JP2006176069A - インターチェンジ合流支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インターチェンジに合流する際のドライバーの負担を軽減すること、合流先のレーンを走行する車両との衝突を避けて安全に合流先のレーンに合流すること、合流先走行レーンを走行する後方車両をやり過ごして、その後方に生ずる空き領域にて合流する判定を行なうことができるインターチェンジ合流支援装置を提供する。
【解決手段】合流先走行レーンの後方車両距離Lrと後方車両速度Vrと前方車両距離Lfと前方車両速度Vfとを検出し、かかる検出結果より演算した目標速度Vtargetへ自車両21の車両速度Vaを制御し、さらに、合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxを演算し、自車両21の位置Pxをもとに演算した目標ハンドル操作角へ自車両21のハンドルの角度を制御する。
【選択図】図4
【解決手段】合流先走行レーンの後方車両距離Lrと後方車両速度Vrと前方車両距離Lfと前方車両速度Vfとを検出し、かかる検出結果より演算した目標速度Vtargetへ自車両21の車両速度Vaを制御し、さらに、合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxを演算し、自車両21の位置Pxをもとに演算した目標ハンドル操作角へ自車両21のハンドルの角度を制御する。
【選択図】図4
Description
本発明は、自車両がインターチェンジに合流する際にその合流のための動作を支援するインターチェンジ合流支援装置に関するものである。
従来技術として、特許文献1に図8に示すようなフローチャート図で表現される作用をする車両の車線変更支援装置が存在する。
車線変更支援装置は、距離センサ、車速センサ、ステアリングセンサ、先行車・隣接車認識部、相対速度演算部、カーブ半径演算部、スロットルアクチュエーター、ブレーキアクチュエーターなどから構成される。
そして、この車線変更支援装置は、図8に示すようなフローチャート図で表されるように作用する。まず、ステップ110にて距離センサ、車速センサ、ステアリングセンサによって、自車両から前方の車両までの距離や自車両の速度等を検出する。次に、ステップ110の検出結果より、ステップ120にて自車線上の先行車や隣接車線上の車両を認識する。次に、ステップ130にて車線変更の意思を確認する。
車線変更支援装置は、距離センサ、車速センサ、ステアリングセンサ、先行車・隣接車認識部、相対速度演算部、カーブ半径演算部、スロットルアクチュエーター、ブレーキアクチュエーターなどから構成される。
そして、この車線変更支援装置は、図8に示すようなフローチャート図で表されるように作用する。まず、ステップ110にて距離センサ、車速センサ、ステアリングセンサによって、自車両から前方の車両までの距離や自車両の速度等を検出する。次に、ステップ110の検出結果より、ステップ120にて自車線上の先行車や隣接車線上の車両を認識する。次に、ステップ130にて車線変更の意思を確認する。
そして、ステップ130にて車線変更の意思がないことを確認した場合には、ステップ140にて、自車両の車線上における先行車に追従するための車間距離制御の目標値(目標車間距離)を求め、この目標車間距離に応じてステップ170にてスロットルアクチュエーターやブレーキアクチュエーターの制御を行なう。
一方、ステップ130にて車線変更の意思があることを確認した場合には、ステップ150にてドライバーのハンドル操作により既に車線変更が終了したか否かを確認する。そして、ステップ150にて車線変更が既に終了したと確認した場合にはステップ140に進むが、ステップ150にて車線変更が未だ終了していないと確認した場合には、ステップ160にて車線変更時制御の目標値である目標車間距離を求め、この目標車間距離に応じてステップ170にてスロットルアクチュエーターやブレーキアクチュエーターの制御を行なう。
特開2003−025868(第0063−0065段落、第1図、第13図)
しかし、特許文献1における従来技術では、未だ以下の課題が存在している。
(1)特許文献1における車線変更支援装置では、車線変更を容易にするため、先行車、隣接走行車両との距離を検出し、速度を制御するが、車線変更におけるハンドルの操作はドライバー自身が行なわなければならない。そのため、車線変更におけるドライバーの負担は軽減されてはいない。
(1)特許文献1における車線変更支援装置では、車線変更を容易にするため、先行車、隣接走行車両との距離を検出し、速度を制御するが、車線変更におけるハンドルの操作はドライバー自身が行なわなければならない。そのため、車線変更におけるドライバーの負担は軽減されてはいない。
(2)隣接車線上の後方車両との車間距離や速度を考慮するものではないので、隣接車線上の後方車両との車間距離や相対速度に余裕がない場合には、ドライバーは安全に車線変更ができないおそれがある。
また、特許文献1における従来技術は、あくまでも複数の走行車線(レーン)からなる道路上の走行車線(レーン)の変更を支援する装置である。そのため、インターチェンジでの合流の際の運転支援装置としてそのまま応用したとしても、前記課題(1)および(2)に加えて以下のような課題が存在することになる。
(3)特許文献1における車線変更支援装置では、車線変更を完了しなければならない距離の制限が課されていない道路上の走行車線(レーン)の変更を支援する装置である。しかし、インターチェンジでの合流の際には、自車両が走行する走行車線(側道)における合流先の走行車線(レーン)までの距離に制限が課されている。そのため、合流時の目標速度を算出しても、合流先の走行車線(レーン)に合流するまでの距離が足りず制御により目標速度まで達することが困難となる場合がある。この場合、支援装置を用いない通常の運転では、ドライバーは合流先走行レーンを走行する後方車両をやり過ごして、その後方に生ずる空き領域にて合流する判断を行なうが、特許文献1における車線変更支援装置では、このような判断を支援することまでは実現できない。
(3)特許文献1における車線変更支援装置では、車線変更を完了しなければならない距離の制限が課されていない道路上の走行車線(レーン)の変更を支援する装置である。しかし、インターチェンジでの合流の際には、自車両が走行する走行車線(側道)における合流先の走行車線(レーン)までの距離に制限が課されている。そのため、合流時の目標速度を算出しても、合流先の走行車線(レーン)に合流するまでの距離が足りず制御により目標速度まで達することが困難となる場合がある。この場合、支援装置を用いない通常の運転では、ドライバーは合流先走行レーンを走行する後方車両をやり過ごして、その後方に生ずる空き領域にて合流する判断を行なうが、特許文献1における車線変更支援装置では、このような判断を支援することまでは実現できない。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、以下を目的とする。
(1)前記課題(1)を解決するために、インターチェンジに合流する際のドライバーの負担を軽減することができるインターチェンジ合流支援装置を提供することを目的とする。
(1)前記課題(1)を解決するために、インターチェンジに合流する際のドライバーの負担を軽減することができるインターチェンジ合流支援装置を提供することを目的とする。
(2)前記課題(2)を解消するために、合流先のレーンを走行する車両との衝突を避けて安全に合流先のレーンに合流することができるインターチェンジ合流支援装置を提供することを目的とする。
(3)前記課題(3)を解消するために、合流先走行レーンに合流するまでの距離が足りず制御により目標速度まで達することが困難となる場合であっても、合流先走行レーンを走行する後方車両をやり過ごして、その後方に生ずる空き領域にて合流する判定を行なうインターチェンジ合流支援装置を提供することを目的とする。
前記目的(1)を達成するために、本発明は以下のような特徴を有する。
(1)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度へ自車両の車両速度を制御する車両速度制御手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両の位置からハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角へ自車両のハンドルを制御する車両操舵制御手段とを有することを特徴とする。
(1)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度へ自車両の車両速度を制御する車両速度制御手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両の位置からハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角へ自車両のハンドルを制御する車両操舵制御手段とを有することを特徴とする。
(2)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度へ自車両の車両速度を制御する車両速度制御手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両の位置からハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角をドライバーに指示する車両操舵指示手段とを有することを特徴とする。
また、前記目的(3)を達成するために、本発明は以下のような特徴を有する。
(3)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンまでの進行方向距離を算出する合流地点距離演算手段と、目標速度演算手段により算出する目標速度と自車両位置演算手段により算出する合流先走行レーンに対する自車両の位置と合流地点距離演算手段により算出する合流先走行レーンまでの進行方向距離とから合流不可能と判定する場合には、合流先走行レーンの後方車両の後方の空き領域にて合流することを報知する合流タイミング報知手段を有することを特徴とする。
(3)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンまでの進行方向距離を算出する合流地点距離演算手段と、目標速度演算手段により算出する目標速度と自車両位置演算手段により算出する合流先走行レーンに対する自車両の位置と合流地点距離演算手段により算出する合流先走行レーンまでの進行方向距離とから合流不可能と判定する場合には、合流先走行レーンの後方車両の後方の空き領域にて合流することを報知する合流タイミング報知手段を有することを特徴とする。
前記目的(1)および前記目的(2)を達成するために、本発明は以下のような特徴を有する。
(4)本発明は、(1)または(2)に記載のインターチェンジ合流支援装置において、自車両と前方車両および自車両と後方車両との距離が所定距離以上であり、合流が可能と判断される場合には、車両速度制御手段および車両操舵制御手段の少なくとも一方を制御する合流タイミング調整手段を有することを特徴とする。
(4)本発明は、(1)または(2)に記載のインターチェンジ合流支援装置において、自車両と前方車両および自車両と後方車両との距離が所定距離以上であり、合流が可能と判断される場合には、車両速度制御手段および車両操舵制御手段の少なくとも一方を制御する合流タイミング調整手段を有することを特徴とする。
(5)本発明は、(1)または(2)に記載のインターチェンジ合流支援装置において、自車両と前方車両または自車両と後方車両との距離が所定距離未満であり、合流が不可能と判断される場合には、ドライバーに対して合流できないことを報知する報知手段を有することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、以下のような作用・効果が得られる。
(1)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度へ自車両の車両速度を制御する車両速度制御手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両の位置からハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角へ自車両のハンドルを制御する車両操舵制御手段とを有するので、インターチェンジで合流する際にドライバーはハンドル操作が不要となり、インターチェンジに合流する際のドライバーの負担を軽減することができ、前記目的(1)を達成することができる効果が得られる。
(1)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度へ自車両の車両速度を制御する車両速度制御手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両の位置からハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角へ自車両のハンドルを制御する車両操舵制御手段とを有するので、インターチェンジで合流する際にドライバーはハンドル操作が不要となり、インターチェンジに合流する際のドライバーの負担を軽減することができ、前記目的(1)を達成することができる効果が得られる。
(2)本発明は、本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度へ自車両の車両速度を制御する車両速度制御手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両の位置からハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角をドライバーに指示する車両操舵指示手段とを有するので、インターチェンジで合流する際にドライバーは車両操舵指示手段の指示に従いハンドル操作をすればよいので、インターチェンジに合流する際のドライバーの負担を軽減することができ、前記目的(1)を達成することができる効果が得られる。
(3)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンまでの進行方向距離を算出する合流地点距離演算手段と、目標速度演算手段により算出する目標速度と自車両位置演算手段により算出する合流先走行レーンに対する自車両の位置と合流地点距離演算手段により算出する合流先走行レーンまでの進行方向距離とから合流不可能と判定する場合には、合流先走行レーンの後方車両の後方の空き領域にて合流することを報知する合流タイミング報知手段を有するので、合流先走行レーンに合流するまでの距離が足りず制御により目標速度まで達することが困難となる場合であっても、合流先走行レーンを走行する後方車両をやり過ごして、その後方に生ずる空き領域にて合流でき、前記目的(3)を達成することができる効果が得られる。
(4)本発明は、(1)または(2)に記載のインターチェンジ合流支援装置において、自車両と前方車両および自車両と後方車両との距離が所定距離以上であり、合流が可能と判断される場合には、車両速度制御手段および車両操舵制御手段の少なくとも一方を制御する合流タイミング調整手段を有するので、(1)または(2)に記載する効果に加えて、合流先のレーンを走行する車両との衝突を避けて安全に合流先のレーンに合流でき、前記目的(2)を達成することができる効果が得られる。
(5)本発明は、(1)または(2)に記載のインターチェンジ合流支援装置において、自車両と前方車両または自車両と後方車両との距離が所定距離未満であり、合流が不可能と判断される場合には、ドライバーに対して合流できないことを報知する報知手段を有するので、(1)または(2)に記載する効果に加えて、合流先のレーンを走行する車両との衝突を避けて安全に合流先のレーンに合流でき、前記目的(2)を達成することができる効果が得られる。
以下、本発明の実施例について説明する。
まず、添付した図面の内容について説明する。図1は、本発明のインターチェンジ合流支援装置の構成概要図であり、図2は本発明のインターチェンジ合流支援装置の作用を表すフローチャート図であり、図3は、自車両が合流先走行レーンに合流する際の車間距離および各車両の速度を示す図であり、図4から図6は、図3の状態から任意の時間後の車間距離および各車両の速度を示す図である。
以上の図面をもとに、本発明のインターチェンジ合流支援装置1の構成を説明する。
図1に示すように、インターチェンジ合流支援装置1は、ECU11、後方障害物検出手段12、前方走行車両検出手段13、操作スイッチ14、速度制御手段15、車両操舵制御手段16、合流先走行レーン検出手段17などから構成される。
そして、インターチェンジ合流支援装置1は、以下のように作用する。図2に示すように、ステップ1にて操作スイッチ14がオンの状態になると、ステップ2にて後方障害物検出手段12により合流先走行レーンの後方車両の速度Vrおよび自車両との車間距離Lrを検出する。次に、ステップ3にて前方走行車両検出手段13により合流先走行レーンの前方車両の速度Vfおよび自車両との車間距離Lfを検出する。次に、ステップ4にて任意の時間後の合流先走行レーンの後方車両と自車両との車間距離Lrt、合流先走行レーンの後方車両の速度Vrt、合流先走行レーンの前方車両と自車両との車間距離Lft、合流先走行レーンの前方車両の速度Vftを算出する。
図1に示すように、インターチェンジ合流支援装置1は、ECU11、後方障害物検出手段12、前方走行車両検出手段13、操作スイッチ14、速度制御手段15、車両操舵制御手段16、合流先走行レーン検出手段17などから構成される。
そして、インターチェンジ合流支援装置1は、以下のように作用する。図2に示すように、ステップ1にて操作スイッチ14がオンの状態になると、ステップ2にて後方障害物検出手段12により合流先走行レーンの後方車両の速度Vrおよび自車両との車間距離Lrを検出する。次に、ステップ3にて前方走行車両検出手段13により合流先走行レーンの前方車両の速度Vfおよび自車両との車間距離Lfを検出する。次に、ステップ4にて任意の時間後の合流先走行レーンの後方車両と自車両との車間距離Lrt、合流先走行レーンの後方車両の速度Vrt、合流先走行レーンの前方車両と自車両との車間距離Lft、合流先走行レーンの前方車両の速度Vftを算出する。
そして、ステップ5にて任意の時間後の合流先走行レーンの後方車両と自車両との車間距離Lrt、合流先走行レーンの前方車両と自車両との車間距離Lftがそれぞれあるしきい値を超えているときは、ステップ6にて速度制御手段15により自車両の速度を制御し、ステップ7にて車両操舵制御手段16により自車両のハンドル操作を制御する。その後、ステップ8にて合流先走行レーンへの合流が終了したか否かを確認する。そして、合流が終了したことを確認した場合には制御を終了し、合流が終了していないことを確認した場合には再びステップ2に戻り制御を行なう。
一方、ステップ5にて任意の時間後の合流先走行レーンの後方車両と自車両との車間距離Lrt、合流先走行レーンの前方車両と自車両との車間距離Lftがそれぞれあるしきい値を超えていないときは、ステップ9にて安全な合流制御が出来ない旨をドライバーに報知して、ステップ10にて操作スイッチ14をオフの状態にする。
ここで、ステップごとの詳細な内容について説明する。
まず、ステップ2における後方障害物検出手段12は後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段とを備えており、具体的には画像センサ、レーザセンサ、レーダセンサなどを構成要素として用いることが考えられる。本実施例では、図1に示すように自車両のサイドミラー部に配置される画像センサを用いる場合について説明する。前記のとおり、図3に示される状態のもと、ステップ20では後方障害物検出手段12により合流先走行レーンの後方車両の速度Vrおよび自車両との車間距離Lrを検出する必要がある。そのためにまず、後方車両の位置を認識することが必要になる。この後方車両の位置の認識の仕方について、図7を用いて説明する。図7はインターチェンジの合流の場面に限定せずに、一般的な複数車線の道路上での場面を想定して図示したものである。なお、インターチェンジの合流の場面においても、一般的な複数車線の道路上での場面においても後方車両の位置の認識の仕方には変わりがないので、ここでは、図7のように一般的な複数車線の道路上での場面を想定して説明する。図7に示すような画像センサにより取り込まれた画像をもとに、画像内の輝度差から縦エッジと横エッジとを検出し、この縦エッジと横エッジとで囲まれる領域を検出する。セダン車やワゴン車やトラック車など車両のタイプにより外形が異なることから、縦エッジと横エッジのエッジ幅の比率は車両のタイプにより異なる。この比率の違いより車両のタイプを検出し、図7の領域Aで囲まれるように後方車両の外形として認識する。そして、車両のタイプにより車両のサイズはある程度定まっているため、自車両との車間距離により画像上の画素数もある程度定まる。そこで、後方車両の外形画像として認識した画像上の画素数を検出し、検出した車両のタイプに対応した後方車両との車間距離Lrを検出する。
まず、ステップ2における後方障害物検出手段12は後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段とを備えており、具体的には画像センサ、レーザセンサ、レーダセンサなどを構成要素として用いることが考えられる。本実施例では、図1に示すように自車両のサイドミラー部に配置される画像センサを用いる場合について説明する。前記のとおり、図3に示される状態のもと、ステップ20では後方障害物検出手段12により合流先走行レーンの後方車両の速度Vrおよび自車両との車間距離Lrを検出する必要がある。そのためにまず、後方車両の位置を認識することが必要になる。この後方車両の位置の認識の仕方について、図7を用いて説明する。図7はインターチェンジの合流の場面に限定せずに、一般的な複数車線の道路上での場面を想定して図示したものである。なお、インターチェンジの合流の場面においても、一般的な複数車線の道路上での場面においても後方車両の位置の認識の仕方には変わりがないので、ここでは、図7のように一般的な複数車線の道路上での場面を想定して説明する。図7に示すような画像センサにより取り込まれた画像をもとに、画像内の輝度差から縦エッジと横エッジとを検出し、この縦エッジと横エッジとで囲まれる領域を検出する。セダン車やワゴン車やトラック車など車両のタイプにより外形が異なることから、縦エッジと横エッジのエッジ幅の比率は車両のタイプにより異なる。この比率の違いより車両のタイプを検出し、図7の領域Aで囲まれるように後方車両の外形として認識する。そして、車両のタイプにより車両のサイズはある程度定まっているため、自車両との車間距離により画像上の画素数もある程度定まる。そこで、後方車両の外形画像として認識した画像上の画素数を検出し、検出した車両のタイプに対応した後方車両との車間距離Lrを検出する。
そして、画像上に表れる後方車両の外形画像の大きさの単位時間当たり(例えば、100ms当たり)の変化量をもとに後方車両との車間距離Lrの単位時間Δt当たりの変化量ΔLrから自車両に対する相対的な速度を算出し、自車両の速度Vaを考慮して後方車両の速度Vrを得ることができる。これを、数式で表現すると数1のようになる。
次に、ステップ3における前方走行車両検出手段13は前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段とを備えており、具体的に画像センサ、レーザセンサ、レーダセンサなどを構成要素として用いることが考えられる。本実施例では、図1に示すように自車両の前側のバンパー部分に配置されるレーザーセンサおよび車内(フロントガラスの内側のワイパーの払拭部分あたり)に配置される画像センサを用いる場合について考える。レーザーセンサは、前方車両のおおまかな位置を把握し、画像センサによる画像上における前方車両の位置を特定するために役立たせるものとして使用する。そして画像センサにより、合流先走行レーンの前方車両の速度Vfおよび自車両との車間距離Lfを検出する必要があるが、前記のステップ20における後方障害物検出手段12と検出方法は同様なものであるので、以降、具体的な説明は省略する。
次に、ステップ4、5における目標速度演算手段とステップ6における車両速度制御手段について説明する。
ステップ4にて任意の時間後の合流先走行レーンの後方車両と自車両との車間距離Lrt、合流先走行レーンの後方車両の速度Vrt、合流先走行レーンの前方車両と自車両との車間距離Lft、合流先走行レーンの前方車両の速度Vftを算出する。
ステップ4にて任意の時間後の合流先走行レーンの後方車両と自車両との車間距離Lrt、合流先走行レーンの後方車両の速度Vrt、合流先走行レーンの前方車両と自車両との車間距離Lft、合流先走行レーンの前方車両の速度Vftを算出する。
次に、ステップ5にて任意の時間後の合流先走行レーンの後方車両と自車両との車間距離Lrt、合流先走行レーンの前方車両と自車両との車間距離Lftがそれぞれあるしきい値を超えているときは、ステップ6にて速度制御手段15により自車両の速度を制御する。図4に示されるように、前方車両の速度と後方車両の速度とが等しい場合には、任意の時間後の前方車両と自車両との車間距離Lftおよび後方車両と自車両との車間距離Lrtを保持するように、自車両の速度Vaを制御する。しかし、図5に示されるように、前方車両の速度が後方車両の速度よりも大きい場合には、後方車両と自車両との車間距離Lrtを保持するように、自車両の速度Vaを制御する。また、図6に示されるように、後方車両の速度が前方車両の速度よりも大きい場合には、前方車両と自車両との車間距離Lftおよび後方車両と自車両との車間距離Lrtを保持するように、自車両の速度Vaを制御する。
具体的には、任意の時間後の合流先走行レーンの後方車両と自車両との車間距離Lrtおよび前方車両と自車両との車間距離Lftの値から、目標速度Vtargetを選択する。ここで、後方車両と自車両との車間距離Lrtの値が制御しきい値より小さくなるときには、目標速度Vtargetを自車両の速度Vaに対し大きくする。一方、前方車両と自車両との車間距離Lftの値が制御しきい値より小さくなるときには、目標速度Vtargetを自車両の速度Vaに対し小さくする。そして、この制御を実現するために具体的な速度制御手段として、目標速度Vtargetが自車両の速度Vaよりも小さい場合には、目標とする駆動力を算出して駆動装置により制御を行なう。目標速度Vtargetが自車両の速度Vaよりも大きい場合には、目標とする制動力を算出して制動装置により制御を行なう。
次に、ステップ7においては、合流先走行レーン検出手段と自車両位置演算手段と目標ハンドル角演算手段による結果をもとに、車両操舵制御手段16により自車両のハンドル操作を制御する。具体的には、まず、合流先走行レーン検出手段17により合流先走行レーンを検出する。合流先走行レーンを検出するにあたっては、車内に配置する画像センサにより画像を取り込み、取り込んだ画像上の輝度の濃淡からレーンマーク(一般的に、走行レーンを区切るための車線といわれるもの)の位置を検出することにより行なう。そして、検出した合流先走行レーンの中心線からの距離Pxを検出する。次に、合流先走行レーンに合流する時点において距離Pxの値が0になるように目標とするハンドルの操舵角を算出する。そして、この算出されたハンドルの操舵角をもとに、車両操舵制御手段16により自車両のハンドル操作を制御する。
なお、算出されたハンドルの操舵角をもとに、車両操舵指示手段によりハンドル操作についてドライバーに指示を与えることとしてもよい。
なお、算出されたハンドルの操舵角をもとに、車両操舵指示手段によりハンドル操作についてドライバーに指示を与えることとしてもよい。
次に、ステップ8にて合流先走行レーンへの合流が終了したか否かを確認するが、具体的には、距離Pxの値が0となっているか否かを判断することにより確認する。
また、ステップ9にて安全な合流制御が出来ない旨をドライバーに報知するが、具体的には、警報音などを鳴らすなどして注意を促す。
以上のような実施例1により以下のような効果が得られる。
(1)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両23と自車両21との車間距離Lrを検出する後方車両距離検出手段と、後方車両23の速度Vrを検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両22と自車両21との車間距離Lfを検出する前方車両距離検出手段と、前方車両22の速度Vfを検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度Vtargetを算出する目標速度演算手段と、目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度Vtargetへ自車両21の車両速度Vaを制御する車両速度制御手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxを算出する自車両位置演算手段と、自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxからハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角へ自車両21のハンドルを制御する車両操舵制御手段とを有するので、インターチェンジで合流する際にドライバーはハンドル操作が不要となり、インターチェンジに合流する際のドライバーの負担を軽減することができ、前記目的(1)を達成することができる効果が得られる。
(1)本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両23と自車両21との車間距離Lrを検出する後方車両距離検出手段と、後方車両23の速度Vrを検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両22と自車両21との車間距離Lfを検出する前方車両距離検出手段と、前方車両22の速度Vfを検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度Vtargetを算出する目標速度演算手段と、目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度Vtargetへ自車両21の車両速度Vaを制御する車両速度制御手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxを算出する自車両位置演算手段と、自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxからハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角へ自車両21のハンドルを制御する車両操舵制御手段とを有するので、インターチェンジで合流する際にドライバーはハンドル操作が不要となり、インターチェンジに合流する際のドライバーの負担を軽減することができ、前記目的(1)を達成することができる効果が得られる。
(2)本発明は、本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両23と自車両21との車間距離Lrを検出する後方車両距離検出手段と、後方車両23の速度を検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両22と自車両21との車間距離Lfを検出する前方車両距離検出手段と、前方車両22の速度Vfを検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度Vtargetを算出する目標速度演算手段と、目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度Vtargetへ自車両21の車両速度Vaを制御する車両速度制御手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxを算出する自車両位置演算手段と、自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxからハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角をドライバーに指示する車両操舵指示手段とを有するので、インターチェンジで合流する際にドライバーは車両操舵指示手段の指示に従いハンドル操作をすればよいので、インターチェンジに合流する際のドライバーの負担を軽減することができ、前記目的(1)を達成することができる効果が得られる。
(3)本発明は、(1)または(2)に記載のインターチェンジ合流支援装置において、自車両21と前方車両22および自車両21と後方車両23との距離が所定距離以上であり、合流が可能と判断される場合には、車両速度制御手段および車両操舵制御手段の少なくとも一方を制御する合流タイミング調整手段を有するので、(1)または(2)に記載する効果に加えて、合流先のレーンを走行する車両との衝突を避けて安全に合流先のレーンに合流でき、前記目的(2)を達成することができる効果が得られる。
(4)本発明は、(1)または(2)に記載のインターチェンジ合流支援装置において、自車両21と前方車両22または自車両21と後方車両23との距離が所定距離未満であり、合流が不可能と判断される場合には、ドライバーに対して合流できないことを報知する報知手段を有するので、(1)または(2)に記載する効果に加えて、合流先のレーンを走行する車両との衝突を避けて安全に合流先のレーンに合流でき、前記目的(2)を達成することができる効果が得られる。
実施例2のインターチェンジ合流支援装置2は、実施例1のインターチェンジ合流支援装置1に対して合流地点距離演算手段、合流タイミング報知手段を有する点で異なる。
合流地点距離演算手段では、自車両21の走行レーンにおいて合流先のレーンまでの直線距離を算出し、あとどれくらい合流地点まで距離的な余裕があるのかを認識する。
合流タイミング報知手段では、目標速度演算手段により算出する目標速度Vtargetと、自車両位置演算手段により算出する合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxと、合流地点距離演算手段により算出する合流先走行レーンまでの進行方向距離とから合流不可能と判定する場合には、合流先走行レーンの後方車両23の後方の空き領域にて合流することを報知して、ドライバーに合流するためのハンドル操作をするように促す。
合流地点距離演算手段では、自車両21の走行レーンにおいて合流先のレーンまでの直線距離を算出し、あとどれくらい合流地点まで距離的な余裕があるのかを認識する。
合流タイミング報知手段では、目標速度演算手段により算出する目標速度Vtargetと、自車両位置演算手段により算出する合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxと、合流地点距離演算手段により算出する合流先走行レーンまでの進行方向距離とから合流不可能と判定する場合には、合流先走行レーンの後方車両23の後方の空き領域にて合流することを報知して、ドライバーに合流するためのハンドル操作をするように促す。
以上のような実施例2により以下のような効果が得られる。
本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両23と自車両21との車間距離Lrを検出する後方車両距離検出手段と、後方車両23の速度Vrを検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両22と自車両21との車間距離Lfを検出する前方車両距離検出手段と、前方車両22の速度Vfを検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度Vtargetを算出する目標速度演算手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxを算出する自車両位置演算手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンまでの進行方向距離を算出する合流地点距離演算手段と、目標速度演算手段により算出する目標速度Vtargetと自車両位置演算手段により算出する合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxと合流地点距離演算手段により算出する合流先走行レーンまでの進行方向距離とから合流不可能と判定する場合には、合流先走行レーンの後方車両23の後方の空き領域にて合流することを報知する合流タイミング報知手段を有するので、合流先走行レーンに合流するまでの距離が足りずに目標速度を制御により実現することが困難となる場合であっても、合流先走行レーンを走行する後方車両23をやり過ごして、その後方に生ずる空き領域にて合流でき、前記目的(3)を達成することができる効果が得られる。
本発明は、合流先走行レーンの後方を走行する後方車両23と自車両21との車間距離Lrを検出する後方車両距離検出手段と、後方車両23の速度Vrを検出する後方車両速度検出手段と、合流先走行レーンの前方を走行する前方車両22と自車両21との車間距離Lfを検出する前方車両距離検出手段と、前方車両22の速度Vfを検出する前方車両速度検出手段と、後方車両距離検出手段と後方車両速度検出手段と前方車両距離検出手段と前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度Vtargetを算出する目標速度演算手段と、合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxを算出する自車両位置演算手段と、合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンまでの進行方向距離を算出する合流地点距離演算手段と、目標速度演算手段により算出する目標速度Vtargetと自車両位置演算手段により算出する合流先走行レーンに対する自車両21の位置Pxと合流地点距離演算手段により算出する合流先走行レーンまでの進行方向距離とから合流不可能と判定する場合には、合流先走行レーンの後方車両23の後方の空き領域にて合流することを報知する合流タイミング報知手段を有するので、合流先走行レーンに合流するまでの距離が足りずに目標速度を制御により実現することが困難となる場合であっても、合流先走行レーンを走行する後方車両23をやり過ごして、その後方に生ずる空き領域にて合流でき、前記目的(3)を達成することができる効果が得られる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。
々な変更が可能である。
1 インターチェンジ合流支援装置
11 ECU
12 後方障害物検出手段
13 前方走行車両検出手段
14 操作スイッチ
15 速度制御手段
16 車両操舵制御手段
17 合流先走行レーン検出手段
21 自車両
22 前方車両
23 後方車両
11 ECU
12 後方障害物検出手段
13 前方走行車両検出手段
14 操作スイッチ
15 速度制御手段
16 車両操舵制御手段
17 合流先走行レーン検出手段
21 自車両
22 前方車両
23 後方車両
Claims (5)
- 合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、
前記後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、
合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、
前記前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、
前記後方車両距離検出手段と前記後方車両速度検出手段と前記前方車両距離検出手段と前記前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、
前記目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度へ自車両の車両速度を制御する車両速度制御手段と、
合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、
前記合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、
前記自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両の位置からハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、
前記目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角へ自車両のハンドルを制御する車両操舵制御手段と、
を有することを特徴とするインターチェンジ合流支援装置。 - 合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、
前記後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、
合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、
前記前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、
前記後方車両距離検出手段と前記後方車両速度検出手段と前記前方車両距離検出手段と前記前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、
前記目標速度演算手段により算出される合流時の目標速度へ自車両の車両速度を制御する車両速度制御手段と、
合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、
前記合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、
前記自車両位置演算手段により算出される合流先走行レーンに対する自車両の位置からハンドル操作角を算出する目標ハンドル角演算手段と、
前記目標ハンドル角演算手段により算出されるハンドル操作角をドライバーに指示する車両操舵指示手段と、
を有することを特徴とするインターチェンジ合流支援装置。 - 合流先走行レーンの後方を走行する後方車両と自車両との車間距離を検出する後方車両距離検出手段と、
前記後方車両の速度を検出する後方車両速度検出手段と、
合流先走行レーンの前方を走行する前方車両と自車両との車間距離を検出する前方車両距離検出手段と、
前記前方車両の速度を検出する前方車両速度検出手段と、
前記後方車両距離検出手段と前記後方車両速度検出手段と前記前方車両距離検出手段と前記前方車両速度検出手段の検出結果から合流時の目標速度を算出する目標速度演算手段と、
合流先走行レーンを検出する合流先走行レーン検出手段と、
前記合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンに対する自車両の位置を算出する自車両位置演算手段と、
前記合流先走行レーン検出手段により検出される合流先走行レーンまでの進行方向距離を算出する合流地点距離演算手段と、
前記目標速度演算手段により算出する目標速度と前記自車両位置演算手段により算出する合流先走行レーンに対する自車両の位置と前記合流地点距離演算手段により算出する合流先走行レーンまでの進行方向距離とから合流不可能と判定する場合には、合流先走行レーンの後方車両の後方の空き領域にて合流することを報知する合流タイミング報知手段を有することを特徴とするインターチェンジ合流支援装置。 - 請求項1または請求項2に記載のインターチェンジ合流支援装置において、
自車両と前記前方車両および自車両と前記後方車両との距離が所定距離以上であり、合流が可能と判断される場合には、前記車両速度制御手段および前記車両操舵制御手段の少なくとも一方を制御する合流タイミング調整手段を有することを特徴とするインターチェンジ合流支援装置。 - 請求項1または請求項2に記載のインターチェンジ合流支援装置において、
自車両と前記前方車両または自車両と前記後方車両との距離が所定距離未満であり、合流が不可能と判断される場合には、ドライバーに対して合流できないことを報知する報知手段を有することを特徴とするインターチェンジ合流支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004373766A JP2006176069A (ja) | 2004-12-24 | 2004-12-24 | インターチェンジ合流支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004373766A JP2006176069A (ja) | 2004-12-24 | 2004-12-24 | インターチェンジ合流支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006176069A true JP2006176069A (ja) | 2006-07-06 |
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ID=36730579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004373766A Withdrawn JP2006176069A (ja) | 2004-12-24 | 2004-12-24 | インターチェンジ合流支援装置 |
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Country | Link |
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