JP2019515144A5 - - Google Patents

Claims (23)

1. 繊維であって、（ａ）ミクロフィブリル化セルロース及び（ｂ）少なくとも１種類の無機粒子状材料を含み、
   （１）ミクロフィブリル化セルロース及び少なくとも１種類の無機粒子状材料を含む組成物を製造する工程を含み、前記ミクロフィブリル化セルロースが、約２０〜約５０の範囲の繊維勾配（ｆｉｂｒｅ ｓｔｅｅｐｎｅｓｓ）を有し、；
   前記ミクロフィブリル化セルロースは、（ｉ）セルロースを含む繊維性基材を粉砕容器内において無機粒子状材料の存在下で粉砕すること及び（ｉｉ）前記セルロースを含む粉砕繊維性基材及び前記無機粒子状材料をリファイナー内において精製するか又はホモジナイザー内において均質にするか又は超音波装置で超音波処理することの２段階の加工によって得られ、；前記粉砕が、粉砕媒体の存在下又は非存在下において水性環境で実施され、；用語「粉砕媒体」は、前記無機粒子状材料以外の媒体を意味し、前記粉砕媒体が、０．５ｍｍ以上の寸法であり、；
   （２）押出機を通して工程（１）からの前記ミクロフィブリル化セルロース及び無機粒子状材料を押出加工する工程；
   （３）前記押出加工されたミクロフィブリル化セルロース及び前記粒子状無機材料を微細化ガスで微細化する工程；及び
   （４）押出加工された繊維を回収する工程を含む方法によって得られる、繊維。
2. （ａ）ミクロフィブリル化セルロース及び（ｂ）少なくとも１種類の無機状材料を含む繊維の製造方法であって、本方法が、
   （１）ミクロフィブリル化セルロース及び少なくとも１種類の無機状材料を含む組成物を製造する工程を含み、前記ミクロフィブリル化セルロースが、約２０〜約５０の範囲の繊維勾配（ｆｉｂｒｅ ｓｔｅｅｐｎｅｓｓ）を有し、；
   前記ミクロフィブリル化セルロースは、（ｉ）繊維性基材を粉砕容器内において無機粒子状材料の存在下で粉砕すること及び（ｉｉ）前記セルロースを含む粉砕繊維性基材及び前記無機粒子状材料をリファイナー内において精製するか又はホモジナイザー内において均質化するか又は超音波装置で超音波処理することの２段階の加工によって得られ、；前記粉砕が、粉砕媒体の存在下又は非存在下において水性環境で実施され、；用語「粉砕媒体」は、無機粒子状材料以外の媒体を意味し、０．５ｍｍ以上の寸法であり、；
   （２）押出機を通して工程（１）からの前記ミクロフィブリル化セルロースを押出加工する工程；
   （３）前記押出加工されたミクロフィブリル化セルロースを微細化ガスで微細化する工程；及び
   （４）押出加工された繊維を回収する工程を含む、製造方法。
3. 前記ミクロフィブリル化セルロースが、１００μｍ未満のメジアン径（ｄ_５０）を有する、請求項２に記載の方法。
4. 前記繊維が、０．１μｍ〜１ｍｍの範囲の直径を有する、請求項２に記載の方法。
5. 前記粉砕が、前記粉砕媒体の存在下において水性環境で実施される、請求項２に記載の方法。
6. 前記粉砕が、前記粉砕媒体の非存在下において水性環境で実施される、請求項２に記載の方法。
7. 前記微細化ガスが、１つ以上の高温空気流である、請求項２に記載の方法。
8. 前記超音波装置が、超音波プローブ、超音波水浴、超音波ホモジナイザー、超音波ホイル及び超音波ホーンからなる群から選択される、請求項２に記載の方法。
9. 前記粉砕容器が、スクリーン粉砕機（ｓｃｒｅｅｎｅｄ ｇｒｉｎｄｅｒ）である、請求項２に記載の方法。
10. 前記粉砕容器が、攪拌媒体デトライター（ｓｔｉｒｒｅｄ ｍｅｄｉａ ｄｅｔｒｉｔｏｒ）である、請求項２に記載の方法。
11. 前記繊維が、約８０℃〜約１００℃の温度で押出加工される、請求項２に記載の方法。
12. 前記繊維が、張力計によって決定した場合、約５ＧＰａ〜約２０ＧＰａの弾性率を有する、請求項２に記載の方法。
13. 前記繊維が、張力計で決定した場合、約４０ＭＰａ〜約２００ＭＰａの繊維強度を有する、請求項２に記載の方法。
14. 前記繊維が、スパンレイド繊維である、請求項２に記載の方法。
15. 前記スパンレイド繊維が、スパンボンディングによって形成される、請求項１４に記載の方法。
16. 前記回収工程が、前記繊維が小孔のある表面に堆積し、不織布ウェブを形成する、請求項２に記載の方法。
17. 前記小孔のある表面が、動くスクリーン又はワイヤーである、請求項１６に記載の方法。
18. 前記不織布ウェブが、水流交絡によって結合する、請求項１６に記載の方法。
19. 前記不織布ウェブが、スルーエアーサーマルボンディング法によって結合する、請求項１６に記載の方法。
20. 前記不織布ウェブが、機械的に結合する、請求項１６に記載の方法。
21. 前記無機粒子状材料が、炭酸アルカリ土類金属又は硫酸アルカリ土類金属、含水カンダイトクレー、無水焼成カンダイトクレー又はそれらの組合せからなる群から選択される、請求項２に記載の方法。
22. 前記無機粒子状材料が、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、セッコウ、カオリン、ハロイサイト、ボールクレー、メタカオリン、完全に焼成されたカオリン、タルク、マイカ、ハンタイト、ハイドロマグネサイト、すりガラス、パーライト、珪藻土、ウォラストナイト、二酸化チタン、水酸化マグネシウム、アルミニウム三水和物、石灰、グラファイト又はそれらの組合せからなる群から選択される、請求項２に記載の方法。
23. 前記組成物が、分散剤、殺生物剤、懸濁化剤、酸化剤及び木材分解酵素からなる群から選択される１種類以上の添加剤を更に含む、請求項２に記載の方法。