JP2019524150A5 - - Google Patents

Claims (25)

1. 左側および右側ＺＦＮを含むジンクフィンガーヌクレアーゼ（ＺＦＮ）であって、前記左側ＺＦＮは、配列番号２９に示されるアミノ酸配列を含み、前記右側ＺＦＮは、配列番号３１に示されるアミノ酸配列を含む、上記ジンクフィンガーヌクレアーゼ。
2. 請求項１に記載のジンクフィンガーヌクレアーゼを１つ以上コードするポリヌクレオチド。
3. 前記ポリヌクレオチドがｍＲＮＡである、請求項２に記載のポリヌクレオチド。
4. 配列番号２８または配列番号３０を含む、請求項３に記載のポリヌクレオチド。
5. 請求項１に記載のジンクフィンガーヌクレアーゼまたは請求項２〜４のいずれかに記載のポリヌクレオチドを含む細胞。
6. 前記細胞が幹細胞または前駆体細胞である、請求項５に記載の細胞。
7. 前記細胞がヒト細胞である、請求項６に記載の細胞。
8. 前記細胞のゲノムが前記ジンクフィンガーヌクレアーゼによって改変されている、請求項５〜７のいずれかに記載の細胞。
9. 前記ゲノム改変が、挿入、欠失、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項８に記載の細胞。
10. 前記ゲノム改変がＢＣＬ１１Ａエンハンサー配列の＋５８領域内に存在する、請求項８または９に記載の細胞。
11. 請求項５〜１０のいずれかに記載の細胞から産生された細胞または細胞株。
12. 請求項５〜１１のいずれかに記載の細胞または細胞株の子孫である、部分的または完全に分化した細胞。
13. 前記細胞が、前記ゲノム改変を有しない細胞と比較して増大したガンマグロビン及び／またはベータグロビンの発現を呈する、請求項５〜１２のいずれかに記載の細胞。
14. 請求項１に記載のジンクフィンガーヌクレアーゼ、請求項２〜４のいずれかに記載のポリヌクレオチド、または請求項５〜１３のいずれかに記載の細胞を含む、医薬組成物。
15. 細胞の内在性ＢＣＬ１１Ａエンハンサー配列を改変する方法であって、前記内在性ＢＣＬ１１Ａエンハンサー配列が改変されるように、請求項１に記載のジンクフィンガーヌクレアーゼまたは請求項２〜４のいずれかに記載のポリヌクレオチドを前記細胞に投与することを含む、前記方法。
16. 外来性配列が前記内在性ＢＣＬ１１Ａエンハンサー配列に挿入されるように、前記外来性配列を前記細胞に導入することをさらに含む、請求項１５に記載の方法。
17. 前記改変が欠失を含む、請求項１５に記載の方法。
18. 対象のグロビン産生を増大させる方法であって、
    請求項５〜１３のいずれかに記載の細胞を前記対象に投与することを含む、
    前記方法。
19. 前記対象がヒトであり、前記細胞がヒト幹細胞またはヒト前駆体細胞である、請求項１８に記載の方法。
20. 前記細胞が前記患者に注入され、前記細胞が前記対象において生着し、分化し、成熟する、請求項１９に記載の方法。
21. 前記対象が異常ヘモグロビン症を有する、請求項１８〜２０のいずれかに記載の方法。
22. 前記異常ヘモグロビン症がベータサラセミアまたは鎌状赤血球症である、請求項２１に記載の方法。
23. 内在性ＢＣＬ１１Ａエンハンサー配列内にゲノム改変を含む遺伝子改変細胞を産生する方法であって、
    ａ）請求項２〜４のいずれかに記載のポリヌクレオチドに細胞を接触させるステップと、
    ｂ）前記ポリヌクレオチドからの融合タンパク質の発現を促す条件に前記細胞を供するステップと、
    ｃ）前記遺伝子改変細胞を産生するのに十分に発現した前記融合タンパク質で前記内在性ＢＣＬ１１Ａエンハンサー配列を改変するステップと
    を含む、前記方法。
24. 少なくとも１つのサイトカインで前記細胞を刺激することをさらに含む、請求項２３に記載の方法。
25. 請求項１に記載のジンクフィンガーヌクレアーゼ、請求項２〜４のいずれかに記載のポリヌクレオチド、及び／または請求項５〜１３のいずれかに記載の細胞を含む、キット。