JP2019217846A - 車両制御装置、車両制御方法およびプログラム - Google Patents

車両制御装置、車両制御方法およびプログラム Download PDF

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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units, or advanced driver assistance systems for ensuring comfort, stability and safety or drive control systems for propelling or retarding the vehicle
    • B60W30/14Adaptive cruise control
    • B60W30/16Control of distance between vehicles, e.g. keeping a distance to preceding vehicle
    • B60W30/165Automatically following the path of a preceding lead vehicle, e.g. "electronic tow-bar"

Abstract

【課題】より良好に自車両の走行を制御し得る車両制御装置、車両制御方法およびプログラムを提供する。【解決手段】車両制御装置は、自車両10の一方の側に位置する第1のレーンマーク112Cと先行車両102aとの車線幅方向における距離である第1の距離D1と、自車両の他方の側に位置する第2のレーンマーク112Rと先行車両との車線幅方向における距離である第2の距離D2とを算出する算出部63と、第1の距離と第2の距離とに基づいて自車両の走行を制御する制御部64とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御装置、車両制御方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、先行車両に対する追従制御を以下のように行う走行制御装置が開示されている。即ち、追従中の先行車両が基準白線から設定値以上横方向に移動していない場合には、自車両の進行方向と先行車両の進行方向とが一致していると判定して、現在の追従制御を継続する。一方、追従中の先行車両が基準白線から設定値以上横方向に移動した場合には、分岐方向に進む先行車両の進行方向と、直進する自車両の進行方向とが一致しないと判定して、先行車両に対する追従制御を中断する。
特開2005−138762号公報
しかしながら、特許文献1に記載された走行制御装置では、基準白線と先行車両との横方向の距離に基づいて単に判定を行うため、先行車両に対する追従制御の継続および中断を必ずしも良好に制御し得ない。
本発明の目的は、より良好に自車両の走行を制御し得る車両制御装置、車両制御方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の一態様による車両制御装置は、周辺情報に基づいてレーンマークと先行車両とを検出する検出部と、複数の前記レーンマークのうちの自車両の一方の側に位置するレーンマークである第1のレーンマークと前記先行車両との車線幅方向における距離である第1の距離と、前記複数のレーンマークのうちの前記自車両の他方の側に位置するレーンマークである第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離である第2の距離とを算出する算出部と、前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記自車両の走行を制御する制御部とを有する。
本発明の他の態様による車両制御方法は、周辺情報に基づいてレーンマークと先行車両とを検出するステップと、複数の前記レーンマークのうちの自車両の一方の側に位置するレーンマークである第1のレーンマークと前記先行車両との車線幅方向における距離である第1の距離と、前記複数のレーンマークのうちの前記自車両の他方の側に位置するレーンマークである第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離である第2の距離とを算出するステップと、前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記自車両の走行を制御するステップとを有する。
本発明の更に他の態様によるプログラムは、コンピュータに、周辺情報に基づいてレーンマークと先行車両とを検出するステップと、複数の前記レーンマークのうちの自車両の一方の側に位置するレーンマークである第1のレーンマークと前記先行車両との車線幅方向における距離である第1の距離と、前記複数のレーンマークのうちの前記自車両の他方の側に位置するレーンマークである第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離である第2の距離とを算出するステップと、前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記自車両の走行を制御するステップとを実行させる。
本発明によれば、より良好に自車両の走行を制御し得る車両制御装置、車両制御方法およびプログラムを提供することができる。
一実施形態による車両制御装置が備えられた車両を示すブロック図である。 走行状態の例を示す図である。 第1の距離に対する第2の距離の比の変化の例を示すグラフである。 走行状態の例を示す図である。 第1の距離に対する第2の距離の比の変化の例を示すグラフである。 走行状態の例を示す図である。 第1の距離に対する第2の距離の比の変化の例を示すグラフである。 走行状態の例を示す図である。 第1の距離に対する第2の距離の比の変化の例を示すグラフである。 一実施形態による車両制御装置の動作の例を示すフローチャートである。 第1の距離に対する第2の距離の比の変化の例を示すグラフである。 一実施形態の変形例による車両制御装置の動作の例を示すフローチャートである。 一実施形態の変形例による車両制御装置の動作の例を示すフローチャートである。
本発明に係る車両制御装置、車両制御方法およびプログラムについて、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
[一実施形態]
一実施形態による車両制御装置、車両制御方法およびプログラムについて図面を用いて説明する。図1は、本実施形態による車両制御装置が備えられた車両を示すブロック図である。
車両(自車両)10には、走行支援システム12と、駆動力制御システム14と、制動力制御システム16と、EPSシステム(電動パワーステアリングシステム)18と、車速センサ20とが備えられている。
走行支援システム12には、走行支援ECU(走行支援電子制御装置、車両制御装置)44が備えられている。
走行支援システム12は、自車両10の周囲に現れる各種の周辺物体(検出物体)100およびレーンマーク112を検出する。なお、レーンマーク一般について説明する際には、符号112を用いることとする。個々のレーンマークについて説明する際には、符号112C、112L、112R(図2参照)を用いることとする。周辺物体100としては、例えば、自車両10以外の車両である他車両102が挙げられる。なお、他車両一般について説明する際には、符号102を用い、個々の他車両について説明する際には、符号102a〜102d(図6参照)を用いることとする。また、周辺物体100として、不図示の路側物、歩行者などが挙げられる。路側物としては、例えば、ガードレール、壁などが挙げられる。走行支援システム12は、周辺物体100およびレーンマーク112に応じて車両10の走行を支援する。
駆動力制御システム14には、駆動ECU30が備えられている。駆動力制御システム14は、車両10の駆動力制御を実行する。駆動ECU30は、不図示のエンジンなどを制御することにより、車両10の駆動力を制御する。本実施形態において行われる駆動力制御には、自動クルーズ制御が含まれる。自動クルーズ制御は、車速Vを目標車速に一致させるように車両10を走行させる制御である。
制動力制御システム16には、制動ECU32が備えられている。制動力制御システム16は、車両10の制動力制御を実行する。制動ECU32は、不図示のブレーキ機構などを制御することにより、車両10の制動力を制御する。
EPSシステム18には、EPS ECU34が備えられている。EPSシステム18は、操舵アシスト制御を実行する。EPS ECU34は、電動パワーステアリング装置の構成要素などを制御することにより、運転者による操舵をアシストする。電動パワーステアリング装置の構成要素としては、不図示の電動モータ、不図示のトルクセンサ、不図示の舵角センサなどが挙げられる。
車速センサ20は、車両10の車速を検出する。車速センサ20は、車速を示す情報である車速情報Svを走行支援システム12などに供給する。
走行支援システム12には、カメラ(撮像部)40が更に備えられている。カメラ40によって取得された情報であるカメラ情報Scが、カメラ40から走行支援ECU44に供給される。カメラ情報Scには、カメラ40によって取得される画像(撮像画像)が含まれる。カメラ情報Scは、後述するレーダ情報Srと相俟って、自車両10の周辺情報を構成する。なお、カメラ40によって検出される検出物体100はカメラ物標と称される。
図1においては、1つのカメラ40が図示されているが、複数のカメラ40を備えるようにしてもよい。例えば、2つのカメラ40を左右対称に配置することによりステレオカメラを構成するようにしてもよい。カメラ40は、例えば、1秒間あたり15フレーム以上の画像を取得する。ここでは、例えば、1秒間あたり30フレームの画像がカメラ40によって取得される。カメラ40は、モノクロ画像を取得するモノクロカメラであってもよいし、カラー画像を取得するカラーカメラであってもよい。また、カメラ40は、可視光域の画像を取得してもよいし、赤外領域の画像を取得してもよい。カメラ40は、例えば、車両10の車室内の前方部分における車幅方向の中心部に配されている。より具体的には、カメラ40は、バックミラーの周辺に配されている。なお、車両10の前部バンパ部における車幅方向の中心部にカメラ40を配するようにしてもよい。
走行支援システム12には、レーダ42が更に備えられている。レーダ42は、送信波Wtを車両10の外部に向かって発し、送信波Wtのうち検出物体100によって反射されて戻って来る反射波Wrを受信する。送信波Wtとしては、例えば電磁波など、より具体的にはミリ波などが用いられる。検出物体100は、上述したように、不図示の歩行者、壁、他車両102などである。レーダ42は、反射波Wrなどに基づいてレーダ情報(反射波信号)Srを生成する。レーダ42は、レーダ情報Srを走行支援ECU44に供給する。なお、レーダ42によって検出される検出物体100は、レーダ物標と称される。
図1においては、1つのレーダ42が図示されているが、複数のレーダ42を備えるようにしてもよい。レーダ42は、例えば、車両10の前側に配されている。例えば、フロントバンパ、フロントグリルなどにレーダ42が配される。レーダ42を、車両10の後ろ側に配するようにしてもよい。例えば、リアバンパ、リアグリルなどにレーダ42を配するようにしてもよい。また、車両10の側方にレーダ42を配するようにしてもよい。例えば、フロントバンパの側方にレーダ42を配するようにしてもよい。レーダ42は、ミリ波レーダに限定されるものではない。例えば、レーザレーダ、超音波センサなどをレーダ42として用いるようにしてもよい。
走行支援ECU44は、走行支援システム12の全体の制御を司る。走行支援ECU44には、演算部52と、記憶部54とが備えられている。
カメラ情報Scおよびレーダ情報Srが、走行支援ECU44に供給される。走行支援ECU44は、通信線(信号線)56を介して、駆動ECU30、制動ECU32、および、EPS ECU34と通信する。走行支援ECU44には、不図示の入出力部が備えられている。入出力部には、アナログ信号をデジタル信号に変換する不図示のA/D変換部が備えられている。
演算部(コンピュータ)52は、例えばCPU(Central Processing Unit)によって構成されている。演算部52は、カメラ情報Scとレーダ情報Srと車速情報Svとを用いて所定の演算処理を行う。演算部52は、演算処理の結果に基づいて、駆動ECU30、制動ECU32およびEPS ECU34の各々に対して供給する信号を生成する。
演算部52には、他車両認識部(検出部)60と、車線認識部(走行レーン認識部、検出部)62と、総合判定部(算出部)63と、走行支援部(制御部)64とが備えられている。他車両認識部60と、車線認識部62と、総合判定部63と、走行支援部64とは、記憶部54に記憶されているプログラムが演算部52によって実行されることによって実現される。かかるプログラムは、記憶部54に記憶されていなくてもよい。例えば、不図示の無線通信装置を介して外部からかかるプログラムが供給されるようにしてもよい。無線通信装置としては、例えば、携帯電話機、スマートフォンなどが挙げられる。
他車両認識部60には、カメラ情報処理部70と、レーダ情報処理部72と、判定部73とが備えられている。カメラ情報処理部70は、カメラ情報Scに基づいて他車両102を認識する。カメラ情報処理部70は、例えばパターンマッチングを行うことにより、他車両102を認識する。レーダ情報処理部72は、レーダ情報Srに基づいて、他車両102を含む検出物体100の大きさ、相対速度などを認識する。判定部73は、カメラ情報処理部70による処理の結果とレーダ情報処理部72による処理の結果とに基づいて、他車両102の位置、種類などを判定し得る。即ち、判定部73は、カメラ物標とレーダ物標とに基づいて、他車両102の位置、種類などを判定し得る。
他車両102の位置Lとしては、例えば、他車両102の走行軌跡の一部が用いられる。より具体的には、例えば、所定時間内における他車両102の走行軌跡が、他車両102の位置Lとして用いられる。他車両102の位置Lについて説明する際には、符号Lを用い、他車両102a〜102dの個々の位置について説明する際には、符号La〜Ldを用いる。例えば、所定時間内における他車両102の走行軌跡から得られる平均位置が、当該他車両102の位置Lとして用いられる。なお、上記では、所定時間内における他車両102の走行軌跡から得られる平均位置を、当該他車両102の位置Lとする場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、他車両102の後端の中心の位置を、他車両102の位置Lとしてもよい。
車線認識部62には、カメラ情報処理部74と、判定部76とが備えられている。カメラ情報処理部74は、カメラ情報Scに基づいてレーンマーク112を検出する。カメラ情報処理部74は、レーンマーク112を検出する際、例えば、パターンマッチングを用いる。判定部76は、自車両10が走行する車線(走行レーン)110の位置、即ち、自車線の位置を、他車両認識部60によって取得された他車両102に関する情報と、レーンマーク112とに基づいて判定する。なお、車線一般について説明する際には、符号110を用い、個々の車線について説明する際には、符号110L、110R(図2参照)を用いる。
総合判定部63は、他車両認識部60によって認識された他車両102に関する情報と、車線認識部62によって認識されたレーンマーク112に関する情報とに基づいて、総合的な判定を行う。具体的には、総合判定部63は、他車両認識部60から供給される他車両102aの位置を示す情報と、車線認識部62から供給されるレーンマーク112の位置を示す情報とに基づいて、以下のような処理を行う。即ち、総合判定部63は、自車両10の一方の側のレーンマーク(第1のレーンマーク)112の位置と先行車両102の位置Lとの車線幅方向における距離である第1の距離D1を算出する。先行車両とは、自車両10の直前を走行している他車両のことである。また、総合判定部63は、自車両10の他方の側のレーンマーク(第2のレーンマーク)112の位置と先行車両102の位置Lとの車線幅方向における距離である第2の距離D2を算出する。そして、総合判定部63は、第1の距離D1と第2の距離D2とに基づいて、より具体的には、第1の距離D1と第2の距離D2との変化の態様に基づいて、総合的な判定を行う。
走行支援部64は、他車両認識部60から供給される他車両102の情報と、車線認識部62によって認識される車線110の情報と、総合判定部63から供給される情報とに基づいて、車両10の走行支援を行う。走行支援は、例えば、LKAS(レーン・キープ・アシスト・システム)制御およびRDM(ロード・デパーチャ・ミティゲーション)制御を実行する。LKAS制御においては、例えば、自車線110の中央を自車両10が走行するようにステアリング操作が支援され、運転負荷が軽減される。LKAS制御においては、走行支援部64は、例えば自車線110の中央を自車両10が走行するようにEPS ECU34に対してステアリング舵角の指令を出力する。LKAS制御は、上述した自動クルーズ制御と組み合わせて用いてられてもよい。RDM制御においては、自車両10が車線110を逸脱しそうな際又は逸脱した際、ブレーキおよびステアリングを制御することによって、自車両10が自車線110から逸脱することを抑制する。RDM制御に際し、走行支援部64は、車線110から自車両10が逸脱するのを防止するため、制動ECU32に対して制動指令を出力するとともに、EPS ECU34に対してステアリング舵角の指令を出力する。
記憶部54は、不図示のRAM(Random Access Memory)と、不図示のROM(Read Only Memory)とを含む。カメラ情報Sc、レーダ情報Sr、各種演算処理に供されるデータなどが、例えばRAMに格納される。プログラム、テーブル、マップなどが、例えばROMに記憶される。
図2は、走行状態の例を示す図である。図2は、分岐車線110Dが存在する場所に自車両10がさしかかる例を示している。図2に示す例においては、車線110Rを自車両10と先行車両102aと先々行車両102bとが走行している。先々行車両とは、先行車両102aの直前を走行している他車両のことである。図2に示す例においては、他車両102cが、車線110Rの左側に隣接する車線(隣接車線)110L内を走行している。図2に示す例においては、先々行車両102bは、分岐車線110Dに向かって走行することなく、本線110M内での走行を維持している。また、図2に示す例においては、先行車両102aも、分岐車線110Dに向かって走行することなく、本線110M内での走行を維持している。ここでは、自車両10の一方の側に位置するレーンマーク(第1のレーンマーク)112Cが、破線のレーンマークである場合を例に説明する。なお、図2に示す例においては、レーンマーク112Cは、車線境界線である。また、ここでは、自車両10の他方の側に位置するレーンマーク(第2のレーンマーク)112Rが実線のレーンマークである場合を例に説明する。なお、図2に示す例においては、レーンマーク112R、112Lは、車道外側線又は路側帯である。総合判定部63は、第1のレーンマーク112Cの位置と先行車両102aの位置Laとの車線幅方向における距離である第1の距離D1を算出する。また、総合判定部63は、第2のレーンマーク112Rの位置と先行車両102aの位置Laとの車線幅方向における距離である第2の距離D2を算出する。
図3は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xの変化の例を示すグラフである。図3は、図2に示すような場所を先行車両102aが通過する際における第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xの変化の例を示している。なお、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは、(D2/D1)である。分岐車線110Dにさしかかった先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行することなく本線110M内を走行する場合、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは、図3に示すような挙動を示す。即ち、図2に示すような場所を先行車両102aが通過する際、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは、図3に示すように、第1の閾値TH1以上の値から漸増する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xがこのような挙動を示す場合、走行支援部64は、先行車両102aの走行に自車両10の走行を追従させる制御を継続する。
図4は、走行状態の例を示す図である。図4は、分岐車線110Dが存在する場所に自車両10がさしかかる例を示している。図4に示す例においては、自車両10が車線110Rを走行している。また、図4に示す例においては、先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行している。また、図4に示す例においては、先々行車両102bが車線110Rを走行している。また、図4に示す例においては、他車両102cが、車線110Rの左側に位置する隣接車線110L内を走行している。上述したように、総合判定部63は、第1のレーンマーク112Cの位置と先行車両102aの位置Laとの車線幅方向における距離である第1の距離D1を算出する。また、上述したように、総合判定部63は、第2のレーンマーク112Rの位置と先行車両102aの位置Laとの車線幅方向における距離である第2の距離D2を算出する。
図5は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xの変化の例を示すグラフである。図5は、図4に示すような場所を通過する際における、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xの変化の例を示している。分岐車線110Dにさしかかった先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行する場合、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは、図5に示すような挙動を示す。即ち、図4に示すような場所を先行車両102aが通過する場合、図5に示すように、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは漸減する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xがこのような挙動を示す場合、走行支援部64は、先行車両102の走行に自車両10の走行を追従させる制御を中断する。そして、走行支援部64は、例えば、先行車両102aの前方に位置していた先々行車両102bの走行に自車両10の走行を追従させる制御を実行する。
図6は、走行状態の例を示す図である。図6は、合流車線110Jが存在する場所に自車両10がさしかかる例を示している。図6に示す例においては、自車両10が車線110Rを走行している。また、図6に示す例においては、合流車線110Jを走行していた他車両102dが先行車両として車線110Rに合流しようとしている。また、図6に示す例においては、先行車両であった他車両102aが車線110Rを走行している。また、図6に示す例においては、先々行車両であった他車両102bが車線110Rを走行している。また、図6に示す例においては、他車両102cが、車線110Rの左側に位置する隣接車線110Lを走行している。上述したように、総合判定部63は、第1のレーンマーク112Cの位置と先行車両102dの位置Ldとの車線幅方向における距離である第1の距離D1を算出する。また、上述したように、総合判定部63は、第2のレーンマーク112Rの位置と先行車両102dの位置Ldとの車線幅方向における距離である第2の距離D2を算出する。
図7は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xの変化の例を示すグラフである。図7は、図6に示すような場所を通過する際における比Xの変化の例を示している。合流車線110Jからの他車両(合流車両)102dが先行車両として検出される場合、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは、図7に示すような挙動を示す。即ち、図6に示すような場所を先行車両102aが通過する際には、図7に示すように、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは第1の閾値TH1未満の値から漸増する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xがこのような挙動を示す場合、走行支援部64は、新たに先行車両として検出された他車両102dの走行に自車両10の走行を追従させる制御を中断する。そして、走行支援部64は、例えば、他車両102dが先行車両となることによって先々行車両となった他車両102aの走行に自車両10の走行を追従させる制御を実行する。
図8は、走行状態の例を示す図である。図8に示す例においては、自車両10と先行車両102aと先々行車両102bとが車線110Rを走行している。また、図8に示す例においては、車線110Rの左側に位置する隣接車線110Lを他車両102cが走行している。総合判定部63は、第1のレーンマーク112Cの位置と先行車両102aの位置Laとの車線幅方向における距離である第1の距離D1を算出する。また、総合判定部63は、第2のレーンマーク112Rの位置と先行車両102aの位置Laとの車線幅方向における距離である第2の距離D2を算出する。
図9は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xの変化の例を示すグラフである。図9は、図8に示すような場所を通過する際における比Xの変化の例を示している。先行車両102aが車線110R内を直進中である場合、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは、図9に示すような挙動を示す。即ち、図8に示すような場所を先行車両102aが通過する際には、図9に示すように、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは殆ど変化しない。即ち、図8に示すような場所を先行車両102aが通過する際には、第1の距離D1と第2の距離D2とが同等となる場合が多く、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは1で安定する場合が多い。このような場合、走行支援部64は、先行車両102aの走行に自車両10の走行を追従させる制御を継続する。
図10は、本実施形態による車両制御装置の動作の例を示すフローチャートである。ステップS1において、判定部73は、先行車両102が存在するか否かを判定する。図2に示す例においては、他車両102aが先行車両となる。図6に示す例においては、他車両102dが先行車両となる。カメラ情報Scとレーダ情報Srとに基づいて、先行車両102の存在の有無が判定される。なお、カメラ情報Scとレーダ情報Srのいずれかに基づいて、先行車両102の存在の有無を判定するようにしてもよい。先行車両102が存在する場合には(ステップS1においてYES)、ステップS2に遷移する。先行車両102が存在しない場合には(ステップS1においてNO)、ステップS12に遷移する。
ステップS2において、判定部76は、自車両10の一方の側に破線のレーンマーク112が存在し、且つ、自車両10の他方の側に実線のレーンマーク112が存在するか否かを判定する。上述したように、ここでは、破線のレーンマーク112が第1のレーンマークであり、実線のレーンマーク112が第2のレーンマークである場合を例に説明する。自車両10の一方の側に破線のレーンマーク112が存在し、且つ、自車両10の他方の側に実線のレーンマーク112が存在する場合には(ステップS2においてYES)、ステップS3に遷移する。自車両10の一方の側に位置するレーンマーク112も自車両10の他方の側に位置するレーンマークも実線のレーンマークである場合(ステップS2においてNO)、ステップS12に遷移する。自車両10の一方の側に位置するレーンマーク112も自車両10の他方の側に位置するレーンマークも破線のレーンマークである場合(ステップS2においてNO)、ステップS12に遷移する。自車両10の一方の側と自車両10の他方の側の少なくともいずれかにレーンマーク112が位置しない場合(ステップS2においてNO)、ステップS12に遷移する。
ステップS3において、総合判定部63は、自車両10の一方の側に位置する破線のレーンマーク112の位置と先行車両102の位置Lとの車線幅方向における距離である第1の距離D1を算出する。図2に示す例においては、第1の距離D1は、レーンマーク112Cの位置と先行車両102aの位置Laとの車線幅方向における距離である。図6に示す例においては、第1の距離D1は、レーンマーク112Cの位置と先行車両102dの位置Ldとの車線幅方向における距離である。また、総合判定部63は、自車両10の他方の側に位置する実線のレーンマーク112の位置と先行車両102の位置Lとの車線幅方向における第2の距離D2を算出する。図2に示す例においては、第2の距離D2は、レーンマーク112Rの位置と先行車両102aの位置Laとの車線幅方向における距離である。図6に示す例においては、第2の距離D2は、レーンマーク112Rの位置と先行車両102dの位置Ldとの車線幅方向における距離である。そして、総合判定部63は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸増しているか否かを判定する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸増している場合(ステップS3においてYES)、ステップS4に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸増していない場合(ステップS3においてNO)、ステップS6に遷移する。
ステップS4において、総合判定部63は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1未満の値から漸増しているか否かを判定する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1未満の値から漸増している場合には(ステップS4においてYES)、以下のように考えられる。即ち、図6に示す例のように、合流車線110Jからの他車両102dが先行車両として検出されるようになったと考えられる。この場合には、ステップS8に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1以上の値から漸増している場合には(ステップS4においてNO)、以下のように考えられる。即ち、図2に示す例のように、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行することなく本線110M内を走行していると考えられる。この場合には、ステップS5に遷移する。
ステップS5において、走行支援部64は、先行車両102の走行に自車両10の走行を追従させる制御を継続する。
ステップS6において、総合判定部63は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸減しているか否かを判定する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸減している場合には(ステップS6においてYES)、以下のように考えられる。即ち、図4に示す例のように、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行していると考えられる。また、図6に示すような場所において、合流車線110Jからの他車両(合流車両)102dが存在していない場合にも、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸減する。このような場合には、ステップS7に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸減していない場合には(ステップS6においてNO)、ステップS9に遷移する。
ステップS7において、総合判定部63は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第2の閾値TH2以上の値から漸減しているか否かを判定する。図11は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xの変化の例を示すグラフである。図6に示すような場所において、合流車線110Jからの他車両102が存在しない場合には、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xの値は、図11に示すように、急激に大きくなり、第2の閾値TH2以上になる。そして、このような場合には、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xは、第2の閾値TH2以上の値から漸減する。このため、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第2の閾値TH2以上の値から漸減している場合には、図6に示すような場所において、合流車線110Jからの他車両(合流車両)102dが存在していない状態になっていると考えられる。従って、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第2の閾値TH2以上の値から漸減している場合には(ステップS7においてYES)、ステップS5に遷移する。一方、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第2の閾値TH2以上の値から漸減していない場合には(ステップS7においてNO)、ステップS8に遷移する。
ステップS8において、走行支援部64は、先行車両102の走行に自車両10の走行を追従させる制御を中断する。ステップS8が完了した際には、ステップS10に遷移する。
ステップS9において、総合判定部63は、第1の距離D1と第2の距離D2とが同等であるか否かを判定する。第1の距離D1と第2の距離D2とが同等である場合には(ステップS9においてYES)、先行車両102aが車線110R内を直進中であると考えられる。この場合には、ステップS5に遷移する。第1の距離D1と第2の距離D2とが同等でない場合(ステップS9においてNO)、ステップS12に遷移する。
ステップS10において、判定部73は、先々行車両102が存在するか否かを判定する。図2に示す例においては、他車両102bが先々行車両である。図6に示す例においては、他車両102aが先々行車両となる。先々行車両102が存在する場合には(ステップS10においてYES)、ステップS11に遷移する。先々行車両102が存在しない場合には(ステップS10においてNO)、ステップS12に遷移する。
ステップS11において、走行支援部64は、先々行車両102の走行に自車両10の走行を追従させる制御を実行する。
ステップS12において、演算部52は、エラー時処理を実行する。この場合、先行車両102の走行に自車両10の走行を追従させる制御が行われないことを前提とした走行支援が、走行支援部64によって行われる。こうして、図10に示す処理が終了する。
このように、本実施形態によれば、自車両10の一方の側に位置する第1のレーンマーク112と先行車両102との車線幅方向における距離である第1の距離D1が算出される。また、本実施形態によれば、自車両10の他方の側に位置する第2のレーンマーク112と先行車両102との車線幅方向における距離である第2の距離D2が算出される。そして、第1の距離D1と第2の距離D2とに基づいて、より具体的には、第1の距離D1と第2の距離D2との変化の態様に基づいて、自車両10の走行が制御される。例えば、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行することなく本線110M内を走行している場合には、先行車両102aの走行に自車両10の走行を追従させる制御が継続される。また、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行している場合には、先行車両102aの走行に自車両10の走行を追従させる制御が中断される。また、合流車線110Jからの他車両102dが先行車両として検出されるようになった場合には、当該他車両102dの走行に自車両10の走行を追従させる制御が中断される。このように、本実施形態によれば、先行車両102の走行に自車両10の走行を追従させる制御の継続および中断をより良好に行うことができる。従って、本実施形態によれば、より良好に自車両10の走行を制御することができる。
(変形例)
本実施形態の変形例による車両制御装置、車両制御方法およびプログラムについて図12を用いて説明する。
本変形例による車両制御装置は、どのレーンマーク112に基づいて自車両10の走行を制御するかを、第1の距離D1と第2の距離D2とに基づいて判定するものである。より具体的には、本変形例による車両制御装置は、どのレーンマーク112に基づいて自車両10の走行を制御するかを、第1の距離D1と第2の距離D2との変化の態様に基づいて判定するものである。
第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1以上の値から漸増した場合、以下のように考えることができる。即ち、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102が分岐車線110Dに向かって走行することなく本線110M内を走行していると考えられる。このような場合、本変形例では、走行支援部64は、第1のレーンマーク112に基づいて自車両10の走行を制御する。
第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1未満の値から漸増して第3の閾値TH3(図7参照)に達していない場合、以下のように考えることができる。即ち、合流車線110Jからの他車両102が先行車両として検出されるようになったが、当該他車両102の位置Lは車線110の中心線からある程度離れていると考えられる。このような場合、本変形例では、走行支援部64は、第1のレーンマーク112に基づいて自車両10の走行を制御する。なお、第3の閾値TH3は、第1の閾値TH1より小さく設定され得るが、これに限定されるものではない。例えば、第3の閾値TH3を第1の閾値TH1と同等に設定してもよいし、第3の閾値TH3を第1の閾値TH1より大きく設定してもよい。
第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1未満の値から漸増して第3の閾値TH3に達した場合、以下のように考えることができる。即ち、合流車線110Jから合流してきた他車両102の位置Lが車線110の中心線に十分近くなったと考えられる。このような場合、本変形例では、走行支援部64は、第1のレーンマーク112と第2のレーンマーク112とに基づいて自車両10の走行を制御する。
第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸減した場合、以下のように考えることができる。即ち、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102が分岐車線110Dに向かって走行していると考えられる。このような場合、本変形例では、走行支援部64は、第1のレーンマーク112に基づいて自車両10の走行を制御する。
第1の距離D1と第2の距離D2とが同等である場合には、先行車両102が車線110内を直進中であると考えられる。このような場合、本変形例では、第1のレーンマーク112と第2のレーンマーク112とに基づいて自車両10の走行を制御する。
図12は、本変形例による車両制御装置の動作の例を示すフローチャートである。ステップS1〜S4は、図10を用いて上述したステップS1〜S4と同様であるため、説明を省略する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸増している場合(ステップS3においてYES)、ステップS4に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸増していない場合(ステップS3においてNO)、ステップS6に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1未満の値から漸増している場合には(ステップS4においてYES)、合流車線110Jからの他車両102dが先行車両として検出されるようになったと考えられる。この場合には、ステップS22に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1以上の値から漸増している場合には(ステップS4においてNO)、以下のように考えられる。即ち、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行することなく本線110M内を走行していると考えられる。この場合には、ステップS21に遷移する。
ステップS21において、走行支援部64は、第1のレーンマーク112に基づいて自車両10の走行を制御する。この際、予め求められた車線幅に基づいて、自車両10の他方の側に仮想のレーンマークを設定し、第1のレーンマーク112と当該仮想のレーンマークとに基づいて自車両10の走行を制御するようにしてもよい。
ステップS22において、総合判定部63は、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第3の閾値TH3に達したか否かを判定する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第3の閾値TH3に達した場合には(ステップS22においてYES)、合流車線110Jから合流してきた他車両102の位置Lが車線110の中心線に十分近くなったと考えられる。従って、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第3の閾値TH3に達した場合には(ステップS22においてYES)、ステップS23に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第3の閾値TH3に達していない場合には(ステップS22においてNO)、以下のように考えることができる。即ち、合流車線110Jからの他車両102が先行車両として検出されるようになったが、当該他車両102の位置Lは車線110の中心線からある程度離れていると考えられる。従って、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第3の閾値TH3に達していない場合には(ステップS22においてNO)、ステップS21に遷移する。
ステップS23において、走行支援部64は、第1のレーンマーク112および第2のレーンマーク112に基づいて自車両10の走行を制御する。
ステップS6、S9、S12は、図10を用いて上述したステップS6、S9、S12と同様であるため、説明を省略する。こうして、図12に示す処理が終了する。
このように、本変形例では、どのレーンマーク112に基づいて自車両10の走行を制御するかが、第1の距離D1と第2の距離D2とに基づいて判定される。より具体的には、本変形例では、どのレーンマーク112に基づいて自車両10の走行を制御するかが、第1の距離D1と第2の距離D2との変化の態様に基づいて判定される。このため、本変形例では、適切なレーンマーク112に基づいて自車両10の走行が制御される。従って、本変形例によっても、より良好に自車両10の走行を制御することができる。
なお、上記変形例においては、図12のステップS1において、先行車両102が存在するか否かを単に判定したが、これに限定されるものではない。どの先行車両102とレーンマーク112との距離を第1の距離D1および第2の距離D2として用いるかを、第1の距離D1と第2の距離D2とに基づいて図12のステップS1において判定するようにしてもよい。より具体的には、どの先行車両102とレーンマーク112との距離を第1の距離D1および第2の距離D2として用いるかを、第1の距離D1と第2の距離D2との変化の態様に基づいてステップS1において判定するようにしてもよい。即ち、基準となる先行車両102の特定が図12のステップS1において以下のようにして行われるようにしてもよい。
第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1以上の値から漸増した場合、以下のように考えることができる。即ち、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102が分岐車線110Dに向かって走行することなく本線110M内を走行していると考えられる。図2に示すような例においては、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行することなく車線110R内を走行していると考えられる。このような場合、本変形例では、先行車両102と第1のレーンマーク112との車線幅方向における距離を依然として第1の距離D1として用いる。図2に示すような例においては、先行車両102aと第1のレーンマーク112Cとの車線幅方向における距離を、依然として第1の距離D1として用いる。また、先行車両102と第2のレーンマーク112との車線幅方向における距離を依然として第2の距離D2として用いる。図2に示すような例においては、先行車両102aと第2のレーンマーク112Rとの車線幅方向における距離を、依然として第2の距離D2として用いる。
第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1未満の値から漸増した場合、合流車線110Jからの他車両102が先行車両として検出されるようになったと考えることができる。図6に示すような例においては、合流車線110Jからの他車両102dが先行車両として検出されるようになったと考えられる。このような場合、本変形例では、第1のレーンマーク112と先々行車両102との車線幅方向における距離を第1の距離D1として用いる。図6に示すような例においては、第1のレーンマーク112Cと先々行車両102aとの車線幅方向における距離を、第1の距離D1として用いる。また、第2のレーンマーク112と先々行車両102との車線幅方向における距離を第2の距離D2として用いる。図6に示すような例においては、第2のレーンマーク112Rと先々行車両102aとの車線幅方向における距離を、第2の距離D2として用いる。
第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸減した場合、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102が分岐車線110Dに向かって走行していると考えられる。このような場合、本変形例では、第1のレーンマーク112と先々行車両102との車線幅方向における距離を第1の距離D1として用いる。図4に示すような例においては、第1のレーンマーク112Cと先々行車両102bとの車線幅方向における距離を、第1の距離D1として用いる。また、第2のレーンマーク112と先々行車両102との車線幅方向における距離を第2の距離D2として用いる。図4に示すような例においては、第2のレーンマーク112Rと先々行車両102bとの車線幅方向における距離を、第2の距離D2として用いる。
上述したように、第1の距離D1と第2の距離D2とが同等である場合には、先行車両102が車線110内を直進中であると考えられる。このような場合、本変形例では、先行車両102と第1のレーンマーク112との車線幅方向における距離を依然として第1の距離D1として用いる。図8に示すような例においては、第1のレーンマーク112Cと先行車両102aとの車線幅方向における距離を依然として第1の距離D1として用いる。また、先行車両102と第2のレーンマーク112との車線幅方向における距離を依然として第2の距離D2として用いる。図8に示すような例においては、第2のレーンマーク112Rと先行車両102aとの車線幅方向における距離を依然として第2の距離D2として用いる。
図13は、本変形例による車両制御装置の動作の例を示すフローチャートである。図13には、図12のステップS1において行われる先行車両102の特定の方法が示されている。ステップS1′〜S4′は、図10を用いて上述したステップS1〜S4と同様であるため、説明を省略する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸増している場合(ステップS3′においてYES)、ステップS4′に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが漸増していない場合(ステップS3′においてNO)、ステップS6′に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1未満の値から漸増している場合には(ステップS4′においてYES)、合流車線110Jからの他車両102が先行車両として検出されるようになったと考えられる。この場合には、ステップS32に遷移する。第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第1の閾値TH1以上の値から漸増している場合には(ステップS4′においてNO)、以下のように考えられる。即ち、分岐車線110Dにさしかかった先行車両102が分岐車線110Dに向かって走行することなく本線110M内を走行していると考えられる。この場合には、ステップS31に遷移する。
ステップS31において、総合判定部63は、先行車両102と第1のレーンマーク112との車線幅方向における距離を第1の距離D1として用いる。また、総合判定部63は、先行車両102と第2のレーンマーク112との車線幅方向における距離を第2の距離D2として用いる。図2に示すような例においては、先行車両102aと第1のレーンマーク112Cとの車線幅方向における距離を、依然として第1の距離D1として用いる。また、図2に示すような例においては、先行車両102aと第2のレーンマーク112Rとの車線幅方向における距離を、依然として第2の距離D2として用いる。
ステップS32において、総合判定部63は、先々行車両102と第1のレーンマーク112との車線幅方向における距離を、第1の距離D1として用いる。また、総合判定部63は、先々行車両102と第2のレーンマーク112との車線幅方向における距離を、第2の距離D2として用いる。図4に示すような例においては、第1のレーンマーク112Cと先々行車両102bとの車線幅方向における距離を、第1の距離D1として用いる。図4に示すような例においては、第2のレーンマーク112Rと先々行車両102bとの車線幅方向における距離を、第2の距離D2として用いる。図6に示すような例においては、第1のレーンマーク112Cと先々行車両102aとの車線幅方向における距離を、第1の距離D1として用いる。また、図6に示すような例においては、第2のレーンマーク112Rと先々行車両102aとの車線幅方向における距離を、第2の距離D2として用いる。
ステップS6′、S7′、S9′、S12′は、図10を用いて上述したステップS6、S7、S9、S12と同様であるため、説明を省略する。こうして、図13に示す処理が終了する。
このように、どの先行車両102とレーンマーク112との距離を第1の距離D1および第2の距離D2として用いるかを、第1の距離D1と第2の距離D2とに基づいて図12のステップS1で判定してもよい。より具体的には、どの先行車両102とレーンマーク112との距離を第1の距離D1および第2の距離D2として用いるかを、第1の距離D1と第2の距離D2との変化の態様に基づいて図12のステップS1で判定してもよい。図13に示すような処理を図12のステップS1で行うようにすれば、基準となる先行車両102が適切に特定される。例えば、自車両10の直前を走行する先行車両102が分岐車線110Dに向かって走行した場合には、先々行車両102が基準となる先行車両として特定される。このため、図12のステップS21が実行されることはなく、図12のステップS23が実行される。また、合流車線110Jから他車両102が割り込んできた場合には、当該他車両102の前方に位置する他車両102、即ち、先々行車両102が先行車両として特定される。このため、図12のステップS21が実行されることはなく、図12のステップS23が実行される。このように、図13に示すような処理を行うようにすれば、以下のようになる。即ち、分岐車線110Dに向かう他車両102や、合流車線110Jからの他車両102が存在している場合であっても、図12のステップS23が実行されやすくなり、図12のステップS21が実行されにくくなる。このように、図13に示すような処理を図12のステップS1で行うようにすれば、より良好に自車両10の制御を行うことが可能となる。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、レーンマーク112として道路の白線(実線および破線)を想定していたが、これに限定されるものではない。例えば、レーンマーク112は、黄色線、ボッツドッツ(Botts Dots)、キャッツアイなどであってもよい。また、レーンマーク112は、ガードレールであってもよい。また、レーンマーク112は、ガードレールから所定距離だけ離れた位置に配される仮想的なマークであってもよい。
また、上記実施形態において、ステップS2の処理を行わないようにしてもよい。即ち、自車両10の一方の側に破線のレーンマーク112が存在し、且つ、自車両10の他方の側に実線のレーンマーク112が存在するか否かを判定しなくてもよい。例えば、片側1車線の道路を自車両10が走行している際には、自車両10の両側のレーンマーク112が実線であるため、ステップS2の処理は行われない。本発明は、片側1車線の道路において自車両10を走行させる際にも適用可能である。
また、上記実施形態において、ステップS3においてYESとなった場合、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第4の閾値TH4(図3参照)以上になったか否かを判定する処理を更に行うようにしてもよい。例えば、図2に示すような場合において、先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行することなく、本線110M内での走行を維持している場合には、以下のようになる。即ち、このような場合には、図3に示すように、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xの値は第4の閾値以上となる。従って、第1の距離D1に対する第2の距離D2の比Xが第4の閾値TH4以上になった場合には、先行車両102aが分岐車線110Dに向かって走行することなく、本線110M内での走行を維持していると考えることができる。このような処理を更に行うようにすれば、車両制御の精度をより向上することができる。
上記実施形態をまとめると以下のようになる。
車両制御装置(44)は、周辺情報に基づいてレーンマーク(112)と先行車両(102)とを検出する検出部(60、62)と、複数の前記レーンマークのうちの自車両(10)の一方の側に位置するレーンマークである第1のレーンマークと前記先行車両との車線幅方向における距離である第1の距離(D1)と、前記複数のレーンマークのうちの前記自車両の他方の側に位置するレーンマークである第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離である第2の距離(D2)とを算出する算出部(63)と、前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記自車両の走行を制御する制御部(64)とを有する。このような構成によれば、第1の距離(D1)と第2の距離(D2)とが考慮されるため、先行車両(102)の走行に自車両(10)の走行を追従させる制御の継続および中断をより良好に行うことができる。従って、このような構成によれば、より良好に自車両(10)の走行を制御することができる。
前記制御部は、前記第1の距離と前記第2の距離との変化の態様に基づいて、前記自車両の走行を制御するようにしてもよい。
前記制御部は、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比(X)が第1の閾値(TH1)以上の値から漸増することに基づいて、前記先行車両(102a)の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を継続してもよい。このような構成によれば、分岐車線(110D)に向かって走行することなく本線(110M)内を走行する先行車両(102a)の走行に自車両(10)の走行を追従させることができる。
前記制御部は、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が漸減することに基づいて、前記先行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を中断してもよい。このような構成によれば、分岐車線(110D)に向かって先行車両(102a)が走行する場合には、先行車両(102a)の走行に自車両(10)の走行が追従するのを防止することができる。
前記制御部は、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第2の閾値(TH2)以上の値から漸減することに更に基づいて、前記先行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を中断するようにしてもよい。
前記検出部は、先々行車両(102b)を更に検出し、前記制御部は、前記先行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を中断するとともに、前記先行車両の前方に位置していた前記先々行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を実行するようにしてもよい。このような構成によれば、分岐車線(110D)に向かって先行車両(102a)が走行した場合であっても、先々行車両(102b)の走行に自車両(10)の走行を追従させることができる。
前記検出部は、先々行車両を更に検出し、前記制御部は、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値未満の値から漸増することに基づいて、前記先行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を中断するとともに、先々行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を実行してもよい。このような構成によれば、合流車線(110J)からの他車両(102d)が自車両(10)の前に割り込んで先行車両として検出されるに至った場合、当該他車両(102d)の走行に自車両(10)の走行を追従させない。そして、他車両(102d)が割り込む前に先行車であった先々行車(102a)の走行に自車両(10)の走行を追従させることができる。
前記制御部は、どの前記レーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御するかを、前記第1の距離と前記第2の距離との変化の態様に基づいて判定するようにしてもよい。このような構成によれば、適切なレーンマーク(112)に基づいて自車両(10)の走行を制御することができる。
前記第1の距離と前記第2の距離とが同等である場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークおよび前記第2のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御するようにしてもよい。このような構成によれば、先行車両(102a)が車線(110R)内を直進中である場合に、第1のレーンマーク(112C)および第2のレーンマーク(112R)に基づいて自車両(10)の走行を適切に制御することができる。
前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値以上の値から漸増する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御するようにしてもよい。このような構成によれば、先行車両(102a)が分岐車線(110D)に向かって走行することなく本線(110M)内を走行する場合、第1のレーンマーク(112C)に基づいて自車両(10)の走行を適切に制御することができる。
前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が漸減する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御するようにしてもよい。このような構成によれば、分岐車線(110D)に向かって先行車両(102a)が走行する場合に、第1のレーンマーク(112C)に基づいて自車両(10)の走行を適切に制御することができる。
前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値未満の値から漸増して第3の閾値(TH3)に達していない場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御するようにしてもよい。このような構成によれば、合流車線(110J)からの他車両(102d)が先行車両として検出されるようになったが、当該他車両(102d)の位置(Ld)が車線(110R)の中心線からある程度離れている場合、以下のようになる。即ち、このような構成によれば、第1のレーンマーク(112C)に基づいて自車両(10)の走行を適切に制御することができる。
前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値未満の値から漸増して第3の閾値に達した場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークおよび前記第2のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御するようにしてもよい。このような構成によれば、合流車線(110J)から合流してきた他車両(102d)の位置(Ld)が車線(110R)の中心線に十分近くなった場合、以下のようになる。即ち、このような構成によれば、第1のレーンマーク(112C)と第2のレーンマーク(112R)とに基づいて自車両(10)の走行を適切に制御することができる。
前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値以上の値から漸増する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離を依然として前記第1の距離として用い、前記第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離を依然として前記第2の距離として用いるようにしてもよい。このような構成によれば、先行車両(102a)が分岐車線(110D)に向かって走行することなく本線(110M)内を走行する際に、より良好に自車両(10)の制御を行うことができる。
前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第2の閾値以上の値から漸減する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離を依然として前記第1の距離として用い、前記第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離を依然として前記第2の距離として用いるようにしてもよい。このような構成によれば、より良好に自車両(10)の制御を行うことが可能となる。
前記検出部は、先々行車両を更に検出し、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が漸減する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークと前記先々行車両との前記車線幅方向における距離を前記第1の距離として用い、前記第2のレーンマークと前記先々行車両との前記車線幅方向における距離を前記第2の距離として用いるようにしてもよい。このような構成によれば、分岐車線(110D)に向かって先行車両(102a)が走行する際、より良好に自車両(10)の制御を行うことができる。
前記検出部は、先々行車両を更に検出し、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値未満の値から漸増する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークと前記先々行車両との前記車線幅方向における距離を前記第1の距離として用い、前記第2のレーンマークと前記先々行車両との前記車線幅方向における距離を前記第2の距離として用いるようにしてもよい。このような構成によれば、合流車線(110J)からの他車両(102d)が先行車両として検出されるようになった際、より良好に自車両(10)の制御を行うことができる。
前記第1のレーンマークは破線のレーンマーク(112C)であり、前記第2のレーンマークは実線のレーンマーク(112R)であってもよい。
車両制御方法は、周辺情報に基づいてレーンマークと先行車両とを検出するステップ(S1、S2)と、複数の前記レーンマークのうちの自車両の一方の側に位置するレーンマークである第1のレーンマークと前記先行車両との車線幅方向における距離である第1の距離と、前記複数のレーンマークのうちの前記自車両の他方の側に位置するレーンマークである第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離である第2の距離とを算出するステップ(S3)と、前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記自車両の走行を制御するステップ(S4〜S11)とを有する。
プログラムは、コンピュータに、周辺情報に基づいてレーンマークと先行車両とを検出するステップと、複数の前記レーンマークのうちの自車両の一方の側に位置するレーンマークである第1のレーンマークと前記先行車両との車線幅方向における距離である第1の距離と、前記複数のレーンマークのうちの前記自車両の他方の側に位置するレーンマークである第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離である第2の距離とを算出するステップと、前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記自車両の走行を制御するステップとを実行させる。
10…自車両 44…走行支援ECU
52…演算部 60…他車両認識部
62…車線認識部 63…総合判定部
64…走行支援部 102a〜102d…他車両
110D…分岐車線 110J…合流車線
110L、110R…車線 110M…本線
112C、112L、112R…レーンマーク

Claims (20)

  1. 周辺情報に基づいてレーンマークと先行車両とを検出する検出部と、
    複数の前記レーンマークのうちの自車両の一方の側に位置するレーンマークである第1のレーンマークと前記先行車両との車線幅方向における距離である第1の距離と、前記複数のレーンマークのうちの前記自車両の他方の側に位置するレーンマークである第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離である第2の距離とを算出する算出部と、
    前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記自車両の走行を制御する制御部と
    を有する、車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記制御部は、前記第1の距離と前記第2の距離との変化の態様に基づいて、前記自車両の走行を制御する、車両制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両制御装置において、
    前記制御部は、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値以上の値から漸増することに基づいて、前記先行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を継続する、車両制御装置。
  4. 請求項1又は2に記載の車両制御装置において、
    前記制御部は、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が漸減することに基づいて、前記先行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を中断する、車両制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両制御装置において、
    前記制御部は、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第2の閾値以上の値から漸減することに更に基づいて、前記先行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を中断する、車両制御装置。
  6. 請求項4又は5に記載の車両制御装置において、
    前記検出部は、先々行車両を更に検出し、
    前記制御部は、前記先行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を中断するとともに、前記先行車両の前方に位置していた前記先々行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を実行する、車両制御装置。
  7. 請求項1又は2に記載の車両制御装置において、
    前記検出部は、先々行車両を更に検出し、
    前記制御部は、前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値未満の値から漸増することに基づいて、前記先行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を中断するとともに、先々行車両の走行に前記自車両の走行を追従させる制御を実行する、車両制御装置。
  8. 請求項1又は2に記載の車両制御装置において、
    前記制御部は、どの前記レーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御するかを、前記第1の距離と前記第2の距離との変化の態様に基づいて判定する、車両制御装置。
  9. 請求項8に記載の車両制御装置において、
    前記第1の距離と前記第2の距離とが同等である場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークおよび前記第2のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御する、車両制御装置。
  10. 請求項8に記載の車両制御装置において、
    前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値以上の値から漸増する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御する、車両制御装置。
  11. 請求項8に記載の車両制御装置において、
    前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が漸減する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御する、車両制御装置。
  12. 請求項8に記載の車両制御装置において、
    前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値未満の値から漸増して第3の閾値に達していない場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御する、車両制御装置。
  13. 請求項8に記載の車両制御装置において、
    前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値未満の値から漸増して第3の閾値に達した場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークおよび前記第2のレーンマークに基づいて前記自車両の走行を制御する、車両制御装置。
  14. 請求項8に記載の車両制御装置において、
    前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値以上の値から漸増する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離を依然として前記第1の距離として用い、前記第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離を依然として前記第2の距離として用いる、車両制御装置。
  15. 請求項14に記載の車両制御装置において、
    前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第2の閾値以上の値から漸減する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離を依然として前記第1の距離として用い、前記第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離を依然として前記第2の距離として用いる、車両制御装置。
  16. 請求項8に記載の車両制御装置において、
    前記検出部は、先々行車両を更に検出し、
    前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が漸減する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークと前記先々行車両との前記車線幅方向における距離を前記第1の距離として用い、前記第2のレーンマークと前記先々行車両との前記車線幅方向における距離を前記第2の距離として用いる、車両制御装置。
  17. 請求項8に記載の車両制御装置において、
    前記検出部は、先々行車両を更に検出し、
    前記第1の距離に対する前記第2の距離の比が第1の閾値未満の値から漸増する場合、前記制御部は、前記第1のレーンマークと前記先々行車両との前記車線幅方向における距離を前記第1の距離として用い、前記第2のレーンマークと前記先々行車両との前記車線幅方向における距離を前記第2の距離として用いる、車両制御装置。
  18. 請求項3、4、5、6、7、10、11、12、13、14、16又は17に記載の車両制御装置において、
    前記第1のレーンマークは破線のレーンマークであり、
    前記第2のレーンマークは実線のレーンマークである、車両制御装置。
  19. 周辺情報に基づいてレーンマークと先行車両とを検出するステップと、
    複数の前記レーンマークのうちの自車両の一方の側に位置するレーンマークである第1のレーンマークと前記先行車両との車線幅方向における距離である第1の距離と、前記複数のレーンマークのうちの前記自車両の他方の側に位置するレーンマークである第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離である第2の距離とを算出するステップと、
    前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記自車両の走行を制御するステップと
    を有する車両制御方法。
  20. コンピュータに、
    周辺情報に基づいてレーンマークと先行車両とを検出するステップと、
    複数の前記レーンマークのうちの自車両の一方の側に位置するレーンマークである第1のレーンマークと前記先行車両との車線幅方向における距離である第1の距離と、前記複数のレーンマークのうちの前記自車両の他方の側に位置するレーンマークである第2のレーンマークと前記先行車両との前記車線幅方向における距離である第2の距離とを算出するステップと、
    前記第1の距離と前記第2の距離とに基づいて、前記自車両の走行を制御するステップとを実行させるためのプログラム。
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