JP2019500351A5 - - Google Patents

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他の実施形態が特許請求の範囲内である。以下に、実施形態の一例を項目として記す。[項目1]
式(I)によって表される化合物
[化1]
Figure 2019500351
またはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物であって、前記薬学的組成物が追加の治療剤をさらに含む、薬学的組成物。
[項目2]
前記化合物が式(III)によって表される、項目1に記載の薬学的組成物。
[化2]
Figure 2019500351
[項目3]
前記追加の治療剤が追加の子宮収縮抑制剤である、項目1または2に記載の薬学的組成物。
[項目4]
前記薬学的組成物が1つ以上の賦形剤を含む、項目1〜3のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目5]
前記化合物が少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または99.9%の純度を有する、項目1〜4のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目6]
前記純度が高圧液体クロマトグラフィ(HPLC)によって確認される、項目5に記載の薬学的組成物。
[項目7]
前記純度がNMR分光法によって確認される、項目5に記載の薬学的組成物。
[項目8]
前記化合物または薬学的組成物が、対象への経口投与のために製剤化される、項目1〜7のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目9]
前記化合物または薬学的組成物が、錠剤、カプセル、ゲルキャップ、粉末、液体溶液、または液体懸濁液である、項目1〜8のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目10]
前記化合物または薬学的組成物が、対象への静脈内投与のために製剤化される、項目1〜7のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目11]
前記薬学的組成物がオキシトシン受容体アンタゴニストを含む、項目1〜10のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目12]
前記オキシトシン受容体アンタゴニストが、アトシバン、レトシバン、バルシバン、エペルシバン、及びノラシバン(nolasiban)からなる群から選択される、項目11に記載の薬学的組成物。
[項目13]
前記薬学的組成物がベータミメティックを含む、項目1〜12のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目14]
前記ベータミメティックが、テルブタリン、リトドリン、ヘキソプレナリン、アルブテロール、フェノテロール、ニリドリン、及びオルシプレナリンからなる群から選択される、項目13に記載の薬学的組成物。
[項目15]
前記薬学的組成物がカルシウムチャネル阻害剤を含む、項目1〜14のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目16]
前記カルシウムチャネル阻害剤がジヒドロピリジンである、項目15に記載の薬学的組成物。
[項目17]
前記ジヒドロピリジンが、ニフェジピン及びニカルジピンからなる群から選択される、項目16に記載の薬学的組成物。
[項目18]
前記薬学的組成物がマグネシウム塩を含む、項目1〜17のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目19]
前記マグネシウム塩が硫酸マグネシウムである、項目18に記載の薬学的組成物。
[項目20]
前記薬学的組成物が一酸化窒素ドナーを含む、項目1〜19のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目21]
前記一酸化窒素ドナーがニトログリセリンである、項目20に記載の薬学的組成物。
[項目22]
前記薬学的組成物がプロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートを含む、項目1〜21のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目23]
前記薬学的組成物がコルチコステロイドを含む、項目1〜22のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目24]
前記コルチコステロイドが、ベタメタゾン、デキサメタゾン、及びヒドロコルチゾンからなる群から選択される、項目23に記載の薬学的組成物。
[項目25]
前記薬学的組成物が、式(I)によって表される化合物またはその薬学的に許容される塩と、ニフェジピンとを含む、項目1〜24のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目26]
前記化合物が式(III)によって表される、項目25に記載の薬学的組成物。
[項目27]
前記薬学的組成物が、式(I)によって表される化合物またはその薬学的に許容される塩と、アトシバンとを含む、項目1〜26のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目28]
前記化合物が式(III)によって表される、項目27に記載の薬学的組成物。
[項目29]
前記化合物が約1nMの親和性でヒトプロスタグランジンF2α受容体に結合する、項目1〜28のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目30]
前記化合物が、約300μg/mL〜約500μg/mLの濃度で水溶液中に可溶性である、項目1〜29のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目31]
前記化合物が、約380μg/mLの濃度で水溶液中に可溶性である、項目30に記載の薬学的組成物。
[項目32]
前記化合物が、細胞におけるイノシトール三リン酸の合成を阻害する、項目1〜31のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目33]
前記細胞が哺乳動物細胞である、項目32に記載の薬学的組成物。
[項目34]
前記哺乳動物細胞がヒト細胞である、項目33に記載の薬学的組成物。
[項目35]
前記ヒト細胞が子宮筋層細胞である、項目34に記載の薬学的組成物。
[項目36]
前記子宮筋層細胞が子宮筋細胞である、項目35に記載の薬学的組成物。
[項目37]
前記化合物が、対象への前記化合物の投与後、前記対象の子宮収縮の振幅の低減を誘導する、項目1〜36のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目38]
前記低減が、前記投与前に記録された前記対象の子宮収縮の振幅の測定値に対して約40%〜約50%である、項目37に記載の薬学的組成物。
[項目39]
前記化合物が、対象への前記化合物の投与後、前記対象において約1時間〜約4時間の半減期を呈する、項目1〜38のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目40]
前記化合物が、対象への前記化合物の投与後、約0.25時間〜約2時間以内に、前記対象における最大血漿濃度に達する、項目1〜39のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目41]
前記対象が哺乳動物である、項目37〜40のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目42]
前記哺乳動物がヒトである、項目41に記載の薬学的組成物。
[項目43]
前記哺乳動物がイヌである、項目41に記載の薬学的組成物。
[項目44]
前記哺乳動物がラットである、項目41に記載の薬学的組成物。
[項目45]
前記投与が経口である、項目37〜44のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目46]
前記投与が静脈内である、項目37〜44のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目47]
前記化合物が式(III)によって表され、
[化3]
Figure 2019500351
前記化合物が結晶状態である、項目1〜46のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目48]
前記化合物が、約7.0°2θ、約8.1°2θ、約10.0°2θ、約20.1°2θ、約21.0°2θ、及び約23.5°2θにおける特徴的なX線粉末回折ピークを呈する、項目47に記載の薬学的組成物。
[項目49]
前記化合物が、約12.0°2θ、約13.1°2θ、約14.1°2θ、約16.4°2θ、約18.4°2θ、及び約29.5°2θにおけるX線粉末回折ピークをさらに呈する、項目48に記載の薬学的組成物。
[項目50]
前記化合物が、図19、22、29、45〜49、及び54のうちのいずれか1つに実質的に示されているようなX線粉末回折スペクトルを特徴とする、項目47〜49のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目51]
前記化合物が、図49に実質的に示されているようなX線粉末回折スペクトルを特徴とする、項目50に記載の薬学的組成物。
[項目52]
前記化合物が、約1.1ppm、約3.3ppm、約4.9ppm、約5.4ppm、約7.1ppm、約7.7ppm、約7.9ppm、及び約8.0ppmを中心とする H核磁気共鳴(NMR)ピークを呈する、項目47〜51のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目53]
前記化合物が、図21A〜図21Dに実質的に示されているような H NMRスペクトルを特徴とする、項目47〜52のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目54]
前記化合物が、示差走査熱量測定によって測定した場合に約145℃〜約147℃の吸熱を呈する、項目47〜53のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目55]
前記化合物が、示差走査熱量測定によって測定した場合に約214℃のさらなる吸熱を呈する、項目54に記載の薬学的組成物。
[項目56]
前記化合物が、図20に実質的に示されているような示差走査熱量測定曲線を特徴とする、項目55に記載の薬学的組成物。
[項目57]
前記化合物が、示差走査熱量測定によって測定した場合に約228℃のさらなる吸熱を呈する、項目54に記載の薬学的組成物。
[項目58]
前記化合物が、図23に実質的に示されているような示差走査熱量測定曲線を特徴とする、項目57に記載の薬学的組成物。
[項目59]
前記化合物が、25℃から100℃に加熱されたとき、熱重量分析によって測定した場合に約0.2%〜約0.6%の重量損失を呈する、項目47〜58のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目60]
前記化合物が、100℃から160℃に加熱されたとき、熱重量分析によって測定した場合に約2.5%〜約3.5%の重量損失を呈する、項目47〜59のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目61]
前記化合物が、図24に実質的に示されているような熱重量分析曲線を呈する、項目47〜60のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目62]
対象の早期分娩を処置または防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の式(I)によって表される化合物
[化4]
Figure 2019500351
またはその薬学的に許容される塩と、追加の治療剤とを、前記対象に投与することを含む、方法。
[項目63]
対象の帝王切開前の分娩を防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の式(I)によって表される化合物
[化5]
Figure 2019500351
またはその薬学的に許容される塩と、追加の治療剤とを、前記対象に投与することを含む、方法。
[項目64]
対象の月経困難症を処置または防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の式(I)によって表される化合物
[化6]
Figure 2019500351
またはその薬学的に許容される塩と、追加の治療剤とを、前記対象に投与することを含む、方法。
[項目65]
前記化合物が式(III)によって表される、項目62〜64のいずれかに記載の方法。
[化7]
Figure 2019500351
[項目66]
前記追加の治療剤が追加の子宮収縮抑制剤である、項目62〜65のいずれかに記載の方法。
[項目67]
対象の早期分娩を処置または防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の項目1〜61のいずれかに記載の薬学的組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
[項目68]
対象の帝王切開前の分娩を防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の項目1〜61のいずれかに記載の薬学的組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
[項目69]
対象の月経困難症を処置または防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の項目1〜61のいずれかに記載の薬学的組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
[項目70]
前記化合物が約1nMの親和性でヒトプロスタグランジンF2α受容体に結合する項目62〜69のいずれかに記載の方法。
[項目71]
前記化合物が、約300μg/mL〜約500μg/mLの濃度で水溶液中に可溶性である、項目62〜70のいずれかに記載の方法。
[項目72]
前記化合物が、約380μg/mLの濃度で水溶液中に可溶性である、項目71に記載の方法。
[項目73]
前記化合物が、細胞におけるイノシトール三リン酸の合成を阻害する、項目62〜72のいずれかに記載の方法。
[項目74]
前記細胞が哺乳動物細胞である、項目73に記載の方法。
[項目75]
前記哺乳動物細胞がヒト細胞である、項目74に記載の方法。
[項目76]
前記ヒト細胞が子宮筋層細胞である、項目75に記載の方法。
[項目77]
前記子宮筋層細胞が子宮筋細胞である、項目76に記載の方法。
[項目78]
前記化合物が式(III)によって表され、
[化8]
Figure 2019500351
前記化合物が結晶状態である、項目62〜77のいずれかに記載の方法。
[項目79]
前記化合物が、約7.0°2θ、約8.1°2θ、約10.0°2θ、約20.1°2θ、約21.0°2θ、及び約23.5°2θにおける特徴的なX線粉末回折ピークを呈する、項目78に記載の方法。
[項目80]
前記化合物が、約12.0°2θ、約13.1°2θ、約14.1°2θ、約16.4°2θ、約18.4°2θ、及び約29.5°2θにおけるX線粉末回折ピークをさらに呈する、項目79に記載の方法。
[項目81]
前記化合物が、図19、22、29、45〜49、及び54のうちのいずれか1つに実質的に示されているようなX線粉末回折スペクトルを特徴とする、項目78〜80のいずれかに記載の方法。
[項目82]
前記化合物が、図49に実質的に示されているようなX線粉末回折スペクトルを特徴とする、項目81に記載の方法。
[項目83]
前記化合物が、約1.1ppm、約3.3ppm、約4.9ppm、約5.4ppm、約7.1ppm、約7.7ppm、約7.9ppm、及び約8.0ppmを中心とする H核磁気共鳴(NMR)ピークを呈する、項目78〜82のいずれかに記載の方法。
[項目84]
前記化合物が、図21A〜図21Dに実質的に示されているような H NMRスペクトルを特徴とする、項目78〜83のいずれかに記載の方法。
[項目85]
前記化合物が、示差走査熱量測定によって測定した場合に約145℃〜約147℃の吸熱を呈する、項目78〜84のいずれかに記載の方法。
[項目86]
前記化合物が、示差走査熱量測定によって測定した場合に約214℃のさらなる吸熱を呈する、項目85に記載の方法。
[項目87]
前記化合物が、図20に実質的に示されているような示差走査熱量測定曲線を特徴とする、項目86に記載の方法。
[項目88]
前記化合物が、示差走査熱量測定によって測定した場合に約228℃のさらなる吸熱を呈する、項目85に記載の方法。
[項目89]
前記化合物が、図23に実質的に示されているような示差走査熱量測定曲線を特徴とする、項目88に記載の方法。
[項目90]
前記化合物が、25℃から100℃に加熱されたとき、熱重量分析によって測定した場合に約0.2%〜約0.6%の重量損失を呈する、項目78〜89のいずれかに記載の方法。
[項目91]
前記化合物が、100℃から160℃に加熱されたとき、熱重量分析によって測定した場合に約2.5%〜約3.5%の重量損失を呈する、項目78〜90のいずれかに記載の方法。
[項目92]
前記化合物が、図24に実質的に示されているような熱重量分析曲線を呈する、項目78〜91のいずれかに記載の方法。
[項目93]
前記対象が、約24週〜約34週の妊娠期間を特徴とする、項目62〜92のいずれかに記載の方法。
[項目94]
前記対象が、前記投与後に子宮収縮の振幅の低減を呈する、項目62〜93のいずれかに記載の方法。
[項目95]
前記低減が、前記投与前に記録された前記対象の子宮収縮の振幅の測定値に対して約40%〜約50%である、項目94に記載の方法。
[項目96]
前記化合物が、前記対象において約1時間〜約4時間の半減期を呈する、項目62〜95のいずれかに記載の方法。
[項目97]
前記化合物が、前記投与の約0.25時間〜約2時間以内に、前記対象における最大血漿濃度に達する、項目62〜96のいずれかに記載の方法。
[項目98]
前記対象が哺乳動物である、項目62〜97のいずれかに記載の方法。
[項目99]
前記哺乳動物がヒトである、項目98に記載の方法。
[項目100]
前記方法が、前記化合物または薬学的組成物を前記対象に経口投与することを含む項目62〜99のいずれかに記載の方法。
[項目101]
前記方法が、前記化合物または薬学的組成物を前記対象に静脈内投与することを含む、項目62〜99のいずれかに記載の方法。
[項目102]
前記方法が、前記対象にオキシトシン受容体アンタゴニストを投与することを含む、項目62〜101のいずれかに記載の方法。
[項目103]
前記方法が、前記オキシトシン受容体アンタゴニストを前記対象に経口投与することを含む、項目102に記載の方法。
[項目104]
前記方法が、前記オキシトシン受容体アンタゴニストを前記対象に静脈内投与することを含む、項目102に記載の方法。
[項目105]
前記オキシトシン受容体アンタゴニストが、アトシバン、レトシバン、バルシバン、エペルシバン、及びノラシバンからなる群から選択される、項目102〜104のいずれかに記載の方法。
[項目106]
前記方法が、前記対象にベータミメティックを投与することを含む、項目62〜105のいずれかに記載の方法。
[項目107]
前記方法が、前記ベータミメティックを前記対象に経口投与することを含む、項目106に記載の方法。
[項目108]
前記方法が、前記ベータミメティックを前記対象に静脈内投与することを含む、項目106に記載の方法。
[項目109]
前記ベータミメティックが、テルブタリン、リトドリン、ヘキソプレナリン、アルブテロール、フェノテロール、ニリドリン、及びオルシプレナリンからなる群から選択される、項目106〜108のいずれかに記載の方法。
[項目110]
前記方法が、前記対象にカルシウムチャネル阻害剤を投与することを含む、項目62〜109のいずれかに記載の方法。
[項目111]
前記方法が、前記カルシウムチャネル阻害剤を前記対象に経口投与することを含む、項目110に記載の方法。
[項目112]
前記方法が、前記カルシウムチャネル阻害剤を前記対象に静脈内投与することを含む、項目110に記載の方法。
[項目113]
前記カルシウムチャネル阻害剤がジヒドロピリジンである、項目110〜112のいずれかに記載の方法。
[項目114]
前記ジヒドロピリジンが、ニフェジピン及びニカルジピンからなる群から選択される、項目113に記載の方法。
[項目115]
前記方法が、前記対象にマグネシウム塩を投与することを含む、項目62〜114のいずれかに記載の方法。
[項目116]
前記方法が、前記マグネシウム塩を前記対象に経口投与することを含む、項目115に記載の方法。
[項目117]
前記方法が、前記マグネシウム塩を前記対象に静脈内投与することを含む、項目115に記載の方法。
[項目118]
前記方法が、前記マグネシウム塩を前記対象に筋肉内投与することを含む、項目115に記載の方法。
[項目119]
前記マグネシウム塩が硫酸マグネシウムである、項目115〜118のいずれかに記載の方法。
[項目120]
前記方法が、前記対象に一酸化窒素ドナーを投与することを含む、項目62〜119のいずれかに記載の方法。
[項目121]
前記方法が、前記一酸化窒素ドナーを前記対象に経口投与することを含む、項目120に記載の方法。
[項目122]
前記方法が、前記一酸化窒素ドナーを前記対象に静脈内投与することを含む、項目120に記載の方法。
[項目123]
前記一酸化窒素ドナーがニトログリセリンである、項目120〜122のいずれかに記載の方法。
[項目124]
前記方法が、前記対象にプロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートを投与することを含む、項目62〜123のいずれかに記載の方法。
[項目125]
前記方法が、前記プロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートを前記対象に経口投与することを含む、項目124に記載の方法。
[項目126]
前記方法が、前記プロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートを前記対象に膣内投与することを含む、項目124に記載の方法。
[項目127]
前記方法が、前記対象にコルチコステロイドを投与することを含む、項目62〜126のいずれかに記載の方法。
[項目128]
前記方法が、前記コルチコステロイドを前記対象に経口投与することを含む、項目127に記載の方法。
[項目129]
前記方法が、前記コルチコステロイドを前記対象に筋肉内投与することを含む、項目127に記載の方法。
[項目130]
前記コルチコステロイドが、ベタメタゾン、デキサメタゾン、及びヒドロコルチゾンからなる群から選択される、項目127〜129のいずれかに記載の方法。
[項目131]
前記方法が、治療有効量の式(I)によって表される化合物またはその薬学的に許容される塩と、ニフェジピンとを、前記対象に投与することを含む、項目62〜130のいずれかに記載の方法。
[項目132]
前記化合物が式(III)によって表される、項目131に記載の方法。
[項目133]
前記方法が、治療有効量の式(I)によって表される化合物またはその薬学的に許容される塩と、アトシバンとを、前記対象に投与することを含む、項目62〜132のいずれかに記載の方法。
[項目134]
前記化合物が式(III)によって表される、項目133に記載の方法。
[項目135]
項目1〜61のいずれかに記載の薬学的組成物と、添付文書とを含む、キット。
[項目136]
前記添付文書が、早期分娩を経験しているまたは体験するリスクのある対象に前記化合物または薬学的組成物を投与するよう、前記キットの使用者に指示する、項目135に記載のキット。
[項目137]
前記対象が、約24週〜約34週の妊娠期間を特徴とする、項目136に記載のキット。
[項目138]
前記添付文書が、前記化合物または薬学的組成物を水溶液と混合するよう、前記キットの使用者に指示する、項目135〜137のいずれかに記載のキット。
[項目139]
前記添付文書が、前記化合物または薬学的組成物を前記対象に経口投与するよう、前記キットの使用者に指示する、項目136〜138のいずれかに記載のキット。
[項目140]
前記添付文書が、前記化合物または薬学的組成物を前記対象に静脈内投与するよう、前記キットの使用者に指示する、項目136〜138のいずれかに記載のキット。
[項目141]
式(II)によって表される化合物を含む薬学的組成物であって、
[化9]
Figure 2019500351
前記薬学的組成物が追加の治療剤をさらに含む、薬学的組成物。
[項目142]
前記追加の治療剤が追加の子宮収縮抑制剤である、項目141に記載の薬学的組成物。
[項目143]
前記薬学的組成物が1つ以上の賦形剤を含む、項目141または142に記載の薬学的組成物。
[項目144]
前記化合物が少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または99.9%の純度を有する、項目141〜143のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目145]
前記純度が高圧液体クロマトグラフィ(HPLC)によって確認される、項目144に記載の薬学的組成物。
[項目146]
前記純度がNMR分光法によって確認される、項目144に記載の薬学的組成物。
[項目147]
前記化合物または薬学的組成物が、対象への経口投与のために製剤化される、項目141〜146のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目148]
前記化合物または薬学的組成物が、錠剤、カプセル、ゲルキャップ、粉末、液体溶液、または液体懸濁液である、項目141〜147のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目149]
前記化合物または薬学的組成物が、対象への静脈内投与のために製剤化される、項目141〜146のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目150]
前記薬学的組成物がオキシトシン受容体アンタゴニストを含む、項目141〜149のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目151]
前記オキシトシン受容体アンタゴニストが、アトシバン、レトシバン、バルシバン、エペルシバン、及びノラシバンからなる群から選択される、項目150に記載の薬学的組成物。
[項目152]
前記薬学的組成物がベータミメティックを含む、項目141〜151のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目153]
前記ベータミメティックが、テルブタリン、リトドリン、ヘキソプレナリン、アルブテロール、フェノテロール、ニリドリン、及びオルシプレナリンからなる群から選択される、項目152に記載の薬学的組成物。
[項目154]
前記薬学的組成物がカルシウムチャネル阻害剤を含む、項目141〜153のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目155]
前記カルシウムチャネル阻害剤がジヒドロピリジンである、項目154に記載の薬学的組成物。
[項目156]
前記ジヒドロピリジンが、ニフェジピン及びニカルジピンからなる群から選択される、項目155に記載の薬学的組成物。
[項目157]
前記薬学的組成物がマグネシウム塩を含む、項目141〜156のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目158]
前記マグネシウム塩が硫酸マグネシウムである、項目157に記載の薬学的組成物。
[項目159]
前記薬学的組成物が一酸化窒素ドナーを含む、項目141〜158のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目160]
前記一酸化窒素ドナーがニトログリセリンである、項目159に記載の薬学的組成物。
[項目161]
前記薬学的組成物がプロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートを含む、項目141〜160のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目162]
前記薬学的組成物がコルチコステロイドを含む、項目141〜161のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目163]
前記コルチコステロイドが、ベタメタゾン、デキサメタゾン、及びヒドロコルチゾンからなる群から選択される、項目162に記載の薬学的組成物。
[項目164]
前記薬学的組成物が、式(II)によって表される化合物と、ニフェジピンとを含む、項目141〜163のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目165]
前記薬学的組成物が、式(II)によって表される化合物と、アトシバンとを含む、項目141〜164のいずれかに記載の薬学的組成物。
[項目166]
対象の早期分娩を処置または防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の式(II)によって表される化合物と、
[化10]
Figure 2019500351
追加の治療剤とを、前記対象に提供することを含む、方法。
[項目167]
対象の帝王切開前の分娩を防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の式(II)によって表される化合物と、
[化11]
Figure 2019500351
追加の治療剤とを、前記対象に提供することを含む、方法。
[項目168]
対象の月経困難症を処置または防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の式(II)によって表される化合物と、
[化12]
Figure 2019500351
追加の治療剤とを、前記対象に提供することを含む、方法。
[項目169]
前記追加の治療剤が追加の子宮収縮抑制剤である、項目166〜168のいずれかに記載の方法。
[項目170]
対象の早期分娩を処置または防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の項目141〜165のいずれかに記載の薬学的組成物を前記対象に提供することを含む、方法。
[項目171]
対象の帝王切開前の分娩を防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の項目141〜165のいずれかに記載の薬学的組成物を前記対象に提供することを含む、方法。
[項目172]
対象の月経困難症を処置または防止する方法であって、前記方法が、治療有効量の項目141〜165のいずれかに記載の薬学的組成物を前記対象に提供することを含む、方法。
[項目173]
前記対象が、約24週〜約34週の妊娠期間を特徴とする、項目166〜172のいずれかに記載の方法。
[項目174]
前記対象が、前記提供後に子宮収縮の振幅の低減を呈する、項目166〜173のいずれかに記載の方法。
[項目175]
前記低減が、前記提供前に記録された前記対象の子宮収縮の振幅の測定値に対して約40%〜約50%である、項目174に記載の方法。
[項目176]
前記対象が哺乳動物である、項目166〜175のいずれかに記載の方法。
[項目177]
前記哺乳動物がヒトである、項目176に記載の方法。
[項目178]
前記方法が、前記化合物または薬学的組成物を前記対象に経口投与することを含む、項目166〜177のいずれかに記載の方法。
[項目179]
前記方法が、前記化合物または薬学的組成物を前記対象に静脈内投与することを含む、項目166〜177のいずれかに記載の方法。
[項目180]
前記方法が、前記対象にオキシトシン受容体アンタゴニストを投与することを含む、項目166〜179のいずれかに記載の方法。
[項目181]
前記方法が、前記オキシトシン受容体アンタゴニストを前記対象に経口投与することを含む、項目180に記載の方法。
[項目182]
前記方法が、前記オキシトシン受容体アンタゴニストを前記対象に静脈内投与することを含む、項目180に記載の方法。
[項目183]
前記オキシトシン受容体アンタゴニストが、アトシバン、レトシバン、バルシバン、エペルシバン、及びノラシバンからなる群から選択される、項目180〜182のいずれかに記載の方法。
[項目184]
前記方法が、前記対象にベータミメティックを投与することを含む、項目166〜183のいずれかに記載の方法。
[項目185]
前記方法が、前記ベータミメティックを前記対象に経口投与することを含む、項目184に記載の方法。
[項目186]
前記方法が、前記ベータミメティックを前記対象に静脈内投与することを含む、項目184に記載の方法。
[項目187]
前記ベータミメティックが、テルブタリン、リトドリン、ヘキソプレナリン、アルブテロール、フェノテロール、ニリドリン、及びオルシプレナリンからなる群から選択される、項目184〜186のいずれかに記載の方法。
[項目188]
前記方法が、前記対象にカルシウムチャネル阻害剤を投与することを含む、項目166〜187のいずれかに記載の方法。
[項目189]
前記方法が、前記カルシウムチャネル阻害剤を前記対象に経口投与することを含む、項目188に記載の方法。
[項目190]
前記方法が、前記カルシウムチャネル阻害剤を前記対象に静脈内投与することを含む、項目188に記載の方法。
[項目191]
前記カルシウムチャネル阻害剤がジヒドロピリジンである、項目188〜190のいずれかに記載の方法。
[項目192]
前記ジヒドロピリジンが、ニフェジピン及びニカルジピンからなる群から選択される、項目191に記載の方法。
[項目193]
前記方法が、前記対象にマグネシウム塩を投与することを含む、項目166〜192のいずれかに記載の方法。
[項目194]
前記方法が、前記マグネシウム塩を前記対象に経口投与することを含む、項目193に記載の方法。
[項目195]
前記方法が、前記マグネシウム塩を前記対象に静脈内投与することを含む、項目193に記載の方法。
[項目196]
前記方法が、前記マグネシウム塩を前記対象に筋肉内投与することを含む、項目193に記載の方法。
[項目197]
前記マグネシウム塩が硫酸マグネシウムである、項目193〜196のいずれかに記載の方法。
[項目198]
前記方法が、前記対象に一酸化窒素ドナーを投与することを含む、項目166〜197のいずれかに記載の方法。
[項目199]
前記方法が、前記一酸化窒素ドナーを前記対象に経口投与することを含む、項目198に記載の方法。
[項目200]
前記方法が、前記一酸化窒素ドナーを前記対象に静脈内投与することを含む、項目198に記載の方法。
[項目201]
前記一酸化窒素ドナーがニトログリセリンである、項目198〜200のいずれかに記載の方法。
[項目202]
前記方法が、前記対象にプロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートを投与することを含む、項目166〜201のいずれかに記載の方法。
[項目203]
前記方法が、前記プロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートを前記対象に経口投与することを含む、項目202に記載の方法。
[項目204]
前記方法が、前記プロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートを前記対象に膣内投与することを含む、項目202に記載の方法。
[項目205]
前記方法が、前記対象にコルチコステロイドを投与することを含む、項目166〜204のいずれかに記載の方法。
[項目206]
前記方法が、前記コルチコステロイドを前記対象に経口投与することを含む、項目205に記載の方法。
[項目207]
前記方法が、前記コルチコステロイドを前記対象に筋肉内投与することを含む、項目205に記載の方法。
[項目208]
前記コルチコステロイドが、ベタメタゾン、デキサメタゾン、及びヒドロコルチゾンからなる群から選択される、項目205〜207のいずれかに記載の方法。
[項目209]
前記方法が、治療有効量の式(II)によって表される化合物と、ニフェジピンとを、前記対象に提供することを含む、項目166〜208のいずれかに記載の方法。
[項目210]
前記方法が、治療有効量の式(II)によって表される化合物と、アトシバンとを、前記対象に提供することを含む、項目166〜208のいずれかに記載の方法。
[項目211]
項目141〜165のいずれかに記載の薬学的組成物と、添付文書とを含む、キット。
[項目212]
前記添付文書が、早期分娩を経験しているまたは体験するリスクのある対象に前記化合物または薬学的組成物を投与するよう、前記キットの使用者に指示する、項目211に記載のキット。
[項目213]
前記対象が、約24週〜約34週の妊娠期間を特徴とする、項目212に記載のキット。
[項目214]
前記添付文書が、前記化合物または薬学的組成物を水溶液と混合するよう、前記キットの使用者に指示する、項目211〜213のいずれかに記載のキット。
[項目215]
前記添付文書が、前記化合物または薬学的組成物を前記対象に経口投与するよう、前記キットの使用者に指示する、項目212又は213に記載のキット。
[項目216]
前記添付文書が、前記化合物または薬学的組成物を前記対象に静脈内投与するよう、前記キットの使用者に指示する、項目212又は213に記載のキット。

Claims (46)

  1. ヒト患者の早期分娩を処置または防止するときに使用するための、式(I)によって表される化合物
    Figure 2019500351
    またはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物であって、前記化合物は、追加の治療剤と共に、前記患者に投与されるものである薬学的組成物
  2. ヒト患者の帝王切開前の分娩を防止するときに使用するための、式(I)によって表される化合物
    Figure 2019500351
    またはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物であって、前記化合物は、追加の治療剤と共に、前記患者に投与されるものである薬学的組成物
  3. 前記化合物が式(III)によって表される、請求項に記載の薬学的組成物
    Figure 2019500351
  4. 前記化合物が結晶状態である、請求項に記載の薬学的組成物
  5. 前記化合物が、約7.0°2θ、約8.1°2θ、約10.0°2θ、約12.0°2θ、約13.1°2θ、約14.1°2θ、約16.4°2θ、約18.4°2θ、約20.1°2θ、約21.0°2θ約23.5°2θ及び約29.5°2θにおける特徴的なX線粉末回折ピークを呈する、請求項に記載の薬学的組成物
  6. 前記化合物が、図49に実質的に示されているようなX線粉末回折スペクトルによって特徴付けられる、請求項に記載の薬学的組成物
  7. 前記化合物が、約1.1ppm、約3.3ppm、約4.9ppm、約5.4ppm、約7.1ppm、約7.7ppm、約7.9ppm、及び約8.0ppmを中心とするH核磁気共鳴(NMR)ピークを呈する、請求項に記載の薬学的組成物
  8. 前記化合物が、図21A〜図21Dに実質的に示されているようなH NMRスペクトルによって特徴付けられる、請求項に記載の薬学的組成物
  9. 前記化合物が、示差走査熱量測定によって測定した場合に約145℃〜約147℃の吸熱を呈する、請求項に記載の薬学的組成物
  10. 前記化合物が、図20または図23に実質的に示されているような示差走査熱量測定曲線によって特徴付けられる、請求項に記載の薬学的組成物
  11. 前記化合物が、25℃から100℃に加熱されたとき、熱重量分析によって測定した場合に約0.2%〜約0.6%の重量損失を呈する、請求項に記載の薬学的組成物
  12. 前記化合物が、図24に実質的に示されているような熱重量分析曲線を呈する、請求項11に記載の薬学的組成物
  13. 前記追加の治療剤が子宮収縮抑制剤である、請求項1に記載の薬学的組成物。
  14. 前記子宮収縮抑制剤が、オキシトシン受容体アンタゴニストである、請求項13に記載の薬学的組成物
  15. 前記オキシトシン受容体アンタゴニストが、アトシバン、レトシバン、バルシバン、エペルシバン、またはノラシバンである、請求項14に記載の薬学的組成物
  16. 前記オキシトシン受容体アンタゴニストが、アトシバンである、請求項15に記載の薬学的組成物。
  17. 前記子宮収縮抑制剤が、カルシウムチャネル阻害剤である、請求項13に記載の薬学的組成物
  18. 前記カルシウムチャネル阻害剤が、ニフェジピンまたはニカルジピンである、請求項17に記載の薬学的組成物
  19. 前記カルシウムチャネル阻害剤が、ニフェジピンである、請求項18に記載の薬学的組成物。
  20. 前記追加の治療剤が、ベータミメティック、マグネシウム塩、一酸化窒素ドナー、プロゲステロンあるいはこれらの変異体、またはコルチコステロイドである、請求項1に記載の薬学的組成物。
  21. 前記追加の治療剤が、テルブタリン、リトドリン、ヘキソプレナリン、アルブテロール、フェノテロール、ニリドリン、及びオルシプレナリンからなる群から選択されるベータミメティックである、請求項20に記載の薬学的組成物
  22. 前記追加の治療剤マグネシウム塩である、請求項20に記載の薬学的組成物
  23. 前記追加の治療剤ニトログリセリンである、請求項20に記載の薬学的組成物
  24. 前記追加の治療剤プロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートである、請求項20に記載の薬学的組成物
  25. 前記追加の治療剤、ベタメタゾン、デキサメタゾン、及びヒドロコルチゾンからなる群から選択される、コルチコステロイドである、請求項20に記載の薬学的組成物
  26. 前記化合物が、前記患者に経口投与するために製剤化される、請求項1に記載の薬学的組成物。
  27. 前記患者が、約24週〜約34週の妊娠期間によって特徴付けられる、請求項1に記載の薬学的組成物。
  28. 前記患者が、前記化合物の前記患者への投与後に子宮収縮の振幅の低減を呈する、請求項1に記載の薬学的組成物
  29. ヒト患者の早期分娩を処置または防止するときに使用するための、式(II)によって表される化合物
    Figure 2019500351
    を含む薬学的組成物であって、前記化合物は、追加の治療剤と共に、前記患者に提供される薬学的組成物
  30. ヒト患者の帝王切開前の分娩を防止するときに使用するための、式(II)によって表される化合物
    Figure 2019500351
    を含む薬学的組成物であって、前記化合物は、追加の治療剤と共に、前記患者に提供される薬学的組成物
  31. 前記追加の治療剤が、子宮収縮抑制剤である、請求項29に記載の薬学的組成物
  32. 前記子宮収縮抑制剤が、オキシトシン受容体アンタゴニストである、請求項31に記載の薬学的組成物
  33. 前記オキシトシン受容体アンタゴニストが、アトシバン、レトシバン、バルシバン、エペルシバン、またはノラシバンである、請求項32に記載の薬学的組成物
  34. 前記オキシトシン受容体アンタゴニストが、アトシバンである、請求項33に記載の薬学的組成物。
  35. 前記子宮収縮抑制剤が、カルシウムチャネル阻害剤である、請求項31に記載の薬学的組成物
  36. 前記カルシウムチャネル阻害剤が、ニフェジピンまたはニカルジピンである、請求項35に記載の薬学的組成物
  37. 前記カルシウムチャネル阻害剤が、ニフェジピンである、請求項36に記載の薬学的組成物
  38. 前記追加の治療剤が、ベータミメティック、マグネシウム塩、一酸化窒素ドナー、プロゲステロンあるいはこれら変異体、またはコルチコステロイドである、請求項29に記載の薬学的組成物
  39. 前記追加の治療剤が、テルブタリン、リトドリン、ヘキソプレナリン、アルブテロール、フェノテロール、ニリドリン、及びオルシプレナリンからなる群から選択されるベータミメティックである、請求項38に記載の薬学的組成物
  40. 前記追加の治療剤が、硫酸マグネシウムである、請求項38に記載の薬学的組成物
  41. 前記追加の治療剤が、ニトログリセリンである、請求項38に記載の薬学的組成物
  42. 前記追加の治療剤が、プロゲステロンまたは17−α−ヒドロキシプロゲステロンカプロエートである、請求項38に記載の薬学的組成物
  43. 前記追加の治療剤が、ベタメタゾン、デキサメタゾン、及びヒドロコルチゾンからなる群から選択されるコルチコステロイドである、請求項38に記載の薬学的組成物
  44. 前記患者が、約24週〜約34週の妊娠期間によって特徴付けられる、請求項29に記載の薬学的組成物。
  45. 式(I)によって表される化合物
    Figure 2019500351
    またはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物であって、前記薬学的組成物が追加の治療剤および1つ以上の賦形剤をさらに含む、薬学的組成物。
  46. 前記化合物が式(III)によって表される、請求項45に記載の薬学的組成物。
    Figure 2019500351
JP2018529284A 2016-01-04 2017-01-04 ヒドロキシプロピルチアゾリジンカルボキサミド誘導体のアルファ-アミノエステル及びその塩形態、結晶多形 Active JP7169573B2 (ja)

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