JP2019518739A5

JP2019518739A5 -

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Publication number: JP2019518739A5
Application number: JP2018559785A
Authority: JP
Filing date: 2017-05-15
Publication date: 2020-06-25
Anticipated expiration: 2037-05-15

Claims

（ａ）コレステロール、
（ｂ）非ＰＥＧ化中性脂質、及び
（ｃ）ＰＥＧ化脂質であって、前記ＰＥＧ化脂質中のＰＥＧの平均分子量が約５０００ダルトン以下である、前記ＰＥＧ化脂質、
を含んでなるリポソーム。
前記ＰＥＧ化脂質中のＰＥＧの平均分子量が約７５０ダルトン〜約５０００ダルトンの範囲である、又は前記ＰＥＧ化脂質中のＰＥＧの平均分子量が約２０００ダルトン以下である、請求項１に記載のリポソーム。
前記ＰＥＧ化脂質の脂質成分が中性脂質を含んでなる、請求項１又は２の何れか一項に記載のリポソーム。
前記ＰＥＧ化脂質の脂質成分が、ＤＳＰＥ、ＤＰＰＣ、ＤＯＰＣ、ＤＬＰＣ、ＤＭＰＣ、ＤＳＰＣ、ＰＯＰＣ、ＤＰＰＥ、又はＤＭＰＥである、請求項１〜３の何れか一項に記載のリポソーム。
前記非ＰＥＧ化中性脂質が、ＤＰＰＣ、ＤＯＰＣ、ＤＬＰＣ、ＤＭＰＣ、ＤＳＰＣ、ＰＯＰＣ、ＤＰＰＥ、又はＤＭＰＥである、請求項１〜４の何れか一項に記載のリポソーム。
a) 前記リポソームが、約２℃〜約８℃の温度で１ヶ月以上の間安定である、及び／又は
b) 前記リポソームの多分散指数が約０．３以下で維持される、及び／又は
c) 前記リポソームのサイズが４５０ｎｍ未満又は約４５０ｎｍである、
請求項１〜８の何れか一項に記載のリポソーム。
前記リポソーム中の前記ＰＥＧ化脂質のモルパーセンテージ（ｍｏｌ％）が約１ｍｏｌ％〜約２５ｍｏｌ％の範囲であり、前記リポソーム中のコレステロールのｍｏｌ％が約１ｍｏｌ％〜約５０ｍｏｌ％の範囲であり、前記リポソーム中の非ＰＥＧ化脂質のモル％が約４５ｍｏｌ％〜約９８ｍｏｌ％の範囲である、請求項１〜６の何れか一項に記載のリポソーム。
非ＰＥＧ化中性脂質：コレステロール：ＰＥＧ化脂質の脂質モル比が約９．８：５．７：０．８又は約１８：５．５：３である、請求項１〜７の何れか一項に記載のリポソーム。
前記リポソームが、少なくとも１つのＴＬＲアゴニストをさらに含んでなり、任意に前記ＴＬＲアゴニストが疎水性尾部を含んでなり、又は前記少なくとも１つ以上のＴＬＲアゴニストが３Ｍ−０５２又はＧＬＡである、請求項１〜８の何れか一項に記載のリポソーム。
前記ＴＬＲアゴニストが式：

の合成ＧＬＡもしくは薬剤的に許容できるその塩、又は式（ＶＩ）：

の合成ＧＬＡもしくは薬剤的に許容できるその塩を含んでなり、
Ｒ^１、Ｒ^３、Ｒ^５、及びＲ^６が、Ｃ_１１〜Ｃ_２０アルキルであり、Ｒ^２及びＲ^４がＣ_１２〜Ｃ_２０アルキルであり、好ましくは、Ｒ^１、Ｒ^３、Ｒ^５、及びＲ^６がＣ_１１アルキルであり、Ｒ^２及びＲ^４がＣ_１３アルキルである、
請求項９に記載のリポソーム。
前記リポソームが、ＴＬＲ４アゴニスト及びＴＬＲ７／８アゴニストを含んでなり、任意にＧＬＡ及び３Ｍ−０５２を含んでなる、請求項９に記載のリポソーム。
前記リポソームが抗原をさらに含んでなり、前記抗原が任意にＨ５Ｎ１又はＬｅｃＡを含んでなる、請求項１〜１１の何れか一項に記載のリポソーム。
対象において免疫応答を刺激又はＴｈ１応答を誘発する方法であって、請求項１〜１２の何れか一項に記載のリポソームを前記対象に投与し、それによって前記対象において免疫応答を刺激又はＴｈ１応答を誘発することを含んでなる、前記方法。
前記免疫応答が非特異的免疫応答又は前記免疫応答が抗原特異的免疫応答である、請求項１３に記載の方法。
請求項１〜１３の何れか一項に記載のＰＥＧ化リポソームの製造方法であって、
（ａ）前記非ＰＥＧ化中性脂質、前記ＰＥＧ化脂質、及び前記コレステロールを有機溶媒中で混合することと、
（ｂ）前記有機溶媒を蒸発させて脂質膜を得ることと、
（ｃ）緩衝液中で前記脂質膜を再水和させることと、
（ｄ）工程（ｃ）の再水和生成物を超音波処理、顕微溶液化、又は押出することと、
を含んでなる前記方法。
ＴＬＲアゴニスト、スクアレン、及び不飽和ホスファチジルコリンを含んでなり、ＴＬＲアゴニストが任意に３Ｍ−０５２である、水中油型エマルション。