JP2017047765A - 走行制御装置 - Google Patents

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智士 藤井
圭 忍田
Kei Oshida
圭 忍田
遼彦 西口
Haruhiko Nishiguchi
遼彦 西口
大輔 久保田
Daisuke Kubota
大輔 久保田
良作 荒川
Ryosaku Arakawa
良作 荒川
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Abstract

【課題】自動的なレーン変更制御とレーン維持制御とを切り替える際の運転者の違和感を抑制可能な走行制御装置を提供する。【解決手段】走行制御装置の切替制御部は、レーン変更制御とレーン維持制御との切替えを行う際、当該切替えのための移行時間Ttra(t22−t23間)を設定し、移行時間Ttraにおいてレーン変更制御とレーン維持制御とを徐々に切り替えることにより、レーン変更制御とレーン維持制御とを切り替える際の車両10の制御量(操舵トルクTst等)に乖離Dが生じ難くする。【選択図】図8

Description

本発明は、レーン維持制御とレーン変更制御を実行する走行制御装置に関する。
特許文献1では、複数のカメラの画像に基づいて運転支援を行う際に、適切な運転操作を支援することができる運転支援システムを提供することを目的としている([0006]、要約)。
当該目的を達成するため、特許文献1(要約)では、車線維持の運転支援中に、方向指示器スイッチ9の操作が検出されると、方向指示器が操作された方向と同じ方向の車両後方を第2の撮像手段6又は第3の撮像手段7により撮像された画像から車線変更に障害となる車両を認識する。そして、障害となる車両が存在しないと判断した際に、車線変更支援手段8は、車線維持支援手段2に対して、維持するべき車線を方向指示器が操作された方向の隣の車線に変更することを指示して車線変更を行う(図3のS9、[0018])。車線変更が完了すると(図3のS10:YES)、方向指示器スイッチ9を復帰して処理を終了して車線維持を継続する(S11、[0018]、[0022])。
特開2012−226392号公報
上記のように、特許文献1では、車線維持の運転支援中に方向指示器スイッチ9の操作があった場合(換言すると、運転者から車線変更指令があった場合)、車線変更を実行する。車線変更が完了すると、方向指示器スイッチ9を復帰して処理を終了する。特許文献1では、車線変更の完了後に車線維持の運転支援(車線維持制御)を再開する際についての詳細検討はなされていない。
車線変更のための操舵制御と車線維持のための操舵制御は、別々に行うこととなる。その場合、制御が切り替わる際に例えば操舵トルクに乖離が生じると、運転者に違和感を与えるおそれがある。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、自動的なレーン変更制御とレーン維持制御とを切り替える際の運転者の違和感を抑制可能な走行制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る走行制御装置は、
撮像部が撮像した周辺画像からレーンマークを認識するレーンマーク認識部と、
前記レーンマークの認識結果に応じて車両のレーン維持制御を行うレーン維持制御部と、
前記車両が走行中の第1レーンから第2レーンへのレーン変更制御を行うレーン変更制御部と、
前記レーン変更制御と前記レーン維持制御との切替えを制御する切替制御部と
を備え、
前記切替制御部は、前記レーン変更制御と前記レーン維持制御との切替えを行う際、当該切替えのための移行時間を設定し、前記移行時間において前記レーン変更制御と前記レーン維持制御とを徐々に切り替える
ことを特徴とする。
本発明によれば、レーン変更制御とレーン維持制御との切替えを行う際、当該切替えのための移行時間を設定し、前記移行時間においてレーン変更制御とレーン維持制御とを徐々に切り替える。このため、レーン変更制御とレーン維持制御とを切り替える際の車両の制御量(操舵トルク等)に乖離が生じ難くなる。従って、当該乖離に対する運転者又は同乗者の違和感を防止することが可能となる。
前記切替制御部は、前記移行時間において、前記レーン変更制御と前記レーン維持制御の両方を実行させる。加えて、前記切替制御部は、前記レーン変更制御及び前記レーン維持制御の一方による前記車両の制御量の割合を減少させ且つ他方による前記制御量の割合を増加させてもよい。これにより、レーン変更制御とレーン維持制御を円滑に切り替えることが可能となる。
前記レーン変更制御部は、前記第1レーンから前記第2レーンへの移行に際し、前記第2レーンに第1目標地点又は第1目標領域を設定してもよい。また、前記レーン変更制御部は、前記第1目標地点又は前記第1目標領域に前記車両を到達させるための目標操舵トルクである第1レーン変更目標トルクを、前記制御量として算出してもよい。さらに、前記レーン変更制御部は、前記車両が前記第1目標地点又は前記第1目標領域に到達した後、前記移行時間が経過するまで、前記第1レーン変更目標トルク又は第2目標地点若しくは第2目標領域に前記車両を到達させるための目標操舵トルクである第2レーン変更目標トルクを、前記制御量として算出し続けてもよい。前記レーン維持制御部は、前記車両が前記第1目標地点又は前記第1目標領域に到達した後、前記車両が前記第2レーン内の走行を維持するための目標操舵トルクであるレーン維持目標トルクを、前記制御量として算出してもよい。前記切替制御部は、前記移行時間において、前記第1レーン変更目標トルク又は前記第2レーン変更目標トルクを徐々に減少させ、前記レーン維持目標トルクを徐々に増加させてもよい。
これにより、レーン変更制御とレーン維持制御とを切り替える際の操舵トルクに乖離が生じ難くなる。従って、当該乖離に対する運転者又は同乗者の違和感を防止することが可能となる。
前記切替制御部は、前記移行時間において、前記レーン変更制御及び前記レーン維持制御の一方による前記制御量の減少割合の時間微分値の絶対値と、他方による前記制御量の増加割合の時間微分値の絶対値を、前記移行時間の開始後徐々に増加させ、その後、前記移行時間の終了時点に向けて徐々に減少させてもよい。これにより、切替えの開始時と終了時ではレーン変更制御とレーン維持制御との切替速度を低くするため、切替えに伴う運転者等の違和感を防止し易くなる。
本発明によれば、自動的なレーン変更制御とレーン維持制御とを切り替える際の運転者の違和感を抑制可能となる。
本発明の一実施形態に係る走行制御装置としての走行支援電子制御装置を備える走行支援システムを搭載した車両の構成を示すブロック図である。 前記実施形態における各種制御を切り替えるフローチャートである。 前記実施形態において、目標操舵トルクを算出する様子を示すブロック図である。 前記実施形態の目標LKASトルク算出部において目標LKASトルクを算出するフローチャートである。 前記実施形態の目標ALCトルク算出部において目標ALCトルクを算出するフローチャートである。 前記実施形態の目標操舵トルク調停部において前記目標操舵トルクを算出するフローチャートである。 図7A及び図7Bは、前記実施形態の移行処理を説明するための第1図及び第2図である。 図8Aは、前記移行処理を用いない比較例における自動レーン変更(ALC)制御とレーン維持アシストシステム(LKAS)制御の関係を示す図であり、図8Bは、前記移行処理を用いる前記実施形態におけるALC制御とLKAS制御の関係を示す図である。
A.一実施形態
[A1.構成]
(A1−1.全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る走行制御装置としての走行支援電子制御装置68(以下「走行支援ECU68」又は「ECU68」という。)を備える走行支援システム12を搭載した車両10の構成を示すブロック図である。車両10(以下「自車10」ともいう。)は、走行支援システム12に加え、駆動力制御システム14、制動力制御システム16、電動パワーステアリングシステム18(以下「EPSシステム18」という。)、方向指示器20、車速センサ22及びヨーレートセンサ24を有する。
走行支援システム12は、自車10の周囲に現れる各種の周辺物体500(例えば、周辺車両、歩行者及び壁(いずれも図示せず))並びにレーンマーク104a、104b、104c(図8B)を検出する。そして、走行支援システム12は、周辺物体500及びレーンマーク104a、104b、104cを用いて自車10の走行を支援する。
駆動力制御システム14は、エンジン30(駆動源)及び駆動電子制御装置32(以下「駆動ECU32」という。)を有する。駆動ECU32は、車両10の駆動力制御を実行する。駆動力制御に際し、駆動ECU32は、エンジン30の制御を介して車両10の駆動力を制御する。本実施形態の駆動力制御には、自動クルーズ制御を含む。自動クルーズ制御は、車速V[km/h]を目標車速Vtarに一致させるように車両10を走行させる制御である。
制動力制御システム16の制動電子制御装置40(以下「制動ECU40」という。)は、車両10の制動力制御を実行する。制動力制御に際し、制動ECU40は、図示しないブレーキ機構等の制御を介して車両10の制動力を制御する。
EPSシステム18は、ステアリング50と、EPSモータ52と、操舵角センサ54と、EPS電子制御装置56(以下「EPS ECU56」又は「ECU56」という。)とを有する。EPSモータ52は、ステアリング50から図示しない車輪までのいずれかに接続されて操舵アシスト力を付与する。操舵角センサ54は、ステアリング50の操舵角θstを検出する。EPS ECU56は、操舵アシスト制御を実行する。操舵アシスト制御に際し、EPS ECU56は、電動パワーステアリング装置の構成要素{EPSモータ52、操舵角センサ54、トルクセンサ(図示せず)等}の制御を介して運転者による操舵をアシストする。
方向指示器20は、ステアリング50の周辺に配置されたスイッチ(ウィンカスイッチ)であり、運転者の操作に基づき左側(左折方向)又は右側(右折方向)の方向指示ランプを点滅させる。車速センサ22は、車両10の車速Vを検出して走行支援システム12等に出力する。ヨーレートセンサ24は、車両10のヨーレートYrを検出して走行支援システム12等に出力する。
(A1−2.走行支援システム12)
図1に示すように、走行支援システム12は、走行支援ECU68に加え、前方カメラ60、前方レーダ62、側方カメラ64l、64r及びLKASスイッチ66(LKAS:Lane Keeping Assist System)を有する。
(A1−2−1.前方カメラ60)
撮像部としての前方カメラ60(以下「カメラ60」ともいう。)は、車両10の前方の画像Icf(以下「前方画像Icf」ともいう。)を取得する。そして、画像Icfに対応する信号(以下「画像信号Scf」又は「信号Scf」という。)をECU68に出力する。以下では、前方カメラ60が検出した検出物体500を「カメラ物標500c」ともいう。
本実施形態では、1つの前方カメラ60を用いるが、2つの前方カメラ60を左右対称に配置させてステレオカメラを構成してもよい。前方カメラ60は、1秒間に15フレーム以上(例えば30フレーム)で画像Imcを取得する。前方カメラ60は、主に可視光領域の波長を有する光を利用するモノクロカメラであるが、カラーカメラ又は赤外線カメラであってもよい。前方カメラ60は、例えば、車両10の車室内の前方部分における車幅方向中心部(例えば、バックミラー周辺)に配置されている。或いは、前方カメラ60は、車両10の前部バンパー部における車幅方向中心部に配置されてもよい。
(A1−2−2.前方レーダ62)
前方レーダ62(以下「レーダ62」ともいう。)は、電磁波(ここではミリ波)である送信波Wtを車両10の外部に出力し、送信波Wtのうち検出物体500(例えば、周辺車両、歩行者を含む。)に反射して戻って来る反射波Wrを受信する。そして、反射波Wrに対応する検出信号(以下「反射波信号Swr」又は「信号Swr」という。)をECU68に出力する。信号Swrは、レーダ62が取得した情報Ir(以下「レーダ情報Ir」ともいう。)を含む。以下では、レーダ62が検出した検出物体500を「レーダ物標500r」ともいう。
レーダ62は、車両10の前側(例えば、フロントバンパ及び/又はフロントグリル)に配置される。前側に加えて又は前側に代えて、車両10の後ろ側(例えば、リアバンパ及び/又はリアグリル)又は側方(例えば、フロントバンパの側方)に配置してもよい。ミリ波を出力するレーダ62の代わりに、レーザレーダ、超音波センサ等のセンサを用いることもできる。
前方カメラ60が検出したカメラ物標500c及びレーダ62が検出したレーダ物標500rの少なくとも一方を用いることで、検出物体500までの距離、検出物体500の種類等を求めることができる。
(A1−2−3.側方カメラ64l、64r)
撮像部としての側方カメラ64l、64r(以下「カメラ64l、64r」又は「左カメラ64l、右カメラ64r」ともいう。)は、車両10の側方の画像Icl、Icr(以下「側方画像Icl、Icr」又は「左画像Icl及び右画像Icr」ともいう。)を取得する。すなわち、左カメラ64lは、車両10の左側方を撮像し、右カメラ64rは、車両10の右側方を撮像する。そして、カメラ64l、64rは、画像Icl、Icrに対応する信号(以下「画像信号Scl」又は「信号Scr」という。)をECU68に出力する。以下では、前方カメラ60及び側方カメラ64l、64rが取得した情報を「カメラ情報Ic」ともいう。また、前方画像Icf、左画像Icl及び右画像Icrを「周辺画像Ica」ともいう。
本実施形態では、側方カメラ64l、64rは、前方カメラ60と同一の仕様又は異なる仕様のカメラを用いることができる。側方カメラ64l、64rは、例えば、車両10の側方(例えば、サイドミラー周辺)に配置されている。
(A1−2−4.LKASスイッチ66)
LKASスイッチ66は、走行支援ECU68に対し、後述するレーン維持アシストシステム制御(LKAS制御)を運転者が指令するためのスイッチである。LKASスイッチ66に加えて又はこれに代えて、その他の方法(図示しないマイクロホンを介しての音声入力等)によりLKAS制御を指令することも可能である。
(A1−2−5.走行支援ECU68)
走行支援ECU68は、走行支援システム12の全体を制御するものであり、図1に示すように、入出力部70、演算部72及び記憶部74を有する。
カメラ60、64l、64rからの画像信号Scf、Scl、Scr及びレーダ62からの反射波信号Swrは、入出力部70を介して走行支援ECU68に供給される。また、走行支援ECU68と、駆動ECU32、制動ECU40及びEPS ECU56との間の通信は、入出力部70及び通信線76を介して行われる。入出力部70は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する図示しないA/D変換回路を備える。
演算部72は、カメラ60、64l、64r及びレーダ62からの各信号Scf、Scl、Scr、Swr、方向指示器20からの信号、車速センサ22からの車速V並びにヨーレートセンサ24からのヨーレートYrに基づく演算を行う。そして、演算部72は、演算結果に基づき、駆動ECU32、制動ECU40及びEPS ECU56に対する信号を生成する。
図1に示すように、演算部72は、周辺車両認識部80、レーンマーク認識部82、LKAS制御部84、ALC制御部86(ALC:Automatic Lane Change)及び切替制御部88を有する。これらの各部は、記憶部74に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。前記プログラムは、図示しない無線通信装置(携帯電話機、スマートフォン等)を介して外部から供給されてもよい。前記プログラムの一部をハードウェア(回路部品)で構成することもできる。
周辺車両認識部80は、カメラ60、64l、64rからのカメラ情報Ic及びレーダ62からのレーダ情報Irに基づいて周辺車両を認識し、当該周辺車両に関する情報Iav(以下「周辺車両情報Iav」ともいう。)を出力する。レーンマーク認識部82は、カメラ60、64l、64rからのカメラ情報Ic(周辺画像Ica)に基づいてレーンマーク104a、104b、104c(図8B)を認識し、レーンマーク104a、104b、104cに関する情報Ilm(以下「レーンマーク情報Ilm」ともいう。)を出力する。
LKAS制御部84(レーン維持制御部)は、周辺車両認識部80からの周辺車両情報Iavと、レーンマーク認識部82からのレーンマーク情報Ilmに基づいて車両10のレーン維持アシストシステム制御(LKAS制御)を行う。
図1に示すように、LKAS制御部84は、目標LKASトルク算出部90(以下「算出部90」ともいう。)を有する。算出部90は、LKAS制御に必要なEPSモータ52のトルク目標値(以下「目標LKASトルクTlkas_tar」又は「目標トルクTlkas_tar」という。)を算出する。
ALC制御部86(レーン変更制御部)は、周辺車両認識部80からの周辺車両情報Iavと、レーンマーク認識部82からのレーンマーク情報Ilmに基づいて車両10の自動レーン変更制御(ALC制御)を行う。
図1に示すように、ALC制御部86は、目標ALCトルク算出部92(以下「算出部92」ともいう。)を有する。算出部92は、ALC制御に必要なEPSモータ52のトルク目標値(以下「目標ALCトルクTalc_tar」又は「目標トルクTalc_tar」という。)を算出する。
切替制御部88は、LKAS制御とALC制御の間の移行を行う移行処理(又はLKAS制御とALC制御とを切り替える切替処理)を実行する。図1に示すように、切替制御部88は、目標操舵トルク調停部94(以下「調停部94」ともいう。)を有する。調停部94は、移行処理に際して、EPSモータ52のトルク目標値(以下「目標操舵トルクTst_tar」又は「目標トルクTst_tar」という。)を算出する。
記憶部74は、デジタル信号に変換された撮像信号、各種演算処理に供される一時データ等を記憶するRAM(Random Access Memory)、及び実行プログラム、テーブル又はマップ等を記憶するROM(Read Only Memory)等で構成される。
[A2.各種制御]
(A2−1.概要)
上記のように、本実施形態のLKAS制御部84では、LKAS制御を実行する。LKAS制御では、走行レーン100(図8B)の基準位置Plkas_refに車両10を維持する制御である。ここでの基準位置Plkas_refは、走行レーン100の幅方向の位置を示す。車両10の進行方向において基準位置Plkas_refが連続することで基準線が形成される。
ALC制御部86では、ALC制御を実行する。ALC制御では、自車10の走行レーン100に対し、方向指示器20により指定された側(左側又は右側)のレーン102に自車10を自動的に移動させる。さらに、本実施形態の切替制御部88では、LKAS制御とALC制御の間の移行を行う移行処理(換言すると、LKAS制御とALC制御を切り替える切替処理)を実行する。
(A2−2.LKAS制御)
LKAS制御では、走行レーン100の基準位置Plkas_refからなる基準線に沿って走れるようにステアリング50の操作を支援することで運転負荷を軽減する。この際、LKAS制御部84は、エンジン30による車両10の駆動力を制御すると共に、EPSモータ52を介してステアリング50の操舵角θstを制御する。すなわち、LKAS制御部84は、車両10が走行レーン100の基準位置Plkas_refを走行するように駆動ECU32に対してエンジン30の出力指令を出力すると共に、EPS ECU56に対して操舵角θstの指令を出力する。LKAS制御は、上述した自動クルーズ制御と組み合わせて用いてもよい。
本実施形態における基準位置Plkas_refは、走行レーン100の中央線上の点である。或いは、幅方向において中央線から所定距離ずれた位置を基準位置Plkas_refとしてもよい。
(A2−3.ALC制御)
ALC制御では、自車10の走行レーン100に対し、方向指示器20により指定された側(左側又は右側)のレーン102に自車10を自動的に移動させる。この際、ALC制御部86は、駆動ECU32を介して車両10の駆動力を制御すると共に、EPS ECU56を介して操舵角θstを制御する。
(A2−4.全体的な流れ)
図2は、本実施形態における各種制御を切り替えるフローチャートである。図2の各ステップS1〜S6は、走行支援ECU68(主として切替制御部88)が行う。ステップS1において、切替制御部88は、LKAS制御の指令中であるか否かを判定する。例えば、LKASスイッチ66がオンである場合、切替制御部88は、LKAS制御の指令中であると判定する。或いは、音声入力によりLKAS制御の指令中であると判定してもよい。LKAS制御の指令中である場合(S1:YES)、ステップS2に進む。
ステップS2において、切替制御部88は、ALC制御の指令が入力されたか否かを判定する。例えば、LKASスイッチ66がオンである状態において、方向指示器20が左折方向又は右折方向に操作された場合、切替制御部88は、ALC制御の指令が入力されたと判定する。或いは、LKASスイッチ66がオンである状態において、ステアリング50に対する運転者の回転操作が入力された場合、切替制御部88は、ALC制御の指令が入力されたと判定してもよい。
ALC制御の指令が入力された場合(S2:YES)、ステップS3において、ALC制御部86は、ALC制御を実行する。具体的な内容は、図5を参照して後述する。なお、ステップS3において、方向指示器20で指令された方向のレーン102に走行車両がいる場合、レーン変更に障害とならない位置に走行車両がいることを条件とすることができる。ステップS4において、ALC制御部86は、車両10がレーン変更時の基準位置Palc_ref(以下「ALC基準位置Palc_ref」ともいう。)(図8B)に到達したか否かを判定する。
基準位置Palc_refに到達していない場合(S4:NO)、ステップS3に戻る。基準位置Palc_refに到達した場合(S4:YES)、ステップS5において、LKAS制御部84、ALC制御部86及び切替制御部88は、移行処理を実行する。具体的には、LKAS制御部84は、LKAS制御を実行して車両10の制御量uを切替制御部88に出力する。制御量uのうち特にLKAS制御に関するものを制御量u1という。ここでの制御量u1としては、例えば、EPSモータ52の目標LKASトルクTlkas_tarが含まれる。また、ALC制御部86は、ALC制御を実行して車両10の制御量uを切替制御部88に出力する。制御量uのうち特にALC制御に関するものを制御量u2という。ここでの制御量u2としては、例えば、EPSモータ52の目標ALCトルクTalc_tarが含まれる。
切替制御部88は、LKAS制御部84からの制御量u1とALC制御部86からの制御量u2を組み合わせて、ALC制御とLKAS制御とを切り替える(詳細は、図3、図6、図7A、図7B及び図8Bを用いて後述する。)。
図2のステップS2に戻り、ALC制御の指令が入力されない場合(S2:NO)、ステップS6において、LKAS制御部84は、LKAS制御を実行する。具体的な内容は、図4を参照して後述する。
ステップS1に戻り、LKAS制御の指令中でない場合(S1:NO)、走行支援ECU68は、今回の処理を終え、所定期間の経過後に、再度ステップS1を行う。
(2−5.LKAS制御とALC制御の切替え(目標操舵トルクTst_tarの制御))
(2−5−1.概要)
次に、目標操舵トルクTst_tarに関するLKAS制御とALC制御の切替えを説明する。
図3は、本実施形態において、目標操舵トルクTst_tarを算出する様子を示すブロック図である。図3に示すように、LKAS制御部84の目標LKASトルク算出部90は、第1外界情報Iex1及び第1車両状態量Iv1に基づいて目標LKASトルクTlkas_tarを算出する。ALC制御部86の目標ALCトルク算出部92は、第2外界情報Iex2及び第2車両状態量Iv2に基づいて目標ALCトルクTalc_tarを算出する。
目標操舵トルク調停部94は、目標LKASトルクTlkas_tar及び目標ALCトルクTalc_tarの一方又は両方を、現在の制御の種類に応じて選択的に用いる。
例えば、LKAS制御が選択されている場合(図2のS6)、調停部94は、目標LKASトルクTlkas_tarのみを用いる。この際、目標ALCトルクTalc_tarは用いない。また、ALC制御が選択されている場合(図2のS3)、調停部94は、目標ALCトルクTalc_tarのみを用いる。この際、目標LKASトルクTlkas_tarは用いない。移行処理が選択されている場合(図2のS5)、調停部94は、目標LKASトルクTlkas_tar及び目標ALCトルクTalc_tarそれぞれの割合Rlkas、Ralcを変化させながら、ALC制御とLKAS制御を切り替える。
(2−5−2.目標LKASトルクTlkas_tarの算出)
図4は、本実施形態の目標LKASトルク算出部90において目標LKASトルクTlkas_tarを算出するフローチャートである。図4の処理は、所定の演算周期(LKAS演算周期)毎に実行される。ステップS11において、算出部90は、LKAS制御の指令中であるか否かを判定する。当該判定は、図2のステップS1と同様である。
ステップS12において、算出部90は、第1外界情報Iex1及び第1車両状態量Iv1を取得する。第1外界情報Iex1には、例えば、カメラ情報Icが含まれる。第1車両状態量Iv1には、例えば、車速V、操舵角θst、ヨーレートYrが含まれる。
ステップS13において、算出部90は、自車10の走行レーン100を規定する左右のレーンマーク104a、104bを検出する(図8B参照)。ステップS14において、算出部90は、左右のレーンマーク104a、104bに基づいて走行レーン100(以下「移動元レーン100」ともいう。)のLKAS基準位置Plkas_refを算出する。
ステップS15において、算出部90は、車速Vにおいて自車10が基準位置Plkas_refを走行するように目標LKASトルクTlkas_tarを算出する。ステップS16において、算出部90は、目標LKASトルクTlkas_tarを調停部94に出力する。
(2−5−3.目標ALCトルクTalc_tarの算出)
図5は、本実施形態の目標ALCトルク算出部92において目標ALCトルクTalc_tarを算出するフローチャートである。図5の処理は、所定の演算周期(ALC演算周期)毎に実行される。ステップS21において、算出部92は、ALC制御の指令が入力されたか否かを判定する。当該判定は、図2のステップS2と同様である。ALC制御の指令が入力された場合(S1:YES)、ステップS22に進む。
ステップS22において、算出部92は、第2外界情報Iex2及び第2車両状態量Iv2を取得する。第2外界情報Iex2には、例えば、カメラ情報Icが含まれる。第2車両状態量Iv2には、例えば、車速V、操舵角θst、ヨーレートYrが含まれる。
ステップS23において、算出部92は、方向指示器20で指定された別のレーン102(以下「目標レーン102」又は「移動先レーン102」ともいう。)を規定する左右のレーンマーク104b、104cを検出する(図8B参照)。ステップS24において、算出部92は、左右のレーンマーク104b、104cに基づいて目標レーン102のALC基準位置Palc_refを算出する。
この基準位置Palc_refは、LKAS基準位置Plkas_refと異ならせることができる。例えば、ALC基準位置Palc_refは、LKAS基準位置Plkas_refよりも走行レーン100(移動元レーン100)側に設定される。より具体的には、基準位置Palc_refは、目標レーン102の中央よりも移動元レーン100に向かって所定距離の位置に設定される。或いは、基準位置Palc_refは、目標レーン102の右側のレーンマーク104bから目標レーン102の中央に向かって所定距離の位置に設定されてもよい。
ステップS25において、算出部92は、目標レーン102のALC基準位置Palc_refに車両10を移動させるための目標ALCトルクTalc_tarを算出する。ステップS26において、算出部92は、目標ALCトルクTalc_tarを調停部94に出力する。
ステップS27において、ALC制御部86は、車両10がALC基準位置Palc_refに到達したか否かを判定する。基準位置Palc_refに到達していない場合(S27:NO)、ステップS22に戻る。基準位置Palc_refに到達した場合(S27:YES)、ステップS28に進む。
ステップS28において、ALC制御部86は、カウント値CNTに1を加算する。カウント値CNTは、移行処理を行う移行時間Ttraを判定するための数値である。ステップS29において、ALC制御部86は、ステップS23〜S26を実行する。すなわち、ALC制御部86は、目標レーン102を規定する左右のレーンマーク104b、104cを検出し(S23)、ALC基準位置Palc_refを算出し(S24)、目標ALCトルクTalc_tarを算出し(S25)、目標ALCトルクTalc_tarを調停部94に出力する(S26)。
なお、本実施形態において、ステップS29におけるALC基準位置Palc_ref(第2ALC基準位置Palc_ref2)は、ステップS24における基準位置Palc_ref(第1ALC基準位置Palc_ref1)と同じである。或いは、第2ALC基準位置Palc_ref2を、第1ALC基準位置Plac_ref1と異ならせてもよい。
例えば、第2ALC基準位置Palc_ref2を、第1ALC基準位置Palc_ref1よりも目標レーン102の中央側に位置させることも可能である。換言すると、最終的なALC基準位置Palc_refを第2ALC基準位置Palc_ref2とし、第1ALC基準位置Palc_ref1をその途中に配置することも可能である。この場合、第1ALC基準位置Palc_ref1に対する目標ALCトルクTalc_tar(第1レーン変更目標トルク)とは別に、第2ALC基準位置Palc_ref2に対する目標ALCトルクTalc_tar(第2レーン変更目標トルク)を設定することとなる。
ステップS30において、ALC制御部86は、カウント値CNTが閾値THcnt以上であるか否かを判定する。閾値THcntは、移行時間Ttraに対応する値に設定される。カウント値CNTが閾値THcnt以上でない場合(S30:NO)、ステップS28に戻る。カウント値CNTが閾値THcnt以上である場合(S30:YES)、今回の処理を終了する。
(2−5−4.目標操舵トルクTst_tarの算出)
(2−5−4−1.全体的な流れ)
図6は、本実施形態の目標操舵トルク調停部94において目標操舵トルクTst_tarを算出するフローチャートである。図6の処理は、所定の演算周期(目標操舵トルク演算周期)毎に実行される。ステップS41において、調停部94は、算出部90から目標LKASトルクTlkas_tarを、算出部92から目標ALCトルクTalc_tarを受信する。但し、LKAS制御中でない場合、目標LKASトルクTlkas_tarは受信できない又は値がゼロである。また、ALC制御中でない場合、目標ALCトルクTalc_tarは受信できない又は値がゼロである。
ステップS42において、調停部94は、自動レーン変更中であり且つ自車10がALC基準位置Palc_refに到達前であるか否かを判定する。自動レーン変更中であり且つ自車10がALC基準位置Palc_refに到達前である場合(S42:YES)、ステップS43に進む。
ステップS43において、調停部94は、目標ALCトルクTalc_tarを目標操舵トルクTst_tarとする(Tst_tar←Talc_tar)。この際、目標LKASトルクTlkas_tarは、目標操舵トルクTst_tarに反映させない。これにより、目標操舵トルクTst_tarは、ALC制御のみを反映することとなる。
一方、自動レーン変更中でなく又は自車10がALC基準位置Palc_refに到達済である場合(S42:NO)、ステップS44に進む。ステップS44において、調停部94は、自動レーン変更中であり且つ自車10がALC基準位置Palc_refに到達済であるか否かを判定する。自動レーン変更中であり且つ自車10がALC基準位置Palc_refに到達済である場合(S44:YES)、ステップS45に進む。
ステップS45において、調停部94は、ALC制御とLKAS制御を切り替えるための移行処理を実行する。移行処理については、図7A、図7B及び図8Bを参照して後述する。
一方、自動レーン変更中でない場合(S44:NO)、ステップS46において、調停部94は、目標LKASトルクTlkas_tarを目標操舵トルクTst_tarとする(Tst_tar←Tlkas_tar)。この際、目標ALCトルクTalc_tarは、目標操舵トルクTst_tarに反映させない。このため、目標操舵トルクTst_tarは、LKAS制御のみを反映することとなる。
(2−5−4−2.移行処理)
移行処理は、ALC制御とLKAS制御を切り替える処理である。本実施形態での移行処理では、ALC制御の制御量u2(目標ALCトルクTalc_tar)を徐々に減少させながら、LKAS制御の制御量u1(目標LKASトルクTlkas_tar)を徐々に増加させる。換言すると、LKAS制御を開始又は再開した場合でも、ALC制御を一時的に継続する。これにより、制御の移行を円滑に行うことが可能となる。
図7A及び図7Bは、本実施形態の移行処理を説明するための第1図及び第2図である。具体的には、図7Aは、本実施形態の移行処理における目標ALCトルクTalc_tarの割合Ralc及び目標LKASトルクTlkas_tarの割合Rlkasの変化を示す図である。図7Aにおいて、横軸は、時間[sec]であり、縦軸は、目標ALCトルクTalc_tarの割合Ralc[−]及び目標LKASトルクTlkas_tarの割合Rlkas[−]を示す。図7Bは、本実施形態の移行処理における目標LKASトルクTlkas_tarの割合Rlkasの時間微分値ΔRlkasを示す図である。図7Bにおいて、横軸は、時間[sec]であり、縦軸は、目標LKASトルクTlkas_tarの割合Rlkasの時間微分値ΔRlkas[Rlkas/sec]を示す。図7Aと図7Bの横軸は共通している。
図7Aに示すように、目標ALCトルクTalc_tarの割合Ralcは、時点t1の1から徐々に減少していき(単調減少)、時点t3でゼロとなる。一方、目標LKASトルクTlkas_tarの割合Rlkasは、時点t1のゼロから徐々に増加していき(単調増加)、時点t3で1となる。これらのことからわかるように、本実施形態では、時点t1から時点t3までの移行処理の時間Ttra(移行時間Ttra)を設ける。本実施形態では、Ralc=1−Rlkasが成立する。換言すると、移行時間Ttraでは、Tst_tar=Tlkas_tar×Rlkas+Talc_tar×(1−Rlkas)となる。
また、図7Bに示すように、目標LKASトルクTlkas_tarの割合Rlkasの時間微分値ΔRlkasは、移行処理の開始時点t1から徐々に増加していき時点t2で最大となる。時点t2は、移行時間Ttraの半分の時点である。その後、時間微分値ΔRlkasは徐々に減少していき移行処理の終了時点t3で最小値(ここではゼロ)となる。このように、時点t1、t3では時間微分値ΔRlkasをゼロとすることで、目標LKASトルクTlkas_tarと目標ALCトルクTalc_tarの切替えを円滑に行うことが可能となる。
上記のように、本実施形態では、Ralc=1−Rlkasが成立する。このため、目標ALCトルクTalc_tarの割合Ralcの時間微分値ΔRalcの時間微分値ΔRalcの絶対値は、時間微分値ΔRlkasの絶対値と等しくなる(|ΔRalc|=|ΔRlkas|)。
(A2−6.本実施形態と比較例の比較)
図8Aは、移行処理を用いない比較例におけるALC制御とLKAS制御の関係を示す図である。図8Bは、移行処理を用いる本実施形態におけるALC制御とLKAS制御の関係を示す図である。
図8A及び図8Bにおいて、横軸は時間を示し、縦軸は、車両10の軌跡と目標操舵トルクTst_tarを示す。図8A及び図8Bでは、走行レーン100(移動元レーン100)と、目標レーン102(移動先レーン102)が示されている。走行レーン100は、レーンマーク104a、104bにより規定され、目標レーン102は、レーンマーク104b、104cにより規定される。なお、図8A及び図8Bでは、対向レーンは図示されていないことに留意されたい。
また、図8A及び図8Bでは、LKAS基準位置Plkas_ref及びALC基準位置Palc_refが示されている。
図8Aにおいて実線の軌跡300は、ALC制御を行った際の車両10の軌跡を示し、一点鎖線の軌跡302は、LKAS制御を行った際の車両10の軌跡を示す。図8Bにおいて実線の軌跡200は、ALC制御のみを行った際の車両10の軌跡を示す。一点鎖線の軌跡202は、LKAS制御のみを行った際の車両10の軌跡を示す。破線の軌跡204は、ALC制御とLKAS制御の両方(すなわち、移行処理)を行った際の車両10の軌跡を示す。
図8Aの比較例では、時点t11〜t12までALC制御を行う。時点t12において車両10がALC基準位置Palc_refに到達すると、ALC制御を終了し、LKAS制御を開始する。このため、目標ALCトルクTalc_tarから目標LKASトルクTlkas_tarに直接切り替わるため、目標操舵トルクTst_tarに大きな乖離Dが発生する。従って、操舵トルクTstの急激な変化により運転者又はその他の乗員に違和感を与えるおそれがある。
一方、図8Bの本実施形態では、時点t21からALC制御を開始し、時点t22において車両10がALC基準位置Palc_refに到達する。この時点で、走行支援ECU68は、ALC制御を継続したままLKAS制御を開始して移行処理を行う。時点t23にALC制御が終了して移行処理を終えると、走行支援ECU68は、LKAS制御のみを行う。これにより、目標ALCトルクTalc_tarから目標LKASトルクTlkas_tarに徐々に切り替わるため、目標操舵トルクTst_tarに乖離Dを抑制することが可能となる。従って、操舵トルクTstの急激な変化により運転者又はその他の乗員に違和感を与えることを防止することが可能となる。
[A3.本実施形態の効果]
以上のように、本実施形態によれば、ALC制御とLKAS制御との切替えを行う際、当該切替えのための移行時間Ttraを設定し、移行時間TtraにおいてALC制御とLKAS制御とを徐々に切り替える(図7A、図8B)。このため、ALC制御とLKAS制御とを切り替える際の車両10の制御量u1、u2(操舵トルクTst等)に乖離D(図8A)が生じ難くなる。従って、当該乖離Dに対する運転者又は同乗者の違和感を防止することが可能となる。
本実施形態において、切替制御部88は、移行時間Ttraにおいて、ALC制御とLKAS制御の両方を実行させる(図7A、図8B)。加えて、切替制御部88は、ALC制御による車両10の制御量u2(目標ALCトルクTalc_tar)の割合Ralcを減少させ且つLKAS制御による制御量u1(目標LKASトルクTalc_tar)の割合Ralcを増加させる(図7A)。これにより、ALC制御とLKAS制御を円滑に切り替えることが可能となる。
本実施形態において、ALC制御部86は、走行レーン100(第1レーン)から目標レーン102(第2レーン)への移行に際し、目標レーン102にALC基準位置Palc_ref(第1目標地点)を設定する(図5のS24、図8B)。また、ALC制御部86は、基準位置Palc_refに車両10を到達させるための目標ALCトルクTalc_tar(第1レーン変更目標トルク)を、制御量u2として算出する(図5のS25)。さらに、ALC制御部86は、車両10が基準位置Palc_refに到達した後(S27:YES)、移行時間Ttraが経過するまで、目標ALCトルクTalc_tarを、制御量u2として算出し続ける(S28〜S30)。LKAS制御部84は、車両10が基準位置Palc_refに到達した後、車両10が目標レーン102内の走行を維持するための目標LKASトルクTlkas_tarを、制御量u1として算出する(図4のS15)。切替制御部88は、移行時間Ttraにおいて、目標ALCトルクTalc_tarを徐々に減少させ、目標LKASトルクTlkas_tarを徐々に増加させる(図7A、図8B)。
これにより、ALC制御とLKAS制御とを切り替える際の操舵トルクTstに乖離D(図8A)が生じ難くなる。従って、当該乖離Dに対する運転者又は同乗者の違和感を防止することが可能となる。
本実施形態において、切替制御部88は、移行時間Ttraにおいて、目標ALCトルクTalc_tar(制御量u2)の減少割合Ralcの時間微分値ΔRalcの絶対値と、目標LKASトルクTlkas_tar(制御量u1)の増加割合Rlkasの時間微分値ΔRlkasの絶対値を、移行時間Ttraの開始後徐々に増加させる。その後、切替制御部88は、移行時間Ttraの終了時点に向けてこれらの絶対値を徐々に減少させる(図7A、図7B)。これにより、切替えの開始時と終了時ではALC制御とLKAS制御との切替速度を低くするため、切替えに伴う運転者等の違和感を防止し易くなる。
B.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
[B1.適用対象]
上記実施形態では、走行支援システム12を車両10に適用したが(図1)、これに限らず、別の対象に適用してもよい。例えば、走行支援システム12を、ロボットに適用してもよい。この場合、周辺車両の代わりに先行する移動物体を用いることとなる。
[B2.走行支援システム12の構成]
上記実施形態では、自車10の前方の物体500を検出するため、前方カメラ60(カメラ情報Ic)及びレーダ62(レーダ情報Ir)を用いた(図1)。しかしながら、例えば、物体500を検出する観点からすれば、これに限らない。例えば、物体500の検出には前方カメラ60及びレーダ62のいずれか一方のみを用いてもよい。或いは、例えば、レーンマーク104a、104b、104cを検出する観点からすれば、物体500を検出しない構成も可能である。
上記実施形態では、LKAS制御部84、ALC制御部86及び切替制御部88を単一の走行支援ECU68に含ませた(図1)。しかしながら、例えば、ALC制御とLKAS制御との切替え時に制御量u1、u2を徐々に変化させる観点からすれば、これに限らない。例えば、LKAS制御部84、ALC制御部86及び切替制御部88をそれぞれ別の電子制御装置(ECU)に含ませることも可能である。
[B3.走行支援ECU68の制御]
上記実施形態では、ALC制御からLKAS制御への切替え時に移行処理を行った(図2、図8B)。これに加え又はこれに代えて、LKAS制御からALC制御への切替え時に移行処理を行うことも可能である。
上記実施形態では、運転者の操作によりLKAS制御とALC制御を切り替える構成について説明した(図2)。しかしながら、例えば、ALC制御とLKAS制御の切替えを円滑に行う観点からすれば、これに限らない。例えば、運転者がステアリング50を操作しない自動運転において本発明を適用することも可能である。
図8Bの例では、レーンマーク104a、104b、104cとして道路の白線(実線及び破線)を想定していた。しかしながら、例えば、走行レーン100及び目標レーン102を規定するレーンマーク104a、104b、104cとしての観点からすれば、これに限らない。例えば、レーンマーク104a、104b、104cは、黄色線、ボッツドッツ(Botts Dots)又はキャッツアイであってもよい。或いは、レーンマーク104a、104b、104cは、ガードレール自体又はガードレールから所定距離に設定される仮想的なマークであってもよい。
上記実施形態では、移行処理における制御量uの例として、目標操舵トルクTst_tarを用いた(図3〜図6)。しかしながら、例えば、ALC制御とLKAS制御との切替え時に制御量uを徐々に変化させる観点からすれば、これに限らない。例えば、車両10の横加速度(横G)の目標値(目標横G)に適用することも可能である。或いは、車速Vの目標値又は走行駆動力の目標値に適用してもよい。
上記実施形態では、主として切替制御部88が移行処理を実行した(図6)。しかしながら、LKAS制御及びALC制御の一方の制御量uを徐々に減少させつつ他方の制御量uを増加させる観点からすれば、これに限らない。例えば、図2の移行処理(S5)においてALC制御部86が目標トルクTalc_tarを徐々に減少させていき、LKAS制御部84が目標トルクTlkas_tarを徐々に増加させることも可能である。
上記実施形態では、LKAS基準位置Plkas_ref及びALC基準位置Palc_refを用いた(図8B)。しかしながら、これらの基準位置Plkas_ref、Palc_refを基準領域(目標領域)として用いることも可能である。
10…車両 60…前方カメラ(撮像部)
64l…左カメラ(撮像部) 64r…右カメラ(撮像部)
68…走行支援ECU(走行制御装置) 82…レーンマーク認識部
84…LKAS制御部(レーン維持制御部)
86…ALC制御部(レーン変更制御部) 88…切替制御部
100…走行レーン(第1レーン)
102…目標レーン(第2レーン)
104a、104b、104c…レーンマーク
Icf…前方画像(周辺画像) Icl…左画像(周辺画像)
Icr…右画像(周辺画像)
Palc_ref…基準位置(第1目標地点)
Ralc…ALC制御による制御量の割合
Rlkas…LKAS制御による制御量の割合
Talc_tar…目標ALCトルク
Tlkas_tar…目標LKASトルク(レーン維持目標トルク)
Ttra…移行時間 u…制御量
ΔRalc…割合Ralcの時間微分値
ΔRlkas…割合Rlkasの時間微分値

Claims (4)

  1. 撮像部が撮像した周辺画像からレーンマークを認識するレーンマーク認識部と、
    前記レーンマークの認識結果に応じて車両のレーン維持制御を行うレーン維持制御部と、
    前記車両が走行中の第1レーンから第2レーンへのレーン変更制御を行うレーン変更制御部と、
    前記レーン変更制御と前記レーン維持制御との切替えを制御する切替制御部と
    を備え、
    前記切替制御部は、前記レーン変更制御と前記レーン維持制御との切替えを行う際、当該切替えのための移行時間を設定し、前記移行時間において前記レーン変更制御と前記レーン維持制御とを徐々に切り替える
    ことを特徴とする走行制御装置。
  2. 請求項1に記載の走行制御装置において、
    前記切替制御部は、前記移行時間において、前記レーン変更制御と前記レーン維持制御の両方を実行させると共に、前記レーン変更制御及び前記レーン維持制御の一方による前記車両の制御量の割合を減少させ且つ他方による前記制御量の割合を増加させる
    ことを特徴とする走行制御装置。
  3. 請求項2に記載の走行制御装置において、
    前記レーン変更制御部は、
    前記第1レーンから前記第2レーンへの移行に際し、前記第2レーンに第1目標地点又は第1目標領域を設定し、
    前記第1目標地点又は前記第1目標領域に前記車両を到達させるための目標操舵トルクである第1レーン変更目標トルクを、前記制御量として算出し、
    前記車両が前記第1目標地点又は前記第1目標領域に到達した後、前記移行時間が経過するまで、前記第1レーン変更目標トルク又は第2目標地点若しくは第2目標領域に前記車両を到達させるための目標操舵トルクである第2レーン変更目標トルクを、前記制御量として算出し続け、
    前記レーン維持制御部は、
    前記車両が前記第1目標地点又は前記第1目標領域に到達した後、前記車両が前記第2レーン内の走行を維持するための目標操舵トルクであるレーン維持目標トルクを、前記制御量として算出し、
    前記切替制御部は、前記移行時間において、前記第1レーン変更目標トルク又は前記第2レーン変更目標トルクを徐々に減少させ、前記レーン維持目標トルクを徐々に増加させる
    ことを特徴とする走行制御装置。
  4. 請求項2又は3に記載の走行制御装置において、
    前記切替制御部は、前記移行時間において、前記レーン変更制御及び前記レーン維持制御の一方による前記制御量の減少割合の時間微分値の絶対値と、他方による前記制御量の増加割合の時間微分値の絶対値を、前記移行時間の開始後徐々に増加させ、その後、前記移行時間の終了時点に向けて徐々に減少させる
    ことを特徴とする走行制御装置。
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