JP2019515050A - 複合セロリ種子槐米抽出物及びその医薬用途 - Google Patents

複合セロリ種子槐米抽出物及びその医薬用途 Download PDF

Info

Publication number
JP2019515050A
JP2019515050A JP2019512033A JP2019512033A JP2019515050A JP 2019515050 A JP2019515050 A JP 2019515050A JP 2019512033 A JP2019512033 A JP 2019512033A JP 2019512033 A JP2019512033 A JP 2019512033A JP 2019515050 A JP2019515050 A JP 2019515050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
celery seed
rice
extract
combined
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019512033A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6818972B2 (ja
Inventor
ガオ,ヨンリャン
チャン,ビン
チェン,ハイシェン
サン,ジアニン
ルー,ヤンウェイ
リン,ジジアン
リウ,ウェイシン
ズオ,コンリン
ワン,シュエジ
ワン,ヒーシャ
ツァオ,ジン
サン,ユンシア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Beijing Humanwell Junwei Pharmaceutical Tech Co Ltd
Original Assignee
Beijing Humanwell Junwei Pharmaceutical Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Beijing Humanwell Junwei Pharmaceutical Tech Co Ltd filed Critical Beijing Humanwell Junwei Pharmaceutical Tech Co Ltd
Publication of JP2019515050A publication Critical patent/JP2019515050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6818972B2 publication Critical patent/JP6818972B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/23Apiaceae or Umbelliferae (Carrot family), e.g. dill, chervil, coriander or cumin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/48Fabaceae or Leguminosae (Pea or Legume family); Caesalpiniaceae; Mimosaceae; Papilionaceae
    • A61K36/489Sophora, e.g. necklacepod or mamani
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • A61P19/06Antigout agents, e.g. antihyperuricemic or uricosuric agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/12Antihypertensives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2236/00Isolation or extraction methods of medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicine
    • A61K2236/30Extraction of the material
    • A61K2236/33Extraction of the material involving extraction with hydrophilic solvents, e.g. lower alcohols, esters or ketones
    • A61K2236/333Extraction of the material involving extraction with hydrophilic solvents, e.g. lower alcohols, esters or ketones using mixed solvents, e.g. 70% EtOH
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2236/00Isolation or extraction methods of medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicine
    • A61K2236/30Extraction of the material
    • A61K2236/37Extraction at elevated pressure or temperature, e.g. pressurized solvent extraction [PSE], supercritical carbon dioxide extraction or subcritical water extraction
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2300/00Mixtures or combinations of active ingredients, wherein at least one active ingredient is fully defined in groups A61K31/00 - A61K41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Alternative & Traditional Medicine (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

セロリ種子及び槐米をアルコール系溶媒中で抽出して得た複合セロリ種子槐米抽出物及びその医薬用途に関する。該抽出物は尿酸降下作用を有し、高尿酸血症に起因する痛風を予防又は治療することができ、様々な経口投与用の製剤にすることができる。

Description

本発明は医薬分野に属し、高尿酸血症及び痛風の治療に用いられる複合セロリ種子槐米抽出物に関する。
セロリ種子は、セリ科植物セロリ(Apium graveolens L.)の種である。セロリはまた、パセリ、オランダミツバと呼ばれており、『履巉岩本草』に記載されており、セリ科一年生又は年生草本植物であり、全国及び世界各地で栽培されている。セロリ種子は、調味料及び食品によく使用されており、セロリ種子入り茶は睡眠に顕著な促進作用があり、その抽出物は妊娠および非妊娠子宮に対して収縮作用を有し、生理痛の治療に用いられる。中医学では、セロリ種子は、散気、消腫、利尿、開通阻滞、血圧降下等の効能を有すると考えられ、主に高血圧、気滞型子宮炎、気管支炎、喘息の治療に用いられ、且つ膀胱炎及び腎臓病を効果的に治療するための利尿薬として臨床応用されている。国内外の文献には、セロリ種子エタノール抽出物は顕著な心血管疾患防止、抗がん、抗脳虚血、尿酸降下、抗炎症等の薬理学的効果を有することが報道されている。セロリ種子による関節痛治療は、オーストラリアで数百年の歴史を持っており、伝統的な民間療法だと考えられている。1983年版イギリス草薬典の記載によれば、セロリ種子は痛風等の合併症を治療する作用を有する。
CN101007015Aには、セロリ種子酢酸エチル抽出物であるセロリ種子クマリン系及びフラボノイド系化合物の、痛風防止治療薬物、抗炎症薬物又は健康食品を調製するための使用が開示されている。該発明に係る調製プロセスは簡単であり、得られた抽出物は顕著な抗炎症効果を有し、且つラットの血清尿酸値を低下させることができる。また、文献(仝国輝等、セロリ種子エタノール抽出物の高尿酸血症ラットへの影響、食品科学、2008、29(6):641)には、セロリ種子エタノール抽出物の、高尿酸血症ラットの血清尿酸レベルへの影響及び急性痛風性関節炎への抗炎鎮痛効果が検討されており、その結果、セロリ種子エタノール抽出物は高尿酸血症及びそれによる腎臓機能障害に対して一定の保護作用を有することが分かった。
槐米は広義では、マメ科植物エンジュ(Sophora japonica L.)の干した花蕾及び花を指す。中国各地で生産されるが、黄土高原及び華北平原は一番多い。夏に花がまだ咲いていない時にその花蕾を収穫し、「槐米」と呼ぶが、花が咲いている時に収穫するのを「槐花」と呼ぶ。収穫後に花序の枝、茎及び不純物を取り除き、即時に乾燥し、生で使用するか、乾煎りして使用するか、又は黒く焦げて使用するものとする。花蕾は長円形又は楕円形であり、長さが2〜6mmであり、直径が約2mmである。萼は黄緑色であり、その下部に数本の縦筋模様があり、その上部が黄白色で咲いていない花弁である。花梗は細くて小さい。槐米は軽く、手で簡単に潰すことができ、無臭で少し苦渋味がある。
エンジュは落葉高木で、高さ15〜25mであり、羽状複葉で互生し、葉軸に毛が生えており、葉柄基部が太く、小葉が卵状長楕円形で、長さが2.5〜7.5cmで、幅が1.5〜5cmであり、先端が尖っており、基部が広いくさび形であり、裏側が灰白色であり、短い柔毛が薄く生えている。円錐花序が頂生し、萼は鐘形で、先が5分裂し、花冠は乳白色で、その花弁が広い心形であり、短い爪があり、且つ紫色の筋模様があり、翼弁及び竜骨弁は縁に紫色を帯びており、雄蕊は10個、分離しており、長さにバラづきがある。豆果は肉質で、数珠状であり、長さが2.5〜5cmであり、無毛で、裂開していない。種子は1〜6個、腎形である。花期は7〜9月、果期は9〜10月である。
槐米は、性味が苦、微寒であり、涼血止血、清肝瀉火の効能を有し、便血、痔血、血痢、崩漏、吐血、衂血、肝熱目赤、頭痛眩暈等に用いられる。槐米は小さな品種であり、主に製薬工場で「ルチン」の抽出用として用いられ、漢方薬材としての使用が少なく、販売量が多くない。
槐米の化学成分について、干したエンジュの花蕾には、ルチン(Rutin)、トリテルペノイドサポニン(0.4%)、ベツリン、ソホラジオール、グルコース、グルクロン酸が含まれている。エンジュの花蕾にはさらに、sophorin A(14%)、sophorin B(1.25%)及びsophorin C(0.35%)が含まれている。sophorin Aはルチンとは異なるフラボノイド系化合物であるが、sophorin B及びsophorin Cはステロール系化合物である。
槐米の薬理学的効果は周知されており、例えば下記の作用を有する。抗炎症作用:本製品に含まれるルチンは、ラットに腹腔内注射された場合、ウールボール移植による炎症進行に対して顕著な抑制作用を有する。ビタミンP様作用:ルチンは、血管抵抗を維持し、その透過性および脆弱性を減少させる等の作用を有し、脂肪浸潤した肝臓に対して脂肪を減らす作用を有し、グルタチオンと併用する場合に脂肪を減らす作用がさらに向上する。抗ウイルス作用:200ug/mlの濃度の場合、水胞性口炎ウイルスに対して最大の抑制作用を有する。アルドース還元酵素阻害作用:ルチンが10〜5mol/Lの濃度の場合、阻害率が95%であり、この作用は糖尿病性白内障の治療に効果的である。去痰、止咳等の作用:本製品に含まれるケルセチンはある程度の抗喘息作用を有する。さらに、血圧降下、毛細血管抵抗性向上、毛細血管の脆弱性低減、血脂降下、冠状動脈拡張、冠動脈血流増加等の作用が挙げられる。
高尿酸血症は、尿酸の産生の増加及び/又は腎臓における尿酸分泌の低減によるものであり、痛風をもたらす最も危険な要因である。薬物を使用して血中尿酸濃度を下げることは、痛風発作を予防するためによく用いられる方法の1つである。このような薬物は、尿細管膜による尿酸の吸収を遮断できる尿酸排泄促進薬及びキサンチンオキシダーゼ・キサンチンデヒドロゲナーゼ阻害剤を含む。しかし、尿酸排泄促進薬は、腎機能障害者への投与は禁止されており、正常な腎機能を有する患者に投与されると、尿アルカリ化をもたらすことになる。アロプリノールは現在唯一販売されているキサンチンオキシダーゼ・キサンチンデヒドロゲナーゼ阻害剤であるが、尿酸排泄促進薬により血中尿酸濃度を70mg/L未満にすることができない患者、尿酸排泄促進薬に耐えられない患者、及び尿酸の産生の増加による痛風に腎機能障害を伴う患者という3種類の患者にのみ使用され、且つアロプリノールは、例えば肝炎、腎臓病及びアレルギー反応等の明らかな不良反応をもたらす。
キサンチンオキシダーゼへの阻害は痛風発作予防の作用機序であるため、研究者らはアロプリノールよりも安全且つ効果的な薬物の開発に着目している。近年の痛風治療薬物市場を振り返れば、この分野では新製品の発売が滅多に見えず、依然としてアロプリノール及びベンズブロマロンがメインであると分かる。この2種の薬物はいずれも寛解期で投与されるものであり、前者は主に尿酸の産生を阻害するものであり、後者は主に排泄を促進するものである。
現在、抗痛風薬は種類が少なく、臨床治療では、主にコルヒチン、非ステロイド性抗炎症薬、ホルモン、尿酸排泄促進薬(例えば、プロベネシド、スルフィンピラゾン及びベンズブロマロン)及び尿酸産生抑制薬(アロプリノール)が使用されている。これらの薬物は治療上の欠陥がある。治療効果が悪く、望ましくない副作用が大きいことは、その臨床応用を阻む障壁になっている。
臨床上、依然として高尿酸血症を治療し、さらに痛風を治療するための新たな方法が期待されており、且つ該方法により治療効果を確保する前提で望ましくない副作用を低減することも期待されている。
以上に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、高尿酸血症及び痛風を治療又は予防することができる抽出物を提供することである。驚くべきことに、本発明の発明者は、セロリ種子と槐米を組み合わせて得られた抽出物が、高尿酸血症及び痛風を効果的に治療又は予防することができるのみならず、このような組み合わせにより2つの薬物の組み合わせによる望ましくない副作用を克服できることを見出した。この知見に基づき、本発明に至った。
本発明は、セロリ種子及び槐米をアルコール系溶媒中で抽出して得た複合セロリ種子槐米抽出物を提供する。
本発明の1つの好ましい実施の形態において、本発明の複合セロリ種子槐米抽出物であって、前記セロリ種子と槐米との配合比は重量部で2:1〜4:1である。
本発明のもう1つの好ましい実施の形態において、本発明の複合セロリ種子槐米抽出物であって、前記アルコール系溶媒はC1〜C4アルコール系溶媒から選択されるものであり、好ましくはメタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノールであり、より好ましくはエタノールである。
本発明のもう1つの好ましい実施の形態において、本発明の複合セロリ種子槐米抽出物であって、前記アルコール系溶媒はアルコール系水溶液であり、且つ該アルコール系水溶液の濃度は体積比率で50%〜80%であり、好ましくは50%〜70%である。
本発明の1つの好ましい実施の形態において、本発明の複合セロリ種子槐米抽出物であって、抽出方法は超音波抽出法である。
本発明のもう1つの好ましい実施の形態において、本発明の複合セロリ種子槐米抽出物であって、抽出時間は30分間〜60分間である。
本発明の他方の側面では、本発明に係る複合セロリ種子槐米抽出物、及び1種又は複数種の薬学的に許容される担体を含有する医薬組成物を提供する。
本明細書でいう「薬学的に許容される」とは、通常安全であり、生物学的な毒性もなく、ほかの不要な毒性もなく、且つ獣医による使用及びヒト用薬物の使用に許容される医薬組成物の調製に有用であることを意味する。
本明細書でいう「担体」とは、化合物とともに使用される希釈剤、アジュバント、又は賦形剤を指す。前記担体は、充填剤、崩壊剤、結合剤、潤滑剤から選択される1種又は複数種である。
前記充填剤は、例えばトウモロコシデンプン、アルファー化デンプン、加工デンプン等のデンプン又はその誘導体、例えば微結晶セルロース、エチルセルロース、メチルセルロース等のセルロース又はその誘導体、例えばグルコース、ショ糖、乳糖、マンニトール、ソルビトール等の糖類、例えば炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウム等の中性を呈する鉱物、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。本明細書で使用される用語「希釈剤」又は「充填剤」は、医薬組成物の重量及び/又は寸法を増加させるための不活性材料として定義されている。希釈剤又は充填剤は、組成物において物質の形態又は化合物混合物の形態で存在することができる。好ましくは、希釈剤又は充填剤は、活性成分及びほかの賦形剤の量が小さすぎて適切なサイズの錠剤を得ることができない場合に添加される。当業者に熟知されている一般の方法により、本発明に係る医薬組成物に必要な希釈剤又は充填剤の重量百分率を決定し、特に例えば崩壊剤、結合剤、潤滑剤等ほかの補助剤の使用量を決定した後に製剤の寸法要求に応じて適量で希釈剤又は充填剤を使用することができる。
前記崩壊剤は、架橋ポリビニルポリピロリドン、デンプングリコール酸ナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。さらに、医薬組成物は、医薬組成物の総重量に対して0〜10%の崩壊剤、例えば0〜8%の崩壊剤、例えば0〜5%の崩壊剤を含有し、また、当業者の経験に基づいて使用されることもできる。崩壊剤を使用せず、又は少量で使用した薬物製剤もよく見られる。本発明の製剤形態の固体医薬組成物は場合により、崩壊性を有さなくてもよい。例えば、カプセル剤形態の場合、本発明による固体医薬組成物に崩壊剤を添加しなくてもよい。
前記結合剤は、ポリエチレングリコール、デンプン、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。数多くの固体薬物製剤の素材はそもそも一定の結合性を有し、且つ湿潤剤として水を用いて湿式造粒することができる。したがって、本発明の固体医薬組成物は最終製品においてこれら湿潤剤としての水が除去されるものの、本発明では、さらに水を湿潤剤として用い、潜在的な結合剤とすることができる。また、数多くの固体薬物製剤の素材はそもそも一定の結合性を有するため、粉末を直接的に錠剤化するか、又は粉末を直接的にカプセル化することができる。このように、結合剤は本発明の固体医薬組成物に添加されてもよく、添加されなくてもよい。湿式造粒技術を採用した場合にも、結合剤は同様に添加されなくてもよい。添加される場合、結合剤の使用量は医薬組成物の総重量に対して0.1〜10%、又は0.2〜5%、又は0.5〜2.5%であり、また、当業者の経験に基づいて使用されることもできる。
前記潤滑剤(流動化剤を含む)は、粉末の素材を順調に製剤化させる作用を有し、例えばカプセル剤の調製時に粉末の素材をカプセルシェルに均一に充填し、また、錠剤の調製時に粉末の素材を打錠機の型に均一に充填し、且つスティッキングを避けることができる。潤滑剤の実例として、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、デンプン、ステアリン酸、コロイドシリカ、ポリエチレングリコールを含むが、これらに限定されない。添加される場合、潤滑剤の使用量は、医薬組成物の総重量に対して0.1〜10%、又は0.2〜5%、又は0.2〜2%であり、また、当業者の経験に基づいて使用されることもできる。
本発明の他方の側面では、本発明に記載の複合セロリ種子槐米抽出物又はそれを含有する医薬組成物の、血清アデノシンデアミナーゼ、キサンチンオキシダーゼ、グアノシンデアミナーゼのレベル上昇に起因する疾患を予防及び/又は治療するための薬物の調製への使用を提供する。
本発明はさらに、本発明に記載の複合セロリ種子槐米抽出物又はそれを含有する医薬組成物の、高尿酸血症を予防及び/又は治療するための薬物の調製への使用を提供する。
本発明の他方の側面では、本発明に記載の複合セロリ種子槐米抽出物又はそれを含有する医薬組成物の、痛風を予防及び/又は治療するための薬物の調製への使用を提供する。
セロリ種子抽出物及び槐米抽出物はそれぞれ尿酸降下の作用を有することが知られており、これを根拠とし、それぞれ痛風の治療に用いられている。しかし、両者を組み合わせて使用すると、その生物学的効果は全く予測もつかないものである。驚くべきことに、両者を組み合わせて使用する場合に、過度の血圧降下のリスクがあるが、両者を特定の量で組み合わせる場合に、このような過度の血圧降下のリスクを回避できるのみならず、良好な尿酸降下作用を示すことを見出した。本発明によれば、過度の血圧降下とは、投与前に比べ、投与後の血圧降下は15%より大きく、特に20%より大きいことを意味する。
本発明で提供する複合セロリ種子槐米抽出物は、尿酸を低下させ、痛風の治療に用いられることができる。痛風は中医学では痺症に該当する。現代の生活水準の向上に伴い、痛風に罹る原因の多くは、油っぽいものや甘いものを多く食べる飲食習慣でありながら、肉体労働が少ないことにある。痛風のほとんどは、中医学での痺症における風湿熱痺に該当し、風湿熱邪が経絡、関節に壅滞し、気血が滞っていることが原因である。症状としては、関節が赤く腫れ、熱感を持ち、痛みを感じ、発症が激しく、発症箇所が変わりつつあり、且つ体にも発熱し、焦燥し、小便が赤く、舌が紅、黄膩苔が見られ、脈濡数である。
本発明で提供する複合セロリ種子槐米抽出物は、清熱除煩、利水消腫、散気、消腫、開通阻滞の効能を有する。槐米は、清熱利湿、涼血止血の効能を有し、血分の熱を清することができる。この2つの薬物の配合により、経絡、関節における風湿熱毒を払い、歴節風痛・拘攣を治療することができる。
本発明で提供する複合セロリ種子槐米抽出物は、毒性が低く、様々な長期経口投与用の製剤に調製されることができる。
以下、図面及び具体的な実施例に基づき、本発明を詳細に説明するが、これら図面及び実施例は本発明を説明するためのものに過ぎず、本発明は一切制限されることがないと理解されるべきである。
明細書に含まれており、且つ明細書の一部になっている図面は、明細書とともに本発明の例示的な実施例、特徴及び側面を示しており、且つ本発明の原理の解釈にも用いられる。
図1は実験35日間のラットの体重変化の折れ線グラフである。 図2は実験35日間のラットの血清尿酸レベル変化の棒グラフである。 図3は実験35日間のラットの血清尿素窒素レベル変化の棒グラフである。 図4は実験35日間のラットの血清クレアチニンレベル変化の棒グラフである。 図5は実験35日間のラットの血清アデノシンデアミナーゼレベル変化の棒グラフである。 図6は実験35日間のラットの血清キサンチンオキシダーゼレベル変化の棒グラフである。 図7は実験35日間のラットの血清グアノシンデアミナーゼレベル変化の棒グラフである。 図8はラットの35日目の24時間尿量の棒グラフである。 図9はラットの35日目の尿pHの棒グラフである。 図10は実験35日目のラットの尿中尿酸濃度の棒グラフである。 図11はラットの尿酸クリアランスの棒グラフである。 図12は実験35日目のラットの尿中クレアチニン濃度の棒グラフである。 図13はラットのクレアチニンクリアランスの棒グラフである。 図14は実験35日目のラットの尿中尿素窒素濃度の棒グラフである。 図15はラットの35日目の右腎重量の棒グラフである。
以下の実施例は、本発明を解釈するためのものに過ぎず、本発明を制限するためのものではなく、本発明を制限するためのものであるように解釈されるべきでもない。当業者は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、以下の実施例を変更又は修正することができると理解出されるはずである。
セロリ種子及び槐米はいずれも河北省安国漢方薬専門市場から購入したものである。
実施例1
セロリ種子500g及び槐米500gを用意し、重量10倍の60%(V/V)エタノールを添加し、1回45分間で計3回超音波抽出した。抽出液を減圧濃縮し、真空乾燥し、本発明の抽出物1(30g)を得た。
上記得られた抽出物1を同重量のデキストリンと均一に混合し、且つカプセルに充填した。各カプセルに含まれる抽出物は、総生薬重量(セロリ種子及び槐米の両者の合計重量)に相当する8gである。
実施例2
セロリ種子1000g及び槐米500gを用意し、重量8倍の50%(V/V)エタノールを添加し、1回30分間で計2回超音波抽出した。抽出液を減圧濃縮し、真空乾燥し、本発明の抽出物2(26g)を得た。
上記得られた抽出物2を同重量のデンプンと均一に混合し、且つカプセルに充填した。各カプセルに含まれる組成物は、総生薬重量(セロリ種子及び槐米の両者の合計重量)に相当する6gである。
実施例3
セロリ種子2000g及び槐米500gを用意し、重量10倍の70%(V/V)エタノールを添加し、1回60分間で計4回超音波抽出した。抽出液を減圧濃縮し、真空乾燥し、本発明の抽出物3(44g)を得た。
上記得られた抽出物3を同重量のデキストリンと均一に混合し、且つカプセルに充填した。各カプセルに含まれる組成物は、総生薬重量(セロリ種子及び槐米の両者の合計重量)に相当する5gである。
実施例4 錠剤の調製
実施例1で調製した抽出物1を使用し、下記の処方で錠剤を調製した。
抽出物1 100mg
微結晶セルロース(希釈剤) 150mg
HPMC(結合剤) 5mg
架橋ポリビニルピロリドン(崩壊剤) 20mg
コロイド状二酸化ケイ素(潤滑剤) 5mg
抽出物1及び微結晶セルロースを混合し、HPMC溶液(5%水溶液)を添加して造粒し、乾燥した。乾燥した粒子に架橋ポリビニルピロリドン及びコロイド状二酸化ケイ素を添加し、均一に混合し、打錠して得た。
実施例5 微丸剤の調製
実施例2で調製した抽出物2を使用し、下記の処方で微丸剤(カプセルに充填される)を調製した。
抽出物2 100mg
微結晶セルロース(希釈剤) 150mg
HPMC(結合剤) 5mg
架橋ポリビニルピロリドン(崩壊剤) 20mg
コロイド状二酸化ケイ素(潤滑剤) 5mg
以下の方法により調製した。
(1)処方に示す量の抽出物2を秤量し、微結晶セルロース、架橋ポリビニルピロリドンを添加し、粉砕し、均一に混合した。
(2)HPMC溶液(5%水溶液)を添加した。
(3)押出球形化法により微丸を調製した。混合した素材を10〜40r/minの押出速度でストランドに押出し、球形化設備に移し、まず、40〜70Hzの回転速度で押出物を切断し、次いで30〜50Hzの回転条件下で10〜20分間球形化し、微丸を調製した。
(4)得られた微丸を乾燥室に移し、乾燥条件30±2℃で、乾燥時間を12時間として乾燥し、その後にカプセルに充填した。
実験例1:本発明の抽出物による降圧作用
実験動物
北京市斯貝福動物実験センターから購入し、実験動物品質合格証番号が11401500006019、動物室許可証番号がSCXK(京)2011−0004である雄性SDラット。
実験方法
SDラットを1群ごとに少なくとも10匹で無作為に分けた。各動物に対して、投与前の5日間は毎朝10時に血圧を測定した(RBP−1型ラット尾動脈血圧計、中日友好臨床医学研究所)。この群の全ての動物の5日間の血圧の平均値を、投与前の血圧(B0)とした。本発明の抽出物投与群に、総生薬重量(セロリ種子及び槐米の両者の合計重量)で5g/kg/dayの投与量で、毎朝10時に1回投与し(投与前に血圧を測定し)、10日間連続的に投与した後、最終回で測定された血圧平均値(B1)を計算した。下式により、ラットの平均血圧降下幅を計算した。
平均血圧降下幅(%)=[(B0−B1)÷B0]×100%。
結果
抽出物1の平均血圧降下幅(%)は8%、抽出物2の平均血圧降下幅(%)は12%、抽出物3の平均血圧降下幅(%)は9%であった。
実験例2:本発明抽出物による尿酸降下作用
1)実験動物
北京市斯貝福動物実験センターから購入し、実験動物品質合格証番号が11401500006019、動物室許可証番号がSCXK(京)2011−0004であり、体重が200±20gであり、計84匹の雄性SDラット。
2)実験試薬
陽性対照薬:ベンズブロマロン、Excella GmbH製、規格:50mg/錠剤、ロット番号:150201。
検出試薬キット:中生北控生物科技股フン有限公司製の尿酸(UA)検出試薬キット、南京建成生物工程研究所製のクレアチニン(CR)検出試薬キット、南京建成生物工程研究所製のキサンチンオキシダーゼ(XOD)検出試薬キット、南京建成生物工程研究所製のアデノシンデアミナーゼ(ADA)検出試薬キット、南京建成生物工程研究所製の尿素窒素(BUN)検出試薬キット、南京建成生物工程研究所製のグアニンデアミナーゼ(GuDa)検出試薬キット。
モデル作製用薬剤:米国AMRESCO社製、ロット番号が2563C076であるD−フルクトース、Sigma社から購入し、ロット番号が060M1199Vであるヒポキサンチン、Bio Dee社から購入し、ロット番号がN4126であるニコチン酸。
3)実験設備
LJX−II遠心機(上海医用分析儀器廠)、低温高速遠心機(Sigma社)、SHZ88−1型卓上型水槽恒温発振器水槽(太倉市光明実験分析儀器廠)、SHIMADZUBl−220H電子天秤、Sunriseマイクロプレートリーダー(Tecan、オーストリア)。
4)動物モデル作製
実験モデル作製方法は、発表されている研究論文『連続高フルクトース飲水のラット尿酸レベルへの影響及びその疾患メカニズム』(李麗玉、林志健、張氷等、連続高フルクトース飲水のラット尿酸レベルへの影響及びその疾患メカニズム、中華臨床栄養雑誌、2014、22(6):368−374)、文献『マウス高尿酸血症モデルに関する予備的研究』(金沈鋭、鄭軍、劉紹唐、マウス高尿酸血症モデルに関する予備的研究、成都中医薬大学学報、1999、22(01):50−51+65)、及び『Eeffcts of Rebixiao granules on blood uric acid in patients with repeatedly attacking acute gouty arthritis』(Ji Wei,Zhu Xuan−xuan,Tan Wen−feng,Lu Yan.Effects of Rebixiao granules on blood uric acid in patients with repeatedly attacking acute gouty arthritis.Chinese Journal of Integrative Medicine,2005,11(1):15−21.)を参照した。
5)群分け及び投与
乱数表に基づき、SDラットを体重によって層別化し、各層を乱数表により正常群(10匹)、フルクトースモデル作製群(50匹)、プリンモデル作製群(24匹)に分けた。正常群に水道水を与え、フルクトースモデル作製群に10%(w/v)フルクトース水を与えてモデルを作製し、プリンモデル作製群に水道水を飲ませ、体重別にヒポキサンチン500mg/kg+ニコチン酸100mg/kgを毎日1回強制経口投与し、強制経口投与容量は10ml/kgであった。ラットの摂食量、飲水量を毎日に記録し、7日間ごとに体重を秤量し、翌日に尻尾の先端を切って採血した。
フルクトースモデル作製群の血中尿酸レベルが正常群(P<0.01)より有意に高くなった後、乱数表によりフルクトースモデル作製群をモデル群、ベンズブロマロン対照群及び本発明の抽出物の高用量群、中用量群、低用量群(各群に10匹)に分け、且つ群分け後に各群ラットの体重及び血中尿酸レベルのベースラインを一致させた。そのうち、正常群、モデル群に0.5%CMC−Naを強制経口投与し、残りの投与群にかかる薬物を0.5%CMC−Naに溶解した後に強制経口投与し、毎日午前中1回強制経口投与した。投与量はベンズブロマロン20mg/kgであり、本発明の抽出物の高用量、中用量、低用量はそれぞれ、1.9g/kg、0.95g/kg、0.475g/kgであり、投与容量は15ml/kgであり、合計で35日間の実験期間であり、各群のラットへの投与量は下表1に示す。実験中、プリンモデル作製群の血中尿酸レベルは正常群に比べて終始有意差が認められなかったため、ラット高尿酸血症モデル作製が成功できず、さらに群分けをしなかった。
6)検出指標及び測定方法
実験期間中、7日間ごとに動物の体重を秤量して記録し、尾静脈から採血し、遠心分離により血清を分離した。血清尿酸(UA)、尿素窒素(BUN)、クレアチニン(CRE)、キサンチンオキシダーゼ(XOD)、アデノシンデアミナーゼ(ADA)及びグアニンデアミナーゼ(GuDa)を検出した。実験の35日目にラットの24時間尿を取り、尿量を測定し、pHを測定し、尿中尿酸、尿中クレアチニン、尿中尿素窒素レベルを検出した。実験終了後にラットを殺し、右腎を取って体重を秤量した。
各指標の具体的な測定方法は下記のとおりである。
I.ウリカーゼ比色法による血清尿酸及び尿中尿酸の検出:尿酸をウリカーゼの触媒作用下で、アラントイン及び過酸化水素(H)を生成し、Hと4−アミノアンチピリン(4−AAP)及びN−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メチルアニリン(TOOS)は、ペルオキシダーゼ(POD)の触媒作用下で有色のキノンイミン化合物を生成し、その生成量は尿酸濃度と比例した。血清又は尿サンプルを採って、尿酸検出試薬キットの取り扱い説明に従い、キュベット光路1cm、540nm〜560nmの波長条件下で、空キュベットにより零位を校正し、紫外吸光光度計により吸光度を検出し、尿酸値を得た。
II.ピクリン酸比色法による血清クレアチニン及び尿中クレアチニンの検出:血清からタンパク質を除去した上澄液中のクレアチニン又は清澄尿中のクレアチニンは、ピクリン酸とJaffe反応し、橙赤色の付加物を生成した。血清又は尿サンプルを採って、クレアチニン検出試薬キットの取り扱い説明に従い、キュベット光路1cm、510nmの波長条件下で、再蒸留水により零位を校正し、紫外吸光光度計により吸光度を検出し、クレアチニン値を得た。
III.ウレアーゼ法による血清尿素窒素及び尿中尿素窒素の検出:尿素はウレアーゼの作用下で加水分解し、アンモニアイオン及び二酸化炭素を生成し、アンモニアイオンはアルカリ性媒体にてフェノール顕色剤と青色の物質を生成し、該物質の生成量は尿酸含有量と比例した。血清又は尿サンプルを採って、尿素窒素検出試薬キットの取り扱い説明に従い、キュベット光路1cm、640nmの波長条件下で、再蒸留水により零位を校正し、紫外吸光光度計により吸光度を検出し、尿素窒素値を得た。
IV.酵素比色法によるキサンチンオキシダーゼ(XOD)の検出:キサンチンオキシダーゼの触媒作用下で、ヒポキサンチンからキサンチンが生成され、これと同時にスーパーオキシドアニオンラジカルが生成され、電子受容体及び顕色剤が存在する条件下で、赤紫色のコンジュゲートが生成される。後者の生成量に基づき、キサンチンオキシダーゼの活性を推定できる。血清サンプルを採って、キサンチンオキシダーゼ検出試薬キットの取り扱い説明に従い、キュベット光路1cm、530nmの波長において、再蒸留水により零位を校正し、紫外吸光光度計により吸光度を検出し、キサンチンオキシダーゼの活性を得た。
V.酵素比色法によるアデノシンデアミナーゼ(ADA)の検出:アデノシンデアミナーゼの触媒作用下で、アデノシンヌクレオシドが加水分解し、ヒポキサンチンヌクレオシド及びアンモニアが生成され、次いで生成されたアンモニアを発色させることにより、血清アデノシンデアミナーゼの活性を計算できる。血清サンプルを採って、アデノシンデアミナーゼ検出試薬キットの取り扱い説明に従い、キュベット光路1cm、640nmの波長において、再蒸留水により零位を校正し、紫外吸光光度計により吸光度を検出し、アデノシンデアミナーゼ活性を得た。
VI.単一酵素試薬法によるグアニンデアミナーゼ(GuDa)の検出:グアニンはグアニンデアミナーゼの作用下で、脱アミノ化してキサンチンを生成し、さらにキサンチンオキシダーゼの触媒作用下で、キサンチンからスーパーオキシドアニオンが放出され、ニトロブルーテトラゾリウムクロリド(NBT)が赤紫色に還元される。血清サンプルを採って、グアニンデアミナーゼ検出試薬キットの取り扱い説明に従い、キュベット光路0.5cm、540nmの波長において、再蒸留水により零位を校正し、紫外吸光光度計により吸光度を検出し、グアニンデアミナーゼ活性を得た。
8)結果
8.1)体重変化
正常群に比較して、実験の21日目に、モデル群のラット体重は有意に上昇した(P<0.05=。モデル群に比較して、実験期間中、各投与群のラット体重に有意差が認められなかった。表2及び図1に示す。
8.2)血清尿酸(UA)レベルの変化
正常群に比較して、実験7日目、14日目、28日目、35日目にモデル群の血清UAレベルは有意に上昇し(P<0.05又はP<0.01)、高尿酸血症モデル作製が成功したと分かる。モデル群に比較して、実験14日目、28日目、35日目に、ベンズブロマロン群の血清UAレベルは有意に低下し(P<0.05)、実験14日目、21日目、28日目、35日目に、高用量群、中用量群、低用量群の血清UAレベルはすべて有意に低下した(P<0.05又はP<0.01)。表3及び図2に示す。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
8.3)血清クレアチニン(CRE)、尿素窒素(BUN)レベルの変化
正常群に比較して、実験期間中、モデル群の血清BUNレベルに有意差が認められなかった(P>0.05)。モデル群に比較して、実験21日目、35日目に、高用量群の血清BUNレベルは有意に低下し(P<0.05又はP<0.01)、実験35日目に、中用量群、低用量群の血清BUNレベルは有意に低下した(P<0.05)。
正常群に比較して、実験21日目に、モデル群の血清CREレベルは有意に上昇した(P<0.05)。モデル群に比較して、実験35日目に、ベンズブロマロン群の血清CREレベルは有意に低下し(P<0.05)、実験21日目に、低用量群の血清CREレベルは有意に低下し(P<0.05)、実験35日目に、中用量群、低用量群の血清CREレベルは極めて有意に低下した(P<0.01)。表4及び図3、4に示す。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
8.4)血清アデノシンデアミナーゼ(ADA)、キサンチンオキシダーゼ(XOD)、グアノシンデアミナーゼ(GuDa)活性レベルの変化
正常群に比較して、実験期間中、モデル群の血清ADAレベルに有意差が認められなかった(P>0.05)。モデル群に比較して、実験21日目、高用量群の血清ADAレベルは有意に低下し(P<0.05)、実験35日目に、中用量群、低用量群の血清ADAレベルは有意に低下した(P<0.05又はP<0.01)。
正常群に比較して、実験21日目に、モデル群の血清XODレベルは有意に上昇した(P<0.05)。モデル群に比較して、実験35日目に、低用量群の血清XODレベルは有意に低下し(P<0.01)、実験期間中、高用量群、中用量群の血清XODレベルに有意差が認められなかった(P>0.05)。
正常群に比較して、実験期間中、モデル群の血清GuDaレベルに有意差が認められなかった(P>0.05)。モデル群に比較して、実験21日目に、ベンズブロマロン群の血清GuDaレベルは有意に低下し(P<0.05)、実験35日目に、中用量群、低用量群の血清GuDaレベルは有意に低下し(P<0.05又はP<0.01)、実験期間中、高用量群の血清GuDaレベルに有意差が認められなかった(P>0.05)。表5、6、7及び図5、6、7に示す。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
8.5)ラットの24時間尿量及び尿pH
実験35日目に、正常群に比較して、モデル群の24時間尿量は極めて有意に上昇し(P<0.01)、モデル群に比較して、各投与群に有意差が認められなかった(P>0.05)。正常群に比較して、モデル群の尿pHは極めて有意に低下し(P<0.01)、モデル群に比較して、中用量群尿pHは有意に上昇した(P<0.05)。表8、表9及び図8、図9に示す。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
8.6)尿中尿酸(UUA)、尿酸クリアランス、尿中クレアチニン(UCRE)、クレアチニンクリアランス及び尿中尿素窒素(UBUN)レベルの変化
実験35日目に、正常群に比較して、モデル群の尿中UAレベルは有意に低下し(P<0.05)、モデル群に比較して、高用量群、中用量群、低用量群の尿中UAレベルは有意に低下した(P<0.01)。正常群に比較して、モデル群の尿中CREレベルは有意に低下し(P<0.01)、モデル群に比較して、中用量群の尿中CREレベルは有意に低下した(P<0.05)。正常群に比較して、モデル群の尿中BUNレベルは有意に低下し(P<0.01)、モデル群に比較して、各投与群に有意差が認められなかった(P>0.05)。
ラット尿酸クリアランス、クレアチニンクリアランスを計算した。正常群に比較して、モデル群の尿酸クリアランスに有意な変化が認められず(P>0.05)、モデル群に比較して、高用量群の尿酸クリアランスは有意に低下し(P<0.01)、正常群に比較して、モデル群のクレアチニンクリアランスに有意な変化が認められず(P>0.05)、モデル群に比較して、低用量群のクレアチニンクリアランスは有意に上昇した(P<0.01)。表10、表11、表12、表13、表14及び図10、図11、図12、図13、図14に示す。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
8.7) ラットの右腎重量
実験35日目に、正常群に比較して、モデル群の腎臓重量に有意差が認められず(P>0.05)、モデル群に比較して、各投与群の腎臓重量はすべて有意に上昇した(P<0.01)。表15及び図15に示す。
注:正常群に比較して、P<0.05、P**<0.01、モデル群に比較して、PΔ<0.05、PΔΔ<0.01であった。
9)結論
本発明は、SDラットに高フルクトース水を与えることで、安定した高尿酸血症モデルを作製した。実験期間中、ラット体内血清尿酸、クレアチニン、尿素窒素等の生化学的指標を動的にモニタニングし、本発明の抽出物の異なる投与量による尿酸降下作用を観察し、且つ尿酸産生及び尿酸排泄という2つの方面からその作用メカニズムを検討した。
実験結果によれば、本発明の抽出物は、尿酸産生に関連する酵素としてXOD、ADA、GuDaの活性を低下させることにより、尿酸産生を低減させ、ラットの血中尿酸レベルを低下させ、これと同時にラットの腎臓排泄機能を改善し、ある程度腎臓尿酸排泄を促進することができる。本実験で用いられた3つの投与量のうち、本発明の抽出物の低用量 (0.475g/kg)群のラットの血中尿酸レベル低下効果が最も優れており、臨床用投与量の参考になると考えられる。
実験例3 生薬の配合比の異なる抽出物による効果
2種の生薬の配合比を調整した以外に、実施例1の方法と同様に、下表16の生薬の配合比で異なる抽出物を調製した。次に、それぞれ実験例1及び実験例2の方法に照らし、これらの抽出物の投与後7日目、14日目、21日目といった測定日の尿酸降下百分率及びその平均血圧降下幅(%)を考察した。結果を表16に示す。
通常、尿酸降下百分率が80%未満、特に75%未満の場合に、当業者からして、良好な尿酸降下効果が得られたと考えられる。しかし、平均血圧降下幅が15%より大きく、特に20%より大きいことは、当業者からして認められないことであり、通常、薬物の不良反応が生じたと考えられる。
以上の結果からすれば、血圧降下のような不良反応を生じさせることなく、血清尿酸を継続的に低下させることができるのは、2〜4:1の範囲にあるセロリ種子:槐米から得られた抽出物のみである。セロリ種子の使用量が低くなると、(血圧降下の副作用が顕著ではないものの)血清尿酸を継続的に低下させる目的を実現できない。また、セロリ種子の使用量が上記の範囲よりも多い場合に、得られた抽出物は血清尿酸を顕著且つ継続的に低下させることはできるものの、血圧降下のような顕著な不良反応をもたらす。したがって、セロリ種子:槐米を重量比で2〜4:1で得られた抽出物は最適である。
以上は、本発明の具体的な実施の形態に過ぎず、本発明の権利範囲はこれらに限定されない。当業者が本発明に開示されている技術的範囲内で簡単に想到できる変更又は代替は、すべて本発明の権利範囲に包含されると理解されるべきである。したがって、本発明の権利範囲は特許請求の範囲に記載された権利範囲に準じる。
本発明は、セロリ種子と槐米を組み合わせて得られた抽出物を提供した。該抽出物は、高尿酸血症を効果的に治療又は予防することができ、及び/又は痛風の治療又は予防に用いられるのみならず、このような組み合わせにより2つの薬物の組み合わせによる望ましくない副作用を克服できる。

Claims (10)

  1. セロリ種子及び槐米をアルコール系溶媒中で抽出して得たことを特徴とする複合セロリ種子槐米抽出物。
  2. 前記セロリ種子と槐米との配合比は重量部で2:1〜4:1である請求項1に記載の複合セロリ種子槐米抽出物。
  3. 前記アルコール系溶媒はC1〜C4アルコール系溶媒から選択されるものであり、好ましくはメタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノールであり、より好ましくはエタノールである請求項1又は2に記載の複合セロリ種子槐米抽出物。
  4. 前記アルコール系溶媒はアルコール系水溶液であり、且つ該アルコール系水溶液の濃度は体積比率で50%〜80%であり、好ましくは50%〜70%である請求項3に記載の複合セロリ種子槐米抽出物。
  5. 抽出方法は超音波抽出法である請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合セロリ種子槐米抽出物。
  6. 抽出時間は30分間〜60分間である請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合セロリ種子槐米抽出物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合セロリ種子槐米抽出物、及び1種又は複数種の薬学的に許容される担体を含有する医薬組成物。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合セロリ種子槐米抽出物又は請求項7に記載の医薬組成物の、血清アデノシンデアミナーゼ、キサンチンオキシダーゼ、グアノシンデアミナーゼのレベル上昇に起因する疾患を予防及び/又は治療するための薬物の調製への使用。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の複合セロリ種子槐米抽出物又は請求項7に記載の医薬組成物の、高尿酸血症を予防及び/又は治療するための薬物の調製への使用。
  10. 請求項1〜6のいずれかに記載の複合セロリ種子槐米抽出物又は請求項7に記載の医薬組成物の、痛風を予防及び/又は治療するための薬物の調製への使用。
JP2019512033A 2016-05-12 2017-05-12 複合セロリ種子槐米抽出物及びその医薬用途 Active JP6818972B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201610313303.8 2016-05-12
CN201610313303.8A CN107362194B (zh) 2016-05-12 2016-05-12 复方芹菜籽槐米提取物及其医药用途
PCT/CN2017/084073 WO2017193985A1 (zh) 2016-05-12 2017-05-12 复方芹菜籽槐米提取物及其医药用途

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019515050A true JP2019515050A (ja) 2019-06-06
JP6818972B2 JP6818972B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=60266289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019512033A Active JP6818972B2 (ja) 2016-05-12 2017-05-12 複合セロリ種子槐米抽出物及びその医薬用途

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3456336B8 (ja)
JP (1) JP6818972B2 (ja)
KR (2) KR20190003736A (ja)
CN (1) CN107362194B (ja)
WO (1) WO2017193985A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111529597A (zh) * 2020-05-29 2020-08-14 广东众益康生物科技有限公司 一种用于痛风和/或高尿酸血症的中药组合物
CN115120631B (zh) * 2021-03-26 2024-04-23 北京天衡军威医药技术开发有限公司 一种治疗痛风及高尿酸血症的药物组合物及其制备方法
CN113384607B (zh) * 2021-06-30 2022-06-24 北京劲得健康科技有限公司 芹菜籽提取物及其在抗高尿酸血症和抗痛风产品中的应用
CN115607588B (zh) * 2021-07-13 2023-11-17 北京天衡军威医药技术开发有限公司 一种标本兼治抗痛风的芹槐提取物与非布司他药物组合物及其用途
WO2023038287A1 (ko) * 2021-09-10 2023-03-16 경북대학교 산학협력단 샐러리씨 추출물을 유효성분으로 포함하는 근력 약화 관련 질환 예방, 개선 또는 치료용 조성물
KR102507494B1 (ko) 2021-09-10 2023-03-13 경북대학교 산학협력단 샐러리씨 추출물을 유효성분으로 포함하는 근력 약화 관련 질환 예방, 개선 또는 치료용 조성물
FR3134820A1 (fr) * 2022-04-20 2023-10-27 L'oreal Concrete et absolue de parfum obtenues par extraction de solvant (poly)ol organique a partir de matieres naturelles solides
CN115299602A (zh) * 2022-06-29 2022-11-08 北京彩晔健康管理有限公司 一种降尿酸组合物及其制备方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100569241C (zh) 2007-01-17 2009-12-16 北京天川军威医药技术开发有限公司 芹菜籽乙酸乙酯萃取物及其用途
CN101181345B (zh) * 2007-11-15 2011-01-12 南京大学 槐米黄酮提取物在制备尿酸转运子urat1抑制药物中的应用
CN102048775B (zh) * 2010-12-09 2012-11-07 北京人福军威医药技术开发有限公司 芹菜籽提取物的组合物及其制备方法
CN102008525B (zh) * 2010-12-09 2012-11-28 北京人福军威医药技术开发有限公司 芹菜籽提取物的微丸及其制备方法
CN103947948B (zh) * 2014-03-19 2015-12-30 桂玉平 一种槐花保健米糕及其加工方法
CN105535048A (zh) * 2016-01-04 2016-05-04 中国科学院昆明植物研究所 芹菜籽提取物在制备抗高尿酸血症和抗痛风的药物或保健食品中的应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP6818972B2 (ja) 2021-01-27
EP3456336A4 (en) 2019-11-06
CN107362194B (zh) 2020-08-25
EP3456336A1 (en) 2019-03-20
WO2017193985A1 (zh) 2017-11-16
KR20200142107A (ko) 2020-12-21
KR102331984B1 (ko) 2021-12-02
CN107362194A (zh) 2017-11-21
EP3456336B1 (en) 2021-07-21
EP3456336B8 (en) 2021-10-06
KR20190003736A (ko) 2019-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6818972B2 (ja) 複合セロリ種子槐米抽出物及びその医薬用途
JP4669920B2 (ja) 血糖上昇抑制且つ血圧上昇抑制作用を有する機能性素材
KR102299934B1 (ko) 숙취해소에 뛰어나며 알코올에 의한 간 손상을 예방 또는 치료용 조성물
EP2829275A1 (en) Total flavone extract of abelmoschus manihot and preparation method thereof
EP3275451B1 (en) Chinese medicine extract and preparation method and application thereof
CN106616177A (zh) 一种具有降尿酸疗效的复合多肽固体饮料及其制备方法
CN105878322A (zh) 一种结晶酶解法制备的葵花盘提取物及其制备方法
CN101785803A (zh) 用于抑制环加氧酶和/或5-脂氧化酶的组合物
KR20130107531A (ko) 백합 추출물을 유효성분으로 함유하는 만성폐쇄성 폐질환 예방 및 치료용 약학적 조성물
WO2002072123A1 (fr) Compositions prophylactiques ou therapeutiques pour des maladies tumorales ou liees au papillomavirus
TWI395590B (zh) 相思樹抽出物及其成分作為抑制黃嘌呤氧化酶之應用
KR101890796B1 (ko) 인삼열매 추출물, 헛개과병 추출물 및 미네랄 농축액을 함유하는 숙취 예방 또는 해소용 조성물
WO2018151334A1 (ja) キサンチンオキシダーゼ阻害剤及びその製造方法
JP6151003B2 (ja) カンカニクジュヨウから得られる抗糖尿病剤、ヒト又は動物用医薬および機能性食品
EP3117825A1 (en) Oral formulation comprising berberine and morus alba extract
JP2022040231A (ja) キサンチンオキシダーゼ活性阻害用組成物
JP4371431B2 (ja) 抗アレルギー性組成物
CN113456661A (zh) 一种降尿酸的复合多糖组合物及其应用
CN112587573A (zh) 壮药五叶泡醇提物作为制备抗高尿酸血症药物的用途
KR101928656B1 (ko) 신장 보호 활성을 갖는 쿠드라트리쿠스잔톤 a를 유효성분으로 포함하는 신장 질환 예방 또는 치료용 조성물
KR20160008135A (ko) 개오동나무 추출물을 함유하는 숙취 예방 또는 해소용 조성물
TW201927326A (zh) 源自綠茶萃取物之發酵物的製造方法以及源自綠茶萃取物之麴發酵物、以及含有源自綠茶萃取物之麴發酵物的組成物
JP2006016340A (ja) ザクロ抽出物を有効成分とする、血中尿酸値低下剤
KR102158661B1 (ko) 밀양 반시의 미성숙 생감꼭지 추출물을 유효성분으로 포함하는 염증성 질환의 예방, 개선 또는 치료용 조성물
KR102633837B1 (ko) 류마티스 관절염의 개선 및 치료 효능이 우수한 황금 추출물 및 황련 추출물의 혼합물 제조방법 및 상기 혼합물을 포함하는 류마티스 관절염의 예방 또는 치료용 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200814

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200820

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200911

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20201120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6818972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250