以下の「発明を実施するための形態」は添付の図面を参照する。可能な限り、同じ又は類似の部分を指すように、図面及び以下の説明の中で同じ参照番号が使用される。いくつかの例証的な実施例が本明細書で説明されるが、修正、適応、及び他の実装が可能である。例えば、代用、追加、又は修正が、図面に示される構成要素に対して行われてよく、本明細書で説明される例証的な方法が、ステップの代用、再配列、除去、又は開示の方法への追加によって修正されてよい。したがって、以下の「発明を実施するための形態」は、開示の実施例及び実例に限定されない。代わりに、添付の特許請求の範囲によって正規の範囲が定義される。
本開示の、開示の実施例は、車両相乗り及び車両相乗り管理のための方法及びシステムを提供する。本明細書で使用されるような用語「車両」は、乗車サービスの提供など、人の輸送に適した任意の種類の車両(例えば、乗用車、バン、SUV、トラック、バス、など)を指す。いくつかの実施例において、車両はタクシーであってよい。いくつかの実施例において、タクシーは、運輸サービス会社によって管理されたタクシー・サービスの一部であるタクシー、又は独立した所有者によって所有され、相乗りサービスを提供するために使用されるタクシーなどのタクシーの一団の一部であってよい。いくつかの実施例において、車両は自律走行車両を含むことができ、車両と統合された制御デバイス又は車両とは別の管理システムは、動作命令を送り、迎車及び降車のための指定の地点に車両を誘導することができる。説明の平易さ及び簡潔さのために、本明細書で開示されるいくつかの実施例は、実例として車両又はタクシーを単純に指すことがあるが、これは開示の実施例の範囲を限定しない。
本開示のいくつかの実施例と矛盾することなく、相乗り管理システムは、第1のユーザから第1の乗車リクエストを受け取ることができる。第1の乗車リクエストは、出発点及び所望の目的地を含むことができる。相乗り管理システムは、周辺地域にいる車両の現在地に基づいて第1の推定迎車時間を計算することができる。推定迎車時間と共に確認を送った後、相乗り管理システムは次に、第1の乗客を迎えるために迎車地点に車両を誘導することができる。迎車地点は、第1の乗車リクエストに含まれる出発点とは異なる地点であってよい。システムは、迎車地点に第1のユーザを誘導することもできる。
いくつかの実施例において、システムはその後、例えば、第1のユーザがまだ車内にいる間に、第2のユーザから第2の乗車リクエストを受け取ることができる。第2の乗車リクエストは、第2の出発点及び第2の所望の目的地を含むことができる。システムは、第2の推定迎車時間を計算し、第2の乗客に第2の確認を行い、第2の迎車地点に第2の乗客を誘導することができる。いくつかの実施例において、第2の迎車地点は、第2の乗車リクエストに含まれる第2の出発点とは異なる地点であってよい。
いくつかの実施例において、システムは、対応するユーザの単独乗車部分、及び乗車の共有部分に基づいて、各ユーザの料金を計算することができる。例えば、システムは、乗車の共有部分に対する割引を提案することができる。いくつかの実施例において、システムは、有料道路を利用するかどうかに関するユーザ入力、出発点と迎車地点の間の歩行距離、及び所望の目的地と降車地点の間の歩行距離などの様々なサービス関連のパラメータに基づいて特定のユーザの料金の金額を計算することもできる。
本明細書における実施例は、コンピュータに実装される方法、有形の非一時的コンピュータ可読媒体、及びシステムをさらに含む。コンピュータに実装される方法は、例えば、非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体から命令を受け取る少なくとも1つのプロセッサによって実行されてよい。同様に、本開示と矛盾しないシステム及びデバイスは、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含んでよく、メモリは非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体であってよい。本明細書で使用されるような「非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体」は、少なくとも1つのプロセッサによって読むことができる情報又はデータが格納され得る任意のタイプの物理メモリを指す。実例は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:random access memory)、リード・オンリ・メモリ(ROM:read−only memory)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ハード・ドライブ、CD ROM、DVD、フラッシュ・ドライブ、ディスク、及び他の任意の知られている物理ストレージ媒体を含む。「メモリ」及び「コンピュータ可読ストレージ媒体」などの単数形の用語は、複数のメモリ又はコンピュータ可読ストレージ媒体などの複数の構成をさらに指すことができる。本明細書に引用されるような「メモリ」は、別段の定めがない限り、任意のタイプのコンピュータ可読ストレージ媒体を含むことができる。コンピュータ可読ストレージ媒体は、本明細書における実施例と矛盾しないステップ又はステージをプロセッサに実行させるための命令を含む、少なくとも1つのプロセッサによる実行のための命令を格納することができる。さらに、1つ又は複数のコンピュータ可読ストレージ媒体は、コンピュータに実装される方法を実装する際に使用されてよい。用語「コンピュータ可読ストレージ媒体」は有形の品目を含み、搬送波及び一時的な信号を除くものとして理解されたい。
図1は、本開示のいくつかの実施例による、本明細書で説明されるような様々な実装形態が実践され得る相乗り管理システムの実例を示す図である。図1に示されるように、相乗り管理システム100は、(まとめて、コンピューティング・デバイス120と呼ばれる)1つ又は複数のコンピューティング・デバイス120A〜120F、ネットワーク140、相乗り管理サーバ150、及びデータベース170を含む。複数のコンピューティング・デバイス120A〜120Fは、ユーザ130A〜130Cにそれぞれ関連付けられた複数のユーザ・デバイス120A〜120C、ドライバ130D及び130Eと関連付けられた複数のドライバ・デバイス120D及び120E、並びに自律走行車両130Fと関連付けられた運転制御デバイス120Fをさらに含むことができる。本開示のいくつかの実施例と矛盾することなく、相乗り管理サーバ150は、ユーザ130A〜130Cを迎えること及び降ろすことを行うように自律走行車両130Fに指示する運転制御デバイス120Fと通信することができる。1つの実例において、道路上の物体を検出し、指定の地点にナビゲートできる自律走行車両が、相乗りサービスを提供するために利用されてよい。
開示の処理及び特徴を実装するために使用されるシステム構成要素は変えることができるので、図1に示される構成要素及び仕組みは、開示の実施例を限定することを意図するものではない。例えば、相乗り管理システム100は、複数の相乗り管理サーバ150を含むことができ、各相乗り管理サーバ150は、相乗りサービスの一定のカテゴリ、サービス車両の一定のカテゴリに関連のある相乗りサービス、又は特定の地理的な地域における相乗りサービスを処理することができ、その結果、複数の相乗り管理サーバ150は、動的且つ統合された相乗りサービス・システムをまとめて提供することができる。
ネットワーク140は、ユーザ・デバイス120と相乗り管理サーバ150の間の通信を容易にすることができ、例えば、乗車リクエスト及び他の乗車サーバ関連の入力をユーザ・デバイスから受け取ること、又はユーザ・デバイスに確認を送ること、並びにドライバ・デバイス及び運転制御デバイスに乗車サービスの割当てを送ることを行う。ネットワーク140は、通信を行い、情報を交換し、及び/又は相乗り管理サーバ150とユーザ・デバイス120の間の情報の交換を容易にする任意のタイプのネットワークであってよい。例えば、ネットワーク140は、インターネット、ローカル・エリア・ネットワーク、セルラー・ネットワーク、公衆交換電話網(「PSTN:public switched telephone network」)、又は相乗り管理システム100の構成要素間の情報を相乗り管理システム100がやりとりできるようにする他の適切な接続であってよい。ネットワーク140は、様々なメッセージ・フォーマットをサポートすることができ、ユーザ・デバイス120に対する様々なサービス及びアプリケーションをさらにサポートすることができる。例えば、ネットワーク140は、迎車地点又は降車地点への道をユーザ及びサービス車両に教えることなどの、コンピューティング・デバイス120に対するナビゲーション・サービスをサポートすることができる。
相乗り管理サーバ150は、音声、メッセージング、リアル・タイム・オーディオ/ビデオなどの様々なデータ又はサービスを、ユーザ130A〜130Eなどのユーザに提供する通信サービス・プロバイダに関連のあるシステムであってよい。相乗り管理サーバ150は、コンピュータ・システム構成要素、デスクトップ・コンピュータ、ワークステーション、タブレット、ハンド・ヘルド・コンピューティング・デバイス、メモリ・デバイス、及び/又は構成要素を接続する内部ネットワークを含むコンピュータ・ベースのシステムであってよい。相乗り管理サーバ150は、ネットワーク140上でコンピューティング・デバイス120から情報を受け取ること、情報を処理すること、情報を格納すること、及び/又はネットワーク140上でコンピューティング・デバイス120に情報を送信することを行うように構成されてよい。
例えば、いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、ユーザ・デバイス120A〜120Cから乗車リクエストを受け取ることと、ユーザ・デバイス120A〜120Cに乗車確認及び乗車料金情報を送ることと、ドライバ・デバイス120D及び120E、並びに運転制御デバイス120Fに(例えば、迎車地点及び降車地点の情報を含む)乗車サービスの割当てを送ることと、を行うように構成されてよい。さらに、相乗り管理サーバ150は、迎車地点までの歩行距離、到着/遠回りの最大遅延、及びその後の迎車の最大回数、等などの、様々な乗車サービス・パラメータについて、ユーザ・デバイス120A〜120Cからユーザ入力を受け取るようにさらに構成されてよい。いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、ユーザの乗車の単独部分及び乗車の共有部分に基づいて乗車料金を計算するようにさらに構成されてよい。さらに乗車料金の計算は、乗車に伴う歩行距離、及び有料道路の利用についてのユーザ選択、等など、ユーザによって設定された様々な乗車サービス・パラメータにさらに基づいてよい。
データベース170は、相乗り管理サーバ150と連結される1つ又は複数の物理又は仮想のストレージを含むことができる。データベース170は、(登録されたユーザ・アカウント及びドライバ・アカウントを含む)ユーザ・アカウント情報、連絡先情報などの対応するユーザ・プロフィール、プロフィール写真、並びに関連するコンピューティング・デバイス情報を格納するように構成されてよい。ユーザに関しては、ユーザ・アカウント情報は、乗車履歴、サービスのフィードバック、苦情、又は意見をさらに含むことができる。ドライバに関しては、ユーザ・アカウント情報は、完了した乗車サービスの割当て回数、評価、及び乗車サービスの履歴情報をさらに含むことができる。データベース170は、ユーザ・デバイス120A〜120Cから受け取られた様々な乗車リクエスト並びに対応する出発点及び所望の目的地の情報、様々なサービス・パラメータに関するユーザ入力、迎車地点及び降車地点、迎車及び降車の時間、乗車料金、並びにユーザのフィードバック、などを格納するようにさらに構成されてよい。
データベース170は、相乗りサービス管理のために使用され得る、交通データ、地図、及び有料道路情報をさらに含むことができる。交通データは、一定の地理的な地域に関する履歴上の交通データ及びリアル・タイムの交通データを含んでよく、例えば、推定迎車時間及び推定降車時間を計算すること、並びに特定の乗車に対する最適なルートを判断すること、を行うために使用されてよい。リアル・タイムの交通データは、リアル・タイム交通監視システムから受け取られてよく、このシステムは、相乗り管理システム100に統合されるか、又は独立していてよい。地図は、例えば、潜在的なルートを計算すること、及びピックオフ地点又は降車地点にユーザを誘導することといった、ナビゲーションのために使用される地図情報を含むことができる。有料道路情報は、一定の道路に関する通行料金、及びこれらの何らかの変更又は更新を含むことができる。有料道路情報は、例えばユーザが有料道路の利用を許可する場合に、乗車料金を計算するために使用されてよい。
データベース170に格納されるデータは、乗車リクエストに対応するために相乗り管理サーバ150に送信されてよい。いくつかの実施例において、データベース170は、ネットワーク140を通じて、相乗り管理サーバ150及び/又はコンピューティング・デバイス120によってアクセス可能なクラウド・ベースのサーバ(図示せず)に格納されてよい。データベース170は、相乗り管理サーバ150に接続された外部デバイスとして示されるが、データベース170は、相乗り管理サーバ150の内部構成要素として相乗り管理サーバ150の中にあってもよい。
図1に示されるように、ユーザ130A〜130Eは、複数のユーザ130A〜130C、並びに複数のドライバ130D及び130Eを含むことができ、彼らは、様々なタイプのコンピューティング・デバイス120を使用して、互いに、及び相乗り管理サーバ150と、通信することができる。実例として、コンピューティング・デバイス120は、テレビ、タブレット、コンピュータ・モニタ、ビデオ会議コンソール、又はラップトップ・コンピュータ画面などのディスプレイを含むことができる。コンピューティング・デバイス120は、マイクロフォン、ビデオ・カメラ、キーボード、ウェブ・カメラなどのビデオ/オーディオ入力デバイスをさらに含むことができる。例えば、コンピューティング・デバイス120は、ディスプレイ及びビデオ/オーディオ・キャプチャ能力を有するタブレット又はスマートフォンなどのモバイル・デバイスを含むことができる。コンピューティング・デバイス120は、IM、VoIP、ビデオ会議などの通信にコンピューティング・デバイスが従事するのを容易にする1つ又は複数のソフトウェア・アプリケーションを含むこともできる。例えば、ユーザ・デバイス130A〜130Cは、相乗り管理サーバ150にリクエストを送り、相乗り管理サーバ150から確認を受け取ることができる。ドライバ130D及び130Eは、自分の個々のデバイスを使用して、相乗り管理サーバ150から乗車サービスの割当て及びナビゲーション情報を受け取ることができ、自分の個々のデバイス120D及び120Eでユーザに連絡することができる。
いくつかの実施例において、ユーザは、従来の、通りでの車両の呼止めなど、手振り又は口頭でのやりとりで車両を直接呼び止めることができる。このような実施例において、ドライバがリクエストを受け入れると、ドライバは次に自分のデバイスを使用して乗車リクエスト情報を入力することができる。相乗り管理サーバ150は、このようなリクエスト情報を受け取り、例えば、ネットワーク140を通じて他のコンピューティング・デバイス120から受け取られたその後の電子呼止め乗車リクエストといった、1つ又は複数の追加の乗車サービスの割当てを同じ車両に適宜割り当てることができる。
いくつかの実施例において、ドライバ・デバイス120D及び120E、並びに運転制御デバイス120Fは、特定の車両と関連付けられた車両制御システムの一部として、車両制御パネルの中で具体化されてよい。例えば、従来のタクシー会社は、タクシー会社によって管理されるすべてのタクシー車両にドライブ・デバイスをインストールすることができる。いくつかの実施例において、ドライバ・デバイス120D及び120E、並びに運転制御デバイス120Fは、車両制御パネルの一部として、又は車両と関連付けられた別のデバイスとしてインストールされたカード・リーダなどの支払デバイスとさらに連結されてよい。ユーザは次に、代わりの支払機構として支払デバイスを使用することができる。例えば、通りでタクシーを呼び止めるユーザは、相乗りサービスを提供するユーザ・デバイスを使用せずに、支払デバイスを通じて支払うことができる。
図2は、本開示のいくつかの実施例による、図1に示されるようなシステム100などの、相乗り管理システムと関連付けられたコンピューティング・デバイス200の実例の構成要素を示す図である。コンピューティング・デバイス120A〜120Fなどのコンピューティング・デバイス200は、本開示で説明される実施例を行う、コンピュータ・プログラム、アプリケーション、方法、処理、又は他のソフトウェアを実装するために使用されてよい。例えば、ユーザ・デバイス120A〜120C、ドライバ・デバイス120D及び120E、並びに運転制御デバイス120Fは、ユーザ側の相乗りアプリケーション、及び対応するドライバ側の相乗りアプリケーションをそれぞれインストールされてよい。
コンピューティング・デバイス200は、メモリ・インターフェース202と、データ・プロセッサ、画像処理プロセッサ、及び/又は中央処理装置などの1つ又は複数のプロセッサ204と、周辺機器インターフェース206と、を含む。メモリ・インターフェース202、1つ又は複数のプロセッサ204、及び/又は周辺機器インターフェース206は、別々の構成要素であってよく、また1つ又は複数の集積回路の中に統合されてもよい。コンピューティング・デバイス200の中の様々な構成要素は、1つ又は複数の通信バス又は信号線で連結されてよい。
センサ、デバイス、及びサブシステムが、複数の機能を容易にするために周辺機器インターフェース206に連結されてよい。例えば、運動センサ210、光センサ212、及び近接センサ214は、方向、照明、及び近接機能を容易にするために周辺機器インターフェース206に連結されてよい。関連機能を容易にするために、測位システム(例えばGPS受信機)、温度センサ、生体認証センサ、又は他の検知デバイスなどの他のセンサ216も、周辺機器インターフェース206に接続されてよい。GPS受信機は、コンピューティング・デバイス200と統合されてよく、またコンピューティング・デバイス200に接続されてもよい。例えば、GPS受信機は、スマートフォン・デバイスなどの携帯電話の中に含まれてよい。GPSソフトウェアは、内部のGPS受信機、又は(例えば、シリアル・ポート若しくはブルートゥース(登録商標)を介して接続する)外部のGPS受信機を携帯電話が使用できるようにすることができる。カメラ・サブシステム220及び、例えば、電荷結合素子(「CCD」:charged coupled device)又は相補型金属酸化膜半導体(「CMOS」:complementary metal−oxide semiconductor)の光学センサといった光学センサ222は、写真及びビデオ・クリップの記録など、カメラ機能を容易にするために使用されてよい。
通信機能は、イーサネット(登録商標)・ポート、無線周波数の受信機及び送信機、並びに/又は(例えば赤外線といった)光学的な受信機及び送信機を含む、1つ又は複数のワイヤレス/有線の通信サブシステム224を通じて容易にされてよい。ワイヤレス/有線の通信サブシステム224の特定のデザイン及び実装は、コンピューティング・デバイス200が動作することを意図する通信ネットワークに依存することがある。例えば、いくつかの実施例において、コンピューティング・デバイス200は、GSMネットワーク、GPRSネットワーク、EDGEネットワーク、Wi−Fi又はWiMaxネットワーク、及びBluetooth(登録商標)ネットワーク上で動作するように設計されたワイヤレス/有線の通信サブシステム224を含むことができる。
オーディオ・サブシステム226は、音声認識、音声複製、デジタル録音、及び電話通信機能などの、音声を使用できる機能を容易にするために、スピーカ228及びマイクロフォン230に連結されてよい。
I/Oサブシステム240は、タッチ・スクリーン・コントローラ242及び/又は他の入力コントローラ244を含むことができる。タッチ・スクリーン・コントローラ242は、タッチ・スクリーン246に連結されてよい。タッチ・スクリーン246及びタッチ・スクリーン・コントローラ242は、例えば、容量性、抵抗性、赤外線、及び表面音響波の技術、並びに他の近接センサ・アレイ又はタッチ・スクリーン246と接触する1つ又は複数のポイントを判断するための他の要素を含むがこれらに限定されない複数のタッチ感度技術のいずれかを使用して、接触及び移動、又はこれらの中断を検出することができる。タッチ・スクリーン246が図2に示されるが、I/Oサブシステム240は、タッチ・スクリーン246の代わりにディスプレイ画面(例えば、CRT又はLCD)を含むことができる。
他の入力コントローラ244は、1つ又は複数のボタン、ロッカー・スイッチ、サム・ホイール、赤外線ポート、USBポート、及び/又はスタイラスなどのポインタ・デバイスなどの他の入力/制御デバイス248に連結されてよい。タッチ・スクリーン246は、例えば、仮想又はソフトのボタン及び/又はキーボードを実装するために使用されてもよい。
メモリ・インターフェース202は、メモリ250に連結されてよい。メモリ250は、高速ランダム・アクセス・メモリ、並びに/又は1つ若しくは複数の磁気ディスク・ストレージ・デバイス、1つ若しくは複数の光ストレージ・デバイス、及び/若しくはフラッシュ・メモリ(例えば、NAND、NOR)などの不揮発性メモリを含む。メモリ250は、DRAWIN、RTXC、LINUX(登録商標)、iOS、UNIX(登録商標)、OS X、WINDOWS(登録商標)、又はVXWorkSなどの組込み型オペレーティング・システムなどのオペレーティング・システム252を格納することができる。オペレーティング・システム252は、基本システム・サービスを処理するため、及びハードウェア依存タスクを実行するための命令を含むことができる。いくつかの実装形態において、オペレーティング・システム252はカーネル(例えばUNIX(登録商標)カーネル)であってよい。
メモリ250は、1つ若しくは複数の追加のデバイス、1つ若しくは複数のコンピュータ、及び/又は1つ若しくは複数のサーバとの通信を容易にする通信命令254を格納することもできる。メモリ250は、グラフィカル・ユーザ・インターフェース処理を容易にするグラフィカル・ユーザ・インターフェース命令256、センサ関連の処理及び機能を容易にするセンサ処理命令258、電話関連の処理及び機能を容易にする電話命令260、電子メッセージング関連の処理及び機能を容易にする電子メッセージング命令262、ウェブ・ブラウジング関連の処理及び機能を容易にするウェブ・ブラウジング命令264、媒体処理関連の処理及び機能を容易にする媒体処理命令266、GPS及びナビゲーション関連の処理及び命令を容易にするGPS/ナビゲーション命令268、カメラ関連の処理及び機能を容易にするカメラ命令270、並びに/又は他の処理及び機能を容易にする他のソフトウェア命令272を含むことができる。
いくつかの実施例において、通信命令254は、車両相乗りリクエストを処理する相乗り管理サーバ150との接続を容易にするソフトウェア・アプリケーションを含むことができる。グラフィカル・ユーザ・インターフェース命令256は、相乗り管理サーバ150からメッセージを受け取ること、ユーザ入力を提供すること、などをコンピューティング・デバイスと関連付けられたユーザが行うことを容易にするソフトウェア・プログラムを含むことができる。例えば、ユーザは、乗車リクエスト及び乗車サービス・パラメータを相乗り管理サーバ150に送り、乗車確認メッセージを受け取ることができる。ドライバは、相乗り管理サーバ150から乗車サービスの割当てを受け取り、乗車サービス状況を更新することができる。
上記で識別された命令及びアプリケーションのそれぞれは、上述の1つ又は複数の機能を実行するための命令のセットに対応することができる。これらの命令は、別々のソフトウェア・プログラム、手続き、又はモジュールとして実装される必要はない。メモリ250は、追加の命令又はさらに少ない命令を含むことができる。さらに、コンピューティング・デバイス200の様々な機能は、1つ又は複数の信号処理及び/又は特定用途向け集積回路の中を含む、ハードウェアの中及び/又はソフトウェアの中に実装されてよい。
図3は、本開示のいくつかの実施例による、図1に示されるようなシステム100などの、相乗り管理システムと関連付けられた相乗り管理サーバの実例の構成要素を示す図である。相乗り管理サーバ150は、相乗り管理サーバ150内で情報を伝達するためにサブシステム及び構成要素を相互接続するバス302(又は他の通信機構)を含むことができる。
図3に示されるように、相乗り管理サーバ150は、1つ又は複数のプロセッサ310、入力/出力(「I/O」)デバイス350、ネットワーク・インターフェース360(例えば、モデム、イーサネット(登録商標)・カード、又は図1のネットワーク140などのネットワークとデータを交換するように構成される他の任意のインターフェース)、並びに例えば、サーバ・アプリケーション332、オペレーティング・システム334、及びデータ340を含む、プログラム330を格納する1つ又は複数のメモリ320を含むことができ、(いくつかの実施例に関して、相乗り管理サーバ150に含まれることがある)外部データベース170と通信することができる。相乗り管理サーバ150は単一のサーバであってよく、また開示の実施例に関連のある処理及び機能の1つ又は複数を実行するように相互動作する複数のサーバ、サーバ・ファーム、クラウド、又はコンピュータを含む、分散型コンピュータ・システムとして構成されてもよい。
プロセッサ310は、Intel(商標)によって製造されたマイクロプロセッサ、又はAMD(商標)によって製造されたマイクロプロセッサなど、開示の方法の機能を実行するように構成される1つ又は複数の処理デバイスであってよい。プロセッサ310は、並列処理を同時に実行する単一コア又は複数コアのプロセッサを備えることができる。例えば、プロセッサ310は、仮想処理技術を用いて構成される単一コアのプロセッサであってよい。一定の実施例において、プロセッサ310は、論理プロセッサを使用して複数の処理を同時に実行し、制御することができる。プロセッサ310は、仮想マシン技術、又は複数のソフトウェア処理、アプリケーション、プログラム、などを実行すること、制御すること、動かすこと、操作すること、格納すること、などを行うことができる他の技術を実装することができる。いくつかの実施例において、プロセッサ310は、相乗り管理サーバ150が複数の処理を同時に実行できるようにする並列処理機能を行うように構成される複数コアのプロセッサの仕組み(例えば、デュアル・コア、クアッド・コア、など)を含むことができる。本明細書で開示された能力をもたらす他のタイプのプロセッサの仕組みが実装されてもよいということが理解される。
メモリ320は、サーバ・アプリケーション332及びオペレーティング・システム334などの1つ又は複数のプログラム330、並びにデータ340を格納する、揮発性若しくは不揮発性、磁気、半導体、テープ、光、リムーバブル、非リムーバブル、又は他のタイプのストレージ・デバイス又は有形の若しくは非一時的コンピュータ可読媒体であってよい。非一時的媒体の一般的な形式は、例えば、フラッシュ・ドライブ、フレキシブル・ディスク、ハードディスク、ソリッド・ステート・ドライブ、磁気テープ、又は他の任意の磁気データ・ストレージ媒体、CD−ROM、他の任意の光データ・ストレージ媒体、穴のパターンを有する任意の物理媒体、RAM、PROM、及びEPROM、フラッシュEPROM又は他の任意のフラッシュ・メモリ、NVRAM、キャッシュ、レジスタ、他の任意のメモリ・チップ又はカートリッジ、並びに同じもののネットワーク化バージョンを含む。
相乗り管理サーバ150は、開示の実施例に関連した一定の機能を実行するために、プロセッサ310(又は他の構成要素)によって使用される情報を格納するように構成される1つ又は複数のストレージ・デバイスを含むことができる。例えば、相乗り管理サーバ150は、サーバ・アプリケーション332、オペレーティング・システム334、及びコンピュータ・システム上で利用可能であることが知られている他の任意のタイプのアプリケーション又はソフトウェアなどの1つ又は複数のアプリケーションをプロセッサ310が実行できるようにする命令を含むメモリ320を含むことができる。あるいは、又はさらに、命令、アプリケーション・プログラム、などは、(相乗り管理サーバ150の内部にあってもよい)外部データベース170、或いはネットワーク140上でアクセス可能な1つ又は複数のデータベース又はメモリなどの、相乗り管理サーバ150と通信連結された外部ストレージ(図示せず)に格納されてよい。
データベース170又は他の外部ストレージは、揮発性若しくは不揮発性、磁気、半導体、テープ、光、リムーバブル、非リムーバブル、又は他のタイプのストレージ・デバイス又は有形若しくは非一時的コンピュータ可読媒体であってよい。メモリ320及びデータベース170は、開示の実施例の1つ又は複数の機能を実行するために使用されるデータ及び命令を格納する1つ又は複数のメモリ・デバイスを含むことができる。メモリ320及びデータベース170は、メモリ・コントローラ・デバイス(例えばサーバなど)、又はドキュメント管理システム、Microsoft SQLデータベース、SharePointデータベース、Oracle(商標)データベース、Sybase(商標)データベース、若しくは他のリレーショナル・データベースなどのソフトウェアによって制御される1つ又は複数のデータベースの任意の組合せを含むこともできる。
いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、ネットワーク140又は異なるネットワークを通じて1つ又は複数のリモート・メモリ・デバイス(例えば、リモート・データベース(図示せず))に通信接続されてよい。リモート・メモリ・デバイスは、相乗り管理サーバ150がアクセス及び/又は管理できる情報を格納するように構成されてよい。実例として、リモート・メモリ・デバイスは、ドキュメント管理システム、Microsoft SQLデータベース、SharePointデータベース、Oracle(商標)データベース、Sybase(商標)データベース、又は他のリレーショナル・データベースを含むことができる。しかし、開示の実施例と矛盾しないシステム及び方法は、別々のデータベースに限定されず、データベースの使用にも限定されない。
プログラム330は、開示の実施例の1つ又は複数の機能をプロセッサ310に実行させる1つ又は複数のソフトウェア・モジュールを含むことができる。その上、プロセッサ310は、相乗り管理システム100の1つ又は複数の構成要素からリモートに配置される1つ又は複数のプログラムを実行することができる。例えば、相乗り管理サーバ150は、実行されると、開示の実施例に関連した機能を実行する1つ又は複数のリモート・プログラムにアクセスすることができる。
本明細書で説明される実施例において、サーバ・アプリケーション332は、開示の方法の1つ又は複数の機能をプロセッサ310に実行させることができる。例えば、ユーザ、ドライバ、及び自律走行車両と関連付けられたデバイスは、車両相乗りサービスのためのユーザ・アプリケーション、及び車両相乗りサービスのためのドライバ・アプリケーションと共にそれぞれインストールされてよい。さらに、コンピューティング・デバイスは、対応する局面で使用するために、ドライバ・アプリケーション及びユーザ・アプリケーションの両方と共にインストールされてよい。
いくつかの実施例において、相乗り管理システム100の他の構成要素は、開示の方法の1つ又は複数の機能を実行するように構成されてよい。例えば、コンピューティング・デバイス120は、一定の乗車リクエストに基づいて推定迎車時間及び推定降車時間を計算するように構成されてよく、推定乗車料金を計算するように構成されてよい。別の実例として、コンピューティング・デバイス120は、ユーザに特定の迎車地点又は降車地点を指示すること、及び個々のユーザ又は車両の現在地についての情報を相乗り管理サーバ150に提供することなどの、ナビゲーション・サービス及び位置サービスを提供するようにさらに構成されてよい。
いくつかの実施例において、プログラム330は、プロセッサ310などの1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、オペレーティング・システムの機能を実行するオペレーティング・システム334を含むことができる。実例として、オペレーティング・システム334は、Microsoft Windows(登録商標)(商標)、Unix(登録商標)(商標)、Linux(商標)、Apple(商標)のオペレーティング・システム、Apple iOS、Google Android、Blackberry OS、Microsoft CE(商標)などのパーソナル・デジタル・アシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)タイプのオペレーティング・システム、又は他のタイプのオペレーティング・システムを含むことができる。したがって開示の実施例は、任意のタイプのオペレーティング・システム334を動かすコンピュータ・システムによって動作及び機能することができる。相乗り管理サーバ150は、プロセッサによって実行されると、ネットワーク・インターフェース360を通じてネットワーク140と、及び/又は1つ若しくは複数のコンピューティング・デバイス120A〜120Fへの直接接続で、通信するソフトウェアを含むこともできる。
いくつかの実施例において、データ340は、例えば、ユーザ・プロフィール又はドライバ・プロフィールなどのユーザのプロフィールを含むことができる。データ340は、複数のユーザからの乗車リクエスト、ユーザの乗車履歴及びドライバのサービス記録、並びに特定の乗車リクエストに関するドライバとユーザの間の通信をさらに含むことができる。いくつかの実施例において、データ340は、乗車リクエストを処理し対応するために使用され得る、交通データ、有料道路情報、及びナビゲーション情報をさらに含むことができる。
相乗り管理サーバ150は、相乗り管理サーバ150によってデータが送受信されることを可能にする、デバイスからの信号又は入力を受け取るため、及び1つ又は複数のデバイスへの信号又は出力を提供するための1つ又は複数のインターフェースを有する1つ又は複数のI/Oデバイス350を含むこともできる。例えば、相乗り管理サーバ150は、オペレータ又はアドミニストレータ(図示せず)からの入力を相乗り管理サーバ150が受け取れるようにする1つ又は複数のキーボードやマウス・デバイスなどの、1つ又は複数の入力デバイスとインターフェースするためのインターフェース構成要素を含むことができる。
図4A及び図4Bは、本開示のいくつかの実施例による、車両相乗り管理のための処理の実例410及び420の流れ図である。いくつかの実施例において、車両は、タクシーの全車両の中の複数のタクシー車両を含むことができる。1つの実施例において、処理400のステップのすべては、図1及び図3を参照して上述された相乗り管理サーバ150などの相乗り管理サーバによって実行されてよい。あるいは、処理400のステップのうちの少なくともいくつかは、図1及び図2を参照して上述されたコンピューティング・デバイス120などのコンピューティング・デバイスによって実行されてよい。以下の説明において、例証のために図1〜図3の特定の構成要素に対して参照が行われる。しかし、本明細書で開示された例示的方法を実装するために、他の実装形態が可能であり、他の構成要素が利用されてよいということが理解されよう。
ステップ411において、相乗り管理サーバ150は、例えば、ユーザ・デバイス120Aを通じて送られたユーザ130Aからのリクエストといった、第1のユーザの第1のワイヤレス通信からの第1の乗車リクエストを受け取ることができる。第1の乗車リクエストは、第1の出発点及び第1の所望の目的地を含むことができる。乗車リクエストは、一定の地点から別の地点までの運輸サービスを必要とするユーザからのリクエストを指すことができる。出発点は、関連付けられたユーザ・デバイスの入力デバイスを通じてユーザによって入力されたものとして、又はユーザ・デバイス上にインストールされた位置サービス・アプリケーションによって判断されたものとして、ユーザの現在地を指すことができる。いくつかの実施例において、出発点は、ユーザがその後到着する地点(例えば建物の入口)といった、ユーザの現在地とは異なる地点であってよい。所望の目的地は、ユーザが連れて行かれることをリクエストする地点を指すことができる。
いくつかの実施例において、実際の迎車地点及び実際の降車地点は、出発点及び所望の目的地とは異なってよい。例えば、迎車地点は、迎車のためにユーザが指示され得る、出発点から一定の距離の地点であってよい。近くの迎車地点までユーザに歩くように奨励することによって、いくつかの実施例と矛盾することなく、車両は、過度の遠回りをすることなく、又は車内にいるユーザに過度の遅延をもたらすことなく、ユーザをさらに簡単且つ迅速に捜し出すことができる。同様に、所望の目的地とは異なるが、一定の距離の範囲内にある降車地点からユーザに歩くように奨励することによって、車両は、その後の迎車に対応するか、又はその後の迎車地点にさらに迅速に到着できる可能性がある。車両相乗りサービス管理システムは、一定の距離を歩く意思のあるユーザに報奨(incentives)又は報酬(rewards)を提供することができる。例えば、相乗り管理システムは、特定の乗車に伴う歩行の回数及び距離に基づいて一定の割引を提供することができる。あるいは、相乗り管理システムは、ユーザの乗車中にユーザに引き受けてもらった歩行の回数及び距離に対応する乗車クレジットを提供することができる。ユーザは、その後の乗車の支払いのためにクレジットを使用することができ、またクレジットを現金、フリー乗車、又は他の報酬に換えることもできる。さらに、このような実施例の利点は、車両の使用及び管理が効率的になること、ユーザの柔軟性が多くなること、及び車両の使用に伴う大気汚染が少なくなることを含むことができる。
いくつかの実施例において、ユーザが相乗り管理サーバ150に乗車リクエストを送る前又は後に、ユーザは、例えば、ユーザ・インターフェース上に提供された設定構成要素を通じて乗車サービス・パラメータをさらに入力することができる。乗車サービス・パラメータは、例えば、出発点から迎車地点までの最大歩行距離、降車地点から所望の目的地までの最大歩行距離、乗車に伴う最大全歩行距離、その後の迎車の最大回数、乗車中のその後の迎車によって被る最大の到着遅延/遠回り、及び乗車中の有料道路の利用を許可するかどうかの選択、など、車両相乗りサービスに関するユーザの選択パラメータを指す。乗車設定ユーザ・インターフェースの実例は、図6A及び図6Bを参照しながら本明細書でさらに説明される。
乗車サービス・パラメータは、乗車サービス・パラメータに基づいて利用可能な車両のリクエスト及び割当てを処理するために相乗り管理サーバ150に送信されてよい。例えば、乗車リクエストは、出発点から迎車地点までの最大歩行距離300メートルと関連付けられてよい。ユーザを迎えるよう利用可能な車両を割り当てるとき、相乗り管理サーバ150は、出発点の300メートル以内にある割り当てられた迎車地点を割当てに含めることができる。同様に、乗車リクエストは、降車地点から所望の目的地までの最大歩行距離0.8km(0.5マイル)と関連付けられてよい。ユーザを迎えるよう利用可能な車両を割り当てるとき、相乗り管理サーバ150は、所望の目的地から0.8km(0.5マイル)以内の割り当てられた降車地点を割当てに含めることができる。
乗車中の最大全歩行距離1.6km(1マイル)と関連付けられたリクエストに対して、ユーザを迎えるよう利用可能な車両を割り当てるとき、車両管理サーバ150は、割り当てられた迎車地点、及び割り当てられた降車地点を割当てに含めることができ、出発点から割り当てられた迎車地点までの距離と、割り当てられた降車地点から所望の目的地までの距離との合計は、1.6km(1マイル)以内になる可能性がある。
上記の実例において、歩行距離に関する値は例示的なものにすぎない。本開示と矛盾しない他の実施例は、距離の様々なオプションを使用することができ、オプションの一覧を提供することができる。距離は、例えば、マイル、メートル、キロメートル、ブロック、及びフィート、などといった、様々な単位でさらに計測されてよく、これらは、本明細書における開示の実施例によって限定されない。いくつかの実施例において、距離は、例えば、10分、5分、などといった、平均歩行速度に基づく、一定の地点から別の地点への平均歩行時間によってさらに表されてよい。
その後の迎車の最大回数、及びその後の迎車によって被る最大到着遅延など、その後の迎車に関するパラメータに関しては。相乗り管理サーバ150は、ユーザによって設定されたパラメータを超過することなく、その後の迎車を適宜割り当てることができる。例えば、乗車リクエストは、乗車中の最大2回のその後の迎車に関連付けられることができる。相乗り管理サーバ150は、ユーザを迎えるために割り当てられた車両のサービス状況を監視し、ユーザを降ろす降車地点に車両が到着する前に、第3のその後の迎車を割り当てることを控えることができる。別の実例として、最大到着遅延10分と関連付けられた乗車リクエストに関して、その後の乗車リクエストを割り当てるとき、相乗り管理サーバ150は、同じ車両がその後の乗車リクエストを引き受けることになる場合にユーザに発生し得る推定遅延を計算することができる。ユーザに発生し得る推定遅延が10分を超える場合、相乗り管理サーバ150は、他の利用可能な車両にその後の乗車リクエストを割り当てることができる。
いくつかの実施例において、ユーザは、有料道路の利用を許可又は不許可するために、関連付けられたユーザ・デバイスを通じて有料道路の利用の選択を入力することもできる。相乗り管理サーバ150は次に、乗車リクエストに対応するために利用可能な車両を割り当ること、走行ルートを判断すること、及びユーザの乗車料金を計算することを行うときに、ユーザの選択を考慮することができる。例えば、相乗り管理サーバ150は、入力された有料道路の選択及び関連する通行料金に基づいて、対応するユーザの乗車金額を調節することができる。別の実例に関して、第1のユーザが有料道路の利用を許可しない場合、乗車中のその後の任意の迎車の前に、相乗り管理サーバ150は、有料道路を含まないルートを割当車両に送ることができる。別の実例に関して、その後の相乗りするユーザが有料道路の利用を許可する場合、相乗り管理サーバ150は、有料道路が利用される乗車のいずれかの重複部分に対して第1のユーザに請求することも、第1のユーザが降ろされた後に有料道路を含めるようにルートを変更することも、有料道路の利用を許可するユーザが乗っている相乗り車両に第2のユーザを割り当てることもできない。
いくつかの実施例において、乗車リクエスト情報は、例えば、ドライバ・デバイス120Dといったドライバ・デバイスから、又は車両と関連付けられたデバイスから、入力されてもよい。通りでの呼止めの場合、ユーザは、コンピューティング・デバイス上の車両相乗りサービス・アプリケーションを使用せずに通りで車両を呼び止める。例えば、ドライバ130Dといったドライバは、ドライバ・デバイス120Dを通じて、出発点/迎車情報及び目的地情報などの情報を入力することができ、これらの情報はその後、相乗り管理サーバ150に送信されてよい。
ステップ413において、相乗り管理サーバ150は、例えば、割当車両の現在地、及び第1の乗車リクエストに含まれる第1の出発点に基づいて推定迎車時間を計算することができる。推定迎車時間は、ユーザを迎えるために迎車地点に割当車両が到着するまでの時間を指すことができる。
割当車両は、例えば、タクシーの全車両の中の1台のタクシー、運輸サービス・システムによって管理される複数の車両のうちの1台、又は複数の所有者によって所有され、相乗りサービスを提供するために使用される複数の車両といった、第1の乗車リクエストを引き受けるために割り当てられる車両を指すことができる。迎車地点は出発点と同じか、又は出発点と関連付けられた割り当てられた迎車地点であってよい。
推定迎車時間は、割当車両の現在地と迎車地点との間の距離、及びこの2つの地点の間のルートに沿って走行する推定速度に基づいて判断されてよい。割当車両の現在地は、ドライバ・デバイス上にインストールされた位置サービス・アプリケーション、運転制御デバイス、又は相乗り管理サーバ150の一部又はこれとは別であることもある相乗り管理システム100内の位置判断構成要素によって判断されてよい。いくつかの実施例において、推定迎車時間は、履歴上又はリアル・タイムの交通データ、及び車両によって現在辿られているルートに基づいてさらに判断されてよい。
いくつかの実施例において、処理410は、1つ又は複数の潜在的に利用可能な車両を捜し出すこと、及び捜し出された車両から割当車両を選択することをさらに含むことができる。例えば、潜在的に利用可能な車両は、第1の出発点の周辺地域にいる空き車両、及び割り当てられた迎車又は降車のために第1の出発点に近い地点に向かっている車両を含むことができる。相乗り管理サーバ150は、車内にいるユーザによって設定された乗車サービス・パラメータによって、潜在的に利用可能な車両をフィルタリングすることができ、例えば、車内のユーザがその後の迎車を許可しない占有車両、又はユーザが最小限の遅延を求める占有車両を外すことができる。いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、ユーザの最小限の歩行、又は通りを渡る必要のない歩行を伴う車両を選ぶことによって潜在的な割当車両をフィルタリングすることができる。いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、車両が迎車地点に到着するための最小限の遠回りを伴う車両を選ぶことによって潜在的な割当車両をさらにフィルタリングすることができる。いくつかの実施例において、割当車両は、複数のフィルタリング尺度を適用することによって、又は一定の順序で複数のフィルタリング尺度を適用することによって、選択されてよい。
いくつかの実施例において、迎車地点は、例えば、第1の出発点から半ブロック以上離れた、第1の出発点とは異なる割り当てられた迎車地点であってよい。相乗り管理サーバ150は、ステップ411で上述されたような、第1のユーザによって設定された乗車サービス・パラメータに基づいて迎車地点を割り当てることができる。相乗り管理サーバ150は、割当車両が簡単に探し出せる大通り沿いの迎車地点、又は割当車両がUターンする必要のない地点をさらに割り当てることができる。車内に1人又は複数の他のユーザがいる場合、相乗り管理サーバ150は、車両の次に割り当てられた降車に近いか、又は車両がまもなく通り抜ける通りの側にある迎車地点を割り当てることができる。いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、潜在的な割当車両のフィルタリング結果に基づいて迎車地点の選択を調節することができ、又は逆もまた同様である。2つの選択処理は、1つ又は複数の最適な組合せに達するように互いに補完することができる。
いくつかの実施例において、複数の潜在的な割当車両があり、それぞれに、対応する潜在的な迎車地点がある場合、潜在的な割当車両のそれぞれに対応する推定迎車時間がそれぞれ計算されてよい。相乗り管理サーバ150は次に、割当車両として最短推定迎車時間の車両を選ぶことができる。
ステップ415において、相乗り管理サーバ150は、この実例では、ユーザ・デバイス120Aである、第1のユーザと関連付けられたユーザ・デバイスに、第1の確認を送ることができる。第1の確認は、ユーザ・デバイス120Aのディスプレイ上に、計算された第1の推定迎車時間の指示が現れるようにさせるように構成されてよい。確認は、例えば、推定迎車時間を含むテキスト・メッセージ、オーディオ・メッセージ、又は画像といった様々なフォーマットで現れてよく、これらの特有の実装は、本明細書における開示の実施例によって限定されない。
いくつかの実施例において、出発点とは異なる迎車地点を相乗り管理サーバ150が割り当てる場合、確認は、割り当てられた迎車地点の指示の表示を行わせることができる。相乗り管理サーバ150は、ユーザ・インターフェース上に表示され得るナビゲーション・オプションをさらに提供することができる。ナビゲーション・オプションの選択は次に、迎車のために割り当てられた迎車地点にユーザを誘導することができる。
いくつかの実施例において、所望の目的地とは異なる降車地点を相乗り管理サーバ150が割り当てる場合、確認は、割り当てられた降車地点の指示の表示をさらに行わせることができる。確認は、出発点から割り当てられた迎車地点までの推定歩行距離、及び割り当てられた降車地点から所望の目的地までの推定歩行距離の指示の表示をさらに行わせることができる。割り当てられた降車地点は、第1のユーザによって設定された最大歩行距離のパラメータの範囲内にある、所望の目的地に近い地点であってよい。例えば、降車地点は、所望の目的地から半ブロック以上離れた地点であってよく、車両が簡単に探し出してアクセスできる大通りに沿っていてよい。別の実例に関して、降車地点は、次の迎車地点に向かうルートに基づいて判断されてよく、その結果、車両は、次の迎車地点に行く途中で第1のユーザを簡単に降ろすことができ、それによってさらなる遠回りをなくすことができる。
いくつかの実施例において、確認は、割当車両及びその車両と関連付けられたドライバについての情報をさらに含むことができる。例えば、車両情報は、車両のライセンス・プレート・ナンバー、ブランド、色、又はモデルを含むことができる。ドライバ情報は、ドライバの名前、愛称、プロフィール写真、評価、以前の乗車回数、及び連絡先情報を含むことができる。確認は、ユーザがクリックして、ドライバとの通信セッションを始められる、例えば「ドライバに連絡する」ボタンといった、ユーザがドライバに連絡できるようにする連絡オプションをさらに含むことができる。
ステップ417において、相乗り管理サーバ150は、第1のユーザを迎えるために第1の迎車地点に割当車両を誘導することができる。例えば、相乗り管理サーバ150は、例えば、ドライバ・デバイス120D又は運転制御デバイス120Fといった、割当車両と関連付けられたドライバ・デバイスに方向情報を送信することができる。いくつかの実施例において、ドライバ・デバイスのナビゲーション構成要素、又は運転制御デバイスは、第1の迎車地点に車両を誘導するステップを実行することができる。それに対応して、相乗り管理サーバ150、又はユーザ・デバイス120Aのナビゲーション構成要素は、迎車地点が第1の出発点とは異なる割り当てられた迎車地点である場合に、第1の迎車地点にユーザを誘導することができる。例えば、図1に示されるような自律走行車両130Fなどの、相乗りサービスのために使用される自律走行車両に関して、車両自体が、その周囲を検出し、実現可能な経路を識別し、直接の人間の入力がない状態でナビゲートする様々な技法を使用することができる可能性がある。
いくつかの実施例において、一旦、車両がユーザを迎えるように割り当てられると、相乗り管理サーバ150は、例えば、マスクされた電話番号といった、割当車両と関連付けられたドライバがユーザと通信するための通信チャネルを割り当てることができる。いくつかの実施例において、ドライバ・デバイス120Dなどのドライバ・デバイスのユーザ・インターフェースは、例えば、「私はここにいます」という事前定義されたメッセージ・ボタンといった、ユーザに通知メッセージを送るオプションを含むことができる。車両が迎車地点に到着すると、ドライバは、このメッセージ・ボタンをクリックして、ユーザにメッセージを送ることができる。このようにドライバは、車両の到着をユーザに通知するために電話をかけるか、又はメッセージをタイプする必要がなくてよく、ドライバの注意散漫及び関連する安全上の問題が減らされる。
ステップ419において、相乗り管理サーバ150は、第2のユーザから第2の乗車リクエストを受け取ることができる。いくつかの実施例において、第2のユーザ・リクエストは、第1のユーザがまだ中にいる間、すなわち第1のユーザを降ろす前に車両によって直接受け取られた、通りでの呼止めリクエストであってよい。車両は次に、第1のユーザがその後のピックアップを許可する場合に、第2の乗車リクエストを引き受けることができる。いくつかの実施例において、車両のドライバは、例えば、ドライバ130Dと関連付けられたドライバ・デバイス120Dといったドライバ・デバイスを通じて、第2の乗車リクエスト情報を入力することができる。入力は、車両が第2の乗車リクエストを引き受けたことを相乗り管理サーバ150に通告することができ、また第2のユーザの迎車地点及び目的地の情報をさらに含むこともできる。相乗り管理サーバ150は次に、同じ車両に追加の迎車を割り当てるかどうかを適宜判断することができ、第2のユーザの目的地に車両を誘導する方向情報をさらに送ることができる。
いくつかの実施例において、第2の乗車リクエストは、例えば、図1に示されるようなユーザ130Bと関連付けられたユーザ・デバイス120Bといった第2のワイヤレス・モバイル通信デバイスから、相乗り管理サーバ150によって受け取られてよい。第2の乗車リクエストは、第2の出発点及び第2の所望の目的地をさらに含むことができる。相乗り管理サーバ150は次に、対応する乗車サービスを、第1のユーザを迎えた車両であってよい利用可能な車両に、第1のユーザを降ろす前に割り当てることができる。第2の乗車リクエストを処理する際に、図4Bに示されるような処理の実例420が行われてよい。
ステップ422において、相乗り管理サーバ150は、例えば、車両の第2の現在地及び第2の出発点に基づいて第2の推定迎車時間を計算することができる。第2の推定迎車時間は、第2のユーザを迎えるために第2の迎車地点に車両が到着するまでの推定時間を指すことができる。第2の迎車地点は、第2の出発点とは異なるが、第2の出発点に関連のある割り当てられた迎車地点であってよい。第2の迎車地点の割当ては、図4Aを参照しながら上述されたような類似のステップを含むことができるが、これらの詳細は本明細書では繰り返されない。
ステップ424において、相乗り管理サーバ150は、第2のワイヤレス・モバイル通信デバイスに第2の確認を送ることができ、この実例において、このデバイスはユーザ・デバイス120Bである。第2の確認は、第2のワイヤレス・モバイル通信デバイスのディスプレイ上に、計算された第2の推定迎車時間の指示が現れるようにさせるように構成されてよい。図4Aを参照しながら上述されたように、確認は異なるフォーマットで現れてよく、第2の迎車地点、第2の降車地点、並びに第2の出発点から第2の迎車地点まで、及び/又は第2の降車地点から第2の所望の目的地まで、等の、歩行距離及び歩行方向に関する情報の表示をさらに行わせることができるが、これらの詳細は本明細書では繰り返されない。
いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、例えば、第1の迎車地点から半ブロック離れた、又は100メートル離れた、第1の迎車地点と実質的に同じ地点に第2の迎車地点を設定することができる。このように、車両は、実質的に同じ地点でほぼ同時に両方のユーザを迎えることができ、サービス効率がさらに改善される。いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、第1の降車地点と実質的に同じ地点に第2の迎車地点を設定することができ、ここで車両は第1のユーザを降ろし、さらに走行せずに、ほぼ同時に第2のユーザを迎えることができる。さらに、いくつかの実施例において、第2の降車地点は、第1の降車地点と実質的に同じ地点に設定されてよく、その結果、車両は複数のユーザを同時に降ろすことができる。
いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、例えば、車両が通り抜ける可能性がある同じ通りの同じ側に両方の迎車地点が沿っていることを確実にするために、第1の出発点とは実質的に異なるように第1の迎車地点を設定し、第2の出発点とは実質的に異なるように第2の迎車地点を設定することができる。相乗り管理サーバ150は次に、個々の迎車地点にユーザを誘導するために、第1のユーザ・デバイス及び第2のユーザ・デバイスに個々の方向を送ることができる。
いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、第1の出発点と実質的に同じ地点に第1の迎車地点を設定することができ、第2の出発点とは実質的に異なるように第2の迎車地点を設定することができる。例えば、迎車地点の選択は、第1の迎車地点及び第2の迎車地点が互いに近くなるように、両方の迎車地点が同じ通りに沿うように、又は第2の迎車地点が第1の降車地点に近くなるように行われてよい。相乗り管理サーバ150は次に、個々の迎車地点にユーザを誘導するために、第1のユーザ・デバイス及び第2のユーザ・デバイスに個々の方向を送ることができる。
ステップ426において、相乗り管理サーバ150は、第2のユーザを迎えるために第2の迎車地点に車両を誘導することができる。図4Aを参照しながら上述されたように、このステップは、ドライバのデバイス(例えば、ドライバ・デバイス120D、又は自律走行車両130Fと関連付けられた運転制御デバイス120F)のナビゲーション構成要素によって実行されてもよい。
いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、第2の乗車リクエストを受け取った後に第1の降車地点を変更することができ、変更は第1のユーザの事前承認がない状態で行われてよい。第1の降車地点は、第1のユーザを降ろす地点を指す。図4Aを参照しながら上述されたように、第1の降車地点は第1の所望の目的地と同じ地点であってよく、また第1の所望の目的地とは異なる地点であってもよい。
例えば、第2の迎車地点は、第1の乗車リクエストに含まれる、第1の所望の目的地に近い地点に設定されてよい。第2の乗車リクエストを車両に割り当てるとき、相乗り管理サーバ150は、第1の所望の目的地にさらに近い地点、又は第1の所望の目的地のある地点に第1の降車地点を変更できるので、その結果第1のユーザが自分の所望の目的地に到着するための歩行距離を減らすことができる。別の実例に関して、第1の降車地点は、第2の迎車地点に車両が到着するために遠回りさせるか、又は遠回りを増やすことなく、第1のユーザが自分の所望の目的地に到着するために通りを渡る必要のない地点に変更されてよい。
いくつかの実施例において、相乗り管理システム100は、複数のその後の乗車リクエストをその後に受け取ることができる。これらの追加の乗車リクエストは、相乗り管理サーバ150によって受け取られて車両に割り当てられるか、又は通りでの呼止めの形で車両によって受け取られてよい。図4A及び図4Bを参照しながら上述されたステップは、第3の乗車リクエストを処理するために同様に使用されてよい。
例えば相乗り管理サーバ150は、例えば図1に示されるようなユーザ130Cと関連付けられたユーザ・デバイス120Cといった第3のユーザ・デバイスから第3の乗車リクエストを受け取ることができる。相乗り管理サーバ150はリクエストを処理し、第1のユーザ及び第2のユーザのうちの少なくとも1人がまだ車内にいる間に、車両にリクエストを割り当てることができる。第3の乗車リクエストは、第3の出発点及び第3の所望の目的地をさらに含むことができる。相乗り管理サーバ150は第3の推定迎車時間を計算し、ユーザのデバイス(例えばユーザ・デバイス120C)に確認を送ることができる。相乗り管理サーバ150は、ユーザ130Cを迎えるように及び降ろすように車両を誘導するために、車両と関連付けられたドライバのデバイス(例えば、図1に示されるようなドライバ・デバイス120D)に方向及びルートの情報を送信することができる。
図4A及び図4Bを参照しながら上述されたように、その後の乗車リクエストの処理は、リクエストが以前に受け取られ、割り当てられているユーザによって設定された乗車サービス・パラメータを考慮することができる。例えば、第1のユーザと第2のユーザの両方がまだ車内にいる場合、及び彼らのうちの1人が最大到着遅延を設定した場合、相乗り管理サーバ150は、同じ車両に第3のリクエストを割り当てることが、設定値より長い遅延を引き起こす場合、このような割当てを割り当てることができない。例えば、第1のユーザが最大到着遅延10分を設定した場合、相乗り管理サーバ150は、第1のユーザを降ろす前に、車両が第3のユーザを迎える(及び/又は降ろす)のに掛かる推定時間を計算することができる。推定時間により、第1のユーザに対する全到着遅延が10分を超過する場合、相乗り管理サーバ150はその結果、別の車両に第3の乗車リクエストを割り当てる。別の実例に関して、第2のユーザが最大数1の相乗り客を設定しており、第2のユーザが第1のユーザより早く降ろされる予定の場合、相乗り管理サーバ150は、同じ車両に割り当てることが、第2のユーザによって設定されたパラメータ(最大数1の相乗り客)の違反を引き起こす可能性があるので、このような割当てを割り当てることができない。
図5は、本開示のいくつかの実施例による、乗車をリクエストするときに、例えば、ユーザ・デバイス120Aといったユーザ・デバイス上に表示されるグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)の実例の図である。図5に示されるように、GUIは、タイトル・セクション510、単独乗車セクション520、及び相乗りセクション530を含むことができる。
タイトル・セクション510は、インターネット・アクセス、時刻、及びデバイスのバッテリ電力を示すアイコンをさらに含むことができる。タイトル・セクション510は、選択すると、ユーザが編集している乗車をキャンセルすることができ、またページから出ることもできる、キャンセル・アイコン511をさらに含むことができる。
単独乗車セクション520は、ユーザが降ろされる前に追加の迎車のない単独乗車を予約するオプションを示す。単独乗車セクション520は、選択すると、図4Aを参照しながら上述されたものなどの、乗車サービス・パラメータをユーザが入力又は選択する設定オプションの一覧の表示を行わせることができる、設定ボタン521をさらに含むことができる。設定ボタン521は、乗車サービス・パラメータをユーザが入力又は選択できる別の設定GUIにリンクさせることができる。設定GUIの実例は、図6A及び図6Bを参照しながらさらに説明される。
相乗りセクション530は、追加の迎車及び/又は降車が許可されてよい、相乗りを予約するオプションを示す。相乗りセクション530は、選択すると、図4Aを参照しながら上述されたものなどの、乗車サービス・パラメータをユーザが入力又は選択する設定オプションの一覧の表示を行わせることができる、設定ボタン531をさらに含むことができる。設定ボタン531は、乗車サービス・パラメータをユーザが入力又は選択できる別の設定GUIにリンクさせることができる。設定GUIの実例は、図6A及び図6Bを参照しながらさらに説明される。
いくつかの実施例において、図5に関連して上述されたGUIは、本開示の他の実施例と矛盾することなく、他の構成要素、並びに様々な仕組み、及び構成要素の組合せをさらに含むことができ、これらは本明細書における開示の実施例によって限定されない。例えばGUIは、プロフィール写真、ユーザ名、及び連絡先情報などのユーザのアカウント情報を示すユーザ・プロフィール・セクションをさらに含むことができる。
いくつかの実施例において、ユーザが乗車を予約するときの複数の乗車サービス・オプションが提供されてよい。割り当てられた迎車地点及び降車地点、又は各オプションと関連付けられた乗車料金などの各オプションに関連した詳細は、ユーザ・インターフェース上に提示されてよい。例えば、ユーザが出発点及び所望の目的地を入力した後、タクシー相乗り管理サーバは、複数の車両の現在のサービス状況に基づいて複数のサービス・オプションを提供することができる。例えばタクシー相乗り管理サーバは、単独乗車サービスに対する第1の推定迎車時間であって、第1の推定迎車時間が第1の迎車地点に対応する、第1の推定迎車時間と、相乗りサービスに対する第2の推定迎車時間であって、第2の推定迎車時間が第2の迎車地点に対応する、第2の推定迎車時間と、を計算することができる。いくつかの実施例において、例えば、1件の追加の迎車しかないオプション、5分遅延のオプション、又は図6A及び図6Bを参照しながら下記で説明される他の乗車サービス・パラメータと関連付けられたオプションといった、様々な乗車サービス・パラメータに対応する複数の相乗りサービス・オプションがさらに提供されてよい。ユーザ・インターフェースを通じて、各オプションと関連付けられた乗車料金がさらに提示されてよい。相乗り管理サーバは、ユーザ入力によって示されるようなサービス・オプションを受け取り、車両を適宜割り当てることができる。
図6A及び図6Bは、例えば図1に示されるようなユーザ・デバイス120Aといったユーザ・デバイス上に表示される設定GUIの実例の図である。設定は、乗車サービス・パラメータに関する設定を含むことができ、この設定に基づいて相乗り管理サーバ150は、乗車リクエストに対応できるように車両を割り当てることができる。図6Aに示されるように、設定GUIの1つの実例は、タイトル・セクション610、歩行距離セクション620〜640、及び適用セクション650を含むことができる。
タイトル・セクション610は、ページ・タイトル、インターネット接続、時刻、及びバッテリ電力を示すアイコンを含むことができる。タイトル610は、選択すると、以前のページの表示を行わせることができるリターン・アイコン、及び選択すると、設定のキャンセルを行わせることができ、また現在のページから出ることもできる、キャンセル・アイコンをさらに含むことができる。
歩行距離セクション620〜640は、乗車に伴う歩行距離に関する設定オプションをさらに含むことができる。例えば、歩行距離セクション620は、乗車リクエストに含まれる乗車の出発点からの歩行距離、及び迎車地点に関するオプションを示すことができる。セクション620は、様々な歩行距離の値を示すオプションの一覧をさらに含むことができる。歩行距離は、例えば、メートル、ブロック、マイル、キロメートル、フィートなどといった様々な単位で計測されてよく、これらの選択は本明細書における開示の実施例によって限定されない。いくつかの実施例において、距離は、例えば出発点から迎車地点まで10分又は5分といった、平均歩行速度に基づく平均歩行時間によってさらに表されてよい。同様に歩行距離セクション630は、降車地点から乗車リクエストに含まれる所望の目的地までの歩行距離に関するオプションを示すことができる。セクション640は、出発点から迎車地点までの歩行距離、及び降車地点から所望の目的地までの距離の合計に関するオプションを示すことができる。
適用セクション650は、選択すると、他の乗車サービス・パラメータに関する設定オプションの表示を行わせることができるさらなるオプション・アイコン651、現在の設定を一度適用するオプション、及びすべての乗車リクエストに現在の設定を適用するオプションをさらに含むことができる適用アイコン652、並びに選択すると、現在の設定をクリアし、ユーザがリセットできるようにすることができるクリア・ボタン653をさらに含むことができる。
図6Bに示されるように、他の乗車サービス・パラメータは、相乗り客数セクション670、有料道路セクション680、及び最大遅延/遠回りセクション690をさらに含むことができる。図6Bに示されるようなGUIは、図6Aに示されるような、さらなるオプション・ボタン650の選択時に表示されてよい。いくつかの実施例において、図6Bに示されるような設定オプション及び他の設定オプションが同じGUI上に示されてよく、様々な様式で配置されてよく、これらは本明細書における開示の実施例によって限定されない。
相乗り客数セクション670は、ユーザの乗車の一部に対してユーザと同じ車両を共有することになる追加乗客数に関する設定オプションをさらに含むことができる。有料道路セクション680は、乗車中にユーザが有料道路の利用を許可するかどうかを示すオプション・ボタンをさらに含むことができる。いくつかの実施例において、1人の相乗り客が有料道路の利用を許可する一方、別の相乗り客が許可しない場合、有料道路の利用を許可しないユーザには請求しないで、車両は乗車の許可部分に対して有料道路を利用することができる。最大遅延セクション690は、降車地点への許される到着遅延の時間を示すオプション・ボタンをさらに含むことができる。
いくつかの実施例において、ユーザ・デバイス120Aは、乗車サービス・パラメータの1つ又は複数に関するデフォルト設定を保存することができる。デフォルト設定は、ユーザの以前の乗車に対して設定されたパラメータ、又は相乗り管理サーバ150によって判断された設定であってよい。例えば、ユーザが、パラメータのいくつかだが、すべてではないものを入力又は選択する場合、相乗り管理サーバ150は、乗車リクエストを処理するときに他のパラメータに関する競合しないデフォルト設定を参照することができる。
図7は、本開示のいくつかの実施例による、例えば図1に示されるようなユーザ・デバイス120Aといったユーザ・デバイス上に、確認を受け取るときに表示されるGUIの実例の図である。図7に示されるように、GUIの実例は、タイトル・セクション710、地点セクション720、料金セクション730、車両情報セクション740、ドライバ情報セクション750、及び地図セクション760を含むことができる。
タイトル・セクション710は、インターネット接続、時刻、及びバッテリ電力などを示すアイコンをさらに含むことができる。タイトル・セクション710は、選択すると、以前のページの表示を行わせることができるリターン・ボタン、及び選択すると、乗車をキャンセルすることができ、またユーザが、キャンセルの理由などのさらなる情報を提供できる乗車キャンセル・ページ、又は乗車リクエストをリセットするオプションの表示を行わせることもできる乗車キャンセル・ボタンをさらに含むことができる。
地点セクション720は、現在の乗車に対する迎車地点及び降車地点に関する情報をさらに含むことができる。地点情報は様々なフォーマットで示されてよい。例えば、地点情報は、「20番街とH通りの角から半ブロック」又は「E通り劇場から300メートル東、ドライ・クリーニング店の隣」などの、出発点と割り当てられた迎車地点との間の全体的な距離又はルートについての詳細な説明を含むことができる。このようにユーザは、迎車地点にどのようにして到達するかを簡単に認識することができる。いくつかの実施例において、地点情報は、現在地から迎車地点又は降車地点へユーザを導く地図にリンクする歩行アイコンをさらに含むことができる。
料金セクション730は、乗車に対する推定乗車金額を示す推定費用セクションをさらに含むことができる。費用セクションは、選択すると、基本料金、推定通行料金、及び税金等の推定費用に関する詳細の表示を行わせることができる情報アイコンをさらに含むことができる。推定費用に関する詳細は、例えば、降車地点から所望の目的地までの歩行距離500メートルによって節約されることになる金額、又は最大の許可された遅延30分によって節約される金額といった、乗車の乗車サービス・パラメータに対応する節約に関する情報をさらに含むことができる。料金セクション730は、乗車クレジット・セクションをさらに含むことができ、これはユーザ・アカウントと関連付けられた乗車クレジットの金額を示す。乗車クレジットは、現在若しくは将来の乗車に対して支払うためにユーザが使用できる金銭の値の形式、又はユーザが一定の報酬に対して精算できる報酬クレジットの形式であってよい。
車両情報セクション740は、ユーザを迎える割当車両についての情報を含むことができる。車両情報は、車両のライセンス・プレート・ナンバー、車両が果たした乗車回数、及び車両の評価等を含むことができる。
ドライバ情報セクション750は、ドライバの名前、プロフィール写真、連絡先情報、評価等など、ドライバについての情報を含むことができる。ドライバ情報セクション750は、選択すると、ユーザがドライバと通信するためにテキスト・メッセージング、電話、又は他の通信チャネルなどの通信セッションを始めることができるドライバ連絡セクションをさらに含むことができる。いくつかの実施例において、安全制御又は監視などのために、マスクされた電話番号がドライバとユーザの間の通信に対して割り当てられてよい。
地図セクション760は、ユーザ及び車両の現在地、迎車地点及び降車地点、並びに所望の目的地等、乗車に関わる地点を示す地図を含むことができる。地図セクション760は、推定迎車時間を示すアイコンをさらに含むことができる。
図8A及び図8Bはそれぞれ、本開示のいくつかの実施例による、相乗りの乗車料金を計算するための処理の2つの実例810及び820の流れ図である。これらの2つの実例において、第1のユーザ及び第2のユーザによって共有される乗車が実例として用いられる。処理810及び処理820は、例えば、図1に示されるような相乗り管理サーバ150によって実行されてよく、あるいは、例えば、ユーザ・デバイス120A及び120Bといったコンピューティング・デバイスによって実行されてもよい。
ステップ812において、相乗り管理サーバ150は車両地点情報を受け取ることができ、例えば、車両の地点は、第1のユーザ・デバイス120A、第2のユーザ・デバイス120B、又は例えばドライバ・デバイス120Dといった、車両と関連付けられたデバイスから送信されてよい。いくつかの実施例において、車両は、タクシーの全車両の中の1台のタクシーを含むことができる。車両地点情報は、第1のユーザ及び第2のユーザの迎車地点及び降車地点、並びに乗車中の車両の地点情報を含むことができる。
ステップ814において、相乗り管理サーバ150は、第1のユーザ及び第2のユーザが両方、車内にいるときの重複を計算することができる。例えば重複は、第2のユーザの迎車地点と、最初に降ろされることになるユーザの降車地点との間の乗車の部分と一致してよい。
ステップ816において、相乗り管理サーバ150は、第1のユーザと第2のユーザの間の料金の分割を重複に基づいて計算することができる。乗車の共有部分に対して、対応する料金は、第1のユーザ及び第2のユーザによって共有されてよく、各ユーザが割引を享受する。割引は、第1のユーザ及び第2のユーザに対して同じ又は異なってよく、これは、各ユーザの乗車に伴う歩行、各ユーザの全乗車距離、各ユーザによって利用された乗車の総数、及び各ユーザによって設定された他の乗車サービス・パラメータなどの要因に依存する可能性がある。いくつかの実施例において、乗車の一部を共有する3人以上のユーザがいる場合、各ユーザに対する料金の金額は同様にさらに減額されてよい。
いくつかの実施例において、乗車の単独部分に対して、ユーザは、単独部分の全乗車距離、関連する通行料金、乗車中の往来の待ち時間、関連する歩行、及びユーザによって利用された以前の乗車回数等を考慮して、全体又は割引された金額を課金されることがある。相乗り管理サーバ150は次に、各ユーザに対する全料金の金額を計算することができる。
ステップ818において、相乗り管理サーバ150は、第1のユーザ及び第2のユーザに、計算された料金の分割を提示することができる。例えば、相乗り管理サーバ150は、共有部分に関する料金情報及び分割の詳細、各ユーザの単独部分に関する料金情報、各ユーザに対する関連する他の請求、並びに各ユーザに対する全体の料金の金額をユーザ・デバイス120A及び120Bにそれぞれ送ることができる。
図8Bは、第2のユーザと乗車の一部を共有する第1のユーザの乗車料金を計算する処理の別の実例である。
ステップ822において、相乗り管理サーバ150は、車両地点情報を受け取ることができ、例えば、車両の地点は、第1のユーザ・デバイス120A、第2のユーザ・デバイス120B、例えばドライバ・デバイス120Dといった、車両と関連付けられたデバイスから送信されてよい。車両地点情報は、第1のユーザ及び第2のユーザの迎車地点及び降車地点、並びに乗車中の車両の地点情報を含むことができる。いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、車両の地点を絶えず監視することができ、乗車が進む間に料金請求をリアル・タイムに更新することができる。
ステップ824において、相乗り管理サーバ150は、第2のユーザを迎える前の第1の乗車の第1の部分に対応する第1の料金の金額を計算することができる。例えば、第1のユーザは、第2のユーザを迎える前に車内にいる唯一のユーザであってよく、第1の料金の金額は、ガソリン料金、及び有料道路の利用が許可される場合の通行料金を含むことができる。いくつかの実施例において、相乗り管理サーバは、車両が走行する間に料金請求をリアル・タイムに更新し、ユーザのデバイス(例えばユーザ・デバイス120A)に料金情報を送信することができる。ユーザは、料金の増加をリアル・タイムに監視することができる。例えば、ユーザ・デバイス上にインストールされた相乗りサービス・アプリケーションは、個人用メーター機能を含むことができ、この機能を通じて最新の乗車料金情報が表示されてよい。乗車料金情報は、特定のユーザに対する関連料金の請求を含むことができ、これは、乗車に適用される割引、追加料金、チップ、及び乗車を予約することに伴う他の手数料に基づいて計算される。いくつかの実施例において、乗車料金情報は、1分ごと、又は数秒ごとなどの、事前設定された間隔に従って定期的にさらに更新されてよい。
ステップ826において、相乗り管理サーバ150は、第2のユーザを迎えた後の第1の乗車の第2の部分に対応する第2の料金の金額を計算することができる。例えば、第2のユーザが迎えられた後の乗車の共有部分に対して、第1のユーザ及び第2のユーザに対する割引がそれぞれ適用されてよい。相乗り管理サーバは、共有部分の走行距離に対応する金額、及び第1のユーザに適用される割引を計算することができる。
ステップ828において、相乗り管理サーバ150は、ユーザ・デバイスに、計算された料金の金額を送信することができ、この金額はユーザ・デバイス120Aのディスプレイ上に提示されてよい。いくつかの実施例において、第1のユーザがユーザ・デバイスを使用していない場合、例えば第1のユーザが通りでの呼止めによって乗車をリクエストした可能性がある場合、料金の金額は、車両と関連付けられたディスプレイ・デバイス上に表示されてよい。
図9A及び図9Bは、本開示のいくつかの実施例による、乗車料金情報を示すユーザ・デバイス上に表示されるGUIの実例の図である。GUIの実例は、ユーザが降ろされる前後に、例えばユーザ・デバイス120Aのディスプレイ上に表示されてよい。いくつかの実施例において、GUIの実例は、車両と関連付けられたデバイス上にさらに表示されてよい。
図9Aに示されるように、GUIの1つの実例は、料金セクション910、通行料金セクション920、追加料金セクション930、チップ・セクション940、全体料金セクション950、及び支払セクション960をさらに含むことができる。
料金セクション910は、乗車の単独部分の料金請求に関する詳細を示すサブセクション911、乗車912の共有部分に関する詳細を示すサブセクション912、及び共有部分又はユーザによって設定された他の乗車サービス・パラメータによって節約された金額に関する詳細を示すサブセクション913をさらに含むことができる。サブセクション911、912、及び913は、各請求に対する情報アイコンをさらに含むことができ、このアイコンを通じて、それぞれの個別請求の計算の詳細がユーザに表示されてよい。例えば、共有部分に対応する情報アイコンを選択すると、共有部分の距離、共有部分の開始地点及び終了地点、共有部分の中の関連する通行料金、並びに共有部分に適用される割引の表示を行わせることができる。
通行料金セクション920は、乗車の全体部分又は単独部分に伴う通行料金の金額の情報を含むことができる。追加料金セクション930は、税金などの追加料金の情報を含むことができる。チップ・セクション940は、ユーザによって入力されたチップ情報を含むことができ、ユーザがチップ額を調節できる編集ボタンをさらに含むことができる。全体料金セクション950は、乗車に対して請求される全体金額の情報を含むことができる。
支払セクション960は、様々な形の支払いに対するアイコンを含むことができる。例えば支払セクション960は、ユーザが自分の乗車に対して現金で支払うことをユーザが選択して示すことができる現金支払ボタン961、ユーザがユーザ・アカウントと関連付けられた乗車クレジットを使用して自分の乗車に対して支払うことができるクレジット・ボタン962、デビット・カード又はクレジット・カードによる支払いを処理するページにリンクさせることができるカード支払ボタン963をさらに含むことができる。
いくつかの実施例において、関連付けられたユーザに対する個人用メーターを通じてユーザのデバイス(例えばユーザ・デバイス120A)上にリアル・タイム請求情報が表示されてよい。図9Bを参照しながら、1つの実例を本明細書で説明する。図9Bに示されるように、GUIの1つの実例は、共有セクション970、個人用メーター980、及び乗車クレジット・セクション990を含むことができる。
共有セクション970は、様々な通信アプリケーションにリンクするアイコンを含むことができ、このアイコンを通じて、ユーザは自分の乗車又は相乗りサービスについての情報を共有することができる。例えば、このようなアイコンは、テキスト・メッセージ、eメール、並びにTwitter及びFacebookなどのソーシャル・メディア・プラットフォームを含むことができる。いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、相乗りサービスについての情報を共有するために乗車クレジット又は割引をユーザに与えることができる。
個人用メーター980は、リアル・タイム料金請求情報についての情報を含むことができる。例えば、相乗り管理サーバ150は、車両の地点及びサービス状況を絶えず監視し、例えば図8A及び図8Bを参照しながら上述された処理を実行することによって料金請求を計算することができる。更新された料金請求情報は次に、ユーザ・デバイス120Aに送信されてよく、個人用メーター980上に表示されてよい。個人用メーター980は、料金請求の更新を表示するためにユーザがページをリフレッシュできるようにすることが可能なリフレッシュ・アイコン、及び料金請求に関する詳細情報にユーザがアクセスできるようにすることが可能な情報アイコンをさらに含むことができる。
乗車クレジット・セクション990は、ユーザ・アカウントと関連付けられた乗車クレジットの金額を示す情報を含むことができる。ユーザが乗車クレジットを利用して現在の乗車に対して支払う場合、乗車クレジット・セクション990は、リアル・タイム乗車クレジット情報をさらに含むことができ、リアル・タイム料金請求はここから控除される。図9Bに示されたGUIの実例は、あなたのドライバにチップを渡すアイコンをさらに含むことができ、このアイコンを通じてユーザは、乗車中いつでもチップ額を調節することができる。
図10は、本開示のいくつかの実施例による、例えば図1に示されるようなドライバ・デバイス120Dといったドライバ・デバイス上に表示されるGUIの実例の図である。図10に示されるように、GUIの実例は、方向セクション1010、次の立寄り先セクション1020、通知メッセージ・セクション1030、割当情報セクション1040、地図セクション1050、及び料金請求情報セクション1060を含むことができる。
方向セクション1010は、次の迎車地点又は降車地点にドライバを誘導する方向情報を含むことができる。次の立寄り先セクション1020は、次の立寄り先の住所情報を含むことができる。通知メッセージ・セクション1030は、選択すると、対応するメッセージをユーザ・デバイスに送信させることができる、1つ又は複数の事前フォーマットされた通知メッセージを含むことができる。例えば、通知メッセージ・セクション1030は、車両が迎車地点に到着したこと示すメッセージ「私はここにいます」を含むことができる。特定の地点に到着した後、ドライバはメッセージと関連付けられたアイコンをクリックすることができ、これによって、対応する通知がユーザに送られるようにする。このようにドライバは、アイコンをクリックすることによって、メッセージを用意する必要も、ユーザに電話する必要もなく、車両の到着をユーザに簡単に通知することができる。
割当情報セクション1040は、現在の乗車サービスの割当ての詳細情報を含むことができ、この情報は、乗車サービスの割当ての現在の状況、並びに乗車に関連した迎車地点及び降車地点を含むことができる。地図セクション1050は、車両の現在地及び乗車のルートをリアル・タイムに表示することができる。例えば地点情報は、ユーザ・デバイス上にインストールされた位置サービス・アプリケーション、車両と関連付けられたデバイス、又は相乗り管理サーバにおける位置追跡構成要素によって提供されてよい。いくつかの実施例において、相乗り管理サーバ150は、車両に追加の乗車リクエストを割り当てることができ、詳細情報は次に、ドライバ・デバイス120Dに送信され、対応するセクションに表示されてよい。料金請求情報セクション1060は、料金、通行料金、追加料金、及び乗車料金の全体金額などの料金請求の詳細を含むことができる。
いくつかの実施例において、車両に乗車リクエストを割り当てる前に、相乗り管理サーバ150は、ドライバに検証情報を提供するよう、さらに求めることができる。例えば、図1に示されるような相乗り管理システム100などの車両サービス管理システムと関連付けられたドライバについて、システムは、連絡先情報、プロフィール写真、eメール、音声データ、顔特徴データ、ログイン情報、及びドライバに割り当てられた車両と関連付けられた情報などの対応するプロフィール情報と共に、あらゆるドライバがドライバ・アカウントを登録することを求めることができる。ドライバ・プロフィールは、例えば図1に示されるようなデータベース170といったデータベースに保存されてよい。車両に乗車リクエストを割り当てる前に、相乗り管理サーバ150は、例えばドライバ130Dと関連付けられたユーザ・デバイス120Dといった、関連付けられたドライバ・デバイスからのドライバのログイン入力を受け取ることができる。相乗り管理サーバ150は次に、ログイン入力が、対応するドライバ・プロフィールにマッチするかどうかを検証するために、ドライバ・プロフィール・データベースにアクセスすることができる。さらに検証は、例えば、顔認識、音声認識、指紋認識、パスワード入力、及び検証コード入力等といった様々な手法で実行されてよく、これらは、本明細書における開示の実施例によって限定されない。
図11は、本開示のいくつかの実施例による、相乗りの仕組みを示すタイムラインの3つの実例の図である。タイムラインの実例1110、1120、及び1130に示すように、第1のユーザからの第1の乗車リクエスト及び第2のユーザからの第2の乗車リクエストを引き受ける特定の割当車両に関して、第2のユーザに対する迎車及び降車の順序は変わってよい。例えば、相乗り管理サーバ150は、複数の乗車リクエストを受け取り、複数のリクエストを引き受ける特定の割当車両のための最適な経路及び迎車/降車の順序を設計し、車両が乗車リクエストの一部又はすべてを完了するにつれて、追加の迎車を割り当てることができる。
例えば、タイムラインの実例1110に示すように、車両は、第1のユーザを迎えた後に第2の乗車リクエストを受け取り、第2のユーザを降ろす前に第1のユーザを降ろすことができる。対応する相乗り部分は、第2のユーザの迎車と第1のユーザの降車の間にある乗車部分であってよい。タイムラインの実例1120に示すように、車両は、第1のユーザを迎えた後に第2の乗車リクエストを受け取り、第1のユーザを降ろす前に第2のユーザを降ろすことができる。対応する相乗り部分は、第2のユーザの迎車と第2のユーザの降車の間にある乗車部分であってよい。
別の実例として、タイムラインの実例1130に示すように、車両は、第1の乗車リクエスト及び第2の乗車リクエストを、いずれの迎車の前に受け取ることができる。車両は次に、第1のユーザを迎える前に第2のユーザを迎え、第1のユーザを降ろす前に第2のユーザを降ろすことができる。対応する相乗り部分は、第1のユーザの迎車と第2のユーザの降車の間にある乗車部分であってよい。迎車と降車の順序に応じて、相乗り管理サーバは次に、対応する相乗り部分を判断し、例えば、共有部分、各ユーザの単独部分、及び/又は各ユーザによって設定された乗車サービス・パラメータなどの他の要因に基づいて、各ユーザに対する乗車料金を計算することができる。
前述の説明は例証のために提示された。これは網羅的なものではなく、開示された正確な形式又は実施例に限定されない。修正及び適合は、本明細書の検討及び開示の実施例の実践から当業者には明らかであろう。さらに、開示の実施例の態様はメモリに格納されるものとして説明されるが、例えば、ハードディスク若しくはCD ROM、又は他の形式のRAM若しくはROM、USB媒体、DVD、Blu−ray(登録商標)、Ultra HD Blu−ray、又は他の光学ドライブ媒体といった2次ストレージ・デバイスなどの他のタイプのコンピュータ可読媒体に、これらの態様が格納されてもよいということを当業者は理解するであろう。
書かれた説明及び開示の方法に基づくコンピュータ・プログラムは、熟練開発者の技能の範囲内である。様々なプログラム又はプログラム・モジュールは、当業者に知られた技法のいずれかを使用して作り出されることが可能であり、また既存のソフトウェアに関連して設計されることも可能である。例えば、プログラム・セクション又はプログラム・モジュールは、.Net Framework、.Net Compact Framework(及びVisual Basic、C、等の関連言語)、Java(登録商標)、C++、Objective−C、HTML、HTML/AJAXの組合せ、XML、又はJava(登録商標)アプレットを含んだHTMLの中で、又はこれらによって設計されてよい。
さらに、例証的な実施例が本明細書で説明されたが、同等の要素、修正、除外、(例えば様々な実施例にわたる態様の)組合せ、適合、及び/又は代替を有する任意及びすべての実施例の範囲は、本開示に基づいて当業者によって理解されるであろう。特許請求の範囲における限定は、特許請求の範囲において用いられる言葉に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書の中で又は本出願の審査中に説明される実例に限定されない。実例は、非排他的なものとして解釈されるべきである。さらに、開示の方法のステップは、ステップを再配列すること、及び/又はステップを挿入若しくは削除することによって含む、任意の手法で修正されてよい。したがって、本明細書及び実例は例証的なものとしてのみ考慮され、真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲及びこれらの均等物の全体範囲によって示されることが意図される。