JP5584064B2 - マクロレンズ - Google Patents

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本発明はスチルカメラやビデオカメラ等に好適なマクロレンズに関する。特に撮影倍率1:2以上の高い倍率での撮影が可能で、かつ防振機構を備えた、対角線画角20°〜25°程度のマクロレンズに関する。
従来、撮影倍率が1:2から1:1程度の近距離撮影を行うことを主な目的とした、いわゆるマクロレンズと呼ばれる光学系がある。
多くのマクロレンズは無限遠物体から撮影倍率が1:1程度の近距離物体まで連続的に合焦可能であり、撮影距離の全域で収差変動が少なく、高い結像性能を発揮するように設計される。
従来、フォーカシングに伴う収差変動を極力抑制するため、フォーカシング時に2つ以上のレンズ群が移動する、いわゆるフローティングを行うことで、撮影距離全域での非点収差の変動を抑制することが一般に行われるようになった。
また、従来は、最も物体側のレンズ群をフォーカシング時に移動するためフォーカシングによってレンズ全長が変わってしまうフロントフォーカスが採用されていたが、近年では、最も物体側のレンズ群をフォーカシング時に固定とするインナーフォーカスが採用され、フォーカシングによって全長が変わらないために操作性が向上したマクロレンズが提案されてきた。
上記のような、インナーフォーカスを採用し、かつ、フォーカシング時にはフローティングを行うマクロレンズの代表的な例として、物体側から順に、フォーカシング時に固定の正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、フォーカシング時に固定の開口絞り、正の屈折力の第3レンズ群、フォーカシング時に固定の負の屈折力の第4レンズ群を備え、無限遠から近距離へのフォーカシング時に第2レンズ群が像側へ、第3レンズ群が物体側へ、それぞれ移動する構成が知られている。
ところで、マクロレンズにおいては、撮影倍率が大きくなるに従って、撮影者の手ブレに因る像ブレへの影響が大きくなることが知られている。
撮影倍率が高い場合には被写界深度が極めて浅くなるため、絞りを絞って被写界深度を深くして撮影する機会が多いが、被写体の照度が同じであればより露出時間を長くする必要がある。
そのため、撮影倍率が高い場合には、記録される像のシャープネスが像ブレによって損なわれることが多かった。また、像ブレを防止するためにカメラを三脚に固定して撮影することが多く行われてきたが、三脚は携行に難が有る。更に、近年では三脚の使用を禁止された撮影場所が増えてきている。
そのため、レンズ系の一部を光軸と直交する方向にシフトさせることによって、像ブレの補正(防振)を行い、インナーフォーカスでフローティングを行う、等倍程度までの撮影が可能な光学系が特許文献1から特許文献3などに提案されている。
特開2003−329919号公報
特開2006−106112号公報
特開2009−288384号公報
マクロレンズにおいては、フォーカシングに伴う諸収差の変動を抑制することが課題となる。
マクロレンズでは、無限遠から近距離へのフォーカシングに伴って軸上および倍率色収差が拡大され、非点収差に加えてコマ収差等の変動が大きくなりがちである。これらは画質低下の原因となってしまうため、収差変動の少ない構成をとる必要がある。
更に、レンズ系の一部のレンズ群を光軸と直交する方向にシフトして像ブレの補正を行う場合においては、防振群をシフトした際に非点収差の変動が起こるため、標準状態において従来よりも高度な非点収差の補正を行ない、更に防振状態のときの像面の変動を十分に抑制する必要がある。また、製造誤差による非点収差やコマ収差の変動も可能な限り抑制する必要がある。
特許文献1に記載の光学系は、防振群をシフトした際の像面の変動が極めて大きく、十分な補正が行われていない。
特許文献2に記載の光学系は、特に等倍付近において軸上色収差と球面収差が大きく発生してしまう。中でもg線の正の球面収差量が大きく発生しており、結果、青色のフレアが顕著に発生してしまう。また、コマ収差の補正が不十分で、更に防振時のコマ収差変動も大きいため、防振時に顕著な片ボケを生じてしまう。
特許文献3に記載の光学系は、等倍付近における軸上色収差が改善されているが、フォーカシングに伴うメリジオナル像面の変動が大きく、軸外でのg線のコマ収差が大きく発生して、青色のフレアが大きく発生する等、画質の問題がある。
本発明は1:2以上の高い倍率での撮影が可能で、かつ防振機構を備えた、対角線画角20°〜25°程度のマクロレンズであって、構成の複雑化やレンズ枚数の増加を避けながら、フォーカシングに伴う非点収差、軸上色収差や軸外での色フレアの発生を抑制し、防振時の像面の変動を十分に抑制し、より一層すぐれた画質を達成できるマクロレンズを提供することを目的とする。
本発明に記載のマクロレンズは、物体側から順に、フォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力の第1レンズ群L1と、フォーカシング時に像面に対して移動するレンズ群を含む第2レンズ群L2と、フォーカシング時に像面に対して固定の負の屈折力の第3レンズ群L3とから構成され、第2レンズ群L2は少なくとも、物体側から順にフォーカシング時に移動する負の屈折力のL2aレンズ成分L2aと、開口絞りSPを備えてフォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力のL2bレンズ成分L2bと、フォーカシング時に移動する正の屈折力のL2cレンズ成分L2cを有し、少なくともL2aレンズ成分L2aとL2cレンズ成分L2cの2つのレンズ群がフォーカシング時に移動し、第3レンズ群L3は負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと正の屈折力のL3bレンズ成分L3bとから構成され、L3aレンズ成分L3aを光軸と直交方向に移動することによって像ブレの補正を行い、L3aレンズ成分L3aは少なくとも正レンズ1枚と負レンズ1枚を有し、次の条件を満足することを特徴とする。
(1)0.35<|fL2a・fL2b/f|<0.55
(2)0.35<|fL3a/fL3b|<0.47
ただし、
fL2a:L2aレンズ成分L2aの焦点距離
fL2b:L2bレンズ成分L2bの焦点距離
fL3a:L3aレンズ成分L3aの焦点距離
fL3b:L3bレンズ成分L3bの焦点距離
f:レンズ系全体の無限遠合焦状態における合成焦点距離
である。
本発明において更に好ましくは、次の条件を満足することを特徴とする。
(3)22.0<νdL2b<36.0
ただし、
νdL2b:L2bレンズ成分L2bを構成する凸レンズの硝材のd線基準のアッベ数の最小値
本発明において更に好ましくは、L2b成分L2bは1枚の正レンズからなることを特徴とする。
本発明において更に好ましくは、L3b成分L3bは少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズを含んで構成され、次の条件を満足することを特徴とする。
(4)0.85<ndL3bpl/ndL3bnh<0.97
(5)20<νdL3bpl−νdL3bnh
ただし、
ndL3bpl:L3bレンズ成分L3b中の正レンズの屈折率の最小値
ndL3bnh:L3bレンズ成分L3b中の屈折率の最大値
νdL3bpl:L3bレンズ成分L3b中の正レンズのアッベ数の最小値
νdL3bnh:L3bレンズ成分L3b中の負レンズのアッベ数の最大値
である。
本発明によれば1:2以上の高い倍率での撮影が可能で、かつ防振機構を備えた、対角線画角20°〜25°程度のマクロレンズであって、構成の複雑化やレンズ枚数の増加を避けながら、フォーカシングに伴う非点収差、軸上色収差や軸外での色フレアの発生を抑制し、防振時の像面の変動を十分に抑制し、より一層すぐれた画質の撮影画像を得られるマクロレンズを提供できる。
実施例1のマクロレンズの無限遠合焦時におけるレンズ断面図である。 実施例1のマクロレンズの無限遠合焦時の縦収差図である。 実施例1のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例1のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例1のマクロレンズの無限遠合焦時の標準状態の横収差図である。 実施例1のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例1のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例1のマクロレンズの無限遠合焦時において、プラス方向に0.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例1のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時において、プラス方向に1.0mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例1のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時において、プラス方向に1.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例2のマクロレンズの無限遠合焦時におけるレンズ断面図である。 実施例2のマクロレンズの無限遠合焦時の縦収差図である。 実施例2のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例2のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例2のマクロレンズの無限遠合焦時の標準状態の横収差図である。 実施例2のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例2のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例2のマクロレンズの無限遠合焦時において、プラス方向に0.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例2のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時において、プラス方向に1.0mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例2のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時において、プラス方向に1.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例3のマクロレンズの無限遠合焦時におけるレンズ断面図である。 実施例3のマクロレンズの無限遠合焦時の縦収差図である。 実施例3のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例3のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例3のマクロレンズの無限遠合焦時の標準状態の横収差図である。 実施例3のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例3のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例3のマクロレンズの無限遠合焦時において、プラス方向に0.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例3のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時において、プラス方向に1.0mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例3のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時において、プラス方向に1.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例4のマクロレンズの無限遠合焦時におけるレンズ断面図である。 実施例4のマクロレンズの無限遠合焦時の縦収差図である。 実施例4のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例4のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例4のマクロレンズの無限遠合焦時の標準状態の横収差図である。 実施例4のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例4のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例4のマクロレンズの無限遠合焦時において、プラス方向に0.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例4のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時において、プラス方向に1.0mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例4のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時において、プラス方向に1.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例5のマクロレンズの無限遠合焦時におけるレンズ断面図である。 実施例5のマクロレンズの無限遠合焦時の縦収差図である。 実施例5のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例5のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例5のマクロレンズの無限遠合焦時の標準状態の横収差図である。 実施例5のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例5のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例5のマクロレンズの無限遠合焦時において、プラス方向に0.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例5のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時において、プラス方向に1.0mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例5のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時において、プラス方向に1.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例6のマクロレンズの無限遠合焦時におけるレンズ断面図である。 実施例6のマクロレンズの無限遠合焦時の縦収差図である。 実施例6のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例6のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の縦収差図である。 実施例6のマクロレンズの無限遠合焦時の標準状態の横収差図である。 実施例6のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例6のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時の標準状態の横収差図である。 実施例6のマクロレンズの無限遠合焦時において、プラス方向に0.5mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例6のマクロレンズの1:2の倍率での撮影時において、プラス方向に1.0mm分防振させた状態の横収差図である。 実施例6のマクロレンズの1:1の倍率での撮影時において、プラス方向に1.5mm分防振させた状態の横収差図である。 防振群の屈折力が負である場合、標準状態と防振状態における防振群に入射する光線の防振群入射前後の様子を表した図である。 防振群の屈折力が正である場合、標準状態と防振状態における防振群に入射する光線の防振群入射前後の様子を表した図である。
本発明に記載のマクロレンズは、物体側から順に、フォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力の第1レンズ群L1と、フォーカシング時に像面に対して移動するレンズ群を含む第2レンズ群L2と、フォーカシング時に像面に対して固定の負の屈折力の第3レンズ群L3とから構成され、第2レンズ群L2は少なくとも、物体側から順にフォーカシング時に移動する負の屈折力のL2aレンズ成分L2aと、開口絞りSPを備えてフォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力のL2bレンズ成分L2bと、フォーカシング時に移動する正の屈折力のL2cレンズ成分L2cを有し、少なくともL2aレンズ成分L2aとL2cレンズ成分L2cの2つのレンズ群がフォーカシング時に移動し、第3レンズ群L3は負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと正の屈折力のL3bレンズ成分L3bとから構成され、L3aレンズ成分L3aを光軸と直交方向に移動することによって像ブレの補正を行い、L3aレンズ成分L3aは少なくとも1枚ずつの正レンズと負レンズを有する構成とする。
まず、本発明のマクロレンズにおける、フォーカシング時の構成について述べる。
本発明のマクロレンズにおいては、フォーカシング時に第1レンズ群L1が固定で有るため、レンズ系全長の変化がなく、操作性が良い。更に、第2レンズ群L2中の複数のレンズ成分が独立に移動するフローティングを行うことで、像面の変動を抑制している。
次に、本発明のマクロレンズにおける、収差補正について述べる。
本発明のマクロレンズにおいては、第1レンズ群L1とL2aレンズ成分L2aの間に強い望遠系を構成し、L2cレンズ成分L2cと第3レンズ群L3の間に望遠系を形成している。
このふたつの望遠系のうち、光線径の高い第1レンズ群L1とL2aレンズ成分L2aの間においては、コマ収差、非点収差、歪曲などを強く打ち消し合う関係となる。このため、第1レンズ群L1とL2aレンズ成分L2aの偏芯やL2aレンズ成分L2aの移動にともなって収差補正のバランスが崩れやすい。
中でも第1レンズ群L1またはL2aレンズ成分L2aのティルト偏芯による非点収差の変動と、近距離へのフォーカシングに伴うコマ収差の変動が大きくなりがちである。
これらの問題を緩和するためには、入射瞳をなるべく物体側に移動し、軸外主光線が第1レンズ群L1およびL2aレンズ成分L2aを通過する位置を光軸に近づけ、第1レンズ群L1およびL2aレンズ成分L2aで発生する収差を抑制することが有効である。入射瞳を物体側に移動するためには開口絞りSPをなるべく物体側に設置すると良いが、そのためにはフォーカシングに伴うL2aレンズ成分L2aの移動量を抑制する必要がある。
そして、L2aレンズ成分L2aの移動量を削減するためにはL2aレンズ成分L2aとL2bレンズ成分L2bのパワーが強くなることが望ましい。
そこで、本発明のマクロレンズでは、以下の条件を満足することが望ましい。
(1)0.35<|fL2a・fL2b/f|<0.55
ただし、
fL2a:L2aレンズ成分L2aの焦点距離
fL2b:L2bレンズ成分L2bの焦点距離
f:レンズ系全体の無限遠合焦状態における合成焦点距離
条件式(1)はL2aレンズ成分L2aおよびL2bレンズ成分L2bの焦点距離と、レンズ全系の合成焦点距離の関係を規定し、フォーカシングに伴うL2aレンズ成分L2aの移動量を削減して入射瞳位置を物体側に近づけるために望ましい条件を示す。
条件式(1)の上限を上回ってL2aレンズ成分L2aまたはL2bレンズ成分L2bの焦点距離が長くなると、L2aレンズ成分L2aのフォーカシングに伴う移動量を削減することが困難となるために、入射瞳位置が像面側に寄ってしまい、軸外主光線の第1レンズ群L1およびL2aレンズ成分L2aを通過する位置が光軸から離れ、非点収差やコマ収差の発生が大きくなり、第1レンズ群L1とL2aレンズ成分L2aの間の位置誤差による収差変動が大きくなる。
条件式(1)の下限を下回ってL2aレンズ成分L2aまたはL2bレンズ成分L2bの焦点距離が短くなると、L2aレンズ成分L2aまたはL2bレンズ成分L2bの球面収差や軸上色収差の発生が大きくなり、球面収差や軸上色収差の補正が困難となって性能が低下してしまう。
次に、本発明のように、防振群が絞り近傍にない場合のマクロレンズの防振時の収差変動の抑制について、摸式図を用いて説明する。
一般に、光線の通過位置が光軸から離れるほど光線の偏角が大きくなる。すなわち単色収差の発生が大きくなるといえる。
防振群に入射する任意の光線を考えたとき、標準状態の防振群入射前後の光線の偏角をδ、防振状態の防振群入射前後の光線の偏角をδ’、標準状態の防振群から射出される光線が防振群の像側の群に入射する位置とレンズ系全体の光軸との距離をh、防振状態の防振群から射出される光線が防振群の像側の群に入射する位置とレンズ系全体の光軸との距離をh’とする。
まず、図61を用いて、防振群の屈折力が負である場合を考える。
図61は、防振群の屈折力が負である場合、標準状態と防振状態における、防振群に入射する光線の防振群入射前後の光線の偏角と、標準状態と防振状態における、防振群から射出される光線の、防振群の像側の群に入射する位置からレンズ系全体の光軸との距離とを表した図である。図からわかる通り、標準状態の偏角δに比べ、防振状態のとき、防振群の中心軸が光線の入射位置に近づく方向にシフトした場合、偏角δ’の絶対値は小さくなり、防振群の発生させる収差の絶対値は小さくなる傾向にある。この時、防振群の屈折力が負であることからh’は小さくなり、防振群より像側のレンズの発生させる収差の絶対値も小さくなる傾向にある。
防振群と防振群より像側の群の発生させる収差の絶対値がともに小さくなるので、防振状態の収差変動を抑制するためには防振群と防振群より像側の群の発生させる収差は異符号であると良い。このため、防振群と防振群より像側の群の屈折力は異符号である方が良い。したがって、防振群の屈折力が負である場合は防振群より像側の群の屈折力は正であると良い。
一方、図62を用いて、防振群の屈折力が正である場合を考える。
図62は、防振群の屈折力が正である場合、標準状態と防振状態における、防振群に入射する光線の防振群入射前後の光線の偏角と、標準状態と防振状態における、防振群から射出される光線の、防振群の像側の群に入射する位置からレンズ系全体の光軸との距離とを表した図である。図から分かる通り、標準状態の偏角δに比べ、防振状態のとき、防振群の中心軸が光線の入射位置に近づく方向にシフトした場合、偏角δ’の絶対値は小さくなり、防振群の発生させる収差の絶対値は小さくなる傾向にある。この時、防振群の屈折力が正であることからh’は大きくなり、防振群より像側のレンズの発生させる収差の絶対値も大きくなる傾向にある。
防振群の発生させる収差の絶対値は小さく、防振群より像側の群の発生させる収差の絶対値は大きくなるので、防振状態の収差変動を抑制するためには防振群と防振群より像側の群の発生させる収差は同符号であると良い。このため、防振群と防振群より像側の群の屈折力は同符号である方が良い。したがって、防振群の屈折力が正である場合は防振群より像側の群の屈折力は正であると良い。
これらのことから防振群が絞りの近傍にない場合において、防振群の屈折力の符号に関わらず、防振群より像側に正の屈折力の群を配置することによって防振時の収差変動を抑制することが出来る。
本発明のマクロレンズは負の屈折力の第3レンズ群L3を、物体側から順に負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと正の屈折力のL3bレンズ成分L3bに分割して、L3aレンズ成分L3aを防振群としている。
一般に、防振群の移動に対する像面の移動量は、以下の式(a)で示される。
(a)Kos=Δy/Δx=(1−βos)・βrear
ただし、
Kos:防振係数
Δy:像面の光軸へ直交する方向への移動量
Δx:防振群の光軸へ直交する方向への移動量
βos:防振群の結像倍率
βrear:防振群より像側のレンズ群の結像倍率
式(a)に示されるKosの値があまりに小さくなると、必要とされる像の光軸直交方向への移動量を得るための防振群の移動量を大きくしなければならず、鏡筒の外径を大きくする必要が有り、または像の光軸直交方向への移動量を十分に確保できないために防振の制御に支障を生じ、防振効果が低下してしまう。
また、フォーカシング時に移動するレンズ群に防振のための機構を搭載すると、機構が複雑化して鏡筒径の増大を招き、また、フォーカス群の重量増加を招いてフォーカシング速度が低下するなどの問題がある。したがって、防振群としてはフォーカシング時に像面に対して固定であることが望ましい。
先に述べたように、第1レンズ群L1やL2aレンズ成分L2aは収差の製造誤差感度が大きくなりがちであるので、光軸に対して直交する方向に移動させた際の収差変動が大きいため防振群に適さない。
L2b成分L2bのKosを大きくするためにはL2bレンズ成分L2bの屈折力を大きくする必要があるが、この時L2bレンズ成分L2bまでの合成系の屈折力が強くなってL2cレンズ成分L2cの屈折力が弱くなるので、L2cレンズ成分L2cのフォーカシング時の移動量が増大してしまい、マクロレンズの全長の抑制が難しくなる。このためにL2bレンズ成分L2bは屈折力を大きくしづらいためにKosの値を大きく出来ず、やはり防振群に適さない。
L2cレンズ成分L2cはフォーカシング時に像面に対して位置が固定されていないため、防振群には好ましくない。
以上より、第3レンズ群L3の一部に防振群を設けることが望ましい。
更に、レンズ系の全長を短縮するためには第3レンズ群L3が全体として負の屈折力であることが望まれる。更に、前述のように防振時の収差変動を抑制するためには防振群より像側に正の屈折力のレンズ群を持つことが望まれる。
以上の理由より、負の屈折力の第3レンズ群L3を物体側から順に負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと正の屈折力のL3bレンズ成分L3bに分割し、L3aレンズ成分L3aで防振を行うことが非常に望ましい。
更に、偏芯時の横色収差の変動を抑えるためにはL3aレンズ成分L3aに少なくとも1枚の正レンズと1枚の負レンズを含み、色収差の補正を行うことが好ましい。
更に、本発明のマクロレンズでは、以下の条件を満足することが望ましい。
(2)0.35<|fL3a/fL3b|<0.47
ただし、
fL3a:L3aレンズ成分L3aの焦点距離
fL3b:L3bレンズ成分L3bの焦点距離
f:レンズ系全体の無限遠合焦状態における合成焦点距離
条件式(2)はL3aレンズ成分L3aとL3bレンズ成分L3bの焦点距離の比を規定し、鏡筒の小型化と防振時の収差変動の抑制に関して好ましい範囲を示す。
条件式(2)の上限を上回ってL3aレンズ成分L3aの屈折力がL3bレンズ成分L3bに対して弱くなりすぎると、第3レンズ群L3全体の屈折力が弱くなってレンズ系の全長の大型化を招き、また防振時のL3aレンズ成分L3aの移動量が増大して鏡筒全体の大型化を招く。
一方、条件式(2)の下限を下回ってL3aレンズ成分L3aの屈折力がL3bレンズ成分L3bに対して強くなりすぎると、防振時の収差変動を抑制することが難しくなる。
次いで、軸上色収差の補正について述べる。
前述のように入射瞳をより物体側に近づけるためにはL2aレンズ成分L2aとL2bレンズ成分L2bの屈折力を強くすると良いが、特にパワーの強いL2aレンズ成分L2aにおいて凹レンズの発生させる色収差が大きくなり、レンズ系全体としては軸上色収差が補正過剰の状態となってしまう。近距離側ではレンズ系全体の軸上色収差が拡大されてしまうため、特に近距離側の性能が低下する問題を生じる。
そこで、上記問題を解決するため、L2bレンズ成分L2bの凸レンズの分散を大きく設定することで、L2aレンズ成分L2aの凹レンズが発生させる色収差を打ち消し、レンズ系全体の軸上色収差を良好に補正することができる。
更に、本発明のマクロレンズでは、以下の条件を満足することが望ましい。
(3)22.0<νdL2b<36.0
ただし
νdL2b:L2bレンズ成分L2bを構成する凸レンズの硝材のd線基準のアッベ数の最小値
条件式(3)はL2bレンズ成分L2bを構成する凸レンズの硝材のアッベ数の最小値を規定し、軸上色収差補正に関する好ましい範囲を示す。
条件式(3)の上限を上回ってL2bレンズ成分L2bを構成する凸レンズの硝材のアッベ数の最小値が大きくなると、L2aレンズ成分L2aの凸レンズの発生させる色収差を補正することが難しくなる。
条件式(3)の下限を下回ってL2bレンズ成分L2bを構成する凸レンズの硝材のアッベ数の最小値が小さくなると、硝材の透過率が悪い傾向にあるため、好ましくない。
更に、L2bレンズ成分L2bが1枚の正レンズからなることによって構成枚数の削減による低コスト化や、全長の短縮などに有効である。
防振時の像面湾曲の変動を小さく抑えるためにはL3bレンズ成分L3bで正のペッツバール和の絶対値を大きくし、防振群であるL3aレンズ成分L3aのペッツバール和を打ち消すことが有効である。
そこで、L3bレンズ成分L3bを少なくとも2枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズにて構成することで、コマ収差や倍率色収差の悪化を避けながらペッツバール和の絶対値を大きくすることが容易となる。
そのためには条件式(4)および(5)を満足することが望ましい。
(4)0.85<ndL3bpl/ndL3bnh<0.97
(5)20<νdL3bpl−νdL3bnh
ただし、
ndL3bpl:L3bレンズ成分L3b中の正レンズの屈折率の最小値
ndL3bnh:L3bレンズ成分L3b中の負レンズの屈折率の最大値
νdL3bpl:L3bレンズ成分L3b中の正レンズのアッベ数の最小値
νdL3bnh:L3bレンズ成分L3b中の負レンズのアッベ数の最大値
条件式(4)はL3bレンズ成分L3b内の正レンズと負レンズの硝材屈折率に関し、防振時の像面の変動を抑制するために望ましい範囲を示す。
条件式(4)の上限を上回ってL3bレンズ成分L3bの凸レンズの硝材の屈折率が高くなると、L3bレンズ成分L3bのペッツバール和が小さくなって防振時の像面の変動を抑制することが難しくなる。
条件式(4)の下限を下回ってL3bレンズ成分L3bの凸レンズの硝材の屈折率が低くなると、L3bレンズ成分L3bの凸レンズのrがきつくなってコマ収差の発生が大きくなりすぎ、防振状態の性能も低下してしまう。
条件式(5)はL3bレンズ成分L3b内の正レンズと負レンズの硝材のアッベ数に関し、防振時の横色収差の変動を抑制するために好ましい条件を示す。
条件式(5)の下限を下回って、L3bレンズ成分L3b内の正レンズと負レンズの硝材のアッベ数の差が少なくなるとL3bレンズ成分L3b内での色収差の補正が不完全となり、防振時の横色収差の変動が大きくなってしまう。
以下に、本発明のマクロレンズの数値実施例を説明する。
fは焦点距離、FnoはFナンバー、2ωは対角線画角を示す。番号はレンズの面番号を示し、rは各面の曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、νdはd線基準のアッベ数を示す。
図1は、本発明の実施例1に係るマクロレンズの構成を示す図である。この図1のマクロレンズは、物体側から順に、フォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力の第1レンズ群L1と、フォーカシング時に像面に対して移動するレンズ群を含む第2レンズ群L2と、フォーカシング時に像面に対して固定の負の屈折力の第3レンズ群L3とから構成されている。第1レンズ群L1は物体側から順に、両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズから構成されている。第2レンズ群L2は、物体側から順に、フォーカシング時に移動する負の屈折力のL2aレンズ成分L2aと、開口絞りを備えてフォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力のL2bレンズ成分L2bと、フォーカシング時に移動する正の屈折力のL2cレンズ成分L2cから構成されている。L2aレンズ成分L2aは両凹レンズ、物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズ、両凹レンズと物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの接合レンズから構成されている。L2bレンズ成分L2bは開口絞りSPと両凸レンズで構成されている。L2c成分L2cは両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。第3レンズ群L3は、光軸と直交方向に移動することによって像ブレの補正を行う負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと、正の屈折力のL3bレンズ成分L3bとから構成されている。L3aレンズ成分L3aは像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。L3bレンズ成分L3bは両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、両凸レンズから構成されている。
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 102.6120 4.3674 1.77250 49.62
[2] -182.7090 0.1500
[3] 48.7257 6.1801 1.49700 81.61
[4] -107.8610 1.2000 1.80518 25.46
[5] 96.3373 0.1500
[6] 50.1746 2.9890 1.59282 68.62
[7] 146.9140 可変
[8] -434.7160 1.0000 1.51680 64.20
[9] 27.5822 2.5975
[10] 85.7260 1.0000 1.62004 36.30
[11] 40.3122 3.2999
[12] -91.6348 1.0000 1.51742 52.15
[13] 33.1436 3.7593 1.84666 23.78
[14] 138.7790 可変
[15] 開口絞り 3.0000
[16] 140.6340 2.4029 1.80610 33.27
[17] -374.6100 可変
[18] 144.0050 3.7037 1.80420 46.50
[19] -71.1001 0.1500
[20] 82.9160 5.2196 1.59282 68.62
[21] -41.3644 1.0000 1.72825 28.32
[22] 194.0700 可変
[23] -348.5270 3.1362 1.72825 28.32
[24] -43.8708 1.0000 1.72916 54.67
[25] 43.8708 6.0421
[26] -79.1744 1.2352 1.80610 33.27
[27] 60.9025 5.1732 1.58913 61.25
[28] -75.1942 0.1500
[29] 59.3668 5.2523 1.71300 53.94
[30] -541.9380 Bf

[全体諸元]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
f 101.93 92.54 76.41
Fno 2.91 4.37 5.83
2ω 24.16 15.59 9.44

[可変間隔]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
d7 2.5628 9.6805 17.0287
d14 17.1441 10.0264 2.6782
d17 22.1238 11.5023 1.7500
d22 5.6147 16.2362 25.9885
Bf 52.3867 52.3868 52.3870

[条件式対応値]
実施例1
条件式(1)|fL2a・fL2b/f| 0.396
条件式(2)|fL3a/fL3b| 0.450
条件式(3)νdL2a 33.27
条件式(4)ndL3bpl/ndL3bnh 0.880
条件式(5)νdL3bpl−νdL3bnh 20.67
図11は、本発明の実施例2に係るマクロレンズの構成を示す図である。この図11のマクロレンズは、物体側から順に、フォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力の第1レンズ群L1と、フォーカシング時に像面に対して移動するレンズ群を含む第2レンズ群L2と、フォーカシング時に像面に対して固定の負の屈折力の第3レンズ群L3とから構成される。第1レンズ群L1は物体側から順に、両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズから構成されている。第2レンズ群L2は、物体側から順に、フォーカシング時に移動する負の屈折力のL2aレンズ成分L2aと、開口絞りを備えてフォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力のL2bレンズ成分L2bと、フォーカシング時に移動する正の屈折力のL2cレンズ成分L2cから構成されている。L2aレンズ成分L2aは両凹レンズ、両凹レンズと物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの接合レンズから構成されている。L2bレンズ成分L2bは開口絞りSPと両凸レンズで構成されている。L2c成分L2cは両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。第3レンズ群L3は、光軸と直交方向に移動することによって像ブレの補正を行う負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと、正の屈折力のL3bレンズ成分L3bとから構成されている。L3aレンズ成分L3aは両凸レンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。L3bレンズ成分L3bは両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズから構成されている。
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 185.7260 4.1345 1.80420 46.50
[2] -142.8660 0.1500
[3] 57.2079 7.2742 1.49700 81.61
[4] -74.3703 1.2000 1.72825 28.32
[5] 97.1863 0.1500
[6] 45.6388 3.5038 1.59282 68.62
[7] 174.3410 可変
[8] -751.5470 1.0000 1.58144 40.89
[9] 27.7373 4.6366
[10] -102.9860 1.0000 1.58913 61.25
[11] 29.0817 4.1439 1.84666 23.78
[12] 95.6623 可変
[13] 開口絞り 2.5000
[14] 212.6700 3.9000 1.74950 35.04
[15] -212.6700 可変
[16] 285.7990 3.1893 1.83481 42.72
[17] -78.5339 0.1500
[18] 79.8253 5.4121 1.72916 54.67
[19] -41.3502 1.0000 1.78472 25.72
[20] 246.5610 可変
[21] 516.8770 3.8838 1.75520 27.53
[22] -39.4078 1.0000 1.77250 49.62
[23] 39.4078 6.4278
[24] -60.3091 1.2000 1.80610 33.27
[25] 60.3091 4.9674 1.72916 54.67
[26] -78.4018 0.1500
[27] 54.3427 4.6470 1.72916 54.67
[28] 359.3020 Bf


[全体諸元]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
f 101.99 90.99 74.27
Fno 2.91 4.37 5.82
2ω 24.29 15.57 9.26

[可変間隔]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
d7 2.9937 10.8578 19.2351
d12 20.4133 12.5492 4.1719
d15 21.3586 11.1841 1.7500
d20 4.7062 14.8807 24.3148
Bf 52.9078 52.9078 52.9078

[条件式対応値]
実施例2
条件式(1)|fL2a・fL2b/f| 0.482
条件式(2)|fL3a/fL3b| 0.386
条件式(3)νdL2a 35.04
条件式(4)ndL3bpl/ndL3bnh 0.957
条件式(5)νdL3bpl−νdL3bnh 21.40
図21は、本発明の実施例3に係るマクロレンズの構成を示す図である。この図21のマクロレンズは、物体側から順に、フォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力の第1レンズ群L1と、フォーカシング時に像面に対して移動するレンズ群を含む第2レンズ群L2と、フォーカシング時に像面に対して固定の負の屈折力の第3レンズ群L3とから構成される。第1レンズ群L1は物体側から順に、両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズから構成されている。第2レンズ群L2は、物体側から順に、フォーカシング時に移動する負の屈折力のL2aレンズ成分L2aと、開口絞りを備えてフォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力のL2bレンズ成分L2bと、フォーカシング時に移動する正の屈折力のL2cレンズ成分L2cから構成されている。L2aレンズ成分L2aは両凹レンズ、両凹レンズと物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの接合レンズから構成されている。L2bレンズ成分L2bは開口絞りSPと両凸レンズで構成されている。L2c成分L2cは両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。第3レンズ群L3は、光軸と直交方向に移動することによって像ブレの補正を行う負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと正の屈折力のL3bレンズ成分L3bとから構成されている。L3aレンズ成分L3aは像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。L3bレンズ成分L3bは両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、両凸レンズから構成されている。
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 128.6080 4.5455 1.80420 46.50
[2] -167.8330 0.4707
[3] 60.4219 6.7522 1.49700 81.61
[4] -82.5691 1.2000 1.76182 26.61
[5] 107.5870 0.1500
[6] 49.5326 3.5410 1.59282 68.62
[7] 253.2330 可変
[8] -370.6000 0.9500 1.60342 38.01
[9] 26.3724 5.0209
[10] -83.0352 1.0000 1.51680 64.20
[11] 29.2567 4.0519 1.84666 23.78
[12] 90.1528 可変
[13] 開口絞り 2.3500
[14] 264.5900 2.8700 1.80518 25.46
[15] -170.7040 可変
[16] 597.3580 3.0967 1.80420 46.50
[17] -75.4415 0.1500
[18] 74.0520 5.8015 1.72916 54.67
[19] -38.7426 1.0000 1.76182 26.61
[20] 205.3230 可変
[21] -441.6700 3.4250 1.80518 25.46
[22] -41.1069 0.9500 1.77250 49.62
[23] 41.1069 4.3910
[24] -78.0813 1.2000 1.80610 33.27
[25] 43.4947 5.7207 1.72916 54.67
[26] -88.7465 0.1500
[27] 52.2983 4.7222 1.58913 61.25
[28] -1000.0000 Bf

[全体諸元]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
f 101.89 91.82 75.55
Fno 2.91 4.38 5.83
2ω 24.05 15.30 8.97

[可変間隔]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
d7 2.9446 10.5454 18.7377
d12 20.2254 12.6245 4.4322
d15 22.7309 12.5115 3.4024
d20 5.3898 15.6093 24.7184
Bf 53.3000 53.3000 53.3000

[条件式対応値]
実施例3
条件式(1)|fL2a・fL2b/f| 0.418
条件式(2)|fL3a/fL3b| 0.447
条件式(3)νdL2a 25.46
条件式(4)ndL3bpl/ndL3bnh 0.880
条件式(5)νdL3bpl−νdL3bnh 21.40
図31は、本発明の実施例4に係るマクロレンズの構成を示す図である。この図31のマクロレンズは、物体側から順に、フォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力の第1レンズ群L1と、フォーカシング時に像面に対して移動するレンズ群を含む第2レンズ群L2と、フォーカシング時に像面に対して固定の負の屈折力の第3レンズ群L3とから構成される。第1レンズ群L1は物体側から順に、両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズから構成されている。第2レンズ群L2は、物体側から順に、フォーカシング時に移動する負の屈折力のL2aレンズ成分L2aと、開口絞りを備えてフォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力のL2bレンズ成分L2bと、フォーカシング時に移動する正の屈折力のL2cレンズ成分L2cから構成されている。L2aレンズ成分L2aは両凹レンズ、両凹レンズと物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの接合レンズから構成されている。L2bレンズ成分L2bは開口絞りSPと両凸レンズで構成されている。L2c成分L2cは両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。第3レンズ群L3は、光軸と直交方向に移動することによって像ブレの補正を行う負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと正の屈折力のL3bレンズ成分L3bとから構成されている。L3aレンズ成分L3aは像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。L3bレンズ成分L3bは両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、両凸レンズから構成されている。
[レンズ諸元]

r d nd νd
[1] 129.0850 4.5536 1.80420 46.50
[2] -168.4560 0.7593
[3] 60.1581 6.7285 1.49700 81.61
[4] -82.4177 1.2000 1.76182 26.61
[5] 107.3900 0.1500
[6] 49.2292 3.5517 1.59282 68.62
[7] 260.5460 可変
[8] -359.5780 0.9500 1.60342 38.01
[9] 26.4941 4.9881
[10] -80.7403 1.0000 1.51680 64.20
[11] 29.3575 3.9702 1.84666 23.78
[12] 86.6184 可変
[13] 開口絞り 2.3500
[14] 249.8780 2.9386 1.80518 25.46
[15] -161.2120 可変
[16] 570.8840 3.0684 1.80420 46.50
[17] -76.7882 0.1500
[18] 75.4847 5.7703 1.72916 54.67
[19] -38.7023 1.0000 1.76182 26.61
[20] 218.3240 可変
[21] -399.5920 3.3872 1.80518 25.46
[22] -41.4772 0.9500 1.77250 49.62
[23] 41.4772 4.3666
[24] -78.7902 1.2000 1.80610 33.27
[25] 42.8746 5.6999 1.72916 54.67
[26] -93.6099 0.1500
[27] 53.7454 4.6951 1.58913 61.25
[28] -449.7860 Bf

[全体諸元]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
f 101.71 91.84 75.68
Fno 2.91 4.38 5.83
2ω 24.09 15.33 8.93

[可変間隔]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
d7 2.9138 10.4099 18.6188
d12 20.1047 12.6086 4.3997
d15 22.7964 12.4801 3.3614
d20 5.4077 15.7240 24.8427
Bf 53.3000 53.3001 53.3001

[条件式対応値]
実施例4
条件式(1)|fL2a・fL2b/f| 0.388
条件式(2)|fL3a/fL3b| 0.448
条件式(3)νdL2a 25.46
条件式(4)ndL3bpl/ndL3bnh 0.880
条件式(5)νdL3bpl−νdL3bnh 21.40


図41は、本発明の実施例5に係るマクロレンズの構成を示す図である。この図41のマクロレンズは、物体側から順に、フォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力の第1レンズ群L1と、フォーカシング時に像面に対して移動するレンズ群を含む第2レンズ群L2と、フォーカシング時に像面に対して固定の負の屈折力の第3レンズ群L3とから構成される。第1レンズ群L1は物体側から順に、両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズから構成されている。第2レンズ群L2は、物体側から順に、フォーカシング時に移動する負の屈折力のL2aレンズ成分L2aと、開口絞りを備えてフォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力のL2bレンズ成分L2bと、フォーカシング時に移動する正の屈折力のL2cレンズ成分L2cから構成されている。L2aレンズ成分L2aは両凹レンズ、両凹レンズと物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの接合レンズから構成されている。L2bレンズ成分L2bは開口絞りSPと両凸レンズで構成されている。L2c成分L2cは両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。第3レンズ群L3は、光軸と直交方向に移動することによって像ブレの補正を行う負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと正の屈折力のL3bレンズ成分L3bとから構成されている。L3aレンズ成分L3aは両凸レンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。L3bレンズ成分L3bは両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズから構成されている。
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 212.3680 4.0468 1.80420 46.50
[2] -133.1660 0.1500
[3] 56.4175 6.7613 1.49700 81.61
[4] -73.3427 1.2000 1.72825 28.32
[5] 95.3456 0.1500
[6] 45.8513 3.5399 1.59282 68.62
[7] 183.9620 可変
[8] -670.2770 1.0000 1.56883 56.04
[9] 27.9328 4.7188
[10] -100.9040 1.0000 1.51742 52.15
[11] 29.9789 3.7664 1.84666 23.78
[12] 73.1624 可変
[13] 開口絞り 3.0372
[14] 218.1310 3.0701 1.71736 29.50
[15] -218.1310 可変
[16] 275.1680 3.2373 1.83481 42.72
[17] -78.0390 0.1500
[18] 78.7692 5.4154 1.72916 54.67
[19] -42.3040 1.0000 1.78472 25.72
[20] 233.6270 可変
[21] 525.2540 3.8880 1.75520 27.53
[22] -39.7240 1.0000 1.77250 49.62
[23] 39.7240 5.2491
[24] -57.3847 1.2000 1.80610 33.27
[25] 57.3847 4.9510 1.72916 54.67
[26] -78.5120 0.1500
[27] 57.9260 3.6790 1.72916 54.67
[28] 1189.2800 Bf

[全体諸元]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
f 102.00 90.96 74.14
Fno 2.91 4.38 5.83
2ω 24.23 15.60 9.34

[可変間隔]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
d7 2.9848 10.9265 19.3071
d12 20.6415 12.6997 4.3191
d15 21.5703 11.5085 2.0427
d20 4.7317 14.7938 24.2591
Bf 55.0717 55.0716 55.0719

[条件式対応値]
実施例5
条件式(1)|fL2a・fL2b/f| 0.526
条件式(2)|fL3a/fL3b| 0.382
条件式(3)νdL2a 29.50
条件式(4)ndL3bpl/ndL3bnh 0.957
条件式(5)νdL3bpl−νdL3bnh 21.40

図51は、本発明の実施例6に係るマクロレンズの構成を示す図である。この図51のマクロレンズは、物体側から順に、フォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力の第1レンズ群L1と、フォーカシング時に像面に対して移動するレンズ群を含む第2レンズ群L2と、フォーカシング時に像面に対して固定の負の屈折力の第3レンズ群L3とから構成される。第1レンズ群L1は物体側から順に、両凸レンズ、両凸レンズと両凹レンズの接合レンズ、物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズから構成されている。第2レンズ群L2は、物体側から順に、フォーカシング時に移動する負の屈折力のL2aレンズ成分L2aと、開口絞りを備えてフォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力のL2bレンズ成分L2bと、フォーカシング時に移動する正の屈折力のL2cレンズ成分L2cと、フォーカシング時に移動する正の屈折力のL2dレンズ成分L2dから構成されている。L2aレンズ成分L2aは両凹レンズ、物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズ、両凹レンズと物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの接合レンズから構成されている。L2bレンズ成分L2bは開口絞りSPと物体側に凸面を向けた平凸レンズで構成されている。L2c成分L2cは両凸レンズで構成されている。L2d成分L2dは両凸レンズと両凹レンズの接合レンズから構成されている。第3レンズ群L3は、光軸と直交方向に移動することによって像ブレの補正を行う負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと正の屈折力のL3bレンズ成分L3bとから構成されている。L3aレンズ成分L3aは像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズと両凹レンズの接合レンズで構成されている。L3bレンズ成分L3bは両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、両凸レンズから構成されている。
[レンズ諸元]
r d nd νd
[1] 119.2450 4.6178 1.77250 49.62
[2] -182.1400 0.1500
[3] 56.0853 6.5669 1.49700 81.61
[4] -106.2860 1.2000 1.76182 26.61
[5] 109.1750 0.1500
[6] 48.7058 4.2725 1.59282 68.62
[7] 125.6400 可変
[8] -326.8560 1.0000 1.54814 45.82
[9] 26.5680 2.6138
[10] 85.2954 0.8500 1.69895 30.05
[11] 48.6201 2.7469
[12] -97.9381 1.0000 1.51680 64.20
[13] 31.5502 3.8379 1.84666 23.78
[14] 138.8000 可変
[15] 開口絞り 3.0000
[16] 102.4590 2.4092 1.80610 33.27
[17] 平面 可変
[18] 191.2160 3.6407 1.80420 46.50
[19] -66.2397 可変
[20] 81.4977 5.2829 1.59282 68.62
[21] -39.5951 1.0000 1.80518 25.46
[22] 530.5480 可変
[23] -334.4120 3.1632 1.76182 26.61
[24] -43.0115 0.8500 1.72916 54.67
[25] 43.0115 4.2059
[26] -151.3220 2.2000 1.80610 33.27
[27] 60.2158 5.1041 1.58913 61.25
[28] -233.1200 0.1500
[29] 60.0008 5.2825 1.71300 53.94
[30] -270.0030 Bf

[全体諸元]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
f 101.21 94.64 77.90
Fno 2.91 4.38 5.83
2ω 24.29 14.70 8.29

[可変間隔]
撮影倍率 INF 1:2 1:1
d7 3.3202 11.8673 20.7276
d14 20.0740 11.5269 2.6667
d17 21.5947 10.9217 1.7499
d19 0.5000 1.7803 1.6471
d22 5.5021 14.8947 24.1998
Bf 53.7058 53.7059 53.7059

[条件式対応値]
実施例6
条件式(1)|fL2a・fL2b/f| 0.411
条件式(2)|fL3a/fL3b| 0.467
条件式(3)νdL2a 33.27
条件式(4)ndL3bpl/ndL3bnh 0.880
条件式(5)νdL3bpl−νdL3bnh 20.67

L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L2a L2aレンズ成分
L2b L2bレンズ成分
L2c L2cレンズ成分
L2d L2dレンズ成分
L3a L3aレンズ成分
L3b L3bレンズ成分
SP 開口絞り
IP 像面
d d線
g g線
C C線
ΔS サジタル像面
ΔM メリジオナル像面

Claims (4)

  1. 物体側から順に、フォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力の第1レンズ群L1と、フォーカシング時に像面に対して移動するレンズ群を含む第2レンズ群L2と、フォーカシング時に像面に対して固定の負の屈折力の第3レンズ群L3とから構成され、前記第2レンズ群L2は少なくとも、物体側から順にフォーカシング時に移動する負の屈折力のL2aレンズ成分L2aと、開口絞りSPを備えてフォーカシング時に像面に対して固定の正の屈折力のL2bレンズ成分L2bと、フォーカシング時に移動し、正の屈折力のL2cレンズ成分L2cを有し、少なくとも前記L2aレンズ成分L2aと前記L2cレンズ成分L2cの2つのレンズ群がフォーカシング時に移動し、前記第3レンズ群L3は負の屈折力のL3aレンズ成分L3aと正の屈折力のL3bレンズ成分L3bとから構成され、前記L3aレンズ成分L3aを光軸と直交方向に移動することによって像ブレの補正を行い、前記L3aレンズ成分L3aは少なくとも正レンズ1枚と負レンズ1枚を有し、下記条件式を満足することを特徴とするマクロレンズ。
    (1)0.35<|fL2a・fL2b/f|<0.55
    (2)0.35<|fL3a/fL3b|<0.47
    ただし、
    fL2a:L2aレンズ成分L2aの焦点距離
    fL2b:L2bレンズ成分L2bの焦点距離
    fL3a:L3aレンズ成分L3aの焦点距離
    fL3b:L3bレンズ成分L3bの焦点距離
    f:レンズ系全体の無限遠合焦状態における合成焦点距離
  2. 下記条件式を満足することを特徴とする、請求項1に記載のマクロレンズ。
    (3)22.0<νdL2b<36.0
    ただし、
    νdL2b:L2bレンズ成分L2bを構成する凸レンズの硝材のd線基準のアッベ数の最小値
  3. 前記L2bレンズ成分L2bは1枚の正レンズからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマクロレンズ。
  4. 前記L3bレンズ成分L3bは少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズを含んで構成され、下記の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のマクロレンズ。
    (4)0.85<ndL3bpl/ndL3bnh<0.97
    (5)20<νdL3bpl−νdL3bnh
    ただし、
    ndL3bpl:L3bレンズ成分L3b中の正レンズの屈折率の最小値
    ndL3bnh:L3bレンズ成分L3b中の負レンズの屈折率の最大値
    νdL3bpl:L3bレンズ成分L3b中の正レンズのアッベ数の最小値
    νdL3bnh:L3bレンズ成分L3b中の負レンズのアッベ数の最大値

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