JP2019521139A5 - - Google Patents

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JP2019521139A5
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本発明の他の特徴、目的、及び利点は、以下の詳細な説明において明らかである。しかしながら、詳細な説明は、本発明の実施形態及び態様を示してはいるが、単に例示としてのみ与えられており、限定するものではではないことを理解されたい。この詳細な説明から、本発明の範囲内の様々な変更及び修正が当業者には明らかなものとなるであろう。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
1つ以上の標的ゲノム領域の編集方法であって:
1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に、ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
Xが、N、CR A5 であり;
A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を投与することを含み;そして
前記1つ以上の標的ゲノム領域を編集する、前記編集方法。
(項目2)
1つ以上の標的ゲノム領域におけるDNA切断の相同組換え修復(HDR)経路を介した修復方法であって:
1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に、ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
Xが、N、CR A5 であり;
A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を投与することを含み;そして
前記ゲノム編集系が、前記標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用してDNA切断をもたらし、前記DNA切断を少なくとも部分的にHDR経路を介して修復する、前記修復方法。
(項目3)
1つ以上の標的ゲノム領域におけるDNA切断の非相同末端結合(NHEJ)経路を介した修復の阻害または抑制方法であって:
1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に、ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
Xが、N、CR A5 であり;
A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を投与することを含み;そして
前記ゲノム編集系が、前記1つ以上の標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用してDNA切断を生じ、前記DNA切断のNHEJ経路を介した修復を阻害または抑制する、前記阻害または抑制方法。
(項目4)
1つ以上の遺伝子またはタンパク質の発現の改変方法であって:
1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に、ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
Xが、N、CR A5 であり;
A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を投与することを含み;
前記ゲノム編集系が、標的遺伝子(複数可)の前記1つ以上の標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用し、前記1つ以上の標的ゲノム領域の編集をもたらし、前記編集が、前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を改変する、前記改変方法。
(項目5)
前記DNA切断が、DNA二本鎖切断(DSB)を含む、項目2〜4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記化合物が、式(I)または式(I’)の構造を有する化合物と、アジピン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、または安息香酸から選択される共結晶形成剤とを含む共結晶である、項目1〜5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記化合物が、構造式(II)、構造式(II’)、構造式(II’’)、または構造式(II’’’)、

によって表されるか、
またはその薬学的に許容される塩もしくはそれらの共結晶であり、
式中、R 及びR のそれぞれが、水素または重水素である、項目1〜5のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記化合物が、式(II)または式(II’)の構造を有する化合物;及びアジピン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸または安息香酸から選択される共結晶形成剤を含む共結晶である、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記1つ以上の細胞における前記標的ゲノム領域の編集効率が、他の点では同一であるが前記化合物の非存在下での細胞における効率に比べて高い、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記1つ以上の細胞における前記標的ゲノム領域での前記DNA切断のHDR経路を介した前記修復の効率を、他の点では同一であるが前記化合物の非存在下での細胞における効率に比べて増加させる、項目2に記載の方法。
(項目11)
前記1つ以上の細胞における前記標的ゲノム領域での前記DNA切断のNHEJ経路を介した前記修復の阻害または抑制の効率を、他の点では同一であるが前記化合物の非存在下での細胞に比べて増加させる、項目3に記載の方法。
(項目12)
前記効率を、他の点では同一であるが前記化合物の非存在下での細胞における効率に比べて、少なくとも2倍、3倍、4倍、5倍、10倍、15倍、20倍、25倍、30倍、40倍、50倍、または100倍増加させる、項目9〜11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
前記効率を、標的ポリヌクレオチド組込みの頻度によって測定する、項目9〜12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
前記効率を、標的突然変異誘発の頻度によって測定する、項目9〜12のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
前記標的突然変異誘発が、点突然変異、欠失、及び/または挿入を含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を、前記投与前の前記1つ以上の細胞におけるベースライン発現レベルに比べて増加させる、項目4に記載の方法。
(項目17)
前記発現を、前記投与前の前記1つ以上の細胞におけるベースライン発現レベルに比べて、少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、1倍、1.5倍、2倍、2.5倍、3倍、3.5倍、4倍、4.5倍、5倍、または10倍増加させる、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を、前記投与前の前記1つ以上の細胞におけるベースライン発現レベルに比べて減少させる、項目4に記載の方法。
(項目19)
前記遺伝子発現を、前記投与前の前記1つ以上の細胞におけるベースライン発現レベルに比べて、少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%減少させる、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を、前記1つ以上の細胞において実質的に排除する、項目4に記載の方法。
(項目21)
前記細胞を、S細胞周期またはG2細胞周期の段階で同期させる、項目1〜20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記化合物を投与または接触させる前記1つ以上の細胞の生存期間を、前記化合物を投与または接触させなかった1つ以上の細胞に比べて延長させる、項目1〜21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記ゲノム編集系及び前記化合物を、前記1つ以上の細胞に同時に投与する、項目1〜22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記ゲノム編集系及び前記化合物を、前記1つ以上の細胞に順次投与する、項目1〜22のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記ゲノム編集系を、前記化合物に先行して前記1つ以上の細胞に投与する、項目24に記載の方法。
(項目26)
前記化合物を、前記ゲノム編集系に先行して前記1つ以上の細胞に投与する、項目24に記載の方法。
(項目27)
前記1つ以上の細胞が培養細胞である、項目1〜26のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記1つ以上の細胞が、生物内のin vivo細胞である、項目1〜26のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記1つ以上の細胞が、生物由来のex vivo細胞である、項目1〜26のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記生物が哺乳類である、項目27または28に記載の方法。
(項目31)
前記生物がヒトである、項目27または28に記載の方法。
(項目32)
前記ゲノム編集系及び前記化合物を、同じ経路を介して投与する、項目1〜31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記ゲノム編集系及び前記化合物を、異なる経路を介して投与する、項目1〜31のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記ゲノム編集系を静脈内投与し、前記化合物を経口投与する、項目33に記載の方法。
(項目35)
前記ゲノム編集系が、メガヌクレアーゼベースの系、ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)ベースの系、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)系、CRISPRベースの系、またはNgAgoベースの系から選択される、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目36)
前記ゲノム編集系が、CRISPRベースの系である、項目35に記載の方法。
(項目37)
前記CRISPRベースの系が、CRISPR−Cas系またはCRISPR−Cpf系である、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記CRISPRベースの系が、CRISPR−Cas系であり、前記CRISPR−Cas系が:(a)以下を含む少なくとも1つのガイドRNAエレメントを含み:(i)前記1つ以上の標的ゲノム領域のヌクレオチド配列に実質的に相補的なヌクレオチド配列を含むターゲッターRNA、または前記ターゲッターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を含む核酸;(ii)及び前記ターゲッターRNAとハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を含むアクチベーターRNA、または前記アクチベーターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を含む核酸;ならびに(b)Casタンパク質を含むCasタンパク質エレメント、または前記Casタンパク質をコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸を含む、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記ターゲッターRNA及びアクチベーターRNAを、単一分子として融合させる、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記Casタンパク質がII型Cas9タンパク質である、項目38に記載の方法。
(項目41)
前記Cas9タンパク質が、SaCas9、SpCas9、SpCas9n、Cas9−HF、Cas9−H840A、FokI−dCas9、もしくはD10Aニッカーゼ、またはそれらの任意の組み合わせである、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記CRISPRベースの系が、CRISPR−Cpf系であり、前記CRISPR−Cpf系が:(a)少なくとも1つのガイドRNAエレメント、または前記ガイドRNAエレメントをコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸を含み、前記ガイドRNAが、前記1つ以上の標的ゲノム領域のヌクレオチド配列に実質的に相補的なヌクレオチド配列を有するターゲッターRNAを含み;及び(b)Cpfタンパク質を含むCpfタンパク質エレメント、または前記Cpfタンパク質をコードするヌクレオチド配列を有する核酸を含む、項目40に記載の方法。
(項目43)
前記ゲノム編集系を、1つ以上のベクターによって送達する、項目1〜42のいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
前記1つ以上のベクターが、ウイルスベクター、プラスミド、またはssDNAから選択される、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記ウイルスベクターが、レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクター、アデノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター及び単純ヘルペスウイルスベクターからなる群から選択される、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記ゲノム編集系を、合成RNAによって送達する、項目1〜45のいずれか一項に記載の方法。
(項目47)
前記ゲノム編集系を、ナノ製剤によって送達する、項目1〜45のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記化合物が:

、またはその薬学的に許容される塩である、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目49)
前記化合物が:(a)化合物1または化合物2;及び(b)アジピン酸を含む共結晶である、先行項目のいずれか一項に記載の方法:


(項目50)
前記化合物が、(a)化合物(1);及び(b)アジピン酸を含む共結晶であり:

、アジピン酸と化合物(1)とのモル比が約2:1である、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目51)
前記化合物が、(a)化合物(2);及び(b)アジピン酸を含む共結晶であり:

、アジピン酸と化合物(2)とのモル比が約2:1である、先行項目のいずれか一項に記載の方法。
(項目52)
1つ以上の標的ゲノム領域を編集するためのキットまたは組成物であって:
ゲノム編集系;及び
構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
Xが、N、CR A5 であり;
A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を含む、前記キットまたは組成物。
(項目53)
前記化合物が、構造式(II)、構造式(II’)、構造式(II’’)、または構造式(II’’’):

で表されるか、
またはその薬学的に許容される塩またはその共結晶であり、
式中、R 及びR のそれぞれが、水素または重水素である、項目52に記載のキットまたは組成物。
(項目54)
前記ゲノム編集系が、メガヌクレアーゼベースの系、ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)ベースの系、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)系、CRISPRベースの系、またはNgAgoベースの系である、項目52または53に記載のキットまたは組成物。
(項目55)
前記ゲノム編集系が、CRISPRベースの系である、項目54に記載のキットまたは組成物。
(項目56)
前記CRISPRベースの系が、CRISPR−Cas系またはCRISPR−Cpf系である、項目55に記載のキットまたは組成物。
(項目57)
前記CRISPRベースの系がCRISPR−Cas系であり、前記CRISPR−Cas系が:(a)以下を含む少なくとも1つのガイドRNAエレメントを含み:(i)前記1つ以上の標的ゲノム領域のヌクレオチド配列に実質的に相補的なヌクレオチド配列を有するターゲッターRNA、または前記ターゲッターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸;(ii)及び前記ターゲッターRNAとハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を有するアクチベーターRNA、または前記アクチベーターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を含む核酸;ならびに(b)Casタンパク質を含むCasタンパク質エレメント、または前記Casタンパク質をコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸を含む、項目56に記載のキットまたは組成物。
(項目58)
前記Casタンパク質がII型Cas9タンパク質である、項目57に記載のキットまたは組成物。
(項目59)
前記Cas9タンパク質が、SaCas9、SpCas9、SpCas9n、Cas9−HF、Cas9−H840A、FokI−dCas9、もしくはD10Aニッカーゼ、またはそれらの任意の組み合わせである、項目57に記載のキットまたは組成物。
(項目60)
前記CRISPRベースの系がCRISPR−Cpf系であり、前記CRISPR−Cpf系が:(a)前記1つ以上の標的ゲノム領域のヌクレオチド配列に実質的に相補的なヌクレオチド配列を有するターゲッターRNA、または前記ターゲッターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸;及び(b)Cpfタンパク質を含むCpfタンパク質エレメント、または前記Cpfタンパク質をコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸を含む、項目57に記載のキットまたは組成物。
(項目61)
前記ゲノム編集系を、1つ以上のベクターに含めるか、またはパッケージングする、項目56〜60のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
(項目62)
前記1つ以上のベクターが、ウイルスベクター、プラスミド、またはssDNAから選択される、項目61に記載のキットまたは組成物。
(項目63)
前記ウイルスベクターが、レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクター、アデノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター及び単純ヘルペスウイルスベクターからなる群から選択される、項目62に記載のキットまたは組成物。
(項目64)
前記化合物が:

、またはその薬学的に許容される塩である、項目53〜63のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
(項目65)
前記化合物が、式(I)または式(II)の構造を有する化合物とアジピン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、または安息香酸から選択される共結晶形成剤とを含む共結晶である、項目53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
(項目66)
前記化合物が:(a)化合物1または化合物2;及び(b)アジピン酸を含む共結晶である、項目53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物:


(項目67)
前記化合物が、(a)化合物(1);及び(b)アジピン酸を含む共結晶であり:

、アジピン酸と化合物(1)とのモル比が約2:1である、項目53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
(項目68)
前記化合物が、(a)化合物(2);及び(b)アジピン酸を含む共結晶であり:

、アジピン酸と化合物(2)とのモル比が約2:1である、項目53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
(項目69)
前記化合物が、化合物3、

、またはその薬学的に許容される塩である、項目53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。

Claims (77)

  1. 1つ以上の標的ゲノム領域編集するための組成物であって:
    前記組成物は、構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
    Xが、N、CRA5であり;
    A1が、F、C1−4アルキル、C3−5シクロアルキル、OC1−4アルキル、OC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、NH、NHC1−4アルキル、NHC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、またはC0−4アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;
    各RA4が、独立して、HまたはHであり;
    A5が、水素、F、C1−4アルキル、またはOC1−4アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個のH原子で置換され;
    B3がC(O)NHC1−4アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;各RB4が、独立して、水素、重水素、F、またはC1−4アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を含み;そして
    前記組成物は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に、ゲノム編集系と組み合わせて投与されることを特徴とし、
    前記1つ以上の標的ゲノム領域編集される、組成物
  2. 1つ以上の標的ゲノム領域におけるDNA切断相同組換え修復(HDR)経路を介し修復するための組成物であって:
    前記組成物は、構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
    Xが、N、CRA5であり;
    A1が、F、C1−4アルキル、C3−5シクロアルキル、OC1−4アルキル、OC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、NH、NHC1−4アルキル、NHC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、またはC0−4アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;
    各RA4が、独立して、HまたはHであり;
    A5が、水素、F、C1−4アルキル、またはOC1−4アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個のH原子で置換され;
    B3がC(O)NHC1−4アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;各RB4が、独立して、水素、重水素、F、またはC1−4アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を含み;そして
    前記組成物は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に、ゲノム編集系と組み合わせて投与されることを特徴とし、
    前記ゲノム編集系が、前記標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用してDNA切断をもたらし、前記DNA切断を少なくとも部分的にHDR経路を介して修復される、組成物
  3. 1つ以上の標的ゲノム領域におけるDNA切断の非相同末端結合(NHEJ)経路を介した修復阻害または抑制するための組成物であって:
    前記組成物は、構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
    Xが、N、CRA5であり;
    A1が、F、C1−4アルキル、C3−5シクロアルキル、OC1−4アルキル、OC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、NH、NHC1−4アルキル、NHC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、またはC0−4アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;
    各RA4が、独立して、HまたはHであり;
    A5が、水素、F、C1−4アルキル、またはOC1−4アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個のH原子で置換され;
    B3がC(O)NHC1−4アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;各RB4が、独立して、水素、重水素、F、またはC1−4アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を含み;そして
    前記組成物は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に、ゲノム編集系と組み合わせて投与されることを特徴とし、
    前記ゲノム編集系が、前記1つ以上の標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用してDNA切断を生じ、前記DNA切断のNHEJ経路を介した修復を阻害または抑制する、組成物
  4. 1つ以上の遺伝子またはタンパク質の発現改変するための組成物であって:
    前記組成物は、構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
    Xが、N、CRA5であり;
    A1が、F、C1−4アルキル、C3−5シクロアルキル、OC1−4アルキル、OC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、NH、NHC1−4アルキル、NHC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、またはC0−4アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;
    各RA4が、独立して、HまたはHであり;
    A5が、水素、F、C1−4アルキル、またはOC1−4アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個のH原子で置換され;
    B3がC(O)NHC1−4アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;各RB4が、独立して、水素、重水素、F、またはC1−4アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を含み;
    前記組成物は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に、ゲノム編集系と組み合わせて投与されることを特徴とし、
    前記ゲノム編集系が、標的遺伝子(複数可)の前記1つ以上の標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用し、前記1つ以上の標的ゲノム領域の編集をもたらし、前記編集が、前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を改変する、組成物
  5. 前記DNA切断が、DNA二本鎖切断(DSB)を含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の組成物
  6. 前記化合物が、式(I)または式(I’)の構造を有する化合物と、アジピン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、または安息香酸から選択される共結晶形成剤とを含む共結晶である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物
  7. 前記化合物が、構造式(II)、構造式(II’)、構造式(II’’)、または構造式(II’’’)、

    によって表されるか、
    またはその薬学的に許容される塩もしくはそれらの共結晶であり、
    式中、R及びRのそれぞれが、水素または重水素である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物
  8. 前記化合物が、式(II)または式(II’)の構造を有する化合物;及びアジピン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸または安息香酸から選択される共結晶形成剤を含む共結晶である、請求項7に記載の組成物
  9. 前記1つ以上の細胞における前記標的ゲノム領域の編集効率が、他の点では同一であるが前記化合物の非存在下での細胞における効率に比べて高い、請求項1に記載の組成物
  10. 前記1つ以上の細胞における前記標的ゲノム領域での前記DNA切断のHDR経路を介した前記修復の効率を、他の点では同一であるが前記化合物の非存在下での細胞における効率に比べて増加させる、請求項2に記載の組成物
  11. 前記1つ以上の細胞における前記標的ゲノム領域での前記DNA切断のNHEJ経路を介した前記修復の阻害または抑制の効率を、他の点では同一であるが前記化合物の非存在下での細胞に比べて増加させる、請求項3に記載の組成物
  12. 前記効率を、他の点では同一であるが前記化合物の非存在下での細胞における効率に比べて、少なくとも2倍、3倍、4倍、5倍、10倍、15倍、20倍、25倍、30倍、40倍、50倍、または100倍増加させる、請求項9〜11のいずれか一項に記載の組成物
  13. 前記効率を、標的ポリヌクレオチド組込みの頻度によって測定する、請求項9〜12のいずれか一項に記載の組成物
  14. 前記効率を、標的突然変異誘発の頻度によって測定する、請求項9〜12のいずれか一項に記載の組成物
  15. 前記標的突然変異誘発が、点突然変異、欠失、及び/または挿入を含む、請求項14に記載の組成物
  16. 前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を、前記投与前の前記1つ以上の細胞におけるベースライン発現レベルに比べて増加させる、請求項4に記載の組成物
  17. 前記発現を、前記投与前の前記1つ以上の細胞におけるベースライン発現レベルに比べて、少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、1倍、1.5倍、2倍、2.5倍、3倍、3.5倍、4倍、4.5倍、5倍、または10倍増加させる、請求項16に記載の組成物
  18. 前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を、前記投与前の前記1つ以上の細胞におけるベースライン発現レベルに比べて減少させる、請求項4に記載の組成物
  19. 前記遺伝子発現を、前記投与前の前記1つ以上の細胞におけるベースライン発現レベルに比べて、少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%減少させる、請求項18に記載の組成物
  20. 前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を、前記1つ以上の細胞において実質的に排除する、請求項4に記載の組成物
  21. 前記細胞を、S細胞周期またはG2細胞周期の段階で同期させる、請求項1〜20のいずれか一項に記載の組成物
  22. 前記化合物を投与または接触させる前記1つ以上の細胞の生存期間を、前記化合物を投与または接触させなかった1つ以上の細胞に比べて延長させる、請求項1〜21のいずれか一項に記載の組成物
  23. 前記ゲノム編集系及び前記組成物が、前記1つ以上の細胞に同時に投与されることを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に記載の組成物
  24. 前記ゲノム編集系及び前記組成物が、前記1つ以上の細胞に順次投与されることを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に記載の組成物
  25. 前記ゲノム編集系、前記組成物に先行して前記1つ以上の細胞に投与されることを特徴とする、請求項24に記載の組成物
  26. 前記組成物が、前記ゲノム編集系に先行して前記1つ以上の細胞に投与されることを特徴とする、請求項24に記載の組成物
  27. 前記1つ以上の細胞が培養細胞である、請求項1〜26のいずれか一項に記載の組成物
  28. 前記1つ以上の細胞が、生物内のin vivo細胞である、請求項1〜26のいずれか一項に記載の組成物
  29. 前記1つ以上の細胞が、生物由来のex vivo細胞である、請求項1〜26のいずれか一項に記載の組成物
  30. 前記生物が哺乳類である、請求項27または28に記載の組成物
  31. 前記生物がヒトである、請求項27または28に記載の組成物
  32. 前記ゲノム編集系及び前記組成物が、同じ経路を介して投与されることを特徴とする、請求項1〜31のいずれか一項に記載の組成物
  33. 前記ゲノム編集系及び前記組成物が、異なる経路を介して投与されることを特徴とする、請求項1〜31のいずれか一項に記載の組成物
  34. 前記ゲノム編集系静脈内投与され、前記組成物が経口投与されることを特徴とする、請求項33に記載の組成物
  35. 前記ゲノム編集系が、メガヌクレアーゼベースの系、ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)ベースの系、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)系、CRISPRベースの系、またはNgAgoベースの系から選択される、請求項1〜34のいずれか一項に記載の組成物
  36. 前記ゲノム編集系が、CRISPRベースの系である、請求項35に記載の組成物
  37. 前記CRISPRベースの系が、CRISPR−Cas系またはCRISPR−Cpf系である、請求項36に記載の組成物
  38. 前記CRISPRベースの系が、CRISPR−Cas系であり、前記CRISPR−Cas系が:(a)以下を含む少なくとも1つのガイドRNAエレメントを含み:(i)前記1つ以上の標的ゲノム領域のヌクレオチド配列に実質的に相補的なヌクレオチド配列を含むターゲッターRNA、または前記ターゲッターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を含む核酸;(ii)及び前記ターゲッターRNAとハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を含むアクチベーターRNA、または前記アクチベーターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を含む核酸;ならびに(b)Casタンパク質を含むCasタンパク質エレメント、または前記Casタンパク質をコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸を含む、請求項37に記載の組成物
  39. 前記ターゲッターRNA及びアクチベーターRNAを、単一分子として融合させる、請求項38に記載の組成物
  40. 前記Casタンパク質がII型Cas9タンパク質である、請求項38に記載の組成物
  41. 前記Cas9タンパク質が、SaCas9、SpCas9、SpCas9n、Cas9−HF、Cas9−H840A、FokI−dCas9、もしくはD10Aニッカーゼ、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項40に記載の組成物
  42. 前記CRISPRベースの系が、CRISPR−Cpf系であり、前記CRISPR−Cpf系が:(a)少なくとも1つのガイドRNAエレメント、または前記ガイドRNAエレメントをコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸を含み、前記ガイドRNAが、前記1つ以上の標的ゲノム領域のヌクレオチド配列に実質的に相補的なヌクレオチド配列を有するターゲッターRNAを含み;及び(b)Cpfタンパク質を含むCpfタンパク質エレメント、または前記Cpfタンパク質をコードするヌクレオチド配列を有する核酸を含む、請求項40に記載の組成物
  43. 前記ゲノム編集系、1つ以上のベクターによって送達される、請求項1〜42のいずれか一項に記載の組成物
  44. 前記1つ以上のベクターが、ウイルスベクター、プラスミド、またはssDNAから選択される、請求項43に記載の組成物
  45. 前記ウイルスベクターが、レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクター、アデノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター及び単純ヘルペスウイルスベクターからなる群から選択される、請求項44に記載の組成物
  46. 前記ゲノム編集系、合成RNAによって送達される、請求項1〜45のいずれか一項に記載の組成物
  47. 前記ゲノム編集系、ナノ製剤によって送達される、請求項1〜45のいずれか一項に記載の組成物
  48. 前記化合物が:

    、またはその薬学的に許容される塩である、請求項1〜47のいずれか一項に記載の組成物
  49. 前記化合物が:(a)化合物1または化合物2;及び(b)アジピン酸を含む共結晶である、請求項1〜48のいずれか一項に記載の組成物

  50. 前記化合物が、(a)化合物(1);及び(b)アジピン酸を含む共結晶であり:

    、アジピン酸と化合物(1)とのモル比が約2:1である、請求項1〜49のいずれか一項に記載の組成物
  51. 前記化合物が、(a)化合物(2);及び(b)アジピン酸を含む共結晶であり:

    、アジピン酸と化合物(2)とのモル比が約2:1である、請求項1〜50のいずれか一項に記載の組成物
  52. 1つ以上の標的ゲノム領域を編集するためのキットまたは組成物であって:
    ゲノム編集系;及び
    構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物:

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶であって;式中、
    Xが、N、CRA5であり;
    A1が、F、C1−4アルキル、C3−5シクロアルキル、OC1−4アルキル、OC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、NH、NHC1−4アルキル、NHC1−4アルキル−C3−5シクロアルキル、またはC0−4アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;
    各RA4が、独立して、HまたはHであり;
    A5が、水素、F、C1−4アルキル、またはOC1−4アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個のH原子で置換され;
    B3がC(O)NHC1−4アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個のH原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC1−2アルキルで置換され;各RB4が、独立して、水素、重水素、F、またはC1−4アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を含む、前記キットまたは組成物。
  53. 前記化合物が、構造式(II)、構造式(II’)、構造式(II’’)、または構造式(II’’’):

    で表されるか、
    またはその薬学的に許容される塩またはその共結晶であり、
    式中、R及びRのそれぞれが、水素または重水素である、請求項52に記載のキットまたは組成物。
  54. 前記ゲノム編集系が、メガヌクレアーゼベースの系、ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)ベースの系、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)系、CRISPRベースの系、またはNgAgoベースの系である、請求項52または53に記載のキットまたは組成物。
  55. 前記ゲノム編集系が、CRISPRベースの系である、請求項54に記載のキットまたは組成物。
  56. 前記CRISPRベースの系が、CRISPR−Cas系またはCRISPR−Cpf系である、請求項55に記載のキットまたは組成物。
  57. 前記CRISPRベースの系がCRISPR−Cas系であり、前記CRISPR−Cas系が:(a)以下を含む少なくとも1つのガイドRNAエレメントを含み:(i)前記1つ以上の標的ゲノム領域のヌクレオチド配列に実質的に相補的なヌクレオチド配列を有するターゲッターRNA、または前記ターゲッターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸;(ii)及び前記ターゲッターRNAとハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を有するアクチベーターRNA、または前記アクチベーターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を含む核酸;ならびに(b)Casタンパク質を含むCasタンパク質エレメント、または前記Casタンパク質をコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸を含む、請求項56に記載のキットまたは組成物。
  58. 前記Casタンパク質がII型Cas9タンパク質である、請求項57に記載のキットまたは組成物。
  59. 前記Cas9タンパク質が、SaCas9、SpCas9、SpCas9n、Cas9−HF、Cas9−H840A、FokI−dCas9、もしくはD10Aニッカーゼ、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項57に記載のキットまたは組成物。
  60. 前記CRISPRベースの系がCRISPR−Cpf系であり、前記CRISPR−Cpf系が:(a)前記1つ以上の標的ゲノム領域のヌクレオチド配列に実質的に相補的なヌクレオチド配列を有するターゲッターRNA、または前記ターゲッターRNAをコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸;及び(b)Cpfタンパク質を含むCpfタンパク質エレメント、または前記Cpfタンパク質をコードするヌクレオチド配列(複数可)を有する核酸を含む、請求項57に記載のキットまたは組成物。
  61. 前記ゲノム編集系を、1つ以上のベクターに含めるか、またはパッケージングする、請求項56〜60のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
  62. 前記1つ以上のベクターが、ウイルスベクター、プラスミド、またはssDNAから選択される、請求項61に記載のキットまたは組成物。
  63. 前記ウイルスベクターが、レトロウイルスベクター、レンチウイルスベクター、アデノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター及び単純ヘルペスウイルスベクターからなる群から選択される、請求項62に記載のキットまたは組成物。
  64. 前記化合物が:

    、またはその薬学的に許容される塩である、請求項53〜63のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
  65. 前記化合物が、式(I)または式(II)の構造を有する化合物とアジピン酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、または安息香酸から選択される共結晶形成剤とを含む共結晶である、請求項53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
  66. 前記化合物が:(a)化合物1または化合物2;及び(b)アジピン酸を含む共結晶である、請求項53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物:

  67. 前記化合物が、(a)化合物(1);及び(b)アジピン酸を含む共結晶であり:

    、アジピン酸と化合物(1)とのモル比が約2:1である、請求項53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
  68. 前記化合物が、(a)化合物(2);及び(b)アジピン酸を含む共結晶であり:

    、アジピン酸と化合物(2)とのモル比が約2:1である、請求項53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
  69. 前記化合物が、化合物3、

    、またはその薬学的に許容される塩である、請求項53〜64のいずれか一項に記載のキットまたは組成物。
  70. 1つ以上の標的ゲノム領域を編集するためのゲノム編集系であって:
    前記ゲノム編集系は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に化合物と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記化合物は、構造式(I)または構造式(I’):

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶で表され;式中、
    Xが、N、CR A5 であり;
    A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
    各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
    A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
    B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルであり;そして
    前記1つ以上の標的ゲノム領域が編集される、ゲノム編集系。
  71. 1つ以上の標的ゲノム領域を編集するための組み合わせ物であって:
    前記組み合わせ物は、ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’):

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶で表される化合物であって;式中、
    Xが、N、CR A5 であり;
    A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
    各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
    A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
    B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルである、化合物を含み;そして
    前記ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’)で表される化合物は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に投与されることを特徴とし、
    前記1つ以上の標的ゲノム領域が編集される、組み合わせ物。
  72. 1つ以上の標的ゲノム領域におけるDNA切断を相同組換え修復(HDR)経路を介して修復するためのゲノム編集系であって:
    前記ゲノム編集系は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に化合物と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記化合物は、構造式(I)または構造式(I’):

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶で表され;式中、
    Xが、N、CR A5 であり;
    A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
    各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
    A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
    B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルであり;そして
    前記ゲノム編集系が、前記標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用してDNA切断をもたらし、前記DNA切断が少なくとも部分的にHDR経路を介して修復される、ゲノム編集系。
  73. 1つ以上の標的ゲノム領域におけるDNA切断を相同組換え修復(HDR)経路を介して修復するための組み合わせ物であって:
    前記組み合わせ物は、ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’):

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶で表される化合物であって;式中、
    Xが、N、CR A5 であり;
    A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
    各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
    A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
    B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を含み;そして
    前記ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’)で表される前記化合物は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に投与されることを特徴とし、
    前記ゲノム編集系が、前記標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用してDNA切断をもたらし、前記DNA切断が少なくとも部分的にHDR経路を介して修復される、組み合わせ物。
  74. 1つ以上の標的ゲノム領域におけるDNA切断の非相同末端結合(NHEJ)経路を介した修復を阻害または抑制するためのゲノム編集系であって:
    前記ゲノム編集系は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に化合物と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記化合物は、構造式(I)または構造式(I’):

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶で表され;式中、
    Xが、N、CR A5 であり;
    A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
    各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
    A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
    B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルであり;そして
    前記ゲノム編集系が、前記1つ以上の標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用してDNA切断を生じ、前記DNA切断のNHEJ経路を介した修復を阻害または抑制する、ゲノム編集系。
  75. 1つ以上の標的ゲノム領域におけるDNA切断の非相同末端結合(NHEJ)経路を介した修復を阻害または抑制するための組み合わせ物であって:
    前記組み合わせ物は、ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’):

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶で表される化合物であって;式中、
    Xが、N、CR A5 であり;
    A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
    各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
    A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
    B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を含み;そして
    前記ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’)で表される前記化合物は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に投与されることを特徴とし、
    前記ゲノム編集系が、前記1つ以上の標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用してDNA切断を生じ、前記DNA切断のNHEJ経路を介した修復を阻害または抑制する、組み合わせ物。
  76. 1つ以上の遺伝子またはタンパク質を発現するためのゲノム編集系であって:
    前記ゲノム編集系は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に化合物と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記化合物は、構造式(I)または構造式(I’):

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶で表され;式中、
    Xが、N、CR A5 であり;
    A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
    各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
    A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
    B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルであり;
    前記ゲノム編集系が、標的遺伝子(複数可)の前記1つ以上の標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用し、前記1つ以上の標的ゲノム領域の編集をもたらし、前記編集が、前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を改変する、ゲノム編集系。
  77. 1つ以上の遺伝子またはタンパク質を発現するための組み合わせ物であって:
    前記組み合わせ物は、ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’):

    、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶で表される化合物であって;式中、
    Xが、N、CR A5 であり;
    A1 が、F、C 1−4 アルキル、C 3−5 シクロアルキル、OC 1−4 アルキル、OC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、NH 、NHC 1−4 アルキル、NHC 1−4 アルキル−C 3−5 シクロアルキル、またはC 0−4 アルキル−ヘテロシクリルであり、前記複素環式環構造が、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、またはモルホリニルから選択され、前記アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;
    各R A4 が、独立して、Hまたは Hであり;
    A5 が、水素、F、C 1−4 アルキル、またはOC 1−4 アルキルであり、前記アルキルのそれぞれが、場合により、最大3個のF原子または最大3個の H原子で置換され;
    B3 がC(O)NHC 1−4 アルキルであり、前記アルキルが、場合により、最大3個のF原子、最大3個の H原子、最大2個の非ジェミナルOH基、または最大2個のOC 1−2 アルキルで置換され;各R B4 が、独立して、水素、重水素、F、またはC 1−4 アルキルである、前記化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは共結晶を含み;
    前記ゲノム編集系及び構造式(I)または構造式(I’)で表される前記化合物は、1つ以上の標的ゲノム領域を含む1つ以上の細胞に投与されることを特徴とし、
    前記ゲノム編集系が、標的遺伝子(複数可)の前記1つ以上の標的ゲノム領域の核酸(複数可)と相互作用し、前記1つ以上の標的ゲノム領域の編集をもたらし、前記編集が、前記標的遺伝子(複数可)に関連する下流遺伝子(複数可)及び/またはタンパク質(複数可)の発現を改変する、組み合わせ物。

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