JP2017538401A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. Ｂｏｂ１に特異的に結合するＴ細胞レセプターのＣＤＲ３領域をコードするポリヌクレオチドに作用的に連結されたプロモーターを含む核酸分子であって、該核酸分子は、
   ａ）ＴＣＲαポリペプチドのＣＤＲ３領域を含む第１のポリペプチドをコードする第１のポリヌクレオチド；ならびに
   ｂ）ＴＣＲβポリペプチドのＣＤＲ３領域を含む第２のポリペプチドをコードする第２のポリヌクレオチド、
   を含み、ここで該ＴＣＲαポリペプチドおよびＴＣＲβポリペプチドのＣＤＲ３領域は一緒に、Ｂｏｂ１に特異的に結合する、核酸分子。
2. 前記Ｔ細胞レセプターの前記ＣＤＲ３領域は、アミノ酸配列ＡＰＡＰＴＡＶＶＬまたはアミノ酸配列ＹＡＬＮＨＴＬＳＶを含むＢｏｂ１ポリペプチドに特異的に結合する、請求項１に記載の核酸分子。
3. 前記第１のポリペプチドは配列番号１または配列番号２５のアミノ酸配列を含み、かつ前記第２のポリペプチドは配列番号４または配列番号２８のアミノ酸配列を含む、請求項１または２に記載の核酸分子。
4. ｉ）前記第１のポリヌクレオチドは配列番号２もしくは配列番号３のヌクレオチド配列またはその誘導体を含み、かつ前記第２のポリヌクレオチドは配列番号５もしくは配列番号６のヌクレオチド配列またはその誘導体を含むか、または
   ｉｉ）前記第１のポリヌクレオチドは配列番号２６もしくは配列番号２７のヌクレオチド配列またはその誘導体を含み、かつ前記第２のポリヌクレオチドは配列番号２９もしくは配列番号３０のヌクレオチド配列またはその誘導体を含む、
   請求項３に記載の核酸分子。
5. 前記第１のポリペプチドは配列番号７または配列番号３１のアミノ酸配列を含み、前記第２のポリペプチドは配列番号１０または配列番号３４のアミノ酸配列を含む、請求項１または２に記載の核酸分子。
6. ｉ）前記第１のポリヌクレオチドは配列番号８もしくは配列番号９のヌクレオチド配列を含み、かつ前記第２のポリヌクレオチドは配列番号１１もしくは配列番号１２のヌクレオチド配列を含むか、または
   ｉｉ）前記第１のポリヌクレオチドは配列番号３２もしくは配列番号３３のヌクレオチド配列を含み、かつ前記第２のポリヌクレオチドは配列番号３５もしくは配列番号３６のヌクレオチド配列を含む、
   請求項５に記載の核酸分子。
7. 多量体リガンド結合領域およびカスパーゼ−９ポリペプチドを含むキメラカスパーゼ−９ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドをさらに含む、請求項１〜６のいずれか１項に記載の核酸分子。
8. 請求項１〜７いずれか１項に記載の核酸分子を含む、プラスミドベクターまたはウイルスベクター。
9. 請求項１〜７のいずれか１項に記載の核酸分子、または請求項８に記載のベクターでトランスフェクトまたは形質導入された、改変された細胞。
10. 請求項９に記載の改変された細胞および薬学的に許容され得るキャリアを含む、薬学的組成物。
11. 請求項１〜７のいずれか１項に記載の核酸分子および薬学的に許容され得るキャリアを含む、薬学的組成物。
12. 過剰増殖性疾患または状態と診断された被験体において免疫応答を高めるのに使用するための、請求項９に記載の改変された細胞。
13. 被験体において標的細胞集団または組織に対する細胞媒介性免疫応答を刺激するのに使用するための、請求項９に記載の改変された細胞。
14. 前記改変された細胞は、自家Ｔ細胞または同種異系Ｔ細胞である、請求項１２または１３に記載の方法。
15. 細胞においてＢｏｂ１に特異的に結合するＴ細胞レセプターを発現させるための方法であって、該方法は、請求項１〜７のいずれか１項に記載の核酸分子と細胞とを、該核酸分子が該細胞に組み込まれる条件下で接触させ、それによって、該細胞が該Ｔ細胞レセプターを該組み込まれた核酸分子から発現すること、を包含する方法。