性である。
  2. 前記第1フォーカスレンズ群及び前記第2フォーカスレンズ群は、3枚以下のレンズ素子で構成される、
    請求項1に記載のレンズ系。
  3. 前記第1フォーカスレンズ群は、前記前群において最も像面側にある、
    請求項1又は2に記載のレンズ系。
  4. 前記第2フォーカスレンズ群は、前記後群において最も物体側にある、
    請求項1又は2に記載のレンズ系。
  5. 以下の条件(2)を満足する、請求項1に記載のレンズ系。
    vd<100・・・条件(2)
    ここで、vdは固定レンズ群における正パワーのレンズ素子のd線に対するアッベ数、である。
  6. 以下の条件(3)を満足する、請求項1から5のいずれかに記載のレンズ系。
    1<L/f<4・・・条件(3)
    ここで、Lはレンズ系の光学全長、fは、レンズ系全系の無限遠合焦状態での焦点距離である。
  7. 以下の条件(4)を満足する、請求項1から6のいずれかに記載のレンズ系。
    2<L/H<8・・・条件(4)
    ここで、Lはレンズ系の光学全長、Hはレンズ系の像高である。
  8. 以下の条件(5)を満足する、請求項1から7のいずれかに記載のレンズ系。
    1<L×Fno/f<15・・・条件(5)
    ここで、Lはレンズ系の光学全長、Fnoはレンズ系のFナンバー、fは、レンズ系全系の無限遠合焦状態での焦点距離である。
  9. 以下の条件(6)を満足する、請求項1から8のいずれかに記載のレンズ系。
    0.05<BF/f<2・・・条件(6)
    ここで、BFはレンズ系のバックフォーカス、fは、レンズ系全系の無限遠合焦状態での焦点距離である。
  10. 以下の条件(7)を満足する、請求項1から9のいずれかに記載のレンズ系。
    0.5<BF/H<1.5・・・条件(7)
    ここで、BFはレンズ系のバックフォーカス、Hはレンズ系の像高である。
  11. 以下の条件(8)を満足する、請求項1に記載のレンズ系。
    0.5<THs/f<1.8・・・条件(8)
    ここで、THsは開口絞りから像面までの光軸上の距離、fは、レンズ系全系の無限遠合焦状態での焦点距離である。
  12. 以下の条件(9)を満足する、請求項1に記載のレンズ系。
    3<THs×Fno/H<19・・・条件(9)
    ここで、THsは開口絞りから像面までの光軸上の距離、Fnoはレンズ系のFナンバー、Hはレンズ系の像高である。
  13. 以下の条件(10)を満足する、請求項1に記載のレンズ系。
    0.1<|THs/fFIX|<4・・・条件(10)
    ここで、THsは開口絞りから像面までの光軸上の距離、fFIXは固定レンズ群の合成焦点距離である。
  14. 以下の条件(11)を満足する、請求項1から13のいずれかに記載のレンズ系。
    0.1<THAIRMAX/f<4・・・条件(11)
    ここで、THAIRMAXはレンズ系の光軸上の最大空気間隔(ただし、バックフォーカスは除く)、fはレンズ系全系の無限遠合焦状態での焦点距離である。
  15. 以下の条件(12)を満足する、請求項1から13のいずれかに記載のレンズ系。
    0.5<THAIRMAX×Fno/H<8・・・条件(12)
    ここで、THAIRMAXはレンズ系の光軸上の最大空気間隔(ただし、バックフォーカスは除く)、Fnoはレンズ系のFナンバーである。
  16. 前記固定レンズ群は、条件(1)を満足する正パワーのレンズ素子を2つ以上有する、請求項1に記載のレンズ系。
    dPgF>0.015・・・条件(1)
    ここで、dPgFは固定レンズ群における正パワーのレンズ素子のg線とF線の異常分散性である。
  17. レンズ系と、
    前記レンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体との接続が可能なレンズマウント部と
    を備える、交換レンズ装置において、
    前記レンズ系は、
    物体側から像側へと順に、
    無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に像面に対して移動する第1フォーカスレンズ群を含む前群と、
    フォーカシングの際に像面に対して移動する第2フォーカスレンズ群を含む後群と、
    正パワーのレンズ素子を少なくとも1枚有し、前記前群と前記後群との間にあってフォーカシングの際に像面に対して固定の固定レンズ群とからなり、開口絞りを備え、
    以下の条件(1)を満足する、
    交換レンズ装置。
    dPgF>0.015・・・条件(1)
    ここで、dPgFは固定レンズ群における正パワーのレンズ素子のg線とF線の異常分散性である。
  18. レンズ系と、
    前記レンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体との接続が可能なレンズマウント部と
    を備える、交換レンズ装置と、
    前記交換レンズ装置とカメラマウント部を介して着脱可能に接続され、前記レンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体と
    を備える、カメラシステムにおいて、
    前記レンズ系は、
    物体側から像側へと順に、
    無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に像面に対して移動する第1フォーカスレンズ群を含む前群と、
    フォーカシングの際に像面に対して移動する第2フォーカスレンズ群を含む後群と、
    正パワーのレンズ素子を少なくとも1枚有し、前記前群と前記後群との間にあってフォーカシングの際に像面に対して固定の固定レンズ群とからなり、開口絞りを備え、
    以下の条件(1)を満足する、
    カメラシステム。
    dPgF>0.015・・・条件(1)
    ここで、dPgFは固定レンズ群における正パワーのレンズ素子のg線とF線の異常分散性である。
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